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JP3591497B2 - 強誘電体型不揮発性半導体メモリ - Google Patents
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JP3591497B2 - 強誘電体型不揮発性半導体メモリ - Google Patents

強誘電体型不揮発性半導体メモリ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、強誘電体型不揮発性半導体メモリ(所謂FERAM)に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、大容量の強誘電体型不揮発性半導体メモリに関する研究が盛んに行われている。強誘電体型不揮発性半導体メモリ(以下、不揮発性メモリと略称する場合がある)は、高速アクセスが可能で、しかも、不揮発性であり、また、小型で低消費電力であり、更には、衝撃にも強く、例えば、ファイルのストレージやレジューム機能を有する各種電子機器、例えば、携帯用コンピュータや携帯電話、ゲーム機の主記憶装置としての利用、あるいは、音声や映像を記録するための記録メディアとしての利用が期待されている。
【0003】
この不揮発性メモリは、強誘電体薄膜の高速分極反転とその残留分極を利用し、強誘電体層を有するメモリセル(キャパシタ部)の蓄積電荷量の変化を検出する方式の、高速書き換えが可能な不揮発性メモリであり、基本的には、メモリセル(キャパシタ部)と選択用トランジスタ(スイッチング用トランジスタ)とから構成されている。メモリセル(キャパシタ部)は、例えば、下部電極、上部電極、及び、これらの電極間に挟まれた強誘電体層から構成されている。この不揮発性メモリにおけるデータの書き込みや読み出しは、図26に示す強誘電体のP−Eヒステリシスループを応用して行われる。即ち、強誘電体層に外部電界を加えた後、外部電界を除いたとき、強誘電体層は残留分極を示す。そして、強誘電体層の残留分極は、プラス方向の外部電界が印加されたとき+P、マイナス方向の外部電界が印加されたとき−Pとなる。ここで、残留分極が+Pの状態(図26の「D」参照)の場合を「0」とし、残留分極が−Pの状態(図26の「A」参照)の場合を「1」とする。
【0004】
「1」あるいは「0」の状態を判別するために、強誘電体層に例えばプラス方向の外部電界を印加する。これによって、強誘電体層の分極は図26の「C」の状態となる。このとき、データが「0」であれば、強誘電体層の分極状態は、「D」から「C」の状態に変化する。一方、データが「1」であれば、強誘電体層の分極状態は、「A」から「B」を経由して「C」の状態に変化する。データが「0」の場合には、強誘電体層の分極反転は生じない。一方、データが「1」の場合には、強誘電体層に分極反転が生じる。その結果、メモリセルの蓄積電荷量に差が生じる。選択された不揮発性メモリの選択用トランジスタをオンにすることで、この蓄積電荷を信号電流として検出する。データの読み出し後、外部電界を0にすると、データが「0」のときでも「1」のときでも、強誘電体層の分極状態は図26の「D」の状態となってしまう。即ち、読み出し時、データ「1」は、一旦、破壊されてしまう。それ故、データが「1」の場合、マイナス方向の外部電界を印加して、「D」、「E」という経路で「A」の状態とし、データ「1」を再度書き込む。
【0005】
現在主流となっている不揮発性メモリの構造及びその動作は、米国特許第4873664号において、S.Sheffiledらが提案したものである。この不揮発性メモリは、図27に回路図を示すように、例えば、選択用トランジスタTR11,TR12、メモリセル(キャパシタ部)FC11,FC12から構成されている。尚、図27において、1つの不揮発性メモリを点線で囲った。
【0006】
尚、2桁あるいは3桁の添字、例えば添字「11」は、本来、添字「1,1」と表示すべき添字であり、例えば「111」は、本来、添字「1,1,1」と表示すべき添字であるが、表示の簡素化のため、2桁あるいは3桁の添字で表示する。また、添字「M」を、例えば複数のメモリセルやプレート線を総括的に表示する場合に使用し、添字「m」を、例えば複数のメモリセルやプレート線を個々に表示する場合に使用し、添字「N」を、例えば選択用トランジスタやサブメモリユニットを総括的に表示する場合に使用し、添字「n」を、例えば選択用トランジスタやサブメモリユニットを個々に表示する場合に使用する。
【0007】
そして、それぞれのメモリセルに相補的なデータを書き込むことにより、1ビットを記憶する。図27において、符号「WL」はワード線を示し、符号「BL」はビット線を示し、符号「PL」はプレート線を意味する。1つの不揮発性メモリに着目すると、ワード線WLは、ワード線デコーダ/ドライバWDに接続されている。また、ビット線BL,BLは、差動センスアンプSAに接続されている。更には、プレート線PLは、プレート線デコーダ/ドライバPDに接続されている。
【0008】
このような構造を有する不揮発性メモリにおいて、記憶されたデータを読み出す場合、ワード線WLを選択し、更には、プレート線PLを駆動すると、相補的なデータが、対となったメモリセルFC11,FC12から選択用トランジスタTR11,TR12を介して対となったビット線BL,BLに電圧(ビット線電位)として現れる。かかる対となったビット線BL,BLの電圧(ビット線電位)を、差動センスアンプSAで検出する。
【0009】
1つの不揮発性メモリは、ワード線WL、及び、対となったビット線BL,BLによって囲まれた領域を占めている。従って、仮に、ワード線及びビット線が最短ピッチで配置されるとすると、1つの不揮発性メモリの最小面積は、加工最小寸法をFとしたとき、8Fである。従って、このような構造を有する不揮発性メモリの最小面積は8Fである。然るに、1つの不揮発性メモリを構成するために2つの選択用トランジスタ及び2つのメモリセルが必要とされる。更には、ワード線と同じピッチでプレート線を配設する必要がある。それ故、不揮発性メモリを最小ピッチで配置することは殆ど不可能であり、現実には、1つの不揮発性メモリの占める面積は、8Fよりも大幅に増加してしまう。
【0010】
しかも、不揮発性メモリと同等のピッチで、ワード線デコーダ/ドライバWD及びプレート線デコーダ/ドライバPDを配設する必要がある。言い換えれば、1つのロー・アドレスを選択するために2つのデコーダ/ドライバが必要とされる。従って、周辺回路のレイアウトが困難となり、しかも、周辺回路の占有面積も大きなものとなる。
【0011】
不揮発性メモリの面積を縮小する手段の1つが、特開平9−121032号公報から公知である。図28に等価回路を示すように、この特許公開公報に開示された不揮発性メモリは、1つの選択用トランジスタTRの一端に並列にそれぞれの一端が接続された複数のメモリセルMC1M(例えば、M=4)から構成され、かかるメモリセルと対となったメモリセルも、1つの選択用トランジスタTRの一端に並列にそれぞれの一端が接続された複数のメモリセルMC2Mから構成されている。選択用トランジスタTR,TRの他端は、それぞれ、ビット線BL,BLに接続されている。対となったビット線BL,BLは、差動センスアンプSAに接続されている。また、メモリセルMC1m,MC2m(m=1,2・・・M)の他端はプレート線PLに接続されており、プレート線PLはプレート線デコーダ/ドライバPDに接続されている。更には、ワード線WLは、ワード線デコーダ/ドライバWDに接続されている。
【0012】
そして、対となったメモリセルMC1m,MC2m(m=1,2・・・M)に相補的なデータが記憶される。例えば、メモリセルMC1m,MC2m(ここで、mは1,2,3,4のいずれか)に記憶されたデータを読み出す場合、ワード線WLを選択し、プレート線PL(m≠j)には(1/2)Vccの電圧を印加した状態で、プレート線PLを駆動する。ここで、Vccは、例えば、電源電圧である。これによって、相補的なデータが、対となったメモリセルMC1m,MC2mから選択用トランジスタTR,TRを介して対となったビット線BL,BLに電圧(ビット線電位)として現れる。そして、かかる対となったビット線BL,BLの電圧(ビット線電位)を、差動センスアンプSAで検出する。
【0013】
揮発性メモリにおける一対の選択用トランジスタTR及びTRは、ワード線WL、及び、対となったビット線BL,BLによって囲まれた領域を占めている。従って、仮に、ワード線及びビット線が最短ピッチで配置されるとすると、不揮発性メモリにおける一対の選択用トランジスタTR及びTRの最小面積は、8Fである。しかしながら、一対の選択用トランジスタTR,TRを、M組の対となったメモリセルMC1m,MC2m(m=1,2・・・M)で共有するが故に、1ビット当たりの選択用トランジスタTR,TRの数が少なくて済み、また、ワード線WLの配置も緩やかなので、不揮発性メモリの縮小化を図り易い。しかも、周辺回路についても、1本のワード線デコーダ/ドライバWDとM本のプレート線デコーダ/ドライバPDでMビットを選択することができる。従って、このような構成を採用することで、セル面積が8Fに近いレイアウトを実現可能であり、DRAM並のチップサイズを実現することができる。
【0014】
ところで、不揮発性メモリを大容量化しようとした場合、メモリセルの微細化が必須であり、必然的に強誘電体層の面積も縮小化せざるを得ない。ところが、強誘電体層の面積を縮小化すれば、当然のことながら、蓄積電荷の値が小さくなる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
このような蓄積電荷の値が小さくなるといった問題を解決するための方策として、図27あるいは図28に示した不揮発性メモリにおいて、メモリセルFC11,FC12あるいはメモリセルMC1M,メモリセルMC2Mを絶縁層を介して積層することが考えられる。
【0016】
ところが、このようにメモリセルを絶縁層を介して積層した場合、メモリセルFC11やメモリセルMC1Mを構成する強誘電体層の受ける熱履歴が、メモリセルFC12やメモリセルMC2Mを構成する強誘電体層の受ける熱履歴と異なってしまう。即ち、強誘電体層を形成するためには、強誘電体薄膜を形成した後、強誘電体薄膜の結晶化のための結晶化熱処理を行う必要がある。それ故、下層に位置するメモリセルを構成する強誘電体層の方が、上層に位置するメモリセルを構成する強誘電体層よりも結晶化が進行し、下層に位置するメモリセルと上層に位置するメモリセルとでは、分極特性に差異が生じてしまう。従って、下層に位置するメモリセルと上層に位置するメモリセルとでは、同じデータを記憶していても、ビット線に表れるビット線電位に差異が生じる。このような現象が発生したのでは、動作マージンが少なくなってしまうし、最悪の場合、データの誤読出しが発生し、不揮発性メモリの信頼性が低下してしまう。
【0017】
従って、本発明の目的は、製造時の熱履歴が異なるメモリセル群が混在していても、ビット線に表れるビット線電位に差異が生じ難い構成を有する強誘電体型不揮発性半導体メモリを提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】
以下に説明する本発明の第1の態様〜第4の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリにおいては、1つのメモリセルに1ビットのデータを記憶する。一方、本発明の第5の態様〜第7の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリにおいては、一対のメモリセルに1ビットのデータ(相補的なデータ)を記憶する。
【0019】
即ち、上記の目的を達成するための本発明の第1の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリは、
複数のビット線と、複数のメモリセルを具備しており、
各メモリセルは、第1の電極と、少なくとも該第1の電極上に形成された強誘電体層と、該強誘電体層上に形成された第2の電極とから成り、
複数のメモリセルは、製造時の熱履歴の異なる2つ以上の熱履歴グループのいずれかに属し、
一対のビット線に接続された一対のメモリセルのそれぞれに1ビットのデータが記憶され、
一対のビット線は、差動センスアンプに接続され、
一対のメモリセルにおいて、一方のメモリセルに記憶されたデータを読み出す場合、他方のメモリセルが接続されたビット線に参照電位が与えられ、他方のメモリセルに記憶されたデータを読み出す場合、一方のメモリセルが接続されたビット線に参照電位が与えられ、且つ、同じ熱履歴グループに属するメモリセルに接続されたビット線には同じ電位の参照電位が与えられ、異なる熱履歴グループに属するメモリセルに接続されたビット線には異なる電位の参照電位が与えられることを特徴とする。
【0020】
本発明の第1の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリにあっては、
メモリセルが絶縁層を介して積層された構造を有し、
或る絶縁層上に形成されたメモリセルは、他の絶縁層上に形成されたメモリセルと異なる熱履歴グループに属し、
同一の絶縁層上に形成されたメモリセルは、同じ熱履歴グループに属する構成とすることができる。
【0021】
また、本発明の第1の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリにあっては、熱履歴グループの数だけリファレンスキャパシタを更に備え、各リファレンスキャパシタの出力電位は異なる構成とすることができる。
【0022】
上記の目的を達成するための本発明の第2の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリは、
(A−1)第1のビット線と、
(B−1)第1の選択用トランジスタと、
(C−1)それぞれがM個(但し、M≧2)のメモリセルから構成された、N個(但し、N≧2)の第1のサブメモリユニットと、
(D−1)M×N本のプレート線、
から成る第1のメモリユニットと、
(A−2)第2のビット線と、
(B−2)第2の選択用トランジスタと、
(C−2)それぞれがM個のメモリセルから構成された、N個の第2のサブメモリユニットと、
(D−2)前記第1のメモリユニットを構成するM×N本のプレート線と共通のM×N本のプレート線、
から成る第2のメモリユニットから構成され、
第n層目(但し、n=1,2・・・,N)の第1のサブメモリユニットと、第n層目の第2のサブメモリユニットとは、同じ絶縁層上に形成されており、
第n’層目(但し、n’=2・・・,N)の第1のサブメモリユニットと第n’層目の第2のサブメモリユニットとは、絶縁層を介して、第(n’−1)層目の第1のサブメモリユニットと第(n’−1)層目の第2のサブメモリユニットの上に積層されており、
各メモリセルは、第1の電極と強誘電体層と第2の電極とから成り、
第1のメモリユニットにおいて、第n層目の第1のサブメモリユニットを構成するメモリセルの第1の電極は、第n層目の第1のサブメモリユニットにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第1の選択用トランジスタを介して第1のビット線に接続され、第m番目(但し、m=1,2・・・M)のメモリセルの第2の電極は共通の第[(n−1)M+m]番目のプレート線に接続されており、第2のメモリユニットにおいて、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成するメモリセルの第1の電極は、第n層目の第2のサブメモリユニットにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第2の選択用トランジスタを介して第2のビット線に接続され、第m番目のメモリセルの第2の電極は共通の第[(n−1)M+m]番目のプレート線に接続されており、
第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルは、同じ製造時の熱履歴を有し、
第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルは、第k層目(但し、k≠n)の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第k層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルと、異なる熱履歴を有し、
第1のメモリユニットにおける第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する第m番目のメモリセルと、第2のメモリユニットにおける第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する第m番目のメモリセルとは、一対となって、それぞれに1ビットのデータを記憶し、
第1のメモリユニットにおける第n層目の第1のサブメモリユニットを構成するメモリセルに記憶されたデータを読み出す場合、第2のビット線に第n番目の電位を有する参照電位が与えられ、
第2のメモリユニットにおける第n層目の第2のサブメモリユニットを構成するメモリセルに記憶されたデータを読み出す場合、第1のビット線に第n番目の電位を有する参照電位が与えられ、
第n番目の電位は、第k番目(但し、k≠n)の電位と異なることを特徴とする。
【0023】
上記の目的を達成するための本発明の第3の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリは、
(A−1)第1のビット線と、
(B−1)N個(但し、N≧2)の第1の選択用トランジスタと、
(C−1)それぞれがM個(但し、M≧2)のメモリセルから構成された、N個の第1のサブメモリユニットと、
(D−1)N個の第1のサブメモリユニット間において、N個の第1のサブメモリユニットのそれぞれを構成するメモリセルで共通とされたM本のプレート線、
から成る第1のメモリユニットと、
(A−2)第2のビット線と、
(B−2)N個の第2の選択用トランジスタと、
(C−2)それぞれがM個のメモリセルから構成された、N個の第2のサブメモリユニットと、
(D−2)N個の第2のサブメモリユニット間において、N個の第2のサブメモリユニットのそれぞれを構成するメモリセルで共通とされ、且つ、前記第1のメモリユニットを構成するM本のプレート線と共通のM本のプレート線、
から成る第2のメモリユニットから構成され、
第n層目(但し、n=1,2・・・,N)の第1のサブメモリユニットと、第n層目の第2のサブメモリユニットとは、同じ絶縁層上に形成されており、
第n’層目(但し、n’=2・・・,N)の第1のサブメモリユニットと第n’層目の第2のサブメモリユニットとは、絶縁層を介して、第(n’−1)層目の第1のサブメモリユニットと第(n’−1)層目の第2のサブメモリユニットの上に積層されており、
各メモリセルは、第1の電極と強誘電体層と第2の電極とから成り、
第1のメモリユニットにおいて、第n層目の第1のサブメモリユニットを構成するメモリセルの第1の電極は、第n層目の第1のサブメモリユニットにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第n番目の第1の選択用トランジスタを介して第1のビット線に接続され、第m番目(但し、m=1,2・・・M)のメモリセルの第2の電極は共通の第m番目のプレート線に接続されており、
第2のメモリユニットにおいて、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成するメモリセルの第1の電極は、第n層目の第2のサブメモリユニットにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第n番目の第2の選択用トランジスタを介して第2のビット線に接続され、第m番目のメモリセルの第2の電極は共通の第m番目のプレート線に接続されており、
第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルは、同じ製造時の熱履歴を有し、
第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルは、第k層目(但し、k≠n)の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第k層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルと、異なる熱履歴を有し、
第1のメモリユニットにおける第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する第m番目のメモリセルと、第2のメモリユニットにおける第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する第m番目のメモリセルとは、一対となって、それぞれに1ビットのデータを記憶し、
第1のメモリユニットにおける第n層目の第1のサブメモリユニットを構成するメモリセルに記憶されたデータを読み出す場合、第2のビット線に第n番目の電位を有する参照電位が与えられ、
第2のメモリユニットにおける第n層目の第2のサブメモリユニットを構成するメモリセルに記憶されたデータを読み出す場合、第1のビット線に第n番目の電位を有する参照電位が与えられ、
第n番目の電位は、第k番目(但し、k≠n)の電位と異なることを特徴とする。
【0024】
本発明の第3の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリにあっては、
N本の第1のビット線、及び、N本の第2のビット線を備え、
第1のメモリユニットにおいて、第n層目の第1のサブメモリユニットにおける共通の第1の電極は、第n番目の第1の選択用トランジスタを介して第n番目の第1のビット線に接続されており、
第2のメモリユニットにおいて、第n層目の第2のサブメモリユニットにおける共通の第1の電極は、第n番目の第2の選択用トランジスタを介して第n番目の第2のビット線に接続されており、
第1のメモリユニットにおける第n層目の第1のサブメモリユニットを構成するメモリセルに記憶されたデータを読み出す場合、第n番目の第2のビット線に第n番目の電位を有する参照電位が与えられ、
第2のメモリユニットにおける第n層目の第2のサブメモリユニットを構成するメモリセルに記憶されたデータを読み出す場合、第n番目の第1のビット線に第n番目の電位を有する参照電位が与えられる構成とすることもできる。
【0025】
上記の目的を達成するための本発明の第4の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリは、所謂ゲインセル型の強誘電体型不揮発性半導体メモリであり、
(A−1)第1のビット線と、
(B−1)N個(但し、N≧2)の第1の選択用トランジスタと、
(C−1)それぞれがM個(但し、M≧2)のメモリセルから構成された、N個の第1のサブメモリユニットと、
(D−1)N個の第1のサブメモリユニット間において、N個の第1のサブメモリユニットのそれぞれを構成するメモリセルで共通とされたM本のプレート線と、
(E−1)第1の書込用トランジスタと、
(F−1)第1の検出用トランジスタと、
(G−1)第1の読出用トランジスタ、
から成る第1のメモリユニットと、
(A−2)第2のビット線と、
(B−2)N個の第2の選択用トランジスタと、
(C−2)それぞれがM個のメモリセルから構成された、N個の第2のサブメモリユニットと、
(D−2)N個の第2のサブメモリユニット間において、N個の第2のサブメモリユニットのそれぞれを構成するメモリセルで共通とされ、且つ、前記第1のメモリユニットを構成するM本のプレート線と共通のM本のプレート線と、
(E−2)第2の書込用トランジスタと、
(F−2)第2の検出用トランジスタと、
(G−2)第2の読出用トランジスタ、
から成る第2のメモリユニットから構成され、
第n層目(但し、n=1,2・・・,N)の第1のサブメモリユニットと、第n層目の第2のサブメモリユニットとは、同じ絶縁層上に形成されており、
第n’層目(但し、n’=2・・・,N)の第1のサブメモリユニットと第n’層目の第2のサブメモリユニットとは、絶縁層を介して、第(n’−1)層目の第1のサブメモリユニットと第(n’−1)層目の第2のサブメモリユニットの上に積層されており、
各メモリセルは、第1の電極と強誘電体層と第2の電極とから成り、
第1のメモリユニットにおいて、第n層目の第1のサブメモリユニットを構成するメモリセルの第1の電極は、第n層目の第1のサブメモリユニットにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第n番目の第1の選択用トランジスタ及び第1の書込用トランジスタを介して第1のビット線に接続され、第m番目(但し、m=1,2・・・M)のメモリセルの第2の電極は共通の第m番目のプレート線に接続されており、
第2のメモリユニットにおいて、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成するメモリセルの第1の電極は、第n層目の第2のサブメモリユニットにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第n番目の第2の選択用トランジスタ及び第2の書込用トランジスタを介して第2のビット線に接続され、第m番目のメモリセルの第2の電極は共通の第m番目のプレート線に接続されており、
第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルは、同じ製造時の熱履歴を有し、
第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルは、第k層目(但し、k≠n)の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第k層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルと、異なる熱履歴を有し、
