JP3604562B2 - ヒーティングカートの電源接続構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒーティングカートの電源接続構造に関する。すなわち、例えば航空機内において機内サービスに供される、ヒーティングカートの電源接続構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
例えば航空機内において、乗客への食事の提供サービス等の機内サービスに供されるヒーティングカートは、電装品として例えばヒーターを、内部に多数備えてなる。
そして、このようなヒーティングカートが機内のギャレーのコンパートメントに収納される際、ギャレーのコンパートメント側に付設された電源側コネクタに対し、ヒーティングカート側に付設されたカート側コネクタが接続され、もって、ヒーティングカートのヒーターに電力が供給されるようになっている。図4は、この種従来例に係るサービスカートの電源接続構造の回路図である。
同図にも示したように、機内のギャレーのコンパートメント側には、電源側コネクタAが付設されており、対応してヒーティングカート側には、カート側コネクタBが付設されている。そして、電源側コネクタAに対し、カート側コネクタBが接続されることにより、消費電力が2.1KWのヒーターに対し、電力が供給されるようになっていた。
【0003】
このようなこの種従来例のヒーティングカートの電源接続構造について、更に詳述する。まず、機内の電源回路としては、3層4線式の交流電源回路Xが用いられており、このような交流電源回路Xを形成する従来の電源側コネクタAは、コネクタ端子群Cを有しており、このコネクタ端子群Cは、115Vで400Hzの3層交流電源用のコネクタ端子1,2,3と、ニュートラル用のコネクタ端子4と、を有している。
これに対応して、カート側コネクタBは、3層4線式の交流電源回路Xを形成する対応コネクタ端子群Dを有しており、この対応コネクタ端子群Dは、115Vで400Hzの3層交流電源用の対応コネクタ端子1´,2´,3´と、ニュートラル用のコネクタ端子4´と、を有していた。
そこで、電源側コネクタAのコネクタ端子群Cに、カート側コネクタBの対応コネクタ端子群Dが接続され、もってコネクタ端子1,2,3,4に対応コネクタ端子1´,2´,3´,4´が、それぞれ接続されることにより、ヒーティングカート側のヒーターに対し、その消費電力2.1KWに見合った電力が、供給されるようになっていた。
【0004】
なお、図中5,6は、電源側コネクタAに設けられたアース用のコネクタ端子であり、5´,6´は、これに対応してカート側コネクタBに設けられた、アース用のコネクタ端子である。
又、図中7,8は、電源側コネクタAに設けられた直流制御回路Y用のコネクタ端子であり、7´,8´は、これに対応してカート側コネクタBに設けられた、直流制御回路Y用のコネクタ端子である。Lは、直流制御回路Yに設けられたドアスイッチである。
【0005】
そして、このドアスイッチLは、ヒーティングカートのドアの開閉に基づき開閉されるように設定されており、もって、電源側コネクタAにカート側コネクタBが接続され、コネクタ端子群Cに対応コネクタ端子群Dが接続されると共に、コネクタ端子7,8にコネクタ端子7´,8´が接続され、かつ、ドアスイッチLが閉(続)とされた場合に、電力が供給されるようになっていた。
すなわち、この場合には、直流制御回路Yが通電されることにより、そのリレーコイルRが励磁され、もって、交流電源回路Xの常開のリレー接点Sが閉(続)に切り換わるので、接続されたコネクタ端子群Cと対応コネクタ端子群Dを介し、ヒーティングカートのヒーターに対し、電力が供給されるようになっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。すなわち、ヒーティングカートで用いられる電装品例えばヒーターの消費電力量は、諸般の事情により、従来の2.1KWから最近は3.15KWと、1.5倍となっている。
つまり、航空機用のヒーティングカートにあっては、従来のものは、消費電力が2.1KWのヒーターを内部に備えていたが、最近のものは、消費電力が3.15KWのヒーターを内部に備えるようになっている。そこで、機内のギャレーのコンパートメント側から供給される電力も、従来の2.1KWでは対応できないので、最近は3.15KWとなるように、対策が講じられつつある。
そして現在の使用状況は、消費電力が2.1KWのヒーターを備えた従来のヒーティングカートと、消費電力が3.15KWのヒーターを備えた最近のヒーティングカートとが、共に用いられており、同一の航空機の機内において同時に混載されていることすらある。
又、ヒーティングカートに電力を供給する機内のギャレーのコンパートメント側も、従来のまま2.1KWの電力を供給する未対策のものと、最近の3.15KWの電力を供給する対策済のもの、とが混在している状況にある。
