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JP3570818B2 - リンス効果を有するノンエアゾール系泡状アフターシャンプー用毛髪化粧料 - Google Patents
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JP3570818B2 - リンス効果を有するノンエアゾール系泡状アフターシャンプー用毛髪化粧料 - Google Patents

リンス効果を有するノンエアゾール系泡状アフターシャンプー用毛髪化粧料 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はリンス効果を有するノンエアゾール系泡状アフターシャンプー用毛髪化粧料に係り、さらに詳しくは、毛髪に対し、より少量で髪全体に均一に塗布でき、かつ指通りもなめらかで、すすぎが早く、乾燥後の毛髪にふんわり感を付与することができる、リンス効果を有するノンエアゾール系泡状アフターシャンプー用毛髪化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】
毛髪にしなやかさ、なめらかさ、しっとり感を付与し、櫛通りをよくするという、いわゆるリンス効果を有する毛髪化粧料としては、ヘアーリンス、ヘアートリートメント、ヘアーコンディショナー等が挙げられる。これら毛髪化粧料には、おもに第4級アンモニウム塩が配合され、これが毛髪に吸着することにより、前記のいわゆるリンス効果を発揮しているわけであるが、第4級アンモニウム塩の単独配合は、頭皮に対する安全性の観点から製品として用いることはできない。そこで従来においては、安全性の向上およびしなやかさやなめらかさ等の使用感触の向上等を目的として、第4級アンモニウム塩にさらに高級アルコールや炭化水素油、エステル油、シリコーン油等の油脂類や水溶性高分子等、種々の成分を組み合わせて用いてきた。
【0003】
一方、近年ではヘアーリンス等に対する社会的な要望として、従来もつ使用性等の向上の他、機能性、簡便性にも付加価値的要素を有するものが望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来ヘアーリンス等に比較的多量に用いられてきた第4級アンモニウム塩を主成分として用いることなく、毛髪にしなやかさ、なめらかさ、しっとり感を付与し、櫛通りをよくするという、いわゆるリンス効果を有し、かつ従来に比べ使用性、機能性、簡便性等において優れた、リンス効果を有するノンエアゾール系泡状アフターシャンプー用毛髪化粧料を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記課題を解決すべく、鋭意検討を重ねた結果、アニオンおよび/または両性界面活性剤を含有する低粘度の乳化組成物を泡状としたものを毛髪に塗布することにより、より少量で毛髪全体に塗布でき、かつリンス効果を発揮することを見出し、本発明を完成するに至った。なお、本発明者らの知る限りにおいて、通常粘度を要求されるリンス等を、特に洗い流すタイプのアフターシャンプー用毛髪化粧料を、泡状にして使用するという思想は従来まったくなされていない。
【0006】
すなわち本発明によれば、アニオン界面活性剤および/または両性界面活性剤と、油分(ただし高級脂肪酸、高級アルコールを除く)と、高級脂肪酸および/または高級アルコールを含有し、粘度が100cps以下(25℃)、平均粒子径が300nm以下である乳化組成物を、1枚あるいは複数枚の多孔質膜を有する泡吐出容器に収容してなる、リンス効果を有するノンエアゾール系泡状アフターシャンプー用毛髪化粧料が提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳述する。
【0008】
本発明で用いられるアニオン界面活性剤は、化粧品基剤等に通常用いられるアニオン界面活性剤であれば特に限定されることなく使用することができ、例えば、セッケン用素地、ラウリン酸ナトリウム、パルミチン酸ナトリウム等の脂肪酸セッケン;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム等の高級アルキル硫酸エステル塩;POEラウリル硫酸トリエタノールアミン、POEラウリル硫酸ナトリウム等のアルキルエーテル硫酸エステル塩;ラウロイルサルコシンナトリウム等のN−アシルサルコシン酸;ミリストイルメチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ラウリルメチルタウリンナトリウム等の高級脂肪酸アミドスルホン酸塩;POEオレイルエーテルリン酸ナトリウム、POEステアリルエーテルリン酸等のリン酸エステル塩;ジ−2−エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム、モノラウロイルモノエタノールアミドポリオキシエチレンスルホコハク酸ナトリウム、ラウリルポリプロピレングリコールスルホコハク酸ナトリウム等のスルホコハク酸塩;リニアドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、リニアドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、リニアドデシルベンゼンスルホン酸等のアルキルベンゼンスルホン酸塩;N−ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム、N−ステアロイルグルタミン酸ジナトリウム、N−ミリストイル−L−グルタミン酸モノナトリウム等のN−アシルグルタミン酸塩;硬化ヤシ油脂肪酸グリセリン硫酸ナトリウム等の高級脂肪酸エステル硫酸エステル塩;ロート油等の硫酸化油;POEアルキルエーテルカルボン酸、POEアルキルアリルエーテルカルボン酸塩、ヒドロキシエーテルカルボン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、高級脂肪酸エステルスルホン酸塩、二級アルコール硫酸エステル塩、高級脂肪酸アルキロールアミド硫酸エステル塩、ラウロイルモノエタノールアミドコハク酸ナトリウム、N−パルミトイルアスパラギン酸ジトリエタノールアミン、カゼインナトリウム等が挙げられる。
【0009】
本発明で用いられる両性界面活性剤は、化粧品基剤等に通常用いられる両性界面活性剤であれば特に限定されることなく用いることができる。具体的には、例えば、下記一般式(I)
【0010】
【化1】
Figure 0003570818
で表されるアミドベタイン型両性界面活性剤、下記一般式(II)
【0011】
【化2】
Figure 0003570818
で表されるアミドスルホベタイン型両性界面活性剤、下記一般式(III)
【0012】
【化3】
Figure 0003570818
で表されるベタイン型両性界面活性剤、下記一般式(IV)
【0013】
【化4】
Figure 0003570818
で表されるスルホベタイン型両性界面活性剤、下記一般式(V)
【0014】
【化5】
Figure 0003570818
で表されるイミダゾリニウム型両性界面活性剤等が挙げられる。
なお、上記一般式(I)〜(V)中、R は平均炭素原子数9〜21のアルキル基またはアルケニル基であり、好ましくは平均炭素原子数11〜17のアルキル基またはアルケニル基であり、最も好ましくは平均炭素原子数11〜13のアルキル基またはアルケニル基である。平均炭素原子数が9未満または21を超えると乳化安定性が悪くなり好ましくない。R は平均炭素原子数10〜18のアルキル基またはアルケニル基を表す。xは2〜4の整数であり、yは0 〜3の整数であり、zは1または2の整数である。
【0015】
ここで、上記一般式(I)で表されるアミドベタイン型両性界面活性剤としては、例えばヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン等が挙げられ、「レボン2000」(三洋化成(株)製)、「アノンBDF」(日本油脂株)製)等が市販品として例示される。
【0016】
上記一般式(II)で表されるアミドスルホベタイン型両性界面活性剤としては、「ロンザイン−CS」(ロンザ社製)、「ミラタインCBS」(ミラノール社製)等が市販品として例示される。
【0017】
上記一般式(III)で表されるベタイン型両性界面活性剤としては、例えばラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン等が挙げられ、「アノンBL」(日本油脂(株)製)、「デハイントンAB−30」(ヘンケル社製)等が市販品として例示される。
【0018】
上記一般式(IV)で表されるスルホベタイン型両性界面活性剤としては、「ロンザイン12CS」(ロンザ社製)等が市販品として例示される。
【0019】
さらに、上記一般式(V)で表されるイミダゾリニウム型両性界面活性剤としては、例えば2−ウンデシル−N,N,N−(ヒドロキシエチルカルボキシメチル)−2−イミダゾリンナトリウム等が挙げられ、「オバゾリン662−N」(東邦化学(株)製)、「アノンGLM」(日本油脂(株)製)、「ソフダゾリンLHL」(川研ファインケミカ(株)製)、「ミラノールDM」(ミラノール(株)製)等が市販品として例示される。
【0020】
