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JP3577148B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents
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JP3577148B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は半導体記憶装置に関し、特に、メモリアレイおよび周辺回路の配置に関し、より特定的には、アドレス信号に関連する部分の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
図25は従来の64Mビットダイナミック型半導体記憶装置のアレイ配置およびアドレス信号の割当を示す図である。図25において、半導体記憶装置は、各々が行列状に配列される複数のメモリセルを有する4つのメモリプレーンM#0〜M#3を含む。メモリプレーンM#0〜M#3の各々は、32個の行ブロックMRB0〜MRB31および4つの列ブロックMCB0〜MCB3に分割される。後に詳細に説明するが、行ブロックMRB0〜MRB31の各々は、それぞれ行方向に延在して配置されるワード線を含み、列ブロックMCB0〜MCB3の各々は、列方向に延在して配置される列選択線を含む。したがって、メモリプレーンM#0〜M#3の各々は、32・4個のサブアレイMB00〜MB313を含む。
【0003】
メモリプレーンM#0〜M#3は、列アドレス信号ビットCA11,/CA11およびCA12,/CA12により指定される。ここで、信号名の前の“/”は補信号を示す。たとえば、メモリプレーンM#0は、列アドレス信号ビットCA11および/CA12がともにHレベルのとき指定される。メモリプレーンM#1は、列アドレス信号ビット/CA11および/CA12がともにHレベルのときに指定され、メモリプレーンM#2は、列アドレス信号ビットCA11およびCA12がともにHレベルのとき指定され、メモリプレーンM#3は、列アドレス信号ビット/CA11およびCA12がともにHレベルのときに指定される。
【0004】
メモリプレーンM#0〜M#3の各々は、各々が16個の行ブロックを含む2個の大行ブロックに分割され、これらの大行ブロックは、ロウアドレス信号ビットRA12および/RA12により指定される。ロウアドレス信号ビット/RA12がHレベルのとき行ブロックMRB0〜MRB15を含む大行ブロックが指定され、ロウアドレス信号ビットRA12がHレベルのときに行ブロックMRB16〜MRB31を含む大行ブロックが指定される。
【0005】
図26は、1つのメモリプレーンのより具体的構成およびアドレスの割当を示す図である。図26において、行ブロックMRB0〜MRB31の各々は、256本のワード線WLを含む。このワード線WLは、行ブロックMRBi(i=0〜31)にわたって延在し、対応の行ブロック内の1行のメモリセルを接続する。また、列ブロックMCB0〜MCB3の各々は、128本の列選択線CSLを含む。列選択線CSLは、後に詳細に説明するが、4つのビット線対を同時に選択状態とする。この列選択線CSLは列ブロックMCBj(j=0〜3)にわたって延在する。1つの行ブロックMRBiは、256・512・4=2・210ビットのメモリセルを含み、メモリプレーンM#k(k=0〜3)は、32・2・210=16Mビットのメモリセルを含む。
【0006】
大行ブロック(ロウアドレス信号ビットRA12,/RA12により指定される行ブロック)においてロウアドレス信号ビットの割当は同じであり、図26においては、ロウアドレス信号ビット/RA12がHレベルのときに選択される大行ブロック、すなわち行ブロックMRB0〜MRB15に対するロウアドレス信号ビットの割当を示す。ロウアドレス信号ビットRA12により指定される大行ブロックにおいても、各行ブロックMRB16〜MRB31に対し同様のロウアドレス信号ビットの割当が行なわれる。
【0007】
16個の行ブロックのうち、8個の行ブロック(MRB0〜MRB7またはMRB8〜MRB15)がロウアドレス信号ビットRA11および/RA11により指定される。これらの8個の行ブロックのうち4個の行ブロックが、ロウアドレス信号ビットRA10および/RA10により指定される。図26においては、ロウアドレス信号ビット/RA11により指定される行ブロックに対するロウアドレス信号ビットの割当を示すが、ロウアドレス信号ビットRA11により指定されるロウアドレス信号ビットに対しても同様のロウアドレス信号ビットの割当が行なわれる。
【0008】
ロウアドレス信号ビット/RA11(またはRA11)により指定された8個の行ブロックMRB0〜MRB7(またはMRB8〜MRB15)において、4つの行ブロックがロウアドレス信号ビットRA10および/RA10により指定される。すなわち、ロウアドレス信号ビット/RA10がHレベルのときに行ブロックMRB0〜MRB3が指定され、ロウアドレス信号ビットRA10がHレベルのときに行ブロックMRB4〜MRB7が指定される。このロウアドレス信号ビットRA10および/RA10により指定された行ブロックにおいて、さらに2つの行ブロックがロウアドレス信号ビットRA9および/RA9により指定される。図26においてはロウアドレス信号ビット/RA9がHレベルのときに行ブロックMRB0およびMRB1が指定され、ロウアドレス信号ビットRA9がHレベルのときに行ブロックMRB2およびMRB3が指定される。
【0009】
ロウアドレス信号ビットRA9および/RA9により指定される2つの行ブロックにおいて1つの行ブロックがロウアドレス信号ビットRA8および/RA8により指定される。すなわちロウアドレス信号ビット/RA8がHレベルのとき、偶数番号の行ブロックが指定され、ロウアドレス信号ビットRA8がHレベルのときに奇数番号の行ブロックが指定される。したがってロウアドレス信号ビットRA8〜RA12および/RA8〜/RA12により1つのメモリプレーンにおいて1つの行ブロックが指定される。
【0010】
選択された行ブロックに含まれる256本のワード線のうち1つのワード線WLが、ロウアドレス信号ビットRA0〜RA7により指定される。
【0011】
列ブロックにおいては、2つの列ブロックMCB0,MCB1またはMCB2およびMCB3が列アドレス信号ビットCA8および/CA8により指定される。すなわち、列アドレス信号ビットCA8がHレベルのときに列ブロックMCB0およびMCB1が指定され、列アドレス信号ビット/CA8がHレベルのときに列ブロックMCB2およびMCB3が指定される。
【0012】
この指定された2つの列ブロックにおいて一方の列ブロックがコラムアドレス信号ビットCA7および/CA7により指定される。コラムアドレス信号ビットCA7がHレベルのときに偶数番号の列ブロックが指定され、コラムアドレス信号ビット/CA7がHレベルのときに奇数番号の列ブロックMCB1およびMCB3が指定される。指定された列ブロックにおいて、128本の列選択線CSLのうち1つの列選択線CSLがコラムアドレス信号ビットCA0〜CA6により選択される。この列選択線CSLが4つのビット線対を同時に選択状態とし、この4つのビット線対のうち1つのビット線対がコラムアドレス信号ビットCA9およびCA10により選択される。
【0013】
図27(A)は4Kリフレッシュサイクルを有する半導体記憶装置のリフレッシュ動作時におけるリフレッシュ行を含む行ブロックの配置を示す図であり、図27(B)は8Kリフレッシュサイクルを有する半導体記憶装置のリフレッシュ行を含む行ブロックの配置を示す図である。リフレッシュ行は、リフレッシュされるメモリセルが接続される行を示し、リフレッシュアドレスに従って指定されるワード線を示す。4Kリフレッシュサイクルは、すべてのメモリセルがリフレッシュされるためには、4K回リフレッシュ動作を行なうことが必要とされることを示し、8Kリフレッシュサイクルは、8K回リフレッシュ動作を行なうことにより、すべてのメモリセルが選択されてリフレッシュされることを示す。同じ構成を有する半導体記憶装置において、パッドへのボンディングワイアの切換などにより、リフレッシュサイクルが設定される。
【0014】
図27(A)に示すように、4Kリフレッシュサイクルを有する半導体記憶装置においては、メモリプレーンM#0〜M#3それぞれにおいて同時に2つの行ブロック(リフレッシュ行)が選択状態とされる。この状態においては、大行ブロックを指定するためのロウアドレス信号ビットRA12および/RA12はともに選択状態とされる。以下の説明において、互いに相補なアドレス信号ビットがともに選択状態とされる状態を、「そのアドレス信号ビットが縮退された」と称する。したがって、この4Kリフレッシュサイクルにおけるリフレッシュ時においては、メモリプレーンM#0〜M#3各々において32個の行ブロックのうち2つの行ブロックが選択される(1/16分割)。
【0015】
一方、図27(B)に示すように、8Kリフレッシュサイクルを有する半導体記憶装置においては、リフレッシュ動作時にメモリプレーンM#0〜M#3それぞれにおいて1つの行ブロック(リフレッシュ行)が選択状態とされてリフレッシュが行なわれる。この場合、リフレッシュ行ブロック(リフレッシュ行)を含む大行ブロックを指定するために、ロウアドレス信号ビットRA12および/RA12は有効とされ、一方が選択状態とされ、他方が非選択状態とされる。この8Kリフレッシュサイクルにおけるリフレッシュ時においては、メモリプレーンM#0〜M#3それぞれにおいて、32個の行ブロックのうちの1つの行ブロックが選択状態とされる(1/32分割)。
【0016】
8Kリフレッシュサイクルを有する半導体記憶装置においては、同時に選択状態とされるワード線の数が少なく、応じてリフレッシュ時におけるビット線の充放電が少なく、ピーク電流が低減される。また、リフレッシュサイクルの時間が同じ場合、8K回リフレッシュが行なわれ、その間通常アクセスは行なわれないため、通常アクセス時の平均消費電流が低減される。したがってこれらより、リフレッシュサイクルを変更することにより消費電流の低減が図られる。また、同一構成の半導体記憶装置において、たとえばボンディングにより特定のパッドを所定の電位レベルに固定することによりリフレッシュサイクルを切換える構成とすることにより、2種類のリフレッシュサイクルを有する半導体記憶装置を同一構成の半導体記憶装置で実現することができ、製造コストが低減される。
【0017】
通常、半導体記憶装置においては、テスト時間を短縮するために複数のメモリセルに対し同時にテストを行なうマルチビットテストが行なわれる。このマルチビットテストにおいては、複数のメモリセルに同じデータを書込み、次いでこれらの複数の同時に選択されたメモリセルのデータを読出し、これらの読出したデータの論理の一致/不一致を判定する。同時に選択された複数のメモリセルがすべて正常であれば、読出されたデータの論理はすべて同じである。一方、不良メモリセルが存在する場合、読出されたデータの論理は異なる。この読出されたデータの論理の一致/不一致を判定することにより、不良メモリセルの存在の有無を識別する。
【0018】
このマルチビットテストは、半導体記憶装置において標準化されており、またこのときに縮退されるアドレス信号ビットも標準化されている。4Kリフレッシュデバイス(半導体記憶装置)においては、縮退アドレス信号ビットはCA9〜CA12およびRA12の5ビットであり、一方、8Kリフレッシュサイクルのデバイス(半導体記憶装置)の場合、縮退アドレス信号ビットはコラムアドレス信号ビットCA8〜CA12の5ビットである。
【0019】
図28(A)は、×4構成の4Kリフレッシュデバイスのマルチビットテスト時において選択状態とされるメモリセルの配置を示す図である。図28(A)に示すように、マルチビットテストモード時においては、列アドレス信号ビットCA9〜CA12およびロウアドレス信号ビットRA12が縮退される。ロウアドレス信号ビットRA12が縮退されるため、メモリプレーンM#0〜M#3それぞれにおいて2本のワード線が選択される。列アドレス信号ビットCA8および/CA8は有効であるため、メモリプレーンM#0〜M#3において、2つの列グループが選択状態とされる。図28(A)においては、コラムアドレス信号ビットCA8がHレベルのときに選択状態とされる列ブロックを示す。コラムアドレス信号ビットCA7によりさらに1つの列ブロックが選択され、この選択された列ブロックにおいて、コラムアドレス信号ビットCA0〜CA6に従って1つの列選択線CSLが選択される。したがって、メモリプレーンM#0〜M#3各々においては8ビットのメモリセルが同時に選択される(1つの列選択線CSLにより、4ビット線対が同時に選択される)。
【0020】
コラムアドレス信号ビットCA11およびCA12が縮退されているため、メモリプレーンM#0〜M#3それぞれにおいて選択された8ビットのメモリセルが同時に選択され、合計32ビットのメモリセルがマルチビットテスト回路へ伝達される。マルチビットテスト回路は、この32ビットのメモリセルのデータの論理の一致/不一致を判定することにより、メモリセルの良/不良を判定する。
【0021】
この半導体記憶装置が4ビットデータを入出力する×4構成の場合、2ビットのアドレス信号が縮退される(無視される)。この場合、通常、上位の(番号の大きな)アドレス信号ビットが縮退される(無視される)。したがって、×4構成の半導体記憶装置で4Kリフレッシュサイクルを有する装置の場合、アドレス信号ビットRA12およびCA12を縮退して4ビットデータの入出力が行なわれる。この場合、図28(A)において機能的に説明するように、第1のセレクタSEL1が、コラムアドレス信号ビットCA9およびCA10に従って、同時に選択された32ビットのメモリセルデータからさらに8ビットのメモリセルデータを選択し(4ビット線対のうちの1つのビット線対の選択)、次いで第2のセレクタSEL2が、コラムアドレス信号ビットCA11に従って8ビットのメモリセルデータのうち4ビットのメモリセルデータを選択する。ここで、第1のセレクタSEL1および第2のセレクタSEL2は、単にメモリセルデータの伝達を行なうための構成を機能的に示すだけである。
【0022】
