JP3572130B2 - エアーマッサージ機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、椅子の座部、背もたれ部等あるいはベッド内に設けた複数の袋体にコンプレッサー等からなるエアー供給手段から圧搾空気を給排気して、前記袋体を膨縮してマッサージを行うエアーマッサージ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、椅子式あるいはベッド式のエアーマッサージ機は広く知られており、椅子式マッサージ機では身体の支持部である座部とこの座部の後部に背もたれ部を設け、前記座部あるいは背もたれ部にエアーの給排気により膨縮する複数の袋体を配設し、エアーコンプレッサー等からなるエアー供給装置からエアーホースを介して前記各袋体に圧搾空気つまりエアーを給排気して、この袋体を膨縮して被施療部のマッサージを行うようになっている。また、ベッド式エアーマッサージ機では身体を支持するベッド面内部にエアーの給排気により膨縮する複数の袋体を配設して、これら袋体にエアーを給排気して被施療部のマッサージをするようになっている。
【0003】
そして、従来の椅子式エアーマッサージ機あるいはベッド式エアーマッサージ機等のエアーマッサージ機は、上述のようにエアーの給排気により袋体を膨縮させ、膨脹する袋体の被施療部に対応する表面つまり押圧面の全面によって被施療部を押圧してマッサージを行うものであることから、膨脹する袋体によって被施療部は押圧されるとともにこの押圧されている被施療部の周囲の筋肉等は引き伸ばされるつまりストレッチされるということになる。つまり、従来の袋体では面押圧とこの面押圧に伴う面押圧部分の周囲をストレッチすることによりマッサージがされるものである。
【0004】
しかし、従来の袋体は被施療部を面押圧するものであることから、被施療部は局部的つまり部分押圧をすることができず、いわゆる指圧効果が得られないという欠点がある。この欠点を解消する一つの方法としては、袋体に凸状体を設けてこの凸状体によって被施療部を局部的つまり部分的に押圧することにより前記指圧効果を得るようにすることが考えられる。しかし、このように袋体に単に凸状体を設けた場合は、次のような問題が生じる。すなわち、この種のエアーマッサージ機においては、例えば椅子式エアーマッサージ機では上述のようにマッサージ機として使用することは当然のことであるが、マッサージをしない場合においても普通の椅子としての使用もなされるものであるが、この普通の椅子として機能させて使用する場合は前記袋体に設けた凸状体が背中等に当たってしまうことから座りにくく、普通の椅子として使用する場合は使勝手が悪く満足できるものではないものである。また、マッサージ機として使用した場合においてマッサージが終った後、そのままの姿勢でリラックスして座り続けていたい場合においても前記凸状体が背中に当たってしまうことから、リラックスした状態で座っているには好ましいものではないものである。また、ベッド式エアーマッサージ機においても普通のベッドとして使用されるものであるが、この場合は椅子式エアーマッサージ機の場合と同様に袋体に設けた凸状体が背中等に当たり、普通のベッドとして使用する場合は使勝手が悪いものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように従来のエアーマッサージ機においては、第一に袋体によるマッサージは袋体の押圧面での面押圧によりマッサージをするものであることからいわゆる指圧効果を得ることができないため、必ずしも満足のいくマッサージ効果が得られないという問題がある。また、第二に指圧効果を得るために単に袋体に指圧用の突起つまり被施療部を部分的に押圧する凸状体を設ける構成とした場合は、通常の椅子あるいはベッドとして機能させて使用する場合は前記凸状体が背中等に当たってしまうことから使勝手がよくないという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記事情に鑑みなされたものであり、請求項1記載の発明は、身体を支持する支持部と、この支持部に配設されエアーの給排気により膨縮する複数の袋体と、これら袋体にエアーを供給するエアー供給装置と、このエアー供給装置からのエアーを前記袋体に分配