JP3575773B2 - テーブル、机等の幕板取付装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、支持脚間に幕板を設置するためのテーブル、机等の幕板取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にテーブル、机等は、複数本の支持脚間において使用者の脚が入る側を除いて幕板が設置されている。この幕板を支持脚に取り付けるための装置としては、従来より多くのものが提案され、実施されている。最も簡単にはネジで幕板を支持脚に固定するものがある。
【0003】
また図5に示すように、支持脚1に固定された突起軸2の先端に形成された拡径部2aを、幕板3の側部3aに上下に延びるように形成された小径部4aと大径部4bとからなる受溝4の前記大径部4bに挿入して、大径部4bより小径部4aに移動し、この小径部4aにて前記拡径部2aを保持固定するものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来の幕板取付装置では、支持脚における幕板の取付位置が一定位置であり、機種ごとに両者の取付位置に応じてネジ部や突起軸等を設ける必要があり、さらに幕板の高さを変えることなどは容易にできなかった。
【0005】
また、幕板の支持脚に対する取り付け、取り外しは、支持脚間においてネジの取り付け、取り外し等を伴い、その作業は煩雑なものであった。まして、1本の支持脚に対して複数の幕板を設置するものであればなおさらである。図5の構造では、両支持脚に幕板を固定した後における幕板の取り外しは困難であるという問題があった。
【0006】
したがって、本発明の目的は、前記問題を解決し、幕板の取付位置を容易に変えられ、しかも、1本の支持脚に複数の幕板が設置でき、さらに、幕板の取り付け、取り外しが容易なテーブル、机等の幕板取付装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、請求項1記載の発明は、天板下面に複数本設けられた支持脚と、相対向する支持脚間に設置される幕板と、この幕板の両側部を前記支持脚に固定させる固定部材とを備えたテーブル、机等の幕板取付装置において、前記固定部材に、前記支持脚の任意の周側部を挟持してネジにて固定される水平部と、この水平部に対して垂直に突出して、前記幕板の側部に突設された突出ピンを受ける受け孔が形成された垂直部とを一体に形成し、前記支持脚における前記固定部材の固定位置から距離をおいて、側方に突出するピン体を設置し、前記幕板に、幕板裏側の一部に上下に延びるように形成された第1溝部と、この第1溝部の略中央から垂直に前記裏側近傍の側部まで延びるように形成された水平溝およびこの水平溝に対して垂直に、前記側部に上下に延びるように形成された垂直溝からなる第2溝部とを設け、前記ピン体を、前記幕板の第1溝部に挿入して第2溝部の水平溝から垂直溝へ移動可能にし、この垂直溝にて前記ピン体を保持固定するように構成したことを特徴とするテーブル、机等の幕板取付装置を提供する。
【0008】
請求項2記載の発明は、天板下面に複数本設けられた支持脚と、相対向する支持脚間に設置される幕板と、この幕板の両側部を前記支持脚に固定させる固定部材とを備えたテーブル、机等の幕板取付装置において、前記固定部材に、前記支持脚の任意の周側部を挟持してネジにて固定される水平部と、この水平部に対して垂直に突出して、前記幕板の側部に突設された突出ピンを受ける受け孔が複数形成された垂直部とを一体に形成し、前記支持脚における前記固定部材の固定位置から距離をおいて、側方に突出するピン体を設置し、前記幕板に、幕板裏側の一部に上下に延びるように形成された第1溝部と、この第1溝部の略中央から垂直に前記裏側近傍の側部まで延びるように形成された水平溝およびこの水平溝に対して前記側部に垂直に上下に延びるように形成された垂直溝からなる第2溝部とを設け、前記ピン体を、前記幕板の第1溝部に挿入して第2溝部の水平溝から垂直溝へ移動可能にし、この垂直溝にて前記ピン体を保持固定するように構成したことを特徴とするテーブル、机等の幕板取付装置を提供する。
【0009】
