JP3590376B2 - Ipストリーミングシステム、ポリシーサーバ及びipストリーミング配信方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケーブルインターネット上でIPストリーミングを利用して通信サービスを行うIPストリーミングシステム、ポリシーサーバ及びIPストリーミング配信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、CATVにおける双方向通信のインフラ整備に伴い、ケーブルインターネットを用いて、映像や音楽などのデータ通信サービスを提供することが行われている。
【0003】
このようなデータ通信サービスは、インターネットの特性上、ユーザの利用状況に応じて回線条件が変動するベストエフォート型のサービスとなっている。
【0004】
そこで、データ通信サービスの提供業者では、例えば下り方向のデータ伝送速度がユーザ当たり最大1.5Mbpsのサービスを提供しようとする場合、各ユーザ毎にケーブルルータと称するCMTS(Cable Modem Termination System;ケーブルモデム終端装置)を用いて、下り方向の単位時間当たりのトラフィックを測定し、ある時間の平均値が1.5Mbpsを越えた場合、下り方向のトラフィックを一時停止するなどの方法をとり、データ通信サービスを提供している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、以上のようなデータ通信サービスでは、インターネット上で映像等マルチメディアコンテンツを送信し、リアルタイムに再生可能なIPストリーミングを利用した放送システムであっても、当該マルチメディアコンテンツを確実に配信することが難しい。
【0006】
この発明においてIPストリーミングとは、Internet Protocolを利用して映像や音声等のコンテンツをIPパケットとして配信し、ユーザ側にてコンテンツを再生する技術全般を指し、ユーザ側でIPパケットをメモリに受信して再生する狭義のIPストリーミングと、ユーザ側で一部か全てのコンテンツを一旦HDD等に蓄積した後に再生を開始する疑似IPストリーミングの双方の方法を含む。
【0007】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、ユーザからのコンテンツの視聴要求に対し、ネットワークの資源の使用状況をチェックし、QoS(Quality of Service:サービス品質)を確保しつつネットワーク資源を有効に活用し、視聴要求コンテンツを配信するIPストリーミングシステム、ポリシーサーバ及びIPストリーミング配信方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1) 上記課題を解決するために、各ユーザ端末からCMTS及びネットワークを介して送信されてくるコンテンツ視聴要求に基づき、配信サーバが視聴要求のあったコンテンツをユーザ端末に配信するIPストリーミングシステムにおいて、
前記視聴要求のあったコンテンツを配信するに先立ち、当該コンテンツを配信するためのQoSが確保可能か否かの問い合わせを送出する前記配信サーバと、
前記各ユーザ端末までのネットワーク経路に存在するリソースの状況及びリソース使用に関係する時間情報を記憶するリソース管理記憶手段と、前記システム全体の周波数帯域の使用状況及び帯域使用に関係する時間情報を記憶する周波数管理記憶手段と、前記ユーザ端末からのコンテンツ視聴要求のもとに、前記配信サーバから前記要求元情報、必要帯域情報を含むQoS確保の問い合わせを受けた場合、前記リソース管理記憶手段を参照し、前記視聴要求コンテンツに関するQoS確保のためのリソース有無を判断する第1の判断手段と、前記配信サーバから前記要求元情報、必要帯域情報を含むQoS確保の問い合わせを受けた場合、前記周波数管理記憶手段を参照し、視聴要求のあった前記ユーザ端末が接続されるケーブルにおける周波数帯域の空き有無を判断する第2の判断手段と、これら第1及び第2の判断手段から得られる前記コンテンツを配信するネットワーク経路に存在する前記CMTSを含むネットワーク中継関連装置のリソースの利用状況および前記ユーザ端末が接続される前記ケーブルの周波数帯域の使用状況に基づいてQoS確保の可否を前記配信サーバに通知するとともに、QoS確保が否の場合には前記リソース使用及び前記帯域使用に関係する時間情報から配信可能時間を前記配信サーバに通知する手段とを設けたポリシーサーバとを備えたIPストリーミングシステムの構成である。
【0009】
本発明は以上のような構成とすることにより、ナビゲーションサーバがユーザ端末から要求元情報のもとに視聴要求コンテンツを受けると、配信サーバに通知する。この配信サーバは、要求元情報及び視聴要求コンテンツに基づき、配信情報データベースからコンテンツの必要帯域情報を読み出し、要求元情報とともに、ポリシーサーバに配信すべきコンテンツのQoSが確保可能か否かについて問い合わせをする。ここで、ポリシーサーバは、コンテンツを配信するネットワーク経路に存在する前記CMTSを含むネットワーク中継関連装置のリソースの利用状況およびユーザ端末が接続される前記ケーブルの周波数帯域の使用状況を判断するので、QoS実現のためにリソースの使用状態および周波数帯域の状態を判断し、両方が適切な状態にあれば、QoS確保可能と判断し、配信サーバに視聴要求のあったコンテンツの配信が可能であることを通知するので、QOSを確保しつつネットワーク資源を有効に活用し、視聴要求コンテンツを配信することができる。
【0010】
なお、QoS実現のためにリソースの使用状態および周波数帯域の状態を判断処理機能を各CMTSにもたせることも可能である。
【0011】
