JP3569883B2 - 配線器具等の取付構造及び挟持具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンセント等の配線器具等の取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、壁材にコンセント等の配線器具を取付ける構造としては種々のものが提案されているが、その中でも、特開平6ー225426号公報にて提案されているものがあり、具体的には、図5及び図6に示すような構造となっている。
【0003】
即ち、取付枠103の裏面に支持部材104が突設するように支持されており、これを円穿孔110内に収納配置し、支持部材104の先部に設けられた当接片105を円穿孔110の裏面側開口縁105に当接させ、この状態でボックスねじ102を取付枠103の上部に形成された通孔103aと支持部材104の下端部に形成されたねじ孔に締め込むことによって取付枠103と当接片105とで壁板101を挟持して円穿孔110に取付けられるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来の配線器具等の取付構造を使用して、壁材101に穿設された一の円穿孔又は複数の重合からなる円穿孔110に取付ける場合に、ボックスねじ102は支持部材104の下端部に形成されたねじ孔に螺合されるので、支持部材104の下端部が取付枠103方向に引き寄せられて締付け固定される。従って、壁板101を挟持する取付枠103と当接片105との挟持力は弱くなってしまい、確実な挟持を行なうことができないという問題があった。
また、壁板101を挟持する取付枠103と当接片105との挟持力を強くするために、ボックスねじ102の強い締付けを要し、支持部材104を変形させる虞があるという問題があった。
【0005】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、その解決すべき課題は、上述した従来の点字板が具備する問題点を解決することであり、その目的は、壁材の挟持を確実に強固に行なうことができる配線器具等の取付構造及び挟持具を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
以上を解決するために、本発明の採った手段は、実施形態において使用する符号を付して説明すると、まず請求項1に係る発明の配線器具等の取付構造は、壁材1に形成された一の円穿孔又は複数の円穿孔の重合からなる取付孔10の壁表周縁に当接する器具取付枠20と、前記取付孔の壁裏周縁に当接する挟持具30とで壁材を挟持する配線器具等の取付構造100を前提とするものであって、前記挟持具30は、前記壁材1に貼着可能な当接部を備えるとともに、その左右両端部31が取付孔周端部11に交差する位置より上方の略中央部で、器具取付枠20に貫通された締付ねじ40が螺合されてなり、前記締付ねじ40の締付によって、器具取付枠20と挟持具30により壁材1を挟持することをその要旨としている。
【0007】
次に、請求項2に係る発明の挟持具30は、壁材1に形成された一の円穿孔又は複数の円穿孔の重合からなる取付孔10の壁表周縁に当接する器具取付枠20を、前記壁材1に固定する挟持具30を前提とするものであって、前記取付孔10の壁裏周縁に当接し、前記壁材1に貼着可能な当接部を備えるとともに、前記壁裏周縁に配置した際に、その左右両端部31が取付孔周端部11に交差する位置より上方の略中央部で、器具取付枠20に貫通された締付ねじ40が螺合し、前記締付ねじ40の締付によって前記器具取付枠20とにより壁材1を挟持することをその要旨としている。
【0008】
最後に、請求項3に係る発明の挟持具30は、壁材1に形成された一の円穿孔又は複数の円穿孔の重合からなる取付孔10の壁表周縁に当接する器具取付枠20を、前記壁材1に固定する挟持具30を前提とするものであって、前記取付孔10の壁裏周縁に当接し、前記壁材1に貼着可能な当接部と、前記壁裏周縁に配置した際に、その左右両端部31が取付孔周端部11に交差する位置より上方の略中央部で、器具取付枠20に貫通された締付ねじ40が螺合すべく、前記取付孔10の切口端に当接するガイド部33とを備えたことをその要旨としている。
【0009】
図1又は図2に示すように、配線器具等の取付構造100は、矩形状に形成された器具取付枠20と板状に形成された挟持具30と、締付ねじ40とから構成されている。
【0010】
そして、ベニヤ板、石膏ボート等で形成されている壁材1には、一部を二つの円穿孔が重合するように切り欠くことによって形成された取付孔10が設けられており、この取付孔10に器具取付枠20が取付けられるようになっている。取付孔10は、取付けられる配線器具等のサイズに応じて、一つの円穿孔又は複数の円穿孔が重合されて形成されたものでもよい。
【0011】