本発明では、これらアニオン界面活性剤、両性界面活性剤のうちの1種または2種以上が用いられる。本発明で用いられる界面活性剤の配合量は0.5〜10重量%が好ましく、より好ましくは1〜5重量%である。配合量が0.5重量%未満では泡立ちが悪くなり、髪への広がりが損なわれ、一方、10重量%を超えると安全性の点から好ましくない。
【0021】
本発明で用いられる油分(ただし高級脂肪酸、高級アルコールを除く)は、乳化組成物を調製するためのもので、毛髪化粧料に通常使用される油分ならば特に限定されるものでなく、例えば流動パラフィン、ワセリン、スクワラン等の非極性油、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、2−エチルヘキシルパルミテート、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、セチル2−エチルヘキサノエート等の極性油、ツバキ油、オリーブ油、アボカド油等の植物油、マカデミアナッツ油脂肪酸コレステリル、12−ヒドロキシステアリン酸コレステリル等のコレステロールエステル、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、アミノ変性シリコーン、高分子量ポリシロキサン等のシリコーン油等が挙げられる。これらのうちの1種または2種以上が選ばれて用いられる。
【0022】
本発明においては、これら界面活性剤および油分(ただし高級脂肪酸、高級アルコールを除く)に、さらに高級脂肪酸を併用すると、より一層本願発明効果が向上するので好ましい。本発明において、高級脂肪酸は化粧品基剤等に通常用いられ得るものがすべて適用されるが、特に下記一般式(VI)
【0023】
【化6】
Figure 0003570818
で示されるものが最も好適に用いられる。
ここで、上記一般式(VI)中、R は平均炭素原子数7〜25の直鎖または分岐鎖の飽和若しくは不飽和炭化水素を表すが、上記炭素原子数は、より好ましくは9〜23、さらに好ましくは11〜21である。炭素原子数が7未満あるいは25を超えると毛髪の滑らかさが損なわれるおそれがある。なお、該炭化水素は、特にその水素原子がヒドロキシル基により置換されていてもよい。
【0024】
かかる高級脂肪酸は、具体的には、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、アラキン酸、ベヘン酸等の直鎖飽和脂肪酸;2−パルミトレイン酸、ペトロセリン酸、オレイン酸、エライジン酸、リシノール酸、リノール酸、リノエライジン酸、リノレン酸、アラキドン酸等の不飽和脂肪酸;イソステアリン酸等の分岐鎖飽和脂肪酸;12−ヒドロキシステアリン酸等のヒドロキシカルボン酸等が挙げられる。これらのうち毛髪保護および使用性の観点から、炭素原子数18の飽和脂肪酸が好ましく、なかでも分岐を有するものが好ましく、さらに好ましくは室温で液状の脂肪酸、例えばメチル分岐を有する炭素原子数18の飽和脂肪酸またはオレイン酸が好ましい。これらを本系に配合することにより、毛髪に油分をより均一に塗布でき、著しく指通りやなめらかさが向上する。本発明においてはこれら高級脂肪酸のなかから1種または2種以上が用いられる。市販品としては、例えば、イソステアリン酸としては「エメリー#871」、「エメリー#875」(いずれもエメリー社製)、オレイン酸としては「エクストラオレイン90」、「エクストラオレイン99」(いずれも日本油脂(株)製))等が挙げられる。
【0025】
高級脂肪酸の配合量は1重量%未満が好ましい。1重量%以上では、べたつきが生じ好ましくない。
【0026】
また、本発明においては、高級アルコールを併用すると、より一層本願発明効果が向上するので好ましい。本発明において併用し得る高級アルコールとしては、炭素数14〜22の直鎖のアルキル基を有する高級アルコールが好ましく、より好ましくは16〜22である。例えばセチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコールおよびその他の脂肪族アルコール等が挙げられる。本発明においてはこれら高級アルコールのうちの1種または2種以上が選ばれて用いられる。
【0027】
高級アルコールの配合量は5重量%以下が好ましい。5重量%を超える配合量では、べたつきが生じ好ましくない。
【0028】
本発明において、乳化処理は、上記界面活性剤と油分(ただし高級脂肪酸、高級アルコールを除く)、高級脂肪酸および/または高級アルコール、さらには所望により他の任意添加成分を加えた混合分散液をホモミキサーよりも強力な剪断力をかけられる乳化機、例えばマントンゴウリン、フレンチプレス、コロイドミル、マイクロフルイダイザー、超音波乳化機などを用い、強力な剪断力で処理することにより行うことができ、これにより系の安定性を向上させることができる。また、マントンゴウリン、フレンチプレス、マイクロフルイダイザー等の高圧ホモジナイザーを用いる場合には、1000psi以上の圧力下で乳化するのが好ましく、さらに好ましくは3000psi以上である。このような乳化処理は、系全量を行ってもよいし、場合によっては一部を処理し、その後に水あるいは界面活性剤水溶液等で希釈してもよい。このような調製法により平均粒子径300nm以下の乳化組成物を得ることができる。本発明における乳化組成物は、平均粒子径が300nm以下であり、より好ましくは250nm以下である。平均粒子径が300nmを超えると乳化粒子が経時でクリーミングを起こし好ましくない。
