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JP3580500B2 - ベッドおよびベッドにおける可動ボード - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ベッドにおいて、ベッドとしての実質的な機能を有するものではない頭側または脚側のボードを、側柵として兼用する構成とした、ベッドおよびベッドにおける可動ボードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、ベッドにおける頭側、および足側のボードは、意匠的な意味合いが強く、搬送時に掴まり所としての他に、ベッドとしての実質的な機能を有するものではなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ベッド側面側に配置される側柵は、柵部がパイプ状の構造体であることから、使用者をして、束縛感を抱かせるものであり、もっとソフトなイメージの構造のものが求められている。
本発明はこのような背景から提案されたものであって、ベッドにおいて、ベッドとしての実質的な機能を有するものではない頭側または脚側のボードを、側柵として兼用する構成とした、ベッドおよびベッドにおける可動ボードを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記した課題を解決するために、本発明では、請求項1において、ベッド長手側端部の角部近傍に移動支持機構を介して、ベッド長手方向端部と、ベッド側面側とに、移動配置可能に保持する構成とした柵兼用の可動ボードを備えるベッドを開示する。
また本発明では、請求項2において、ベッド長手側端部の角部近傍に移動支持機構を介して、ボード本体をベッド長手方向端部と、ベッド側面側とに、移動配置可能に支持する構成としたベッドにおける可動ボードを開示する。
また本発明では、請求項3において、前記移動支持機構は、ベッドのフレームの隅角部に配置した脚パイプに、同軸的に回動自在に嵌入してなる基軸と、この基軸上部に結合し、フレーム越しにフレーム外側に延在させて前記ボード本体を装着してなる回転ステーとを備えたベッドにおける可動ボードを開示する。
また本発明では、請求項4において、前記回転ステーに、ボード本体を、ボード本体長手方向に沿って移動させると共に、ボード本体長手方向両端寄りにおいて固定保持するボード支持位置調節手段を備えたベッドにおける可動ボードを開示する。
また本発明では、請求項5において、前記移動支持機構は、ボード本体をフレームの長手側端部と、ベッド側面側にもたらした際に、固定保持する拘束手段を設けたベッドにおける可動ボードを開示する。
また本発明では、請求項6において、前記拘束手段は、脚パイプに形成した基軸の保持穴において、可動範囲で肉薄状に形成すると共に、前記基軸の下端部側近傍に突部を形成し、前記脚パイプの可動範囲で薄肉状に形成した底部の両端部に、係止溝を有し、この係止溝に、前記基軸の下端部近傍の突部を、基軸を可動範囲で脚パイプの薄肉状に形成した底部上を移動させて選択的に係止させることで、ボード本体をそれぞれフレーム長手方向端部側と、ベッド側面側とに保持するようにしたベッドにおける可動ボードを開示する。
また本発明では、請求項7において、前記ボード支持位置調節手段は、ボード本体を、ストッパを介して、ボード本体下端面に形成した案内溝に沿って移動可能に保持する構成とし、前記ストッパは、ストッパボルトとコイルスプリングとで構成し、このストッパボルトを、コイルスプリングの弾発力により、ボード本体における案内溝の両端に形成した保持溝の一方に係止させる一方、ボード本体を移動させて、他方の保持溝に前記ストッパボルトを係止させる構成としたベッドにおける可動ボードを開示する。
さらに本発明では、請求項8において、前記ボード本体は、パイプ枠に軟質材で構成したカバー部材で覆う構成とし、上部側一部にパイプ枠を露出させて握り部を構成したベッドにおける可動ボードを開示する。
【0005】
