Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP3578166B2 - 簡略階層型パターン分類装置及び優先順位付き簡略階層型パターン分類装置 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP3578166B2 - 簡略階層型パターン分類装置及び優先順位付き簡略階層型パターン分類装置 - Google Patents

簡略階層型パターン分類装置及び優先順位付き簡略階層型パターン分類装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3578166B2
JP3578166B2 JP2003144484A JP2003144484A JP3578166B2 JP 3578166 B2 JP3578166 B2 JP 3578166B2 JP 2003144484 A JP2003144484 A JP 2003144484A JP 2003144484 A JP2003144484 A JP 2003144484A JP 3578166 B2 JP3578166 B2 JP 3578166B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
category
learning
category detection
detection unit
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003144484A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004005680A (ja
Inventor
誠 平原
夏樹 岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2003144484A priority Critical patent/JP3578166B2/ja
Publication of JP2004005680A publication Critical patent/JP2004005680A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3578166B2 publication Critical patent/JP3578166B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、与えられた記憶すべき事項間相互の類似性に基づきそれらの事項間の階層構造を生成して記憶し、その階層構造を利用して系統的かつ効率的かつ柔軟に目的に応じて記憶事項を検索することを可能にした記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、記憶装置としては、明示的に指定された番地の記憶や内容が完全に検索キーと一致する記憶を高速かつ正確に検索する装置だけではなく、検索キーが記憶事項と完全に一致しない場合でも記憶事項の内容に応じて連想的に柔軟な検索ができる装置や、記憶事項を与えるとそれらの事項間相互の類似性に基づいてそれら事項間の階層構造を自動的に生成して記憶し、その階層構造をユーザに表示することとその階層構造を利用して系統的かつ効率的に目的に応じて検索することができる装置が求められている。
【0003】
以下に、従来の階層型概念継承連想記憶装置(平原、岡、金道:”階層的に相関を持つパターンを記憶するカスケード連想記憶モデル”、信学技法、NC94−58、1994)について説明する。図6は従来の階層型概念継承連想記憶装置を示すものである。図6において、61はその内部に保持される概念形成連想記憶重みWij(i=1〜D,j=1〜D)によって動作が規定され、外部入力信号Sをトリガーとして時刻tにおける概念形成連想記憶信号X(t)を更新し、X(t−1)とX(t)が等しくなったとき安定概念形成連想記憶信号X(=X(t−1)=X(t))を出力する概念形成連想記憶部であり、62はその内部に保持される概念継承連想記憶重みW1ij(i=1〜D,j=1〜D)によって動作が規定され、外部入力信号Sと概念形成連想記憶部61が出力する安定概念形成連想記憶信号Xをトリガーとして概念継承連想記憶信号X1(t)を更新し、X1(t−1)とX1(t)が等しくなったとき安定概念継承連想記憶信号X1(=X1(t−1)=X1(t))を出力する概念継承連想記憶部であり、63は概念形成連想記憶部61が出力する安定概念形成連想記憶信号Xと概念継承連想記憶部62が出力する安定概念継承連想記憶信号X1から出力信号Rを生成する出力信号生成部である。
【0004】
ここでは、外部入力信号Sの次元の数をDとし、外部入力信号Sの各要素Si(i=1〜D)の値は±1とする。また、簡単のためカスケードのレベルの数を2として説明する。
【0005】
まず、学習を行うためのP1×P2個の学習パターンSuv(u=1〜P1、v=1〜P2)の生成方法について述べる。学習パターンSuv(u=1〜P1、v=1〜P2)の生成に先立ち、P1個の親パターンSu(u=1〜P1)を生成する。親パターンSu(u=1〜P1)の各要素Sui(i=1〜D)は以下の確率Pr1(Sui)で±1の値をとる。
【0006】
【数1】
Figure 0003578166
【0007】
ここで、a(−1<a<1)は親パターンの偏りである。ここで、xの平均をE[x]で表すことにすると、親パターンの偏りはa=E[Sui]で定義される。また、δ[x]はx=0のとき値1をとり、それ以外の場合は値0をとる。
【0008】
次に、各親パターンSuに対し、P2個の学習パターンSuv(v=1〜P2)を生成する。学習パターンSuvの各要素Suvi(i=1〜D)は以下の確率Pr2(Suvi)で±1の値をとる。
【0009】
【数2】
Figure 0003578166
【0010】
ここで、b(0<b<1)は親パターンと学習パターンとの間の相関の強さを示す相関パラメータである。
【0011】
この様にして生成された学習パターンを用いて、従来の階層型概念継承連想記憶装置について、学習モードにおける動作を説明する。
【0012】
学習モードでは、概念形成連想記憶装置61は、P1×P2個の学習パターンSuv(u=1〜P1,v=1〜P2)を受け、その内部に保持される概念形成連想記憶重みWij(i=1〜D,j=1〜D)を
【0013】
【数3】
Figure 0003578166
【0014】
のように更新する。ここで、d1(Wij)は定数でも概念形成連想記憶重みWijの関数でもよく、0から1までの値をとるものとする。例えば、d1(Wij)は
【0015】
【数4】
Figure 0003578166
【0016】
と書くことができる。d2(Wij)も同様に定数でも概念形成連想記憶重みWijの関数でもよく、例えば、
【0017】
【数5】
Figure 0003578166
【0018】
と書くことができる。これらの更新式に従ってP1×P2個の学習パターンSuv(u=1〜P1,v=1〜P2)を学習させる。この学習により、学習パターンSuv(u=1〜P1,v=1〜P2)が親パターンSu(u=1〜P1)と相関を持って作られた構造を持つパターンである場合、その親パターンSu(u=1〜P1)にほぼ等しいパターンS’u(u=1〜P1)が概念形成連想記憶部61に記憶される。以降、概念形成連想記憶部61に記憶されているパターンS’u(u=1〜P1)を概念と呼ぶことにする。このことから、概念S’u(u=1〜P1)に近い学習パターンSuv(v=1〜P2)が外部入力信号Sとして概念形成連想記憶部61に入力された場合、概念形成連想記憶部61は概念形成連想記憶信号X(t)を更新しつづけ、X(t−1)とX(t)が等しくなったとき安定概念形成連想記憶信号X(=X(t−1)=X(t))を出力する。このとき、安定概念連想記憶信号Xはある概念S’uとなる。簡単のため、以降は親パターンSuと概念S’uは等しい(Sui=S’ui ,u=1〜P1,i=1〜D)として、概念をSu(u=1〜P1)で表すことにする。
【0019】
つぎに、概念継承連想記憶部62は、学習パターンSuvとその学習パターンSuvを概念形成連想記憶部61に入力したときの安定概念連想記憶信号Xである概念Suとを受けて、その内部に保持される概念継承連想記憶重みW1ij(i=1〜D,j=1〜D)を
【0020】
【数6】
Figure 0003578166
【0021】
のように更新する。この概念継承連想記憶重みW1ijの更新式から、概念継承連想記憶部62はS’uvi(=SuviSui, i=1〜D)を要素に持った継承パターンS’uvを記憶していることがわかる。概念Suと学習パターンSuvとの相関は非常に強いため、継承パターンS’uvの多くの要素が1をとることになり、継承パターンS’uvはスパースなパターンとなる。
【0022】
このように設定された重みを持つ階層型概念継承連想記憶装置の想起モードにおける動作を以下に示す。
【0023】
想起モード時には外部入力信号Sが概念形成連想記憶部61に入力される。この入力をトリガーとし、概念形成連想記憶部61ではその内部に保持する概念形成連想記憶重みWijに従って概念形成連想記憶信号X(t)を以下の式に従って更新する。
【0024】
【数7】
Figure 0003578166
【0025】
【数8】
Figure 0003578166
【0026】
【数9】
Figure 0003578166
【0027】
【数10】
Figure 0003578166
【0028】
ここで、Xi(t)は時刻tにおける概念形成連想記憶信号X(t)のi番目の要素を示し、Ui(t)は時刻tにおける概念形成ポテンシャル信号U(t)のi番目の要素を示す。ここで、概念形成連想記憶信号X(t)が安定化したとき(X(t−1)=X(t))、概念形成連想記憶部61は安定概念形成連想記憶信号X(=X(t−1)=X(t))を出力する。この安定概念形成連想記憶信号Xは外部入力信号Sに最も類似した概念Suとなる。
【0029】
概念形成連想記憶部61が安定化すると、安定概念形成連想記憶信号Xと外部入力信号Sとが概念継承連想記憶部62に入力される。ここで、安定概念形成連想記憶信号Xが概念Suとなったことを仮定する。これらの入力をトリガーとし、概念継承連想記憶部62ではその内部に保持する概念継承連想記憶重みW1ijに従って、概念継承連想記憶信号X1(t)を以下の式に従って更新する。
