JP3602482B2 - 監視制御装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画面上で上下水処理プラント等、各種プラントの監視制御を行う監視制御装置に関するものである。特に、プラント監視における運転支援機能を有する監視制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の監視制御装置について図面を参照しながら説明する。図16は、従来の監視制御装置の構成を示す図である。
【0003】
図16において、1はグラフィック画面(表示機能)、2はイベント履歴画面(表示機能)、3はトレンドグラフ画面(表示機能)、4はイベント履歴サーバ、5はトレンドサーバ、6はイベント履歴データベース(DB)、7はトレンドデータベース(DB)、8はリアルタイムデータサーバ、9は上下水処理プラント等のプラントを示す。また、100は監視制御装置であり、グラフィック画面(表示機能)1〜リアルタイムデータサーバ8は、それぞれ監視制御装置100内のソフトウエアで構成されている。
【0004】
つぎに、従来の監視制御装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0005】
通常時のプラント監視は、プラント9の監視対象である機器、および計測値をシンボル化して表示したグラフィック画面1で行っている。このグラフィック画面1には、プラント9の現状の計測値、または状態などが表示されている。プラント9の機器の操作、および数値設定も、グラフィック画面1より行う。
【0006】
また、プラント9で異常などの状態変化が発生すると、イベント履歴画面2で、どのような状態変化が発生したかを監視することができる。
【0007】
さらに、トレンドグラフ画面3では、プラント9の定周期の計測値、または状態のデータを過去に遡って表示することができる。
【0008】
グラフィック画面1には、上述したように、プラント9の現在の状態が表示される。このグラフィック画面1の表示時の動作は、以下のようになる。
【0009】
グラフィック画面1を表示するときは、まず、グラフィック画面表示機能1は、表示を行うデータをリアルタイムデータサーバ8に要求し、このリアルタイムデータサーバ8がプラント9からデータを収集する(ステップST901)。
【0010】
そして、リアルタイムデータサーバ8は、グラフィック画面表示機能1へ収集したデータを返す(ステップST902)。
【0011】
プラント9においてアラームや状態変化が起こった場合は、リアルタイムデータサーバ8は、プラント9からアラームや状態変化のデータを受け取る。
【0012】
次に、イベント履歴サーバ4は、リアルタイムデータサーバ8からアラーム、状態変化データを収集する(ステップST903)。このイベント履歴サーバ4は、収集したアラーム、状態変化データを、イベント履歴DB6へ格納する。
【0013】
また、イベント履歴サーバ4は、イベント履歴画面表示機能2からの要求により、イベント履歴DB6からイベント履歴データを収集して、イベント履歴画面表示機能2へ返す(ステップST904)。以上の方法により、イベント履歴画面2にイベントの履歴を表示することができる。
【0014】
また、リアルタイムデータサーバ8は、定周期でプラント9から計測値を収集し(ステップST90l)、さらに、トレンドサーバ5は、それらのデータを収集する(ステップST905)。このトレンドサーバ5は、収集したトレンドデータを、トレンドDB7へ格納する。
【0015】
また、トレンドサーバ5は、トレンドグラフ画面表示機能3からの要求により、トレンドDB7からトレンドデータを収集して、トレンドグラフ画面表示機能3へ返す(ステップST906)。以上の方法により、トレンドグラフ画面3にトレンドデータを表示することができる。
【0016】
また、プラント9の機器の操作及び数値設定を行う場合は、グラフィック画面表示機能1は、リアルタイムデータサーバ8に対して、操作/設定要求を出し(ステップST907)、このリアルタイムデータサーバ8は、プラント9に対して操作/設定を行う(ステップST908)。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような従来の監視制御装置では、イベント履歴データ、トレンドデータは、それぞれイベント履歴画面2、トレンドグラフ画面3といった別々の画面上で参照されており、それぞれを関連付けて参照することが困難であった。このため、プラント9に異常が発生した際、過去の操作履歴やそのときのプラント9の状態の推移を参考に処置を行う、といった方法もとれず、その処置は操作員の経験に頼っていた。さらに、プラント9での異常に対して、適切な操作を行えるようになるためには、長期間の操作経験と、異常発生時の処置に関する膨大なマニュアルを理解する必要があり、容易ではなかった。
【0018】
また、このような問題点に対して、例えば特開平02−015307号公報に記載された「プラント運転支援装置」では、プラントで発生した異常に対してガイダンスメッセージと共に、操作すべき機器やシンボルを表示する機能があるが、下記のような問題点があった。操作すべきシンボルは明示されるが、そのシンボルについて、どのような操作や設定値を行うかをガイダンスメッセージに基づいて操作員が考えて決める必要がある。操作や設定値がガイダンスメッセージに示されている場合も、そのメッセージに基づいて、操作や設定値を画面に入力する手順が必要となり、処置までに時間を要する。
【0019】
また、特開平11−327627号公報に記載された「プラント監視制御装置」では、蓄積した過去データを用いて、過去の同一操作/設定の履歴のリストと、それぞれのプラントの状態推移を参照することはできるが、下記のような問題点があった。操作/設定の様子を一覧で参照できるのみであり、実際に制御ウィンドウを用いて、どのような操作/設定値で、どのような間隔を空けて実施したかを把握することが困難である。また、操作/設定とそのときのプラントの状態推移は、異常に対する処置として常に最適とは限らない(一部誤った操作を行っている場合もある)。つまり、過去事例として参考にできない場合もある。
【0020】
また、特開平09−081233号公報に記載された「監視制御支援装置」では、異常発生時の画像、音声のプレイバックが可能であるが、下記のような問題点があった。異常ではなく、運転のON/OFFなどの通常の状態変化発生時のプレイバックができない。
【0021】
さらに、特開平10−171531号公報に記載された「プラント監視表示機能」では、画面上に配置されたポイントのプレイバック機能を持つが、下記のような問題点があった。各機器に対する操作と、各計測値に対する設定手順を含めたプレイバックは不可能である。
【0022】
この発明は、前述した問題点を解決するためになされたもので、以下の機能を有する監視制御装置を得ることを目的とする。
【0023】
過去の制御ウィンドウによる操作/設定の状況、そのときのプラント状態の推移と、アラーム、ガイダンス、操作履歴などのメッセージ一覧と、計装機能等をグラフィック画面上でプレイバック表示する『プレイバック機能』を監視制御装置は有する。
【0024】
また、必要であれば、過去の操作/設定と、そのときのプラント状態の推移をイベント履歴画面やトレンドグラフ画面上より編集でき、過去事例として参考にできない操作などを変更することなどにより、経験の浅い操作員の訓練教材として最適化できる『過去データ編集機能』を監視制御装置は有する。
【0025】
また、プラントにおいて異常等、状態変化が発生した場合、運転支援DBに蓄積されたガイダンス情報(操作/設定アクション等)に基づき、ガイダンスを表示すると共に、操作に必要なシンボルについて制御ウィンドウが自動で表示され、その中に必要な操作/設定値が既に入力済みとなっている『運転ガイダンズ機能』を監視制御装置は有する。なお、操作が複数ステップとなる場合は、順次、操作/設定アクション等がセットされた制御ウィンドウが自動表示される上記運転ガイダンズ機能を監視制御装置は有する。
【0026】
また、運転支援DBの内容を運転支援DB編集画面上で編集できる『運転支援DB編集機能』を監視制御装置は有する。
【0027】
さらに、プラントにおいて異常等、状態変化が発生した場合、イベント履歴DB、トレンドDB、運転支援DBから、その状態変化について、過去に同一状態変化に対する処置方法がないか検索し、あれば、そのときの操作/設定の様子と、プラントの状態推移と、アラーム、ガイダンス、操作履歴などのメッセージ一覧と、計装機能等をグラフィック画面上で自動プレイバック表示する『自動プレイバック機能』を監視制御装置は有する。
【0028】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る監視制御装置は、イベント履歴データを格納するイベント履歴データベースと、トレンドデータを格納するトレンドデータベースと、前記イベント履歴データベースを管理し、プレイバック開始指令に従って前記イベント履歴データベースから前記イベント履歴データを取得するイベント履歴サーバと、前記トレンドデータベースを管理し、前記プレイバック開始指令に従って前記トレンドデータベースから前記トレンドデータを取得するトレンドサーバと、前記プレイバック開始指令を仲介して前記イベント履歴サーバ及び前記トレンドサーバへ送る統合データサーバと、グラフィック画面上のプレイバックボタンがクリックされると前記グラフィック画面上にプレイバック開始ウィンドウを表示し、前記プレイバック開始ウィンドウにおいて開始時刻が入力されて再生開始ボタンがクリックされると前記開始時刻を含む前記プレイバック開始指令を出力し、前記統合データサーバ、前記イベント履歴サーバ、及び前記トレンドサーバを通じて前記イベント履歴データベース、及び前記トレンドデータベースから前記開始時刻以降のイベント履歴データ、及びトレンドデータを取得して前記グラフィック画面に表示するグラフィック画面表示機能とを備えたものである。
【0029】
また、この発明に係る監視制御装置は、イベント履歴画面上の編集モードボタンがクリックされると前記イベント履歴画面上に表示中のイベント履歴データをイベント履歴データ一覧として表示し、前記イベント履歴データ一覧においてデータが編集されて保存ボタンがクリックされると編集されたイベント履歴データを含む変更要求を出力するイベント履歴画面表示機能をさらに備え、前記統合データサーバは、前記変更要求を仲介して前記イベント履歴サーバへ送り、前記イベント履歴サーバは、前記変更要求に従って前記イベント履歴データベースを書き換えるものである。
【0030】
また、この発明に係る監視制御装置は、トレンドグラフ画面上の編集モードボタンがクリックされると前記トレンドグラフ画面上に表示中のトレンドデータをトレンドデータ一覧として表示し、前記トレンドデータ一覧においてデータが編集されて保存ボタンがクリックされると編集されたトレンドデータを含む変更要求を出力するトレンドグラフ画面表示機能をさらに備え、前記統合データサーバは、前記変更要求を仲介して前記トレンドサーバへ送り、前記トレンドサーバは、前記変更要求に従って前記トレンドデータベースを書き換えるものである。
【0031】
この発明に係る監視制御装置は、プラントで発生した状態変化を収集して出力するリアルタイムデータサーバと、状態変化に対応する運転ガイダンス情報を格納する運転支援データベースと、前記運転支援データベースを管理し、切り替え値「運転ガイダンス」を含む運転支援モード切替指令に従って前記リアルタイムデータサーバからの状態変化に対応する運転ガイダンス情報を前記運転支援データベースから取得して出力する運転支援サーバと、前記切り替え値「運転ガイダンス」を含む運転支援モード切替指令を仲介して前記運転支援サーバへ送る統合データサーバと、グラフィック画面上の運転支援モード切替ボタンがクリックされて運転支援モードが運転ガイダンスに切り替えられると、前記切り替え値「運転ガイダンス」を含む運転支援モード切替指令を前記統合データサーバを通じて前記運転支援サーバへ出力し、前記運転支援サーバから前記統合データサーバを通じて前記状態変化に対応する運転ガイダンス情報を取得して前記グラフィック画面に表示するグラフィック画面表示機能とを備えたものである。
【0032】
また、この発明に係る監視制御装置は、運転支援DB編集画面上の編集モードボタンがクリックされるとDB内容取得要求を出力して前記運転支援データベースから取得した状態変化に対応する運転ガイダンス情報の一覧を表示し、前記運転ガイダンス情報一覧においてデータが編集されて保存ボタンがクリックされると運転ガイダンス情報の編集結果を出力する運転支援DB編集画面表示機能をさらに備え、前記統合データサーバは、前記DB内容取得要求、及び前記編集結果を仲介して前記運転支援サーバへ送るとともに、前記状態変化に対応する運転ガイダンス情報を仲介して前記運転支援DB編集画面表示機能へ送り、前記運転支援サーバは、前記DB内容取得要求に従って前記運転支援データベースから前記状態変化に対応する運転ガイダンス情報を取得するとともに、前記編集結果に従って前記運転支援データベースを書き換えるものである。
【0033】
この発明に係る監視制御装置は、プラントで発生した状態変化を収集して出力するリアルタイムデータサーバと、イベント履歴データを格納するイベント履歴データベースと、トレンドデータを格納するトレンドデータベースと、前記イベント履歴データベースを管理し、検索要求に従って前記イベント履歴データベースから過去に同じ状態変化が発生した時刻を検索してその検索結果を出力し、プレイバック開始指令に従って前記イベント履歴データベースから前記イベント履歴データを取得するイベント履歴サーバと、前記トレンドデータベースを管理し、前記プレイバック開始指令に従って前記トレンドデータベースから前記トレンドデータを取得するトレンドサーバと、切り替え値「自動プレイバック」を含む運転支援モード切替指令に従って前記リアルタイムデータサーバからの状態変化に対して、過去に同じ状態変化が発生した時刻の検索要求を出力する運転支援サーバと、前記切り替え値「自動プレイバック」を含む運転支援モード切替指令を仲介して前記運転支援サーバへ送り、前記検索要求を仲介して前記イベント履歴サーバへ送り、前記検索要求に対する検索結果に基づいて開始時刻を含む前記プレイバック開始指令を前記イベント履歴サーバ及び前記トレンドサーバへ送る統合データサーバと、グラフィック画面上の運転支援モード切替ボタンがクリックされて運転支援モードが自動プレイバックに切り替えられると、前記切り替え値「自動プレイバック」を含む運転支援モード切替指令を前記統合データサーバを通じて前記運転支援サーバへ出力し、前記統合データサーバ、前記イベント履歴サーバ、及び前記トレンドサーバを通じて前記イベント履歴データベース、及び前記トレンドデータベースから前記開始時刻以降のイベント履歴データ、及びトレンドデータを取得して前記グラフィック画面に表示するグラフィック画面表示機能とを備えたものである。