第1のメモリユニットにおける第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する第m番目のメモリセルと、第2のメモリユニットにおける第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する第m番目のメモリセルとは、一対となって、それぞれに1ビットのデータを記憶し、
第1の検出用トランジスタの一端は所定の電位を有する第1の配線に接続され、他端は第1の読出用トランジスタを介して第1のビット線に接続され、
第2の検出用トランジスタの一端は所定の電位を有する第2の配線に接続され、他端は第2の読出用トランジスタを介して第2のビット線に接続され、
第1のメモリユニットにおける第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセルに記憶されたデータの読み出し時、第n番目の第1の選択用トランジスタ及び第1の読出用トランジスタが導通状態とされ、各メモリセルに記憶されたデータに基づき共通の第1の電極に生じた電位により、第1の検出用トランジスタの動作が制御され、且つ、第2のビット線に第n番目の電位を有する参照電位が与えられ、
第2のメモリユニットにおける第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルに記憶されたデータの読み出し時、第n番目の第2の選択用トランジスタ及び第2の読出用トランジスタが導通状態とされ、各メモリセルに記憶されたデータに基づき共通の第1の電極に生じた電位により、第2の検出用トランジスタの動作が制御され、且つ、第1のビット線に第n番目の電位を有する参照電位が与えられ、
第n番目の電位は、第k番目(但し、k≠n)の電位と異なることを特徴とする。
【0026】
本発明の第4の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリの具体的な構成として、各種のトランジスタをFETから構成する場合、書込用トランジスタの一方のソース/ドレイン領域はビット線に接続され、他方のソース/ドレイン領域は、N個の選択用トランジスタのそれぞれの一方のソース/ドレイン領域に接続され、第n番目の選択用トランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、第n層目のメモリユニットを構成する共通の第1の電極に接続され、検出用トランジスタの一方のソース/ドレイン領域は、所定の電位を有する配線に接続され、他方のソース/ドレイン領域は、読出用トランジスタの一方のソース/ドレイン領域に接続され、読出用トランジスタの他方のソース/ドレイン領域はビット線に接続され、更に、選択トランジスタの一方のソース/ドレイン領域、あるいは、書込用トランジスタの他方のソース/ドレイン領域は、検出用トランジスタのゲート電極に接続されている構成とすることができる。尚、検出用トランジスタの他方のソース/ドレイン領域が読出用トランジスタの一方のソース/ドレイン領域に接続された構成には、検出用トランジスタの他方のソース/ドレイン領域と読出用トランジスタの一方のソース/ドレイン領域とが1つのソース/ドレイン領域を占める構成が包含される。
【0027】
本発明の第1の態様〜第4の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリにおける参照電位は、データ「1」の読み出し時にビット線に出現する電位と、データ「0」の読み出し時にビット線に出現する電位の中間の値あるいはその近傍の値を有する電位とすることが好ましい。
【0028】
本発明の第2の態様〜第4の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリにおいては、第n番目の電位は、第k番目(但し、k≠n)の電位と異なるが、場合によっては、N層のサブメモリユニットをN未満のグループに分け、各グループに異なる参照電位を与える構成としてもよい。具体的には、例えばN=4の場合、第1番目の電位と第2番目の電位を同じとし、第3番目の電位と第4番目の電位を同じとし、第1番目及び第2番目の電位と、第3番目及び第4番目の電位とを異ならせる構成としてもよい。
【0029】
本発明の第2の態様〜第4の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリにおいては、N個のリファレンスキャパシタを更に備え、第n番目のリファレンスキャパシタによって第n番目の電位を有する参照電位が与えられる構成とすることができる。そして、この場合、第n番目のリファレンスキャパシタは、第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル及び第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルと、同じ熱履歴を有することが好ましく、更には、第n層目の第1のサブメモリユニットと、第n層目の第2のサブメモリユニットと、第n番目のリファレンスキャパシタとは、同じ絶縁層上に形成されていることが好ましい。尚、このような構成のリファレンスキャパシタとして、2つの電極の間に強誘電体材料が挟まれた構造の強誘電体キャパシタを挙げることができる。リファレンスキャパシタを強誘電体キャパシタから構成する場合、第n番目のリファレンスキャパシタは、第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル及び第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルと、同じ熱履歴を有することによって、更には、第n層目の第1のサブメモリユニットと第n層目の第2のサブメモリユニットと第n番目のリファレンスキャパシタとを同じ絶縁層上に形成することによって、安定したリファレンスキャパシタの出力電位、即ち、参照電位を得ることができる。尚、この場合、リファレンスキャパシタから出力される参照電位は、例えば、リファレンスキャパシタのキャパシタ部の面積を変えることによって最適化することができ、あるいは、リファレンスキャパシタを、複数の並列に接続されたリファレンスキャパシタ部とヒューズ部とから構成し、出力される参照電位を測定して、ヒューズ部を溶断させることによって不必要なリファレンスキャパシタ部を他のリファレンスキャパシタ部から分離することによって、最適化することができる。一般に、強誘電体材料は負の温度特性を有する。即ち、強誘電体層の温度が上昇するに従い、残留分極Pや抗電界の値が小さくなる。リファレンスキャパシタを強誘電体キャパシタから構成することによって、リファレンスキャパシタから出力される電位も負の温度特性を有することになり、メモリセルの特性の温度変化にリファレンスキャパシタから出力される電位が追従し、好適である。また、メモリセルの製造と同時に強誘電体キャパシタから構成されたリファレンスキャパシタを製造できるので、強誘電体型不揮発性半導体メモリの製造工程が増加することもない。
【0030】
あるいは又、本発明の第1の態様〜第4の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリにおいては、リファレンスキャパシタとして、例えば、MOSキャパシタを挙げることができる。この場合、リファレンスキャパシタから出力される参照電位は、例えば、リファレンスキャパシタのキャパシタ部の面積を変えることによって最適化することができ、あるいは、リファレンスキャパシタを、複数の並列に接続されたリファレンスキャパシタ部とヒューズ部とから構成し、出力される参照電位を測定して、ヒューズ部を溶断させることによって不必要なリファレンスキャパシタ部を他のリファレンスキャパシタ部から分離することによって、最適化することができる。また、参照電位を、周知の降圧回路や、複数のPMOS型FETを直列に接続した構造から出力してもよい。後者の場合、各PMOS型FETの閾値電圧をVthとしたとき、出力される参照電圧は(PMOS型FETの段数)×Vthとなる。
【0031】
上記の目的を達成するための本発明の第5の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリは、
第1の電極と、少なくとも該第1の電極上に形成された強誘電体層と、該強誘電体層上に形成された第2の電極とから成るメモリセルを、複数、有する強誘電体型不揮発性半導体メモリであって、
複数のメモリセルは、製造時の熱履歴の異なる2つ以上の熱履歴グループのいずれかに属し、
一対のメモリセルに相補的な1ビットのデータが記憶され、
該一対のメモリセルは同じ熱履歴グループに属することを特徴とする。
【0032】
本発明の第5の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリにあっては、
メモリセルが絶縁層を介して積層された構造を有し、
或る絶縁層上に形成されたメモリセルは、他の絶縁層上に形成されたメモリセルと異なる熱履歴グループに属し、
同一の絶縁層上に形成されたメモリセルは、同じ熱履歴グループに属する構成とすることができる。
【0033】
上記の目的を達成するための本発明の第6の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリは、
(A−1)第1のビット線と、
(B−1)第1の選択用トランジスタと、
(C−1)それぞれがM個(但し、M≧2)のメモリセルから構成された、N個(但し、N≧2)の第1のサブメモリユニットと、
(D−1)M×N本のプレート線、
から成る第1のメモリユニットと、
(A−2)第2のビット線と、
(B−2)第2の選択用トランジスタと、
(C−2)それぞれがM個のメモリセルから構成された、N個の第2のサブメモリユニットと、
(D−2)前記第1のメモリユニットを構成するM×N本のプレート線と共通のM×N本のプレート線、
から成る第2のメモリユニットから構成され、
第n層目(但し、n=1,2・・・,N)の第1のサブメモリユニットと、第n層目の第2のサブメモリユニットとは、同じ絶縁層上に形成されており、
第n’層目(但し、n’=2・・・,N)の第1のサブメモリユニットと第n’層目の第2のサブメモリユニットとは、絶縁層を介して、第(n’−1)層目の第1のサブメモリユニットと第(n’−1)層目の第2のサブメモリユニットの上に積層されており、
各メモリセルは、第1の電極と強誘電体層と第2の電極とから成り、
第1のメモリユニットにおいて、第n層目の第1のサブメモリユニットを構成するメモリセルの第1の電極は、第n層目の第1のサブメモリユニットにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第1の選択用トランジスタを介して第1のビット線に接続され、第m番目(但し、m=1,2・・・M)のメモリセルの第2の電極は共通の第[(n−1)M+m]番目のプレート線に接続されており、
第2のメモリユニットにおいて、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成するメモリセルの第1の電極は、第n層目の第2のサブメモリユニットにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第2の選択用トランジスタを介して第2のビット線に接続され、第m番目のメモリセルの第2の電極は共通の第[(n−1)M+m]番目のプレート線に接続されており、
第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルは、同じ製造時の熱履歴を有し、
第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルは、第k層目(但し、k≠n)の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第k層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルと、異なる熱履歴を有し、
第1のメモリユニットにおける第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する第m番目のメモリセルと、第2のメモリユニットにおける第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する第m番目のメモリセルとは、一対となって相補的なデータを記憶することを特徴とする。
【0034】
上記の目的を達成するための本発明の第7の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリは、
(A−1)第1のビット線と、
(B−1)N個(但し、N≧2)の第1の選択用トランジスタと、
(C−1)それぞれがM個(但し、M≧2)のメモリセルから構成された、N個の第1のサブメモリユニットと、
(D−1)N個の第1のサブメモリユニット間において、N個の第1のサブメモリユニットのそれぞれを構成するメモリセルで共通とされたM本のプレート線、
から成る第1のメモリユニットと、
(A−2)第2のビット線と、
(B−2)N個の第2の選択用トランジスタと、
(C−2)それぞれがM個のメモリセルから構成された、N個の第2のサブメモリユニットと、
(D−2)N個の第2のサブメモリユニット間において、N個の第2のサブメモリユニットのそれぞれを構成するメモリセルで共通とされ、且つ、前記第1のメモリユニットを構成するM本のプレート線と共通のM本のプレート線、
から成る第2のメモリユニットから構成され、
第n層目(但し、n=1,2・・・,N)の第1のサブメモリユニットと、第n層目の第2のサブメモリユニットとは、同じ絶縁層上に形成されており、
第n’層目(但し、n’=2・・・,N)の第1のサブメモリユニットと第n’層目の第2のサブメモリユニットとは、絶縁層を介して、第(n’−1)層目の第1のサブメモリユニットと第(n’−1)層目の第2のサブメモリユニットの上に積層されており、
各メモリセルは、第1の電極と強誘電体層と第2の電極とから成り、
第1のメモリユニットにおいて、第n層目の第1のサブメモリユニットを構成するメモリセルの第1の電極は、第n層目の第1のサブメモリユニットにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第n番目の第1の選択用トランジスタを介して第1のビット線に接続され、第m番目(但し、m=1,2・・・M)のメモリセルの第2の電極は共通の第m番目のプレート線に接続されており、
第2のメモリユニットにおいて、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成するメモリセルの第1の電極は、第n層目の第2のサブメモリユニットにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第n番目の第2の選択用トランジスタを介して第2のビット線に接続され、第m番目のメモリセルの第2の電極は共通の第m番目のプレート線に接続されており、
第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルは、同じ製造時の熱履歴を有し、
第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルは、第k層目(但し、k≠n)の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第k層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルと、異なる熱履歴を有し、
第1のメモリユニットにおける第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する第m番目のメモリセルと、第2のメモリユニットにおける第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する第m番目のメモリセルとは、一対となって相補的なデータを記憶することを特徴とする。
【0035】
本発明の第7の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリにおいては、
N本の第1のビット線、及び、N本の第2のビット線を備え、
第1のメモリユニットにおいて、第n層目の第1のサブメモリユニットにおける共通の第1の電極は、第n番目の第1の選択用トランジスタを介して第n番目の第1のビット線に接続されており、
第2のメモリユニットにおいて、第n層目の第2のサブメモリユニットにおける共通の第1の電極は、第n番目の第2の選択用トランジスタを介して第n番目の第2のビット線に接続されている構成とすることもできる。
【0036】
本発明の本発明の第2の態様〜第4の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリにおいては、第1のメモリユニットを構成する選択用トランジスタと、第2のメモリユニットを構成する選択用トランジスタとは、異なるワード線に接続されている。一方、本発明の第6の態様〜第7の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリにおいては、第1のメモリユニットを構成する選択用トランジスタと、第2のメモリユニットを構成する選択用トランジスタとは、同じワード線に接続されていることが好ましいが、同時に駆動される構成とすれば、異なるワード線に接続されていてもよい。
【0037】
本発明の本発明の第2の態様〜第4の態様、第6の態様若しくは第7の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリにおいては、M≧2を満足すればよく、実際的なMの値として、例えば、2のべき数(2,4,8・・・)を挙げることができる。また、N≧2を満足すればよく、実際的なNの値として、例えば、2のべき数(2,4,8・・・)を挙げることができる。尚、本発明の第4の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリにおいては、Mの値は、2≦M≦128、好ましくは、4≦M≦32を満足することが望ましい。
【0038】
本発明の本発明の第2の態様〜第4の態様、第6の態様若しくは第7の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリにおいては、複数のメモリセルに1つの選択用トランジスタを共有させる。そして、サブメモリユニットを積層構造とすることにより、半導体基板表面を占有するトランジスタの数に制約されることが無くなり、従来の強誘電体型不揮発性半導体メモリに比べて飛躍的に記憶容量を増大させることができ、ビット記憶単位の実効占有面積を大幅に縮小することが可能となる。
【0039】
本発明の本発明の第2の態様〜第4の態様、第6の態様若しくは第7の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリにおいては、ロー方向のアドレス選択は選択用トランジスタとプレート線とによって構成された二次元マトリクスにて行う。例えば、N層のサブメモリユニットと、8個の選択用トランジスタとプレート線8本とでローアドレスの選択単位を構成すれば、16個のデコーダ/ドライバ回路で、例えば、64×Nビットあるいは32×Nビットのメモリセルを選択することができる。従って、強誘電体型不揮発性半導体メモリの集積度が従来と同等でも、記憶容量を4N倍あるいは2N倍とすることができる。また、アドレス選択における周辺回路や駆動配線数を削減することができる。
【0040】
本発明の本発明の第2の態様〜第4の態様、第6の態様若しくは第7の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリにおいては、上方に位置するサブメモリユニットのメモリセルを構成する強誘電体層の結晶化温度を、下方に位置するサブメモリユニットのメモリセルを構成する強誘電体層の結晶化温度よりも低い構成とすることもできる。メモリセルを構成する強誘電体層の結晶化温度は、例えば、X線回折装置や表面走査型電子顕微鏡を用いて調べることができる。具体的には、例えば、強誘電体材料層を形成した後、強誘電体材料層の結晶化を行うための熱処理温度を種々変えて結晶化促進のための熱処理を行い、熱処理後の強誘電体材料層のX線回折分析を行い、強誘電体材料に特有の回折パターン強度(回折ピークの高さ)を評価することによって、強誘電体層の結晶化温度を求めることができる。
【0041】
ところで、サブメモリユニットが積層された構成を有する強誘電体型不揮発性半導体メモリを製造する場合、強誘電体層を構成する強誘電体薄膜の結晶化のために、熱処理(結晶化熱処理と呼ぶ)を積層されたサブメモリユニットの段数だけ行わなければならない。従って、下段に位置するサブメモリユニットほど、長時間の結晶化熱処理を受け、上段に位置するほど、サブメモリユニットは短時間の結晶化熱処理を受けることになる。即ち、受ける熱履歴が異なる。それ故、上段に位置するサブメモリユニットに対して最適な結晶化熱処理を施すと、下段に位置するサブメモリユニットは過度の熱負荷を受ける虞があり、下段に位置するサブメモリユニットの特性劣化が生じる虞がある。尚、多段のサブメモリユニットを作製した後、一度で結晶化熱処理を行う方法も考えられるが、結晶化の際に強誘電体層に大きな体積変化が生じたり、各強誘電体層から脱ガスが生じる可能性が高く、強誘電体層にクラックや剥がれが生じるといった問題が発生し易い。
【0042】
上方に位置するサブメモリユニットを構成する強誘電体層の結晶化温度を、下方に位置するサブメモリユニットを構成する強誘電体層の結晶化温度よりも低くすれば、積層されたサブメモリユニットの段数だけ結晶化熱処理を行っても、下方に位置するサブメモリユニットを構成するメモリセルの特性劣化といった問題は生じ難い。また、各段におけるサブメモリユニットを構成するメモリセルに対して、最適な条件での結晶化熱処理を行うことができ、特性の優れた強誘電体型不揮発性半導体メモリを得ることができる。以下の表1に、強誘電体層を構成する代表的な材料の結晶化温度を示すが、強誘電体層を構成する材料をかかる材料に限定するものではない。
【0043】
[表1]
材料名 結晶化温度
BiSrTa 700〜800゜C
BiSr(Ta1.5,Nb0.5)O 650〜750゜C
BiTi12 600〜700゜C
Pb(Zr0.48,Ti0.52)O 550〜650゜C
PbTiO 500〜600゜C
【0044】
本発明の第1の態様〜第7の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリ(以下、これらを総称して、単に、本発明の強誘電体型不揮発性半導体メモリと呼ぶ場合がある)においては、例えば、シリコン半導体基板に各種のトランジスタを作製し、かかる各種のトランジスタ上に絶縁層を形成し、この絶縁層上にメモリセルあるいはサブメモリユニットを形成することが、セル面積の縮小化といった観点から好ましい。
【0045】
本発明の強誘電体型不揮発性半導体メモリにおける強誘電体層を構成する材料として、ビスマス層状化合物、より具体的には、Bi系層状構造ペロブスカイト型の強誘電体材料を挙げることができる。Bi系層状構造ペロブスカイト型の強誘電体材料は、所謂不定比化合物に属し、金属元素、アニオン(O等)元素の両サイトにおける組成ずれに対する寛容性がある。また、化学量論的組成からやや外れたところで最適な電気的特性を示すことも珍しくない。Bi系層状構造ペロブスカイト型の強誘電体材料は、例えば、一般式(Bi2+(Am−13m+12−で表すことができる。ここで、「A」は、Bi、Pb、Ba、Sr、Ca、Na、K、Cd等の金属から構成された群から選択された1種類の金属を表し、「B」は、Ti、Nb、Ta、W、Mo、Fe、Co、Crから成る群から選択された1種類、若しくは複数種の任意の比率による組み合わせを表す。また、mは1以上の整数である。
【0046】
あるいは又、強誘電体層を構成する材料は、
(Bi,Sr1−X(Sr,Bi1−Y)(Ta,Nb1−Z 式(1)
(但し、0.9≦X≦1.0、0.7≦Y≦1.0、0≦Z≦1.0、8.7≦d≦9.3)で表される結晶相を主たる結晶相として含んでいることが好ましい。あるいは又、強誘電体層を構成する材料は、
BiSrTa 式(2)
(但し、X+Y=3、0.7≦Y≦1.3、8.7≦d≦9.3)で表される結晶相を主たる結晶相として含んでいることが好ましい。これらの場合、式(1)若しくは式(2)で表される結晶相を主たる結晶相として85%以上含んでいることが一層好ましい。尚、式(1)中、(Bi,Sr1−X)の意味は、結晶構造における本来Biが占めるサイトをSrが占め、このときのBiとSrの割合がX:(1−X)であることを意味する。また、(Sr,Bi1−Y)の意味は、結晶構造における本来Srが占めるサイトをBiが占め、このときのSrとBiの割合がY:(1−Y)であることを意味する。式(1)若しくは式(2)で表される結晶相を主たる結晶相として含む強誘電体層を構成する材料には、Biの酸化物、TaやNbの酸化物、Bi、TaやNbの複合酸化物が若干含まれている場合もあり得る。
【0047】
あるいは又、強誘電体層を構成する材料は、
Bi(Sr,Ca,Ba)(Ta,Nb1−Z 式(3)
(但し、1.7≦X≦2.5、0.6≦Y≦1.2、0≦Z≦1.0、8.0≦d≦10.0)で表される結晶相を含んでいてもよい。尚、「(Sr,Ca,Ba)」は、Sr、Ca及びBaから構成された群から選択された1種類の元素を意味する。これらの各式で表される強誘電体層を構成する材料の組成を化学量論的組成で表せば、例えば、BiSrTa、BiSrNb、BiBaTa、BiSrTaNbO等を挙げることができる。あるいは又、強誘電体層を構成する材料として、BiSrTi15、BiTi12、BiPbTa等を例示することができるが、これらの場合においても、各金属元素の比率は、結晶構造が変化しない程度に変化させ得る。即ち、金属元素及び酸素元素の両サイトにおける組成ずれがあってもよい。
【0048】
あるいは又、強誘電体層を構成する材料として、PbTiO、ペロブスカイト型構造を有するPbZrOとPbTiOの固溶体であるチタン酸ジルコン酸鉛[PZT,Pb(Zr1−y,Ti)O(但し、0<y<1)]、PZTにLaを添加した金属酸化物であるPLZT、あるいはPZTにNbを添加した金属酸化物であるPNZTといったPZT系化合物を挙げることができる。