【0007】
このように現状では、新旧両タイプ(従来のものと最近のもの)の電源接続構造のヒーティングカートが存在すると共に、これへ電力を供給するギャレーのコンパートメント側の電源接続構造も、新旧両タイプ(従来の未対策のものと最近の対策済のもの)が存在する。
そして、当然のことながら、まず▲1▼、旧タイプのヒーティングカートに対し、未対策の旧タイプのものから電力が供給される場合や、更に▲2▼、新タイプのヒーティングカートに対し、対策済の新タイプのものから電力が供給される場合は、所期のとおりであり、問題が生じる余地はない。
又▲3▼、旧タイプのヒーティングカートに対し対策済の新タイプのものから電力を供給する場合も、所期のとおりではないが、特に問題は生じない。
これらに対し▲4▼、もしも新タイプのヒーティングカートに対し、未対策の旧タイプものから電力を供給するようなことがあると、非常に危険であるという問題が指摘されていた。
【0008】
このように、所期のとおり接続が行われなかった場合について、前述した図4を参照しつつ、更に詳述する。まず▲3▼、旧タイプのヒーティングカート、つまり消費電力が2.1KWのヒーターを備えた従来のヒーティングカートに対し、新タイプのギャレーのコンパートメント、つまり3.15KWの電力を供給可能な最近の対策済のコンパートメント側から、交流電源回路Xにより電力が供給された場合については、特に問題は生じない。
すなわち図4の側では、図示した旧タイプたる、従来例の2.1KW用のカート側コネクタBの対応コネクタ端子群Dが、図示した旧タイプたる、従来例の2.1KW用の電源側コネクタAのコネクタ端子群Cではなく、図示しない最近の対策済の新タイプたる、3.15KWの電力供給用の電源側コネクタのコネクタ端子群に接続された場合については、問題が生じることはない。
【0009】
これに対し▲4▼、もしも、新タイプのヒーティングカート、つまり消費電力が3.15KWのヒーターを備えた最近のヒーティングカートに対し、旧タイプのギャレーのコンパートメント、つまり2.1KWの電力を供給する従来よりの未対策のコンパートメント側から、交流電源回路Xにより電力が供給されるようなことがあると、安全性に問題が生じる。
すなわち図4の例では、図示した旧タイプたる、従来の2.1KW用のカート側コネクタBの対応コネクタ端子群Dではなく、図示しない新タイプたる、最近の3.15KW用のカート側コネクタの対応コネクタ端子群が、図示した旧タイプたる、従来例の2.1KW用の電源側コネクタAのコネクタ端子群Cに、人為的作業ミス等に基づき誤って接続されるようなことがあると、安全性に問題が生じるようになる。
【0010】
すなわち、この▲4▼の場合には、新タイプのヒーティングカート側の消費電力が3.15KWのヒーターに対し、新タイプの3.15KW用のカート側コネクタの対応コネクタ端子群、および旧タイプの2.1KW用の電源側コネクタAのコネクタ端子群C等を介し、ギャレーのコンパートメント側から、その消費電力に見合った電力が、交流電源回路Xにより供給される事態が発生する。
つまり、旧タイプ用の2.1KWの電力供給用の電源や、この電源から電源側コネクタAのコネクタ端子群Cに至る2.1KWの電力供給用の交流電源回路Xを形成する配線等により、その容量を越えた3.15KWの電力供給が実施されてしまう。そこで、このような電源や配線等が、加熱されオーバーヒートされてしまい、火災発生の危険もあり、例えば航空機にとっては非常に危険である等、安全性に問題が指摘されていた。
【0011】
本発明は、このような実情に鑑み、上記従来例の課題を解決すべくなされたものであって、新タイプの例えば3.15KW用の電源側コネクタやカート側コネクタについて、直流制御回路のコネクタ端子と対応コネクタ端子間を、カート側コネクタ側の第1導線や電源側コネクタ側の第2導線等を直列に介して、接続可能としたことにより、第1に、例えば3.15KW用の新タイプ相互間の接続は勿論のこと、例えば2.1KW用の旧タイプとの接続も、安全性に問題なく実施可能であり、第2に、しかもこれが簡単容易に実現される、ヒーティングカートの電源接続構造を提案することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決する本発明の技術的手段は、次のとおりである。すなわち、このヒーティングカートの電源接続構造は、ギャレーのコンパートメントに収納可能であると共に電装品を備えた、サービス用のヒーティングカートの電源接続構造に関する。
そして、該ギャレーのコンパートメント側に付設された電源側コネクタに対し、該ヒーティングカート側に付設され該電装品に至るカート側コネクタが、接続可能となっている。
【0013】
