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JP3577838B2 - 衝突検知装置 - Google Patents
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JP3577838B2 - 衝突検知装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定値以上の加速度を検出することで、移動体の衝突を検出するようにした衝突検知装置に関する。本衝突検知装置は、例えば、車両において、乗員を保護するためのエアバッグ装置、シートベルトの巻取装置を起動させるタイミングを決定するための装置に用いられる。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両のエアバッグ装置において用いられる衝突検知装置として、重量重心と回動中心とを偏心させたロータに作用する加速度により、ロータを回動させその回動に伴って接点を閉成させることで、車両の衝突を検出するようにした装置が知られている(特開平2−168525号公報)。
しかしこの装置では、衝突時の加速度に抗する方向に付勢し、ロータの回動に抵抗力を与えるバネ部材と、接点部材とが別体で構成されている等、部品点数が多くなり機械的接続部が多いという問題があった。また、このために、構造的に接点間の間隔を確保することが難しく、衝突検知装置の小型化が困難であった。そこで、本出願人により、板バネに接点機能とロータを弾性付勢する機能とを合わせ持たせるなどにより部品点数を削減し、より簡易な構成で小型化できる衝突検知装置が開発され、すでに出願されている(特願平6−172138号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この簡易な構成の衝突検知装置では、回動可能なウェイトをカバーに設けられたストッパに当接させることで、ウェイトの回動を規制している。しかし、このストッパのダンパ効果が少ないために、車両の側面衝突時などのように、加速度の波形幅が小さく(高周波)且つピーク値が大きい場合には、接点がオンオフする、即ち、チャタリングが発生し、安定した衝突検知信号が得られないという問題がある。
【0004】
従って、本発明の目的は、上記課題に鑑み、ストッパのダンパ効果を向上させた構造とすることにより、接点間のチャタリングを防止し、安定した衝突検知信号が得られるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の手段を採用することができる。この手段によると、ウェイトは重量重心に対して偏心した位置でロータと共に回動可能に支持されており、ウェイトに作用する加速度が大きい程、ウェイトは大きく回転し、所定値以上の加速度を受けてウェイトの回転角が所定値以上となると、それに伴ってロータが回動し、一対の接点部材の接点の状態が変化する。即ち、常開接点であれば接点は閉成され、常閉接点であれば接点は開成される。一方、ウェイトの所定角度以上の回動を規制するために、ウェイトの回動経路に、規制手段が配設されている。その規制手段は、ウェイトからの作用力によりその作用力の方向に屈曲可能な弾性体で、屈曲方向に対して屈曲が可能な空間を設けて配設されている。ウェイトはこの規制手段に当接して、それ以上の回動が規制される。ウェイトが規制手段に当接する時、規制手段がウェイトの回動方向に屈曲することによって規制手段はウェイトの回転エネルギーを吸収し、ウェイトの回転に対してダンパとして機能することでウェイトの回動による衝撃が吸収される。よって、接点部材の接点間のチャタリングが防止され、ウェイトの回転により形成される接点状態の保持時間を増加させることができ、パルス幅の広い安定した衝突検知信号を得ることができる。
【0006】
また、請求項2に記載の手段によれば、接点部材を構成する一対の板バネの先端部がロータに形成されたカムに接触し、検出すべき加速度による回転方向と逆方向にロータが弾性付勢されて回転抵抗力が与えられ、その加速度が所定値以上の大きさのときにロータのカムの作用により接点の状態が変化する。
これにより、ウェイトが回転方向と逆向きに弾性付勢されているので、車両の振動や、急ブレーキ時などに作用する減速度によって、接点の状態が変化することが防止され、衝突検知装置の信頼性を向上させることができる。
【0007】
請求項3に記載の手段によれば、規制手段はウェイトとの当接時に屈曲可能な両端固定の梁構造に形成されている。
これにより、ウェイトとの当接時に、規制手段の当接部位が屈曲するので、ウェイトの回動による衝撃を吸収し、請求項1に記載の手段と同等の効果を得ることができる。
【0008】
請求項4に記載の手段によれば、規制手段の両端はケーシングを構成する保護部材に固定されており、ウェイトが規制手段に当接する時、規制手段の屈曲を可能とする空間が規制手段と保護部材との間に設けられている。