【0049】
以上に説明した強誘電体層を構成する材料において、これらの組成を化学量論的組成から外すことによって、結晶化温度を変化させることが可能である。
【0050】
本発明の強誘電体型不揮発性半導体メモリにおいては、強誘電体層の下に第1の電極を形成し、強誘電体層の上に第2の電極を形成する構成(即ち、第1の電極は下部電極に相当し、第2の電極は上部電極に相当する)とすることもできるし、強誘電体層の上に第1の電極を形成し、強誘電体層の下に第2の電極を形成する構成(即ち、第1の電極は上部電極に相当し、第2の電極は下部電極に相当する)とすることもできる。プレート線は、第2の電極から延在している構成とすることもできるし、第2の電極とは別途に形成され、第2の電極と接続された構成とすることもできる。後者の場合、プレート線を構成する配線材料として、例えばアルミニウムやアルミニウム系合金を例示することができる。第1の電極が共通である構造として、具体的には、ストライプ状の第1の電極を形成し、かかるストライプ状の第1の電極の全面を覆うように強誘電体層を形成する構成を挙げることができる。尚、このような構造においては、第1の電極と強誘電体層と第2の電極の重複領域がメモリセルに相当する。第1の電極が共通である構造として、その他、第1の電極の所定の領域に、それぞれの強誘電体層が形成され、強誘電体層上に第2の電極が形成された構造、あるいは又、配線層の所定の表面領域に、それぞれの第1の電極が形成され、かかるそれぞれの第1の電極上に強誘電体層が形成され、強誘電体層上に第2の電極が形成された構造を挙げることができるが、これらの構成に限定するものではない。
【0051】
強誘電体層を得るためには、強誘電体薄膜を形成した後の工程において、強誘電体薄膜をパターニングすればよい。場合によっては、強誘電体薄膜のパターニングは不要である。強誘電体薄膜の形成は、例えば、MOCVD法、パルスレーザアブレーション法、スパッタ法、ゾル−ゲル法といった強誘電体薄膜を構成する材料に適宜適した方法にて行うことができる。また、強誘電体薄膜のパターニングは、例えば異方性イオンエッチング(RIE)法にて行うことができる。
【0052】
本発明において、第1の電極及び第2の電極を構成する材料として、例えば、Ir、IrO2−X、Ir/IrO2−X、SrIrO、Ru、RuO2−X、SrRuO、Pt、Pt/IrO2−X、Pt/RuO2−X、Pd、Pt/Tiの積層構造、Pt/Taの積層構造、Pt/Ti/Taの積層構造、La0.5Sr0.5CoO(LSCO)、Pt/LSCOの積層構造、YBaCuを挙げることができる。ここで、Xの値は、0≦X<2である。尚、積層構造においては、「/」の前に記載された材料が上層を構成し、「/」の後ろに記載された材料が下層を構成する。第1の電極と第2の電極は、同じ材料から構成されていてもよいし、同種の材料から構成されていてもよいし、異種の材料から構成されていてもよい。第1の電極あるいは第2の電極を形成するためには、第1の電極材料層あるいは第2の電極材料層を形成した後の工程において、第1の電極材料層あるいは第2の電極材料層をパターニングすればよい。第1の電極材料層あるいは第2の電極材料層の形成は、例えばスパッタ法、反応性スパッタ法、電子ビーム蒸着法、MOCVD法、あるいはパルスレーザアブレーション法といった第1の電極材料層や第2の電極材料層を構成する材料に適宜適した方法にて行うことができる。また、第1の電極材料層や第2の電極材料層のパターニングは、例えばイオンミーリング法やRIE法にて行うことができる。
【0053】
本発明の強誘電体型不揮発性半導体メモリにおける絶縁層を構成する材料として、酸化シリコン(SiO)、窒化シリコン(SiN)、SiON、SOG、NSG、BPSG、PSG、BSG及びLTOを例示することができる。
【0054】
選択用トランジスタ(スイッチング用トランジスタ)や各種のトランジスタは、例えば、周知のMIS型FETやMOS型FETから構成することができる。ビット線を構成する材料として、不純物がドーピングされたポリシリコンや高融点金属材料を挙げることができる。共通の第1の電極と選択用トランジスタとの電気的な接続は、共通の第1の電極と選択用トランジスタとの間に形成された絶縁層に設けられた接続孔(コンタクトホール)を介して、あるいは又、かかる絶縁層に設けられた接続孔(コンタクトホール)及び絶縁層上に形成された配線層を介して行うことができる。差動センスアンプは、周知のラッチ回路から構成することができる。
【0055】
本発明の第1の態様〜第4の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリにおいては、異なる熱履歴グループに属するメモリセルに接続されたビット線には異なる電位の参照電位が与えられ、あるいは又、第n層目の第1及び第2のサブメモリユニットを構成するメモリセルには、第k層目(k≠n)の第1及び第2のサブメモリユニットを構成するメモリセルとは異なる参照電位が与えられるので、製造時の熱履歴が異なるメモリセル群が混在していても、最適な参照電位をビット線に与えることが可能となり、ビット線に表れるビット線電位に差異が生じ難い。尚、本明細書において、単に「熱履歴」と表現する場合も、その意味するところは「製造時の熱履歴」、より詳しくは、強誘電体層を形成するために、強誘電体薄膜を形成した後、強誘電体薄膜の結晶化のための結晶化熱処理を行うが、この結晶化熱処理を意味する。
【0056】
また、本発明の第5の態様〜第7の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリにおいては、一対のメモリセルに相補的な1ビットのデータを記憶するが、これらの一対のメモリセルは同じ製造時の熱履歴グループに属することが保証されているので、ビット線に表れるビット線電位に変化が生じ難い。
【0057】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、発明の実施の形態(以下、実施の形態と略称する)に基づき本発明を説明する。
【0058】
(実施の形態1)
実施の形態1は、本発明の第1の態様及び第2の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリ(以下、不揮発性メモリと略称する)に関する。ビット線の延びる方向と平行な仮想垂直面で実施の形態1の不揮発性メモリの一部分を切断したときの模式的な一部断面図を図1に示す。更には、本発明の第2の態様に係る不揮発性メモリの概念的な回路図を図2に示し、図2の概念的な回路図のより具体的な回路図を図3に示す。尚、図1には、第1のサブメモリユニットを示すが、第2のサブメモリユニットも同様の構造を有し、第2のサブメモリユニットは、図1の紙面垂直方向に、第1のサブメモリユニットと並んで形成されている。以下の説明においては、場合によっては、第1のサブメモリユニットについての説明のみを行う場合がある。
【0059】
実施の形態1の不揮発性メモリは、複数のビット線BL(実施の形態1においては、n=1,2)と、複数のメモリセルMC1nm(実施の形態1においては、m=1,2,3,4),MC2nmを具備している。そして、各メモリセルは、第1の電極21,31と、少なくとも第1の電極21,31上に形成された強誘電体層22,32と、強誘電体層22,32上に形成された第2の電極23,33とから成る。更には、複数のメモリセルMC11m,MC12m,MC21m,MC22mは、製造時の熱履歴の異なる2つ以上の熱履歴グループのいずれかに属している。具体的には、メモリセルMC11m及びメモリセルMC21mは第1の熱履歴グループに属し、メモリセルMC12m及びメモリセルMC22mは第2の熱履歴グループに属する。また、一対のビット線BLに接続された一対のメモリセル(MC11m,MC21m)あるいは一対のメモリセル(MC12m,MC22m)のそれぞれに1ビットのデータが記憶され、一対のビット線BLは、差動センスアンプSAに接続されている。差動センスアンプSAは、周知のラッチ回路から構成することができる。
【0060】
そして、一対のメモリセル(例えば、MC11m,MC21m)において、一方のメモリセル(例えば、MC11m)に記憶されたデータを読み出す場合、他方のメモリセル(MC21m)が接続されたビット線BLに参照電位が与えられ、他方のメモリセル(MC21m)に記憶されたデータを読み出す場合、一方のメモリセル(MC11m)が接続されたビット線BLに参照電位が与えられ、且つ、同じ熱履歴グループに属するメモリセルに接続されたビット線には同じ電位の参照電位が与えられ、異なる熱履歴グループに属するメモリセルに接続されたビット線には異なる電位の参照電位が与えられる。即ち、メモリセルMC11m,MC21mに記憶されたデータを読み出す場合、ビット線BL,BLには同じ参照電位VREF−1が与えられ、メモリセルMC12m,MC22mに記憶されたデータを読み出す場合、ビット線BL,BLには同じ参照電位VREF−2が与えられる。
【0061】
ここで、不揮発性メモリは、メモリセルが絶縁層26を介して積層された構造を有し、或る絶縁層上に形成されたメモリセルは、他の絶縁層上に形成されたメモリセルと異なる熱履歴グループに属する。即ち、絶縁層16上に形成されたメモリセルMC11m,MC21mは、他の絶縁層26上に形成されたメモリセルMC12m,MC22mと異なる熱履歴グループに属する。更には、同一の絶縁層上に形成されたメモリセルは、同じ熱履歴グループに属する。即ち、絶縁層16上に形成されたメモリセルMC11m,MC21mは同じ熱履歴グループに属し、絶縁層26上に形成されたメモリセルMC12m,MC22mは同じ熱履歴グループに属する。
【0062】
あるいは又、実施の形態1の不揮発性メモリは、
(A−1)第1のビット線BLと、
(B−1)第1の選択用トランジスタTRと、
(C−1)それぞれがM個(但し、M≧2であり、実施の形態1においては、M=4)のメモリセルMC11M,MC12Mから構成された、N個(但し、N≧2であり、実施の形態1においては、N=2)の第1のサブメモリユニットSMU11,SMU12と、
(D−1)M×N本のプレート線、
から成る第1のメモリユニットMUと、
(A−2)第2のビット線BLと、
(B−2)第2の選択用トランジスタTRと、
(C−2)それぞれがM個のメモリセルMC21M,MC22Mから構成された、N個の第2のサブメモリユニットSMU21,SMU22と、
(D−2)前記第1のメモリユニットMUを構成するM×N本のプレート線と共通のM×N本のプレート線、
から成る第2のメモリユニットMUから構成されている。
【0063】
そして、第n層目(但し、n=1,2・・・,Nであり、実施の形態1においては、n=1,2)の第1のサブメモリユニットSMU1nと、第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nとは、同じ絶縁層16,26上に形成されており、第n’層目(但し、n’=2・・・,Nであり、実施の形態1においては、n’=2)の第1のサブメモリユニットSMU1n’と第n’層目の第2のサブメモリユニットSMU2n’とは、絶縁層26を介して、第(n’−1)層目の第1のサブメモリユニットSMU1(n’−1)と第(n’−1)層目の第2のサブメモリユニットSMU2(n’−1)の上に積層されている。
【0064】
また、各メモリセルMC11m,MC21m及びMC12m,MC22mは、第1の電極21,31と強誘電体層22,32と第2の電極23,33とから成る。
【0065】
更には、第1のメモリユニットMUにおいて、第n層目の第1のサブメモリユニットを構成するメモリセルの第1の電極は、第n層目の第1のサブメモリユニットにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第1の選択用トランジスタTRを介して第1のビット線BLに接続され、第m番目(但し、m=1,2・・・M)のメモリセルの第2の電極は共通の第[(n−1)M+m]番目のプレート線に接続されている。具体的には、第1層目の第1のサブメモリユニットSMU11を構成するメモリセルMC11mの第1の電極21(共通ノードCN11と呼ぶ場合がある)は、第1層目の第1のサブメモリユニットSMU11において共通であり、この共通の第1の電極21(共通ノードCN11)は、第1の選択用トランジスタTRを介して第1のビット線BLに接続され、第m番目のメモリセルMC11mの第2の電極23は共通の第[(n−1)M+m]番目のプレート線に接続されている。また、第2層目の第1のサブメモリユニットSMU12を構成するメモリセルMC12mの第1の電極31(共通ノードCN12と呼ぶ場合がある)は、第2層目の第1のサブメモリユニットSMU12において共通であり、この共通の第1の電極31(共通ノードCN12)は、第1の選択用トランジスタTRを介して第1のビット線BLに接続され、第m番目のメモリセルMC12mの第2の電極33は共通の第[(n−1)M+m]番目のプレート線に接続されている。尚、このプレート線PL(n−1)M+mは、メモリユニットMUを構成する各メモリセルの第2の電極23,33にも接続されている。実施の形態1においては、より具体的には、各プレート線は、第2の電極23,33から延在している。
【0066】
更には、第2のメモリユニットMUにおいて、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成するメモリセルの第1の電極は、第n層目の第2のサブメモリユニットにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第2の選択用トランジスタを介して第2のビット線に接続され、第m番目のメモリセルの第2の電極は共通の第[(n−1)M+m]番目のプレート線に接続されている。具体的には、第1層目の第2のサブメモリユニットSMU21を構成するメモリセルMC21mの第1の電極21(共通ノードCN21と呼ぶ場合がある)は、第1層目の第2のサブメモリユニットSMU21において共通であり、この共通の第1の電極21(共通ノードCN21)は、第2の選択用トランジスタTRを介して第2のビット線BLに接続され、第m番目のメモリセルMC21mの第2の電極23は共通の第[(n−1)M+m]番目のプレート線に接続されている。また、第2層目の第2のサブメモリユニットSMU22を構成するメモリセルMC22mの第1の電極31(共通ノードCN22と呼ぶ場合がある)は、第2層目の第2のサブメモリユニットSMU22において共通であり、この共通の第1の電極31(共通ノードCN22)は、第2の選択用トランジスタTRを介して第2のビット線BLに接続され、第m番目のメモリセルMC22mの第2の電極33は共通の第[(n−1)M+m]番目のプレート線に接続されている。
【0067】
そして、第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nを構成する各メモリセルMC1nm、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nを構成する各メモリセルMC2nmは、同じ製造時の熱履歴を有し、第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nを構成する各メモリセルMC1nm、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nを構成する各メモリセルMU2nmは、第k層目(但し、k≠n)の第1のサブメモリユニットSMU1kを構成する各メモリセルMC1km、及び、第k層目の第2のサブメモリユニットSMU2kを構成する各メモリセルMC2kmと、異なる熱履歴を有する。
【0068】
そして、第1のメモリユニットMUにおける第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nを構成する第m番目のメモリセルMC1nmと、第2のメモリユニットMUにおける第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nを構成する第m番目のメモリセルMC2nmとは、一対となって、それぞれに1ビットのデータを記憶し、第1のメモリユニットMUにおける第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nを構成するメモリセルMC1nmに記憶されたデータを読み出す場合、第2のビット線BLに第n番目の電位を有する参照電位VREF−nが与えられ、第2のメモリユニットMUにおける第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nを構成するメモリセルMC2nmに記憶されたデータを読み出す場合、第1のビット線BLに第n番目の電位を有する参照電位VREF−nが与えられ、第n番目の電位は、第k番目(但し、k≠n)の電位と異なる。
【0069】
第1の選択用トランジスタTRの他方のソース/ドレイン領域14Bはコンタクトホール15を介して第1のビット線BLに接続されており、第1の選択用トランジスタTRの一方のソース/ドレイン領域14Aは、絶縁層16に設けられた接続孔18(第1層目の接続孔18と呼ぶ)を介して、第1層目の第1のサブメモリユニットSMU11における共通の第1の電極21(第1の共通ノードCN11)に接続されている。更には、第1の選択用トランジスタTRの一方のソース/ドレイン領域14Aは、絶縁層16に設けられた第1層目の接続孔18、絶縁層26に設けられた接続孔28(第2層目の接続孔28と呼ぶ)を介して、第2層目の第1のサブメモリユニットSMU12における共通の第1の電極31(第2の共通ノードCN12)に接続されている。尚、図中、参照番号36Aは絶縁膜である。
【0070】
ビット線BL,BLは、差動センスアンプSAに接続されている。また、プレート線PL(n−1)M+mはプレート線デコーダ/ドライバPDに接続されている。更には、ワード線WL,WLは、ワード線デコーダ/ドライバWDに接続されている。ワード線WL,WLは、図1の紙面垂直方向に延びている。また、第1のサブメモリユニットSMU11を構成するメモリセルMC11mの第2の電極23は、図1の紙面垂直方向に隣接する第2のサブメモリユニットSMU21を構成するメモリセルMC21mの第2の電極と共通であり、プレート線PL(n−1)M+mを兼ねている。更には、第1のサブメモリユニットSMU12を構成するメモリセルMC12mの第2の電極33は、図1の紙面垂直方向に隣接する第2のサブメモリユニットSMU22を構成するメモリセルMC22mの第2の電極と共通であり、プレート線PL(n−1)M+mを兼ねている。
【0071】
参照電位VREF−n(VREF−1,VREF−2)を与えるための回路は、第1及び第2のリファレンスキャパシタRC,RC(図2及び図3参照)から成る。これらのリファレンスキャパシタRC,RCは、例えば、MOSキャパシタから構成されている。MOSキャパシタの面積を最適化することによって、各MOSキャパシタから最適な参照電位VREF−1,VREF−2を出力することができる。第1のリファレンスキャパシタRCは、スイッチング回路(例えば、MOS FETから成る)SW11及びスイッチング回路SW21によって、第1のビット線BL及び第2のビット線BLに接続され、第2のリファレンスキャパシタRCは、スイッチング回路SW12及びスイッチング回路SW22によって、第1のビット線BL及び第2のビット線BLに接続されている。尚、図1には、第1及び第2のリファレンスキャパシタRC,RC、並びに、スイッチング回路SW11〜SW22の図示を省略した。
【0072】
尚、参照電位を、周知の降圧回路や、複数のPMOS型FETを直列に接続した構造から出力してもよい。
【0073】
第1のメモリユニットMUを構成する第1の選択用トランジスタTRはワード線WLに接続され、第2のメモリユニットMUを構成する第2の選択用トランジスタTRはワード線WLに接続されており、メモリセルMC1nm,MC2nmは独立して制御される。実際の不揮発性メモリにおいては、この2×N×Mビット(具体的には16ビット)を記憶するメモリユニットの集合がアクセス単位ユニットとしてアレイ状に配設されている。尚、Mの値は4に限定されない。Mの値は、M≧2を満足すればよく、実際的なMの値として、例えば、2のべき数(2,4,8,16・・・)を挙げることができる。また、Nの値は、N≧2を満足すればよく、実際的なNの値として、例えば、2のべき数(2,4,8・・・)を挙げることができる。
【0074】
揮発性メモリにおける一対の選択用トランジスタTR及びTRは、ワード線WL、及び、対となったビット線BL,BLによって囲まれた領域を占めている。従って、仮に、ワード線及びビット線が最短ピッチで配置されるとすると、不揮発性メモリにおける一対の選択用トランジスタTR及びTRの最小面積は、8Fである。しかしながら、一対の選択用トランジスタTR,TRを、M組の対となったメモリセルMC11m,MC12m,MC21m,MC22m(m=1,2・・・,M)で共有するが故に、1ビット当たりの選択用トランジスタTR,TRの数が少なくて済み、また、ワード線WLの配置も緩やかなので、不揮発性メモリの縮小化を図り易い。しかも、周辺回路についても、1本のワード線デコーダ/ドライバWDとM本のプレート線デコーダ/ドライバPDで2×Mビットを選択することができる。従って、このような構成を採用することで、セル面積が8Fに近いレイアウトを実現可能であり、DRAM並のチップサイズを実現することができる。
【0075】
メモリセルに記憶されたデータを読み出す場合、予め、第1及び第2のリファレンスキャパシタRC,RCに電荷を蓄積しておく。尚、第1のメモリユニットMUを構成するメモリセルに記憶されたデータを読み出す場合、予め、第2のリファレンスキャパシタRCに電荷を蓄積しておき、第2のメモリユニットMUを構成するメモリセルに記憶されたデータを読み出す場合、予め、第1のリファレンスキャパシタRCに電荷を蓄積しておいてもよい。後述する実施の形態3〜実施の形態5においても、MOSキャパシタから成るリファレンスキャパシタを用いる場合には、同様の操作を行う。
【0076】
そして、例えば、第1のサブメモリユニットSMU11を構成するメモリセルMC11p(pは1,2,3,4のいずれか)に記憶されたデータを読み出す場合、ワード線WLを選択し、メモリセルMC11p以外のメモリセルに接続されたプレート線には、例えば(1/2)Vccの電圧を印加した状態で、メモリセルMC11pが接続されたプレート線を駆動する。ここで、Vccは、例えば、電源電圧である。これによって、メモリセルMC11pに記憶された1ビットのデータに相当する電位が第1の選択用トランジスタTRを介して第1のビット線BLにビット線電位として現れる。一方、スイッチング回路SW21をオン状態とする。これによって、第2のビット線BLには、参照電位VREF−1がビット線電位として現れる。そして、かかる対となったビット線BL,BLの電圧(ビット線電位)を差動センスアンプSAで検出する。
【0077】
また、例えば、第2のサブメモリユニットSMU22を構成するメモリセルMC22pに記憶されたデータを読み出す場合、ワード線WLを選択し、メモリセルMC22p以外のメモリセルに接続されたプレート線には、例えば(1/2)Vccの電圧を印加した状態で、メモリセルMC22pに接続されたプレート線を駆動する。これによって、メモリセルMC22pに記憶された1ビットのデータに相当する電位が第2の選択用トランジスタTRを介して第2のビット線BLにビット線電位として現れる。一方、スイッチング回路SW12をオン状態とする。これによって、第1のビット線BLには、参照電位VREF−2がビット線電位として現れる。そして、かかる対となったビット線BL,BLの電圧(ビット線電位)を差動センスアンプSAで検出する。
【0078】
以下、実施の形態1の不揮発性メモリの製造方法の概要を説明する。
【0079】
[工程−100]
先ず、不揮発性メモリにおける選択用トランジスタ及びスイッチング回路SW11〜SW22を構成するトランジスタとして機能するMOS型トランジスタを半導体基板10に形成する。そのために、例えばLOCOS構造を有する素子分離領域11を公知の方法に基づき形成する。尚、素子分離領域は、トレンチ構造を有していてもよいし、LOCOS構造とトレンチ構造の組合せとしてもよい。その後、半導体基板10の表面を例えばパイロジェニック法により酸化し、ゲート絶縁膜12を形成する。次いで、不純物がドーピングされたポリシリコン層をCVD法にて全面に形成した後、ポリシリコン層をパターニングし、ゲート電極13を形成する。このゲート電極13はワード線を兼ねている。尚、ゲート電極13をポリシリコン層から構成する代わりに、ポリサイドや金属シリサイドから構成することもできる。次に、半導体基板10にイオン注入を行い、LDD構造を形成する。その後、全面にCVD法にてSiO層を形成した後、このSiO層をエッチバックすることによって、ゲート電極13の側面にゲートサイドウオール(図示せず)を形成する。次いで、半導体基板10にイオン注入を施した後、イオン注入された不純物の活性化アニール処理を行うことによって、ソース/ドレイン領域14A,14Bを形成する。これらの工程中において、適宜、MOSキャパシタから成るリファレンスキャパシタRC,RC(図1には図示せず)を形成する。リファレンスキャパシタRC,RCの一方の電極は、図示しない電源に接続されている。また、スイッチング回路SW11〜SW22を構成するトランジスタの一方のソース/ドレイン領域が、リファレンスキャパシタRC,RCの他方の電極に該当する。
【0080】
[工程−110]
