JP3570808B2 - プログラムロジック自動生成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ソフトウェア開発支援装置に係り、特に入出力部品の仕様を設定することによってロジックの主要部を自動生成するロジック自動生成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
プログラムを生成する作業として、「プログラム概要の設定」、「入出力部品の選択」、「入出力部品の仕様の設定」、「ロジック(実際の処理)の設定」といったものが挙げられる。これらの中で特に「ロジックの設定」が最も煩雑でかつ作業量も多く、プログラム生成作業のほとんどを占める場合が多い。特開平5−134856は、入出力部品仕様を予め設定し、また複数のプログラムパターンを予め設定することにより「ロジックの設定」を可能としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術の場合、入出力部品仕様の設定においてロジックの一部を設定するが、それは入出力部品中の各項目単位に対して入出力時のチェック、編集等といった簡単なロジックを付け加えているだけであり、入出力部品単位に対してどのタイミングでどういった入出力処理をするかといった比較的大まかなプログラム全体の流れを設定することは、この入出力部品仕様の設定において不可能であった。しかしながら、通常入出力部品仕様の設定は詳細なプログラムロジックを設定する前に行われるものであるため、この入出力部品仕様の設定時に行われるロジック設定は入出力部品単位に対する処理を記述したプログラム全体の流れを示す概略のロジックであることが望ましく、また複数のプログラムパターンを設定する必要もあることから上記従来技術には改善の余地があるものと見られる。
【0004】
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、入出力部品仕様の設定の際に入出力部品単位の概略的な処理を設定することによって、実際のロジック設定を始める時点で既に大まかな処理の流れができており、簡単な編集作業のみによって実際にプログラムロジックが設定できるロジック自動生成装置を得ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るプログラムロジック自動生成装置は、指定された入出力部品に対して設定された処理命令を格納する入出力部品仕様情報、この入出力部品仕様情報に格納された処理命令を処理区分ごと及び入出力部品ごとに編成する処理命令編成部、この処理命令編成部により編成された処理命令群を入出力部品ごとに入出力命令パターン情報を参照して処理可能な順序にロジック情報を整理するロジックの流れ推論部を備えたものである。
【0006】
また、上記ロジック情報は主として日本語により構成され対話的に修正可能なものである。
【0007】
さらに、上記処理区分は初期処理又は明細処理又は合計処理又は終了処理からなるものである。
【0008】
また、上記入出力部品は入力ファイル又は出力ファイル又は参照ファイル又は更新ファイル又は出力帳票からなるものである。
【0009】
さらにまた、対話的に修正された上記ロジック情報に更新された入出力部品仕様情報を反映させる既存ロジック利用部を備えたものである。
【0010】
また、上記入出力部品仕様情報及びロジック情報よりプログラム仕様書を生成するプログラム仕様自動生成手段を備えたものである。
【0011】
さらに、上記プログラム仕様自動生成手段において、ロジック情報の各ステップごとにそのステップをプログラム仕様に反映させるか否かを選択できる生成ロジック選択部を備えたものである。
【0012】
また、上記ロジック情報は上記処理区分、上記入出力部品と上記処理区分を組み合わせたブロック、上記処理命令の順に階層別に構成され、上記プログラム仕様自動生成手段を構成する章及び節番号付加部により上記処理区分には章番号、上記ブロックには節番号が付されたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この実施の形態及び他の実施の形態、図面において記載する「ロジック自動生成装置」は「プログラムロジック自動生成装置」であるものとする。また、「ロジック情報」は「プログラムロジック情報」であるものとする。