【0034】
また、この発明に係る監視制御装置は、前記統合データサーバが、前記イベント履歴サーバからの検索結果に基き、同一状態変化が複数回発生している場合には、前記トレンドサーバから各発生時刻毎の全プラントデータを取得するとともに、前記リアルタイムデータサーバから現在の全プラントデータを取得し、両者を比較して最も類似しているプラントデータの時刻をプレイバック開始時刻とし、この開始時刻を含むプレイバック開始指令を前記イベント履歴サーバ及び前記トレンドサーバへ出力するものである。
【0035】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る監視制御装置について図面を参照しながら説明する。この実施の形態1に係る監視制御装置は、プラントの状態及び計測値の過去データと、過去のある時点で行っていた操作をグラフィック画面上でプレイバック表示する『プレイバック機能』を備えたものである。「プレイバック」とは、過去の一定期間の状態を、時間の流れる速さを変えずに再生することをいう。
【0036】
図1は、この発明の実施の形態1に係る監視制御装置の構成を示す図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0037】
図1において、1はプラントの状態表示と機器操作およびアナログ値設定を行うグラフィック画面(表示機能)、2はイベント履歴画面(表示機能)、3はトレンドグラフ画面(表示機能)、10は運転支援DB編集画面(表示機能)である。これらのグラフィック画面1、イベント履歴画面2、トレンドグラフ画面3、及び運転支援DB編集画面10の各画面は、統合データサーバ11を介して、イベント履歴サーバ4、トレンドサーバ5、及び運転支援サーバ12にアクセスする。
【0038】
また、同図において、イベント履歴サーバ4は、イベント履歴データベース(DB)6からイベント履歴データを取得する。また、トレンドサーバ5は、トレンドデータベース(DB)7からトレンドデータを取得する。さらに、運転支援サーバ12は、運転支援データベース(DB)13から運転支援データを取得する。また、100Aは監視制御装置であり、プラント9を除き、グラフィック画面(表示機能)1〜リアルタイムデータサーバ8、及び運転支援DB編集画面(表示機能)10〜運転支援DB13は、それぞれ監視制御装置100内のソフトウエアである。
【0039】
図2は、この発明の実施の形態1に係る監視制御装置のイベント履歴DBのデータベース構造を示す図である。
【0040】
イベント履歴画面2上では、例えば『XXポンプ故障』のように、具体的な信号名称が表示されるが、イベント履歴DB6の中では、「発生時刻」と、「TAG」と、ON/OFF等の「値」で格納されている。このイベント履歴DB6には、プラント9での状態変化発生時、及びグラフィック画面1からの操作設定時に、それらの変化の履歴が蓄積される。
【0041】
図3は、この発明の実施の形態1に係る監視制御装置のトレンドDBのデータベース構造を示す図である。
【0042】
トレンドグラフ画面3上では、例えば『ろ過池水位』のように、具体的な信号名称が表示されるが、トレンドDB7の中では、「TAG」と、「時刻」と、その時刻の「値」が格納されている。このトレンドDB7には、一定周期毎にプラント9の計測値が蓄積される。
【0043】
図4は、この発明の実施の形態1に係る監視制御装置の運転支援DBのデータベース構造を示す図である。
【0044】
この運転支援DB13は、ある「タグ」の「状態変化」に対応する「操作/設定アクション」(運転ガイダンス情報)を格納する。
【0045】
図5、図6、図7、及び図8は、この発明の実施の形態1に係る監視制御装置のグラフィック画面、イベント履歴画面、トレンドグラフ画面、及び運転支援DB編集画面の具体例を、それぞれ示す図である。
【0046】
図5に示すグラフィック画面1上の制御ウィンドウ14は、操作または設定を行いたいプラントの機器および数値をクリックすることにより、同画面上に表示される。このグラフィック画面1上の機器や計測値には、各々にシンボルIDが付与されており、ユニークに識別される。
【0047】
また、図6、図7、及び図8に示す15、16、及び17は、それぞれ、イベント履歴画面2、トレンドグラフ画面3、及び運転支援DB編集画面10の『編集モード』切替ボタンである。
【0048】
図6に示すイベント履歴画面2の『編集モード』切替ボタン15をクリックすると、イベント履歴データ一覧18が表示される。このイベント履歴データ一覧18内のイベントの時刻、またはイベント発生の値の編集が可能となり、『保存』ボタン23をクリックすると、入力された内容でイベント履歴DB6が書き換えられる。
【0049】
また、図7に示すトレンドグラフ画面3の『編集モード』切替ボタン16をクリックすると、トレンドグラフ上に表示しているデータを表形式で表示する、トレンドデータ一覧19が表示される。このトレンドデータ一覧19の表内に数値を入力し、画面上の『保存』ボタン24をクリックすると、入力された内容でトレンドDB7の値が書き換えられる。
【0050】
さらに、図8に示す運転支援DB編集画面10の『編集モード』切替ボタン17をクリックすると、運転支援DB13の内容が表示される。操作/設定アクション欄に文字を入力し、画面上の『保存』ボタン25をクリックすると、入力された内容で運転支援DB13の内容が書き換えられる。なお、編集モード切替ボタン17をクリックしなくても、この運転支援DB編集画面10を選択すると、編集モードへ移行してもよい。また、この運転支援DB編集画面10の右側のスクロールバーを操作することにより、運転支援DB13の全ての内容を参照することができる。
【0051】
つぎに、この実施の形態1に係る監視制御装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0052】
図9は、この発明の実施の形態1に係る監視制御装置のグラフィック画面表示動作を示す図である。
【0053】
まず、グラフィック画面表示機能1は、統合データサーバ11へプラント9のデータ収集の要求を発行する(ステップST101)。
【0054】
次に、統合データサーバ11は、グラフィック画面表示機能1のデータ収集の要求(ステップST101)を受け、リアルタイムデータサーバ8へデータ収集の要求を発行する(ステップST102)。
【0055】
次に、リアルタイムデータサーバ8は、統合データサーバ11のデータ収集の要求(ステップST102)を受けて、プラント9から実際のデータを収集する(ステップST103)。
【0056】
次に、リアルタイムデータサーバ8は、プラント9から収集した実際のデータを統合データサーバ11へ返す(ステップST104)。
【0057】
次に、統合データサーバ11は、リアルタイムデータサーバ8から返された実際のデータをグラフィック画面表示機能1へ返す(ステップST105)。
【0058】
最後に、グラフィック画面表示機能1は、統合データサーバ11から送られてきたプラント9の実際のデータを表示する。
【0059】
グラフィック画面1上で、操作、または設定を行いたいプラント9の機器シンボル、または数値シンボルをクリックすると、図5に示すように、制御ウィンドウ14が表示される。この制御ウィンドウ14で操作、または設定アクションを入力し、『送信』ボタン(図示せず)をクリックすることにより送信を行うと、グラフィック画面表示機能1は、統合データサーバ11と、リアルタイムデータサーバ8を介して、プラント9の機器に対して操作、または設定を行う。このとき、操作、または設定を行ったという情報は、統合データサーバ11を介して、イベント履歴サーバ4により、イベント履歴DB6に蓄積される。
【0060】
イベント履歴画面2を表示する場合は、イベント履歴画面表示機能2は、統合データサーバ11を介して、イベント履歴サーバ4により、イベント履歴DB6からイベント履歴データを取得して表示を行う。
【0061】
また、トレンドグラフ画面3を表示する場合は、トレンドグラフ画面表示機能3は、統合データサーバ11を介して、トレンドサーバ5により、トレンドDB7からトレンドデータを取得して表示を行う。
【0062】
図10は、この発明の実施の形態1に係る監視制御装置のプレイバック機能の動作を示す図である。
【0063】
図5に示すように、グラフィック画面1上に表示される『プレイバック』ボタン20をクリックすることにより、プレイバック開始ウィンドウ21が表示される。プレイバック機能の操作は、グラフィック画面1上に表示される『プレイバック』ボタン20のクリックから開始する。
【0064】
プレイバック機能における動作を、図10を用いて説明する。操作員がグラフィック画面1上の『プレイバック』ボタン20をクリックすると、グラフィック画面表示機能1は、グラフィック画面1上にプレイバック開始ウィンドウ21を表示する。
【0065】
次に、操作員がグラフィック画面1上のプレイバック開始ウィンドウ21において、開始時刻を入力し、プレイバック開始ウィンドウ21内の再生開始ボタン(テープレコーダの再生ボタンと同じシンボルのボタン)をクリックすると、グラフィック画面表示機能1は、統合データサーバ11へプレイバック開始指令(入力された開始時刻を含む。)を送る(ステップST151)。
【0066】
次に、統合データサーバ11は、プレイバック開始指令をイベント履歴サーバ4とトレンドサーバ5へ送る(ステップST152、ST153)。
【0067】
次に、イベント履歴サーバ4と、トレンドサーバ5は、それぞれ、プレイバック開始指令で指定された開始時刻以降のイベント履歴データ、トレンドデータをイベント履歴DB6、トレンドDB7から取得して、統合データサーバllへ返す(ステップST154、ST155)。
【0068】
次に、統合データサーバllは、プレイバック開始時刻以降のイベント履歴データ、トレンドデータをグラフィック画面表示機能1へ返す(ステップST156、ST157)。
【0069】
そして、グラフィック画面表示機能1は、プラント9の状態表示を、プレイバック開始時刻を指定された時刻から実際の時間の経過に合わせて進める。
【0070】
上記のステップST154において、イベント履歴サーバ4は、イベント履歴DB6中に、再生時間に対応する数値設定操作履歴、機器設定操作履歴が見つかるたびに応答する。また、上記のステップST155において、トレンドサーバ5は、トレンドDB7中のトレンドデータを定周期毎に応答する。
【0071】
図5に示すように、グラフィック画面1上で、機器等のシンボルの表示更新や、制御ウィンドウ14での操作、設定が、プレイバック開始ウィンドウ21内に表示されている時間に合わせてプレイバック表示される。同様にして、コントロールパネルを表示する計装画面においても、設定値、操作値、現在値などのプレイバック表示が可能である。
【0072】
以上より、過去の操作、設定とそのときのプラントの状態推移を、操作員の指定する任意の時刻よりプレイバック表示可能となる。これにより、例えば、過去に発生したプラントの異常と、異常が発生した場合の処置(機器操作および数値設定)と、プラントの状態の推移を容易に参照可能となり、同様の異常が発生した場合に経験の浅い操作員の教材とすることができる。
【0073】
従来の監視制御装置では、適切な操作を行うために、長期間の経験が必要であったが、この実施の形態1に係る監視制御装置では、過去に発生したプラント9の異常と、異常が発生した場合の機器操作および数値設定が任意に参照可能となるため、経験の浅い操作員でも、容易に同様の操作を行うことが可能となる。また、従来の監視制御装置では、適切な操作を行うことができるようになるために長期間の操作が必要であったが、この実施の形態1に係る監視制御装置では、経験の長い操作員と同様の操作を容易に行うことができる。さらに、各機器に対する操作および各計測値に対する設定手順である、操作ウィンドウを表示することができる。
【0074】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る監視制御装置について図面を参照しながら説明する。この発明の実施の形態2に係る監視制御装置は、上記プレイバック機能で用いる過去データを画面より編集可能とする『過去データ編集機能』を備えたものである。
【0075】
この発明の実施の形態2に係る監視制御装置の構成は、上記実施の形態1と同様である。
【0076】
つぎに、この実施の形態2に係る監視制御装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0077】
図6に示すイベント履歴画面2は、『編集モード』切替ボタン16がクリックされることにより、編集モードに変わり、表示中のイベント履歴データをイベント履歴データ一覧18として表形式で表示する。この表内で値を編集(変更)し、『保存』ボタン23がクリックされると、イベント履歴DB6が書き換えられる。
【0078】
また、図7に示すトレンドグラフ画面3は、『編集モード』切替ボタン17がクリックされることにより、編集モードに変わり、表示中のトレンドデータをトレンドデータ一覧19として表形式で表示する。この表内で値を編集(変更)し、『保存』ボタン24がクリックされると、トレンドDB7が書き換えられる。
【0079】
以上のように、イベント履歴DB6、トレンドDB7に格納されたデータを編集することができる。
【0080】
図11は、この発明の実施の形態2に係る監視制御装置の過去データ編集機能の動作を示す図である。
【0081】
イベント履歴DB6、トレンドDB7の編集時の動作を、図11に基づき説明する。
【0082】
イベント履歴データが上記の手順により編集される場合、まず、イベント履歴画面表示機能2は、保存ボタン23がクリックされると、統合データサーバ11に対して、編集(変更)されたイベント履歴データとともに変更要求を出力する(ステップST201)。
【0083】
次に、統合データサーバ11は、イベント履歴画面表示機能2からの変更要求を受けて、イベント履歴サーバ4へイベント履歴DB6内のデータの書き換えを要求して編集(変更)されたイベント履歴データを出力する(ステップST202)。
【0084】
そして、イベント履歴サーバ4は、このデータの書き換え要求を受けて、送られてきた編集(変更)されたイベント履歴データでイベント履歴DB6の内容を書き換える。