(2) また、本発明に係るポリシーサーバは、各ユーザ端末までのネットワーク経路に存在するリソースの状況及びリソース使用に関係する時間情報を記憶するリソース管理記憶手段と、システム全体の周波数帯域の使用状況及び帯域使用に関係する時間情報を記憶する周波数管理記憶手段と、ユーザ端末からのコンテンツ視聴要求のもとに、外部から要求元情報、必要帯域情報を受けると、前記リソース管理記憶手段を参照し、前記視聴要求コンテンツに関するQoS確保のためのリソース有無を判断する第1の判断手段と、前記外部から要求元情報、必要帯域情報を受けると、前記周波数管理記憶手段を参照し、視聴要求のあった前記ユーザ端末が接続されるケーブルにおける周波数帯域の空き有無を判断する第2の判断手段と、これら第1及び第2の判断手段から得られる前記コンテンツを配信するネットワーク経路に存在する前記ネットワーク中継関連装置のリソースの利用状況および前記ユーザ端末が接続される前記ケーブルの周波数帯域の使用状況に基づいてQoS確保の可否を判断し、またQoS確保が否の場合には前記リソース使用及び前記帯域使用に関係する時間情報から配信可能時間を算出する手段とを備えた構成である。
【0012】
この発明は以上のような構成とすることにより、ポリシーサーバが配信サーバなどの外部から要求元情報、必要帯域情報を受けると、リソース管理記憶手段を参照し、視聴要求コンテンツに関するQoS確保のためのリソース有無を判断し、また周波数管理記憶手段を参照し、視聴要求のあったユーザ端末に接続されるラインにおける周波数帯域の空き有無を判断するので、配信サーバにQoSを確保可能であることを知らせることができる。
【0014】
さらに、ポリシーサーバにリソース管理記憶手段および周波数管理記憶手段を設け、視聴要求コンテンツに関するQoS確保のためのリソース有無およびユーザ端末が接続されるケーブルにおける周波数帯域の空き有無を判断したが、例えばネットワーク中継装置である例えばCMTSにリソース管理記憶手段および周波数管理記憶手段を設け、視聴要求コンテンツに関するQoS確保のためのリソース有無およびユーザ端末に接続されるラインにおける周波数帯域の空き有無を判断する場合でも、前述するポリシーサーバと同様の作用効果を奏することが可能である。
【0015】
(3) 本発明に係るIPストリーミング配信方法は、コンテンツの視聴要求を行う複数のユーザ端末が接続されるケーブルを収容する複数のCMTSと当該視聴要求コンテンツのストリーミング配信を実行するヘッドエンドシステムとがネットワークデ接続されているIPストリーミングシステムにおいて、あるユーザ端末から要求元情報のもとにメニュー画面要求を受けた場合、当該ユーザ端末にメニュー画面を送信し、当該ユーザ端末から視聴要求コンテンツを受け付けるコンテンツ要求受付けステップと、このステップにより視聴要求コンテンツを受付けると、予め記憶される配信要求コンテンツ、当該コンテンツの配信に必要な帯域情報、配信必要時間情報等を読み出し、前記ヘッドエンドシステムが収容するポリシーサーバにQoS確保可能かを問い合わせる問合せステップと、このステップにより問い合わせを受けた場合、ポリシーサーバがリソース管理記憶手段に記憶される前記要求元ユーザ端末までのネットワーク経路に存在するリソース情報及びリソース使用に関係する時間情報を参照し、前記視聴要求コンテンツに関するQoS確保のためのリソース有無を判断するリソース確保判断ステップと、問い合わせステップにより問い合せを受けると、システム全体の周波数帯域の使用状況及び帯域使用に関係する時間情報を記憶する周波数管理記憶手段を参照し、前記ユーザ端末が接続されたケーブルにおける周波数帯域の空き有無を判断する帯域確保判断ステップと、前記各判断ステップによりQoS確保可能と判断されたとき、前記ヘッドエンドシステムが前記視聴要求コンテンツを前記要求元ユーザ端末に配信するステップと、前記各判断ステップによりQoS確保が否と判断されたとき、前記リソース使用及び帯域使用に関係する時間情報から配信可能時間を取得するステップとを有する方法である。
【0016】
このようなストリーミング配信方法であっても、コンテンツ要求受付けステップで視聴要求を受付けると、問合せステップにて予め記憶されるコンテンツの配信に必要な帯域情報、配信必要時間情報等を読み出し、ポリシーサーバにQoS確保可能かを問い合わせるので、ポリシーサーバがリソース管理記憶手段に記憶される前記要求元ユーザ端末までのネットワーク経路に存在するリソース情報を参照しコンテンツを配信するネットワーク経路に存在する前記CMTSを含むネットワーク中継関連装置のリソースの利用状況およびユーザ端末が接続される前記ケーブルの周波数帯域の使用状況を判断するので、QoSを確保しつつネットワーク資源を有効に活用し、視聴要求コンテンツを配信することが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明するに先立ち、例えば米国の放送システムについて説明する。
【0018】
(1) 米国の放送システムの現状について。
【0019】
アナログ地上波をケーブル上にブロードキャストする米国の放送システムでは、RF(Radio Frequency)で利用可能な周波数帯のうち、50MHz〜450MHzの周波数範囲で利用されているが、この場合には1チャンネル当たり6MHz程度の帯域が割当てられている。
【0020】
一方、ケーブルインターネットを用いて、データ通信を行う場合、450MHz以外の帯域、例えば500MHz〜600MHzの周波数帯域が利用されている。すなわち、データ通信を行う場合、6MHz帯域でディジタル変調であるQAM(Quadrature Amplitude Modulation:直交振幅変調)変調が利用され、またCMTSやIPB(IPストリーミング用セットトップボックス)のごときIPストリーミング対応装置の内部に実装されているチューナは前述する6MHz帯毎にチューニングされている。このQAM方式は、正弦搬送波のパラメータである振幅、位相、周波数のうち、振幅と位相の2つのパラメータを同時に変調することにより、狭い帯域幅の中で多くのデータを搬送できる方式である。因みに、ケーブルインタネットで主に使用されるQAM変調には64QAM方式と256QAM方式とがあるが、例えば64QAM方式の場合には約27Mbpsの伝送レートが得られる。現在、多数のユーザが27Mbpsの伝送帯域を共有する形でデータ通信サービスが行われている。
【0021】
(2) 本発明に係るIPストリーミングシステムの構成について。
【0022】
図1は本発明に係るIPストリーミングシステムの一実施の形態を示す構成図である。
【0023】