これによりウェイトと規制手段との当接時に、規制手段の当接部位がウェイトの回動方向に屈曲するので、ウェイトの回動による衝撃を吸収し、請求項1に記載の手段と同等の効果を得ることができる。
【0009】
請求項5に記載の手段によれば、規制手段は弾力を有する樹脂材、ゴム材、コイルスプリング、板バネ等の弾性体で構成されている。
これにより、ウェイトと規制手段との当接時に、規制手段の当接部位を作用力の方向に効果的に屈曲させることができ、規制手段のダンパ効果を高めることができる。
【0010】
請求項6に記載の手段によれば、ロータのカムは第一カムと第二カムで構成されており、一対の板バネのそれぞれを第一カム、第二カムに接触させることで、ロータは衝突時の回動方向と逆方向に弾性付勢されている。この板バネによる付勢力によりウェイトの回転に対する抵抗力が与えられる。そして、ロータの回動時に第一カム、第二カムの作用により一対の板バネの接点間の間隔は狭くなり、接点が閉成される。
これにより、一対の板バネの接点の間隔を十分に確保できるので、衝突検知装置の信頼性をより向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。
図1は本発明に係わる衝突検知装置20の構成を示した斜視図であり、図2はその組付けを示す組付展開図である。衝突検知装置20は樹脂性のケーシングを構成するカバー10(保護部材に相当)、平板状のベース12、及びハウジング13を有している。ベース1はハウジング13に、ハウジング13はカバー10にそれぞれ圧入により固定されている。
【0012】
ハウジング13は、基部132と、向合った一対の柱部130a、130bとを有し、それらの柱部130a、130bの先端部に溝131a、131bがそれぞれ形成されている。そして、それらの溝131a、131bにより、軸5の両端が機械的に固定されている。軸5には、回動中心と重量重心とが偏心したウェイト4が、軸5の回りに回動可能に取付けられている。
ウェイト4は金属板より機械加工により成形されており、その重量や重心位置の調整のために、穴あけ加工により円形の穴4aが貫通して設けられている。このウェイト4上にはロータ1がウェイト4と軸5を共有するように樹脂モールドにより形成されており、これにより、そのロータ1はウェイト4と同期して軸5の回りに回動可能である。ロータ1は、第一カム1aと第二カム1bとを有している。
【0013】
ベース12には板バネ2と板バネ3とが所定間隔にて立設されおり、それらの板バネ2、3は、先端部にそれぞれ接点2a、3aを有している。接点2aは平面であるが、接点3aは接点2aの側に凸状に形成されている。板バネ2、3の端部2b、3bは、それぞれ第一カム1a、第二カム1bのカム面と当接し、ウェイト4及びロータ1に対して、加速度の作用によって回動する方向と逆方向に弾性付勢している。これにより、急ブレーキ時や、凹凸の大きい路面の走行中などに発生する微小加速度によってウェイト4及びロータ1が回動することが規制される。
【0014】
板バネ3は、その略中央から端部3bにかけて長さ方向にスリット3cが形成され、端部3bが2つに分離されている。このスリット3cの形成によって、接点2aと接点3aとの接触を良好に行える。
板バネ2、3はそれぞれ外部に突出した出力端子8a、8b、出力端子6a、6bと接触してベース12に固定されている。ベース12の下には後述のシール剤11(図3参照)が設けられ、衝突検知装置20内の気密を保持している。出力端子6a、6b及び8a、8bは、シール剤11の下側から外部に突出し、それらの端子6a、6b及び8a、8bを介して、衝突時に接点2aと接点3aとの閉成状態を衝突検知信号として検出することができる。
【0015】
ウェイト4の回動する経路には、角柱形状のストッパ16(規制手段に相当)がその両端をカバー10に保持されて配設されている。ストッパ16は弾力を有する樹脂材、例えばEPDM(エチレン−プロピレン三量体)などから成り、カバー10に圧入により両端固定されている。ウェイト4の回動経路方向におけるカバー10がストッパ16に対面する部位の肉厚は薄肉化され、これによりストッパ16とカバー10との間には間隙部(空間)9が設けられている。ウェイト4は、回動時にストッパ16と当接することで所定量以上の回動が規制される。
【0016】
カバー10の取付け面10a側には、固定端子14a、14bと固定端子15a、15b(図3参照)が樹脂インサート成形により固定されている。この固定端子14a、14b、15a、15bを用いて衝突検知装置20が図示しない回路基板などに固定される。固定端子14a、14bと固定端子15a、15bは、それぞれ後述のインサート金具14、15として金属の薄板を機械加工することにより一体的に形成されている。
