JP3603241B2 - 天板昇降式テーブル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサのキーボードを載置する等、補助テーブルとして使用可能であり、高さ調整が可能な天板を有する天板昇降式テーブルに関する。
【0002】
近年、OA機器の普及に伴い、机上面の執務面積を、必要に応じて広げることができる補助テーブルがオフィス等で用いられるようになってきている。このような用途に用いられるテーブルの一例として、特公平7−36773号公報に記載の載置台が公知である。この載置台は、昇降可能な天板を有し、天板を支える昇降可能な支柱として、ロック機構付きのガススプリングを採用することにより、天板の昇降操作の容易化を図っている。
【0003】
また、特公平4−50002号公報には、図9に示すように、天板の片側を、支柱によって片持ち式に支持する医療器具用昇降台が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記特公平7−36773号公報記載の載置台では、1本の支柱によって1枚の天板を支持するために、必然的に支柱が天板のほぼ中央部真下に位置するようになり、支柱及び支柱を支持する脚体等が、使用者の足元で邪魔になるという問題点がある。
【0005】
また、図9に示される前記特公平4−50002号公報記載の昇降台では、片持ち式に天板(1)を支持しているため、支柱(2)が使用者の足元の側方に位置し、支柱(2)自体は邪魔にならないが、支柱(2)を支持する基台(3)が使用者の足元に位置するという問題点は、依然として存在する。
【0006】
本発明は、従来の技術が有する上述のような問題点に鑑みてなされたもので、天板の高さを、必要に応じて調整することが可能であり、かつ、使用時の足元空間を十分に確保することのできる天板昇降式テーブルを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、次のようにして上記課題を解決している。
(1) 天板と、前記天板が取付けられる水平部に連続させて天板の後下方へ傾斜する縦杆部を設けてなり、前記天板とともに昇降可能な可動支柱と、 前記可動支柱の縦杆部が支持され、該可動支柱の天板とともに所望の高さで停止させるロック機構を備える昇降装置と、門形に形成され、前記可動支柱を前記昇降装置とともに支持するフレーム脚とを具備する。
【0008】
( 2 ) 上記(1)項において、前記昇降装置のロック機構は、前記可動支柱を案内する案内部と、該可動支柱を挾圧固定する押さえ板及び受け具と、該押さえ板を該受け具に対して押圧するロック手段とを備えている。
【0009】
( 3 ) 上記( 2 )項において、前記ロック手段は、前記押さえ板を押圧するストッパレバーにより構成されている。
【0010】
( 4 ) 上記(1)〜( 3 )項のいずれかにおいて、前記フレーム脚には、その両側下端が接合されて該フレーム脚を床面上に起立させる1対のベース脚が設けられている。
【0011】
( 5 ) 上記( 4 )項において、前記ベース脚には、キャスタが取付けられている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施形態を、図1〜図5を参照しながら説明する。
【0013】
本実施形態に係る天板昇降式テーブルは、図1に示すように、天板(10)と、可動支柱(11)と、昇降装置(12)と、フレーム脚(13)と、ベース脚(14)等とをもって構成されている。
【0014】
天板(10)は、可動支柱(11)の上端における後方を向く水平部(11a)上に、図示しないビス等によって、その下面が固定され、可動支柱(11)とともに上下動可能となっている。また、天板(10)の下面には、天板(10)を最も下方に位置させたときに、フレーム脚(13)の上端と当接する逆三角形状の突起部(15a)を有する規制部材(15)が取付けられている。
【0015】
可動支柱(11)は、丸パイプを側面から見てほぼへの字状に屈曲させてなり(図3参照)、可動支柱(11)の縦杆部(11b)は、後述する昇降装置(12)の内部に挿通され、昇降装置(12)に沿って、矢印方向に上下動可能となっている。
可動支柱(11)の下端には、エンドキャップ(16)が取付けられ、昇降装置(12)から可動支柱(11)が不用意に抜けないようになっている。なお、縦杆部(11b)は、後下方へ角度θで傾斜(図3)している。
【0016】
図3及び図4に示すように、昇降装置(12)は、可動支柱(11)が案内される案内部としてのスライダ部材(17)と、ロック機構を構成するロック手段としてのロック用つまみ(18)、及び押さえ板(19) と、ケーシング(20)等とから構成されている。
【0017】
ケーシング(20)内側の上部及び下部には、それぞれ、スライダ部材(17)が設けられ、可動支柱(11)の上下方向の移動を案内している。
【0018】
また、図3に示すように、ケーシング(20)の内部には、平行な可動支柱(11)を挾圧できるように、上方から見て両端部が前向半円弧状に形成された押さえ板(19)と、受け具(21)が内臓されている。
