JP3582622B2 - 売上金精算システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は百貨店、スーパーマーケットなどの流通業店舗に設置されて複数のレジスタの売上を入金精算する売上金精算機を複数台備え、これら複数台の売上金精算機を並列に動作させるシステムにおいて、前記各売上精算機をリアルタイムに管理する売上金精算システムに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】】
百貨店、スーパーマーケットなどの複数のキャッシュレジスタが備えられた小売店などの流通業店舗において、日々のキャッシュレジスタの売り上げを出納室などに設けられた1乃至複数台のキャッシュターミナルで入金精算するようなシステムがある。
【0003】
このような売り上げ精算システムにおいては、各キャッシュレジスタの担当者は、一日の販売が終了すると、各キャッシュレジスタ(以下単にレジという)の売上を締めて、その日の売上金を、レジの集計結果を印刷したジャーナルとともに、出納室に持っていく。
【0004】
上記出納室には、日々の売上をレジ担当者が直接入金するためのキャッシュターミナルが備えられており、各レジ担当者はこのキャッシュターミナルで売上の精算処理を実行する。
【0005】
すなわち、レジ担当は、IDカードをキャッシュターミナルのカードリーダに通すことによりキャッシュターミナルにレジ番号を認識させた後、売上金を入金機に入れ、さらにレジの集計結果(ジャーナル)を参照してその日のレジの売上合計金額をキー入力する。キャッシュターミナルでは、入金された金額を計数し、この計数金額とキー入力金額を照合して、入金の受け取り書である受け取りジャーナルをプリントアウトする。
【0006】
ところで、この種のシステムにおいては、売上金を入金精算するためのキャッシュターミナルは通常店舗に複数台備えられ、これら複数台のキャッシュターミナルが1台の管理ターミナルによって管理されている。
【0007】
すなわち、各キャッシュターミナルで入金精算処理が行われた場合、その集計結果はレジ番号別に管理ターミナルに送信されるようになってはいるが、従来システムにおいては、入金精算を済ませていないレジを未入金レジとしてこれらを一元管理するようにはなっていなかったので、出納室の担当者は各時点における正確な入金状況を把握することができなかった。
【0008】
また、従来システムにおいては、管理ターミナルは、各キャッシュターミナルの機器の状態(異常の発生の有無、およびその異常内容)などを把握できるようになってはいなかったために、キャッシュターミナルに異常が発生した場合やキャッシュターミナルの入金機の金庫が満タンになったような場合、レジ担当者はそのことをいちいち出納室の担当者に報告しに行かなくてはならず、異常状態の復旧が効率よくなされないという問題があった。
【0009】
また、この種のシステムにおいては、管理ターミナルは、通常、通信回線を介して上位のホストコンピュータに接続されており、ホストコンピュータ側からの要求に応答してその時点におけるレジ番号別の集計データを自動的にホストコンピュータに送信する集計データ上位送信機能を有している。しかし、従来のシステムにおいては、管理ターミナルは、一旦上位送信を済ませたレジの状況をモニタリングしていなかったために、上位送信を済ませたレジ番号のレジに関して再度同じ日についての入金精算処理が行われた場合、このレジに関しては上位送信を済ませていないレジ(未送信レジ)としては把握することができなかった。すなわち、1日の入金精算処理には、閉店後に行われる通常の入金精算処理以外に、開店中に出納担当者がレジにある紙幣類を防犯のために回収して入金する途中入金処理があり、1日の売り上げについての入金精算処理は複数回に分けて行なわれるのが通常である。
【0010】
したがって、このような上位送信を済ませた後にその日の入金処理が再度実行されたレジに関しては、従来は、出納担当者がこれを把握して別途未送信レジとして登録する必要があった。
【0011】
この発明はこのような実情に鑑みてなされたもので、管理ターミナル側で各入金端末の入金状況をリアルタイムに把握して、出納事務能率の向上を図る売上金精算システムを提供することを目的とする。
【0012】
またこの発明では、管理ターミナル側で上位機に集計データを送信していないレジ番号を確実に把握して、出納事務能率の向上を図る売上金精算システムを提供することを目的とする。
【0013】
さらにこの発明では、管理ターミナル側で各入金端末の機器状態や異常状態をリアルタイムに把握して、出納事務能率の向上を図る売上金精算システムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
