JP3579574B2 - 情報処理装置,情報処理システム,情報処理装置の西暦異常補正方法および西暦異常補正プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents
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Description
(目次)
発明の属する技術分野
従来の技術
発明が解決しようとする課題
課題を解決するための手段
発明の実施の形態
・第1実施形態の説明(図1〜図4)
・第1実施形態の第1変形例の説明(図5)
・第1実施形態の第2変形例の説明(図6〜図9)
・第2実施形態の説明(図10〜図12)
・第2実施形態の変形例の説明(図13)
・第3実施形態の説明(図14〜図17)
・第3実施形態の変形例の説明(図18)
・第4実施形態の説明(図19〜図29)
・第5実施形態の説明(図30〜図35)
・その他
発明の効果
【0002】
【発明の属する技術分野】
本発明は、西暦・日付情報を使用して各種情報処理を行なう際に用いて好適な、情報処理装置,情報処理システム,情報処理装置の西暦異常補正方法および西暦異常補正プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する。
【0003】
【従来の技術】
従来より、情報処理装置においては、日時情報とともに西暦情報を保有して情報処理を行なうようになっているが、複数の情報処理装置にて使用しうるファイルデータを一括管理し各情報処理装置にてファイルデータを共有するような情報処理システムにおいては、西暦情報は下位2桁による管理のみを行なっているものが多い。
【0004】
すなわち、西暦情報の上位2桁については西暦2000年となるまでは変化しないので、下位2桁のみを管理しておくことにより情報の冗長度を減らすようになっている。
換言すれば、上述の情報処理装置あるいは情報処理システムにおいては、下位2桁の西暦情報を用いて、データをファイルに保存したり、アプリケーション処理を実行したりするようになっており、これにより、ハードウェア,ソフトウェア双方の資源利用の効率化を図っているのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、西暦が2000年に近づくに従って、上述ごとき2桁の西暦管理では、1900年と2000年の差異を判断することが不可能なことが判明しており、情報処理システムのハードウェア,ソフトウェア双方を考慮した対策が要求されている。
【0006】
すなわち、下位2桁のみの西暦情報をリアルタイムクロックで自動カウントするハードウェア仕様においては、上位2桁をCMOS(電源を切ってもデータが残るバッファ)に「19」を入れておくのみで対応している装置においては、西暦が2000年を超えない時点では正確な西暦情報を持つことができるが、西暦が2000年となった時には、装置内の西暦情報は1900年となり、2000年および1900年の区別がつかなくなるという課題がある。
【0007】
これにより、例えば2005年の情報については1905年の情報として登録されることになる。この場合には、2005年の情報を検索しようとしても検索出来ず、アプリケーション処理により西暦比較や西暦情報をキーとしたファイルの削除を行なう場合においても、下位2桁のみや誤った西暦情報をキーとしているために、削除したくないファイルまで削除してしまったり、削除すべきファイルが削除できないという事態も発生する。
【0008】
換言すれば、使用者はデータ自身から西暦情報が誤っているかどうかを判別することは困難であり、通常問題なく使用していても、2000年になった場合には、西暦情報をキーとするファイルが消えていたり、検索したいファイルを検索することができないといった事態が発生することになるのである。
また、ハードウェアの仕様をソフトウェアで対応を取る場合においても、全ての機種で対応を取りきることは困難であり、誤った対応を取る場合もある。
【0009】
上述のごとき課題を解決するために、現状では警告を流したり、ソフトウェアを修正することで対応しているが、ソフトウェアを直すとなると、コンピュータシステムを構成するハードウェアにインストールされたソフトウェアについて全て修正する必要があるという課題もある。
さらに、情報処理システムのネットワーク化が進むにつれて、サーバ装置が複数のクライアント装置を収容するような情報処理システムにおいては、データ管理手法としては、一つの場所(サーバ装置側)にデータを一元管理するデータ管理手法から、各クライアント装置にて分散してデータ管理するデータ管理手法が中心となってきているが、各クライアント装置が配置される場所の基準時間がまちまちであれば、各クライアント装置の時間生成装置(RTC;Real Time Clock)にて生成される時間についても対応を取る必要がある。
【0010】
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、西暦情報のソフトウェアおよびハードウェアによる管理を、4桁管理でなく下2桁管理であっても、西暦1900年と西暦2000年とを区別できるようにした、情報処理装置,情報処理システム,情報処理装置の西暦異常補正方法および西暦異常補正プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0011】
また、本発明は、基準時間が異なる場所に配置された複数の情報処理装置において、西暦1900年と西暦2000年とを上述の場合と同様に区別しながら、各情報処理装置が配置される場所の基準時間に応じて統一して時間管理を行なうことができるようにした、情報処理システムを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明の情報処理装置は、4桁の西暦情報を含むデータをファイル形式で記憶するメモリ部と、メモリ部に記憶された上記データに含まれる上記4桁の西暦情報のうちの下位2桁の西暦情報を用いてアプリケーション処理を行なうアプリケーション処理部と、アプリケーション処理部からの依頼を受けて、メモリ部に対するファイル形式のデータの書き込み/読み出し処理を行なうファイルアクセス制御部とをそなえてなる情報処理装置であって、ファイルアクセス制御部が、アプリケーション処理部から、メモリ部に記憶されたファイル内の西暦情報の読み出し依頼を受けた場合、当該ファイル内の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであるか否かを判定する判定部と、判定部において、当該ファイル内の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであると判定された場合に、その旨を示す識別情報と、当該ファイル内の西暦情報からの2桁の情報とを、該アプリケーション処理部への読み出し西暦情報として出力するとともに、当該ファイル内の西暦情報が西暦2000年以降を示すものでないと判定された場合には、当該ファイル内の西暦情報における下位2桁の情報を該アプリケーション処理部への読み出し西暦情報として出力する読出西暦情報出力部とをそなえて構成され、かつ、アプリケーション処理部において読み出された該ファイルアクセス制御部からの読み出し西暦情報に、上記識別情報が含まれている場合には、割り込み処理により、上記の読み出し西暦情報における2桁の情報を、4桁の西暦情報に復元する復元処理部をそなえて構成されたことを特徴としている。
さらに、上述の情報処理装置においては、最新の西暦・日時情報を生成する西暦・日時情報生成部をそなえ、ファイルアクセス制御部を、アプリケーション処理部からの依頼を受けてメモリ部に対してファイル形式のデータに西暦・日時情報生成部からの西暦・日時情報に含ませて書き込む一方メモリ部から西暦・日時情報を含むファイル形式のデータを読み出すように構成し、かつ、基準時間となる西暦・日時情報を取り込み、上記基準時間に基づいて、西暦・日時情報生成部にて生成される西暦・日時情報の異常を監視し自動補正する監視補正部をそなえて構成することもできる。
この場合においては、監視補正部を、各国の基準時間を取り込み上記各国の基準時間に基づいて西暦情報生成部にて生成される西暦,日時情報の異常を監視し自動補正するように構成してもよく、また、監視補正部をネットワーク上にそなえて構成してもよい。
【0014】
また、読出西暦情報出力部を、判定部で当該ファイル内の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであると判定された場合において、上記読み出し依頼を受けたファイル内の4桁の西暦情報のうちの下位2桁又は上位2桁の情報に、上記識別情報を付して、上記読み出し西暦情報として出力する第1読出処理部と、上記読み出し依頼を受けた西暦情報のうちで上記読み出し西暦情報として出力された下位2桁又は上位2桁の情報以外の残りの上位2桁又は下位2桁の情報を、上記読み出し依頼を受けたファイル形式のデータに関連付けして所定の記憶領域に格納しておく第1格納処理部とをそなえて構成し、復元処理部を、アプリケーション処理部において読み出されたファイルアクセス制御部からの読み出し西暦情報に、上記識別情報が含まれている場合には、割り込み処理により、読み出し西暦情報を構成する下位2桁又は上位2桁の情報と、該所定の記憶領域に格納された情報とにより、4桁の西暦情報を復元するように構成することができる。
【0015】
さらに、読出西暦情報出力部を、該判定部で当該ファイル内の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであると判定された場合において、上記読み出し依頼を受けたファイル内の4桁の西暦情報のうちの上位2桁の西暦情報を上記識別情報を含む情報に変換する第1変換部と、該第1変換部にて変換された情報を上記読み出し西暦情報として該アプリケーション処理部に対して出力する第2読出処理部と、上記読み出し依頼を受けた西暦情報のうちの下位2桁の西暦情報を上記読み出し依頼を受けた西暦情報に関連付けして所定の記憶領域に格納しておく第2格納処理部とをそなえて構成し、復元処理部を、アプリケーション処理部において読み出されたファイルアクセス制御部からの読み出し西暦情報に、上記識別情報が含まれている場合には、割り込み処理により、読み出し西暦情報と、所定の記憶領域に格納された下位2桁の情報とにより、4桁の西暦情報を復元するように構成してもよい。
【0016】
また、読出西暦情報出力部を、判定部で当該ファイル内の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであると判定された場合において、上記読み出し依頼を受けたファイル内の4桁の西暦情報を上記識別情報を含む2桁の情報に変換する第2変換部と、該第2変換部にて変換された西暦情報を上記読み出し西暦情報として該アプリケーション処理部に対して出力する第3読出処理部とをそなえて構成し、復元処理部を、アプリケーション処理部において読み出されたファイルアクセス制御部からの読み出し西暦情報に、上記識別情報が含まれている場合には、割り込み処理により、上記の読み出し西暦情報における2桁の情報から、4桁の西暦情報を復元するように構成することもできる。
【0023】
また、本発明の情報処理システムは、4桁の西暦情報とともに日時情報により構成された西暦・日時情報を含むデータをファイル形式で記憶するメモリ部と、メモリ部に記憶されたファイル形式のデータに含まれる上記4桁の西暦情報のうちの下位2桁の西暦情報と前記日時情報とを用いてアプリケーション処理を行なうアプリケーション処理部と、最新の4桁の西暦情報および日時情報からなる西暦・日時情報を生成する西暦・日時情報生成部と、アプリケーション処理部からの依頼を受けてメモリ部に対してファイル形式のデータを西暦・日時情報生成部からの西暦・日時情報を含ませて書き込む一方メモリ部から西暦・日時情報を含むファイル形式のデータを読み出すファイルアクセス制御部とを有する情報処理装置を複数そなえるとともに、基準時間となる4桁の西暦情報および日時情報からなる西暦・日時情報を取り込み、上記基準時間としての西暦・日時情報に基づいて、上記の各情報処理装置の西暦・日時情報生成部にて生成される西暦・日時情報の異常を監視し自動補正するための情報を生成して、各情報処理装置に対して通知する基準時間通知装置をそなえてなる情報処理システムであって、上記の各情報処理装置のファイルアクセス制御部が、該アプリケーション処理部から、該メモリ部に記憶されたファイル内の西暦・日時情報の読み出し依頼を受けた場合、当該ファイル内の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであるか否かを判定する判定部と、該判定部において、当該ファイル内の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであると判定された場合に、その旨を示す識別情報と、当該ファイル内の西暦情報からの2桁の情報とを、該アプリケーション処理部への読み出し西暦情報として前記日時情報とともに出力するとともに、当該ファイル内の西暦情報が西暦2000年以降を示すものでないと判定された場合には、当該ファイル内の西暦情報における下位2桁の情報を該アプリケーション処理部への読み出し西暦情報として前記日時情報とともに出力する読出西暦情報出力部とをそなえて構成され、且つ、上記各情報処理装置が、アプリケーション処理部において読み出されたファイルアクセス制御部からの読み出し西暦情報に、上記識別情報が含まれている場合には、割り込み処理により、上記の読み出し西暦情報における2桁の情報から、4桁の西暦情報を復元する復元処理部をそなえて構成されたことを特徴としている。
【0024】
この場合においては、基準時間通知装置から各情報処理装置に対して通知される上記基準時間を各情報処理装置が配置される国の標準時に対応するように構成することができる。
さらに、基準時間通知装置を、上記の各情報処理装置の西暦・日時生成部にて生成される西暦・日時情報に異常が発生するタイミング情報が予め格納された異常発生タイミング記憶部をそなえ、異常発生タイミング記憶部にて格納されている上記タイミング情報に基づいて、西暦・日時情報生成部にて生成される西暦・日時情報の異常を監視し自動補正するように構成することもできる。
【0025】
また、本発明の情報処理装置の西暦異常補正方法は、4桁の西暦情報を含む情報処理用のデータをファイル形式で記憶するメモリ部と、該メモリ部に記憶された上記データに含まれる上記4桁の西暦情報のうちの下位2桁の西暦情報を用いてアプリケーション処理を行なうアプリケーション処理部と、該アプリケーション処理部からの依頼を受けて、該メモリ部に対するファイル形式のデータの書き込み/読み出し処理を行なうファイルアクセス制御部と、復元処理部とをそなえてなる情報処理装置において、該アプリケーション処理部にて認識される西暦情報および該メモリ部内に記憶される西暦情報の異常を補正すべく、該ファイルアクセス制御部において、上記アプリケーション処理部から、該メモリ部に記憶されたファイル内の西暦情報の読み出し依頼を受けた場合、当該ファイル内の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであるか否かを判定する判定ステップと、該判定ステップにおいて、当該ファイル内の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであると判定された場合に、その旨を示す識別情報と、当該ファイル内の西暦情報からの2桁の情報とを、該アプリケーション処理部への読み出し西暦情報として出力するとともに、当該ファイル内の西暦情報が西暦2000年以降を示すものでないと判定された場合には、当該ファイル内の西暦情報における下位2桁の情報を該アプリケーション処理部への読み出し西暦情報として出力する読出西暦情報出力ステップと、上記アプリケーション処理部において読み出された該ファイルアクセス制御部からの読み出し西暦情報に、上記識別情報が含まれている場合には、割り込み処理により、上記の読み出し西暦情報における2桁の情報から、4桁の西暦情報を復元する復元ステップとをそなえて構成されたことを特徴とする。
【0026】