受け具(21)の中央部には、ロック用つまみ(18)の雄ねじ(18a)と螺合する雌ねじ(21a)が切られており、ロック用つまみ(18)を締め付けることにより、押さえ板(19)と受け具(21)との間に位置する可動支柱(11)を挾圧して固定することができるようになっている。なお、押さえ板(19)の可動支柱(11)との接触部分には、押さえゴム(22)が取付けられており、可動支柱(11)が滑り落ちるのを防止している。
【0019】
昇降装置(12)は、図1及び図2に示すように、門形に形成されたフレーム脚(13)の水平部分に取付けられ、天板(10)及び可動支柱(11)とともに、フレーム脚(13)に支持されている。
フレーム脚(13)の両側下端には、天板(10)の奥行き方向に長く形成されたベース脚(14)が取付けられている。ベース脚(14)の一端には、キャスタ(23)が設けられ、このキャスタ(23)はテーブルを移動する際に使用され、移動がスムーズに行えるようになっている。また、フレーム脚(13)は、使用時に使用者の足入れを邪魔せず、足元に十分な空間を確保することのできる幅a、高さbを有している。
【0020】
次いで、以上のように構成した天板昇降式テーブルの使用方法について説明する。
【0021】
図1に示すように、テーブルを使用しない場合は、天板(10)を最下端に降ろし、通常使用している机の天板の下方部分に、天板昇降式テーブルを収納しておくことができる。この場合、実施形態の天板昇降式テーブルでは、門形のフレーム脚(13)によって天板(10)を含むテーブル全体を支持しているため、机の下方に実施形態のテーブルを収納した場合でも、足元に十分な空間が確保でき、使用者の足入れを邪魔することはない。
【0022】
一方、テーブルを使用する場合は、天板(10)を所望の高さまで移動させて使用することができるが、この際、ロック用つまみ(18)を緩めると、図3に示される押さえ板(19)が可動支柱(11)から離間し、受け具(21)との間に挾圧固定されていた可動支柱(11)がフリーの状態となり、天板(10)を昇降させることが可能となる。 天板(10)の高さが所望の位置となったところで、ロック用つまみ(18)を締め付けると、押さえ板(19)と受け具(21)とによって可動支柱(11)が挾圧固定され、天板(10)はフレーム脚(13)に対して固定される。なお、フレーム脚(13)は、幅、高さともに十分な寸法を有しているため、図5に示すように、使用者の足元空間が十分に確保された状態で、テーブルを使用することができる。
【0023】
また、体格の大きい使用者の場合には、天板(10)をある程度の高さまで持ち上げてテーブルを使用することになるが、前述したように、図3に示すように、可動支柱(11)の縦杆部(11b)は、後下方へ角度θで傾斜している。
そのため、天板(10)を持ち上げた場合には、フレーム脚(13)が天板(10)に対して後方(奥行き側)へ位置することになり、体の大きな使用者でも、昇降装置(12)に足がつかえることもなく、容易に天板(10)下方に足入れを行うことができ、使用に際して、十分な足元空間を確保することができる。
【0024】
以上説明した、実施の形態によれば、使用者の足元に支柱等が一切存在しないため、天板(10)下方への足入れを容易に行えるとともに、十分な足元空間を確保でき、使い勝手が格段に向上する。
【0025】
次いで、本発明に係る天板昇降式テーブルの第2の実施形態について、図6〜図8を参照しながら説明する。前述した第1の実施形態と同様の部材については、同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0026】
第2の実施形態の天板昇降式テーブルは、昇降装置の構成が第1の実施形態と異なっている。即ち、前述した第1の実施形態の昇降装置(12)は、ロック機構を構成するロック手段としてロック用つまみ(18)を、天板(10)の昇降操作の際に使用しているが、本実施形態では、昇降装置(30)においてワンタッチでロック、又はロックの解除ができるストッパレバー(31)をロック手段として採用している点が異なる。
【0027】
図8に示すように、昇降装置(30)には、公知のカム等で構成されたロック機構が内臓されており、ストッパレバー(31)を上方に移動させることによって、押さえ板(19)を受け具(21)から離間させて、可動支柱(11)に対するロックを解除できる(図3参照)。逆に、ストッパレバー(31)を下方へ移動させれば、押さえ板(19)を受け具(21)に対して押圧することができ、可動支柱(11)を挾圧固定することができる。
これにより、ワンタッチで天板(10)を昇降させることが可能となり、例えば図7及び図8に示すように、1点鎖線に示す状態で、天板(10)を所望の高さで固定することができる。
【0028】
このように、第2の実施の形態によれば、昇降装置(30)のロック機構のロック手段として、ワンタッチでロックしたり、又は、ロックを解除することのできるストッパレバー(31)を設けてあるので、天板(10)の昇降動作を、容易かつ迅速に行うことができ、使用上極めて便利である。