上記電源側コネクタは、交流電源回路のコネクタ端子群と、該交流電源回路を開閉制御する直流制御回路の両コネクタ端子と、を有してなる。
これに対応して上記カート側コネクタは、該コネクタ端子群に接続可能であると共に該電装品に接続された該交流電源回路の対応コネクタ端子群と、該両コネクタ端子にそれぞれ接続可能であると共に、該ドアの開閉に基づき開閉されるドアスイッチを備えた該直流制御回路の両対応コネクタ端子と、を有してなる。
そして、該直流制御回路の該両コネクタ端子と該両対応コネクタ端子間は、少なくともその一方相互間が、上記カート側コネクタに設けられた第1導線、上記電源側コネクタに設けられた第2導線、これらのコネクタ端子等を、直列に介して接続可能となっている。
【0014】
そこで所期のとおり、上記電源側コネクタに対し上記カート側コネクタが接続され、もって、該交流電源回路の該コネクタ端子群と該対応コネクタ端子群とが接続されると共に、該直流制御回路の該両コネクタ端子と該両対応コネクタ端子とが接続された場合は、該ヒーティングカートの電装品に対し電力が供給されるように設定されている。
これに対し、上記電源側コネクタではなく、該交流電源回路の該コネクタ端子群と該直流制御回路の該両コネクタ端子を有するが該第2導線やそのコネクタ端子を有しない別の電源側コネクタに対し、上記カート側コネクタが接続された場合は、該直流制御回路が遮断されており通電されず、もって該交流電源回路も遮断され開のままであり、該ヒーティングカートの電装品に対し電力は供給されないように設定されていること、を特徴とする。
【0015】
本発明の電源接続構造は、このようになっているので、次のようになる。この本発明に係る新タイプの電源接続構造では、交流電源回路を開閉制御する直流制御回路のコネクタ端子と対応コネクタ端子間を、カート側コネクタに設けた第1導線、電源側コネクタに設けた第2導線、これらのコネクタ端子等を直列に介して、接続可能としてなる。
【0016】
そこで所期のとおり、この新タイプの電源接続構造のコンパートメントに対し、同じく新タイプの電源接続構造のヒーティングカートが収納された場合については、次のとおり。
この場合は交流電源回路について、新タイプの電源側コネクタのコネクタ端子群に、新タイプのカート側コネクタの対応コネクタ端子群が接続される。これと共に直流制御回路について、新タイプの電源側コネクタの一方のコネクタ端子と、新タイプのカート側コネクタの一方の対応コネクタ端子とが、第1導線や第2導線等を介して、直列に接続される。又、新タイプの電源側コネクタの他方のコネクタ端子と、新タイプのカート側コネクタの他方の対応コネクタ端子間も、接続される。
そこで、ドアスイッチの閉(続)により、接続,形成された直流制御回路が通電され、もって交流電源回路が閉(続)に切換わり、このように接続,形成された交流電源回路により、新タイプのヒーティングカートの消費電力が例えば3.15KWの電装品に対し、電力が供給される。
【0017】
次にこれによらず、別の旧タイプの電源接続構造のコンパートメントに対し、新タイプの電源接続構造のヒーティングカートが収納された場合については、次のとおり。
この場合は直流制御回路について、別の旧タイプの電源側コネクタのコネクタ端子と、新タイプのカート側コネクタの対応コネクタ端子とは、接続されない。すなわち、旧タイプの電源側コネクタは第2導線を備えてないので、直流制御回路は途中で遮断される。
このように、直流制御回路は遮断されており、接続されず通電されない。そこで交流電源回路も、開(断)のままであり接続,形成されず、もって、新タイプのヒーティングカートの消費電力が例えば3.15KWの電装品に対し、電力は供給されず、電装品は作動しない。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下本発明を、図面に基づいて詳細に説明する。図1,図2,図3等は、本発明の実施の形態の説明に供する。
そして図1は、所期のとおり接続が行われた場合の回路図である。図2および図3は、異なった接続が行われた場合の回路図であり、図2はその1例を、図3は他の例を示す。
図5は、ヒーティングカートの斜視図、図6は、トレーの平面図である。
【0019】
まず、図5および図6により、ヒーティングカート13について、その概要を述べておく。ヒーティングカート13は、例えば航空機の機内や新幹線の車内等において、乗員が座席の乗客に対し、食事の提供サービス等のサービスを提供する際に、使用される。
そしてヒーティングカート13は、長方形の天板14,床板15,略正方形の左右の側板16,縦長長方形の前後のドア17等を備えた箱状をなすと共に、床板15の四隅下にキャスター18が付設されており、手で押して移動される。
天板14,床板15,側板16,ドア17等には、断熱材製のパネルが用いられており、これらが、上下,左右,前後等に骨組として配されたアルミ製その他の軽金属製のコーナー型材に、組み付けられている。