第1発明では、レジスタ番号別に各レジスタの売り上げを入金精算する複数の売上入金精算機と、これら複数の売上入金精算機からの入金精算データを受信して集計する管理ターミナルと、を備えた売上金精算システムにおいて、
前記複数の売上入金精算機は、入金状態を示す情報を各レジスタ番号別に記憶する第1の記憶テーブルと、
該売上入金精算機の各種機器状態を示す情報を記憶する第2の記憶テーブルと、
をそれぞれ備え、
前記管理ターミナルは、
上記複数の売上入金精算機の第1及び第2の記憶テーブルの記憶内容を所定の時間間隔をもって順次取得する通信動作を行う通信手段と、
前記取得した第1の記憶テーブルのデータが順次記憶される第3の記憶テーブルと、
前記取得した第2の記憶テーブルのデータで記憶更新される第4の記憶テーブルと、
前記第3及び第4の記憶テーブルの内容に従って、各レジスタの入金精算の有無、入金状態を示す情報が取得されたレジスタのうち再度同日分の入金処理が行われたレジ番号および各入金精算機の機器状態を表示する表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0015】
係る第1発明によれば、管理ターミナルは、各売上入金精算機から各レジスタの入金状態を示す情報及び売上入金精算機の機器状態を示す情報を逐次吸い上げ、これら吸い上げた情報にしたがって、各レジスタの入金精算の有無、入金状態を示す情報が取得されたレジスタのうち再度同日分の入金処理が行われたレジ番号および各入金精算機の機器状態をほぼリアルタイムに表示するようにしている。
【0016】
第2発明では、先の第1の発明の構成に対し、前記管理ターミナルと通信回線を介して接続され、管理ターミナルで集計した各レジスタの集計データを管理ターミナルより受信するホストコンピュータを更に備えるとともに、前記管理ターミナルは、前記第3の記憶テーブルの内容および前記ホストコンピュータとの通信内容に応じて前記ホストコンピュータに対して集計データを送信していないレジ番号を識別し、そのレジ番号リストを表示する第2の表示制御手段を更に備えるようにしている。
【0017】
係る第2発明によれば、ホストコンピュータに対し、最終的な集計データを送っていないレジ番号リストをリアルタイムに表示することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施例を添付図面に従って詳細に説明する。
【0019】
図2は百貨店又はスーパーなどの小売店内の出納室内の機器配置例を示すものであり、図3は図2の出納室内に配置された機器を含んで構成される当該売上金精算システムを示すものである。
【0020】
図2の出納室の部屋内には、図3のレジ精算システム内の構成要件における管理システム10と、1〜複数台の精算システム30とが少なくとも備えられている。入金システム20は、通常、図2に示すように、出納室近傍の部屋外に配設されている。この場合、1つの入金システムのみを示しているが、実際には、他に、複数の入金システム20が当該システムに接続されている。図2において、40は両替機である。
【0021】
精算システム30は、図3に示すように、精算ターミナル31と自動精算機32を有して構成され、その詳細構成を図4に示す。
【0022】
精算システム30は、主に出納室内の出納員が使用するもので、レジ売上金の精算業務、両替資金、小口現金の管理、小口借方・貸方業務、金庫残高の把握などを業務を実行するものであり、上位の管理システム10の管理ターミナル11とデータ通信を行うための精算ターミナル31と、紙幣入金機33と、硬貨入金機34と、包装硬貨入金機35と、入金額計算機36と、ジャーナルプリンタ37と、キーボードKBと、IDカードリーダ38と、ディスプレイDPと、フレキシブルディスクドライバFDDとを有している。
【0023】
入金システム20は、図3に示すように、入金ターミナル21と自動入金機22とを有して構成されており、その詳細構成を図5に示し、入金ターミナル21の内部構成を図6に示す。
【0024】
入金システム20は、直営店およびテナント店のレジ担当者が日々の閉店後の入金処理を行う際、あるいは出納員が開店途中の入金処理(途中入金)の際に用いるものである。なお、途中入金とは、出納担当者がレジにある紙幣類を防犯のために回収して入金することを言い、通常これは直営店に限られる。
【0025】
すなわち、入金システム20は、上位の管理システム10の管理ターミナル11とデータ通信を行うための入金ターミナル21と、紙幣入金機23と、硬貨入金機24と、包装硬貨入金機25と、受取り明細を発行するジャーナルプリンタ26と、キーボードKBと、IDカードリーダ27と、通帳プリンタ28、損券を封筒にいれて投函するための現外ポスト29と、ディスプレイDPと、フレキシブルディスクドライバFDDとを有している。
