JP3588066B2 - 駐車場玩具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は複数の自動車玩具を格納できる駐車場玩具に関する。
【0002】
【従来技術】
一般に、自動車玩具は床などの上を走行させて遊ぶものであるが、そのデザインは実車に基づいて製作されるため、年月が経過するうちにその種類は非常に多くなり、最近は走行遊びをするほか、コレクションを楽しむ傾向も強くなっている。
【0003】
これに応じて、自動車玩具の格納を、単なるコレクションケースではなく、駐車場玩具に格納して出し入れすることが好まれるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、駐車場玩具は駐車場の形状を有していればよいわけではない。自動車玩具を場内に誘導したり、場内から排出したりする機構が設けられたものが望まれている。
【0005】
本発明は上記問題点を解消し、内部にエレベータを設けることによって自動車玩具の昇降や格納、排出を行なうことができる駐車場玩具を提供することをその課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明に係る駐車場玩具は、複数の階層を備え、平面視においてドーナツ型に形成された玩具本体と、玩具本体の中央の空洞部を上下動可能に設けられたエレベータとからなるとともに、以下の要件を備えたことを特徴とする。
(イ)玩具本体の空洞部にはラックレールが垂直に設けられているとともに、エレベータの側面には上記ラックレールに噛合する歯車が設けられていること
(ロ)玩具本体の各階層の底部にはターンテーブルが回転自在に設けられ、ターンテーブルの上部には複数の格納部が周方向に沿って設けられていること
(ハ)エレベータの上面には自動車玩具の載置台が設けられていること
(ニ)エレベータには上記歯車を回転させる駆動装置と、上記載置台上の自動車玩具を排出させる排出装置とを備え、エレベータの側面には上記駆動装置と排出装置のスイッチが露出して設けられていること
(ホ)上記玩具本体には、上記駆動装置と排出装置のスイッチを押圧可能な作動杆が設けられていること
【0007】
なお、前記エレベータの駆動装置には、前記歯車の回転を停止させる停止スイッチが設けられているとともに、前記玩具本体の各階層には、上記エレベータが昇降したときに上記停止スイッチに係合して押圧可能な凸部を設けるのが好ましい。
【0008】
また、前記最下部の階層には、自動車玩具を前記空洞部に出し入れする導入口と排出口とを形成するのがよい。
【0009】
さらに、 前記玩具本体には、前記格納部内の自動車玩具を空洞部側に移動させる移動機構を設けるのが望ましい。
【0010】
また、前記玩具本体は、階層毎に分割するのが望ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は駐車場玩具の斜視図で、この駐車場玩具は複数の階を備え、平面視においてドーナツ型に形成された玩具本体1と、玩具本体1の中央の空洞部aを上下動可能に設けられたエレベータ2とから構成されている。
【0012】
玩具本体1は、階毎に分割されている。二階部と三階部の底部にはターンテーブル3が回転自在に設けられ、ターンテーブル3には複数の格納部4が周方向に沿って設けられている。そして、二階部と三階部にはターンテーブル3の回転機構が設けられている。二階部の回転機構は、玩具本体1の外側に操作ダイヤル5を配置し、操作ダイヤル5によって回転する歯車6がターンテーブル3の外周に形成された歯(図示せず)に噛合し、操作ダイヤル5を回転することによってターンテーブル3が回転するように構成されている。三階部の回転機構は、図2のようにレバー8を左右に移動させることにより、左に移動させたときだけレバー8がターンテーブル3に係合するように構成されている。
【0013】
一階部には、自動車玩具を前記空洞部aに出し入れする導入部9と排出部10とが形成されている。導入部9の底面は空洞部aに向かって低く、排出部10の底面は外側に向かって低く形成されている。
【0014】
