JP3570893B2 - 障害判定装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、装置の各個所から報告される障害発生情報に基づき障害の状態を判定する障害判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ATM交換機等の装置の各監視個所から報告される障害発生情報に基づく障害の状態の判定においては、障害の種類、重要度に応じて多種多様な判定処理が必要とされる。例えば或るものについては、障害発生を示す割込の発生頻度を監視し、割込発生の頻度が所定の閾値を超えたとき、その後所定の判定時間の経過後にも障害が継続していれば障害状態と判定されるが、発生頻度の閾値及び判定時間は障害の種類及び重要度に応じて多様に設定する必要があり、また、監視個所ごとに発生頻度の測定のためのタイマ及び判定時間の設定のためのタイマが必要である。
【0003】
また、物理層における障害とそれによってサポートされるデータリンク層における障害との関係のように、一方が障害状態になれば必ず他方も障害状態となるが逆は必ずしも起こらないという相互に密接な関係を有する一群の監視個所が存在する。これら一群の監視個所については、共通のタイマを用いて処理を簡単化することが考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の第1の目的は、多種多様な判定処理を必要とする多数の監視個所に対する判定処理を、可能な限り少ない数のタイマで統一的に達成しうる障害判定装置を提供することにある。
本発明の第2の目的は、相互に密接な関係のある複数の監視個所について共通のタイマを用いて判定処理を達成しうる障害判定装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、障害発生を示す割込の回数をカウントする手段と、障害発生割込の回数が1になったときタイマに第1の値を設定する手段と、障害発生割込の回数が所定値になったときタイマに第2の値を設定する手段と、タイマがタイムアップし、障害発生割込の回数が前記所定値以上であり、障害発生が継続しているとき、障害状態と判定する手段と、タイマがタイムアップし、障害発生割込の回数が前記所定値以上であり、障害発生が継続していないとき、障害復旧と判定する手段と、タイマがタイムアップし、障害発生割込の回数が前記所定値に達しないとき障害復旧と判定する手段と、障害復旧と判定されたとき障害発生割込の回数をゼロにクリアする手段とを具備する障害判定装置が提供される。
【0006】
本発明によれば、障害が発生したとき発生した障害の種類に応じて障害判定中であることを記憶する手段と、障害が発生したとき発生した障害よりも優先度の高い種類の障害について障害判定中であることが記憶されていないとき、タイマに値を設定する手段と、タイマがタイムアップし、障害判定中であることが記憶されている障害の種類の中で最も優先度の高いものについて障害発生が継続しているとき、障害状態と判定する手段と、タイマがタイムアップし、障害判定中であることが記憶されている障害の種類の中で最も優先度の高いものについて障害発生が継続しておらず、他の障害の種類について障害判定中であるとき、タイマに値を設定する手段とを具備する障害判定装置もまた提供される。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る障害判定装置のハードウェアの構成を示す。本発明の障害判定装置10は、バス12で相互に接続されたCPU14,ROM16,RAM18、割込コントローラ20、及び障害ステータスレジスタ22を備えている。CPU14はROM16に格納されているプログラムに従って障害判定処理を行なう。ステータスレジスタ22は、障害判定の対象となるATM交換機24の各監視個所に接続され、各監視個所から報告される障害の状態を記憶する。割込コントローラ20は監視個所のいずれかにおいて障害が発生したときCPU14に割込をかけ、それに応じてCPU14が所定の割込処理を完了した後においても障害の状態が継続しているとき、又は、再度障害が発生したとき、CPU14に対して再度割込をかける。ステータスレジスタ22の内容はCPU14から読み出すことができる。
【0008】
図2は、本発明の第1の実施例に係る障害判定装置のソフトウェアの構成を示す。障害検出処理部30は、障害発生の割込によって起動され、RAM18上に監視個所ごとに設けられた発生回数記憶領域32に記憶される発生回数の値を更新し、発生回数が所定値になったら、タイマ領域34に所定の値を設定する。タイマ処理部36は、一定時間が経過するごとに発生する割込によって起動され、タイマ領域34に格納されるタイマ値をダウンカウントし、ゼロになったらタイムアップ処理部38へタイムアップを通知する。タイムアップ処理部38は、タイムアップ通知により起動され、発生回数記憶領域32内の発生回数及びステータスレジスタ22の内容に基づき障害の状態を判定する。
【0009】
図3は障害検出部30における処理の詳細を示すフローチャートである。障害発生を示す割込によって起動されたら、まず、発生個所を特定し(ステップ1000)、発生個所に対応する記憶領域32に記憶されている発生回数をインクリメントする(ステップ1002)。発生回数が所定値nに達しているかどうかが判定され(ステップ1004)、発生回数がnに達していなければ、次に、発生回数が1であるかが判定される。発生回数が1であれば、タイマ領域34に発生頻度を判定するためのタイマ値T1 を設定する。(ステップ1008)。発生回数がnに達していれば、それは発生頻度判定のためのタイマがタイムアップする前に割込がn回発生したことを意味するので、タイマ領域34に固定障害判定のためのタイマ値T2 を設定する(ステップ1010)。その後、発生回数がそれ以上更新されることを防ぐため、割込にマスクをかける(ステップ1012)。