【0029】
なお、以上説明した実施の形態では、門形のフレーム脚(13)にベース脚(14)を取付けているが、ベース脚(14)を設けることなく、フレーム脚(13)を直接、床面に接地させ、かつ、テーブル全体の起立姿勢を維持できるように、フレーム脚(13)下端の形状を工夫してもよい。これによれば、部品点数を減らすことができる。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば次のような効果を奏することができる。
(a) 請求項1記載の発明によると、天板を支持するフレーム脚を門形のフレームで構成したので、使用時の足入れに際して邪魔にならず、十分な足元空間を確保できる。
【0031】
また、天板を支持する可動支柱を天板の後下方へ傾斜させているので、体の大きな使用者でも、容易に天板下方に足入れを行うことができ、使用に際して十分な足元空間を確保できる。
【0032】
( b ) 請求項2記載の発明によると、可動支柱を昇降装置に対して確実に固定することができる。
【0033】
( c ) 請求項3記載の発明によると、ストッパレバーで可動支柱のロック、又はロックの解除を行うようにしてあるので、天板の昇降動作を容易且つ迅速に行うことができる。
【0034】
( d ) 請求項4記載の発明によると、門形のフレーム脚の両下端にベース脚を設けてあるので、テーブル全体の安定性が向上する。
【0035】
( e ) 請求項5記載の発明によると、ベース脚にキャスタを設けてあるので、テーブルの移動を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態の側面図である。
【図3】第1の実施形態における昇降装置の要部拡大図である。
【図4】図3のIV-IV線に沿った横断面図である。
【図5】第1の実施形態の使用状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施形態の斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施形態の正面図である。
【図8】本発明の第2の実施形態の側面図である。
【図9】従来の載置台を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
(10)天板
(11)可動支柱
(11a)水平部
(11b)縦杆部
(12)昇降装置
(13)フレーム脚
(14)ベース脚
(15)規制部材
(15a)突起部
(16)エンドキャップ
(17)スライダ部材
(18)ロック用つまみ
(18a)雄ねじ
(19)押さえ板
(20)ケーシング
(21)受け具
(21a)雌ねじ
(22)押さえゴム
(23)キャスタ
(30)昇降装置
(31)ストッパレバー
Claims (5)
- 天板と、
前記天板が取付けられる水平部に連続させて天板の後下方へ傾斜する縦杆部を設けてなり、前記天板とともに昇降可能な可動支柱と、 前記可動支柱の縦杆部が支持され、該可動支柱の天板とともに所望の高さで停止させるロック機構を備える昇降装置と、
門形に形成され、前記可動支柱を前記昇降装置とともに支持するフレーム脚
とを具備することを特徴とする天板昇降式テーブル。 - 前記昇降装置のロック機構は、前記可動支柱を案内する案内部と、該可動支柱を挾圧固定する押さえ板及び受け具と、該押さえ板を該受け具に対して押圧するロック手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載の天板昇降式テーブル。
- 前記ロック手段は、前記押さえ板を押圧するストッパレバーにより構成されていることを特徴とする請求項2記載の天板昇降式テーブル。
- 前記フレーム脚には、その両側下端が接合されて該フレーム脚を床面上に起立させる1対のベース脚が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の天板昇降式テーブル。
- 前記ベース脚には、キャスタが取付けられていることを特徴とする請求項4記載の天板昇降式テーブル。
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| JP13361397A JP3603241B2 (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 天板昇降式テーブル |
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| JPH10323230A JPH10323230A (ja) | 1998-12-08 |
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1997
- 1997-05-23 JP JP13361397A patent/JP3603241B2/ja not_active Expired - Fee Related
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