この場合、コラムアドレス信号ビットCA11に従って4ビットのメモリセルデータが選択されるため、メモリプレーンM#0〜M#3において、図28(A)の水平方向に整列して配置される2つのメモリプレーンが選択される。たとえばコラムアドレス信号ビットCA11がHレベルのとき、メモリプレーンM#0およびM#1各々において、2ビットのメモリセルが伝達される(選択されるメモリセルを○印で示す)。ロウアドレス信号ビット/RA12およびRA12がともに選択状態とされているため、メモリプレーンM#0およびM#1それぞれにおいて、選択された2つの行ブロック(選択ワード線)から1ビットのメモリセルデータが選択される。これにより、4ビットのデータDQ0〜DQ3が読出される。
【0023】
一方、8Kリフレッシュサイクルを有する半導体記憶装置の場合、縮退アドレス信号ビットは、コラムアドレス信号ビットCA8〜CA12である。図28(B)に示すように、メモリプレーンM#0〜M#3それぞれにおいて1つの行ブロックが選択され、これらの選択された行ブロック各々から8ビットのメモリセルが選択される。この選択された合計32ビットのメモリセルのデータがマルチビットテスト回路へ伝達されて論理の一致/不一致が判定される。
【0024】
通常動作時においては、第1のセレクタSEL1が、コラムアドレス信号ビットCA9およびCA10に従って、選択された32ビットのメモリセルからさらに8ビットのメモリセルを選択する。コラムアドレス信号ビットCA9およびCA10は、1つの列選択線CSLにより選択された4つのビット線対から1つのビット線対を選択する。したがって、この第1のセレクタSEL1によりメモリプレーンM#0〜M#3それぞれから2ビットずつデータが読出される。次いで、第2のセレクタSEL2が、コラムアドレス信号ビットCA8に従って各メモリプレーンM#0〜M#3において1ビットのメモリセルを選択する。これにより、メモリプレーンM#0〜M#3において同じ行ブロックの同じ列ブロックに位置するメモリセルのデータが並列に読出される。データ書込時のメモリセルの選択もデータ読出時と同様に行なわれる。
【0025】
ここで、4ビットデータを入出力するために縮退状態とされるアドレス信号ビットが4Kリフレッシュサイクルと8Kリフレッシュサイクルとで異なるのは以下の理由による。通常、多ビットデータの入出力を行なう場合、縮退状態とされるアドレス信号ビットは上位アドレス信号ビットである。4Kリフレッシュサイクルを有する半導体記憶装置においては、リフレッシュ動作時ロウアドレス信号ビットRA12は用いられない。したがって、ロウおよびコラムアドレス信号ビットRA12およびCA12が縮退状態とされて、4ビットのデータの入出力が行なわれる。一方、8Kリフレッシュサイクルを有する半導体記憶装置の場合、ロウアドレス信号ビットRA12は、リフレッシュサイクル時に必要とされる。したがってこのロウアドレス信号ビットRA12を縮退状態とすることはできない。このため、コラムアドレス信号ビットCA11およびCA12が縮退状態とされる。×8ビットおよび×16ビットなどの多ビットデータにおいても、同様の規則に従ってデータ入出力のために縮退状態とされるアドレス信号ビットが決定される。8Kリフレッシュサイクルを有する半導体記憶装置においては、したがってコラムアドレス信号ビットがこのデータ入出力ビット数に応じて縮退状態とされることになる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、マルチビットテストを行なうことにより同時に複数のメモリセル(32ビットのメモリセル)がテストされるため、テスト時間を短縮することができる。しかしながら、4Kリフレッシュ装置および8Kリフレッシュ装置において、マルチビットテスト時において選択される32ビットのメモリセルの位置が異なる。また通常動作時において同時に選択される4ビットのメモリセルの位置が異なる。したがって、テストおよび通常動作モードいずれにおいても内部で選択されるメモリセルに対するデータの伝搬経路が異なり、装置の評価等において4Kリフレッシュ装置および8Kリフレッシュ装置の相関関係を求めるのが困難である(両リフレッシュサイクルにおいて、動作する回路部分が異なるため)。したがって、内部電位の調整および不良メモリセルアドレスのプログラムなどのために行なわれるレーザートリミング(LT)およびウェハレベルでのテスト(WT)において、4Kリフレッシュサイクルおよび8Kリフレッシュサイクルそれぞれのモードで半導体装置をテストすることが必要となり、テスト時間が長くなるという問題が生じる。また、これらのリフレッシュサイクルモードそれぞれに対してテストプログラムが必要とされ、テストのための手続が煩雑となるという問題が生じる。
【0027】
また、半導体記憶装置において、記憶容量が増大すると、応じてアドレス信号ビットの数も増大して、内部アドレス信号を伝達する信号線の数も増大し、この内部アドレス信号線の充放電電流が増大するという問題が生じる。
【0028】
また、内部アドレス信号線の数が増大した場合、複数のメモリプレーンに対し内部アドレス信号を伝達するためのこれらの信号線の数が増大した場合、配線が錯綜しレイアウト面積が増大するとともに、そのレイアウトが複雑となるという問題が生じる。
【0029】
また、図25に示すように、メモリプレーンのアレイ配置(ロウおよびコラムアドレス信号の割当)を平行に移動して4つのメモリプレーンを配置した場合、たとえこれらの4つのメモリプレーンの中央部にアドレスバッファを配置したとしても、メモリプレーン間で同じ行ブロック(または列ブロック)に対するアドレス信号の伝搬遅延が異なり、メモリプレーンの動作特性(メモリセルが選択状態とされるのに要する時間および選択メモリセルへのアクセスに要する時間など)が異なり、アクセス時間が増加するという問題が生じる(アクセス時間は最悪のメモリプレーンのアクセス時間により決定されるため)。
【0030】
また、周辺回路のレイアウトをメモリプレーンそれぞれに対し独立に行なう必要が生じ、レイアウト設計に長時間を要することになり、またメモリプレーンごとにアドレス信号の伝搬遅延等を考慮して周辺回路を最適配置する必要が生じ、レイアウト設計が複雑となるとともに、各メモリプレーンの動作特性を個々に測定する必要が生じ、このためのテストが必要とされ、テスト工程が複雑となるとともに、またテスト時間も長くなるという問題が生じる。
【0031】
それゆえ、この発明の目的は、テストおよびレイアウトを容易にかつ短時間で行なうことができるアドレス配置を有する半導体記憶装置を提供することである。
【0032】
この発明の他の目的は、低消費電力で動作しかつ効率的なレイアウトを有するアドレス関連回路を有する半導体記憶装置を提供することである。
【0033】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る半導体記憶装置は、行列状に配列されかつ各行のメモリセルがワード線に接続される複数のメモリセルを有するメモリアレイと、リフレッシュ動作時に選択状態とされるワード線の数が互いに異なる第1および第2のリフレッシュサイクルモードの一方を指定するリフレッシュサイクル指定信号を発生するためのリフレッシュサイクル指定信号発生手段と、所定数のアドレス信号ビットが縮退された多ビットアドレス信号に従ってメモリアレイから同時に複数のメモリセルを選択するための選択手段とを備える。所定数のアドレス信号ビットは、第1のリフレッシュサイクルがリフレッシュサイクル指定信号により指定されたときに縮退されかつ第2のリフレッシュサイクルが指定されたときに有効とされる第1のアドレス信号ビットと、第1のリフレッシュサイクルの指定時に有効とされかつ第2のリフレッシュサイクル時に縮退される第2のアドレス信号ビットと、第1および第2のリフレッシュサイクルのいずれのサイクル指定時においても縮退される少なくとも1ビットの第3のアドレス信号ビットとを含む。
【0034】
請求項1に係る半導体記憶装置は、さらに第1のリフレッシュサイクルが指定されたとき第1のアドレス信号ビットを第2のアドレス信号ビットへ切換え、第2のアドレス信号ビットを第3のアドレス信号ビットへ切換えかつ第3のアドレス信号ビットを第1のアドレス信号ビットへ切換えるアドレス切換手段を備える。
【0035】
請求項2に係る半導体記憶装置は、請求項1の半導体記憶装置において、少なくとも1ビットの第3のアドレス信号ビットは複数ビットを含み、かつ第2および第3のアドレス信号ビットは連続して配置されるビット位置のアドレス信号ビットであり、かつアドレス切換手段は、第1のアドレス信号ビットと交換された第2のアドレス信号ビットを連続ビットの一方側に挿入しかつ第3のアドレス信号ビットが1ビットずつ他方側へシフトする手段を含む。
【0036】
請求項3に係る半導体記憶装置は、請求項1または2の装置において、選択手段により選択された複数のメモリセルからさらにメモリセルを選択する第2の選択手段を備える。この第2の選択手段は、所定数のアドレス信号ビットのうちの第2の所定数のアドレス信号ビットによりメモリセルを選択する。この第2の所定数のアドレス信号ビットはアドレス切換手段により切換えられた外部から与えられる同じアドレス信号ビットで構成される。
【0037】
請求項4に係る半導体記憶装置は、請求項1ないし3のいずれかの装置において、メモリアレイが、各々が複数の行ブロックおよび複数の列ブロックを有する複数のメモリプレーンを含み、第1のアドレス信号ビットは第2のリフレッシュサイクル指定時に各メモリプレーンの行ブロックを指定しかつ第2のアドレス信号ビットはメモリプレーンそれぞれの列ブロックを第2のリフレッシュサイクル時に指定する。
【0038】
請求項5に係る半導体記憶装置は、請求項2の装置において、アドレス切換手段が、第1のリフレッシュサイクルがリフレッシュサイクル指定信号により指定されたとき、第3のアドレス信号ビットの最他方の位置のアドレス信号ビットを交換せずかつこの最他方の第3のアドレス信号ビットに隣接する位置のビットを第1のアドレス信号ビットへ切換える手段を含む。
【0039】
請求項6に係る半導体記憶装置は、行列状に配列される複数のメモリセルを有し、かつ各行のメモリセルがワード線に接続されるメモリアレイと、リフレッシュ動作時に互いに異なる数のワード線が同時に選択される第1および第2のリフレッシュサイクルの一方を指定するリフレッシュサイクル指定信号を発生するためのリフレッシュサイクル指定信号発生手段と、与えられた第1のアドレス信号に従ってメモリアレイから複数のメモリセルを同時に選択する第1の選択手段と、テストモード指定時にこの第1の選択手段により選択された複数のメモリセルの良/不良の判定を行なうための手段と、第1の選択手段により選択された複数のメモリセルから第2のアドレス信号に従って、装置外部とデータの授受を行なうための所定数のメモリセルを選択するための第2の選択手段と、外部からのアドレス信号を受けかつリフレッシュサイクル指定信号に応答して、第1および第2のリフレッシュサイクルの指定時に第1および第2の選択手段によりメモリアレイの同じ位置のメモリセルが選択されるようにこの外部から与えられたアドレス信号ビットを位置変換して第1および第2の選択手段へ与えるアドレス切換手段を備える。
【0044】
アドレス信号ビットを内部でリフレッシュサイクルモードで切替えることにより、外部でアドレス信号ビットを入替えることなくリフレッシュサイクルが異なる場合においても常に同一の位置のメモリセルが選択されるため、装置のテストが容易となる。
【0045】
また、内部アドレス信号をプリデコードして各メモリプレーンへ伝達することにより、充放電される信号線の数を低減することができ、消費電流が低減される。
【0046】
また、アドレス信号をプリデコードして伝達することにより、ロウデコーダの規模が低減される。
【0047】
また、内部アドレス信号(プリデコード信号:行指定信号)を第1の方向に沿って伝達しかつ内部コラムアドレス信号(プリデコード信号:列指定信号)を第2の方向に沿って伝達することにより、同一方向にアドレス系信号およびコラムアドレス系信号両者の伝搬経路を配設する必要がなく、配線長も短くなり、またレイアウトが簡略化されかつ容易となる。
【0049】
【発明の実施の形態】
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1に従う半導体記憶装置の全体の配置を概略的に示す図である。図1において、半導体記憶装置1は、長辺方向および短辺方向それぞれに沿って延在する中央領域CR1およびCR2により互いに分離される4つのメモリプレーンM#0〜M#3を含む。メモリプレーンM#0〜M#3の各々は、一例として16Mビットの記憶容量を有し、したがって、この半導体記憶装置1は、64Mビットの記憶容量を備える。メモリプレーンM#0〜M#3の各々は、第1の中央領域CR1に面して長辺方向に延在して配置され、各々がワード線(後に説明する)を選択するロウデコーダRD0〜RD3と、第2の中央領域CR2に面して短辺方向に沿って配設され、列選択信号を発生するコラムデコーダCD0〜CD3を含む。後に詳細に説明するが、ロウデコーダRD0〜RD3は、第1および第2の中央領域に関して鏡面対称の配置を有し、またコラムデコーダCD0〜CD3も第1および第2の中央領域CR1およびCR2に関して鏡面対称の配置を有する。したがってメモリプレーンM#0〜M#3も鏡面対称の配置を有し、そのアドレスの割当も、第1および第2の中央領域CR1およびCR2に関し鏡面対称とされる。
【0050】
第1の中央領域CR1において長辺方向に沿ってパッドPDが配置される。このメモリプレーンM#0およびM#2の間の第1の中央領域CR1において外部からのアドレス信号を受けるアドレス信号入力パッドPDAが配置される。
【0051】
図2は、1つのメモリプレーンM#に関連する部分の構成をより詳細に示す図である。図2において、メモリプレーンM#は、各々が512Kビットのメモリセルを有する32個の行ブロックMRB0〜MRB31を含む。行ブロックMRB0〜MRB31の各々において、512Kビットのメモリセルが行および列のマトリクス状に配置される。行ブロックMRB0〜MRB31各々の間の領域に、選択されたメモリセルのデータの検知および増幅を行なうセンスアンプを有するセンスアンプ帯SAB1〜SAB31が配置される。行ブロックMRB0およびMRB31の外側に、さらにセンスアンプ帯SAB01およびSAB32がそれぞれ配設される。1つの行ブロックMRBi(i=0〜31)は、その両側に配置されたセンスアンプ帯SABiおよびSAB(i+1)に含まれるセンスアンプにより、選択された1行に接続されるメモリセルのデータの検知および増幅が行なわれる。したがって、センスアンプ帯SAB12〜SAB31は、2つの行ブロックにより共有される。
