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JP3592284B2 - 日本語入力システム、そのプログラム、及び携帯情報端末 - Google Patents
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日本語入力システム、そのプログラム、及び携帯情報端末 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、日本語入力システム(かな漢字変換システム)、そのプログラム、及び日本語入力システムを備える携帯情報端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の日本語入力システム(かな漢字変換システム、Input Method)における典型的な日本語入力処理は、例えば以下のような手順で行われる。まず、ユーザは、キーボードを使用して、適切な入力モード(ローマ字入力/カナ入力など)を選択してから読みの入力を行い(読みが表示装置に表示される)、変換実行キー(スペースキーなど)を入力する。日本語変換モジュールは、ドライバやI/O制御モジュールなどを介して、キーボードから入力された読み文字列を受け取り、システム辞書などを参照しながら上記読み文字列の解析・変換処理を行って変換後文字列(単語あるいは漢字かな混じり文など)を生成し、表示装置に対して出力する。ユーザは、変換後文字列を参照し、目的の語に変換されない場合はさらに変換を試み、目的の語が表示されると確定を行う(Enterキーや次入力など)。
【0003】
従来から、読みの入力操作の簡略化および変換効率のアップなど、日本語入力処理の操作性の改良が図られてきた。しかし、従来技術では、日本語入力の際には、少なくとも読みを1文字は入力しなければならなかった。つまり、入力を行うユーザにとって読みが判らない単語はすぐには入力できず、読み以外の要素から目的の単語を調べるなどの付加的な手順を踏んで別の方法で入力を行うという手間がかかっていた。
【0004】
例えば、既存の文書データ(テキストデータ)を参照しながらその文書内に含まれている単語の入力を行う場面を想定する。その際、読みの判らない単語を入力するためには、例えば参照文書データ内の該当単語をコピー&ペーストして使用するなどの手順を踏まなければならず、不便であった。
【0005】
また、前述のような既存の文書データを参照しながらの入力の他、通常、文書の作成・入力においては、すべてを新規に入力することよりは、既存の文書データに対して変更を加えたり、書き足しを行うことの方がずっと多い。例えば、受信した電子メールに対して返信メールの作成を行うなどのケースである。既存の文書データを参照あるいは更新して文書作成・入力を行う際、参照する文書データ(以下、参照テキストと呼ぶ)に含まれている単語を何度も入力する場面が発生する。
【0006】
また、例えば、携帯情報機器などの場合、入力手段の自由度が限られるため、日本語入力には手間がかかる。そのため、簡易に日本語入力を行うことのできるインターフェースが求められている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、文書作成および日本語入力の際、参照テキスト内に含まれている単語、特にユーザにとって読みの判らない単語を簡易に入力することのできる日本語入力システムを提供することを第1の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、請求項1記載の発明は、参照テキストを読み込んで単語を切り出し、読みの難度を評価して優先度を決定して単語の抽出を行うテキスト解析手段と、抽出単語を抽出単語登録ファイルに記録して管理する抽出単語記憶手段と、日本語入力処理の際、所定のキー入力に従って、抽出単語登録ファイルから優先度順に単語を選択候補リストとして表示装置へ出力して表示させ、選択・確定された単語をアプリケーションに渡す抽出単語表示手段とを有することを特徴としている。
【0009】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、抽出単語について、システム辞書を参照して読み他の情報を検索し、読み他の情報の検索に成功した単語について読み他の情報を付加して記録する読み付加手段をさらに有し、抽出単語表示手段は、選択候補リストの表示処理の際に、読み他の情報も併記して表示させることを特徴としている。
【0010】