請求項1によれば、可動ボードをベッド側面側にもたらして側柵として使用することができるので、通常の側柵などの付属品は不要となる。
【0006】
請求項2によれば、状況に応じて、ボード本体を、移動支持機構によりベッド側面側と、フレームの長手側端部とに移動配置して、使用することができる。
【0007】
請求項3によれば、ベッドの脚パイプに嵌入した基軸を中心として、回転ステーを介して取り付けたボード本体を、回転ステーを回転させて、フレームの長手側端部またはベッド側面側にもたらすことができる。
【0008】
請求項4によれば、ボード本体を、回転ステーを回転させて、フレームの長手側端部またはベッド側面側にもたらす際に、ボード支持位置調節手段を操作して、ボード本体を、ボード本体長手方向に沿って移動させると共に、ボード本体長手方向端部寄りの位置で固定することで、それぞれ適した位置にボード本体をもたらすことができる。
【0009】
請求項5によれば、ボード本体をフレームの長手側端部またはベッド側面側にもたらした際に、拘束手段によりボード本体を動かないように保持することで、使用者は安心してボード本体を掴まり手段として活用することができる。
【0010】
請求項6によれば、ボード本体を持ち上げることで、回転ステーを介して基軸が持ち上げられ、これによって基軸の下端部近傍の突部が、脚パイプの底部の両端部の係止溝のうちの一方の係止溝から離脱して保持状態が解除され、基軸を脚パイプの底部に沿って可動範囲回転させることができ、ボード本体から手を離せば、脚パイプの底部の他方の係止溝に前記基軸の突部を嵌合させて基軸を動かないように保持することができる。
【0011】
請求項7によれば、ストッパボルトを、コイルスプリングの弾発力により、ボード本体における案内溝の両端に形成した保持溝の一方に係止させる一方、ボード本体を移動させて、他方の保持溝に前記ストッパボルトを係止させることで、ボード本体の支持位置を調節することができる。
【0012】
請求項8によれば、使用者はボード本体における握り部を掴まり手段として活用することができる。
【0013】
【発明の実施の態様】
次に、本発明にかかるベッドおよびベッドにおける可動ボードについて、一つの実施の態様を示し、添付の図面に基づいて以下説明する。
図1に示すベッド1には、ベッド1の頭側および足側に可動ボード2,3を設けている。かかる可動ボード2,3は、それぞれボード本体4を移動支持機構5によって、フレーム6長手方向端部側と、ベッド1側面側に回動配置させる構成としている。
【0014】
前記可動ボード2,3のうち、ベッド1の頭側寄りの可動ボード2において、ボード本体4を支持する移動支持機構5は、図2に示すように、ベッド1の頭側寄りのフレーム6隅角部に配設した双方の脚パイプ7,7に、回動自在に嵌入してなる基軸8と、この基軸8上部に回転ステー9を結合すると共に、この回転ステー9に、ボード支持位置調節手段10を介してボード本体4を取り付けている。
すなわち、前記ボード本体4を一対、頭側寄りのフレーム6長手方向端部側に配置させた際は、通常のヘッドボードとして適用させ、ベッド1側面側に配置させた際は、頭側の側柵として適用させている。
【0015】
一方、ベッド1の足側寄りの可動ボード3も、図示は省略するが、ベッド1の足側寄りのフレーム6隅角部に配設した移動支持機構5を介し、足側寄りのフレーム6長手方向端部側と、ベッド1側面側に回動配置させる構成としている。すなわち、前記ボード本体4を、一対、足側寄りのフレーム6長手方向端部側に配置させた際、通常のフットボードとして適用させ、ベッド1側面側に配置させた際は、足側の側柵として適用させている。
【0016】
前記脚パイプ7は、フレーム6の隅角部内側に斜め状に固設している、補強梁11に溶着している(図2、図3参照)。
また、前記基軸8は、脚パイプ7内に脚パイプ7頂部側から装入させて回動自在に保持する構成としている。
また前記基軸8上部側に取り付けた回転ステー9は、脚パイプ7の中心軸、すなわち基軸8の回転中心軸から、フレーム6の隅角部外側までの寸法を越えた長さを有し、回転ステー9先端に直角状下方に折れ曲がる垂下部12と、ボード乗部13とを有している。