図2、図3に示されるように、玩具本体1の空洞部aには対向する位置に1対のラックレール11が垂直に設けられている。
【0015】
なお、玩具本体1には、前記格納部4内の自動車玩具を空洞部a側に移動させる移動機構が設けられている。この移動機構は、図2に示されるように、ターンテーブル3の各格納部4の中央には玩具本体1の半径方向に形成された摺動溝12に沿って摺動可能に設けられた摺動軸13と、該摺動軸13を作動させる操作レバー14とによって構成されている。通常は摺動軸13はターンテーブル3から退避する外側位置にあり、操作レバー14も一方の移動端にバネ付勢されており、操作レバー14を他方の移動端に移動させることにより、摺動軸13は外側から内側、つまり空洞部a側に摺動するようになっている。
【0016】
次に、エレベータ2には円盤状に形成された円盤部15と、その上に回動自在に設けられた自動車玩具の載置台16とが配置されている。そして、その直径方向の両端部には切欠き溝17が形成され、その内側面には上記ラックレール11に噛合する歯車18(図3参照)が配置されている。
【0017】
円盤部15には上記歯車18を回転させる駆動装置が設けられている。この駆動装置は、電池によって正逆回転するモータ20と、モータ20と上記歯車18とを作動連結する中間歯車19とによって構成されている。
【0018】
ところで、上記モータ20の回転と停止は、図4に示される略半円形の接点部材21によって制御されている。つまり、円盤部15の上面には半円形の接点部材21が軸22を中心に接点部23が左右に揺動可能に配置されている。この接点部材21が右又は左に揺動したときは、モータ20が正転又は逆転するようにスイッチオンされる。接点部材21が中央に位置しているときは、モータ20のスイッチがオフ状態になっている。また、上記接点部材21の底辺部に各一端が臨むように3個の棒状の正転スイッチ24、逆転スイッチ25及び停止スイッチ26が並んで配置され、それぞれ接点部材21から離反するようにバネ27で付勢されている。中央の停止スイッチ26の端部26aは二股に分岐形成されている。そして、右の正転スイッチ24又は左の逆転スイッチ25(逆でもよい)がバネ27に抗して押しこまれると、接点部材21の接点部23を右又は左に揺動するので、モータ20が正転又は逆転し、中間歯車19を介して最終の歯車18が正又は逆回転する。そのため、エレベータ2はラックレール11に沿って上昇し又は下降する。これに対し、接点部材21が右又は左に傾いている状態で、中央の停止スイッチ26が押し込まれると、図5のように該スイッチの先端二股部26aが接点部材21の傾いている側を押すので、接点部材21は中央位置に戻り、モータ20の回転が停止し、エレベータ2も停止する。なお、各棒状スイッチの他端はエレベータ2の側面に露出するように配置されている。また、停止スイッチ26の他端26bの上下面は傾斜している。
【0019】
また、エレベータ2の載置台16の下部には載置台16上の自動車玩具を排出させる排出装置が設けられている。すなわち、図6に示されるように載置台16の前方にはアーム28が設けられ、アーム28は円盤部15の前部に設けられた凸部29の裏側に軸支されている。そして、上記アーム28の下部には作動リンク30が揺動可能に配置されている。図7に示されるように、作動リンク30は棒状の排出スイッチ31を押すことによって揺動するように設けられ、排出スイッチ31を押すことにより作動リンク30が揺動し、アーム28が押し上げられ、同時に載置台16が前方に傾き、載置台16上の自動車玩具Mが前方に移動して排出されるようになっている。上記スイッチ31も上記の駆動装置のスイッチ24、25、26と平行で、エレベータ2の側面に露出するように配置されている。
【0020】
これに対し、上記玩具本体1の各階には、図4に示されるように上記駆動装置と排出装置のスイッチを押圧可能な作動杆32、33、34が設けられている。作動杆は、上記モータ20の駆動装置の左右の正逆転スイッチ24、25に対応する作動杆32、33と、上記自動車玩具Mの排出装置を作動させる排出スイッチ31に対応する作動杆34の3個である。