前記器具取付枠20は、合成樹脂等で一体形成されており、壁材1に形成された取付孔10の壁表周縁に配置できるように矩形状に形成されたものである。器具取付枠20には平面部22が形成され、該平面部の上部と下部の略中央には締付ねじ40が挿通される挿通孔21が各々設けられており、挿通孔21の上部には器具取付枠20を覆うように器具取付枠20の外面側に設置される化粧カバーを固定するための固定ネジ(図示せず)が挿入されるネジ孔26が形成されている。
【0012】
図1に示すように、平面部22の中央部には、コンセント、スイッチ等の配線器具50が挿入され配線器具50の前面部が壁の表側に臨ませるように四角形状に開口部23が形成されている。そして、器具取付枠20の裏面側には開口部23の全周に至って裏側に向かって突出する板状の枠体24が一体に形成されている。枠体24の左右片部には配線器具50の係止突起部を係止して取り付けるための保持部25が設けられている。
【0013】
次に、挟持具30は、図1又は図3に示すように、合成樹脂等で板状に形成されたものである。そして、取付孔10の壁裏周縁に当接する部分には、請求項に当接部として記載の貼着部34が形成されている。この貼着部34は、両面粘着テープが貼着されている構成となっている。この貼着部34により壁体1の壁裏に仮固定することが可能となるので後述する器具取付枠20等の取付けが容易となるのである。尚、貼着部34は両面テープを貼着した構成に限定されることなく、例えば、壁材1に突き刺すことによって仮固定が可能な突起体を当接部34に設けたものでもよく、仮固定が可能な構成であればどんな構成のものでもよい。また、挟持具30の略中央部には締付ねじ40が螺着される螺着孔32が形成され、その螺着孔32の両側にはガイド部33が各々設けられている。
【0014】
前記ガイド部33は、挟持具30を壁裏周縁に配置させるときに、取付孔10の壁材切口端に当接させることにより、挟持具30を所定位置に配置させる役割をするものである。つまり所定位置とは、図3に示すように、挟持具30に形成された貼着部34を取付孔10の壁裏周縁に当接させ且つ各々のガイド部33を取付孔10の壁材切口端に当接するように配置した際に、螺着孔32が挟持具30の左右両端部31が取付孔10の取付孔周端部11に交差する位置より上方の略中央になるように配置される位置である。これにより、左右両端部31が取付孔周端部11に当接するため、図4に示すように、締付ねじ40を器具取付枠20に形成された挿通孔21に挿通させ且つ螺着孔32に螺合させて締め込めば、器具取付枠20は挟持具30方向に略平行に引き寄せられる。その結果、貼着部34の全体と器具取付枠20とによって壁材1の挟持を確実に強固に行なうことが可能となる。
また、挟持具30の上下両端部の長さ(a)は、取付孔10を形成する円穿孔の口径(b)よりも短いため、取付孔10の壁裏に容易に挿入させて配置することができる。
【0015】
尚、ガイド部33は実施例に示したものに限定することはなく、例えば、取付孔10の壁材切口端に沿うように当接する円弧形状の壁材等を立設させたものでもよく、壁材切口端に当接することにより螺着孔32が所定位置に配置されるものであればどんなものでもよい。
【0016】
次に、器具取付枠20、挟持具30及び締付ねじ40とから構成される配線器具等の取付構造100の取付けについて説明する。
【0017】
図1、図3又は図4示すように、壁材1に形成された取付孔10の上下壁裏周縁に各々の挟持具30を挿入する。そして、各々のガイド部33を取付孔10の壁材切口端に当接させると共に、貼着部34を取付孔10の壁裏周縁に貼着させて仮固定をする。このとき螺着孔32は、上述したように、挟持具30の左右両端部が取付孔10の取付孔周端部11に交差する位置より上方の略中央に位置している。そして、器具取付枠20を取付孔10の壁表周縁に当接するように配置させる。
【0018】
次に、図4に示すように、締付ねじ40を器具取付枠20に形成された挿通孔21に挿通させ且つ螺着孔32に螺合させて締め付ければ器具取付枠20は挟持具30に対して略平行に引き寄せられる。従って、貼着部34の全体と器具取付枠20とによって壁材1の挟持を確実に強固に行なうことができる。
【0019】
【発明の効果】
以上詳述した通り、本願請求項1記載に係る発明の配線器具等の取付構造においては、壁材に形成された一の円穿孔又は複数の円穿孔の重合からなる取付孔の壁表周縁に当接する器具取付枠と、前記取付孔の壁裏周縁に当設する挟持具とで壁材を挟持する配線器具等の取付構造であって、前記挟持具は、前記壁材に貼着可能な当接部を備えるとともに、その左右両端部が取付孔周端部に交差する位置より上方の略中央部で、器具取付枠に貫通された締付ねじが螺合され、前記締付ねじの締付けによって、器具取付枠と挟持具とにより壁材を挟持する構成となっている。
【0020】
従って、締付ねじの締付けにより器具取付枠が挟持具方向に略平行に引き寄せられるため、貼着部の全体と器具取付枠とによって壁材の挟持を確実に強固に行なうことができるという優れた効果を奏するものである。さらに、壁体の壁裏に容易に仮固定することができるため、器具取付枠等の取付けを容易に行なうことができるという優れた効果を奏するものである。