【0026】
また、入金ターミナル21は、通信インターフェース61、CPU62、ROM63、RAM64、メモリ手段70、キーボードKB、ディスプレイDP、入金機との通信インターフェース等を備えている。
【0027】
メモリ手段70には、当該端末に設けられた各種状態検出センサ(図示せず)の出力から得た当該端末の各時点における各種機器状態を更新記憶しておくための端末状態記憶テーブル65と、各POSレジP−1,p−2,…p−nに関する各種データ(レジスタデータ)を各時点において更新記憶するためのレジスタデータ記憶テーブル66とを有している。
【0028】
端末状態記憶テーブル65には、例えば下記のような24項目が確保されており、機器の状態に応じてその項目データが書き換えられるようになっている。
【0029】
・回線OFFエラー
・通信異常
・送信データ異常
・受信データ異常
・受信コマンド異常
・オフ入金処理中
・未定義コード受信
・紙幣装置異常
・硬貨装置異常
・包装硬貨装置異常
・認証プリンタ異常
・ジャーナル異常
・紙幣カセットフル
・硬貨収納庫フル
・包装硬貨収納庫フル
・ポスト収納庫フル
・ジャーナルエンプティ
・紙幣カセットニアフル
・処理中
・紙幣イニシャル中
・硬貨イニシャル中
・包装硬貨イニシャル中
・待機中。
【0030】
レジスタデータ記憶テーブル65には、下記に示すような各種データおよび各種作業状況フラグなどがレジ番号別に更新記憶される。
【0031】
・レジ番号…各POSレジ毎に付けられる番号
・部門番号…当該POSレジスタが属する部門を示す番号
・通番
・テナント番号…テナント店(直営店以外)に付けられる番号
・処理状況フラグ…途中入金、精算入金など処理を識別するためのフラグ
・未入金フラグ…入金精算が済んでいるか否かを示すフラグ
・入金データ
なお、各POSレジ毎に用意されているIDカードには、レジNOに関するデータが磁気記録されており、入金処理の際に図3の入金システム20のIDカードリーダ27を通すことにより、入力者に対応するレジ番号がシステムに認識される。
【0032】
管理システム10は、図3に示すように、管理ターミナル11と自動精算機12とを有して構成されており、その詳細構成を図7に示す。
【0033】
管理システム10の管理ターミナル11は、下位の入金ターミナル21および精算ターミナル31から送られてきた売上金データの集計、照会、修正を行うもので、この場合管理システム10は、紙幣入金機13と、硬貨入金機14と、包装硬貨入金機15と、入金額計算機16と、ジャーナルプリンタ17と、IDカードリーダ18と、キーボードKBと、ディスプレイDPと、フレキシブルディスクドライバFDDとを有している。なお、管理システム10の自動精算機12は省略することもできる。
【0034】
図8は、管理ターミナル11の内部構成例を示すもので、通信インターフェース50、CPU51、ROM52、RAM53、メモリ手段60、キーボードKB、ディスプレイDP、現金処理機との通信インターフェースなどを備えている。
【0035】
メモリ手段60には、定期的な(例えば数秒単位)ポーリングによって得られた各端末(入金システム20)の端末状態記憶テーブル66の記憶内容を記憶しておくための端末状態管理テーブル55と、同様に定期的なポーリングによって得られた各端末(入金システム20)のレジスタデータ記憶テーブル65の記憶内容を記憶しておくためのレジスタデータ管理テーブル56とを有している。
【0036】
レジスタデータ管理テーブル56には、入金ターミナル21のレジスタデータ記憶テーブル65とほぼ同様の項目が記憶されるようになっており、その一例を図9に示す。したがって、管理ターミナル11では、このレジスタデータ管理テーブル56を参照することにより、各レジスタの各時点における状態をリアルタイムに判断することができる。
【0037】
なお、図9の項目中で、未送信フラグは、上位送信が済んでいるか否かを示すフラグ(上位送信後入金された場合はフラグを立てる)である。また、開設区分データは当該POSレジが開設しているか閉しているかを識別するためのデータであり、毎日の開店の際開設しているPOSレジに対応する開設区分データが「1」とされる。また、当日累計データは当日の入金額の合計データであり、総累計データは指定した日からの総売上データである。
【0038】
また、端末状態管理テーブル55には、各入金ターミナル21の端末状態記憶テーブル66とほぼ同様の項目が更新記憶される管理テーブルが入金システム20の台数に対応して複数個備えられており、図10に1つの入金システムに関しての管理テーブルのフォーマット例を示す。
【0039】