【0021】
なお、上記作動杆32、33、34は、図6に示されるように玩具本体1の外部に上下方向に移動可能に配置された「UP」ボタン35と「DOWN」ボタン36と「OUT」ボタン37とに運動変換機構を介して一体的に連係している。つまり、図7に示すように「OUT」ボタン37を押し下げることによって逆V字形リンク43により水平方向に作動するように構成されている。「UP」ボタン35と「DOWN」ボタン36とも同様である。
【0022】
また、駆動装置用のスイッチとしては、三階部は下降用、二階部は上昇用、下降用であり、また1階は上昇用である。したがって、エレベータ2が各階の所定位置に停止すると、玩具本体1の作動杆とエレベータ2のスイッチとが整合し、玩具本体1の外側からエレベータ2の左右の正逆転スイッチ25を操作することができる。
【0023】
ところで、エレベータ2は昇降時に所定の位置に停止するように構成されている。すなわち、図4に示されるように、玩具本体1の各階には、エレベータ2の停止スイッチ26の端部に対応する位置に、第1の揺動体38と第2の揺動体39がそれぞれ回動可能に設けられ、両者は図5のように互いに直線状になって空洞部aの中心を向く位置と、図4のようにたがいに反対側を向くように連結している。そして、第1の揺動体には空洞部aに突出する凸部40が形成され、第2の揺動体39には空洞部aと反対側に突部41が突出形成されている。これに対し、作動杆32、33には上記突部41に係合可能な斜面を有する係合片42a、42bが形成されている。
【0024】
図8(a)(b)に示されるように、第1の揺動体の凸部40が空洞部aの中心を向いて突出しているとき、凸部40は昇降するエレベータ2の停止スイッチ26の移動軌跡上に位置しているので、やがて昇降時のエレベータ2の停止スイッチ26の端部26bの斜面が凸部40の端部に係合する。このため、停止スイッチ26が押し込まれて図5のように接点部材21を中央位置に押し戻してモータ20を停止するので、エレベータ2は停止する。この停止位置で玩具本体1の作動杆32、33とエレベータ2のスイッチ24、25とが整合する。
【0025】
次に、左右のいずれかの作動杆(例えば、作動杆33)を空洞部a側に押しこむと、図4に示すように係合片42bが第2の揺動体39の突部41に係合して第2の揺動体39を右方向に揺動させるので、第1の揺動体38の凸部40は左に揺動し、そのため上記中央の停止スイッチ26がバネ27により元に戻って接点部材21から退避する。したがって、移動させた右の逆転スイッチ25が接点部材21を左に揺動させて歯車18を逆転させるため、エレベータ2は下降する。左の作動杆32を押しこむと,エレベータ2は上昇する。
【0026】
次に、上記構成の駐車場玩具に自動車玩具Mを格納するときは、エレベータ2を一階に移動させておき、自動車玩具Mを導入部9に入れると、自動車玩具Mはそのままエレベータ2の載置台16上に移動する。次に、「UP」ボタン35を押すと、上昇用の作動杆32が正転スイッチ24を押し、エレベータ2の歯車を正転させるので、エレベータ2は上昇する。そして、空洞部aに突出している二階の凸部40がエレベータ2の停止スイッチ26に係合してモータ20が停止するので、エレベータ2も停止する。さらに、エレベータ2を上昇させるときは、二階の「UP」ボタン35を押せばよい。そして、所望の階でエレベータ2を停止させたら、「OUT」ボタン37を押す。これにより、排出スイッチ31が作動し、図6のように載置台16のアーム28が前方に傾くので、自動車玩具Mは前述のようにエレベータ2から排出されてターンテーブル3上の格納部4に格納される。その後、ターンテーブル3を回転させて自動車玩具Mの周方向に位置を移動させればよい。
【0027】
これに対し、駐車場玩具から自動車玩具Mを排出するときは、ターンテーブル3を回転させて排出すべき自動車玩具Mをエレベータ2の載置台16の前部に向き合う位置に移動させる。そして、図2のように玩具本体1の操作レバー14を点線のように作動して摺動軸13により自動車玩具Mをエレベータ2の載置台16に送り込む。そして、「DOWN」ボタン36を押して、エレベータ2を一階に下降させた後、「OUT」ボタン37を押すことにより、載置台16上の自動車玩具Mを排出部10から排出することができる。