【0085】
また同様に、トレンドデータが上記の手順により編集される場合、まず、トレンドグラフ画面表示機能3は、保存ボタン24がクリックされると、統合データサーバ11に対して、編集(変更)されたトレンドデータとともに変更要求を出力する(ステップST203)。
【0086】
次に、統合データサーバ11は、トレンドサーバ5へトレンドDB7内のデータの書き換えを要求して編集(変更)されたトレンドデータを出力する(ステップST204)。
【0087】
そして、トレンドサーバ5は、このデータの書き換え要求を受けて、送られてきた編集(変更)されたトレンドデータでトレンドDB7の内容を書き換える。
【0088】
この手順により、イベント履歴DB6、及びトレンドDB7内の過去データ編集が可能となる。
【0089】
以上の手順により編集されたイベント履歴データ、トレンドデータは、それぞれ、編集(変更)したデータを蓄積するイベント履歴ダミーDB6A、トレンドダミーDB7Aを用意することにより、イベント履歴DB6、トレンドDB7のマスタデータベースとは別のデータベースとして保存することも可能である。
【0090】
この時、上記のステップST202、ステップST204以降の動作については、イベント履歴サーバ4、トレンドサーバ5は、それぞれ、イベント履歴ダミーDB6A、トレンドダミーDB7Aの内容を書き換えることになる。
【0091】
以上により、イベント履歴DB6、トレンドDB7に蓄積されているデータが、監視制御装置の画面上より編集可能となる。これにより、例えば、異常発生時の過去の操作および設定が、経験の浅い操作員には複雑すぎる場合、過去データを編集して簡略化し、研修用教材として最適化することが可能である。
【0092】
この実施の形態2に係る監視制御装置は、上記実施の形態1に係る監視制御装置で参照可能としている過去のデータを編集できる機能を持つため、過去の操作履歴を簡略化するなど、操作員の研修用教材として最適化することができる。従来の監視制御装置のプレイバック機能では、誤った操作を行っている場合でも、実際に行った手順でしか再生されなかったが、この実施の形態2に係る監視制御装置では、最適な操作方法をプレイバック表示させることができる。
【0093】
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係る監視制御装置について図面を参照しながら説明する。この発明の実施の形態3に係る監視制御装置は、機器の故障、上下限値異常、機器の運転など、ディジタル信号として現場より送信される、プラント9の状態変化が発生すると、運転支援DB13に蓄積された情報に基づき、その状態変化に応じて、必要な操作、設定値が予めセットされた制御ウィンドウ14が自動表示される『運転ガイダンス機能』を備えたものである。操作員は、画面上で内容を確認し実行する操作が複数ステップとなる場合は、順次、操作、設定値がセットされた制御ウィンドウ14が自動表示される。
【0094】
この発明の実施の形態3に係る監視制御装置の構成は、上記実施の形態1と同様である。
【0095】
つぎに、この実施の形態3に係る監視制御装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0096】
この実施の形態3では、プラント9に状態変化が発生した際、予め運転支援DB13に格納されたデータに基づき、適切な処置を制御ウィンドウ14の形式で表示する。
【0097】
図12は、この発明の実施の形態3に係る監視制御装置の運転ガイダンス機能の動作を示す図である。
【0098】
まず、図5において、プラント9の操作員は、グラフィック画面1上の『運転支援モード』切替ボタン22をクリックすることにより、運転支援モードを『運転ガイダンス』モードに切り替える。この『運転支援モード』切替ボタン22は、表示されているモードが最新モードであり、ボタン22のクリック毎に切り替わり、『運転ガイダンス』以外に、後で説明する『自動プレイバック』と、『通常』の3つのモードがある。
【0099】
運転支援モード切替ボタン22が『運転ガイダンス』モードに切り替えられると、図12に示すように、グラフィック画面表示機能1は、運転支援モード切替指令を、切り替え値「運転ガイダンスモード」と共に、統合データサーバ11へ送る(ステップST301)。
【0100】
次に、統合データサーバ11は、運転支援モード切替指令を運転支援サーバ12へ送る(ステップST302)。この運転支援サーバ12は、運転支援モードデータを、送られてきた「運転ガイダンスモード」に書き換える。
【0101】
プラント9において、状態変化が発生すると、アラームを含む状態変化データがプラント9からリアルタイムデータサーバ8へ上がる(ステップST303)。
【0102】
その後、リアルタイムデータサーバ8は、状態変化データを運転支援サーバ12へ上げる(ステップST304)。この運転支援サーバ12は、運転支援モードデータをチェックし、その値が「運転ガイダンスモード」の場合のみ、以下の処理を行う。
【0103】
運転支援サーバ12は、図4に示す運転支援DB13内を検索し、リアルタイムデータサーバ8から受け取った状態変化に対して、操作、設定すべき機器および数値のシンボル(シンボルID)と操作値(操作アクション)、設定値(設定アクション)を決める。
【0104】
この運転支援DB13は、上述したように、ある「状態変化」に対応する「操作/設定アクション」(運転ガイダンス情報)が格納されている。また、運転支援DB13は、後述するように編集可能で、一つの状態変化に対して一つのステップ、または複数ステップの操作/設定アクションを定義することが可能である。さらに、1行に複数の状態変化を格納し、複数同時状態変化に対する操作/設定アクションを定義することも可能である。
【0105】
運転支援サーバ12は、シンボルIDと操作、設定値(アクション)を、統合データサーバ11を介して、グラフィック画面表示機能1へ送る(ステップST305〜ST306)。
【0106】
次に、グラフィック画面表示機能1は、運転支援サーバ12から受け取ったシンボルIDに対応するシンボルから制御ウィンドウ14を表示し、受け取った操作、設定値(アクション)を制御ウィンドウ14内に表示する。
【0107】
プラント9で発生した状態変化について、運転支援DB13内に複数ステップの操作/設定アクションが対応付けられている場合は、一つの操作/設定アクションが終わる度に、次のシンボルIDと操作/設定アクションが、運転支援サーバ12から統合データサーバ11を介してグラフィック画面表示機能1へ送られる(ステップST305〜ST306)。
【0108】
以上により、プラント9において状態変化が発生した際、処置が必要な機器に対応する機器および数値のシンボルについて、適切な操作、設定値が自動表示される。このため、例えばプラント9に異常発生時、経験の浅い操作員でも、適切な処置が間違いなく迅速にできるようになる。
【0109】
この実施の形態3に係る監視制御装置では、プラント9に状態変化が発生した時、操作および設定の必要な機器および計測値のシンボルについて適切な操作および設定ウィンドウ(制御ウィンドウ14)が表示される機能(運転ガイダンス機能)を持っため、経験の浅い操作員でも、迅速に適切な処置を行うよう支援することができる。従来の監視制御装置では、必要な操作を行うために操作内容および設定値などを入力する必要があり、処置までに時間を要したが、この実施の形態3に係る監視制御装置では、迅速な処置が可能となる。
【0110】
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係る監視制御装置について図面を参照しながら説明する。この発明の実施の形態4に係る監視制御装置は、運転支援DB(状態変化と操作/設定の対応表)の内容を画面から編集できる『運転支援DB編集機能』を備えたものである。
【0111】
この発明の実施の形態4に係る監視制御装置の構成は、上記実施の形態1と同様である。
【0112】
つぎに、この実施の形態4に係る監視制御装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0113】
図13は、この発明の実施の形態4に係る監視制御装置の運転支援DB編集機能の動作を示す図である。
【0114】
上記実施の形態3では、運転支援DB13による運転ガイダンス機能について説明したが、図13に示すように、運転支援DB13の内容自体について、監視制御装置の画面より編集が可能である。
【0115】
図13において、運転支援DB編集画面表示機能10は、『編集モード』切替ボタン17がクリックされると、統合データサーバ11へDB内容取得要求を発行する(ステップST401)。
【0116】
次に、統合データサーバ11は、運転支援データサーバ12へ、DB内容取得要求を発行する(ステップST402)。
【0117】
次に、運転支援サーバ12は、統合データサーバ11から受け取ったDB内容取得要求に応じて、運転支援DB13から全データを取得し、その全データ内容を統合データサーバ11へ返す(ステップST403)。
【0118】
次に、統合データサーバ11は、運転支援サーバ12から取得した運転支援DB13の全データを運転支援DB編集画面表示機能10へ返す(ステップST404)。
【0119】
運転支援DB編集画面表示機能10は、図8に示す運転支援DB編集画面において、操作員が運転支援DB内容のうち操作/設定アクション欄を編集(変更)して『保存』ボタン25をクリックすると、その編集結果を統合データサーバ11へ送る(ステップST405)。
【0120】
次に、統合データサーバ11は、運転支援DB13の編集結果を運転支援サーバ12へ送る(ステップST406)。
【0121】
最後に、運転支援データサーバ12は、統合データサーバ11から受け取った編集結果で運転支援DB13を書き換える。
【0122】
以上により、別途、専用の編集装置を設置する必要がなく、操作員は、運転支援DB13自体を監視制御装置の画面より容易に変更できる。これにより、例えば登録している運転ガイダンス情報(操作/設定アクション)に誤りがあった場合や、よりよい処置方法が提案された場合、速やかに運転支援DB13を修正、追加できる。その結果、プラント9での運転ノウハウが確実に、かつ、速やかに運転支援DB13に反映できるようになる。
【0123】
この実施の形態4に係る監視制御装置では、上記実施の形態3で表示されるとしている操作および設定ウィンドウ(制御ウィンドウ14)の表示内容を監視制御装置の画面上から容易に変更できるため、誤った操作を防ぎ、確実な処置を行うよう支援することができる。従来の監視制御装置では、最適でない操作を行っている場合でも、実際に行った操作および設定内容でのガイダンス表示が行われていたが、この実施の形態4に係る監視制御装置では、最適な操作および設定内容でのガイダンス表示が可能となる。
【0124】
実施の形態5.
この発明の実施の形態5に係る監視制御装置について図面を参照しながら説明する。この発明の実施の形態5に係る監視制御装置は、プラントで状態変化(機器の故障、計測値の上下限値異常、機器の運転等)が発生すると、過去の同じ状態変化発生時のプラントの状態の推移と、操作手順が自動的に検索され、上記プレイバック機能で表示される『自動プレイバック機能』を備えたものである。
【0125】
この発明の実施の形態5に係る監視制御装置の構成は、上記実施の形態1と同様である。
【0126】
つぎに、この実施の形態5に係る監視制御装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0127】
図14は、この発明の実施の形態5及び6に係る監視制御装置の状態変化発生時の自動プレイバック機能の動作を示す図である。
【0128】
上記実施の形態3では、プラント9における状態変化発生時の処置方法が自動的に制御ウィンドウ14として表示される運転ガイダンス機能について説明したが、本実施の形態5では、これとは別に、状態変化が発生すると、過去の同一状態変化発生時のプラント9の状態推移と、処置のための制御ウィンドウ14での操作手順が自動プレイバックされる。
【0129】
まず、図5に示すグラフィック画面1において、操作員は、運転支援モード切替ボタン22をクリックすることにより、運転支援モードを『自動プレイバック』に切り替える。
【0130】
このとき、図14に示すように、グラフィック画面表示機能1は、運転支援モード切替指令を、切り替え値「自動プレイバックモード」と共に、統合データサーバ11へ送る(ステップST501)。
【0131】
次に、統合データサーバ11は、切り替え値「自動プレイバックモード」と共に、運転支援モード切替指令を運転支援サーバ12へ送る(ステップST502)。
【0132】
次に、運転支援サーバ12は、運転支援モードデータを、送られてきた「自動プレイバックモード」に書き換える。
【0133】
プラント9から状態変化が上がると(ステップST503)と、リアルタイムデータサーバ8は、状態変化を運転支援サーバ12へ上げる(ステップST504)。この運転支援サーバ12は、運転支援モードデータをチェックし、その値が「自動プレイバックモード」の場合のみ、以下の処理を行う。
【0134】
運転支援サーバ12は、統合データサーバ11に対して、リアルタイムデータサーバ8から受け取った状態変化に対して、過去に同じ状態変化が発生した時刻の検索要求を出す(ステップST505)。
【0135】
次に、統合データサーバ11は、上記検索要求をイベント履歴サーバ4へ送る(ステップST506)。
【0136】
次に、イベント履歴サーバ4は、イベント履歴DB6を検索し、同一状態変化が発生した時刻の検索結果を統合データサーバ11へ返す(ステップST507)。
【0137】
次に、統合データサーバ11は、その検索結果(時刻)をプレイバック開始時刻として、プレイバック開始指令をイベント履歴サーバ4、トレンドサーバ5へ出す(ステップST508、ST510)。
【0138】
以後は、上記実施の形態1と同様に、プラント9の状態推移と制御ウィンドウ14での操作、設定の自動プレイバックが実施される(ステップST509、ST511、ST512、ST513)。
【0139】
以上のように、状態変化が発生した場合、過去の同一事例を検索し、そのときの処置(制御ウィンドウ14での操作、設定)とプラント9の状態推移をグラフィック画面1上で自動プレイバックすることができる。このように、例えばプラント9で異常が発生した場合も、過去の処置事例が分かりやすく、自動的に表示される。これを見れば、経験の浅い操作員でも適切な処置が行える。
【0140】
実施の形態6.