これら管理テーブルの各項目には表示の際の優先順位が設けられている。また、エラーウィンドウ「有」の項目は、異常発生時にディスプレイDP上にエラーウィンドウを表示させるものを示し、「無」の項目はディスプレイDP上にエラーウィンドウを表示させないものを示している。
【0040】
かかる管理ターミナル11は、図3に示すように、ローカルエリアネットワークを介して、POSレジスタP−1,p−2,…p−n、ストアコンピュータ1、帳票プリンタ2、パーソナルコンピュータ3などに接続されている。また、パーソナルコンピュータ3は通信回線を介してホストコンピュータ4に接続されている。
【0041】
POSレジP−1,p−2,…p−nは、各売り場に配置されているレジスタであり、この場合、各レジスタP−1,p−2,…p−nには、POS(point of sales)システムが採用されている。すなわち、各POSレジスタで商品代金の精算が行われると、この時点で、レジ番号、部門コード、売上高等の情報がPOS管理コンピュータであるストアコンピュータ1に転送される。
【0042】
また、各POSレジで、日々の売上を集計した場合は、売上商品の分類コード、それらの個数、売上合計金額、入金された現金の種別、商品券の枚数などの集計情報が集計ジャーナルとして各POSレジスタにおいてプリントアウトされるようになっている。
【0043】
ストアコンピュータ1は、各POSレジスタP−1,p−2,…p−nから送られてきたレジ番号、部門コード、売上高等の販売取引内容を示すPOSデータを蓄積記憶すると共に、これらPOSデータに基づいて各レジの売上を集計する。
【0044】
ストアコンピュータで作成されたPOSデータおよび集計データと、管理ターミナル11で作成された売上精算データとは、パーソナルコンピュータ3を介して上位のホストコンピュータ4に送信される。
【0045】
次に、図11に従って上記レジ精算システムの運用についての1日の流れの概略を説明する。
【0046】
まず、開店前に、各POSレジに釣り銭をいれてレジを待機させる。また、レジ精算システムに電源が入れられ、前日分の精算処理が再開される。前日分の処終わると、まずデータクリアを行い、売上日の設定を行う。これにより、それまで精算した売上データのうち残しておくべきものは昨日の売上データとなる。
【0047】
次に、開設処理を行う。このときレジの開設に変更がある分に対して開設区分の設定を行う。これにより、指定されたレジ番号に対応する開設区分データの欄(図9参照)に、「1」または「0」が書き込まれる。開設レジは「1」を、使用しないレジは「0」を設定する。
【0048】
その後、営業時間中においては、レジに高額の現金を保管しておくことは防犯上危険なので、出納担当者が一定時間毎に各POSレジにある紙幣類を回収し、該回収した紙幣を図3の入金システム20を用いて入金処理する。なお、この際には、通常出納担当者はIDカードを持っていないので、レジ番号はキーボードKBを介して入力するようにする。このようなレジからの現金回収処理を「途中入金」とよぶ。
【0049】
その後、店が閉められると、各レジ係は各POSレジに集計処理を行わせ、その日の販売取引の内容をジャーナルに印字するとともに、ドロワー内の現金をレジ袋に入れて、これらを出納室に持って行き、精算入金処理を実行する。
【0050】
各レジが競って精算入金処理を行うが、各レジの精算入金状況をモニタし、遅いレジには入金を促すが、特に食品売り場などレジ締めが遅いところは、現金をそのまま夜間金庫に保管しておき、翌朝取り出して精算を行うようにしている。また、小切手、商品券などは、翌日出納担当者が入力するようにしている店が多い。
【0051】
出納担当者は当日のレジの入金状況を管理ターミナル11を操作することにより確認する。また、レジの売上データがストアコンピュータ1に送信されているのかも確認する。
【0052】
未入金分があっても当日の集計精算処理には時間がかかるので、一部は翌日まで持ち越されることになる。翌日の処理は、全て出納担当者が行う。主には、小切手、商品券の入力処理、夜間金庫に預けていたレジ売上金の精算処理などである。
【0053】
精算入金処理を終えた各レジのデータは、管理ターミナル11からストアコンピュータ1に送られる。ストアコンピュータ1では、各レジから送られてきたPOSデータと管理ターミナル1から送られてきた各レジの精算入金データを各レジ毎に違いがないかをチェックする。なお、ストアコンピュータ1がない店舗の場合は、出納担当者がレジ係が持参した売上集計の伝票から数値を手入力して管理ターミナル1に備えられたチェック機能を用いて照合処理を実行する。
【0054】
また、当該精算システムで集計されたPOSデータ及び入金精算データは、上位のホストコンピュータ4の要求に応答して、パーソナルコンピュータ3を介して上位のホストコンピュータ4に送信される。ホストコンピュータ4では、各店から送られてきたデータを基に管理資料を作成する。