請求項3記載の発明は、天板下面に複数本設けられた支持脚と、相対向する支持脚間に設置される幕板と、この幕板の両側部を前記支持脚に固定させる固定部材とを備えたテーブル、机等の幕板取付装置において、前記固定部材に、前記支持脚の任意の周側部を挟持してネジにて固定される水平部と、この水平部に対して垂直に突出して、前記幕板の側部に突設された突出ピンを受ける受け孔が複数形成された垂直部とを一体に形成し、前記固定部材を水平部と垂直部とで略L字状にし、複数の前記固定部材を適宜組み合せて各水平部を前記支持脚に固定し、複数の相対向する支持脚に固定された前記固定部材との間にそれぞれ幕板を設置可能にしたことを特徴とするテーブル、机等の幕板取付装置を提供する 。
【0010】
【作用】
請求項1記載のテーブル、机等の幕板取付装置においては、支持脚の任意の位置に固定部材の水平部を位置させ、支持脚の周側を挟持させてネジにて固定させ、この状態で固定部材の垂直部と幕板とを連結させる。このように固定部材の支持脚に対する位置(上下あるいは周方向)を容易に変えられるので、幕板の設置位置を自由に設定できることになる。前記固定部材にて幕板の一端を支持脚に固定し、さらに、幕板の裏側からピン体を挿入し、さらに裏側の第1溝部から幕板の側部の第2溝部へ移動して、第2溝部の垂直溝でピン体を保持固定することで、幕板の他端が支持脚に固定される。この際、前記ピン体を介した幕板と支持脚との取り付け、取り外しは、幕板あるいは支持脚の移動によって容易にできることになる。
【0011】
請求項2記載のテーブル、机等の幕板取付装置においては、固定部材の垂直部に幕板の突出ピンと連結するための受け孔を複数設けたことで、幕板の取付位置の調整ができ、特に、複数の幕板を設置する場合に、幕板の高さを合わせるのに有効である。前記固定部材にて幕板の一端を支持脚に固定し、さらに、幕板の裏側からピン体を挿入し、さらに裏側の第1溝部から幕板の側部の第2溝部へ移動して、第2溝部の垂直溝でピン体を保持固定することで、幕板の他端が支持脚に固定される。この際、前記ピン体を介した幕板と支持脚との取り付け、取り外しは、幕板あるいは支持脚の移動によって容易にできることになる。
【0012】
請求項3記載のテーブル、机等の幕板取付装置においては、固定部材の垂直部に幕板の突出ピンと連結するための受け孔を複数設けたことで、幕板の取付位置の調整ができ、特に、複数の幕板を設置する場合に、幕板の高さを合わせるのに有効である。複数の前記固定部材の水平部を上下に並べるようにして、支持脚に固定することで1本の支持脚に複数の幕板の側部を固定できる。また、複数の固定部材の各垂直部の向きを適当に配置することで、垂直部の複数の受け孔と幕板の固定部分との位置を変えることができるので、各幕板の高さを合わせることが可能になる。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1から図4は本発明をテーブルに適用した場合の一実施例を示したものであり、図1は本実施例の全体斜視図であって、テーブルは、天板11と、4本の支持脚12と、支持脚12間に設置された幕板13とを備えており、支持脚12は、下端に高さ調整用のアジャスタ14を備えた脚本体15と、この脚本体15の上端に取り付けられた支持具16とからなる。支持具16には、天板11の下面の一部と嵌合する嵌合溝16aが周囲に等間隔に形成されている。また、脚本体15には幕板13を固定する固定部材17が設けられている。
【0014】
図2は前記支持脚と幕板部分の分解斜視図であり、幕板13の両側上部には、幕板13の裏側の一部に上下に延びるように形成された第1溝部20と、この第1溝部20の略中央から垂直に前記裏側近傍の側部まで延びるように形成された水平溝21aおよびこの水平溝21aに対して垂直に、前記側部に上下に延びるように形成された垂直溝21bからなる第2溝部21とが設けられている。さらに、幕板13の両側下部には突出ピン22が突設されている。
【0015】
支持具16の嵌合溝16a(図2には3つを示し、他は2点鎖線にて省略した)の1つには、前記第1溝部20と第2溝部21とに挿入されるピン体23を備えた固定具24が嵌挿される。この固定具24は、前記嵌合溝16aの溝形状と略同一の外形状の嵌合軸体25と、この嵌合軸体25に嵌合溝16aから外に出るように固定され、前記ピン体23が突設された基体部26からなる。