【0020】
又、このようなヒーティングカート13の左右の側板16の内面には、ガイドレール19が、左右で高さレベルを揃え左右で対向しつつ、上下多段に固設されている。
このような左右のガイドレール19間には、それぞれ図6に示した板状のトレイ20が、出し入れ自在な棚として保持されており、このトレイ20上に食品やその食器等が載せられる。
そして、トレイ20のヒーターパッド21部分には、電装品たる面状のヒーター22が内装されており、もって、載せられた食器そして食品等を、加熱調理するようになっている。
【0021】
又、トレイ20の側部には、接点端子23が付設されており、この接点端子23は、配線24を介しヒーター22に接続されると共に、前述したガイドレール19に対向して設けられた略パンタグラフ構造の対応接点端子に、接続されるようになっている。
そこで、各トレイ20のヒーター22は、このような配線24,接点端子23,対応接点端子,更には側板16内を通された配線等を介し(これらの図示は省略)、カート側コネクタFに接続されている。
カート側コネクタFは、ヒーティングカート13の天板14の前後端部付近に付設され、もって、ヒーティングカート13のフロント側・前側やリア側・後側(そのいずれか又は双方)に、位置している。
【0022】
そしてヒーティングカート13は、例えば航空機の機内に設けられたギャレー25のコンパートメント26に、収納可能となっている。コンパートメント26は、前面がヒーティングカート13の出し入れ口として開放された略箱状をなし、その天井のフロント側・入口側やリア側・奥側(そのいずれか又は双方)に、電源側コネクタEが付設されている。
そこで、ヒーティングカート13がコンパートメント26に収納され、電源側コネクタEにカート側コネクタFが接続されることにより、ヒーティングカート13内のトレイ20のヒーター22に対し、3.15KWの電力が供給され、もってヒーター22が通電加熱されることにより、トレイ20上の食品等が、加熱調理されるようになっている。ヒーティングカート13は、概略このようになっている。
【0023】
以下、本発明の電源接続構造について、まず図1を参照しつつ説明する。この電源接続構造は、上述したように、ギャレー25のコンパートメント26に収納可能であると共に電装品としてヒーター22を備えた、サービス用のヒーティングカート13の電源接続構造に関する。
そして、ギャレー25のコンパートメント26側に付設された電源側コネクタEに対し、ヒーティングカート13側に付設されヒーター22等の電装品に至るカート側コネクタFが、接続可能となっている。
【0024】
そして電源側コネクタEは、交流電源回路Xのコネクタ端子群Gと、この交流電源回路Xを開閉制御する直流制御回路Yの両コネクタ端子7,8と、を有してなる。
これに対応してカート側コネクタFは、コネクタ端子群Gに接続可能であると共にヒーター22等の電装品に接続された交流電源回路Xの対応コネクタ端子群Hと、両コネクタ端子7,8にそれぞれ接続可能であると共に、ドア17の開閉に基づき開閉されるドアスイッチLを備えた直流制御回路Yの両対応コネクタ端子7´,10´と、を有してなる。
【0025】
このような電源側コネクタEや、カート側コネクタFについて、以下、更に詳述する。まず、機内の電源回路としては、3層4線式の交流電源回路Xが用いられており、その電源としては、航空機のエンジンの駆動を利用するゼネレーター(図示せず)が用いられている。
そして電源側コネクタEは、まず、交流電源回路Xのコネクタ端子群Gを有してなる。このコネクタ端子群Gは、115Vで400Hzの3層交流電源用のコネクタ端子1,2,3(1番ピン,2番ピン,3番ピン)と、3線間に生じた負荷バランスを調整,保持するニュートラル用のコネクタ端子4(4番ピン)と、からなる。そして、このようなコネクタ端子群Gが、前述した電源たるゼネレーターに、交流電源回路Xの配線その他を介して接続されている。
なお、図中5,6(5番ピン,6番ピン)は、電源側コネクタEに設けられた、アース用のコネクタ端子である。図中7,8(7番ピン,8番ピン)は、電源側コネクタEに設けられた、28Vの直流制御回路Y用の両コネクタ端子である。
【0026】
このような電源側コネクタEに対応して、カート側コネクタFは、まず、対応コネクタ端子群Hを有してなる。この対応コネクタ端子群Hは、115Vで400Hzの3層交流電源用のコネクタ端子1´,2´,3´(1´番ピン,2´番ピン,3´番ピン)と、3線間に生じた負荷バランスを調整,保持するニュートラル用のコネクタ端子4´(4´番ピン)と、からなる。そして、この対応コネクタ端子群Hが、前述した各トレイ20のヒーター22に、配線等を介して接続されている。
