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JP3580977B2 - 硬貨処理機における収納硬貨判別装置 - Google Patents
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JP3580977B2 - 硬貨処理機における収納硬貨判別装置 - Google Patents

硬貨処理機における収納硬貨判別装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各金種硬貨に応じた内径を有する硬貨収納筒から硬貨を繰り出すことが可能な硬貨出金機あるいは硬貨入出金機等の硬貨処理機に用いられ、さらに詳しくは、硬貨収納筒内の状況を判断することが可能な収納硬貨判別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、金種硬貨に応じた内径を有する硬貨収納筒を鉛直状に設置して、その内径に硬貨を収納し、この収納された硬貨を、該硬貨収納筒の最下部近傍に設けられ水平に移動する繰り出し片によって、最下部の硬貨から1枚ずつ繰り出すとともに、この繰り出された硬貨の通過を発光/受光素子よりなる繰り出し確認センサの検出結果から確認し、下方に設置される受け皿に放出するよう構成された硬貨出金機が知られている。
このような金種別の硬貨収納筒を有する硬貨出金機あるいは硬貨入出金機等の硬貨処理機においては、この硬貨収納筒の内径よりも小径の金種硬貨が、その金種に応じた硬貨とともに混入してしまうことがあるが、このように混入した異金種硬貨を選別する装置としては、既に特開平7−296212号公報が開示されている。
【0003】
この硬貨出金機は、前記硬貨収納筒の最下部と前記繰り出し片によって繰り出された硬貨を確認する繰り出し確認センサ(検知センサ)との間に、硬貨収納筒の最下部から繰り出された硬貨の搬送をガイドする選別通路(ガイド部材)を設けるとともに、この選別通路の途中に該硬貨収納筒に応じた金種硬貨のみを通過可能とし、且つこれよりも小径の硬貨のみを落とし込む選別孔を設け、硬貨収納筒から繰り出し片によって繰り出された硬貨が異金種硬貨となる小径硬貨である場合には、該異金種硬貨をこの選別孔から落下させて選別孔の下部に設けられる収納ボックスに収納する、一方、その硬貨収納筒に応じた金種硬貨は、繰り出し片によって選別通路の終端まで押し出されて、下方に設置される受け皿に放出されるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、異金種硬貨を選別可能とするこの構成では、少なくとも硬貨収納筒の最下部と硬貨収納筒から押し出された硬貨の通過を検出する繰り出し確認センサとの間に異金種硬貨の選別を可能とする長さの選別通路を設けなければならず、結果的にこの選別通路の部分が機体の奥行き方向において大きな空間を占有してしまい、機体全体が大型化する結果となってしまうことになる。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、硬貨収納筒に混入する異金種硬貨を機体を大型化させることなく検出することが可能となる硬貨処理機における収納硬貨判別装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の請求項1記載の硬貨処理機における収納硬貨判別装置は、硬貨収納筒から繰り出される硬貨を検出可能な位置に設けられ、検出対象物の磁気的性質を検出する磁気検出手段と、磁気検出手段が各金種硬貨を検出した時の検出デ−タを金種別の基準硬貨デ−タとして記憶する検出デ−タ記憶手段と、磁気検出手段が繰り出される硬貨を検出した時の検出デ−タと前記検出デ−タ記憶手段が記憶する硬貨収納筒に応じた金種の基準硬貨デ−タとを比較して、該検出デ−タが硬貨収納筒に応じた金種の基準硬貨デ−タに一致しなければ、該硬貨を異金種硬貨と判断する制御手段とを有するものであり、これによって、異金種硬貨を検出するための構成を最低限に抑えながら、確実に硬貨収納筒内に混入する異金種硬貨を検出することが可能となる。
しかも、本発明の請求項1記載の硬貨処理機における収納硬貨判別装置は、磁気検出手段を繰り出される硬貨が硬貨収納筒内に位置する時にこれを検出可能な位置に設けるとともに、検出デ−タを硬貨の繰り出し動作が行なわれていない時に求めて異金種硬貨か否かを判断しており、これによって異金種硬貨であると判断した場合にこの繰り出しを停止させることが可能となる。
本発明の請求項2記載の硬貨処理機における収納硬貨判別装置は、検出対象物が無い時の磁気検出手段からの検出結果を検出対象物無しデ−タとして検出デ−タ記憶手段に記憶し、求められた検出デ−タと検出対象物無しデ−タとを比較することによって検出対象物の有無を判断することができ、これによって、硬貨収納筒内の有無を判断することが可能となる