【0029】
また本発明における乳化組成物は、収容する容器から良好な泡を吐出させるために粘度が100cps以下であり、より好ましくは80cps以下、特に好ましくは50cps以下である。粘度が100cpsを超えると、均一な泡が得られなくなるので好ましくない。なお、ここでいう「粘度」は25℃におけるB型粘度計(東京計器(株)製)での測定値による。
【0030】
本発明において、上述の乳化組成物は1枚あるいは複数枚の多孔質膜を有する泡吐出容器に収容される。そして容器内の乳化組成物を空気と混合した混合物を多孔質膜を通すことによって、該乳化組成物を容器吐出口から泡状として吐出させるようになっている。多孔質膜としては、例えばスポンジ、焼結体、ネットなどが挙げられるが、使用性等の点から薄肉であるネットが好ましい。ネットとしては30〜300メッシュが好ましく、より好ましくは50〜250メッシュである。30メッシュ未満では孔が大きすぎて泡立ちが悪くなり、一方、300メッシュ超では乳化組成物の目づまりを生じやすく好ましくない。また、このようなメッシュの材料として好ましいものとしては、ナイロン、ポリエステル等が挙げられる。かかる多孔質膜は、1枚あるいは複数枚備えられているが、経済性、泡の安定性等の点から2枚であるのが好ましい。
【0031】
本発明で用いられる泡吐出容器は、一定量の乳化組成物を一定量の空気と混合し、泡状態として使用時に容器より吐出させるものであればいずれのタイプのものでもよい。具体的には、例えば、軟質容器の胴部を手指で押圧することにより使用するスクイズフォーマー、ポンプ機構を備えたキャップの頭を指で押圧することにより使用されるポンプフォーマー等が挙げられる。これらのなかでも、ポンプ機構を備えたポンプフォーマーが好適に用いられる。
【0032】
なお、容器内で一定量の乳化組成物を一定量の空気と混合して泡状態とするには、乳化組成物と空気との混合比率は、乳化組成物/空気=0.02〜0.2(g/cm )とするのが好ましく、より好ましくは0.03〜0.15(g/cm )である。混合比率が0.02(g/cm )未満では毛髪へのリンス効果が損なわれ、一方、0.2(g/cm )を超えると泡が水っぽくなり塗布時ののびが損なわれる。
【0033】
本発明で用いられる泡吐出容器として好ましいものとしては、例えば図1で示すものが挙げられる。
【0034】
図1において、泡吐出容器1は、容器本体2とノズル本体3とからなり、該ノズル本体3は、シリンダー4、プラグ5、中空のリキッドピストン6、バルブ7、混合室8、ノズル9を備え、混合室8の上方にはネットホルダー10により2枚のネット11、11が保持され、該ネットホルダー10の下端にはエアピストン12が設けられている。図中、17はベントホール、21はオーバーキャップである。
【0035】
シリンダー4内は空気室13をなし、リキッドピストン6内は液室14をなす。そして液室14の中央にはインナーロッド16を備え、該インナーロッド16は、未使用状態では、コイルスプリング18の力によって上方に付勢されたリキッドピストン6で上方に引っ張り上げられていて、リキッドピストン6との間をシールして液室14の上端を閉じるようになっている。一方、エアピストン12は上に上がった状態でシリンダー4のベントホール17を塞ぐように配置され、容器本体2内に収容された乳化組成物がディップチューブ20を介してシリンダー4内に入ることを防ぐようになっている。図中、19はボール弁である。
【0036】
そして、使用時、ノズル9を手指等で押圧することにより、エアピストン12と一体になってリキッドピストン6が下方に押し下げられ、この際、インナーロッド16が液室14内の液圧力によって遅れて下がるので、リキッドピストン6とインナーロッド16とのシール部に隙間ができ、ここから内容物(乳化組成物)が混合室8内に送り込まれる。さらに、ベントホール17を塞いでいたエアピストン12も下方に下がるので、乳化組成物の吐出で減圧となった容器内にベントホール17から空気を補充することとなり、混合室8内で空気と乳化組成物とが混合され、ネット11、11を通過して泡状とされ、ノズル吐出口から吐出される。
【0037】