さらに、本発明の西暦異常補正プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータに、アプリケーション処理機能から、メモリに記憶されたファイル内の4桁の西暦情報の読み出し依頼を受けた場合、当該ファイル内の4桁の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであるか否かを判定する判定機能と、判定機能において、当該ファイル内の4桁の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであると判定された場合に、その旨を示す識別情報としての割込発生因子情報と、当該ファイル内の4桁の西暦情報からの2桁の情報とを、アプリケーション処理機能への読み出し西暦情報として出力するとともに、当該ファイル内の4桁の西暦情報が西暦2000年以降を示すものでないと判定された場合には、当該ファイル内の4桁の西暦情報における下位2桁の情報をアプリケーション処理機能への読み出し西暦情報として出力する読出西暦情報出力機能と、上記アプリケーション処理機能にて上記割込発生因子情報により割り込みが発生すると、上記の読み出し西暦情報における2桁の情報から、4桁の西暦情報を復元する復元機能とを実現させるための西暦異常補正プログラムが記録されたことを特徴としている。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照することにより、本発明の実施の形態について説明する。
(a)第1実施形態の説明
図2は本発明の第1実施形態にかかる情報処理装置が適用される情報処理システムを示すブロック図であり、この図2に示す情報処理システムは、サーバ装置1とサーバ装置1に収容された複数のクライアント装置2とをそなえ、クライアントサーバシステムとして機能するようになっている。
【0029】
ここで、各クライアント装置2は、ハードウェア的には情報の命令制御や演算処理等を行なうCPU(Central Processing Unit)3,CPU3にて用いられるデータやプログラム情報等を記憶する主記憶部4,データの外部インタフェースとしての入出力装置5および外部記憶装置としてのディスク装置6をそなえて構成されている。なお、サーバ装置1についても上述のクライアント装置2と基本的に同様に構成されている。
【0030】
また、各クライアント装置2は、当該各クライアント装置2における情報処理の際に用いられるファイルに付された(またはファイル内のデータを構成する)西暦情報に関してのいわゆる2000年問題を解決するための機能を有するものであり、機能的には図1に示すように、メモリ部7,ファイルアクセス制御部8,アプリケーション処理部9および復元処理部10をそなえて構成されている。
【0031】
なお、上述のファイルアクセス制御部8およびアプリケーション処理部9としての機能は、例えば主記憶装置4内に記憶された命令情報等をCPU3にて実行することにより実現されるものであり、特に、ディスク媒体(ハードディスク),CD−ROMまたはフロッピー(R)ディスク等の記録媒体に記録されたプログラムを主記憶装置4上に展開し、CPU3にて実行することにより、これらファイルアクセス制御部8およびアプリケーション処理部9としての機能を実現することができる。
【0032】
ここで、メモリ部7は、クライアント装置2内にて情報処理を行なう際に用いられるファイル形式のデータを記憶するものであり、主として上述の主記憶装置4やディスク装置6により実現されるものである。なお、このファイルには例えば書き込み登録時の西暦・日時情報(4桁の西暦情報,日付情報および時間情報)が含まれている。
【0033】
また、アプリケーション処理部9は、メモリ部7に記憶されたファイルデータとともに、上記4桁の西暦情報(第1の桁数の西暦情報)のうちの下位2桁の西暦情報(第2の桁数の西暦情報)を用いてアプリケーション処理を行なうものである。
さらに、ファイルアクセス制御部8は、アプリケーション処理部9からの依頼を受けて、メモリ部7に対するファイル形式のデータの書き込み/読み出し処理を行なうドライバとして機能するものであり、特に本発明の機能に着目すれば、判定部8aおよび読出西暦情報出力部8bをそなえて構成されている。
【0034】
ここで、判定部8aは、アプリケーション処理部9からメモリ部7に記憶されたファイル内の西暦情報の読み出し依頼(例えばファイル内の西暦・日付情報の読み出し依頼や、ファイルの登録日として書き込まれた西暦・日付情報の読み出し依頼等)を受けた場合、メモリ部7における当該ファイル内の西暦情報が所定の西暦(例えば西暦2000年)以降を示すものであるか否かを判定するものである。
【0035】
また、読出西暦情報出力部8bは、判定部8aにおいてその読み出し依頼された西暦情報が西暦2000年以降を示すものであると判定された場合に、その旨の識別情報としての割込発生因子情報(アプリケーション処理部9における処理の際に割込処理が発生する原因となるような情報)を有する西暦情報を生成するもので、詳細には第1読出処理部8b−1および第1格納処理部8b−2をそなえて構成されている。
【0036】
すなわち、第1読出処理部8b−1は、アプリケーション処理部9から読み出し依頼された西暦情報が西暦2000年以降を示すものであると判定された場合に、そのファイル内の4桁の西暦情報のうちの下位2桁の西暦情報に、割込発生因子情報(例えば2000年を超えた旨を示すフラグ“1”)を付して、上記読み出し西暦情報としてアプリケーション処理部9に対して出力するものである。
【0037】
また、第1格納処理部8b−2は、上記ファイル内の4桁の西暦情報を構成する少なくとも上位2桁(例えば上位2桁)の西暦情報を、上記読み出し依頼を受けたファイル形式のデータに関連付けして所定の記憶領域に格納しておくものである。
例えば、この第1格納処理部8b−2は、西暦2000年以降の上位2桁の西暦情報としての定数「20」を、上述の第1読出処理部8b−1にて付された割込発生因子情報に対応させたフラグとともに図示しないCMOS等の所定領域に登録しておくほか、西暦2000年よりも前の上位2桁の西暦情報として定数「19」を図示しないCMOS等の所定領域に登録しておくことができるようになっている。
【0038】
なお、上述の第1読出処理部8b−1は、判定部8aにて読み出し依頼された西暦情報が西暦2000年よりも前を示すものであると判定された場合は、ファイル内の4桁の西暦情報のうちの下位2桁の西暦情報を、そのまま読み出し西暦情報としてアプリケーション処理部9に対して出力するようになっている。
また、アプリケーション処理部9からメモリ部7に対してデータの書き込み処理を行なう際には、ファイルアクセス制御部8による制御を介することにより、クライアント装置2内のレジスタ等により構成されたRTC(Real Time Clock)からの4桁の西暦・時間情報を上記データとともにファイル内に記録するようになっている。
【0039】
さらに、復元処理部10は、アプリケーション処理部9によるアプリケーション処理により読み出された、メモリ部7におけるファイル形式のデータを構成する西暦情報に、割込発生因子情報が含まれている場合には、割り込み処理により4桁の西暦情報に復元するものである。
具体的には、アプリケーション処理部9内の処理を通じて、西暦情報の比較等を行なったときに、読み出されたファイル内の西暦情報に、上述の第1読出処理部8b−1にて付された割込発生因子情報が含まれている場合には、復元処理部10としての割り込み処理が発生して、この割り込み処理により4桁の西暦情報に復元することができるようになっている。すなわち、アプリケーション処理部9では、西暦情報を下2桁のみの管理を行なっている場合においても、西暦1900年代と西暦2000年代とを区別している。
【0040】
上述の構成による、本発明の第1実施形態の動作について図3および図4のフローチャートを参照しながら以下に説明する。
まず、第1実施形態にかかるクライアントサーバシステムの立ち上げ操作を行なうと、各クライアント装置2では各種プログラムが前述のごとく主記憶部4に展開されて、プログラム動作状態に移行する。この際、西暦1900年代と西暦2000年代とを区別するために利用されるCMOS等のメモリの所定領域をクリアしている(図3のステップA1)。
【0041】
各クライアント装置2では、初期設定が行なわれると、所望のアプリケーションを立ち上げる(ステップA2)。これにより、それぞれのクライアント装置2においては、アプリケーション処理部9が動作状態となる。
ここで、アプリケーション処理部9による処理において、メモリ部7に記憶されているファイルの西暦・日付情報の読み込み(メモリ部7に対するファイルの読み出し依頼)が発生すると(ステップA3)、ドライバとしてのファイルアクセス制御部8が動作状態となる。
【0042】
すなわち、ファイルアクセス制御部8の判定部8aにおいて、メモリ部7に記憶されているファイルの西暦・日付情報を読み込んだ結果、西暦2000年以降を示すものであると判定された場合には、第1格納処理部8b−2では、その旨を示すフラグ(例えば「1」)を図示しないCMOS等の所定領域(識別マーク)に格納する(ステップA31)。
【0043】
なお、上述のフラグ「1」は、少なくともそのファイルに対応が取られていれば、同一のファイルに追加情報をとして持ってもよく、また、別媒体に情報を持っても良い。
さらに、第1読出処理部8b−1では、ファイルの4桁の西暦情報を構成する下位2桁の上位1ビットを立てて(西暦2000年以降である旨を示すフラグ「1」を付して)、読み出し西暦情報として日時情報とともに出力する(ステップA31,A32)。
【0044】
なお、上述の第1読出処理部8b−1では、判定部8aにて読み出し依頼された西暦情報が西暦2000年よりも前を示すものであると判定された場合は、ファイル内の4桁の西暦情報のうちの下位2桁の西暦情報をそのまま読み出し西暦情報として日時情報とともにアプリケーション処理部9に対して出力する(ステップA32)。
【0045】
また、西暦情報が西暦2000年以降である場合に、読み出し西暦情報に付された上位1ビットのフラグは、後述のアプリケーション処理部9によるアプリケーション処理の際に割り込み処理が発生するトリガ情報となる。
アプリケーション処理部9において、上述のごとくファイルの西暦・日時情報の読み込みが行なわれると、命令により、読み込まれた下位2桁の西暦情報を日時情報とともに数値データに変換する(図4のステップA4)。
【0046】
上述のアプリケーション処理部9において、西暦・日時情報を数値データに変換する際に、下位2桁の西暦情報にフラグが付されている場合には、割り込み動作を起こし、そのフラグが、読み出されたファイルの西暦情報が西暦2000年以降である旨を示すフラグであるか否かを判定する(ステップA41)。
ここで、下位2桁の西暦情報に付されたフラグが、読み出された西暦情報が西暦2000年以降であることを示している場合には、変換しないデータ(フラグ情報を含むそのままの西暦情報)を正常でアプリケーション処理部9に返して割り込みから復帰する一方(ステップA41のYESルートからステップA42)、下位2桁の西暦情報に付されたフラグが、読み出された西暦情報が西暦2000年以降であることを示していない場合には、エラー処理を行なって割り込み処理から復帰する(ステップA41のNOルートからステップA43)。
【0047】
西暦・日時情報を数値データに変換が行なわれると、アプリケーション処理部9によるその後の処理により、変換結果(フラグの付されている西暦情報についてはそのままの情報が正常な変換結果となる)としての西暦情報を比較対象として、複数の西暦情報(データ)間での比較処理を行なう(ステップA5)。
ここで、このアプリケーション処理部9による西暦情報の比較処理を行なう際に、比較対象の西暦情報が、フラグが付された西暦情報である場合には、処理は復元処理部10としての割り込み処理に移行する。
【0048】
すなわち、西暦情報に付されたフラグが、ファイルから読み出された西暦情報が西暦2000年以降である旨を示すものである場合には(ステップA51のYESルート)、比較対象となった複数の西暦情報を取り出して(ステップA52)、それぞれの西暦情報についてCMOS上の識別マークから上位2桁の西暦情報を抽出して、4桁の西暦情報を生成する(ステップA53)。
【0049】
具体的には、取り出された西暦情報に2000年以降である旨を示すフラグが付されている場合には、当該フラグを除いた下位2桁の西暦データとともに、フラグに対応するCMOS上の識別マークから、上位2桁の西暦情報「20」を取り出して、4桁の西暦情報を生成する。
また、取り出された西暦情報に2000年以降である旨を示すフラグが付されていない場合には、上位2桁の西暦データとなる定数「19」をCMOS等の所定領域から取り出して、4桁の西暦情報を生成する。
【0050】
これにより、復元処理部10では、上述の上位2桁および下位2桁の西暦情報から4桁の西暦情報を生成することを通じて、フラグの付された読み出し西暦情報を4桁の西暦情報に復元することができるのである。
上述のごとく比較対象の西暦情報を4桁の西暦情報に復元すると、再度比較処理を行なって、正しい値とフラグと比較結果とをアプリケーション処理部9に返して、識別フラグをクリアしたのちに、割り込み処理が復帰し、処理はアプリケーション処理部9に戻る(ステップA54,A55)。
【0051】
なお、アプリケーション処理部9による西暦の比較処理の対象となった西暦情報に付されたフラグが、読み出し西暦情報が西暦2000年以降である旨を示すものでない場合には、エラー処理の割り込みが発生した後に、割り込み処理が復帰する(ステップA51のNOルートからステップA56)。
また、アプリケーション処理部9による西暦の比較処理の対象となった西暦情報が、いずれも西暦2000年よりも前である場合には、読み出された下位2桁の西暦情報は、1900年代の西暦情報であると特定することができるので、そのまま比較処理を行なうことができる。
【0052】
その後、アプリケーション処理部9では、西暦情報の比較結果等のアプリケーション処理結果を、必要に応じて印刷する(ステップA6)。
このように、本発明の第1実施形態によれば、ファイルアクセス制御部8および復元処理部10をそなえたことにより、ファイル内またはファイルに付された西暦情報を4桁で管理するとともにアプリケーション処理の西暦情報を2桁で処理する場合においては、アプリケーション処理部9では下位2桁の西暦情報を用いてアプリケーション処理を行ないながら、西暦2000年と1900年とを区別することができ、従来より用いられたアプリケーションソフトウェアにおける下位2桁のデータを変更することなく、2000年を超えてもそのまま使用することができる利点がある。
【0053】
(a1)第1実施形態の第1変形例の説明
上述の第1実施形態においては、ファイルにおける4桁の西暦情報をアプリケーション処理部9にて読み出してアプリケーション処理部9で下位2桁の西暦情報として比較処理等を行なう場合の、西暦1900年代と西暦2000年代の区別を行なうための構成について詳述したが、これに対し、ファイルにおける2桁の西暦情報をメモリ部7Aから読み出してアプリケーション処理部9Aで4桁の西暦情報として比較処理等を行なう場合には、図5に示すように情報処理装置としてのクライアント装置2を構成することにより、西暦1900年代と西暦2000年代の区別を行なうことができる。
【0054】
すなわち、図5は本発明の第1実施形態の第1変形例にかかるクライアント装置を示すブロック図であり、この図5に示すクライアント装置2Aについても、メモリ部7A,ファイルアクセス制御部8Aおよびアプリケーション処理部9Aをそなえるとともに、RTC11をそなえて構成されている。
ここで、RTC11は、最新の西暦情報を装置内部で生成するものであり、西暦情報生成部として機能する。また、メモリ部7Aは、ファイル形式のデータを記憶するものであるが、このメモリ部7Aにデータをファイル形式で書き込む際には、前述の第1実施形態におけるもの(符号7参照)と異なり、RTC11からは2桁のみの西暦情報を含んで記憶するようになっている。
【0055】
さらに、アプリケーション処理部9Aは、メモリ部7Aに記憶された上記データとともに、4桁の西暦情報を用いてアプリケーション処理を行なうものである。