図1は本発明の一実施の形態に係るプログラムロジック自動生成装置を含むソフトウェア開発支援システムのシステム構成図である。図において、121は入出力部品設計装置であり、プログラムの入出力部品を設計し、設計した仕様は入出力部品仕様情報131に格納する。一つのプログラムで使用する入出力部品はすべて入出力部品仕様情報131に格納されていることになる。101はマニュアル操作により入出力部品仕様を追加設定する入出力部品仕様設定を表し、入出力部品仕様情報131に仕様を追加修正することにより新たな入出力部品仕様情報132を得る。
137は生成しようとしているプログラムの基本的な情報をマニュアル操作により設定するプログラム情報設定で、例えば入出力部品である入力ファイル、出力ファイル、参照ファイル、更新ファイル、出力帳票を指定する情報を設定することによりそれらの情報がプログラム情報138に格納される。
【0014】
102は入出力部品仕様として設定された入出力部品仕様情報132とプログラム情報138からロジックを生成するロジック自動生成手段であり、ロジックとしてのスクリプトを生成する。ロジック自動生成手段102は、ロジックを構成する処理命令群を処理可能な順序に整理するロジックの流れ推論部111と、入出力部品ごとに処理命令をまとめる入出力部品判別部112と、修正した上記スクリプトにその後更新された入出力部品情報を反映させる既存ロジック利用部113と、スクリプトを構成する変数としての項目の属性と入出力部品ごとの項目の属性との整合性をチェックし、処理命令と上記入出力部品を組み合わせたスクリプトを生成する項目属性チェック部114と、処理命令を処理区分ごと及び入出力部品ごとに編成する処理命令編成部119とから構成されている。
【0015】
133はロジック自動生成手段102により自動生成されたロジック情報であり、ロジック自動生成手段102による生成では不足しているロジックを直接設定する直接ロジック設定103によりロジックが追加補充され新たなロジック情報134として生成される。104はそのロジック情報134及び入出力部品仕様情報132及びプログラム情報138から得られる情報に基づきソースプログラムを自動生成するソースプログラム自動生成手段であり、主要部としては、転送先の項目が転送元の項目と長さ、タイプ共に同一の場合に転送命令を実行せずに置き換え処理を行う転送項目連結部115とソースプログラムの生成処理を行う自動生成部122とがある。135は生成されたソースプログラムである。105は、ロジック情報134と入出力部品仕様情報132とプログラム情報138とからプログラム仕様書を自動生成するプログラム仕様自動生成手段であり、主要部としては、章及び節番号付加部116、プログラム仕様書として採用するものを選択する章及び節番号付加選択部117、生成ロジック選択部118、がある。136は自動生成されたプログラム仕様書であり、スクリプトが主として日本語により生成されているため、このプログラム仕様書136も主として日本語により生成されることになる。
【0016】
次に、ロジック自動生成装置を含むソフトウェア開発支援システム全体の動作について流れに従い説明する。図1の部品設計装置121を操作することによって入出力部品仕様情報131を生成する手順を図2に示す。この図に示すように、部品設計装置121にはファイル設計機能、帳表設計機能等があり、設計者がファイルレイアウト等をレイアウト入力することによってロジック設計の部品となる入出力部品仕様情報131を生成する。
入出力部品仕様情報131の内容を、ファイル設計機能で生成されたファイル情報を例として、図3に示す。この情報は、その部品のレコード属性や項目属性など、主にその部品の構造に関するものである。
【0017】
図1において、入出力部品仕様設定101によって入出力部品仕様情報131に情報を追加し、入出力部品仕様情報132を生成する手順を図4に示す。
この手順において設計者が追加設定する内容を図5に示す。図5に示す入出力部品仕様情報132は、部品設計装置121により初期設定された入出力部品仕様情報131と入出力部品仕様設定101によって追加設定された入出力部品仕様情報とから構成されている。この追加設定された追加情報は主にその部品に対してなされる概略的な処理方法に関するものである。具体的にこの追加情報の内容として、この入出力部品がロジックの部品として選択された日付に関する情報である「入出力部品選択日付」、この入出力部品の仕様を設定した日付に関する情報である「入出力部品仕様設定日付」(図示せず)、またこの部品に対してどのような処理がなされ、またそのタイミングは後述する「フローパターン」(ロジック全体をある決まった流れにパターン化したもの)におけるどの「インデックス」(フローパターン上でのタイミング)であるか、といったことが含まれている。