このIPストリーミングシステムは、多種類のマルチメディアコンテンツを蓄積し、ユーザからの視聴要求に応じた配信処理を実行するヘッドエンドシステム10と、例えばリング状の接続構成をとるネットワーク20と、複数のディストリビューションHUB30とが設けられ、これら各ディストリビューションHUB30に収容されるRFケーブル40にIPB51を介してユーザ端末52が接続されている。本発明では、ユーザ端末と呼ぶ場合には、IPB51とユーザ端末52との組み合わせが対象となる。
【0024】
また、ディストリビューションHUB30とユーザ端末52がもつIPB51との間は、RFケーブル40だけでは距離が制限されることから、光信号に変換し距離を延長するために、電気−光変換器、HFC(Hybrid Fiber/Coax)ネットワーク、光−電気変換器などが用いられるが、ここでは本発明の要旨と関連性が薄いことから省略する。
【0025】
このヘッドエンドシステム10は、ナビゲーションサーバ11、配信サーバ12、ポリシーサーバ13およびQoSを提供可能なルータ14が設けられている。
【0026】
なお、CMTS31が1つで構成される場合には、CMTS31を含めてヘッドエンドシステムと呼ぶ場合もある。
【0027】
このナビゲーションサーバ11は、当該サーバ11自体が所有するメニューを容易に閲覧可能なEPG(Electronic Program Guide:電子プログラム・ガイド)およびナビゲーションクライアントソフトウエア等の間で連携をとりながら、ユーザが視聴を希望するコンテンツの種類を受理し、配信サーバ12に通知する役割をもっている。
【0028】
配信サーバ12は、多種類のマルチメディアコンテンツの他、各コンテンツの配信に必要な帯域情報、配信必要時間情報その他配信に必要な情報を蓄積する大容量の配信情報データベース15を有し、当該データベース15に蓄積されるマルチメディアコンテンツを含む配信情報を管理する一方、ナビゲーションサーバ11から配信通知を受けると、ポリシーサーバ13に対し、コンテンツを配信するためのQoSが確保可能か否かの問い合せを実施し、QOSが確保可能な場合、ユーザに対して希望するコンテンツを配信する機能をもっている。
【0029】
ポリシーサーバ13は、リソース管理データベース16及び周波数管理データベース17を有し、配信サーバ12からIPアドレスなどの要求元情報、必要帯域情報をもとにQoS確保に関する問い合せを受けると、要求元ユーザに対してコンテンツを配信するために、CMTSを含むネットワーク中継関連装置のQoS実現のためのリソースを管理するリソース管理データベース16及びシステム全体の周波数帯域を管理する周波数管理データベース17の格納データからCMTS31を含むネットワーク中継関連装置の利用状況および要求元ユーザ端末が接続されるRFケーブルごとの周波数帯域の使用状況を判断し、ネットワーク経路のQoS確保および配信要求元ユーザの接続されるRFケーブルの帯域確保を行う機能をもっている。なお、リソース管理データベース16及び周波数管理データベース17はそれぞれ個別に独立したデータベースである必要がなく、同一のデータベースにエリア分けして必要な情報を記憶する構成であってもよい。
【0030】
ルータ14は、IPパケットのヘッダをチェックし、前述するようにQoSが確保可能な状態で中継するものであって、キューメカニズムやスケジュール管理メカニズムを有し、同一宛先トラフィックに対しても各IPパケットに定義されるフローごとに管理する。また、ルータ14は、配信サーバ12から送信されるRSVP(Resource Reservation Protocol)に基づき、ルーター間の特定の通信チャンネルの伝送帯域を管理し、必要なQoSを実現のためのリソースを確保する機能をもっている。
【0031】
前記ネットワーク20は、ストリーミング配信を実行するために必要な各種サーバ11〜13群を収容するヘッドエンドシステム10と遠隔地に設置されるCMTS31を収容する多数のディストリビューションHUB30とを接続する例えば光ファイバがリング状に形成された伝送ラインとなっている。
【0032】
各ディストリビューションHUB30は、多数のユーザの配信拠点となる部分であり、RFケーブル40を収容するリピータ機能或いはスイッチング機能をもったLANの集線装置としての役割を果たすものであって、少なくともCMTS31が収容されている。このCMTS31は一種のネットワーク中継装置である。
【0033】
このCMTS31は、基本的にはRFインタフェースを有し、ルータ14と同様の機能を有するケーブルルータである。つまり、ルータ14と同様にキューメカニズムやスケジュール管理メカニズムが設けられている。
【0034】
前記IPB(IPストリーミング用セットトップボックス)51は、視聴要求コンテンツに対応するIPパケットを受信し、当該パケットに含まれるアプリケーションなど、上位の映像、音声に係るデータをCODEC(コード・デコード)に従ってデコード処理を実施し、テレビジョンTV、CRTや液晶のモニタを含むユーザ端末52に表示する機能をもっている。
【0035】
従って、以上のようなIPストリーミングシステムの実施の形態によれば、ポリシーサーバ13にCMTSを含むネットワーク中継関連装置のQoS実現のためのリソースを管理するリソース管理データベース16及びシステム全体の周波数帯域を管理する周波数管理データベース17を設け、IPB51を含むユーザ端末52からコンテンツ視聴要求をナビゲーションサーバ11で受けると、配信サーバ12に通知し、配信情報データベース15から視聴要求コンテンツに関する必要帯域情報、配信に必要な時間情報を要求元情報とともに、QoS確保可能か否かをポリシーサーバ13に問い合わせる。このポリシーサーバ13は、リソース管理データベース16を参照し、CMTS31を含むネットワーク中継関連装置の利用状況を判断し、また周波数管理データベース17を参照し、要求元ユーザ端末が接続されるRFケーブルごとの周波数帯域の使用状況を判断するので、ネットワーク経路のQoS確保および配信要求元ユーザの接続されるRFケーブルの帯域確保を行うことができ、ネットワーク資源を利用し、QoSを確保しながら視聴要求コンテンツをユーザ端末に配信することができる。
【0036】
(3) リソース管理データベース16及び周波数管理データベース17の構成データ例について。
【0037】
* リソース管理データベース16について。