また、ファイルアクセス制御部8Aは、アプリケーション処理部9Aからの依頼を受けて、メモリ部7Aに対するファイル形式のデータの書き込み/読み出し処理を行なうもので、判定部8cおよび書込西暦情報出力部8dをそなえている。
【0056】
ここで、判定部8cは、アプリケーション処理部9Aから、RTC11にて生成された4桁の西暦情報の書き込み依頼(ファイルのメモリ部7Aへの書き込み依頼)を受けた場合に、当該4桁の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであるか否かを判定するものである。
さらに、書込西暦情報出力部8dは、判定部8cにおいて、この4桁の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであると判定された場合に、割込発生因子情報を有する西暦情報を生成し、書き込み西暦情報として出力するものであり、第1書込処理部8d−1および第3格納処理部8d−2をそなえて構成されている。
【0057】
すなわち、第1書込処理部8d−1は、この4桁の西暦情報のうちの下位2桁の西暦情報に、前述の第1実施形態の場合と同様の割込発生因子情報としてのフラグ(例えば「1」)を付して、上記書き込み西暦情報として出力するものである。
また、第3格納処理部8d−2は、この西暦情報を構成する少なくとも上位2桁(例えば上位2桁)の西暦情報を、上述の書き込み依頼を受けたファイル形式のデータに関連付けして図示しないCMOS等の所定の記憶領域(識別マーク)に格納しておくものである。
【0058】
このような構成により、図5に示すクライアント装置2Aにおいては、アプリケーション処理部9Aからの依頼を受けたファイルアクセス制御部8Aでは、RTC11にて生成された4桁の西暦情報を構成する下位2桁の西暦情報を含むデータを書き込みデータとしてメモリ部7Aに書き込む。
ここで、ファイルアクセス制御部8Aの判定部8cでは、RTC11からの4桁の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであるか否かを判定し、この4桁の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであると判定された場合には、第1書込処理部8d−1では、この4桁の西暦情報のうちの下位2桁の西暦情報に割込発生因子情報としてのフラグを付して、これを書き込み西暦情報として出力し、メモリ部7Aに書き込まれる。
【0059】
なお、アプリケーション処理部9Aにおいて、上述のごとくメモリ部7Aに書き込まれたファイルを読み出す場合には、ファイルアクセス制御部8Aにおいては、メモリ部7Aにおける当該ファイル内の2桁の西暦情報をそのまま読み出し西暦情報として出力する。すなわち、ファイル内の2桁の西暦情報にフラグが付されている場合には、フラグのついた西暦情報をアプリケーション処理部9に渡す。
【0060】
その後、アプリケーション処理部9Aにおいては、西暦情報が西暦2000年以降の西暦情報をファイルから読み込んだ場合には、この西暦情報には上述の割込発生因子情報が含まれているので、上述の第1実施形態の場合と同様、復元処理部10における割込処理によりフラグを除く下位2桁の西暦情報を抽出するとともに、このフラグに対応して第3格納処理部8d−2にて格納された上位2桁の西暦情報を抽出して、4桁の西暦情報を復元させることができる。
【0061】
このように、第1実施形態の第1変形例によれば、ファイルアクセス制御部8Aおよび復元処理部10により、ファイル内またはファイルに付された西暦情報を2桁で管理するとともにアプリケーション処理の西暦情報を4桁で処理する場合において、アプリケーション処理部9Aではファイルに書き込まれた下位2桁の西暦情報について、西暦2000年と1900年とを区別しながら処理を行なうことができ、従来より用いられたアプリケーションソフトウェアを変更することなく、2000年を超えてもそのまま使用することができる利点がある。
【0062】
なお、上述の図5に示すクライアント装置2Aにおいては、第3格納処理部8d−2により、メモリ部7Aに対するファイル書込処理の際に、上位2桁の西暦情報をCMOS等に書き込むようになっているが、第1実施形態のように西暦が2000年〜2099年の期間のファイルのみを対象とすれば、フラグが付されていれば上位2桁の西暦情報を一意的に「20」と設定することができるので、書き込むファイル内の西暦情報毎に上位2桁の西暦情報を書き込んでおく必要がなくなり、第3格納処理部8d−2としての機能を省略させることができる。
【0063】
すなわち、この場合においては、ファイル内の西暦情報として2000年以降の西暦情報をメモリ部7Aに書き込む際には、第1書込処理部8d−1において割込発生因子情報としてのフラグの付された下位2桁の西暦情報を、書き込み西暦情報とする一方、上位2桁の西暦情報のCMOS等への格納を省略する。
このようにして書き込まれたファイル内の西暦情報を読み出す際に、西暦情報に割込発生因子情報としてのフラグが含まれている場合には、当該フラグをCMOS等に記憶しておく。このCMOS等に記憶されたフラグを用いることにより、後段の復元処理部10による割込処理により上位2桁の西暦情報「20」を一意的に抽出することができるのである。
【0064】
したがって、図5に示すクライアント装置2Aによれば、ファイルアクセス制御部8Aおよび復元処理部10により、ファイル内またはファイルに付された西暦情報を2桁で管理するとともにアプリケーション処理の西暦情報を4桁で処理する場合において、アプリケーション処理部9Aではファイルに書き込まれた下位2桁の西暦情報について、西暦2000年と1900年とを区別しながら処理を行なうことができ、従来より用いられたアプリケーションソフトウェアを変更することなく、2000年を超えてもそのまま使用することができる利点がある。
【0065】
(a2)第1実施形態の第2変形例の説明
前述の本発明の第1実施形態においては、アプリケーション処理部9から読み出し依頼された西暦情報が西暦2000年以降を示すものであると判定された場合に、第1読出処理部8b−1では下位2桁の西暦情報にフラグ“1”を付してアプリケーション処理部9に対して出力し、第1格納処理部8b−2では、上位2桁の西暦情報を、上記読み出し依頼を受けたファイル形式のデータに関連付けして所定の記憶領域に格納するようになっている。
【0066】
これに対し、第1実施形態の第2変形例にかかるクライアント装置においては、アプリケーション処理部9から読み出し依頼された西暦情報が西暦2000年以降を示すものであると判定された場合に、第1読出処理部8b−1では上位2桁の西暦情報にフラグ“1”を付してアプリケーション処理部9に出力し、第1格納処理部8b−2では、下位2桁の西暦情報を、上記読み出し依頼を受けたファイル形式のデータに関連付けして所定の記憶領域に格納しておくこともできるようになっている点が、前述の第1実施形態におけるものと異なる。
【0067】
具体的には、第1格納処理部8b−2においては、上述のファイル内の4桁の西暦情報を構成するフラグの付された上位2桁の西暦情報および少なくとも下位2桁(例えば下位2桁)の西暦情報を、例えば図6または図7に示すように、上記読み出し依頼を受けた西暦情報に関連付けして(読み出し依頼を受けたファイルに関連付けして)、CMOS等の所定の記憶領域20A,20Bに格納するものである。
【0068】
具体的には、第1格納処理部8b−2は、ファイルに付されたファイル登録日時情報(西暦情報を含む)を読み出す際に、例えば図6に示すように、このファイル登録日時情報における4桁の西暦情報を構成する下位2桁の情報を、CMOS等の所定の記憶領域20Aに、ファイル名に対応して上位2桁の西暦情報とポインタによりリンク付け(関連付け)して格納するようになっている。
【0069】
また、第1格納処理部8b−2は、ファイル内のデータを構成する日時情報を読み出す際に、例えば図7に示すように、ファイル内の各西暦データを構成する下位2桁の情報を、CMOS等の所定の記憶領域20Bに、ポインタにより上位2桁の西暦情報とリンク付け(関連付け)して格納するようになっている。
これにより、アプリケーション処理部9においては、西暦情報の比較を行なう際に、上位2桁の西暦情報に付されたフラグにより復元処理部10としての割り込み処理が発生して、この割り込み処理により4桁の西暦情報に復元することができるようになっている。すなわち、この場合においても、アプリケーション処理部9では、西暦情報を2桁のみで管理しながら、西暦1900年代と西暦2000年代とを区別することができるのである。
【0070】
この場合における、情報処理装置としてのクライアント装置2の動作を、図8および図9に示すフローチャートを用いて以下に説明する。
まず、クライアントサーバシステムを立ち上げて、各クライアント装置2では初期設定が行なわれる。例えば、各クライアント装置2においては、西暦1900年代と西暦2000年代とを区別するために利用されるCMOS等のメモリの所定領域をクリアする(図8のステップA11)。
【0071】
各クライアント装置2では、初期設定が行なわれると、所望のアプリケーションを立ち上げる(ステップA12)。これにより、それぞれのクライアント装置2においては、アプリケーション処理部9が動作状態となる。
ここで、アプリケーション処理部9による処理において、メモリ部7に記憶されているファイルの西暦・日付情報の読み込み(メモリ部7に対するファイルの読み出し依頼)が発生すると(ステップA13)、ドライバとしてのファイルアクセス制御部8が動作状態となる。
【0072】
すなわち、ファイルアクセス制御部8の判定部8aにおいて、メモリ部7に記憶されているファイルの西暦・日付情報を読み込んだ結果、西暦2000年以降を示すものであると判定された場合には、第1格納処理部8b−2では、その旨を示すフラグ(例えば「1」)を図示しないCMOS等の所定領域(識別マーク)に格納する(ステップA131)。
【0073】
さらに、第1読出処理部8b−1では、ファイルの4桁の西暦情報を構成する上位2桁の上位1ビットを立てて(西暦2000年以降である旨を示すフラグ「1」を付して)、読み出し西暦情報として日時情報とともに出力する(ステップA131,A132)。
なお、上述の第1読出処理部8b−1では、判定部8aにて読み出し依頼された西暦情報が西暦2000年よりも前を示すものであると判定された場合は、ファイル内の4桁の西暦情報のうちの上位2桁の西暦情報「19」をそのまま読み出し西暦情報として日時情報とともにアプリケーション処理部9に対して出力する(ステップA132)。
【0074】
また、西暦情報が西暦2000年以降である場合に、読み出し西暦情報に付された上位1ビットのフラグは、後段のアプリケーション処理部9によるアプリケーション処理の際の割り込み処理が発生するトリガ情報となる。
アプリケーション処理部9において、上述のごとくファイルの西暦・日時情報の読み込みが行なわれると、命令により、読み込まれた上位2桁の西暦情報を数値データに変換する(図9のステップA14)。
【0075】
上述のアプリケーション処理部9において、西暦・日時情報を数値データに変換する際に、上位2桁の西暦情報にフラグが付されている場合には、割り込み動作を起こすことにより、そのフラグが単なる文字情報でなく読み出されたファイルの西暦情報が西暦2000年以降を示しているか否かを判定する(ステップA141)。
ここで、上位2桁の西暦情報に付されたフラグが、読み出された西暦情報が西暦2000年以降を示している場合には、変換しないデータを正常でアプリケーション処理部9に返して割り込みから復帰する一方(ステップA141のYESルートからステップA142)、上位2桁の西暦情報に付されたフラグが、読み出された西暦情報が西暦2000年以降である旨を示すフラグでない場合には、エラー処理を行なって割り込み処理から復帰する(ステップA141のNOルートからステップA143)。
【0076】
西暦・日時情報を数値データに変換が行なわれると、アプリケーション処理部9によるその後の処理により、変換結果(フラグの付されている西暦情報についてはそのままの情報が正常な変換結果となる)としての西暦情報を比較対象として、複数の西暦情報(データ)間での比較処理を行なう(ステップA15)。
ここで、このアプリケーション処理部9による西暦情報の比較処理を行なう際に、比較対象の西暦情報がフラグが付されたものである場合には、処理は復元処理部10としての割り込み処理に移行する。
【0077】
すなわち、西暦情報に付されたフラグが、ファイルから読み出された西暦情報が西暦2000年以降である旨を示すものである場合には(ステップA151のYESルート)、比較対象となった複数の西暦情報を取り出して(ステップA152)、それぞれの西暦情報についてCMOS上の識別マークから上位2桁の西暦情報を抽出して、4桁の西暦情報を生成する(ステップA153)。
【0078】
具体的には、取り出された西暦情報に2000年以降である旨を示すフラグが付されている場合には、当該フラグを除いた上位2桁の西暦データとともに、フラグに対応するCMOS上の識別マークから、下位2桁の西暦情報を取り出して、4桁の西暦情報を生成する。
また、取り出された西暦情報に2000年以降である旨を示すフラグが付されていない場合には、下位2桁の西暦データをCMOS等の所定領域から取り出して、4桁の西暦情報を抽出する。
【0079】
これにより、復元処理部10では、上述の下位2桁および上位2桁の西暦情報から4桁の西暦情報を生成することを通じて、フラグの付された読み出し西暦情報を4桁の西暦情報に復元することができるのである。
上述のごとく比較対象の西暦情報を4桁の西暦情報を復元すると、再度比較処理を行なって、正しい値とフラグと比較結果とをアプリケーション処理部9に返して、識別フラグをクリアしたのちに、割り込み処理が復帰し、処理はアプリケーション処理部9に戻る(ステップA154,A155)。
【0080】
なお、アプリケーション処理部9による西暦の比較処理の対象となった西暦情報に付されたフラグが、読み出し西暦情報が西暦2000年以降である旨を示すものでない場合には、エラー処理の割り込みが発生した後に、割り込み処理が復帰する(ステップA151のNOルートからステップA156)。
また、アプリケーション処理部9による西暦の比較処理の対象となった西暦情報が、いずれも西暦2000年よりも前である場合には、読み出された下位2桁の西暦情報は、1900年代の西暦情報であると特定することができるので、そのまま比較処理を行なうことができる。
【0081】
その後、アプリケーション処理部9では、西暦情報の比較結果等のアプリケーション処理結果を、必要に応じて印刷する(ステップA16)。
このように、本発明の第1実施形態の第2変形例においても、前述の第1実施形態の場合と同様、ファイル内またはファイルに付された西暦情報を4桁で管理するとともにアプリケーション処理の西暦情報を2桁で処理する場合においては、アプリケーション処理部9では下位2桁の西暦情報を用いてアプリケーション処理を行ないながら、西暦2000年と1900年とを区別することができ、従来より用いられたアプリケーションソフトウェアにおける下位2桁のデータを変更することなく、2000年を超えてもそのまま使用することができる利点がある。
【0082】
なお、上述の第1実施形態の第2変形例に対し、ファイルにおける2桁の西暦情報をメモリ部7Aから読み出して、アプリケーション処理部9Aでは4桁の西暦情報として比較処理等を行なう場合には、前述の第1実施形態に準じて情報処理装置としてのクライアント装置2を構成すれば、西暦1900年代と西暦2000年代の区別を行なうことができる。
【0083】
(b)第2実施形態の説明
図10は本発明の第2実施形態にかかる情報処理装置を示すブロック図であり、この図10に示す情報処理装置についても、前述の第1実施形態におけるものと同様の情報処理システム(図2参照)のクライアント装置として適用されるもので、この情報処理装置12のハードウェア構成についても前述の第1実施形態にかかるクライアント装置2(図3参照)と同様である。
【0084】