【0018】
図6は、入出力部品仕様情報132をもとに、ロジック自動生成手段102を構成する処理命令編成部119によってロジック情報133を生成する手順を示したものである。入出力部品仕様情報は図5に示した通り2つの部分から構成されており、図の上側は部品設計装置によって設定された内容、下側は入出力部品仕様設定手段によって追加設定された内容であることを示しており、入出力部品名としての情報名がIOaの場合について記述している。処理命令編成部119は、入出力部品仕様情報中の処理内容から同手段が内部的に持つフローパターン情報を参照して処理区分であるインデックスごとに編成された処理命令を更に入出力部品ごとに編成してロジック情報133を生成する。
図中のフローパターン情報は、バツチ処理を行うバッチプログラム用のフローパターンであり、図における一例として、入出力部品としての一ファイルIOaを初期処理にて開き、明細処理にて読み込み、全てのレコードの読み込みを終了したとき終了処理にて閉じるフローとなっている。
結果として得られるロジック情報133は、初期処理、明細処理、合計処理、終了処理の処理区分ごとに編成され更にはIOaの入出力部品ごとに編成されたロジックとしてのスクリプトとなっている。
【0019】
入出力部品仕様情報132の中で、1つのインデックスに対し複数の処理命令が設定されている場合を図7に示す。この場合、ロジック自動生成手段102を構成しているロジックの流れ推論部111が、複数ある処理命令(OPEN, CLOSE, READ, WRITE等)の実際のロジックでの順番を推論するため、プログラムの流れ推論部自体が内部的に持つ処理命令である入出力命令のパターン情報を参照し、複数の処理命令が最も一般的な順序に並びかえられたロジック情報133を生成する。
入出力命令パターン情報の一例としては、OPEN−START−READ−降順READ−UPDATE−WRITE−DELETE−CLOSEがある。なお、入出力部品によっては、入出力命令パターン情報とは異なる処理を必要とする場合もあるが、その場合には、入出力部品仕様情報132に条件を付加しておくことにより、ロジックの流れ推論部111にて推論を行い処理命令の実行順序を変更することも可能である。
【0020】
次に、入出力部品仕様情報132が複数ある場合を図8に示す。この図の場合、1つのインデックス(明細処理)において2つの入出力部品(IOaとIOb)に対する処理があり、しかも1つ1つの入出力部品に対する処理も複数ある。そこで、ロジック自動生成手段102を構成する入出力部品判別部112が、対象とする入出力部品毎に処理をまとめることによってより簡潔なロジック情報133を生成する。その際入出力部品ごとのまとまりをより明確にするため、「〜(入出力部品名)の〜(インデックス)」といった「ブロック」と呼ばれるものも合わせて生成する。このブロックは入出力部品が1つしかない場合も生成される。
なお、上記ブロックは、いわゆるコメント行であり、後の工程においてロジック情報133を補充訂正する場合に見やすくするためのものであるとともに、プログラム自動生成手段105においてプログラム仕様書136を作成するために利用する。
ここで、入出力部品仕様情報132が複数ある場合に1つのロジックで必要な入出力部品を特定するには、プログラム情報138に格納されている情報を参照することにより可能であるが、入出力部品仕様情報132として必要な入出力部品のみを用意しておけばプログラム情報138を参照しなくてもロジック情報133の生成は可能である。
【0021】
図1において、ロジック情報133から、直接ロジック設定手段103によってロジック情報134を生成する手順を図14に示す。図14のように設計者は、ロジック自動生成手段102によって生成されたロジック情報133を、エディタ感覚の直接ロジック設定103で編集する。ただし、ロジック自動生成手段102によって生成された入出力処理ロジックに関しては、スクリプト全体の中で根幹をなすものなので、順序の並び変えは可能であるが削除及び複写は不可である。
ロジック自動生成手段102によって生成されたロジック情報133は、それだけでスクリプトとして使用可能な場合もあるが、通常は、各プログラムに固有の演算処理を追加する必要がある。そのため、一例として、図14に示すようにスクリプトの入力画面に表示されているロジック情報133を見て、例えば不足しているMOVE命令を追加入力してスクリプトを完成させることができる。