請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、テキスト解析手段は、単語抽出の際、切り出し単語の文字コードセットの種類あるいは文字コード値に応じた評価を行うことを特徴としている。
【0011】
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の発明において、テキスト解析手段は、単語抽出の際、単語長および参照テキストにおける出現回数による評価を行って優先度を決定して単語抽出を行うことを特徴としている。
【0012】
請求項5記載の発明は、参照テキストを読み込んで単語を切り出し、読みの難度を評価して優先度を決定して単語の抽出を行うテキスト解析処理と、抽出単語を抽出単語登録ファイルに記録して管理する抽出単語記憶処理と、日本語入力処理の際、所定のキー入力に従って、抽出単語登録ファイルから優先度順に単語を選択候補リストとして表示装置へ出力して表示させ、選択・確定された単語をアプリケーションに渡す抽出単語表示処理とをコンピュータに実行させることを特徴としている。
【0013】
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、抽出単語について、システム辞書を参照して読み他の情報を検索し、読み他の情報の検索に成功した単語について読み他の情報を付加して記録する読み付加処理をさらにコンピュータに実行させ、抽出単語表示処理は、選択候補リストの表示の際に、読み他の情報も併記して表示させることを特徴としている。
【0014】
請求項7記載の発明は、請求項5または6に記載の発明において、テキスト解析処理は、単語抽出の際、切り出し単語の文字コードセットの種類あるいは文字コード値に応じた評価を行うことを特徴としている。
【0015】
請求項8記載の発明は、請求項5から7のいずれか1項に記載の発明において、テキスト解析処理は、単語抽出の際、単語長および参照テキストにおける出現回数による評価を行って優先度を決定して単語抽出を行うことを特徴としている。
【0016】
請求項9記載の発明は、抽出単語選択キーを含む入力装置と、表示装置と、参照テキストおよび作成テキストデータを保存する記憶装置と、テキスト作成を行うアプリケーションと、日本語入力システムと、を備える携帯情報端末であって、記憶装置から参照テキストを読み込んで単語を切り出し、読みの難度を評価して優先度を決定して単語の抽出を行うテキスト解析手段と、抽出単語を抽出単語登録ファイルに記録して管理する抽出単語記憶手段と、日本語入力処理の際、抽出単語選択キーの入力に従って、抽出単語登録ファイルから優先度順に単語を選択候補リストとして表示装置へ出力して表示させ、選択・確定された単語をアプリケーションに渡す抽出単語表示手段とを有することを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0018】
図1は、本発明の実施の形態における日本語入力システムの機能ブロック図である。本システムでは、文書作成および日本語入力において、まず、その前段階として参照テキストを読み込んで解析し、優先度を評価して単語を抽出してファイルに記録する処理を行う。実際に日本語入力処理を行う際は、上記ファイルを利用して、読みの難度が高いと判断されるような単語を所定のキーの入力に応じて表示装置上に表示させる処理を行うことにより簡易な入力を実現させる。
【0019】
本日本語入力システムは、所定のハードウェア上で実行されるプログラムの形態でその機能を実現する。本システムは、テキスト解析手段1と、抽出単語記憶手段2と、入力判断手段3と、抽出単語表示手段4と、を含んで構成される。
【0020】
また、本システムを実現するプログラムは、テキスト解析処理部11と、抽出単語記憶処理部12と、入力判断処理部13と、抽出単語表示処理部14と、を含んで構成される。これらは上記各手段に対応したプログラムモジュールである。本プログラムは、所定の記録媒体に記録された形態で提供され、ユーザの使用するコンピュータシステム内のプログラム記憶部にインストールされる。これはネットワーク経由でダウンロードされてインストールされる形態なども含む。本プログラムは、実行時にはコンピュータシステムによって主メモリ上にロードされ、中央処理装置によって実行されることによって本発明の機能を実現する。
【0021】
テキスト解析手段1は、ユーザによる日本語入力の前段階として、参照テキストを読み込んで所定の構文解析/単語切り出しを行い、読みの難度などのいくつかの評価項目で抽出すべき単語の評価を行って単語の抽出処理を行う。参照テキストの読み込みのトリガとなるのは、ユーザによる参照テキスト読み込みのためのコマンド選択やその他のイベントである。テキスト解析手段1は、読み込み命令を受けて参照テキストを補助記憶装置から主メモリ上へ読み込み、解析して評価を行い、単語を抽出し、抽出単語記憶手段2へ出力する処理を行う。テキスト解析手段1について図2に示す。