【0016】
図3(a)は前記固定部材の正面図、図3(b)は同固定部材の平面図、図3(c)は同固定部材の側面図であり、固定部材17は、図2にも示すようにリング状の水平部30と、この水平部30の一端から垂直に突出した垂直部31とを備え、正面視略L字状をなしている。この垂直部31は、スリット32で2つに接合片31aに分離し、さらに、垂直部31の側部に両接合片31aを貫通するように雌ネジ部33が形成され、また接合片31aの接触部分に複数(図では2つを示している)の受け孔34が形成されている。
【0017】
次に前記構成の実施例における各部材の組み込みについて説明する。
支持脚12に設けられた支持具16の嵌合溝16aの1つに、固定具24の嵌合軸体25を嵌入して、ピン体23を脚本体15から突出させておき、さらに、脚本体15の下方には固定部材17のリング状の水平部30を嵌めておく。
【0018】
そして、ピン体23を、幕板13の第1溝部20に挿入して第2溝部21の水平溝21aから垂直溝21bへ移動可能にし、この垂直溝21bにてピン体23を保持固定する。一方、固定部材17は、幕板13の突出ピン22を垂直部31の解放されている接合片31a間の受け孔34のいずれかに挿入し、垂直部31の側部の雌ネジ部33にねじ35を螺入して、接合片31aを前記突出ピン22を挟持した状態で接合させ、同時に水平部30で脚本体15の周側を挟むようにすることで、固定部材17を介して脚本体15に幕板13を固定する。
【0019】
このようにして、幕板13の側部上下は固定具24と固定部材17によって、脚本体15に保持固定される。幕板13の他側部も同様にして固定具24と固定部材17によって、脚本体15に保持固定される。固定具24は支持具16の複数の嵌合溝16aから1つを選択することで設置角度が任意に設定でき、また固定部材17も水平部30がリング状で脚本体15の設置角度は任意に設定できるので、脚本体15に対する幕板13の設置角度を自由に設定できる。しかも前記水平部30は脚本体15に対して上下自由に移動できるため、幕板13の設置位置も任意に設定できる。
【0020】
さらに、1本の脚本体15に複数の幕板13を取り付けることも可能である。すなわち、固定具24は、複数個を支持具16の複数の嵌合溝16aに設置でき、また固定部材17は、脚本体15に複数個を重ねて設置でき、かつ設置角度を任意に設定できるので、上方の支持具16に合わせて設置することで、脚本体15を中心として他方向への幕板13の設置ができる。
【0021】
図4(a)〜(d)は前記固定部材の脚本体に対する設置例を示しており、図4(a)は固定部材17が1個の場合を示しており、図4(b)〜(d)は固定部材17が2個,3個,4個の場合をそれぞれ示している。なお、図4(d)において固定部材17の4個の内の1つは背面側に垂直部31が配置されており、図には現れていない。このような複数個の場合において、固定部材17を水平部30と垂直部31とで略L字状にしてあり、しかも、受け孔34を複数(本実施例では2個)形成してあるので、対向する他の脚本体15側の固定部材17に合わせて、垂直部31の上下の向き等、その設置状態を変えることで各幕板13の設置高さを揃えることができる。
【0022】
以上、本発明をテーブルに適用した場合の実施例を説明したが、天板と脚との結合構造を採用する机、カウンター等にも本発明を適用することができる。
【0023】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、固定部材によって幕板の設置位置を脚本体の上下方向あるいは周方向に任意に設定できるようになり、各種の幕板の設置状態に対応でき、さらに、1本の脚本体に複数の幕板が設置可能であり、しかも、幕板の取り付け、取り外しが容易なテーブル、机等の幕板取付装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をテーブルに適用した場合の一実施例を示すテーブルの全体斜視図である。
【図2】本実施例の脚本体と幕板部分の分解斜視図である。
【図3】(a)は本実施例の固定部材の正面図、(b)は本実施例の固定部材の平面図、(c)は本実施例の固定部材の側面図である。
