JP3581538B2 - プログラム仕様書自動生成支援システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、CAD(計算機支援)システムを用いて作成されている制御設計仕様書から、プログラム仕様書を自動的に生成することを支援するプログラム仕様書自動生成支援システムに関するものである。特に、発電プラント・化学プラント・圧延プラント等において、該プラントを制御する機能が論理情報を含んだシンボルにより記載されている制御設計仕様書から、前記プラントを制御するプラント制御装置のプログラム仕様書を、自動的に生成することを支援するプログラム仕様書自動生成支援システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
発電プラント・化学プラント・圧延プラント等の制御については、コンピュータを用いたデジタル制御装置(以下、制御装置と略す)による制御が既に実用化されている。前記制御装置には、前記プラントにおける機器を制御するための制御プログラムが格納されており、前記制御装置は、前記制御プログラムを実行することにより、前記プラントの制御を行なう。
【0003】
前記制御プログラムは、通常の高級言語によるプログラムと同様に作成される。すなわち、ユーザが、プログラム仕様書を参照しながら、入力装置により制御プログラムの内容を入力し、入力された制御プログラムの内容を表示した表示装置の表示画面を見ながら、対話型で作成を行なう。
【0004】
この際にユーザが参照するプログラム仕様書は、制御設計仕様書から作成される。該制御設計仕様書は、論理的な機能を表現したシンボルと、論理の流れが分かるようにシンボル間を結んだ線分などとで表記されている。そして、これらのシンボルや線分などにより、プラントの機器(制御対象機器)に対する制御機能が、制御シーケンスとして表現されている。
【0005】
制御設計仕様書は、制御対象に対する制御機能を表す図書であるので、記載されている制御シーケンスを実現するのが、ハードウエアであるのかソフトウエアであるのかという区別は記載されていない。そこで、従来、ユーザは、制御設計仕様書において記載されている制御シーケンスのうち、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲を、手書きの多角形図形で囲むなどして、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲であると認識していた。
【0006】
また、制御プログラムを作成する際には、入出力信号のデータアドレスの設定等の、制御装置のハードウエアに関連した情報(ハードウエア情報)が必要となる。そこで、プログラム仕様書に、ハードウエア情報を記載しなければならない。しかし、制御設計仕様書には、ハードウエア情報が記載されていないので、ユーザがハードウエア情報を付加しながらプログラム仕様書を作成する必要があった。
【0007】
さらに、制御設計仕様書には、制御装置特有の制御条件や設計ノウハウなど(前記ハードウエア情報に、これらの制御条件や設計ノウハウなどをも含めてハードウエア情報と称することとする)が簡略化されたシンボルで表現されている場合がある。そこで、制御設計仕様書からプログラム仕様書を作成する場合には、前記制御条件や設計ノウハウなどが正しく組み込まれるように考慮しながら、手作業で、作成を行なっていた。
【0008】
さらに、一般的に、制御設計仕様書に記載されるシンボルは、日本電機工業会標準規格(JEM)等に準拠して、制御装置に依存しないシンボルで論理機能等が表現されている。しかし、プログラム仕様書は、制御装置の仕様に合わせて論理機能をブロック化したシンボルやラダーシーケンスのシンボルで表現されている。そこで、制御設計仕様書からプログラム仕様書を作成する場合には、制御設計仕様書のシンボルを、制御装置の仕様に合わせて変換する必要がある。従来、このような変換も、ユーザが手作業で行なっていた。
【0009】
一方、制御設計仕様書からプログラム仕様書を作成する場合の、省力化や人為ミスの低減を図るための技術として、特開平5ー88865号公報、特開平6ー195213号公報、および、特開平8ー76819号公報に記載された技術がある。例えば、特開平6ー195213号公報には、記憶装置から読み込んだ変換元プログラム仕様書を、変換頻度に基づいて分類して、変換先のプログラム仕様書に直接変換するか、または、類似性を判別して共通の中間プログラム仕様書に変換した後に、変換先のプログラム仕様書に変換する技術が記載されている。
【0010】
また、特開平5ー265734号公報には、プログラム仕様書と、ハードウエアの構成を示す設計仕様書と、ハードウエアと計算機との間の伝送を示す設計仕様書とを分けて作成せずに、同一の設計仕様書に記述して、開発・保守を容易にし、この唯一の設計仕様書から制御プログラムの生成に必要な情報のみを抽出して、制御プログラムを自動生成する装置についての技術が開示されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記公報に記載の技術には、制御設計仕様書において記載されている制御シーケンスのうち、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲の指定をユーザから受け付けて、前記制御設計仕様書と関連づけて記憶し、前記制御設計仕様書と前記範囲の指定とに基づいてプログラム仕様書を作成するシステムに関する技術はない。
【0012】
また、前記公報に記載の技術には、制御設計仕様書において記載されている制御シーケンス内のシンボルに付加すべきハードウエア情報の指定をユーザから受け付けて、前記制御設計仕様書と関連づけて記憶し、前記制御設計仕様書と前記ハードウエア情報の指定とに基づいてプログラム仕様書を作成するシステムに関する技術はない。
【0013】
さらに、前記公報に記載の技術には、制御設計仕様書からプログラム仕様書を作成する場合に、制御設計仕様書のシンボルを、制御装置の仕様に合わせて自動的に変換するシステムに関する技術はない。
【0014】
本発明は、前記従来の技術における問題点を解決すべくなされたものであり、制御設計仕様書において記載されている制御シーケンスのうち、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲の指定、およびハードウエア情報の指定をユーザから受け付けて、前記制御設計仕様書と関連づけて記憶し、前記制御設計仕様書、前記範囲の指定、および前記ハードウエア情報の指定からプログラム仕様書を作成するプログラム仕様書自動生成支援システムを提供して、制御設計仕様書からプログラム仕様書を作成する際の、生産性の向上を図ることを目的とする。
【0015】
また、本発明は、制御設計仕様書からプログラム仕様書を作成する際に、制御設計仕様書のシンボルを、制御装置の仕様に合わせて自動的に変換するプログラム仕様書自動生成支援システムを提供することを目的とする。
【0016】
さらに、本発明は、制御設計仕様書において記載されている制御シーケンスのうち、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲の指定をユーザから受け付けて、前記制御設計仕様書と関連づけて記憶し、該制御設計仕様書からプログラム仕様書を作成するのに先だって、該制御設計仕様書内の各シンボルが、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲内にあるか、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲外にあるかを認識して、該認識結果によりシンボルの接続関係の論理的整合性をチェックし、該チェックにより論理的整合性があると判定されたシンボルを、制御装置の仕様に合わせて自動的に変換してプログラム仕様書を作成する、プログラム仕様書自動生成支援システムを提供することを目的とする。さらに、前記チェック結果をユーザに通知するプログラム仕様書自動生成支援システムを提供することを目的とする。
【0017】
さらに、本発明は、制御設計仕様書からプログラム仕様書を作成する際に、プログラム仕様書が所定の画面のサイズに収まるように、プログラム仕様書内のシンボルの位置を自動的に調整するプログラム仕様書自動生成支援システムを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明によれば、
論理素子を含む論理情報が、前記論理素子を象徴する図形、および、前記論理素子間の接続関係を表す線分を含む図示情報により制御シーケンスとして表現されている制御設計仕様書のデータを格納する格納手段と、
前記制御設計仕様書の制御シーケンスのうちの、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの仕様を記載したプログラム仕様書を、前記制御設計仕様書のデータに基づいて生成するにあたり必要となる情報である設計情報の指示を受け付ける設計情報付加受け付け手段と、
該設計情報付加受け付け手段により受け付けられた前記設計情報を、前記制御設計仕様書のデータと関連づけて記憶する記憶手段と、
前記制御設計仕様書のデータと前記設計情報とから、前記プログラム仕様書を生成するために必要となる情報を抽出する抽出手段と、
該抽出手段により抽出された情報に基づいて、前記プログラム仕様書を生成する生成手段と、