図中、5´,6´(5´番ピン,6´番ピン)は、アース用のコネクタ端子である。図中7´,10´(7´番ピン,10番ピン)は、直流制御回路Y用の両対応コネクタ端子であり、この直流制御回路Yには、ドアスイッチLが設けられている。
【0027】
この直流制御回路Yについて、更に詳述する。図示例では、電源側コネクタE側において、直流制御回路YにリレーコイルRが設けられると共に、3層交流電源用の交流電源回路Xに、それぞれ常開(断)のリレー接点Sが設けられている。
そこで、直流制御回路Yが通電された場合には、リレーコイルRが励磁され、もって、コネクタ端子1,2,3に接続された交流電源回路Xの3連式の各リレー接点Sが、閉(続)に切り換わり、交流電源回路Xによる電力供給が可能となる。
図示例では、このようにして直流制御回路Yにより、交流電源回路Xを開閉制御するようになっているが、開閉制御方式は、このような図示例に限定されることなく、その他の各種方式も採用可能である。
【0028】
又、カート側コネクタF側において、直流制御回路YにはドアスイッチLが設けられており、このドアスイッチLは、ドア17(図5を参照)の開閉に基づき開閉される。
すなわちドアスイッチLは、ヒーティングカート13のドア17が閉鎖された場合は、閉(続)に切り換わり、直流制御回路Yが通電可能となる。これに対し、ヒーティングカート13のドア17が開放された場合は、開(断)に切換わり、直流制御回路Yが通電不能となる。
なお図示例では、ヒーティングカート13に前後2個のドア17が設けられているので、このドアスイッチLは例えば、2個のドア17が共に閉鎖された場合に、閉(続)に切換わり、2個のドア17の内1個でも開放された場合には、開(断)に切換わるように、設定される。
【0029】
さてそこで、直流制御回路Yが通電されてリレーコイルRが励磁され、もって交流電源回路Xの各リレー接点Sが閉(続)に切り換わって、電力供給が可能となる条件は、次のとおりである。
まず第1に、上述したように、カート側コネクタFの直流制御回路YのドアスイッチLが、閉(続)に切り換わることが必要である。これと共に第2に、次に述べるように、電源側コネクタEの直流制御回路Yの両コネクタ端子7,8と、カート側コネクタFの直流制御回路Yの両対応コネクタ端子7´,10´とが、それぞれ接続されていることが必要である。
【0030】
そして、この電源接続構造において直流制御回路Yに関しては、電源側コネクタEの両コネクタ端子7,8と、カート側コネクタFの両対応コネクタ端子7´,10´間は、少なくともその一方相互間が、カート側コネクタFに設けられた第1導線11、電源側コネクタEに設けられた第2導線12、これらのコネクタ端子8´,9´,9,10等を、直列に介して接続可能となっている。
【0031】
このような直流制御回路Yの接続について、更に詳述する。まず、カート側コネクタFには、ジャンパー線的に機能する第1導線11が内蔵,配設されている。そして、この第1導線11の一端側に結線されたコネクタ端子8´(8´番ピン)が、電源側コネクタEの直流制御回路Y用の一方のコネクタ端子8(8番ピン)に、接続可能となっている。
これと共に、このカート側コネクタF側の第1導線11の他端側に結線されたコネクタ端子9´(9´番ピン)が、電源側コネクタE側のコネクタ端子9(9番ピン)に、接続可能となっている。
又、電源側コネクタEには、ジャンパー線的に機能する第2導線12が、内蔵,配設されている。そして、この第2導線12の一端側が、このコネクタ端子9(9番ピン)に結線されると共に、第2導線12の他端側が、コネクタ端子10(10番ピン)に結線されている。
そして、この電源側コネクタE側のコネクタ端子10が、カート側コネクタFの直流制御回路Y用の一方のコネクタ端子10´(10´番ピン)に、接続可能となっている。
【0032】
この電源接続構造では、このように直流制御回路Yについて、電源側コネクタEの一方のコネクタ端子8と、カート側コネクタFの一方の対応コネクタ端子10´とは、直接的には接続されないように設定されている。
直流制御回路Y用の一方のコネクタ端子8と対応コネクタ端子10´とは、コネクタ端子8´,第1導線11,コネクタ端子9´,コネクタ端子9,第2導線12,コネクタ端子10等を、直列に介することにより接続可能に設定されている。
つまり直流制御回路Yは、電源側コネクタEからカート側コネクタFに入った後、電源側コネクタEへと一旦戻され、それから再びカート側コネクタFに入るように、接続関係が設定されている。
【0033】
これに対し図示例では、電源側コネクタEの両コネクタ端子7,8と、カート側コネクタFの両対応コネクタ端子7´,10´間のうち、他方のコネクタ端子7と他方の対応コネクタ端子7´間は、直接的に接続可能となっている。