さて、第2実施形態にかかる情報処理装置12についても、情報処理の際に用いられるファイルに付された西暦情報に関してのいわゆる2000年問題を解決する機能を有するものであり、前述の第1実施形態の場合と同様のメモリ部7およびアプリケーション処理部9をそなえているが、ファイルアクセス制御部18の構成が前述の第1実施形態にかかるクライアント装置2と異なる。
【0085】
すなわち、メモリ部7においては、前述の第1実施形態の場合と同様、4桁の西暦情報を含む情報処理用のデータをファイル形式で記憶し、アプリケーション処理部9においては、メモリ部7に記憶されたデータに含まれる4桁の西暦情報のうちの下位2桁の西暦情報を用いてアプリケーション処理を行なうようになっている。
【0086】
また、ファイルアクセス制御部18は、アプリケーション処理部9からの依頼を受けて、メモリ部7に対するファイル形式のデータの書き込み/読み出し処理を行なうドライバとして機能するものであるが、特に本発明の機能に着目すれば、前述の第1実施形態の場合と同様の判定部8aをそなえるとともに、読出西暦情報出力部18bをそなえて構成されている。
【0087】
読出西暦情報出力部18bは、判定部8aにおいてその読み出し依頼された西暦情報が西暦2000年以降を示すものであると判定された場合に、その旨を示す識別情報としての割込発生因子情報を有する西暦情報を生成し、読み出し西暦情報としてメモリ部7に出力するものであり、第1変換部18b−1,第2読出処理部18b−2および第2格納処理部18b−3をそなえて構成されている。
【0088】
ここで、第1変換部18b−1は、アプリケーション処理部9から読み出し依頼を受けたファイル内(またはファイルに付された)の西暦情報が西暦2000年以降を示すものである場合に、当該ファイル内の4桁の西暦情報のうちの上位2桁の西暦情報を、割込発生因子情報(アプリケーション処理部9における処理の際に割込が発生する原因となるような情報)を含む情報に変換するものである。
【0089】
具体的には、第1変換部18b−1は、西暦2000年では上位2桁の西暦情報を「A0」とし、西暦2100年では「A1」とし、西暦3000年では「B0」として、最上位桁に「A」,「B」等の割込発生因子情報を含んで上位2桁の西暦情報を生成するようになっている。
また、第2読出処理部18b−2は、第1変換部18b−1にて変換された西暦情報を上記読み出し依頼されたファイル形式のデータを構成する西暦情報としてアプリケーション処理部9に対して出力するものである。
【0090】
さらに、第2格納処理部18b−3は、上述のファイル内の4桁の西暦情報を構成する少なくとも下位2桁(例えば下位2桁)の西暦情報を、例えば前述のごとき図6または図7に示すように、上記読み出し依頼を受けた西暦情報に関連付けして(読み出し依頼を受けたファイルに関連付けして)、CMOS等の所定の記憶領域20A,20Bに格納するものである。
【0091】
具体的には、第2格納処理部18b−3は、ファイルに付されたファイル登録日時情報(西暦情報を含む)を読み出す際に、例えば図6に示すように、このファイル登録日時情報における4桁の西暦情報を構成する下位2桁の情報を、CMOS等の所定の記憶領域20Aに、ファイル名に対応して上位2桁の西暦情報とポインタによりリンク付けして格納するようになっている。
【0092】
また、第2格納処理部18b−3は、ファイル内のデータを構成する日時情報を読み出す際に、例えば前述の図7に示すように、ファイル内の各西暦データを構成する下位2桁の情報を、CMOS等の所定の記憶領域20Bに、ポインタにより上位2桁の西暦情報とリンク付け(関連付け)して格納するようになっている。
【0093】
なお、上述の第2読出処理部18b−2は、判定部8aにて読み出し依頼された西暦情報が西暦2000年よりも前を示すものであると判定された場合は、ファイル内の4桁の西暦情報のうちの下位2桁の西暦情報をそのまま読み出し西暦情報としてアプリケーション処理部9に対して出力するようになっている。
ところで、アプリケーション処理部9からメモリ部7に対してデータの書き込み処理を行なう際には、ファイルアクセス制御部18による制御を介することにより、クライアント装置2内のレジスタ等により構成されたRTCからの4桁の西暦・時間情報を上記データとともにファイル内に記録するようになっている。
【0094】
さらに、復元処理部10は、前述の第1実施形態の場合と同様、アプリケーション処理部9において読み出された、メモリ部7におけるファイル形式のデータを構成する西暦情報に割込発生因子情報が含まれている場合、割り込み処理により4桁の西暦情報に復元するものである。
具体的には、アプリケーション処理部9内の処理を通じて、西暦情報の比較等を行なったときに、読み出されたファイル内の西暦情報に割込発生因子情報が含まれている場合には、復元処理部10としての割り込み処理が発生して、この割り込み処理により4桁の西暦情報に復元することができるようになっている。すなわち、アプリケーション処理部9では、西暦情報を下2桁のみの管理を行なっている場合においても、西暦1900年代と西暦2000年代とを区別している。
【0095】
上述の構成による、本発明の第2実施形態の動作について図11および図12のフローチャートを参照しながら以下に説明する。
まず、第2実施形態にかかるクライアントサーバシステムの立ち上げ操作を行なうと、クライアント装置としての情報処理装置12では各種プログラムが前述のごとく主記憶部4に展開されて、プログラム動作状態に移行する。この際、西暦1900年代と西暦2000年代とを区別するために利用されるCMOS等のメモリの所定領域をクリアしている(図11のステップB1)。
【0096】
情報処理装置12では、初期設定が行なわれると、所望のアプリケーションが立ち上がり(ステップB2)、アプリケーション処理部9が動作状態となる。
ここで、アプリケーション処理部9による処理において、メモリ部7に記憶されているファイルの西暦・日付情報の読み込み(メモリ部7に対するファイルの読み出し依頼)が発生すると(ステップB3)、ドライバとしてのファイルアクセス制御部18が動作状態となる。
【0097】
ここで、ファイルアクセス制御部18の判定部8aにおいて、メモリ部7に記憶されているファイルの西暦・日付情報を読み込んだ結果、西暦2000年以降を示すものであると判定された場合には、第1変換部18b−1では、当該ファイル内の4桁の西暦情報のうちの上位2桁の西暦情報を、割込発生因子情報を含む情報に変換し、第2読出処理部18b−2では、変換された西暦情報を読み出し西暦情報としてアプリケーション処理部9に渡す。
【0098】
具体的には、第1変換部18b−1は、西暦2000年では上位2桁の西暦情報を「A0」とし、西暦2100年では「A1」とし、西暦3000年では「B0」として、最上位桁に「A」,「B」等の割込発生因子情報を含んで上位2桁の西暦情報を生成する。このような割込発生因子情報は、後段のアプリケーション処理部9によるアプリケーション処理の際の割り込み処理が発生するトリガ情報となる。
【0099】
この場合において、第2格納処理部18b−3では、上述のファイル内の4桁の西暦情報を構成する少なくとも下位2桁(例えば下位2桁)の西暦情報を、上記読み出し依頼を受けた西暦情報にリンク付けてCMOS等の所定の記憶領域20A,20Bに格納する(ステップB31,B32)。
なお、上述の第2読出処理部18b−2では、判定部8aにて読み出し依頼された西暦情報が西暦2000年よりも以前であると判定された場合は、ファイル内の4桁の西暦情報のうちの下位2桁の西暦情報をそのまま読み出し西暦情報として日時情報とともにアプリケーション処理部9に対して出力する(ステップB32)。
【0100】
アプリケーション処理部9において、上述のごとくファイルの西暦・日時情報の読み込みが行なわれると、命令により、読み込まれた2桁の西暦情報を数値データに変換する(図12のステップB4)。
すなわち、変換対象となる2桁の西暦情報に割込発生因子情報が含まれている場合には割り込み動作を起こし、その割込発生因子情報が読み出されたファイルの西暦情報が西暦2000年以降である旨を示すものであるか否かを判定する(ステップB41)。
【0101】
ここで、2桁の西暦情報に含まれる割込発生因子情報が、単なる文字情報でないものであって、読み出された西暦情報が西暦2000年以降である旨を示すものである場合には、この割込発生因子情報を含むそのままの西暦情報を正常にアプリケーション処理部9に返して割り込みから復帰する一方(ステップB41のYESルートからステップB42)、2桁の西暦情報に含まれる割込発生因子情報が、読み出された西暦情報が西暦2000年以降である旨を示すものでない場合には、エラー処理を行なって割り込み処理から復帰する(ステップB41のNOルートからステップB43)。
【0102】
西暦・日時情報が数値データに変換されると、アプリケーション処理部9によるその後の処理により、変換結果としての西暦情報を比較対象として、複数の西暦情報(データ)間での比較処理を行なう(ステップB5)。
ここで、このアプリケーション処理部9による西暦情報の比較処理を行なう際に、比較対象の西暦情報に割込発生因子情報が含まれている場合には、処理は復元処理部10としての割り込み処理に移行する。
【0103】
すなわち、復元処理部10では、西暦情報に含まれる割込発生因子情報が、ファイルから読み出された西暦情報が西暦2000年以降である旨を示している場合には(ステップB51のYESルート)、比較対象となった複数の西暦情報を取り出して(ステップB52)、それぞれの西暦情報についてCMOS上の所定領域20A,20Bの識別マークを参照しながら上位および下位2桁の西暦情報を抽出して、4桁の西暦情報を生成する(ステップB53)。
【0104】
具体的には、比較対象として取り出された西暦情報に2000年以降である旨を示す割込発生因子情報が含まれている場合には、元の上位2桁の西暦情報に変換するとともに、CMOS上の所定領域20A,20Bから対応する下位2桁の西暦情報を取り出して、4桁の西暦情報を生成する。
また、比較対象として取り出された西暦情報に2000年以降である旨を示す割込発生因子情報が含まれていない場合には、この西暦情報は、2000年以前の西暦情報を構成する下位2桁の西暦情報であり、この西暦情報とともに、CMOS等の所定領域から取り出された定数「19」を用いて4桁の西暦情報を抽出する。
【0105】
これにより、復元処理部10では、上述の上位2桁および下位2桁の西暦情報から4桁の西暦情報を生成することを通じて、割込発生因子情報が含まれた読み出し西暦情報を4桁の西暦情報に復元することができるのである。
上述のごとく比較対象の西暦情報を4桁の西暦情報に復元すると、再度比較処理を行なって、正しい値とフラグと比較結果とをアプリケーション処理部9に返して、識別フラグをクリアしたのちに、割り込み処理が復帰し、処理はアプリケーション処理部9に戻る(ステップB54,B55)。
【0106】
なお、アプリケーション処理部9による西暦の比較処理の対象となった西暦情報に含まれる割込発生因子情報が、読み出し西暦情報が西暦2000年以降である旨を示すものでない場合には、エラー処理のための割り込みを経て、もとのアプリケーション処理に復帰する(ステップB51のNOルートからステップB56)。
【0107】
また、アプリケーション処理部9による西暦の比較処理の対象となった西暦情報が、いずれも西暦2000年よりも以前のものである場合には、読み出された下位2桁の西暦情報は1900年代の西暦情報であると特定することができるので、そのまま比較処理を行なうことができる。
その後、アプリケーション処理部9では、西暦情報の比較結果等のアプリケーション処理結果を、必要に応じて印刷する(ステップB6)。
【0108】
このように、本発明の第2実施形態によれば、ファイルアクセス制御部18および復元処理部10により、ファイル内またはファイルに付された西暦情報を4桁で管理するとともにアプリケーション処理の西暦情報を2桁で処理する場合において、アプリケーション処理部9では下位2桁の西暦情報を用いてアプリケーション処理を行ないながら、西暦2000年と1900年とを区別することができ、従来より用いられたアプリケーションソフトウェアにおける下位2桁のデータを変更することなく、2000年を超えてもそのまま使用することができる利点がある。
【0109】
また、本発明の第2実施形態によれば、2000年以降の2100年あるいはそれ以降の上位2桁の西暦が変わる場合においても、各西暦について割込発生因子情報を含む2桁の情報で認識することができるので、西暦2000年と1900年との区別だけでなく、西暦2100年以降についても区別することができる。
【0110】
(b1)第2実施形態の変形例の説明
上述の第2実施形態においては、ファイルにおける4桁の西暦情報をアプリケーション処理部9にて読み出して、アプリケーション処理部9では下位2桁の西暦情報として比較処理等を行なう場合の、西暦1900年代と西暦2000年代の区別を行なうための構成について詳述したが、これに対し、ファイルにおける2桁の西暦情報をメモリ部7Aから読み出して、アプリケーション処理部9Aでは4桁の西暦情報として比較処理等を行なう場合には、図13に示すように情報処理装置を構成することにより、西暦1900年代と西暦2000年代の区別を行なうことができる。
【0111】
すなわち、図13は本発明の第2実施形態の変形例にかかるクライアント装置としての情報処理装置を示すブロック図であり、この図13に示す情報処理装置12Aは、メモリ部7A,ファイルアクセス制御部18Aおよびアプリケーション処理部9Aをそなえるとともに、RTC11をそなえて構成されている。
ここで、この図13に示す情報処理装置12Aは、前述の図5に示すものに比して、ファイルアクセス制御部18Aのみが異なり、その他の構成については基本的に同様である。なお、図13中、図5と同一の符号は、同様の部分を示している。
【0112】
また、ファイルアクセス制御部18Aは、アプリケーション処理部9Aからの依頼を受けて、メモリ部7Aに対するファイル形式のデータの書き込み/読み出し処理を行なうもので、判定部8cおよび書込西暦情報出力部18dをそなえている。
ここで、判定部8cは、前述の図5に示すクライアント装置2Aにおけるものと同様、アプリケーション処理部9Aから、RTC11にて生成された4桁の西暦情報の書き込み依頼(ファイルのメモリ部7Aへの書き込み依頼)を受けた場合に、当該4桁の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであるか否かを判定するものである。
【0113】
さらに、書込西暦情報出力部18dは、判定部8cにおいて、上述の書き込み依頼を受けた4桁の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであると判定された場合に、割込発生因子情報を有する西暦情報を生成し、書き込み西暦情報として出力するものであり、第3変換部18d−1,第2書込処理部18d−2および第4格納処理部8d−2をそなえて構成されている。
【0114】
ここで、第3変換部18d−1は、上述の書き込み依頼を受けた4桁の西暦情報が西暦2000年以降を示すものである場合に、上位2桁の西暦情報を割込発生因子情報(西暦2000年以降である旨を示す識別情報)を含む情報に変換するものであり、第2書込処理部18d−2は、第3変換部18d−1にて変換された西暦情報をメモリ部7Aに書き込むものである。
【0115】
さらに、第4格納処理部18d−3は、上述の2000年以降の西暦情報を構成する少なくとも下位2桁の西暦情報を、書き込み依頼を受けた西暦情報に関連付けして(書き込み依頼の対象となったファイルにリンク付けて)、CMOS等の所定の記憶領域に、例えば前述の図6または図7と同様に格納するものである。
【0116】
このような構成により、図13に示すクライアント装置12Aにおいては、アプリケーション処理部9Aからの依頼を受けたファイルアクセス制御部18Aでは、RTC11にて生成された4桁の西暦情報を構成する下位2桁の西暦情報を含むデータを書き込みデータとしてメモリ部7Aに書き込む。
ここで、ファイルアクセス制御部18Aの判定部8cでは、RTC11からの4桁の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであるか否かを判定する。さらに、書込西暦情報出力部18dの第3変換部18d−1では、判定部8cにて4桁の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであると判定された場合には、上位2桁の西暦情報を割込発生因子情報を含む情報に変換し、変換された西暦情報を第2書込処理部18d−2にてメモリ部7Aに書き込む。