【0021】
次に、請求項2記載に係る発明の挟持具においては、壁材に形成された一の円穿孔又は複数の円穿孔の重合からなる取付孔の壁表周縁に当接する器具取付枠を
、前記壁材に固定する挟持具であって、前記取付孔の壁裏周縁に当接し、前記壁材に貼着可能な当接部を備えるとともに、前記壁裏周縁に配置した際に、その左右両端部が取付孔周端部に交差する位置より上方の略中央部で、器具取付枠に貫通された締付ねじが螺合し、前記締付ねじの締付によって前記器具取付枠とにより壁材を挟持する構成となっている。
【0023】
従って、請求項1と同様に、締付ねじを器具取付枠に形成された挿通孔に挿通させ且つ螺着孔に螺合させて締め込めば、器具取付枠は挟持具方向に略平行に引き寄せられるため、当接部の全体と器具取付枠とによって壁材の挟持を確実に強固に行なうことができるという優れた効果を奏するものである。さらに、壁体の壁裏に容易に仮固定することができるため、器具取付枠等の取付けを容易に行なうことができるという優れた効果を奏する。
【0024】
最後に、請求項3記載に係る発明の挟持具は、請求項2記載の挟持具に、取付孔の切口端に当接するガイド部を備えたことにより、請求項2記載の発明と同様な目的を達成することができる他、さらに、挟持具に形成された当接部を取付孔の壁裏周縁に当接させ且つ各々のガイド部を取付孔の壁材切口端に当接するように配置させるのみで、容易に螺着孔が挟持具の左右両端部が取付孔の取付孔周端部に交差する位置より上方の略中央になるように配置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】壁材に穿設された取付孔に本発明に係る配線器具等の取付構造を取付けるときの状態を示す斜視図である。
【図2】壁材に穿設された取付孔に本発明に係る配線器具等の取付構造を取付けた状態を示す正面図である。
【図3】壁材に穿設された取付孔に本発明に係る配線器具等の取付構造の挟持具を取付けた状態を示した拡大正面図である。
【図4】図2におけるAーA間の断面図である。
【図5】従来の配線器具等の取付構造を示した要部正面図である。
【図6】従来の配線器具等の取付構造を示した要部断面図である。
【符号の説明】
100 配線器具等の取付構造
10 取付孔
11 取付孔周端部
20 器具取付枠
21 挿通孔
30 挟持具
31 両端部
32 螺着孔
40 締付ねじ
50 配線器具
Claims (3)
- 壁材に形成された一の円穿孔又は複数の円穿孔の重合からなる取付孔の壁表周縁に当接する器具取付枠と、前記取付孔の壁裏周縁に当接する挟持具とで壁材を挟持する配線器具等の取付構造であって、
前記挟持具は、前記壁材に貼着可能な当接部を備えるとともに、その左右両端部が取付孔周端部に交差する位置より上方の略中央部で、器具取付枠に貫通された締付ねじが螺合されてなり、前記締付ねじの締付によって器具取付枠と挟持具とにより壁材を挟持することを特徴とする配線器具等の取付構造。 - 壁材に形成された一の円穿孔又は複数の円穿孔の重合からなる取付孔の壁表周縁に当接する器具取付枠を、前記壁材に固定する挟持具であって、
前記取付孔の壁裏周縁に当接し、前記壁材に貼着可能な当接部を備えるとともに、前記壁裏周縁に配置した際に、その左右両端部が取付孔周端部に交差する位置より上方の略中央部で、器具取付枠に貫通された締付ねじが螺合し、前記締付ねじの締付によって前記器具取付枠とにより壁材を挟持することを特徴とする挟持具。 - 壁材に形成された一の円穿孔又は複数の円穿孔の重合からなる取付孔の壁表周縁に当接する器具取付枠を、前記壁材に固定する挟持具であって、
前記取付孔の壁裏周縁に当接し、前記壁材に貼着可能な当接部と、
前記壁裏周縁に配置した際に、その左右両端部が取付孔周端部に交差する位置より上方の略中央部で、器具取付枠に貫通された締付ねじが螺合すべく、前記取付孔の切口端に当接するガイド部と
を備えたことを特徴とする挟持具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25647597A JP3569883B2 (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 配線器具等の取付構造及び挟持具 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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|---|---|---|---|---|
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1997
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