するエアー分配手段と、前記エアー供給装置およびエアー分配手段を制御する制御手段とを備え、この制御手段により前記エアー供給装置およびエアー分配手段を制御し前記各袋体にエアーの給排気をして膨縮させて被施療部をマッサージするエアーマッサージ機において、前記支持部に凸状部と凹状部とを形成し、前記袋体として、収縮時略偏平形状となり膨脹時袋体の押圧面で被施療部を押圧する面押圧袋体と、被施療部を押圧する凸状体を有し膨脹時前記凸状体によって被施療部を部分的に押圧する部分押圧袋体とを設けて、前記面押圧袋体を前記凸状部に配設するとともに、前記部分押圧袋体を前記凹状部に配設し、前記部分押圧袋体の収縮時前記凸状体の先端部を前記面押圧袋体の押圧面と略同一面より突出しない位置に位置させたエアーマッサージ機としたものである。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記制御手段によりエアー供給装置およびエアー分配手段を制御し面押圧袋体と部分押圧袋体とを非同期として膨縮させるエアーマッサージ機としたものである。
また、請求項3記載の発明は、身体を支持する支持部と、この支持部に配設されエアーの給排気により膨縮する複数の袋体と、これら袋体にエアーを供給するエアー供給装置と、このエアー供給装置からのエアーを前記袋体に分配するエアー分配手段と、前記エアー供給装置およびエアー分配手段を制御する制御手段とを備え、この制御手段により前記エアー供給装置およびエアー分配手段を制御し前記各袋体にエアーの給排気をして膨縮させて被施療部をマッサージするエアーマッサージ機において、前記袋体として、収縮時略偏平形状となり膨脹時袋体の押圧面で被施療部を押圧する面押圧袋体と、被施療部を押圧する凸状体を有し膨脹時前記凸状体によって被施療部を部分的に押圧する部分押圧袋体とを設けて、前記部分押圧袋体の収縮時前記凸状体の先端部を前記面押圧袋体の押圧面と略同一面より突出しない位置に位置させ、前記制御手段によりエアー供給装置およびエアー分配手段を制御し面押圧袋体と部分押圧袋体とを同期させて膨縮させるとともに前記部分押圧袋体の膨脹量を面押圧袋体の膨脹量より大きくし膨脹時前記凸状体を面押圧袋体の押圧面より突出させるエアーマッサージ機としたものである。
【0007】
そして、上記のように構成した請求項1記載の発明は、面押圧袋体による押圧とストレッチによるマッサージに加えて部分押圧袋体による部分押圧により指圧効果が得られるとともに、部分押圧袋体の凸状体は面押圧袋体の押圧面と略同一面より突出しない位置に位置させていることから、マッサージ機としてではなく使用する場合に前記凸状体が背中等に当たることを防止できるという作用を有するものである。
【0008】
また、請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、面押圧袋体と部分押圧袋体とを非同期として膨縮させることにより面押圧およびこの面押圧に伴うストレッチと部分押圧を交互になすことができるとともに凸状体の面押圧袋体の押圧面との相対突出量を大きくでき指圧効果を高めるという作用を有するものである。
【0009】
また、請求項3記載の発明は、上記請求項1記載の発明の作用に加えて、被施療部を面押圧袋体により押圧することにより、この押圧された被施療部の周囲をストレッチするとともにこのストレッチされている被施療部を部分押圧袋体によって押圧することからストレッチしつつ部分押圧ができ指圧効果が得られるという作用を有するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
つぎに、この発明を椅子式エアーマッサージ機に適用した場合の実施の形態を図1ないし図6に基づいて説明する。
【0011】
まず、図1、図2において、1はエアーマッサージ機の本体としての椅子本体で、この椅子本体1は略水平に設けられた座部2、この座部2の後側に配設されこの座部2に対して所定の角度傾斜して設けられた背もたれ部3および前記座部2の両側に位置して設けられた肘掛け部4等から構成されている。そして、前記背もたれ部3は、支持枠5とこの支持枠5を覆うカバー6とから構成されている。また、支持枠5の背もたれ面側つまり背中等を受ける面側には水平方向に交互に凸状部5aないし5cと凹状部5dないし5fとが形成されており、この凸状部5aないし5cおよび凹状部5dないし5fには図示しないが後述するエアーホースを通す貫通孔が形成されている。
