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JP3599560B2 - 容器施蓋装置 - Google Patents
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、方向性を有する容器とキャップとの結合にあって、そのあらかじめ定められた方向へ正しく取り付けることができる容器施蓋装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
現今、液体充填業界にあって、方向性を有する容器とキャップとの結合にあっては、キャッパーによる連続自動による大量施蓋が一般化されており、これら容器の正面印刷部とキャップにおける内容物の注ぎ出し部とは、一致させて取り付けてある。
【0003】
この工程は、需要者の使用時にあって、容器の正面に注ぎ出し部が配されることで、その利便性の向上が図られ、また、販売店等における商品の陳列に際しては、容器の正面印刷部に対して全て正しい向きの注ぎ出し部が位置するキャップが取り付けられていることで、全商品の統一性や陳列体裁が良好となるものである。
【0004】
従来、このキャップの取り付けにあっては、キャッパーへ供給される容器とキャップとを、整列機によりあらかじめ定められた方向へ整列させて搬入させていた。
【0005】
したがって、この整列に際して、主たるキャッパーとは別の装置である容器用整列機およびキャップ用整列機が必要となるが、この装置において、容器とキャップとの位置合わせをする更に別途の機構が必要となり、これら装置を設置する広い工場スペースが必要となる。
【0006】
また、この装置およびその工程の増加による容器包装に対して、大きなコストアップとなる。
等の様々な問題点を有するものであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記した問題点を解決するためになされたもので、機体に取り付けた本体へ作動手段により摺動自在に設けた移動体を挿嵌させて、本体へ回転手段により回転自在となる回転軸を設けると共に、該回転軸の外端部へ移動体の作動により進退自在となるキャップの把持手段を取り付けることにより、方向性を有する容器とキャップとの結合にあって、そのあらかじめ定められた容器とキャップの方向へ正しく取り付ける作業を、連続かつ円滑に行なうことができる容器施蓋装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記した目的を達成するための本発明の手段は、
容器口元には縦溝状の凹部が設けられ、キャップには前記凹部に相応した凸部が設けられていて、これら凹部と凸部とが係合することで前記容器と前記キャップとが位置決めがなされる容器施蓋装置にあって、
機体と、該機体に設けたテーブル上へ容器を固定状態に把持するグリッパーと、前記機体に取り付けた本体と、この本体へ挿嵌させて作動手段により摺動自在に設けた移動体と、前記本体へ設けて所定の回転トルクに達するとその回転作動が回避される機構を有する回転手段により回転自在となる回転軸と、該回転軸の下端部へこの回転軸に対して摺動自在に取り付けて前記移動体内において前記回転軸と一体となって回転自在に設けた摺動部材と、前記回転軸の外端部へ取り付けて前記移動体の作動により進退自在となるキャップの把持手段と、前記回転軸と前記摺動部材とに設けて常時は前記把持手段を上方へ引き上げる作用をなす緩衝体とを備えさせた容器施蓋装置の構成にある。
【0009】
また、
容器口元には縦溝状の凹部が設けられ、キャップには前記凹部に相応した凸部が設けられていて、これら凹部と凸部とが係合することで前記容器と前記キャップとが位置決めがなされる容器施蓋装置にあって、
昇降手段により昇降自在となる機体と、該機体に設けたテーブル上へ容器を固定状態に把持するグリッパーと、前記機体に取り付けた本体と、この本体へ挿嵌させて作動手段により摺動自在に設けた移動体と、前記本体へ設けて所定の回転トルクに達するとその回転作動が回避される機構を有する回転手段により回転自在となる回転軸と、該回転軸の下端部へこの回転軸に対して摺動自在に取り付けて前記移動体内において前記回転軸と一体となって回転自在に設けた摺動部材と、前記回転軸の外端部へ取り付けて前記移動体の作動または前記昇降手段により進退自在となるキャップの把持手段と、前記回転軸と前記摺動部材とに設けて常時は前記把持手段を上方へ引き上げる作用をなす緩衝体とを備えさせた容器施蓋装置の構成にある。
【0011】
【実施例】
次に、本発明に関する容器施蓋装置の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】