【0052】
図3は、1つのメモリプレーンにおける内部データ書込/読出線であるIO線の配置を示す図である。図3において、メモリプレーンM#は、4つの列ブロックMCB0〜MCB3に分割される。列ブロックMCB0〜MCB3の各々に対して4つのグローバルIO線対GIOa〜GIOdが配設される。このグローバルIO線対GIOa〜GIOdは対応の列ブロックにおいて列延在方向に沿ってすべての行ブロックにわたって延在して配設される。行ブロック各々(図3において、行ブロックMRBNを代表的に示す)においては、ロウデコーダRDからの行選択信号を伝達するワード線WLが列ブロックMCB0〜MCB3にわたって配設される。このワード線WLに図示しない1行のメモリセルが接続される。
【0053】
行ブロックMRBNの列方向についての両側にセンスアンプ帯SABNおよびSABN+1が配設される。これらのセンスアンプ帯SABNおよびSABN+1それぞれにおいて、列ブロック内部においてのみ行方向に沿って延在するローカルIO線対LIOa〜LIOdが配設される。行ブロックMRBNの各列ブロックにおいて、ローカルIO線対LIOa、LIObおよびLIOcおよびLIOdが配設され、合計4つのローカルIO線対が配設される。ローカルIO線対LIOa〜LIOdは、それぞれ図において黒丸印で示す行ブロック選択ゲートRSGにより、対応の列ブロックにおいて配設されたグローバルIO線対GIOa〜GIOdと接続される。この行ブロック選択ゲートRSGは、後に説明するが、行ブロック選択用ロウアドレス信号ビットにより選択される。
【0054】
図4は、図3に示すセンスアンプ帯の構成をより具体的に示す図である。図4において、1本の列選択線CSLに関連する部分の構成が代表的に示される。この列選択線CSLは、図3の列ブロックにおいて複数の行ブロックにわたって延在して配置される。選択された列ブロックにおける列選択線CSLのみが選択状態とされる。1本の列選択線CSLに対して4つのビット線対BLP0〜BLP3が配置される。ビット線対BLP0〜BLP3は、それぞれ、互いに相補なデータ信号を伝達するビット線BLおよび/BLを含む。ビット線対BLP0〜BLP3とワード線WLとの交差部に対応してメモリセルMCが配置される。図4においては、ビット線BLとワード線WLとの交差部に対応してメモリセルMCが配置される状態が一例として示される。
【0055】
ビット線対BLP0およびBLP2は、ビット線分離制御信号BRIbに応答して導通する分離ゲートTGa0およびTGa2を介して、センスアンプ帯SABNに含まれるセンスアンプSA0およびSA2にそれぞれ接続される。ビット線対BLP1およびBLP3は、ビット線分離制御信号BRIaに応答して導通する分離ゲートTGa1およびTGa3を介して、センスアンプ帯SABN+1に含まれるセンスアンプSA(およびSA3)にそれぞれ接続される。センスアンプ帯SABNに含まれるセンスアンプSAは、分離制御信号BRIbに応答して導通する分離ゲートTGb0およびTGb2を介して行ブロックMRB(N−1)に含まれるビット線対にそれぞれ接続される。センスアンプ帯SAN+1に含まれるセンスアンプSAは、分離制御信号BRIaに応答して導通する分離ゲートTGb1およびTGb2を介して行ブロックMRBN+1に含まれるビット線対に接続される。
【0056】
センスアンプSAは、各ビット線対に対応して設けられかつ隣接する行ブロックのビット線対により共有される。1つの行ブロックMRBNにおいて、ビット線対の両側にセンスアンプSAが交互に配置される。このセンスアンプの配置は、「交互配置型シアードセンスアンプ配置」として知られている。
【0057】
センスアンプ帯SABNにおいては、ローカルIO線対LIOaおよびLIObが、ワード線WLに平行に配設されかつ1つの列ブロック内にのみ延在する。センスアンプ帯SABN+1においては、ローカルIO線対LIOcおよびLIOdが同様に配置される。
【0058】
センスアンプSA0〜SA3それぞれに対し、列選択線CSL上の信号電位に応答して導通する列選択ゲートIG0〜IG3が設けられる。これらの列選択ゲートIG0〜IG3は、対応の列選択線CSL上の信号電位が選択状態を示すHレベルの時に導通し、センスアンプSA0〜SA3を、それぞれローカルIO線対LIOa〜LIOdに接続する。行ブロックMRBNが選択状態とされたときには、ビット線分離制御信号BLIaおよびBRIbがHレベルとされ、ビット線分離制御信号BRIaおよびBLIbがLレベルとされる。これにより、ビット線対BLP0〜BLP3はそれぞれセンスアンプSA0〜SA3に接続される。スタンバイサイクル時においては、ビット線分離制御信号BLIa,BLIb,BRIaおよびBRIbはすべてHレベルとされ、分離制御ゲートTGa0〜TGa3およびTGb0〜TGb3はすべて導通状態とされる。選択された行ブロックのみをセンスアンプSAに接続することにより、センスアンプSAに接続されるビット線対の容量を軽減し、高速のセンス動作およびセンスノードへの十分な読出電圧(メモリセルの読出データ)の伝達を図る。このローカルIO線対LIOa〜LIOdがそれぞれ図示しない対応の列グループに配設されたグローバルIO線対GIOa〜GIOd(図3参照)に接続される。このグローバルIO線対とローカルIO線対との接続関係については後に詳細に説明する。
【0059】
図5は、この発明に従う半導体記憶装置のメモリプレーンに対するアドレス信号の割当を示す図である。図5において、この半導体記憶装置1は、4つのメモリプレーンM#0〜M#3を含む。これらのメモリプレーンM#0〜M#3は、32個の行ブロックMRB0〜MRB31および4個の列ブロックMCB0〜MCB3に分割される。このメモリプレーンの指定および16個の行ブロックを有する大行ブロックの指定するアドレス信号ビットは、8Kリフレッシュサイクルの装置と4Kリフレッシュサイクルの装置とで異ならされる。
【0060】
(A)8Kリフレッシュサイクル装置:
メモリプレーンの指定はコラムアドレス信号ビットCA11,/CA11およびCA12,/CA12により行なわれる。コラムアドレス信号ビットCA11がHレベルのときには、メモリプレーンM#0およびM#2が指定され、コラムアドレス信号ビット/CA11がHレベルのときには、メモリプレーンM#1およびM#3が指定される。コラムアドレス信号ヒット/CA12がHレベルのときには、メモリプレーンM#0およびM#1が指定され、コラムアドレス信号ビットCA12がHレベルのときには、メモリプレーンM#2およびM#3が指定される。したがって、たとえばメモリプレーンM#0は、コラムアドレス信号ビットCA11および/CA12がともにHレベルのときに指定される。
【0061】
メモリプレーンM#0〜M#3各々において、行ブロックMRB0〜MRB15は、Hレベルのロウアドレス信号ビット/RA12により指定され、行ブロックMRB16〜MRB31は、Hレベルのロウアドレス信号ビットRA12により指定される。
【0062】
(B)4Kリフレッシュサイクル装置:
メモリプレーンの指定は、ロウアドレス信号ビットRA12,/RA12とコラムアドレス信号ビットCA12,/CA12により行なわれる。また、16個の行ブロックを含む大行ブロックの指定は、コラムアドレス信号ビットCA8,/CA8により行なわれる。コラムアドレス信号ビット/CA8がHレベルのときには、行ブロックMRB0〜MRB15が指定され、コラムアドレス信号ビットCA8がHレベルのときには行ブロックMRB16〜MRB31が指定される。
【0063】
図6は1つのメモリプレーンに関するアドレス信号ビットの割当てを示す図である。
【0064】
図6において、1つのメモリプレーンにおけるアドレス信号ビットの割当において、4Kリフレッシュサイクル装置においては、2つの列ブロックの指定は、コラムアドレス信号ビットCA8,/CA8により行なわれ、一方、8Kリフレッシュサイクル装置においては、コラムアドレス信号ビットCA9および/CA9により行なわれる。2つの列ブロックのうちの一方の列ブロックの指定は、両装置においてコラムアドレス信号ビットCA7,/CA7により行なわれる。
【0065】
16個の大行ブロックのうちの1つの行ブロックの指定は、ロウアドレス信号ビットRA8,/RA8〜RA11,/RA11により行なわれる。1つの行ブロックにおいて256本のワード線のうち1本のワード線が、ロウアドレス信号ビットRA0〜RA7に従って指定される。1つの列ブロックにおいては、128本の列選択線CSLのうちの1本の列選択線CSLがコラムアドレス信号ビットCA0〜CA6に従って指定される。
【0066】
1つの列選択線CSLが4つのビット線対を同時に選択するため、この4つのビット線対のうちの1つのビット線対の選択が、8Kリフレッシュサイクル装置においては、コラムアドレス信号ビットCA9およびCA10により行なわれ、4Kリフレッシュサイクル装置においては、コラムアドレス信号ビットCA10およびCA11に従って行なわれる。次に、この図5および図6に示すアドレスの割当に従うメモリセルの選択について説明する。
【0067】
図7は、1つのメモリプレーンに対するローカルIO線およびローカルIO線の選択経路を機能的に示す図である。図7において、1つのメモリプレーンM#の1つの行ブロックにおいて4つの列ブロックMCB0〜MCB3それぞれに設けられた4組のローカルIO線対LIOa〜LIOdが、行ブロック選択信号φRに応答して導通する行ブロック選択ゲートRSGを介して対応のグローバルIO線対GIOa〜GIOdに接続される。これにより、1つの行ブロックにおいて、列ブロックMCB0〜MCB3それぞれの4つのローカルIO線対LIOa〜LIOdが、それぞれ対応のグローバルIO線対GIOa〜GIOdに接続される。各列グループMCB00−MCB3各々の4組のグローバルIO線対GIOa〜GIOdに対し、共通に選択回路10が設けられる。この選択回路10は、コラムアドレス信号ビットCA7,/CA7に従って偶数列ブロックまたは奇数列ブロックのグローバルIO線対を選択する。これにより、2つの列グループのグローバルIO線対GIOa〜GIOdが選択されて内部データバスDSa0〜DSd0およびDSa1〜DFd1に結合される。この選択回路10により、8ビットのメモリセルが選択される。
【0068】
この内部データバスDSa0〜DSd1に対し、選択回路12が設けられる。この選択回路12は、3ビットのコラムアドレス信号ビット(8Kリフレッシュ装置ではビットCA8,CA9,CA10:4Kリフレッシュ装置ではビットCA9,CA10およびCA11)に従って1つの内部データバスのデータを選択して、装置外部へ結合する。これにより、1つのメモリプレーンにおいて1ビットのメモリセルが選択されてアクセスされる。
【0069】
マルチビットテスト時においては、この選択回路10により選択された8ビットのメモリセルのデータがマルチビットテスト回路15へ並列に与えられる。このマルチビットテスト回路15は、4つのメモリプレーンM#0〜M#3各々から8ビットのメモリセルデータを受ける。したがって32ビットのメモリセルデータの論理の一致/不一致がマルチビットテスト回路15で判定され、その判定結果を示すパス/フェイル信号P/ZFが出力される。このパス/フェイル信号P/ZFは、専用のピン端子を介して装置外部へ出力されてもよく、また図示しない経路を介してデータ入出力回路を介して装置外部へ読出されてもよい。
【0070】
この図7に示すように、4Kリフレッシュ装置および8Kリフレッシュ装置いずれにおいても、選択回路10において奇数列グループまたは偶数列グループの一方の列グループが選択される構成は、図5および図6に示すアドレス信号のリフレッシュサイクルモードに応じた切換により実現される。以下、各リフレッシュサイクルモード時におけるマルチビットテスト時および通常動作時におけるメモリセルの選択について説明する。
【0071】
(A) リフレッシュ動作:
(a) 4Kリフレッシュ;
図8(A)は、4Kリフレッシュ装置におけるリフレッシュ動作時の選択行ブロックの配置を示す図である。4Kリフレッシュ装置においては、ロウアドレス信号ビットRA12および/RA12が2つのメモリプレーンを指定するために用いられる。ロウアドレス信号ビットRA12がHレベルのときには、メモリプレーンM#0およびM#1が指定され、ロウアドレス信号ビット/RA12がHレベルのときにはメモリプレーンM#2およびM#3が指定される。メモリプレーンM#0〜M#3の各々において、16個の行ブロックを含む大行ブロックの指定は、コラムアドレス信号ビットCA8,/CA8により行なわれる。
【0072】
リフレッシュ動作時においては、ロウアドレス信号ビットRA12は縮退状態とされるため、メモリプレーンM#0〜M#3がすべて指定される。リフレッシュ動作時において行選択のためにはコラムアドレス信号ビットCA8,/CA8は用いられない。したがって、メモリプレーンM#0〜M#3各々において2つの行ブロックが選択状態とされる。これにより、4Kリフレッシュサイクル装置においては、メモリプレーンM#0〜M#3各々において32個の行ブロックのうち2つの行ブロックがリフレッシュされる1/16分割動作が実現される。
【0073】
(b) 8Kリフレッシュ;
図8(B)は、8Kリフレッシュサイクル装置におけるリフレッシュ動作時の選択行ブロックの配置を示す図である。この8Kリフレッシュサイクル装置においては、ロウアドレス信号ビットRA12,/RA12が、メモリプレーンM#0〜M#3それぞれにおいて大行ブロックを指定するために用いられる。ロウアドレス信号ビットRA12,/RA12は、縮退状態とされず有効であり、メモリプレーンM#0〜M#3それぞれにおいて、1つの大行ブロックが選択状態とされる。したがって、メモリプレーンM#0〜M#3において、ロウアドレス信号ビットRA8〜RA11,/RA8〜/RA11に従って1つの行ブロックが選択されてリフレッシュが実行される。これによりメモリプレーンM#0〜M#3それぞれにおいて32個の行ブロックのうち1つの行ブロックがリフレッシュされる1/32分割動作が実現される。