【0022】
また、テキスト解析の際には、単語に対してその抽出の優先度が評価され、優先度の高い単語について抽出を行う。この優先度は後述の抽出単語表示手段4による表示の際の優先度でもあり、上記評価項目に応じた所定の計算式により値として算出される。
【0023】
抽出単語記憶手段2は、テキスト解析手段1により抽出された単語を、その優先度の値とともに専用の抽出単語登録ファイルに記録して管理する。この抽出単語登録ファイルは、抽出単語表示手段4によって、日本語入力処理の際に参照・使用される。抽出単語登録ファイルは、参照テキストごとに対応して生成されるファイルである。
【0024】
入力判断手段3は、日本語入力処理の際、キーボードなどの入力装置からの入力を処理する。入力が抽出単語の選択・表示を指示するキー/コマンド(以下、単語選択キー/コマンド)である場合は、抽出単語表示手段4に処理を依頼する。
【0025】
抽出単語表示手段4は、入力装置から単語選択キーの入力を受けた時に、抽出単語登録ファイルから登録単語を読み出し、その優先度に従った表示順位で表示装置へ出力して表示させる処理を行う。この登録単語の表示は例えばウィンドウ形式で行う。優先度に従って上位の単語をいくつか表示する。ユーザは、画面に表示された抽出単語の中から目的の単語を選択して確定を行うことにより入力を行うことができる。図3に入力判断手段3と抽出単語表示手段4について示す。図3に参照されるように、通常、日本語入力システムは入力装置とアプリケーションとの間に位置して文字列変換処理を行う。入力装置からの文字列は、日本語入力システム管理部(OSが提供)を介して渡され、日本語入力システム本体によって変換処理が行われて上記管理部に返される。変換後文字列は、表示装置やアプリケーションに対して出力される。
【0026】
テキスト解析手段1における参照テキストの解析処理は、構文解析/単語の切り出し(字句解析)処理、システム辞書(日本語入力システムが通常使用する辞書)の検索・照らし合わせ処理、学習情報(学習辞書)の検索・照らし合わせ処理、および優先度の評価処理の手順で行われる。あるいは、優先度の評価処理は、構文解析・単語の取り出し処理と同時に行われる処理手順でも良い。なお、システム辞書の検索処理は必ずしも必要ではない。
【0027】
構文解析/単語切り出し(字句解析)処理として、実装の要件などから複雑な構文解析を行えない場合は、単純な単語切り出し(字句解析)処理のみ行う。
【0028】
単語の優先度評価処理として、参照テキスト内における単語の出現回数、単語長、単語(漢字、文字)の種類、つまり文字コードセットの種類や文字コード値などの要素により評価を行って優先度が計算される。
【0029】
優先度評価処理において、参照テキスト中において出現する回数が多い単語ほど優先度値を高くする。出現回数が多いほど、その文章の文脈において重要度が高いと判断されるからである。また、単語長が長いものほど、優先度値を高くする。単語長が大きい単語ほど、読みの入力に際してその省略が操作性・効率性の向上につながるからである。また、単語の文字種類を文字コードセットの種類や文字コード値などから判別し、例えば、文字コードセットとして第2水準JISコードが用いられている単語について優先度値を高くするなどする。第2水準JISコードの文字は、第1水準JISコードの文字より使用頻度が低いと考慮されたものを集めて登録してある文字コード体系である。そのため第2水準JISコードの文字はユーザが単語の読みを判らない確率が高いと判断されるからである。また、人名や地名などについても読みの難度が高いと判断されるので、優先度を高くする。その他の文字コードセットでも、文字の使用頻度・出現確率を考慮した優先度の評価を行うようにする。
【0030】
学習情報の検索・照らし合わせ処理として、参照テキストから取り出された単語は、ベースとなる日本語入力システム本体(日本語変換処理モジュール)が保持している学習情報と比較され、学習情報として既に存在するものについては登録を省く。学習情報とは、ユーザによる入力をシステムが学習して登録した単語情報である。即ち、ユーザは、学習情報としてシステムに登録されている単語については本発明の機能に頼らなくとも入力を行うことができるので、そのような単語については必ずしも登録を行う必要がない。なお、学習情報と重複しても省かずに登録させるようにしても良い。
【0031】