【0038】
一般に、QoSを実現するためのネットワーク中継関連装置のリソースには制限があるので、QoS保証可能な帯域にもおのずと限界がある。図1に示すヘッドエンドシステム10に収容されるルータ14、各ディストリビューションHUB30に収容される例えばCMTS(1)31、CMTS(2)31が確保可能な帯域は、自身のCPUやソフトウエアの処理能力により制限され、RFインタフェース毎に16Mbpsの転送能力しかもっていない。さらに、QoS管理単位であるフローの数がメモリの実装上の制約からキューの数が「32」であるが、RFインタフェース当たり32本の異なるフローが処理可能である場合、例えばコンテンツの配信に必要な最低帯域が500kbpsとすれば、RFインタフェース毎の転送能力である16Mbpsに対し、各ネットワーク中継関連装置のリソースは500kbpsにて32本が限界である(図4の帯域番号参照)。
【0039】
因みに、リソース管理データベース16の構成データの一例としては、ユーザ名、ユーザ(IPB)のIPアドレス、配信サーバ12からの経路情報(例えばネットワーク中継装置名)、ネットワーク中継装置名、インタフェース名、帯域番号、使用帯域、使用開始時間、予想使用時間(或いは予想終了時間)、遅延時間等が挙げられる。
【0040】
* 周波数管理データベース17について。
【0041】
CMTS31のRFインタフェースは、チューナ1回路に付き1基本周波数(6MHz)が使用可能である。前述したように64QAM方式の変調を使用した場合、伝送速度が27Mbpsとなる。このうち、各種プロトコルのオーバヘッドを考慮し、下り方向の実行速度を20Mbpsと見積もった場合、サービスを受けるユーザは当該速度範囲でなければならない。
【0042】
因みに、周波数管理データベース17の構成データの一例としては、ユーザ名、ユーザ(IPB)のIPアドレス、ネットワーク中継装置名、インタフェース名、使用可能帯域、使用帯域数、使用開始時間、予想使用時間(或いは予想終了時間)、使用コンテンツアドレス(URL)等が挙げられる。
【0043】
(4) 図1に示すシステムの動作ないし本発明に係るIPストリーミング配信方法について(図2、図3参照)。
【0044】
先ず、ポリシーサーバ13は、CMTS31を含むネットワーク中継関連装置のQOSを実現する為、当該装置における使用帯域等の情報をリソース管理データベース16に格納し、またRFケーブル40の周波数帯域等の情報を周波数管理データベース17に格納するなどし、適切な管理を行うための初期化を実施する(S1:ポリシーサーバ初期化ステップ)。
【0045】
この状態においてユーザがIPB51を起動し、EPGのメニュー画面の要求操作を行うと、自身のIPアドレス等の要求元情報のもとにメニュー画面要求情報がCMTS31、ネットワーク20を経由し、ナビゲーションサーバ11に送られる(S2)。ここで、ナビゲーションサーバ11は、画面要求に基づいて自身が所有するEPGのメニュー画面を特定のユーザの要求元情報を所有するIPB51に配信する(S3)。このメニュー画面はユーザ端末52に表示される。ユーザはメニュー画面からジャンル毎(アクション、ドラマ)のボタンやシステムプロバイダーが推奨するコンテンツ等を見ることができる。
【0046】
ここで、ユーザがユーザ端末52に表示されるメニュー画面から特定の映像等マルチメディアコンテンツを指定すると、該当IPB51から自身の例えばIPアドレス等の要求元情報のもとに映像コンテンツ視聴要求が送信される。ヘッドエンドシステム10のナビゲーションサーバ11は、ユーザ端末側からCMTS31、ネットワーク20を介して送られてくる要求元情報、映像コンテンツ視聴要求を受信し、コンテンツ視聴要求を受付ける(S4)。これらS2〜S4はコンテンツ要求受付けステップに相当する。
【0047】
このナビゲーションサーバ11は、ユーザによって指定された映像等のコンテンツの視聴要求を受信した後、配信サーバ12に通知する(S5)。
【0048】
この配信サーバ12は、自身が管理する配信情報データベース15から配信要求コンテンツ、当該コンテンツの配信に必要な帯域情報、配信必要時間情報等を読み出し、要求元(送信先)情報とともに、ポリシーサーバ13に送信し、QoS確保の観点から配信可能か否かを問い合わせる(S6)。これらステップS5,S6は問い合わせステップを意味する。
【0049】
ここで、ポリシーサーバ(帯域ブローカ)13は、要求元情報に基づいてリソース管理データベース16から要求コンテンツを配信するためのネットワークの経路情報を取得し(S7)、さらに要求元情報および必要帯域情報(例えば500kbps等)をもとに要求元までのネットワーク経路に存在するCMTS31、ヘッドエンドシステム10内のルータ14を含む全てのネットワーク中継関連装置に関し、リソース管理データベース16に格納される情報を参照し、500kbpsの帯域をもつQoS実現可能なリソースが有るか否かを判断する(S8)。リソース無しと判断されたとき、ポリシーサーバ13は、配信サーバ12に配信不可能と回答する。このとき、予想使用時間情報をもとに配信可能時間も回答する(S9)。そして、新たな外部から入力待ちの状態となる。
【0050】
ポリシーサーバ13は、ステップS8においてQoS実現のためのリソース有りと判断した場合、図4に示すようにリソース管理データベース16に規定される項目のうち、例えば帯域番号特定、当該帯域番号対応使用帯域への「1」設定、使用開始時間の書込み等のなどの帯域使用情報を更新する(S10)。これらステップS5〜S10はリソース確保判断ステップに相当する。
【0051】
さらに、ポリシーサーバ(帯域ブローカ)13は、要求元情報および必要帯域情報をもとに、図5に示す周波数管理データベース17を参照し、要求元IPB51が現在接続されているRFケーブル40に対応するインタフェースに500kbps帯域の空きがあるか否かを判断する(S11)。ここで、帯域に空きがない場合には配信不可能である旨を配信サーバ12に回答するが、同時に予想使用時間情報をもとに配信可能時間も回答する。また、前述したステップS10により確保したリソースを開放するために、リソース管理データベース16をアップデータする(S12)。
【0052】