【0074】
(B) マルチビットテストおよび通常アクセスモード
(a) 8Kリフレッシュサイクル装置
図9は、8Kリフレッシュサイクル装置の選択メモリセルの配置を概略的に示す図である。図9に示すように、8Kリフレッシュサイクル装置においては、メモリプレーンの指定はコラムアドレス信号ビットCA11,/CA11,CA12および/CA12により行なわれる。メモリプレーンM#0〜M#3それぞれにおいて、大行ブロックの指定は、ロウアドレス信号ビットRA12,/RA12により行なわれる。2つの列ブロックの指定は、コラムアドレス信号ビットCA8,/CA8により行なわれる。
【0075】
マルチビットテスト時における縮退アドレス信号ビットは、コラムアドレス信号ビットCA8〜CA12である。マルチビットテスト時においては、有効状態のロウアドレス信号ビットRA12,/RA12により、1つの大行ブロックが指定されて、ロウアドレス信号ビットRA11〜RA8,/RA11〜/RA8によりメモリプレーンM#0〜M#3それぞれにおいて1つの行ブロックが選択状態とされる。
【0076】
コラムアドレス信号ビットCA8および/CA8は縮退状態になるため、行ブロックにおいて2つの列ブロック(奇数列ブロックまたは偶数列ブロックであり、コラムアドレス信号ビットCA7,/CA7により指定される)が選択される。次いで、この選択された列ブロックにおいて、コラムデコーダによりそれぞれ1本の列選択線CSLが選択状態とされて、4ビットのメモリセルが選択される。メモリプレーンM#0〜M#3それぞれにおいて、8ビットのメモリセルが選択されて選択メモリセルデータが読出される。この読出された32ビットのデータがマルチビットテスト回路(図7参照)へ与えられて論理の一致/不一致の判定が行なわれる。
【0077】
通常アクセス時においては、このマルチビットテスト時において同時に選択される32ビットのメモリセルからさらに4ビットのメモリセルが選択される(×4構成の場合)。この場合、図7に示す選択回路12に相当する1/4セレクタ17および1/2セレクタ19により、4ビットのメモリセルデータが選択されて出力される。1/4セレクタ17は、コラムアドレス信号ビットCA9およびCA10に従って、1つの列選択線に関連する4つのビット線対のうちの1つのビット線対を選択する。これにより、メモリプレーンM#0〜M#3それぞれにおいて選択状態とされた2つの列ブロックからそれぞれ1ビットのメモリセルが選択される。次いで、コラムアドレス信号ビットCA8に従って、1/2セレクタ19がこの選択された8ビットのメモリセルからさらに4ビットのメモリセルを選択する。たとえば、コラムアドレス信号ビットCA8がHレベルのときには、メモリプレーンM#0〜M#3の図面垂直方向上側に位置する列ブロックのメモリセルのデータが選択される(丸印で示す)。1/4セレクタ17および1/2セレクタ19は、コラムアドレス信号ビットに従うメモリセルの選択を機能的に示すだけであり、これらはプリアンプ等を備えていてもよく、また1/2セレクタ19が先に32ビットのメモリセルから16ビットのメモリセルを選択し、次いで1/4セレクタ17がこの16ビットのメモリセルから4ビットのメモリセルを選択するように構成されてもよい。その場合においても、用いられるアドレス信号ビットは同じである。
【0078】
(b) 4Kリフレッシュ装置:
図10は、4Kリフレッシュ装置のアドレス信号の割当および選択メモリセルの配置を示す図である。4Kリフレッシュ装置においては、4ビットデータDQ0〜DQ3を出力するために、アドレス信号ビットRA12およびCA12が縮退状態とされる。これらのアドレス信号ビットRA12およびCA12は、メモリプレーンM#0〜M#3を指定するために用いられる。したがって、常にメモリプレーンM#0〜M#3が選択状態とされる。
【0079】
大行ブロックは、コラムアドレス信号ビットCA8,/CA8により指定される。2つの列ブロックの指定は、コラムアドレス信号ビットCA9および/CA9に従って行なわれる。1つの列選択線CSLに関連する4ビット線対のうちの1つのビット線対がコラムアドレス信号ビットCA10およびCA11により選択される。
【0080】
マルチビットテストモード時においては、縮退アドレス信号ビットは、コラムアドレス信号ビットCA9〜CA12およびRA12である。したがってアドレス信号ビットCA8は縮退されず有効とされるため、メモリプレーンM#0〜M#3それぞれにおいて、1つの大行ブロックが選択される。この選択された大行ブロックに含まれる行ブロックがロウアドレス信号RA11〜RA8に従って選択される。アドレス信号ビットCA9は縮退状態とされているため、メモリプレーンM#0〜M#3それぞれにおいて、2つの列ブロックが選択されて8ビットのメモリセルのデータが読出される。したがって32ビットのメモリセルデータが並列に読出されてマルチビットテスト回路へ与えられる。このマルチビットテストモード時においては、図9に示す8Kリフレッシュサイクル装置と同じ位置の列および行ブロックのメモリセルが選択されている。
【0081】
通常アクセス時においては、このマルチビットテスト時において同時に選択状態とされる32ビットのメモリセルのうちから、さらに、1/4セレクタ17および1/2セレクタ19により4ビットのメモリセルが選択される。4Kリフレッシュサイクル装置においては、1/4セレクタ17が、コラムアドレス信号ビットCA10およびCA11に従って4つのビット線対から1対のビット線を選択し、1/2セレクタ19が、コラムアドレス信号ビットCA9に従って、2つの列ブロックのうちの1つの列ブロック(偶数列ブロックまたは奇数列ブロック)を選択する。したがって、マルチビットテストモード時および通常アクセスモード時いずれにおいても、図9に示す8Kリフレッシュサイクル装置と同じ位置のメモリセルが選択されている。
【0082】
通常モード時およびテストモード時いずれにおいても4Kリフレッシュサイクル装置および8Kリフレッシュサイクル装置両者において、図7に示すように、コラムアドレス信号CA7,/CA7により選択回路10がグローバルIO線対を選択しており、したがって4Kリフレッシュサイクル装置および8Kリフレッシュサイクル装置いずれにおいてもデータ伝搬経路が同じであり、またそのための選択回路および図示しないプリアンプなどの動作は同じとなり、装置の評価等において両者間の相関をとることが容易となる。
【0083】
また、レーザトリミング(LT)およびウェハテスト(WT)においては、4Kリフレッシュサイクルモードおよび8Kリフレッシュサイクルモードいずれかのモードでテストを実行するだけでよく、テスト時間が大幅に短縮される。またテストプログラムも一方のリフレッシュサイクルモードに対するもののみ準備すればよく、テストが容易となる。
【0084】
図11は、8Kリフレッシュ装置と4Kリフレッシュ装置との間のアドレスの切換を一覧にして示す図である。8Kリフレッシュサイクル装置においては、マルチビットテスト動作時縮退されるのは、アドレス信号ビットCA8〜CA12であり、ロウアドレス信号ビットRA12は、リフレッシュ動作時に用いられるため、非縮退(有効)である。一方、4Kリフレッシュサイクル装置においては、マルチビットテスト時に縮退されるのは、アドレス信号ビットRA12およびCA9〜CA12である。この8Kリフレッシュサイクル装置において、アドレス信号ビットRA12をアドレス信号ビットCA8に切換え、かつコラムアドレス信号ビットCA8〜CA10をそれぞれ1ビットシフトさせてアドレス信号ビットCA9〜CA11に切換える。コラムアドレス信号ビットCA11をロウアドレス信号ビットRA12へ切換える。コラムアドレス信号ビットCA12は変化させない。このアドレス信号ビットの切換により、8Kリフレッシュサイクル装置および4Kリフレッシュサイクル装置いずれにおいても、外部から同じアドレス信号を与えることにより、縮退状態とされるアドレス信号ビットおよび非縮退状態とされるアドレス信号ビットは内部において同じであり、同一のメモリセルを選択してアクセスまたはマルチビットテストを行なうことができる。
【0085】
なお、8Kリフレッシュサイクル装置においてIO(入出力データビット)に対応するアドレス信号ビットCA11およびCA12は、4Kリフレッシュサイクル装置に対しては、それぞれアドレス信号ビットCA12およびRA12に切換えるように構成してもよい。その場合に、単にコラムアドレス信号ビットが順次シフトされ、最上位コラムアドレス信号ビット位置にロウアドレス信号ビットが切換得られることになる。このような切換においても、×4ビット構成の場合、同一の位置のメモリセルが選択される(IO対応の縮退状態とされるアドレス信号ビットはメモリプレーンを規定しており、×4ビット構成の場合、すべてのメモリプレーンが指定されるため(両リフレッシュサイクル装置において))。
【0086】
このアドレス信号ビットの切換において、いずれの装置がアドレス信号ビット切換の基準装置とされてもよい。すなわち、4Kリフレッシュサイクル装置から8Kリフレッシュサイクル装置への切換時にアドレス変換が行なわれてもよく、また、逆であったもよい。
【0087】
なお、上述の実施の形態1においては、×4ビットの半導体記憶装置が示されている。しかしながら、×8ビット、×16ビットのデータを入出力する構成においても同様にアドレスを切換えることにより、同じ位置のメモリセルが選択される。上位アドレス信号ビットを各IOに対応させればよい。たとえば×8ビット構成の場合、IOにコラム信号ビットCA10〜CA12を対応させれば、8Kリフレッシュサイクルを有する×8ビット構成の半導体記憶装置が得られ、またIOにアドレス信号ビットCA11,CA12およびRA12を対応させれば、4Kリフレッシュサイクルの×8ビット構成の半導体記憶装置が得られる。アドレス信号ビットの変換は同じである。この場合、図9および図10に示す1/4セレクタ17および1/2セレクタ19の位置を交換することにより、容易に×8ビット構成において、8ビットのメモリセルを同時に選択状態とすることができる。またこの位置交換により、×16ビット構成において16ビットのメモリセルも同様に選択することができる。
【0088】
図12は、16Mビット半導体記憶装置におけるアドレス切換の態様を示す図である。図12(A)においては、×1ビット構成の半導体記憶装置の8Kリフレッシュサイクル装置および4Kリフレッシュサイクル装置のアドレス信号ビットの切換が示される。図12(A)に示すように、8Kリフレッシュサイクル装置において、マルチビットテスト動作時に縮退状態とされるのはアドレス信号ビットCA10〜CA12であり、非縮退状態とされるのはアドレス信号ビットRA12である。4Kリフレッシュサイクル装置において、マルチビットテスト時に縮退状態とされるのは、アドレス信号ビットCA11,CA12およびRA12であり、非縮退状態とされるのは、アドレス信号ビットCA10である。この場合においては、8Kリフレッシュサイクル装置を基準とすれば、8Kリフレッシュサイクル装置におけるアドレス信号ビットRA12を4Kリフレッシュサイクル装置においてアドレス信号ビットCA10に切換え、8Kリフレッシュサイクル装置のアドレス信号ビットCA10〜CA12をそれぞれアドレス信号ビットCA10,RA12およびCA12へ切換える。これにより、マルチビットテスト時および通常アクセス動作時において両装置の同一の位置のメモリセルを選択することができる。
【0089】
図12(B)は、×4ビット構成の16Mビット半導体記憶装置のアドレス切換態様を示す図である。×4ビット構成の場合、外部アドレス信号ビットCA12およびRA12は用いられない(IO対応である)。リフレッシュサイクルは4Kと2Kリフレッシュサイクルがある。この場合、4Kリフレッシュサイクル装置において縮退状態にされるのは、アドレス信号ビットCA10およびCA11であり、2Kリフレッシュサイクル装置において縮退状態にされるのは、アドレス信号ビットCA11およびRA11である。4Kリフレッシュサイクル装置において非縮退状態とされるのは、アドレス信号ビットRA11であり、2Kリフレッシュサイクル装置において非縮退状態とされるのは、アドレス信号ビットCA10である。この場合には、4Kリフレッシュサイクル装置を基準とすれば、4Kリフレッシュサイクル装置のアドレス信号ビットRA11を2Kリフレッシュサイクル装置のアドレス信号ビットCA10に切換え、4Kリフレッシュサイクル装置のアドレス信号ビットCA10およびCA111はそれぞれに2Kリフレッシュサイクル装置のアドレス信号ビットCA11およびRA11へ切換える。これにより、両装置において同一のメモリセルをマルチビットテスト時および通常アクセス動作時に選択状態とすることができる。
【0090】
この切換において、4Kリフレッシュサイクル装置のアドレス信号ビットCA10を2Kリフレッシュサイクル装置のアドレス信号ビットRA11へ切換え、4Kリフレッシュサイクル装置のアドレス信号CA11は、また2Kリフレッシュサイクル装置のアドレス信号ビットCA11として用いてもよい。
【0091】
図13(A)は、マルチビットテストモード指示信号ZMBTを発生するテストモード信号発生回路の構成を示す図である。図13(A)において、テストモード信号発生回路20は、外部から与えられる制御信号、すなわちロウアドレスストローブ信号/RAS、コラムアドレスストローブ信号/CAS、およびライトイネーブル信号/WEと、特定のアドレス信号ビットAdとを受けてマルチビットテストモード指示信号ZMBTを活性状態のLレベルとする。このテストモード信号発生回路20は、いわゆるWCBR条件(/WE,/CASビフォア/RAS:信号/WEおよび/CASが信号/RASよりも先にLレベルの活性状態とされる)およびアドレス信号ビットAdが特定の値を示すときに、マルチビットテストモードが指定されたと判定して、マルチビットテストモード指示信号ZMBTを活性状態とする。このアドレス信号ビットAdは、特定の状態に設定されるいわゆるアドレスキーとして作用するのみならず、通常動作時に用いられる電源電圧Vccよりもさらに高いスーパーVcc条件を満たす電圧が印加されたときにテストモードを指定するように構成されてもよい。
【0092】
またこのテストモード信号発生回路20は、外部から直接テストモードを指定する専用のテストモード指定信号が与えられる構成であってもよい。
【0093】