【0030】
【数11】
Figure 0003578166
【0031】
【数12】
Figure 0003578166
【0032】
【数13】
Figure 0003578166
【0033】
ここで、U1i(t)は時刻tにおける概念継承ポテンシャル信号U1(t)のi番目の要素を示す。この動作により概念継承連想記憶信号X1(t)が安定化したとき、概念継承連想記憶部62は安定概念継承連想記憶信号X1(=X1(t−1)=X1(t))を出力する。すなわち、外部入力信号Sに類似した学習パターンSuvに対応する継承パターンS’uvが概念継承連想記憶部62に想起されることになる。
【0034】
このように、概念継承連想記憶部62はスパースなパターンである継承パターンS’uvを記憶している。記憶するパターンがスパースである場合、記憶容量が飛躍的に増大することが知られており、よって、概念継承連想記憶部62は非常に大きな記憶容量を持っていることになる。
【0035】
概念形成連想記憶部61が安定概念形成連想記憶信号Xを出力し、概念継承連想記憶部62が安定概念継承連想記憶信号X1すると、出力信号生成部63は以下の式に基づいて、出力信号Rを計算する。
【0036】
【数14】
Figure 0003578166
【0037】
ここで、Riは出力信号Rのi番目の要素を示す。このように、出力信号生成部63は外部入力信号Sに類似した学習パターンSuvを想起することができる。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の階層型概念継承連想記憶装置では、継承パターンが概念継承連想記憶部62に一様に重ね合わされた形で記憶されるため、記憶事項間の関係、すなわち、階層構造を取り出すことができず、入力パターンがどのカテゴリーに属するのかといったパターンの分類に関する情報を得ることができないため、ユーザーに記憶事項間の関係を提供することができないという課題と、系統的かつ効率的で目的に応じた検索をするための充分な機能を持っていないという課題を有していた。
【0039】
本発明は上記従来の課題を解決するもので、与えられた記憶すべき記憶事項間相互の類似性に基づきそれらの間の階層構造を生成して記憶し、その階層構造を利用して系統的かつ効率的かつ柔軟に目的に応じて記憶事項を検索することができる階層型パターン分類装置と簡略階層型パターン分類装置と優先順位付き簡略階層型パターン分類装置を提供することを目的とする。
【0040】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明の階層型パターン分類装置は、外部入力信号を受けて安定概念形成連想記憶信号を出力する概念形成連想記憶部と、安定概念形成連想記憶信号を分類するカテゴリー検出部と、カテゴリー検出部からの出力信号を受けることにより動作可能となり、外部入力信号と安定概念形成連想記憶信号とを受けて安定概念継承連想記憶信号を出力する複数の概念継承連想記憶部と、安定概念継承連想記憶信号を分類する複数のサブカテゴリー検出部と、安定概念形成連想記憶信号と安定概念継承連想記憶信号を受けて出力信号を生成する出力信号生成部とからなる構成を有している。
【0041】
この構成によって、本発明の階層型パターン分類装置は、同じカテゴリーに属す継承パターン(実施の形態1参照)は同じ概念継承連想記憶部に記憶されるため、記憶事項間の関係を明示的に取り出すことができ、入力パターンがどのカテゴリーに属するのかといったパターンの分類に関する情報を得ることができる。すなわち、与えられた記憶すべき事項(学習パターン)間相互の類似性に基づき、それらの事項間の階層構造を生成して記憶し、その階層構造を利用して系統的かつ柔軟に記憶事項を検索することができる。さらに、生成した階層構造を表示することで、ユーザーは記憶事項間の関係を容易に理解できる。
【0042】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
以下、第1の実施の形態(階層型パターン分類装置)について図面を参照しながら説明する。
【0043】
図1において、11はその内部に保持される概念形成連想記憶重みWij(i=1〜D,j=1〜D,Dは次元)によって動作が規定され、外部入力信号Sをトリガーとして概念形成連想記憶信号X(t)を更新し、X(t−1)とX(t)が等しくなったとき安定概念形成連想記憶信号X(=X(t−1)=X(t))を出力する概念形成連想記憶部であり、12は概念形成連想記憶部11が出力する安定概念形成連想記憶信号Xとその内部に保持されるカテゴリー検出重みCij(i=1〜N,j=1〜D)との重みづけ総和を活性値として持つN個のセルi(i=1〜N)から構成され、少なくとも一つ以上のセルが1を出力するカテゴリー検出部であり、13i(i=1〜N)はカテゴリー検出部12のセルiが1を出力している場合のみ動作可能となり、その内部に保持される概念継承連想記憶重みWijk(j=1〜D,k=1〜D)によって動作が規定され、外部入力信号Sと概念形成連想記憶部11が出力する安定概念形成連想記憶信号Xをトリガーとして概念継承連想記憶信号Xi(t)を更新し、Xi(t−1)とXi(t)が等しくなったとき安定概念継承連想記憶信号Xi(=Xi(t−1)=Xi(t))を出力する概念継承連想記憶部であり、14i(i=1〜N)は概念継承連想記憶部13iが出力する安定概念継承連想記憶信号Xiとその内部に保持されるサブカテゴリー検出重みCijk(j=1〜Ni,k=1〜D)との重みづけ総和を活性値として持つNi個のセルi(i=1〜Ni)から構成され、少なくとも1つ以上のセルが1を出力するサブカテゴリー検出部であり、15は概念形成連想記憶部11が出力する安定概念形成連想記憶信号Xと概念継承連想記憶部13iが出力する安定概念継承連想記憶信号Xiを受けて出力信号Rを生成する出力信号生成部である。
【0044】
なお、本実施の形態では簡単のため階層型パターン分類装置の階層数を2として説明しているが、この制限は本質的な問題ではなく、3以上の階層数を持つ階層型パターン分類装置にも容易に拡張することができる。また、外部入力信号Sの次元の数をDとし、外部入力信号Sの各要素Si(i=1〜D)の値は±1とする。
【0045】
まず、学習を行うためのP1×P2個の学習パターンSuv(u=1〜P1、v=1〜P2)の生成方法について述べる。学習パターンSuv(u=1〜P1、v=1〜P2)の生成に先立ち、P1個の親パターンSu(u=1〜P1)を生成する。親パターンSu(u=1〜P1)の各要素Sui(i=1〜D)は以下の確率Pr1(Sui)で±1の値をとる。
【0046】
【数15】
Figure 0003578166
【0047】
ここで、a(−1<a<1)は親パターンの偏りであり、E[Sui]=a(Eは平均値)で定義される。また、δ[x]はx=0のとき値1をとり、それ以外の場合は値0をとる。
【0048】
次に、各親パターンSuに対し、P2個の学習パターンSuv(v=1〜P2)を生成する。学習パターンSuvの各要素Suvi(i=1〜D)は以下の確率Pr2(Suvi)で±1の値をとる。
【0049】
【数16】
Figure 0003578166
【0050】
ここで、b(0<b<1)は親パターンと学習パターンとの間の相関パラメータである。
【0051】
この様にして生成された学習パターンを用いて、図1の階層型パターン分類装置について、学習モードにおける動作を説明する。
【0052】
学習モードでは、概念形成連想記憶装置11は、P1×P2個の学習パターンSuv(u=1〜P1,v=1〜P2)を受け、その内部に保持される概念形成連想記憶重みWij(i=1〜D,j=1〜D)を
【0053】
【数17】
Figure 0003578166
【0054】
のように更新する。ここで、d1(Wij)は定数でも概念形成連想記憶重みWijの関数でもよく、0から1までの値をとるものとする。例えば、d1(Wij)は
【0055】
【数18】
Figure 0003578166
【0056】
と書くことができる。d2(Wij)も同様に定数でも概念形成連想記憶重みWijの関数でもよく、例えば、
【0057】
【数19】
Figure 0003578166
【0058】
と書くことができる。これらの更新式に従ってP1×P2個の学習パターンSuv(u=1〜P1,v=1〜P2)を学習させる。この学習により、学習パターンSuv(u=1〜P1,v=1〜P2)が親パターンSu(u=1〜P1)と相関を持って作られた構造を持つパターンである場合、その親パターンSu(u=1〜P1)にほぼ等しいパターンS’u(u=1〜P1)が概念形成連想記憶部11に記憶される。以降、概念形成連想記憶部11に記憶されているパターンS’u(u=1〜P1)を概念と呼ぶことにする。これにより、概念S’u(u=1〜P1)に近い学習パターンSuvが外部入力信号Sとして概念形成連想記憶部11に入力された場合、概念形成連想記憶部11は概念形成連想記憶信号X(t)を更新しつづけ、X(t−1)とX(t)が等しくなったとき安定概念形成連想記憶信号X(=X(t−1)=X(t))を出力する。このときの安定概念連想記憶信号Xは概念S’uとなる。簡単のため、以降は親パターンSuと概念S’uは等しい(Sui=S’ui ,u=1〜P1,i=1〜D)として、概念をSu(u=1〜P1)で表すことにする。
【0059】
概念形成連想記憶部11の学習が終わると、カテゴリー検出部12の学習が始まる。
【0060】
まず、カテゴリー検出部12のカテゴリー検出重みCij(i=1〜N,j=1〜D)は充分小さな乱数に初期設定される。また、P1×P2個の学習パターンSuv(u=1〜P1,v=1〜P2)の平均パターンに充分小さな乱数を加えることでカテゴリー検出部12のカテゴリー検出重みCij(i=1〜N,j=1〜D)を初期設定することにより、学習速度および学習結果の向上が実現できる。つぎに、学習パターンSuvが概念形成連想記憶部11に入力され、概念形成連想記憶部11は安定概念形成連想記憶信号X、すなわち、概念Suを出力する。カテゴリー検出部12はこの概念Suを学習することになる。この場合、カテゴリー検出部12では重みづけ総和が計算され、カテゴリー検出部12のセルiの活性値uiは
【0061】
【数20】
Figure 0003578166
【0062】