【0117】
さらに、第4格納処理部18d−3では、上述の2000年以降の西暦情報を構成する少なくとも下位2桁の西暦情報を、書き込み依頼を受けた西暦情報に関連付けして、CMOS等の所定の記憶領域に格納しておく。
その後、アプリケーション処理部9Aにおいて、上述のごとくメモリ部7Aに書き込まれたファイルを読み出す場合には、ファイルアクセス制御部18Aにおいては、メモリ部7Aにおける当該ファイル内の西暦情報をそのまま読み出し西暦情報として出力する。
【0118】
さらに、アプリケーション処理部9Aにおいて、西暦情報が西暦2000年以降の西暦情報をファイルから読み込んだ場合には、この西暦情報には上述の割込発生因子情報が含まれているので、上述の第2実施形態の場合と同様、復元処理部10としての割込処理によりもとの下位2桁の西暦情報を変換,抽出するとともに、CMOS上においてファイルに関連付けして格納された上位2桁の西暦情報を抽出して、4桁の西暦情報を復元させることができる。
【0119】
したがって、この場合においても、前述の第1実施形態の第1変形例と同様、ファイルアクセス制御部18Aおよび復元処理部10により、ファイル内またはファイルに付された西暦情報を2桁で管理するとともにアプリケーション処理の西暦情報を4桁で処理する場合において、アプリケーション処理部9Aではファイルに書き込まれた下位2桁の西暦情報について、西暦2000年と1900年とを区別しながら処理を行なうことができ、従来より用いられたアプリケーションソフトウェアを変更することなく、2000年を超えてもそのまま使用することができる利点がある。
【0120】
(c)第3実施形態の説明
図14は本発明の第3実施形態にかかる情報処理装置を示すブロック図であり、この図14に示す情報処理装置22についても、前述の第1実施形態におけるものと同様の情報処理システム(図2参照)のクライアント装置として適用されるもので、この情報処理装置22のハードウェア構成についても前述の第1実施形態にかかるクライアント装置2(図3参照)と基本的に同様である。
【0121】
さて、第3実施形態にかかる情報処理装置22についても、情報処理の際に用いられるファイルに付された西暦情報に関してのいわゆる2000年問題を解決する機能を有するものであり、前述の第1実施形態の場合と同様のメモリ部7およびアプリケーション処理部9をそなえているが、ファイルアクセス制御部28の構成が前述の第1,第2実施形態にかかるクライアント装置2,情報処理装置12と異なる。
【0122】
すなわち、メモリ部7は、前述の第1,第2実施形態の場合と同様、4桁の西暦情報を含む情報処理用のデータをファイル形式で記憶し、アプリケーション処理部9においては、メモリ部7に記憶されたデータに含まれる4桁の西暦情報のうちの下位2桁の西暦情報を用いてアプリケーション処理を行なうようになっている。
【0123】
また、ファイルアクセス制御部28は、アプリケーション処理部9からの依頼を受けて、メモリ部7に対するファイル形式のデータの書き込み/読み出し処理を行なうドライバとして機能するものであるが、特に本発明の機能に着目すれば、前述の第1実施形態の場合と同様の判定部8aをそなえるとともに、読出西暦情報出力部28bをそなえて構成されている。
【0124】
読出西暦情報出力部28bは、判定部8aにおいてその読み出し依頼された西暦情報が西暦2000年以降を示すものであると判定された場合に、その旨を示す識別情報としての割込発生因子情報を有する西暦情報を生成し、読み出し西暦情報としてメモリ部7に出力するものであり、第2変換部28b−1および第3読出処理部28b−2をそなえて構成されている。
【0125】
ここで、第2変換部28b−1は、アプリケーション処理部9から読み出し依頼を受けたファイル内の4桁の西暦情報を割込発生因子情報を含む2桁の情報に変換するものである。
具体的には図15に示すように、西暦2000年の場合には2桁の西暦情報を16進表記で「F0」とし、西暦2009年の場合には16進表記で「F9」とし、西暦2010年の場合には2桁の16進進表記で「E0」とし、以降同様に西暦2060年の場合には2桁の16進進表記で「A0」とし、西暦2069年の場合には16進進表記で「A9」として、最上位桁に「F」〜「A」等の割込発生因子情報(「0」〜「9」以外の文字情報)を含んで上位2桁の西暦情報を生成するようになっている。
【0126】
さらに、第3読出処理部28b−2は、第2変換部28b−1にて変換された西暦情報を上記読み出し依頼されたファイル形式のデータを構成する西暦情報としてアプリケーション処理部9に対して出力するものである。
ところで、アプリケーション処理部9からメモリ部7に対してデータの書き込み処理を行なう際には、ファイルアクセス制御部28による制御を介することにより、クライアント装置2内のレジスタ等により構成されたRTCからの4桁の西暦・時間情報を上記データとともにファイル内に記録するようになっている。
【0127】
さらに、復元処理部10は、前述の第1実施形態の場合と同様、アプリケーション処理部9において読み出された、メモリ部7におけるファイル形式のデータを構成する西暦情報に、割込発生因子情報が含まれている場合には、割り込み処理により4桁の西暦情報に復元するものである。
具体的には、アプリケーション処理部9内の処理を通じて、西暦情報の比較等を行なったときに、読み出されたファイル内の西暦情報に割込発生因子情報が含まれている場合には、復元処理部10としての割り込み処理が発生して、この割り込み処理により4桁の西暦情報に復元することができるようになっている。すなわち、アプリケーション処理部9では、西暦情報を下2桁のみの管理を行なっている場合においても、西暦1900年代と西暦2000年代とを区別している。
【0128】
上述の構成による、本発明の第3実施形態の動作について図16および図17のフローチャートを参照しながら以下に説明する。
まず、第2実施形態にかかるクライアントサーバシステムの立ち上げ操作を行なうと、クライアント装置としての情報処理装置22では各種プログラムが前述のごとく主記憶部4に展開されて、プログラム動作状態に移行する。この際、西暦1900年代と西暦2000年代とを区別するために利用されるCMOS等のメモリの所定領域をクリアしている(図16のステップC1)。
【0129】
情報処理装置22では、初期設定が行なわれると、所望のアプリケーションが立ち上がり(ステップC2)、アプリケーション処理部9が動作状態となる。
ここで、アプリケーション処理部9による処理において、メモリ部7に記憶されているファイルの西暦・日付情報の読み込み(メモリ部7に対するファイルの読み出し依頼)が発生すると(ステップC3)、ドライバとしてのファイルアクセス制御部28が動作状態となる。
【0130】
ここで、ファイルアクセス制御部28の判定部8aにおいて、メモリ部7に記憶されているファイルの西暦・日付情報を読み込んだ結果、西暦2000年以降を示すものであると判定された場合には、読出西暦情報出力部28bの第2変換部28b−1では、アプリケーション処理部9から読み出し依頼を受けたファイル内の4桁の西暦情報を割込発生因子情報を含む2桁の情報(16進表記)に変換する。第3読出処理部28b−2では、この変換結果を読み出し西暦情報としてアプリケーション処理部9に対して出力する(ステップC32)。
【0131】
アプリケーション処理部9において、上述のごとくファイルの西暦・日時情報の読み込みが行なわれると、命令により、読み込まれた2桁の西暦情報を数値データに変換する(図12のステップC4)。
すなわち、変換対象となる2桁の西暦情報に割込発生因子情報が含まれている場合には割り込み動作を起こし、その割込発生因子情報が読み出されたファイルの西暦情報が西暦2000年以降である旨を示しているか否かを判定する(ステップC41)。
【0132】
ここで、2桁の西暦情報に含まれる割込発生因子情報が、読み出された西暦情報が西暦2000年以降である旨を示している場合には、そのままの未変換のデータを正常にアプリケーション処理部9に返して割り込みから復帰する一方(ステップC41のYESルートからステップC42)、2桁の西暦情報に含まれる割込発生因子情報が、読み出された西暦情報が西暦2000年以降である旨を示していない場合には、エラー処理を行なって割り込み処理から復帰する(ステップC41のNOルートからステップC43)。
【0133】
西暦・日時情報が数値データに変換されると、アプリケーション処理部9によるその後の処理により、変換結果としての西暦情報を比較対象として、複数の西暦情報(データ)間での比較処理を行なう(ステップC5)。
ここで、比較対象の西暦情報に割込発生因子情報が含まれている場合には、処理は復元処理部10としての割り込み処理に移行する。
【0134】
すなわち、復元処理部10では、西暦情報に含まれる割込発生因子情報が、ファイルから読み出された西暦情報が西暦2000年以降である旨を示している場合には(ステップC51のYESルート)、比較対象となった複数の西暦情報を取り出して(ステップC52)、それぞれの西暦情報についてもとの4桁の西暦情報に変換,復元する(ステップC53)。
【0135】
具体的には、比較対象として取り出された西暦情報に2000年以降である旨を示す割込発生因子情報が含まれている場合には、この割込発生因子情報を含む2桁の西暦情報を、もとの4桁の西暦情報に変換し、比較対象として取り出された西暦情報に2000年以降である旨を示す割込発生因子情報が含まれていない場合には、この西暦情報は、2000年以前の西暦情報を構成する下位2桁の西暦情報であり、下位2桁の西暦情報から一意的に元の4桁の西暦情報に変換することができる。
【0136】
これにより、復元処理部10では、上述の上位2桁および下位2桁の西暦情報から4桁の西暦情報を生成することを通じて、割込発生因子情報の付された読み出し西暦情報を4桁の西暦情報に復元することができるのである。
上述のごとく比較対象の西暦情報を4桁の西暦情報に復元すると、再度比較処理を行なって、正しい値とフラグと比較結果とをアプリケーション処理部9に返して、識別フラグをクリアしたのちに、割り込み処理が復帰し、処理はアプリケーション処理部9に戻る(ステップC54,C55)。
【0137】
なお、アプリケーション処理部9による西暦の比較処理の対象となった西暦情報に含まれる割込発生因子情報が、読み出し西暦情報が西暦2000年以降である旨を示すものでない場合には、エラー処理の割り込みが発生した後に、割り込み処理が復帰する(ステップC51のNOルートからステップC56)。
また、アプリケーション処理部9による西暦の比較処理の対象となった西暦情報が、いずれも西暦2000年よりも前である場合には、読み出された下位2桁の西暦情報は1900年代の西暦情報であると特定することができるので、そのまま比較処理を行なうことができる。
【0138】
その後、アプリケーション処理部9では、西暦情報の比較結果等のアプリケーション処理結果を、必要に応じて印刷する(ステップC6)。
このように、本発明の第3実施形態によれば、ファイルアクセス制御部28および復元処理部10をそなえたことにより、ファイル内またはファイルに付された西暦情報を4桁で管理するとともにアプリケーション処理の西暦情報を2桁で処理する場合においては、アプリケーション処理部9では下位2桁の西暦情報を用いてアプリケーション処理を行ないながら、西暦2000年と1900年とを区別することができ、従来より用いられたアプリケーションソフトウェアにおける下位2桁のデータを変更することなく、2000年を超えてもそのまま使用することができる利点がある。
【0139】
(c1)第3実施形態の変形例の説明
上述の第3実施形態においては、ファイルアクセス制御部28においてファイルにおける4桁の西暦情報を読み出して、アプリケーション処理部9にて下位2桁の西暦情報として比較処理等を行なう際に、西暦1900年代と西暦2000年代の区別を行なうための情報処理装置の構成について詳述したが、これに対し、ファイルにおける2桁の西暦情報をメモリ部7Aから読み出して、アプリケーション処理部9Aでは4桁の西暦情報として比較処理等を行なう場合には、図13に示すように情報処理装置を構成することにより、西暦1900年代と西暦2000年代の区別を行なうことができる。
【0140】
すなわち、図18は本発明の第3実施形態の変形例にかかるクライアント装置としての情報処理装置を示すブロック図であり、この図18に示す情報処理装置22Aは、メモリ部7A,ファイルアクセス制御部28Aおよびアプリケーション処理部9Aをそなえるとともに、RTC(Real Time Clock)11をそなえて構成されている(RTC11については、図18中においては図示を省略している)。
【0141】
ここで、この図18に示す情報処理装置22Aは、前述の図5,図13に示すものに比して、ファイルアクセス制御部28Aのみが異なり、その他の構成については基本的に同様である。なお、図18中、図5,図13と同一の符号は、同様の部分を示している。
また、ファイルアクセス制御部28Aは、アプリケーション処理部9Aからの依頼を受けて、メモリ部7Aに対するファイル形式のデータの書き込み/読み出し処理を行なうもので、判定部8cおよび書込西暦情報出力部28dをそなえている。
【0142】
ここで、判定部8cは、前述の図5に示すクライアント装置2Aにおけるものと同様、アプリケーション処理部9Aから、RTC11にて生成された4桁の西暦情報の書き込み依頼(ファイルのメモリ部7Aへの書き込み依頼)を受けた場合に、当該4桁の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであるか否かを判定するものである。
【0143】
さらに、書込西暦情報出力部28dは、判定部8cにおいて、上述の書き込み依頼を受けた4桁の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであると判定された場合に、割込発生因子情報を有する西暦情報を生成し、書き込み西暦情報として出力するものであり、第4変換部28d−1および第3書込処理部28d−2をそなえて構成されている。
【0144】
ここで、第4変換部28d−1は、上述の書き込み依頼を受けた4桁の西暦情報を、識別情報としての割込発生因子情報を含む2桁の情報に変換するものであり、第3書込処理部28d−2は、第4変換部28d−1にて変換された西暦情報をメモリ部7Aに書き込むものである。
このような構成により、図18に示すクライアント装置22Aのファイルアクセス制御部28Aでは、アプリケーション処理部9Aからの西暦情報の書き込み依頼を受けると、RTC11にて生成された4桁の西暦情報を2桁の情報(割込発生因子情報を含んでいる)に変換し、これを書き込みデータとしてメモリ部7Aに書き込む。
【0145】
ここで、ファイルアクセス制御部28Aの判定部8cでは、RTC11からの4桁の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであるか否かを判定する。さらに、書込西暦情報出力部28dの第4変換部28d−1では、判定部8cにて4桁の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであると判定された場合には、当該4桁の西暦情報を、割込発生因子情報を含む2桁の情報に変換し、変換された西暦情報を第3書込処理部28d−2にてメモリ部7Aに書き込む。
【0146】
その後、アプリケーション処理部9Aにおいて、上述のごとくメモリ部7Aに書き込まれたファイルを読み出す場合には、ファイルアクセス制御部28Aにおいては、メモリ部7Aにおける当該ファイル内の西暦情報をそのまま読み出し西暦情報として出力する。
アプリケーション処理部9Aにおいては、西暦情報が西暦2000年以降の西暦情報をファイルから読み込むことができるが、この西暦情報には上述の割込発生因子情報が含まれているので、上述の第3実施形態の場合と同様、復元処理部10としての割込処理によりもとの4桁の西暦情報に変換し復元させることができる。