本発明の請求項3記載の硬貨処理機における収納硬貨判別装置は、硬貨収納筒から繰り出される硬貨を検出可能な位置に設けられ、検出対象物の磁気的性質を検出する磁気検出手段と、磁気検出手段が各金種硬貨を検出した時の検出デ−タを金種別の基準硬貨デ−タとして記憶する検出デ−タ記憶手段と、磁気検出手段が繰り出される硬貨を検出した時の検出デ−タと前記検出デ−タ記憶手段が記憶する硬貨収納筒に応じた金種の基準硬貨デ−タとを比較して、該検出デ−タが硬貨収納筒に応じた金種の基準硬貨デ−タに一致しなければ、該硬貨を異金種硬貨と判断する制御手段とを有するものであり、これによって、異金種硬貨を検出するための構成を最低限に抑えながら、確実に硬貨収納筒内に混入する異金種硬貨を検出することが可能となる。
しかも、本発明の請求項3記載の硬貨処理機における収納硬貨判別装置は、磁気検出手段を硬貨収納筒から繰り出される硬貨の通過を検出可能な位置に設け、該繰り出された硬貨の検出デ−タと各金種の基準硬貨デ−タとを比較することによって、異金種硬貨か否かを判断することができるとともに繰り出された硬貨の有無を確認でき、これにより、繰り出し動作において硬貨収納筒から硬貨が繰り出されたか否かを確実に確認することが可能となる
本発明の請求項4記載の硬貨処理機における収納硬貨判別装置は、磁気検出手段を、繰り出される硬貨が硬貨収納筒内にあるときに、少なくとも該硬貨の有無を検出可能な位置に設けるとともに、検出対象物が無い時の磁気検出手段からの検出結果を検出対象物無しデ−タとして検出デ−タ記憶手段に記憶し、さらに硬貨の繰り出し動作が行なわれていない時の任意の磁気検出手段からの検出結果を硬貨有無検出デ−タとして求め、この硬貨有無検出デ−タと前記検出対象物無しデ−タを比較することによって硬貨の有無を確認でき、これによって、硬貨収納筒内の硬貨の有無を確認することが可能となる
本発明の請求項5記載の硬貨処理機における収納硬貨判別装置は、硬貨収納筒から繰り出される硬貨を検出可能な位置に設けられ、検出対象物の磁気的性質を検出する磁気検出手段と、磁気検出手段が各金種硬貨を検出した時の検出デ−タを金種別の基準硬貨デ−タとして記憶する検出デ−タ記憶手段と、磁気検出手段が繰り出される硬貨を検出した時の検出デ−タと前記検出デ−タ記憶手段が記憶する硬貨収納筒に応じた金種の基準硬貨デ−タとを比較して、該検出デ−タが硬貨収納筒に応じた金種の基準硬貨デ−タに一致しなければ、該硬貨を異金種硬貨と判断する制御手段とを有するものであり、これによって、異 金種硬貨を検出するための構成を最低限に抑えながら、確実に硬貨収納筒内に混入する異金種硬貨を検出することが可能となる。
しかも、本発明の請求項5記載の硬貨処理機における収納硬貨判別装置は、磁性体から成る繰り出し片を用いるとともに、この繰り出し片が検出可能となる位置に磁気判別手段を設け、さらに、検出デ−タ記憶手段に磁気判別手段が繰り出し片を検出した時の基準繰り出し片デ−タを記憶し、繰り出し動作中に検出した繰り出し片デ−タと基準繰り出し片デ−タとを比較することによって繰り出し片の有無を確認でき、これにより、硬貨の繰り出し動作が行なわれたか否かを確認することが可能となる。
本発明の請求項6記載の硬貨処理機における収納硬貨判別装置は、磁性体から成る繰り出し片を用いるとともに、この繰り出し片が検出可能となる位置に磁気判別手段を設け、さらに、検出デ−タ記憶手段に磁気判別手段が繰り出し片を検出した時の基準繰り出し片デ−タを記憶し、繰り出し動作中に検出した繰り出し片デ−タと基準繰り出し片デ−タとを比較することによって繰り出し片の有無を確認でき、これにより、硬貨の繰り出し動作が行なわれたか否かを確認することが可能となる。
本発明の請求項7記載の硬貨処理機における収納硬貨判別装置は、求めた検出デ−タと、検出デ−タ記憶手段に記載される金種別の基準硬貨デ−タ、検出対象物無しデ−タ、基準繰り出し片デ−タとを比較し、該検出デ−タがいずれにも一致しなければ、各金種硬貨、検出対象物無し、繰り出し片でもない、異物と判断することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の硬貨処理機における収納硬貨判別装置の第1の実施の形態について図1乃至図3を参照して説明する。
図1は、本発明の一例である硬貨処理機の特定の1金種における硬貨繰り出し装置Aに関する概略構成を示すものであり、硬貨処理機では取り扱う金種の数に応じてこの硬貨繰り出し装置Aを有する。
したがって、以下では、この1金種における硬貨繰り出し装置Aの構成を中心に説明する。
この硬貨繰り出し装置Aは、金種硬貨に応じた内径を有し、収納する硬貨1を鉛直方向に集積する硬貨収納筒2と、該硬貨収納筒2内に収納される硬貨1を1枚ずつ繰り出すための図示しない繰り出し機構とから構成されるものである。
前記硬貨収納筒2は、その下部に後述する繰り出し片3が硬貨収納筒2内に挿入可能となる繰り出し片用孔4と、これと同じ高さ位置である反対側に形成され繰り出される硬貨1枚が通過可能となる繰り出し用孔5と、硬貨収納筒2の底部に形成され、後述する検出コイル7が挿入可能な大きさを有する検出コイル用孔8とが形成されている。
