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JP3589744B2 - 自動車のシートバックおよびその発泡成形型 - Google Patents
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JP3589744B2 - 自動車のシートバックおよびその発泡成形型 - Google Patents

自動車のシートバックおよびその発泡成形型 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、自動車のシートバックとその発泡成形型に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車のシートバックは、発泡成形型内に発泡原料を注入して発泡させるモールド成形により成形されることが多い。またそのシートバックとして、上部裏側に下方に向けて開口する袋状部が形成され、前記シートバックの発泡成形後に前記袋状部に、クッション性向上および自動車への取り付けのためのシートフレーム上部が収納されるタイプがある。
【0003】
前記袋状部を有するシートバックは、袋状部の存在により発泡成形型からの脱型が難しくなったり、その発泡成形型の構造が複雑になったりし易い。そこで、それらの不都合を無くすため、図14およびその15−15断面を示す図15のようなシートバック80が提案されている。このシートバック80は、乗員の背中と接触する主クッションパッド81と、その上部裏面に重ねられて主クッションパッド81裏面との間でシートフレーム(図示せず)の上部収納空間82を形成する副クッションパッド83とからなる。
【0004】
前記両クッションパッド81,83は、図16およびその17−17断面を示す図17のように、シートバック使用時に上部の縁となる上縁部82,84の裏面85,86に貼着された寒冷紗などの一連の可撓性シート材87により、上縁部82,84が連結された状態でモールド成形されたものである。そして、その両クッションパッド81,83は、脱型後に上縁部82,84間で可撓性シート材87が折り曲げられ、裏面が重ねられる。その際、両クッションパッド81,83は上縁部が可撓性シート材87で連結されているため、重ね合わせ位置が狂うおそれがない。
【0005】
前記シートバックの成形は、図18に示すような発泡成形型90を用いてなされる。この発泡成形型90は、下型型面91に立設された仕切り92により型内が主クッションパッド成形空間93と副クッションパッド成形空間64に仕切られている。また、上型型面95は、前記仕切り92と対応する型面およびその両側に該仕切り92の上端面と略当接する可撓性シート材配置面96が形成され、閉型時に可撓性シート材87を介して可撓性シート材配置面96と仕切り92の上端面が当接するようになっている。
【0006】
そして、前記可撓性シート材配置面96に可撓性シート材87を配置し、両クッションパッド成形空間93,94に注入した発泡原料を発泡させることにより、上縁部が前記可撓性シート材87で連結された前記主クッションパッド81と副クッションパッド83が型内に形成される。その後型開きし、主クッションパッドと副クッションパッドを脱型する。その際、型内の両クッションパッドは水平方向に並んだ状態にあり、しかも可撓性シート材による連結のため、その連結部で両クッションパッドの相対的移動が可能なため、脱型が妨げられることがない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記発泡成形型90は、仕切り92の強度維持のため該仕切りの厚みfを一定以上にする必要があり、しかも、アルミ鋳造型の場合には型製造上の理由から仕切り92の上端面を尖った形状に細くすることができず、前記厚みfを5mm以上にする必要があった。そのため、前記主クッションパッド81と副クッションパッド83は、仕切り92の厚みfに相当する距離だけ、上縁部82,84が離れた状態で可撓性シート材87により連結されることになる。その結果、両クッションパッド81,83の上縁部82,84間で可撓性シート材87を折り曲げて両クッションパッド81,83を重ねる際に、可撓性シート材87に弛み88を生じ、その弛みがシートバックの上縁部の上面89に突出して、シートバックに表皮(図示せず)が被せられた際に表皮を盛り上げ、シートバックの美観を損なう問題があった。
【0008】