となる。ここで、hiはカテゴリー検出部12のセルiの可変の閾値である。この活性値に基づいて、カテゴリー検出部12のセルiの出力値oiは
【0063】
【数21】
Figure 0003578166
【0064】
となる。ここで、c(0<c≦1)は定数である。このことから、カテゴリー検出部12では最大活性値をもつセルおよび最大活性値と同等の活性値を持つセルが1を出力することがわかる。セルの出力値が決まると、カテゴリー検出部12のカテゴリー検出重みCij(i=1〜N,j=1〜D)は以下の重み更新式に従って更新される。
【0065】
【数22】
Figure 0003578166
【0066】
ここで、Aは充分小さな正の実数とする。このことから、カテゴリー検出部12では1を出力したセルに結合する重みのみが更新されることがわかる。また、カテゴリー検出部12のセルの閾値は以下の式に基づいて更新される。
【0067】
【数23】
Figure 0003578166
【0068】
ここで、A1は1以下の充分小さな正の実数とする。この様な学習を、全ての学習パターンSuv(u=1〜P1,v=1〜P2)に対して充分繰り返し行うことで、カテゴリー検出部12の学習が終了する。
【0069】
カテゴリー検出部12の学習が終了すると、概念継承連想記憶部13i(i=1〜N)の学習が行われる。
【0070】
学習パターンSuvを学習することを考える。まず、学習パターンSuvが概念形成連想記憶部11に入力され、概念形成連想記憶部11は安定概念形成連想記憶信号X、すなわち、概念Suを出力する。カテゴリー検出部12はこの概念Suを学習しており、カテゴリー検出部12のセルiが1を出力したものと仮定する。このとき、カテゴリー検出部12のセルiに結合する概念継承連想記憶部13iが動作可能の状態となる。この場合、概念継承連想記憶部13iは、学習パターンSuvとその学習パターンSuvを概念形成連想記憶部11に入力したときの安定概念連想記憶信号Xである概念Suとを受けて、その内部に保持される概念継承連想記憶重みWijk(j=1〜D,k=1〜D)を
【0071】
【数24】
Figure 0003578166
【0072】
のように更新する。この概念継承連想記憶重みWijkの更新式から、概念継承連想記憶部13iはS’uvj(=SuvjSuj, j=1〜D)を要素に持った継承パターンS’uvを記憶していることがわかる。概念Sujと学習パターンSuvjとの相関は非常に強いため、継承パターンS’uvの多くの要素が1をとることになり、継承パターンS’uvはスパースなパターンとなる。この様な学習を、全ての学習パターンSuv(u=1〜P1,v=1〜P2)に対して行うことで、概念継承連想記憶部13iの学習が終了する。
【0073】
このように、学習パターンSuvに類似した外部入力信号Sが階層型パターン分類装置に入力された場合、概念形成連想記憶部11は安定概念形成連想記憶信号Xとして概念Suを出力し、概念継承連想記憶部13iは安定概念継承連想記憶信号Xiとして継承パターンS’uvを出力する。
【0074】
次に、サブカテゴリー検出部14iの学習について説明する。この学習は概念継承連想記憶部13iの学習と同時に進行させることができるが、以下では概念継承連想記憶部13iの学習が終了したものとして説明する。
【0075】
まず、サブカテゴリー検出部14iのサブカテゴリー検出重みCijk(j=1〜Ni,k=1〜D)は充分小さな乱数に初期設定される。ここで、学習パターンSuvを学習することについて考える。まず、学習パターンSuvが概念形成連想記憶部11に入力され、概念形成連想記憶部11は安定概念形成連想記憶信号X、すなわち、概念Suを出力する。カテゴリー検出部12はこの概念Suを学習しており、カテゴリー検出部12のセルiが1を出力したものと仮定する。このとき、カテゴリー検出部12のセルiに結合する概念継承連想記憶部13iが動作可能の状態となり、概念継承連想記憶部13iは安定概念継承連想記憶信号Xiとして継承パターンS’uvを出力する。サブカテゴリー検出部14iはこの継承パターンS’uvを学習することになる。この場合、サブカテゴリー検出部14iでは重みづけ総和が計算され、サブカテゴリー検出部14iのセルjの活性値uijは
【0076】
【数25】
Figure 0003578166
【0077】
となる。ここで、hijはサブカテゴリー検出部14iのセルjの可変の閾値である。この活性値に基づいて、サブカテゴリー検出部14iのセルjの出力値oijは
【0078】
【数26】
Figure 0003578166
【0079】
となる。ここで、ci(0<ci≦1)は定数である。このことから、サブカテゴリー検出部14iでは最大活性値のci倍以上の活性値をもつセルが1を出力することがわかる。セルの出力値が決まると、サブカテゴリー検出部14iのサブカテゴリー検出重みCijk(j=1〜Ni,k=1〜D)は以下の重み更新式に従って更新される。
【0080】
【数27】
Figure 0003578166
【0081】
ここで、Aiは充分小さな正の定数とする。このことから、サブカテゴリー検出部14iでは1を出力したセルに結合する重みのみが更新されることがわかる。また、サブカテゴリー検出部14iのセルの閾値は以下の式に基づいて更新される。
【0082】
【数28】
Figure 0003578166
【0083】
ここで、A2iは1以下の充分小さな正の実数とする。この様な学習を全ての学習パターンSuv(u=1〜P1,v=1〜P2)に対して充分繰り返し行うことで、サブカテゴリー検出部14iの学習が終了する。
【0084】
このように設定された重みを持つ階層型パターン分類装置の想起モードにおける動作を以下に示す。
【0085】
想起モード時には外部入力信号Sが概念形成連想記憶部11に入力される。この入力をトリガーとし、概念形成連想記憶部11ではその内部に保持する概念形成連想記憶重みWijに従って概念形成連想記憶信号X(t)を以下の式に従って更新する。
【0086】
【数29】
Figure 0003578166
【0087】
【数30】
Figure 0003578166
【0088】
【数31】
Figure 0003578166
【0089】
【数32】
Figure 0003578166
【0090】
ここで、Xi(t)は時刻tにおける概念形成連想記憶信号X(t)のi番目の要素を示し、Ui(t)は時刻tにおける概念形成ポテンシャル信号U(t)のi番目の要素を示す。ここで、概念形成連想記憶信号X(t)が安定化したとき、概念形成連想記憶部11は安定概念形成連想記憶信号X(=X(t−1)=X(t))を出力する。この安定概念形成連想記憶信号Xは外部入力信号Sに最も類似した概念Su(u=1〜P1)となることが期待できる。以降、外部入力信号Sが概念形成連想記憶部11に入力されたときの安定概念形成連想記憶信号Xが概念Suとなることを仮定する。
【0091】
次に、概念形成連想記憶部11が出力する安定概念形成連想記憶信号X、すなわち、概念Suがカテゴリー検出部12に入力され、(数20)および(数21)からカテゴリー検出部12のセルの出力値が計算される。ここで、カテゴリー検出部12のセルiが1を出力したと仮定する。
【0092】
このとき、カテゴリー検出部12のセルiに結合する概念継承連想記憶部13iが動作可能の状態となり、外部入力信号Sと概念形成連想記憶部11が出力する安定概念形成連想記憶信号X、すなわち、概念Suが概念継承連想記憶部13iに入力される。これらの入力をトリガーとし、概念継承連想記憶部13iではその内部に保持する概念継承連想記憶重みWijkに従って、概念継承連想記憶信号Xi(t)を以下の式に従って更新する。
【0093】
【数33】
Figure 0003578166
【0094】
【数34】
Figure 0003578166
【0095】
【数35】
Figure 0003578166
【0096】
ここで、Uij(t)は時刻tにおける概念継承ポテンシャル信号Uij(t)のj番目の要素を示す。この動作により概念継承連想記憶信号Xi(t)が安定化したとき、概念継承連想記憶部13iは安定概念継承連想記憶信号Xi(=Xi(t−1)=Xi(t))を出力する。すなわち、外部入力信号Sに類似した学習パターンSuvに対応する継承パターンS’uvが概念継承連想記憶部13iに想起されることになる。
【0097】
このように、概念継承連想記憶部13iはスパースなパターンである継承パターンS’uvを記憶している。記憶するパターンがスパースである場合、記憶容量が飛躍的に増大することが知られており、よって、概念継承連想記憶部13iは非常に大きな記憶容量を持っていることになる。
【0098】
次に、概念継承連想記憶部13iが出力する安定概念継承連想記憶信号Xi、すなわち、概念S’uvがサブカテゴリー検出部14iに入力され、(数25)および(数26)からサブカテゴリー検出部14iのセルの出力値が計算され、サブカテゴリー検出部14iの1つのセルが1を出力する。
【0099】
このことから、外部入力信号Sがカテゴリー検出部12、すなわち、第1階層レベルでどのカテゴリーに属し、また、サブカテゴリー検出部13i、すなわち、第2階層レベルでどのサブカテゴリーに属するのかを判断することができる。
【0100】
また、出力信号生成部15は概念形成連想記憶部11が出力する安定概念形成連想記憶信号X、すなわち、概念Suと、概念継承連想記憶部13iが出力する安定概念継承連想記憶信号Xi、すなわち、継承パターンS’uvを受けることにより、出力信号Rを以下の式に基づいて計算する。
【0101】
【数36】
Figure 0003578166
【0102】
ここで、Riは出力信号Rのi番目の要素を示す。このように、出力信号生成部15では、外部入力信号Sに最も類似した学習パターンSuvが生成される。
【0103】
また、カテゴリー検出部12の機能を拡張することにより学習や検索の高速化およびメモリーの削減が実現できる。例えば、カテゴリー検出部12の各セルiに、セルiに出力1を与える学習パターンサブ集合iを記憶させる。この学習パターンサブ集合iの要素数が0である場合、カテゴリー検出部12のセルiに関係する概念継承連想記憶部13iおよびサブカテゴリー検出部14iを削除することによって実現される。
【0104】