この硬貨収納筒2の近傍には、前記繰り出し用孔4と同じ高さ位置に設けられ該硬貨収納筒2の繰り出し片用孔4に挿入されて硬貨収納筒2内に収納される最下部の硬貨1を前記繰り出し用孔5から1枚ずつ硬貨収納筒2外に繰り出すための繰り出し片3が設けられており、この繰り出し片3は、前記図示しない繰り出し機構の一部を構成するものである。
なお、図1の実線で示す位置が、繰り出し片3の繰り出し動作開始/終了位置となる。
また、前記硬貨収納筒2の繰り出し用孔5側には、前記繰り出し片3によって硬貨収納筒2外に繰り出された硬貨1の通過を検出可能な発光/受光素子より成る繰り出し確認センサ6が設けられている。
さらに、機体Bに硬貨収納筒2がセットされたときの検出コイル用孔8位置には該硬貨収納筒2内底部と同一面と成るよう形成されるとともに、硬貨収納筒2内底部における状況を検出するための検出コイル7が検出コイル用孔8を介して設けられている。
【0007】
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る硬貨処理機において、特に1金種における収納硬貨判別装置の構成を示すブロック図である。
前記検出コイル7は、硬貨収納筒2内底面に対し並列して設けられる発振コイル9及び受振コイル10とから構成されており、この発振コイル9は、発振器11から交流電流が供給されることによって磁場を発生させるとともに、これを受振コイル10が受けると受振機12から誘導電圧eが発生するようになっており、この誘導電圧eは、増幅器13によって増幅され、直流変換器14において整流平滑されて電圧Vnが出力され、さらにA/Dコンバータ15によってデジタル信号(検出データDn)に変換されてCPU16に供給されるようになっている。
CPU16は、このような検出データDnあるいは前記繰り出し確認センサ6からの信号を受け、必要な情報をRAM17に記録するとともに、ROM18に記憶される制御プログラムに基づいて硬貨の繰り出し等の処理を行なう。
なお、上述したように、図示は省略するが硬貨処理機においては、取り扱う金種に応じて前記検出コイル7、発振器11,受振機12、増幅器13、直流変換器14、A/Dコンバータ15、繰り出し確認センサ6が設けられているものであり、CPU16は予めその硬貨収納筒2に対応した金種に応じてこれら信号を受けるものである。
また、図示しない操作部あるいは上位機からの出金指令及び出金金額等の信号はI/Oインターフェース19を介してCPU16へ供給されるようになっている。
さらに、前記ROM18には、前記検出コイル7上に各金種硬貨がある時の電圧VnをA/Dコンバータ15でA/D変換した任意の検出データDnに許容範囲±△を設けた基準硬貨データDaと、検出コイル7上に検出対象物がない、つまり硬貨収納筒2内に硬貨1がない場合の電圧VnをA/D変換した任意の検出データDnに許容範囲±△を設けた検出対象物無しデータDbと、検出コイル7上に前記繰り出し片3がある時の電圧VnをA/D変換した任意の検出データDnに許容範囲±△を設けた基準繰り出し片データDcとが予め記憶されており、CPU16は、必要に応じて抽出した検出データDnと基準硬貨データDa、検出対象物無しデータDb、基準繰り出し片データDcとを比較して適正な判断を下すようになっている。
なお、前記検出データDnは、検出コイル7上を検出対象物が完全に覆った時を前提とするものである。
【0008】
次に、上記構成における本実施の形態の作用について説明する。
まず、図示しない上位機あるいは操作部から、出金指令及び金額データを受けると、この金額データに基づき金種別の繰り出し枚数が算出され、その金種において繰り出し枚数がある場合には、その金種に応じた硬貨繰り出し装置Aの図示しない繰り出し機構が駆動されて、繰り出し片3による硬貨収納筒2内最下部の硬貨1枚の繰り出し動作が行なわれるとともに、繰り出し確認センサ6がこの繰り出された硬貨1を確認すると、その金種における繰り出し枚数を1枚減算し、その金種における繰り出し枚数が無くなるまで、この硬貨1枚の繰り出し動作が繰り返し行なわれるものである。
そして、CPU16は、供給される検出データDnから各金種における硬貨1枚の繰り出し動作を開始する前の任意のデータ(検出データD1)を抽出し、この検出データD1と前記ROM18に記憶される金種別基準硬貨データDa及び検出対象物無しデータDbとを比較することによって、硬貨収納筒2内の状態を判断し、その判断した結果に基づき必要な制御を行なうものである。
以下、特定の金種における硬貨の繰り出し動作と、CPU16に供給される検出データDnの推移を図3、図4に基づき具体的に説明する。
図3は、硬貨の繰り出し動作において、繰り出される硬貨及び次に繰り出される予定の硬貨のいずれも硬貨収納筒2に応じた適正な硬貨である場合を前提とした時の、検出データDnがA/D変換される前の電圧Vnの推移をグラフに表したものであり、その縦軸が電圧V、横軸が時間Tとなる。
まず、上述するように繰り出す硬貨がその金種に応じた適正な硬貨であることを前提として繰り出し動作が開始T1されると、繰り出し片3は図1に示す硬貨収納筒2外の位置から、硬貨収納筒2内に進入し硬貨収納筒2内の最下部の硬貨1を押し出す。