このように、本発明の乳化組成物は泡吐出容器に収容し、使用時、空気と混合させ、メッシュを通して泡状とすることにより、少量の使用量で、毛髪に均一に塗布し得ることができる。また、本発明の泡状アフターシャンプー用毛髪化粧料は、特に使用後、洗い流すタイプの化粧料に好適に用いられる。
【0038】
本発明の毛髪化粧料には、上記成分の他、必要に応じ、静電防止効果のある通常ヘアーリンス等に用いられるカチオン界面活性剤や、香料、紫外線吸収剤、防腐剤、pH調整剤、酸化防止剤、薬効剤、保湿剤等の毛髪化粧料に通常使用される成分を発明の効果を損なわない範囲において任意に添加することができる。
【0039】
【実施例】
以下に本発明を実施例によってさらに詳細に説明するが、本発明はこれによってなんら限定されるものではない。なお、配合量はすべて重量%である。
【0040】
(実施例1)
パネリスト5名により、下記に示す処方の本発明品と、普段使用しているリンス(比較品;処方は下記に示す)の使用量を比較測定してもらった。すなわち、普段使用しているヘアーシャンプーで洗髪後、本発明品、比較品を各パネリストにつきそれぞれ3回使用してもらい、1回あたりの使用量(本発明品/比較品;平均値/g)で比較した。結果を表1に示す。
【0041】
本発明品 (重量%)
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン 1.5
ジメチルポリシロキサン(重合度5000) 0.5
ジメチルポリシロキサン(20cs) 3.5
セチル2−エチルヘキサノエート 1.0
イソステアリン酸PK 0.5
メチルパラベン 0.1
グリセロール 3.0
香 料 0.1
精製水 バランス
上記処方の乳化組成物(粘度10cps以下、平均粒子径230nm)を、ポンプフォーマー容器(液体と空気を混合した後、メッシュを通して泡状にするタイプの容器)に充填し、使用時、泡状として容器から吐出させ、毛髪に塗布後、リンス(洗い流し)を行った。なお、ポンプフォーマー器での乳化組成物/空気の混合割合は0.1(g/cm )、150メッシュであった。
【0042】
比較品 (重量%)
ジメチルポリシロキサン(20cs) 3.0
流動パラフィン 1.0
セチルアルコール 1.5
ステアリルアルコール 1.0
ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド 0.7
グリセロール 3.0
香料 0.2
精製水 バランス
(粘度3000cps、平均粒子径8μm)
【0043】
【表1】
Figure 0003570818
表1から明らかなように、本発明品は通常のリンス(比較品)に比べ、1/3〜1/2の使用量でリンス効果を実感できるものであった。
【0044】
(実施例2)
下記処方に示す乳化組成物にメチルセルロース系水溶性高分子(「メトローズ65 SH−4000」;信越化学(株)製)を添加し、系の粘度を表2に示すように調整して実施例1と同一のポンプフォーマー容器に充填後、吐出時の泡のきめ細かさ、泡の安定性をパネリスト10名を用いて評価した。評価法は、泡のきめ細かさ、泡の安定性それぞれに対し、以下のように評価した。結果を表2に示す。
【0045】
乳化組成物 (重量%)
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ 1.5
酢酸ベタイン
ジメチルポリシロキサン(重合度5000) 1.0
ジメチルポリシロキサン(20cs) 7.0
イソステアリン酸PK(エメリー社製) 0.2
メチルパラベン 0.1
グリセロール 2.0
香料 0.2
精製水 バランス
(粘度10cps以下、平均粒子径230nm)
[泡のきめ細かさ]
手のひらに3プッシュ分の泡を取り、きめの細かさを視感により評価した。
評価
A: 10名中、8名以上が「良好」と回答
B: 10名中、4〜7名が「良好」と回答
C: 10名中、3名以下が「良好」と回答
[泡の安定性]
手のひらに3プッシュ分の泡を取り、破泡の速さを視感により評価した。
評価
A: 10名中、8名以上が「良好」と回答
B: 10名中、4〜7名が「良好」と回答
C: 10名中、3名以下が「良好」と回答
【0046】
【表2】
Figure 0003570818
表2から明らかなように、本系における泡のきめ細かさ、および泡の安定性は、系の粘度が100cps以下の時、満足し得るものであった。
【0047】
(実施例3)
実施例2の表2に示した[1]の乳化組成物を、特に泡立てることなく用いたものと、実施例1で用いたのと同一のポンプフォーマー容器に充填したものとについて、塗布時ののび、塗布時のなめらかさ、ドライ後のなめらかさ、ドライ後のふんわり感について比較した。
【0048】
また実施例2の表2に示した[5]の乳化組成物も特に泡立てることなく用いた場合につき、併せて比較評価した。
