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JP3592866B2 - 感光材料仕分け方法及びその装置 - Google Patents
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JP3592866B2 - 感光材料仕分け方法及びその装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は感光材料仕分け方法及びその装置に係り、特に感光材料処理装置から排出された処理済みのシート状感光材料を排出と同時に所定の仕分け条件に従って仕分ける感光材料仕分け方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、写真フィルムに記録された画像を印画紙(シート状感光材料)に焼付現像する感光材料処理装置から排出された焼付現像処理後の印画紙をオーダ別(注文別)に仕分ける感光材料仕分け装置が知られている。一方、印画紙のサイズにはLサイズ(幅×高さ=89mm×127mm)、Hサイズ(幅×高さ=89mm×158mm)、Pサイズ(幅×高さ=89mm×254mm)等の種類がある。
【0003】
1オーダ中に上記Lサイズ、Hサイズ、Pサイズ等の複数種のサイズが混在している印画紙群をオーダ別に仕分ける感光材料仕分け装置としては、従来は、実開昭60−156556号に示されるように、無端ベルトにL形金具を所定間隔で複数個取り付け、L形金具間に形成される空間内に1オーダ分の印画紙が挿入されるように無端ベルトを駆動することにより印画紙群をオーダ別に分配する構成が一般的であった。
【0004】
L形金具が取り付けられた無端ベルトにより印画紙群を仕分ける感光材料仕分け装置では、無端ベルト上に排出された1オーダ分の印画紙の端部がL形金具によって一定位置に保持されるので、印画紙群を、1オーダに対応する印画紙毎に端部が揃った状態で集積して仕分けることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の感光材料仕分け装置では、複数のL形金具を取り付けるため部品点数が多く、また無端ベルト面に直交するようにL形金具が突出するため広い配置スペースを必要とする、という問題点があった。
【0006】
本発明は上記問題点を解決するために成されたもので、装置として構成した場合に部品点数を少なくすることができると共に狭いスペースにも配置することが可能であり、さらに同一グループ内にサイズの異なるシート状感光材料が混在している場合であっても、集積状態に乱れが生ずることなくシート状感光材料をグループ毎に確実に仕分けすることができる感光材料仕分け方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の感光材料仕分け方法は、感光材料処理装置の排出部から順次排出されるシート状感光材料を、所定の仕分け条件に従って分類された同一グループ毎に同一場所にて集積し、前記シート状感光材料を仕分けする感光材料仕分け方法であって、既に集積されたシート状感光材料よりも排出方向の長さが長いシート状感光材料が排出されるときに、前記既に集積されたシート状感光材料を移動させることにより、前記既に集積されたシート状感光材料の排出方向先端と、前記排出方向の長さが長いシート状感光材料の排出方向先端とを略一致させることを特徴としている。
【0008】
請求項1に記載の感光材料仕分け方法によれば、感光材料処理装置の排出部から順次排出されるシート状感光材料を同一グループ毎に同一場所に集積することにより、シート状感光材料の仕分けが成される。
【0009】
また、請求項1記載の発明では、既に集積された排出済シート状感光材料よりも排出方向の長さが長いシート状感光材料(既に集積された排出済シート状感光材料と同一グループのシート状感光材料)が排出されるときに、前記既に集積されたシート状感光材料を移動させることにより、排出済シート状感光材料の排出方向先端と、排出中のシート状感光材料の排出方向先端とを略一致させる。
【0010】
これにより、同一グループ内にサイズ(排出方向の長さ)が異なるシート状感光材料が混在していたとしても、同一グループのシート状感光材料の各々を、同一の場所に、排出方向先端が略揃った状態で集積することができるので、グループ毎に仕分けした後のシート状感光材料のグループ単位での取扱い性が良好となる。また、同一グループのシート状感光材料の各々を、端部が揃った状態で集積することを、L形金具等の端部を揃えるための部材を用いることなく実現できるので、本感光材料仕分け方法を装置として構成した場合の部品点数を少なくすることができると共に狭いスペースにも配置することが可能となる。