【0017】
図3(a)、(b)、及び(c)は衝突検知装置20の正面図、側面図、及び下面図をそれぞれ示している。図中のA方向が衝突方向を示している。
インサート金具14、15は、それぞれの固定端子14a、14b、固定端子15a、15bが取付け面10aの四隅に配置されるように、取付け面10aの両側に設けられている。インサート金具14、15のそれぞれにおいて、固定端子14a、14b、固定端子15a、15bと反対側の端部に曲げ加工により曲げ部14c、15cが所定の角度(図では略直角)に形成されている。
【0018】
ここで、インサート金具14、15の正面図を図9(a)に、側面図を図9(b)にそれぞれ示す。図9に示されるようにインサート金具14、15は後述の誤配置を防止するために、対角線上に配置されている固定端子14a、15bの根元に非対称形状部14d、15dが、それぞれ、形成されている。
また、図3(c)に示されるように出力端子6a、6b及び出力端子8a、8bの周囲にはシール剤11が配置されており、検知装置20の内部の気密性を確保している。
【0019】
次に、衝突検知装置20の作用について説明する。図4(a)、(b)は、所定レベル以上の加速度が作用せず、接点2aと接点3aとがオフ状態の時の衝突検知装置20の正面断面図、側面断面図をそれぞれ示している。
この状態下においては、板バネ2、3によりロータ1が図中B方向に弾性付勢されており、ロータ1と一体化されたウェイト4はハウジング13に対して図中B方向に付勢されている。
【0020】
図5(a)、(b)は、ケース10に図中B方向に、従って、ウェイト4にA方向に、所定レベル以上の加速度が作用し、接点2aと接点3aとがオン状態となった時の衝突検知装置20の正面断面図、側面断面図をそれぞれ示している。ウェイト4にA方向に所定レベル以上の加速度が作用すると、ウェイト4の重量重心にモーメントが作用し、板バネ2、3から付勢される弾性力に抗してウェイト4及びロータ1が軸5を中心に図中a方向に回動する。そして、ウェイト4がストッパ16に当接することで、ウェイト4及びロータ1の回動が規制される。
【0021】
このとき、ロータ1の回動に伴って、第一カム1a、第二カム1bとそれぞれ接触していた板バネ2、3が、互いに間隔を狭めながら変位し、ロータ1の所定の回動量にてそれぞれの接点2aと接点3aとが接触する。接点2aと接点3aとの接触状態は、出力端子6a、6b、8a、8bから通電される電流の変化により、衝突検知信号として検出することができる。
ここで、衝突検知装置20の回路図を図6に示す。図6に示されるように、本実施例では出力端子6b、8aを介して図示しない点火回路及びモニタ回路に衝突検知信号が出力され、出力端子6a、8bを介して図略のECU側のダイアグレジスタに検知信号が出力される構成とした。
【0022】
ストッパ16は、ウェイト4との当接時において、当接部16aを中心に間隙部9側に屈曲する。これによりウェイト4の回動による運動エネルギがストッパ16の弾性エネルギに変換され、ストッパ16はウェイト4との当接時にダンパとして作用し、ウェイト4の衝撃がストッパ16に吸収される。
このようにしてストッパ16とカバー10との間に間隙部9を設けて、ウェイト4との当接時にストッパ16を屈曲させることによりダンパ作用を増加させることで、ウェイト4がストッパ16に当接するときに、接点2a、3a間のチャタリングを防止できると共に、接点オンの保持時間を増加させることができ、衝突検知信号を安定して出力させることができる。
尚、本実施例では、上記構成とすることで、ストッパ16とカバー10との間に間隙部9を設けない構成に比較して接点オンの保持時間を約1.3倍に向上させることができた。
【0023】
上記実施例では、ウェイト4に穴4aを形成することで、ウェイト4の重量や重心位置を調整する構成としている。これにより、ウェイト4の外形形状を変化させることなく、衝突検知装置20の感度特性を変化させることができる。
この穴4aの有無による感度特性の変化を図8に模式的に示す。図8において、縦軸は作用した加速度の値(G)を示し、横軸は加速度波形のパルス幅(周期)(ms)を示し、曲線は接点がオンする動作レベルを示している。図8より、ウェイト4に穴4aを設けることで、接点がオンする動作レベルを大きくすることができる。この特性を利用して、例えば、前面衝突時に比較して側面衝突の場合は、作用する加速度が高周波で、そのレベルが大きいので、前面衝突用の衝突検知装置のウェイトに穴を設けることで、側面衝突用のウェイトを容易に形成することができる。
また、ウェイト4の外形形状が変化しないので樹脂モールド型を共用でき、コストメリットが大となる。
【0024】