次いで、全面に絶縁層を形成する。具体的には、SiO及びSiNの積層構造を有する下層絶縁層(厚さ1μm)をCVD法にて形成した後、CMP法にて平坦化処理を行い、下層絶縁層の厚さを0.6μmとする。その後、他方のソース/ドレイン領域14B、及び、スイッチング回路SW11〜SW22を構成するトランジスタの他方のソース/ドレイン領域の上方の下層絶縁層に開口部をRIE法にて形成する。そして、かかる開口部内を含む下層絶縁層上に不純物がドーピングされたポリシリコン層をCVD法にて形成する。次いで、850゜C、30分間の活性化アニール処理を行い、ポリシリコン層中の不純物の活性化を行う。これによって、コンタクトホール15が形成される。次に、下層絶縁層上のポリシリコン層をパターニングすることによって、ビット線BL、及び、ビット線BLとスイッチング回路SW11〜SW22を構成するトランジスタとを接続する配線(図示せす)を形成する。その後、SiOから成る上層絶縁層(厚さ0.4μm)をCVD法にて全面に形成し、CMP法にて平坦化処理を行い、上層絶縁層の厚さを0.2μmとする。尚、下層絶縁層と上層絶縁層を纏めて、絶縁層16と呼ぶ。ここで、ビット線BLは、後の工程で形成する接続孔18と短絡しないように形成されている。
【0081】
尚、接続孔18は、絶縁層16に形成された開口部17内に、例えば、タングステン、Ti、Pt、Pd、Cu、TiW、TiNW、WSi、MoSi等の高融点金属や金属シリサイドから成る金属配線材料を埋め込むことによって形成することもできる。接続孔18の頂面は絶縁層16の表面と略同じ平面に存在していてもよいし、接続孔18の頂部が絶縁層16の表面に延在していてもよい。タングステンにて開口部17を埋め込み、接続孔18を形成する条件を、以下の表2に例示する。尚、タングステンにて開口部17を埋め込む前に、Ti層及びTiN層を順に例えばマグネトロンスパッタ法にて開口部17内を含む絶縁層16の上に形成することが好ましい。ここで、Ti層及びTiN層を形成する理由は、オーミックな低コンタクト抵抗を得ること、ブランケットタングステンCVD法における半導体基板10の損傷発生の防止、タングステンの密着性向上のためである。
【0082】
Figure 0003591497
【0083】
[工程−120]
次に、絶縁層16上に、酸化チタンから成る密着層(図示せず)を形成することが望ましい。そして、密着層上にIrから成る第1の電極(下部電極)21を構成する第1の電極材料層を、例えばスパッタ法にて形成し、第1の電極材料層及び密着層をフォトリソグラフィ技術及びドライエッチング技術に基づきパターニングすることによって、第1の電極21を得ることができる。尚、以下の工程においても、第1の電極材料層を形成する前に、絶縁層上に密着層を形成することが望ましい。
【0084】
第1の電極21は、所謂ダマシン構造を有していてもよい。即ち、第1の電極21は、周りを絶縁層で埋め込まれた構造を有していてもよい。これによって、強誘電体層を平坦な下地上、即ち、第1の電極及び絶縁層上に形成することができるが故に、各層の平坦化を図ることができ、一層容易にメモリセルあるいはサブメモリユニットの多層化を達成することができる。ここで、絶縁層の頂面と、第1の電極21の頂面とは、同一平面内にあってもよいし、絶縁層から第1の電極21の頂面が突出した状態、あるいは、絶縁層から第1の電極21の頂面が沈んだ状態であってもよい。
【0085】
[工程−130]
その後、例えば、MOCVD法によって、Bi系層状構造ペロブスカイト型の強誘電体材料(具体的には、例えば、結晶化温度750゜CのBiSrTa)から成る強誘電体薄膜を全面に形成する。その後、250゜Cの空気中で乾燥処理を行った後、750゜Cの酸素ガス雰囲気で1時間の熱処理を施し、結晶化を促進させる。
【0086】
[工程−140]
次に、IrO2−X層、Pt層を、スパッタ法にて、順次、全面に形成した後、フォトリソグラフィ技術、ドライエッチング技術に基づき、Pt層、IrO2−X層、BiSrTa薄膜を順次、パターニングして、第2の電極23及び強誘電体層22を形成する。エッチングによって、強誘電体層22にダメージが加わる場合には、ダメージ回復に必要とされる温度にて、熱処理を行えばよい。
【0087】
[工程−150]
その後、
・絶縁層26の形成及び平坦化処理
・開口部27の形成及び接続孔28の形成
・第1の電極31、結晶化温度700゜CのBiSr(Ta1.5Nb0.5)Oから成る強誘電体層32、及び第2の電極33の形成
・絶縁膜36Aの形成
を、順次、行う。尚、BiSr(Ta1.5Nb0.5)Oから成る強誘電体層32に対して、結晶化促進のための熱処理を、700゜Cの酸素ガス雰囲気で1時間、行えばよい。また、強誘電体層32を強誘電体層22と同じ強誘電体材料から構成してもよい。
【0088】
各第2の電極はプレート線を兼ねていなくともよい。この場合には、絶縁膜36Aの形成完了後、第2の電極23、第2の電極33を接続孔(ビアホール)によって接続し、併せて、絶縁膜36A上に、かかる接続孔と接続したプレート線を形成すればよい。
【0089】
絶縁層16上に形成された第1のサブメモリユニットSMU11を構成するメモリセルMC11Mと、絶縁層16上に形成された第2のサブメモリユニットSMU21を構成するメモリセルMC21Mとは、同じ製造時の熱履歴を受ける。即ち、強誘電体層22の結晶化のための結晶化熱処理を受けている。一方、絶縁層26上に形成された第1のサブメモリユニットSMU12を構成するメモリセルMC12Mと、絶縁層26上に形成された第2のサブメモリユニットSMU22を構成するメモリセルMC22Mとは、同じ製造時の熱履歴を受ける。即ち、強誘電体層32の結晶化のための結晶化熱処理を受けている。しかしながら、第n層目の第1及び第2のサブメモリユニットを構成するメモリセルには、第k層目(k≠n)の第1及び第2のサブメモリユニットを構成するメモリセルとは異なる参照電位が与えられるので、製造時の熱履歴が異なるメモリセル群が混在していても、最適な参照電位をビット線に与えることが可能となり、ビット線に表れるビット線電位に差異が生じ難い。
【0090】
例えば、BiSrTaから成る強誘電体薄膜の形成条件を以下の表3に例示する。尚、表3中、「thd」は、テトラメチルヘプタンジオネートの略である。また、表3に示したソース原料はテトラヒドロフラン(THF)を主成分とする溶媒中に溶解されている。
【0091】
Figure 0003591497
【0092】
あるいは又、BiSrTaから成る強誘電体薄膜をパルスレーザアブレーション法、ゾル−ゲル法、あるいはRFスパッタ法にて全面に形成することもできる。これらの場合の形成条件を以下に例示する。尚、ゾル−ゲル法によって厚い強誘電体薄膜を形成する場合、所望の回数、スピンコート及び乾燥、あるいはスピンコート及び焼成(又は、アニール処理)を繰り返せばよい。
【0093】
[表4]
パルスレーザアブレーション法による形成
ターゲット:BiSrTa
使用レーザ:KrFエキシマレーザ(波長248nm、パルス幅25n秒、5Hz)
形成温度 :400〜800゜C
酸素濃度 :3Pa
【0094】
Figure 0003591497
【0095】
[表6]
RFスパッタ法による形成
ターゲット:BiSrTaセラミックターゲット
RFパワー:1.2W〜2.0W/ターゲット1cm
雰囲気圧力:0.2〜1.3Pa
形成温度 :室温〜600゜C
プロセスガス:Ar/Oの流量比=2/1〜9/1
【0096】
強誘電体層を、PZTあるいはPLZTから構成するときの、マグネトロンスパッタ法によるPZTあるいはPLZTの形成条件を以下の表7に例示する。あるいは又、PZTやPLZTを、反応性スパッタ法、電子ビーム蒸着法、ゾル−ゲル法、又はMOCVD法にて形成することもできる。
【0097】
[表7]
ターゲット :PZTあるいはPLZT
プロセスガス:Ar/O=90体積%/10体積%
圧力 :4Pa
パワー :50W
形成温度 :500゜C
【0098】
更には、PZTやPLZTをパルスレーザアブレーション法にて形成することもできる。この場合の形成条件を以下の表8に例示する。
【0099】
[表8]
ターゲット:PZT又はPLZT
使用レーザ:KrFエキシマレーザ(波長248nm、パルス幅25n秒、3Hz)
出力エネルギー:400mJ(1.1J/cm
形成温度 :550〜600゜C
酸素濃度 :40〜120Pa
【0100】
(実施の形態2)
実施の形態2は、実施の形態1の変形である。実施の形態1においては、参照電位VREF−1,VREF−2を与えるための回路を、MOSキャパシタから成る第1及び第2のリファレンスキャパシタRC,RCから構成した。一方、実施の形態2においては、参照電位VREF−1を与えるための回路を、強誘電体キャパシタから成る第1のリファレンスキャパシタRCA1,RCB1から構成し、参照電位VREF−2を与えるための回路を、強誘電体キャパシタから成る第2のリファレンスキャパシタRCA2,RCB2から構成する。
【0101】
実施の形態2の不揮発性メモリの概念的な回路図を図4に示す。尚、図4の概念的な回路図のより具体的な回路図は、強誘電体キャパシタから成るリファレンスキャパシタRCA1,RCB1,RCA2,RCB2の部分を除き、図3に示したと同様の回路図とすることができるので、図示を省略する。
【0102】
第1及び第2のリファレンスキャパシタRCA1,RCB1,RCA2,RCB2は、実質的にメモリセルと同じ構造を有する。即ち、第1のリファレンスキャパシタRCA1,RCB1は、絶縁層16上に形成された第1の電極と、強誘電体層と、第2の電極から構成されている。また、第2のリファレンスキャパシタRCA2,RCB2は、絶縁層26上に形成された第1の電極と、強誘電体層と、第2の電極から構成されている。尚、実施の形態2の不揮発性メモリは、実施の形態1の[工程−100]において、MOSキャパシタを作製しない点、第1のリファレンスキャパシタRCA1,RCB1をメモリセルMC11m,MC21mを作製するときに同時に作製する点、第2のリファレンスキャパシタRCA2,RCB2をメモリセルMC12m,MC22mを作製するときに同時に作製する点を除き、実施の形態1の不揮発性メモリと同様の方法で作製することができるので、詳細な説明は省略する。
【0103】
強誘電体キャパシタから成る第1のリファレンスキャパシタRCA1を構成する第1の電極は、スイッチング回路SWA11を介して第1のビット線BLに接続され、更には、スイッチング回路SWA12を介して接地されている。尚、第1の電極はスイッチング回路を介してリファレンス・プレート線ドライバRPDに接続されていてもよい。以下に説明するリファレンスキャパシタにおいても同様である。また、強誘電体キャパシタから成る第2のリファレンスキャパシタRCA2を構成する第1の電極は、スイッチング回路SWA21を介して第1のビット線BLに接続され、更には、スイッチング回路SWA22を介して接地されている。また、強誘電体キャパシタから成る第1のリファレンスキャパシタRCB1を構成する第1の電極は、スイッチング回路SWB11を介して第2のビット線BLに接続され、更には、スイッチング回路SWB12を介して接地されている。更には、強誘電体キャパシタから成る第2のリファレンスキャパシタRCB2を構成する第1の電極は、スイッチング回路SWB21を介して第2のビット線BLに接続され、更には、スイッチング回路SWB22を介して接地されている。リファレンスキャパシタRCA1,RCB1,RCA2,RCB2を構成する第2の電極のそれぞれは、リファレンス・プレート線PLREF−A1,PLREF−A2,PLREF−B1,PLREF−B2に接続され、これらのリファレンス・プレート線はリファレンス・プレート線ドライバRPDに接続されている。第1のリファレンスキャパシタRCA1,RCB1、第2のリファレンスキャパシタRCA2,RCB2の面積を最適化することによって、各リファレンスキャパシタRCA1,RCB1,RCA2,RCB2から最適な参照電位VREF−1,VREF−2を出力することができる。
【0104】
メモリセルからデータを読み出す場合、予めスイッチング回路SWA12,SWA22,SWB12,SWB22をオン状態として、リファレンスキャパシタRCA1,RCA2,RCB1,RCB2を構成する第1の電極を接地し、リファレンス・プレート線PLREF−A1,PLREF−A2,PLREF−B1,PLREF−B2にリファレンス・プレート線ドライバRPDから所定の電位を加える。その結果、リファレンスキャパシタRCA1,RCA2,RCB1,RCB2を構成する強誘電体層に電荷が蓄積される。電荷蓄積量は、第1のリファレンスキャパシタRCA1,RCB1、第2のリファレンスキャパシタRCA2,RCB2の面積によって規定される。
【0105】
そして、例えば、第1のサブメモリユニットSMU11を構成するメモリセルMC11p(pは1,2,3,4のいずれか)に記憶されたデータを読み出す場合、ワード線WLを選択し、メモリセルMC11p以外のメモリセルに接続されたプレート線には、例えば(1/2)Vccの電圧を印加した状態で、メモリセルMC11pが接続されたプレート線を駆動する。これによって、メモリセルMC11pに記憶された1ビットのデータに相当する電位が第1の選択用トランジスタTRを介して第1のビット線BLにビット線電位として現れる。一方、リファレンスキャパシタRCB1の強誘電体層にその第2の電極から適切な電界を印加した状態で、スイッチング回路SWB11をオン状態とする。これによって、第2のビット線BLには、第1のリファレンスキャパシタRCB1に蓄積されていた蓄積電荷量に基づく参照電位VREF−1がビット線電位として現れる。そして、かかる対となったビット線BL,BLの電圧(ビット線電位)を差動センスアンプSAで検出する。
【0106】
また、例えば、第2のサブメモリユニットSMU22を構成するメモリセルMC22pに記憶されたデータを読み出す場合、ワード線WLを選択し、メモリセルMC22p以外のメモリセルに接続されたプレート線には、例えば(1/2)Vccの電圧を印加した状態で、メモリセルMC22pに接続されたプレート線を駆動する。これによって、メモリセルMC221に記憶された1ビットのデータに相当する電位が第2の選択用トランジスタTRを介して第2のビット線BLにビット線電位として現れる。一方、リファレンスキャパシタRCA2の強誘電体層にその第2の電極から適切な電界を印加した状態で、スイッチング回路SWA21をオン状態とする。これによって、第1のビット線BLには、第2のリファレンスキャパシタRCA2に蓄積されていた蓄積電荷量に基づく参照電位VREF−2がビット線電位として現れる。そして、かかる対となったビット線BL,BLの電圧(ビット線電位)を差動センスアンプSAで検出する。
【0107】
尚、図5に回路図を示すように、参照電位VREF−1を与えるための回路を、強誘電体キャパシタから成る第1のリファレンスキャパシタRCから構成し、参照電位VREF−2を与えるための回路を、強誘電体キャパシタから成る第2のリファレンスキャパシタRCから構成することもできる。この場合、強誘電体キャパシタから成る第1のリファレンスキャパシタRCを構成する第1の電極は、スイッチング回路SWA11を介して第1のビット線BLに接続され、スイッチング回路SWA21を介して第2のビット線BLに接続され、更には、スイッチング回路SWA12を介して接地されている。また、強誘電体キャパシタから成る第2のリファレンスキャパシタRCを構成する第1の電極は、スイッチング回路SWB11を介して第1のビット線BLに接続され、スイッチング回路SWB21を介して第2のビット線BLに接続され、更には、スイッチング回路SWB12を介して接地されている。リファレンスキャパシタRC,RCを構成する第2の電極のそれぞれは、リファレンス・プレート線PLREF−A,PLREF−Bに接続され、これらのリファレンス・プレート線はリファレンス・プレート線ドライバRPDに接続されている。リファレンスキャパシタRC,RCの面積を最適化することによって、各リファレンスキャパシタRC,RCから最適な参照電位VREF−1,VREF−2を出力することができる。
【0108】
(実施の形態3)
実施の形態3は、本発明の第1の態様及び第3の態様に係る不揮発性メモリに関する。ビット線の延びる方向と平行な仮想垂直面で実施の形態3の不揮発性メモリの一部分を切断したときの模式的な一部断面図を図6に示す。更には、本発明の第3の態様に係る不揮発性メモリの概念的な回路図を図7に示し、図7の概念的な回路図のより具体的な回路図を図8に示す。尚、図6には、第1のサブメモリユニットを示すが、第2のサブメモリユニットも同様の構造を有し、第2のサブメモリユニットは、図6の紙面垂直方向に、第1のサブメモリユニットと並んで形成されている。以下の説明においては、場合によっては、第1のサブメモリユニットについての説明のみを行う場合がある。また、図8においては、参照電位を発生させるための回路、差動センスアンプの図示を省略した。
【0109】
実施の形態3の不揮発性メモリは、
(A−1)第1のビット線BLと、
(B−1)N個(但し、N≧2であり、実施の形態3においては、N=2)の第1の選択用トランジスタTR1Nと、
(C−1)それぞれがM個(但し、M≧2であり、実施の形態3においては、M=4)のメモリセルMC11M,MC12Mから構成された、N個の第1のサブメモリユニットSMU1Nと、
(D−1)N個の第1のサブメモリユニット間において、N個の第1のサブメモリユニットSMU1Nのそれぞれを構成するメモリセルで共通とされたM本のプレート線PL
から成る第1のメモリユニットMUと、
(A−2)第2のビット線BLと、
(B−2)N個の第2の選択用トランジスタTR2Nと、
(C−2)それぞれがM個のメモリセルMC21M,MC22Mから構成された、N個の第2のサブメモリユニットSMU2Nと、
(D−2)N個の第2のサブメモリユニット間において、N個の第2のサブメモリユニットのそれぞれを構成するメモリセルで共通とされ、且つ、前記第1のメモリユニットを構成するM本のプレート線と共通のM本のプレート線PL、から成る第2のメモリユニットから構成されている。
【0110】
そして、第n層目(但し、n=1,2・・・,N)の第1のサブメモリユニットSMU1nと、第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nとは、同じ絶縁層16,26上に形成されており、第n’層目(但し、n’=2・・・,N)の第1のサブメモリユニットSMU1n’と第n’層目の第2のサブメモリユニットSMU2n’とは、絶縁層26を介して、第(n’−1)層目の第1のサブメモリユニットSMU1(n’−1)と第(n’−1)層目の第2のサブメモリユニットSMU (n’−1)の上に積層されている。
【0111】
また、各メモリセルMC11m,MC21m及びMC12m,MC22mは、第1の電極21,31と強誘電体層22,32と第2の電極23,33とから成る。
【0112】
更には、第1のメモリユニットMUにおいて、第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nを構成するメモリセルMC1nmの第1の電極は、第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第n番目の第1の選択用トランジスタTR1nを介して第1のビット線BLに接続され、第m番目(但し、m=1,2・・・M)のメモリセルMC1nmの第2の電極は共通の第m番目のプレート線PL に接続されている。具体的には、第1層目の第1のサブメモリユニットSMU11を構成するメモリセルMC11mの第1の電極21(共通ノードCN11と呼ぶ場合がある)は、第1層目の第1のサブメモリユニットSMU11において共通であり、この共通の第1の電極21(共通ノードCN11)は、第1番目の第1の選択用トランジスタTR11を介して第1のビット線BLに接続され、第m番目のメモリセルMC11mの第2の電極23は共通の第m番目のプレート線PLに接続されている。また、第2層目の第1のサブメモリユニットSMU12を構成するメモリセルMC12mの第1の電極31(共通ノードCN12と呼ぶ場合がある)は、第2層目の第1のサブメモリユニットSMU12において共通であり、この共通の第1の電極31(共通ノードCN12)は、第2番目の第1の選択用トランジスタTR12を介して第1のビット線BLに接続され、第m番目のメモリセルMC12mの第2の電極33は共通の第m番目のプレート線PLに接続されている。尚、このプレート線PLは、第2のメモリユニットMUを構成する各メモリセルの第2の電極23,33にも接続されている。実施の形態3においては、より具体的には、各プレート線は、第2の電極23,33から延在している。プレート線PLは図示しない領域で相互に接続されている。
【0113】
また、第2のメモリユニットMUにおいて、第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nを構成するメモリセルMC2nmの第1の電極は、第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第n番目の第2の選択用トランジスタTR2nを介して第2のビット線BLに接続され、第m番目のメモリセルMC2nmの第2の電極は共通の第m番目のプレート線PLに接続されている。具体的には、第1層目の第2のサブメモリユニットSMU21を構成するメモリセルMC21mの第1の電極21(共通ノードCN21と呼ぶ場合がある)は、第1層目の第2のサブメモリユニットSMU21において共通であり、この共通の第1の電極21(共通ノードCN21)は、第1番目の第2の選択用トランジスタTR21を介して第2のビット線BLに接続され、第m番目のメモリセルMC21mの第2の電極23は共通の第m番目のプレート線PLに接続されている。また、第2層目の第2のサブメモリユニットSMU22を構成するメモリセルMC22mの第1の電極31(共通ノードCN22と呼ぶ場合がある)は、第2層目の第2のサブメモリユニットSMU22において共通であり、この共通の第1の電極31(共通ノードCN22)は、第2番目の第2の選択用トランジスタTR22を介して第2のビット線BLに接続され、第m番目のメモリセルMC22mの第2の電極33は共通の第m番目のプレート線に接続されている。
【0114】
そして、第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nを構成する各メモリセルMC1nm、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nを構成する各メモリセルMC2nmは、同じ製造時の熱履歴を有し、第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nを構成する各メモリセルMC1nm、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nを構成する各メモリセルMU2nmは、第k層目(但し、k≠n)の第1のサブメモリユニットSMU1kを構成する各メモリセルMC1km、及び、第k層目の第2のサブメモリユニットSMU2kを構成する各メモリセルMC2kmと、異なる熱履歴を有する。
【0115】
そして、第1のメモリユニットMUにおける第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nを構成する第m番目のメモリセルMC1nmと、第2のメモリユニットMUにおける第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nを構成する第m番目のメモリセルMC2nmとは、一対となって、それぞれに1ビットのデータを記憶し、第1のメモリユニットMUにおける第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nを構成するメモリセルMC1nmに記憶されたデータを読み出す場合、第2のビット線BLに第n番目の電位を有する参照電位VREF−nが与えられ、第2のメモリユニットMUにおける第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nを構成するメモリセルMC2nmに記憶されたデータを読み出す場合、第1のビット線BLに第n番目の電位を有する参照電位VREF−nが与えられ、第n番目の電位は、第k番目(但し、k≠n)の電位と異なる。
【0116】
第1番目及び第2番目の第1の選択用トランジスタTR11,TR12の他方のソース/ドレイン領域14Bはコンタクトホール15を介して第1のビット線BLに接続されており、第1番目の第1の選択用トランジスタTR11の一方のソース/ドレイン領域14Aは、絶縁層16に設けられた接続孔18(第1層目の接続孔18と呼ぶ)を介して、第1層目の第1のサブメモリユニットSMU11における共通の第1の電極21(第1の共通ノードCN11)に接続されている。更には、第2番目の第1の選択用トランジスタTR12の一方のソース/ドレイン領域14Aは、絶縁層16に設けられた第1層目の接続孔18、パッド部25、絶縁層26に設けられた開口部27内に形成された接続孔28(第2層目の接続孔28と呼ぶ)を介して、第2層目の第1のサブメモリユニットSMU12における共通の第1の電極31(第2の共通ノードCN12)に接続されている。尚、図中、参照番号36Aは絶縁膜である。
【0117】
ビット線BL,BLは、差動センスアンプSAに接続されている。また、プレート線PLはプレート線デコーダ/ドライバPDに接続されている。更には、ワード線WL11,WL12,WL21,WL22は、ワード線デコーダ/ドライバWDに接続されている。ワード線WL11,WL12,WL21,WL22は、図6の紙面垂直方向に延びている。また、第1のサブメモリユニットSMU11を構成するメモリセルMC11mの第2の電極23は、図6の紙面垂直方向に隣接する第2のサブメモリユニットSMU21を構成するメモリセルMC21mの第2の電極と共通であり、プレート線PLを兼ねている。更には、第1のサブメモリユニットSMU12を構成するメモリセルMC12mの第2の電極33は、図6の紙面垂直方向に隣接する第2のサブメモリユニットSMU22を構成するメモリセルMC22mの第2の電極と共通であり、プレート線PLを兼ねている。
【0118】
参照電位VREF−1,VREF−2を与えるための回路は、実施の形態1と同様に、MOSキャパシタから成る第1及び第2のリファレンスキャパシタRC,RC(図6には図示せず)から構成してもよいし(図7の回路図参照)、実施の形態2と同様に、強誘電体キャパシタから成る第1及び第2のリファレンスキャパシタRCA1,RCA2,RCB1,RCB2から構成してもよいし(図9の回路図参照)、強誘電体キャパシタから成る第1及び第2のリファレンスキャパシタRC,RCから構成してもよい(図10の回路図参照)。あるいは又、参照電位を、周知の降圧回路や、複数のPMOS型FETを直列に接続した構造から出力してもよい。