【0147】
したがって、この場合においても、前述の第1,第2実施形態の変形例と同様に、ファイルアクセス制御部8Aおよび復元処理部10により、ファイル内またはファイルに付された西暦情報を2桁で管理するとともにアプリケーション処理の西暦情報を4桁で処理する場合において、アプリケーション処理部9Aではファイルに書き込まれた下位2桁の西暦情報について、西暦2000年と1900年とを区別しながら処理を行なうことができ、従来より用いられたアプリケーションソフトウェアを変更することなく、2000年を超えてもそのまま使用することができる利点がある。
【0148】
(d)第4実施形態の説明
図19は本発明の第4実施形態にかかる情報処理システムとしてのクライアントサーバシステムを示すブロック図であり、この図19に示す情報処理システムは、前述の第1実施形態と同様、サーバ装置1とサーバ装置1に収容された複数のクライアント装置(情報処理装置)2Bとをそなえて構成されるとともに、サーバ装置1の配下には、基準時間通知装置31および標準時間生成装置32をそなえている。
【0149】
なお、これらのサーバ装置1,クライアント装置2Bおよび監視装置31は、いずれも例えばハードウェア的にはCPU,主記憶装置およびディスク装置6等により構成されるパーソナルコンピュータにより構成されることができる。
ここで、第4実施形態にかかる情報処理システム30は、クライアント装置2Bが、情報処理の際に用いられるファイルに付された(またはファイル内のデータを構成する)西暦情報に関してのいわゆる2000年問題を解決するための情報処理装置としての機能を有している点は前述の第1実施形態におけるものと同様であるが、各クライアント装置2B内におけるRTC11自身の時間のずれについて監視するための機構をそなえている点は前述の第1実施形態におけるものと異なる。
【0150】
ここで、基準時間通知装置31は、標準時間生成装置32にて生成される基準時間となる西暦・日時情報を取り込み、この基準時間としての西暦・日時情報を、各クライアント装置2Bの西暦・日時情報生成部としてのRTC11にて生成される西暦・日時情報の異常を監視し自動補正するための情報として、各クライアント装置2Bに対して通知するものであり、機能的にはRTC補正用情報記憶部31aおよび監視部31bをそなえて構成されている。
【0151】
RTC補正用情報記憶部31aは、各クライアント装置2BのRTC11にて生成される西暦・日時情報の補正するための情報をテーブル構成で記憶するもので、各クライアント装置2BのRTC11にて生成される西暦・日時情報に異常が発生するタイミング情報が予め格納された異常発生タイミング記憶部として機能するものである。
【0152】
また、このRTC補正用情報記憶部31aには、詳細には図20に示すように、クライアント装置2Bの番号(マシンNo)毎に、2000年問題補正情報31a−1,閏年問題補正情報31a−2,日付補正要否情報31a−3,日付補正情報31a−4,時間補正要否情報31a−5および時間補正情報31a−6が記憶されるようになっている。
【0153】
ここで、2000年問題補正情報31a−1は、上述のRTC11にて生成される西暦・日時情報についての2000年代と1900年代の区別を行なうためのもので、後述するように、下位2桁による西暦管理を行なうRTC11を有するクライアント装置2Bにおいては、このRTC補正用情報記憶部31aに記憶された2000年問題補正情報31a−1を受けると、RTC11からの西暦・日時情報についての2000年代と1900年代との区別を行なうことができるようになっている。
【0154】
また、閏年問題補正情報31a−2は、上述のRTC11にて生成される西暦・日時情報についての閏年によるずれを補正するためのもので、後述するように、閏年に対応しない(4年周期で日付情報が1日ずれる)RTC11を有するクライアント装置2Bにおいては、このRTC補正用情報記憶部31aに記憶された閏年補正情報31a−2を受けると、RTC11を閏年に対応して補正できるようになっている。
【0155】
さらに、日付補正要否情報31a−3は、各クライアント装置2BにおけるRTC11自身の特有の性質上、ある一定周期で日付情報(例えば月の変わり目で補正すべき日付情報等)を補正する必要があるか否かを識別するためのものであり、日付補正情報31a−4は、日付補正要否情報31a−3にて日付補正を行なうべき時間間隔(期間)を示すものである。
【0156】
また、時間補正要否情報31a−5は、各クライアント装置2BにおけるRTC11自身の信頼性等の性質上、ある一定周期で時間情報を補正する必要があるか否かを識別するためのものであり、日付補正情報31a−6は、時間補正要否情報31a−5にて時間補正を行なうべき時間間隔を示すものである。
監視部31bは、各クライアント装置2B内のRTC11の状態を監視し、上述のRTC補正用情報記憶部31aの内容に基づいて、各クライアント装置2Bに対して、それぞれのRTC11にて生成される西暦・日時情報を補正するための情報を通知するようになっている。
【0157】
なお、標準時間生成装置32は、ハードウェア的には、回路ボードあるいはカード型回路等により構成され、クライアント装置2Bにおける図示しない拡張スロット,カードスロット等に装着されて動作するようになっている。
ところで、クライアント装置2Bは、前述の第1実施形態の場合と同様の、ファイルに付された(またはファイル内のデータを構成する)西暦情報に関してのいわゆる2000年問題を解決するための構成を有するとともに、上述の基準時間通知装置31の監視部31bからの通知情報に基づいて、自身のRTC11を補正する補正機能を有している。
【0158】
換言すれば、第4実施形態にかかる各クライアント装置2Bにおいても、前述の第1実施形態におけるクライアント装置2と同様の機能部(図1の符号7〜10参照)をそなえているが、上述の補正機能に着目すれば、図19に示すようにパトロールモニタ2B−1およびOS/モニタ2B−2をそなえて構成されている。
ここで、パトロールモニタ2B−1は、上述の基準時間通知装置31との間での情報をやり取りするものであり、このパトロールモニタとしての機能を実現するためのプログラムは、クライアント装置2Bを駆動する際に初期設定を行なった後に図示しないメモリに常駐しておくことができる(図25のステップE1,E2参照)。
【0159】
また、このパトロールモニタ2B−1は、クライアント装置2Bが第4実施形態にかかる情報処理システムとしてのネットワークに接続された時にOS/モニタ2B−2を起動するようになっている(図26のステップE3参照)。
また、OS/モニタ2B−2は、パトロールモニタ2B−1を介して入力される通知情報に基づいてRTC11を補正する一方、基準時間通知装置31のRTC補正用情報記憶部31aに記憶されている自身の装置に関するRTC補正用情報を、パトロールモニタ2B−1を介して更新または削除するものである。
【0160】
なお、各クライアント装置2Bが、互いに標準時間の異なる場所に配置されている場合には、各クライアント装置2BのOS/モニタ2B−2では、基準時間通知装置31からの通知情報(標準時間生成装置32からの標準時間)と、自身の装置が配置される場所の標準時間との時差を考慮して、RTC11にて生成される西暦・日時情報を補正することができるようになっている。
【0161】
換言すれば、各クライアント装置2Bは、基準時間通知装置31から通知される基準時間を、その装置が配置される国の基準時間に対応するように構成されている。
なお、クライアント装置2Bが配置される場所の標準時間と、標準時間生成装置32にて生成される標準時間との時差について、RTC補正用情報記憶部31aにて一括して保持しておくこともでき、このようにすれば、監視部31bからの通知情報が、各クライアント装置2Bの配置場所による時差を考慮したものとなる。
【0162】
上述の構成による、本発明の第4実施形態にかかる情報処理システムの動作について、図21〜29に示すフローチャートを用いて以下に説明する。
すなわち、基準時間通知装置31の監視部31bにおいて、RTC補正用情報記憶部31aにて格納されている内容から各クライアント装置2BのRTC11の状態の監視を行なう前段においては、サーバ装置1に接続されている各クライアント装置2B毎のRTC補正用情報のRTC補正用情報記憶部31aの登録等の初期設定が行なわれる(図21のステップD1)。
【0163】
すなわち、図22に示すように、クライアント装置2Bからサーバ装置1に対する接続要求があったとき、当該クライアント装置2BにおけるRTC11を補正する際に使用すべきRTC補正用情報をRTC補正用情報記憶部31aに記憶していない場合には(ステップD11のNOルート)、当該クライアント装置2Bのパトロールモニタ2B−1から、RTC11の異常発生原因となる問題情報の通知を受ける(ステップD12)。
【0164】
換言すれば、クライアント装置2Bによる西暦・時間補正機能(パトロール機能)を基準時間通知装置31aに登録する際には、OS/モニタ2B−2では、基準時間通知装置31の監視部31bに対して、当該クライアント装置2BにおけるRTC11を補正する際に使用すべきRTC補正用情報をパトロールモニタ2B−1を介して通知する(図27のステップF1,図28のステップF11参照)。
【0165】
このとき、自身のRTC11にて生成されている西暦・日時情報を監視部31bに通知すると、監視部31bでは標準時間生成装置32にて生成される標準時間との差を演算し、この差を上述の日付補正情報31a−4あるいは時間補正情報31a−6として登録することができる。
このようにしてRTC補正用情報記憶部31aに、サーバ装置1に接続されているクライアント装置2BにおけるRTC11に関するRTC補正用情報が登録されると、監視部31bでは、RTC補正用情報記憶部31aに記憶されたRTC補正用情報に基づき各クライアント装置2BのRTC11を監視する(図21のステップD2)。
【0166】
すなわち、図24に示すように、監視部31bが駆動状態となっていれば(ステップD21のNOルート)、監視部31bでは、標準時間生成装置32からの標準時間と、RTC補正用情報記憶部31a記憶されている内容に基づいて、現在問題が起きそうな(RTC11にて生成される西暦・日付情報に異常が発生することが予想される)クライアント装置2Bを選択し、選択されたクライアント装置2Bのパトロールモニタ2B−1に対して、西暦・日付情報を補正するための情報を通知する(ステップD22)。
【0167】
監視部31bからの通知情報(問題情報)を受けたクライアント装置2BのOS/モニタ2B−2では、図27に示すように、パトロールモニタ2B−1を介して入力された通知情報に基づいて(ステップF3)、RTC11を補正する場合には補正を行ない、警告のみを行なう場合には警告表示を行なう(ステップF4)。
【0168】
なお、OS/モニタ2B−2では、監視部31bとパトロールモニタ2B−1との間で行なわれる情報のやり取りに要するオーバヘッド(監視部31bにて通知される時間情報と、監視部31bにて情報が送信されたときからパトロールモニタ2B−1で受信しOS/モニタ2B−2にて補正するに時点での時間情報とのずれ)を演算しておき、その後の監視部31bからの通知情報に基づいてRTC11を補正する際には、このオーバヘッドを考慮して補正する(ステップF5,ステップF6)。
【0169】
また、通知情報を受けたクライアント装置2Bが、標準時間生成装置32にて生成される標準時間と異なる標準時間で時間が経過する場所(国)に配置されている場合には、OS/モニタ2B−2では、基準時間通知装置31からの通知情報(標準時間生成装置32からの標準時間)と、自身の装置が配置される場所の標準時間との時差を考慮して、RTC11にて生成される西暦・日時情報を補正する。
【0170】
これにより、監視部31bにおいて、RTC補正用情報記憶部31aにて格納されている、RTC11にて生成される西暦・日時情報に異常が発生するタイミング情報に基づいて、RTC11にて生成される西暦・日時情報の異常を監視し、OS/モニタ2B−2によりこの異常を補正することができる(ステップF7)。
すなわち、各クライアント装置2Bの使用者は、RTC11による時間の調整を移動する毎に行なう必要もなくなり、また、RTC11による時間の正確さを意識することなくファイルを使用しても、少なくともRTC補正用情報記憶部31aに記憶されている内容に起因したRTC11異常は発生することがないので、西暦および時刻に関する制御の誤りを最小限に抑えている。
【0171】
その後、図23に示すように、サーバ装置1に接続されているクライアント装置2Bから接続解除要求があったとき、当該クライアント装置2BにおけるRTC11を補正する際に使用すべきRTC補正用情報がRTC補正用情報記憶部31aに記憶されている場合には(ステップD13のYESルート)、当該RTC補正用情報を削除する(ステップD14)。
【0172】
換言すれば、サーバ装置1に接続されているクライアント装置2Bから接続解除要求があったとき、OS/モニタ2B−2から監視部31bに対する通知により、RTC補正用情報記憶部31aに記憶された当該クライアント装置2BにおけるRTC補正用情報を開放するとともに、クライアント装置2B内の図示しないメモリに常駐するパトロールモニタ2B−1としての機能を解除する(図27のステップF2,図29のステップF21,F22参照)。
【0173】
このように、本発明の第4実施形態にかかる情報処理システムにおいても、前述の各実施形態におけるものと同様の利点があるほか、基準時間通知装置31により、クライアント装置2BのRTC11にて発生されることが想定される西暦・日時情報に発生する周期的な異常を、当該クライアント装置2Bに対して通知することができるので、いわゆる西暦2000年問題や閏年問題のほか、国州別の夏時間,冬時間補正等についても、装置のハードウェア仕様やソフトウェアのバージョン等を意識することなく対応を図ることができるほか、標準時間の異なる場所間を頻繁に移動しながらクライアント装置2Bを使用する場合においても、当該場所(それぞれの国)における標準時間に併せた時間制御を容易に行なうことができる利点がある。
【0174】
また、クライアント装置2BのRTC11が持つ時間の狂いに対して自動訂正する機構を持つことにより、正確(精密)に時間を意識したシステムを運営することができ、ひいては正確に時間を利用したデータ処理やデータ補償を行なうことに寄与し、且つ時間によるファイル破壊等を防止することもできる。
なお、基準時間通知装置31を、標準時間生成装置32にて生成される時間を一つの統一時間として通知するように設定すれば、クライアント装置2Bを使用している場所における標準時間を意識することがなくなり、他の標準時間が設定された場所に移動する際にも時差を考慮する必要がなくなり、操作者に対する便宜を図ることができる。
【0175】
さらに、上述の基準時間通知装置31をネットワーク上に置くことができるので、ネットワーク下の各クライアント装置2Bに対して、各クライアント装置2Bが配置される場所に応じて、精密に時間を意識してRTC11を遠隔監視するシステムを構築することができる。
(e)第5実施形態の説明
図30は本発明の第5実施形態にかかる情報処理装置をクライアント装置として適用されたクライアントサーバシステムを示すブロック図であり、この図30においても、前述の各実施形態におけるものと同様に、サーバ装置1をそなえるとともにサーバ装置1に収容された複数のクライアント装置2Cをそなえて構成されている。
【0176】
ここで、クライアント装置2Cは、前述の各実施形態におけるものと異なり、各クライアント装置2C内におけるRTC11自身の時間のずれを、クライアント装置2C内において標準時間に基づいて監視するための機構をそなえている。すなわち、第5実施形態にかかるクライアント装置2Cは、前述の第1実施形態におけるものと同様に、ハードウェア的にはCPU3,主記憶装置(図示せず)等をそなえているほか、特に本発明の機能に着目すれば、図30に示すように、CPU3のほか、RTC11および比較・補正回路40をそなえる一方、比較・補正回路40に接続された標準時間生成装置32をそなえて構成されている。
【0177】