【0011】
なお、請求項2に記載したように、前記既に集積されたシート状感光材料を、前記排出部からのシート状感光材料の排出方向に沿って移動させることにより、前記既に集積されたシート状感光材料の排出方向先端と、前記排出方向の長さが長いシート状感光材料の排出方向先端とを略一致させることが好ましい。
【0012】
図6は、請求項2に記載の感光材料仕分け方法の一実施形態として、感光材料処理装置10から排出ローラ87を介して排出されたシート状感光材料を、ローラ94A及びローラ94Bに巻き掛けられた無端ベルト92上に集積し、図示しないモータによってローラ94Bを回転駆動し、無端ベルト92を図6の時計方向に回転させることにより排出済シート状感光材料を移動させるようにした例を示す。
【0013】
図6(A)は、2番目のグループのシート状感光材料の排出途中の状態を示しており、排出が終了した1番目のグループの感光材料群PL1の左側に排出途中の2番目のグループの感光材料群PL2が載置されている。なお、ここまで排出されたシート状感光材料は全てLサイズであるものとする。
【0014】
ここで次に排出されるシート状感光材料PPのサイズがPサイズである場合、感光材料群PL2の排出方向先端とシート状感光材料PPの排出方向先端とを略一致させるための感光材料群PL2の移動の一形態としては、図6(B)に示すようにシート状感光材料PPの排出終了後の排出方向先端位置が感光材料群PL2の排出方向先端と略一致する位置まで無端ベルト92を搬送駆動して感光材料群PL2を予め移動しておき、その後、図6(C)に示すように感光材料群PL2の上にシート状感光材料PPを排出、載置させる形態が考えられる。
【0015】
しかしながら、排出中のシート状感光材料PPは、環境条件(例えば温度や湿度)等によっては、図6(D)に示すように感光材料群PL2の上面に達する前に下方に撓んで先端部が垂れ下がる場合があり、この場合、シート状感光材料PPが感光材料群PL2の山を崩してしまい、そのままシート状感光材料PPの排出を続けると、図6(E)に示すように感光材料群PL2の感光材料の一部が別のオーダの感光材料群PL1の山を突き崩すことにより集積状態の乱れが生ずる場合があった。
【0016】
このため、請求項3に記載したように、前記既に集積されたシート状感光材料を、前記排出部からのシート状感光材料の排出速度と略同一速度で移動させることが好ましい。
【0017】
これにより、排出中のシート状感光材料の排出方向先端が排出済シート状感光材料の排出方向後端より排出方向前方に到達した時点から排出済シート状感光材料の移動を開始する場合には、排出済シート状感光材料の後端が排出中のシート状感光材料の先端より排出方向前方に位置することがなくなり、排出中のシート状感光材料の排出方向先端が垂れ下がったとしても、この先端が下方に位置している排出済シート状感光材料に接触することにより、排出済シート状感光材料によって支持されるので、上記の排出中のシート状感光材料が排出済シート状感光材料の山を崩すことを回避することができる。
【0018】
なお、請求項4に記載したように、前記既に集積されたシート状感光材料の移動を、前記排出方向の長さが長いシート状感光材料と前記既に集積されたシート状感光材料の排出方向先端が略一致した時点から開始させることが好ましい。
【0019】
これにより、排出中のシート状感光材料と排出済シート状感光材料とが排出方向に沿って殆ど相対移動することがなくなり、排出中のシート状感光材料が排出済シート状感光材料の集積状態を乱すことがなくなると共に、各グループの載置可能なシート状感光材料の枚数を増加させることができる。
【0020】
請求項5記載の感光材料仕分け装置は、感光材料処理装置の排出部から順次排出されるシート状感光材料を、所定の仕分け条件に従って分類されたグループ毎に仕分ける感光材料仕分け装置であって、仕分けされたシート状感光材料が載置される載置部材と、前記シート状感光材料の前記排出方向の長さを認識するシート長認識手段と、前記シート長認識手段の認識結果に基づき、前記グループ内の新たに排出されたシート状感光材料の前記排出方向の長さが、既に前記載置部材に載置されている前記グループ内のシート状感光材料の前記排出方向の長さの最大値より大きいか否かを判断する判断手段と、前記判断手段の判断結果に基づき、前記載置部材と前記排出部との間隔を制御する間隔制御手段と、を有することを特徴としている。