図4および図5を参照して具体例を説明する。電子メールアプリケーションを備える携帯情報端末において、受信メールに対するメールの返信を行う場合を考える。入力装置、表示装置、記憶装置は携帯情報端末に備えられているものを使用する。入力装置の一部として抽出単語選択キーが備えられているものとする。
【0032】
電子メールアプリケーションにおいて、ユーザは、受信メールに対する返信メールの作成にあたって、まず、受信メールを指定して返信メール作成のコマンドを選択入力する。このコマンドの選択に対応してテキスト解析処理部11が起動され、記憶装置に記憶されている受信メールが参照テキストとして読み出される。テキスト解析処理部11は、受信メールテキストを解析して優先度を評価しながら単語抽出を行う。その結果「ガーベージコレクタ」、「ダイナミックローディング」、「メモリ・リーク」、「謳って」、「顰蹙」、「纏め」、「宇津撥根」などの単語が優先度の高い単語として抽出され、抽出単語記憶処理部12により抽出単語登録ファイルに保存されたことを示している。抽出単語情報の例を図6に示す。
【0033】
図5は抽出単語の表示例を示す。ユーザが返信するテキストを入力する際、抽出単語選択キーを押すと、抽出単語表示処理部14によって優先度に従った順位で抽出単語が表示装置の画面に表示される。ユーザは表示された選択候補リストの中から目的の単語を選択して確定することにより入力を行うことができる。
【0034】
図4〜図6で、「ガーベージコレクタ」や「ダイナミックローディング」は、参照テキスト中における出現回数の多さ、および単語長の大きさの要因により抽出されている。また、「謳って(うた・って)」や「顰蹙(ひんしゅく)」は第2水準JISコードの漢字であるので抽出されている。また、「宇津撥根」は読みの不明な人名・地名として抽出されている。
【0035】
図7および図8は、本発明の実施の形態における日本語入力システムの動作を示すフローチャートである。図7はテキスト解析処理の流れを示すフローである。ユーザが既存のテキストデータを利用(参照・更新)した日本語入力を行う際、まず、前段階として、テキスト解析処理部11は、所定のイベントをトリガにして補助記憶装置から参照テキストを主メモリへ読み込む(ステップS11)。次に、そのテキストを構文解析/字句解析し、単語の切り出しを行う(ステップS12)。次に、取り出された単語がシステムの学習辞書に含まれていないかどうか照らし合わせ、含まれる単語については登録を省略する(ステップS13)。切り出された単語について、単語の出現回数、単語長、文字種類などの要素について優先度の評価計算を行い、優先度値を算出して優先度を決定し、抽出単語とする(ステップS14)。抽出単語について、その優先度に基づき所定の形式で抽出単語登録ファイルに保存する(ステップS15)。
【0036】
一方、図8は抽出単語の表示処理の流れを示すフローである。実際に日本語入力処理を行う段階として、日本語入力システム本体では、入力装置からのキー入力を待機し(ステップS21)、文章入力終了コマンドである場合、処理を終了する(ステップS22・YES)。また、単語選択コマンドかどうか判断し(ステップS23)、単語選択コマンドではない場合、通常の日本語入力処理を行う(ステップS24)。単語選択コマンドである場合、抽出単語表示処理部14は、抽出単語登録ファイルから登録単語を読み出し、優先度の高い順にウィンドウ形式などで表示装置へ出力して表示させる(ステップS25)。ユーザが表示単語の中から選択して確定を行った単語については、その単語の優先度値をより高い値へと変更することにより抽出単語登録ファイルを更新する(ステップS26)。ユーザにより選択され確定された単語は表示装置の画面上のキャレット(カーソル)位置に挿入されて表示されると共に文書作成を行っているアプリケーションに渡される(ステップS27)。
【0037】
本発明の日本語入力システムは、所定の情報処理装置に組み込まれることによりその機能を発揮する。情報処理装置としては例えばPDAや携帯電話機などの携帯情報端末などが考えられる。
【0038】
図9に本発明の実施の形態における情報処理端末の構成を示す。本端末は、プログラム制御により動作する中央処理装置10と、キーボードやボタンなどの入力装置20と、液晶ディスプレイなどの表示装置30と、RAMなどの記憶装置40と、ROMやRAMなどのプログラム記憶部50と、ネットワークを介して電子メールその他の通信処理を行うための通信処理部60と、電子メールアプリケーション70と、を含んで構成される。記憶装置40は、参照テキストや作成テキストなどのデータ、また、日本語入力システムが使用する各種辞書データなどを保存する磁気的メモリや半導体メモリなどのデバイスである。プログラム記憶部50は、本発明のプログラムを記憶するメモリである。なお、各種デバイスを扱うために所定のドライバなどを介することは言うまでもない。