この発明の実施の形態6に係る監視制御装置について図面を参照しながら説明する。この発明の実施の形態6に係る監視制御装置は、上記実施の形態5と同様に、『自動プレイバック機能』を備えたものである。
【0141】
この発明の実施の形態6に係る監視制御装置の構成は、上記実施の形態1と同様である。
【0142】
つぎに、この実施の形態6に係る監視制御装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0143】
上記実施の形態5では、図14のステップST507での検索結果が1件の場合、つまり、状態変化について過去の状況を調べたときに、1件のみ発生している場合を想定している。しかし、同一状態変化が過去に複数回発生していることも考えられる。この場合は、ステップST501からステップST506までの手順については、上記実施の形態5と同様の動作とし、ステップST507以降を下記のような手順で実施する。
【0144】
図14において、ステップST507で複数の検索結果(最新の状態変化に対する過去の同一状態変化の発生時刻)が返ってくると、統合データサーバ11は、トレンドサーバ5に対して、各発生時刻毎の全プラントデータのデータ取得を要求する(ステップST601)。
【0145】
次に、トレンドサーバ5は、上記各発生時刻毎の全データ取得要求に対してトレンドDB7を検索し、各発生時刻毎の全プラントデータを統合データサーバllへ返す(ステップST602)。
【0146】
また、統合データサーバ11は、リアルタイムデータサーバ8に対して、現在の全プラントデータのデータ取得を要求する(ステップST603)。
【0147】
次に、リアルタイムデータサーバ8は、上記現在の全データ取得要求に対して、現在の全プラントデータを統合データサーバllへ応答する(ステップST604)。
【0148】
統合データサーバ11は、ステップST602で取得した各発生時刻毎のプラントデータと、ステップST604で取得した状態変化の発生した現在のプラントデータとを比較し、最も類似しているプラントデータの時刻を決定して、プレイバック開始時刻とする。以後は、図14のステップST508以降と同様の手順で行う。
【0149】
図15は、この発明の実施の形態5及び6に係る監視制御装置の統合データサーバの動作を示すフローチャートである。この図15は、同一状態変化が1件のみ発生している場合と、同一状態変化が複数回発生している場合の処理(ステップST651〜ST657)を示す。
【0150】
まず、ステップST651において、統合データサーバ11は、過去に同一状変(状態変化)が発生した時刻の検索要求をイベント履歴サーバ4へ送る。
【0151】
次に、ステップST652において、統合データサーバ11は、イベント履歴サーバ4からの検索結果に基き、同一状態変化が複数回発生しているかを判断する。検索結果が1件の場合は、ステップST653へ進み、検索結果が複数件の場合には、ステップST655へ進む。
【0152】
次に、ステップST653〜654において、統合データサーバ11は、検索結果の時刻をプレイバック開始時刻として、プレイバック開始指令をイベント履歴サーバ4とトレンドサーバ5へ出す。これ以降の動作は、上記実施の形態5と同様である。
【0153】
ステップST655において、統合データサーバ11は、トレンドサーバ5に対して、各発生時刻毎の全プラントデータのデータ取得を要求する。また、リアルタイムデータサーバ8に対して、現在の全プラントデータのデータ取得を要求する。そして、トレンドサーバ5から、各発生時刻毎の全プラントデータを取得するとともに、リアルタイムデータサーバ8から、現在の全プラントデータを取得する。
【0154】
次に、ステップST656、657、654において、統合データサーバ11は、取得した各発生時刻毎のプラントデータと、取得した状態変化の発生した現在のプラントデータとを比較し、最も類似しているプラントデータの時刻を決定して、プレイバック開始時刻とする。この開始時刻を含むプレイバック開始指令をイベント履歴サーバ4とトレンドサーバ5へ出す。これ以降の動作は、上記実施の形態5と同様である。
【0155】
以上のように、プラント9で発生した最新の状態変化について、過去に発生した事例が複数ある場合は、プラント9の最新の状態に最も類似した状況での処置(制御ウィンドウ14での操作、設定)と、そのときのプラント9の推移が自動的にプレイバック表示される。従って、操作員は、最も適切な処置方法を容易に知ることができる。
【0156】
【発明の効果】
この発明に係る監視制御装置は、以上説明したとおり、イベント履歴データを格納するイベント履歴データベースと、トレンドデータを格納するトレンドデータベースと、前記イベント履歴データベースを管理し、プレイバック開始指令に従って前記イベント履歴データベースから前記イベント履歴データを取得するイベント履歴サーバと、前記トレンドデータベースを管理し、前記プレイバック開始指令に従って前記トレンドデータベースから前記トレンドデータを取得するトレンドサーバと、前記プレイバック開始指令を仲介して前記イベント履歴サーバ及び前記トレンドサーバへ送る統合データサーバと、グラフィック画面上のプレイバックボタンがクリックされると前記グラフィック画面上にプレイバック開始ウィンドウを表示し、前記プレイバック開始ウィンドウにおいて開始時刻が入力されて再生開始ボタンがクリックされると前記開始時刻を含む前記プレイバック開始指令を出力し、前記統合データサーバ、前記イベント履歴サーバ、及び前記トレンドサーバを通じて前記イベント履歴データベース、及び前記トレンドデータベースから前記開始時刻以降のイベント履歴データ、及びトレンドデータを取得して前記グラフィック画面に表示するグラフィック画面表示機能とを備えたので、過去の操作、設定とそのときのプラントの状態推移を、操作員の指定する任意の時刻よりプレイバック表示することができるという効果を奏する。
【0157】
また、この発明に係る監視制御装置は、以上説明したとおり、イベント履歴画面上の編集モードボタンがクリックされると前記イベント履歴画面上に表示中のイベント履歴データをイベント履歴データ一覧として表示し、前記イベント履歴データ一覧においてデータが編集されて保存ボタンがクリックされると編集されたイベント履歴データを含む変更要求を出力するイベント履歴画面表示機能をさらに備え、前記統合データサーバは、前記変更要求を仲介して前記イベント履歴サーバへ送り、前記イベント履歴サーバは、前記変更要求に従って前記イベント履歴データベースを書き換えるので、イベント履歴データベースに蓄積されているデータを画面上より編集することができるという効果を奏する。
【0158】
また、この発明に係る監視制御装置は、以上説明したとおり、トレンドグラフ画面上の編集モードボタンがクリックされると前記トレンドグラフ画面上に表示中のトレンドデータをトレンドデータ一覧として表示し、前記トレンドデータ一覧においてデータが編集されて保存ボタンがクリックされると編集されたトレンドデータを含む変更要求を出力するトレンドグラフ画面表示機能をさらに備え、前記統合データサーバは、前記変更要求を仲介して前記トレンドサーバへ送り、前記トレンドサーバは、前記変更要求に従って前記トレンドデータベースを書き換えるので、トレンドデータベースに蓄積されているデータを画面上より編集することができるという効果を奏する。
【0159】
この発明に係る監視制御装置は、以上説明したとおり、プラントで発生した状態変化を収集して出力するリアルタイムデータサーバと、状態変化に対応する運転ガイダンス情報を格納する運転支援データベースと、前記運転支援データベースを管理し、切り替え値「運転ガイダンス」を含む運転支援モード切替指令に従って前記リアルタイムデータサーバからの状態変化に対応する運転ガイダンス情報を前記運転支援データベースから取得して出力する運転支援サーバと、前記切り替え値「運転ガイダンス」を含む運転支援モード切替指令を仲介して前記運転支援サーバへ送る統合データサーバと、グラフィック画面上の運転支援モード切替ボタンがクリックされて運転支援モードが運転ガイダンスに切り替えられると、前記切り替え値「運転ガイダンス」を含む運転支援モード切替指令を前記統合データサーバを通じて前記運転支援サーバへ出力し、前記運転支援サーバから前記統合データサーバを通じて前記状態変化に対応する運転ガイダンス情報を取得して前記グラフィック画面に表示するグラフィック画面表示機能とを備えたので、プラントで状態変化が発生した際、処置が必要な機器について、適切な操作、設定値を自動的に表示することができるという効果を奏する。
【0160】
また、この発明に係る監視制御装置は、以上説明したとおり、運転支援DB編集画面上の編集モードボタンがクリックされるとDB内容取得要求を出力して前記運転支援データベースから取得した状態変化に対応する運転ガイダンス情報の一覧を表示し、前記運転ガイダンス情報一覧においてデータが編集されて保存ボタンがクリックされると運転ガイダンス情報の編集結果を出力する運転支援DB編集画面表示機能をさらに備え、前記統合データサーバは、前記DB内容取得要求、及び前記編集結果を仲介して前記運転支援サーバへ送るとともに、前記状態変化に対応する運転ガイダンス情報を仲介して前記運転支援DB編集画面表示機能へ送り、前記運転支援サーバは、前記DB内容取得要求に従って前記運転支援データベースから前記状態変化に対応する運転ガイダンス情報を取得するとともに、前記編集結果に従って前記運転支援データベースを書き換えるので、別途、専用の編集装置を設置する必要がなく、運転支援データベース自体を画面より容易に変更できるという効果を奏する。
【0161】
この発明に係る監視制御装置は、以上説明したとおり、プラントで発生した状態変化を収集して出力するリアルタイムデータサーバと、イベント履歴データを格納するイベント履歴データベースと、トレンドデータを格納するトレンドデータベースと、前記イベント履歴データベースを管理し、検索要求に従って前記イベント履歴データベースから過去に同じ状態変化が発生した時刻を検索してその検索結果を出力し、プレイバック開始指令に従って前記イベント履歴データベースから前記イベント履歴データを取得するイベント履歴サーバと、前記トレンドデータベースを管理し、前記プレイバック開始指令に従って前記トレンドデータベースから前記トレンドデータを取得するトレンドサーバと、切り替え値「自動プレイバック」を含む運転支援モード切替指令に従って前記リアルタイムデータサーバからの状態変化に対して、過去に同じ状態変化が発生した時刻の検索要求を出力する運転支援サーバと、前記切り替え値「自動プレイバック」を含む運転支援モード切替指令を仲介して前記運転支援サーバへ送り、前記検索要求を仲介して前記イベント履歴サーバへ送り、前記検索要求に対する検索結果に基づいて開始時刻を含む前記プレイバック開始指令を前記イベント履歴サーバ及び前記トレンドサーバへ送る統合データサーバと、グラフィック画面上の運転支援モード切替ボタンがクリックされて運転支援モードが自動プレイバックに切り替えられると、前記切り替え値「自動プレイバック」を含む運転支援モード切替指令を前記統合データサーバを通じて前記運転支援サーバへ出力し、前記統合データサーバ、前記イベント履歴サーバ、及び前記トレンドサーバを通じて前記イベント履歴データベース、及び前記トレンドデータベースから前記開始時刻以降のイベント履歴データ、及びトレンドデータを取得して前記グラフィック画面に表示するグラフィック画面表示機能とを備えたので、状態変化が発生した場合、過去の同一事例の処置とプラントの状態推移をグラフィック画面上で自動プレイバックすることができるという効果を奏する。
【0162】
また、この発明に係る監視制御装置は、以上説明したとおり、前記統合データサーバが、前記イベント履歴サーバからの検索結果に基き、同一状態変化が複数回発生している場合には、前記トレンドサーバから各発生時刻毎の全プラントデータを取得するとともに、前記リアルタイムデータサーバから現在の全プラントデータを取得し、両者を比較して最も類似しているプラントデータの時刻をプレイバック開始時刻とし、この開始時刻を含むプレイバック開始指令を前記イベント履歴サーバ及び前記トレンドサーバへ出力するので、状態変化が発生した場合、過去の同一事例の処置とプラントの状態推移をグラフィック画面上で自動プレイバックすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る監視制御装置の構成を示す図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係る監視制御装置のイベント履歴DBのデータベース構造を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態1に係る監視制御装置のトレンドDBのデータベース構造を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態1に係る監視制御装置の運転支援DBのデータベース構造を示す図である。
【図5】この発明の実施の形態1に係る監視制御装置のグラフィック画面の具体例を示す図である。
【図6】この発明の実施の形態1に係る監視制御装置のイベント履歴画面の具体例を示す図である。
【図7】この発明の実施の形態1に係る監視制御装置のトレンドグラフ画面の具体例を示す図である。
【図8】この発明の実施の形態1に係る監視制御装置の運転支援DB編集画面の具体例を示す図である。
【図9】この発明の実施の形態1に係る監視制御装置のグラフィック画面表示動作を示す図である。
【図10】この発明の実施の形態1に係る監視制御装置のプレイバック機能の動作を示す図である。
【図11】この発明の実施の形態2に係る監視制御装置の過去データ編集機能の動作を示す図である。
【図12】この発明の実施の形態3に係る監視制御装置の運転ガイダンス機能の動作を示す図である。
【図13】この発明の実施の形態4に係る監視制御装置の運転支援DB編集機能の動作を示す図である。
【図14】この発明の実施の形態5及び6に係る監視制御装置の状態変化発生時の自動プレイバック機能の動作を示す図である。
【図15】この発明の実施の形態5及び6に係る監視制御装置の統合データサーバの動作を示すフローチャートである。
【図16】従来の監視制御装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 グラフィック画面(表示機能)、2 イベント履歴画面(表示機能)、3トレンドグラフ画面(表示機能)、4 イベント履歴サーバ、5 トレンドサーバ、6 イベント履歴データベース(DB)、6A イベント履歴ダミーデータベース(DB)、7 トレンドデータベース(DB)、7A トレンドダミーデータベース(DB)、8 リアルタイムデータサーバ、9 プラント、10 運転支援DB編集画面(表示機能)、11 統合データサーバ、12 運転支援サーバ、13 運転支援データベース(DB)、14 制御ウィンドウ、15 編集モード切替ボタン、16 編集モード切替ボタン、17 編集モード切替ボタン、18 イベント履歴データ一覧、19 トレンドデータ一覧、20 プレイバックボタン、21 プレイバック開始ウィンドウ、22 運転支援モード切替ボタン、23 保存ボタン、24 保存ボタン、25 保存ボタン。
【発明の属する技術分野】
この発明は、画面上で上下水処理プラント等、各種プラントの監視制御を行う監視制御装置に関するものである。特に、プラント監視における運転支援機能を有する監視制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の監視制御装置について図面を参照しながら説明する。図16は、従来の監視制御装置の構成を示す図である。
【0003】
図16において、1はグラフィック画面(表示機能)、2はイベント履歴画面(表示機能)、3はトレンドグラフ画面(表示機能)、4はイベント履歴サーバ、5はトレンドサーバ、6はイベント履歴データベース(DB)、7はトレンドデータベース(DB)、8はリアルタイムデータサーバ、9は上下水処理プラント等のプラントを示す。また、100は監視制御装置であり、グラフィック画面(表示機能)1〜リアルタイムデータサーバ8は、それぞれ監視制御装置100内のソフトウエアで構成されている。