を備えることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明は、CADシステムで作画した制御設計仕様書からプログラム仕様書を生成する際の、支援を行なうことを特徴としている。プログラム仕様書において、論理機能が、ブロック化されたシンボルやラダーシーケンスシンボルなどの様々なシンボルで表現される場合に、支援を行なうことができる。ここでは、一例として、プログラム仕様書において、論理機能が、ブロック化されたシンボルで表現される場合について説明を行なう。
【0020】
本発明の実施例を図1〜図21を参照して説明する。
【0021】
図1には、本発明の実施の形態の一例に係るプログラム仕様書自動生成支援システムの概略構成図を示している。プログラム仕様書自動生成支援システム1には、ユーザに情報を表示するCRT3と、ユーザに操作されプログラム仕様書7を生成するための情報を入力する、マウスを備えたキーボード4が、備えられている。また、ユーザがキーボード4等の入力装置を用いて、CRT3上に表示させながら、制御設計仕様書作成部10の機能を用いて作成した、制御設計仕様書2の情報が、制御設計仕様書データベース5に格納されている。
【0022】
プログラム仕様書7の自動生成時には、制御設計仕様書データベース5に格納されている情報をCRT3上に表示する。設計情報付加受け付け部20内のソフト枠作成部21(図1に図示せず)で、制御設計仕様書において記載されている制御シーケンスのうち、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲の指定をユーザから受け付けて、ソフト枠データ21aを生成する。また、設計情報付加受け付け部20内の設計付属情報付加部22(図1に図示せず)で、制御設計仕様書において記載されている制御シーケンス内のシンボルに付加すべきハードウエア情報等の設計付属情報の指定をユーザから受け付けて、設計付属情報データ22aを生成する。さらに、設計情報付加受け付け部20で、制御設計仕様書データベース5の情報とソフト枠データ21aの情報、制御設計仕様書データベース5の情報と設計付属情報データ22aの情報とをリンクさせて設計情報データベース6に格納する。設計情報付加受け付け部20の機能の詳細については、後述する。
【0023】
次に、情報抽出部30では、設計情報データベース6に格納された、リンクされた制御設計仕様書データベース5の情報とソフト枠データ21aの情報とから、制御設計仕様書内の各シンボルが、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲内にあるか、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲外にあるかを認識して、該認識結果によりシンボルの接続関係の論理的整合性をチェックし、該チェック結果をCRT3上に表示してユーザに通知する。さらに、制御設計仕様書内の、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲内であって、シンボルの接続関係の論理的整合性がある範囲の情報と、該範囲のシンボルに対して付加された設計付属情報とを、抽出情報30aとして抽出する。情報抽出部30の機能の詳細については、後述する。
【0024】
情報抽出部30で抽出された抽出情報30aは、シンボル変換部40に渡される。シンボル変換部40では、ユーザが予め登録しておいたシンボル変換対応表41と制御シーケンス対応表51を参照して、抽出情報30aのシンボルを、プログラム仕様書7のシンボルに変換する。ここで、シンボル変換対応表41とは、制御設計仕様書2に記載されるシンボルと、プログラム仕様書7に記載されるシンボルとの対応表である。また、制御シーケンス対応表51とは、制御設計仕様書2に記載される複数のシンボルが組み合わされたパターンと、プログラム仕様書7に記載される複数のシンボルが組み合わされたパターンとの対応表である。なお、制御シーケンス対応表51を参照しての変換においては、変換前の抽出情報30aのシンボル数と比較すると、変換後のプログラム仕様書7のシンボル数が変化することもあるので、プログラム仕様書7におけるシンボルの新たな配置等の処理も行なう。
【0025】
シンボル変換部40で生成されたプログラム仕様書は、プログラム仕様書生成部60において、プログラム仕様書7の所定の画面サイズに納まるように、シンボルの位置を調整される。このようにして、制御設計仕様書2からプログラム仕様書7が生成される。
【0026】
プログラム仕様書自動生成支援システム1の、上述の制御設計仕様書データベース5、設計情報データベース6、ソフト枠データ21a、設計付属情報データ22a、抽出情報30a、シンボル変換対応表41、および、制御シーケンス対応表51は、図示せぬメモリに格納される。また、上述の制御設計仕様書作成部10、設計情報付加受け付け部20、情報抽出部30、シンボル変換部40、および、プログラム仕様書生成部60における処理の内容を記述したプログラムを、メモリに記憶し、このプログラムを図示せぬCPU(中央処理装置)で実行することにより、各部の機能を実現する。
【0027】
ここで、図1に示した制御設計仕様書データベース5の情報として格納される制御設計仕様書2と、ソフト枠データ21aと、設計付属情報データ22aとの関連について、図2を用いて説明する。
【0028】
制御設計仕様書データベース5の情報として格納される制御設計仕様書2は、図1の制御設計仕様書作成部10の機能を用いて、ユーザにより作成される。制御設計仕様書2は、制御設計仕様書ファイルに格納されている。制御設計仕様書ファイル名は、制御設計仕様書を特定するための名称に、制御設計仕様書ファイルであることを示す拡張子をつけて定められる。例えば、制御設計仕様書を特定するための名称AAAに、制御設計仕様書ファイルであることを示す拡張子DWGをつけて、AAA.DWGというように定められる。制御設計仕様書2は、通常CRT3上に表示される複数のシートから構成される。各シートには、複数のシンボルが線分(以下、信号線と称する)で結び付けられた制御シーケンスが記載されている。また、各シートには、シリアル番号が付けられている。各シンボルには、論理シンボル201a、信号取り合いシンボル201b、入出力シンボル201c、ソフトシンボル201d等の属性の種類がある。各シンボルがどの種類の属性を有するかは、プログラム仕様書自動生成支援システム1に予め登録されている。制御設計仕様書2は、制御の機能を表す図書であるので、記載されている制御シーケンスがハードウエアで実現されるのかソフトウエアで実現されるのかの区別は記載されていない。また、プログラム仕様書を生成する際に必要となる、入出力信号データアドレス等のハードウエア情報(以下、ハード情報と略す)等は、記載されていない。本例においては、制御設計仕様書データベース5の情報として格納される制御設計仕様書2の情報を階層1(レイヤ1)の情報として設定する。そして、レイヤ1の情報の表示としては、201のように制御設計仕様書2の制御シーケンスが表示される。
【0029】
ソフト枠データ21aは、設計情報付加受け付け部20内のソフト枠作成部21で、制御設計仕様書2において記載されている制御シーケンスのうち、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲の指定をユーザから受け付けて作成される。ソフト枠データ21aは、ソフト枠データファイルに格納されている。ソフト枠データファイル名は、制御設計仕様書を特定するための名称に、ソフト枠データファイルであることを示す拡張子をつけて定められる。例えば、制御設計仕様書を特定するための名称AAAに、ソフト枠データファイルであることを示す拡張子SOFをつけて、AAA.SOFというように定められる。ソフト枠データ21aは、レイヤ1と同じサイズの階層化された層(レイヤ)であるレイヤ2の情報として設定される。レイヤ2には、レイヤ1の制御設計仕様書2と同じサイズの仮想的なシートが制御設計仕様書2と同数用意されている。各シートには、制御設計仕様書2と同じシリアル番号が付けられている。そして、レイヤ2の各シートは、同じシリアル番号を有するレイヤ1のシートと対応づけられている。ソフト枠作成部21は、レイヤ1に配置した制御設計仕様書201の上にレイヤ2を重ねあわせ、このレイヤ2をソフト枠設定エリア202とする。制御設計仕様書201の各シート内の制御シーケンスのうち、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲を、ソフト枠設定エリア202上に、多角形または円等の閉図形203(これをソフト枠203と称する)でユーザにより指定され、この指定を受け付ける。多角形または円等の図形による範囲指定に代えて、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲のシンボルに所定のマークを付けるなどして指定されてもよい。その他、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲の指定が可能であれば、どのような方法でもよい。このとき、CRT3上には、レイヤ1に配置した制御設計仕様書201と、ソフト枠設定エリア202のソフト枠203とが重ねて表示される。これにより、ユーザは、制御設計仕様書201のどの範囲をソフト枠203で囲っているのかを認識することができる。
【0030】