さらに、D次元の学習パターンSuvがT個の部分学習パターンSuvj(j=1〜T)(部分学習パターンSuvjの次元をDjとする。)に分割できる場合、カテゴリー検出部12の機能を拡張することにより、概念継承連想記憶部13iが記憶する継承パターンS’uvの次元を削減することができる。例えば、カテゴリー検出部12の各セルiに、セルiに出力1を与える学習パターンサブ集合iを記憶させる。この学習パターンサブ集合iに含まれる全ての学習パターンのある部分学習パターンが学習パターンサブ集合iに含まれる全ての学習パターンと等しい場合、その部分学習パターンを各学習パターンから削除し(すなわち、その部分学習パターンに対応する部分継承パターンを削除する)、カテゴリー検出部12以降の概念継承連想記憶部13iおよびサブカテゴリー検出部14iに学習させることにより継承パターンの次元削減が実現できる。
【0105】
同様にサブカテゴリー検出部14iの機能を上述したように拡張すれば、さらに、継承パターンの次元削減が可能となる。
【0106】
なお、本実施の形態では簡単のため階層型パターン分類装置の階層数を2として説明したが、この制限は本質的な問題ではなく、3以上の階層数を持つ階層型パターン分類装置にも容易に拡張することができる。階層数が3の場合の階層型パターン分類装置の略図(出力生成部を除く)を図2に示す。図2において、21は概念形成連想記憶部11とカテゴリー検出部12とをひとまとめにしたモジュールAであり、22i(i=1〜N)は継承パターン用概念形成連想記憶部(その動作は概念形成連想記憶部11と同じであり、概念形成連想記憶部11は学習パターンそのものを学習するのに対し、継承パターン用概念形成連想記憶部は学習パターンの継承パターンを学習する)とカテゴリー検出部(その動作はカテゴリー検出部12と同じであり、継承パターン用概念形成連想記憶部の出力する安定パターンを学習する)とをひとまとめにしたモジュールBであり、23ij(j=1〜Ni)は概念継承連想記憶部12iとサブカテゴリー検出部12iとをひとまとめにしたモジュールCである。図2では簡単のため、モジュールA21からモジュールB22iへの入力線を1本としているが、実際にはモジュールA21内部の概念形成連想記憶部が出力する安定概念形成連想記憶信号とカテゴリー検出部のセルからの出力信号の2種類の信号がモジュールB22iに入ることになる。同様に、モジュールB22iからモジュールC23ijへの入力線を1本としているが、実際にはモジュールB22i内部の継承パターン用概念形成連想記憶部が出力する安定概念形成連想記憶信号とカテゴリー検出部のセルからの出力信号の2種類の信号がモジュールC23ijに入ることになる。このように3以上の階層数を持つ階層型パターン分類装置に容易に拡張することができる。
【0107】
以上のように本実施の形態によれば、同じカテゴリーに属す継承パターン(実施の形態1参照)は同じ概念継承記憶部に記憶されるため、記憶事項間の関係を明示的に取り出すことができ、入力パターンがどのカテゴリーに属するのかといったパターンの分類に関する情報を得ることができる。すなわち、与えられた記憶すべき事項(学習パターン)間相互の類似性に基づき、それらの事項間の階層構造を生成して記憶し、その階層構造を利用して系統的かつ効率的かつ柔軟に記憶事項を検索することができる。さらに、生成した階層構造を表示することで、ユーザーは記憶事項間の関係を容易に理解できる。
【0108】
(実施の形態2)
以下、本発明の第2の実施の形態(簡略階層型パターン分類装置)について図面を参照しながら説明する。
【0109】
図3において、31は外部入力信号S(各要素をSi(i=1〜D)で表す)とその内部に保持されるカテゴリー検出重みCij(i=1〜N,j=1〜D)との重みづけ総和を活性値として持つN個のセルi(i=1〜N)から構成され、少なくとも1つ以上のセルが1を出力するカテゴリー検出部であり、31i(i=1〜N)はカテゴリー検出部31のセルiが1を出力している場合のみ動作可能となり、外部入力信号Sとその内部に保持されるサブカテゴリー検出重みCijk(j=1〜Ni,k=1〜D)との重みづけ総和を活性値として持つNi個のセルから構成され、少なくとも1つ以上のセルが1を出力するサブカテゴリー検出部であり、32はカテゴリー検出部31のカテゴリー検出重みCij(i=1〜N,j=1〜D)に充分小さな乱数を与えることにより初期化し、また、学習後のカテゴリー検出部31のカテゴリー検出重みCij(i=1〜N,j=1〜D)を考慮してサブカテゴリー検出部31i(i=1〜N)のサブカテゴリー検出重みCijk(j=1〜Ni,k=1〜D)を初期設定する初期重み設定部であり、33はサブカテゴリー検出部31i(i=1〜N)のサブカテゴリー検出重みCijk(j=1〜Ni,k=1〜D)を受けて出力信号Rを生成する出力信号生成部である。
【0110】
なお、本実施の形態では簡単のため簡略階層型パターン分類装置の階層数を2として説明しているが、この制限は本質的な問題ではなく、3以上の階層数を持つ簡略階層型パターン分類装置にも容易に拡張することができる(後述)。
【0111】
以上のように構成された2階層の簡略階層型パターン分類装置について、学習における動作を説明する。学習モードでは、カテゴリー検出部31の学習から始まることになる。
【0112】
まず、カテゴリー検出部31のカテゴリー検出重みCij(i=1〜N,j=1〜D)は初期重み設定部32によって充分小さな乱数に初期設定される。また、P1×P2個の学習パターンSuv(u=1〜P1,v=1〜P2)の平均パターンに充分小さな乱数を加えることでカテゴリー検出部31のカテゴリー検出重みCij(i=1〜N,j=1〜D)を初期設定することにより、学習速度および学習結果の向上が実現できる。つぎに、P1×P2個の学習パターンSuv(u=1〜P1,v=1〜P2)がカテゴリー検出部31に順に入力され、逐次的に学習が行われる。学習パターンSuvがカテゴリー検出部31に入力された場合を考える。この場合、カテゴリー検出部31では重みづけ総和が計算され、カテゴリー検出部31のセルiの活性値uiは
【0113】
【数37】
Figure 0003578166
【0114】
となる。ここで、hiはカテゴリー検出部31のセルiの可変の閾値である。この活性値に基づいて、カテゴリー検出部31のセルiの出力値oiは
【0115】
【数38】
Figure 0003578166
【0116】
となる。cは1以下の正の定数とする。このことから、カテゴリー検出部31では最大活性値をもつセルおよびそれと同等の活性値を持つセルが1を出力することがわかる。セルの出力値が決まると、カテゴリー検出部31のカテゴリー検出重みCij(i=1〜N,j=1〜D)は以下の重み更新式に従って更新される。
【0117】
【数39】
Figure 0003578166
【0118】
ここで、Aは充分小さな正の実数とする。このことから、カテゴリー検出部31では1を出力したセルに結合する重みのみが更新されることがわかる。また、カテゴリー検出部31のセルの閾値は以下の式に基づいて更新される。
【0119】
【数40】
Figure 0003578166
【0120】
ここで、A1は1以下の充分小さな正の実数とする。この様な学習を、P1×P2個の学習パターンSuv(u=1〜P1,v=1〜P2)に対して、充分繰り返し行うことで、カテゴリー検出部31の学習が終了する。
【0121】
カテゴリー検出部31の学習が終了すると、サブカテゴリー検出部31i(i=1〜N)の学習が行われる。
【0122】
まず、サブカテゴリー検出部31iのサブカテゴリー検出重みCijk(j=1〜Ni,k=1〜D)は初期重み設定部32によって以下のように初期設定される。
【0123】
【数41】
Figure 0003578166
【0124】
ここで、αは充分小さな乱数である。これにより、サブカテゴリー検出部31iの持つサブカテゴリー検出重みCijk(j=1〜Ni,k=1〜D)はカテゴリー検出部31の持つカテゴリー検出重みCij(j=1〜D)を中心として分布することになる。
【0125】
サブカテゴリー検出部31iのサブカテゴリー検出重みCijk(j=1〜Ni,k=1〜D)の初期設定が終わると、P1×P2個の学習パターンSuv(u=1〜P1,v=1〜P2)の学習が行われる。ここで、学習パターンSuvの学習について考える。この場合、まず、学習パターンSuvはカテゴリー検出部31に入力される。カテゴリー検出部31では(数37)および(数38)に基づいて、セルの出力値を計算する。ここで、学習パターンSuvがカテゴリー検出部31に入力されたとき、1を出力したセルをセルiとする。これにより、サブカテゴリー検出部31iが動作可能となり、サブカテゴリー検出部31iが学習パターンSuvを学習する。この場合、サブカテゴリー検出部31iでは重みづけ総和が計算され、サブカテゴリー検出部31iのセルjの活性値uijは
【0126】
【数42】
Figure 0003578166
【0127】
となる。ここで、hijはサブカテゴリー検出部31iのセルjの可変の閾値である。この活性値に基づいて、サブカテゴリー検出部31iのセルjの出力値oijは
【0128】
【数43】
Figure 0003578166
【0129】
となる。ciは1以下の正の定数とする。このことから、サブカテゴリー検出部31iでは最大活性値のci倍以上の活性値をもつセルが1を出力することがわかる。セルの出力値が決まると、サブカテゴリー検出部31iのサブカテゴリー検出重みCijk(j=1〜Ni,k=1〜D)は以下の重み更新式に従って更新される。
【0130】
【数44】
Figure 0003578166
【0131】
ここで、Aiは充分小さな正の定数とする。このことから、サブカテゴリー検出部31iでは1を出力したセルに結合する重みのみが更新されることがわかる。また、サブカテゴリー検出部31iのセルの閾値は以下の式に基づいて更新される。
【0132】
【数45】
Figure 0003578166
【0133】
ここで、A2iは1以下の充分小さな正の実数とする。この様な学習を、P1×P2個の学習パターンSuv(u=1〜P1,v=1〜P2)に対して、充分繰り返し行うことで、サブカテゴリー検出部31iの学習が終了する。
【0134】
このように設定された重みを持つ簡略階層型パターン分類装置の想起モードにおける動作を以下に示す。
【0135】
想起モード時には外部入力信号Sがカテゴリー検出部31に入力され、(数37)および(数38)からカテゴリー検出部31のセルの出力値が計算される。ここで、カテゴリー検出部31のセルiが1を出力したと仮定する。