一方、ポリシーサーバ13は、ステップS11においてRFケーブル40に対応するインタフェースに帯域に空きがあると判断された場合、要求元ユーザのコンテンツ配信要求がサービスの上限値を越えているか否かを判断し(S13)、越えていないと判断された場合には配信サーバ12に対して配信可能であることを回答するとともに、その帯域の利用分について周波数管理データベース17を更新する(S14)。これらステップS11〜S14は帯域確保判断ステップに相当する。
【0053】
ここで、配信サーバ12は、ポリシーサーバ13から配信可能とする回答を受けると、RSVP等のプロトコルを用いて、CMTS31を含むネットワーク中継関連装置の実際の使用帯域をチェックし、使用するリソースを確保する(S15)。
【0054】
このRSVPプロトコルとしては、通常、配信サーバ12からpathメッセージを送信し、当該pathメッセージの条件(帯域や遅延時間等)が正当であるか否かについてルータ14、CMTS31の順序で順次チェックしながら、コンテンツ配信要求元であるIPB51まで到達する。このIPB51は、エラーなしでpathメッセージを受信すると、resvメッセージを配信サーバ12に向けて送信する。CMTS31、ルータ14は、IPB51から送信されるresvメッセージに基づいて実際のリソースを割当て予約する。
【0055】
配信サーバ12は、resvメッセージを受けると、予約したネットワーク中継関連装置のリソースとRFケーブル40の周波数帯を利用し、実際の映像等コンテンツを配信要求元のIPB51に配信する(S16)。ステップS15,S16はコンテンツ配信ステップを意味する。
【0056】
配信サーバ12は、コンテンツの送信を終了すると、ポリシーサーバ13に対し、配信要求コンテンツに対する送信終了を通知する(S17)。ポリシーサーバ13は、送信終了情報を受け取ると、両管理データベース16,17の該当コンテンツ配信のために利用した帯域分の情報について開放する(S18)。このステップS17,S18は帯域確保情報開放ステップを意味する。
【0057】
従って、以上のようなIPストリーミング配信方法の実施の形態によれば、ユーザ端末側からの視聴要求コンテンツの受付けステップ、この受付けを行ったナビゲーションサーバ11の配信サーバ12への通知及び配信サーバによる配信コンテンツの必要帯域情報、配信するために必要な時間情報を取得し、ポリシーサーバ13にQoS実現のための問合せを行う問合せステップ、さらにポリシーーバ13によるリソース確保判断、使用帯域確保判断を行うステップ、何れも確保可能な場合に配信サーバ12に通知するステップを採用することにより、リソース及び使用帯域を確保し、QoSを確保しつつ視聴要求コンテンツを確実に配信できる。
【0058】
(5) ポリシーサーバ13の実際の動作処理例について(図2〜図5参照)。
【0059】
なお、サービスの前提としては、以下の*に記述するような内容を設定する。
【0060】
* コンテンツは、映像品質や音声品質等に応じて、500kbpsの整数倍の伝送レートが必要となるので、500kbps〜2Mbpsまでの種類があるとする。例えば高品質映像コンテンツの場合は1Mbps、中程度の品質の場合は500kbpsが必要となるという具合である。
【0061】
* ポリシーサーバ13にて、1サービス(例えば映画1本の視聴)毎にサービス使用の可否がリソース等の状況に応じて判断されるものとする。
【0062】
* CMTS31の1インタフェース毎(6MHz帯当たり)の伝送速度は、64QAM変調方式の場合には27Mbpsであるが、各種プロトコルのオーバヘッドがあるので、有効速度は20Mbpsとする。
【0063】
* ルータ14、CMTS(1)31、CMTS(2)31の確保可能な帯域は、インタフェース毎に16Mbpsであり、かつ、管理可能なフローの数は500kbpsで32本とする。
【0064】
* 通常、1つのIPB51当たり最大2Mbpsのベストエフォート型通信を保証するが、コンテンツ配信要求時は500kbpsの整数倍である最大例えば2Mbpsまでの範囲でQOS管理に基づいた視聴が可能とする。
【0065】
* CMTS(1)31、CMTS(2)31の1インタフェース当たりに対し、IPB51の接続台数は50台とする。すなわち、50台中の20%の使用率以上になると、各ユーザの使用可能な速度は2Mbps以下となる(20Mbps÷(50台の20%)=2Mbps)。
【0066】
以上のような設定条件のもとに実際のポリシーサーバ13の詳細な動作について説明する。
【0067】
▲1▼ 配信サーバ12は、ナビゲーションサーバ11からIPアドレス等の要求元情報のもとに映像コンテンツの配信要求を受けると、配信情報データベース15に格納されるコンテンツ配信に必要な帯域情報(例えば500kbps)および配信必要時間情報(例えば2時間)を読み出し、要求元情報とともに、ポリシーサーバ13に対して配信可能か否かの問い合わせを行う(図2のS6)。
【0068】
▲2▼ ポリシーサーバ13は、配信要求元ユーザが接続されているCMTS(1)31とインタフェースとを確認する為、要求元情報であるIPアドレスをキーとし、リソース管理データベース16を用いて、配信サーバ12からユーザIPB51までのネットワーク経路情報、中継装置名(複数存在する場合には複数)、インタフェース名を検索する(図2のS7)。例えばユーザAを指定し、ルータ14/インタフェース1とCMTS(1)31/インタフェース1(図4参照)を取得する。
【0069】
▲3▼ 次に、ポリシーサーバ13は、ナビゲーションサーバ11から受け取った要求元情報(通常,IPアドレス)と必要帯域情報とをもとに、リソース管理データベース16を参照し、要求元IPB51までのネットワーク中経路に存在するルータ14とCMTS(1)51に帯域確保が可能か否かを判断する(図2のS8)。具体的には、図4に示すごとく、CMTS(1)/インタフェース1においては、CMTS(1)のQoS実現の為の全リソース32本(500kbps)のうち、現在、帯域番号「1」,「2」,「3」しか使用されておらず、未だ十分に設定可能な状態にあることが分るので、今回の配信要求に対して帯域番号「4」を特定し、対応する使用帯域項目に「1」を設定し、使用開始時間を記入する。リソース管理データベース16には図示されていないが、同様にルータ14/インタフェース1についても実行する。
