JP3603766B2 - 電子写真の画像処理装置及びそれを利用した電子写真装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プリンタやコピーなどの電子写真装置の画像処理装置及びそれを利用した電子写真装置に関し、例えば、表示装置の特性に最適化されたRGBの画像データをCMYKの画像データに変換し、更にハーフトーン処理によって画像再生データを生成する画像処理装置及びそれを利用した電子写真装置に関する。或いは、別のデバイス特性に最適化された、またはデバイスに依存しない所定の特性に最適化された第1の色空間の画像データを電子写真装置のトナーの色空間の画像データに変換し、更にハーフトーン処理によって画像の中間階調を表現する画像再生データを生成する画像処理装置及びそれを利用した電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンピュータグラフィックを利用して生成される画像は、コンピュータの画面上でデザインされ、RGBの画像データが生成される。このRGBの画像データは、各色の画素毎の階調データであり、その画像は、プリンタなどの電子写真装置により印刷される。電子写真装置は、RGBの画像データを印刷エンジンに対応したCMYKの画像データに色変換する。色変換により求められたCMYKの画像データは、ハーフトーン処理により画素毎の画像再生データに変換され、レーザビームを利用する印刷エンジンに供給される。
【0003】
カラーの電子写真装置では、CMYにK(黒)を加えたCMYKのトナーを利用するが、K(黒)はCMYを混合した結果代用されるものである。従って、CMYの色空間であっても、具体的な電子写真装置では、Kを加えたCMYKの色空間の画像データを生成して、印刷を行うのが一般的である。従って、本明細書では、より一般的なCMYKの色空間で説明する。従って、CMYKの色空間と称する場合は、実質的に同じであるCMYの色空間も含む概念である。
【0004】
レーザビームを利用したページプリンタにおいて、上記の画像再生データは、画素内のビーム照射領域を特定する駆動パルス幅データであり、この画像再生データに従って、レーザを駆動する駆動パルスが生成される。
【0005】
上記の色変換処理は、RGBの3次元データをCMYKの4次元データ(またはCMYの3次元データ)に変換する。通常、この色変換は、RGBの階調データと、CMYKの階調データとの関係を離散的に示す色変換テーブルを利用して行われる。RGBの階調データがそれぞれ256階調を有する場合、全てのRGB階調データの組み合わせである2563=1670万色に対応するCMYKの階調データの組み合わせを、色変換テーブルに持たせることは、データ量(64Mbyte)が膨大になりすぎて現実的ではない。従って、通常は、2563=1670万色のうち、数百〜数万色の格子点に対する変換値を色変換テーブルに持たせ、それらの格子点の中間は、補間処理によりCMYの変換値を求めている。この補間処理には線形補間が一般的である。
【0006】
一方、ハーフトーン処理には、濃淡画像の階調再現の2値化手法である多値ディザ法が広く利用されている。この多値ディザ法によれば、入力信号であるCMYK各色の階調データに対して、階調データと画像再生データとの対応を有するハーフトーンテーブル(ガンマテーブル)を参照し、それぞれの画素内でのトナー付着領域であるドット領域を決定する。このドット領域が、レーザビームが照射されてトナーが付着する領域であり、画像再生データ(駆動パルス幅データ)により特定される。そして、複数の隣接する画素からなるセルにおいて、上記複数のドットによってセル内の網点が形成され、この網点の大きさにより濃淡画像の中間階調が再現される。
【0007】
従来のハーフトーン処理の変換テーブルであるハーフトーンテーブル(ガンマテーブル)は、CMYK各色の階調データを、印刷された結果得られる光学濃度(Optical Density)に対応する画像再生データ(駆動パルス幅データ)に変換する。この変換特性は、通常、CMYKの階調データに対して駆動パルス幅が単純増加するリニアな特性である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、コンピュータのモニタ画面、例えばCRT画面の出力濃度は、RGBの階調データに対してある特殊なガンマ特性を有する。例えば、図9は、CRT画面のRGBの階調データxと表示画面の出力輝度Iとの関係を示す特性図である。この例によれば、暗い画像に対応する階調値が低い領域では、階調xの変化に対する輝度Iの変化率は小さく、一方、明るい画像に対応する階調値が高い領域では、階調xの変化に対する輝度Iの変化率は大きい。即ち、I=kxn(nは通常1.8〜2.2)の関係である。
【0009】
一方、プリンタなどの電子写真装置の出力は、紙の上の印刷物であり、印刷物を観察したときの輝度Iは、印刷物の反射率Rに比例し(I=k’R)、従って、R=kxnとすることができる。そして、印刷物の出力濃度(光学濃度)Dは、反射率Rに対して、D=−log10Rの関係で定義されている。
【0010】
図10は、上記の関係式に従って、モニタ画面でのRGBの階調値xと印刷物の出力濃度Dとの関係を示す特性図である。この特性図によれば、暗い画像に対応する、入力階調値xが低い領域では、階調xの変化に対する出力濃度Dの変化率は大きく、一方、明るい画像に対応する、入力階調値xが高い領域では、階調xの変化に対する出力濃度Dの変化率は小さい。
【0011】
