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JP3587368B2 - 床用目地装置 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は目地部を介して建てられた左右の建物の床目地部を覆う床用目地装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の床用目地装置は左右の建物の目地部側の床躯体に目地部側が開口し、反目地部側が順次上方へ突出する傾斜面に形成された一対の目地プレート支持凹部と、この一対の目地プレート支持凹部および目地部を覆う両側部が該一対の目地プレート支持凹部の傾斜面と対応する傾斜面が形成された目地プレートとで構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の床用目地装置は雨水等の水が一対の目地プレート支持凹部内に浸入した場合、排水されず、目地プレートや床躯体を損傷させたり、劣化させてしまうという欠点があった。
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、目地プレート支持凹部内に雨水等が浸入しても、効率よく排水して、目地プレートや床躯体等の損傷や劣化を効率よく防止することができる床用目地装置を提供することを目的としている。
【0005】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は目地部を介して建てられた左右の建物の目地部側の床躯体に排水可能に形成された、目地部側が上方に突出する水切片となる一対の目地プレート支持凹部と、この一対の目地プレート支持凹部の底面に所定間隔に固定された上面がほぼ水平面となる複数個の支持バーと、前記一対の目地プレート支持凹部および前記目地部を覆う両側部寄りの部位が前記一対の目地プレート支持凹部の複数個の支持バーに支持される支持片を有する目地プレートとで床用目地装置を構成している。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態より、本発明を詳細に説明する。
【0008】
図1ないし図8に示す本発明の第1の実施の形態において、1は目地部2を介して建てられた左右の建物、本発明の実施の形態ではビル3とよう壁3Aの床目地部を覆う本発明の床用目地装置で、この床用目地装置1は左右の建物であるビル3とよう壁3Aの目地部2側の床躯体3a、3aに排水可能に形成された、目地部側が上方に突出する水切片4、4が形成され、反目地部側が順次上方へ突出する傾斜面5、5に形成された一対の目地プレート支持凹部6、6と、この一対の目地プレート支持凹部6、6の底面に所定間隔に固定された上面がほぼ水平面となる複数個の支持バー7、7と、前記一対の目地プレート支持凹部6、6および前記目地部2を覆う両側部寄りの部位が前記一対の目地プレート支持凹部6、6の複数個の支持バー7、7に水切り可能に支持される支持片8、8を有する目地プレート9と、この目地プレート9の中央部を前記目地部2の中央部に常時位置させる中央維持装置10とで構成されている。
【0009】
前記一対の目地プレート支持凹部6、6は図4に示すように、床躯体3a、3aに中央部が最下部に位置するように傾斜面11、12に形成された凹部本体13と、この凹部本体13の底面を覆うとともに、目地部側に水切片4、反目地部側に傾斜面5が形成された金属材製の支持板14と、この支持板14の最下部部位と連通するように所定間隔で形成された、前記床躯体3a、3aに形成された孔15、15に挿入される配水管16とで構成されている。
【0010】
前記目地プレート9は図5に示すように、両側下部に支持片8、8が突出した四角形状の浅皿状に形成された目地プレート本体17と、この目地プレート本体17内にモルタルやコンクリート18を充填して、表面に固定したタイルや化粧板等の床材19と、前記目地プレート本体17の両側部にヒンジ部材20、20を介して先端部が上下方向に回動可能に取付けられたカバープレート21、21と、前記目地プレート本体17の一端部の中央部寄りの部位に外方へ突出するように形成された隣り合う目地プレート9、9間をシール剤22でシールするためシール受け板23とで構成されている。
【0011】
前記中央維持装置10は図6に示すように、両端部が目地部2側の床躯体3a、3aにヒンジ部材24、24を介して取付けられた、四角枠が2個形成されたパンタグラフ形状のリンク機構25と、このリンク機構25の中央枢支部26に上下移動可能に枢支された目地プレート9の中央部に固定された中央枢支ピン27とで構成されている。
【0012】
上記構成の床用目地装置1は目地プレート9等に雨水等が位置すると、目地プレート9から一対の目地プレート支持凹部6、6の支持板14、14上へ流れ、該支持板14、14より排水管16、16へ流出される。
【0013】