【0039】
本発明のプログラム(テキスト解析処理部他)はプログラム記憶部50から主メモリへロードされて中央処理装置10により実行される。電子メールアプリケーション70から必要に応じてテキスト解析処理部11が起動されてその処理が行われる。各種処理については前述したものと同様である。
【0040】
他の実施例について説明する。図10は、本発明の第2の実施の形態における日本語入力システムの機能ブロック図である。第2の実施例では、第1の実施例の構成要素に加えて、読み付加手段5(読み付加処理手段15が対応する)が追加されている。他の構成要素は第1の実施例の機能と同様である。
【0041】
読み付加手段5では、テキスト解析処理の際、抽出された単語に対し、システム辞書を参照してその読みを検索する。読みが見つかった場合、その単語について優先度値他の情報に加えて読みを対応させて抽出単語登録ファイルに記録する(図6参照)。また、読みだけに限らず、英単語のスペルなどの情報もあれば付加させても良い。日本語入力処理時における抽出単語表示手段4による抽出単語表示処理の際には、優先度順の単語表示に加えて、抽出単語登録ファイルに登録されている読み情報他もともに表示させる。
【0042】
具体例を示す。図4と同様に、参照メールに対して、「ガーベージコレクタ」他の単語が優先度の高いものとして抽出される。抽出単語は、読み付加処理部15によるシステム辞書の検索により読みなどの付加情報が付加された形式で抽出単語登録ファイルに保存される。日本語入力処理時、単語選択キーの入力があると、抽出単語に対して読みなどの付加情報も併記された形で表示される。図11に表示例を示す。ユーザは、抽出単語の選択入力に伴って単語の読みを理解することができる。
【0043】
図11で、「ガーベージコレクタ」などは、読みはそのままであり、付加情報として英単語のスペルが追加されている。また、「謳って」などはその読みが検出されて付加されている。また、「宇津撥根」は、読みを不明なものと評価して表記している。
【0044】
図12および図13は、第2の実施例における日本語入力システムの動作を示すフローチャートである。第1の実施例の動作に加え、ステップS35における、読みを付加する処理が追加されている。また、ステップS45では、読み他の情報を併記した形で登録単語の表示処理が行われる。その他の処理は第1の実施例と同様である。
【0045】
以上により本発明の実施例について説明した。なお、上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態の一例を示すものであり、本発明はそれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種々変形実施が可能である。
【0046】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、文書作成および日本語入力時、参照テキストから単語を抽出して利用することにより、日本語入力操作を簡略化し、労力を低減させることができる。特に、携帯情報端末など入力装置に制限がある場合など効果が大きい。また、特に、ユーザは参照テキスト中の読みの判らない単語についても読みの入力を必要とすることなく入力を行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における日本語入力システムの構成を示す機能ブロック図である。
【図2】テキスト解析手段1について示す図である。
【図3】入力判断手段3および抽出単語表示手段4について示す図である。
【図4】本システムの利用の具体例を示す図である。
【図5】単語選択キーを押した際の候補表示について示す図である。
【図6】抽出単語登録ファイル内の登録情報の例を示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態における日本語入力システムの動作を示すフローチャートその1(テキスト解析処理)である。
【図8】本発明の第1の実施の形態における日本語入力システムの動作を示すフローチャートその2(抽出単語表示処理)である。
【図9】本発明の実施の形態における携帯情報端末の構成を示す機能ブロック図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態における日本語入力システムの構成を示す機能ブロック図である。
【図11】単語選択キーを押した際の候補表示(読み他の情報を付加)について示す図である。