従って、図10の特性曲線を有するRGB階調データと、ハーフトーン処理部でのリニアな変換特性を利用していたことにより、従来において次の点が問題になっていた。即ち、色変換において、格子点の間のRGB階調データが線形補間によりCMYKの階調データに変換された結果、その変換されたCMYKの階調データがハーフトーン処理によって、画像再生データ(駆動パルス幅データ)に変換されると、図10に示したRGBの階調データに対する出力濃度D(再現目標濃度)と異なる出力濃度に対応する画像再生データが生成される。これは、電子写真装置で印刷された画像の出力濃度が、コンピュータのCRTモニタ画面上でデザインされた画像の輝度に対応する濃度とは異なることを意味する。このようなことは、CRTモニタ画面上の画像と印刷された画像とが異なるという点で、画質の低下になり好ましくない。
【0012】
上記の問題は、液晶ディスプレイを使ってデザインされたRGBの画像データを入力値とし、CMYKのインクを利用する電子写真装置でも存在する。同様に、ウインドウズ上で規定されているsRGBの画像データや、印刷機で生成されたCMYKの画像データや、或いはカラーマネージメントモジュールを利用してデバイスに依存しない色空間(Device Independent Color Space)であるCIELabやCIEXYZの画像データ等を入力値とし、それらと異なるインクの色空間の画像データに変換する電子写真装置でも同様の問題を有する。
【0013】
そこで、本発明の目的は、所定の特性を有する第1の色空間の画像データに対して、画質を劣化させることなく、電子写真装置に最適な第2の色空間の画像再生データを生成することができる画像処理装置、及びそれを利用した電子写真装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、第1の色空間の入力階調データを第2の色空間の階調データに色変換し、ハーフトーン処理により第2の色空間の階調データを画像再生データに変換する画像処理装置において、第1の色空間の階調に対する出力濃度のガンマ特性Aと、ハーフトーン処理における第2の色空間の階調に対する出力濃度のガンマ特性Bとを、同等にすることを特徴とする。
【0015】
上記の発明によれば、色変換において、色変換テーブルにおける格子点の間の第1の色空間の階調データを、第2の色空間の階調データに補間処理によって求めても、ハーフトーン処理において、同様のガンマ特性Bによってハーフトーン処理されるので、前記第1の色空間の階調データに割り当てられた出力濃度と同等の出力濃度を再現する画像再生データを生成することができる。従って、この画像再生データを使用して印刷すれば、デザインされた画像の色を忠実に再現することができ、高画質の画像の印刷ができる。
【0016】
即ち、上記の発明では、色変換用のガンマ特性Aとハーフトーン処理用のガンマ特性Bとが、互いに相関関係を有する。或いは、両ガンマ特性A、Bがお互いに関連性を有する関係にある。つまり、ガンマ特性Aが下に凸または上に凸の特性を有するなら、それに依存してガンマ特性Bも同様の特性を有する。このように、ガンマ特性Bはガンマ特性Aに依存した特性を有する。
【0017】
上記の発明において、より好ましい実施例では、上記のガンマ特性Aとガンマ特性Bとは、同等のノンリニアな特性を有する。別の好ましい実施例では、ガンマ特性Aにおける、明るい画像領域での入力階調に対する出力濃度の変化率と、暗い画像領域での入力階調に対する出力濃度の変化率との大小関係が、ガンマ特性Bにおける同様の大小関係と同じになる。
【0018】
上記実施例では、第1の色空間の画像データの階調と出力濃度との関係を示すガンマ特性Aと、ハーフトーン処理での第2の色空間の画像データの階調と出力濃度に対応する画像再生データとの関係を示すガンマ特性Bとを、同等のノンリニアな特性でそろえているので、その画像再生データを使用して印刷すれば、デザインされた画像を忠実に再現することができ、高画質の画像の印刷ができる。
【0019】
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面では、第1の色空間の入力階調データから、画像の中間調階を表現する画像再生データを生成する画像処理装置において、
前記第1の色空間の入力階調データと第2の色空間の階調データとの対応を離散的な格子点情報として記憶した色変換テーブルを参照し、格子点間の線形補間処理により、前記第1の色空間の入力階調データを、前記第2の色空間の階調データに変換する色変換部と、
前記第2の色空間の階調データと前記画像再生データとの対応を有するハーフトーンテーブルを参照して、前記第2の色空間の階調データを前記画像再生データに変換するハーフトーン処理部とを有し、
前記第1の色空間の入力階調データの階調値に対する目標再現濃度を表すガンマ特性Aと、前記ハーフトーン処理部における前記第2の色空間の階調値に対する前記画像再生データに対応した出力濃度を表すガンマ特性Bとを同等にすることを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。尚、本発明は、第1の色空間と第2の色空間が、様々な色空間の場合に適用することができるが、以下の説明では、一例として、CRTモニタの特性によるRGB色空間に対して、ページプリンタのCMYK色空間に対する画像再生データを生成する画像処理装置について説明する。
【0021】
図1は、本実施の形態例における電子写真印刷システムの構成図である。この例では、ホストコンピュータ50において、第1の色空間であるRGBの階調データ(各8ビットで合計24ビット)からなる画像データS54が生成され、ページプリンタなどの電子写真装置60に与えられる。
【0022】
ページプリンタなどの電子写真装置60は、供給された画像データS54を第2の色空間であるCMYKの階調データに変換して、その色空間のトナーを利用してカラー画像を再現する。電子写真装置60内には、画像処理を行ってエンジンにレーザの駆動パルス信号S70を供給するコントローラ62と、その駆動パルス信号S70に従って画像の再生を行う印刷エンジン72とを有する。
【0023】