そこでこの発明は、主クッションパッドと副クッションパッドの上縁部を連結する可撓性シート材の弛みによる美観低下を生じにくいシートバックおよびその発泡成形型を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
ここで提案する発明は、シートバックに関する二つの発明と、発泡成形型に関する二つの発明とがある。
シートバックに関する第一の発明と第二の発明は、上縁部どうしが所定間隔離れた主クッションパッドと副クッションパッドが、その上縁部裏面に貼着された一連の可撓性シート材により上縁部で連結されるとともに、該上縁部間で前記可撓性シート材が折り曲げられて両クッションパッドの裏面が重ね合わされた自動車のシートバックについてなされたもので、以下の特徴を有する。
【0010】
すなわち、シートバックに関する第一の発明は、前記可撓性シート材が貼着される両クッションパッドの上縁部裏面に、該上縁部上面にかけてクッションパッド外面側へ窪む段形状部あるいは前記クッションパッド外面に接近する斜面からなる接近形状部が形成され、前記両クッションパッドの重ね合わせにより該両クッションパッドの上縁部上面に形成される前記段形状部あるいは接近形状部間の隙間に、前記可撓性シート材が張設されてなることを特徴とする。
【0011】
それに対してシートバックに関する第二の発明は、前記主クッションパッドまたは副クッションパッドのいずれか一方のクッションパッドの上縁部裏面に前記可撓性シート材の一端側が貼着され、他方のクッションパッドにはその上縁部裏面から上縁部上面の途中まで前記可撓性シート材の他端側が貼着されて該クッションパッドの上縁部上面で当該可撓性シート材が折り返されていることを特徴とする。
【0012】
一方、発泡成形型に関する第一の発明と第二の発明は、下型と上型とよりなって、前記下型型面には、上型型面との間を主クッションパッド成形空間と副クッションパッド成形空間とに仕切る仕切りが立設され、前記上型型面には、前記主クッションパッド成形空間で成形される主クッションパッドと前記副クッションパッド成形空間で成形される副クッションパッドとをその発泡成形時に連結する可撓性シート材を配置するための可撓性シート材配置面が、前記仕切りと対向する部分およびその付近に設けられている自動車のシートバック用発泡成形型についてなされたもので、以下の特徴を有する。
【0013】
すなわち、発泡成形型に関する第一の発明は、前記可撓性シート材配置面が、前記仕切り上端面と対向する部分およびその両側部分で下型型面側へ突出して前記仕切りの上端面と当接あるいは略当接する凸面となっていることを特徴とする。
【0014】
それに対し、発泡成形型に関する第二の発明は、前記可撓性シート材配置面が、前記仕切りの一側面と略対応する位置で下型型面側へ屈曲し、該仕切りの上端面と略等しい位置で該仕切り上端面に略沿って再び屈曲した段形状とされていることを特徴とする。
【0015】
【実施例】
以下添付の図面に従ってこの発明を詳細に説明する。
図1はシートバックに関する第一の発明の一実施例を示す斜視図、図2は図1の2ー2断面図、図3は同実施例における主クッションパッドと副クッションパッドの重ね合わせ前を示す斜視図、図4は図3の4−4断面図、図5は同実施例のシートバックの成形に用いられる発泡成形型を示す断面図、図6は他の実施例のシートバックの斜視図、図7は同実施例における主クッションパッドと副クッションパッドの重ね合わせ前を示す斜視図、図8はさらに他の実施例のシートバックを示す部分断面図である。
【0016】
また、図9はシートバックに関する第二の発明の一実施例を示す斜視図、図10は図9の10ー10断面図、図11は同実施例における主クッションパッドと副クッションパッドの重ね合わせ前を示す斜視図、図12は図11の12−12断面図、図13は同実施例のシートバックの成形に用いられる発泡成形型を示す断面図である。
【0017】
図1および図2に示すシートバック10は、主クッションパッド11と、その上部裏面に重ね合わせられた副クッションパッド21とよりなり、両クッションパッド11,21の裏面12,22間にシートフレームの上部収納空間13を有する。
【0018】
前記主クッションパッド11は乗員の背と接するシートバックの主要部をなすもので、その裏面12にはシートフレームの枠が配置される凹溝14が形成されている。