【0136】
この場合、サブカテゴリー検出部31iが動作可能となり、外部入力信号Sがサブカテゴリー検出部31iに入力される。サブカテゴリー検出部31iでは、(数42)および(数43)からサブカテゴリー検出部31iのセルの出力値が計算され、サブカテゴリー検出部31iの1つのセルが1を出力する。
【0137】
このことから、外部入力信号Sがカテゴリー検出部31、すなわち、第1階層レベルでどのカテゴリーに属し、また、サブカテゴリー検出部31i、すなわち、第2階層レベルでどのサブカテゴリーに属するのかを判断することができる。
【0138】
また、外部入力信号Sが入力されたときに、サブカテゴリー検出部31iのセルjが1を出力したとすると、出力信号生成部33は出力信号R
【0139】
【数46】
Figure 0003578166
【0140】
を出力する。この様に、簡略階層型パターン分類装置は外部入力信号Sに類似した学習パターンSuvを想起することもできる。
【0141】
また、カテゴリー検出部31の機能を拡張することにより学習や検索の高速化およびメモリーの削減が実現できる。例えば、カテゴリー検出部31の各セルiに、セルiに出力1を与える学習パターンサブ集合iを記憶させる。この学習パターンサブ集合iの要素数が0である場合、カテゴリー検出部31のセルiに関係するサブカテゴリー検出部31iを削除することによって実現される。
【0142】
さらに、D次元の学習パターンSuvがT個の部分学習パターンSuvj(j=1〜T)(部分学習パターンSuvjの次元をDjとする。)に分割できる場合、カテゴリー検出部31の機能を拡張することにより、学習パターンSuvの次元を削減することができる。例えば、カテゴリー検出部31の各セルiに、セルiに出力1を与える学習パターンサブ集合iを記憶させる。この学習パターンサブ集合iに含まれる全ての学習パターンのある部分学習パターンが学習パターンサブ集合iに含まれる全ての学習パターンと等しい場合、その部分学習パターンを各学習パターンから削除し、その部分学習パターンをカテゴリー検出部31以降のサブカテゴリー検出部31iに学習させることにより学習パターンの次元削減が実現できる。
【0143】
同様にサブカテゴリー検出部12iの機能を上述したように拡張すれば、さらに、学習パターンの次元削減が可能となる。
【0144】
なお、本実施の形態では簡単のため簡略階層型パターン分類装置の階層数を2として説明したが、この制限は本質的な問題ではなく、3以上の階層数を持つ簡略階層型パターン分類装置にも容易に拡張することができる。階層数が3の場合の簡略階層型パターン分類装置の略図(出力生成部と初期重み設定部を除く)を図4に示す。図4において、41はカテゴリー検出部31と同じであり、41i(i=1〜N)はサブカテゴリー検出部31iと同じであり、41ij(j=1〜Ni)はサブカテゴリー検出部31iと同じ機能を持つサブ2カテゴリー検出部である。このように3以上の階層数を持つ簡略階層型パターン分類装置に容易に拡張することができる。
【0145】
以上のように本実施の形態によれば、与えられた記憶事項(学習パターン)間相互の類似性に基づきそれらの記憶事項間の階層構造を生成して記憶し、その階層構造を利用して系統的かつ効率的かつ柔軟に目的に応じて記憶事項を検索することができる。また、生成した階層構造を表示することで、ユーザーは記憶事項間の関係を容易に理解できる。さらに、実施の形態1の階層型パターン分類装置よりも、階層構造の生成及び学習パターンの検索を高速に実現することができ、さらに少ないメモリーでインプリメントできる。
【0146】
(実施の形態3)
以下、本発明の第3の実施の形態(優先順位付き簡略階層型パターン分類装置)について図面を参照しながら説明する。
【0147】
図5において、51はカテゴリー検出部用優先順位信号pi(i=1〜T)及びサブカテゴリー検出部用優先順位信号pij(i=1〜N,j=1〜T)を制御する優先順位制御部であり、52はT個の属性信号Si(i=1〜T)から構成される外部入力信号Sとその内部に保持されるカテゴリー検出重みCijk(i=1〜N,j=1〜T,k=1〜Dj)との重みづけ総和を活性値として持つN個のセルi(i=1〜N)から構成され、少なくとも1つ以上のセルが1を出力するカテゴリー検出部であり、52i(i=1〜N)はカテゴリー検出部52のセルiが1を出力している場合のみ動作可能となり、外部入力信号Sとその内部に保持されるサブカテゴリー検出重みCijkl(j=1〜Ni,k=1〜T,l=1〜Dk)との重みづけ総和を活性値として持つNi個のセルから構成され、少なくとも1つ以上のセルが1を出力するサブカテゴリー検出部であり、53はカテゴリー検出部52のカテゴリー検出重みCijk(i=1〜N,j=1〜T,k=1〜Dj)に充分小さな乱数を与えることにより初期化し、また、学習後のカテゴリー検出部52のカテゴリー検出重みCijk(i=1〜N,j=1〜T,k=1〜Dj)を考慮してサブカテゴリー検出部52i(i=1〜N)のサブカテゴリー検出重みCijkl(j=1〜Ni,k=1〜T,l=1〜Dk)を初期設定する初期重み設定部であり、54はサブカテゴリー検出部52i(i=1〜N)のサブカテゴリー検出重みCijkl(j=1〜Ni,k=1〜T,l=1〜Dk)を受けて出力信号Rを生成する出力信号生成部である。
【0148】
なお、本実施の形態では簡単のため優先順位付き簡略階層型パターン分類装置の階層数を2として説明しているが、この制限は本質的な問題ではなく、3以上の階層数を持つ優先順位付き簡略階層型パターン分類装置にも容易に拡張することができる(実施の形態2参照)。また、外部入力信号SはT個の属性信号Si(i=1〜T)から構成されることを仮定し、各学習パターンSuvも同様にT個の属性信号Suvi(i=1〜T)から構成される(つまり部分学習パターンに分割可能である)ことを仮定する。さらに、属性信号Siの次元をDiで表す。これにより、外部入力信号Sの次元DはΣDiと表すことができる。
【0149】
以上のように構成された2階層の優先順位付き簡略階層型パターン分類装置について、その動作を説明する。
【0150】
まず、優先順位制御部51はユーザーからのカテゴリー検出部用優先順位信号pi(i=1〜T)(pi≧0)を記憶し、カテゴリー検出部用優先順位信号pi(i=1〜T)は
【0151】
【数47】
Figure 0003578166
【0152】
に従って更新される。
【0153】
つぎに、学習モードにおける動作を説明する。学習モードでは、カテゴリー検出部52の学習から始まることになる。
【0154】
まず、カテゴリー検出部52のカテゴリー検出重みCijk(i=1〜N,j=1〜T,k=1〜Dj)は初期重み設定部53によって充分小さな乱数に初期設定される。また、P1×P2個の学習パターンSuv(u=1〜P1,v=1〜P2)の平均パターンに充分小さな乱数を加えることでカテゴリー検出部52のカテゴリー検出重みCijk(i=1〜N,j=1〜T,k=1〜Dj)を初期設定することにより、学習速度および学習結果の向上が実現できる。つぎに、P1×P2個の学習パターンSuv(u=1〜P1,v=1〜P2)がカテゴリー検出部52に順に入力され、逐次的に学習が行われる。学習パターンSuvがカテゴリー検出部52に入力された場合を考える。この場合、カテゴリー検出部52では重みづけ総和が計算され、カテゴリー検出部52のセルiの活性値uiは
【0155】
【数48】
Figure 0003578166
【0156】
となる。ここで、hiはカテゴリー検出部52のセルiの可変の閾値である。この活性値に基づいて、カテゴリー検出部52のセルiの出力値oiは
【0157】
【数49】
Figure 0003578166
【0158】
となる。ここで、cは1以下の正の定数とする。このことから、カテゴリー検出部52では最大活性値をもつセルおよびそれと同等の活性値を持つセルが1を出力することがわかる。セルの出力値が決まると、カテゴリー検出部52のカテゴリー検出重みCijk(i=1〜N,j=1〜T,k=1〜Dj)は以下の重み更新式に従って更新される。
【0159】
【数50】
Figure 0003578166
【0160】
ここで、Aは充分小さな正の実数とする。このことから、カテゴリー検出部52では1を出力したセルに結合する重みのみが更新されることがわかる。さらに、カテゴリー検出部用優先順位信号pj(j=1〜T)が大きい属性信号Suvjほど優先されて学習されることが分かる。また、カテゴリー検出部52のセルの閾値は以下の式に基づいて更新される。
【0161】
【数51】
Figure 0003578166
【0162】
ここで、A1は1以下の充分小さな正の実数とする。この様な学習を、P1×P2個の学習パターンSuv(u=1〜P1,v=1〜P2)に対して、充分繰り返し行うことで、カテゴリー検出部52の学習が終了する。
【0163】
カテゴリー検出部52の学習が終了すると、優先順位制御部51は以下のようにサブカテゴリー検出部用優先順位信号pij(i=1〜N,j=1〜T)を設定する。サブカテゴリー検出部52iのサブカテゴリー検出部用優先順位信号pij(j=1〜T)を設定することを考える。カテゴリー検出部用優先順位信号pjがpj<1の場合、
【0164】
【数52】
Figure 0003578166
【0165】
と設定する。また、カテゴリー検出部用優先順位信号pjがpj=1の場合、優先順位制御部51はカテゴリー検出部52のセルiに出力1を与える学習パターンの集合SETiを作り、集合SETiに含まれる全ての学習パターンSuvの属性信号Suvjが等しければ、
【0166】
【数53】
Figure 0003578166
【0167】
そうでなければ、
【0168】
【数54】
Figure 0003578166
【0169】
と設定する。つぎに、以下の式に従って、サブカテゴリー検出部用優先順位信号pij(j=1〜T)が正規化される。
【0170】
【数55】
Figure 0003578166
【0171】
この様にして、サブカテゴリー検出部用優先順位信号pij(i=1〜N,j=1〜T)の設定が終了した後に、サブカテゴリー検出部52i(i=1〜N)の学習が行われる。
【0172】
まず、サブカテゴリー検出部52iのサブカテゴリー検出重みCijkl(j=1〜Ni,k=1〜T,l=1〜Dk)は初期重み設定部53によって以下のように初期設定される。