【0009】
この繰り出し片3が硬貨収納筒2内に進入して硬貨1を押し出すことにより、この押し出された硬貨1に代わって繰り出し片3が該検出コイル7上に移動してくると、直流変換器14から出力される電圧Vnに変化が生じる。
このように電圧Vnが変化するのは、検出コイル7上を覆う検出対象物が次第に変わることによって起こるものであり、その異なる検出対象物における電圧Vnの違いをグラフに表したのが図4となる。
この図4のグラフに示すように、硬貨の繰り出し動作において検出コイル7上を覆う、つまり検出対象物となりえるのは、検出コイル7上に各金種硬貨がある場合繰り出し片3がある場合、さらには検出コイル7上に検出対象物が無い場合などがあり、このような場合における電圧Vnレベルは、高い順から繰り出し片、検出対象物なし、各金種硬貨の順となる。
これは、硬貨のように強い磁性を有しない材質から成る検出対象物が検出コイル7上にある場合に、発振コイル9から発生する磁場をこの検出対象物が遮る状態となり、検出コイル7上に検出対象物が何も無い場合よりも、直流変換器14から出力される電圧Vnのレベルが低くなるものである。
【0010】
これに対し、繰り出し片3の素材は強磁性体である鉄から成り、この繰り出し片3が検出コイル7上にある場合には、受振コイル10が検出コイル7上に検出対象物がなにも無い場合よりもさらに磁場を受け易く、したがって直流変換器14から出力される電圧Vnのレベルもこの時が最も高くなる。
なお、各金種硬貨においてもその材質、外径の違いから電圧Vnに違いが出ることになり、当然、前記ROM18に記憶される金種別基準硬貨データDaもその金種によって異なることになる。
以上の理由によって、硬貨1の検出コイル7の上からの移動に代わって繰り出し片3が該検出コイル7上へ移動してくるとその電圧Vnは上昇し、検出コイル7上を前記繰り出し片3が完全に覆う時が、硬貨1枚の繰り出し動作中における電圧Vnの最高値Vmaxとなる。
このことからCPU16は、硬貨1枚の繰り出し動作(T1〜T2)において供給される検出データDnをRAM17に記憶するとともに、この記憶された検出データDnの最高値を求め、この検出データDnの最高値がROM18に記憶される基準繰り出し片データDcの領域内にあれば、繰り出し片3が検出コイル7上に架かる位置まで移動したことが確認でき、これによって硬貨の繰り出し動作が確実に行なわれたと判断することができる。
さらに、繰り出し片3の先端が図1の一点鎖線に示す硬貨収納筒2を貫通する位置に達した後、再び硬貨の繰り出し開始/終了位置方向に移動して、繰り出し片3が検出コイル7上から待避すると電圧Vnは低下し、この硬貨収納筒2内に次に繰り出す予定の硬貨1がある場合には、繰り出し片3の先端が硬貨収納筒2から抜き取られ硬貨の繰り出し開始/終了位置に達すると、次に繰り出す予定の硬貨が検出コイル7上に落ち込み、検出コイル7上を覆うため検出対象物が無い時よりもさらに電圧Vnが低下することになる。
したがって、硬貨1の繰り出し動作終了時T2以降の任意の検出データDnを抽出すれば、次に繰り出される予定の硬貨、つまりは繰り出す硬貨を検出した時の検出データDnの最も低い値となる検出データDnの最低値(図3に示す電圧Vmin)を抽出することができる。
【0011】
これによりCPU16は、抽出した検出データDnの最低値とROM18に記憶される金種別の硬貨基準データDa、検出対象物無しデータDb、基準繰り出し片データDcとを比較し、該検出データDnの最低値が、その硬貨収納筒2に応じた金種の基準硬貨データDaの範囲内にあれば、CPU16は硬貨収納筒2内の次に繰り出す予定の硬貨1は適正硬貨であると判断し、その金種における繰り出し枚数が残っている場合には、次の繰り出しの動作を開始させる。
さらに、前記検出データDnの最低値が、ROM18に記憶される硬貨収納筒2に応じた金種以外の基準硬貨データDaの範囲内にあれば、CPU16は、次に繰り出される予定の硬貨1は異金種硬貨であると判断し、その金種における繰り出し枚数が残っている場合であっても、その繰り出し動作を中断してこの異金種硬貨を繰り出さないようにし、既に繰り出された適正な硬貨にその検出した異金種硬貨が混入しないようにするとともに警報信号を出力して、図示しない上位機あるいは表示部に異金種硬貨が混入していることを表示させたり警報を発生させる。
また、前記検出データDnの最低値がROM18に記載される検出対象物無しデータDbの範囲内にあれば、CPU16は硬貨収納筒2内に硬貨1が無いと判断し、警報信号を出力して、図示しない上位機あるいは表示部にその金種の硬貨収納筒2に硬貨1が無い旨を表示させたり警報を発生させる。
また、前記検出データDnの最低値が、ROM18に記憶される基準繰り出し片データDcの範囲内にあれば、繰り出し動作が終了したにもかかわらず、繰り出し片3が検出コイル7上にあることになるため、警報信号を出力し図示しない上位機あるいは、表示部に繰り出し動作不良が発生したことを表示させたり警報を発生させる。