それに対して副クッションパッド21は、主クッションパッド11の上部裏面との間に前記シートフレーム上部収納空間13を形成するためのもので、主クッションパッド11よりも小さなクッションパッドで構成され、また、図3に示すように裏面22が両側部と上部を残して凹状に窪んだ面23となっている。なお、その凹状窪み面23は、シートフレームに張設されたばねなどを、主クッションパッド11の裏面との間に収納するためのものであるが、シートフレームの種類や主クッションパッド11の裏面形状などにより設けられないこともある。
【0019】
前記主クッションパッド11と副クッションパッド21は、シートバック使用時に上部の縁となる上縁部15,25が、寒冷紗、不織布あるいは織布、またはプラスチックシートなどからなる可撓性シート材31により連結されている。前記両クッションパッドの上縁部15,25は、両クッションパッドの重ね合わせ前を示す図3およびその4ー4断面を示す図4のように、前記重ね合わせにより対向することになる裏面16,26に、上縁部上面17,27にかけて外面18,28側へ窪んだ段形状部19,29が形成されている。
【0020】
前記段形状部19,29は、図1および図2に示すように両クッションパッド11,21の重ね合わせにより両クッションパッド11,21の上縁部間に隙間20を形成する。その隙間20の間隔aは、段形状部19,29の前後高さa,aの和と等しくなる。
【0021】
前記段形状部19,29には、両クッションパッド11,21の上縁部15,25間を所定距離bだけ離して可撓性シート材31の両端が貼着されている。その貼着は、両クッションパッドの上縁部15,25における内面16,26と上面17,27との境界までなされている。前記上縁部15,25間の距離bは、後記するように発泡成形型内の仕切りの厚みにより生じるもので、通常約5mm以上とされる。また、その上縁部間距離b、すなわち両クッションパッド11,21重ね合わせ前の上縁部15,25間における可撓性シート材31の長さbと、前記段形状部19,29の前後高さa,aとの関係は、a+a=a≧bとなるようにされる。
【0022】
前記上縁部15,25で連結された両クッションパッド11,21は、図4に鎖線で示すように上縁部15,25間で可撓性シート材31が折り曲げられてクッションパッド11,21の裏面が重ね合わされる。それにより、両クッションパッドの上縁部15,25間には、前記段形状部19,29による隙間20が形成され、その隙間20間に可撓性シート材31が張設される。その際、隙間20の間隔a(=a+a)と、重ね合わせ前の両クッションパッド上縁部15,25間の可撓性シート材の長さbが、a≧bの関係にあるため、可撓性シート材31は弛みなく隙間20に張られる。その結果、シートバック10の上縁部上面には可撓性シート材31の弛みがなくなり、その後表皮がシートバック10に被せられた際にも、可撓性シート材31の弛みによる膨らみを生じず、美観が損なわれることがない。
【0023】
a>bの場合には前記可撓性シート材31の長さが隙間20間隔に対して不足することになるが、その場合でも、前記重ね合わせ時に隙間20部分で両クッションパッド11,21が可撓性シート材31の張力により弾性変形して隙間20間隔が小さくなるため、両クッションパッド11,21の重ね合わせが可能となる。さらに可撓性シート材31がある程度の伸びが可能な材質からなるものの場合にはその伸びも加わるため、両クッションパッド11,21の重ね合わせが可能となる。
【0024】
なお、前記可撓性シート材31は、両クッションパッド11,21の上縁部内面16,26と上面17,27との境界線が直線となる部分に設けて、前記弛みを完全に無くすのが好ましいが、前記境界線の曲線部分も含むように設け、一部に弛みを生じることがあっても、その弛みを前記隙間20内に押し込むことができ、両クッションパッド11,21の上面に突出するのを防止できるため、シートバックの美観が損なわれることがない。
【0025】
図5には前記シートバック10をモールド成形するのに用いる発泡成形型100を示す。この発泡成形型100は、下型111と上型121とよりなり、下型型面112と上型型面122間にクッションパッド成形空間131を有する。前記下型型面112には、前記成形空間131を主クッションパッド成形空間132と副クッションパッド成形空間133とに仕切る仕切り113が立設されている。この仕切り113の厚みBは、その部分の強度および型の製造上の点から通常5mm以上とされる。
【0026】