【0010】
図4はタイマ処理部36における処理の詳細を示すフローチャートである。図4において、タイマ処理中の監視個所を示すパラメータjに1を代入し(ステップ1100)、j番目のタイマのタイマ値がゼロであるか否かが判定される。(ステップ1102)。タイマ値がゼロでないときはそれをデクリメントし(ステップ1104)、ゼロになったら(ステップ1106)、タイムアップ処理部38へj番目のタイマがタイムアップしたことを通知する(ステップ1108)。次に全タイマについて処理が終了したか否かが判定され(ステップ1110)、そうでないときはパラメータjをインクリメントして(ステップ1112)、ステップ1102の処理へ戻る。
【0011】
図5はタイムアップ処理部38における処理の詳細を示すフローチャートである。図5において、まず、タイムアップしたタイマに対応する発生回数がnに達しているかが判定される(ステップ1200)。発生回数がnに達していないとすれば、タイムアップしたのは発生頻度の判定のための判定時間T1 であり、その間の割込発生回数がnに満たないのであるから、間欠障害または障害復旧と判定し(ステップ1206)、発生回数をゼロにクリアして割込マスクを解除する(ステップ1208)。ステップ1200において発生回数がnに達していれば、タイムアップしたのは固定障害判定のための時間T2 であることを意味するから、対応するステータスレジスタ22の内容を読み取り(ステップ1202)、それに基いて障害が継続しているか否かが判定される(ステップ1204)。障害継続と判定されれば所定の障害処理を行なう(ステップ1210)。
【0012】
図6は本発明の第1の実施例に係る障害判定装置の動作を説明するタイミングチャートである。図6において、判定時間T1 を定めるタイマは障害個所ごとに独立に最初の割込からスタートする。また、その間の発生回数の閾値nは図6中のn1 ,n2 のように判定個所ごとにそれぞれ異なる値に設定することができる。障害個所1及び2については判定時間T1 中に発生回数がそれぞれn1 、及びn2 に達すると判定時間T2 を定めるタイマがスタートする。判定時間T2 についても図6のT21,T22のように判定個所ごとにそれぞれ異なる値に設定することができる。障害個所3については、発生回数がn3 に達する前に判定時間T1 がタイムアップしたので障害復旧と判定される。
【0013】
なお、本発明の第1の実施例において、タイマ処理部36がT1 のタイマがタイムアップしたと判定してタイムアップ通知を行なった直後でタイムアップ処理部38が動作する前に障害検出処理部30が動作して発生回数をn−1からnへカウントアップすると、タイムアップ処理部38はT2 のタイマがタイムアップしたものとして誤動作してしまう。これを避けるためには、タイマ処理部36がタイムアップ通知をする直前、すなわち図4のステップ1106と1108の間に障害発生割込をマスクして発生回数が増えないようにすれば良い。
【0014】
図7は本発明の第2の実施例に係る障害判定装置のソフトウェアの構成を示す。本発明の第2の実施例では、物理層における障害とそれによってサポートされるデータリンク層における障害との関係のように相互に密接な関係にあるものを1つの障害群としてまとめ、各障害群ごとに1つのタイマを用いて障害状態の判定を行なう。また、第1の実施例におけるnが1、すなわち、障害発生の割込が入ったら直ちに固定障害の判定を行なうタイプの監視個所をその対象とする。
【0015】
図7において、RAM18(図1)上には各障害群ごとに1つのタイマ領域40と、その障害群に属する各監視個所の状態(正常、障害判定中、または障害)を記憶する領域42が設けられる。障害検出処理部44は、障害発生の割込によって起動され、対応個所の状態を障害判定中に変更し、同じ障害群に属する監視個所の中でそれよりも優先度の高いものがすべて正常であるときのみタイマ領域40に値を設定する。タイマ処理部46は、一定時間が経過するごとに発生する割込によって起動され、タイマ領域40のタイマ値をダウンカウントし、ゼロになったらタイムアップ処理部48へタイムアップ通知を行なう。タイムアップ処理部48は、タイムアップ通知により起動され、ステータスレジスタ22の内容に基いて障害の状態を判定し、障害復旧と判定される場合にはそれよりも優先度の低い監視個所が障害判定中であるときはタイマを再び起動する。
【0016】
図8は障害検出処理部44の処理の詳細を示すフローチャートである。障害発生の割込によって起動されたら、その障害群及び障害種別(監視個所)を特定し(ステップ1300)、領域42を参照して正常から障害判定中へと状態を変更する(ステップ1302,1304)。次に、同じ障害群に属する監視個所の中で、それよりも優先度の高い監視個所の状態がすべて正常と設定されているときのみタイマ領域40に値を設定してタイマを起動する(ステップ1306,1308)。すなわち、同じ障害群に属する監視個所の中で優先度の高いものの障害が先に検出されて固定障害判定時間がスタートした後にそれよりも優先度の低い監視個所の障害が検出されたときにタイマ値が再設定されると、優先度の高い監視個所に対する固定障害判定時間が実質的に延長されて障害処理が遅れてしまうので、このことを防止するため、優先度の高い監視個所が障害判定中であるときは障害判定中の設定のみを行ない、タイマ値の設定は行なわない。