【図4】(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ本実施例の固定部材の脚本体への取付例を示す説明図である。
【図5】従来の幕板取付装置の説明図である。
【符号の説明】
11 天板
12 支持脚
13 幕板
15 脚本体
16 支持具
16a 嵌合溝
17 固定部材
20 第1溝部
21a 水平溝
21b 垂直溝
21 第2溝部
22 突出ピン
23 ピン体
24 固定具
25 嵌合軸体
30 水平部
31 垂直部
31a 接合片
32 スリット
33 雌ネジ部
34 受け孔
【産業上の利用分野】
本発明は、支持脚間に幕板を設置するためのテーブル、机等の幕板取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にテーブル、机等は、複数本の支持脚間において使用者の脚が入る側を除いて幕板が設置されている。この幕板を支持脚に取り付けるための装置としては、従来より多くのものが提案され、実施されている。最も簡単にはネジで幕板を支持脚に固定するものがある。
【0003】
また図5に示すように、支持脚1に固定された突起軸2の先端に形成された拡径部2aを、幕板3の側部3aに上下に延びるように形成された小径部4aと大径部4bとからなる受溝4の前記大径部4bに挿入して、大径部4bより小径部4aに移動し、この小径部4aにて前記拡径部2aを保持固定するものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来の幕板取付装置では、支持脚における幕板の取付位置が一定位置であり、機種ごとに両者の取付位置に応じてネジ部や突起軸等を設ける必要があり、さらに幕板の高さを変えることなどは容易にできなかった。
【0005】
また、幕板の支持脚に対する取り付け、取り外しは、支持脚間においてネジの取り付け、取り外し等を伴い、その作業は煩雑なものであった。まして、1本の支持脚に対して複数の幕板を設置するものであればなおさらである。図5の構造では、両支持脚に幕板を固定した後における幕板の取り外しは困難であるという問題があった。
【0006】
したがって、本発明の目的は、前記問題を解決し、幕板の取付位置を容易に変えられ、しかも、1本の支持脚に複数の幕板が設置でき、さらに、幕板の取り付け、取り外しが容易なテーブル、机等の幕板取付装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、請求項1記載の発明は、天板下面に複数本設けられた支持脚と、相対向する支持脚間に設置される幕板と、この幕板の両側部を前記支持脚に固定させる固定部材とを備えたテーブル、机等の幕板取付装置において、前記固定部材に、前記支持脚の任意の周側部を挟持してネジにて固定される水平部と、この水平部に対して垂直に突出して、前記幕板の側部に突設された突出ピンを受ける受け孔が形成された垂直部とを一体に形成し、前記支持脚における前記固定部材の固定位置から距離をおいて、側方に突出するピン体を設置し、前記幕板に、幕板裏側の一部に上下に延びるように形成された第1溝部と、この第1溝部の略中央から垂直に前記裏側近傍の側部まで延びるように形成された水平溝およびこの水平溝に対して垂直に、前記側部に上下に延びるように形成された垂直溝からなる第2溝部とを設け、前記ピン体を、前記幕板の第1溝部に挿入して第2溝部の水平溝から垂直溝へ移動可能にし、この垂直溝にて前記ピン体を保持固定するように構成したことを特徴とするテーブル、机等の幕板取付装置を提供する。
【0008】
請求項2記載の発明は、天板下面に複数本設けられた支持脚と、相対向する支持脚間に設置される幕板と、この幕板の両側部を前記支持脚に固定させる固定部材とを備えたテーブル、机等の幕板取付装置において、前記固定部材に、前記支持脚の任意の周側部を挟持してネジにて固定される水平部と、この水平部に対して垂直に突出して、前記幕板の側部に突設された突出ピンを受ける受け孔が複数形成された垂直部とを一体に形成し、前記支持脚における前記固定部材の固定位置から距離をおいて、側方に突出するピン体を設置し、前記幕板に、幕板裏側の一部に上下に延びるように形成された第1溝部と、この第1溝部の略中央から垂直に前記裏側近傍の側部まで延びるように形成された水平溝およびこの水平溝に対して前記側部に垂直に上下に延びるように形成された垂直溝からなる第2溝部とを設け、前記ピン体を、前記幕板の第1溝部に挿入して第2溝部の水平溝から垂直溝へ移動可能にし、この垂直溝にて前記ピン体を保持固定するように構成したことを特徴とするテーブル、机等の幕板取付装置を提供する。