通常、入出力部品名、項目名はともに日本語にて記述する場合が多いので、上記スクリプトは主として日本語にて生成されることになる。
【0022】
次に、直接ロジック設定103により補充編集されたロジック情報134を再度入出力部品仕様設定101にて変更した入出力部品仕様情報132をロジック自動生成手段102に入力してロジック情報を再生成する場合について、図9のフローチャートを用いて説明する。
はじめに設計者はロジック情報をロジック自動生成手段102によって生成し(ステップ901)、直接ロジック設定103によって補充編集する(ステップ902)。その後、新規に入出力部品を追加選択したり(ステップ903)、既に選択されている入出力部品のあるものを削除(選択解除)したり(ステップ904)、選択されている入出力部品のあるものを再度設計し直して再選択したり(ステップ905)、あるいは選択されている入出力部品に対する処理を、入出力部品仕様設定101によって(フローパターンのインデックスに付随するものとして)再設定する(ステップ906)、といった操作を行う。設計者が行うこの一連の操作によって入出力部品仕様情報は変更される。そして最後に設計者は再度、ロジック自動生成手段102によってロジック情報を生成する(ステップ907)。これらの操作(ステップ901〜907)に対してロジック自動生成手段の既存ロジック利用部113および項目属性チェック部114は、設計者が生成、編集した既存のロジック情報(ステップ901〜902)を利用しながら、設計者が変更した入出力部品仕様情報(ステップ903〜906)をもとにロジック情報を生成し(ステップ908)、ロジック再生成が完了する(ステップ909)。
【0023】
ロジック情報を既存のものを再生成して利用する場合、ロジック自動生成手段102の既存ロジック利用部113および項目属性チェック部114の動作(図9のステップ908)は、既存のロジック情報を部分的に削除したり、あるいは既存のロジック情報に新たな情報を挿入するといった方法をとる。つまりこの方法は基本的に、既存のロジック情報を残しながら、ロジック情報が最後に自動生成されてから後に設計者が行なった部品の追加、削除等、入出力部品仕様情報に対する変更をロジック情報に反映していこうというものである。その動作手順の詳細な説明を図10〜図12を用いて行う。
【0024】
図10は、ロジック自動生成手段102の既存ロジック利用部の動作手順を図に示したものであり、図11はそのフローチャートを示したものである。
まず、ロジック自動生成装置内のワークファイルに既存のロジック情報134がない場合は新規にロジック情報を生成する(図11のステップ1102)。
既存のロジック情報134のワークファイルがある場合は、まず、そのロジック情報中のブロックの中からある1つのブロックを無作為に選び、そのブロックに対応する入出力部品仕様情報132をサーチする(図10のマル1、図11のステップ1103)。この際、対応する入出力部品が無い場合はそのブロック及びその処理命令をロジック情報から削除する(図10のマル2、図11のステップ1105)。対応関係のないブロック及びその処理命令は存在する必要性がないからである。この動作をすべてのブロック及びその処理命令について繰り返す(図11のステップ1103〜1106)。この図10のマル1〜マル2、図11のステップ1103〜1106によって、対応する入出力部品が削除(選択解除)されたブロックをロジック情報中から削除している。
【0025】
次に入出力部品仕様情報132のうちで、ロジック情報134の生成日付より新しい入出力部品選択日付または入出力部品仕様設定日付(図示せず)を持つすべての入出力部品仕様情報をサーチする(図10のマル3、図11のステップ1107)。そしてその時見つかった入出力部品仕様情報のうちある1つの入出力部品を選んで、その入出力部品に対応するブロックをロジック情報からサーチし、見つかったすべてのブロックに「更新」フラグを立てる(図10のマル4、図11のステップ1108)。この図10のマル4、図11のステップ1108によって、入出力部品の変更のためロジック情報中にある変更しなければならない可能性のあるブロックを特定している。
【0026】