設計付属情報データ22aは、設計情報付加受け付け部20内の設計付属情報付加部22で、制御設計仕様書において記載されている制御シーケンス内のシンボルに付加すべきハードウエア情報等の指定をユーザから受け付けて作成される。設計付属情報データ22aは、設計付属情報データファイルに格納されている。設計付属情報データファイル名は、制御設計仕様書を特定するための名称に、設計付属情報データファイルであることを示す拡張子をつけて定められる。例えば、制御設計仕様書を特定するための名称AAAに、設計付属情報データファイルであることを示す拡張子ENGをつけて、AAA.ENGというように定められる。設計付属情報データ22aは、レイヤ1と同じサイズの階層化された層(レイヤ)であるレイヤ3に設定する。レイヤ3には、制御設計仕様書2と同じサイズの仮想的なシートが制御設計仕様書2と同数用意されている。各シートには、制御設計仕様書2と同じシリアル番号が付けられている。そして、レイヤ3の各シートは、同じシリアル番号を有するレイヤ1のシートと対応づけられている。設計付属情報付加部22は、レイヤ1に配置した制御設計仕様書201の上にレイヤ3を重ねあわせ、このレイヤ3を設計付属情報設定エリア204とする。制御設計仕様書において記載されている制御シーケンス内のシンボルに付加すべきハード情報205や信号名称206等(これらを、設計付属情報と称する)の指定を、設計付属情報設定エリア204において、ユーザから受け付ける。このとき、CRT3上には、レイヤ1に配置した制御設計仕様書201と、設計付属情報設定エリア204とが重ねて表示される。これにより、ユーザは、制御設計仕様書201の任意のシンボルに対して設計付属情報を容易に設定することができる。
【0031】
レイヤ1、レイヤ2、またはレイヤ3に設定された情報は、それぞれCRT3上に表示することもできる。また、レイヤ情報の重ね合わせ表示部23を備えて、レイヤ1とレイヤ2、または、レイヤ1とレイヤ3に設定された情報を重ね合わせて、CRT3上に表示することもできる。さらに、レイヤ情報の重ね合わせ表示部23により、レイヤ1、レイヤ2、およびレイヤ3に設定された情報を重ね合わせて、CRT3上に表示することもできる。これにより、ユーザは、プログラム仕様書生成に必要な全データ207を確認することができる。
【0032】
次に、図3は、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲の指定をユーザから受け付けて、ソフト枠データ21aを生成するソフト枠作成部21の動作を示すフローチャートである。
【0033】
図4に示すようなCRT3上の表示画面において、ソフト枠作成部21の起動を指示するコマンドを投入することにより、図3に示すフローチャートの処理が起動される。ここで、図4に示す表示画面について説明する。この表示画面においては、通常の表示画面において見られるような、スクロールボタン401〜403、ページ表示欄404、コメント表示欄405、Windows上のアプリケーションが標準的に有しているメニュー(図示せず)の他に、メニューバー406を有している。このメニューバー406には、”ファイル”、”作画”、”ページ”等のメニューがある。”ファイル”をマウスでクリックすると、編集対象ファイルの選択、編集データを閉じる、編集データを保存する等の機能を選択することができるプルダウンメニューが表示される。”作画”をマウスでクリックすると、直線を描く、矩形を描く、円を描く、ソフト枠を記入する、設計情報を記入する等の機能を選択することができるプルダウンメニューが表示される。”ページ”をマウスでクリックすると、編集ページの指定、編集ページを前後に移動する等の機能を選択することができるプルダウンメニューが表示される。
【0034】
まず、ソフト枠データを作成したい制御設計仕様書のファイル名をユーザから入力される。この入力のために、ユーザは、メニューバーの”ファイル”をマウスでクリックし、このクリックにより開かれるプルダウンメニューの中から”新規/開く”をクリックする。このクリックにより、開くことができるファイル名の一覧表が表示される。この中からソフト枠データを作成したい制御設計仕様書のファイル名をクリックすることにより、入力を行なう。ソフト枠作成部21は、ステップ3010により、入力された名称の制御設計仕様書ファイルを読み込む。次に、ステップ3020で読み込まれた制御設計仕様書ファイルの情報をレイヤ1の情報とする。
【0035】
さらに、ステップ3030で、読み込まれた制御設計仕様書ファイルに対応するソフト枠データファイルが既に存在するか否かを判定する。制御設計仕様書ファイルに対応するソフト枠データファイルのファイル名は、前述のように、制御設計仕様書のファイル名の拡張子DWGをSOFに変えたものであるので、対応するソフト枠データファイルのファイル名を、ユーザにより指定されなくとも、前記判定を行なうことができる。ステップ3030で、読み込まれた制御設計仕様書ファイルに対応するソフト枠データファイルが既に存在すると判定された場合には、ステップ3050へ進み、対応するソフト枠データファイルを読み込んでレイヤ2の情報とした後に、ステップ3060へ進む。ステップ3030で、読み込まれた制御設計仕様書ファイルに対応するソフト枠データファイルが存在しないと判定された場合には、ステップ3040へ進み、ソフト枠を設定する仮想シートを生成し、これを対応するソフト枠データファイルとする。そして、このソフト枠データファイルをレイヤ2の情報として、ステップ3060へ進む。
【0036】
ステップ3060においては、レイヤ1とレイヤ2のそれぞれ1番若いシートの情報を重ねてCRT3上に表示する。次に、ステップ3070で、ソフト枠を設定する制御設計仕様書のシート番号を、ユーザにより指定されて、この指定を受け付ける。この指定は、図4の表示画面上の、メニューバーの”ページ”をマウスでクリックし、このクリックにより開かれるプルダウンメニューの中から”編集ページ選択”をクリックし、このクリックの後、ソフト枠を設定する制御設計仕様書のシート番号を指定することにより行なうことができる。ステップ3070でこの指定を受け付けると、次に、ステップ3080で、指定されたシートのレイヤ1とレイヤ2の情報を重ねてCRT3上に表示する。この表示画面の一例を、図5に示す。図5には、制御設計仕様書の5シート目に対応するレイヤ1とレイヤ2の情報を重ねてCRT3上に表示した状態を示している。
【0037】
次に、ステップ3090において、CRT3上に表示されている制御設計仕様書上への、ユーザによるソフト枠の作画を受け付ける。この作画は、図5に示した表示画面上のメニューバーの”作画”をマウスでクリックし、このクリックにより開かれるプルダウンメニューの中から”ソフト枠”をクリックし、このクリックの後、マウスで閉図形を作画することにより行なわれる。図5に示した表示画面上のメニューバーの”作画”をマウスでクリックし、このクリックによりプルダウンメニューが開かれた状態の画面の一例を、図6に示す。図6には、本発明において特徴的である、ソフト枠の記入を行なうためのメニューである”ソフト枠”、設計付属情報の記入を行なうためのメニューである”設計付属情報”が、プルダウンメニューとして表示されている様子の一例が示されている。
【0038】
次に、ステップ3100において、受け付けられた作画に基づいてソフト枠データを生成し、生成されたソフト枠データをレイヤ2の情報として、ソフト枠データファイルに格納する。この後、ステップ3110で、他のシートにもソフト枠を設定する指示が、ユーザにより入力されたか否かを判定する。他のシートにもソフト枠を設定する指示が、ユーザにより入力されたと判定された場合には、ステップ3070以降を再実行する。他のシートにもソフト枠を設定する指示が、ユーザにより入力されなかったと判定された場合には、処理を終了する。
【0039】
ここで、ステップ3100で格納されるソフト枠データ21aの構造について、図7を用いて説明する。図7は、ソフト枠が矩形である場合についての、ソフト枠データ21aの構造の一例を示す図である。
【0040】
図7(a)においては、ソフト枠データとして、図形情報701、シート番号(図中では、”シートNo.”と記す)702、太さ703、パターン704、色705、始点座標706、終点座標707を記述した組を、一つまたは複数有する。ソフト枠が矩形である場合には、図形情報701には、図形が線分であることを示すコードを格納する。この例においては、図形が線分であることを示すコードを”01”としている。次に、シート番号702には、このソフト枠データを格納すべきレイヤ2上のシート番号を格納する。さらに、太さ703においては、ソフト枠を描く線のポイント数を格納する。さらに、パターン704においては、ソフト枠を描く線が、実線であるか、破線であるか、一点鎖線であるか等の種類を示すコードを格納する。この例においては、ソフト枠を描く線が実線である場合には”1”、ソフト枠を描く線が破線である場合には”2”、ソフト枠を描く線が一点鎖線である場合には”3”等をパターン704のコードとして格納する。さらに、色705においては、ソフト枠を描く線の色の種類のコードを格納する。この例においては、ソフト枠を描く線が線の色が黒である場合には”1”、ソフト枠を描く線の色が赤である場合には”2”、ソフト枠を描く線の色が黄である場合には”3”等をパターン704のコードとして格納する。始点座標706には、図形情報701に格納されたコードの図形の始点座標の値が格納される。終点座標707には、図形情報701に格納されたコードの図形の終点座標の値が格納される。このような構造のソフト枠データ21aにより、ソフト枠が矩形である場合についてのソフト枠の情報が格納される。