【図12】本発明の第2の実施の形態における日本語入力システムの動作を示すフローチャートその1(テキスト解析処理)である。
【図13】本発明の第2の実施の形態における日本語入力システムの動作を示すフローチャートその2(抽出単語表示処理)である。
【符号の説明】
1 テキスト解析手段
2 抽出単語記憶手段
3 入力判断手段
4 抽出単語表示手段
5 読み付加手段
11 テキスト解析処理部
12 抽出単語記憶処理部
13 入力判断処理部
14 抽出単語表示処理部
15 読み付加処理部
10 中央処理装置
20 入力装置
30 表示装置
40 記憶装置
50 プログラム記憶部
60 通信処理部
70 電子メールアプリケーション

Claims (9)

  1. 参照テキストを読み込んで単語を切り出し、読みの難度を評価して優先度を決定して単語の抽出を行うテキスト解析手段と、
    前記抽出単語を抽出単語登録ファイルに記録して管理する抽出単語記憶手段と、
    日本語入力処理の際、所定のキー入力に従って、前記抽出単語登録ファイルから前記優先度順に単語を選択候補リストとして表示装置へ出力して表示させ、選択・確定された単語をアプリケーションに渡す抽出単語表示手段と、を有することを特徴とする日本語入力システム。
  2. 前記抽出単語について、システム辞書を参照して読み他の情報を検索し、読み他の情報の検索に成功した単語について該読み他の情報を付加して記録する読み付加手段をさらに有し、
    前記抽出単語表示手段は、前記選択候補リストの表示処理の際に、前記読み他の情報も併記して表示させることを特徴とする請求項1記載の日本語入力システム。
  3. 前記テキスト解析手段は、
    前記単語抽出の際、切り出し単語の文字コードセットの種類あるいは文字コード値に応じた評価を行うことを特徴とする請求項1または2に記載の日本語入力システム。
  4. 前記テキスト解析手段は、
    前記単語抽出の際、単語長および参照テキストにおける出現回数による評価を行って前記優先度を決定して単語抽出を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の日本語入力システム。
  5. 参照テキストを読み込んで単語を切り出し、読みの難度を評価して優先度を決定して単語の抽出を行うテキスト解析処理と、
    前記抽出単語を抽出単語登録ファイルに記録して管理する抽出単語記憶処理と、
    日本語入力処理の際、所定のキー入力に従って、前記抽出単語登録ファイルから前記優先度順に単語を選択候補リストとして表示装置へ出力して表示させ、選択・確定された単語をアプリケーションに渡す抽出単語表示処理と、をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  6. 前記抽出単語について、システム辞書を参照して読み他の情報を検索し、読み他の情報の検索に成功した単語について該読み他の情報を付加して記録する読み付加処理をさらにコンピュータに実行させ、
    前記抽出単語表示処理は、前記選択候補リストの表示の際に、前記読み他の情報も併記して表示させることを特徴とする請求項5記載のプログラム。
  7. 前記テキスト解析処理は、
    前記単語抽出の際、切り出し単語の文字コードセットの種類あるいは文字コード値に応じた評価を行うことを特徴とする請求項5または6に記載のプログラム。
  8. 前記テキスト解析処理は、
    前記単語抽出の際、単語長および参照テキストにおける出現回数による評価を行って前記優先度を決定して単語抽出を行うことを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載のプログラム。
  9. 抽出単語選択キーを含む入力装置と、表示装置と、参照テキストおよび作成テキストデータを保存する記憶装置と、テキスト作成を行うアプリケーションと、日本語入力システムと、を備える携帯情報端末であって、
    前記記憶装置から前記参照テキストを読み込んで単語を切り出し、読みの難度を評価して優先度を決定して単語の抽出を行うテキスト解析手段と、
    前記抽出単語を抽出単語登録ファイルに記録して管理する抽出単語記憶手段と、
    日本語入力処理の際、前記抽出単語選択キーの入力に従って、前記抽出単語登録ファイルから前記優先度順に単語を選択候補リストとして前記表示装置へ出力して表示させ、選択・確定された単語を前記アプリケーションに渡す抽出単語表示手段と、を有することを特徴とする携帯情報端末。
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