ホストコンピュータ50において、ワードプロセッサや図形ツールなどのアプリケーションプログラム52により、文字データ、図形データ及びビットマップデータ等が生成される。これらのアプリケーションプログラム52により生成されたそれぞれのデータは、ホストコンピュータ50内にインストールされている電子写真装置用のドライバ54により、ラスタライズされ、画素毎のRGB各色の階調データからなる画像データS54に変換される。
【0024】
このコンピュータグラフィックによる画像のデザインは、CRT等のコンピュータのモニタ画面上で最適な画質または色になるように行われる。従って、コンピュータグラフィックにより生成されるRGBの画像データS54は、CRTのモニタの階調に対する出力濃度のガンマ特性に従う。このガンマ特性は、例えば図10に示した通りであり、明るい画像に対応する領域、つまり入力階調値xが高い領域では、入力階調値の変化に対する出力濃度の変化率は小さく、暗い画像に対応する入力階調値xが低い領域では、入力階調値の変化に対する出力濃度の変化率は大きい。もちろん、別のモニタ装置の場合は、それとは異なるガンマ特性を有することもありうる。
【0025】
さて、電子写真装置60内にも、図示しないマイクロプロセッサが内蔵され、そのマイクロプロセッサとインストールされている制御プログラムにより、色変換部64、ハーフトーン処理部66及びパルス幅変調部70等を含むコントローラ62が構成される。また、印刷エンジン72では、例えば駆動パルス信号S70によって画像描画用のレーザダイオード74が駆動される。そのレーザビームが、感光ドラム76に照射されて潜像が形成され、その潜像にCMYKのトナーが順番に付着され、図示しない転写ドラムで重ね印刷される。
【0026】
コントローラ62内の色変換部64は、供給された各画素毎のRGBの階調データS54を、RGBと補色関係にあるCMYKの階調データS64に変換する。この色変換処理は、RGBの階調データの組み合わせと、CMYKの階調データの組み合わせとの対応を示す色変換テーブル65を参照することにより行われる。
【0027】
但し、RGBの階調データが、それぞれ8ビット、256階調の場合は、そのRGBの階調データの組み合わせは、2563=1670万通り(1670色)になる。従って、この1670万種類のRGBの階調データに対応してCMYKの階調データの組み合わせを、全て色変換テーブルに含ませることは、データ量(64Mbyte)が膨大になりすぎて現実的ではない。そこで、色変換テーブル65では、上記1670万色のうち、数百〜数万色の格子点に対するCMYKの変換値を有する。そして、入力されるRGBの階調データが、上記格子点の間の値である場合は、隣接する格子点を利用した補間演算、例えば線形補間演算により、対応するCMYKの階調データS64を求める。
【0028】
CMYKの階調データS64も、例えば各色8ビットずつの階調データであり、最大で256階調を有し、色変換部64は、画素毎のRGB階調データS54を、CMYK各色のプレーンにおける画素毎の階調データS64に変換し、ハーフトーン処理部66に供給する。
【0029】
ハーフトーン処理部66は、ドット毎のCMYK階調データS64に対して、予め作成された階調データと画像再生データとの対応を有するハーフトーンテーブル(ガンマテーブル)68を参照して、各画素に対する画像再生データS66を生成する。この画像再生データS66は、画素内にCMYK各色のトナーを付着させるビーム照射領域を示す駆動パルスデータである。この画像再生データである駆動パルスデータS66は、パルス幅変調器70に供給され、駆動パルス信号S70が生成される。
【0030】
本実施の形態例では、ハーフトーン処理部66は、多値ディザ法を利用することで、例えばカラープリンタ等の600dpi程度の少ないドット密度において、解像度が高くより多くの階調を再現することができる。
【0031】
図2は、好ましい実施の形態例における多値ディザ方式のハーフトーンテーブル(ガンマテーブル)の例を示す図である。多値ディザ方式では、画素毎の階調データからなる入力データS64に対し、ハーフトーンテーブルを参照して画像再生データを出力する。例えば画素P00は、パターンマトリクス21の対応する画素のパターン番号「7」を参照し、階調とレーザ駆動のパルス幅との対応関係を示すインデックステーブル22からそのパターン番号「7」に対応するテーブル「7」を参照し、画素P00の階調データに対応するパルス幅データに変換する。このように、パターンマトリクス21とインデックステーブル22とで、階調データと画像再生データの対応を有するハーフトーンテーブル(ガンマテーブル)68を構成する。
【0032】
レーザビームを各画素に照射する場合、画素内にレーザビームを照射するしないの2値の画像再生データだけでなく、画素内のどの範囲にレーザビームを照射するかの多値の画像再生データを利用することで、より多階調の濃淡画像を再生することができる。ハーフトーン処理部66は、かかる機能を利用する多値ディザ方式により、画素毎の画像再生データS66としてレーザビームの駆動パルス幅データを生成する。
【0033】
ページプリンタなどの電子写真装置は、レーザビームを紙送り方向とは垂直の方向(主走査方向)に走査しながら、ビームを照射するしないにより、画素内において走査方向の一部分の領域にビームを照射するように制御することができる。従って、例えば256種類のレーザ駆動パルスを利用することで、画素内の走査方向において、256種類の潜像を形成することができる。
【0034】