【0070】
▲4▼ さらに、ポリシーサーバ13は、要求元情報と必要帯域情報をもとに、周波数管理データベース17を参照し、CMTS(1)/インタフェース1(要求元IPBが現在接続されているRFケーブル40)に500kbps帯域の空きがあるか否かを判断する(図3のS11)。具体的には、CMTS(1)/インタフェース1を指定し、RFインタフェース当たりの周波数割り当てからくる制限(例えば合計20Mbps)と現在使用中の使用帯域との比較を行う。ここで、図5に示すごとく、CMTS(1)/インタフェース1のRFインタフェースの使用周波数帯域の合計は3であり、1.5Mbpsの帯域より使用しておらず、20Mbps以下であるので、未だ周波数帯域の使用には問題がない。
【0071】
▲5▼ 今回の配信要求元ユーザのIPアドレス(例えば10.1.1.3)の使用帯域数は0となっており、各ユーザ毎に上限値2Mbps以下となっているので、何ら問題なく空き帯域を使用できる(図3のS13)。
【0072】
▲6▼ ポリシーサーバ13は、以上述べた2つのデータベース16,17の参照結果に基づき、配信サーバ12に対し、今回ユーザIPB51の配信要求に対する配信は可能であると回答する(図3のS14)。
【0073】
従って、以上のようなポリシーサーバ13の実施の形態によれば、リソース管理データベース16および周波数管理データベース17の格納データを参照し、リソース確保および使用帯域確保を適切に判断でき、配信サーバ12にコンテンツの配信に必要な適切な回答を提供できる。
【0074】
(6) CMTS31にリソース管理データベース32及び周波数管理データベース17を備えた場合の構成および動作処理例について。
【0075】
前述するシステム例は、ポリシーサーバ13によってリソース管理を一元管理する場合の構成例を述べたが、この例では、図6に示すように各CMTS31にデータベース32,33を備えた構成となる。つまり、各CMTS31から下流のリソース及び周波数帯域の管理については、個々のCMTS31が管理するデータベース32,33に必要な情報を格納し管理する例である。なお、これらデータベース32,33には前述するリソース管理データベース16及び周波数管理データベース17と同様な構成データを格納するものであり、とりわけ本発明の説明上必要な図4,図5と同様なデータを格納するものとする。
【0076】
次に、データベース32,33を備えたCMTS31を含むシステムの動作について図7及び図8を参照して説明する。
【0077】
先ず、CMTS31は、動作を開始すると、QoSを実現する為、使用帯域等の情報やRFケーブル40の周波数帯域等の情報を管理するための初期化を実行する(S21:初期化ステップ)。
【0078】
この状態においてユーザがIPB51を起動し、EPGメニューの要求操作を行うと、自身のIPアドレス等の要求元情報のもとに画面要求情報がCMTS31、ネットワーク20を経由し、ナビゲーションサーバ11に送られる(S22)。ここで、ナビゲーションサーバ11は、ある特定のユーザの要求元情報を所有するIPB51に配信する(S23)。このEPGメニュー画面はユーザ端末52に表示される。ユーザはメニュー画面からジャンル毎(アクション、ドラマ)のボタンやシステムプロバイダーが推奨するコンテンツ等を見ることができる。
【0079】
ここで、ユーザがユーザ端末52に表示されるメニュー画面から特定の映像等マルチメディアコンテンツを指定すると、該当IPB51から自身の例えばIPアドレス等の要求元情報のもとに映像コンテンツ視聴要求が送信される。ヘッドエンドシステム10のナビゲーションサーバ11は、ユーザ端末側からCMTS31、ネットワーク20を介して送られてくる要求元情報、映像コンテンツ視聴要求を受信し、視聴要求のあったコンテンツを受付ける(S24)。これらS22〜S24はコンテンツ要求受付けステップに相当する。
【0080】
このナビゲーションサーバ11は、ユーザによって指定された映像等のコンテンツの視聴要求を受信した後、配信サーバ12に通知する(S25)。
【0081】
この配信サーバ12は、自身が管理する配信情報データベース15から要求元情報をもとに、経路情報、コンテンツの配信に必要な帯域情報、配信必要時間情報等を読み出し、要求元(送信先)情報とともに、ポリシーサーバ13に送信する(S26)。
【0082】
このポリシーサーバ13は、要求元情報、経路情報、当該コンテンツの配信に必要な帯域情報、配信必要時間情報を受け取ると、これら要求元情報および必要帯域情報(例えば500kbps等)、配信必要時間情報等を要求元側ネットワーク経路に存在するCMTS31を通知しサービスを要求する(S27)。
【0083】
ここで、CMTS31は、要求元情報をもとにインタフェース名を取得し(S28)、このインタフェース名に基づいてリソースデータベース32に格納される情報を参照し、該当インタフェース名にQoSの観点から500kbpsの帯域確保が可能なリソースが存在するか否かを判断する(S29)。帯域確保可能なリソースが存在しない場合、CMTS31は、ポリシーサーバ13に配信不可能と回答する。このとき、予想使用時間情報をもとに配信可能時間も回答する(S30)。
【0084】
CMTS31は、ステップS29においてQoS確保可能にリソースが存在すると判断した場合、図4に示すようにリソース管理データベース32に規定される項目のうち、例えば帯域番号特定、当該帯域番号対応使用帯域への「1」設定、使用開始時間の書込み等のなどの帯域使用情報を更新する(S31)。これらステップS28〜S31はリソース確保判断ステップに相当する。
【0085】
さらに、CMTS31は、要求元情報および必要帯域情報をもとに、図4に示す周波数管理データベース33を参照し、該当インタフェースに500kbps帯域の空きがあるか否かを判断する(S32)。ここで、帯域に空きがない場合にはリソース無しをポリシーサーバ13に回答するが、同時に予想使用時間情報をもとに配信可能時間も回答する。また、前述したステップS31により確保したリソースを開放するために、リソース管理データベース32をアップデートする(S33)。
【0086】