さらに、図11のステップ1108で選んだ入出力部品のすべての処理の中から1つの処理を選び、対応するブロックをロジック情報中からサーチする(図10のマル5、図11のステップ1109)。ここで対応するブロックがない場合は対応するブロックを生成しロジック情報中に生成したブロックと処理命令を挿入して「挿入」フラグを立てる(図10のマル6〜マル8、図11のステップ1111〜1112)。またもし対応するブロックがある場合は、対応するブロックに「更新」フラグが立っている場合は「既存」フラグに変更し(図10のマル9〜マル10、図11のステップ1113)、さらにブロック中で対応する処理命令をサーチする(図10のマル11、図11のステップ1114)。この際、もし処理命令がない場合は処理命令を挿入し、挿入した処理命令に「挿入」フラグを立て(図10のマル12〜マル14、図11のステップ1116〜1117)、また処理命令がある場合はその処理命令に「既存」フラグを立てる(図10のマル15〜マル16、図11のステップ1118)。この図10のマル15〜マル16、図11のステップ1109〜1118によって、入出力部品仕様情報が変更され追加されたブロックや処理命令をロジック情報中に挿入したり、あるいはロジック情報中のブロックや処理命令を入出力部品仕様情報132中に存在するものであるかあるいはそうでないかに分類する。
なお、図10のマル5〜マル16、図11のステップ1109〜1118の動作を図11のステップ1108で選んだ入出力部品仕様情報132中のすべての処理について行う(図11のステップ1119)。また、図10のマル4〜マル16、図11のステップ1108〜1118の動作を図11のステップ1107でサーチしたすべての入出力部品仕様情報について行う(図11のステップ1120)。
【0027】
最後に、ロジック情報中で、「更新」フラグが立っているブロック、および 「既存」フラグが立っているブロックの中の図7の入出力命令パターン情報における処理命令のうちフラグが立っていないものは、今回生成するプログラムとは無関係であるので、それらを削除する(図10のマル17、図11のステップ1121)。この図10のマル17、図11のステップ1121によって、入出力部品仕様情報が変更され、対応する情報が無くなってしまったブロック及び処理命令をロジック情報から削除することができる。結果として新しいロジック情報133が再生成されることになる。
なお、ロジック情報133のワークファイルを利用して既存ロジック利用部113を適用し、結果として新しいロジック情報133を得ることも可能である。
【0028】
次に図11のステップ1122に相当するロジック自動生成手段102の項目属性チェック部114の動作について、図12はその動作手順を図に示したものであり、図13はその動作手順をフローチャートに示したものである。
まずロジック情報中で「既存」フラグが立っているブロックの中から1つを選び、そのブロック中の処理命令のうち、フラグが立っておらずかつ部品の変数である「項目」を使用しているものをサーチする(図12のマル1、図13のステップ1301)。次にその時見つかった処理命令のうち1つを選び、その中に含まれる部品の項目を図10のマル3で見つかった入出力部品仕様情報中でサーチする(図12のマル2、図13のステップ1302)。ここで、もし項目がない場合はその処理命令をロジック情報133中から削除し(図12のマル3、図13のステップ1304)、またある場合はその項目の属性と処理命令の他の項目の属性との整合性がとれているかをチェックして(図12のマル5、図13のステップ1305)、とれていない場合はその旨のメッセージを表示して設計者に知らせる (図12のマル6、図13のステップ1307)。例えば、図12においては、ロジック情報133で数字の1をプラスしているので、入出力部品仕様情報132の項目B3の属性を調べ、B3が数字タイプの場合には問題とはしないが、例えば英数字タイプの場合にはエラーメッセージを表示する。
【0029】
以上の図12のマル2〜マル6、図13のステップ1302〜1307の動作を図13のステップ1301で選んだブロック中にある処理命令すべてについて行う(図13のステップ1308)。また、図12のマル1〜マル6、図13のステップ1301〜1307の動作をロジック情報中の「既存」フラグが立っているブロックすべてについて行う(図13のステップ1309)。この図12マル1〜マル6、図13のステップ1301〜1309によって、入出力仕様情報が変更され削除又は属性変更されてしまった項目を使用している処理命令をロジック情報中から削除したり、あるいは、その存在を設計者に通知する。
既存のロジック情報がある場合は、上述の図9〜図13に示したように、ロジック自動生成手段102の既存ロジック利用部113及び項目属性チェック部114が既存のロジック情報をもとに、ブロックあるいは処理命令単位の挿入、削除を行うことによって、ロジック情報が再生成される。