【0041】
図7(b)においては、ソフト枠データとして、図形情報701、シート番号702、太さ703、パターン704、色705、始点座標706、座標1、座標2、…、終点座標707を記述する。このとき、図7(a)においてと異なるのは、図形情報701として、矩形を表すコードを格納することと、始点座標706および終点座標707に加えて、矩形の頂点の座標を座標1、座標2、…、として格納することである。このような構造のソフト枠データ21aによっても、ソフト枠が矩形である場合についてのソフト枠の情報を格納することができる。
【0042】
次に、ソフト枠データ21aの具体例について、図8を用いて説明する。図8は、ソフト枠が矩形であり、ソフト枠データ構造が図7(a)である場合についての、ソフト枠データ21aの具体例を示す図である。図8(a)においては、レイヤ2のシート番号A上に、矩形のソフト枠801が作画された状態を示している。このように、6個の頂点(X0,Y0)、(X1,Y1)、(X2,Y2)、(X3,Y3)、(X4,Y4)、(X5,Y5)を有する矩形のソフト枠801は、6本の線分から構成される。各線分の太さのコードは”1”、パターンは実線、色は黄である。そして、第1の線分の始点座標の値は(X0,Y0)、終点座標の値は(X1,Y1)である。ついで、第2の線分の始点座標の値は(X1,Y1)、終点座標の値は(X2,Y2)、第3の線分の始点座標の値は(X2,Y2)、終点座標の値は(X3,Y3)である。第4の線分の始点座標の値は(X3,Y3)、終点座標の値は(X4,Y4)、第5の線分の始点座標の値は(X4,Y4)、終点座標の値は(X5,Y5)である。第6の線分の始点座標の値は(X5,Y5)、終点座標の値は(X0,Y0)である。そこで、図8(b)に示すような、
01,A,1,1,3,(X0,Y0),(X1,Y1)
01,A,1,1,3,(X1,Y1),(X2,Y2)
01,A,1,1,3,(X2,Y2),(X3,Y3)
01,A,1,1,3,(X3,Y3),(X4,Y4)
01,A,1,1,3,(X4,Y4),(X5,Y5)
01,A,1,1,3,(X5,Y5),(X0,Y0)
という、6本の線分を表すソフト枠データが生成されて、ソフト枠データファイルに格納される。
【0043】
次に、図9は、制御設計仕様書において記載されている制御シーケンス内のシンボルに付加すべきハードウエア情報等の設計付属情報の指定をユーザから受け付けて、設計付属情報データ22aを生成する設計付属情報付加部22の動作を示すフローチャートである。図4に示すようなCRT3上の表示画面において、設計付属情報付加部22の起動を指示するコマンドを投入することにより、図9に示すフローチャートの処理が起動される。
【0044】
まず、設計付属情報データを作成したい制御設計仕様書のファイル名をユーザから入力される。この入力のために、ユーザは、メニューバーの”ファイル”をマウスでクリックし、このクリックにより開かれるプルダウンメニューの中から”新規/開く”をクリックする。このクリックにより、開くことができるファイル名の一覧表が表示される。この中から設計付属情報データを作成したい制御設計仕様書のファイル名をクリックすることにより、入力を行なう。設計付属情報付加部22は、ステップ9010により、入力された名称の制御設計仕様書ファイルを読み込む。次に、ステップ9020で読み込まれた制御設計仕様書ファイルの情報をレイヤ1の情報とする。
【0045】
さらに、ステップ9030で、読み込まれた制御設計仕様書ファイルに対応する設計付属情報データファイルが既に存在するか否かを判定する。制御設計仕様書ファイルに対応する設計付属情報データファイルのファイル名は、前述のように、制御設計仕様書のファイル名の拡張子DWGをENGに変えたものであるので、対応する設計付属情報データファイルのファイル名を、ユーザにより指定されなくとも、前記判定を行なうことができる。ステップ9030で、読み込まれた制御設計仕様書ファイルに対応する設計付属情報データファイルが既に存在すると判定された場合には、ステップ9050へ進み、対応する設計付属情報データファイルを読み込んでレイヤ3の情報とした後に、ステップ9060へ進む。ステップ9030で、読み込まれた制御設計仕様書ファイルに対応する設計付属情報データファイルが存在しないと判定された場合には、ステップ9040へ進み、設計付属情報を設定する仮想シートを生成し、これを対応する設計付属情報データファイルとする。そして、この設計付属情報データファイルをレイヤ3の情報として、ステップ9060へ進む。
【0046】
ステップ9060においては、レイヤ1とレイヤ3のそれぞれ1番若いシートの情報を重ねてCRT3上に表示する。次に、ステップ9070で、設計付属情報を設定する制御設計仕様書のシート番号を、ユーザにより指定されて、この指定を受け付ける。この指定は、図4の表示画面上の、メニューバーの”ページ”をマウスでクリックし、このクリックにより開かれるプルダウンメニューの中から”編集ページ選択”をクリックし、このクリックの後、設計付属情報を設定する制御設計仕様書のシート番号を指定することにより行なうことができる。ステップ9070でこの指定を受け付けると、次に、ステップ9080で、指定されたシートのレイヤ1とレイヤ3の情報を重ねてCRT3上に表示する。
【0047】
次に、ステップ9090において、CRT3上に表示されている制御設計仕様書上の、設計付属情報を設定するシンボルをユーザにより選択され、この選択を受け付ける。この選択は、図5に示した表示画面上のメニューバーの”作画”をマウスでクリックし、このクリックにより開かれるプルダウンメニューの中から”設計付属情報”をクリックし、このクリックの後、マウスでシンボルをクリックすることにより行なわれる。ここで、マウスでシンボルをクリックする代わりに、マウスを用いてシンボルを任意の図形で囲うようにして指定することとしてもよい。
【0048】
次に、ステップ9100において、選択されたシンボルの種別(素子属性情報)、および、シンボルが配置されている位置の座標を表す基準点座標の値をレイヤ1から求める。本例においては、シンボルの基準点座標は、シンボルを配置する場合に基準となる情報で、シンボルの左上の点の座標とする。しかし、シンボルの重心点などを基準点座標とすることもできる。
【0049】
次に、ステップ9110において、CRT3上に表示されている制御設計仕様書上の、設計付属情報を設定する位置(ポイント)をユーザにより指定され、この指定を受け付ける。この指定は、マウスによるクリックで行なわれる。また、設定する設計付属情報の種別と内容とを、ユーザによりキーボード4から入力されて、この入力を受け付ける。設計付属情報の種別と内容の例については、後述する。
【0050】
次に、ステップ9120において、選択されたシンボルについての設計付属情報データを生成し、生成した設計付属情報データをレイヤ3の情報として、設計付属情報データファイルに格納する。この設計付属情報データは、選択されたシンボルの素子属性情報と、基準点座標と、設計付属情報を設定するポイントの座標と、設定する設計付属情報の種別と、設定する設計付属情報の内容とを関連づけて生成される。
【0051】
次に、ステップ9130において、他シンボルにも設計付属情報を設定するか否かを判定する。この判定は、ユーザに、他シンボルにも設計付属情報を設定するか否かを質問するメッセージと、YESとNOのボタンを表示して、YESまたはNOのいづれかをマウスでクリックされることにより行なうことができる。しかし、これに限らず、他の方法によってもよい。ステップ9130において、他シンボルにも設計付属情報を設定すると判定された場合には、ステップ9090以降を再実行する。他シンボルに設計付属情報を設定しないと判定された場合には、ステップ9140へ進む。
【0052】
ステップ9140においては、他シートにも設計付属情報を設定するか否かを判定する。この判定は、ユーザに、他シートにも設計付属情報を設定するか否かを質問するメッセージと、YESとNOのボタンを表示して、YESまたはNOのいづれかをマウスでクリックされることにより行なうことができる。しかし、これに限らず、他の方法によってもよい。ステップ9140において、他シートにも設計付属情報を設定すると判定された場合には、ステップ9070以降を再実行する。他シートに設計付属情報を設定しないと判定された場合には、処理を終了する。
【0053】
ここで、ステップ9120で格納される設計付属情報データ22aの構造について、図10を用いて説明する。図10は、設計付属情報データ22aの構造の一例を示す図である。
【0054】
図10においては、設計付属情報データとして、素子属性情報1001、シート番号1002、色1003、基準点座標1004、ポイント座標1005、種別情報1006、設計情報1007を記述した組を、一つまたは複数有する。
【0055】
素子属性情報1001としては、設計付属情報を設定するシンボルとしてユーザに選択されたシンボルの、レイヤ1に規定されているシンボル種別を格納する。シート番号1002には、この設計付属情報データを格納すべきレイヤ3上のシート番号を格納する。色1003においては、設計付属情報を描く線の色の種類のコードを格納する。例えば、設計付属情報を描く線が線の色が黒である場合には”1”、設計付属情報を描く線の色が赤である場合には”2”、設計付属情報を描く線の色が黄である場合には”3”等をパターン1003のコードとして格納する。
【0056】