上型型面121には、前記仕切り113と対向する部分およびその付近に、前記可撓性シート材31を配置するための可撓性シート材配置面123が形成されている。この可撓性シート材配置面123は、前記仕切り113と対向する部分およびその両側が下型型面112側へ突出し、閉型時に前記可撓性シート材31を介して仕切り113の上端面と当接する凸面124となっている。この凸面124は、前記主クッションパッド11と副クッションパッド21の段形状部19,29を形成するためのもので、仕切り113の両側で測定した突出寸法A,Aが、仕切り113の厚みBに対し、A+A≧Bとされている。なお、前記可撓性シート材配置面123には可撓性シート材31を保持するためのピンなど(図示せず)が適宜設けられる。符号125は、シートフレームの枠を収納する凹溝をクッション体裏面に形成するための凸部である。
【0027】
前記発泡成形型100を用いるシートバックのモールド成形は、上型型面122の可撓性シート材配置面123に前記可撓性シート材31を配置し、その後閉型して前記可撓性シート材31を介して仕切り113上端面を可撓性シート材配置面の凸面124に当接させ、その閉型前に型内に注入した発泡原料、あるいは原料注入口(図示せず)を上型121に設けた場合は閉型後に注入した発泡原料を、主クッションパッド成形空間132および副クッションパッド成形空間133で発泡させることにより行なう。その発泡時、可撓性シート材31は、仕切り113の両側で両クッションパッドの裏面に両端が接着して両クッションパッドを連結する。その後、両クッションパッドを脱型すれば、図3に示したような主クッションパッド11と副クッションパッド21が連結されたシートバック10が得られる。なお、前記脱型時、両クッションパッドは互いに水平方向に並んだ状態で型内に存在し、両パッド間に脱型を妨げる袋形状部などが存在しないため、脱型を容易に行なうことができる。
【0028】
図6は他の実施例のシートバック40の斜視図、図7はそのシートバック40を構成する主クッションパッド41と副クッションパッド42の重ね合わせ前を示す斜視図である。この実施例のシートバック40は、図7に示すように可撓性シート材31の横幅と等しい横幅で段形状部43,44が両クッションパッドの上縁部の一部に形成されている。
【0029】
そのため、図6に示すように、両クッションパッド41,42の重ね合わせにより前記段形状部43,44がシートバック40上面に形成する隙間45は、可撓性シート材31によって塞がれた状態になり、シートバック40上面の感触が良好となる。さらに、前記可撓性シート材31で塞がれていない隙間部分が存在しないため、そのシートバック40に被せた表皮(図示せず)が、前記塞がれてない隙間部分によって窪むおそれがなく、美観がより向上する。このシートバック40の他の部分については、図1ないし図4に示したのと同一形状からなる。
【0030】
なお、前記シートバック40を成形するための発泡成形型については、図5に示した凸面124を前記段形状部43,44の横幅に合わせて設けるだけでよいため、改めて図示しない。
【0031】
また、前記両クッションパッドの段形状部19,29,43,44に代え、図8に示すシートバック50のように、両クッションパッド51,52の上縁部53,54の裏面から上面にかけて、クッションパッド外面55,56に接近する斜面などからなる接近形状部57,58を設け、その接近形状部57,58間の隙間59に可撓性シート材31を張るようにしてもよい。なお、このシートバック50のための発泡成形型(図示せず)は、図5の凸面124を前記両クッションパッドの接近部57,58形状に合わせて設けるだけでよい。
【0032】
次にシートバックに関する第二発明と発泡成形型の第二発明の例について説明する。図9はその一実施例のシートバックの斜視図、図10はその10−10断面図、図11は両クッションパッドの重ね合わせ前を示す斜視図、図12は図11の12−12断面図である。
【0033】
それらの図に示すシートバック60は、主クッションパッド61と副クッションパッド71の上縁部62,72の裏面に両端が貼着されて両クッションパッドの上縁部62,72を連結する可撓性シート材31が、その一端側で主クッションパッド61の上縁部上面63の途中まで貼着されている。
【0034】
そして、図12に示すように両クッションパッドの上縁部62,72間に存在する可撓性シート材31aが、主クッションパッド61の上縁部上面63で折り返されて重ねられ、図10に示すように両クッションパッド61,62が重ね合わされている。そのため、前記両クッションパッド上縁部62,72間に存在する可撓性シート材31aは、主クッションパッド61の上縁部上面63における折り重ねに使用され、弛みなく張られることになる。このように可撓性シート材31を弛みなく張るためには、前記両クッションパッド61,71重ね合わせ前の両クッションパッド上縁部62,72間の可撓性シート材31aの長さdを、前記主クッションパッド上縁部上面63での可撓性シート材の貼着長さcに対し、c≧dとなるようにするのが好ましい。