【0173】
【数56】
Figure 0003578166
【0174】
ここで、αは充分小さな乱数である。これにより、サブカテゴリー検出部52iのサブカテゴリー検出重みCijkl(j=1〜Ni,k=1〜T,l=1〜Dk)はカテゴリー検出部52のカテゴリー検出重みCijk(i=1〜N,k=1〜T,l=1〜Dk)を中心として分布することになる。
【0175】
サブカテゴリー検出部52iのサブカテゴリー検出重みCijkl(j=1〜Ni,k=1〜T,l=1〜Dk)の初期設定が終わると、P1×P2個の学習パターンSuv(u=1〜P1,v=1〜P2)の学習が行われる。ここで、学習パターンSuvの学習について考える。この場合、まず、学習パターンSuvはカテゴリー検出部52に入力される。カテゴリー検出部52では(数48)および(数49)に基づいて、セルの出力値を計算する。ここで、学習パターンSuvがカテゴリー検出部52に入力されたとき、1を出力したセルをセルiとする。これにより、サブカテゴリー検出部52iが動作可能となり、サブカテゴリー検出部52iのみが学習パターンSuvを学習する。この場合、サブカテゴリー検出部52iでは重みづけ総和が計算され、サブカテゴリー検出部52iのセルjの活性値uijは
【0176】
【数57】
Figure 0003578166
【0177】
となる。ここで、hijはサブカテゴリー検出部52iのセルjの可変の閾値である。この活性値に基づいて、サブカテゴリー検出部52iのセルjの出力値oijは
【0178】
【数58】
Figure 0003578166
【0179】
となる。ciは1以下の正の定数とする。このことから、サブカテゴリー検出部52iでは最大活性値をもつセルおよび最大活性値と同等な活性値を持つセルが1を出力することがわかる。セルの出力値が決まると、サブカテゴリー検出部52iのサブカテゴリー検出重みCijkl(j=1〜Ni,k=1〜T,l=1〜Dk)は以下の重み更新式に従って更新される。
【0180】
【数59】
Figure 0003578166
【0181】
ここで、Aiは充分小さな正の定数とする。このことから、サブカテゴリー検出部52iでは1を出力したセルに結合する重みのみが更新されることがわかる。さらに、サブカテゴリー検出部用優先順位信号pik(k=1〜T)が大きい属性信号Suvkほど優先されて学習されることが分かる。また、サブカテゴリー検出部52iのセルの閾値は以下の式に基づいて更新される。
【0182】
【数60】
Figure 0003578166
【0183】
ここで、A2iは1以下の充分小さな正の実数とする。この様な学習を、P1×P2個の学習パターンSuv(u=1〜P1,v=1〜P2)に対して、充分繰り返し行うことで、サブカテゴリー検出部52iの学習が終了する。
【0184】
このように設定された重みを持つ優先順位付き簡略階層型パターン分類装置の想起モードにおける動作を以下に示す。
【0185】
想起モード時には外部入力信号Sがカテゴリー検出部52に入力され、(数48)および(数49)からカテゴリー検出部52のセルの出力値が計算される。ここで、カテゴリー検出部52のセルiが1を出力したと仮定する。
【0186】
この場合、サブカテゴリー検出部52iが動作可能となり、外部入力信号Sがサブカテゴリー検出部52iに入力される。サブカテゴリー検出部52iでは、(数57)および(数58)からサブカテゴリー検出部52iのセルの出力値が計算され、サブカテゴリー検出部52iの1つのセルが1を出力する。
【0187】
このことから、外部入力信号Sがカテゴリー検出部52、すなわち、第1階層レベルでどのカテゴリーに属し、また、サブカテゴリー検出部52i、すなわち、第2階層レベルでどのサブカテゴリーに属するのかを判断することができる。
【0188】
また、外部入力信号Sが入力されたときに、サブカテゴリー検出部52iのセルjが1を出力したとすると、出力信号生成部54は出力信号R
【0189】
【数61】
Figure 0003578166
【0190】
を出力する。この様に、優先順位付き簡略階層型パターン分類装置は外部入力信号Sに類似した学習パターンSuvを想起することもできる。
【0191】
また、カテゴリー検出部52の機能を拡張することにより学習や検索の高速化およびメモリーの削減が実現できる。例えば、カテゴリー検出部52の各セルiに、セルiに出力1を与える学習パターンサブ集合iを記憶させる。この学習パターンサブ集合iの要素数が0である場合、カテゴリー検出部52のセルiに関係するサブカテゴリー検出部52iを削除することによって実現できる。
【0192】
さらに、カテゴリー検出部用優先順位信号pj(j=1〜T)やサブカテゴリー検出部用優先順位信号pik(i=1〜N,k=1〜T)から、以下に示すように、学習パターンSuvの次元を削減することができ、学習や検索の高速化およびメモリーの削減が実現できる。
【0193】
カテゴリー検出部用優先順位信号pjが0である場合、外部入力信号Sの属性信号Sjはカテゴリー検出部52の学習モードおよび想起モードの動作に影響を与えないことが(数48)からわかる。同様に、サブカテゴリー検出部52i(i=1〜N)のサブカテゴリー検出部用優先順位信号pikが0である場合、外部入力信号Sの属性信号Skはサブカテゴリー検出部52iの学習モードおよび想起モードの動作に影響を与えないことが(数57)からわかる。
【0194】
このことから、カテゴリー検出部用優先順位信号pjが0である場合、外部入力信号Sの属性信号Sjに結合するカテゴリー検出部52のカテゴリー検出重みCijk(i=1〜N,k=1〜Dj)を取り除くことができ、カテゴリー検出部52の学習や検索の高速化およびメモリーの削減が実現できる。同様に、サブカテゴリー検出部52i(i=1〜N)のサブカテゴリー検出部用優先順位信号pikが0である場合、外部入力信号Sの属性信号Skに結合するサブカテゴリー検出部52iのサブカテゴリー検出重みCijkl(j=1〜Ni,l=1〜Dk)を取り除くことができ、サブカテゴリー検出部52iの学習や検索の高速化およびメモリーの削減が実現できる。
【0195】
以上のように本実施の形態によれば、与えられた記憶事項(学習パターン)間相互の類似性およびユーザーからの優先順位信号に基づきそれらの記憶事項間の階層構造を生成して記憶し、その階層構造を利用して系統的かつ効率的かつ柔軟に目的に応じて記憶事項を検索することができる。また、生成した階層構造を表示することで、ユーザーは記憶事項間の関係を容易に理解できる。さらに、実施の形態1の階層型パターン分類装置よりも、階層構造の生成及び学習パターンの検索を高速に実現することができ、少ないメモリーでインプリメントできる。
【0196】
【発明の効果】
以上のように本発明は、の内部に保持される概念形成連想記憶重みWij(i=1〜D,j=1〜D)によって動作が規定され、外部入力信号Sをトリガーとして概念形成連想記憶信号X(t)を更新し、X(t−1)とX(t)が等しくなったとき安定概念形成連想記憶信号X(=X(t−1)=X(t))を出力する概念形成連想記憶部11と、概念形成連想記憶部11が出力する安定概念形成連想記憶信号Xとその内部に保持されるカテゴリー検出重みCij(i=1〜N,j=1〜D)との重みづけ総和を活性値として持つN個のセルi(i=1〜N)から構成され、少なくとも一つ以上のセルが1を出力するカテゴリー検出部12と、カテゴリー検出部12のセルiが1を出力している場合のみ動作可能となり、その内部に保持される概念継承連想記憶重みWijk(j=1〜D,k=1〜D)によって動作が規定され、外部入力信号Sと概念形成連想記憶部11が出力する安定概念形成連想記憶信号Xをトリガーとして概念継承連想記憶信号Xi(t)を更新し、Xi(t−1)とXi(t)が等しくなったとき安定概念継承連想記憶信号Xi(=Xi(t−1)=Xi(t))を出力する概念継承連想記憶部13i(i=1〜N)と、概念継承連想記憶部13iが出力する安定概念継承連想記憶信号Xiとその内部に保持されるサブカテゴリー検出重みCijk(j=1〜Ni,k=1〜D)との重みづけ総和を活性値として持つNi個のセルi(i=1〜Ni)から構成され、少なくとも1つ以上のセルが1を出力するサブカテゴリー検出部14i(i=1〜N)と、概念形成連想記憶部11が出力する安定概念形成連想記憶信号Xと概念継承連想記憶部13iが出力する安定概念継承連想記憶信号Xiを受けて出力信号Rを生成する出力信号生成部15とを設けることにより、同じカテゴリーに属す継承パターンは同じ概念継承記憶部に記憶されるため、記憶事項間の関係を明示的に取り出すことができ、入力パターンがどのカテゴリーに属するのかといったパターンの分類に関する情報を得ることができる。すなわち、与えられた記憶すべき事項(学習パターン)間相互の類似性に基づき、それらの事項間の階層構造を生成して記憶し、その階層構造を利用して系統的かつ柔軟に記憶事項を検索することができる。また、生成した階層構造を表示することで、ユーザーは記憶事項間の関係を容易に理解できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における階層型パターン分類装置(2階層)のブロック結線図
【図2】本発明の第1の実施の形態における階層型パターン分類装置(3階層)のブロック結線図
【図3】本発明の第2の実施の形態における簡略階層型パターン分類装置(2階層)のブロック結線図
【図4】本発明の第2の実施の形態における簡略階層型パターン分類装置(3階層)のブロック結線図
【図5】本発明の第3の実施の形態における優先順位付き簡略階層型パターン分類装置のブロック結線図
【図6】従来の階層型概念継承連想記憶装置のブロック結線図
【符号の説明】
11 概念形成連想記憶部
12 カテゴリー検出部
13i 概念継承連想記憶部
14i サブカテゴリー検出部
15 出力信号生成部
21 モジュールA
22i モジュールB
23ij モジュールC
31 カテゴリー検出部
31i サブカテゴリー検出部
32 初期重み設定部
33 出力信号生成部
41 カテゴリー検出部
42i サブカテゴリー検出部
43ij サブ2カテゴリー検出部
51 優先順位制御部
52 カテゴリー検出部
52i サブカテゴリー検出部
53 初期重み設定部
54 出力信号生成部
61 概念形成連想記憶部
62 概念継承連想記憶部
63 出力信号生成部