基準点座標1004としては、シンボルが配置されている位置の座標を表す基準点座標の値を、レイヤ1から求めるて格納する。前述したように、本例においては、シンボルの基準点座標は、シンボルを配置する場合に基準となる情報で、シンボルの左上の点の座標とする。しかし、シンボルの重心点などを基準点座標とすることもできる。ポイント座標1005としては、設計付属情報を設定する位置(ポイント)をユーザにより指定され、このポイントの座標の値を格納する。
【0057】
種別情報1006としては、設定する設計付属情報の種別を格納する。例えば、設計付属情報が、入出力信号のデータアドレスの設定等の、制御装置のハードウエアに関連した情報や、制御装置特有の制御条件や設計ノウハウであるハードウエア情報(ハード情報)である場合には、”1”を格納する。また、例えば、設計付属情報が、信号の名称である場合には、”2”を格納する。また、例えば、設計付属情報が、計算機番号である場合には、”3”を格納する。設計付属情報1007としては、設定する設計付属情報の内容を格納する。
【0058】
次に、設計付属情報データ22aの具体例について、図11を用いて説明する。
【0059】
図11(a)は、レイヤ1のシート番号がSH100のシート上の、素子属性値番号が26で、基準点座標の値が(25,30)のシンボルに対して、黒字で4つの設計付属情報が設定された状態を示している。これらの4つの設計付属情報について説明する。これらの4つの設計付属情報の1つ目として、まず、ポイント座標(30,30)にハード情報の一種である信号識別認識情報”DI1A”が設定されている。この”DI1A”は、信号がディジタル入力信号であることを表している。4つの設計付属情報の2つ目として、ポイント座標(30,35)に信号名称”40°C以上でON”が設定されている。信号名称は、1つのシンボルに対して、1つしか設定されない。4つの設計付属情報の3つ目として、ポイント座標(30,40)にハード情報の一種である”UNIT1”が設定されている。この情報は、プログラム作成時にハードウエアアドレスを求めるために使用される。4つの設計付属情報の4つ目として、ポイント座標(30,45)にハード情報の一種である”SLOT5”が設定されている。この情報は、プログラム作成時にハードウエアアドレスを求めるために使用される。
【0060】
図11(a)に示すような4つの設計付属情報が設定されると、図11(b)に示すような設計付属情報データが生成される。図11(b)に示す設計付属情報データは、
26,SH100,1,(25,30),(30,30),1,DI1A
26,SH100,1,(25,30),(30,35),2,40℃以上
でON
26,SH100,1,(25,30),(30,40),1,UNIT1
26,SH100,1,(25,30),(30,45),1,SLOT5
という、4組のデータから構成される。
【0061】
次に、図11(c)は、レイヤ1のシート番号がSH52のシート上の、素子属性値番号が01で、基準点座標の値が(40,60)のシンボルに対して、黒字で、2つの設計付属情報が設定された状態を示している。これらの2つの設計付属情報について説明する。2つの設計付属情報の1つ目として、まず、ポイント座標(45,65)に信号名称”A弁開指令”が設定されている。2つの設計付属情報の2つ目として、ポイント座標(45,70)に計算機番号”CPTR0016”が設定されている。
【0062】
図11(c)に示すような2つの設計付属情報が設定されると、図11(d)に示すような設計付属情報データが生成される。図11(d)に示す設計付属情報データは、
01,SH52,1,(40,60),(45,65),2,A弁開指令
01,SH52,1,(40,60),(45,70),3,CPTR0016
という、2組のデータから構成される。
【0063】
なお、ソフト枠データおよび設計付属情報データの構造を、図12に示すような構造とすれば、ソフト枠データおよび設計付属情報データを、同一のファイルに格納することができる。図12に示すような構造とは、図7に示したソフト枠データの構造、および、図10に示した設計付属情報データの構造に、それぞれ、レイヤ情報1201を追加した構造である。そして、ソフト枠データについては、レイヤ情報1201として”2”を格納し、設計付属情報データについては、レイヤ情報1201として”3”を格納するようにする。ソフト枠データファイルおよび設計付属情報データファイルに代えて、設計情報データファイルを設け、図12に示すようなデータ構造を有するソフト枠データおよび設計付属情報データを、設計情報データファイルに混在させて格納するようにしてもよい。
【0064】
次に、前述した情報抽出部30で行なう、設計情報データベース6に格納された、リンクされた制御設計仕様書データベース5の情報とソフト枠データ21aの情報とから、制御設計仕様書内の各シンボルが、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲内にあるか、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲外にあるかを認識して、該認識結果によりシンボルの接続関係の論理的整合性をチェックし、該チェック結果をCRT3上に表示してユーザに通知する処理の詳細について説明する。この処理の詳細を、図13のフローチャートで示す。
【0065】
まず、最初に、ステップ1310において、制御設計仕様書データベース5の情報とソフト枠データ21aの情報とから、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲を認識する。この、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲の認識の方法を、図14を用いて説明する。ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲を認識するために、図14に示すように、レイヤ2(1402)に記載されたソフト枠(本例においては矩形とする)のポイント座標の値を、レイヤ1(1301)に当てはめる。そして、レイヤ1(1301)上で、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲を認識する。
【0066】
次に、ステップ1320において、レイヤ1(1301)上に記載されている各シンボルが、ステップ1310で認識されたソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲内にあるか範囲外にあるかを、図15に示す方法により判定する。この判定は、レイヤ1の制御設計仕様書のシート番号の若い方から順に行なう。各シート内においては、図15(a)に示すように、左上から右下へと順に判定を行なう。なお、各シンボルに対してフラグを用意して、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲内にあると判定されたシンボルに対してはフラグを”1”とし、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲外にあると判定されたシンボルに対してはフラグを”0”とする等の方法により、判定結果を記憶することができる。各シンボルが、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲内にあるか範囲外にあるかの判定は、まず、上記順に論理シンボル1302およびソフトシンボル1303をすべて検索して判定を行ない、次に上記順に信号取り合いシンボル1304をすべて検索して判定を行なってもよい。
【0067】
ここで、各シンボルが、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲内にあるか範囲外にあるかを判定する方法について、図15(b)、図15(c)を用いて説明する。
【0068】
図15(b)においては、ソフト枠1500と、シンボル1501と、シンボル1502とが配置されている。ソフト枠1500の内側がソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲内、ソフト枠1500の外側がソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲外である。ここで、図15(b)に示すようにx軸y軸を設定し、シンボル1501、シンボル1502のそれぞれの中心または基準点から、+x方向、+y方向に補助線を引く。この補助線と、ソフト枠1500との交点を求める。このとき、補助線とソフト枠1500との交点の数が、+x方向、+y方向共に奇数であるシンボルを、ソフト枠1500の内側、すなわち、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲内にあるシンボルであると判定する。そして、これ以外のシンボルを、ソフト枠1500の外側、すなわち、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲外にあるシンボルであると判定する。シンボル1501は、+x方向に引いた補助線と、ソフト枠1500との交点の数が1、+y方向に引いた補助線と、ソフト枠1500との交点の数が1であるので、ソフト枠1500の内側、すなわち、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲内にあるシンボルであると判定される。シンボル1502は、+x方向に引いた補助線と、ソフト枠1500との交点の数が0、+y方向に引いた補助線と、ソフト枠1500との交点の数が2であるので、ソフト枠1500の外側、すなわち、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲外にあるシンボルであると判定される。