【0004】
つぎに、従来の監視制御装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0005】
通常時のプラント監視は、プラント9の監視対象である機器、および計測値をシンボル化して表示したグラフィック画面1で行っている。このグラフィック画面1には、プラント9の現状の計測値、または状態などが表示されている。プラント9の機器の操作、および数値設定も、グラフィック画面1より行う。
【0006】
また、プラント9で異常などの状態変化が発生すると、イベント履歴画面2で、どのような状態変化が発生したかを監視することができる。
【0007】
さらに、トレンドグラフ画面3では、プラント9の定周期の計測値、または状態のデータを過去に遡って表示することができる。
【0008】
グラフィック画面1には、上述したように、プラント9の現在の状態が表示される。このグラフィック画面1の表示時の動作は、以下のようになる。
【0009】
グラフィック画面1を表示するときは、まず、グラフィック画面表示機能1は、表示を行うデータをリアルタイムデータサーバ8に要求し、このリアルタイムデータサーバ8がプラント9からデータを収集する(ステップST901)。
【0010】
そして、リアルタイムデータサーバ8は、グラフィック画面表示機能1へ収集したデータを返す(ステップST902)。
【0011】
プラント9においてアラームや状態変化が起こった場合は、リアルタイムデータサーバ8は、プラント9からアラームや状態変化のデータを受け取る。
【0012】
次に、イベント履歴サーバ4は、リアルタイムデータサーバ8からアラーム、状態変化データを収集する(ステップST903)。このイベント履歴サーバ4は、収集したアラーム、状態変化データを、イベント履歴DB6へ格納する。
【0013】
また、イベント履歴サーバ4は、イベント履歴画面表示機能2からの要求により、イベント履歴DB6からイベント履歴データを収集して、イベント履歴画面表示機能2へ返す(ステップST904)。以上の方法により、イベント履歴画面2にイベントの履歴を表示することができる。
【0014】
また、リアルタイムデータサーバ8は、定周期でプラント9から計測値を収集し(ステップST90l)、さらに、トレンドサーバ5は、それらのデータを収集する(ステップST905)。このトレンドサーバ5は、収集したトレンドデータを、トレンドDB7へ格納する。
【0015】
また、トレンドサーバ5は、トレンドグラフ画面表示機能3からの要求により、トレンドDB7からトレンドデータを収集して、トレンドグラフ画面表示機能3へ返す(ステップST906)。以上の方法により、トレンドグラフ画面3にトレンドデータを表示することができる。
【0016】
また、プラント9の機器の操作及び数値設定を行う場合は、グラフィック画面表示機能1は、リアルタイムデータサーバ8に対して、操作/設定要求を出し(ステップST907)、このリアルタイムデータサーバ8は、プラント9に対して操作/設定を行う(ステップST908)。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
上述したような従来の監視制御装置では、イベント履歴データ、トレンドデータは、それぞれイベント履歴画面2、トレンドグラフ画面3といった別々の画面上で参照されており、それぞれを関連付けて参照することが困難であった。このため、プラント9に異常が発生した際、過去の操作履歴やそのときのプラント9の状態の推移を参考に処置を行う、といった方法もとれず、その処置は操作員の経験に頼っていた。さらに、プラント9での異常に対して、適切な操作を行えるようになるためには、長期間の操作経験と、異常発生時の処置に関する膨大なマニュアルを理解する必要があり、容易ではなかった。
【0018】
また、このような問題点に対して、例えば特開平02−015307号公報に記載された「プラント運転支援装置」では、プラントで発生した異常に対してガイダンスメッセージと共に、操作すべき機器やシンボルを表示する機能があるが、下記のような問題点があった。操作すべきシンボルは明示されるが、そのシンボルについて、どのような操作や設定値を行うかをガイダンスメッセージに基づいて操作員が考えて決める必要がある。操作や設定値がガイダンスメッセージに示されている場合も、そのメッセージに基づいて、操作や設定値を画面に入力する手順が必要となり、処置までに時間を要する。
【0019】
また、特開平11−327627号公報に記載された「プラント監視制御装置」では、蓄積した過去データを用いて、過去の同一操作/設定の履歴のリストと、それぞれのプラントの状態推移を参照することはできるが、下記のような問題点があった。操作/設定の様子を一覧で参照できるのみであり、実際に制御ウィンドウを用いて、どのような操作/設定値で、どのような間隔を空けて実施したかを把握することが困難である。また、操作/設定とそのときのプラントの状態推移は、異常に対する処置として常に最適とは限らない(一部誤った操作を行っている場合もある)。つまり、過去事例として参考にできない場合もある。
【0020】
また、特開平09−081233号公報に記載された「監視制御支援装置」では、異常発生時の画像、音声のプレイバックが可能であるが、下記のような問題点があった。異常ではなく、運転のON/OFFなどの通常の状態変化発生時のプレイバックができない。
【0021】
さらに、特開平10−171531号公報に記載された「プラント監視表示機能」では、画面上に配置されたポイントのプレイバック機能を持つが、下記のような問題点があった。各機器に対する操作と、各計測値に対する設定手順を含めたプレイバックは不可能である。
【0022】
この発明は、前述した問題点を解決するためになされたもので、以下の機能を有する監視制御装置を得ることを目的とする。
【0023】
過去の制御ウィンドウによる操作/設定の状況、そのときのプラント状態の推移と、アラーム、ガイダンス、操作履歴などのメッセージ一覧と、計装機能等をグラフィック画面上でプレイバック表示する『プレイバック機能』を監視制御装置は有する。
【0024】
また、必要であれば、過去の操作/設定と、そのときのプラント状態の推移をイベント履歴画面やトレンドグラフ画面上より編集でき、過去事例として参考にできない操作などを変更することなどにより、経験の浅い操作員の訓練教材として最適化できる『過去データ編集機能』を監視制御装置は有する。
【0025】
また、プラントにおいて異常等、状態変化が発生した場合、運転支援DBに蓄積されたガイダンス情報(操作/設定アクション等)に基づき、ガイダンスを表示すると共に、操作に必要なシンボルについて制御ウィンドウが自動で表示され、その中に必要な操作/設定値が既に入力済みとなっている『運転ガイダンズ機能』を監視制御装置は有する。なお、操作が複数ステップとなる場合は、順次、操作/設定アクション等がセットされた制御ウィンドウが自動表示される上記運転ガイダンズ機能を監視制御装置は有する。
【0026】
また、運転支援DBの内容を運転支援DB編集画面上で編集できる『運転支援DB編集機能』を監視制御装置は有する。
【0027】
さらに、プラントにおいて異常等、状態変化が発生した場合、イベント履歴DB、トレンドDB、運転支援DBから、その状態変化について、過去に同一状態変化に対する処置方法がないか検索し、あれば、そのときの操作/設定の様子と、プラントの状態推移と、アラーム、ガイダンス、操作履歴などのメッセージ一覧と、計装機能等をグラフィック画面上で自動プレイバック表示する『自動プレイバック機能』を監視制御装置は有する。
【0028】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る監視制御装置は、イベント履歴データを格納するイベント履歴データベースと、トレンドデータを格納するトレンドデータベースと、前記イベント履歴データベースを管理し、プレイバック開始指令に従って前記イベント履歴データベースから前記イベント履歴データを取得するイベント履歴サーバと、前記トレンドデータベースを管理し、前記プレイバック開始指令に従って前記トレンドデータベースから前記トレンドデータを取得するトレンドサーバと、前記プレイバック開始指令を仲介して前記イベント履歴サーバ及び前記トレンドサーバへ送る統合データサーバと、グラフィック画面上のプレイバックボタンがクリックされると前記グラフィック画面上にプレイバック開始ウィンドウを表示し、前記プレイバック開始ウィンドウにおいて開始時刻が入力されて再生開始ボタンがクリックされると前記開始時刻を含む前記プレイバック開始指令を出力し、前記統合データサーバ、前記イベント履歴サーバ、及び前記トレンドサーバを通じて前記イベント履歴データベース、及び前記トレンドデータベースから前記開始時刻以降のイベント履歴データ、及びトレンドデータを取得して前記グラフィック画面に表示するグラフィック画面表示機能とを備えたものである。
【0029】
また、この発明に係る監視制御装置は、イベント履歴画面上の編集モードボタンがクリックされると前記イベント履歴画面上に表示中のイベント履歴データをイベント履歴データ一覧として表示し、前記イベント履歴データ一覧においてデータが編集されて保存ボタンがクリックされると編集されたイベント履歴データを含む変更要求を出力するイベント履歴画面表示機能をさらに備え、前記統合データサーバは、前記変更要求を仲介して前記イベント履歴サーバへ送り、前記イベント履歴サーバは、前記変更要求に従って前記イベント履歴データベースを書き換えるものである。
【0030】
また、この発明に係る監視制御装置は、トレンドグラフ画面上の編集モードボタンがクリックされると前記トレンドグラフ画面上に表示中のトレンドデータをトレンドデータ一覧として表示し、前記トレンドデータ一覧においてデータが編集されて保存ボタンがクリックされると編集されたトレンドデータを含む変更要求を出力するトレンドグラフ画面表示機能をさらに備え、前記統合データサーバは、前記変更要求を仲介して前記トレンドサーバへ送り、前記トレンドサーバは、前記変更要求に従って前記トレンドデータベースを書き換えるものである。
【0031】
この発明に係る監視制御装置は、プラントで発生した状態変化を収集して出力するリアルタイムデータサーバと、状態変化に対応する運転ガイダンス情報を格納する運転支援データベースと、前記運転支援データベースを管理し、切り替え値「運転ガイダンス」を含む運転支援モード切替指令に従って前記リアルタイムデータサーバからの状態変化に対応する運転ガイダンス情報を前記運転支援データベースから取得して出力する運転支援サーバと、前記切り替え値「運転ガイダンス」を含む運転支援モード切替指令を仲介して前記運転支援サーバへ送る統合データサーバと、グラフィック画面上の運転支援モード切替ボタンがクリックされて運転支援モードが運転ガイダンスに切り替えられると、前記切り替え値「運転ガイダンス」を含む運転支援モード切替指令を前記統合データサーバを通じて前記運転支援サーバへ出力し、前記運転支援サーバから前記統合データサーバを通じて前記状態変化に対応する運転ガイダンス情報を取得して前記グラフィック画面に表示するグラフィック画面表示機能とを備えたものである。
【0032】
また、この発明に係る監視制御装置は、運転支援DB編集画面上の編集モードボタンがクリックされるとDB内容取得要求を出力して前記運転支援データベースから取得した状態変化に対応する運転ガイダンス情報の一覧を表示し、前記運転ガイダンス情報一覧においてデータが編集されて保存ボタンがクリックされると運転ガイダンス情報の編集結果を出力する運転支援DB編集画面表示機能をさらに備え、前記統合データサーバは、前記DB内容取得要求、及び前記編集結果を仲介して前記運転支援サーバへ送るとともに、前記状態変化に対応する運転ガイダンス情報を仲介して前記運転支援DB編集画面表示機能へ送り、前記運転支援サーバは、前記DB内容取得要求に従って前記運転支援データベースから前記状態変化に対応する運転ガイダンス情報を取得するとともに、前記編集結果に従って前記運転支援データベースを書き換えるものである。
【0033】
この発明に係る監視制御装置は、プラントで発生した状態変化を収集して出力するリアルタイムデータサーバと、イベント履歴データを格納するイベント履歴データベースと、トレンドデータを格納するトレンドデータベースと、前記イベント履歴データベースを管理し、検索要求に従って前記イベント履歴データベースから過去に同じ状態変化が発生した時刻を検索してその検索結果を出力し、プレイバック開始指令に従って前記イベント履歴データベースから前記イベント履歴データを取得するイベント履歴サーバと、前記トレンドデータベースを管理し、前記プレイバック開始指令に従って前記トレンドデータベースから前記トレンドデータを取得するトレンドサーバと、切り替え値「自動プレイバック」を含む運転支援モード切替指令に従って前記リアルタイムデータサーバからの状態変化に対して、過去に同じ状態変化が発生した時刻の検索要求を出力する運転支援サーバと、前記切り替え値「自動プレイバック」を含む運転支援モード切替指令を仲介して前記運転支援サーバへ送り、前記検索要求を仲介して前記イベント履歴サーバへ送り、前記検索要求に対する検索結果に基づいて開始時刻を含む前記プレイバック開始指令を前記イベント履歴サーバ及び前記トレンドサーバへ送る統合データサーバと、グラフィック画面上の運転支援モード切替ボタンがクリックされて運転支援モードが自動プレイバックに切り替えられると、前記切り替え値「自動プレイバック」を含む運転支援モード切替指令を前記統合データサーバを通じて前記運転支援サーバへ出力し、前記統合データサーバ、前記イベント履歴サーバ、及び前記トレンドサーバを通じて前記イベント履歴データベース、及び前記トレンドデータベースから前記開始時刻以降のイベント履歴データ、及びトレンドデータを取得して前記グラフィック画面に表示するグラフィック画面表示機能とを備えたものである。
【0034】
また、この発明に係る監視制御装置は、前記統合データサーバが、前記イベント履歴サーバからの検索結果に基き、同一状態変化が複数回発生している場合には、前記トレンドサーバから各発生時刻毎の全プラントデータを取得するとともに、前記リアルタイムデータサーバから現在の全プラントデータを取得し、両者を比較して最も類似しているプラントデータの時刻をプレイバック開始時刻とし、この開始時刻を含むプレイバック開始指令を前記イベント履歴サーバ及び前記トレンドサーバへ出力するものである。
【0035】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係る監視制御装置について図面を参照しながら説明する。この実施の形態1に係る監視制御装置は、プラントの状態及び計測値の過去データと、過去のある時点で行っていた操作をグラフィック画面上でプレイバック表示する『プレイバック機能』を備えたものである。「プレイバック」とは、過去の一定期間の状態を、時間の流れる速さを変えずに再生することをいう。
【0036】
図1は、この発明の実施の形態1に係る監視制御装置の構成を示す図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0037】
図1において、1はプラントの状態表示と機器操作およびアナログ値設定を行うグラフィック画面(表示機能)、2はイベント履歴画面(表示機能)、3はトレンドグラフ画面(表示機能)、10は運転支援DB編集画面(表示機能)である。これらのグラフィック画面1、イベント履歴画面2、トレンドグラフ画面3、及び運転支援DB編集画面10の各画面は、統合データサーバ11を介して、イベント履歴サーバ4、トレンドサーバ5、及び運転支援サーバ12にアクセスする。
【0038】
また、同図において、イベント履歴サーバ4は、イベント履歴データベース(DB)6からイベント履歴データを取得する。また、トレンドサーバ5は、トレンドデータベース(DB)7からトレンドデータを取得する。さらに、運転支援サーバ12は、運転支援データベース(DB)13から運転支援データを取得する。また、100Aは監視制御装置であり、プラント9を除き、グラフィック画面(表示機能)1〜リアルタイムデータサーバ8、及び運転支援DB編集画面(表示機能)10〜運転支援DB13は、それぞれ監視制御装置100内のソフトウエアである。