【0055】
次に、図1,図12〜図18を参照して、管理ターミナル11で行われる未入金レジおよび未送信レジのリアルタイムリスト表示(印字)処理について説明する。
【0056】
管理ターミナル11のオペレータは、昨日の精算及びジャーナル印字を含む必要な帳票類の打ち出しを行い、締めが全て終了すると、次に、データクリア・売上日の設定を行い、本日の設定とする。その後、レジの開設設定を行い、変更のあったレジの開設、閉設の設定を行う(ステップ500,505)。
【0057】
その後、管理ターミナル11は、所定の時間間隔で(例えば数秒おき)、システムに接続されている複数の端末(入金システム)20を順次ポーリングすることにより、各端末のレジスタデータ記憶テーブル65および端末状態記憶テーブル66の記憶データを取り込み、該取り込んだ各テーブルのデータで管理ターミナル11のレジスタデータ管理テーブル56および端末状態管理テーブル55の内容を更新する(ステップ520)。
【0058】
前述したように、レジスタデータ管理テーブル56には、閉店後に行われる入金精算処理が済んでいないレジをレジ番号別に識別するための未入金レジフラグが含まれており、レジスタデータ管理テーブル56の未入金レジフラグが0か1かを判定することにより、各レジスタの入金状況を管理ターミナル11側でリアルタイムに把握することができる。なお、端末状態管理テーブル55の内容に基づく管理ターミナル11のエラー表示処理については、後述する。
【0059】
また、当該システムにおいては、ホストコンピュータ4側からの要求に応答して管理ターミナルは11その時点におけるレジ番号別の集計データを自動的にホストコンピュータに送信する集計データ上位送信機能を有している。このホストコンピュータ4からの送信要求は、ホストコンピュータ4側の都合で1日の何時に発生するか決まってはいない。また、前述したように、1日の入金精算処理には、閉店後に行われる通常の入金精算処理以外に、開店中に出納担当者がレジにある紙幣類を防犯のために回収して入金する途中入金処理があり、1日の売り上げについての入金精算処理は複数回に分けて行なわれるのが通常である。
【0060】
したがって、ある時点で上位送信を行ったレジに関して再度同日分の入金が行われた場合には、このレジは実際には上位送信を未だ完全に済ませていないレジとして把握する必要がある。すなわち、上位送信後に、同日分の入金が有ったレジは未送信レジとして把握する必要がある。
【0061】
したがって、この実施例では、管理ターミナル11は、上位送信が行われた場合、これら上位送信を終了したレジ番号に対応するレジスタデータ管理テーブル56の未送信フラグの欄を「0」にする。ただし、管理ターミナル11では上位送信後もレジスタデータ管理テーブル56を参照することにより、上位送信を済ませた後に、同日分の入金処理が行われたレジ番号を識別し、そのような入金を行ったレジに関しては、レジ番号に対応するレジスタデータ管理テーブル56の未送信フラグの欄を「1」にする(ステップ530)。
【0062】
したがって、この実施例によれば、上位送信を未だ完全に済ませていないレジのレジ番号をリアルタイムに把握することができる。
【0063】
図12は、管理ターミナル11のディスプレイDPのメニュー画面で選択された管理画面を示すもので、
1.途中集金レジ状況
2.途中合計レジ状況
3.精算レジ状況
4.先行入金レジ状況
5.個別入金リスト
6.合計入金リスト
7.送信リスト
8.ログ停止・再開
の8つのメニューが選択できるものである。
【0064】
図13は、上記選択メニュー1の途中集金のレジ状況を示す表示画面であり、(a)が簡略ウィンドウ画面を示し、(b)が詳細ウィンドウ画面を示している。また、図14は、途中集金のレジ状況を示す表示画面を全体的に示すものである。
【0065】
これらの画面においては、未入金レジはレジ番号の横に黒丸を付して示されており、また未送信レジに対応するレジ番号の欄は、図14に示すように、陰影(または所定の色)が付されており、管理ターミナ11ルのオペレータは未入金レジ及び未送信レジのレジ番号を一目瞭然に判断することができる。
【0066】
図15は、未入金レジのみをリスト表示する未入金モニタ画面を示すもので、図15(a)に示すように簡略形式で表示することもでき、また図15(b)に示すように、レジ名称と共に詳細画面で表示させることもできる。
【0067】
図16は、未送信レジのみをリスト表示する未送信モニタ画面を示すもので、図16(a)に示すように簡略形式で表示することもでき、また図16(b)に示すように、レジ名称と共に詳細画面で表示させることもできる。
【0068】