図1〜図2においてAは、本発明の一実施例の容器施蓋装置で、例えば、流体充填業界において、方向性を有する容器(正面にラベルや印刷を施した容器)bと、その容器口元b1に対するキャップcとの結合にあって、これら容器bの正面印刷部とキャップcにおける内容物の注ぎ出し部と一致させて取り付けるキャッパーに用いられるもので、機体1と、本体2と、移動体3と、回転軸4と、把持手段5とにより構成される。
【0013】
そして、前記した本体2は、所定長さで中空の円筒状に形成して、図3に示すような、キャッパーWにおける機体1より垂下するように取り付けてあって、例えば、ロータリー式等のキャッパーWの場合は、機体1に対して所定間隔で多数組設けられる。
【0014】
なお、このロータリー式のキャッパーWは、機体1が、図示してない駆動手段により回転されることで、螺旋溝と移動駒等からなる昇降手段6が作動して、本発明実施例装置の容器施蓋装置Aが所定タイミングとストロークにより、機体1に設けたテーブル7上の容器bに対して昇降する構成を用いることもできる。
【0015】
前記した移動体3は、本体2の外周へ挿嵌させて作動手段8により摺動自在となるもので、円筒状に形成してある。
【0016】
また、この作動手段8は、本体2と移動体3とにより形成される作動室9へエアー等の加圧流体を圧送するものを用いるもので、該作動室9の流体を排出することで、本体2の下部と移動体3の適所とに懸張させたコイルスプリング等の弾機10の拡張力で、該移動体3が元の位置へ復帰する。
【0017】
前記した回転軸4は、本体2の内部へ設けてあって、回転手段11により回転自在となるもので、この回転手段11は、該回転軸4の上端部に連結したサーボモータ等を用いるもので、所定の回転トルクに達すると、その回転作動が回避されるトルクリミター等の機構を有する。
【0018】
前記した把持手段5は、キャップcを着脱自在に把持するもので、回転軸4の外端部、すなわち、下端部へ摺動部材12により取り付けて移動体3の昇降作動により進退自在となる。
【0019】
この摺動部材12は、回転軸4に対してボールスプライン等の回転伝達機能を有するスライド体13により回転軸4と結合してある。
【0020】
そして、このキャップcの把持部5aの機構は、リンク・くさび等によるメカニカル式や、バキューム式,エアーチューブ式等の慣用のものが使用されるもので、外部の制御系を介して把持や把持解除の信号が与えられるものであり、本実施例においてはエアーによって求心方向へ作動するくさび式を用いた。
【0021】
そのため、摺動部材12の中心部にエアーの流路14を設けて、回転軸4に形成されたエアー供給路15と相通させてあって、このエアー供給路15には空圧源16を接続してある。
【0022】
更に、回転軸4と把持手段5の摺動部材12とには、コイルスプリング等の緩衝体17を設けてあって、容器bに対して把持手段5が過剰にその押圧力が掛かったとき、その力をこの緩衝体17により吸収してキャップcや容器b、更には装置A等の損傷を防止する。
【0023】
なお、前記したキャップcは、図4(c)に示すように、注ぎ口c1がその中心より一側に偏って設けられ、しかも、容器bは、偏平状に形成されていて、その一側面に内容物の表示等のラベルや印刷を施した正面部b2が設けられているもので、容器bにキャップcに被さった状態では、前記注ぎ口c1と正面部b2とが同一向きに揃えられる。
【0024】
そして、この注ぎ口c1と正面部b2との向きを揃えるために、容器口元b1には縦溝状の凹部b3が、また、キャップcにはこの凹部b3に相応した凸部c2がそれぞれ設けられていて、両者b3,c2が係合することで位置決めがなされるもので、更に、容器口元b1の係止突起b4にキャップcの係止部c3が押し込まれて係止されることで固着される。
【0025】
したがって、前記のように構成される本発明実施例の容器施蓋装置Aは、以下に述べる作用を奏する。
【0026】
まず、キャップcは、例えば、給蓋手段(図示せず)から送られ、キャップ支持手段20により一個ずつ保持されて、カム等の等の回動手段21により換向させると、把持部5aが待機位置において受け渡される。
【0027】
一方、容器bは、所定の繰入部材(図示せず)によりキャッパーWにおけるテーブル7上に供給されるもので、グリッパー22により把持されて妄動が防止される。
【0028】
図1に示す状態で、作動室9へ、作動源23からのエアー等の加圧流体を所定圧力に調整させて供給すると、この加圧流体によって移動体3が押し出され、弾機10の加圧力に抗して、図2に示すように、テーブル7上の容器bの口元b2へ向かって、該移動体3に設けられた把持手段5が繰り出される。
【0029】