【0009】
請求項3記載の発明は、天板下面に複数本設けられた支持脚と、相対向する支持脚間に設置される幕板と、この幕板の両側部を前記支持脚に固定させる固定部材とを備えたテーブル、机等の幕板取付装置において、前記固定部材に、前記支持脚の任意の周側部を挟持してネジにて固定される水平部と、この水平部に対して垂直に突出して、前記幕板の側部に突設された突出ピンを受ける受け孔が複数形成された垂直部とを一体に形成し、前記固定部材を水平部と垂直部とで略L字状にし、複数の前記固定部材を適宜組み合せて各水平部を前記支持脚に固定し、複数の相対向する支持脚に固定された前記固定部材との間にそれぞれ幕板を設置可能にしたことを特徴とするテーブル、机等の幕板取付装置を提供する 。
【0010】
【作用】
請求項1記載のテーブル、机等の幕板取付装置においては、支持脚の任意の位置に固定部材の水平部を位置させ、支持脚の周側を挟持させてネジにて固定させ、この状態で固定部材の垂直部と幕板とを連結させる。このように固定部材の支持脚に対する位置(上下あるいは周方向)を容易に変えられるので、幕板の設置位置を自由に設定できることになる。前記固定部材にて幕板の一端を支持脚に固定し、さらに、幕板の裏側からピン体を挿入し、さらに裏側の第1溝部から幕板の側部の第2溝部へ移動して、第2溝部の垂直溝でピン体を保持固定することで、幕板の他端が支持脚に固定される。この際、前記ピン体を介した幕板と支持脚との取り付け、取り外しは、幕板あるいは支持脚の移動によって容易にできることになる。
【0011】
請求項2記載のテーブル、机等の幕板取付装置においては、固定部材の垂直部に幕板の突出ピンと連結するための受け孔を複数設けたことで、幕板の取付位置の調整ができ、特に、複数の幕板を設置する場合に、幕板の高さを合わせるのに有効である。前記固定部材にて幕板の一端を支持脚に固定し、さらに、幕板の裏側からピン体を挿入し、さらに裏側の第1溝部から幕板の側部の第2溝部へ移動して、第2溝部の垂直溝でピン体を保持固定することで、幕板の他端が支持脚に固定される。この際、前記ピン体を介した幕板と支持脚との取り付け、取り外しは、幕板あるいは支持脚の移動によって容易にできることになる。
【0012】
請求項3記載のテーブル、机等の幕板取付装置においては、固定部材の垂直部に幕板の突出ピンと連結するための受け孔を複数設けたことで、幕板の取付位置の調整ができ、特に、複数の幕板を設置する場合に、幕板の高さを合わせるのに有効である。複数の前記固定部材の水平部を上下に並べるようにして、支持脚に固定することで1本の支持脚に複数の幕板の側部を固定できる。また、複数の固定部材の各垂直部の向きを適当に配置することで、垂直部の複数の受け孔と幕板の固定部分との位置を変えることができるので、各幕板の高さを合わせることが可能になる。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
図1から図4は本発明をテーブルに適用した場合の一実施例を示したものであり、図1は本実施例の全体斜視図であって、テーブルは、天板11と、4本の支持脚12と、支持脚12間に設置された幕板13とを備えており、支持脚12は、下端に高さ調整用のアジャスタ14を備えた脚本体15と、この脚本体15の上端に取り付けられた支持具16とからなる。支持具16には、天板11の下面の一部と嵌合する嵌合溝16aが周囲に等間隔に形成されている。また、脚本体15には幕板13を固定する固定部材17が設けられている。
【0014】
図2は前記支持脚と幕板部分の分解斜視図であり、幕板13の両側上部には、幕板13の裏側の一部に上下に延びるように形成された第1溝部20と、この第1溝部20の略中央から垂直に前記裏側近傍の側部まで延びるように形成された水平溝21aおよびこの水平溝21aに対して垂直に、前記側部に上下に延びるように形成された垂直溝21bからなる第2溝部21とが設けられている。さらに、幕板13の両側下部には突出ピン22が突設されている。