【0069】
図15(c)においては、ソフト枠1510と、ソフト枠1520と、シンボル1503とが配置されている。ソフト枠1510は、ソフト枠1520の中に入れ子になっている。ソフト枠1520の内側で、かつ、ソフト枠1510の外側である領域が、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲内である。ソフト枠1520の外側の領域、または、ソフト枠1510の内側の領域が、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲外である。このような場合においても、シンボル1503の中心または基準点から、+x方向、+y方向に補助線を引く。この補助線と、ソフト枠1510またはソフト枠1520との交点を求める。このとき、補助線とソフト枠1510またはソフト枠1520との交点の数が、+x方向、+y方向共に奇数であるシンボルを、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲内にあるシンボルであると判定する。そして、これ以外のシンボルを、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲外にあるシンボルであると判定する。シンボル1503は、+x方向に引いた補助線と、ソフト枠1510またはソフト枠1520との交点の数が2、+y方向に引いた補助線と、ソフト枠1510またはソフト枠1520との交点の数が2であるので、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲外にあるシンボルであると判定される。
【0070】
再び、図13のフローチャートの説明に戻る。ステップ1330においては、前記各シンボルと、信号線で接続されている相手シンボルとの接続関係をチェックする。ここでは、各シンボルと、信号線で接続されている相手シンボルとが、共にソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲内にあるか否かを判定する。ここで、シンボルが信号取り合いシンボル1304である場合の、接続関係について説明する。図16は、信号取り合いシンボルの接続関係の説明図である。図16においては、シート番号SH−Zの制御設計仕様書1601と、シート番号SH−Xの制御設計仕様書1602とが示されている。信号取り合いシンボルは、取り合い記号と取り合い先シート番号の情報を有するシンボルである。シート番号SH−Zの制御設計仕様書1601上には、取り合い記号Aで、取り合い先シート番号がSH−Xである信号取り合いシンボル1611が記載されている。シート番号SH−Xの制御設計仕様書1602上には、取り合い記号Aで、取り合い先シート番号がSH−Zである信号取り合いシンボル1612が記載されている。信号取り合いシンボルによる信号取り合い(接続)が成立するのは、信号取り合いを行なっている2つの信号取り合いシンボルの、取り合い記号が同一で、かつ、取り合い先シート番号がお互いのシート番号を示している場合である。そこで、信号取り合いシンボル1611と信号取り合いシンボル1612とは、信号取り合い(接続)が成立している。
【0071】
再び、図13のフローチャートの説明に戻る。ステップ1330において、自シンボルと、信号線で接続されている相手シンボルとが、共にソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲内にあると判定されたシンボルについては、ステップ1360で、自シンボル、相手シンボル、およびシンボル間を接続している信号線の色を緑色に替える。例えば、図13においては、ソフトシンボル1303、シンボル1308、および信号線1306の色を緑色に替える。ステップ1330において、自シンボルと、信号線で接続されている相手シンボルとが、共にソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲内にあると判定されなかった場合には、ステップ1340へ進む。
【0072】
ステップ1340においては、前記各シンボルと、信号線で接続されている相手シンボルとが、共にソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲外にある(ハードウエアで実現される制御シーケンスの範囲内にある)か否かを判定する。前記各シンボルと、信号線で接続されている相手シンボルとが、共にソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲外にあると判定された場合には、ステップ1380へ進み、自シンボル、相手シンボル、およびシンボル間を接続している信号線の色を黄色に替える。ステップ1340において、シンボルと、信号線で接続されている相手シンボルとが、共にソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲外にあると判定されなかった場合には、ステップ1350へ進む。
【0073】
ステップ1350においては、相手シンボルが入出力シンボル1305であるか否かを判定する。入出力シンボル1305は、ハードウエアで実現される。相手シンボルが入出力シンボル1305であると判定された場合には、入出力シンボル1305との接続点までがソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲であると判断する。この場合には、ステップ1360へ進み、自シンボルと、相手シンボルとの間を接続している信号線の色を緑色に替える。このとき、入出力シンボル1305の色は替えない。例えば、図13においては、シンボル1308と信号線1307の色を緑色に替える。ステップ1350において、相手シンボルが入出力シンボル1305でないと判定された場合には、ステップ1370へ進む。
【0074】
ステップ1370においては、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲内にあるシンボルと、ハードウエアで実現される制御シーケンスの範囲内にあるシンボルとが、直接接続されていると判断できる。このような場合には、論理的に不整合であるとして、自シンボルおよび相手シンボルを赤色に替える。例えば、図16においては、前述のように、信号取り合いシンボル1611と信号取り合いシンボル1612とは、信号取り合い(接続)が成立している。ところが、信号取り合いシンボル1611は、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲内にあり、信号取り合いシンボル1612は、ハードウエアで実現される制御シーケンスの範囲内にある。このような場合には、信号取り合いシンボル1611および信号取り合いシンボル1612は、赤色に替えられる。ハードウエアで実現される制御シーケンスの範囲内を流れる信号(ハードウエア信号)を、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲内を流れる信号(ソフトウエア信号)として取り込むためには、入力処理が必要となる。
【0075】
上述のような処理の後、情報抽出部30は、緑色に色替えされたシンボルおよび信号線(すなわち、制御設計仕様書内の、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲内であって、シンボルの接続関係の論理的整合性がある範囲)の情報と、該範囲のシンボルに対して付加された設計付属情報とを、抽出情報30aとして抽出する。
【0076】
次に、シンボル変換部40で行なわれる、ユーザが予め登録しておいたシンボル変換対応表41と制御シーケンス対応表51を参照して、抽出情報30aのシンボルを、プログラム仕様書7のシンボルに変換する処理(シンボル変換処理)について説明する。図17は、このシンボル変換処理を説明するための図である。
【0077】
図17上、プログラム仕様書自動生成支援システム1において、制御設計仕様書207から抽出された抽出情報30aは、シンボル変換部40で、予め登録されているシンボル変換対応表41および制御シーケンス対応表51を参照して、順次シンボルを変換される。前述したように、シンボル変換対応表41とは、制御設計仕様書2に記載されるシンボルと、プログラム仕様書7に記載されるシンボルとの対応表である。制御設計仕様書2に記載されるシンボルと、プログラム仕様書7に記載されるシンボルとの対応の一例を図18に示す。シンボル変換対応表41としては、図19に示すようなコード番号(図中では、”コードNo.”と記す)の対応表を有している。また、制御シーケンス対応表51とは、制御設計仕様書2に記載される1つのシンボル、または複数のシンボルが組み合わされたパターンと、プログラム仕様書7に記載される複数のシンボルが組み合わされたパターンとの対応表である。
【0078】