Claims (8)

  1. 外部入力信号と内部に保持されるカテゴリー検出重みとの重みづけ総和を活性値として持つN個のセルから構成され、少なくとも1つ以上のセルが1を出力するカテゴリー検出部を有する第1の階層と、前記カテゴリー検出部のi番目のセルが1を出力している場合のみ動作可能となり、外部入力信号と内部に保持されるサブカテゴリー検出重みとの重みづけ総和を活性値として持つNi個(Niは1以上の整数)のセルから構成され、少なくとも1つ以上のセルが1を出力するN個(Nは1以上の整数)のサブカテゴリー検出部を有する第2の階層と、前記カテゴリー検出重み充分小さな乱数を与えることにより初期化し、前記サブカテゴリー検出重みを学習後の前記カテゴリー検出重みに充分小さな乱数を加えることにより初期設定する初期重み設定部と、前記サブカテゴリー検出重みを受けて出力信号を生成する出力信号生成部とからなる簡略階層型パターン分類装置。
  2. 階層数が3以上であることを特徴とする請求項記載の簡略階層型パターン分類装置。
  3. カテゴリー検出部の各セルi(iは1以上Ni以下の整数)はセルiに出力1を与える学習パターンを学習パターンサブ集合iとして記憶し、学習パターンサブ集合iの要素数が0の場合、カテゴリー検出部のセルiに関係するサブカテゴリー検出部を削除することを特徴とする請求項1又は2に記載の簡略階層型パターン分類装置。
  4. カテゴリー検出部の各セルi(iは1以上Ni以下の整数)はセルiに出力1を与える学習パターンを学習パターンサブ集合iとして記憶し、学習パターンサブ集合i中の全学習パターンに共通な部分学習パターンを検出し、学習パターンサブ集合i中の全学習パターンから前記部分学習パターンを削除することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の簡略階層型パターン分類装置。
  5. サブカテゴリー検出部の各セルi(iは1以上Ni以下の整数)はセルiに出力1を与える学習パターンを学習パターンサブ集合iとして記憶し、学習パターンサブ集合i中の全学習パターンに共通な部分学習パターンを検出し、学習パターンサブ集合i中の全学習パターンから前記部分学習パターンを削除することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の簡略階層型パターン分類装置。
  6. カテゴリー検出部用優先順位信号およびサブカテゴリー検出部用優先順位信号を制御する優先順位制御部と、T個の属性信号から構成される外部入力信号と、各属性信号に付与されたカテゴリー検出部用優先順位信号と、内部に保持されるカテゴリー検出重みとの重みづけ総和を活性値として持つN個のセルi( i=1 〜N、Nは1以上の整数)から構成され、少なくとも1つ以上のセルが1を出力するカテゴリー検出部とを有する第1の階層と、前記カテゴリー検出部のセルiが1を出力している場合のみ動作可能となり、T 個の属性信号から構成される外部入力信号と、前記カテゴリー検出部のセル i について各属性信号に付与されたサブカテゴリー検出部用優先順位信号と、内部に保持されるサブカテゴリー検出重みとの重みづけ総和を活性値として持つNi個(Niは1以上の整数)のセルから構成され、少なくとも1つ以上のセルが1を出力するN個のサブカテゴリー検出部を有する第2の階層と、前記カテゴリー検出重みを、充分小さな乱数を与えることにより初期化し、前記サブカテゴリー検出重みを、学習後の前記カテゴリー検出重みと前記カテゴリー検出部用優先順位信号と前記サブカテゴリー検出用優先順位信号と充分小さな乱数を用いて初期化する初期重み設定部と、前記サブカテゴリー検出重みを受けて出力信号を生成する出力信号生成部とからなる優先順位付き簡略階層型パターン分類装置。
  7. 階層数が3以上であることを特徴とする請求項6記載の優先順位付き簡略階層型パターン分類装置。
  8. カテゴリー検出部の各セルi(iは1以上Ni以下の整数)はセルiに出力1を与える学習パターンを学習パターンサブ集合iとして記憶し、学習パターンサブ集合iの要素数が0の場合、カテゴリー検出部のセルiに関係するサブカテゴリー検出部を削除することを特徴とする請求項6又は7に記載の優先順位付き簡略階層型パターン分類装置。
JP2003144484A 2003-05-22 2003-05-22 簡略階層型パターン分類装置及び優先順位付き簡略階層型パターン分類装置 Expired - Fee Related JP3578166B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003144484A JP3578166B2 (ja) 2003-05-22 2003-05-22 簡略階層型パターン分類装置及び優先順位付き簡略階層型パターン分類装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003144484A JP3578166B2 (ja) 2003-05-22 2003-05-22 簡略階層型パターン分類装置及び優先順位付き簡略階層型パターン分類装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15897095A Division JP3467914B2 (ja) 1995-06-26 1995-06-26 階層型パターン分類装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004005680A JP2004005680A (ja) 2004-01-08
JP3578166B2 true JP3578166B2 (ja) 2004-10-20