【0035】
前記シートバック60の上面では、可撓性シート材31の折り重ねにより、可撓性シート材31の厚みの倍からなる段差を生じる。しかし、可撓性シート材31の厚み自体が小さいため、表皮を被せた後のシートバック外観に影響を及ぼすことはほとんどない。符号64,74は両クッションパッドの上縁部裏面、65はシートフレーム上部の収容空間である。
なお、この実施例では、可撓性シート材31を主クッションパッド61の上縁部上面に貼着したが、それに代えて副クッションパッド71の上縁部上面に貼着してもよい。
【0036】
図13は前記シートバック60を成形するのに用いられる発泡成形型200の断面図である。この発泡成形型200は、下型211と上型221とよりなり、下型型面212と上型型面222間に成形空間231を有する。また、下型型面212には、前記成形空間231を主クッションパッド成形空間232と副クッションパッド成形空間233に仕切る仕切り213が立設されている。この仕切り213の厚みDは、その部分の強度および製造上の点から、通常5mm以上とされる。
【0037】
また、上型型面222には、前記仕切り213と対向する部分およびその付近に、前記可撓性シート材31を配置するための可撓性シート材配置面223が設けられている。この可撓性シート配置面223は、前記仕切り213の一側面、この実施例では主クッションパッド成形空間232側の側面214と対応する位置224で下型型面212側へ屈曲し、前記仕切り213の上端面と略一致する位置215で仕切り213の上端面に沿って屈曲し、副クッションパッド成形空間233側へ伸びている。前記、仕切り213の主クッションパッド成形空間側の側面214に沿う可撓性シート材配置面223の上下寸法Cは、仕切り213の厚みDに対し、C≧Dとなるようにし、前記両クッションパッド61,71の重ね合わせ時に可撓性シート材31が弛まないようにするのが好ましい。符号226はシートフレームの枠が配置される溝部をクッションパッド裏面に形成するための凸部である。
【0038】
【発明の効果】
以上図示し説明したように、この発明のシートバックによれば、主クッションパッドと副クッションパッドを上縁部で連結する可撓性シート材が、シートバックの上面で弛んで外方へ膨らむことがなく、シートバックの外観が損なわれることがない。
また、この発明の発泡成形型によれば、前記主クッションパッドと副クッションパッドの連結部で外観が損なわれることないシートバックを、両クッションパッドの脱型を妨げることなく容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シートバックに関する第一の発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の2ー2断面図である。
【図3】同実施例における主クッションパッドと副クッションパッドの重ね合わせ前を示す斜視図である。
【図4】図3の4−4断面図である。
【図5】同実施例のシートバックの成形に用いる発泡成形型を示す断面図である。
【図6】他の実施例のシートバックの斜視図である。
【図7】同実施例における主クッションパッドと副クッションパッドの重ね合わせ前を示す斜視図である。
【図8】さらに他の実施例のシートバックを示す部分断面図である。
【図9】シートバックに関する第二の発明の一実施例を示す斜視図である。
【図10】図9の10ー10断面図である。
【図11】同実施例における主クッションパッドと副クッションパッドの重ね合わせ前を示す斜視図である。
【図12】図11の12−12断面図である。
【図13】同実施例のシートバックの成形に用いる発泡成形型を示す断面図である。
【図14】従来のシートバックの斜視図である。
【図15】その15−15断面図である。
【図16】そのシートバックの主クッションパッドと副クッションパッドの重ね合わせ前を示す斜視図である。
【図17】図16の17−17断面図である。
【図18】従来のシートバックのための発泡成形型の断面図である。
【符号の説明】
11,41,51,61:主クッション体
15,25,53,54,62,72:上縁部
16,26:上縁部裏面
17,27,63:上縁部上面