【0119】
第1のメモリユニットMUを構成する第1の選択用トランジスタTR11,TR12のそれぞれはワード線WL11,WL12に接続され、第2のメモリユニットMUを構成する第2の選択用トランジスタTR21,TR22はそれぞれワード線WL21,WL22に接続されており、メモリセルMC1nm,MC2nmは独立して制御される。実際の不揮発性メモリにおいては、この2×N×Mビット(具体的には16ビット)を記憶するメモリユニットの集合がアクセス単位ユニットとしてアレイ状に配設されている。尚、Mの値は4に限定されない。Mの値は、M≧2を満足すればよく、実際的なMの値として、例えば、2のべき数(2,4,8,16・・・)を挙げることができる。また、Nの値は、N≧2を満足すればよく、実際的なNの値として、例えば、2のべき数(2,4,8・・・)を挙げることができる。
【0120】
MOSキャパシタから成る第1及び第2のリファレンスキャパシタRC,RCから構成した場合、例えば、第1のサブメモリユニットSMU11を構成するメモリセルMC11pに記憶されたデータを読み出す場合、ワード線WL11を選択し、プレート線PL(j≠p)には、例えば(1/2)Vccの電圧を印加した状態で、プレート線PLを駆動する。ここで、Vccは、例えば、電源電圧である。これによって、メモリセルMC11pに記憶された1ビットのデータに相当する電位が第1番目の第1の選択用トランジスタTR11を介して第1のビット線BLにビット線電位として現れる。一方、スイッチング回路SW21をオン状態とする。これによって、第2のビット線BLには、参照電位VREF−1がビット線電位として現れる。そして、かかる対となったビット線BL,BLの電圧(ビット線電位)を差動センスアンプSAで検出する。
【0121】
また、例えば、第2のサブメモリユニットSMU22を構成するメモリセルMC22pに記憶されたデータを読み出す場合、ワード線WL22を選択し、プレート線PL(j≠p)には、例えば(1/2)Vccの電圧を印加した状態で、プレート線PLを駆動する。これによって、メモリセルMC22pに記憶された1ビットのデータに相当する電位が第2番目の第2の選択用トランジスタTR22を介して第2のビット線BLにビット線電位として現れる。一方、スイッチング回路SW12をオン状態とする。これによって、第1のビット線BLには、参照電位VREF−2がビット線電位として現れる。そして、かかる対となったビット線BL,BLの電圧(ビット線電位)を差動センスアンプSAで検出する。
【0122】
強誘電体キャパシタから成る第1及び第2のリファレンスキャパシタRCA1,RCA2,RCB1,RCB2から構成した場合、メモリセルからデータを読み出す場合、予めスイッチング回路SWA12,SWA22,SWB12,SWB22をオン状態として、リファレンスキャパシタRCA1,RCA2,RCB1,RCB2を構成する第の電極をリファレンス・プレート線ドライバRPDに接続し、リファレンス・プレート線PLREF−A1,PLREF−A2,PLREF−B1,PLREF−B2にリファレンス・プレート線ドライバRPDから所定の電位を加える。その結果、リファレンスキャパシタRCA1,RCA2,RCB1,RCB2を構成する強誘電体層に電荷が蓄積される。
【0123】
そして、例えば、第1のサブメモリユニットSMU11を構成するメモリセルMC11pに記憶されたデータを読み出す場合、ワード線WL11を選択し、プレート線PL(j≠p)には、例えば(1/2)Vccの電圧を印加した状態で、プレート線PLを駆動する。これによって、メモリセルMC11pに記憶された1ビットのデータに相当する電位が第1番目の第1の選択用トランジスタTR11を介して第1のビット線BLにビット線電位として現れる。一方、リファレンスキャパシタRCB1の強誘電体層にその第2の電極から適切な電界を印加した状態で、スイッチング回路SWB11をオン状態とする。これによって、第2のビット線BLには、参照電位VREF−1がビット線電位として現れる。そして、かかる対となったビット線BL,BLの電圧(ビット線電位)を差動センスアンプSAで検出する。
【0124】
また、例えば、第2のサブメモリユニットSMU22を構成するメモリセルMC22pに記憶されたデータを読み出す場合、ワード線WL22を選択し、プレート線PL(j≠p)には、例えば(1/2)Vccの電圧を印加した状態で、プレート線PLを駆動する。これによって、メモリセルMC22pに記憶された1ビットのデータに相当する電位が第2番目の第2の選択用トランジスタTR22を介して第2のビット線BLにビット線電位として現れる。一方、リファレンスキャパシタRCA2の強誘電体層にその第2の電極から適切な電界を印加した状態で、スイッチング回路SWA21をオン状態とする。これによって、第1のビット線BLには、参照電位VREF−2がビット線電位として現れる。そして、かかる対となったビット線BL,BLの電圧(ビット線電位)を差動センスアンプSAで検出する。
【0125】
実施の形態3、あるいは、以下に説明する実施の形態における不揮発性メモリは、実質的に、実施の形態1あるいは実施の形態2にて説明した不揮発性メモリの製造方法によって製造することができるので、詳細な説明は省略する。
【0126】
(実施の形態4)
実施の形態4は、実施の形態3の変形である。ビット線の延びる方向と平行な仮想垂直面で実施の形態4の不揮発性メモリの一部分を切断したときの模式的な一部断面図を図11に示す。更には、実施の形態4の不揮発性メモリの概念的な回路図を図12に示し、図12の概念的な回路図のより具体的な回路図(但し、第1のサブメモリユニットのみ)を図13に示す。尚、図11には、第1のサブメモリユニットを示すが、第2のサブメモリユニットも同様の構造を有し、第2のサブメモリユニットは、図11の紙面垂直方向に、第1のサブメモリユニットと並んで形成されている。以下の説明においては、場合によっては、第1のサブメモリユニットについての説明のみを行う場合がある。また、図13においては、参照電位を発生させるための回路、差動センスアンプの図示を省略した。
【0127】
実施の形態4の不揮発性メモリにおいては、N本の第1のビット線BL1N、及び、N本の第2のビット線BL2Nが備えられている。そして、第1のメモリユニットMUにおいて、第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nにおける共通の第1の電極は、第n番目の第1の選択用トランジスタTR1nを介して第n番目の第1のビット線BL1nに接続されており、第2のメモリユニットMUにおいて、第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nにおける共通の第1の電極は、第n番目の第2の選択用トランジスタTR2nを介して第n番目の第2のビット線BL2nに接続されている。
【0128】
具体的には、第n番目の第1の選択用トランジスタTR1nの他方のソース/ドレイン領域14Bは第n番目の第1のビット線BL1nに接続され、第1番目の第1の選択用トランジスタTR11の一方のソース/ドレイン領域14Aは、絶縁層16に設けられた第1層目の接続孔18を介して、第1層目の第1のサブメモリユニットSMU11における共通の第1の電極21(第1の共通ノードCN11)に接続されている。また、第2番目の第1の選択用トランジスタTR12の一方のソース/ドレイン領域14Aは、絶縁層16に設けられた第1層目の接続孔18、パッド部25、絶縁層26に設けられた第2層目の接続孔28を介して、第2層目の第1のサブメモリユニットSMU12における共通の第1の電極31(第2の共通ノードCN12)に接続されている。一方、第n番目の第2の選択用トランジスタTR2nの他方のソース/ドレイン領域14Bは第n番目の第2のビット線BL2nに接続され、第1番目の第2の選択用トランジスタTR21の一方のソース/ドレイン領域14Aは、絶縁層16に設けられた第1層目の接続孔18を介して、第1層目の第2のサブメモリユニットSMU21における共通の第1の電極21(第1の共通ノードCN21)に接続されている。また、第2番目の第2の選択用トランジスタTR22の一方のソース/ドレイン領域14Aは、絶縁層16に設けられた第1層目の接続孔18、パッド部25、絶縁層26に設けられた第2層目の接続孔28を介して、第2層目の第2のサブメモリユニットSMU22における共通の第1の電極31(第2の共通ノードCN22)に接続されている。
【0129】
ビット線BL1n,BL2nは、差動センスアンプSAに接続されている。
【0130】
そして、第1のメモリユニットMUにおける第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nを構成するメモリセルMC1nmに記憶されたデータを読み出す場合、第n番目の第2のビット線BL2nに第n番目の電位を有する参照電位VREF−nが与えられ、第2のメモリユニットMUにおける第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nを構成するメモリセルMC2nmに記憶されたデータを読み出す場合、第n番目の第1のビット線BL1nに第n番目の電位を有する参照電位VREF−nが与えられる。
【0131】
参照電位VREF−1,VREF−2を与えるための回路は、実施の形態1と同様に、MOSキャパシタから成る第1及び第2のリファレンスキャパシタRC,RC(図11には図示せず)から構成してもよいし(図12の回路図参照)、実施の形態2と同様に、強誘電体キャパシタから成る第1及び第2のリファレンスキャパシタRCA1,RCA2,RCB1,RCB2から構成してもよい(図14の回路図参照)。あるいは又、参照電位を、周知の降圧回路や、複数のPMOS型FETを直列に接続した構造から出力してもよい。
【0132】
MOSキャパシタから成る第1及び第2のリファレンスキャパシタRC,RCから構成した場合、例えば、第1のサブメモリユニットSMU11を構成するメモリセルMC11pに記憶されたデータを読み出す場合、ワード線WL11を選択し、プレート線PL(j≠p)には、例えば(1/2)Vccの電圧を印加した状態で、プレート線PLを駆動する。ここで、Vccは、例えば、電源電圧である。これによって、メモリセルMC11pに記憶された1ビットのデータに相当する電位が第1番目の第1の選択用トランジスタTR11を介して第1番目の第1のビット線BL11にビット線電位として現れる。一方、スイッチング回路SW21をオン状態とする。これによって、第1番目の第2のビット線BL21には、参照電位VREF−1がビット線電位として現れる。そして、かかる対となったビット線BL11,BL21の電圧(ビット線電位)を差動センスアンプSAで検出する。
【0133】
また、例えば、第2のサブメモリユニットSMU22を構成するメモリセルMC22pに記憶されたデータを読み出す場合、ワード線WL22を選択し、プレート線PL(j≠p)には、例えば(1/2)Vccの電圧を印加した状態で、プレート線PLを駆動する。これによって、メモリセルMC22pに記憶された1ビットのデータに相当する電位が第2番目の第2の選択用トランジスタTR22を介して第2番目の第2のビット線BL22にビット線電位として現れる。一方、スイッチング回路SW12をオン状態とする。これによって、第2番目の第1のビット線BL12には、参照電位VREF−2がビット線電位として現れる。そして、かかる対となったビット線BL12,BL22の電圧(ビット線電位)を差動センスアンプSAで検出する。
【0134】
強誘電体キャパシタから成る第1及び第2のリファレンスキャパシタRCA1,RCA2,RCB1,RCB2から構成した場合、メモリセルからデータを読み出す場合、予めスイッチング回路SWA12,SWA22,SWB12,SWB22をオン状態として、リファレンスキャパシタRCA1,RCA2,RCB1,RCB2を構成する第の電極をリファレンス・プレート線ドライバRPDに接続し、リファレンス・プレート線PLREF−A1,PLREF−A2,PLREF−B1,PLREF−B2にリファレンス・プレート線ドライバRPDから所定の電位を加える。その結果、リファレンスキャパシタRCA1,RCA2,RCB1,RCB2を構成する強誘電体層に電荷が蓄積される。
【0135】
そして、例えば、第1のサブメモリユニットSMU11を構成するメモリセルMC11pに記憶されたデータを読み出す場合、ワード線WL11を選択し、プレート線PL(j≠p)には、例えば(1/2)Vccの電圧を印加した状態で、プレート線PLを駆動する。これによって、メモリセルMC11pに記憶された1ビットのデータに相当する電位が第1番目の第1の選択用トランジスタTR11を介して第1番目の第1のビット線BL11にビット線電位として現れる。一方、リファレンスキャパシタRCB1の強誘電体層にその第2の電極から適切な電界を印加した状態で、スイッチング回路SWB11をオン状態とする。これによって、第1番目の第2のビット線BL21には、参照電位VREF−1がビット線電位として現れる。そして、かかる対となったビット線BL11,BL21の電圧(ビット線電位)を差動センスアンプSAで検出する。
【0136】
また、例えば、第2のサブメモリユニットSMU22を構成するメモリセルMC22pに記憶されたデータを読み出す場合、ワード線WL22を選択し、プレート線PL(j≠p)には、例えば(1/2)Vccの電圧を印加した状態で、プレート線PLを駆動する。これによって、メモリセルMC22pに記憶された1ビットのデータに相当する電位が第2番目の第2の選択用トランジスタTR22を介して第2番目の第2のビット線BL22にビット線電位として現れる。一方、リファレンスキャパシタRCA2の強誘電体層にその第2の電極から適切な電界を印加した状態で、スイッチング回路SWA21をオン状態とする。これによって、第2番目の第1のビット線BL12には、参照電位VREF−2がビット線電位として現れる。そして、かかる対となったビット線BL12,BL22の電圧(ビット線電位)を差動センスアンプSAで検出する。
【0137】
(実施の形態5)
実施の形態5は、本発明の第4の態様に係る不揮発性メモリに関する。実施の形態5の不揮発性メモリの回路図を図15に示し、不揮発性メモリを構成する各種のトランジスタの模式的なレイアウトを図16に示す。尚、図15においては、不揮発性メモリを構成する2つのメモリユニットの内、第1のメモリユニットを示したが、第2のメモリユニットも同じ構成を有する。また、参照電位を発生する回路の図示、差動センスアンプの図示を省略してある。更には、図16において、各種のトランジスタの領域を点線で囲み、活性領域及び配線を実線で示し、ゲート電極あるいはワード線を一点鎖線で示した。また、それぞれがM個のメモリセルから構成されたN個の第1のサブメモリユニット、及び、M本のプレート線の部分の模式的な一部断面図は、図6に示した一部断面図と、メモリセルの数を除き、実質的に同じであるので、以下の説明においては、図6も参照する。
【0138】
実施の形態5の不揮発性メモリは、所謂ゲインセルタイプの不揮発性メモリである。そして、
(A−1)第1のビット線BLと、
(B−1)N個(但し、N≧2であり、実施の形態5においては、N=2)の第1の選択用トランジスタTR1Nと、
(C−1)それぞれがM個(但し、M≧2であり、実施の形態5においては、M=8)のメモリセルMC11M,MC12Mから構成された、N個の第1のサブメモリユニットSMU11,SMU12と、
(D−1)N個の第1のサブメモリユニット間において、N個の第1のサブメモリユニットのそれぞれを構成するメモリセルで共通とされたM本のプレート線PLと、
(E−1)第1の書込用トランジスタTRW1と、
(F−1)第1の検出用トランジスタTRS1と、
(G−1)第1の読出用トランジスタTRR1
から成る第1のメモリユニットMUと、
(A−2)第2のビット線BLと、
(B−2)N個の第2の選択用トランジスタTR2Nと、
(C−2)それぞれがM個のメモリセルMC21M,MC22Mから構成された、N個の第2のサブメモリユニットSMU21,SMU22と、
(D−2)N個の第2のサブメモリユニット間において、N個の第2のサブメモリユニットのそれぞれを構成するメモリセルで共通とされ、且つ、前記第1のメモリユニットを構成するM本のプレート線と共通のM本のプレート線PLと、
(E−2)第2の書込用トランジスタTRW2と、
(F−2)第2の検出用トランジスタTRS2と、
(G−2)第2の読出用トランジスタTRR2
から成る第2のメモリユニットから構成されている。
【0139】
そして、第n層目(但し、n=1,2・・・,N)の第1のサブメモリユニットSMU1nと、第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nとは、同じ絶縁層16,26上に形成されており、第n’層目(但し、n’=2・・・,N)の第1のサブメモリユニットSMU1n’と第n’層目の第2のサブメモリユニットSMU2n’とは、絶縁層26を介して、第(n’−1)層目の第1のサブメモリユニットSMU1(n’−1)と第(n’−1)層目の第2のサブメモリユニットSMU2(n’−1)の上に積層されている。
【0140】
また、各メモリセルMC11m,MC21m,MC12m,MC22mは、第1の電極21,31と強誘電体層22,32と第2の電極23,33とから成る。
【0141】
第1のメモリユニットMUにおいて、第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nを構成するメモリセルMC1nmの第1の電極は、第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第n番目の第1の選択用トランジスタTR1n及び第1の書込用トランジスタTRW1を介して第1のビット線BLに接続され、第m番目(但し、m=1,2・・・M)のメモリセルMC1nmの第2の電極は共通の第m番目のプレート線PLに接続されている。具体的には、第1層目の第1のサブメモリユニットSMU11を構成するメモリセルMC11mの第1の電極21は、第1層目の第1のサブメモリユニットSMU11において共通であり、この共通の第1の電極(共通ノードCN11)は、第1番目の第1の選択用トランジスタTR11及び第1の書込用トランジスタTRW1を介して第1のビット線BLに接続され、第m番目のメモリセルMC11mの第2の電極23は共通の第m番目のプレート線PLに接続されている。更には、第2層目の第1のサブメモリユニットSMU12を構成するメモリセルMC12mの第1の電極31は、第2層目の第1のサブメモリユニットSMU12において共通であり、この共通の第1の電極(共通ノードCN12)は、第2番目の第1の選択用トランジスタTR12及び第1の書込用トランジスタTRW1を介して第1のビット線BLに接続され、第m番目のメモリセルMC12mの第2の電極33は共通の第m番目のプレート線PLに接続されている。
【0142】
また、第2のメモリユニットMUにおいて、第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nを構成するメモリセルMC2nmの第1の電極は、第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第n番目の第2の選択用トランジスタTR2n及び第2の書込用トランジスタTRW2を介して第2のビット線BLに接続され、第m番目のメモリセルMC2nmの第2の電極は共通の第m番目のプレート線PLに接続されている。具体的には、第1層目の第2のサブメモリユニットSMU21を構成するメモリセルMC21mの第1の電極21は、第1層目の第2のサブメモリユニットSMU21において共通であり、該共通の第1の電極(共通ノードCN21)は、第1番目の第2の選択用トランジスタTR21及び第2の書込用トランジスタTRW2を介して第2のビット線BLに接続され、第m番目のメモリセルMC21mの第2の電極23は共通の第m番目のプレート線PLに接続されている。また、第2層目の第2のサブメモリユニットSMU22を構成するメモリセルMC22mの第1の電極31は、第2層目の第2のサブメモリユニットSMU22において共通であり、該共通の第1の電極(共通ノードCN22)は、第2番目の第2の選択用トランジスタTR22及び第2の書込用トランジスタTRW2を介して第2のビット線BLに接続され、第m番目のメモリセルMC22mの第2の電極33は共通の第m番目のプレート線PLに接続されている。
【0143】
更には、第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nを構成する各メモリセルMC1nm、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nを構成する各メモリセルMC2nmは、同じ製造時の熱履歴を有し、第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nを構成する各メモリセルMC1nm、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nを構成する各メモリセルMC2nmは、第k層目(但し、k≠n)の第1のサブメモリユニットSMU1kを構成する各メモリセルMC1km、及び、第k層目の第2のサブメモリユニットSMU2kを構成する各メモリセルMC2kmと、異なる熱履歴を有する。
【0144】
そして、第1のメモリユニットMUにおける第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nを構成する第m番目のメモリセルMC1nmと、第2のメモリユニットMUにおける第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nを構成する第m番目のメモリセルMC2nmとは、一対となって、それぞれに1ビットのデータを記憶する。
【0145】
第1の検出用トランジスタTRS1の一端は所定の電位Vccを有する第1の配線(不純物層から構成された電源線)に接続され、他端は第1の読出用トランジスタTRR1を介して第1のビット線BLに接続され、第2の検出用トランジスタTRS2の一端は所定の電位Vccを有する第2の配線(不純物層から構成された電源線)に接続され、他端は第2の読出用トランジスタTRR2を介して第2のビット線BLに接続されている。
【0146】
具体的には、各種のトランジスタはMOS型FETから構成されており、第1の書込用トランジスタTRW1の一方のソース/ドレイン領域はコンタクトホール15を介して第1のビット線BL に接続され、他方のソース/ドレイン領域は、絶縁層16に設けられた接続孔18B、図示しない副ビット線、絶縁層16に設けられた接続孔18Cを介して、第1の選択用トランジスタTR11,TR12のそれぞれの一方のソース/ドレイン領域に接続されている。また、第1番目の第1の選択用トランジスタTR11の他方のソース/ドレイン領域は、サブメモリユニットSMU11を構成する共通の第1の電極(共通ノードCN11)に絶縁層16に設けられた接続孔18を介して接続されている。一方、第2番目の第1の選択用トランジスタTR12の他方のソース/ドレイン領域は、サブメモリユニットSMU12を構成する共通の第1の電極(共通ノードCN12)に、絶縁層16に設けられた接続孔18、更には、絶縁層26に設けられた接続孔28を介して接続されている。また、第1の検出用トランジスタTRS1の一方のソース/ドレイン領域は、所定の電位Vccを有する第1の配線に接続され、他方のソース/ドレイン領域は、第1の読出用トランジスタTRR1の一方のソース/ドレイン領域に接続されている。また、第1の読出用トランジスタTRR1の他方のソース/ドレイン領域は、コンタクトホール15を介して第1のビット線BL に接続されている。更には、第1の選択用トランジスタTR11,TR12のそれぞれの一方のソース/ドレイン領域、あるいは、第1の書込用トランジスタTRW1の他方のソース/ドレイン領域は、第1の検出用トランジスタTRS1のゲート電極に、図示しない副ビット線及び接続孔18Aを介して接続されている。尚、第1の検出用トランジスタTR S1 のゲート電極の延在部を符号WL S1 で示す。第1の検出用トランジスタTRS1の他方のソース/ドレイン領域と第1の読出用トランジスタTRR1の一方のソース/ドレイン領域とは、1つのソース/ドレイン領域を占めている。また、第1の書込用トランジスタTRW1のゲート電極に接続されたワード線WLW1、第1の読出用トランジスタTRR1のゲート電極に接続されたワード線WLR1、及び、第1の選択用トランジスタTR11,TR12のゲート電極に接続されたワード線WL11,WL12は、ワード線デコーダ/ドライバWDに接続されている。一方、各プレート線PLは、プレート線デコーダ/ドライバPDに接続されている。更には、ビット線BL,BLは差動センスアンプSAに接続されている。ここで、副ビット線は、下層絶縁層上を延び、第1のビット線BLに接続されている。
【0147】
そして、第1のメモリユニットMUにおける第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nを構成する各メモリセルMC1nmに記憶されたデータの読み出し時、第n番目の第1の選択用トランジスタTR1n及び第1の読出用トランジスタTRR1が導通状態とされ、各メモリセルMC1nmに記憶されたデータに基づき共通の第1の電極(共通ノードCN11又はCN12)に生じた電位により、第1の検出用トランジスタTRS1の動作が制御され、且つ、第2のビット線BLに第n番目の電位を有する参照電位VREF−nが与えられ、第2のメモリユニットMUにおける第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nを構成する各メモリセルMC2nmに記憶されたデータの読み出し時、第n番目の第2の選択用トランジスタTR2n及び第2の読出用トランジスタTRR2が導通状態とされ、各メモリセルMC2nmに記憶されたデータに基づき共通の第1の電極(共通ノードCN21又はCN22)に生じた電位により、第2の検出用トランジスタTRS2の動作が制御され、且つ、第1のビット線BLに第n番目の電位を有する参照電位VREF−nが与えられ、第n番目の電位は、第k番目(但し、k≠n)の電位と異なる。