【0015】
支持具16の嵌合溝16a(図2には3つを示し、他は2点鎖線にて省略した)の1つには、前記第1溝部20と第2溝部21とに挿入されるピン体23を備えた固定具24が嵌挿される。この固定具24は、前記嵌合溝16aの溝形状と略同一の外形状の嵌合軸体25と、この嵌合軸体25に嵌合溝16aから外に出るように固定され、前記ピン体23が突設された基体部26からなる。
【0016】
図3(a)は前記固定部材の正面図、図3(b)は同固定部材の平面図、図3(c)は同固定部材の側面図であり、固定部材17は、図2にも示すようにリング状の水平部30と、この水平部30の一端から垂直に突出した垂直部31とを備え、正面視略L字状をなしている。この垂直部31は、スリット32で2つに接合片31aに分離し、さらに、垂直部31の側部に両接合片31aを貫通するように雌ネジ部33が形成され、また接合片31aの接触部分に複数(図では2つを示している)の受け孔34が形成されている。
【0017】
次に前記構成の実施例における各部材の組み込みについて説明する。
支持脚12に設けられた支持具16の嵌合溝16aの1つに、固定具24の嵌合軸体25を嵌入して、ピン体23を脚本体15から突出させておき、さらに、脚本体15の下方には固定部材17のリング状の水平部30を嵌めておく。
【0018】
そして、ピン体23を、幕板13の第1溝部20に挿入して第2溝部21の水平溝21aから垂直溝21bへ移動可能にし、この垂直溝21bにてピン体23を保持固定する。一方、固定部材17は、幕板13の突出ピン22を垂直部31の解放されている接合片31a間の受け孔34のいずれかに挿入し、垂直部31の側部の雌ネジ部33にねじ35を螺入して、接合片31aを前記突出ピン22を挟持した状態で接合させ、同時に水平部30で脚本体15の周側を挟むようにすることで、固定部材17を介して脚本体15に幕板13を固定する。
【0019】
このようにして、幕板13の側部上下は固定具24と固定部材17によって、脚本体15に保持固定される。幕板13の他側部も同様にして固定具24と固定部材17によって、脚本体15に保持固定される。固定具24は支持具16の複数の嵌合溝16aから1つを選択することで設置角度が任意に設定でき、また固定部材17も水平部30がリング状で脚本体15の設置角度は任意に設定できるので、脚本体15に対する幕板13の設置角度を自由に設定できる。しかも前記水平部30は脚本体15に対して上下自由に移動できるため、幕板13の設置位置も任意に設定できる。
【0020】
さらに、1本の脚本体15に複数の幕板13を取り付けることも可能である。すなわち、固定具24は、複数個を支持具16の複数の嵌合溝16aに設置でき、また固定部材17は、脚本体15に複数個を重ねて設置でき、かつ設置角度を任意に設定できるので、上方の支持具16に合わせて設置することで、脚本体15を中心として他方向への幕板13の設置ができる。
【0021】
図4(a)〜(d)は前記固定部材の脚本体に対する設置例を示しており、図4(a)は固定部材17が1個の場合を示しており、図4(b)〜(d)は固定部材17が2個,3個,4個の場合をそれぞれ示している。なお、図4(d)において固定部材17の4個の内の1つは背面側に垂直部31が配置されており、図には現れていない。このような複数個の場合において、固定部材17を水平部30と垂直部31とで略L字状にしてあり、しかも、受け孔34を複数(本実施例では2個)形成してあるので、対向する他の脚本体15側の固定部材17に合わせて、垂直部31の上下の向き等、その設置状態を変えることで各幕板13の設置高さを揃えることができる。
【0022】
以上、本発明をテーブルに適用した場合の実施例を説明したが、天板と脚との結合構造を採用する机、カウンター等にも本発明を適用することができる。
【0023】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、固定部材によって幕板の設置位置を脚本体の上下方向あるいは周方向に任意に設定できるようになり、各種の幕板の設置状態に対応でき、さらに、1本の脚本体に複数の幕板が設置可能であり、しかも、幕板の取り付け、取り外しが容易なテーブル、机等の幕板取付装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をテーブルに適用した場合の一実施例を示すテーブルの全体斜視図である。