【0030】
図1における入出力部品仕様情報132およびロジック情報134およびプログラム情報138から、ソースプログラム自動生成手段104を構成する自動生成部122によってソースプログラム135を自動生成する手順を図15に示す。
ここで生成するソースプログラム135は、図15に示すように[入力ファイル記述部]、[出力ファイル記述部] 、[帳表記述部] 、[処理内容記述部]等の既成の形式があり、自動生成部122により入出力部品仕様情報132とロジック情報134をそれぞれ上記形式にあてはめることによってソースプログラム135が生成される。プログラム情報138からはプログラム名称を取り込む。
また図に示すように、ロジック情報中の転送命令「MOVE Item2 → IOb.B1」の両項目 Item2 および IOb.B1 がタイプ、長さ、ともに同じである場合、ソースプログラム自動生成手段104の転送項目連結部115によって、ソースプログラムにこの転送命令「MOVE Item2 → IOb.B1」を生成せずかつその前の処理において Item2 を IOb.B1 に置き換えることにより、ソースプログラムを実行する際の資源が節約される。
【0031】
図1における入出力部品仕様情報132、およびロジック情報134から、プログラム仕様自動生成手段105によって、プログラム仕様書136を生成する手段を図16に示す。
まず、プログラム全体の概要説明をプログラム情報138として事前に入力した情報から生成する。次にロジックで使用する入出力部品に関する情報を入出力部品仕様情報132から生成する。最後に処理内容をロジック情報134から生成する。
ここで、図に示すように、処理内容がフローパターンのインデックス毎に、また各インデックス内では各入出力部品毎にまとめられており、かつプログラム仕様書自動生成手段105の章及び節番号付加部116によって、フローパターンのインデックスには章番号、ブロックには節番号が付加されている。ここでインデックスと章番号の対応は固定、ブロックと節番号の対応はブロックに対応する入出力部品の選択された順番をそのまま節番号としている。
また、ロジック情報中の処理内容の各処理に「仕様に反映しない」フラグの領域がとられており、これが立てられている場合プログラム仕様自動生成手段105の生成ロジック選択部118によって、その処理内容は仕様書の中に含まれない。さらに、同じくロジック情報中の処理内容の各処理に「章及び節番号を付加しない」フラグの領域がとられており、これがたてられている場合、プログラム仕様自動生成手段105の章及び節番号付加選択部117によって、その処理内容の番号は仕様書の中で付加されていない。なお、これらの「仕様書に反映しない」フラグ、「章及び節番号を付加しない」フラグは図14の直接ロジック設定103によって設定する。
【0032】
図17を用いて、本発明に係るソースプログラム生成において設計者が行う概略的な操作の流れを説明する。
まず、生成するプログラムの概要を設定する(ステップ1701)。次に、プログラムにおける入出力部品を選択し(ステップ1702)、その仕様を入出力部品仕様設定101において設定する(ステップ1703)。 そして、ロジックを自動生成する場合(ステップ1704)には、ロジック自動生成手段102により、入出力部品仕様設定(ステップ1703)での入出力部品に対する処理の設定内容をもとにロジックを自動生成する(ステップ1705)。さらに、直接ロジック設定103によってロジックを入力、または編集し、設定する(ステップ1706)。
以上が、設計者がプログラムの実際のロジック内容を設計する流れであり、設計内容を修正する必要がない場合(ステップ1707)は、入出力部品仕様情報、ロジック情報を保存し(ステップ1708)、ソースプログラムを自動生成し(ステップ1709)、プログラム仕様書を自動生成する(ステップ1710)。 また、設計内容を修正する必要がある場合(ステップ1707)は、設計を終了せず修正することができる。
【0033】
図17における入出力部品仕様の設定(ステップ1703)の詳細な例を、図18を用いて説明する。図18は、設計者が入出力部品仕様設定101において行う操作の流れを示す図である。
まず、入出力部品のプログラム上での名称の設定(ステップ1801)、入出力部品のオープン方法等、詳細な仕様の設定(ステップ1802)を行う。 次に、入出力部品に対して、どのタイミング(インデックス)でどういった入出力処理を行うかを設定する(ステップ1803)。最後に、入出力部品の各項目仕様を設定する(ステップ1804)。