さらに、前記検出データDnの最低値が、ROM18に記憶される金種別の硬貨基準データDa、検出対象物無しデータDb、基準繰り出し片データDcのいずれの範囲にも無ければ、これら検出対象物である各金種硬貨、検出対象物なし、繰り出し片3のいずれでもない異物が硬貨収納筒2内に混入したものと判断して、警報信号を出力し、図示しない上位機あるいは表示部に異物が混入した旨を表示させたり警報を発生させる。
【0012】
次に、本発明に係る収納硬貨判別装置の第2の実施の形態について以下に説明する。
なお、第1の実施の形態と同様の構成となる部分については、同様の符号を付しその説明を省略する。
図5は第2の実施の形態に係る硬貨繰り出し装置Aの概略構成を示す図であり、この第2の実施の形態においては、前記第1の実施の形態における繰り出し確認センサ6を設けず、また、検出コイル7の検出位置を、硬貨収納筒2から繰り出される硬貨1の通過を検出可能な位置で、かつ繰り出し片3が繰り出す硬貨1を最も押し出した時に該繰り出し片3を検出可能となる位置に設けた構成を成す。
以下に、上記構成における本件発明に基づく実施の形態の作用について説明する。
図6は、このような構成における硬貨1枚の繰り出し時の電圧Vnの推移をグラフにしたものであり、その縦軸が電圧レベルV、横軸が時間Tとなる。
この図6に示すように、硬貨1の繰り出し開始時T1における硬貨収納筒2内の最下部の硬貨1は検出コイル7上に無いため、その時点における電圧Vnは第1の実施の形態の図4に示す検出対象物無しのときのレベルにある。
しかしながら、繰り出し片3によってこの最下部の硬貨1が硬貨収納筒2外に押し出されるにつれ、該硬貨1が徐々に検出コイル7上を覆うとともにその電圧Vnに変化が生じる。
即ち、上述するように検出コイル7上を繰り出し片3によって押し出された硬貨1が通過すると、その硬貨1による磁場の遮断量に応じてその直流変換器14から出力される電圧Vnは低下し、該検出コイル7上を完全に覆うとその電圧Vnは硬貨1枚の繰り出し動作において最も低いレベルとなるVminまで達する。
さらに、硬貨1が検出コイル7上を通過するに従い再び徐々に電圧vnが上昇するとともに、該硬貨1を押し出す繰り出し片3が検出コイル7上に架かると、電圧Vnは硬貨1が無い時のレベルを越えてさらに上昇し続け、図5の一点鎖線に示すように該繰り出し片3が検出コイル7上を完全に覆うと、その電圧Vnは、硬貨1枚の繰り出し動作における電圧Vnの最も高い値となるVmaxに達し、この繰り出し片3が再び繰り出し動作開始/終了位置方向に戻ると、その電圧Vnは徐々に低下して、硬貨1枚の繰り出しが終了した時点T2における電圧Vnは、検出コイル7上に検出対象物が無い時のレベルとなる。
このことから、CPU16は、硬貨1枚の繰り出し動作(図6に示すT1〜T2)において供給された検出データDnをRAMに記憶するとともに、この記憶した検出データDnの最低値および最高値を検出し、該検出データDnの最低値とROM18に記憶される基準硬貨データDa及び検出対象物無しDb、基準繰り出し片データDcとを比較して、該検出データDnの最低値が、その硬貨収納筒2に応じた金種の基準硬貨データDaの範囲内にあれば、その繰り出された硬貨1が適正な硬貨であると判断する一方で、該硬貨1が繰り出されたことを確認することも可能となる。
【0013】
つまり、第2の実施の形態では、硬貨収納筒2から繰り出された硬貨1の通過を検出可能な位置に検出コイル7を設けているため、繰り出された硬貨1の判別を可能とするとともに硬貨1が繰り出されたことを確認でき、これによって前記第1の実施の形態のように、硬貨1の繰り出しを確認するための繰り出し確認センサ6を設ける必要がなくなることになる。
さらに、前記検出データDnの最低値が、ROM18に記憶される硬貨収納筒2に応じた金種以外の基準硬貨データDaの範囲内にある場合には、繰り出された硬貨1が異金種硬貨であると判断して警報信号を出力し、図示しない上位機あるいは表示部に異金種硬貨を検出した旨を表示させたり警報を発生させる。
また、前記検出データDnの最低値が、ROM18に記憶される検出対象物無しデータDbの範囲内にある場合には、硬貨収納筒2から硬貨1が繰り出されなかったと判断して警報信号を出力し、図示しない上位機あるいは表示部に繰り出し不良があった旨を表示させたり警報を発生させる。
なお、この場合には、硬貨収納筒2内に繰り出す硬貨1がなくなったか、あるいは硬貨収納筒2内に硬貨1があるにもかかわらず、実際には繰り出されなかったことの場合が考えられ、これらの状態を確実に区別して判断できるようにするため、後述する第3の実施の形態を採ることも可能である。
一方、前記検出データDnの最低値が、ROM18に記憶される基準繰り出し片データDcの範囲内にある場合には、繰り出し動作が終了したにもかかわらず、繰り出し片3が検出コイル7上にあることになるため、警報信号を出力し、図示しない上位機あるいは表示部に繰り出し動作不良が発生したことを表示させたり警報を発生させることも出来る。