【図2】本実施例の脚本体と幕板部分の分解斜視図である。
【図3】(a)は本実施例の固定部材の正面図、(b)は本実施例の固定部材の平面図、(c)は本実施例の固定部材の側面図である。
【図4】(a)、(b)、(c)、(d)はそれぞれ本実施例の固定部材の脚本体への取付例を示す説明図である。
【図5】従来の幕板取付装置の説明図である。
【符号の説明】
11 天板
12 支持脚
13 幕板
15 脚本体
16 支持具
16a 嵌合溝
17 固定部材
20 第1溝部
21a 水平溝
21b 垂直溝
21 第2溝部
22 突出ピン
23 ピン体
24 固定具
25 嵌合軸体
30 水平部
31 垂直部
31a 接合片
32 スリット
33 雌ネジ部
34 受け孔
Claims (3)
- 天板下面に複数本設けられた支持脚と、相対向する支持脚間に設置される幕板と、この幕板の両側部を前記支持脚に固定させる固定部材とを備えたテーブル、机等の幕板取付装置において、前記固定部材に、前記支持脚の任意の周側部を挟持してネジにて固定される水平部と、この水平部に対して垂直に突出して、前記幕板の側部に突設された突出ピンを受ける受け孔が形成された垂直部とを一体に形成し、
前記支持脚における前記固定部材の固定位置から距離をおいて、側方に突出するピン体を設置し、前記幕板に、幕板裏側の一部に上下に延びるように形成された第1溝部と、この第1溝部の略中央から垂直に前記裏側近傍の側部まで延びるように形成された水平溝およびこの水平溝に対して垂直に、前記側部に上下に延びるように形成された垂直溝からなる第2溝部とを設け、前記ピン体を、前記幕板の第1溝部に挿入して第2溝部の水平溝から垂直溝へ移動可能にし、この垂直溝にて前記ピン体を保持固定するように構成したことを特徴とするテーブル、机等の幕板取付装置。 - 天板下面に複数本設けられた支持脚と、相対向する支持脚間に設置される幕板と、この幕板の両側部を前記支持脚に固定させる固定部材とを備えたテーブル、机等の幕板取付装置において、前記固定部材に、前記支持脚の任意の周側部を挟持してネジにて固定される水平部と、この水平部に対して垂直に突出して、前記幕板の側部に突設された突出ピンを受ける受け孔が複数形成された垂直部とを一体に形成し、
前記支持脚における前記固定部材の固定位置から距離をおいて、側方に突出するピン体を設置し、前記幕板に、幕板裏側の一部に上下に延びるように形成された第1溝部と、この第1溝部の略中央から垂直に前記裏側近傍の側部まで延びるように形成された水平溝およびこの水平溝に対して前記側部に垂直に上下に延びるように形成された垂直溝からなる第2溝部とを設け、前記ピン体を、前記幕板の第1溝部に挿入して第2溝部の水平溝から垂直溝へ移動可能にし、この垂直溝にて前記ピン体を保持固定するように構成したことを特徴とするテーブル、机等の幕板取付装置。 - 天板下面に複数本設けられた支持脚と、相対向する支持脚間に設置される幕板と、この幕板の両側部を前記支持脚に固定させる固定部材とを備えたテーブル、机等の幕板取付装置において、前記固定部材に、前記支持脚の任意の周側部を挟持してネジにて固定される水平部と、この水平部に対して垂直に突出して、前記幕板の側部に突設された突出ピンを受ける受け孔が複数形成された垂直部とを一体に形成し、
前記固定部材を水平部と垂直部とで略L字状にし、複数の前記固定部材を適宜組み合せて各水平部を前記支持脚に固定し、複数の相対向する支持脚に固定された前記固定部材との間にそれぞれ幕板を設置可能にしたことを特徴とするテーブル、机等の幕板取付装置。
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- 1995-03-02 JP JP04275495A patent/JP3575773B2/ja not_active Expired - Fee Related
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