パターンマトリクス21には、図示される様に8種類のパターンが配置される。更に、インデックステーブル22には、256階調に対して256種類のパルス幅が対応づけられている。しかも、8種類のパターンそれぞれにおいて、階調とパルス幅の対応づけが異なる。図2の例では、インデックステーブル22のパターン1と2については、階調の0〜63に対して、パルス幅の0〜255が対応付けられ、階調の64〜255に対しては、全てパルス幅の255(ドット内全てにビームを照射する)が対応付けられている。従って、パターン1と2は、比較的低い階調値でも成長するドットとなる。また、図2の例では、インデックステーブル22のパターン3と4については、階調の0〜63に対して、パルス幅の0が対応付けられ、階調の64〜127に対して、パルス幅の0〜255が対応付けられ、それより高い階調の128〜255に対して、パルス幅の255が対応付けられる。従って、このパターン3,4は、パターン1,2の次に高い階調値に対して成長する網点内のドットに対応する。
【0035】
同様に、インデックステーブル22のパターン5,6については、階調の0〜127に対して、パルス幅の0が対応付けられ、階調の128〜191に対して、パルス幅の0〜255が対応付けられ、それより高い階調の192〜255に対して、パルス幅の255が対応付けられる。更に、インデックステーブル22のパターン7,8については、階調の0〜191に対して、パルス幅の0が対応付けられ、階調の192〜255に対して、パルス幅の0〜255が対応付けられる。従って、パターン5,6は更に階調の増加に対して遅く成長するドットに対応し、パターン7,8は最も遅く成長するドットに対応する。
【0036】
尚、網点が構成されるセル領域は、複数の画素で構成され、各画素領域内において、画像再生データにより特定される領域にトナーが付着されてドットが形成される。この画素内に形成されるドットの集合により、網点が構成される。
【0037】
図3,4は、従来及び本実施の形態例における色変換部とハーフトーン処理部の変換テーブルを示す図である。両者の図を比較することにより、本実施の形態例のメリットが理解される。両図には、同じ引用番号を与えている。
【0038】
図3,4において、第1象限には、モニタ画面でのRGBの階調データS54と出力濃度Dとの関係を示すガンマ特性曲線G54の例が示される。第1象限では、横軸xがRGBの階調データS54であり、縦軸yがモニタ画面での出力濃度Dである。なお、モニタ画面での出力濃度Dは、モニタ画面での出力輝度を、前述の方法により等価な濃度に変換したものである。このガンマ特性曲線G54は、画像中の比較的明るい領域での、入力階調の変化に対する出力濃度Dの変化率が小さく、比較的暗い領域での入力階調の変化に対する出力濃度Dの変化率が大きいという特性を持つ。図中D1、D2、D3は、RGB階調値x1、x2、x3に対する望ましい出力濃度D、すなわち再現目標濃度を示している。
【0039】
第2象限は、ハーフトーン処理部のハーフトーンテーブル(ガンマテーブル)68の特性曲線が示される。ハーフトーンテーブル68によれば、横軸yに示された入力CMYK階調データS64が、縦軸yに示された出力濃度Dに対応する画像再生データS66に変換される。但し、この特性曲線68は、厳密に言えば、印刷エンジンの特性も含んでいて、出力濃度Dを生成するためのレーザーの駆動パルス幅の値との関係ではない。
【0040】
第3象限は、単なる折り返し部であり、横軸xのマイナス方向を縦軸yのマイナス方向に対応させている。従って、縦軸y(マイナス方向)にも、色変換後のCMYK階調データが対応する。
【0041】
第4象限には、色変換部の色変換テーブル曲線65が示される。横軸xは入力されるRGB階調データS54、縦軸yは色変換されたCMYK階調データS64をそれぞれ示す。
【0042】
色変換テーブル65は次のようにして生成される。例えば、RGBの入力値x1に対しては、CRTモニタのデバイス特性により出力濃度D1が決まっている。そこで、第2象限に示したハーフトーンテーブル特性により、出力濃度D1を生成することができるCMYK値y1を求める。そして、第3象限で折り返して、そのCMYK値y1と、入力のRGB値x1との交点を、変換テーブル65の値とする。同様にして、入力のRGB値x2に対しても、CMYK値y2との交点が、変換テーブル65の値となる。このようにして、離散的に決められた入力値xに対して、上記の方法で求めた変換されるべき値yにより、変換テーブル65が構成される。前述したように、変換テーブル65は、入力のRGB値xの全てに対する変換値yを含んでいるのではなく、x1、x2といった、離散的な入力点に対する変換値を有している。
【0043】
図3の第4象限に示された色変換テーブル65は、RGBとCMYKとの関係を示している。つまり、RGB階調値は大きくなると明るくなり、CMYK階調値は大きくなると暗くなる。従って、明るい画像に対応するRGBの高い階調データは、CMYKの低い階調データに対応し、一方、暗い画像に対応するRGBの低い階調データは、CMYKの高い階調データに対応する。
【0044】
色変換テーブルは、例えばx1,x2とy1,y2の如く離散的な格子点の対応しか有しない。従って、その間の入力値x3に対応するCMYK階調データy3は、線形補間演算により求められる。
【0045】
従来例のハーフトーンテーブル68のガンマ特性は、図3に示される通り、単純増加のリニアな特性である。まず、色変換テーブルの格子点であるRGB階調データx1,x2に対する画像処理を説明する。RGB階調データx1、x2は、第4象限の色変換テーブル65によりCMYK階調値y1,y2に変換される。CMYK階調値y1、y2は、第3象限で折り返され、第2象限のハーフトーンテーブル68により、出力濃度D1,D2に対応する画像再生データS66に変換される。一方、第1象限からx1、x2の再現目標濃度はD1,D2であることが理解され、これらの出力濃度は、再現目標濃度と一致している。その理由は、上記で説明した通り、色変換テーブルの作成時にこのような関係になるように、格子点の対応が作成されるからである。
【0046】