【0017】
図9はタイマ処理部46の処理の詳細を示すフローチャートである。タイマ処理部46の動作は既に説明したタイマ処理部36の動作(図4)と実質的に同一であるので説明を省略する。
図10はタイムアップ処理部48の処理の詳細を示すフローチャートである。本発明の第2の実施例では、障害群ごとに1つのタイマが設けられるので、タイムアップ処理部48ではタイムアップしたタイマに対応する障害群に属する監視個所について障害判定処理が行なわれる。ステップ1500において、まず、タイムアップしたタイマに対応する障害群に属する監視個所の中で最も優先度の高いものの状態を領域42から読み取って判定する(ステップ1502,1504)。それが“障害”でも“障害判定中”でもなければ、すなわち、“正常”であれば次に優先度の高い監視個所について状態を読み取り(ステップ1506)、ステップ1502に戻る。“障害判定中”であれば、それに対応するステータスレジスタ22の内容を読み取り(ステップ1508)、障害が継続しているか否かを判定する(ステップ1510)、障害が継続していれば、状態を“障害判定中”から“障害”へ変更し(ステップ1512)、障害処理を行なう(ステップ1514)。障害が復旧していれば、状態を“障害判定中”から“正常”へと変更し(ステップ1516)、同じ障害群に属する他の監視個所について、“障害判定中”が設定されているか否かを判定する(ステップ1518)。他の監視個所に“障害判定中”が設定されていればタイマ値を再度設定する(ステップ1520)。
【0018】
すなわち、本発明の第2の実施例においては、同じ障害群に属する複数の監視個所について1つのタイマが用いられ、同時にまたは相前後して障害が検出されたら、優先度の高いものが優先して固定障害の判定が行なわれ、障害復旧と判定されたときのみ優先度の低いものの処理が行なわれる。
【0019】
【発明の効果】
以上説明した様に、本発明により障害種別/装置種別の異なる障害、優先順位のある障害の検出を統一でき、さらに障害検出までの管理データ量も減少できることにより、障害処理の処理効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のハードウェアの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例のソフトウェアの構成を示すブロック図である。
【図3】障害検出処理部30の処理のフローチャートである。
【図4】タイマ処理部36の処理のフローチャートである。
【図5】タイムアップ処理部38の処理のフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施例の動作を説明するタイミングチャートである。
【図7】本発明の第2の実施例のソフトウェアの構成を示すブロック図である。
【図8】障害検出処理部44の処理のフローチャートである。
【図9】タイマ処理部46の処理のフローチャートである。
【図10】タイムアップ処理部48の処理のフローチャートである。
Claims (1)
- 障害発生を示す割込の回数をカウントする手段と、
障害発生割込の回数が1になったときタイマに第1の値を設定する手段と、
障害発生割込の回数が所定値になったときタイマに第2の値を設定する手段と、
タイマがタイムアップし、障害発生割込の回数が前記所定値以上であり、障害発生が継続しているとき、障害状態と判定する手段と、
タイマがタイムアップし、障害発生割込の回数が前記所定値以上であり、障害発生が継続していないとき、障害復旧と判定する手段と、
タイマがタイムアップし、障害発生割込の回数が前記所定値に達しないとき障害復旧と判定する手段と、
障害復旧と判定されたとき障害発生割込の回数をゼロにクリアする手段とを具備する障害判定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16349498A JP3570893B2 (ja) | 1998-06-11 | 1998-06-11 | 障害判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16349498A JP3570893B2 (ja) | 1998-06-11 | 1998-06-11 | 障害判定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11355437A JPH11355437A (ja) | 1999-12-24 |
| JP3570893B2 true JP3570893B2 (ja) | 2004-09-29 |
Family
ID=15774941
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16349498A Expired - Lifetime JP3570893B2 (ja) | 1998-06-11 | 1998-06-11 | 障害判定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3570893B2 (ja) |
-
1998
- 1998-06-11 JP JP16349498A patent/JP3570893B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11355437A (ja) | 1999-12-24 |
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