【0012】
そして、前記座部2には気密性を有するとともに軟質部材からなり圧搾空気つまりエアーの給排気に伴い膨縮する腿用袋体11および尻用袋体12が配設されている。また、前記背もたれ部3に形成された前記凸状部5aないし5cおよび凹状部5dないし5fのそれぞれには、同様に気密性を有するとともに軟質部材からなり圧搾空気つまりエアーの給排気に伴い膨縮する袋体13aないし13cおよび14aないし14cが配設され、これら袋体13aないし13cおよび14aないし14cによって腰部、背中部および首部(以下単に背中等という)をマッサージするものである。
【0013】
そして、前記凸状部5aないし5cに配設される前記袋体13aないし13cは、エアーが排気されて収縮した状態では略偏平状となっており、エアーが供給されるにしたがって徐々に断面が楕円状態となるように膨脹し、最大膨脹時にはその断面が略円形状態となるように膨脹するように形成され、この膨脹過程において袋体13aないし13cの表面つまり押圧面によって背中等の被施療部を徐々に押上ながら押圧してマッサージを行うように動作するものであり、そしてこれら袋体13aないし13cは面押圧袋体を構成するものである。また、これら袋体13aないし13cは、膨脹の過程でその押圧面で被施療部を押上げる際、この押上に伴って直接押圧されている被施療部の周囲の筋肉等はストレッチされることから袋体13aないし13cはストレッチによってマッサージをするという機能も有するものである。
【0014】
また、前記凹状部5dないし5fに配設される袋体14aないし14cには、図4(図4では14aとして図示)に示すようにその表面に例えば合成樹脂からなる保形性のある方形状の板部材からなる一対の支持台15、15が接着等により取り付けられており、この支持台15、15にはそれぞれ被施療部を押圧する凸状体16が一体的に取り付けられている。そして、前記袋体14aないし14cは前記袋体13aないし13cと同様、エアーが排気されて収縮した状態では略偏平状となっており、エアーが供給されるにしたがって徐々に断面が楕円状態となるように膨脹し最大膨脹時にはその断面が略円形状態となるように膨脹するように形成され、この膨脹過程において袋体14aないし14cの表面に形成した前記凸状体16の先端部で背中等の被施療部を局部的つまり部分的に押圧してマッサージを行うように機能するものであり、そして、これら凸状体16を有した袋体14aないし14cは部分押圧袋体を構成するものである。
【0015】
そして、前記袋体14aないし14cと前記袋体13aないし13cとの位置関係は、前記袋体13aないし13cおよび袋体14aないし14cがいずれも収縮状態つまりエアーが排気されている状態では、前記凸状体16の先端部は図3に示すように前記袋体14aないし14c(図3では14aと14bのみ図示)つまり面押圧袋体の収縮時の表面をつまり押圧面を含む平面(図3の一点鎖線で示す面)と略同一面となるように形成されている。なお、図3では凸状体16の先端部を押圧面を含む平面より僅かに内側、つまり前記平面より突出しない位置に位置するように形成してあるが、これは僅かであれば前記平面より突出するようにしてもよく、要は前記袋体13aないし13cおよび袋体14aないし14cを収縮状態として、普通の椅子として使用し背もたれ部3に背をもたせかけた際に、前記凸状体16の先端部が背中を局部的に強く押圧しない程度の突出であれば、つまり押圧面を含む平面と略同一面であれば許容できるものである。
【0016】
つぎに、前記椅子本体1の両肘掛け部4内にはそれぞれ支持枠20(図1では一方のみ図示)が設けられており、これら両支持枠20、20には支持板21がねじ22によって取り付けられ、前記両支持枠20、20と支持板21とは一体化されており、前記座部2は前記支持枠20、20の上部に位置決めされて載置されている。そして、前記支持板21にエアー供給装置としてのエアーコンプレッサー30が前記座部2の下に位置して取り付けられている。
【0017】