次に、色変換テーブルの格子点であるRGB階調データx1,x2の間の階調データx3に対する画像処理を説明すると、第1象限から、RGB階調データx3の再現目標濃度は、D3であることが理解される。そして、第4象限の色変換テーブル65では、x3が格子点x1,x2と一致していないので、格子点(x1,y1)と(x2,y2)とを結ぶ直線とx=x3の交点から、CMYK階調値y3が求められる。即ち、線形補間演算である。このy3が第3象限で折り返され、第2象限のハーフトーンテーブル68により、出力濃度D4に対応する画像再生データS66に変換される。この出力濃度D4は、再現目標濃度D3とは異なっている。
【0047】
図3の例では、出力濃度D4は再現目標濃度D3よりも高い濃度になる。従って、CRTモニタ画面上で明るい画像であったものが、それより暗い画像として印刷される。
【0048】
それに対して、図4に示された本実施の形態例におけるハーフトーンテーブル68のガンマ特性は、RGBの階調値の出力濃度に対するガンマ特性G54と同等の特性を有する。つまり、CMYK階調値が低い、すなわち画像中の明るい領域では、入力階調値の変化に対する出力濃度Dの変化率は小さく、一方、CMYK階調値が高い、すなわち暗い領域では、階調値の変化に対する出力濃度Dの変化率は大きい。これは、第1象限に示される、RGB階調値に対する出力濃度の特性と同等である。
【0049】
その結果、図4のハーフトーンテーブル68を利用して変換処理する本実施の形態例のハーフトーン処理部66は、CMYK階調値y3に対して、理想的な出力濃度D3に対応する画像再生データS66を生成することができる。即ち、本実施の形態例の画像処理装置は、再現目標濃度D3に対応するRGB階調データx3に対して、第2象限の変換テーブル65に従って、格子点x1,x2を利用した線形補間演算により色変換処理を行いCMYKの階調データy3を生成する。更に、第4象限のハーフトーンテーブル68を参照するハーフトーン処理により、そのCMYK階調データy3を再現目標濃度D3に対応する画像再生データS66に変換する。
【0050】
このハーフトーンテーブル68は、CMYK値が256階調を有する場合は、それら全ての階調に対する出力の画像再生データ値の対応を有する。従って、ハーフトーン処理部では、線形補間演算は行われない。
【0051】
図4に示される通り、第1の色空間であるRGB階調値に対する出力濃度Dのガンマ特性G54が、下に凸の特性を有するので、ハーフトーン処理部の変換テーブル(ガンマテーブル)68の特性も、下に凸の特性を有する。それとは逆に、第1の色空間であるRGB階調値に対する出力濃度Dのガンマ特性G54が、上に凸の特性を有する場合は、ハーフトーン処理部の変換テーブル(ガンマテーブル)68の特性も、上に凸の特性を有する必要がある。更に、第1の色空間であるRGB階調値に対する出力濃度Dのガンマ特性G54が、S字特性を有する場合は、ハーフトーン処理部の変換テーブル(ガンマテーブル)68の特性も、S字特性を有する必要がある。
【0052】
以上の様に、本実施の形態例の画像処理装置は、ハーフトーン処理部の変換テーブル(ガンマテーブル)68のガンマ特性を、RGB階調データの出力濃度に対するガンマ特性と同等の特性にしたことで、従来の再現目標濃度と一致する画像再生データS66を生成することができる。従って、かかる画像再生データS66を利用して画像を印刷すると、CRTモニタ画面上でデザインした画像を忠実に再現することができ、画質を向上させることができる。
【0053】
図5は、電子写真印刷システムの別の構成図である。このシステム構成例は、図1に示したシステム構成例の変形例である。図5のシステムでは、ホストコンピュータ50にインストールされているドライバ54が、ラスタライズ機能55、色変換機能64及びハーフトーン処理機能66とを有する。これらの各機能55,64,66は、図1に示したプリンタドライバ54,色変換部64及びハーフトーン処理部66の機能と同じである。そして、ハーフトーン処理機能により生成された各色毎の画像再生データ(パルス幅データ)S66が、ページプリンタなどの電子写真装置60内のコントローラ62のパルス幅変調部70に供給され、所望の駆動パルス信号S70に変換され、印刷エンジン72に与えられる。
【0054】
図5のシステム例では、ホストコンピュータ側にインストールされるドライバ54により、色変換処理とハーフトーン処理とが行われる。図1の例では、電子写真装置内のコントローラで行っていたが、図5の例ではホストコンピュータ50側で行う。電子写真装置60の低価格化が要求される場合は、コントローラ62の能力を下げて価格を抑えることが要求される。その場合は、ホストコンピュータにインストールされるドライバプログラムにより、図1のコントローラが行っていた機能の一部を代わりに実現することが有効である。ドライバ54にてハーフトーン処理が実現される場合、上記したハーフトーン処理手順をコンピュータに実行させるプログラムが格納された記憶媒体が、ホストコンピュータ50内に内蔵される。
【0055】
[第1の色空間と第2の色空間との他の組み合わせ]
第1の色空間としては、例えば液晶モニタの特性に最適化されたRGB色空間、スキャナーやディジタルカメラの特性に最適化されたRGB色空間、ウインドウズ上で推奨されているsRGB色空間、デバイスに依存しないCIELabやCIEXYZの色空間が適用できる。いずれの場合も、階調値と出力濃度との間に一定のガンマ特性を有する。尚、CIEは、国際照明学会の意味であり、1931年に人間の目が感知できる色を絶対値で表現したものである。
【0056】
第2の色空間としては、ページプリンタであるレーザープリンタのトナーであるCMYKの色空間や、インクジェットプリンタであるインクのCMYKの色空間、CCMMYK(但しC、Mはライトを含む)の6色の色空間、CCMMYYK(但しC、M、Yはライトを含む)の7色の色空間、CCMMYKK(但しC、M、Kはライトを含む)の7色の色空間、さらに、通常のCMYKにRGBのインクを加えた7色印刷用のCMYKRGBの色空間などに適用できる。
【0057】