一方、CMTS31は、ステップS32で該当インタフェースに空き帯域周波数があると判断された場合、要求元ユーザのコンテンツ配信要求がサービスの上限値を越えているか否かを判断し(S34)、越えていないと判断された場合にはポリシーサーバ13に配信可能であることを回答するとともに、その帯域の利用分について周波数管理データベース33を更新する(S35)。これらステップS32〜S35は帯域確保判断ステップに相当する。
【0087】
ここで、ポリシーサーバ13は、配信サーバ12に配信可能を回答する(S36)。この配信サーバ12は、ポリシーサーバ13から配信可能とする回答を受けると、RSVP等のプロトコルを用いて、CMTS31を含むネットワーク中継関連装置の実際の使用帯域をチェックし、使用するリソースを確保する(S37)。
【0088】
つまり、配信サーバ12からpathメッセージを送信し、ルータ14、CMTS31の順序で順次チェックしながら、コンテンツ配信要求元であるIPB51まで到達する。このIPB51は、エラーなしでpathメッセージを受信すると、resvメッセージを配信サーバ12に向けて送信する。
【0089】
配信サーバ12は、resvメッセージを受けると、予約したネットワーク中継関連装置のリソースとRFケーブル40の周波数帯を利用し、実際の映像等コンテンツを配信要求元のIPB51に送信する(S38:コンテンツ配信ステップ)。配信サーバ12は、コンテンツの配信を終了すると、ポリシーサーバ13を介してCMTS31に送信終了情報を送信する(S39)。このCMTS31は、両管理データベース32,33の該当コンテンツ配信のために利用した帯域分の情報について開放する(S40)。
【0090】
従って、以上のようなネットワーク中継装置であるCMTS31の一実施の形態によれば、当該CMTS31にポリシーサーバ13と同様な情報を有するリソース管理データベース32および周波数管理データベース33を備えることにより、CMTS31がこれらデータベース32,33の内容を参照し、ポリシーサーバ13と同様な機能ないし作用効果を奏することができる。
【0091】
なお、上記実施の形態は、QoSの実現のためにリソース管理データベース16、周波数管理データベース17を設けたが、何れか一方のデータベース16または17を設け、リソースまたは周波数の観点からQoSを実現するようにしてもよい。
【0092】
また、実施の形態では、CMTS31側に両管理データベース32,33を設けたが、例えばCMTS31側に何れか一方の管理データベース32または33を設けてもよく、この場合には他方の管理データベース33または32はポリシーサーバ13側に設置する。
【0093】
さらに、CMTS31側に両管理データベース32,33を設けた場合、システムからポリシーサーバ13を削除する構成としてもよい。
【0094】
その他、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。また、各実施の形態は可能な限り組み合わせて実施することが可能であり、その場合には組み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施の形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれており、開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点を解決するための手段に記載される全構成要件から幾つかの構成要件が省略されうることで発明が抽出された場合には、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0095】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、ユーザからコンテンツの視聴要求に対し、ネットワークの資源の使用状況をチェックし、QOSを確保しつつネットワーク資源を有効に活用し、視聴要求コンテンツを適切に配信できるIPストリーミングシステム、ポリシーサーバ及びIPストリーミング配信方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるIPストリーミングシステムの一実施の形態を示す系統構成図。
【図2】図1に示すシステムの動作及び本発明に係わるIPストリーミング配信方法の一実施の形態を説明するフローチャート。
【図3】図1に示すシステムの動作及び本発明に係わるIPストリーミング配信方法の一実施の形態を説明する図2に続くフローチャート。
【図4】図1に示すリソース管理データベースのデータ構成の一例を示す図。
【図5】図1に示す周波数管理データベースのデータ構成の一例を示す図。
【図6】本発明に係わるIPストリーミングシステムの他の実施形態を示す系統構成図。
【図7】図6に示すシステムの動作及び本発明に係わるIPストリーミング配信方法の一実施の形態を説明するフローチャート。
【図8】図6に示すシステムの動作及び本発明に係わるIPストリーミング配信方法の一実施の形態を説明する図7に続くフローチャート。
【符号の説明】
10…ヘッドエンドシステム
11…ナビゲーションサーバ
12…配信サーバ
13…ポリシーサーバ
16…リソース管理データベース
17…周波数管理データベース
20…ネットワーク
30…ディストリビューションHUB
31…CMTS(ネットワーク中継装置)
32…リソース管理データベース
33…周波数管理データベース
40…RFケーブル
51…IPB
52…ユーザ端末
Claims (5)
- 各ユーザ端末からCMTS及びネットワークを介して送信されてくるコンテンツ視聴要求に基づき、配信サーバが視聴要求のあったコンテンツを要求元ユーザ端末に配信するIPストリーミングシステムにおいて、
前記視聴要求のあったコンテンツを配信するに先立ち、当該コンテンツを配信するためのQoSが確保可能か否かの問い合わせを送出する前記配信サーバと、