【0028】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、エレベータに自動車玩具Mを載置した後、作動杆により玩具本体の空洞部のラックレールに噛合したエレベータの歯車を回転させることによりエレベータは昇降する。そして、エレベータ上の自動車玩具を各階のターンテーブルに排出した後に回転させることにより、自動車玩具の位置を決めることができる。反対に動かせば、各階の自動車玩具を元の位置に戻すことも可能である。
【0029】
請求項2に係る発明によれば、エレベータが昇降したときに、玩具本体の各階に設けられた凸部に係合して押圧するので、エレベータに設けられた歯車の回転が停止し、エレベータ2を各階で停止させることができる。
【0030】
請求項3に係る発明によれば、最下部の階には、自動車玩具を空洞部に出し入れする導入口と排出口とが形成されているので、これらの口から自動車玩具の出し入れを行なうことができる。
【0031】
請求項4に係る発明によれば、玩具本体には、格納部内の自動車玩具を空洞部側に移動させる移動機構が設けられているから、格納部内の自動車玩具を手を使わずにエレベータに移動させることができる。
【0032】
請求項5に係る発明によれば、玩具本体は、階毎に分割可能になっているので、故障したときなど、各階部を分割して対処することができるので、便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る駐車場玩具の斜視図
【図2】上記駐車場玩具の要部の平面図
【図3】図2のX−X線上の断面を簡略に示した断面図
【図4】スイッチと作動杆とボタンの配置態様を示す平面図
【図5】エレベータの停止スイッチが作動している状態の平面図
【図6】エレベータの自動車玩具排出機構の説明図
【図7】上記排出機構のアームの作動態様説明図
【図8】(a)(b)は上記停止スイッチの作動態様説明図
【符号の説明】
1 玩具本体
2 エレベータ
3 ターンテーブル
4 格納部
11 ラックレール
16 載置台
18 歯車
40 凸部
32、33、34 作動杆
25、26、31 スイッチ
Claims (5)
- 複数の階層を備え、平面視においてドーナツ型に形成された玩具本体と、玩具本体の中央の空洞部を上下動可能に設けられたエレベータとからなるとともに、以下の要件を備えたことを特徴とする駐車場玩具。
(イ)玩具本体の空洞部にはラックレールが垂直に設けられているとともに、エレベータの側面には上記ラックレールに噛合する歯車が設けられていること
(ロ)玩具本体の各階層の底部にはターンテーブルが回転自在に設けられ、ターンテーブルの上部には複数の格納部が周方向に沿って設けられていること
(ハ)エレベータの上面には自動車玩具の載置台が設けられていること
(ニ)エレベータには上記歯車を回転させる駆動装置と、上記載置台上の自動車玩具を排出させる排出装置とを備え、エレベータの側面には上記駆動装置と排出装置のスイッチが露出して設けられていること
(ホ)上記玩具本体には、上記駆動装置と排出装置のスイッチを押圧可能な作動杆が設けられていること - 前記エレベータの駆動装置には、前記歯車の回転を停止させる停止スイッチが設けられているとともに、前記玩具本体の各階層には、上記エレベータが昇降したときに上記停止スイッチに係合して押圧可能な凸部を設けた、請求項1記載の駐車場玩具。
- 前記最下部の階層には、自動車玩具を前記空洞部に出し入れする導入口と排出口とが形成されている、請求項1記載の1又は2に記載の駐車場玩具。
- 前記玩具本体には、前記格納部内の自動車玩具を空洞部側に移動させる移動機構が設けられている、請求項1記載の1、2又は3に記載の駐車場玩具。
- 前記玩具本体は、階層毎に分割可能に構成されている、請求項1記載の1、2、3又は4に記載の駐車場玩具。
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