このエアーコンプレッサー30には図5の制御ブロック図に示すようにエアーホース31を介しエアーコンプレッサー30から供給される脈流状のエアーを平滑するためのフィルタータンク32が接続され、また、このフィルタータンク32にはエアーホース33を介してエアー分配手段としてのロータリーバルブ(ロータリー弁)34が接続されている。そして、このロータリーバルブ34と前記袋体11、12とはエアーホース35g、35hを介して、また袋体13aないし13cおよび14aないし14cとはエアーホース35aないし35fを介して接続されている。
【0018】
また、前記ロータリーバルブ34には各バルブの開閉状態を検知するセンサー36が接続され、このセンサー36の検知信号は制御手段40に送られるようになっている。また、前記ロータリーバルブ34は制御手段40によって制御されるステッピングモータ37によって駆動されるようになっている。そして、ロータリーバルブ34の複数のバルブのうち開状態となっているバルブがセンサー36によって検知され、この検知信号は前記制御手段40に送られ、制御手段40はこの検知信号に基づいて前記ステッピングモータ37を制御し、このステッピングモータ37によってロータリーバルブ34が駆動されるようになっている。
【0019】
前記フィルタータンク32、ステッピングモータ37、制御手段40等は、図示しないがエアーコンプレッサー30と同様、前記座部2の下方の適宜の場所に設けられている。また、前記センサー36はロータリーバルブ34内に取り付けられて設けられている。
【0020】
なお、図1に示すように肘掛け部4の側壁には後述するコントローラー50を収納する収納部51が設けられている。
【0021】
また、前記制御手段40は、図6に示すように中央演算処理装置(以下CPUという)41、図示しないリードオンリーメモリー(以下ROMという)、ランダムアクセスメモリー(以下RAMという)およびインターフェース42、43および44等から構成されている。そして、前記インターフェース42はコントローラー50が、インターフェース43には前記ステッピングモータ37が、そして、インターフェース44には前記センサー36がそれぞれ接続されている。そして、前記制御手段40には種々のマッサージモードが図示しないROM等に設定され、コントローラー50の操作により種々のマッサージモードの中から所望のマッサージモードが選択されると、制御手段40はこの選択されたマッサージモードを実行するようになっている。そして、前記種々のマッサージモードとしては例えば所定の順序と時間にしたがって各袋体を膨縮させて全身または上半身あるいは下半身をマッサージするコースモード、また、首・肩、腰あるいは脚等の各部を部分的にマッサージをするポイントモード等従来の各種マッサージモードの他に、前記袋体13aないし13cつまり面押圧袋体と袋体14aないし14cつまり部分押圧袋体とを非同期として別々に膨縮させる、すなわち袋体13aないし13cを膨脹させるときは袋体14aないし14cを収縮状態とする非同期膨縮モードと、袋体13aないし13cつまり面押圧袋体と袋体14aないし14cつまり部分押圧袋体とを同期させて膨縮させる同期膨縮モードとを備えている。なお、非同期膨縮モードおよび同期膨縮モードは前記コースモード、ポイントモード等と組み合わせ、コースモードあるいはポイントモードの実行中に非同期膨縮モードおよび同期膨縮モードを実行するようにしてもよいものである。
【0022】
そして、前記非同期膨縮モードでは、エアーの供給により次第に膨脹する袋体13aないし13cつまり面押圧袋体の押圧面により被施療部が面押圧されてマッサージされるとともに面押圧されている被施療部の周囲の筋肉がストレッチされこのストレッチによりマッサージがなされ、そして、所定時間経過後袋体13aないし13cのエアーは排気されるとともに袋体14aないし14cつまり部分押圧袋体にエアーが供給され、袋体14aないし14cは次第に膨脹しこの膨脹に伴い凸状体16の先端部が被施療部を押圧するため、被施療部は局部的つまり部分的に押圧されてマッサージがされ、この場合被施療部は部分的に押圧されることからいわゆる指圧効果が得られるものである。そして、所定時間経過後袋体14aないし14cのエアーを排気するとともに袋体13aないし13cにエアーの供給を開始し、このサイクルを繰り返しマッサージをなすものである。
【0023】