前記各ユーザ端末までのネットワーク経路に存在するリソースの状況及びリソース使用に関係する時間情報を記憶するリソース管理記憶手段と、前記システム全体の周波数帯域の使用状況及び帯域使用に関係する時間情報を記憶する周波数管理記憶手段と、前記ユーザ端末から要求元情報を含むコンテンツ視聴要求のもとに、前記配信サーバから前記要求元情報、必要帯域情報を含むQoS確保の問い合わせを受けた場合、前記リソース管理記憶手段を参照し、前記視聴要求コンテンツに関するQoS確保のためのリソース有無を判断する第1の判断手段と、前記配信サーバから前記要求元情報、必要帯域情報を含むQoS確保の問い合わせを受けた場合、前記周波数管理記憶手段を参照し、視聴要求のあった前記ユーザ端末が接続されるケーブルにおける周波数帯域の空き有無を判断する第2の判断手段と、これら第1及び第2の判断手段から得られる前記コンテンツを配信するネットワーク経路に存在する前記CMTSを含むネットワーク中継関連装置のリソースの利用状況および前記ユーザ端末が接続される前記ケーブルの周波数帯域の使用状況に基づいてQoS確保の可否を前記配信サーバに通知するとともに、QoS確保が否の場合には前記リソース使用及び前記帯域使用に関係する時間情報から配信可能時間を前記配信サーバに通知する手段とを設けたポリシーサーバと
を備えたことを特徴とするIPストリーミングシステム。 - 各ユーザ端末からCMTS及びネットワークを介して送信されてくるコンテンツ視聴要求に基づき、配信サーバが視聴要求のあったコンテンツを要求元ユーザ端末に配信するIPストリーミングシステムにおいて、
前記視聴要求のあったコンテンツを配信するに先立ち、当該コンテンツを配信するためのQoSが確保可能か否かの問い合わせを送出する前記配信サーバと、
前記各ユーザ端末までのネットワーク経路に存在するリソースの状況及びリソース使用に関係する時間情報を記憶するリソース管理記憶手段と、前記システム全体の周波数帯域の使用状況及び帯域使用に関係する時間情報を記憶する周波数管理記憶手段と、前記ユーザ端末から要求元情報を含むコンテンツ視聴要求のもとに、前記配信サーバから前記要求元情報、必要帯域情報を含むQoS確保の問い合わせを受けた場合、前記リソース管理記憶手段を参照し、前記視聴要求コンテンツに関するQoS確保のためのリソース有無を判断する第1の判断手段と、前記配信サーバから前記要求元情報、必要帯域情報を含むQoS確保の問い合わせを受けた場合、前記周波数管理記憶手段を参照し、視聴要求のあった前記ユーザ端末が接続されるケーブルにおける周波数帯域の空き有無を判断する第2の判断手段と、これら第1及び第2の判断手段から得られる前記コンテンツを配信するネットワーク経路に存在するネットワーク中継関連装置のリソースの利用状況および前記ユーザ端末が接続される前記ケーブルの周波数帯域の使用状況に基づいてQoS確保の可否を前記配信サーバに通知するとともに、QoS確保が否の場合には前記リソース使用及び前記帯域使用に関係する時間情報から配信可能時間を前記配信サーバに通知する手段とを設けた前記CMTSと
を備えたことを特徴とするIPストリーミングシステム。 - 請求項1又は請求項2に記載のIPストリーミングシステムにおいて、
前記ケーブルの周波数帯域に空きがあり、かつリソースの使用状況から前記QoS確保が可能であると判断された場合、前記ユーザ端末からのコンテンツ視聴要求が通信サービスの上限値を越えているか否かを判断し、越えていないと判断された場合、QoSを確保しつつ視聴要求のあったコンテンツが配信可能であることを前記配信サーバに通知することを特徴とするIPストリーミングシステム。 - 各ユーザ端末からのコンテンツ視聴要求に基づいて視聴要求のあったコンテンツを配信するIPストリーミングシステムにおいて、
前記各ユーザ端末までのネットワーク経路に存在するリソースの状況及びリソース使用に関係する時間情報を記憶するリソース管理記憶手段と、
前記システム全体の周波数帯域の使用状況及び帯域使用に関係する時間情報を記憶する周波数管理記憶手段と、
前記ユーザ端末からのコンテンツ視聴要求のもとに、外部から要求元情報、必要帯域情報を受けると、前記リソース管理記憶手段を参照し、前記視聴要求コンテンツに関するQoS確保のためのリソース有無を判断する第1の判断手段と、
前記外部から要求元情報、必要帯域情報を受けると、前記周波数管理記憶手段を参照し、視聴要求のあった前記ユーザ端末が接続されるケーブルにおける周波数帯域の空き有無を判断する第2の判断手段と、これら第1及び第2の判断手段から得られる前記コンテンツを配信するネットワーク経路に存在する前記ネットワーク中継関連装置のリソースの利用状況および前記ユーザ端末が接続される前記ケーブルの周波数帯域の使用状況に基づいてQoS確保の可否を判断し、またQoS確保が否の場合には前記リソース使用及び帯域使用に関係する時間情報から配信可能時間を算出する手段とを備えたことを特徴とするポリシーサーバ。 - コンテンツの視聴要求を行う複数のユーザ端末とこの複数のユーザ端末がケーブルを介して接続されたCMTSを持ち、前記ユーザ端末からの前記視聴要求に基づいて前記視聴要求されたコンテンツを前記ユーザ端末にネットワークを介して配信するIPストリーミングシステムにおいて、
あるユーザ端末から要求元情報のもとにメニュー画面要求を受けた場合、当該ユーザ端末にメニュー画面を送信し、当該ユーザ端末から視聴要求コンテンツを受け付けるコンテンツ要求受付けステップと、
このステップにより視聴要求コンテンツを受付けると、予め記憶される配信要求コンテンツ、当該コンテンツの配信に必要な帯域情報、配信必要時間情報を読み出し、QoS確保可能かを問い合わせる問合せステップと、
この問い合わせに基づいて予め記憶された前記要求元ユーザ端末までのネットワーク経路に存在するリソース情報及びリソース使用に関係する時間情報を参照し、前記視聴要求コンテンツに関するQoS確保のためのリソース有無を判断するリソース確保判断ステップと、
前記問合せに基づいてシステム全体の周波数帯域の使用状況及び帯域使用に関係する時間情報を記憶する周波数管理記憶手段を参照し、前記ユーザ端末が接続されたケーブルにおける周波数帯域の空き有無を判断する帯域確保判断ステップと、
前記各判断ステップによりQoS確保可能と判断されたとき、前記視聴要求コンテンツを前記要求元ユーザ端末に配信するステップと、
前記各判断ステップによりQoS確保が否と判断されたとき、前記リソース使用及び帯域使用に関係する時間情報から配信可能時間を取得するステップとを有することを特徴とするIPストリーミング配信方法。
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