図13(B)は、リフレッシュサイクルモード指定信号REF4Kを発生する構成を示す図である。図13(B)においては、パッド21上の電位に応答して、4Kリフレッシュサイクルを示す信号REF4Kを発生する信号発生回路22が設けられる。この信号発生回路22は、一例として、その出力ノードと電源ノードとの間に接続される高抵抗の抵抗素子RZを含む。パッド21は、ボンディングワイヤ24を介して接地電位Vssを伝達するリードフレーム(外部ピン端子)23に接続される。パット21がボンディングワイヤ24により、リードフレーム23に接続されたとき、このリフレッシュサイクル指定信号REF4Kは、接地電位レベルのLレベルとされ、8Kリフレッシュサイクルが指定されたことを示す。ボンディングワイヤ24が設けられていない場合、このリフレッシュサイクル指定信号REF4Kは、Hレベルとされ、4Kリフレッシュサイクルモードが指定されたことを示す。
【0094】
なおこの信号発生回路22の構成において、ヒューズ素子(リンク素子)を用いてこの信号REF4Kの電位レベルが設定されるヒューズプログラムの構成が用いられてもよい。
【0095】
図14は、アドレス信号ビットを内部で切換えるためのアドレス切換部の構成を示す図である。図14において、外部から与えられるアドレス信号ビットA8〜A12を受けるアドレス信号入力端子28a〜28eに対し、アドレス切換回路30a〜30fが設けられる。これらのアドレス切換回路30a〜30fは、テストモード指示信号ZMBTの活性化時、その出力信号を縮退状態とし、かつリフレッシュサイクルモード指定信号REF4Kに従って信号伝搬経路を切換える。
【0096】
アドレス切換回路30aは、外部からのアドレス信号ビットA8と内部ロウアドレス信号ビットRA12とを受けて、コラムアドレス信号ビットCA8を生成する。アドレス切換回路30bは、外部アドレス信号ビットA8およびA9を受けて、内部コラムアドレス信号CA9として一方を伝達する。アドレス切換回路30cは、外部アドレス信号ビットA9およびA10を受けて、内部コラムアドレス信号ビットCA10として一方を出力する。アドレス切換回路30dは、外部アドレス信号ビットA10およびA11の一方を、内部コラムアドレス信号ビットCA11として出力する。アドレス切換回路30eは、外部アドレス信号ビットA12を受けて内部ロウアドレス信号ビットRA12を生成する。アドレス切換回路30fは、この外部アドレス信号ビットA12を受けて、内部コラムアドレス信号ビットCA12を生成する。したがってこのアドレス切換回路30fは、コラムアドレス信号ビットの切換を行なわず、単にビットCA12に対するコラムアドレスバッファとして機能する。
【0097】
図15は、図14に示すアドレス切換回路30bの構成を示す図である。この図15に示すアドレス切換回路30bでは、コラムアドレスバッファが、内部でアドレス信号ビットを切換える機能を備える。
図15において、アドレス切換回路30bは、外部から与えられるアドレス信号ビットA8とバッファ活性化信号ADEとを受けるNANDゲート50と、NANDゲート50の出力信号を受けるインバータ52と、アドレス信号ビットA9およびバッファ活性化信号ADEを受けるNANDゲート54と、NANDゲート54の出力信号を受けるインバータ56と、コラムアドレスラッチイネーブル信号CALを受けるインバータ58と、リフレッシュサイクルモード指定信号REF4Kを受けるインバータ60と、インバータ58の出力信号がHレベルの時に導通してインバータ52の出力信号を通過させるCMOSトランスミッションゲート62と、インバータ58の出力信号がHレベルのときに導通してインバータ56の出力信号を通過させるCMOSトランスミッションゲート64と、リフレッシュサイクルモード指定信号REF4Kとテストモード指示信号ZMBTをと受けるNORゲート66と、NORゲート66の出力信号を受けるインバータ67と、インバータ67の出力信号を受ける一方入力と、CMOSトランスミッションゲート62からの出力信号を受ける他方入力とを有するNANDゲート68と、NANDゲート68の出力信号を反転してこのNANDゲート68の他方入力へ伝達するインバータ70と、テストモード指示信号ZMBTを受ける一方入力とCMOSトランスミッションゲート64を介して伝達される信号を受ける他方入力とを有するNANDゲート72と、NANDゲート72の出力信号を反転してこのNANDゲート72の他方入力へ伝達するインバータ74と、リフレッシュサイクルモード指示信号REF4KがLレベルのとき導通してNANDゲート68の出力信号を通過させるCMOSトランスミッションゲート76と、リフレッシュサイクルモード指示信号REF4KがHレベルのとき導通してNANDゲート72の出力信号を通過させるCMOSトランスミッションゲート78と、CMOSトランスミッションゲート76を介して与えられる信号を受ける一方入力とコラムアドレスデコーダイネーブル信号CADEを受ける他方入力とを有するNANDゲート82と、NANDゲート82の出力信号を反転して内部コラムアドレス信号ビットCA9を生成するインバータ84と、テストモード指示信号ZMBTとCMOSトランスミッションゲート76および78を介して与えられる信号を受けるNANDゲート86と、NANDゲート86の出力信号とコラムアドレスデコーダイネーブル信号CADEを受けるNANDゲート88と、NANDゲート88の出力信号を反転して内部コラムアドレス信号ビット/CA9を生成するインバータ89と、テストモード指示信号ZMBTに応答して導通して、NANDゲート82の一方入力を電源電位レベルに充電するpチャネルMOSトランジスタ90を含む。
【0098】
テストモード指示信号ZMBTは、マルチビットテストモードが指定されたときにLレベルの活性状態とされる。リフレッシュサイクルモード指定信号REF4Kは、4Kリフレッシュサイクルを指定するときにHレベルとされる。NANDゲート68およびインバータ70はラッチ回路を構成し、NAND回路72および74がまた別のラッチ回路を構成する。CMOSトランスミッションゲート76および78が、このリフレッシュサイクルモード指定信号REF4Kに従って外部から与えられたアドレス信号ビットA8およびA9の一方を選択するセレクタとして機能する。NANDゲート50およびインバータ52がアドレス信号ビットA8に対する入力初段を構成し、NANDゲート54およびインバータ56がアドレス信号ビットA9に対する入力初段を構成する。残りの構成要素がコラムアドレス信号ビットA9のためのコラムアドレスバッファを構成する。次にこの図15に示すアドレス切換回路30bの動作を、図16に示す動作波形図を参照して説明する。
【0099】
リフレッシュサイクルモード指定信号REF4Kは、HレベルまたはLレベルに固定される。4Kリフレッシュサイクル装置においては、この信号REF4KはHレベルに固定され、8Kリフレッシュサイクル装置においては、この信号REF4KはLレベルに固定される。以下、順次4Kリフレッシュサイクル装置および8Kリフレッシュサイクル装置の動作について説明する。
【0100】
(i) 4Kリフレッシュサイクル装置:
4Kリフレッシュサイクル装置においては、信号REF4KがHレベルであり、CMOSトランスミッションゲート76が非導通状態、CMOSトランジスタ78が導通状態とされる。NORゲート66は、Hレベルの信号REF4Kに従ってLレベルの信号を出力し、応じてインバータ67がHレベルの信号を出力し、NANDゲート68がインバータとして作用する。
【0101】
図16に示すように、時刻T1以前において、ロウアドレスストローブ信号/RASがHレベルのとき、信号ADEは非活性状態のLレベルにされ、NANDゲート50および54は、Hレベルの信号を外部アドレス信号ビットA8およびA9の値にかかわらず出力する。ラッチイネーブル信号CALはHレベルにあり、CMOSトランスミッションゲート62および64は導通状態にあり、インバータ52および56からそれぞれ与えられる信号を通過させる。
【0102】
時刻T1において、ロウアドレスストローブ信号/RASがLレベルの活性状態とされると、それに応答して信号ADEがHレベルとされ、NANDゲート50および54がインバータとして作用し外部アドレス信号ビットA8およびA9をそれぞれ反転してインバータ52および56へそれぞれ与える。この状態においては、まだラッチイネーブル信号CALはHレベルであり、CMOSトランスミッションゲート62および64は、非導通状態を維持している。
【0103】
所定時間が経過すると、コラムアドレスラッチイネーブル信号CALがLレベルに立下がり(RAS−CAS遅延時間経過後)、時刻T2において、外部アドレス信号ビットA8およびA9が列アドレス信号ビットに設定され、このLレベルのコラムアドレスラッチイネーブル信号CALに応答して導通状態とされたCMOSトランスミッションゲート62および64を介して、この外部アドレス信号ビットA8およびA9がコラムアドレス信号ビットとして伝達される。このCMOSトランスミッションゲート62および64を介して伝達されたアドレス信号ビットは、NANDゲート68および70ならびにNANDゲート72および74により、それぞれ保持される。ここで、通常動作モード時においてはテストモード指示信号ZMBTはHレベルにあり、NANDゲート68および72は、インバータとして作用している。
【0104】
時刻T3において、コラムアドレスストローブ信号/CASがLレベルに立下がると、これに応答して、コラムアドレスラッチイネーブル信号CALがHレベルに立上がり、CMOSトランスミッションゲート62および64が非導通状態とされ、外部アドレス信号ビットA8およびA9が、それぞれラッチされる。
【0105】
CMOSトランスミッションゲートゲート78が導通状態であるため、NANDゲート72の出力信号がNANDゲート82および86へ与えられる。NANDゲート86は、今、インバータとして作用している。したがって、NANDゲート82および88は、それぞれの一方入力に互いに相補なアドレス信号ビットを受けている。
【0106】
コラムアドレスストローブ信号/CASがLレベルに立下がってから所定時間が経過すると(ラッチイネーブル信号CALがHレベルに立上がった後)、制御信号CADEがHレベルとされ、NANDゲート82および88がインバータとして作用し、外部アドレス信号ビットA9から互いに相補な内部コラムアドレス信号ビットCA9および/CA9が生成されて出力される。
【0107】
テスト動作モード時においてはテストモード指示信号ZMBTがLレベルとされ、NANDゲート72の出力信号はHレベルに固定され、NANDゲート86の出力信号がHレベルに固定される。また、MOSトランジスタ90が導通状態とされ、Hレベルの信号がNANDゲート82へ与えられる。したがって、マルチビットテストモード時においては、制御信号CADEがHレベルに立上がると、NANDゲート82および88がともにLレベルの信号を出力し、応じて内部コラムアドレス信号ビットCA9および/CA9がともにHレベルとされ、ともに選択状態とされる(縮退される)。
【0108】
(ii) 8Kリフレッシュサイクル装置:
8Kリフレッシュサイクル装置においては、リフレッシュサイクルモード指定信号REF4KはLレベルに設定される。この状態においては、CMOSトランスミッションゲート78が非導通状態、CMOSトランスミッションゲート76が導通状態とされる。信号REF4KがLレベルであるため、NANDゲート66がインバータとして作用し、応じてこのNANDゲート66およびインバータ67が、バッファ回路を構成する。したがって、通常動作時においては、テストモード指示信号ZMBTがHレベルであり、NANDゲート68がインバータとして作用する。アドレス信号ビットA9の場合と同様にして、図16に示す波形図に従って、外部アドレス信号ビットA8が、NANDゲート68およびインバータ70によりラッチされた後、NANDゲート82および86へ伝達される。制御信号CADEがHレベルの活性状態とされると、この外部から与えられるアドレス信号ビットA8に従って、内部コラムアドレス信号ビットCA9および/CA9が生成される。
【0109】
マルチビットテストモード時においては、テストモード指示信号ZMBTがLレベルであるため、NANDゲート66の出力信号がHレベルとされ、インバータ67の出力信号がLレベルとなる。応じて、NANDゲート68の出力信号がHレベルとなり、またNANDゲート86の出力信号もHレベルとされる。したがってこの状態においても、マルチビットテストモード時において、内部コラムアドレス信号ビットCA9および/CA9がともにHレベルの縮退状態とされる。
【0110】
上述のように、この図15に示すアドレス切換回路は、コラムアドレスバッファ部分において、アドレスの切換を行なう。8Kリフレッシュサイクルが指定された場合には、外部アドレス信号ビットA8が内部コラムアドレス信号ビットCA9へ変換され、4Kリフレッシュサイクル装置においては、外部アドレス信号ビットA9が内部コラムアドレス信号ビットCA9として選択される。4Kリフレッシュサイクル装置を基準としてアドレス信号ビットの切換えが行なわれる。
【0111】
図17(A)は、図14に示すアドレス切換回路30aの部分の構成を示す図である。図17(A)においては、外部アドレス信号ビットA11およびA12から内部ロウアドレス信号ビットRA11,/RA11およびRA12,/RA12を生成するロウアドレスバッファの部分の構成をも併せて示す。
【0112】
図17(A)において、外部アドレス信号入力端子28aに対し、アドレスバッファイネーブル信号ADEと外部アドレス信号ビットA11を受けるNANDゲート100aと、NANDゲート100aの出力信号を受けるインバータ101aが設けられる。NANDゲート100aおよびインバータ101aは、アドレス信号入力初段を構成し、ロウアドレスバッファおよびコラムアドレスバッファに共用される。
【0113】