上述のようにこの非同期膨縮モードにおいては、面押圧によるマッサージおよびこの面押圧に伴うストレッチによるマッサージと部分押圧によるマッサージとが交互になさるれため、良好なマッサージ効果が得られるものである。
【0024】
つぎに、前記同期膨縮モードでは、袋体13aないし13cつまり面押圧袋体および袋体14aないし14cつまり部分押圧袋体には同期してエアーの供給が開始され、これら袋体13aないし14cは次第に膨脹し、この膨脹の過程において袋体13aないし13cが所定の膨脹量となった時点から、前記袋体14aないし14cに設けた凸状体16の先端部は前記袋体13aないし13cの押圧面より突出し、この突出量は膨脹量が大きくなるにしたがって大きくなり少なくとも袋体14aないし14cが最大膨脹時には最も突出量が大きくなるようになっている。
【0025】
この袋体13aないし13cが所定の膨脹量となった時点から、前記袋体14aないし14cに設けた凸状体16の先端部が前記袋体13aないし13cの押圧面より突出させるようにするための手段としては、膨脹の過程において袋体13aないし13cの膨脹量が所定量になった時点で袋体13aないし13cへのエアーの供給を停止し、袋体14aないし14cにエアーの供給を継続するようにして袋体13aないし13cの膨脹量より袋体14aないし14cの膨脹量を大きくするように制御することによりなされている。なお、前記袋体13aないし13cの押圧面より凸状体16の先端部を突出させる手段としては、例えば袋体13aないし13cへの単位時間当のエアーの供給量を袋体14aないし14cへの単位時間当のエアーの供給量より小さくし袋体13aないし13cの膨脹量より袋体14aないし14cの膨脹量を大きくするように制御するようにしてもよい。
【0026】
上記のようにこの同期膨縮モードにおいては袋体13aないし13cの膨脹量より袋体14aないし14cの膨脹量を大きくするように制御されることから、これら袋体13aないし13cおよび14aないし14cが膨脹する過程において袋体13aないし13cの膨脹量が所定量に達した時点から前記凸状体16の先端部が袋体13aないし13cの押圧面より突出して、被施療部を部分的に押圧するものである。つまり、凸状体16の先端部が押圧する被施療部は、袋体13aないし13cの押圧に伴ってストレッチされている部位であり、この部位はストレッチ状態で押圧がされることになりマッサージ効果の向上が図れるものである。
【0027】
このようにこの同期膨縮モードにおいては、部分押圧袋体の膨脹量を面押圧袋体の膨脹量より大きくすることにより膨脹時に前記凸状体を面押圧袋体の押圧面より突出させ、この凸状体によって被施療部を部分的にマッサージするものである。
【0028】
つぎに、上記椅子式エアーマッサージ機の制御について図5に示す制御ブロック図に基づいて説明する。
【0029】
まず、使用に当たっては使用者がコントローラー50によって種々のマッサージモードの中から所望のモードを選択してマッサージを行うものである。使用者によってコントローラー50が操作され所望のマッサージモードが選択されると、コントローラー50からこの選択されたマッサージモードの選択信号がインターフェース42を介して制御手段40に送られ、制御手段40はこの選択されたマッサージモードを実行する。つまり、制御手段40は前記エアーコンプレッサー30を駆動させるとともに、前記センサー36によって検知されたロータリーバルブ34のバルブの開閉状態の検知信号に基づいて、前記ステッピングモータ37を駆動制御し前記ロータリーバルブ34を作動させ、前記選択されたマッサージモードによって定められている順序にしたがって前記各袋体11、12および13aないし13c、14aないし14cへのエアーの給排気をするよう制御するものである。そして、前記選択されたマッサージモードの実行が終了すると制御手段40は前記エアーコンプレッサー30、ロータリーバルブ34、ステッピングモータ37等を停止状態とするように制御するものである。
【0030】