地震等によって目地部2が広くなった場合には、図7に示すように目地プレート9の両端部の支持片8、8が複数個の支持バー7、7上をスライド移動して、その揺れ動きを吸収する。
また、目地部2が狭くなるように揺れ動いた場合には、図8に示すように一対の目地プレート支持凹部6、6の反目地部側の傾斜面5、5によって目地プレート9の両側部を上方へ押し上げて、その揺れ動きを吸収する。
なお、前述の目地プレート9の移動時には中央維持装置10によって、目地プレート9の中央部は常時目地部2の中央部に維持されている。
【0014】
【発明の異なる実施の形態】
次に、図9ないし図20に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。なお、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当って、前記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0015】
図9ないし図11に示す本発明の第2の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、傾斜面5、5側に逆台形状の排水凹部28、28を一対の目地プレート支持凹部6A、6Aに形成するとともに、この一対の目地プレート支持凹部6A、6Aを金属材製の支持板14A、14Aで覆った点で、このように形成された一対の目地プレート支持凹部6A、6Aを用いて構成した床用目地装置1Aにしても、前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0016】
図12ないし図14に示す本発明の第3の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、支持板を用いない一対の目地プレート支持凹部6、6に水切片4、4が固定された複数個の支持バー7、7を一対の目地プレート支持凹部6、6に固定した点で、このように構成した床用目地装置1Bにしても、前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、本発明の実施の形態では目地部2側の床躯体3a、3aを水切片となるように一対の目地プレート支持凹部を形成してもよい。
【0017】
図15ないし図17に示す本発明の第4の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、他方の床躯体3aに目地プレート支持凹部29を形成し、該目地プレート支持凹部29に少なくとも2個以上のくさび状の支持体30、30を固定するとともに、目地プレート支持凹部29に支持される目地プレート9Aに前記支持体30、30が挿入された状態で、該目地プレート9Aの先端部が上下方向に回動可能に支持される支持体挿入凹部31、31を形成した点で、このように構成した床用目地装置1Cにしてもよい。
なお、目地プレート9Aをヒンジ部材等を用いて他方の躯体に回動可能に取付けてもよい。
【0018】
図18ないし図20に示す本発明の第5の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、両側部が一対の目地プレート支持凹部6、6の傾斜面5、5と対応する傾斜面32、32に形成された目地プレート9Bを用いるとともに、四角枠形状のリンク機構25Aと、このリンク機構25Aの対向するバー部材25a、25aの中央部に枢支ピン33、33で枢支された中央部に中央枢支部26が形成された中央バー部材34とからなる中央維持装置10Aとを用いた点で、このように構成した床用目地装置1Dにしても、前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0019】
なお、前記本発明の各実施の形態ではパンタグラフ形状の中央維持装置10、10Aを用いるものについて説明したが、本発明はこれに限らず、目地プレート9、9Aの中央部を目地部2の中央部に常時位置させる機構であれば、どんな機構であってもよい。
また、水切片4、4でも目地プレート9、9A、9Bを支持できるようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0021】
(1)目地部を介して建てられた左右の建物の目地部側の床躯体に排水可能に形成された、目地部側が上方に突出する水切片となる一対の目地プレート支持凹部と、この一対の目地プレート支持凹部の底面に所定間隔に固定された上面がほぼ水平面となる複数個の支持バーと、前記一対の目地プレート支持凹部および前記目地部を覆う両側部寄りの部位が前記一対の目地プレート支持凹部の複数個の支持バーに支持される支持片を有する目地プレートとで構成されているので、目地プレートに雨水が浸入しても、目地プレートより一対の目地プレート支持凹部へ流出し、該一対の目地プレート支持凹部より外部へ排水することができる。