【0021】
請求項5に記載の感光材料仕分け装置によれば、感光材料処理装置の排出部から順次排出されるシート状感光材料の所定グループ毎の仕分けが成される。
【0022】
また、請求項5記載の発明では、シート長認識手段により認識された同一グループ内の新たに排出されたシート状感光材料の排出方向の長さが、既に排出されて載置部材に載置されている同一グループ内のシート状感光材料の排出方向の長さの最大値より大きいか否かが判断手段により判断され、前記判断手段による判断結果に基づいて間隔制御手段によって載置部材と感光材料処理装置の排出部との間隔が制御される。この場合の、間隔制御手段による載置部材と感光材料処理装置の排出部との間隔の制御には、排出中のシート状感光材料の排出方向先端と既に載置部材に載置されている同一グループ内のシート状感光材料の排出方向先端とを略一致させるように載置部材と排出部との間隔を制御する、載置部材に載置されている各グループ間の間隔が最小限となるように制御する等の制御が含まれる。
【0023】
従って、間隔制御手段により、排出中のシート状感光材料の排出方向先端と、既に載置部材に載置されている同一グループ内のシート状感光材料の排出方向先端とを略一致させるように載置部材と排出部との間隔を制御する場合には、同一グループ内にサイズが異なるシート状感光材料が混在していたとしても、同一グループのシート状感光材料の各々を、排出方向先端が略揃った状態で載置することができるので、グループ毎に仕分けした後のシート状感光材料のグループ単位での取扱い性が良好となる。また、同一グループのシート状感光材料の各々を、端部が揃った状態で載置することを、L形金具等の端部を揃えるための部材を用いることなく実現できるので、部品点数を少なくすることができると共に狭いスペースにも配置することが可能となる。
【0024】
また、間隔制御手段により、載置部材に載置されている各グループ間の間隔が最小限となるように制御する場合には、各グループ間の間隔が固定である従来の技術に比べ、載置部材における排出済シート状感光材料の載置面積を有効利用することができる。
【0025】
請求項6記載の感光材料仕分け装置は、請求項5記載の感光材料仕分け装置において、前記間隔制御手段は、前記排出部からのシート状感光材料の排出速度と略同一速度で前記載置部材を前記排出部から離れる方向に移動させる搬送機構を有することを特徴としている。
【0026】
請求項6に記載の感光材料仕分け装置によれば、請求項5記載の感光材料仕分け装置において、載置部材は間隔制御手段により排出中のシート状感光材料の排出速度と略同一速度で排出部から離れる方向、すなわちシート状感光材料の排出方向と同一の方向に移動される。
【0027】
これによって、排出中のシート状感光材料と排出済シート状感光材料とが排出方向に沿って殆ど相対移動することがなくなり、排出中のシート状感光材料が排出済シート状感光材料の集積状態を乱すことがなくなると共に、各グループの載置可能なシート状感光材料の枚数を増加させることができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0029】
図1及び図2には本実施の形態に係る本発明の感光材料処理装置としてのプリンタプロセッサ10の概略構成が示されている。プリンタプロセッサ10は写真焼付部12を備えている。写真焼付部12には、本発明のシート状感光材料としての印画紙Pが収納されたペーパマガジン14が装填されるようになっている。
【0030】
ペーパマガジン14から引き出される印画紙Pの搬送路上には、カッタ22が配設され、さらに下流側には支持台46が配置されている。支持台46とカッタ22との間には、無端ベルト44が巻き掛けられた巻掛ローラ52が配置されている。また、巻掛ローラ52の上側には、巻掛ローラ52との間で無端ベルト44を挟持するニップローラ54が配置されている。
【0031】
支持台46の印画紙搬送方向下流側には、無端ベルト44が巻き掛けられる案内ローラ56が位置している。案内ローラ56に隣接した位置には、下面側が巻掛ローラ52上面側とほぼ同一の高さとなるように押さえローラ58が配置されており、無端ベルト44は押さえローラ58によって外周が押圧されている。更に、無端ベルト44は、案内ローラ56の下側でテンションローラ62へ巻き掛けられており、図示しないモータの駆動力が伝達されることによって図1の時計回り方向に回転される。
【0032】
案内ローラ56の印画紙搬送方向下流側には、搬送されてくる印画紙の先端通過及び後端通過を検出し、後述するコントローラへ検出信号を送出する挿入センサ68が配置されている。
【0033】
支持台46上を移動する無端ベルト44の上部には、イーゼル装置64が設けられており、縁有画像を印画紙P上に焼き付ける場合に、このイーゼル装置64内の図示しない可動片が移動し印画紙Pの周囲を覆うようになっている。
【0034】
図2にも示すように、写真焼付部12の上部には作業テーブル11が形成されており、その手前側(図1における左側)には、オペレータにより各種の指示を入力するためのキーボード186(図3参照)が配置されており、作業テーブル11の奥側(図1における右側)には光源装置96が配置されている。光源装置96には、露光ランプ25及び複数の調光フィルタを備えた調光フィルタ部24が設けられており、更に光源装置96には、露光ランプ25から射出され調光フィルタ部24を透過した露光光を拡散し、かつ露光光軸を作業テーブル11に対して垂直に略90°屈曲させる拡散ボックス28が隣接配置されている。屈曲された露光光は、作業テーブル11の上面に設置されるネガキャリア30上を通過する。
【0035】
なお、ネガキャリア30において露光光が通過する位置は露光位置と称されている。露光ランプ25は、ランプ照度の安定化等を目的としてプリンタプロセッサ10の電源が投入されている間は常に点灯されており、露光位置にネガフィルムNが位置していれば、このネガフィルムNに露光ランプ25から射出され調光フィルタ部24を透過した露光光が照射されることになる。
【0036】
また、写真焼付部12内には、ネガフィルムNの濃度を測定する濃度測定器40が配置され、測定されたデータに基づいて、焼付露光時の露光条件の補正量が演算される。濃度測定器40の下部にはズームレンズ38が配設され、ズームレンズ38とイーゼル装置64の間の光路には、ブラックシャッタ41が設けられている。
【0037】
上記構成において、写真焼付部12ではペーパマガジン14から送り出された印画紙Pを、カッタ22で所定長さに切断し、露光光の光軸S上にある支持台46へ位置決めして、ネガフィルムNに記録された画像を焼き付けるようになっている。画像の焼付けが終了した印画紙Pは、複数対のローラによって構成される搬送路60を介して、発色現像、漂白定着、水洗及び乾燥の各処理を行うプロセッサ部72へ搬送される。
【0038】
プロセッサ部72には発色現像槽74、漂白定着槽76、水洗槽78が設けられており、各槽には各々現像液、漂白定着液、水洗水が貯留されている。印画紙Pは各槽内で略U字型に搬送され、各槽に貯留されている処理液に浸漬され、これにより印画紙Pに対し発色現像、漂白定着及び水洗の各処理が行われる。水洗処理された印画紙Pは乾燥部80へ搬送され、チャンバ82から送風される乾燥風を印画紙Pへ吹付けることにより乾燥される。
【0039】
乾燥部80に対して印画紙Pの搬送方向下流側には、複数対のローラによって構成される搬送路84が配設されており、乾燥処理が終了して乾燥部80から排出された印画紙Pは、これら複数対のローラにそれぞれ挟持されてプリンタプロセッサ10の外部へ一定の排出速度で排出される。なお、搬送路84の印画紙Pの搬送方向下流側、かつ印画紙Pの排出口86付近には、印画紙Pの先端通過及び後端通過を検出し、後述するコントローラへ検出信号を送出する出口センサ88が配置されている。
【0040】
プリンタプロセッサ10からの印画紙Pの排出先には、排出された印画紙Pをオーダ別に仕分ける感光材料仕分け装置としてのソータ部90が配置されている。ソータ部90は載置部材としての無端ベルト92(図2も参照)を備えており、無端ベルト92は搬送ローラ94A及び搬送ローラ94Bに巻き掛けられている。搬送ローラ94Bの回転軸はモータ95の回転軸とチェーンベルトにより連結されており、モータ95を回転させることにより搬送ローラ94Bを回転させ、搬送ローラ94Bの回転力により無端ベルト92を時計方向に回転させることができる。
【0041】
なお、露光条件の設定、管理等を行う際には、乾燥部80における乾燥処理が終了した印画紙Pを乾燥部80の上方に配設された濃度計85に向けて搬送し、印画紙Pに焼付けされた画像濃度を濃度計85によって測定する。
【0042】
次に図3を参照してソータ部90全体の制御を行なうコントローラ182及びコントローラ182周辺の構成を説明する。
【0043】
コントローラ182は、CPU182A、ROM182B、RAM182C、入力ポート182D、出力ポート182Eを備えており、これらはバス182Fを介して互いに接続されている。前述の挿入センサ68及び出口センサ88は入力ポート182Dに接続されており、モータ95はドライバ184を介して出力ポート182Eに接続されている。また入力ポート182Dには、オペレータが各種の指示を与えるためのキーボード186が接続されている。
【0044】
次に本実施形態の作用として、最初にプリンタプロセッサ10の全体の処理の流れを説明する。ネガフィルムNがオペレータによりネガキャリア30にセットされると、ネガキャリア30はネガフィルムNを搬送し、ネガフィルムNに記録された画像を露光位置に位置決めする。
【0045】
ネガフィルムNに記録された画像が露光位置に位置決めされると、光源装置96からの露光光が前記位置決めされた画像に照射され、画像を透過した光が予め支持台46上に位置決めされた印画紙Pに照射されることにより、印画紙Pに画像が焼付露光される。焼付露光が終了すると、ネガフィルムNは1コマ分搬送されると共に次の印画紙Pが支持台46上に位置決めされることにより、焼付処理が繰り返される。
【0046】
焼付露光された印画紙Pは、搬送路60を通過して、プロセッサ部72へと送り込まれ、まず、発色現像槽74内を略U字型に搬送され現像処理され、次いで漂白定着槽76、水洗槽78内をそれぞれ略U字型に搬送され漂白定着処理、水洗処理され、乾燥部80へ搬送される。乾燥部80から排出された印画紙Pは、複数対のローラにそれぞれ挟持されて排出部としての排出口86を介してプリンタプロセッサ10の外部へ排出される。
【0047】
次に図4のフローチャートを参照し、コントローラ182によるソータ部90の仕分処理について説明する。なお、本処理は上記写真焼付部12及びプロセッサ部72の処理と並行して行われる。また、以下では仕分処理の対象とするオーダは2つであり、1番目のオーダの全て、及び2番目のオーダの途中まではLサイズの印画紙が排出され、その後Pサイズの印画紙が排出される場合を例に説明する。
【0048】
まず、ステップ200では初期設定として、最大印画紙長レジスタに所定値を代入する。最大印画紙長レジスタは、各オーダ内における排出済印画紙の排出方向長さの最大値を記憶しておくレジスタであり、その初期設定として、本プリンタプロセッサ10が対応している印画紙サイズの排出方向長さのうちの何れかの排出方向長さ、本実施の形態においては排出方向長さが最小のLサイズの排出方向長さである89を代入する。
【0049】
初期設定が終了すると、図4に示す処理と並行して、各印画紙の排出方向長さを逐次検出する本発明のシート長認識手段としての印画紙長検出処理が開始される。印画紙長検出処理は、挿入センサ68が焼付処理後の印画紙の先端及び後端を検出したときに各々送出する先端検出信号及び後端検出信号の各々の送出時間間隔を計測し、該計測時間及び写真焼付部12における印画紙の搬送速度から、印画紙の排出方向長さを演算し、該演算結果をRAM182Cの所定領域に印画紙の排出順に逐次記憶する。
【0050】
最大印画紙長レジスタへの所定値の代入が終了し、印画紙長検出処理が開始されると、ステップ202では、乾燥部80から排出される1番目のオーダの1枚目の印画紙の排出方向長さをRAM182Cの所定領域から取得する。RAM182Cの所定領域には、上述した印画紙長検出処理によって印画紙の排出方向長さが搬送順に記憶されるので、1番目のオーダの1枚目の印画紙の排出方向長さを取得するには、RAM182Cの所定領域の先頭アドレスに記憶されているデータを取得すればよい。
【0051】
次のステップ204では、ステップ202において取得した印画紙の排出方向長さと、最大印画紙長レジスタに記憶された値との比較を行い、印画紙の排出方向長さのほうが大きくない場合には否定されステップ216へ移行し、ステップ216ではオーダ毎の全ての印画紙の排出処理が終了したか否かが判断され、終了していないときはステップ202へ戻る。なお、ステップ204の比較処理が本発明における判断手段に相当する。
【0052】
ここで説明している例では、1番目のオーダの印画紙は全て排出方向長さが最大印画紙長レジスタに初期設定として記憶されている値と等しいLサイズとしているため、1番目のオーダの各印画紙の排出時においては、ステップ202、ステップ204及びステップ216の処理が繰り返し行われ、無端ベルト92上に1番目のオーダの印画紙が順次集積される。1番目のオーダの印画紙の排出処理が全て終了すると、ステップ216の判断が肯定され、ステップ218へ移行する。
【0053】
ステップ218では、全オーダの排出処理が終了したか否かが判断される。現時点では、1番目のオーダの印画紙の排出処理が終了したのみであるので、否定されステップ220へ移行する。
【0054】
ステップ220では、所定時間だけモータ95を駆動させることにより、排出済印画紙を所定距離だけ排出方向に移動した後、ステップ200へ戻る。ステップ220において排出済印画紙を移動する所定距離は、ステップ200において初期設定時に設定した所定値に、オーダ毎の各印画紙群間の所望の距離を加算した距離である。本実施の形態では、オーダ毎の各印画紙群間の距離を10mmとして、ステップ200において設定した所定値はLサイズの排出方向長さである89mmであるので、89mmに10mmを加算した値、すなわち99mmを所定距離とする。従って、ステップ220におけるモータ95を駆動させる所定時間は、99mm分だけ排出済印画紙を搬送移動させるためのモータ駆動時間である。
【0055】
モータ95を所定時間駆動して排出済印画紙の搬送移動が終了すると、ステップ200へ戻り、以降2番目のオーダのPサイズの印画紙の排出が行われるまで、ステップ202、ステップ204及びステップ216の処理が繰り返し行われる。
【0056】
図5(A)は、2番目のオーダにおけるPサイズの印画紙の排出が行われる時点のソータ部90周辺の状態を示す概略側面図であり、1番目のオーダの印画紙群である印画紙群PL1及び2番目のオーダの途中までのLサイズの印画紙群である印画紙群PL2が無端ベルト92に載置されており、各オーダの印画紙群の間にはステップ220の処理によって10mmの間隔が開いている。また、2番目のオーダのPサイズの印画紙PPが矢印100方向に排出される途中の状態を示している。
【0057】
2番目のオーダのPサイズの印画紙PPが排出されてくると、ステップ202では印画紙PPの排出方向長さを取得し、次のステップ204の判定では、取得した印画紙PPの排出方向長さは254mmであり、その時点で最大印画紙長レジスタに記憶されている値はLサイズの排出方向長さである89mmであるので、印画紙PPの排出方向長さの方が最大印画紙長レジスタに記憶されている値より大きいために肯定され、ステップ206へ移行する。
【0058】
次のステップ206では、印画紙PPの先端の印画紙群PL2の先端への到達待ちが行われる。この際の到達待ちは、出口センサ88による印画紙の検出位置から排出口86までの距離を予め得ておき、該距離に排出口86から印画紙群PL2の先端までの距離を加算することにより得られる出口センサ88の印画紙検出位置から印画紙群PL2の先端までの距離だけ印画紙を搬送するために要する時間を導出し、出口センサ88が印画紙PPの先端を検出した時点から前記時間の経過を待つことにより行なうことができる。なお、排出口86から印画紙群PL2の先端までの距離は、印画紙群PL2の最大長印画紙の先端位置と略同一であるので、最大印画紙長レジスタに記憶されている値を排出口86から印画紙群PL2の先端までの距離として利用することができる。図5(B)は印画紙PPの先端が印画紙群PL2の先端位置104に到達したときの状態を示す。
【0059】
印画紙PPの先端が印画紙群PL2の先端位置104に到達すると、ステップ208では、モータ95の駆動を開始することによって印画紙PPの排出速度と略同一の速度での排出済印画紙の矢印102方向への移動を開始し、次のステップ210では、印画紙PPの排出の終了待ちが行われた後、次のステップ212では、モータ95の駆動を停止する。この際の印画紙PPの排出の終了待ちは、出口センサ88により印画紙PPの後端が検出された時点から、出口センサ88の印画紙検出位置から排出口86までの距離だけ印画紙を搬送するための時間経過を待つことにより実現できる。図5(C)は印画紙PPの排出が終了したときの状態を示す。同図に示すように印画紙群PL2の先端と印画紙PPの先端は略一致した状態となる。なお、上記ステップ206乃至ステップ212の処理が、本発明の間隔制御手段に相当する。
【0060】
次のステップ214では、最大印画紙長レジスタに印画紙PPの排出方向長さを記憶する。ステップ214の処理により、最大印画紙長レジスタには常に排出中のオーダにおける排出済印画紙の最大値が記憶されていることになる。これ以降、排出中の印画紙が最大印画紙長レジスタに記憶されている排出済印画紙の排出方向長さの最大値より大きい場合にのみ、ステップ204が肯定され、ステップ206乃至ステップ212の各処理による排出済印画紙の搬送移動が行われた後、ステップ214によって排出される印画紙の排出方向長さが最大印画紙長として最大印画紙長レジスタに記憶される。