RGBやCIEXYZ、CIELabのL*等は、低い階調値では暗く、高い階調で明るくなる加法混色系の色空間である。それに対して、CMYKは、低い階調値で明るく、高い階調で暗くなる減法混色系の色空間である。
【0058】
図6は、液晶モニタ上で作成されたRGB色空間の画像データを、CMYKのトナーを利用する電子写真装置の画像再生データに変換する画像処理装置の場合の、色変換部とハーフトーン処理部の変換テーブルを示す図である。図4に対応する図である。
【0059】
液晶モニタのデバイス特性(ガンマ特性)は、図6の第1象限に示される通り、S字カーブである。即ち、RGBの低い階調領域では出力濃度の変化が小さく、RGBの中間階調領域では出力濃度の変化が大きく、再度、RGBの高い階調領域では出力濃度の変化が小さい。これに対応して、本実施の形態例では、ハーフトーンテーブル68のガンマ特性も、同等のS字カーブである。つまり、CMYKの高い階調領域では出力濃度の変化が小さく、RGBの中間階調領域では出力濃度の変化が大きく、再度、RGBの低い階調領域では出力濃度の変化が小さい。
【0060】
但し、RGBは加法混色でCMYKは減法混色なので、入力階調値は逆の関係になっているが、画像の明るさ毎の入力階調値と出力濃度という関係でみれば、両者のガンマ特性は同じである。
【0061】
図6の場合も、色変換テーブル65のサンプル点(x1,y1)と(x2,y2)との間の入力x3に対して、色変換処理により求められる画像再生データの出力濃度Dは、液晶モニタ上での出力濃度D3と同じになる。従って、液晶モニタ上の色がそのまま印刷される。
【0062】
図7は、印刷用に生成されたCMYKの画像データに対する、色変換テーブルとハーフトーンテーブルを示す図である。印刷用に生成されるCMYKの画像データは、網点の大きさ(%)を示すデータである。そのガンマ特性は、図7の第1象限に示される通り、CMYKの低い階調領域では出力濃度の変化が大きく、高い階調領域では出力濃度の変化が小さい。即ち、上に凸の特性を有する。従って、本実施の形態例では、ハーフトーンテーブル68のガンマ特性も上に凸の特性を有する。即ち、CMYKの低い階調領域では出力濃度の変化が大きく、高い階調領域では出力濃度の変化が小さい特性である。
【0063】
この場合も、色変換テーブル65のサンプル点の間の入力CMYK値x3に対して、出力濃度D3の画像再生データを生成することができ、印刷用に生成された画像データの色を忠実に再現して電子写真装置で印刷することができる。
【0064】
図8は、デバイス依存性がない色空間であるCIELabのL*に対する、色変換テーブルとハーフトーンテーブルを示す図である。CIELabのL*は、明るさを示すデータであり、a*は赤緑方向のデータであり、b*は青黄方向のデータである。明るさL*と、レーザープリンタのCMYKの画像データとの関係は、図8のように示すことができる。
【0065】
明るさL*のガンマ特性は、入力階調値が低い、画像中の暗い領域では出力濃度の変化が大きく、入力階調値が高い、明るい領域では出力濃度の変化が小さい、下に凸の特性を有する。それに応じて、ハーフトーンテーブル68のガンマ特性も、入力階調値が高い、暗い領域では出力濃度の変化が大きく、入力階調値が低い明るい領域では出力濃度の変化が小さい、下に凸の特性を有する。この関係は、図4に示した関係と類似する。
【0066】
図8に示される通り、色変換テーブル65のサンプル点の間の入力CMYK値x3に対して、出力濃度D3の画像再生データを生成することができ、デバイス依存性のないCIELabのL*に忠実な明るさを再現する画像を電子写真装置で印刷することができる。
【0067】
以上、本発明の保護範囲は、上記の実施の形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物にまで及ぶものである。
【0068】
【発明の効果】
以上、本発明によれば、コンピュータを利用してモニタ画面上でデザインされた画像の色をできるだけ維持しながら印刷することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態例における電子写真印刷システムの構成図である。
【図2】実施の形態例における多値ディザ方式のハーフトーンテーブル(ガンマテーブル)の例を示す図である。
【図3】従来における色変換部とハーフトーン処理部の変換テーブルを示す図である。
【図4】本実施の形態例における、CRTモニタの画像データに対する色変換部とハーフトーン処理部の変換テーブルを示す図である。
【図5】電子写真印刷システムの別の構成図である。
【図6】本実施の形態例における、液晶モニタの画像データに対する色変換部とハーフトーン処理部の変換テーブルを示す図である。
【図7】本実施の形態例における、印刷用CMYKの画像データに対する色変換部とハーフトーン処理部の変換テーブルを示す図である。
【図8】本実施の形態例における、CIELabのL*の画像データに対する色変換部とハーフトーン処理部の変換テーブルを示す図である。
【図9】CRT画面のRGBの階調データxと表示画面の出力輝度Iとの関係を示す特性図である。
【図10】RGBの階調値xと印刷物の出力濃度Dとの関係を示す特性図である。
【符号の説明】
50 ホストコンピュータ
60 電子写真装置(プリンタ)
62 コントローラ(画像処理装置)
64 色変換部
65 色変換テーブル
66 ハーフトーン処理部
68 ハーフトーンテーブル(ガンマテーブル)、ガンマ特性B
S54 RGB階調データ(第1の色空間の画像データ)
S64 YMCK階調データ(第2の色空間の画像データ)
S66 画像再生データ(駆動パルスデータ)
G54 ガンマ特性A
Claims (19)
- 第1の色空間の入力階調データから、画像の中間調階を表現する画像再生データを生成する画像処理装置において、