ロウアドレスバッファ99aは、インバータ101aから与えられるアドレス信号に従って、内部ロウアドレス信号ビットRA11および/RA11を生成する。このロウアドレスバッファ99aは、ロウアドレスラッチイネーブル信号RALのLレベルに応答して導通するCMOSトランスミッションゲート102と、このCMOSトランスミッションゲート102を介して与えられるアドレス信号ビットを反転するインバータ103と、インバータ103の出力信号を反転してインバータ103の入力部へ伝達するインバータ104と、インバータ103の出力信号を受けるインバータ105と、インバータ105の出力信号とロウアドレスデコードイネーブル信号RADEを受けるNANDゲート106と、NANDゲート106の出力信号を受けるインバータ107と、インバータ103の出力信号とロウアドレスデコードイネーブル信号RADEとを受けるNANDゲート108と、NANDゲート108の出力信号を受けるインバータ109とを含む。
【0114】
インバータ107から内部ロウアドレス信号ビットRA11が出力され、インバータ109から内部ロウアドレス信号ビット/RA11が出力される。インバータ103および104は、ラッチ回路を構成する。ロウアドレスラッチイネーブル信号RALは、ロウアドレスストローブ信号/RASがHレベルのときにLレベルとされ、ロウアドレスストローブ信号/RASがLレベルとされると、これに応答してHレベルとされる。これにより、ロウアドレスバッファ99aは、ラッチ状態とされる。
【0115】
外部アドレス信号ビットA12を受ける外部アドレス入力端子28bに対しても、入力初段を構成するNANDゲート100bおよびインバータ101bが設けられる。NANDゲート100bは、アドレスバッファイネーブル信号ADEと外部アドレス信号ビットA12とを受ける。インバータ101bは、このNANDゲートの出力信号を受けて反転してロウアドレスバッファ99bおよび図示しないコラムアドレスバッファ(コラムアドレス信号ビットCA12を生成する)へ与える。ロウアドレスバッファ99bの構成は、ロウアドレスバッファ99aの構成と同じであり、対応する部分には同一の参照番号を付す。このロウアドレスバッファ99bから内部ロウアドレス信号ビットRA12および/RA12が生成される。
【0116】
内部ロウアドレス信号ビットRA12を8Kリフレッシュサイクル時にコラムアドレス信号ビットCA8へ切換えるアドレス切換回路30aは、外部アドレス信号ビットA8を受けるアドレス入力端子28aに対して設けられる入力初段30aaと、この入力初段30aaの出力信号とロウアドレスバッファ99bからの内部ロウアドレス信号ビット/RA12の一方をリフレッシュサイクルモードに従って選択して内部コラムアドレス信号ビットCA8および/CA8を生成するコラムアドレスバッファ30abを含む。入力初段30aaは、アドレスバッファイネーブル信号ADEと外部アドレス信号ビットA8を受けるNANDゲート100cと、NANDゲート100cの出力信号を受けるインバータ101cを含む。このインバータ101cの出力信号は、コラムアドレスバッファ30abへ与えられかつロウアドレス信号ビットRA8を生成するロウアドレスバッファへも与えられる。
【0117】
切換回路30aは、このコラムアドレスバッファ30abの動作を制御するために、テストモード指示信号ZMBTとリフレッシュサイクルモード指定信号REF4Kを受けるNORゲート110と、このNORゲート110の出力信号を受けるインバータ111をさらに含む。4Kリフレッシュサイクルモードが指定された場合、通常動作モード時およびテスト動作モード時いずれにおいてもNORゲート110の出力信号はLレベルとされ、インバータ111の出力信号がHレベルに固定される。一方、リフレッシュサイクルモード指定信号REF4Kにより8Kリフレッシュサイクルモードが指定された場合には、NORゲート110は、インバータとして作用してテストモード指定信号ZMBTを反転し、応じてインバータ111から、このテストモード指示信号ZMBTに応じた信号が出力される。
【0118】
コラムアドレスバッファ30abは、コラムアドレスラッチイネーブル信号CALがLレベルのときに導通するCMOSトランスミッションゲート112と、インバータ111の出力信号を受ける一方入力とCMOSトランスミッションゲート112からの信号を受ける他方入力とを有するNANDゲート113と、NANDゲート113の出力信号を受けて反転してNANDゲート113の他方入力へ伝達するインバータ114と、リフレッシュサイクル指定信号REF4Kに従ってNANDゲート113の出力信号と内部ロウアドレス信号ビット/RA12の一方を選択的に通過させるセレクタ120と、セレクタ120の出力信号を受けるインバータ115と、インバータ115の出力信号とコラムアドレスデコーダイネーブル信号CADEとを受けるNANDゲート116と、NANDゲート116の出力信号を受けるインバータ117と、セレクタ120からの信号とコラムアドレスデコーダイネーブル信号CADEとを受けるNANDゲート118と、NANDゲート118の出力信号を受けるインバータ119を含む。
【0119】
インバータ117からコラムアドレス信号ビットCA8が出力され、インバータ119から、コラムアドレス信号ビット/CA8が出力される。セレクタ120は、リフレッシュサイクルモード指定信号REF4KがHレベルであり、4Kリフレッシュサイクルを指定するときには、NANDゲート113から与えられる信号A8を選択し、一方、このリフレッシュサイクルモード指定信号REF4KがLレベルであり、8Kリフレッシュサイクルを指定する場合には、セレクタ120は、内部ロウアドレス信号ビット/RA12を選択する。したがって、4Kリフレッシュサイクル時においては、外部から与えられるアドレス信号ビットA8が、内部コラムアドレス信号ビットCA8に対応し、8Kリフレッシュサイクル時においては、内部(外部)ロウアドレス信号ビット/RA12が内部コラムアドレス信号ビット/CA8に対応する。
【0120】
図17(B)は、ロウアドレス信号ビットRA11およびRA12をプリデコードするロウプリデコーダの構成を示す図である。図17(B)において、ロウプリデコーダは、ロウアドレス信号ビット/RA12をそれぞれが受けるORゲート121および122と、ロウアドレス信号ビットRA12をそれぞれが受けるORゲート123および124とを含む。ORゲート121〜124のそれぞれの他方入力に、リフレッシュサイクルモード指定信号REF4Kが与えられる。ORゲート121〜124それぞれに対応して、NANDゲート125〜128が設けられる。NANDゲート125は、ORゲート121の出力信号とロウアドレス信号ビット/RA11を受ける。NANDゲート126は、ORゲート122の出力信号とロウアドレス信号ビット/RA11を受ける。NANDゲート127は、ORゲート123の出力信号とロウアドレス信号ビット/RA11を受ける。NANDゲート128は、ロウアドレス信号ビットRA11とORゲート124の出力信号を受ける。これらのORゲートおよびNANDゲートは、OR/NAND複合ゲートを構成する。
【0121】
NANDゲート125〜128それぞれの出力信号を受けるインバータ129〜132が設けられる。これらのインバータ129〜132から、ロウプリデコード信号X24〜X27が出力される。
【0122】
4Kリフレッシュサイクル装置においては、信号REF4KがHレベルであり、ORゲート121〜124の出力信号はすべてHレベルに設定される。応じてロウアドレス信号ビットRA12および/RA12がともにHレベルと見做されて縮退される。8Kリフレッシュサイクルモード時においては、信号REF4KはLレベルであり、ロウアドレス信号ビットRA12は有効とされる。次に、この図17(A)に示すアドレス切換回路の動作について図17に示す動作波形図を参照して説明する。
【0123】
時刻T0以前において、ロウアドレスストローブ信号/RASはHレベルであり、ロウアドレスラッチイネーブル信号RALはLレベルである。したがってロウアドレスバッファ99aおよび99bにおいて、CMOSトランスミッションゲート102が導通状態にある。アドレスバッファイネーブル信号ADEはLレベルであり、NANDゲート100a〜100cはすべてHレベルの信号を出力している。
【0124】
時刻T1において信号/RASが立下がる前に、時刻T0において外部から与えられるアドレス信号が行アドレス信号に設定される。このアドレス信号ビットを行アドレス信号ビットとして設定するために必要とされる時間(T1−T0)はセットアップ時間と呼ばれる。信号/RASがLレベルに立下がると、次いでバッファイネーブル信号ADEがHレベルとされ、NAND回路100a〜100cがイネーブルされてインバータとして動作する。これにより、ロウアドレスバッファ99aおよび99bにおいて、CMOSトランスミッションゲート102を介して、外部から与えられるアドレス信号ビットA11およびA12が取込まれる。一方、コラムアドレスラッチイネーブル信号CALはまだHレベルであり、コラムアドレスバッファ30abにおけるCMOSトランスミッションゲート112はオフ状態にある。次いで所定時間が経過すると、ロウアドレスラッチイネーブル信号RALがHレベルとなり、CMOSトランスミッションゲート102が非導通状態とされて、外部から与えられるアドレス信号A11,A12がロウアドレスバッファ99aおよび99bにおいてラッチされる。次いでロウアドレスデコードイネーブル信号RADEがHレベルの活性状態とされ、NANDゲート106および108がイネーブルされて、このラッチされたロウアドレス信号ビットに従って、相補な内部ロウアドレス信号ビットRA11,/RA11およびRA12,/RA12が生成される。
【0125】
ロウアドレスストローブ信号/RASの立下がりから所定時間が経過すると、次いで、コラムラッチイネーブル信号CALがLレベルとされ、コラムアドレスバッファ30abにおけるCMOSトランスミッションゲート112が導通状態とされる。時刻T2において、外部から与えられるアドレス信号がロウアドレス信号からコラムアドレス信号へ切換えられ、時刻T3においてコラムアドレスストローブ信号/CASがLレベルの活性状態とされる。このコラムアドレスストローブ信号/CASの立下がりに応答して、時刻T4において、コラムアドレスラッチイネーブル信号CALがHレベルとされてCMOSトランスミッションゲート112が非導通状態とされ、外部から与えられるロウアドレス信号ビットA8が、コラムアドレスバッファ30abにおいてラッチされる。
【0126】
リフレッシュサイクルモード指定信号REF4KがHレベルのときには、4Kリフレッシュサイクルモードが指定されており、NANDゲート113は、インバータとして機能する。セレクタ120は、このHレベルのリフレッシュサイクルモード指定信号REF4Kに従って、NANDゲート113から与えられた列アドレス信号ビットA8を選択する。次いで、このアドレスストローブ信号/CASの立下がりに応答して、コラムデコーダイネーブル信号CADEがHレベルの活性状態とされ、このセレクタ120を介して伝達されたアドレス信号ビットA8に従って、内部コラムアドレス信号ビットCA8,/CA8が生成される。
【0127】
リフレッシュサイクルモード指定信号REF4KがLレベルであり、8Kリフレッシュサイクルモードが指定されている場合には、セレクタ120は、ロウアドレスバッファ99bからのロウアドレス信号ビット/RA12を選択する。この場合においては、コラムアドレスデコーダイネーブル信号CADEの活性化に従って、ロウアドレス信号ビット/RA12に従って内部コラムアドレス信号ビットCA8,/CA8が生成される。テストモード指示信号ZMBTがHレベルの通常動作モード時においては、NANDゲート113は、インバータとして作用する。テストモード指示信号ZMBTがLレベルとされてテストモードが指定された場合、8Kリフレッシュサイクル装置においては、NANDゲート113は、その出力信号がHレベルに固定される。このとき、セレクタ120は、ロウアドレス信号ビット/RA12を選択しており、このロウアドレス信号ビット/RA12に従って内部コラムアドレス信号ビットCA8,/CA8が生成される。
【0128】
これにより、4Kリフレッシュサイクル装置においては、外部からのアドレス信号ビットA8に従う内部コラムアドレス信号ビットCA8が非縮退状態(有効状態)とされ、8Kリフレッシュサイクル動作時においては、外部から与えられるアドレス信号ビットA12(RA12)が縮退状態とされて、内部でテスト動作が行なわれる。
【0129】
なお、図17(A)において、8Kリフレッシュサイクル装置において、ロウアドレス信号ビットRA12に代えて外部からのコラムアドレス信号ビットCA11(A11)を伝達するセレクタの部分は示していない。しかしながら、これはコラムアドレスバッファ30abにおけるセレクタ120と同様の構成が、ロウアドレスバッファ99bにおいて設けられればよい。しかしながら、×4ビット構成の場合には、このコラムアドレス信号ビットCA11は、通常動作時およびテスト動作時いずれにおいても縮退状態とされるため、特にこのようなセレクタは設ける必要はない。
【0130】
なお、上述のアドレス切換回路の構成において、4Kリフレッシュサイクル装置のアドレス信号ビットを基準として、8Kリフレッシュサイクル装置のアドレスを切換えている。逆に、8Kリフレッシュサイクル装置のアドレス信号ビットを基準として、4Kリフレッシュサイクル装置のアドレスを切換えるように構成されてもよい。これは、図示の各アドレス信号ビットを入換えることにより容易に実現される。
【0131】
以上のように、この発明の実施の形態1に従えば、リフレッシュサイクルに応じて、外部から与えられるアドレス信号の経路を切換えて、いずれのリフレッシュサイクル装置おいても、多ビットテストモード時において縮退されるアドレス信号が外部からは同じアドレス信号ビットであるように構成したため、通常動作時およびマルチビットテストモード時いずれにおいても外部からのアドレス信号に従って常に同じ位置のメモリセルが選択状態にされ、テストを容易かつ短時間で実行することができる。
【0132】
[実施の形態2]
図19は、この発明の実施の形態2に従う半導体記憶装置のアレイ配置を示す図である。図19において、半導体記憶装置は、4つのメモリプレーンM#0〜M#3を含む。これらのメモリプレーンM#0〜M#3は、メモリプレーンM#0〜M#3を分割する中央領域CRおよびCLに関して鏡面対称の配置を有する。すなわち、メモリプレーンM#0およびM#1は列ブロックが、中央領域CLに関し鏡面(線)て対称に配置され、またメモリプレーンM#2およびM#3は、中央領域CLに関して、その列ブロックが鏡面(線)対称に配置される。すなわち、メモリプレーンM#0およびM#2の列ブロックMCB0およびメモリプレーンM#1およびM#3の列ブロックMCB0が中央領域CLに最も近い位置に配置される。