すなわち、図示例の電源接続構造にあっては、直流制御回路Yに関し、一方のコネクタ端子8と一方の対応コネクタ端子10´間は、第1導線11,第2導線12等を介して、始めて接続可能となっているのに対し、他方のコネクタ端子7と他方のコネクタ端子7´間は、直接的に接続可能となっている。直流制御回路Yの接続は、このようになっている。
【0034】
次に、このような電源側コネクタEとカート側コネクタFとの接続関係について述べる。まず、電源側コネクタEの3層4線式の交流電源回路X用の第1コネクタ端子群Gに、カート側コネクタFの3層4線式の交流電源回路X用の対応コネクタ端子群Hが、接続可能となっている。つまり、コネクタ端子群Gのコネクタ端子1,2,3,4に、対応コネクタ端子群Hのコネクタ端子1´,2´,3´,4´が、それぞれ接続可能となっている。
これと共に前述したように、電源側コネクタEの直流制御回路Y用の一方のコネクタ端子8と、カート側コネクタFの直流制御回路Y用の一方の対応コネクタ端子10´とが、コネクタ端子8´,第1導線11,コネクタ端子9´,コネクタ端子9,第2導線12,コネクタ端子10等を介して、接続可能となっている。又、電源側コネクタEの直流制御回路Y用の他方のコネクタ端子7と、カート側コネクタFの直流制御回路Y用の他方の対応コネクタ端子7´とは、直接的に接続可能となっている。
更に、電源側コネクタEのアース用のコネクタ端子5,6が、カート側コネクタFのアース用のコネクタ端子5´,6´に、接続可能となっている。
【0035】
さてそこで、この図1に示したように所期のとおり、電源側コネクタEに対しカート側コネクタFが接続され、もって、交流電源回路Xのコネクタ端子群Gと対応コネクタ端子群Hとが接続されると共に、直流制御回路Yの両コネクタ端子7,8と両対応コネクタ端子7´,10´とが接続された場合は、ヒーティングカート13の電装品たる各ヒーター22に対し、例えば3.15KWの消費電力に見合った電力が供給される。
本発明に係る新タイプの電源側コネクタEとカート側コネクタFとの接続関係は、このようになっている。
【0036】
次に、このような本発明に係る図1の新タイプの電源側コネクタEやカート側コネクタFと、前述したこの種従来例に係る図4の旧タイプの電源側コネクタAやカート側コネクタB、との接続関係について述べる。
まず、図2に示したように、新タイプの電源側コネクタEと、旧タイプのカート側コネクタBとは、次のように接続可能となっている。
すなわち、新タイプの電源側コネクタEの3層4線式の交流電源回路X用のコネクタ端子群Gに、旧タイプのカート側コネクタBの3層4線式の交流電源回路X用の対応コネクタ端子群Dが、接続可能となっている。つまり、第1コネクタ端子群Gのコネクタ端子1,2,3,4に、対応コネクタ端子群Dのコネクタ端子1´,2´,3´,4´が、それぞれ接続可能となっている。
【0037】
更に、新タイプの電源側コネクタEのアース用のコネクタ端子5,6は、旧タイプのカート側コネクタBのアース用のコネクタ端子5´,6´に、接続可能となっている。
又、新タイプの電源側コネクタEの直流制御回路Y用の両コネクタ端子7,8も、旧タイプのカート側コネクタBの直流制御回路Y用の対応コネクタ端子7´,8´に、それぞれ直接的に接続可能となっている。
新タイプの電源側コネクタEと、旧タイプのカート側コネクタBとは、この図2に示したように、接続可能である。
【0038】
次に、図3に示したように、旧タイプの電源側コネクタAと、新タイプのカート側コネクタFとの接続関係は、次のようになっている。
まず、旧タイプの電源側コネクタAにおける3層4線式の交流電源回路X用のコネクタ端子群Cに、新タイプのカート側コネクタFにおける3層4線式の交流電源回路X用の対応コネクタ端子群Hが、一応接続可能となっている。つまり、コネクタ端子群Cのコネクタ端子1,2,3,4に、対応コネクタ端子群Hのコネクタ端子1´,2´,3´,4´が、それぞれ一応接続可能となっている。
又、旧タイプの電源側コネクタAのアース用のコネクタ端子5,6も、新タイプのカート側コネクタFのアースのコネクタ端子5´,6´に、一応接続可能となっている。
【0039】
しかしながら、この旧タイプの電源側コネクタAは、上述したように3層4線式の交流電源回路X用のコネクタ端子群Cを有し、コネクタ端子1,2,3,4を有すると共に、直流制御回路Y用の両コネクタ端子7,8を有してなるものの、前述した新タイプの電源側コネクタEのように(図1を参照)、第2導線12やそのコネクタ端子9,10は有していない。
そこで、この旧タイプの電源側コネクタAの直流制御回路Yの他方のコネクタ端子7は、新タイプのカート側コネクタFの他方の対応コネクタ端子7´を介し直流制御回路Yに接続され、又、旧タイプの電源側コネクタAの一方のコネクタ端子8も、新タイプのカート側コネクタFのコネクタ端子8´を介し第1導線11には接続されるものの、新タイプのカート側コネクタFにおいて、そのコネクタ端子9´と一方のコネクタ端子10´間が、遮断された状態となる。