制御設計仕様書2に記載される1つのシンボルと、プログラム仕様書7に記載される複数のシンボルが組み合わされたパターンとの対応の一例を、図17の制御シーケンス対応表51の図内に示す。この例においては、制御設計仕様書2に記載されるシンボルの1つである”ランプ表示”を示すシンボルが、プログラム仕様書7においては複数のシンボルが組み合わされたパターンとして記載されることを示している。制御設計仕様書2に記載される複数のシンボルが組み合わされたパターンと、プログラム仕様書7に記載される複数のシンボルが組み合わされたパターンとの対応の一例を、図20に示す。制御シーケンス対応表51としては、シンボルの組み合わせのパターンにコード番号を付け、このコード番号の対応表を有している。制御シーケンス対応表51としては、例えば、100パターンについての対応表を有することができる。
【0079】
シンボル変換対応表41を参照して変換されたシンボルは、制御設計仕様書207における変換前のシンボルの基準点の座標の値を踏襲してプログラム仕様書に配置される。また、信号線も、制御設計仕様書207における変換前の信号線の両端のシンボルとの接続点に関する情報(シンボルの何番目の入力信号であるかなど)や、折れ線の情報などを踏襲してプログラム仕様書に配置される。制御シーケンス対応表51を参照してシンボルを変換する場合には、変換対象となるシンボルの組み合わせのパターンを認識する処理が必要となる。また、制御シーケンス対応表51を参照しての変換においては、変換前の抽出情報30aのシンボル数と比較すると、変換後のプログラム仕様書7のシンボル数が変化することもあるので、プログラム仕様書7におけるシンボルの新たな配置等の処理が必要となる。また、変換前の抽出情報30aのシンボル数と比較すると、変換後のプログラム仕様書7のシンボル数が増加することもあるので、プログラム仕様書の図面のサイズが、所定の図面サイズ(通常は制御設計仕様書と同じサイズ)をオーバーする場合がある。この場合には、プログラム仕様書の図面のサイズが、所定の図面サイズに収まるように、プログラム仕様書上のシンボルの配置座標の値を調整する必要がある。そこで、プログラム仕様書上のシンボルの配置座標の値を、プログラム仕様書生成部60において調整する。
【0080】
プログラム仕様書生成部60において、プログラム仕様書上のシンボルの配置座標の値を調整する処理について、図21を用いて説明する。図21においては、シンボル変換前の制御設計仕様書のシートを207に示し、制御設計仕様書207をシンボル変換した後のプログラム仕様書を601に示す。そして、プログラム仕様書601上のシンボルの配置座標の値を調整した結果を602に示す。制御設計仕様書207およびプログラム仕様書601内の各点に対しては、それぞれ、制御設計仕様書207およびプログラム仕様書601の左上の点を原点として、図21に記載したようにX軸およびY軸を定め、X座標およびY座標が設定されているものとする。プログラム仕様書601の左上の点を、特に、座標調整基準点603と称する。
【0081】
例えば、制御設計仕様書207上の(x,y)を基準点座標の値とするシンボルが、シンボル変換部40でシンボル変換対応表41を参照して変換されたとする。シンボル変換対応表41を参照しての変換においては、前述のように、制御設計仕様書207における変換前のシンボルの基準点の座標の値を踏襲して、変換後のシンボルが、プログラム仕様書601に配置される。そこで、制御設計仕様書207上の(x,y)を基準点座標の値とするシンボルは、プログラム仕様書601の(x,y)を基準点座標の値とするシンボルに変換される。当該シンボルの座標の値(x,y)に、座標調整基準点603を基準として、Y軸の正の方向に縮小変換を施して座標の値を調整し、(x,y’)を得て、プログラム仕様書602上に(x,y’)を基準点座標の値として当該シンボルを配置する。
【0082】
ここで、前記縮小変換について説明する。前記縮小変換としては、予め固定的な縮小率を設定しておく方法と、プログラム仕様書601のシートごとに自動的に縮小率を設定する方法とが考えられる。自動的に縮小率を設定する方法においては、その縮小率は、プログラム仕様書601の最下層に配置されるシンボル604が、所定の図面サイズに収まるように設定すればよい。このためには、縮小率は、
【0083】
【数1】
【0084】
で設定すればよい。このような縮小変換により、プログラム仕様書601上のシンボルの配置座標の値が調整され、プログラム仕様書602が生成される。プログラム仕様書602は、所定の図面サイズに収めることができる。ここでは、Y軸の正の方向に縮小変換を施して座標の値を調整する例について説明したが、同様にX軸の正の方向に縮小変換を施して座標の値を調整することもできる。この場合には、縮小率は、
【0085】
【数2】
【0086】
で設定すればよい。この配置座標の値の調整により、シンボル同士の重なりが新たに発生することが予測される。シンボル同士の重なりが新たに発生した場合には、重なったシンボルをマウス等で選択して移動させることで、重なりを避けることができる。
【0087】
以上、本発明の一例について説明したが、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で、種々変形して実施することができる。
【0088】
【発明の効果】
本発明によれば、制御設計仕様書において記載されている制御シーケンスのうち、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲の指定、およびハードウエア情報の指定をユーザから受け付けて、前記制御設計仕様書と関連づけて記憶し、前記制御設計仕様書、前記範囲の指定、および前記ハードウエア情報の指定からプログラム仕様書を作成するプログラム仕様書自動生成支援システムを提供することができる。これにより、プログラム仕様書を作成する際の、生産性の向上を図ることができる。
【0089】
また、本発明によれば、制御設計仕様書からプログラム仕様書を作成する際に、制御設計仕様書のシンボルを、制御装置の仕様に合わせて自動的に変換するプログラム仕様書自動生成支援システムを提供することもできる。これにより、従来プール代数式を用いたり用いなかったりすることによりユーザごとに異なっていた変換のパターンを、統一することができる。
【0090】
さらに、本発明は、制御設計仕様書において記載されている制御シーケンスのうち、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲の指定をユーザから受け付けて、前記制御設計仕様書と関連づけて記憶し、該制御設計仕様書からプログラム仕様書を作成するのに先だって、該制御設計仕様書内の各シンボルが、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲内にあるか、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲外にあるかを認識して、該認識結果によりシンボルの接続関係の論理的整合性をチェックし、該チェックにより論理的整合性があると判定されたシンボルを、制御装置の仕様に合わせて自動的に変換してプログラム仕様書を作成する、プログラム仕様書自動生成支援システムを提供することもできる。これにより、プログラム仕様書の信頼性の向上を図ることができる。さらに、前記チェック結果をユーザに通知するプログラム仕様書自動生成支援システムを提供することもできる。
【0091】
さらに、本発明は、制御設計仕様書からプログラム仕様書を作成する際に、プログラム仕様書が所定の画面のサイズに収まるように、プログラム仕様書内のシンボルの位置を自動的に調整するプログラム仕様書自動生成支援システムを提供することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のプログラム仕様書自動生成支援システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】制御設計仕様書データベース5の情報として格納される制御設計仕様書2と、ソフト枠データ21aと、設計付属情報データ22aとの関連について説明するための図である。
【図3】ソフト枠作成部21の動作を示すフローチャートである。
【図4】CRT3上の表示画面の一例を示す説明図である。
【図5】CRT3上の表示画面の一例を示す説明図である。
【図6】CRT3上の表示画面の一例を示す説明図である。
【図7】ソフト枠データ21aの構造の一例を示す説明図である。
【図8】ソフト枠データ21aの具体例を示す説明図である。
【図9】設計付属情報付加部22の動作を示すフローチャートである。
【図10】設計付属情報データ22aの構造の一例を示す説明図である。
【図11】設計付属情報データ22aの具体例を示す説明図である。
【図12】ソフト枠データおよび設計付属情報データを、同一のファイルに格納することができる構造の一例を示す説明図である。
【図13】情報抽出部30の動作を示すフローチャートである。
【図14】ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲の認識の方法の説明図である。
【図15】シンボルがソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲内にあるか範囲外にあるかを判定する方法の説明図である。
【図16】信号取り合いシンボルの接続関係の説明図である。
【図17】シンボル変換処理の説明図である。
【図18】制御設計仕様書に記載されるシンボルと、プログラム仕様書に記載されるシンボルとの対応の一例の説明図である。
【図19】シンボル変換対応表41の一例の説明図である。