また、上記表示画面を表示している最中に、印字キーを投入することにより、図17に示すような未入金レジおよび未送信レジが黒丸として示されたレジ状況を管理ターミナル11のジャーナルプリンタ17に印字出力させることもでき、さらには、図18(a)に示すような未入金レジのリストまたは図18(b)に示すような未送信レジのリストを同ジャーナルプリンタ17に印字出力させることもできる。
【0069】
次に、図19に従って、管理ターミナル11で行われる端末状態の監視およびエラー表示処理について説明する。
【0070】
管理ターミナル11では、前述したように、一定時間毎に各端末の状態情報をポーリングによって取得し、その取得情報によって先の図10に示した端末状態管理テーブル55を各端末単位に更新している。したがって、管理ターミナル11のCPU51は、この端末状態管理テーブル55の内容を定期的にチェックすることによって、各端末の状態を定期的に監視している(ステップ100)。
【0071】
この端末状態管理テーブル55の内容から端末異常を検出すると、管理ターミナル11のCPU51は、この検出された異常項目に対応する端末状態管理テーブル55のエラーウィンドウの欄を参照して(図10参照)、この異常項目がエラー画面を表示する設定であるか否かを判定する(ステップ130)。
【0072】
そして、エラー画面を表示する設定である場合、管理ターミナル11のCPU55は、次に、現在同一端末に関する別のエラーを表示しているか否かを判定する(ステップ140)。
【0073】
この判定の結果がYESである場合は、現在表示中のエラーとの優先順位を判定し、新しいエラーのほうが優先順位が高い場合に限って端末エラー画面のエラーメッセージを新しいエラーのものに書き換える(ステップ150、160)。図20(a)は、管理ターミナル11のディスプレイDP上に表示されるエラー画面を示すもので、端末エラーウィンドウEW1に対し図20(b)に示すような端末エラーメッセージが表示される。すなわち、端末エラーウィンドウEW1には、エラーを発生した端末番号、およびそのエラー内容などが表示される。なお、図20(a)のエラー表示画面の、ウィンドウEW2は、管理ターミナル11自体のエラーを表示する領域であり、ウィンドウEW3はエラーに対処するためのガイダンスが表示される領域であり、ウィンドウEW4はより詳細なエラーメッセージが表示される領域である。
【0074】
したがって、図19のステップ160の処理が行われる場合、端末エラーウィンドウEW1に表示されている優先順位の低いエラーメッセージが優先順位の高いエラーメッセージで書き換えられる事になる。
【0075】
一方、ステップ140の判定がNOである場合は、他の端末に関するエラーを表示しているか否かが判定され(ステップ170)、他の端末に関するエラーを表示していない場合は、前記端末エラーウィンドウEW1に、現時点でエラーが検出された端末のエラー画面を表示すると共に、エラー音を発生させる(ステップ180)。また、ステップ170の判定で、他の端末に関するエラーが既に表示されている場合は、エラーの発生順を考慮し、もっと古いエラーを端末エラーウィンドウEW1に表示する(ステップ190)。
【0076】
また、ステップ150の判定がNOである場合は、当該エラーは表示しないで先に表示されていた優先順位の高いエラーをそのまま表示しておくようにする。そして、今回の発生したエラーをエラー表示のための待ち行列に優先順位に従って入れておくようにする。
【0077】
また、その後、管理ターミナル11のCPU51は、オペレータが現在表示されている端末エラーを確認したときにキー入力される確認キーが投入されたか否かを判定し(ステップ200)、確認キーが押された時点で現在表示されているエラー画面を消去し(ステップ210)、この消去の際に、他のエラーが存在する場合には、次の優先順位のエラーメッセージを端末エラーウィンドウEW1に表示するようにする(ステップ220、230)。
【0078】
なお、次の優先順位のエラーメッセージを表示する場合、同一端末のエラーの場合は先の図10に示した優先順位を考慮し、異端末のエラーの場合は古いエラーを優先させるようにする。
【0079】
一方、管理ターミナル11のCPU51は、先のステップ110において、端末エラーが発生していないと判定された場合、既に過去に端末状態管理テーブル55に異常発生フラグを立てていた項目の異常発生フラグが解除されたか否かを判定する(ステップ120)。そして、この判定によって異常発生フラグの解除を検出した場合、CPU51は、このエラー解除された端末のエラーが表示中であるかどうかを確認し、表示中である場合は該当するエラー画面を消去する。
【0080】