さらに、前記検出データDnの最低値が、ROM18に記憶される金種別の硬貨基準データDa、検出対象物無しデータDb、基準繰り出し片データDcのいずれの範囲にも無ければ、異物が繰り出されたものと判断して警報信号を出力し、図示しない上位機あるいは表示部に異物が混入した旨を表示させたり警報を発生させる。
また、CPU16は、検出データDnの最高値とROM18に記憶される基準繰り出し片データDcとを比較して、該検出データDnの最高値が基準繰り出し片データDcの範囲内にあれば、その硬貨1の繰り出し動作が行なわれたものと判断する。
【0014】
次に、本発明に係る収納硬貨判別装置の第3の実施の形態について以下に説明する。
図示は省略するが、第3の実施の形態では、検出コイル3を、前記第2の実施の形態のように硬貨収納筒2から繰り出される硬貨1の通過を検出可能、かつ、硬貨収納筒2内に硬貨1が存在する時、少なくともその最下部の硬貨1の一部を検出可能となる位置に設けるものである。
つまり、前記第1の実施の形態で示す位置(図1参照)と、第2実施の形態で示す位置(図5参照)とのほぼ中間位置に検出コイル7を設け、硬貨収納筒2内に硬貨1が存在する時には、検出データDnは、金種別の基準硬貨データDaと検出対象物無しデータDbの中間レベルを示すようにする。
これにより、硬貨1の繰り出し動作(T1〜T2)の行なわれていない時の任意の検出データDnが硬貨無しデータDbの範囲内にあるか否かで、硬貨収納筒2内の硬貨1の有無を確認することができる。
なお、この他に、硬貨1の繰り出し動作開始時T1以前の任意の検出データDnと硬貨1の繰り出し動作終了時T2以降の任意の検出データDnを比較して硬貨収納筒2内の硬貨1の有無を確認することも可能である。
また、第3の実施の形態における、この他の硬貨の判別に関しては、前記第2の実施の形態と同様であるため、その説明は省略する。
【0015】
以上、これまでに述べた前記第1〜第3の実施の形態における異金種硬貨の判別は、検出データDnの最小値と各金種の基準硬貨データDa、検出対象物無しデータDb、基準繰り出し片データDcとを比較し、該検出データDnの最小値がどのデータの範囲内にあるかで判定をしたが、比較対象となるデータを限定しても良い。
つまり、硬貨収納筒2に混入可能な異金種硬貨は、その硬貨収納筒2に応じた金種硬貨よりも小径の金種硬貨のみであるため、比較対象となる基準硬貨データDaもこれら混入可能な金種に応じた基準硬貨データDaだけに限定しても良い。
さらに、比較対象となるデータをその硬貨収納筒2に応じた金種の基準硬貨データDaだけに限定して判断しても、少なくともその検出した硬貨1が適正硬貨であるか否かを判断することは可能である。(したがって、不適性硬貨と判断した場合には、異金種硬貨と判断するようにしても良い。)
また、請求項における「検出データ」は第1〜第3の実施の形態における「検出データDnの最低値」を示すものであり、「硬貨有無検出データ」は第3の実施の形態における「硬貨の繰り出し動作が行なわれていない時の任意の検出データDn」を示し、「繰り出し片データ」は第1〜第3の実施の形態における「繰り出し動作中における検出データDnの最大値」を示し、「磁気検出手段」は第1〜第3の実施の形態における「検出コイル7」、「発振器11」、「受信器12」、「増幅器13」、「直流変換器14」、「A/Dコンバータ15」を示し、「検出データ記憶手段」は「ROM18」、「制御手段」は「CPU16」、「RAM17」を以って示している。
さらに、前記第1〜第3の実施の形態における判別においては、電圧VnをA/D変換したデータ(検出データDn)を比較対象としたが、当然このA/D変換する前の電圧Vnを比較対象としてもよく、したがって請求項で述べた各データはA/D変換する前の電圧の意味を含むものである。
【0016】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の請求項1記載の硬貨処理機における収納硬貨判別装置によれば、磁気検出手段を硬貨収納筒から繰り出される硬貨を検出可能とする位置に設け、この磁気検出手段によって検出された検出デ−タの最低値が硬貨収納筒に応じた金種以外の基準硬貨デ−タの範囲内にある時に異金種硬貨と判断するように構成しているため、異金種硬貨の検出を可能とするための機構等の空間を大きく必要とせず、よって機体のコンパクト化を図ることができる。
さらに、本発明の請求項1記載の硬貨処理機における収納硬貨判別装置によれば、磁気検出手段を繰り出される硬貨が硬貨収納筒内に位置する時にこれを検出可能な位置に設けることによって、硬貨収納筒から硬貨を繰り出す前に異金種硬貨か否かを判断することができるとともに、異金種硬貨を検出した場合にこの繰り出しを停止させることが可能となり、既に繰り出された適正硬貨の中に異金種硬貨が混入してしまうことを防止することができる。