以上が、設計者が入出力部品仕様を設定するな操作であるが、設定内容を修正する必要がある場合(ステップ1805)は、設定を終了せず修正することができる。
【0034】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので以下に示すような効果を奏する。
【0035】
処理命令編成部、ロジックの流れ推論部を備えたことにより、ロジックの主要部分を自動生成することができる。
【0036】
また、生成されたロジック情報は主として日本語により構成され、対話的に修正可能なものとしたので、ロジック情報の補充訂正が容易となり、より適切なロジック情報を得ることができる。
【0037】
さらに、処理区分を初期処理又は明細処理又は合計処理又は終了処理からなるように構成したので、バッチプログラム用のロジック情報を生成することができる。
【0038】
また、入出力部品を入力ファイル又は出力ファイル又は参照ファイル又は更新ファイル又は出力帳票からなるように構成したので、バッチプログラム用のロジック情報を生成することができる。
【0039】
さらにまた、対話的に修正されたロジック情報に更新された入出力部品情報を反映させる既存ロジック利用部を備えたので、ロジック情報設計時の操作性を向上させることができる。
【0040】
また、入出力部品仕様情報及びロジック情報よりプログラム仕様書を生成するプログラム仕様自動生成手段を備えたので、自動的にプログラム仕様書を得ることができ、アプリケーションプログラムのプログラム仕様書の生産性を向上させることができる。
【0041】
さらに、上記プログラム仕様自動生成手段において、ロジック情報の各ステップごとにそのステップをプログラム仕様に反映させるか否かを選択できる生成ロジック選択部を備えたので、容易な操作により簡潔なプログラム仕様書を得ることができる。
【0042】
また、プログラム仕様自動生成手段を構成する章及び節番号付加部により上記処理区分には章番号、上記ブロックには節番号が付されるように構成したので、自動的に整理されたプログラム仕様書を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1を示すシステム構成図である。
【図2】この発明の実施の形態1を示す部品設計装置のブロック図である。
【図3】この発明の実施の形態1を示す入出力部品仕様情報のレイアウト図である。
【図4】この発明の実施の形態1を示す入出力部品仕様設定の概念図である。
【図5】この発明の実施の形態1を示す入出力部品仕様情報のレイアウト図である。
【図6】この発明の実施の形態1を示すロジック自動生成手段の処理内容を表すブロック図である。
【図7】この発明の実施の形態1を示すロジックの流れ推論部の処理内容を表すブロック図である。
【図8】この発明の実施の形態1を示す入出力部品判別部の処理内容を表す状態遷移図である。
【図9】この発明の実施の形態1を示すロジック情報を再生成する場合の動作を示すフローチャートである。
【図10】この発明の実施の形態1を示す既存ロジック利用部の処理内容を表す状態遷移図である。
【図11】この発明の実施の形態1を示す既存ロジック利用部の処理内容を表すフローチャートである。
【図12】この発明の実施の形態1を示す項目属性チェック部の処理内容を表す状態遷移図である。
【図13】この発明の実施の形態1を示す項目属性チェック部の処理内容を表すフローチャートである。
【図14】この発明の実施の形態1を示す直接ロジック設定における処理内容を表す状態遷移図である。
【図15】この発明の実施の形態1を示す転送項目連結部処理内容を表す状態遷移図である。
【図16】この発明の実施の形態1を示すプログラム仕様自動生成手段の処理内容を表す状態遷移図である。
【図17】この発明の実施の形態1を示すプログラム仕様自動生成手段の処理内容を表すフローチャートである。
【図18】この発明の実施の形態1を示す入出力部品仕様設定の操作を表すフローチャートである。
【符号の説明】
105 プログラム仕様自動生成手段、111 ロジックの流れ推論部、113 既存ロジック利用部、117 章及び節番号付加選択部、118 生成ロジック選択部、119 処理命令編成部
Claims (8)