このように、この実施例によれば、入金システム20側で異常が発生した場合、管理ターミナル11のディスプレイDP上に、異常発生を示す異常表示画面が現在の表示画面に割り込まれて表示され、またその際、警告音も発生されるので、出納室の係員は入金システムの金庫がフルになったことを確認するためや、ジャーナル切れなどの各種異常が入金システム側で発生しているかどうかを確認するために、複数台の入金システム20をチェックして回る必要がなくなり、出納事務効率を向上させることができる。
【0081】
ところで、親機(管理ターミナル11)側で異常が発生した場合や、回線エラーが発生した場合や、入金システムの周辺機器(現金入金機、ジャーナルプリンタなど)が故障して入金処理が行えない場合には、入金システム20側で売上金の入金精算処理を行うことはできない。
【0082】
このような場合は、管理ターミナル11と入金システム20間はオフラインとなっているが、入金システム20のフレキシブルディスクドライブFDDを駆動することにより、フレキシブルディスクFDに入金データをバックアップするようにする。そして、その後、管理ターミナル11が復旧した後、フレキシブルディスクFDにバックアップした入金データを管理ターミナル11で読み込む事により、管理ターミナル11に送信できていないデータを管理ターミナル側で復元できるようにする。
【0083】
このようにすることにより、管理ターミナル11側がダウンしても、入金処理を中断させることがなくなるとともに、システムダウン時のデータを後で手入力するといった面倒な手間をなくすことができ、また入力ミスも防ぐことができる。
【0084】
図21は、入金システム20側での上記FDバックアップ処理手順を示すもので、入力精算処理の際に管理ターミナル11へのデータ送信が可能な通常の状態際には(ステップ300,310)、フレキシブルディスクFDの挿入を確認した後(ステップ340)、バックアップをとることを指示していることを確認し(ステップ350)、これらの確認後に入金データをオン入金ファイル名でフレキシブルディスクFDにバックアップをとるようにする(ステップ360)。すなわちこの正常時におけるバックアップ処理は、正常時にも、入金データをフレキシブルディスクFDにバックアップしておいて、何らかの異常発生によって入金を済ませた入金データを管理ターミナル11に送れなくなって送信データの欠落などが発生した場合に用いられる。このような場合、バックアップしておいたフレキシブルディスクFDを、その後管理ターミナル11で読み込ませることにより、欠落したデータを管理ターミナル11側で簡単に復旧させることが可能になる。
【0085】
また、入金システム20側での入金精算処理の際、管理ターミナル11へのデータ送信が不可能な状態が発生した場合は(ステップ300、310)、フレキシブルディスクFDの挿入を確認した後(ステップ320)、入金データをオフ入金ファイル名でフレキシブルディスクFDにバックアップをとるようにする(ステップ330)。すなわち、この場合は、管理ターミナル11との通信が不可能な異常事態が発生した場合の処理であり、管理ターミナルとの通信を切断し、代わりにその入金内容をフレキシブルディスクFDでバックアップとするようにしている。
【0086】
図22は、管理ターミナル11側で復旧が必要な場合のFDデータの読み込み処理手順を示すもので、入金データが記憶されたFDを挿入する前に、設定FD、登録FDおよび開設FDを順番に挿入して、設定データ、登録データ、開設データを管理ターミナル11に読み込ませて、管理ターミナル11を復旧させる(ステップ400〜ステップ450)。
【0087】
このようにして、管理ターミナル11が復旧すると、バックアップしておいた入金FDを管理ターミナル11にセットしFDデータをシステムに読み込ませると共に、FDデータの中の拡張子がBKであるバックアップファイルのみをシステムに読み込ませるようにする。
【0088】
このようにして、管理ターミナル11側でのFDバックアップファイルの復元処理が終了する。
【0089】
なお、入金ターミナル、精算ターミナル側の原因で管理ターミナルとの通信が行えなかった場合は、図22のオフ入金処理を行う。
【0090】
なお、上記実施例では入金データのバックアップ処理をフレキシブルディスクによって行うようにしたが、他のMO、MD,DVD、PDなどのリムーバブルメディアを用いてバックアップ処理を行うようにしてもよい。
【0091】