なお、上述の標準時間生成装置32および比較・補正回路40は、ハードウェア的には、回路ボードあるいはカード型回路等により構成され、クライアント装置2Cにおける図示しない拡張スロット,カードスロット等に装着されて動作するようになっている。
ここで、RTC11は、最新の西暦・日時情報を内部クロックに基づいて生成する西暦・日時情報生成部として機能するものであり、CPU3は、RTC11にアクセスすることにより現在の西暦・日時情報を取り出して所望の情報処理(例えば前述第1〜第3実施形態に示すようなファイルの書き込み/読み出し処理)を行なう処理部として機能するものである。
【0178】
さらに、標準時間生成装置32は、クライアント装置2Cの外部に接続されて、クライアント装置2Cが配置された場所(国)の標準時間を生成するものであり、比較・補正回路40は、RTC11にて生成される西暦・日時情報を監視するものであり、詳細には図31に示すような構成を有している。
ここで、この図31に示す比較・補正回路40は、比較回路41,自動補正回路42,設定レジスタ43,部分ゲート回路44,45およびレジスタ46をそなえて構成されている。
【0179】
ここで、比較回路41は、RTC11に対するアクセスが発生すると、標準時間生成装置32から取り込まれた標準時間情報と、RTC11にて生成された西暦・日時情報(曜日情報等も含む)とを比較するものである。
また、自動補正回路42は、比較回路41から比較結果として異常を受けた場合に、RTC11からのアクセス結果としての情報を標準時間生成装置32からの標準時間に基づいて補正して出力するとともに、設定レジスタ43からの値に基づいて、後段のゲート回路44,45に対してゲート指示を行なうものである。
【0180】
さらに、設定レジスタ43は、上述の比較回路41および自動補正回路42の状態を設定するためのものであり、この設定レジスタ43にて設定された値に基づいて、比較回路41における比較対象を西暦,日付(曜日)または時間のうちで任意に選択されたものとすることができるようになっている。さらに、後段の部分ゲート回路44,45の状態を自動補正回路42を介して設定することにより、CPU3への出力値(アクセス結果)として、補正された西暦・日時情報かまたは警報情報のいずれかとすることができるようになっている。
【0181】
部分ゲート回路44は、比較回路41とレジスタ46との間の接続状態/断状態を可変し、部分ゲート回路45は、自動補正回路42とレジスタ46との間の接続状態/断状態を可変するもので、これらの部分ゲート回路44,45は、自動補正回路42からのゲート指示を受けて、上述の比較回路41,自動補正回路42に対するレジスタ46の接続状態/断状態を可変するようになっている。
【0182】
例えば部分ゲート回路44が接続状態で部分ゲート回路45が断状態であれば、比較回路41からの比較結果が後段のレジスタ46に出力され、部分ゲート回路44が断状態で部分ゲート回路45が接続状態であれば、自動補正回路42からの補正結果が後段のレジスタ46に出力されるようになっている。
レジスタ46は、部分ゲート回路44または部分ゲート回路45のいずれかを介して西暦・日付情報が設定されるものであり、設定された西暦・日付情報については、CPU3にて直接読み出すことができるようになっている。
【0183】
換言すれば、部分ゲート回路44が接続状態、部分ゲート回路45が断状態であれば、CPU3では、RTC11に対するアクセス結果として、RTC11が正常であればそのままの値をレジスタ46から読み出すことができる一方、RTC11が異常であれば比較回路41にて生成された警報情報をレジスタ46から読み出すことができる。
【0184】
同様に、部分ゲート回路44が断状態、部分ゲート回路45が接続状態であれば、CPU3では、RTC11に対するアクセス結果として、RTC11が正常であればそのままの値をレジスタ46から読み出すことができる一方、RTC11が異常であれば自動補正回路42にて補正された情報をレジスタ46から読み出すことができる。
【0185】
したがって、上述の自動補正回路42,設定レジスタ43,部分ゲート回路44,45およびレジスタ46により、比較回路41による比較の結果に基づいて、CPU3のRTC11に対するアクセス結果を設定してCPU3に通知するゲート回路としての機能を有している。
上述の構成により、本発明の第5実施形態では、クライアント装置2CのCPU3において、RTC11にアクセスに行った(RTC11に対するアクセスが発生した)時点で、比較・補正回路40の比較回路41では、RTC11からの西暦・日時情報を標準時間生成装置32からの標準時間と比較する。
【0186】
比較回路41における比較の結果、RTC11からの西暦・日付情報の異常が発生している場合には、設定レジスタ43の設定に応じて自動補正された西暦・日付情報か、またはRTC11からの西暦・日付情報に異常が発生している旨を示す警告情報のいずれかをアクセス結果としてレジスタ46に設定してCPU3に通知する。
【0187】
このように、本発明の第5実施形態によれば、比較・補正回路40により、簡易なハードウェアの付加により、CPU3によるRTC11アクセスの際に、RTC11を使用しているようにみせながら標準時間に基づく正確な時間に補正された時間情報をアクセス結果として出力することができるので、RTC11にて生成される西暦・日付情報に異常が発生した場合に自動補正を行なうことを通じ、正確に西暦,日付および時間を意識したシステムを運営することができる。特に、正確な時間を利用したデータ処理やデータ補償を行なうことに寄与し、且つ時間によるファイル破壊等を防止することもできる。
【0188】
なお、上述の第5実施形態においては、各クライアント装置2C内におけるRTC11の異常(時間のずれ)を、クライアント装置2C内において監視するための機構を、ハードウェア的な回路(符号32,40参照)により実現しているが、これに限定されず、メモリに常駐されたトラップモニタや前述の第4実施形態の場合と同様のパトロールモニタにより、ソフトウェア的な処理を通じて実現することもできる。
【0189】
この場合においても、上述の第5実施形態の場合と同様、RTC11にて生成される西暦・日付情報に異常が発生した場合に自動補正を行なうことを通じ、正確に西暦,日付および時間を意識したシステムを運営することができる。特に、正確な時間を利用したデータ処理やデータ補償を行なうことに寄与し、且つ時間によるファイル破壊等を防止することもできる。
【0190】
例えば図32に示すクライアント装置2Dのように、通常のデータ処理を行なうためのOS/アプリケーション処理部51とともにトラップモニタ52をそなえ、OS/アプリケーション処理部51がRTC11にアクセスに行った時点で、標準時間生成装置32からの標準時間に基づいてRTC11に正確な時間を設定することもできる。
【0191】
ここで、トラップモニタ52は、図33(a)に示すように、標準時間生成装置32がクライアント装置2Cのカードスロット等に装着されると(ステップG1)、当該標準時間生成装置32内に記憶されたトラップモニタ52を動作させるためのプログラムデータが主記憶部に書き込まれる(モニタ環境設定;ステップG2)。このプログラムデータは、標準時間生成装置32が装着されている間は常駐されて動作するようになっている(ステップG3)。
【0192】
また、トラップモニタ52が主記憶部に常駐されている間は、図33(b)に示すように、OS/アプリケーション処理部51がタイマとしてのRTC11にアクセスに行った時点(ステップH1)、OS/アプリケーション処理部51がトラップされ、割り込みが発生して(ステップH2)、標準時間生成装置32からの標準時間に基づいてRTC11に正確な時間が設定されるようになっている(ステップH3)。
【0193】
なお、このトラップモニタ52は、図33(c)に示すように、上述の標準時間生成装置32をカードスロットから外されると(ステップJ1)、主記憶部から開放されるようになっている(ステップJ2)。
また、このトラップモニタ52は、図示しない入出力装置に対するデータリードコマンドにより所定のレジスタをアクセスした時点でトラップを発生させて、RTC11に正確な時間を設定した後にリードデータを返すように構成することもできる。この場合においては一定間隔でトラップモニタを起動し、トラップモニタがシステムに繋がっているか否かを確認しながら、データリードコマンドによりトラップを発生させるようにしてもよい。
【0194】
また、図34に示すように、上述の第4実施形態にかかるサーバ装置が有している機能をクライアント装置2E側に持たせることで、クライアント装置2E内におけるRTC11の異常(時間のずれ)を、クライアント装置2E内において監視することができる。
すなわち、この図34に示すクライアント装置2Eは、通常のデータ処理を行なうためのOS/アプリケーション処理部51とともにパトロールモニタ53および問題点格納領域54をそなえ、パトロールモニタ53において、問題点格納領域54に格納されている情報に基づいてクライアント装置2EのRTC11にて生成される西暦・日時情報の補正するようになっている。
【0195】
ここで、問題点格納領域54には、クライアント装置2EのRTC11にて生成される西暦・日時情報に異常が発生するタイミング情報およびその異常を補正するための補正量に関する情報を予め格納しておくものであり、例えばこのRTC11にて異常が発生する態様には、上述の第4実施形態の場合と同様、RTC11自身のクロック誤差に起因するものや、2000年問題,閏年問題に起因したもの等がある。
【0196】
これにより、パトロールモニタ53では、問題点格納領域54に格納されている情報に基づいてRTC11を監視し、現在時刻が、西暦・日時情報に異常が発生するタイミング(時点)となった場合に、その異常を補正するための補正量に基づいてRTC11の値を補正することができる。
具体的には、図35に示すように、初期の環境が設定されて動作状態となったパトロールモニタ53では(ステップK1)、問題点格納領域54に格納されている情報を読み込み(ステップK2)、RTC11自身にて生成される時刻情報が異常となることが想定される時点となると、このRTC11異常の態様に応じて問題となる情報を取り出す(ステップK3)。
【0197】
例えば、パトロールモニタ53では、西暦・日付が1999年12月31日から2000年1月1日に変わった場合に、問題点格納領域54に格納されている2000年問題に関する情報を読み込んで、RTC11にて生成される西暦情報の異常を正常に直すことができる(ステップK4)。
さらに、RTC11自身の誤差補償により、時間情報を補正すべき必要が生じた場合に、パトロールモニタ53において問題点格納領域54に格納されている情報を読み込んで、RTC11にて生成される時間情報を補正することもできる(ステップK5)。
【0198】
また、例えば月の変わり目でRTC11の日付情報に異常が発生する場合には、パトロールモニタ53において問題点格納領域54に格納されている情報を読み込んで、異常の発生したRTC11からの日付情報を正常に直すこともできる(ステップK6)。
(f)その他
上述の各実施形態においては、サーバ装置とサーバ装置に収容された複数のクライアント装置とをそなえてなるクライアントサーバシステムにおけるクライアント装置において本発明の機能を適用しているが、これに限定されず、サーバ装置において上述の各実施形態にかかるクライアント装置の機能をそなえてもよく、またクライアントサーバシステムを構成しない単一のコンピュータにも本発明を適用することができる。
【0199】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、ファイルアクセス制御部の読出西暦情報出力部により、該判定部で当該ファイル内の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであると判定された場合に、その旨を示す識別情報と、当該ファイル内の西暦情報からの2桁の情報とを、アプリケーション処理部への読み出し西暦情報として出力するとともに、当該ファイル内の西暦情報が西暦2000年以降を示すものでないと判定された場合には、当該ファイル内の西暦情報における下位2桁の情報をアプリケーション処理部への読み出し西暦情報として出力することができ、かつ、復元処理部により、アプリケーション処理部において読み出されたファイルアクセス制御部からの読み出し西暦情報に、上記識別情報が含まれている場合には、割り込み処理により、上記の読み出し西暦情報における2桁の情報から、4桁の西暦情報を復元することができるので、ファイル内またはファイルに付された西暦情報を4桁で管理するとともにアプリケーション処理の西暦情報を2桁で処理する場合においては、アプリケーション処理部では下位2桁の西暦情報を用いてアプリケーション処理を行ないながら、西暦2000年と1900年とを区別することができ、従来より用いられたアプリケーションソフトウェアにおける下位2桁のデータを変更することなく、2000年を超えてもそのまま使用することができる利点がある。
【0202】
さらに、本発明によれば、基準時間通知装置により、情報処理装置の西暦・日時情報生成部にて生成される西暦・日時情報の監視を行なって、予め発生することが想定される西暦・日時情報の周期的な異常を、当該情報処理装置に通知し補正することができるので、いわゆる西暦2000年問題や閏年問題のほか、国州別の夏時間,冬時間補正等についても、装置のハードウェア仕様やソフトウェアのバージョン等を意識することなく対応を図ることができるほか、標準時間の異なる場所間を頻繁に移動しながら情報処理装置を使用する場合においても、当該場所(それぞれの国)における標準時間に併せた時間制御を容易に行なうことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる情報処理装置としてのクライアント装置を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態にかかる情報処理装置が適用される情報処理システムを示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の第1実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の第1実施形態の第1変形例にかかるクライアント装置を示すブロック図である。
【図6】本発明の第1実施形態の第2変形例における上位2桁の西暦情報および下位2桁の西暦情報が記憶される記憶領域を示す図である。
【図7】本発明の第1実施形態の第2変形例における上位2桁の西暦情報および下位2桁の西暦情報が記憶される記憶領域を示す図である。
【図8】本発明の第1実施形態の第2変形例にかかる情報処理装置としてのクライアント装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明の第1実施形態の第2変形例にかかる情報処理装置としてのクライアント装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】本発明の第2実施形態にかかる情報処理装置を示すブロック図である。
【図11】本発明の第2実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】本発明の第2実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【図13】本発明の第2実施形態の変形例にかかるクライアント装置としての情報処理装置を示すブロック図である。
【図14】本発明の第3実施形態にかかる情報処理装置を示すブロック図である。
【図15】本発明の第3実施形態において4桁の西暦情報が割込発生因子情報を含む2桁の情報に変換された変換例を示す図である。
【図16】本発明の第3実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【図17】本発明の第3実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【図18】本発明の第3実施形態の変形例にかかるクライアント装置としての情報処理装置を示すブロック図である。
【図19】本発明の第4実施形態にかかる情報処理システムとしてのクライアントサーバシステムを示すブロック図である。