【0148】
第1のメモリユニットMUを構成する第1の選択用トランジスタTR11,TR12のそれぞれはワード線WL11,WL12に接続され、第2のメモリユニットMUを構成する第2の選択用トランジスタTR21,TR22はそれぞれワード線WL21,WL22に接続されており、メモリセルMC1nm,MC2nmは独立して制御される。実際の不揮発性メモリにおいては、この2×N×Mビット(具体的には16ビット)を記憶するメモリユニットの集合がアクセス単位ユニットとしてアレイ状に配設されている。尚、Mの値は4に限定されない。Mの値は、M≧2を満足すればよく、実際的なMの値として、例えば、2のべき数(2,4,8,16・・・)を挙げることができる。また、Nの値は、N≧2を満足すればよく、実際的なNの値として、例えば、2のべき数(2,4,8・・・)を挙げることができる。
【0149】
各サブメモリユニットSMU1N,SMU2Nの構造は、実質的に、実施の形態3にて説明したサブメモリユニットSMU1N,SMU2Nと同様の構造とすることができるので、詳細な説明は省略する。
【0150】
実施の形態5の不揮発性メモリの大きさ(占有面積)は、基本的には、一方向においては、プレート線PLのピッチと本数(Mの値)で決定され、かかる方向と直交する方向においては、共通ノードのピッチと本数(Nの値)で決定される。不揮発性メモリが占める半導体基板の領域の面積(大きさ)は、選択用トランジスタTR11,TR12,TR21,TR22の占める面積(大きさ)によって主に決定される。書込用トランジスタTRW1,TRW2、読出用トランジスタTRR1,TRR2、検出用トランジスタTRS1,TRS2は、半導体基板の空領域に形成すればよく、空領域の面積は、サブメモリユニットの数(N)、サブメモリユニットを構成するメモリセルの数(M)が大きくなるほど、広くなる。従って、このように、書込用トランジスタTRW1,TRW2、読出用トランジスタTRR2,TRR2、検出用トランジスタTRS1,TRS2を、半導体基板の空領域に形成すれば、半導体基板を極めて効果的に利用することができる。
【0151】
この不揮発性メモリの第1のメモリユニットMUにおける第1のサブメモリユニットSMU11を構成するメモリセルMC11pからデータを読み出す場合、選択プレート線PLにVccを印加する。このとき、選択メモリセルMC11pにデータ「1」が記憶されていれば、強誘電体層に分極反転が生じ、蓄積電荷量が増加し、共通ノードCN11の電位が上昇する。一方、選択メモリセルMC11pにデータ「0」が記憶されていれば、強誘電体層に分極反転が生ぜず、共通ノードCN11の電位は殆ど上昇しない。即ち、共通ノードCN11は、非選択メモリセルの強誘電体層を介して複数の非選択プレート線PLにカップリングされているので、共通ノードCN11の電位は0ボルトに比較的近いレベルに保たれる。このようにして、選択メモリセルMC11pに記憶されたデータに依存して共通ノードCN11の電位に変化が生じる。従って、選択メモリセルMC11pの強誘電体層には、分極反転に十分な電界を与えることができる。そして、第1のビット線BLを浮遊状態とし、第1の読出用トランジスタTRR1をオン状態とする。一方、選択メモリセルMC11pに記憶されたデータに基づき共通の第1の電極(共通ノードCN11)に生じた電位により、第1の検出用トランジスタTRS1の動作が制御される。具体的には、選択メモリセルMC11pに記憶されたデータに基づき共通の第1の電極(共通ノードCN11)に高い電位が生じれば、第1の検出用トランジスタTRS1は導通状態となり、第1の検出用トランジスタTRS1の一方のソース/ドレイン領域は所定の電位Vccを有する第1の配線に接続されているので、かかる第1の配線から、第1の検出用トランジスタTRS1及び第1の読出用トランジスタTRR1を介して第1のビット線BLに電流が流れ、第1のビット線BLの電位が上昇する。即ち、信号検出回路によって共通の第1の電極(共通ノードCN11)の電位変化が検出され、この検出結果が第1のビット線BLに電圧(電位)として伝達される。ここで、第1の検出用トランジスタTRS1の閾値をVth、第1の検出用トランジスタTRS1のゲート電極の電位(即ち、共通ノードCN11の電位)をVとすれば、第1のビット線BLの電位は概ね(V−Vth)となる。尚、第1の検出用トランジスタTRS1をディプレッション型のNMOSFETとすれば、閾値Vthは負の値をとる。これにより、第1のビット線BLの負荷の大小に拘わらず、安定したセンス信号量を確保できる。尚、第1の検出用トランジスタTRS1をPMOSFETから構成することもできる。第2のビット線BLには、実施の形態1あるいは実施の形態2にて説明したと同様に、第1番目の参照電位VREF−1を加える。
【0152】
尚、サブメモリユニットを構成するメモリセルの個数(M)は、選択メモリセルの強誘電体層に十分に大きな電界を与えて、かかる強誘電体層に確実に分極反転が生じるような個数とする必要がある。即ち、Mの値が値が小さ過ぎると、選択プレート線PLにVccを印加したとき、第2の電極と第1の電極とのカップリングによって、浮遊状態にある第1の電極の電位が大きく上昇してしまい、第2の電極と第1の電極との間に十分なる電界が形成されず、強誘電体層に分極反転が生じなくなる。一方、第1の電極に現れる電位(信号電位と呼ぶ)は、蓄積電荷量を負荷容量で除したものなので、Mの値が大き過ぎると、第1の電極に現れる電位が低くなり過ぎる。選択プレート線PLにVccを印加したとき、選択メモリセルにデータ「1」が記憶されていれば、第1の電極と第2の電極との間にあっては、強誘電体層の分極を反転する方向に電界が生じる。従って、このような選択メモリセルからの信号電位(浮遊状態の第1の電極に現れる電位であり、第1の検出用トランジスタTRS1のゲート電極に印加される電位V)は、データ「0」が記憶されていた場合よりも高くなる。そして、データ「1」が記憶されていた場合の信号電位と、データ「0」が記憶されていた場合の信号電位との差が大きいほど、データ読み出しの信頼性が高くなる。Mの値が1の場合、共通ノードCN11における負荷容量が小さ過ぎる結果、データ「1」が記憶されていた場合の信号電位と、データ「0」が記憶されていた場合の信号電位が上昇し過ぎてしまい、選択プレート線PLに印加されたVccとの間の電位差が小さくなりすぎる。従って、強誘電体層の分極反転が不十分であり、選択メモリセルからのデータの読み出しが困難となる。一方、Mの値が2以上となると、選択メモリセルにおいては、選択プレート線PLに印加されたVccと信号電位との間の電位差が十分に大きくなり、選択メモリセルからデータを確実に読み出すことが可能となる。尚、Mの値を増加させるに従い、共通ノードCN11の負荷容量が増加し、Mの値が或るレベルを超えると、今度は、選択プレート線PLに印加されたVccと信号電位との間の電位差である信号量の値が低下し始める。このように、Mの値には最適値が存在し、かかるMの最適値は、2≦M≦128、好ましくは、4≦M≦32である。
【0153】
実施の形態5において、第1及び第2の検出用トランジスタの一端が接続された第1及び第2の配線の所定の電位はVccに限定されず、例えば、接地されていてもよい。即ち、第1及び第2の検出用トランジスタの一端が接続された第1及び第2の配線の所定の電位を0ボルトとしてもよい。但し、この場合には、選択メモリセルにおけるデータの読み出し時に電位(Vcc)がビット線に現れた場合、再書き込み時には、ビット線の電位を0ボルトとし、選択メモリセルにおけるデータの読み出し時に0ボルトがビット線に現れた場合、再書き込み時には、ビット線の電位をVccとする必要がある。そのためには、図17に例示するような、トランジスタTRIV−1,TRIV−2,TRIV−3,TRIV−4から構成された一種のスイッチ回路(反転回路)をビット線間に配設し、データの読み出し時には、トランジスタTRIV−2,TRIV−4をオン状態とし,データの再書き込み時には、トランジスタTRIV−1,TRIV−3をオン状態とすればよい。
【0154】
(実施の形態6)
実施の形態6は、本発明の第5の態様及び第6の態様に係る不揮発性メモリに関する。ビット線の延びる方向と平行な仮想垂直面で実施の形態6の不揮発性メモリの一部分を切断したときの模式的な一部断面図は、図1に示したと同様である。また、本発明の第6の態様に係る不揮発性メモリの概念的な回路図を図18の(A)に示し、図18の(A)の概念的な回路図のより具体的な回路図を図19に示す。尚、図1には、第1のサブメモリユニットを示すが、第2のサブメモリユニットも同様の構造を有し、第2のサブメモリユニットは、図1の紙面垂直方向に、第1のサブメモリユニットと並んで形成されている。以下の説明においては、場合によっては、第1のサブメモリユニットについての説明のみを行う場合がある。
【0155】
実施の形態6の不揮発性メモリは、第1の電極21,31と、少なくとも該第1の電極21,31上に形成された強誘電体層22,32と、該強誘電体層22,32上に形成された第2の電極23,33とから成るメモリセルMC11M,MC12M,MC21M,MC22Mを、複数、有し、複数のメモリセルは、製造時の熱履歴の異なる2つ以上の熱履歴グループのいずれかに属し(具体的には、実施の形態6においては、メモリセルMC11M及びメモリセルMC21Mは同じ熱履歴グループに属し、メモリセルMC12M及びメモリセルMC22Mは同じ熱履歴グループに属し)、一対のメモリセル(MC1nm,MC2nm)に相補的な1ビットのデータが記憶され、該一対のメモリセル(MC1nm,MC2nm)は同じ熱履歴グループに属している。
【0156】
ここで、実施の形態6の不揮発性メモリにおいては、メモリセルが絶縁層26を介して積層された構造を有し、或る絶縁層16上に形成されたメモリセルMC11M,MC21Mは、他の絶縁層26上に形成されたメモリセルMC12M,MC22Mと異なる熱履歴グループに属し、同一の絶縁層16上に形成されたメモリセルMC11M,MC21M、同一の絶縁層26上に形成されたメモリセルMC12M,MC22Mは、同じ熱履歴グループに属する。
【0157】
あるいは又、実施の形態6の不揮発性メモリは、
(A−1)第1のビット線BLと、
(B−1)第1の選択用トランジスタTRと、
(C−1)それぞれがM個(但し、M≧2であり、実施の形態6においては、M=4)のメモリセルMC1NMから構成された、N個(但し、N≧2であり、実施の形態6においては、N=2)の第1のサブメモリユニットSMU1Nと、
(D−1)M×N本のプレート線、
から成る第1のメモリユニットMUと、
(A−2)第2のビット線BLと、
(B−2)第2の選択用トランジスタTRと、
(C−2)それぞれがM個のメモリセルMC2NMから構成された、N個の第2のサブメモリユニットSMU2Nと、
(D−2)前記第1のメモリユニットを構成するM×N本のプレート線と共通のM×N本のプレート線、
から成る第2のメモリユニットから構成されている。
【0158】
そして、第n層目(但し、n=1,2・・・,N)の第1のサブメモリユニットSMU1nと、第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nとは、同じ絶縁層16,26上に形成されており、第n’層目(但し、n’=2・・・,N)の第1のサブメモリユニットSMU1n’と第n’層目の第2のサブメモリユニットSMU2n’とは、絶縁層26を介して、第(n’−1)層目の第1のサブメモリユニットSMU1(n’−1)と第(n’−1)層目の第2のサブメモリユニットSMU2(n’−1)の上に積層されている。
【0159】
また、各メモリセルMC11m,MC21m及びMC12m,MC22mは、第1の電極21,31と強誘電体層22,32と第2の電極23,33とから成る。
【0160】
第1のメモリユニットMUにおいて、第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nを構成するメモリセルMC1nmの第1の電極は、第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第1の選択用トランジスタTRを介して第1のビット線BLに接続され、第m番目(但し、m=1,2・・・M)のメモリセルMC1nmの第2の電極は共通の第[(n−1)M+m]番目のプレート線に接続されている。具体的には、第1層目の第1のサブメモリユニットSMU11を構成するメモリセルMC11mの第1の電極21は、第1層目の第1のサブメモリユニットSMU11において共通であり、該共通の第1の電極(共通ノードCN11)は、第1の選択用トランジスタTRを介して第1のビット線BLに接続され、第m番目(但し、m=1,2・・・M)のメモリセルMC11mの第2の電極23は共通の第[(n−1)M+m]番目のプレート線に接続されている。また、第2層目の第1のサブメモリユニットSMU12を構成するメモリセルMC12mの第1の電極31は、第2層目の第1のサブメモリユニットSMU12において共通であり、該共通の第1の電極(共通ノードCN12)は、第1の選択用トランジスタTRを介して第1のビット線BLに接続され、第m番目(但し、m=1,2・・・M)のメモリセルMC12mの第2の電極33は共通の第[(n−1)M+m]番目のプレート線に接続されている。
【0161】
一方、第2のメモリユニットMUにおいて、第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nを構成するメモリセルMC2nmの第1の電極は、第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第2の選択用トランジスタTRを介して第2のビット線BLに接続され、第m番目のメモリセルMC2nmの第2の電極は共通の第[(n−1)M+m]番目のプレート線に接続されている。具体的には、第1層目の第2のサブメモリユニットSMU21を構成するメモリセルMC21mの第1の電極21は、第1層目の第2のサブメモリユニットSMU21において共通であり、該共通の第1の電極(共通ノードCN21)は、第2の選択用トランジスタTRを介して第2のビット線BLに接続され、第m番目のメモリセルMC21mの第2の電極23は共通の第[(n−1)M+m]番目のプレート線に接続されている。また、第2層目の第2のサブメモリユニットSMU22を構成するメモリセルMC22mの第1の電極31は、第2層目の第2のサブメモリユニットSMU22において共通であり、該共通の第1の電極(共通ノードCN22)は、第2の選択用トランジスタTRを介して第2のビット線BLに接続され、第m番目のメモリセルMC21mの第2の電極33は共通の第[(n−1)M+m]番目のプレート線に接続されている。
【0162】
そして、第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nを構成する各メモリセルMC1nm、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nを構成する各メモリセルMC2nmは、同じ製造時の熱履歴を有し、第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nを構成する各メモリセルMC1nm、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nを構成する各メモリセルMC2nmは、第k層目(但し、k≠n)の第1のサブメモリユニットSMU1kを構成する各メモリセルMC1km、及び、第k層目の第2のサブメモリユニットSMU2kを構成する各メモリセルMC2kmと、異なる熱履歴を有する。
【0163】
そして、第1のメモリユニットMUにおける第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nを構成する第m番目のメモリセルMC1nmと、第2のメモリユニットMUにおける第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nを構成する第m番目のメモリセルMC2nmとは、一対となって相補的なデータを記憶する。
【0164】
実施の形態6における第1及び第2のメモリユニットMU,MUの具体的な構造は、図1を参照して説明した実施の形態1における第1及び第2のメモリユニットMU,MUの構造と実質的に同様とすることができるので、詳細な説明は省略する。
【0165】
第1のメモリユニットMUを構成する第1の選択用トランジスタTR、及び、第2のメモリユニットMUを構成する第2の選択用トランジスタTRは同じワード線WLに接続されており、メモリセルMC1nm,MC2nmは同時に制御される。実際の不揮発性メモリにおいては、このN×Mビット(具体的には8ビット)を記憶するメモリユニットの集合がアクセス単位ユニットとしてアレイ状に配設されている。尚、Mの値は4に限定されない。Mの値は、M≧2を満足すればよく、実際的なMの値として、例えば、2のべき数(2,4,8,16・・・)を挙げることができる。また、Nの値は、N≧2を満足すればよく、実際的なNの値として、例えば、2のべき数(2,4,8・・・)を挙げることができる。
【0166】
例えば、第1のサブメモリユニットSMU11を構成するメモリセルMC11p(pは1,2,3,4のいずれか)、及び、第2のサブメモリユニットSMU21を構成するメモリセルMC21pに記憶された相補的なデータを読み出す場合、ワード線WLを選択し、メモリセルMC11p,MC21p以外のメモリセルに接続されたプレート線には、例えば(1/2)Vccの電圧を印加した状態で、メモリセルMC11p,MC21pが接続されたプレート線を駆動する。ここで、Vccは、例えば、電源電圧である。これによって、メモリセルMC11p,MC21pに記憶された相補的な1ビットのデータに相当する電位が第1の選択用トランジスタTR及び第2の選択用トランジスタTRを介して第1のビット線BL及び第2のビット線BLにビット線電位として現れる。そして、かかる対となったビット線BL,BLの電圧(ビット線電位)を差動センスアンプSAで検出する。
【0167】
実施の形態6の不揮発性メモリにおいては、一対のメモリセルに相補的な1ビットのデータを記憶するが、これらの一対のメモリセルは同じ製造時の熱履歴グループに属することが保証されているので、ビット線に表れるビット線電位に変化が生じ難い。
【0168】
尚、図18の(B)に示すように、第1のメモリユニットMUを構成する第1の選択用トランジスタTRをワード線WLに接続し、第2のメモリユニットMUを構成する第2の選択用トランジスタTRをワード線WLに接続し、ワード線WLとワード線WLを同時に駆動することによって、メモリセルMC1nm,MC2nmを同時に制御してもよい。
【0169】
(実施の形態7)
実施の形態7は、本発明の第5の態様及び第7の態様に係る不揮発性メモリに関する。ビット線の延びる方向と平行な仮想垂直面で実施の形態7の不揮発性メモリの一部分を切断したときの模式的な一部断面図は、図6に示したと同様である。また、本発明の第7の態様に係る不揮発性メモリの概念的な回路図を図20の(A)に示し、図20の(A)の概念的な回路図のより具体的な回路図を図21に示す。尚、図6には、第1のサブメモリユニットを示すが、第2のサブメモリユニットも同様の構造を有し、第2のサブメモリユニットは、図6の紙面垂直方向に、第1のサブメモリユニットと並んで形成されている。以下の説明においては、場合によっては、第1のサブメモリユニットについての説明のみを行う場合がある。
【0170】
実施の形態7の不揮発性メモリは、
(A−1)第1のビット線BLと、
(B−1)N個(但し、N≧2であり、実施の形態7においては、N=2)の第1の選択用トランジスタTR1Nと、
(C−1)それぞれがM個(但し、M≧2であり、実施の形態7においては,M=4)のメモリセルMC1NMから構成された、N個の第1のサブメモリユニットSMU1Nと、
(D−1)N個の第1のサブメモリユニット間において、N個の第1のサブメモリユニットのそれぞれを構成するメモリセルで共通とされたM本のプレート線PL
から成る第1のメモリユニットMUと、
(A−2)第2のビット線BLと、
(B−2)N個の第2の選択用トランジスタTR2Nと、
(C−2)それぞれがM個のメモリセルMC2NMから構成された、N個の第2のサブメモリユニットSMU2Nと、
(D−2)N個の第2のサブメモリユニット間において、N個の第2のサブメモリユニットのそれぞれを構成するメモリセルで共通とされ、且つ、前記第1のメモリユニットを構成するM本のプレート線と共通のM本のプレート線PL、から成る第2のメモリユニットから構成されている。
【0171】
そして、第n層目(但し、n=1,2・・・,N)の第1のサブメモリユニットSMU1nと、第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nとは、同じ絶縁層16,26上に形成されており、第n’層目(但し、n’=2・・・,N)の第1のサブメモリユニットSMU1n’と第n’層目の第2のサブメモリユニットSMU2n’とは、絶縁層26を介して、第(n’−1)層目の第1のサブメモリユニットSMU1(n’−1)と第(n’−1)層目の第2のサブメモリユニットSMU2(n’−1)の上に積層されている。
【0172】
また、各メモリセルMC11m,MC21m及びMC12m,MC22mは、第1の電極21,31と強誘電体層22,32と第2の電極23,33とから成る。
【0173】
更には、第1のメモリユニットMUにおいて、第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nを構成するメモリセルMC1nmの第1の電極は、第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第n番目の第1の選択用トランジスタTR1nを介して第1のビット線BLに接続され、第m番目(但し、m=1,2・・・M)のメモリセルMC1nmの第2の電極は共通の第m番目のプレート線PL に接続されている。具体的には、第1層目の第1のサブメモリユニットSMU11を構成するメモリセルMC11mの第1の電極21(共通ノードCN11と呼ぶ場合がある)は、第1層目の第1のサブメモリユニットSMU11において共通であり、この共通の第1の電極21(共通ノードCN11)は、第1番目の第1の選択用トランジスタTR11を介して第1のビット線BLに接続され、第m番目のメモリセルMC11mの第2の電極23は共通の第m番目のプレート線PLに接続されている。また、第2層目の第1のサブメモリユニットSMU12を構成するメモリセルMC12mの第1の電極31(共通ノードCN12と呼ぶ場合がある)は、第2層目の第1のサブメモリユニットSMU12において共通であり、この共通の第1の電極31(共通ノードCN12)は、第2番目の第1の選択用トランジスタTR12を介して第1のビット線BLに接続され、第m番目のメモリセルMC12mの第2の電極33は共通の第m番目のプレート線PLに接続されている。尚、このプレート線PLは、第2のメモリユニットMUを構成する各メモリセルの第2の電極23,33にも接続されている。実施の形態7においては、より具体的には、各プレート線は、第2の電極23,33から延在している。プレート線PLは図示しない領域で相互に接続されている。
【0174】
また、第2のメモリユニットMUにおいて、第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nを構成するメモリセルMC2nmの第1の電極は、第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第n番目の第2の選択用トランジスタTR2nを介して第2のビット線BLに接続され、第m番目のメモリセルMC2nmの第2の電極は共通の第m番目のプレート線PLに接続されている。具体的には、第1層目の第2のサブメモリユニットSMU21を構成するメモリセルMC21mの第1の電極21(共通ノードCN21と呼ぶ場合がある)は、第1層目の第2のサブメモリユニットSMU21において共通であり、この共通の第1の電極21(共通ノードCN21)は、第1番目の第2の選択用トランジスタTR21を介して第2のビット線BLに接続され、第m番目のメモリセルMC21mの第2の電極23は共通の第m番目のプレート線PLに接続されている。また、第2層目の第2のサブメモリユニットSMU22を構成するメモリセルMC22mの第1の電極31(共通ノードCN22と呼ぶ場合がある)は、第2層目の第2のサブメモリユニットSMU22において共通であり、この共通の第1の電極31(共通ノードCN22)は、第2番目の第2の選択用トランジスタTR22を介して第2のビット線BLに接続され、第m番目のメモリセルMC22mの第2の電極33は共通の第m番目のプレート線に接続されている。
【0175】
そして、第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nを構成する各メモリセルMC1nm、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nを構成する各メモリセルMC2nmは、同じ製造時の熱履歴を有し、第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nを構成する各メモリセルMC1nm、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nを構成する各メモリセルMU2nmは、第k層目(但し、k≠n)の第1のサブメモリユニットSMU1kを構成する各メモリセルMC1km、及び、第k層目の第2のサブメモリユニットSMU2kを構成する各メモリセルMC2kmと、異なる熱履歴を有する。
【0176】
そして、第1のメモリユニットMUにおける第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nを構成する第m番目のメモリセルMC1nmと、第2のメモリユニットMUにおける第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nを構成する第m番目のメモリセルMC2nmとは、一対となって相補的なデータを記憶する。