そして、前記選択されたマッサージモードの実行が終了して制御手段40によって前記エアーコンプレッサー30、ロータリーバルブ34、ステッピングモータ37等が停止状態とされたときは、前記各袋体11、12、13aないし13cおよび14aないし14cのエアーはすべて排気されて収縮状態となり、13aないし13cおよび14aないし14cが収縮状態となったときは、前述したように14aないし14cに設けた凸状体16の先端部は袋体13aないし13cの押圧面を含む平面からは突出しないようになっている。したがって、マッサージ終了後に背もたれ部3に背をもたせかけてリラックスして椅子本体1に座っていたとしても、前記凸状体16の先端部は背中に当たることがない。
【0031】
また、マッサージ機として使用せずに普通の椅子として前記椅子本体1を使用する場合も同様に前記凸状体16の先端部は背中に当たることがないことから、通常の椅子としての使用に何ら差し支えないものである。つまり、袋体13aないし13cおよび14aないし14cが収縮状態となったときは、前述したように14aないし14cに設けた凸状体16の先端部は袋体13aないし13cの押圧面を含む平面からは突出しないことから通常の椅子としての使用ができるものである。
【0032】
つぎに、上記のように構成した椅子式エアーマッサージ機の動作について説明する。
【0033】
まず、使用者は使用に当たって、上述したように背もたれ部3に背中を当てながら座部2に座り、前記コントローラー50を操作して所望のマッサージモードを選択する。今非同期膨縮モードが選択されたとすると、この選択信号が前記制御手段40に送られ、制御手段40はROMに設定されている非同期膨縮モードプログラムを選択しこれを実行する。つまり、この非同期膨縮モードプログラムに従って前記エアーコンプレッサー30を駆動するとともに前記ステッピングモタ37を駆動制御して前記ロータリーバルブ34を動作させ、まず、袋体13aないし13cへのエアーの供給を開始し、所定時間経過後このエアーの供給を停止する。ついで制御手段40は前記袋体13aないし13cのエアーの排気をするとともに袋体14aないし14cへのエアー供給を開始するように前記ロータリーバルブ34を動作させるべくステッピングモータ37を制御し、袋体13aないし13cのエアーを排気するとともに袋体14aないし14cへのエアーの供給を開始して袋体14aないし14cを膨脹させる。そして、所定時間が経過すると制御手段40は袋体14aないし14cへのエアーの供給を停止する。その後、所定時間経過すると制御手段40は前記袋体14aないし14cのエアーの排気をするとともに袋体13aないし13cへのエアー供給を開始するように前記ロータリーバルブ34を動作させるべくステッピングモータ37を制御し、このサイクルを繰り返すように制御される。
【0034】
そして、袋体13aないし13cが膨脹する過程で被施療部は袋体13aないし13cの押圧面によって押圧されてマッサージがされるとともに押圧されている被施療部の周囲の部位の筋肉等はストレッチされこのストレッチによるマッサージがなされるものである。また、袋体14aないし14cが膨脹する過程では凸状体16の先端部によって被施療部が局部的つまり部分的に押圧されてマッサージされるものである。そして、この部分的押圧により指圧効果が得られるものである。つまり面押圧によるマッサージ、この面押圧に伴うストレッチによるマッサージと部分的押圧による指圧効果のあるマッサージとが交互になされマッサージ効果の向上が図れるものである。
【0035】
なお、上記の場合は袋体13aないし13cおよび袋体14aないし14cをそれぞれに同時につまり袋体13aないし13cの3個と袋体14aないし14cの3個に同時にエアーの給排気をするようにしたが、これは袋体13aないし13cおよび袋体14aないし14cのそれぞれを別々に膨縮させるようにエアーの給排気をするようにしてもよいことは勿論である。
【0036】
つぎに、使用者が同期膨縮モードを選択したとすると、この選択信号は制御手段40に送られ、制御手段40はROMに設定されている同期膨縮モードプログラムを選択しこれを実行する。つまり、この同期膨縮モードプログラムに従って前記エアーコンプレッサー30を駆動するとともに前記ステッピングモータ37を駆動制御して前記ロータリーバルブ34を動作させ、まず、袋体13aないし13cおよび袋体14aないし14cへのエアーの供給を開始する。そして、制御手段40は、ステッピングモータ37を駆動して袋体13aないし13cの膨脹量が所定量になった時点でステッピングモータ37によりロータリーバルブ34を動作させて袋体13aないし13cへのエアーの供給を停止するとともに、袋体14aないし14cにはエアーの供給を継続するように制御する。そして、袋体14aないし14cが所定の膨脹量に達すると、制御手段40はステッピングモータ37によりロータリーバルブ34を動作させ袋体13aないし14cのエアーを排気するように制御する。そして、袋体13aないし14cのエアーの排気が完了すると、制御手段40は再び袋体13aないし13cおよび袋体14aないし14cへのエアーの供給を開始して上記サイクルを繰り返すように制御するものである。