【0040】
つまり、旧タイプの電源側コネクタAは、第2導線12やそのコネクタ端子9,10を有しないので、新タイプのカート側コネクタFの一方の対応コネクタ端子10´と、第1導線11そして電源側コネクタAの一方のコネクタ端子8間が接続されず、結局、直流制御回路Yが遮断され、通電されない状態となる。
もって、旧タイプの電源側コネクタA側において、直流制御回路YのリレーコイルRが励磁されないので、交流電源回路Xのリレー接点Sも開(断)のままであり、もって交流電源回路Xも遮断されており、ヒーティングカート13のヒーター22に対し電力は供給されない。
旧タイプの電源側コネクタAと、新タイプのカート側コネクタFとの接続関係は、この図3に示したようになっている。
【0041】
本発明は、以上説明したように構成されている。そこで以下のようになる。本発明に係る新タイプのヒーティングカート13の電源接続構造では、交流電源回路Xを開閉制御する直流制御回路Yについて、一方のコネクタ端子8と一方の対応コネクタ端子10´間を、カート側コネクタFに設けた第1導線11、電源側コネクタEに設けた第2導線12、これらのコネクタ端子8´,9´,9,10等を直列に介して、接続可能としてなる。
【0042】
そこで▲1▼、図1に示したように所期のとおり、新タイプの電源接続構造のコンパートメント26に対し、同じく新タイプの電源接続構造よりなるヒーティングカート13が収納された場合は、次のようになる。
この場合は交流電源回路Xについて、新タイプの電源側コネクタEのコネクタ端子群Gに、新タイプのカート側コネクタFの対応第1コネクタ端子群Hが接続される。
これと共に直流制御回路Yについて、新タイプの電源側コネクタEの一方のコネクタ端子8と、新タイプのカート側コネクタFの一方の対応コネクタ端子10´とが、カート側コネクタF側の第1導線11、電源側コネクタE側の第2導線12、これらのコネクタ端子8´,9´,9,10等を介して、直列に接続される。又、新タイプの電源側コネクタEの他方のコネクタ端子7と、新タイプのカート側コネクタFの他方のコネクタ端子7´とが、直接的に接続される。
そこで、ドア17が閉鎖されドアスイッチLが閉(続)となることにより、接続,形成された直流制御回路Yが通電され、もって交流電源回路Xが閉(続)に切換わる。
そして、このように接続,形成された交流電源回路Xにより、新タイプの電源接続構造のヒーティングカート13の消費電力が例えば3.15KWのヒーター22等の電装品に対し、その消費電力に見合った電力が供給される。
【0043】
次に▲2▼、これによらず図2に示したように、この新タイプの電源接続構造のコンパートメント26に対し、旧タイプの電源接続構造のヒーティングカート13が収納された場合については、次のとおり。
この場合は、この新タイプの電源側コネクタEのコネクタ端子群Gに、旧タイプのカート側コネクタBの対応コネクタ端子群Dが接続される。これと共に直流制御回路Yについて、新タイプの電源側コネクタEの両コネクタ端子7,8と、旧タイプのカート側コネクタBの両対応コネクタ端子7´,8´とが、直接的に接続される。
そこで、ドア17が閉鎖されドアスイッチLが閉(続)となることにより、接続,形成された直流制御回路Yが通電され、もって、電源側コネクタE側において交流電源回路Xが閉(続)に切換わる。
そして、このように接続,形成された交流電源回路Xにより、旧タイプの電源接続構造のヒーティングカート13の消費電力が例えば2.1KWの各ヒーター22等の電装品に対し、その消費電力に見合った電力が供給される。
【0044】
これに対し▲3▼、図3に示したように、旧タイプの電源接続構造のコンパートメント26に対し、新タイプの電源接続構造のヒーティングカート13が収納された場合については、次のとおり。
この場合は直流制御回路Yについて、旧タイプの電源側コネクタAの一方のコネクタ端子8と、新タイプのカート側コネクタFの一方の対応コネクタ端子10´とは、遮断され接続されない。
すなわち、旧タイプの電源側コネクタAは、第2導線12やそのコネクタ端子9,10等を備えてないので、直流制御回路Yは、直列に接続されることなく、一方のコネクタ端子8に接続されたコネクタ端子8´,第1導線11,コネクタ端子9´と、一方の対応コネクタ端子10´との間が接続されず、途中で遮断される。
このように、直流制御回路Yは遮断されており、接続されず通電されない。そこで、例えドアスイッチLが閉(続)となり、旧タイプの電源側コネクタAのコネクタ端子群Cと、新タイプのカート側コネクタFの対応コネクタ端子群Hとが接続されても、旧タイプの電源側コネクタA側において、交流電源回路Xは開(断)のままであり、接続,形成されない。