本発明の請求項2記載の硬貨処理機における収納硬貨判別装置によれば、検出対象物が無い時の磁気検出手段からの検出結果を検出対象物無しデ−タとして検出デ−タ記憶手段に記憶し、求められた検出デ−タと検出対象物無しデ−タとを比較して検出対象物の有無を判断することによって、異金種硬貨を検出可能とする他に機体を大型化することなく硬貨収納筒内の有無をも検出することができる。
本発明の請求項3記載の硬貨処理機における収納硬貨判別装置によれば、磁気検出手段を硬貨収納筒から繰り出される硬貨を検出可能とする位置に設け、この磁気検出手段によって検出された検出デ−タの最低値が硬貨収納筒に応じた金種以外の基準硬貨デ−タの範囲内にある時に異金種硬貨と判断するように構成しているため、異金種硬貨の検出を可能とするための機構等の空間を大きく必要とせず、よって機体のコンパクト化を図ることができる。
さらに、本発明の請求項3記載の硬貨処理機における収納硬貨判別装置によれば、磁気検出手段を硬貨収納筒から繰り出される硬貨の通過を検出可能な位置に設けることによって、異金種硬貨を検出可能とする他に硬貨収納筒から繰り出された硬貨を確認することができ、部品点数を削減することができる。
本発明の請求項4記載の硬貨処理機における収納硬貨判別装置によれば、磁気検出手段を、繰り出される硬貨が硬貨収納筒内にあるときに、少なくとも該硬貨の有無を検出可能な位置に設けることによって、異金種硬貨及び繰り出される硬貨の通過を確認できるだけでなく、機体を大型化することなく硬貨収納筒内の硬貨の有無をも確認することができる。
本発明の請求項5記載の硬貨処理機における収納硬貨判別装置によれば、磁気検出手段を硬貨収納筒から繰り出される硬貨を検出可能とする位置に設け、この磁気検出手段によって検出された検出デ−タの最低値が硬貨収納筒に応じた金種以外の基準硬貨デ−タの範囲内にある時に異金種硬貨と判断するように構成しているため、異金種硬貨の検出を可能とするための機構等の空間を大きく必要とせず、よって機体のコンパクト化を図ることができる。
さらに、本発明の請求項5記載の硬貨処理機における収納硬貨判別装置によれば、磁性体から成る繰り出し片を用いるとともに、この繰り出し片が検出可能となる位置に磁気判別手段を設けて繰り出し片の有無を確認することによって、機体を大型化させることなく硬貨の繰り出し動作が行なわれたか否かを確認することができる。
本発明の請求項6記載の硬貨処理機における収納硬貨判別装置によれば、磁性体から成る繰り出し片を用いるとともに、この繰り出し片が検出可能となる位置に磁気判別手段を設けて繰り出し片の有無を確認することによって、機体を大型化させることなく硬貨の繰り出し動作が行なわれたか否かを確認することができる。
発明の請求項7記載の硬貨処理機における収納硬貨判別装置によれば、求めた検出デ−タと、金種別の基準硬貨デ−タ、検出対象物無しデ−タ、基準繰り出し片デ−タとを比較させることによって異物を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施形態である時定の1金種における硬貨繰り出し装置の概略構成を示す図
【図2】図2は収納硬貨判別装置の構成を示すブロック図
【図3】図3は硬貨の繰り出し動作における電圧変化図
【図4】図4は検出対象物に応じて起る電圧の違いを示す
【図5】図5は本発明の別の実施形態である硬貨繰り出し装置の概略構成図
【図6】図6は本発明の別の実施形態にかかる硬貨の繰り出し動作時における電圧変化図
【符号の説明】
A 本発明の硬貨繰り出し装置
B 機体
1 硬貨
2 硬貨収納筒
3 繰り出し片
4 繰り出し片用孔
5 繰り出し用孔
6 繰り出し確認センサ
7 検出コイル
8 検出コイル用孔

Claims (7)

  1. 各金種硬貨に応じた内径を有する硬貨収納筒を鉛直状に設置して、その内径に応じた金種硬貨をそれぞれに収納するとともに、収納された硬貨を該硬貨収納筒の近傍に設けられた繰り出し片により、最下部の硬貨から順に1枚ずつ繰り出し可能とした硬貨処理機において、
    前記硬貨収納筒から繰り出される硬貨を検出可能な位置に設けられ、検出対象物の磁気的性質を検出する磁気検出手段と、
    前記磁気検出手段が各金種硬貨を検出した時の検出結果を、基準硬貨デ−タとして記憶する検出デ−タ記憶手段と、
    前記磁気検出手段が繰り出される硬貨を検出した時の検出デ−タと、前記検出デ−タ記憶手段が記憶する硬貨収納筒に応じた金種の基準硬貨デ−タとを比較して、該検出デ−タが、硬貨収納筒に応じた金種の基準硬貨デ−タに一致しなければ、該硬貨を異金種硬貨と判断し、且つ異金種硬貨を検出した旨を警報するための警報信号を出力する制御手段とから成り、
    前記磁気検出手段は、繰り出される硬貨が硬貨収納筒内に位置する時にこれを検出可能な位置に設けられるものとし、
    前記制御手段は、前記検出デ−タを硬貨の繰り出し動作が行なわれていないときから求めるとともに、異金種硬貨と判断した場合に硬貨の繰り出しを停止させることを特徴とする硬貨処理機における収納硬貨判別装置。
  2. 前記検出デ−タ記憶手段は、検出対象物が無い時の磁気検出手段からの検出結果を検出対象物無しデ−タとして記憶し、