Family

ID=30438141

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003144484A Expired - Fee Related JP3578166B2 (ja) 2003-05-22 2003-05-22 簡略階層型パターン分類装置及び優先順位付き簡略階層型パターン分類装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3578166B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4539221B2 (ja) * 2004-08-16 2010-09-08 Kddi株式会社 相互連想記憶装置とそのソフトウェア

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004005680A (ja) 2004-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US12544671B2 (en) Method and apparatus for training recommendation model, computer device, and storage medium
CN110853666A (zh) 一种说话人分离方法、装置、设备及存储介质
US20220067488A1 (en) Feedback mechanisms in sequence learning systems with temporal processing capability
CN112396185A (zh) 一种事实验证方法、系统、计算机设备和存储介质
CN107102981A (zh) 词向量生成方法和装置
CN110968692B (zh) 一种文本分类方法及系统
US11651277B2 (en) Sparse distributed representation for networked processing in predictive system
CN104035996A (zh) 基于Deep Learning的领域概念抽取方法
CN107678531B (zh) 应用清理方法、装置、存储介质及电子设备
CN112632984B (zh) 基于描述文本词频的图模型移动应用分类方法
CN109961075A (zh) 用户性别预测方法、装置、介质及电子设备
US20170255861A1 (en) Union processing of sequences of patterns
CN113806580A (zh) 基于层次语义结构的跨模态哈希检索方法
Yuan et al. An effective pattern-based Bayesian classifier for evolving data stream
CN109961163A (zh) 性别预测方法、装置、存储介质及电子设备
US20230214674A1 (en) Method Of Training Object Prediction Models Using Ambiguous Labels
JP3578166B2 (ja) 簡略階層型パターン分類装置及び優先順位付き簡略階層型パターン分類装置
KR20250031042A (ko) 자연어 입력과 대응되는 이미지를 추출하는 방법
CN120470150B (zh) 一种数字孪生模型构件数据的存储方法、设备及介质
Nabil et al. An efficient binary clonal selection algorithm with optimum path forest for feature selection
Jarollahi et al. Algorithm and architecture of fully-parallel associative memories based on sparse clustered networks
JP3467914B2 (ja) 階層型パターン分類装置
CN107330513B (zh) 一种提取深度信念网络中隐含节点语义的方法
KR102791501B1 (ko) 능동적 학습을 위한 데이터 샘플링 방법
CN114118880A (zh) 一种寄递风险人物识别方法、系统、电子设备和存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040330

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040524

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040622

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040705

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070723

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100723

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110723

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110723

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120723

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees