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JP3599438B2 - 石抜選穀機における排出弁開閉装置 - Google Patents
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JP3599438B2 - 石抜選穀機における排出弁開閉装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、穀粒から石などの異物を選別して除去する石抜選穀機における排出弁の開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種石抜選穀機は、一般に、傾斜状に装架した多孔選別板を揺動しながら、多孔選別板に下側から上方へ噴風して、穀粒中に混入している小石などの異物を比重選別し、小石などを多孔選別板の揺上げ側である後部に集め、その後部の排出口に設けた排出弁を適時開いて除去するようにしている。
【0003】
この排出弁を開閉する装置としては、排出弁の開閉操作を石抜選穀機の運転を止めずに行えるようにするものとして、例えば実公昭55−55173号公報や実公昭59−16149号公報等に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、それら従来の装置では、揺動する多孔選別板の排出口に設けられた排出弁と、固定部である機体に設けた把手やソレノイドなどの操作機構とを、板バネやワイヤで連結して操作の伝達を行うようにしているため、板バネやワイヤ等の固着やその老化、折損等の問題がおこり、正常な作動、運転を損なうことがある。しかも、多孔選別板を点検や掃除で機外に取り出す場合、揺動部と固定部が板バネなどで連結されているので、その機外取り出しが困難である、という欠点を有している。
【0005】
また、石を排出する一定時間排出弁を開いた状態に保持させようとすれば、さらに複雑な機構や回路を設ける必要があるとともに、排出弁の開閉機構を設けられる周辺は、ホコリも多く、複雑な機構だと故障も発生しやすくなる、という問題もある。
【0006】
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、排出弁に設けた駆動レバーと、回転する作動カムとの組み合せにより、排出弁の開放操作時だけ揺動部と固定部との接続がなされ、操作の伝達が確実、容易であるとともに、故障が少なく、構造が簡単で耐久性に優れた排出弁装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明の構成について、実施例に対応する図面を参照して説明すると、請求項1の装置は、機体1内に傾斜して揺動自在に装架された多孔選別板2の後端部に、石の排出口10を開閉する排出弁16を設けるとともに、この排出弁16に、これを回動させる駆動レバー18を突設し、他方、機体1の上記駆動レバー18と離れた位置に、駆動レバー18に係接してこれを傾動する円板部21aと、駆動レバー18との係接を断つ切欠き部21bとを有する作動カム21を回動自在に設けるとともに、この作動カム21と一体的に回動する位置検出レバー23を設け、この位置検出レバー23と接して作動カム21を一回転だけ回動制御する原点マイクロスイッチS を設けたことを特徴とするものである。
【0008】
また、請求項2の装置は、請求項1において、作動カム21と一体的に回動する位置検出レバー23の回転途中に、別途設けた操作スイッチS よりの選択信号により、位置検出レバー23と接して作動カム21を一定時間停止ささる残米排出マイクロスイッチS を設けたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
排出弁16は、選別運転の常時はバネの付勢で図2に示すように、排出口10を閉じており、駆動レバー18は上方に向け突出されている。固定側の機体1に設けられた作動カム21は、その切欠き部21bが駆動レバー18と対向して、駆動レバー18と離れており、その際、位置検出レバー23は原点マイクロスイッチS と接してこれをONにし、それによって作動モータM の駆動回路はOFFされて停止状態を保持し、作動カム21もその位置に停止している。
【0010】
小石などを排出するときは、操作スイッチS を上方に倒せば、制御ボックス24内の制御回路の作用で、原点マイクロスイッチS の信号がOFFに変り、作動モータM は回転を始め、作動カム21が回動され、その円板部21aが駆動レバー18に係接して、これを図5のように傾動し、排出弁16が開かれ、円板部21aが通過するまでの間維持される。
【0011】
作動カム21の回転が進んで、切欠き部21bが駆動レバー18の位置にくると、両者の係接が断たれ、排出弁16はバネの作用で回動して排出口10を閉じることになる。そして、作動カム21の回転がさらに進んで、位置検出レバー23が原点マイクロスイッチS に接すると、同スイッチS がONとなって作動モータM は停止し、作動カム21は図2に示すもとの状態にもどることになる。
【0012】
また、請求項2の装置では、作動カム21が回転を始め、原点マイクロスイッチを離れた位置検出レバー23が、図6に示すように、残米用マイクロスイッチS に接すると、同スイッチS がONとなり、その際停止タイマーが働いて、作動カム21の回転が設定された時間中停止する。それにより、排出弁16は排出口10を開いた状態に維持され、設定された時間後再び作動カム21が回転を開始し、作動カム21の切欠き部21bが駆動レバー18の位置に達することにより、排出口を閉じることになる。それによって、排出弁16の開放された時間は設定された時間に応じて長くとれることになり、石の排出より長時間を要する残米の排出に適合できる。
【0013】
上記した石の排出を行う場合と残米の排出を行う場合との制御の切換えは、機体1に設けた操作スイッチS の切換え操作により制御ボックス24に組み込まれた制御回路の働きにより行える。
【0014】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明装置を適用した石抜選穀機の一例を示したもので、箱形をなす機体1の内部に、穀粒取出側である前端部を低く、石抜側である後端部を高く傾斜した多孔選別板2の両側部に立上壁3,3を設けた選別枠4と、その下側にファン5を備えた風洞6がロッド7,8によって揺動可能に装架されている。
【0015】
選別枠4の前端部には穀粒流出口9が、反対の後端部には小石などの排出口10が形成されており、選別枠4は、モータM により回動される偏心軸11から突出するクランク12に連結され、斜め上下に揺動され、それと同時にファン5が回転して、多孔選別板4の下から上方へ送風するようになっている。また、多孔選別板2の上方には、穀粒投入ホッパ13が配設され、その下部には供給口14が開口され、開閉自在にシャッタ15が設けられている。
【0016】
上記選別枠4の後端部には、排出口10を開閉する排出弁16が、常時はバネの付勢で排出口10を閉じているように、回動自在に枢軸17に軸支されているとともに、この排出弁16を回動させる駆動レバー18が、排出弁16より上方に向け突設されており、駆動レバー18を傾動させることにより、排出弁16が回動され、排出口10が開閉されるようになっている。
【0017】
他方、図2、図3にも示すように、上記駆動レバー18の上方には、駆動レバー18を動作させる作動機構のボックス20が、機体1の適所、例えばホッパー13の部分に取付けられている。このボックス20には、駆動レバー18に係接してこれを傾動させる円板部21aと、駆動レバー18との係接を断っている切欠き部21bとを所要の回転角度範囲に形成した作動カム21が、排出弁16を横断する方向の水平軸22に枢着され、ボックス20に内装の作動モータM により回動されるように設けられている。
【0018】
そして、上記水平軸22には作動カム21と一体的に回転される位置検出レバー23がボックス20内において突出して設けられている。また、ボックス20内には、位置検出レバー23の回転軌跡上に位置して、その先端部と接する原点マイクロスイッチ(以下原点スイッチという)S が配設されている。そして、選別運転中は、作動カム21の切欠き部21bの中間部に駆動レバー18が位置して両者21,18は離れた状態とされており、したがって、排出弁16はバネの付勢により排出口10を閉塞している。
【0019】
また、上記の状態において、位置検出レバー23は原点スイッチS に接してスイッチS がONとなり、この信号を受けて、作動モータM の駆動回路はOFFとされ、作動モータM は停止状態を保持し、したがって、作動カム21はその位置に停止している。(図1〜図4参照)。
【0020】
そして、図1に示すように、機体1にはモーメンタリー形の操作スイッチS が設けられており、それを上方(石抜側)イに倒したときのON信号を受けると同時に、機体1内に設けた制御ボックス24の制御回路の作用で、原点スイッチS の信号がOFFに切変り、作動モータM が回転を始めるようになっている。そして、作動モータM の回転により、位置検出レバー23が原点スイッチS より完全にはずれて、原点スイッチS 自体がOFFになれば、再度原点スイッチがONするまで作動モータM は運転を継続するようになっている。
【0021】
選別運転により、選別枠4の後端部の石集積部に滞留した小石などを機外に排出するときは、操作スイッチS を上方イの位置に一旦倒してやれば、上述のようにして、作動カム21はゆっくりと回転をはじめ、その円板部21aが駆動レバー18に係接して、駆動レバー18を図5に示すように傾動させ、排出弁16を回動して排出口10が開かれることになる。この開かれた状態は、駆動レバー18に円板部21aが係接している間だけ続けられ、その間に滞留している小石などは、選別枠4の揺動作用とファン5の送風により機外に排出されるようになる。そして、作動カムがさらに回転して、円板部21aが駆動レバー18より離れ、切欠き部21bが駆動レバー18の位置にくると、駆動レバー18は傾動を解除されて、バネの作用で図1〜図4に示すもとの状態に復帰し、同時に排出弁16が回動して排出口10が閉じられることになる。
【0022】
また、本発明では、上記のような小石などの排出ばかりでなく、選別する穀粒の品種を変えるとき、或は多孔選別板2の点検、掃除が必要になったときなどに行われる、残留米のすべてを排出する場合にも適用することができる。次に、その場合の構成について説明する。