    前記制御手段は、前記検出デ−タが検出デ−タ記憶手段に記憶される検出対象物無しデ−タに一致する時に硬貨収納筒内に硬貨が無いと判断するとともに該硬貨収納筒内に硬貨が無い旨を警報するための警報信号を出力することを特徴とする請求項1記載の硬貨処理機における収納硬貨判別装置。
  3. 各金種硬貨に応じた内径を有する硬貨収納筒を鉛直状に設置して、その内径に応じた金種硬貨をそれぞれに収納するとともに、収納された硬貨を該硬貨収納筒の近傍に設けられた繰り出し片により、最下部の硬貨から順に1枚ずつ繰り出し可能とした硬貨処理機において、
    前記硬貨収納筒から繰り出される硬貨を検出可能な位置に設けられ、検出対象物の磁気的性質を検出する磁気検出手段と、
    前記磁気検出手段が各金種硬貨を検出した時の検出結果を、基準硬貨デ−タとして記憶する検出デ−タ記憶手段と、
    前記磁気検出手段が繰り出される硬貨を検出した時の検出デ−タと、前記検出デ−タ記憶手段が記憶する硬貨収納筒に応じた金種の基準硬貨デ−タとを比較して、該検出デ−タが、硬貨収納筒に応じた金種の基準硬貨デ−タに一致しなければ、該硬貨を異金種硬貨と判断し、且つ異金種硬貨を検出した旨を警報するための警報信号を出力する制御手段とから成り、
    前記磁気検出手段は、前記硬貨収納筒から繰り出される硬貨の通過を検出可能な位置に設けられ、
    前記制御手段は、前記検出デ−タを硬貨の繰り出し動作中から求め、該検出デ−タが前記検出デ−タ記憶手段に記憶される少なくとも該硬貨収納筒に応じた金種の基準硬貨デ−タに一致する時に該硬貨の繰り出しを確認することを特徴とする硬貨処理機における収納硬貨判別装置。
  4. 前記磁気検出手段は、繰り出される硬貨が硬貨収納筒内にあるときに、少なくとも該硬貨の有無を検出可能な位置に設けられ、前記検出デ−タ記憶手段は、検出対象物が無い時の磁気検出手段からの検出結果を検出対象物無しデ−タとして記憶し、
    前記制御手段は、硬貨の繰り出し動作が行なわれていない時の任意の磁気検出手段からの検出結果を硬貨有無検出デ−タとして求め、該硬貨有無検出デ−タが前記検出対象物無しデ−タに一致すれば硬貨収納筒内に硬貨が無いと判断するとともに該硬貨収納筒内に硬貨が無い旨を警報するための警報信号を出力することを特徴とする請求項2または3記載の硬貨処理機における収納硬貨判別装置。
  5. 各金種硬貨に応じた内径を有する硬貨収納筒を鉛直状に設置して、その内径に応じた金種硬貨をそれぞれに収納するとともに、収納された硬貨を該硬貨収納筒の近傍に設けられた繰り出し片により、最下部の硬貨から順に1枚ずつ繰り出し可能とした硬貨処理機において、
    前記硬貨収納筒から繰り出される硬貨を検出可能な位置に設けられ、検出対象物の磁気的性質を検出する磁気検出手段と、
    前記磁気検出手段が各金種硬貨を検出した時の検出結果を、基準硬貨デ−タとして記憶する検出デ−タ記憶手段と、
    前記磁気検出手段が繰り出される硬貨を検出した時の検出デ−タと、前記検出デ−タ記憶手段が記憶する硬貨収納筒に応じた金種の基準硬貨デ−タとを比較して、該検出デ−タが、硬貨収納筒に応じた金種の基準硬貨デ−タに一致しなければ、該硬貨を異金種硬貨と判断し、且つ異金種硬貨を検出した旨を警報するための警報信号を出力する制御手段とから成り、
    前記繰り出し片は、磁性体からなるとともに、硬貨の繰り出し動作において前記磁気検出手段が検出可能となる範囲を移動自在に設けられ、
    前記検出デ−タ記憶手段は、前記磁気検出手段が前記繰り出し片を検出した検出結果を基準繰り出し片デ−タとして記憶し、
    前記制御手段は、硬貨の繰り出し動作中における所定の検出結果を繰り出し片検出デ−タとして求め、該繰り出し片検出デ−タが検出デ−タ記憶手段が記憶する基準繰り出し片デ−タに一致すれば硬貨の繰り出し動作が行なわれたものと判断することを特徴とする硬貨処理機における収納硬貨判別装置。
  6. 前記繰り出し片は、磁性体からなるとともに、硬貨の繰り出し動作において前記磁気検出手段が検出可能となる範囲を移動自在に設けられ、
    前記検出デ−タ記憶手段は、前記磁気検出手段が前記繰り出し片を検出した検出結果を基準繰り出し片デ−タとして記憶し、
    前記制御手段は、硬貨の繰り出し動作中における所定の検出結果を繰り出し片検出デ−タとして求め、該繰り出し片検出デ−タが検出デ−タ記憶手段が記憶する基準繰り出し片デ−タに一致すれば硬貨の繰り出し動作が行なわれたものと判断することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項記載の硬貨処理機における収納硬貨判別装置。
  7. 前記制御手段は、前記検出デ−タが、検出デ−タ記憶手段に記憶される金種別の基準硬貨デ−タ、検出対象物無しデ−タ、基準繰り出し片デ−タのいずれにも一致しなければ、異物が混入したと判断することを特徴とする請求項5または6記載の硬貨処理機における収納硬貨判別装置。
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