【0133】
また中央領域CRに関して、メモリプレーンM#0およびM#1は、メモリプレーンM#2およびM#3と、その行ブロックが鏡面対称配置となるように配置される。すなわち、各メモリプレーンM#0〜M#3各々において、中央領域CRの最も近い領域に行ブロックMRB0が配置され、この中央領域CRから最も遠い領域に行ブロックMRB31が配置される。
【0134】
中央領域の中央部において、アドレスバッファおよびデコーダなどの周辺回路を配置した場合、これらの周辺回路から各行ブロックおよび列ブロックに対する信号の伝搬経路は同じとなる(中央領域に関して鏡面対称とされるため)。したがって、1つのメモリプレーンに対して、最適なレイアウト配置を施しかつ動作特性が保証されれば、その1つのメモリプレーンを中央領域CLおよびCRに対して鏡面対称として配置することにより、最適レイアウトを有しかつ動作特性が保証された4つのプレーンを有する半導体記憶装置を容易に実現することができる。これにより半導体記憶装置のレイアウトが容易となり、かつ1つのメモリプレーンのみを設計すればよいため、その設計が簡略化される。
【0135】
図20は、この発明の実施の形態2に従う半導体記憶装置のアドレス信号ビットの割当を示す図である。図20において、メモリプレーンM#0〜M#3それぞれに対して、ロウデコーダRD0〜RD3およびコラムデコーダCD1〜CD3が配置される。メモリプレーンM#0〜M#3の列ブロックおよび行ブロックの位置が中央領域CRおよびCLに関してそれぞれ鏡面対称とされているため、アドレス信号ビットの割当も同様鏡面対称とされる。すなわち、図20において、メモリプレーンM#2およびM#3に対しての行ブロックおよびワード線に対するアドレスの割当を、中央領域CLに関して折返すことにより、メモリプレーンM#1およびM#0に対する行ブロックおよびワード線に対するアドレスの割当が実現される。たとえば、メモリプレーンM#1およびM#3の中央領域CLに最も近い行ブロックは、ロウアドレス信号ビット/RA12,/RA11,/RA10,/RA9および/RA8により指定される。各行ブロックにおけるワード線のアドレスの割当も鏡面対称とされている。また中央領域CRに関して、メモリプレーンM#1およびM#3とメモリプレーンM#1およびM#2の列ブロックに対するアドレスの割当も鏡面対称とされる。すなわち、中央領域CRに最も近い列ブロックは、コラムアドレス信号ビット/CA8(/CA9:4Kリフレッシュのとき)、および/CA7がともにHレベルのときに指定される。列選択線CSLに対する列アドレス(ビットCA0〜CA6)の割当もこの中央領域CRに関して鏡面対称となるようにされ、また4つのビット線対から1つのビット線を選択するためのコラムアドレス信号ビットCA9,CA10(CA10,CA11:4Kリフレッシュサイクル装置)についても、その割当がそれぞれ鏡面対称となるようにされる。
【0136】
このようなアドレスの鏡面対称配置の場合、ロウデコーダRD1〜RD3およびコラムデコーダCD0〜CD3における各デコーダ回路の配置も鏡面対称とされる。アレイ内のメモリ配置および周辺回路配置をすべて鏡面対称とすることにより複数プレーンを有する半導体記憶装置のレイアウトおよび動作特性の保証が容易に実現される。
【0137】
[実施の形態3]
図21は、この発明の実施の形態3に従う半導体記憶装置のアドレス関連回路の配置を示す図である。図21において、半導体記憶装置1の第1の方向(長辺方向)に沿って延在する一方側(メモリプレーンM#1およびM#0の間の領域)において、外部から与えられるアドレス信号を受けるためのアドレス信号入力パッドPDAが整列して配置される。これらのアドレス信号入力パッドPDAに近接して、アドレス入力回路1が配設される。このアドレス入力回路1の構成は、先の図15および図17に示す外部アドレス信号端子28a〜28dに結合されるNANDゲートと、このNANDゲートの出力信号を受けるインバータの部分の構成に対応する。このアドレス信号入力パッドPDAに近接して配置されるアドレス入力回路1の入力するアドレス信号ビットは、アドレス信号バス1aを介して、中央領域CRおよびCL両者の中央部に配設されるアドレスバッファ2へ伝達される。
【0138】
このアドレスバッファ2は、ロウアドレスバッファおよびコラムアドレスバッファ両者を含み、たとえば図17に示すロウアドレスバッファ99aおよび99bならびにコラムアドレスバッファ30abの構成を備える。このアドレスバッファ2は、アドレス入力回路1から与えられたアドレス信号をバッファ処理して、多ビット内部ロウアドレス信号RAおよび多ビット内部コラムアドレス信号CAを生成する。以下の説明では、アドレス信号ビットの切換が行なわれない場合を想定する(このアドレス切換は、4Kリフレッシュサイクル装置および8Kリフレッシュサイクル装置いずれの装置を基準として行なわれてもよい)。
【0139】
このアドレスバッファ2からの内部ロウアドレス信号RAは、メモリプレーンM#0〜M#3それぞれに対応して配置されるロウプリデコーダ3へ伝達され、また列アドレス信号CAは、メモリプレーンM#0〜M#3それぞれに対応して配置されるコラムプリデコーダ5へ伝達される。ロウプリデコーダ3は、それぞれ中央領域CRに配設され、コラムプリデコーダ5は、それぞれ中央領域CLに配置される。アドレスバッファ2からは、ロウアドレス信号RAおよびコラムアドレス信号CAが放射状に伝達される。しかしながら、ロウプリデコーダ3をメモリプレーンM#0〜M#3の長辺の一方端に、コラムプリデコーダ5をメモリプレーンM#0〜M#3の短辺の一方端に配置することにより、ロウアドレス信号RAおよびコラムアドレス信号CAを伝達するための信号線を錯綜させることなくロウアドレス信号RAおよびコラムアドレス信号CAをそれぞれロウプリデコーダ3およびコラムプリデコーダ5へ最小の配線長で伝達することができる。
【0140】
ロウプリデコーダ3は、このアドレスバッファ2から与えられたロウアドレス信号RAをプリデコードして、ロウプリデコード信号Xを生成して、第1の中央領域CRにおいて、第1の方向(長辺方向)に沿ってロウアドレスプリデコード信号バス3aを介して伝達し、一方、コラムプリデコーダ5は、アドレスバッファ2から与えられたコラムアドレス信号CAをプリデコードして、短辺方向に沿って各メモリプレーンM#0〜M#3に対応して配置されるコラムプリデコーダバス5aを介して伝達する。
【0141】
メモリプレーンM#0〜M#3それぞれにおいて、中央領域CRに面して、ローカルプリデコーダ4が配置される。このローカルプリデコーダ4は、対応のロウプリデコーダ3から与えられたロウプリデコード信号Xをさらにプリデコードし、32個の行ブロックを4分割したブロックの1つを指定するプリデコード信号XDを生成する。このプリデコード信号XDは、後に説明するが、ロウアドレス信号ビットRA11およびRA12をプリデコードして得られるプリデコード信号X(図17(B)のX24−X27)をさらにプリデコードして得られる。
【0142】
8Kリフレッシュサイクル装置の場合、ロウアドレス信号ビットRA12が、32個の行ブロックのうちの16個の行ブロック(大行ブロック)を指定し、さらにアドレス信号ビットRA11が、この16個の行ブロックのうちの8つの行ブロックを指定する。したがって、このプリデコード信号XDにより、8つの行ブロックが指定される。このブロックプリデコード信号XDは、行ブロックに対応して設けられたロウデコーダの活性化およびセンス帯選択信号およびビット線分離信号発生のために用いられる。選択された行ブロックに対するセンスアンプのみが活性状態とされ、かつ選択された行ブロックに隣接してセンスアンプを共有する行ブロックは、このセンスアンプから分離される。
【0143】
メモリプレーンM#0〜M#3それぞれに対し、また短辺方向に沿って中央領域CLに面して、各列ブロックに対応して4つのローカルコラムプリデコーダ6が配置される。これらのローカルコラムプリデコーダ6は、対応のコラムプリデコーダ5から与えられるコラムプリデコード信号Yをさらにデコードして、列グループを指定するためのコラムプリデコード信号YDを生成する。このコラムプリデコード信号YDにより、列ブロックが指定され、対応のコラムデコーダが選択状態とされる。これにより、選択された列ブロックにおけるコラムデコーダが動作して列選択線CSLが選択状態とされる。
【0144】
図22は、1つのロウデコーダ(行ブロック)に対するロウアドレス信号の伝搬態様を示す図である。図22において、ロウアドレスバッファ2aは、図21に示すアドレス入力回路からのアドレス信号Aをバッファ処理して、ロウアドレス信号RA(RA0〜RA12)を生成してメモリプレーンM#0〜M#3それぞれに対応して設けられたロウプリデコーダ5へ与える。ロウプリデコーダ5は、このロウアドレス信号RAをプリデコードし、ロウアドレス信号ビットRA11およびRA12に対応するプリデコード線(図17に示すプリデコード信号線X24〜X27)を駆動し、また残りのロウアドレス信号ビットRA10〜RA0をプリデコードしてプリデコードバス5aを介して伝達する。
【0145】
このロウプリデコード信号バス5aにおいて、ロウアドレス信号ビットRA0〜RA10に対応するプリデコード信号が、このロウアドレス信号ビットRA11およびRA12に従ってプリデコードされたプリデコード信号に従って選択されたローカルプリデコーダ4でさらにプリデコードされ、プリデコード信号XDが生成される。このローカルプリデコーダ4からのローカルプリデコード信号XDにより、8つの行ブロックが指定される。このローカルプリデコーダ4からのプリデコード信号XDのうち、ロウアドレス信号ビットRA0〜RA7に対応するプリデコード信号が行ブロックそれぞれに設けられたロウデコーダ7へ与えられる。
【0146】
一方、ブロックデコーダ8が、このローカルプリデコーダ4から与えられたプリデコード信号XDのうち、アドレス信号ビットRA8およびRA9に対応するプリデコード信号をプリデコードして、ビット線分離制御信号BLIRおよびBLILおよびセンスアンプ活性制御のための必要な信号を生成する。
【0147】
ブロックデコーダ8は、またロウアドレス信号ビットRA8〜RA10に対応するプリデコード信号に従って、1つの行ブロックを選択し、この選択された行ブロックに対応するロウデコーダを活性状態とする。ロウデコーダ7は、ブロックデコーダ8の制御のもとに活性状態とされたとき、ローカルプリデコーダ6から与えられたロウアドレス信号ビットRA0〜RA7に対応するプリデコード信号をデコードして、対応の行ブロックのワード線WLを選択状態とする。
【0148】
図22においては、後に説明する冗長ワード線SWLを選択するためのロウリンク9が併せて示される。図21および図22に示すように、ロウアドレス信号は、中央領域CRにおいて長辺方向に沿って伝搬され、一方コラムアドレス信号は、中央領域CLにおいて短辺方向に沿って伝搬される。したがって、一方方向に沿ってのみこれらのロウアドレス信号およびコラムアドレス信号は伝搬されるため、信号線を直線的にレイアウトすることができ、配線長が短くされ、信号伝搬遅延および信号線充放電に要する消費電流が小さくされる。
また、アドレス信号をプリデコード信号の形態で伝達することにより、充放電される信号線の数を低減することができる。たとえば、ロウアドレス信号ビットRA0およびRA1をプリデコードせずに伝達する場合、信号線RA0,/RA0,RA1および/RA1が必要とされる。この場合、2本の信号線が充電される。一方、プリデコードすれば、4本のプリデコード線が必要とされるが、選択状態とされるのは、1本の信号線のみであり、したがって駆動される信号線の数が1/2となる。アドレス信号ビットが3ビットRA0〜RA3の場合、アドレス信号線は、相補アドレス信号線を伝達するため、6本必要とされ、3本の信号線が駆動される。これらのアドレス信号ビットをプリデコードすると、プリデコード線は8本必要とされるが、1本のプリデコード線が選択状態へ駆動されるだけであり、駆動される信号線の数は1/3となる。したがって、このプリデコードした信号を伝達することにより、充放電電流を低減することができる。またメモリプレーンM#0〜M#3それぞれにおいて、ローカルプリデコーダ4を配置しているためロウプリデコーダ5の駆動すべき負荷は軽減される。また、ローカルプリデコーダ4の出力信号線が駆動するロウデコーダは、全体の1/4とされる。したがって、各ローカルプリデコーダ4が駆動するロウデコーダの数が低減され、応じてこれらの信号線の数が軽減されて高速で充放電することができるとともに、充放電電流も低減される。これは、コラムプリデコーダ5およびローカルコラムプリデコーダ6においても同様である。
【0149】
また図21に示すように、メモリプレーンM#0〜M#3の中央部にアドレスバッファ2を配置し、中央領域CRに各メモリプレーンM#0〜M#3それぞれに対してロウプリデコーダ3を配置して長辺方向にロウアドレス信号を伝達し、また中央領域CLにおいて各メモリプレーンM#0〜M#3に対してコラムプリデコーダ5を配置して、短辺方向に沿ってコラムプリデコード信号を伝達することにより、この半導体記憶装置のアドレスに関連する部分の構成は、中央領域CLおよびCRに関し対称となる。したがって、先の実施の形態2におけるアドレスの鏡面対称の割当を容易に適用することができる。したがって、16Mビットのメモリプレーンを1つ作成し、それを中央領域CLおよびCRに対して鏡面対称に配置することにより、アドレス信号に関連する部分のレイアウトを完成することができ、容易に半導体記憶装置のレイアウトを行なうことができる。
【0150】
[実施の形態4]
図23は、この発明の実施の形態4に従う半導体記憶装置の構成を概略的に示す図である。図23において、メモリプレーンM#0〜M#3それぞれに対応して、長辺方向に沿って不良メモリセル行を救済するためのロウリンク回路11が配設され、また、中央領域CLにおいて、メモリプレーンM#0〜M#3それぞれに対応して短辺方向に沿って不良メモリセル列を救済するためのコラムリンク13が配置される。
【0151】