【0061】
2番目のオーダの全ての印画紙の排出が終了したときステップ216及びステップ218が肯定され、本仕分け処理が終了する。
【0062】
以上詳細に説明したように、本実施の形態に係る感光材料仕分け装置では、排出される印画紙の排出方向長さが、排出済印画紙の長さの最大値より大きいときには、排出される印画紙の先端が排出済印画紙の先端に到達した時点から、排出済印画紙を排出速度と略同一速度にて排出方向に搬送移動することにより、そのオーダの排出済印画紙の集積状態を乱すことがないため、印画紙をオーダ毎に確実に仕分けすることができる。
【0063】
なお、本実施の形態では、排出済印画紙の先端位置を得る方法として最大印画紙長レジスタに記憶された排出済印画紙の搬送方向長さの最大値を利用する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば無端ベルトの上方にカメラを設けておき、該カメラにより得られる画像に基づき画像認識を行なうことにより排出済印画紙の先端位置を得ることとしてもよい。
【0064】
また、本実施の形態では、印画紙の排出方向長さを検出する際に使用する挿入センサが写真焼付部の出口付近に配置されている場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、印画紙の先端が出口センサに到達する以前に印画紙の長さを検出できる位置であればよい。
【0065】
さらに、本実施の形態では、個々のオーダ別に仕分ける場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばオーダの注文元別に仕分ける場合に適用してもよい。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1及び請求項2に記載の感光材料仕分け方法によれば、同一グループ内にサイズ(排出方向の長さ)が異なるシート状感光材料が混在していたとしても、同一グループのシート状感光材料の各々を、同一の場所に、排出方向先端が略揃った状態で集積することができるので、グループ毎に仕分けした後のシート状感光材料のグループ単位での取扱い性が良好となる、という効果を有すると共に、同一グループのシート状感光材料の各々を、端部が揃った状態で集積することを、L形金具等の端部を揃えるための部材を用いることなく実現できるので、本感光材料仕分け方法を装置として構成した場合の部品点数を少なくすることができると共に狭いスペースにも配置することが可能となる、という効果を有する。
【0067】
請求項3記載の感光材料仕分け方法によれば、排出中のシート状感光材料の排出方向先端が排出済シート状感光材料の排出方向後端より排出方向前方に到達した時点から排出済シート状感光材料の移動を開始する場合には、排出済シート状感光材料の後端が排出中のシート状感光材料の先端より排出方向前方に位置することがなくなり、排出中のシート状感光材料の排出方向先端が垂れ下がったとしても、この先端が下方に位置している排出済シート状感光材料に接触することにより、排出済シート状感光材料によって支持されるので、排出中のシート状感光材料が排出済シート状感光材料の山を崩すことを回避することができる、という効果を有する。
【0068】
請求項4記載の感光材料仕分け方法によれば、排出中のシート状感光材料と排出済シート状感光材料とが排出方向に沿って殆ど相対移動することがなくなるので、排出中のシート状感光材料が排出済シート状感光材料の集積状態を乱すことがなくなると共に、各グループの載置可能なシート状感光材料の枚数を増加させることができる、という効果を有する。
【0069】
請求項5記載の感光材料仕分け装置によれば、間隔制御手段により、排出中のシート状感光材料の排出方向先端と、既に載置部材に載置されている同一グループ内のシート状感光材料の排出方向先端とを略一致させるように載置部材と排出部との間隔を制御する場合には、同一グループ内にサイズが異なるシート状感光材料が混在していたとしても、同一グループのシート状感光材料の各々を、排出方向先端が略揃った状態で載置することができるので、グループ毎に仕分けした後のシート状感光材料のグループ単位での取扱い性が良好となると共に同一グループのシート状感光材料の各々を、端部が揃った状態で載置することを、L形金具等の端部を揃えるための部材を用いることなく実現できるので、部品点数を少なくすることができると共に狭いスペースにも配置することが可能となる、という効果を有すると共に、間隔制御手段により、載置部材に載置されている各グループ間の間隔が最小限となるように制御する場合には、各グループ間の間隔が固定である従来の技術に比べ、載置部材における排出済シート状感光材料の載置面積を有効利用することができる、という効果を有する。