【0177】
実施の形態7における第1及び第2のメモリユニットMU,MUの具体的な構造は、図6を参照して説明した実施の形態3における第1及び第2のメモリユニットMU,MUの構造と、実質的に同様とすることができるので、詳細な説明は省略する。
【0178】
第1のメモリユニットMUを構成する第1番目の第1の選択用トランジスタTR11、及び、第2のメモリユニットMUを構成する第1番目の第2の選択用トランジスタTR21は同じワード線WLに接続されており、メモリセルMC11m,MC21mは同時に制御される。また、第1のメモリユニットMUを構成する第2番目の第1の選択用トランジスタTR12、及び、第2のメモリユニットMUを構成する第2番目の第2の選択用トランジスタTR22は同じワード線WLに接続されており、メモリセルMC12m,MC22mは同時に制御される。実際の不揮発性メモリにおいては、このN×Mビット(具体的には8ビット)を記憶するメモリユニットの集合がアクセス単位ユニットとしてアレイ状に配設されている。尚、Mの値は4に限定されない。Mの値は、M≧2を満足すればよく、実際的なMの値として、例えば、2のべき数(2,4,8,16・・・)を挙げることができる。また、Nの値は、N≧2を満足すればよく、実際的なNの値として、例えば、2のべき数(2,4,8・・・)を挙げることができる。
【0179】
例えば、第1のサブメモリユニットSMU11を構成するメモリセルMC11p(pは1,2,3,4のいずれか)、及び、第2のサブメモリユニットSMU21を構成するメモリセルMC21pに記憶された相補的なデータを読み出す場合、ワード線WLを選択し、メモリセルMC11p,MC21p以外のメモリセルに接続されたプレート線PL(j≠p)には、例えば(1/2)Vccの電圧を印加した状態で、メモリセルMC11p,MC21pが接続されたプレート線PLを駆動する。ここで、Vccは、例えば、電源電圧である。これによって、メモリセルMC11p,MC21pに記憶された相補的な1ビットのデータに相当する電位が第1番目の第1の選択用トランジスタTR11及び第1番目の第2の選択用トランジスタTR21を介して第1のビット線BL及び第2のビット線BLにビット線電位として現れる。そして、かかる対となったビット線BL,BLの電圧(ビット線電位)を差動センスアンプSAで検出する。
【0180】
尚、図20の(B)に示すように、第1番目の第1の選択用トランジスタTR11をワード線WL11に接続し、第2番目の第1の選択用トランジスタTR12をワード線WL12に接続し、第1番目の第2の選択用トランジスタTR21をワード線WL21に接続し、第2番目の第2の選択用トランジスタTR22をワード線WL22に接続し、ワード線WL11とワード線WL21を同時に駆動し、ワード線WL12とワード線WL22を同時に駆動することによって、メモリセルMC1nm,MC2nmを同時に制御してもよい。
【0181】
(実施の形態8)
実施の形態8は、実施の形態7の変形である。ビット線の延びる方向と平行な仮想垂直面で実施の形態8の不揮発性メモリの一部分を切断したときの模式的な一部断面図は、図11に示したと同様である。更には、実施の形態8の不揮発性メモリの概念的な回路図を図22の(A)に示す。尚、図11には、第1のサブメモリユニットを示すが、第2のサブメモリユニットも同様の構造を有し、第2のサブメモリユニットは、図11の紙面垂直方向に、第1のサブメモリユニットと並んで形成されている。以下の説明においては、場合によっては、第1のサブメモリユニットについての説明のみを行う場合がある。
【0182】
実施の形態8においては、N本の第1のビット線BL1N、及び、N本の第2のビット線BL2Nを備えている。そして、第1のメモリユニットMUにおいて、第n層目の第1のサブメモリユニットSMU1nにおける共通の第1の電極は、第n番目の第1の選択用トランジスタTR1nを介して第n番目の第1のビット線BL1nに接続されており、第2のメモリユニットMUにおいて、第n層目の第2のサブメモリユニットSMU2nにおける共通の第1の電極は、第n番目の第2の選択用トランジスタTR2nを介して第n番目の第2のビット線BL2nに接続されている。
【0183】
実施の形態8における第1及び第2のメモリユニットMU,MUの具体的な構造は、図11を参照して説明した実施の形態4における第1及び第2のメモリユニットMU,MUの構造と、実質的に同様とすることができるので、詳細な説明は省略する。
【0184】
第1のメモリユニットMUを構成する第1番目の第1の選択用トランジスタTR11、及び、第2のメモリユニットMUを構成する第1番目の第2の選択用トランジスタTR21は同じワード線WLに接続されており、メモリセルMC11m,MC21mは同時に制御される。また、第1のメモリユニットMUを構成する第2番目の第1の選択用トランジスタTR12、及び、第2のメモリユニットMUを構成する第2番目の第2の選択用トランジスタTR22は同じワード線WLに接続されており、メモリセルMC12m,MC22mは同時に制御される。実際の不揮発性メモリにおいては、このN×Mビット(具体的には8ビット)を記憶するメモリユニットの集合がアクセス単位ユニットとしてアレイ状に配設されている。尚、Mの値は4に限定されない。Mの値は、M≧2を満足すればよく、実際的なMの値として、例えば、2のべき数(2,4,8,16・・・)を挙げることができる。また、Nの値は、N≧2を満足すればよく、実際的なNの値として、例えば、2のべき数(2,4,8・・・)を挙げることができる。
【0185】
例えば、第1のサブメモリユニットSMU11を構成するメモリセルMC11p(pは1,2,3,4のいずれか)、及び、第2のサブメモリユニットSMU21を構成するメモリセルMC21pに記憶された相補的なデータを読み出す場合、ワード線WLを選択し、メモリセルMC11p,MC21p以外のメモリセルに接続されたプレート線PL(j≠p)には、例えば(1/2)Vccの電圧を印加した状態で、メモリセルMC11p,MC21pが接続されたプレート線PLを駆動する。ここで、Vccは、例えば、電源電圧である。これによって、メモリセルMC11p,MC21pに記憶された相補的な1ビットのデータに相当する電位が第1番目の第1の選択用トランジスタTR11及び第1番目の第2の選択用トランジスタTR21を介して第1番目の第1のビット線BL11及び第1番目の第2のビット線BL21にビット線電位として現れる。そして、かかる対となったビット線BL11,BL21の電圧(ビット線電位)を差動センスアンプSAで検出する。
【0186】
尚、図22の(B)に示すように、第1番目の第1の選択用トランジスタTR11をワード線WL11に接続し、第2番目の第1の選択用トランジスタTR12をワード線WL12に接続し、第1番目の第2の選択用トランジスタTR21をワード線WL21に接続し、第2番目の第2の選択用トランジスタTR22をワード線WL22に接続し、ワード線WL11とワード線WL21を同時に駆動し、ワード線WL12とワード線WL22を同時に駆動することによって、メモリセルMC1nm,MC2nmを同時に制御してもよい。
【0187】
以上、本発明を、実施の形態に基づき説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。実施の形態にて説明した不揮発性メモリの構造、使用した材料、各種の形成条件、回路構成、駆動方法等は例示であり、適宜変更することができる。
【0188】
一般に、単位ユニットの駆動用の信号線の合計本数をA本、その内のワード線本数をB本、プレート線の本数をC本とすると、A=B+Cである。ここで、合計本数Aを一定とした場合、単位ユニットの総アドレス数(=B×C)が最大となるには、B=Cを満足すればよい。従って、最も効率良く周辺回路を配置するためには、単位ユニットにおけるワード線本数Bとプレート線の本数Cとを等しくすればよい。また、ロー・アドレスのアクセス単位ユニットにおけるワード線本数は、例えば、メモリセルの積層段数(N)に一致し、プレート線本数はサブメモリユニットを構成するメモリセルの数(M)に一致するが、これらのワード線本数、プレート線本数が多いほど、実質的な不揮発性メモリの集積度は向上する。そして、ワード線本数とプレート線本数の積がアクセス可能なアドレス回数である。ここで、一括して、且つ、連続したアクセスを前提とすると、その積から「1」を減じた値がディスターブ回数である。従って、ワード線本数とプレート線本数の積の値は、メモリセルのディスターブ耐性、プロセス要因等から決定される。ここで、ディスターブとは、非選択のメモリセルを構成する強誘電体層に対して、分極が反転する方向に、即ち、保存されていたデータが劣化若しくは破壊される方向に、電界が加わる現象を指す。
【0189】
実施の形態3あるいは実施の形態7の不揮発性メモリを、図23に示す構造のように変形することもできる。尚、回路図を図24に示す。尚、第1のメモリユニットMUと第2のメモリユニットMUは同じ構造を有する。以下、第1のメモリユニットMUについて、説明する。また、回路図24は、実施の形態7の不揮発性メモリの変形に関するものであり、選択用トランジスタTR1nと選択用トランジスタTR2nとを異なるワード線に接続すれば、実施の形態3の不揮発性メモリの変形に関するものとなる。
【0190】
この不揮発性メモリにおける第1のメモリユニットMUは、差動センスアンプSAに接続されている第1のビット線BLと、MOS型FETから構成されたN個(但し、N≧2であり、この例においてはN=4)の第1の選択用トランジスタTR11,TR12,TR13,TR14と、N個のサブメモリユニットSMU11,SMU12,SMU13,SMU14と、プレート線から構成されている。第1層目のサブメモリユニットSMU11は、M個(但し、M≧2であり、この例においてはM=8)のメモリセルMC11m(m=1,2,・・・,8)から構成されている。また、第2層目のサブメモリユニットSMU12も、M個(M=8)のメモリセルMC12m(m=1,2・・・,8)から構成されている。更には、第3層目のサブメモリユニットSMU13も、M個(M=8)のメモリセルMC13m(m=1,2・・・,8)から構成され、第4層目のサブメモリユニットSMU14も、M個(M=8)のメモリセルMC14m(m=1,2・・・,8)から構成されている。プレート線の数は、M本(この例においては8本)であり、PL(m=1,2・・・,8)で表している。第1の選択用トランジスタTR1nのゲート電極に接続されたワード線WL1nは、ワード線デコーダ/ドライバWDに接続されている。一方、各プレート線PLは、プレート線デコーダ/ドライバPDに接続されている。
【0191】
また、第1層目のサブメモリユニットSMU11を構成する各メモリセルMC11mは、第1の電極21Aと強誘電体層22Aと第2の電極23とから成り、第2層目のサブメモリユニットSMU12を構成する各メモリセルMC12mは、第1の電極21Bと強誘電体層22Bと第2の電極23とから成り、第3層目のサブメモリユニットSMU13を構成する各メモリセルMC13mは、第1の電極31Aと強誘電体層32Aと第2の電極33とから成り、第4層目のサブメモリユニットSMU14を構成する各メモリセルMC14mは、第1の電極31Bと強誘電体層32Bと第2の電極33とから成る。そして、各サブメモリユニットSMU11,SMU12,SMU13,SMU14において、メモリセルの第1の電極21A,21B,31A,31Bは共通である。この共通の第1の電極21A,21B,31A,31Bを、便宜上、共通ノードCN11,CN12,CN13,CN14と呼ぶ。
【0192】
ここで、第1層目のサブメモリユニットSMU11における共通の第1の電極21A(第1の共通ノードCN11)は、第1番目の第1の選択用トランジスタTR11を介して第1のビット線BLに接続されている。また、第2層目のサブメモリユニットSMU12における共通の第1の電極21B(第2の共通ノードCN12)は、第2番目の第1の選択用トランジスタTR12を介して第1のビット線BLに接続されている。更には、第3層目のサブメモリユニットSMU13における共通の第1の電極31A(第3の共通ノードCN13)は、第3番目の第1の選択用トランジスタTR13を介して第1のビット線BLに接続されている。また、第4層目のサブメモリユニットSMU14における共通の第1の電極31B(第4の共通ノードCN14)は、第4番目の第1の選択用トランジスタTR14を介して第1のビット線BLに接続されている。
【0193】
また、第1層目のサブメモリユニットSMU11を構成するメモリセルMC11mと、第2層目のサブメモリユニットSMU12を構成するメモリセルMC12mは、第2の電極23を共有しており、この共有された第m番目の第2の電極23はプレート線PLに接続されている。更には、第3層目のサブメモリユニットSMU13を構成するメモリセルMC13mと、第4層目のサブメモリユニットSMU14を構成するメモリセルMC14mは、第2の電極33を共有しており、この共有された第m番目の第2の電極33はプレート線PLに接続されている。具体的には、この共有された第m番目の第2の電極23の延在部からプレート線PLが構成され、この共有された第m番目の第2の電極33の延在部からプレート線PLが構成されており、各プレート線PLは図示しない領域で接続されている。
【0194】
この不揮発性メモリにおいては、サブメモリユニットSMU11,SMU12とサブメモリユニットSMU13,SMU14は、絶縁層26を介して積層されている。サブメモリユニットSMU14は絶縁膜36Aで被覆されている。また、第1層目のサブメモリユニットSMU11は、半導体基板10の上方に絶縁層16を介して形成されている。半導体基板10には素子分離領域11が形成されている。また、選択用トランジスタTR11,TR12,TR13,TR14は、ゲート絶縁膜12、ゲート電極13、ソース/ドレイン領域14A,14Bから構成されている。そして、第1番目の第1の選択用トランジスタTR11、第2番目の第1の選択用トランジスタTR12、第3番目の第1の選択用トランジスタTR13、第4番目の第1の選択用トランジスタTR14の他方のソース/ドレイン領域14Bはコンタクトホール15を介して第1のビット線BLに接続されている。また、第1番目の第1の選択用トランジスタTR11の一方のソース/ドレイン領域14Aは、絶縁層16に形成された開口部中に設けられた接続孔18を介して第1の共通ノードCN11に接続されている。更には、第2番目の第1の選択用トランジスタTR12の一方のソース/ドレイン領域14Aは、接続孔18を介して第2の共通ノードCN12に接続されている。また、第3番目の第1の選択用トランジスタTR13の一方のソース/ドレイン領域14Aは、接続孔18、パッド部25、絶縁層26に形成された開口部中に設けられた接続孔28を介して第3の共通ノードCN13に接続されている。更には、第4番目の第1の選択用トランジスタTR14の一方のソース/ドレイン領域14Aは、接続孔18、パッド部25、接続孔28を介して第4の共通ノードCN14に接続されている。このような構造は、他の実施の形態における不揮発性メモリにも適用することができる。
【0195】
また、例えば、図25に示すように、実施の形態3あるいは実施の形態7の不揮発性メモリの変形例として、第1の電極21’,31’を上部電極とし、第2の電極23’,33’を下部電極とすることもできる。このような構造は、他の実施の形態における不揮発性メモリにも適用することができる。尚、図25中、参照番号26B,26Cは、それぞれ、絶縁層の下層及び上層を示し、参照番号36B,36Cは、それぞれ、絶縁膜の下層及び上層を示す。
【0196】
模式的な一部断面図を図11に示し、回路図を図12〜図14に示した実施の形態4にて説明した不揮発性メモリにあっては、第1のメモリユニットにおける第1層目の第1のサブメモリユニットSMU11を構成する第m番目のメモリセルMC11mと、第1のメモリユニットにおける第2層目の第1のサブメモリユニットSMU12を構成する第m番目のメモリセルMC12mとが、一対となって、プレート線PLを共有し、それぞれに1ビットのデータを記憶する構成とすることもできる。そして、この場合、図12に回路図を示すように、MOSキャパシタから第1及び第2のリファレンスキャパシタRC,RC 構成した場合、例えば、第1のサブメモリユニットSMU11を構成するメモリセルMC11pに記憶されたデータを読み出す場合、ワード線WL11を選択し、プレート線PL(j≠p)には、例えば(1/2)Vccの電圧を印加した状態で、プレート線PLを駆動する。これによって、メモリセルMC11pに記憶された1ビットのデータに相当する電位が第1番目の第1の選択用トランジスタTR11を介して第1番目の第1のビット線BL11にビット線電位として現れる。一方、スイッチング回路SW12をオン状態とする。これによって、第2番目の第1のビット線BL12には、参照電位VREF−2がビット線電位として現れる。そして、かかる対となったビット線BL11,BL12の電圧(ビット線電位)を差動センスアンプSAで検出する。
【0197】
一方、図14に回路図を示すように、強誘電体キャパシタから第1及び第2のリファレンスキャパシタRCA1,RCA2,RCB1,RCB2 構成した場合、メモリセルからデータを読み出すとき、予めスイッチング回路SWA12,SWA22,SWB12,SWB22をオン状態として、リファレンスキャパシタRCA1,RCA2,RCB1,RCB2を構成する第の電極をリファレンス・プレート線ドライバRPDに接続し、リファレンス・プレート線PLREF−A1,PLREF−A2,PLREF−B1,PLREF−B2にリファレンス・プレート線ドライバRPDから所定の電位を加える。その結果、リファレンスキャパシタRCA1,RCA2,RCB1,RCB2を構成する強誘電体層に電荷が蓄積される。そして、例えば、第1のサブメモリユニットSMU11を構成するメモリセルMC11pに記憶されたデータを読み出す場合、ワード線WL11を選択し、プレート線PL(j≠p)には、例えば(1/2)Vccの電圧を印加した状態で、プレート線PLを駆動する。これによって、メモリセルMC11pに記憶された1ビットのデータに相当する電位が第1番目の第1の選択用トランジスタTR11を介して第1番目の第1のビット線BL11にビット線電位として現れる。一方、リファレンスキャパシタRCA2の強誘電体層に第2の電極から適切な電界を印加した状態で、スイッチング回路SWA21をオン状態とする。これによって、第2番目の第1のビット線BL12には、参照電位VREF−2がビット線電位として現れる。そして、かかる対となったビット線BL11,BL12の電圧(ビット線電位)を差動センスアンプSAで検出する。
【0198】
また、例えば、第2のサブメモリユニットSMU22を構成するメモリセルMC22pに記憶されたデータを読み出す場合、ワード線WL22を選択し、プレート線PL(j≠p)には、例えば(1/2)Vccの電圧を印加した状態で、プレート線PLを駆動する。これによって、メモリセルMC22pに記憶された1ビットのデータに相当する電位が第2番目の第2の選択用トランジスタTR22を介して第2番目の第2のビット線BL22にビット線電位として現れる。一方、リファレンスキャパシタRCA2の強誘電体層に第2の電極から適切な電界を印加した状態で、スイッチング回路SWA21をオン状態とする。これによって、第2番目の第1のビット線BL12には、参照電位VREF−2がビット線電位として現れる。そして、かかる対となったビット線BL12,BL22の電圧(ビット線電位)を差動センスアンプSAで検出する。
【0199】
【発明の効果】
本発明の第1の態様〜第4の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリにおいては、異なる熱履歴グループに属するメモリセルに接続されたビット線には異なる電位の参照電位が与えられ、あるいは又、第n層目の第1及び第2のサブメモリユニットを構成するメモリセルには、第k層目(k≠n)の第1及び第2のサブメモリユニットを構成するメモリセルとは異なる参照電位が与えられるので、製造時の熱履歴が異なるメモリセル群が混在していても、最適な参照電位をビット線に与えることが可能となり、ビット線に表れるビット線電位に差異が生じ難い。また、本発明の第5の態様〜第7の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリにおいては、一対のメモリセルに相補的な1ビットのデータを記憶するが、これらの一対のメモリセルは同じ製造時の熱履歴グループに属することが保証されているので、ビット線に表れるビット線電位に変化が生じ難い。以上の結果として、メモリセルの微細化、メモリセルの積層化を確実に達成でき、動作マージンが多く、高い信頼性を有する、高集積化された強誘電体型不揮発性半導体メモリを提供することができる。
【0200】
また、本発明の第4の態様に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリにおいては、1つの書込用トランジスタと1つの検出用トランジスタと1つの読出用トランジスタとN個の選択用トランジスタに対して、M×N個のメモリセルが設けられているが故に、1ビット当たりのセル面積を一層減少させることができる。しかも、各メモリセルに記憶されたデータに基づき共通の第1の電極に生じた電位により検出用トランジスタの動作が制御されるが、第1の電極はM個のメモリセルに共通であるが故に、第1の電極に一種の追加の負荷容量が付加された状態となっている。その結果、データの読み出し時、プレート線に電圧を印加した際、第1の電極の電位上昇を抑制することができ、第1の電極と第2の電極との間に十分な電位差が生じる結果、強誘電体層に確実に分極反転が発生する。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態1の強誘電体型不揮発性半導体メモリをビット線の延びる方向と平行な仮想垂直面で切断したときの1つのメモリユニットの模式的な一部断面図である。
【図2】本発明の第2の態様、及び、発明の実施の形態1に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリの概念的な回路図である。
【図3】図2に示す概念的な回路図のより具体的な回路図である。
【図4】本発明の第2の態様、及び、発明の実施の形態2に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリの概念的な回路図である。
【図5】本発明の第2の態様、及び、発明の実施の形態2に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリの変形例の概念的な回路図である。
【図6】発明の実施の形態3の強誘電体型不揮発性半導体メモリをビット線の延びる方向と平行な仮想垂直面で切断したときの1つのメモリユニットの模式的な一部断面図である。
【図7】本発明の第3の態様、及び、発明の実施の形態3に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリの概念的な回路図である。
【図8】図7に示す概念的な回路図のより具体的な回路図である。
【図9】本発明の第3の態様、及び、発明の実施の形態3に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリの変形例の概念的な回路図である。
【図10】本発明の第3の態様、及び、発明の実施の形態3に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリの別の変形例の概念的な回路図である。
【図11】発明の実施の形態4の強誘電体型不揮発性半導体メモリをビット線の延びる方向と平行な仮想垂直面で切断したときの1つのメモリユニットの模式的な一部断面図である。
【図12】本発明の第3の態様の変形例、及び、発明の実施の形態4に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリの概念的な回路図である。
【図13】図12に示す概念的な回路図のより具体的な回路図である。
【図14】本発明の第3の態様の変形例、及び、発明の実施の形態4に係る強誘電体型不揮発性半導体メモリの変形例の概念的な回路図である。
【図15】発明の実施の形態5のゲインセル型の強誘電体型不揮発性半導体メモリの回路図である。
【図16】発明の実施の形態5のゲインセル型の強誘電体型不揮発性半導体メモリにおけるレイアウト図である。
【図17】発明の実施の形態5のゲインセル型の強誘電体型不揮発性半導体メモリにおいて、検出用トランジスタの一端が接続された配線の所定の電位を0ボルトとした場合の、ビット線間に配設された一種のスイッチ回路を示す回路図である。
【図18】発明の実施の形態6の強誘電体型不揮発性半導体メモリの回路図である。
【図19】図18に示す概念的な回路図のより具体的な回路図である。
【図20】発明の実施の形態7の強誘電体型不揮発性半導体メモリの回路図である。
【図21】図20に示す概念的な回路図のより具体的な回路図である。
【図22】発明の実施の形態8の強誘電体型不揮発性半導体メモリの回路図である。
【図23】発明の実施の形態3あるいは発明の実施の形態7の強誘電体型不揮発性半導体メモリの変形例をビット線の延びる方向と平行な仮想垂直面で切断したときの1つのメモリユニットの模式的な一部断面図である。
【図24】図23に示した発明の実施の形態7の強誘電体型不揮発性半導体メモリの変形例の回路図である。
【図25】発明の実施の形態3あるいは発明の実施の形態7の強誘電体型不揮発性半導体メモリの別の変形例をビット線の延びる方向と平行な仮想垂直面で切断したときの1つのメモリユニットの模式的な一部断面図である。
【図26】強誘電体のP−Eヒステリシスループ図である。
【図27】米国特許第4873664号に開示された強誘電体型不揮発性半導体メモリの回路図である。
【図28】特開平9−121032号公報に開示された強誘電体型不揮発性半導体メモリの回路図である。
【符号の説明】