上記実施例では、インサート金具14、15にそれぞれ曲げ部14c、15cを設けた構成とした。この曲げ部14c、15cを設けることにより、インサート金具14、15の厚さ方向の曲げ強度を高めることができると共に、樹脂インサート成形時に金具14、15を固定することができるので、薄肉樹脂部への薄肉金具のインサート成形を可能にした。
例えば、図10(b)に曲げ部を有しないインサート金具15を用いて樹脂インサート成形を行った時の状態を模式的に示すが、曲げ部を有していないのでインサート成形時に金具15は左右に振れてしまい、その状態で成形される。このため、図10(b)に見られるように金具15がカバー10の内壁面に突き出てしまう。
一方、図10(a)に示すように金具15に曲げ部15cを設けると、曲げに対する強度が増加するので、インサート成形時に左右の振れ量を減少させることができると共に、金型21と金型22とで金具15を固定できるので、金具15を正確に所定位置及び所定姿勢に固定した状態で樹脂インサート成形を行うことができる。
このようにすることで、樹脂インサート成形品の薄肉化、及び確実な気密保持が可能となる。また、インサート成形後に、外観から金具15のインサート位置、及びその状態確認を行うことができるので、品質管理が容易である。
【0025】
また、図9に示されるようにインサート金具14、15にはそれぞれ非対称形状部14d、15dが形成されているので、誤配置が防止される。
例えば、図11(b)に示すように、インサート金具14、15のそれぞれの曲げ部14c、15cの向きを右向きに配置すると、曲げ部15cがカバー10の内周面に突き出た状態となる。このように、インサート金具14、15の配置によっては、曲げ部14c、15cの一方、または、両方がカバー10の内周面に突き出た状態となるため、製品不良が発生する。
しかし、本実施例のように、インサート金具14、15に非対称形状部14d、15dを設けてそれらを目印としてインサート金具14、15を金型22に配設することで、インサート金具14、15の配設姿勢を図11(a)に示すように正規の姿勢とすることができ、不良品の発生を防止することができる。
また、図11(b)に示すようにインサート金具14、15が配置された場合、カバー10の内側形状を形成する中子金型とインサート金具15の曲げ部15cが干渉し、中子金型を破損する恐れがあるが、本実施例のように図11(a)に示す正規の姿勢に配置することで、中子金型とインサート金具15とが干渉せず、金型の破損を防止することができる。
【0026】
また、この非対称形状部14d、15dは固定端子14a、15bの根元部の内側を切欠いて形成している。この時、本装置20を図示しないプリント基板へ配設する時、プリント基板と当接する端面よりも図9(a)に示すようにΔだけ多く削除されている。この結果、プリント基板に対する支点が固定端子14a、15bの根元部の外側の端面S1、S2となり、支点間の距離Lを長くすることができ、本装置20をプリント基板へ取付ける時、その姿勢を安定化することができる。
尚、図9では、非対称形状部14d、15dを固定端子14a、15bの根元に形成したが、非対称形状部14d、15dを端子14a、15bの先端に設けても良い。また、非対称形状部14d、15dを対角線関係にある固定端子14a、15bの根元に設けたが、別の対角線関係にある固定端子14b、15a側に設けてもよい。要は、インサート金具14、15の配置時に向きが明確に認識できる位置であれば、非対称形状部14d、15dの形成位置及び形状には限定しない。
【0027】
上記実施例では、ストッパ16を角柱形状としたが、より効果的にたわませるために板状或いは円柱形状としてもよい。
尚、上記実施例では、ストッパ16をEPDMで構成したが、ストッパ16は弾力を有した樹脂材であればよく、その材質は限定しない。
また、必ずしもストッパ16を樹脂材で構成する必要はなく、他の弾性体を用いて構成してもよい。例えば、スプリングコイルや板バネ等の弾性部材を用いてストッパ16を構成してもよい。
上記実施例では、ストッパ16をカバー10に両端固定したが、ハウジング13や他の部材に固定してもよく、その固定方法も十分なたわみが得られれば両端固定に限定しない。
【0028】
上記実施例では、カバー10を薄肉化することでストッパ16との間に間隙部9を設ける構成としたが、ストッパ16を薄肉化するなどの形状を変更することで間隙部9を設けてもよい。
上記実施例では、ウェイト4に形成される穴4aの形状を、加工を容易にするために円形形状としたが、矩形形状や三角形状など他の形状でもよく、また穴4aは必ずしもウェイト4を貫通していなくてもよい。
さらに、接点は常開接点で所定値以上の加速度が作用した時に閉成される接点としたが、常閉接点で所定値以上の加速度が作用した時に開成される接点としても良い。
【0029】