前記第1の色空間の入力階調データと第2の色空間の階調データとの対応を離散的な格子点情報として記憶した色変換テーブルを参照し、格子点間の線形補間処理により、前記第1の色空間の入力階調データを、前記第2の色空間の階調データに変換する色変換部と、
前記第2の色空間の階調データと前記画像再生データとの対応を有するハーフトーンテーブルを参照して、前記第2の色空間の階調データを前記画像再生データに変換するハーフトーン処理部とを有し、
前記第1の色空間の入力階調データの階調値に対する目標再現濃度を表すガンマ特性Aと、前記ハーフトーン処理部における前記第2の色空間の階調値に対する前記画像再生データに対応した出力濃度を表すガンマ特性Bとを同等にすることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1において、
前記第1の色空間が加法混色系の色空間であり、前記第2の色空間が減法混色系の色空間であり、
前記ガンマ特性Aにおける、第1の入力階調領域での入力階調値の変化に対する目標再現濃度の変化率と、前記第1の入力階調領域よりも低い入力階調値を含む第2の入力階調領域での入力階調値の変化に対する目標再現濃度の変化率との大小関係が、前記ガンマ特性Bにおける、第3の入力階調領域での入力階調値の変化に対する出力濃度の変化率と、前記第3の入力階調領域よりも高い入力階調値を含む第4の入力階調領域での入力階調値の変化に対する出力濃度の変化率との大小関係と同じであることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1において、
前記第1の色空間が減法混色系の色空間であり、前記第2の色空間が減法混色系の色空間であり、
前記ガンマ特性Aにおける、第1の入力階調領域での入力階調値の変化に対する目標再現濃度の変化率と、前記第1の入力階調領域よりも低い入力階調値を含む第2の入力階調領域での入力階調値の変化に対する目標再現濃度の変化率との大小関係が、前記ガンマ特性Bにおける、第3の入力階調領域での入力階調値の変化に対する出力濃度の変化率と、前記第3の入力階調領域よりも低い入力階調値を含む第4の入力階調領域での入力階調値の変化に対する出力濃度の変化率との大小関係と同じであることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項2において、
前記加法混色系の色空間は、RGB色空間、sRGB色空間、CIEXYZ色空間、CIELab色空間のいずれかであり、前記減法混色系の色空間は、CMYK色空間であることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項3において、前記減法混色系の色空間は、CMYK色空間であることを特徴とする画像処理装置。
- 請求項1において、
前記第1の色空間がRGB、sRGBまたはCIELabの色空間で、前記第2の色空間がCMYKの色空間であり、
前記ガンマ特性Aにおいて、第1の入力階調領域での入力階調値の変化に対する目標再現濃度の変化率は、前記第1の入力階調領域よりも低い入力階調値を含む第2の入力階調領域での入力階調値の変化に対する目標再現濃度の変化率より小さく、前記ガンマ特性Bにおいて、第3の入力階調領域での入力階調値の変化に対する出力濃度の変化率は、前記第3の入力階調領域よりも低い入力階調値を含む第4の入力階調領域での入力階調値の変化に対する出力濃度の変化率より大きいことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1において、
前記第1の色空間が第1のCMYKの色空間で、前記第2の色空間が第2のCMYKの色空間であり、
前記ガンマ特性Aにおいて、第1の入力階調領域での入力階調値の変化に対する目標再現濃度の変化率は、前記第1の入力階調領域よりも低い入力階調値を含む第2の入力階調領域での入力階調値の変化に対する目標再現濃度の変化率より小さく、前記ガンマ特性Bにおいて、第3の入力階調領域での入力階調値の変化に対する出力濃度の変化率は、前記第3の入力階調領域よりも低い入力階調値を含む第4の入力階調領域での入力階調値の変化に対する出力濃度の変化率より小さいことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1において、
前記ガンマ特性Aと前記ガンマ特性Bとが、同等のノンリニアな特性を有することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1において、
前記ガンマ特性Aと前記ガンマ特性Bとが、同等のS字特性を有することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1において、
前記第1の色空間がCIELabの色空間であり、前記第2の色空間がCMYKの色空間であり、L*のガンマ特性と、前記ハーフトーンテーブルのガンマ特性とが同等であることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1において、
前記第1の色空間がCIELabまたはCIEXYZの色空間であり、前記第2の色空間がCMYKの色空間であることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1乃至11のいずれかの請求項において、
前記色変換テーブルが、前記第1の色空間の入力階調データと第2の色空間の階調データとの関係を離散的に有し、前記ハーフトーンテーブルが、前記第2の色空間の階調データと前記画像再生データとの関係を連続的に有することを特徴とする画像処理装置。 - RGB色空間の入力階調データから、複数のドットで形成される網点により階調を表現する画像再生データを生成する画像処理装置において、
前記RGB色空間の入力階調データとCMYK色空間の階調データとの対応を離散的な格子点情報として記憶した色変換テーブルを参照し、格子点間の線形補間処理により、前記RGB色空間の入力階調データを、前記CMYK色空間の階調データに変換する色変換部と、