【図20】本発明の第4実施形態におけるRTC補正用情報記憶部を示す図である。
【図21】本発明の第4実施形態にかかる情報処理システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図22】本発明の第4実施形態にかかる情報処理システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図23】本発明の第4実施形態にかかる情報処理システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図24】本発明の第4実施形態にかかる情報処理システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図25】本発明の第4実施形態にかかる情報処理システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図26】本発明の第4実施形態にかかる情報処理システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図27】本発明の第4実施形態にかかる情報処理システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図28】本発明の第4実施形態にかかる情報処理システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図29】本発明の第4実施形態にかかる情報処理システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図30】本発明の第5実施形態にかかる情報処理装置をクライアント装置として適用されたクライアントサーバシステムを示すブロック図である。
【図31】本発明の第5実施形態における情報処理装置の要部を示すブロック図である。
【図32】本発明の第5実施形態の変形例にかかる情報処理装置としてのクライアント装置を示すブロック図である。
【図33】(a)〜(c)はいずれも本発明の第5実施形態の変形例にかかる情報処理装置としてのクライアント装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図34】本発明の第5実施形態の変形例にかかる情報処理装置としてのクライアント装置を示すブロック図である。
【図35】本発明の第5実施形態の変形例にかかる情報処理装置としてのクライアント装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 サーバ装置
2,2A〜2E,12,12A,22,22A クライアント装置(情報処理装置)
2B−1 パトロールモニタ
2B−2 OS/モニタ
3 CPU
4 主記憶部
5 入出力装置
6 ディスク装置
7,7A メモリ部
8,8A,18,18A,28,28A ファイルアクセス制御部
8a,8c 判定部
8b,18b 読出西暦情報出力部
8b−1 第1読出処理部
8b−2 第1格納処理部
8d−1 第1書込処理部
8d−2 第3格納処理部
9,9A アプリケーション処理部
10 復元処理部
11 RTC
18b−1 第1変換部
18b−2 第2読出処理部
18b−3 第2格納処理部
18d−1 第3変換部
18d−2 第2書込処理部
18d−3 第4格納処理部
20A,20B 記憶領域
28b−1 第2変換部
28b−2 第3読出処理部
28d−1 第4変換部
28d−2 第3書込処理部
31 基準時間通知装置
31a RTC補正用情報記憶部
31a−1 2000年問題補正情報
31a−2 閏年問題補正情報
31a−3 日付補正要否情報
31a−4 日付補正情報
31a−5 時間補正要否情報
31a−6 時間補正情報
31b 監視部
32 標準時間生成装置
40 比較・補正回路
41 比較回路
42 自動補正回路
43 設定レジスタ
44,45 部分ゲート回路
46 レジスタ
51 OS/アプリケーション処理部
52 トラップモニタ
53 パトロールモニタ
54 問題点格納領域
Claims (12)
- 4桁の西暦情報を含むデータをファイル形式で記憶するメモリ部と、
該メモリ部に記憶された上記データに含まれる上記4桁の西暦情報のうちの下位2桁の西暦情報を用いてアプリケーション処理を行なうアプリケーション処理部と、
該アプリケーション処理部からの依頼を受けて、該メモリ部に対するファイル形式のデータの書き込み/読み出し処理を行なうファイルアクセス制御部とをそなえてなる情報処理装置であって、
該ファイルアクセス制御部が、
該アプリケーション処理部から、該メモリ部に記憶されたファイル内の西暦情報の読み出し依頼を受けた場合、当該ファイル内の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであるか否かを判定する判定部と、
該判定部において、当該ファイル内の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであると判定された場合に、その旨を示す識別情報と、当該ファイル内の西暦情報からの2桁の情報とを、該アプリケーション処理部への読み出し西暦情報として出力するとともに、当該ファイル内の西暦情報が西暦2000年以降を示すものでないと判定された場合には、当該ファイル内の西暦情報における下位2桁の情報を該アプリケーション処理部への読み出し西暦情報として出力する読出西暦情報出力部とをそなえて構成され、
かつ、該アプリケーション処理部において読み出された該ファイルアクセス制御部からの読み出し西暦情報に、上記識別情報が含まれている場合には、割り込み処理により、上記の読み出し西暦情報における2桁の情報から、4桁の西暦情報を復元する復元処理部をそなえて構成されたことを特徴とする、情報処理装置。 - 該読出西暦情報出力部が、該判定部で当該ファイル内の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであると判定された場合において、上記読み出し依頼を受けたファイル内の4桁の西暦情報のうちの下位2桁又は上位2桁の情報に、上記識別情報を付して、上記読み出し西暦情報として出力する第1読出処理部と、
上記読み出し依頼を受けた西暦情報のうちで上記読み出し西暦情報として出力された下位2桁又は上位2桁の情報以外の残りの上位2桁又は下位2桁の情報を、上記読み出し依頼を受けたファイル形式のデータに関連付けして所定の記憶領域に格納しておく第1格納処理部とをそなえて構成され、
該復元処理部が、該アプリケーション処理部において読み出された該ファイルアクセス制御部からの読み出し西暦情報に、上記識別情報が含まれている場合には、割り込み処理により、該読み出し西暦情報を構成する下位2桁又は上位2桁の情報と、該所定の記憶領域に格納された情報とにより、4桁の西暦情報を復元するように構成されたことを特徴とする、請求項1記載の情報処理装置。 - 該読出西暦情報出力部が、該判定部で当該ファイル内の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであると判定された場合において、上記読み出し依頼を受けたファイル内の4桁の西暦情報のうちの上位2桁の西暦情報を上記識別情報を含む情報に変換する第1変換部と、該第1変換部にて変換された情報を上記読み出し西暦情報として該アプリケーション処理部に対して出力する第2読出処理部と、上記読み出し依頼を受けた西暦情報のうちの下位2桁の西暦情報を上記読み出し依頼を受けた西暦情報に関連付けして所定の記憶領域に格納しておく第2格納処理部とをそなえて構成され、
該復元処理部が、該アプリケーション処理部において読み出された該ファイルアクセス制御部からの読み出し西暦情報に、上記識別情報が含まれている場合には、割り込み処理により、該読み出し西暦情報と、該所定の記憶領域に格納された下位2桁の情報とにより、4桁の西暦情報を復元するように構成されたことを特徴とする、請求項1記載の情報処理装置。 - 該読出西暦情報出力部が、該判定部で当該ファイル内の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであると判定された場合において、上記読み出し依頼を受けたファイル内の4桁の西暦情報を上記識別情報を含む2桁の情報に変換する第2変換部と、該第2変換部にて変換された西暦情報を上記読み出し西暦情報として該アプリケーション処理部に対して出力する第3読出処理部とをそなえて構成され、
該復元処理部が、該アプリケーション処理部において読み出された該ファイルアクセス制御部からの読み出し西暦情報に、上記識別情報が含まれている場合には、割り込み処理により、上記の読み出し西暦情報における2桁の情報から、4桁の西暦情報を復元するように構成されたことを特徴とする、請求項1記載の情報処理装置。 - 最新の西暦・日時情報を生成する西暦・日時情報生成部をそなえ、
該ファイルアクセス制御部が、該アプリケーション処理部からの依頼を受けて該メモリ部に対してファイル形式のデータに該西暦・日時情報生成部からの西暦・日時情報に含ませて書き込む一方該メモリ部から西暦・日時情報を含むファイル形式のデータを読み出すように構成され、
かつ、基準時間となる西暦・日時情報を取り込み、上記基準時間に基づいて、該西暦・日時情報生成部にて生成される西暦・日時情報の異常を監視し自動補正する監視補正部をそなえて構成されたことを特徴とする、請求項1記載の情報処理装置。 - 該監視補正部が、各国の基準時間を取り込み、上記各国の基準時間に基づいて該西暦情報生成部にて生成される西暦,日時情報の異常を監視し自動補正するように構成されたことを特徴とする、請求項5記載の情報処理装置。
- 該監視補正部が、ネットワーク上にそなえて構成されたことを特徴とする、請求項5記載の情報処理装置。
- 4桁の西暦情報とともに日時情報により構成された西暦・日時情報を含むデータをファイル形式で記憶するメモリ部と、該メモリ部に記憶されたファイル形式のデータに含まれる上記4桁の西暦情報のうちの下位2桁の西暦情報と前記日時情報とを用いてアプリケーション処理を行なうアプリケーション処理部と、最新の4桁の西暦情報および日時情報からなる西暦・日時情報を生成する西暦・日時情報生成部と、該アプリケーション処理部からの依頼を受けて該メモリ部に対してファイル形式のデータに該西暦・日時情報生成部からの西暦・日時情報に含ませて書き込む一方該メモリ部から西暦・日時情報を含むファイル形式のデータを読み出すファイルアクセス制御部とを有する情報処理装置を複数そなえるとともに、
基準時間となる4桁の西暦情報および日時情報からなる西暦・日時情報を取り込み、上記基準時間としての西暦・日時情報に基づいて、上記の各情報処理装置の西暦・日時情報生成部にて生成される西暦・日時情報の異常を監視し自動補正するための情報を生成して、各情報処理装置に対して通知する基準時間通知装置をそなえてなる情報処理システムであって、
上記の各情報処理装置のファイルアクセス制御部が、
該アプリケーション処理部から、該メモリ部に記憶されたファイル内の西暦・日時情報の読み出し依頼を受けた場合、当該ファイル内の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであるか否かを判定する判定部と、該判定部において、当該ファイル内の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであると判定された場合に、その旨を示す識別情報と、当該ファイル内の西暦情報からの2桁の情報とを、該アプリケーション処理部への読み出し西暦情報として前記日時情報とともに出力するとともに、当該ファイル内の西暦情報が西暦2000年以降を示すものでないと判定された場合には、当該ファイル内の西暦情報における下位2桁の情報を該アプリケーション処理部への読み出し西暦情報として前記日時情報とともに出力する読出西暦情報出力部とをそなえて構成され、
且つ、上記各情報処理装置が、
該アプリケーション処理部において読み出された該ファイルアクセス制御部からの読み出し西暦情報に、上記識別情報が含まれている場合には、割り込み処理により、上記の読み出し西暦情報における2桁の情報から、4桁の西暦情報を復元する復元処理部をそなえて構成されたことを特徴とする、
情報処理システム。 - 該基準時間通知装置から各情報処理装置に対して通知される上記基準時間を、該各情報処理装置が配置される国の標準時に対応するように構成されたことを特徴とする、請求項8記載の情報処理システム。
- 該基準時間通知装置が、上記の各情報処理装置の西暦・日時生成部にて生成される西暦・日時情報に異常が発生するタイミング情報が予め格納された異常発生タイミング記憶部をそなえ、
該異常発生タイミング記憶部にて格納されている上記タイミング情報に基づいて、該西暦・日時情報生成部にて生成される西暦・日時情報の異常を監視し自動補正するように構成されたことを特徴とする、請求項8記載の情報処理システム。 - 4桁の西暦情報を含む情報処理用のデータをファイル形式で記憶するメモリ部と、該メモリ部に記憶された上記データに含まれる上記4桁の西暦情報のうちの下位2桁の西暦情報を用いてアプリケーション処理を行なうアプリケーション処理部と、該アプリケーション処理部からの依頼を受けて、該メモリ部に対するファイル形式のデータの書き込み/読み出し処理を行なうファイルアクセス制御部と、復元処理部とをそなえてなる情報処理装置において、該アプリケーション処理部にて認識される西暦情報および該メモリ部内に記憶される西暦情報の異常を補正すべく、
該ファイルアクセス制御部において、上記アプリケーション処理部から、該メモリ部に記憶されたファイル内の西暦情報の読み出し依頼を受けた場合、当該ファイル内の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであるか否かを判定する判定ステップと、
該判定ステップにおいて、当該ファイル内の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであると判定された場合に、その旨を示す識別情報と、当該ファイル内の西暦情報からの2桁の情報とを、該アプリケーション処理部への読み出し西暦情報として出力するとともに、当該ファイル内の西暦情報が西暦2000年以降を示すものでないと判定された場合には、当該ファイル内の西暦情報における下位2桁の情報を該アプリケーション処理部への読み出し西暦情報として出力する読出西暦情報出力ステップと、
上記アプリケーション処理部において読み出された該ファイルアクセス制御部からの読み出し西暦情報に、上記識別情報が含まれている場合には、割り込み処理により、上記の読み出し西暦情報における2桁の情報から、4桁の西暦情報を復元する復元ステップとをそなえて構成されたことを
特徴とする、情報処理装置の西暦異常補正方法。 - コンピュータに、
アプリケーション処理機能から、メモリに記憶されたファイル内の4桁の西暦情報の読み出し依頼を受けた場合、当該ファイル内の4桁の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであるか否かを判定する判定機能と、
該判定機能において、当該ファイル内の4桁の西暦情報が西暦2000年以降を示すものであると判定された場合に、その旨を示す識別情報としての割込発生因子情報と、当該ファイル内の4桁の西暦情報からの2桁の情報とを、該アプリケーション処理機能への読み出し西暦情報として出力するとともに、当該ファイル内の4桁の西暦情報が西暦2000年以降を示すものでないと判定された場合には、当該ファイル内の4桁の西暦情報における下位2桁の情報を該アプリケーション処理機能への読み出し西暦情報として出力する読出西暦情報出力機能と、
上記アプリケーション処理機能にて上記割込発生因子情報により割り込みが発生すると、上記の読み出し西暦情報における2桁の情報から、4桁の西暦情報を復元する復元機能とを実現させるための西暦異常補正プログラムが記録されたことを
特徴とする、西暦異常補正プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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