【0017】
また、ボード支持位置調節手段10を介して、このボード乗部13に装着される前記ボード本体4には、下端面に、下端面に沿って案内溝14を形成すると共に、案内溝14両端部に保持溝14a,14aを形成し、前記ボード支持位置調節手段10を構成するストッパボルト10aを、コイルスプリング10bの弾発力により、ボード乗部13を介して、一方の保持溝14aに係止させる一方、案内溝14に沿ってボード本体4を移動させて、他方の保持溝14aに係止させる構成としている(図4参照)。
【0018】
なお可動ボード2,3におけるボード本体4は、パイプ枠15に適宜な軟質材(例えばウレタンフォーム入のビニールレザー材等)で構成したカバー部材で覆う構成のもので、上部側一部を露出させて使用者が掴まりやすい握り部としている。
【0019】
そして、前記移動支持機構5である、基軸8、回転ステー9には、ボード本体4を、フレーム6長手方向端部側と、ベッド1側面側に保持する拘束手段16を備えることができる(図5参照)。
かかる拘束手段16では、例えば、図6に示すように、脚パイプ7に対し、基軸8の回転範囲をほぼ90°とするべく構成している。
すなわち、前記脚パイプ7における基軸8の保持穴17において、90°の範囲で肉薄状に形成すると共に、基軸8の下端部側近傍に突部18を形成し、前記脚パイプ7の90°の範囲で薄肉状に形成した底部19の両端部に、底部19に比較して一段と掘り下げた係止溝20,20を有している。かかる係止溝20,20に、前記基軸8の下端部近傍の突部18を、基軸8を90°の範囲で脚パイプ7の薄肉状に形成した底部19上を移動させて選択的に係止させることで、ボード本体4をそれぞれフレーム6長手方向端部側と、ベッド1側面側とに保持するようにしている。
なお、前記フレーム6長手方向端部側と、ベッド1側面側とには、それぞれ可動ボード2,3を支えるための受部21,22を突設している(図2参照)。
【0020】
以上のような可動ボード2,3を有するベッド1において、ベッド使用時には、可動ボード2,3におけるボード本体4をベッド1側面側に回して、転落防止用の側柵として活用することができる。以下、可動ボート2の操作例を挙げて説明し、可動ボード3については、可動ボード2と同操作を行うため、その操作手順の説明は省略する。
【0021】
すなわち、ボード本体4を持ち上げることで、回転ステー9を介して基軸8が持ち上げられ、これによって拘束手段16としての、基軸8の下端部近傍の突部18が、脚パイプ7の底部19の両端部の係止溝20,20のうちの一方の係止溝20から離脱して保持状態が解除され、基軸8を脚パイプ7の底部19に沿って90°回転させることができる(図1参照)。
【0022】
次に、ボード本体4を支えるボード乗部13におけるボード支持位置調節手段10を操作し、ボード本体4の保持溝14aに係止するストッパボルト10aを、コイルスプリング10bの弾発力に介して離脱させて、ボード本体4下端面の案内溝14に沿って前記ストッパボルト10aが移動するように、ボード本体4を移動させる(図4参照)。
すると、前記ボード本体4は、移動先であるベッド側面側の受部22上に先端側がもたらされ、ここでボード支持位置調節手段10から手を離せば、他方の保持溝14aにストッパボルト10aが、コイルスプリング10bの弾発力により係止し、さらにボード本体4から手を離すことで、脚パイプ7の底部19の他方の係止溝20に前記基軸8の突部18を嵌合させて基軸8を動かないように保持することができる。これによって、ボード本体4をベッド側面側に保持することができる。
なお、前記ボード本体4を、フレーム6長手方向端部側に移動させる際の操作も同様にして行うことができる。
【0023】
このように、ボード本体4をフレーム6の長手側端部または、ベッド1側面側にもたらした際に拘束手段16によりボード本体4を動かないように保持することで、使用者は安心してボード本体4における上部側一部の握り部であるパイプ枠14を掴まり手段として活用することができる。
【0024】
【発明の効果】
以上の通り、本発明によれば、ベッド使用時に、ボードをベッド側面側に回して、転落防止用の側柵として活用することができる。そのため、通常の側柵を用意することはなく、備品コストの削減が可能である。
また、ボードをフレームの長手側端部または、ベッド側面側にもたらした際に拘束手段によりボードを動かないように保持することで、使用者は安心してボードを掴まり手段として活用することができる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるベッドの一例を示す外観斜視図である。
【図2】図1に示すベッドにおける要部平面図である。
【図3】図1に示す可動ボードの支持構造の一例を示した、要部斜視説明図である。
【図4】可動ボードの側面図である。
【図5】図3に示す可動ボードにおける拘束手段の一例を示した、一部断面説明図である。
【図6】図5に示す拘束手段の作用を説明するための、省略的な平面図である。
【符号の説明】
1 ベッド
2、3 可動ボード
4 ボード本体
5 移動支持機構
6 フレーム
7 脚パイプ
8 基軸
9 回転ステー
10 ボード支持位置調節手段
10a ストッパボルト
10b コイルスプリング
11 補強梁
12 垂下部
13 ボード乗部
14 案内溝
14a 保持溝
15 パイプ枠
16 拘束手段
17 保持穴
18 突部
19 底部
20 係止溝
21,22 受部

Claims (8)

  1. ベッド長手側端部の角部近傍に移動支持機構を介して、ベッド長手方向端部と、ベッド側面側とに、移動配置可能に保持する構成とした柵兼用の可動ボードを備えることを特徴とするベッド。
  2. ベッド長手側端部の角部近傍に移動支持機構を介して、ボード本体をベッド長手方向端部と、ベッド側面側とに、移動配置可能に支持する構成としたことを特徴とするベッドにおける可動ボード。
  3. 前記移動支持機構は、ベッドのフレームの隅角部に配置した脚パイプに、同軸的に回動自在に嵌入してなる基軸と、この基軸上部に結合し、フレーム越しにフレーム外側に延在させて前記ボード本体を装着してなる回転ステーとを備えたことを特徴とする請求項2記載のベッドにおける可動ボード。
  4. 前記回転ステーに、ボード本体を、ボード本体長手方向に沿って移動させると共に、ボード本体長手方向両端寄りにおいて固定保持するボード支持位置調節手段を備えたことを特徴とする請求項3記載のベッドにおける可動ボード。
  5. 前記移動支持機構は、ボード本体をフレームの長手側端部と、ベッド側面側にもたらした際に、固定保持する拘束手段を設けたことを特徴とする請求項2ないし4記載のベッドにおける可動ボード。
  6. 前記拘束手段は、脚パイプに形成した基軸の保持穴において、可動範囲で肉薄状に形成すると共に、前記基軸の下端部側近傍に突部を形成し、前記脚パイプの可動範囲で薄肉状に形成した底部の両端部に、係止溝を有し、この係止溝に、前記基軸の下端部近傍の突部を、基軸を可動範囲で脚パイプの薄肉状に形成した底部上を移動させて選択的に係止させることで、ボード本体をそれぞれフレーム長手方向端部側と、ベッド側面側とに保持するようにしたことを特徴とする請求項5記載のベッドにおける可動ボード。
  7. 前記ボード支持位置調節手段は、ボード本体を、ストッパを介して、ボード本体下端面に形成した案内溝に沿って移動可能に保持する構成とし、前記ストッパは、ストッパボルトとコイルスプリングとで構成し、このストッパボルトを、コイルスプリングの弾発力により、ボード本体における案内溝の両端に形成した保持溝の一方に係止させる一方、ボード本体を移動させて、他方の保持溝に前記ストッパボルトを係止させる構成としたことを特徴とする請求項4記載のベッドにおける可動ボード。
  8. 前記ボード本体は、パイプ枠に軟質材で構成したカバー部材で覆う構成とし、上部側一部にパイプ枠を露出させて握り部を構成したことを特徴とする請求項2ないし7記載のうち、いずれか1記載のベッドにおける可動ボード。
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