【0070】
請求項6記載の感光材料仕分け装置によれば、排出中のシート状感光材料と排出済シート状感光材料とが排出方向に沿って殆ど相対移動することがなくなるので、排出中のシート状感光材料が排出済シート状感光材料の集積状態を乱すことがなくなると共に、各グループの載置可能なシート状感光材料の枚数を増加させることができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るプリンタプロセッサの概略構成図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るプリンタプロセッサの斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態に係るコントローラ及びその周辺の構成を示す機能ブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る印画紙のオーダ別仕分処理を説明するフローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態に係る印画紙のオーダ別仕分処理の各工程におけるソータ部周辺の状態を示す概略側面図である。
【図6】請求項2の発明の一実施形態を示す概略側面図である。
【符号の説明】
10 プリンタプロセッサ(感光材料処理装置)
P 印画紙(シート状感光材料)
86 排出口(排出部)
90 ソータ部(感光材料仕分け装置)
92 無端ベルト(載置部材)

Claims (6)

  1. 感光材料処理装置の排出部から順次排出されるシート状感光材料を、所定の仕分け条件に従って分類された同一グループ毎に同一場所にて集積し、前記シート状感光材料を仕分けする感光材料仕分け方法であって、
    既に集積されたシート状感光材料よりも排出方向の長さが長いシート状感光材料が排出されるときに、前記既に集積されたシート状感光材料を移動させることにより、前記既に集積されたシート状感光材料の排出方向先端と、前記排出方向の長さが長いシート状感光材料の排出方向先端とを略一致させることを特徴とする感光材料仕分け方法。
  2. 前記既に集積されたシート状感光材料を、前記排出部からのシート状感光材料の排出方向に沿って移動させることにより、前記既に集積されたシート状感光材料の排出方向先端と、前記排出方向の長さが長いシート状感光材料の排出方向先端とを略一致させることを特徴とする請求項1記載の感光材料仕分け方法。
  3. 前記既に集積されたシート状感光材料を、前記排出部からのシート状感光材料の排出速度と略同一速度で移動させることを特徴とする請求項2記載の感光材料仕分け方法。
  4. 前記既に集積されたシート状感光材料の移動を、前記排出方向の長さが長いシート状感光材料と前記既に集積されたシート状感光材料の排出方向先端が略一致した時点から開始させることを特徴とする請求項3記載の感光材料仕分け方法。
  5. 感光材料処理装置の排出部から順次排出されるシート状感光材料を、所定の仕分け条件に従って分類されたグループ毎に仕分ける感光材料仕分け装置であって、
    仕分けされたシート状感光材料が載置される載置部材と、
    前記シート状感光材料の前記排出方向の長さを認識するシート長認識手段と、 前記シート長認識手段の認識結果に基づき、前記グループ内の新たに排出されたシート状感光材料の前記排出方向の長さが、既に前記載置部材に載置されている前記グループ内のシート状感光材料の前記排出方向の長さの最大値より大きいか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段の判断結果に基づき、前記載置部材と前記排出部との間隔を制御する間隔制御手段と、
    を有することを特徴とする感光材料仕分け装置。
  6. 前記間隔制御手段は、前記排出部からのシート状感光材料の排出速度と略同一速度で前記載置部材を前記排出部から離れる方向に移動させる搬送機構を有することを特徴とする請求項5記載の感光材料仕分け装置。
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