前記CMYK色空間の階調データと前記画像再生データとの対応を有するハーフトーンテーブルを参照して、前記CMYK色空間の階調データを画像再生データに変換するハーフトーン処理部とを有し、
前記RGB色空間の入力階調データの階調値に対する目標再現濃度のガンマ特性Aにおける、第1のRGB階調領域での階調値の変化に対する目標再現濃度の変化率と、前記第1のRGB階調領域よりも低い第2のRGB階調領域での階調値の変化に対する目標再現濃度の変化率との大小関係が、
前記ハーフトーンテーブルのガンマ特性Bにおける、第1のCMYK階調領域での階調値の変化に対する前記画像再生データに対応する出力濃度の変化率と、前記第1のCMYK階調領域よりも高い第2のCMYK階調領域での階調値の変化に対する前記出力濃度の変化率との大小関係と、同じであることを特徴とする画像処理装置。 - 第1の色空間の入力階調データから、画像の中間調階調を表現する画像再生データを生成する画像処理装置において、
前記第1の色空間の入力階調データと第2の色空間の階調データとの対応を離散的な格子点情報として記憶した色変換テーブルを参照し、格子点間の線形補間処理により、前記第1の色空間の入力階調データを、前記第2の色空間の階調データに変換する色変換部と、
第2の色空間の階調データと前記画像再生データとの対応を有するハーフトーンテーブルを参照して、前記第2の色空間の階調データを前記画像再生データに変換するハーフトーン処理部とを有し、
前記ハーフトーン処理部が、前記色変換テーブルの離散的な格子点間の階調データについて、前記第2の色空間の当該格子点間の階調データに対する前記画像再生データに対応する出力濃度が、前記第1の色空間の当該格子点間の階調データに対する目標出力濃度に対応するように変換処理を行うことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1乃至14のいずれかに記載の画像処理装置と、
前記画像再生データに従って、前記画像を印刷する印刷エンジンとを有するカラープリンタ。 - 請求項15において、
前記印刷エンジンは、前記画像再生データに従ってレザービームを照射して潜像を形成し、当該潜像に第2の色空間のトナーを付着させることを特徴とするカラープリンタ。 - 第1の色空間の入力階調データから、画像の中間調階調を表現する画像再生データを生成する画像処理手順をコンピュータに実行させる画像処理プログラムを記録した記録媒体において、
前記画像処理手順は、
前記第1の色空間の入力階調データと第2の色空間の階調データとの対応を離散的な格子点情報として記憶した色変換テーブルを参照し、格子点間の線形補間処理により、前記第1の色空間の入力階調データを、前記第2の色空間の階調データに変換する色変換手順と、
第2の色空間の階調データと前記画像再生データとの対応を有するハーフトーンテーブルを参照して、前記第2の色空間の階調データを画像再生データに変換するハーフトーン処理手順とを有し、
前記第1の色空間の入力階調データの階調値に対する目標再現濃度を表すガンマ特性Aと、前記ハーフトーン処理部における前記第2の色空間の階調値に対する前記画像再生データに対応した出力濃度を表すガンマ特性Bとを同等にすることを特徴とする画像処理プログラムを記録した記録媒体。 - RGB色空間の入力階調データから、複数のドットで形成される網点により階調を表現する画像再生データを生成する画像処理手順をコンピュータに実行させる画像処理プログラムを記録した記録媒体において、
前記画像処理手順は、
前記RGB色空間の入力階調データとCMYK色空間の階調データとの対応を離散的な格子点情報として記憶した色変換テーブルを参照し、格子点間の線形補間処理により、前記RGB色空間の入力階調データを、前記CMYK色空間の階調データに変換する色変換手順と、
前記CMYK色空間の階調データと前記画像再生データとの対応を有するハーフトーンテーブルを参照して、前記CMYK色空間の階調データを画像再生データに変換するハーフトーン処理手順とを有し、
前記RGB色空間の入力階調データの階調値に対する目標再現濃度のガンマ特性Aにおける、第1のRGB階調領域での階調値の変化に対する目標再現濃度の変化率と、前記第1のRGB階調領域よりも低い第2のRGB階調領域での階調値の変化に対する目標再現濃度の変化率との大小関係が、
前記ハーフトーンテーブルのガンマ特性Bにおける、第1のCMYK階調領域での階調値の変化に対する前記画像再生データに対応する出力濃度の変化率と、前記第1のCMYK階調領域よりも高い第2のCMYK階調領域での階調値の変化に対する前記出力濃度の変化率との大小関係と、同じであることを特徴とする画像処理プログラムを記録した記録媒体。 - 第1の色空間の入力階調データから、画像の中間調階調を表現する画像再生データを生成する画像処理手順をコンピュータに実行させる画像処理プログラムを記録した記録媒体において、
前記画像処理手順は、
前記第1の色空間の入力階調データと第2の色空間の階調データとの対応を離散的な格子点情報として記憶した色変換テーブルを参照し、格子点間の線形補間処理により、前記第1の色空間の入力階調データを、前記第2の色空間の階調データに変換する色変換手順と、
第2の色空間の階調データと前記画像再生データとの対応を有するハーフトーンテーブルを参照して、前記第2の色空間の階調データを画像再生データに変換するハーフトーン処理手順とを有し、
前記ハーフトーン処理手順で、前記色変換テーブルの離散的な格子点間の階調データについて、前記第2の色空間の当該格子点間の階調データに対する前記画像再生データに対応する出力濃度が、前記第1の色空間の当該格子点間の階調データに対する目標出力濃度に対応するように変換処理が行われることを特徴とする画像処理プログラムを記録した記録媒体。
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