- 指定された入出力部品に対して設定された処理命令を格納する入出力部品仕様情報、この入出力部品仕様情報に格納された処理命令を処理区分ごと及び入出力部品ごとに編成する処理命令編成部、この処理命令編成部により編成された処理命令群を入出力部品ごとに入出力命令パターン情報を参照して処理可能な順序にプログラムロジック情報を整理するロジックの流れ推論部を備えたことを特徴とするプログラムロジック自動生成装置。
- 上記プログラムロジック情報は主として日本語により構成され対話的に修正可能であることを特徴とする請求項1記載のプログラムロジック自動生成装置。
- 上記処理区分は初期処理又は明細処理又は合計処理又は終了処理からなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のプログラムロジック自動生成装置。
- 上記入出力部品は入力ファイル又は出力ファイル又は参照ファイル又は更新ファイル又は出力帳票からなることを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかに記載のプログラムロジック自動生成装置。
- 対話的に修正された上記ロジック情報に更新された入出力部品仕様情報を反映させる既存ロジック利用部を備えたことを特徴とする請求項2〜請求項4いずれかに記載のプログラムロジック自動生成装置。
- 上記入出力部品仕様情報及びプログラムロジック情報よりプログラム仕様書を生成するプログラム仕様自動生成手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項5いずれかに記載のプログラムロジック自動生成装置。
- 上記プログラム仕様自動生成手段において、プログラムロジック情報の各ステップごとにそのステップをプログラム仕様に反映させるか否かを選択できる生成ロジック選択部を備えたことを特徴とする請求項6記載のプログラムロジック自動生成装置。
- 上記プログラムロジック情報は上記処理区分、上記入出力部品と上記処理区分を組み合わせたブロック、上記処理命令の順に階層別に構成され、上記プログラム仕様自動生成手段を構成する章及び節番号付加部により上記処理区分には章番号、上記ブロックには節番号が付されることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のプログラムロジック自動生成装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04758196A JP3570808B2 (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | プログラムロジック自動生成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04758196A JP3570808B2 (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | プログラムロジック自動生成装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09244882A JPH09244882A (ja) | 1997-09-19 |
| JP3570808B2 true JP3570808B2 (ja) | 2004-09-29 |
Family
ID=12779228
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04758196A Expired - Lifetime JP3570808B2 (ja) | 1996-03-05 | 1996-03-05 | プログラムロジック自動生成装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3570808B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6287093B2 (ja) * | 2013-11-15 | 2018-03-07 | 日本電気株式会社 | ソフトウェア開発支援装置、ソフトウェア開発支援方法及びプログラム |
-
1996
- 1996-03-05 JP JP04758196A patent/JP3570808B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09244882A (ja) | 1997-09-19 |
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