上記実施例では、接点2a、3aをそれぞれ板バネ2、3に一体的に設けた構成としたが、板バネと接点とを別体で構成し、板バネの作動と連動して接点の状態を変化させる構成としてもよい。さらには、ロータの回転と連動して接点の状態が変化する一般的機構、例えばリンク機構等により接点を作動させてもよい。また、ウェイト4及びロータ1を軸5の回りに回動自在に支持しているが、ウェイト4及びロータ1と軸5とを固定し、ハウジング13に軸受を設け、軸5をその軸受に対して回転可能に軸支しても良い。
【0030】
上記に示されるように本発明によれば、ウェイトとの当接時にストッパを屈曲させ、ウェイトの回動による衝撃をストッパで吸収することで、接点間のチャタリングを防止でき、接点オンの保持時間を長くでき、安定した衝突検知信号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例に係わる衝突検知装置の構成を示した斜視図。
【図2】本発明の第一実施例に係わる衝突検知装置の組付展開を示した模式図。
【図3】本発明の第一実施例に係わる衝突検知装置の構成を示した構造図。
【図4】本発明の第一実施例に係わる衝突検知装置において加速度が作用していない時の構成を示した構造図。
【図5】本発明の第一実施例に係わる衝突検知装置において加速度が作用している時の構成を示した構造図。
【図6】本発明の第一実施例に係わる衝突検知装置において衝突検知信号を処理する回路構成を示した回路図。
【図7】本発明の第一実施例に係わる衝突検知装置のロータ及びウェイトの構成を示した斜視図。
【図8】本発明の第一実施例に係わる衝突検知装置においてウェイトの穴あけ加工の有無による特性変化のようすを示した模式図。
【図9】本発明の第一実施例に係わる衝突検知装置のインサート金具の構造を示した構成図。
【図10】本発明の第一実施例に係わる衝突検知装置においてインサート金具の曲げ部の有無による樹脂インサート成形結果を示した構造図。
【図11】本発明の第一実施例に係わる衝突検知装置においてインサート金具の非対称形状部の有無による樹脂インサート成形結果を示した構造図。
【符号の説明】
1 ロータ
1a 第一カム
1b 第二カム
2、3 板バネ
2a、3a 接点
4 ウェイト
4a 穴
5 軸
6a、6b、8a、8b 出力端子
9 間隙部
10 カバー
11 シール剤
12 ベース
13 ハウジング
14、15 インサート金具
14a、14b、15a、15b 固定端子
16 ストッパ
20 衝突検知装置

Claims (6)

  1. 受ける加速度を回転力に変換し、その回転力に応じて機械的接点の状態を変化させることで、所定値以上の加速度を検出するようにした衝突検知装置において、
    加速度を受けるウェイトと、
    前記ウェイトの重量重心に対して偏心した位置において前記ウェイトを回動可能に支持する軸と、
    前記軸に支持され前記ウェイトの回動と共に回動するロータと、
    このロータの所定の回動量により、一対の接点の状態が変化するように構成された一対の接点部材と、
    前記ウェイトの回動経路に配設され、前記ウェイトの所定位置を超える回動を規制すると共に、前記ウェイトからの作用力によりその作用力の方向に屈曲する弾性体を屈曲が可能な空間を設けて配設した規制手段と
    を有することを特徴とする衝突検出装置。
  2. 前記ロータはカムを有し、
    前記接点部材は、接点を有し、所定間隔で立設された一対の板バネから成り、それぞれの板バネの先端部が前記カムに接触して前記ロータの回動方向と逆方向に前記ロータを弾性付勢し、前記加速度が所定値以上の大きさの時に、回動する前記ロータの前記カムの作用により、前記接点の状態を変化させること
    を特徴とする請求項1に記載の衝突検知装置。
  3. 前記規制手段は前記ウェイトとの当接時に屈曲可能な両端固定の梁構造から成ること
    を特徴とする請求項1または2に記載の衝突検知装置。
  4. ケーシングを構成する保護部材を備え、
    前記規制手段は前記保護部材に両端固定され、
    前記ウェイトと前記規制手段との当接時に、前記規制手段の屈曲を可能とする空間が前記規制手段と前記保護部材との間に設けられていること
    を特徴とする請求項3に記載の衝突検知装置。
  5. 前記規制手段は、弾力を有する樹脂材、ゴム材、コイルスプリング、板バネ等の弾性体で構成されていること
    を特徴とする請求項1に記載の衝突検知装置。
  6. 前記ロータの前記カムは第一カムと第二カムとから成り、
    前記一対の板バネは、それぞれ、前記第一カム及び前記第二カムに接触し、前記ロータを衝突時の回動方向と逆方向に付勢し、
    前記第一カムと第二カムの形状は、衝突時に、回動するカムの作用により、前記一対の板バネの前記接点の間隔が狭められ、前記接点が閉成される形状であること
    を特徴とする請求項2に記載の衝突検知装置。
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