また、実施例では、一度に1つの端末に関する1つのエラーのみしか表示されないようにしたが、複数の端末に関するエラーまたは1つの端末に関する複数のエラーに関して、これらを上下または左右に並列表示するようにしてもよく、さらには重ね合わせ表示するようにしてもよい。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、管理ターミナルは、各売上入金精算機から各レジスタの入金状態を示す情報及び売上入金精算機の機器状態を示す情報を逐次吸い上げ、これら吸い上げた情報にしたがって、各レジスタの入金精算の有無、入金状態を示す情報が取得されたレジスタのうち再度同日分の入金処理が行われたレジ番号および各入金精算機の機器状態をほぼリアルタイムに表示するようにしたので、出納事務能率を格段に向上させることができる。
【0093】
さらに、ホストコンピュータに対し、最終的な集計データを送っていないレジ番号リストをリアルタイムに表示することができるようにしたので、出納事務能率を格段に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例について管理ターミナルの処理手順を示すフローチャート。
【図2】出納室内の機器配置例を示す斜視図。
【図3】この発明を適用するレジ精算システムの全体的構成例を示すブロック図。
【図4】図3のレジ精算システム内の精算システムの内部構成を示すブロック図。
【図5】図3のレジ精算システム内の入金システムの内部構成を示すブロック図。
【図6】入金システムの入金ターミナル内部構成例を示すブロック図。
【図7】図3のレジ精算システム内の管理システムの内部構成を示すブロック図。
【図8】管理ターミナルの内部構成例を示すブロック図。
【図9】レジスタデータ管理テーブルの記憶フォーマットを示す図。
【図10】端末状態管理テーブルの記憶フォーマットを示す図。
【図11】入金システムの1日の運用手順例を示す図。
【図12】管理ターミナルの管理メニュー画面を示す図。。
【図13】途中集金レジ状況画面を示す図。
【図14】途中集金レジ状況の簡略画面を全体的に示す図。。
【図15】未入金モニタ画面を示す図。
【図16】未送信モニタ画面を示す図。
【図17】レジ状況モニタの印字例を示す図。
【図18】未入金及び未送信リストの印字例を示す図。
【図19】管理ターミナルのエラー表示処理手順を示すフローチャート。
【図20】管理ターミナルのエラー表示画面を示す図。
【図21】入金システムでのFDDデータバックアップ保存処理手順を示すフローチャート。
【図22】管理ターミナルでのFDDデータ吸い上げ処理手順を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…ストアコンピュータ
2…帳票プリンタ
4…ホストコンピュータ
10…管理システム
11…管理ターミナル
20…入金システム
21…入金ターミナル
30…精算システム
Claims (3)
- レジスタ番号別に各レジスタの売り上げを入金精算する複数の売上入金精算機と、これら複数の売上入金精算機からの入金精算データを受信して集計する管理ターミナルと、を備えた売上金精算システムにおいて、
前記複数の売上入金精算機は、入金状態を示す情報を各レジスタ番号別に記憶する第1の記憶テーブルと、
該売上入金精算機の各種機器状態を示す情報を記憶する第2の記憶テーブルと、
をそれぞれ備え、
前記管理ターミナルは、
上記複数の売上入金精算機の第1及び第2の記憶テーブルの記憶内容を所定の時間間隔をもって順次取得する通信動作を行う通信手段と、
前記取得した第1の記憶テーブルのデータが順次記憶される第3の記憶テーブルと、
前記取得した第2の記憶テーブルのデータで記憶更新される第4の記憶テーブルと、
前記第3及び第4の記憶テーブルの内容に従って、各レジスタの入金精算の有無、入金状態を示す情報が取得されたレジスタのうち再度同日分の入金処理が行われたレジ番号および各入金精算機の機器状態を表示する表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする売上金精算システム。 - 前記管理ターミナルと通信回線を介して接続され、管理ターミナルで集計した各レジスタの集計データを管理ターミナルより受信するホストコンピュータを更に備え、
前記管理ターミナルは、
前記第3の記憶テーブルの内容および前記ホストコンピュータとの通信内容に応じて前記ホストコンピュータに対して集計データを送信していないレジ番号を識別し、そのレジ番号リストを表示する第2の表示制御手段を更に備える
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の売上金精算システム。 - 前記表示制御手段は、
前記第4の記憶テーブルの内容から入金精算機のエラーが検出された場合、現在表示されている画面に割り込んで検出されたエラーに対応するエラー表示画面を表示するエラー表示制御手段を有する
ことを特徴とする請求項1記載の売上金精算システム。
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