【0039】
図2は、この発明の実施の形態1に係る監視制御装置のイベント履歴DBのデータベース構造を示す図である。
【0040】
イベント履歴画面2上では、例えば『XXポンプ故障』のように、具体的な信号名称が表示されるが、イベント履歴DB6の中では、「発生時刻」と、「TAG」と、ON/OFF等の「値」で格納されている。このイベント履歴DB6には、プラント9での状態変化発生時、及びグラフィック画面1からの操作設定時に、それらの変化の履歴が蓄積される。
【0041】
図3は、この発明の実施の形態1に係る監視制御装置のトレンドDBのデータベース構造を示す図である。
【0042】
トレンドグラフ画面3上では、例えば『ろ過池水位』のように、具体的な信号名称が表示されるが、トレンドDB7の中では、「TAG」と、「時刻」と、その時刻の「値」が格納されている。このトレンドDB7には、一定周期毎にプラント9の計測値が蓄積される。
【0043】
図4は、この発明の実施の形態1に係る監視制御装置の運転支援DBのデータベース構造を示す図である。
【0044】
この運転支援DB13は、ある「タグ」の「状態変化」に対応する「操作/設定アクション」(運転ガイダンス情報)を格納する。
【0045】
図5、図6、図7、及び図8は、この発明の実施の形態1に係る監視制御装置のグラフィック画面、イベント履歴画面、トレンドグラフ画面、及び運転支援DB編集画面の具体例を、それぞれ示す図である。
【0046】
図5に示すグラフィック画面1上の制御ウィンドウ14は、操作または設定を行いたいプラントの機器および数値をクリックすることにより、同画面上に表示される。このグラフィック画面1上の機器や計測値には、各々にシンボルIDが付与されており、ユニークに識別される。
【0047】
また、図6、図7、及び図8に示す15、16、及び17は、それぞれ、イベント履歴画面2、トレンドグラフ画面3、及び運転支援DB編集画面10の『編集モード』切替ボタンである。
【0048】
図6に示すイベント履歴画面2の『編集モード』切替ボタン15をクリックすると、イベント履歴データ一覧18が表示される。このイベント履歴データ一覧18内のイベントの時刻、またはイベント発生の値の編集が可能となり、『保存』ボタン23をクリックすると、入力された内容でイベント履歴DB6が書き換えられる。
【0049】
また、図7に示すトレンドグラフ画面3の『編集モード』切替ボタン16をクリックすると、トレンドグラフ上に表示しているデータを表形式で表示する、トレンドデータ一覧19が表示される。このトレンドデータ一覧19の表内に数値を入力し、画面上の『保存』ボタン24をクリックすると、入力された内容でトレンドDB7の値が書き換えられる。
【0050】
さらに、図8に示す運転支援DB編集画面10の『編集モード』切替ボタン17をクリックすると、運転支援DB13の内容が表示される。操作/設定アクション欄に文字を入力し、画面上の『保存』ボタン25をクリックすると、入力された内容で運転支援DB13の内容が書き換えられる。なお、編集モード切替ボタン17をクリックしなくても、この運転支援DB編集画面10を選択すると、編集モードへ移行してもよい。また、この運転支援DB編集画面10の右側のスクロールバーを操作することにより、運転支援DB13の全ての内容を参照することができる。
【0051】
つぎに、この実施の形態1に係る監視制御装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0052】
図9は、この発明の実施の形態1に係る監視制御装置のグラフィック画面表示動作を示す図である。
【0053】
まず、グラフィック画面表示機能1は、統合データサーバ11へプラント9のデータ収集の要求を発行する(ステップST101)。
【0054】
次に、統合データサーバ11は、グラフィック画面表示機能1のデータ収集の要求(ステップST101)を受け、リアルタイムデータサーバ8へデータ収集の要求を発行する(ステップST102)。
【0055】
次に、リアルタイムデータサーバ8は、統合データサーバ11のデータ収集の要求(ステップST102)を受けて、プラント9から実際のデータを収集する(ステップST103)。
【0056】
次に、リアルタイムデータサーバ8は、プラント9から収集した実際のデータを統合データサーバ11へ返す(ステップST104)。
【0057】
次に、統合データサーバ11は、リアルタイムデータサーバ8から返された実際のデータをグラフィック画面表示機能1へ返す(ステップST105)。
【0058】
最後に、グラフィック画面表示機能1は、統合データサーバ11から送られてきたプラント9の実際のデータを表示する。
【0059】
グラフィック画面1上で、操作、または設定を行いたいプラント9の機器シンボル、または数値シンボルをクリックすると、図5に示すように、制御ウィンドウ14が表示される。この制御ウィンドウ14で操作、または設定アクションを入力し、『送信』ボタン(図示せず)をクリックすることにより送信を行うと、グラフィック画面表示機能1は、統合データサーバ11と、リアルタイムデータサーバ8を介して、プラント9の機器に対して操作、または設定を行う。このとき、操作、または設定を行ったという情報は、統合データサーバ11を介して、イベント履歴サーバ4により、イベント履歴DB6に蓄積される。
【0060】
イベント履歴画面2を表示する場合は、イベント履歴画面表示機能2は、統合データサーバ11を介して、イベント履歴サーバ4により、イベント履歴DB6からイベント履歴データを取得して表示を行う。
【0061】
また、トレンドグラフ画面3を表示する場合は、トレンドグラフ画面表示機能3は、統合データサーバ11を介して、トレンドサーバ5により、トレンドDB7からトレンドデータを取得して表示を行う。
【0062】
図10は、この発明の実施の形態1に係る監視制御装置のプレイバック機能の動作を示す図である。
【0063】
図5に示すように、グラフィック画面1上に表示される『プレイバック』ボタン20をクリックすることにより、プレイバック開始ウィンドウ21が表示される。プレイバック機能の操作は、グラフィック画面1上に表示される『プレイバック』ボタン20のクリックから開始する。
【0064】
プレイバック機能における動作を、図10を用いて説明する。操作員がグラフィック画面1上の『プレイバック』ボタン20をクリックすると、グラフィック画面表示機能1は、グラフィック画面1上にプレイバック開始ウィンドウ21を表示する。
【0065】
次に、操作員がグラフィック画面1上のプレイバック開始ウィンドウ21において、開始時刻を入力し、プレイバック開始ウィンドウ21内の再生開始ボタン(テープレコーダの再生ボタンと同じシンボルのボタン)をクリックすると、グラフィック画面表示機能1は、統合データサーバ11へプレイバック開始指令(入力された開始時刻を含む。)を送る(ステップST151)。
【0066】
次に、統合データサーバ11は、プレイバック開始指令をイベント履歴サーバ4とトレンドサーバ5へ送る(ステップST152、ST153)。
【0067】
次に、イベント履歴サーバ4と、トレンドサーバ5は、それぞれ、プレイバック開始指令で指定された開始時刻以降のイベント履歴データ、トレンドデータをイベント履歴DB6、トレンドDB7から取得して、統合データサーバllへ返す(ステップST154、ST155)。
【0068】
次に、統合データサーバllは、プレイバック開始時刻以降のイベント履歴データ、トレンドデータをグラフィック画面表示機能1へ返す(ステップST156、ST157)。
【0069】
そして、グラフィック画面表示機能1は、プラント9の状態表示を、プレイバック開始時刻を指定された時刻から実際の時間の経過に合わせて進める。
【0070】
上記のステップST154において、イベント履歴サーバ4は、イベント履歴DB6中に、再生時間に対応する数値設定操作履歴、機器設定操作履歴が見つかるたびに応答する。また、上記のステップST155において、トレンドサーバ5は、トレンドDB7中のトレンドデータを定周期毎に応答する。
【0071】
図5に示すように、グラフィック画面1上で、機器等のシンボルの表示更新や、制御ウィンドウ14での操作、設定が、プレイバック開始ウィンドウ21内に表示されている時間に合わせてプレイバック表示される。同様にして、コントロールパネルを表示する計装画面においても、設定値、操作値、現在値などのプレイバック表示が可能である。
【0072】
以上より、過去の操作、設定とそのときのプラントの状態推移を、操作員の指定する任意の時刻よりプレイバック表示可能となる。これにより、例えば、過去に発生したプラントの異常と、異常が発生した場合の処置(機器操作および数値設定)と、プラントの状態の推移を容易に参照可能となり、同様の異常が発生した場合に経験の浅い操作員の教材とすることができる。
【0073】
従来の監視制御装置では、適切な操作を行うために、長期間の経験が必要であったが、この実施の形態1に係る監視制御装置では、過去に発生したプラント9の異常と、異常が発生した場合の機器操作および数値設定が任意に参照可能となるため、経験の浅い操作員でも、容易に同様の操作を行うことが可能となる。また、従来の監視制御装置では、適切な操作を行うことができるようになるために長期間の操作が必要であったが、この実施の形態1に係る監視制御装置では、経験の長い操作員と同様の操作を容易に行うことができる。さらに、各機器に対する操作および各計測値に対する設定手順である、操作ウィンドウを表示することができる。
【0074】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る監視制御装置について図面を参照しながら説明する。この発明の実施の形態2に係る監視制御装置は、上記プレイバック機能で用いる過去データを画面より編集可能とする『過去データ編集機能』を備えたものである。
【0075】
この発明の実施の形態2に係る監視制御装置の構成は、上記実施の形態1と同様である。
【0076】
つぎに、この実施の形態2に係る監視制御装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0077】
図6に示すイベント履歴画面2は、『編集モード』切替ボタン16がクリックされることにより、編集モードに変わり、表示中のイベント履歴データをイベント履歴データ一覧18として表形式で表示する。この表内で値を編集(変更)し、『保存』ボタン23がクリックされると、イベント履歴DB6が書き換えられる。
【0078】
また、図7に示すトレンドグラフ画面3は、『編集モード』切替ボタン17がクリックされることにより、編集モードに変わり、表示中のトレンドデータをトレンドデータ一覧19として表形式で表示する。この表内で値を編集(変更)し、『保存』ボタン24がクリックされると、トレンドDB7が書き換えられる。
【0079】
以上のように、イベント履歴DB6、トレンドDB7に格納されたデータを編集することができる。
【0080】
図11は、この発明の実施の形態2に係る監視制御装置の過去データ編集機能の動作を示す図である。
【0081】
イベント履歴DB6、トレンドDB7の編集時の動作を、図11に基づき説明する。
【0082】
イベント履歴データが上記の手順により編集される場合、まず、イベント履歴画面表示機能2は、保存ボタン23がクリックされると、統合データサーバ11に対して、編集(変更)されたイベント履歴データとともに変更要求を出力する(ステップST201)。
【0083】
次に、統合データサーバ11は、イベント履歴画面表示機能2からの変更要求を受けて、イベント履歴サーバ4へイベント履歴DB6内のデータの書き換えを要求して編集(変更)されたイベント履歴データを出力する(ステップST202)。
【0084】
そして、イベント履歴サーバ4は、このデータの書き換え要求を受けて、送られてきた編集(変更)されたイベント履歴データでイベント履歴DB6の内容を書き換える。
【0085】
また同様に、トレンドデータが上記の手順により編集される場合、まず、トレンドグラフ画面表示機能3は、保存ボタン24がクリックされると、統合データサーバ11に対して、編集(変更)されたトレンドデータとともに変更要求を出力する(ステップST203)。
【0086】
次に、統合データサーバ11は、トレンドサーバ5へトレンドDB7内のデータの書き換えを要求して編集(変更)されたトレンドデータを出力する(ステップST204)。
【0087】
そして、トレンドサーバ5は、このデータの書き換え要求を受けて、送られてきた編集(変更)されたトレンドデータでトレンドDB7の内容を書き換える。
【0088】
この手順により、イベント履歴DB6、及びトレンドDB7内の過去データ編集が可能となる。
【0089】
以上の手順により編集されたイベント履歴データ、トレンドデータは、それぞれ、編集(変更)したデータを蓄積するイベント履歴ダミーDB6A、トレンドダミーDB7Aを用意することにより、イベント履歴DB6、トレンドDB7のマスタデータベースとは別のデータベースとして保存することも可能である。
【0090】
この時、上記のステップST202、ステップST204以降の動作については、イベント履歴サーバ4、トレンドサーバ5は、それぞれ、イベント履歴ダミーDB6A、トレンドダミーDB7Aの内容を書き換えることになる。
【0091】
以上により、イベント履歴DB6、トレンドDB7に蓄積されているデータが、監視制御装置の画面上より編集可能となる。これにより、例えば、異常発生時の過去の操作および設定が、経験の浅い操作員には複雑すぎる場合、過去データを編集して簡略化し、研修用教材として最適化することが可能である。
【0092】
この実施の形態2に係る監視制御装置は、上記実施の形態1に係る監視制御装置で参照可能としている過去のデータを編集できる機能を持つため、過去の操作履歴を簡略化するなど、操作員の研修用教材として最適化することができる。従来の監視制御装置のプレイバック機能では、誤った操作を行っている場合でも、実際に行った手順でしか再生されなかったが、この実施の形態2に係る監視制御装置では、最適な操作方法をプレイバック表示させることができる。
【0093】
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係る監視制御装置について図面を参照しながら説明する。この発明の実施の形態3に係る監視制御装置は、機器の故障、上下限値異常、機器の運転など、ディジタル信号として現場より送信される、プラント9の状態変化が発生すると、運転支援DB13に蓄積された情報に基づき、その状態変化に応じて、必要な操作、設定値が予めセットされた制御ウィンドウ14が自動表示される『運転ガイダンス機能』を備えたものである。操作員は、画面上で内容を確認し実行する操作が複数ステップとなる場合は、順次、操作、設定値がセットされた制御ウィンドウ14が自動表示される。
【0094】
この発明の実施の形態3に係る監視制御装置の構成は、上記実施の形態1と同様である。
【0095】
つぎに、この実施の形態3に係る監視制御装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0096】
この実施の形態3では、プラント9に状態変化が発生した際、予め運転支援DB13に格納されたデータに基づき、適切な処置を制御ウィンドウ14の形式で表示する。
【0097】
図12は、この発明の実施の形態3に係る監視制御装置の運転ガイダンス機能の動作を示す図である。
【0098】
まず、図5において、プラント9の操作員は、グラフィック画面1上の『運転支援モード』切替ボタン22をクリックすることにより、運転支援モードを『運転ガイダンス』モードに切り替える。この『運転支援モード』切替ボタン22は、表示されているモードが最新モードであり、ボタン22のクリック毎に切り替わり、『運転ガイダンス』以外に、後で説明する『自動プレイバック』と、『通常』の3つのモードがある。
【0099】