19,29:段形状部
20,45,59:隙間
31:可撓性シート材
57,58:接近形状部
111,211:下型
121,221:上型
112,212:下型型面
122,222:上型型面
113,213:仕切り
123,223:可撓性シート材配置面
124:凸面

Claims (8)

  1. 上縁部どうしが所定間隔離れた主クッションパッドと副クッションパッドが、その上縁部裏面に貼着された一連の可撓性シート材により上縁部で連結されるとともに、該上縁部間で前記可撓性シート材が折り曲げられて両クッションパッドの裏面が重ね合わされた自動車のシートバックにおいて、
    前記可撓性シート材が貼着される両クッションパッドの上縁部裏面に、該上縁部上面にかけてクッションパッド外面側へ窪む段形状部あるいは前記クッションパッド外面に接近する斜面からなる接近形状部が形成され、前記両クッションパッドの重ね合わせにより該両クッションパッドの上縁部上面に形成される前記段形状部あるいは接近形状部間の隙間に、前記可撓性シート材が張設されてなることを特徴とする自動車のシートバック。
  2. 請求項1において、重ね合わされた主クッションパッドと副クッションパッドの段形状部または接近形状部間の隙間間隔aと、重ね合わせ前の主クッションパッド上縁部と副クッションパッド上縁部間の可撓性シート材の長さbの関係が、a≧bであることを特徴とする自動車のシートバック。
  3. 上縁部どうしが所定間隔離れた主クッションパッドと副クッションパッドが、その上縁部裏面に貼着された一連の可撓性シート材により上縁部で連結されるとともに、該上縁部間で前記可撓性シート材が折り曲げられて両クッションパッドの裏面が重ね合わされた自動車のシートバックにおいて、
    前記主クッションパッドまたは副クッションパッドのいずれか一方のクッションパッドの上縁部裏面に前記可撓性シート材の一端側が貼着され、他方のクッションパッドにはその上縁部裏面から上縁部上面の途中まで前記可撓性シート材の他端側が貼着されて該クッションパッドの上縁部上面で当該可撓性シート材が折り返されていることを特徴とする自動車のシートバック。
  4. 請求項3において、クッションパッド上縁部上面の可撓性シート材の貼着長さcと、重ね合わせ前の主クッションパッド上縁部と副クッションパッド上縁部間の可撓性シート材の長さdの関係が、c≧dであることを特徴とする自動車のシートバック。
  5. 下型と上型とよりなって、前記下型型面には、上型型面との間を主クッションパッド成形空間と副クッションパッド成形空間とに仕切る仕切りが立設され、前記上型型面には、前記主クッションパッド成形空間で成形される主クッションパッドと前記副クッションパッド成形空間で成形される副クッションパッドとをその発泡成形時に連結する可撓性シート材を配置するための可撓性シート材配置面が、前記仕切りと対向する部分およびその付近に設けられている自動車のシートバック用発泡成形型において、
    前記可撓性シート材配置面が、前記仕切り上端面と対向する部分およびその両側部分で下型型面側へ突出して前記仕切りの上端面と当接あるいは略当接する凸面となっていることを特徴とする自動車のシートバック用発泡成形型。
  6. 請求項5において、仕切り両側での可撓性シート材配置面の凸面の突出寸法A,Aと、前記仕切りの厚みBとの関係が、A+A≧Bであることを特徴とする自動車のシートバック用発泡成形型。
  7. 下型と上型とよりなって、前記下型型面には、上型型面との間を主クッションパッド成形空間と副クッションパッド成形空間とに仕切る仕切りが立設され、前記上型型面には、前記主クッションパッド成形空間で成形される主クッションパッドと前記副クッションパッド成形空間で成形される副クッションパッドとをその発泡成形時に連結する可撓性シート材を配置するための可撓性シート材配置面が、前記仕切りと対向する部分およびその付近に設けられている自動車のシートバックの発泡成形型において、
    前記可撓性シート材配置面が、前記仕切りの一側面と略対応する位置で下型型面側へ屈曲し、該仕切りの上端面と略等しい位置で該仕切り上端面に略沿って再び屈曲した段形状とされていることを特徴とする自動車のシートバック用発泡成形型。
  8. 請求項7において、仕切りの一側面に沿う可撓性シート材配置面の上下寸法Cが、前記仕切りの厚みDに対し、C≧Dからなることを特徴とする自動車のシートバック用発泡成形型。
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