メモリプレーンM#0〜M#3それぞれにおいて、メモリ行ブロックMBR(図23において、メモリプレーンM#2において代表的に示す)は、256本のワード線を含む通常ワード線が配設される通常ワード線領域NRRと、この通常ワード線領域NRRにおける不良メモリセル行(ワード線)を置換するためのスペアワード線SWLが設けられるスペアワード線領域SRRを含む。このスペアワード線領域SRRには、一例として、4本のスペアワード線SWLが配設される。ロウリンク11は、たとえばレーザーなどのエネルギ線照射により溶断可能なヒューズリンク素子を含む。対応の行ブロックMRBにおいて、不良ワード線(不良メモリセル行)が存在した場合、この不良ワード線のアドレスを、ヒューズリンク素子を溶断することによりプログラムする。
【0152】
アクセス時において、ロウリンク11は与えられたアドレスがこの不良ワード線を指定しているか否かを、プログラムされた不良行アドレスと与えられたアドレス信号との比較により判定する。不良ワード線がアドレス指定されたとき、ロウリンク11は、スペアワード線SWLを選択状態とし、かつ通常ワード線領域NRRに対して設けられたロウデコーダを非活性状態として、不良ワード線の選択を禁止する。このロウリンク11において、不良行アドレスは、プリデコード信号によりプログラムされる。すなわち、ロウリンク11は、対応のロウプリデコーダからロウプリデコード信号バス3aを介して与えられるプリデコード信号に従って不良行アドレスが指定されたか否かを判別する。
【0153】
コラムリンク13も対応のコラムプリデコーダ5からのコラムプリデコード信号Yに従って不良列アドレスがプログラムされて、このプログラムされた不良列アドレスとロウコラムプリデコーダ5から与えられるコラムプリデコード信号Yに従って不良列が指定されたか否かの判別を行なう。ここで、列ブロックMCRは、通常ビット線(列選択線)領域NCRと、この通常ビット線と置換されるべきスペアビット線(列選択線)が配置されるスペア列領域SCRを含む。一例として、このスペアコラム領域SCRには、4本の列選択線CSLが配置される。図23においては、列ブロックMCRが、通常列領域NCRと、スペア列領域SCRを含むように示している。しかしながら、このスペア列領域SCRは、4つの列ブロックに共通に配置されるように構成されてもよい。
【0154】
上述のように、ロウリンク11およびコラムリンク13を用いて不良ワード線および不良ビット線(不良列選択線)をスペアのワード線またはスペアの列選択線と置換することにより、不良行/列の救済を行なうことができる。
【0155】
図22に示すように、各行ブロックにおいて、ロウリンク回路9が配置されている。このロウリンク回路9は、対応のロウプリデコーダ5からのロウプリデコード信号Xを受けている。行ブロックに対応して設けられるロウデコーダ7は、ローカルプリデコーダ4からのプリデコード信号XDに従って対応のワード線を選択する。
【0156】
図24の動作波形図に示すように、ロウプリデコーダ5からのロウプリデコード信号Xは、ローカルプリデコーダ4からのプリデコード信号XDよりも早いタイミングで確定状態とされる。ローカルプリデコーダ4は、このプリデコード信号Xをプリデコードしているためである。したがって、ロウリンク回路9は、このローカルプリデコーダ4のプリデコード動作と並行して、不良ワード線(不良行)がアドレス指定されているか否かを判別することができる。ロウリンク回路9は、不良ワード線(不良行)がアドレス指定された場合には、対応のロウデコーダ7を非活性状態とし、不良ワード線が選択されるのを防止する。したがって、ロウリンク回路9は、早いタイミングで、不良行が使用されるか否かを判定することができる。したがって、ロウデコーダ7のデコード動作完了前に、不良行(不良ワード線)がアドレス指定されたか否かを判定することができ、この判定結果が確定するまでに、ワード線を選択状態とするのを待合せる必要がなく、早いタイミングで正常ワード線を選択状態とすることができる。
【0157】
すなわち、ロウリンク回路9(ロウリンク11)が、ローカルプリデコーダ4からのプリデコード信号XDを用いて不良行の使用/不使用を判定する場合、ロウデコーダ7のデコード動作と並行してこの判定動作が行なわれるため、判定結果が確定するまで、ワード線を選択状態とするのを待合せる必要が生じ、ワード線選択タイミングが遅れる。本発明の様に、ロウデコーダ7へ与えられる信号よりも前段の信号を用いて判定を行なうことにより、このような判定結果待合せを行なう必要がなく、高速でワード線を選択状態とすることができる。この態様は、コラムデコーダおよびコラムリンクによる不良列(不良列選択線:不良ビット線対)の判定に対しても同様である。
【0158】
以上の様に、この実施の形態4に従えば、ロウデコーダまたはコラムデコーダへ与えられるプリデコード信号よりも前段のプリデコード信号を用いて不良行または不良列の使用/不使用を判定するように構成しているため、ワード線(行)または列選択線(列)を選択状態とするタイミングをこの判定結果のために遅らせる必要がなく、高速アクセスが可能となる。またロウリンク11およびコラムリンク13をそれぞれ長辺方向および短辺方向に沿って配設することにより、アドレス信号の伝搬経路を何ら錯綜させることなく不良行/列使用/不使用判定のためのリンクを配置することができる。また、これらのロウリンク11およびコラムリンク13を長辺方向および短辺方向に沿ってメモリプレーンに対応して配置することにより、中央領域CRおよびCLに関してメモリプレーンおよび関連の周辺回路をすべて鏡面対称に配置することができ、レイアウトが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に従う半導体記憶装置の全体のレイアウトを示す図である。
【図2】図1に示す1つのメモリプレーンの構成を具体的に示す図である。
【図3】1つのメモリプレーンにおけるグローバルIO線対およびローカルIO線対の配置を概略的に示す図である。
【図4】図3に示すセンスアンプ帯の配置を具体的に示す図である。
【図5】この発明の実施の形態1における半導体記憶装置のメモリプレーンに対するアドレス信号の割当を示す図である。
【図6】この発明の実施の形態1に従う半導体記憶装置のメモリプレーンにおけるアドレスの割当を示す図である。
【図7】この発明の実施の形態1における半導体記憶装置のデータ入出力部の構成を概略的に示す図である。
【図8】この発明の実施の形態1におけるリフレッシュ動作時における選択行ブロックの配置およびアドレス信号ビットの割当を示す図である。
【図9】この発明の実施の形態1における8Kリフレッシュサイクル装置における縮退アドレス信号ビットおよびメモリセル選択態様を示す図である。
【図10】この発明の実施の形態1における半導体記憶装置の4Kリフレッシュサイクル装置における縮退アドレス信号ビットおよび選択メモリセルの配置を示す図である。
【図11】この発明の実施の形態1におけるアドレスの切換態様を示す図である。
【図12】この発明の実施の形態1の変更例におけるアドレス切換態様を示す図である。
【図13】(A)はテストモード信号発生回路の構成を概略的に示し、(B)はリフレッシュサイクルモード指定信号を発生するための構成を概略的に示す図である。
【図14】この発明の実施の形態1におけるアドレスを切換えるための回路構成を概略的に示す図である。
【図15】図14に示すアドレス切換回路の構成を具体的に示す図である。
【図16】図15に示すアドレス切換回路の動作を示す信号波形図である。
【図17】この発明の実施の形態1におけるロウアドレス信号ビットとコラムアドレス信号ビットとを切換えるためのアドレス切換回路部分の構成を概略的に示す図である。
【図18】図17に示すアドレス切換回路部分の動作を示す信号波形図である。
【図19】この発明の実施の形態2におけるメモリプレーンの配置およびアドレス割当を示す図である。
【図20】この発明の実施の形態2におけるアドレスの割当を示す図である。
【図21】この発明の実施の形態3における半導体記憶装置のアドレス関連回路の配置を示す図である。
【図22】図21に示すロウプリデコーダおよびローカルプリデコーダの1つの行ブロックに関連する部分の構成を概略的に示す図である。
【図23】この発明の実施の形態4における半導体記憶装置の全体の配置を概略的に示す図である。
【図24】図23に示す半導体記憶装置の動作を説明するための波形図である。
【図25】従来の半導体記憶装置のメモリプレーンの配置およびアドレス信号ビットの割当を示す図である。
【図26】図25に示す半導体記憶装置の1つのメモリプレーンのアドレス信号ビットの割当を示す図である。
【図27】従来の半導体記憶装置におけるリフレッシュサイクル動作時の選択行ブロックの配置を示す図である。
【図28】従来の半導体記憶装置における選択メモリセルの位置を示す図である。
【符号の説明】
1 半導体記憶装置、RD,RD0〜RD3 ロウデコーダ、CD,CD0〜CD3 コラムデコーダ、M#0〜M#3 メモリプレーン、CR1,CR2,CR,CL 中央領域、10,12 選択回路、15 マルチビットテスト回路、17 1/4セレクタ、19 1/2セレクタ、30a〜30f アドレス切換回路、99a,99b ロウアドレスバッファ、30ab コラムアドレスバッファ、1 アドレス入力回路、1a アドレス信号バス、2 アドレスバッファ、3 ロウプリデコーダ、3a ロウプリデコード信号バス、4 ローカルロウプリデコーダ、5 コラムプリデコーダ、5a コラムプリデコード信号バス、6 ローカルコラムプリデコーダ、7 ロウデコーダ、8 ブロックデコーダ、9 ロウリンク回路、11 ロウリンク、13 コラムリンク。

Claims (6)

  1. 行列状に配列されかつ各行のメモリセルがワード線に接続される複数のメモリセルを有するメモリアレイと、
    リフレッシュ動作時に選択状態とされるワード線の数が互いに異なる第1および第2のリフレッシュサイクルモードの一方を指定するリフレッシュサイクル指定信号を発生するためのリフレッシュサイクル指定信号発生手段と、
    所定数のアドレス信号ビットが縮退された多ビットアドレス信号に従って前記メモリアレイから同時に複数のメモリセルを選択するための選択手段とを備え、
    前記所定数のアドレス信号ビットは、前記第1のリフレッシュサイクル指定時に縮退されかつ前記第2のリフレッシュサイクル時に有効とされる第1のアドレス信号ビットと、前記第1のリフレッシュサイクル指定時に有効とされかつ前記第2のリフレッシュサイクル時に縮退される第2のアドレス信号ビットと、前記第1および第2のリフレッシュサイクルのいずれのサイクル指定時においても縮退される少なくとも1ビットの第3のアドレス信号ビットとを含み、
    前記リフレッシュサイクル指定信号の前記第1のリフレッシュサイクル指定に応答して、前記第1のアドレス信号ビットを前記第2のアドレス信号ビットへ切換えかつ前記第2のアドレス信号ビットを前記少なくとも1ビットの第3のアドレス信号ビットへ切換えかつ前記第3のアドレス信号ビットを前記第1のアドレス信号ビットへ切換えるためのアドレス切換手段を備える、半導体記憶装置。
  2. 前記少なくとも1ビットの第3のアドレス信号ビットは複数ビットを含み、かつ前記第2および第3のアドレス信号ビットは多ビットアドレス信号において連続したビット位置に配置されるビットであり、
    前記アドレス切換手段は、前記第1のアドレス信号ビットと交換された第2のアドレス信号ビットを前記連続ビットの一方側に挿入しかつ前記第3のアドレス信号ビットを1ビットずつ前記連続ビットの他方方向へシフトする手段を含む、請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記選択手段により選択された複数のメモリセルからさらにメモリセルを選択する第2の選択手段を備え、
    前記第2の選択手段は、前記所定数のアドレス信号ビットのうちの第2の所定数のアドレス信号ビットに従って前記メモリセルを選択し、
    前記第2の所定数のアドレス信号ビットは、前記アドレス切換手段により切換えられた外部から与えられる同じアドレス信号ビットで構成される、請求項1または2記載の半導体記憶装置。
  4. 前記メモリアレイは各々が複数の行ブロックおよび複数の列ブロックを有する複数のメモリプレーンを有し、
    前記第1のアドレス信号ビットは前記第2のリフレッシュサイクル指定時に、前記複数のメモリプレーンの各メモリプレーンにおいて行ブロックを指定しかつ前記第2のアドレス信号ビットは各前記メモリプレーンの列ブロックを指定する、請求項1ないし3のいずれかに記載の半導体記憶装置。
  5. 前記アドレス切換手段は、前記第1のリフレッシュサイクルが前記リフレッシュサイクル指定信号により指定されたとき、前記第3のアドレス信号ビットの前記連続ビットの他方のビット位置のアドレス信号ビットは交換せず、前記第3のアドレス信号ビットの前記他方の位置に隣接する位置のアドレス信号ビットを前記第1のアドレス信号ビットへ切換える手段を含む、請求項2記載の半導体記憶装置。
  6. 行列状に配列される複数のメモリセルを有しかつ各行のメモリセルがワード線に接続されるメモリアレイと、
    リフレッシュ動作時に互いに異なる数のワード線が同時に選択される第1および第2のリフレッシュサイクルの一方を指定するリフレッシュサイクル指定信号を発生するための手段と、
    与えられた第1のアドレス信号に従って前記メモリアレイから複数のメモリセルを同時に選択するための第1の選択手段と、
    前記メモリアレイのメモリセルの良/不良を判定するテストモード指定時に、前記第1の選択手段により選択された複数のメモリセルの良/不良の判定を同時に行なうためのテスト手段と、
    前記第1の選択手段により選択された複数のメモリセルから第2のアドレス信号に従って、外部とデータの授受を行なうための所定数のメモリセルを選択するための第2の選択手段と、
    外部から与えられるアドレス信号を受けかつ前記リフレッシュサイクル指定信号に応答して、前記第1および第2のリフレッシュサイクルの指定時において前記第1および第2の選択手段により前記メモリアレイの同じ位置のメモリセルが選択されるように前記外部から与えられるアドレス信号を位置変換して前記第1および第2の選択手段へ与えるアドレス切換手段を備える、半導体記憶装置。
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