そして、回転手段11を操作して回転軸4を回転させると、固定されている容器bに対してキャップcが回転するもので、キャップcの凸部c2は、口元b1の係止突起b4に沿って回転移動する。
【0030】
更に、この回転によって、口元b1の凹部b3にキャップcの凸部c2が対応すると、加圧状態で繰り出されている移動体3が、すなわち、把持手段5の下方への移動が可能となって、それぞれ凹部b3と凸部c2とが係合される。
【0031】
この係合により、回転手段11による把持部5aに把持されたキャップcの回転は、所定トルクを検出して過剰な回転が阻止されるもので、このとき、作動源23を更に操作して、作動室9へ加圧流体を供給すると、移動体3は、更に、押し出され、該移動体3に設けられた把持手段5が繰り出されるので、容器口元b1の係止突起b4をキャップcの係止部c3が乗り越えて係合し、該キャップcが容器口元b1に嵌着される。
【0032】
なお、このキャップcの容器口元b1への嵌着にあって、該キャップcの押し込みにより得られるそのストロークの発生は、ロータリー式などのキャッパーWの場合には、昇降手段6の昇降動作により、機体1全体が、すなわち、把持部5aが昇降できることでなされるもので、これによって、前記同様な作用効果を発揮することができるものであり、この方法を用いれば、作動源23の操作や構成等を簡略化することができる。
【0033】
【発明の効果】
前述のように構成される本発明は、方向整列された固定された容器口元へ、把持手段により把持されたキャップを所定の加圧力をもって被せ、前記容器に設けた凹部に前記キャップに設けた凸部が係合したとき、前記加圧力によりキャップを更に押し込んで、容器口元にキャップを取り付けることにより、方向性を有する容器とキャップとの結合にあって、これら容器の正面印刷部とキャップにおける内容物の注ぎ出し部とを一致させて取り付ける作業が、簡単かつ確実に行なうことができる格別な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する容器施蓋装置の一実施例の要部を破断して示す概略的な正面図である。
【図2】図1における容器施蓋装置の作動状態を示す縦断正面図である。
【図3】図1における装置を採用したキャッパーを概略的に示す正面図である。
【図4】図1における装置に使用する容器およびキャップを示すもので、(a)は容器の斜視図を、(b)はキャップの底部から見た斜視図を、(c)は容器にキャップの取り付けた状態の断面図をそれぞれ示す。
【符号の説明】
b 容器
b1 収容部
b3 凹部
c キャップ
c2 凸部
1 機体
2 本体
3 移動体
4 回転軸
5 把持手段
8 作動手段
11 回転手段
22 グリッパー

Claims (2)

  1. 容器口元には縦溝状の凹部が設けられ、キャップには前記凹部に相応した凸部が設けられていて、これら凹部と凸部とが係合することで前記容器と前記キャップとが位置決めがなされる容器施蓋装置にあって、
    機体と、該機体に設けたテーブル上へ容器を固定状態に把持するグリッパーと、前記機体に取り付けた本体と、この本体へ挿嵌させて作動手段により摺動自在に設けた移動体と、前記本体へ設けて所定の回転トルクに達するとその回転作動が回避される機構を有する回転手段により回転自在となる回転軸と、該回転軸の下端部へこの回転軸に対して摺動自在に取り付けて前記移動体内において前記回転軸と一体となって回転自在に設けた摺動部材と、前記回転軸の外端部へ取り付けて前記移動体の作動により進退自在となるキャップの把持手段と、前記回転軸と前記摺動部材とに設けて常時は前記把持手段を上方へ引き上げる作用をなす緩衝体とを備えさせたことを特徴とする容器施蓋装置。
  2. 容器口元には縦溝状の凹部が設けられ、キャップには前記凹部に相応した凸部が設けられていて、これら凹部と凸部とが係合することで前記容器と前記キャップとが位置決めがなされる容器施蓋装置にあって、
    昇降手段により昇降自在となる機体と、該機体に設けたテーブル上へ容器を固定状態に把持するグリッパーと、前記機体に取り付けた本体と、この本体へ挿嵌させて作動手段により摺動自在に設けた移動体と、前記本体へ設けて所定の回転トルクに達するとその回転作動が回避される機構を有する回転手段により回転自在となる回転軸と、該回転軸の下端部へこの回転軸に対して摺動自在に取り付けて前記移動体内において前記回転軸と一体となって回転自在に設けた摺動部材と、前記回転軸の外端部へ取り付けて前記移動体の作動または前記昇降手段により進退自在となるキャップの把持手段と、前記回転軸と前記摺動部材とに設けて常時は前記把持手段を上方へ引き上げる作用をなす緩衝体とを備えさせたことを特徴とする容器施蓋装置。
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