【0049】
[塗布時ののび]
パネリスト10名により、各試料を等量手に取り、毛髪に塗布し、のびを評価した。
【0050】
(評価基準)
◎: 10名中8名以上が良好と回答
○: 10名中6名以上が良好と回答
△: 10名中4名以上が良好と回答
×: 10名中4名未満が良好と回答
[塗布時のなめらかさ]
パネリスト10名により、各試料を等量手に取り、指通りの良さで評価した。
【0051】
(評価基準)
◎: 10名中8名以上が良好と回答
○: 10名中6名以上が良好と回答
△: 10名中4名以上が良好と回答
×: 10名中4名未満が良好と回答
[ドライ後のなめらかさ]
パネリスト10名により、各試料を等量手に取り、毛髪に塗布後、水洗し、ドライ後の指通りの良さで評価した。
【0052】
(評価基準)
◎: 10名中8名以上が良好と回答
○: 10名中6名以上が良好と回答
△: 10名中4名以上が良好と回答
×: 10名中4名未満が良好と回答
[ドライ後のふんわり感]
パネリスト10名により、各試料を等量手に取り、毛髪に塗布後、水洗し、ドライ後の触感で評価した。
【0053】
(評価基準)
◎: 10名中8名以上が良好と回答
○: 10名中6名以上が良好と回答
△: 10名中4名以上が良好と回答
×: 10名中4名未満が良好と回答
【0054】
【表3】
Figure 0003570818
表3から明らかなように、泡状とした[1]の本発明品は、著しく使用感に優れるものであった。
【0055】
(実施例4)
表4に示す組成でヘアーリンス組成物を調製した。市販シャンプーによる洗髪後、得られた組成物で毛髪を処理し、泡質、塗布時ののび、塗布時のなめらかさ、ドライ後のなめらかさ、ドライ後のふんわり感を、上記と同様の判定基準に基づき、パネリスト10名により評価した。
【0056】
なお表中、本発明品および比較品は本明細書中に記した調製法に従い、実施例1と同一のポンプフォーマー容器に充填した。本発明品の平均粒子径はいずれも240nmであり、粘度は10cps以下であった。
【0057】
【表4】
Figure 0003570818
表4に示す結果より明らかなように、本発明品はいずれも比較品に比べ、塗布時ののび、なめらかさ、ドライ後のなめらかさ、ふんわり感等の使用感において、優れるものであった。
【0058】
(実施例5)
下記処方のヘアーリンスを調製した。
【0059】
Figure 0003570818
(実施例6)
下記処方のヘアーリンスを調製した。
【0060】
Figure 0003570818
【0061】
【化7】
Figure 0003570818
(ただし、式中、R がメチル基、R が水酸基、R が−(CHN(CH、m=3000、n=6を表す)で表されるアミノ変性高分子シリコーン
(実施例7)
下記処方のヘアーリンスを調製した。
【0062】
Figure 0003570818
実施例4〜6で得られたヘアーリンスはいずれも、より少量でリンス効果を発揮し、塗布時、ドライ後の使用感触に優れたものであった。
【0063】
【発明の効果】
本発明の泡状アフターシャンプー用毛髪化粧料は、より少量で髪全体に均一に塗布でき、かつ指通りもなめらかで、すすぎが早く、乾燥後の毛髪にふんわり感を付与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いられる泡吐出容器の一例を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 泡吐出容器
2 容器本体2
3 ノズル本体
4 シリンダー
5 プラグ
6 リキッドピストン
7 バルブ
8 混合室
9 ノズル
10 ネットホルダー
11 ネット
12 エアピストン
13 空気室
14 液室
16 インナーロッド
17 ベントホール
18 コイルスプリング
19 ボール弁
20 ディップチューブ
21 オーバーキャップ

Claims (2)

  1. アニオン界面活性剤および/または両性界面活性剤と、油分(ただし高級脂肪酸、高級アルコールを除く)と、高級脂肪酸および/または高級アルコールを含有し、粘度が100cps以下(25℃)、平均粒子径が300nm以下である乳化組成物を、1枚あるいは複数枚の多孔質膜を有する泡吐出容器に収容してなる、リンス効果を有するノンエアゾール系泡状アフターシャンプー用毛髪化粧料。
  2. アニオン界面活性剤および/または両性界面活性剤の配合量が0.5〜10重量%、油分(ただし高級脂肪酸、高級アルコールを除く)の配合量が0.5〜20重量%である、請求項1記載のリンス効果を有するノンエアゾール系泡状アフターシャンプー用毛髪化粧料。
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