【0037】
そして、この同期膨縮モードでは、膨脹する袋体13aないし13cの押圧面によって被施療部は面押圧されてマッサージされるとともに面押圧されている被施療部の周囲の筋肉のストレッチによってマッサージがなされ、また、袋体14aないし14cの膨脹に伴って凸状体16の先端部は袋体13aないし13cの押圧面より突出して、前記ストレッチされている被施療部の部位を部分的に押圧することから、ストレッチ状態で部分押圧がされることになりマッサージ効果の向上が図れるものである。
【0038】
なお、上記の場合は袋体13aないし13cおよび袋体14aないし14cのそれぞれに同時にエアーの給排気をするようにしたが、これは袋体13aないし13cおよび袋体14aないし14cのそれぞれを別々に膨縮させるようにエアーの給排気をするようにしてもよいが、この場合は互いに隣接する面押圧袋体と部分押圧袋体とを組として同期させて膨縮させることが、上述の面押圧袋体によりストレッチしつつ部分押圧袋体による部分押圧をして指圧効果を得る上では望ましい。例えば図2においては面押圧袋体としての袋体13aと部分押圧袋体としての袋体14aとを同期させて膨縮させ、この袋体13aと袋体14aの膨縮と時間差をつけて袋体13bと袋体14bを同期させて膨縮させ、さらに袋体13bと袋体14bの膨縮と時間差をつけて袋体13cと袋体14cを膨縮させるよう制御することが望ましい。
【0039】
なお、上記の実施の形態においては袋体14aないし14cに設けた凸状体16は支持台15を介して設ける構成としたが、これは袋体14aないし14cに直接設けるようにしてもよいが、上記の実施の形態のように支持台15を介して設けた場合は、袋体14aないし14cが軟質部材から構成されていることから袋体14aないし14cが次第に膨脹し被施療部を押圧する凸状体16が被施療部から受ける力が大きくなった際、場合によって凸状体16の押圧方向が曲がってしまうということを防止し確実な押圧ができるという利点があるものである。また、支持台15は分割することなく一体としてもよいものである。
【0040】
また、上記の実施の形態においては、マッサージ機を使用していない状態では袋体13aないし13cおよび14aないし14cのエアーをすべて排気するようにしたが、これは袋体13aないし13cには僅かにエアーを残留させるようにしてもよくこのようにした場合は袋体13aないし13cはクッション作用をするという利点がある。
【0041】
また、上記の実施の形態においては、袋体13aないし13cおよび14aないし14cのエアーをすべて排気した状態で、凸状体16が袋体13aないし13cの押圧面を含む平面と略同一とするようにしたが、これは例えば袋体13aないし13cには僅かにエアーを残留させることにより凸状体16を袋体13aないし13cの押圧面から突出させない構成としてもよいものである。要はマッサージ機の不使用時に前記凸状体16が袋体13aないし13cの押圧面を含む平面と略同一あるいは突出しない構成であればよいものである。
【0042】
また、上記実施の形態は椅子式エアーマッサージ機にこの発明を適用した場合であるが、これは身体支持部であるベッド面の内部に配設した袋体を面押圧袋体と部分押圧袋体とで構成することによりベッド式エアーマッサージ機にも適用できるものである。
【0043】
【発明の効果】
上記のように構成した請求項1記載の発明は、面押圧袋体による押圧とこの押圧に伴うストレッチによるマッサージに加えて部分押圧袋体による部分押圧により指圧効果が得られるとともに、部分押圧袋体の凸状体は面押圧袋体の押圧面と略同一面より突出しない位置に位置させていることから、マッサージ機としてではなく使用する場合に前記凸状体が背中等に当たることを防止できるという効果を奏することができる。