10・・・シリコン半導体基板、11・・・素子分離領域、12・・・ゲート絶縁膜、13・・・ゲート電極、14A,14B・・・ソース/ドレイン領域、15・・・コンタクトホール、16,26・・・絶縁層、17,27・・・開口部、18,18,18,18A,18B,18C,28・・・接続孔、21,21A,21B・・・第1の電極、22,22A,22B,32,32A,32B・・・強誘電体層、23,33・・・第2の電極、25・・・パッド部、MU・・・メモリユニット、SMU・・・サブメモリユニット、MC・・・メモリセル、TR・・・選択用トランジスタ、TR・・・書込用トランジスタ、TR・・・読出用トランジスタ、TR・・・検出用トランジスタ、WL・・・ワード線、BL・・・ビット線、PL・・・プレート線、WD・・・ワード線デコーダ/ドライバ、SA・・・差動センスアンプ、PD・・・プレート線デコーダ/ドライバ、RPD・・・リファレンス・プレート線ドライバ、CN・・・共通ノード、SW・・・スイッチング回路

Claims (15)

  1. 複数のビット線と、複数のメモリセルを具備した強誘電体型不揮発性半導体メモリであって、
    各メモリセルは、第1の電極と、少なくとも該第1の電極上に形成された強誘電体層と、該強誘電体層上に形成された第2の電極とから成り、
    複数のメモリセルは、製造時の熱履歴の異なる2つ以上の熱履歴グループのいずれかに属し、
    一対のビット線に接続された一対のメモリセルのそれぞれに1ビットのデータが記憶され、
    一対のビット線は、差動センスアンプに接続され、
    一対のメモリセルにおいて、一方のメモリセルに記憶されたデータを読み出す場合、他方のメモリセルが接続されたビット線に参照電位が与えられ、他方のメモリセルに記憶されたデータを読み出す場合、一方のメモリセルが接続されたビット線に参照電位が与えられ、且つ、同じ熱履歴グループに属するメモリセルに接続されたビット線には同じ電位の参照電位が与えられ、異なる熱履歴グループに属するメモリセルに接続されたビット線には異なる電位の参照電位が与えられることを特徴とする強誘電体型不揮発性半導体メモリ。
  2. メモリセルが絶縁層を介して積層された構造を有し、
    或る絶縁層上に形成されたメモリセルは、他の絶縁層上に形成されたメモリセルと異なる熱履歴グループに属し、
    同一の絶縁層上に形成されたメモリセルは、同じ熱履歴グループに属することを特徴とする請求項1に記載の強誘電体型不揮発性半導体メモリ。
  3. 熱履歴グループの数だけリファレンスキャパシタを更に備え、
    各リファレンスキャパシタの出力電位は異なることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の強誘電体型不揮発性半導体メモリ。
  4. (A−1)第1のビット線と、
    (B−1)第1の選択用トランジスタと、
    (C−1)それぞれがM個(但し、M≧2)のメモリセルから構成された、N個(但し、N≧2)の第1のサブメモリユニットと、
    (D−1)M×N本のプレート線、
    から成る第1のメモリユニットと、
    (A−2)第2のビット線と、
    (B−2)第2の選択用トランジスタと、
    (C−2)それぞれがM個のメモリセルから構成された、N個の第2のサブメモリユニットと、
    (D−2)前記第1のメモリユニットを構成するM×N本のプレート線と共通のM×N本のプレート線、
    から成る第2のメモリユニットから構成され、
    第n層目(但し、n=1,2・・・,N)の第1のサブメモリユニットと、第n層目の第2のサブメモリユニットとは、同じ絶縁層上に形成されており、
    第n’層目(但し、n’=2・・・,N)の第1のサブメモリユニットと第n’層目の第2のサブメモリユニットとは、絶縁層を介して、第(n’−1)層目の第1のサブメモリユニットと第(n’−1)層目の第2のサブメモリユニットの上に積層されており、
    各メモリセルは、第1の電極と強誘電体層と第2の電極とから成り、
    第1のメモリユニットにおいて、第n層目の第1のサブメモリユニットを構成するメモリセルの第1の電極は、第n層目の第1のサブメモリユニットにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第1の選択用トランジスタを介して第1のビット線に接続され、第m番目(但し、m=1,2・・・M)のメモリセルの第2の電極は共通の第[(n−1)M+m]番目のプレート線に接続されており、
    第2のメモリユニットにおいて、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成するメモリセルの第1の電極は、第n層目の第2のサブメモリユニットにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第2の選択用トランジスタを介して第2のビット線に接続され、第m番目のメモリセルの第2の電極は共通の第[(n−1)M+m]番目のプレート線に接続されており、
    第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルは、同じ製造時の熱履歴を有し、
    第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルは、第k層目(但し、k≠n)の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第k層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルと、異なる熱履歴を有し、
    第1のメモリユニットにおける第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する第m番目のメモリセルと、第2のメモリユニットにおける第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する第m番目のメモリセルとは、一対となって、それぞれに1ビットのデータを記憶し、
    第1のメモリユニットにおける第n層目の第1のサブメモリユニットを構成するメモリセルに記憶されたデータを読み出す場合、第2のビット線に第n番目の電位を有する参照電位が与えられ、
    第2のメモリユニットにおける第n層目の第2のサブメモリユニットを構成するメモリセルに記憶されたデータを読み出す場合、第1のビット線に第n番目の電位を有する参照電位が与えられ、
    第n番目の電位は、第k番目(但し、k≠n)の電位と異なることを特徴とする強誘電体型不揮発性半導体メモリ。
  5. (A−1)第1のビット線と、
    (B−1)N個(但し、N≧2)の第1の選択用トランジスタと、
    (C−1)それぞれがM個(但し、M≧2)のメモリセルから構成された、N個の第1のサブメモリユニットと、
    (D−1)N個の第1のサブメモリユニット間において、N個の第1のサブメモリユニットのそれぞれを構成するメモリセルで共通とされたM本のプレート線、
    から成る第1のメモリユニットと、
    (A−2)第2のビット線と、
    (B−2)N個の第2の選択用トランジスタと、
    (C−2)それぞれがM個のメモリセルから構成された、N個の第2のサブメモリユニットと、
    (D−2)N個の第2のサブメモリユニット間において、N個の第2のサブメモリユニットのそれぞれを構成するメモリセルで共通とされ、且つ、前記第1のメモリユニットを構成するM本のプレート線と共通のM本のプレート線、
    から成る第2のメモリユニットから構成され、
    第n層目(但し、n=1,2・・・,N)の第1のサブメモリユニットと、第n層目の第2のサブメモリユニットとは、同じ絶縁層上に形成されており、
    第n’層目(但し、n’=2・・・,N)の第1のサブメモリユニットと第n’層目の第2のサブメモリユニットとは、絶縁層を介して、第(n’−1)層目の第1のサブメモリユニットと第(n’−1)層目の第2のサブメモリユニットの上に積層されており、
    各メモリセルは、第1の電極と強誘電体層と第2の電極とから成り、
    第1のメモリユニットにおいて、第n層目の第1のサブメモリユニットを構成するメモリセルの第1の電極は、第n層目の第1のサブメモリユニットにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第n番目の第1の選択用トランジスタを介して第1のビット線に接続され、第m番目(但し、m=1,2・・・M)のメモリセルの第2の電極は共通の第m番目のプレート線に接続されており、
    第2のメモリユニットにおいて、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成するメモリセルの第1の電極は、第n層目の第2のサブメモリユニットにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第n番目の第2の選択用トランジスタを介して第2のビット線に接続され、第m番目のメモリセルの第2の電極は共通の第m番目のプレート線に接続されており、
    第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルは、同じ製造時の熱履歴を有し、
    第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルは、第k層目(但し、k≠n)の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第k層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルと、異なる熱履歴を有し、
    第1のメモリユニットにおける第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する第m番目のメモリセルと、第2のメモリユニットにおける第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する第m番目のメモリセルとは、一対となって、それぞれに1ビットのデータを記憶し、
    第1のメモリユニットにおける第n層目の第1のサブメモリユニットを構成するメモリセルに記憶されたデータを読み出す場合、第2のビット線に第n番目の電位を有する参照電位が与えられ、
    第2のメモリユニットにおける第n層目の第2のサブメモリユニットを構成するメモリセルに記憶されたデータを読み出す場合、第1のビット線に第n番目の電位を有する参照電位が与えられ、
    第n番目の電位は、第k番目(但し、k≠n)の電位と異なることを特徴とする強誘電体型不揮発性半導体メモリ。
  6. N本の第1のビット線、及び、N本の第2のビット線を備え、
    第1のメモリユニットにおいて、第n層目の第1のサブメモリユニットにおける共通の第1の電極は、第n番目の第1の選択用トランジスタを介して第n番目の第1のビット線に接続されており、
    第2のメモリユニットにおいて、第n層目の第2のサブメモリユニットにおける共通の第1の電極は、第n番目の第2の選択用トランジスタを介して第n番目の第2のビット線に接続されており、
    第1のメモリユニットにおける第n層目の第1のサブメモリユニットを構成するメモリセルに記憶されたデータを読み出す場合、第n番目の第2のビット線に第n番目の電位を有する参照電位が与えられ、
    第2のメモリユニットにおける第n層目の第2のサブメモリユニットを構成するメモリセルに記憶されたデータを読み出す場合、第n番目の第1のビット線に第n番目の電位を有する参照電位が与えられることを特徴とする請求項5に強誘電体型不揮発性半導体メモリ。
  7. (A−1)第1のビット線と、
    (B−1)N個(但し、N≧2)の第1の選択用トランジスタと、
    (C−1)それぞれがM個(但し、M≧2)のメモリセルから構成された、N個の第1のサブメモリユニットと、
    (D−1)N個の第1のサブメモリユニット間において、N個の第1のサブメモリユニットのそれぞれを構成するメモリセルで共通とされたM本のプレート線と、
    (E−1)第1の書込用トランジスタと、
    (F−1)第1の検出用トランジスタと、
    (G−1)第1の読出用トランジスタ、
    から成る第1のメモリユニットと、
    (A−2)第2のビット線と、
    (B−2)N個の第2の選択用トランジスタと、
    (C−2)それぞれがM個のメモリセルから構成された、N個の第2のサブメモリユニットと、
    (D−2)N個の第2のサブメモリユニット間において、N個の第2のサブメモリユニットのそれぞれを構成するメモリセルで共通とされ、且つ、前記第1のメモリユニットを構成するM本のプレート線と共通のM本のプレート線と、
    (E−2)第2の書込用トランジスタと、
    (F−2)第2の検出用トランジスタと、
    (G−2)第2の読出用トランジスタ、
    から成る第2のメモリユニットから構成され、
    第n層目(但し、n=1,2・・・,N)の第1のサブメモリユニットと、第n層目の第2のサブメモリユニットとは、同じ絶縁層上に形成されており、
    第n’層目(但し、n’=2・・・,N)の第1のサブメモリユニットと第n’層目の第2のサブメモリユニットとは、絶縁層を介して、第(n’−1)層目の第1のサブメモリユニットと第(n’−1)層目の第2のサブメモリユニットの上に積層されており、
    各メモリセルは、第1の電極と強誘電体層と第2の電極とから成り、
    第1のメモリユニットにおいて、第n層目の第1のサブメモリユニットを構成するメモリセルの第1の電極は、第n層目の第1のサブメモリユニットにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第n番目の第1の選択用トランジスタ及び第1の書込用トランジスタを介して第1のビット線に接続され、第m番目(但し、m=1,2・・・M)のメモリセルの第2の電極は共通の第m番目のプレート線に接続されており、
    第2のメモリユニットにおいて、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成するメモリセルの第1の電極は、第n層目の第2のサブメモリユニットにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第n番目の第2の選択用トランジスタ及び第2の書込用トランジスタを介して第2のビット線に接続され、第m番目のメモリセルの第2の電極は共通の第m番目のプレート線に接続されており、
    第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルは、同じ製造時の熱履歴を有し、
    第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルは、第k層目(但し、k≠n)の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第k層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルと、異なる熱履歴を有し、
    第1のメモリユニットにおける第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する第m番目のメモリセルと、第2のメモリユニットにおける第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する第m番目のメモリセルとは、一対となって、それぞれに1ビットのデータを記憶し、
    第1の検出用トランジスタの一端は所定の電位を有する第1の配線に接続され、他端は第1の読出用トランジスタを介して第1のビット線に接続され、
    第2の検出用トランジスタの一端は所定の電位を有する第2の配線に接続され、他端は第2の読出用トランジスタを介して第2のビット線に接続され、
    第1のメモリユニットにおける第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセルに記憶されたデータの読み出し時、第n番目の第1の選択用トランジスタ及び第1の読出用トランジスタが導通状態とされ、各メモリセルに記憶されたデータに基づき共通の第1の電極に生じた電位により、第1の検出用トランジスタの動作が制御され、且つ、第2のビット線に第n番目の電位を有する参照電位が与えられ、
    第2のメモリユニットにおける第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルに記憶されたデータの読み出し時、第n番目の第2の選択用トランジスタ及び第2の読出用トランジスタが導通状態とされ、各メモリセルに記憶されたデータに基づき共通の第1の電極に生じた電位により、第2の検出用トランジスタの動作が制御され、且つ、第1のビット線に第n番目の電位を有する参照電位が与えられ、
    第n番目の電位は、第k番目(但し、k≠n)の電位と異なることを特徴とする強誘電体型不揮発性半導体メモリ。
  8. N個のリファレンスキャパシタを更に備え、
    第n番目のリファレンスキャパシタによって第n番目の電位を有する参照電位が与えられることを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれか1項に記載の強誘電体型不揮発性半導体メモリ。
  9. 第n番目のリファレンスキャパシタは、第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル及び第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルと、同じ製造時の熱履歴を有することを特徴とする請求項8に記載の強誘電体型不揮発性半導体メモリ。
  10. 第n層目の第1のサブメモリユニットと、第n層目の第2のサブメモリユニットと、第n番目のリファレンスキャパシタとは、同じ絶縁層上に形成されていることを特徴とする請求項9に記載の強誘電体型不揮発性半導体メモリ。
  11. 第1の電極と、少なくとも該第1の電極上に形成された強誘電体層と、該強誘電体層上に形成された第2の電極とから成るメモリセルを、複数、有する強誘電体型不揮発性半導体メモリであって、
    複数のメモリセルは、製造時の熱履歴の異なる2つ以上の熱履歴グループのいずれかに属し、
    一対のメモリセルに相補的な1ビットのデータが記憶され、
    該一対のメモリセルは同じ熱履歴グループに属することを特徴とする強誘電体型不揮発性半導体メモリ。
  12. メモリセルが絶縁層を介して積層された構造を有し、
    或る絶縁層上に形成されたメモリセルは、他の絶縁層上に形成されたメモリセルと異なる熱履歴グループに属し、
    同一の絶縁層上に形成されたメモリセルは、同じ熱履歴グループに属することを特徴とする請求項11に記載の強誘電体型不揮発性半導体メモリ。
  13. (A−1)第1のビット線と、
    (B−1)第1の選択用トランジスタと、
    (C−1)それぞれがM個(但し、M≧2)のメモリセルから構成された、N個(但し、N≧2)の第1のサブメモリユニットと、
    (D−1)M×N本のプレート線、
    から成る第1のメモリユニットと、
    (A−2)第2のビット線と、
    (B−2)第2の選択用トランジスタと、
    (C−2)それぞれがM個のメモリセルから構成された、N個の第2のサブメモリユニットと、
    (D−2)前記第1のメモリユニットを構成するM×N本のプレート線と共通のM×N本のプレート線、
    から成る第2のメモリユニットから構成され、
    第n層目(但し、n=1,2・・・,N)の第1のサブメモリユニットと、第n層目の第2のサブメモリユニットとは、同じ絶縁層上に形成されており、
    第n’層目(但し、n’=2・・・,N)の第1のサブメモリユニットと第n’層目の第2のサブメモリユニットとは、絶縁層を介して、第(n’−1)層目の第1のサブメモリユニットと第(n’−1)層目の第2のサブメモリユニットの上に積層されており、
    各メモリセルは、第1の電極と強誘電体層と第2の電極とから成り、
    第1のメモリユニットにおいて、第n層目の第1のサブメモリユニットを構成するメモリセルの第1の電極は、第n層目の第1のサブメモリユニットにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第1の選択用トランジスタを介して第1のビット線に接続され、第m番目(但し、m=1,2・・・M)のメモリセルの第2の電極は共通の第[(n−1)M+m]番目のプレート線に接続されており、第2のメモリユニットにおいて、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成するメモリセルの第1の電極は、第n層目の第2のサブメモリユニットにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第2の選択用トランジスタを介して第2のビット線に接続され、第m番目のメモリセルの第2の電極は共通の第[(n−1)M+m]番目のプレート線に接続されており、
    第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルは、同じ製造時の熱履歴を有し、
    第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルは、第k層目(但し、k≠n)の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第k層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルと、異なる熱履歴を有し、
    第1のメモリユニットにおける第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する第m番目のメモリセルと、第2のメモリユニットにおける第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する第m番目のメモリセルとは、一対となって相補的なデータを記憶することを特徴とする強誘電体型不揮発性半導体メモリ。
  14. (A−1)第1のビット線と、
    (B−1)N個(但し、N≧2)の第1の選択用トランジスタと、
    (C−1)それぞれがM個(但し、M≧2)のメモリセルから構成された、N個の第1のサブメモリユニットと、
    (D−1)N個の第1のサブメモリユニット間において、N個の第1のサブメモリユニットのそれぞれを構成するメモリセルで共通とされたM本のプレート線、
    から成る第1のメモリユニットと、
    (A−2)第2のビット線と、
    (B−2)N個の第2の選択用トランジスタと、
    (C−2)それぞれがM個のメモリセルから構成された、N個の第2のサブメモリユニットと、
    (D−2)N個の第2のサブメモリユニット間において、N個の第2のサブメモリユニットのそれぞれを構成するメモリセルで共通とされ、且つ、前記第1のメモリユニットを構成するM本のプレート線と共通のM本のプレート線、
    から成る第2のメモリユニットから構成され、
    第n層目(但し、n=1,2・・・,N)の第1のサブメモリユニットと、第n層目の第2のサブメモリユニットとは、同じ絶縁層上に形成されており、
    第n’層目(但し、n’=2・・・,N)の第1のサブメモリユニットと第n’層目の第2のサブメモリユニットとは、絶縁層を介して、第(n’−1)層目の第1のサブメモリユニットと第(n’−1)層目の第2のサブメモリユニットの上に積層されており、
    各メモリセルは、第1の電極と強誘電体層と第2の電極とから成り、
    第1のメモリユニットにおいて、第n層目の第1のサブメモリユニットを構成するメモリセルの第1の電極は、第n層目の第1のサブメモリユニットにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第n番目の第1の選択用トランジスタを介して第1のビット線に接続され、第m番目(但し、m=1,2・・・M)のメモリセルの第2の電極は共通の第m番目のプレート線に接続されており、
    第2のメモリユニットにおいて、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成するメモリセルの第1の電極は、第n層目の第2のサブメモリユニットにおいて共通であり、該共通の第1の電極は、第n番目の第2の選択用トランジスタを介して第2のビット線に接続され、第m番目のメモリセルの第2の電極は共通の第m番目のプレート線に接続されており、
    第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルは、同じ製造時の熱履歴を有し、
    第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルは、第k層目(但し、k≠n)の第1のサブメモリユニットを構成する各メモリセル、及び、第k層目の第2のサブメモリユニットを構成する各メモリセルと、異なる熱履歴を有し、
    第1のメモリユニットにおける第n層目の第1のサブメモリユニットを構成する第m番目のメモリセルと、第2のメモリユニットにおける第n層目の第2のサブメモリユニットを構成する第m番目のメモリセルとは、一対となって相補的なデータを記憶することを特徴とする強誘電体型不揮発性半導体メモリ。
  15. N本の第1のビット線、及び、N本の第2のビット線を備え、
    第1のメモリユニットにおいて、第n層目の第1のサブメモリユニットにおける共通の第1の電極は、第n番目の第1の選択用トランジスタを介して第n番目の第1のビット線に接続されており、
    第2のメモリユニットにおいて、第n層目の第2のサブメモリユニットにおける共通の第1の電極は、第n番目の第2の選択用トランジスタを介して第n番目の第2のビット線に接続されていることを特徴とする請求項14に強誘電体型不揮発性半導体メモリ。
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