【0023】
残留米の排出は、石の排出と異なり、長い時間排出弁16を開放しておくことが必要となる。そのための構成として、作動カム21の回転軌跡に沿って、上記原点スイッチS と並んでさらにこれと同様の残米排出用マイクロスイッチ(以下残米用スイッチ)S を配設するとともに、この残米用スイッチS に位置検出レバー23が接して残米用スイッチS がONとなり、その際停止タイマーが働いて作動モータM の回転を設定した所要時間だけ停止させる機構(図示を略す)を制御ボックス24内に設けるとともに、操作スイッチS を、さきの実施例における制御回路と、上記機構の制御回路に切換え、選択操作できるものにする。この場合、操作スイッチS を図1の下方ロに倒すことにより上記機構の制御回路が働くようにすればよい。
【0024】
残留米排出時における動作は、操作スイッチS を中立位置より図1の下方ロ(残米排出側)に倒してONさせると、制御回路の作用で原点スイッチS のON信号がOFF信号に切変り、作動モータM は回転を始め、位置検出レバー23が完全に原点スイッチS よりはずれるまでの間、このOFF信号が保持されている。そして、位置検出レバー23が原点スイッチS より完全にはずれて、原点スイッチS 自体がOFFになれば、再度これがONになるまで作動モータM は運転を継続する。
【0025】
しかし、この場合、図6に示すように、検出レバー23がその回転途中にある残米スイッチS に接してこれをONすることになると、操作スイッチS が下方ロの残米排出側に選択されているので、作動モータM はその場で停止すると同時に、制御ボックス24内の作動モーター停止タイマーの時間カウントが開始される。そして、あらかじめ、設定された時間(選別枠4より残留米を完全に排出するに要する時間)になると、再び作動モータM が回転を始め、位置検出レバー23が原点スイッチへ到達し、ON信号を受けて作動モータM が停止する。この作動モータM が停止している間、作動カム21の円板部21aと駆動レバー18との係接による作用で、排出弁16は開放状態に維持され、多孔選別板2上の残留米はその揺動とファンの送風とで排出されることになる。
【0026】
さらに、本発明では、排出弁16を開放するための作動カムの始動を、さらに別の設定タイマーを設けて自在に調整できるようにすることができるとともに、同様にして、残留米排出時での排出弁16の開放時間についても種々調整することが可能である。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、石抜選穀機の揺動側である選別枠の排出弁に設けた駆動レバーと、固定側である機体に設けた作動カムとの組み合せにより、小石などの排出を行うときだけ係接して排出弁が開かれるようにし、非排出時には接触を断つことができるようにしたので、排出弁とその作動機構に大きな負担をかけることなく、故障が少なくなるとともに、構造が簡易化され、作動が確実に行え、しかも石抜選穀機自体の運転も円滑に行えることになる。
【0028】
また、作動カムは、複数のマイクロスイッチとの係脱と操作スイッチによる制御切換えにより、作動カムの動作を各種行えるようにすることができ、長時間を要する残留米の排出、或は、排出弁の開閉間隔の増減調整、及びそれら運転の自動化が容易に図られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置を適用した石抜選穀機の一例を示す側断面図である。
【図2】本発明装置の要部を示す側面図である。
【図3】同正面図である。
【図4】排出弁の閉塞時の状態の説明図である。
【図5】同開放時の状態の説明図である。
【図6】同残留米排出時の状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 機体
2 多孔選別板
4 選別枠
10 排出口
13 穀粒投ホッパ
16 排出弁
18 駆動レバー
21 作動カム
21a 円板部
21b 切欠き部
23 位置検出レバー
24 制御ボックス
,M モータ
原点マイクロスイッチ
残米排出用マイクロスイッチ
操作スイッチ

Claims (2)

  1. 機体内に傾斜して揺動自在に装架された多孔選別板の後端部に、石の排出口を開閉する排出弁を設けるとともに、この排出弁に、これを回動させる駆動レバーを突設し、他方、機体の上記駆動レバーと離れた位置に、駆動レバーに係接してこれを傾動する円板部と、駆動レバーとの係接を断つ切欠き部とを有する作動カムを回動自在に設けるとともに、この作動カムと一体的に回動する位置検出レバーを設け、この位置検出レバーと接して、作動カムを一回転だけ回動制御する原点マイクロスイッチを設けたことを特徴とする、石抜選穀機における排出弁開閉装置。
  2. 作動カムと一体的に回動する位置検出レバーの回転途中に、別途設けた操作スイッチよりの選択信号により、位置検出レバーと接して作動カムを一定時間停止させる残米排出マイクロスイッチを設けたことを特徴とする、請求項1記載の石抜選穀機における排出弁開閉装置。
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