【0044】
また、請求項2記載の発明は、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、面押圧袋体と部分押圧袋体とを非同期状態で膨縮させることにより面押圧とこの面押圧に伴うストレッチと部分押圧を交互になすことができるとともに凸状体の面押圧袋体の押圧面との相対突出量を大きくでき指圧効果を高めるという効果を奏することができる。
【0045】
また、請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の効果に加えて、被施療部全体を面押圧袋体により押圧することにより、この面押圧されてストレッチされている被施療部の周囲の部位を部分押圧することからストレッチしつつ部分押圧をすることができ効果的な指圧効果が得られるためマッサージ効果を高めることができるという効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の椅子式エアーマッサージ機の実施の形態の全体を示す斜視図。
【図2】上記実施の形態の椅子本体の一部を断面した側面図。
【図3】上記実施の形態の面押圧袋体と部分押圧袋体の配置を示す部分断面図。
【図4】上記実施の形態の部分押圧袋体の斜視図。
【図5】上記実施の形態の制御ブロック図。
【図6】上記実施の形態の制御手段の構成図。
【符号の説明】
1 椅子本体
2 座部
3 背もたれ部(身体を支持する支持部)
5a〜5c 凸状部
5d〜5f 凹状部
13a〜13c 面押圧袋体
14a〜14c 部分押圧袋体
16 凸状体
30 エアーコンプレッサー(エアー供給装置)
34 ロータリーバルブ(エアー分配手段)
40 制御手段
Claims (3)
- 身体を支持する支持部と、この支持部に配設されエアーの給排気により膨縮する複数の袋体と、これら袋体にエアーを供給するエアー供給装置と、このエアー供給装置からのエアーを前記袋体に分配するエアー分配手段と、前記エアー供給装置およびエアー分配手段を制御する制御手段とを備え、この制御手段により前記エアー供給装置およびエアー分配手段を制御し前記各袋体にエアーの給排気をして膨縮させて被施療部をマッサージするエアーマッサージ機において、
前記支持部に凸状部と凹状部とを形成し、
前記袋体として、収縮時略偏平形状となり膨脹時袋体の押圧面で被施療部を押圧する面押圧袋体と、被施療部を押圧する凸状体を有し膨脹時前記凸状体によって被施療部を部分的に押圧する部分押圧袋体とを設けて、前記面押圧袋体を前記凸状部に配設するとともに、前記部分押圧袋体を前記凹状部に配設し、
前記部分押圧袋体の収縮時前記凸状体の先端部を前記面押圧袋体の押圧面と略同一面より突出しない位置に位置させることを特徴とするエアーマッサージ機。 - 前記制御手段によりエアー供給装置およびエアー分配手段を制御し面押圧袋体と部分押圧袋体とを非同期として膨縮させることを特徴とする請求項1記載のエアーマッサージ機。
- 身体を支持する支持部と、この支持部に配設されエアーの給排気により膨縮する複数の袋体と、これら袋体にエアーを供給するエアー供給装置と、このエアー供給装置からのエアーを前記袋体に分配するエアー分配手段と、前記エアー供給装置およびエアー分配手段を制御する制御手段とを備え、この制御手段により前記エアー供給装置およびエアー分配手段を制御し前記各袋体にエアーの給排気をして膨縮させて被施療部をマッサージするエアーマッサージ機において、
前記袋体として、収縮時略偏平形状となり膨脹時袋体の押圧面で被施療部を押圧する面押圧袋体と、被施療部を押圧する凸状体を有し膨脹時前記凸状体によって被施療部を部分的に押圧する部分押圧袋体とを設けて、
前記部分押圧袋体の収縮時前記凸状体の先端部を前記面押圧袋体の押圧面と略同一面より突出しない位置に位置させ、
前記制御手段によりエアー供給装置およびエアー分配手段を制御し面押圧袋体と部分押圧袋体とを同期させて膨縮させるとともに前記部分押圧袋体の膨脹量を面押圧袋体の膨脹量より大きくし膨脹時前記凸状体を面押圧袋体の押圧面より突出させることを特徴とするエアーマッサージ機。
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