したがって、従来のように一対の目地プレート支持凹部内に雨水等が溜まり、目地プレートや床躯体を損傷させたり、劣化させたりする不具体を防止することができる。
【0022】
(2)前記(1)によって、雨水等が一対の目地プレート支持凹部に溜まらないので、悪臭や虫等の発生を効率よく阻止でき、清潔に使用することができる。
【0023】
(3)前記(1)によって、排水できるように一対の目地プレート支持凹部を形成するとともに、目地プレートが左右方向にスライド移動可能に支持するだけでよいので、構造が簡単で、容易に設置することができる。
【0024】
(4)請求項2、3も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の使用状態の説明図。
【図2】図1の2−2線に沿う拡大断面図。
【図3】図1の3−3線に沿う拡大断面図。
【図4】複数個の支持バーが固定された目地プレート支持凹部の説明図。
【図5】本発明の第1の実施の形態の目地プレートの説明図。
【図6】本発明の第1の実施の形態の中央維持装置の説明図。
【図7】本発明の第1の実施の形態の目地部が広くなった動作説明図。
【図8】本発明の第1の実施の形態の目地部が狭くなった動作説明図。
【図9】本発明の第2の実施の使用状態の説明図。
【図10】図9の10−10線に沿う拡大断面図。
【図11】複数個の支持バーが固定された目地プレート支持凹部の説明図。
【図12】本発明の第3の実施の使用状態の説明図。
【図13】図12の13−13線に沿う拡大断面図。
【図14】複数個の支持バーが固定された目地プレート支持凹部の説明図。
【図15】本発明の第4の実施の使用状態の説明図。
【図16】図15の16−16線に沿う拡大断面図。
【図17】本発明の第4の実施の目地部が狭くなった動作説明図。
【図18】本発明の第5の実施の使用状態の説明図。
【図19】図18の19−19線に沿う拡大断面図。
【図20】本発明の第5の実施の中央維持装置の説明図。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C、1D:床用目地装置、
2:目地部、 3:建物としてのビル、
3A:建物としてのよう壁、
4:水切片、 5:傾斜面、
6、6A:目地プレート支持凹部、
7:支持バー、 8:支持片、
9、9A、9B:目地プレート、
10、10A:中央維持装置、
11、12:傾斜面、 13:凹部本体、
14、14A:支持板、 15:孔、
16:配水管、 17:目地プレート本体、
18:モルタルやコンクリート、
19:床材、 20:ヒンジ部材、
21:カバープレート、 22:シール剤、
23:シール受け板、 24:ヒンジ部材、
25、25A:リンク機構、
26:中央枢支部、 27:中央枢支ピン、
28:排水凹部、 29:目地プレート支持凹部、
30:支持体、 31:支持体挿入凹部、
32:傾斜面、 33:枢支ピン、
34:中央バー部材。

Claims (3)

  1. 目地部を介して建てられた左右の建物の目地部側の床躯体に排水可能に形成された、目地部側が上方に突出する水切片となる一対の目地プレート支持凹部と、この一対の目地プレート支持凹部の底面に所定間隔に固定された上面がほぼ水平面となる複数個の支持バーと、前記一対の目地プレート支持凹部および前記目地部を覆う両側部寄りの部位が前記一対の目地プレート支持凹部の複数個の支持バーに支持される支持片を有する目地プレートとからなることを特徴とする床用目地装置。
  2. 目地部を介して建てられた左右の建物の目地部側の床躯体に排水可能に形成された、目地部側が上方に突出する水切片が形成され、反目地部側が順次上方へ突出する傾斜面に形成された一対の目地プレート支持凹部と、この一対の目地プレート支持凹部の底面に所定間隔に固定された上面がほぼ水平面となる複数個の支持バーと、前記一対の目地プレート支持凹部および前記目地部を覆う両側部寄りの部位が前記一対の目地プレート支持凹部の複数個の支持バーに水切り可能に支持される支持片を有する、地震等によって目地部が狭くなると両側部が左右の建物の床面上に乗り上がることができる目地プレートとからなることを特徴とする床用目地装置。
  3. 目地部を介して建てられた左右の建物の目地部側の一方の床躯体に形成された、排水可能に形成された目地部側が上方に突出する水切片が形成され、反目地部側が順次上方へ突出する傾斜面に形成された目地プレート支持凹部と、この目地プレート支持凹部の底面に所定間隔に固定された上面がほぼ水平面となる複数個の支持バーと、前記凹部および前記目地部を覆う先端部寄りの部位が前記目地プレート支持凹部の複数個の支持バーに水切り可能に支持される支持片を有する後端部が他方の建物の床躯体に、先端部が上下方向に回動可能に取付けられた目地プレートとからなることを特徴とする床用目地装置。
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