【図20】制御設計仕様書に記載される複数のシンボルが組み合わされたパターンと、プログラム仕様書に記載される複数のシンボルが組み合わされたパターンとの対応の一例の説明図である。
【図21】プログラム仕様書生成部60において、プログラム仕様書上のシンボルの配置座標の値を調整する処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…プログラム仕様書自動生成支援システム、2…制御設計仕様書2、3…CRT、4…キーボード、5…制御設計仕様書データベース、6…設計情報データベース、7…プログラム仕様書、10…制御設計仕様書作成部、20…設計情報付加受け付け部、21…ソフト枠作成部、21a…ソフト枠データ、22…設計付属情報付加部、22a…設計付属情報データ、30…情報抽出部、30a…抽出情報、40…シンボル変換部、41…シンボル変換対応表、51…制御シーケンス対応表、60…プログラム仕様書生成部。
Claims (12)
- 論理素子を含む論理情報が、前記論理素子を象徴する図形、および、前記論理素子間の接続関係を表す線分を含む図示情報により制御シーケンスとして表現されている制御設計仕様書のデータを格納する格納手段と、
前記制御設計仕様書の制御シーケンスのうちの、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの仕様を記載したプログラム仕様書を、前記制御設計仕様書のデータに基づいて生成するにあたり必要となる情報である設計情報の指示を受け付ける設計情報付加受け付け手段と、
該設計情報付加受け付け手段により受け付けられた前記設計情報を、前記制御設計仕様書のデータと関連づけて記憶する記憶手段と、
前記制御設計仕様書のデータと前記設計情報とから、前記プログラム仕様書を生成するために必要となる情報を抽出する抽出手段と、
該抽出手段により抽出された情報に基づいて、前記プログラム仕様書を生成する生成手段と、
表示手段と、を備え、
前記制御設計仕様書の制御シーケンスは、前記表示装置の表示画面上に表示される一または複数の制御設計仕様書シートに記載されており、
前記設計情報付加受け付け手段は、前記制御設計仕様書シートと同数で、前記制御設計仕様書シートと同じサイズの、前記表示装置の表示画面上に表示される仮想的なシートである設計情報付加シートを、前記制御設計仕様書シートのそれぞれと対応させて有し、これらの設計情報付加シートを対応する前記制御設計仕様書シートと重ね合わせて前記表示装置上の表示画面に表示して、前記設計情報付加シートを設計情報付加エリアとし、該設計情報付加エリア上に前記設計情報を指示されて、該指示を受け付けることを特徴とするプログラム仕様書自動生成支援システム。 - 論理素子を含む論理情報が、前記論理素子を象徴する図形、および、前記論理素子間の接続関係を表す線分を含む図示情報により制御シーケンスとして表現されている制御設計仕様書のデータを格納する格納手段と、
前記制御設計仕様書の制御シーケンスのうちの、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの仕様を記載したプログラム仕様書を、前記制御設計仕様書のデータに基づいて生成するにあたり必要となる情報である設計情報の指示を受け付ける設計情報付加受け付け手段と、
該設計情報付加受け付け手段により受け付けられた前記設計情報を、前記制御設計仕様書のデータと関連づけて記憶する記憶手段と、
前記制御設計仕様書のデータと前記設計情報とから、前記プログラム仕様書を生成するために必要となる情報を抽出する抽出手段と、
該抽出手段により抽出された情報に基づいて、前記プログラム仕様書を生成する生成手段と、
表示装置と、を備え、
前記抽出手段により抽出された情報には、前記制御シーケンスに含まれる前記論理素子を象徴する図形および前記線分が含まれていて、
前記生成手段は、
前記制御シーケンスに含まれる前記論理素子を象徴する図形の形状を、前記プログラム仕様書において規定されている前記論理素子を象徴する図形の形状に変換する変換手段と、
前記制御シーケンスに含まれる線分、および前記変換手段により変換された形状の図形で象徴された前記論理素子の配置を変更して、前記制御シーケンスが前記表示装置の表示画面上の予め定められたサイズの領域に表示されるようにする配置変更手段と、
を備えることを特徴とするプログラム仕様書自動生成支援システム。 - 請求項1において、
前記設計情報付加受け付け手段は、前記設計情報付加シートとして、ソフト枠設定シートおよび設計付属情報設定シートの2種類を有し、
前記ソフト枠設定シートおよび前記設計付属情報設定シートを、各々、前記制御設計仕様書シートと同数の、前記制御設計仕様書シートと同じサイズの仮想的なシートを、前記制御設計仕様書シートのそれぞれと対応させたものとし、
前記ソフト枠設定シートを、前記制御設計仕様書シートのそれぞれと重ね合わせて前記表示装置上の表示画面に表示して、前記ソフト枠設定シートをソフト枠設定エリアとし、
該ソフト枠設定エリア上に、前記制御設計仕様書の制御シーケンスのうちの、ソフトウエアで実現される制御シーケンスを特定するための情報であるソフト枠情報を指示されて、該指示を受け付け、
前記設計付属情報設定シートを、前記制御設計仕様書シートのそれぞれと重ね合わせて前記表示装置上の表示画面に表示して、前記設計付属情報設定シートを設計付属情報設定エリアとし、
該設計付属情報設定エリア上に、前記制御設計仕様書のデータから前記プログラム仕様書を生成するにあたり必要となる情報で、前記プログラム仕様書に基づいて作成されるプログラムを実行する制御装置のハードウエアに関連した情報を少なくとも含む情報である設計付属情報を指示されて、該指示を受け付けることを特徴とするプログラム仕様書自動生成支援システム。 - 請求項3おいて、
前記設計情報付加受け付け手段は、前記ソフト枠設定エリア上で、前記制御設計仕様書の制御シーケンスのうちの、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲を囲む閉図形を描画されて、この描画された閉図形を前記ソフト枠情報の指示として受け付けることを特徴とするプログラム仕様書自動生成支援システム。 - 請求項4おいて、
前記ソフト枠設定エリア上に指示された前記ソフト枠情報を受け付けた後、前記表示装置上の表示画面上に、前記ソフト枠設定エリア上に指示されたソフト枠情報のみを表示する手段を備えることを特徴とするプログラム仕様書自動生成支援システム。 - 請求項5おいて、
前記設計情報付加受け付け手段は、前記設計付属情報設定エリア上で、前記設計付属情報を付加する位置と、前記設計付属情報の内容とを、前記設計付属情報の指示として受け付けることを特徴とするプログラム仕様書自動生成支援システム。 - 請求項6おいて、
前記設計情報付加受け付け手段は、前記設計付属情報設定エリア上の前記位置に、前記設計付属情報の内容を表示する手段を備えることを特徴とするプログラム仕様書自動生成支援システム。 - 請求項7において、
前記設計付属情報設定エリア上に指示された前記設計付属情報を受け付けた後、前記表示装置上の表示画面上に、前記設計付属情報設定エリア上に指示された前記設計付属情報の位置に前記設計付属情報の内容のみを表示する手段を備えることを特徴とするプログラム仕様書自動生成支援システム。 - 請求項3において、
前記設計情報付加受け付け手段により前記ソフト枠設定エリア上に指示された前記ソフト枠情報を受け付け、かつ、前記設計情報付加受け付け手段により前記設計付属情報設定エリア上に指示された前記設計付属情報を受け付けた後、前記表示装置上の表示画面上に、前記制御設計仕様書シートに記載の制御シーケンスの表示、受け付けたソフト枠情報、および、受け付けた設計付属情報を重ね合わせて表示する手段を備えることを特徴とするプログラム仕様書自動生成支援システム。 - 請求項1または2において、
前記抽出手段は、前記制御設計仕様書内の図形で象徴されている各論理素子が、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲内にあるか、ソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲外にあるかを認識する認識手段と、
該認識手段による認識結果に基づいて、前記論理素子の接続関係に論理的整合性が有るか否かを判定する判定手段と、
前記認識手段によりソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲内にあると認識された論理素子であって、前記判定手段により接続関係に論理的整合性が有ると判定された論理素子のみを含んでいる制御シーケンスと、該制御シーケンスの論理素子に対して付加された設計付属情報とを、抽出する手段と、
を備えることを特徴とするプログラム仕様書自動生成支援システム。 - 請求項10において、前記抽出手段は、前記判定手段による判定結果を外部に通知する通知手段を備えることを特徴とするプログラム仕様書自動生成支援システム。
- 請求項11において、
前記通知手段は、少なくとも、前記認識手段によりソフトウエアで実現される制御シーケンスの範囲内にあると認識された論理素子のうち、前記判定手段により接続関係に論理的整合性が有ると判定された論理素子と、前記判定手段により接続関係に論理的整合性が無いと判定された論理素子とに、異なる色を着色して表示する手段を備えることを特徴とするプログラム仕様書自動生成支援システム。
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