運転支援モード切替ボタン22が『運転ガイダンス』モードに切り替えられると、図12に示すように、グラフィック画面表示機能1は、運転支援モード切替指令を、切り替え値「運転ガイダンスモード」と共に、統合データサーバ11へ送る(ステップST301)。
【0100】
次に、統合データサーバ11は、運転支援モード切替指令を運転支援サーバ12へ送る(ステップST302)。この運転支援サーバ12は、運転支援モードデータを、送られてきた「運転ガイダンスモード」に書き換える。
【0101】
プラント9において、状態変化が発生すると、アラームを含む状態変化データがプラント9からリアルタイムデータサーバ8へ上がる(ステップST303)。
【0102】
その後、リアルタイムデータサーバ8は、状態変化データを運転支援サーバ12へ上げる(ステップST304)。この運転支援サーバ12は、運転支援モードデータをチェックし、その値が「運転ガイダンスモード」の場合のみ、以下の処理を行う。
【0103】
運転支援サーバ12は、図4に示す運転支援DB13内を検索し、リアルタイムデータサーバ8から受け取った状態変化に対して、操作、設定すべき機器および数値のシンボル(シンボルID)と操作値(操作アクション)、設定値(設定アクション)を決める。
【0104】
この運転支援DB13は、上述したように、ある「状態変化」に対応する「操作/設定アクション」(運転ガイダンス情報)が格納されている。また、運転支援DB13は、後述するように編集可能で、一つの状態変化に対して一つのステップ、または複数ステップの操作/設定アクションを定義することが可能である。さらに、1行に複数の状態変化を格納し、複数同時状態変化に対する操作/設定アクションを定義することも可能である。
【0105】
運転支援サーバ12は、シンボルIDと操作、設定値(アクション)を、統合データサーバ11を介して、グラフィック画面表示機能1へ送る(ステップST305〜ST306)。
【0106】
次に、グラフィック画面表示機能1は、運転支援サーバ12から受け取ったシンボルIDに対応するシンボルから制御ウィンドウ14を表示し、受け取った操作、設定値(アクション)を制御ウィンドウ14内に表示する。
【0107】
プラント9で発生した状態変化について、運転支援DB13内に複数ステップの操作/設定アクションが対応付けられている場合は、一つの操作/設定アクションが終わる度に、次のシンボルIDと操作/設定アクションが、運転支援サーバ12から統合データサーバ11を介してグラフィック画面表示機能1へ送られる(ステップST305〜ST306)。
【0108】
以上により、プラント9において状態変化が発生した際、処置が必要な機器に対応する機器および数値のシンボルについて、適切な操作、設定値が自動表示される。このため、例えばプラント9に異常発生時、経験の浅い操作員でも、適切な処置が間違いなく迅速にできるようになる。
【0109】
この実施の形態3に係る監視制御装置では、プラント9に状態変化が発生した時、操作および設定の必要な機器および計測値のシンボルについて適切な操作および設定ウィンドウ(制御ウィンドウ14)が表示される機能(運転ガイダンス機能)を持っため、経験の浅い操作員でも、迅速に適切な処置を行うよう支援することができる。従来の監視制御装置では、必要な操作を行うために操作内容および設定値などを入力する必要があり、処置までに時間を要したが、この実施の形態3に係る監視制御装置では、迅速な処置が可能となる。
【0110】
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係る監視制御装置について図面を参照しながら説明する。この発明の実施の形態4に係る監視制御装置は、運転支援DB(状態変化と操作/設定の対応表)の内容を画面から編集できる『運転支援DB編集機能』を備えたものである。
【0111】
この発明の実施の形態4に係る監視制御装置の構成は、上記実施の形態1と同様である。
【0112】
つぎに、この実施の形態4に係る監視制御装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0113】
図13は、この発明の実施の形態4に係る監視制御装置の運転支援DB編集機能の動作を示す図である。
【0114】
上記実施の形態3では、運転支援DB13による運転ガイダンス機能について説明したが、図13に示すように、運転支援DB13の内容自体について、監視制御装置の画面より編集が可能である。
【0115】
図13において、運転支援DB編集画面表示機能10は、『編集モード』切替ボタン17がクリックされると、統合データサーバ11へDB内容取得要求を発行する(ステップST401)。
【0116】
次に、統合データサーバ11は、運転支援データサーバ12へ、DB内容取得要求を発行する(ステップST402)。
【0117】
次に、運転支援サーバ12は、統合データサーバ11から受け取ったDB内容取得要求に応じて、運転支援DB13から全データを取得し、その全データ内容を統合データサーバ11へ返す(ステップST403)。
【0118】
次に、統合データサーバ11は、運転支援サーバ12から取得した運転支援DB13の全データを運転支援DB編集画面表示機能10へ返す(ステップST404)。
【0119】
運転支援DB編集画面表示機能10は、図8に示す運転支援DB編集画面において、操作員が運転支援DB内容のうち操作/設定アクション欄を編集(変更)して『保存』ボタン25をクリックすると、その編集結果を統合データサーバ11へ送る(ステップST405)。
【0120】
次に、統合データサーバ11は、運転支援DB13の編集結果を運転支援サーバ12へ送る(ステップST406)。
【0121】
最後に、運転支援データサーバ12は、統合データサーバ11から受け取った編集結果で運転支援DB13を書き換える。
【0122】
以上により、別途、専用の編集装置を設置する必要がなく、操作員は、運転支援DB13自体を監視制御装置の画面より容易に変更できる。これにより、例えば登録している運転ガイダンス情報(操作/設定アクション)に誤りがあった場合や、よりよい処置方法が提案された場合、速やかに運転支援DB13を修正、追加できる。その結果、プラント9での運転ノウハウが確実に、かつ、速やかに運転支援DB13に反映できるようになる。
【0123】
この実施の形態4に係る監視制御装置では、上記実施の形態3で表示されるとしている操作および設定ウィンドウ(制御ウィンドウ14)の表示内容を監視制御装置の画面上から容易に変更できるため、誤った操作を防ぎ、確実な処置を行うよう支援することができる。従来の監視制御装置では、最適でない操作を行っている場合でも、実際に行った操作および設定内容でのガイダンス表示が行われていたが、この実施の形態4に係る監視制御装置では、最適な操作および設定内容でのガイダンス表示が可能となる。
【0124】
実施の形態5.
この発明の実施の形態5に係る監視制御装置について図面を参照しながら説明する。この発明の実施の形態5に係る監視制御装置は、プラントで状態変化(機器の故障、計測値の上下限値異常、機器の運転等)が発生すると、過去の同じ状態変化発生時のプラントの状態の推移と、操作手順が自動的に検索され、上記プレイバック機能で表示される『自動プレイバック機能』を備えたものである。
【0125】
この発明の実施の形態5に係る監視制御装置の構成は、上記実施の形態1と同様である。
【0126】
つぎに、この実施の形態5に係る監視制御装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0127】
図14は、この発明の実施の形態5及び6に係る監視制御装置の状態変化発生時の自動プレイバック機能の動作を示す図である。
【0128】
上記実施の形態3では、プラント9における状態変化発生時の処置方法が自動的に制御ウィンドウ14として表示される運転ガイダンス機能について説明したが、本実施の形態5では、これとは別に、状態変化が発生すると、過去の同一状態変化発生時のプラント9の状態推移と、処置のための制御ウィンドウ14での操作手順が自動プレイバックされる。
【0129】
まず、図5に示すグラフィック画面1において、操作員は、運転支援モード切替ボタン22をクリックすることにより、運転支援モードを『自動プレイバック』に切り替える。
【0130】
このとき、図14に示すように、グラフィック画面表示機能1は、運転支援モード切替指令を、切り替え値「自動プレイバックモード」と共に、統合データサーバ11へ送る(ステップST501)。
【0131】
次に、統合データサーバ11は、切り替え値「自動プレイバックモード」と共に、運転支援モード切替指令を運転支援サーバ12へ送る(ステップST502)。
【0132】
次に、運転支援サーバ12は、運転支援モードデータを、送られてきた「自動プレイバックモード」に書き換える。
【0133】
プラント9から状態変化が上がると(ステップST503)と、リアルタイムデータサーバ8は、状態変化を運転支援サーバ12へ上げる(ステップST504)。この運転支援サーバ12は、運転支援モードデータをチェックし、その値が「自動プレイバックモード」の場合のみ、以下の処理を行う。
【0134】
運転支援サーバ12は、統合データサーバ11に対して、リアルタイムデータサーバ8から受け取った状態変化に対して、過去に同じ状態変化が発生した時刻の検索要求を出す(ステップST505)。
【0135】
次に、統合データサーバ11は、上記検索要求をイベント履歴サーバ4へ送る(ステップST506)。
【0136】
次に、イベント履歴サーバ4は、イベント履歴DB6を検索し、同一状態変化が発生した時刻の検索結果を統合データサーバ11へ返す(ステップST507)。
【0137】
次に、統合データサーバ11は、その検索結果(時刻)をプレイバック開始時刻として、プレイバック開始指令をイベント履歴サーバ4、トレンドサーバ5へ出す(ステップST508、ST510)。
【0138】
以後は、上記実施の形態1と同様に、プラント9の状態推移と制御ウィンドウ14での操作、設定の自動プレイバックが実施される(ステップST509、ST511、ST512、ST513)。
【0139】
以上のように、状態変化が発生した場合、過去の同一事例を検索し、そのときの処置(制御ウィンドウ14での操作、設定)とプラント9の状態推移をグラフィック画面1上で自動プレイバックすることができる。このように、例えばプラント9で異常が発生した場合も、過去の処置事例が分かりやすく、自動的に表示される。これを見れば、経験の浅い操作員でも適切な処置が行える。
【0140】
実施の形態6.
この発明の実施の形態6に係る監視制御装置について図面を参照しながら説明する。この発明の実施の形態6に係る監視制御装置は、上記実施の形態5と同様に、『自動プレイバック機能』を備えたものである。
【0141】
この発明の実施の形態6に係る監視制御装置の構成は、上記実施の形態1と同様である。
【0142】
つぎに、この実施の形態6に係る監視制御装置の動作について図面を参照しながら説明する。
【0143】
上記実施の形態5では、図14のステップST507での検索結果が1件の場合、つまり、状態変化について過去の状況を調べたときに、1件のみ発生している場合を想定している。しかし、同一状態変化が過去に複数回発生していることも考えられる。この場合は、ステップST501からステップST506までの手順については、上記実施の形態5と同様の動作とし、ステップST507以降を下記のような手順で実施する。
【0144】
図14において、ステップST507で複数の検索結果(最新の状態変化に対する過去の同一状態変化の発生時刻)が返ってくると、統合データサーバ11は、トレンドサーバ5に対して、各発生時刻毎の全プラントデータのデータ取得を要求する(ステップST601)。
【0145】
次に、トレンドサーバ5は、上記各発生時刻毎の全データ取得要求に対してトレンドDB7を検索し、各発生時刻毎の全プラントデータを統合データサーバllへ返す(ステップST602)。
【0146】
また、統合データサーバ11は、リアルタイムデータサーバ8に対して、現在の全プラントデータのデータ取得を要求する(ステップST603)。
【0147】
次に、リアルタイムデータサーバ8は、上記現在の全データ取得要求に対して、現在の全プラントデータを統合データサーバllへ応答する(ステップST604)。
【0148】
統合データサーバ11は、ステップST602で取得した各発生時刻毎のプラントデータと、ステップST604で取得した状態変化の発生した現在のプラントデータとを比較し、最も類似しているプラントデータの時刻を決定して、プレイバック開始時刻とする。以後は、図14のステップST508以降と同様の手順で行う。
【0149】
図15は、この発明の実施の形態5及び6に係る監視制御装置の統合データサーバの動作を示すフローチャートである。この図15は、同一状態変化が1件のみ発生している場合と、同一状態変化が複数回発生している場合の処理(ステップST651〜ST657)を示す。
【0150】
まず、ステップST651において、統合データサーバ11は、過去に同一状変(状態変化)が発生した時刻の検索要求をイベント履歴サーバ4へ送る。
【0151】
次に、ステップST652において、統合データサーバ11は、イベント履歴サーバ4からの検索結果に基き、同一状態変化が複数回発生しているかを判断する。検索結果が1件の場合は、ステップST653へ進み、検索結果が複数件の場合には、ステップST655へ進む。
【0152】
次に、ステップST653〜654において、統合データサーバ11は、検索結果の時刻をプレイバック開始時刻として、プレイバック開始指令をイベント履歴サーバ4とトレンドサーバ5へ出す。これ以降の動作は、上記実施の形態5と同様である。
【0153】
ステップST655において、統合データサーバ11は、トレンドサーバ5に対して、各発生時刻毎の全プラントデータのデータ取得を要求する。また、リアルタイムデータサーバ8に対して、現在の全プラントデータのデータ取得を要求する。そして、トレンドサーバ5から、各発生時刻毎の全プラントデータを取得するとともに、リアルタイムデータサーバ8から、現在の全プラントデータを取得する。
【0154】
次に、ステップST656、657、654において、統合データサーバ11は、取得した各発生時刻毎のプラントデータと、取得した状態変化の発生した現在のプラントデータとを比較し、最も類似しているプラントデータの時刻を決定して、プレイバック開始時刻とする。この開始時刻を含むプレイバック開始指令をイベント履歴サーバ4とトレンドサーバ5へ出す。これ以降の動作は、上記実施の形態5と同様である。
【0155】
以上のように、プラント9で発生した最新の状態変化について、過去に発生した事例が複数ある場合は、プラント9の最新の状態に最も類似した状況での処置(制御ウィンドウ14での操作、設定)と、そのときのプラント9の推移が自動的にプレイバック表示される。従って、操作員は、最も適切な処置方法を容易に知ることができる。
【0156】
【発明の効果】
この発明に係る監視制御装置は、以上説明したとおり、イベント履歴データを格納するイベント履歴データベースと、トレンドデータを格納するトレンドデータベースと、前記イベント履歴データベースを管理し、プレイバック開始指令に従って前記イベント履歴データベースから前記イベント履歴データを取得するイベント履歴サーバと、前記トレンドデータベースを管理し、前記プレイバック開始指令に従って前記トレンドデータベースから前記トレンドデータを取得するトレンドサーバと、前記プレイバック開始指令を仲介して前記イベント履歴サーバ及び前記トレンドサーバへ送る統合データサーバと、グラフィック画面上のプレイバックボタンがクリックされると前記グラフィック画面上にプレイバック開始ウィンドウを表示し、前記プレイバック開始ウィンドウにおいて開始時刻が入力されて再生開始ボタンがクリックされると前記開始時刻を含む前記プレイバック開始指令を出力し、前記統合データサーバ、前記イベント履歴サーバ、及び前記トレンドサーバを通じて前記イベント履歴データベース、及び前記トレンドデータベースから前記開始時刻以降のイベント履歴データ、及びトレンドデータを取得して前記グラフィック画面に表示するグラフィック画面表示機能とを備えたので、過去の操作、設定とそのときのプラントの状態推移を、操作員の指定する任意の時刻よりプレイバック表示することができるという効果を奏する。
【0157】
また、この発明に係る監視制御装置は、以上説明したとおり、イベント履歴画面上の編集モードボタンがクリックされると前記イベント履歴画面上に表示中のイベント履歴データをイベント履歴データ一覧として表示し、前記イベント履歴データ一覧においてデータが編集されて保存ボタンがクリックされると編集されたイベント履歴データを含む変更要求を出力するイベント履歴画面表示機能をさらに備え、前記統合データサーバは、前記変更要求を仲介して前記イベント履歴サーバへ送り、前記イベント履歴サーバは、前記変更要求に従って前記イベント履歴データベースを書き換えるので、イベント履歴データベースに蓄積されているデータを画面上より編集することができるという効果を奏する。
【0158】
また、この発明に係る監視制御装置は、以上説明したとおり、トレンドグラフ画面上の編集モードボタンがクリックされると前記トレンドグラフ画面上に表示中のトレンドデータをトレンドデータ一覧として表示し、前記トレンドデータ一覧においてデータが編集されて保存ボタンがクリックされると編集されたトレンドデータを含む変更要求を出力するトレンドグラフ画面表示機能をさらに備え、前記統合データサーバは、前記変更要求を仲介して前記トレンドサーバへ送り、前記トレンドサーバは、前記変更要求に従って前記トレンドデータベースを書き換えるので、トレンドデータベースに蓄積されているデータを画面上より編集することができるという効果を奏する。
【0159】
この発明に係る監視制御装置は、以上説明したとおり、プラントで発生した状態変化を収集して出力するリアルタイムデータサーバと、状態変化に対応する運転ガイダンス情報を格納する運転支援データベースと、前記運転支援データベースを管理し、切り替え値「運転ガイダンス」を含む運転支援モード切替指令に従って前記リアルタイムデータサーバからの状態変化に対応する運転ガイダンス情報を前記運転支援データベースから取得して出力する運転支援サーバと、前記切り替え値「運転ガイダンス」を含む運転支援モード切替指令を仲介して前記運転支援サーバへ送る統合データサーバと、グラフィック画面上の運転支援モード切替ボタンがクリックされて運転支援モードが運転ガイダンスに切り替えられると、前記切り替え値「運転ガイダンス」を含む運転支援モード切替指令を前記統合データサーバを通じて前記運転支援サーバへ出力し、前記運転支援サーバから前記統合データサーバを通じて前記状態変化に対応する運転ガイダンス情報を取得して前記グラフィック画面に表示するグラフィック画面表示機能とを備えたので、プラントで状態変化が発生した際、処置が必要な機器について、適切な操作、設定値を自動的に表示することができるという効果を奏する。
【0160】
また、この発明に係る監視制御装置は、以上説明したとおり、運転支援DB編集画面上の編集モードボタンがクリックされるとDB内容取得要求を出力して前記運転支援データベースから取得した状態変化に対応する運転ガイダンス情報の一覧を表示し、前記運転ガイダンス情報一覧においてデータが編集されて保存ボタンがクリックされると運転ガイダンス情報の編集結果を出力する運転支援DB編集画面表示機能をさらに備え、前記統合データサーバは、前記DB内容取得要求、及び前記編集結果を仲介して前記運転支援サーバへ送るとともに、前記状態変化に対応する運転ガイダンス情報を仲介して前記運転支援DB編集画面表示機能へ送り、前記運転支援サーバは、前記DB内容取得要求に従って前記運転支援データベースから前記状態変化に対応する運転ガイダンス情報を取得するとともに、前記編集結果に従って前記運転支援データベースを書き換えるので、別途、専用の編集装置を設置する必要がなく、運転支援データベース自体を画面より容易に変更できるという効果を奏する。
【0161】
この発明に係る監視制御装置は、以上説明したとおり、プラントで発生した状態変化を収集して出力するリアルタイムデータサーバと、イベント履歴データを格納するイベント履歴データベースと、トレンドデータを格納するトレンドデータベースと、前記イベント履歴データベースを管理し、検索要求に従って前記イベント履歴データベースから過去に同じ状態変化が発生した時刻を検索してその検索結果を出力し、プレイバック開始指令に従って前記イベント履歴データベースから前記イベント履歴データを取得するイベント履歴サーバと、前記トレンドデータベースを管理し、前記プレイバック開始指令に従って前記トレンドデータベースから前記トレンドデータを取得するトレンドサーバと、切り替え値「自動プレイバック」を含む運転支援モード切替指令に従って前記リアルタイムデータサーバからの状態変化に対して、過去に同じ状態変化が発生した時刻の検索要求を出力する運転支援サーバと、前記切り替え値「自動プレイバック」を含む運転支援モード切替指令を仲介して前記運転支援サーバへ送り、前記検索要求を仲介して前記イベント履歴サーバへ送り、前記検索要求に対する検索結果に基づいて開始時刻を含む前記プレイバック開始指令を前記イベント履歴サーバ及び前記トレンドサーバへ送る統合データサーバと、グラフィック画面上の運転支援モード切替ボタンがクリックされて運転支援モードが自動プレイバックに切り替えられると、前記切り替え値「自動プレイバック」を含む運転支援モード切替指令を前記統合データサーバを通じて前記運転支援サーバへ出力し、前記統合データサーバ、前記イベント履歴サーバ、及び前記トレンドサーバを通じて前記イベント履歴データベース、及び前記トレンドデータベースから前記開始時刻以降のイベント履歴データ、及びトレンドデータを取得して前記グラフィック画面に表示するグラフィック画面表示機能とを備えたので、状態変化が発生した場合、過去の同一事例の処置とプラントの状態推移をグラフィック画面上で自動プレイバックすることができるという効果を奏する。
【0162】
また、この発明に係る監視制御装置は、以上説明したとおり、前記統合データサーバが、前記イベント履歴サーバからの検索結果に基き、同一状態変化が複数回発生している場合には、前記トレンドサーバから各発生時刻毎の全プラントデータを取得するとともに、前記リアルタイムデータサーバから現在の全プラントデータを取得し、両者を比較して最も類似しているプラントデータの時刻をプレイバック開始時刻とし、この開始時刻を含むプレイバック開始指令を前記イベント履歴サーバ及び前記トレンドサーバへ出力するので、状態変化が発生した場合、過去の同一事例の処置とプラントの状態推移をグラフィック画面上で自動プレイバックすることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る監視制御装置の構成を示す図である。
【図2】この発明の実施の形態1に係る監視制御装置のイベント履歴DBのデータベース構造を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態1に係る監視制御装置のトレンドDBのデータベース構造を示す図である。
【図4】この発明の実施の形態1に係る監視制御装置の運転支援DBのデータベース構造を示す図である。
【図5】この発明の実施の形態1に係る監視制御装置のグラフィック画面の具体例を示す図である。
【図6】この発明の実施の形態1に係る監視制御装置のイベント履歴画面の具体例を示す図である。
【図7】この発明の実施の形態1に係る監視制御装置のトレンドグラフ画面の具体例を示す図である。
【図8】この発明の実施の形態1に係る監視制御装置の運転支援DB編集画面の具体例を示す図である。
【図9】この発明の実施の形態1に係る監視制御装置のグラフィック画面表示動作を示す図である。
【図10】この発明の実施の形態1に係る監視制御装置のプレイバック機能の動作を示す図である。
【図11】この発明の実施の形態2に係る監視制御装置の過去データ編集機能の動作を示す図である。
【図12】この発明の実施の形態3に係る監視制御装置の運転ガイダンス機能の動作を示す図である。
【図13】この発明の実施の形態4に係る監視制御装置の運転支援DB編集機能の動作を示す図である。
【図14】この発明の実施の形態5及び6に係る監視制御装置の状態変化発生時の自動プレイバック機能の動作を示す図である。
【図15】この発明の実施の形態5及び6に係る監視制御装置の統合データサーバの動作を示すフローチャートである。
【図16】従来の監視制御装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 グラフィック画面(表示機能)、2 イベント履歴画面(表示機能)、3トレンドグラフ画面(表示機能)、4 イベント履歴サーバ、5 トレンドサーバ、6 イベント履歴データベース(DB)、6A イベント履歴ダミーデータベース(DB)、7 トレンドデータベース(DB)、7A トレンドダミーデータベース(DB)、8 リアルタイムデータサーバ、9 プラント、10 運転支援DB編集画面(表示機能)、11 統合データサーバ、12 運転支援サーバ、13 運転支援データベース(DB)、14 制御ウィンドウ、15 編集モード切替ボタン、16 編集モード切替ボタン、17 編集モード切替ボタン、18 イベント履歴データ一覧、19 トレンドデータ一覧、20 プレイバックボタン、21 プレイバック開始ウィンドウ、22 運転支援モード切替ボタン、23 保存ボタン、24 保存ボタン、25 保存ボタン。
Claims (7)
- イベント履歴データを格納するイベント履歴データベースと、
トレンドデータを格納するトレンドデータベースと、
前記イベント履歴データベースを管理し、プレイバック開始指令に従って前記イベント履歴データベースから前記イベント履歴データを取得するイベント履歴サーバと、
前記トレンドデータベースを管理し、前記プレイバック開始指令に従って前記トレンドデータベースから前記トレンドデータを取得するトレンドサーバと、
前記プレイバック開始指令を仲介して前記イベント履歴サーバ及び前記トレンドサーバへ送る統合データサーバと、
グラフィック画面上のプレイバックボタンがクリックされると前記グラフィック画面上にプレイバック開始ウィンドウを表示し、前記プレイバック開始ウィンドウにおいて開始時刻が入力されて再生開始ボタンがクリックされると前記開始時刻を含む前記プレイバック開始指令を出力し、前記統合データサーバ、前記イベント履歴サーバ、及び前記トレンドサーバを通じて前記イベント履歴データベース、及び前記トレンドデータベースから前記開始時刻以降のイベント履歴データ、及びトレンドデータを取得して前記グラフィック画面に表示するグラフィック画面表示機能と
を備えたことを特徴とする監視制御装置。 - イベント履歴画面上の編集モードボタンがクリックされると前記イベント履歴画面上に表示中のイベント履歴データをイベント履歴データ一覧として表示し、前記イベント履歴データ一覧においてデータが編集されて保存ボタンがクリックされると編集されたイベント履歴データを含む変更要求を出力するイベント履歴画面表示機能をさらに備え、
前記統合データサーバは、前記変更要求を仲介して前記イベント履歴サーバへ送り、
前記イベント履歴サーバは、前記変更要求に従って前記イベント履歴データベースを書き換える
ことを特徴とする請求項1記載の監視制御装置。 - トレンドグラフ画面上の編集モードボタンがクリックされると前記トレンドグラフ画面上に表示中のトレンドデータをトレンドデータ一覧として表示し、前記トレンドデータ一覧においてデータが編集されて保存ボタンがクリックされると編集されたトレンドデータを含む変更要求を出力するトレンドグラフ画面表示機能をさらに備え、
前記統合データサーバは、前記変更要求を仲介して前記トレンドサーバへ送り、
前記トレンドサーバは、前記変更要求に従って前記トレンドデータベースを書き換える
ことを特徴とする請求項1記載の監視制御装置。 - プラントで発生した状態変化を収集して出力するリアルタイムデータサーバと、
状態変化に対応する運転ガイダンス情報を格納する運転支援データベースと、
前記運転支援データベースを管理し、切り替え値「運転ガイダンス」を含む運転支援モード切替指令に従って前記リアルタイムデータサーバからの状態変化に対応する運転ガイダンス情報を前記運転支援データベースから取得して出力する運転支援サーバと、
前記切り替え値「運転ガイダンス」を含む運転支援モード切替指令を仲介して前記運転支援サーバへ送る統合データサーバと、
グラフィック画面上の運転支援モード切替ボタンがクリックされて運転支援モードが運転ガイダンスに切り替えられると、前記切り替え値「運転ガイダンス」を含む運転支援モード切替指令を前記統合データサーバを通じて前記運転支援サーバへ出力し、前記運転支援サーバから前記統合データサーバを通じて前記状態変化に対応する運転ガイダンス情報を取得して前記グラフィック画面に表示するグラフィック画面表示機能と
を備えたことを特徴とする監視制御装置。 - 運転支援DB編集画面上の編集モードボタンがクリックされるとDB内容取得要求を出力して前記運転支援データベースから取得した状態変化に対応する運転ガイダンス情報の一覧を表示し、前記運転ガイダンス情報一覧においてデータが編集されて保存ボタンがクリックされると運転ガイダンス情報の編集結果を出力する運転支援DB編集画面表示機能をさらに備え、
前記統合データサーバは、前記DB内容取得要求、及び前記編集結果を仲介して前記運転支援サーバへ送るとともに、前記状態変化に対応する運転ガイダンス情報を仲介して前記運転支援DB編集画面表示機能へ送り、
前記運転支援サーバは、前記DB内容取得要求に従って前記運転支援データベースから前記状態変化に対応する運転ガイダンス情報を取得するとともに、前記編集結果に従って前記運転支援データベースを書き換える
ことを特徴とする請求項4記載の監視制御装置。 - プラントで発生した状態変化を収集して出力するリアルタイムデータサーバと、
イベント履歴データを格納するイベント履歴データベースと、
トレンドデータを格納するトレンドデータベースと、
前記イベント履歴データベースを管理し、検索要求に従って前記イベント履歴データベースから過去に同じ状態変化が発生した時刻を検索してその検索結果を出力し、プレイバック開始指令に従って前記イベント履歴データベースから前記イベント履歴データを取得するイベント履歴サーバと、
前記トレンドデータベースを管理し、前記プレイバック開始指令に従って前記トレンドデータベースから前記トレンドデータを取得するトレンドサーバと、
切り替え値「自動プレイバック」を含む運転支援モード切替指令に従って前記リアルタイムデータサーバからの状態変化に対して、過去に同じ状態変化が発生した時刻の検索要求を出力する運転支援サーバと、
前記切り替え値「自動プレイバック」を含む運転支援モード切替指令を仲介して前記運転支援サーバへ送り、前記検索要求を仲介して前記イベント履歴サーバへ送り、前記検索要求に対する検索結果に基づいて開始時刻を含む前記プレイバック開始指令を前記イベント履歴サーバ及び前記トレンドサーバへ送る統合データサーバと、
グラフィック画面上の運転支援モード切替ボタンがクリックされて運転支援モードが自動プレイバックに切り替えられると、前記切り替え値「自動プレイバック」を含む運転支援モード切替指令を前記統合データサーバを通じて前記運転支援サーバへ出力し、前記統合データサーバ、前記イベント履歴サーバ、及び前記トレンドサーバを通じて前記イベント履歴データベース、及び前記トレンドデータベースから前記開始時刻以降のイベント履歴データ、及びトレンドデータを取得して前記グラフィック画面に表示するグラフィック画面表示機能と
を備えたことを特徴とする監視制御装置。 - 前記統合データサーバは、前記イベント履歴サーバからの検索結果に基き、同一状態変化が複数回発生している場合には、前記トレンドサーバから各発生時刻毎の全プラントデータを取得するとともに、前記リアルタイムデータサーバから現在の全プラントデータを取得し、両者を比較して最も類似しているプラントデータの時刻をプレイバック開始時刻とし、この開始時刻を含むプレイバック開始指令を前記イベント履歴サーバ及び前記トレンドサーバへ出力する
ことを特徴とする請求項6記載の監視制御装置。
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