もって、新タイプのヒーティングカート13の消費電力が例えば3.15KWのヒーター22等の電装品に対し、電力は供給されず、ヒーター22等の電装品は、通電加熱されず作動しない。
【0045】
なお▲4▼、図4に示したように、旧タイプの電源接続構造のコンパートメント26に、同じく旧タイプの電源接続構造のヒーティングカート13が収納された場合については、この種従来例について前述したところであるが、その概略は次のとおり。
この場合は、旧タイプの電源側コネクタAのコネクタ端子群Cに、旧タイプのカート側コネクタBの対応コネクタ端子群Dが、接続される。これと共に直流制御回路Yについて、電源側コネクタAの両コネクタ端子7,8と、カート側コネクタBの両対応コネクタ端子7´,8´とが、直接的に接続される。
そこで、ドア17が閉鎖されドアスイッチLが閉(続)となることにより、接続,形成された直流制御回路Yが通電され、もって電源側コネクタA側において、交流電源回路Xが閉(続)に切換わる。
そこで、このように接続,形成された交流電源回路Xにより、旧タイプの電源接続構造のヒーティングカート13の消費電力が例えば2.1KWのヒーター22等の電装品に対し、その消費電力に見合った電力が供給される。
さてそこで、このヒーティングカート13の電源接続構造によると、次の第1,第2のようになる。
【0046】
第1に、この電源接続構造では、まず、図1に示すと共に前述した▲1▼のように、所期のとおり、本発明に係る新タイプの電源側コネクタEとカート側コネクタF間が接続された場合は、直流制御回路Yそして交流電源回路Xが、閉(続)となり接続,形成されることにより、新タイプのヒーティングカート13の消費電力が例えば3.15KWのヒーター22等の電装品に対し、その消費電力に見合った電力が確実に供給される。
又、図2に示すと共に前述した▲2▼のように、本発明に係る新タイプの電源側コネクタEに、この種従来例に係る旧タイプのカート側コネクタBが接続された場合も、直流制御回路Yそして交流電源回路Xが、閉(続)となり接続,形成されることにより、旧タイプのヒーティングカート13の消費電力が例えば2.1KWのヒーター22等の電装品に対し、その消費電力に見合った電力が確実に供給される。
【0047】
これらに対し、図3に示すと共に前述した▲3▼のように、この種従来例に係る旧タイプの電源側コネクタAに、本発明に係る新タイプのカート側コネクタFが接続された場合は、直流制御回路Yが、遮断されており接続されず通電されないので、交流電源回路Xは、電源側コネクタA側の途中において開(断)のままであり、接続,形成されることはない。
もって、新タイプのヒーティングカート13の消費電力が例えば3.15KWのヒーター22等の電装品に対し、交流電源回路Xにて電力が供給されることはない。このようにして、旧タイプの例えば容量2.1KWの電源側から、交流電源回路Xの配線等を介し、その容量を越えた電力が供給されてしまうような事態は、確実に回避される。
【0048】
第2に、この本発明に係る図1に示した新タイプの電源接続構造は、カート側コネクタFについては、従来よりのカート側コネクタBに対し(図4を参照)、コネクタ端子8´,9´に第1導線11を結線すべく追加,改造すると共に、電源側コネクタEについても、従来よりの電源側コネクタAに対し(図4を参照)、コネクタ端子9,10に第2導線12を結線すべく追加,改造してなる等、簡単な構成よりなる。
つまり、この電源接続構造は、この種従来例の電源接続構造に対し、第1導線11や第2導線12を追加すると共に、関連する配線の結線関係を変更,改造しただけの比較的簡単な構成よりなる。
【0049】
【発明の効果】
本発明に係るヒーティングカートの電源接続構造は、以上説明したように、新タイプの例えば3.15KW用の電源側コネクタやカート側コネクタについて、直流制御回路のコネクタ端子と対応コネクタ端子間を、カート側コネクタ側の第1導線や電源側コネクタ側の第2導線等を直列に介して、接続可能としたことにより、次の効果を発揮する。
【0050】
第1に、例えば3.15KW用の新タイプの電源接続構造相互間の接続は勿論のこと、例えば2.1KW用の旧タイプの電源接続構造との接続も、安全性に問題なく実施可能である。
すなわち、この新タイプ用のヒーティングカートの電源接続構造では、まず所期のとおり、この新タイプの例えば3.15KW用の電源側コネクタとカート側コネクタ間が接続され、もって、新タイプのヒーティングカートの消費電力が例えば3.15KWの電装品に対し、電力が供給された場合は、勿論問題はない。次に、この新タイプで例えば3.15KW用の電源側コネクタに、旧タイプの例えば2.1KW用のカート側コネクタが接続され、もって、旧タイプのヒーティングカートの消費電力が例えば2.1KWの電装品に対し、電力が供給された場合も、問題が生じることはない。つまり電源側からは、その3.15KWの容量未満の2.1KWの電力が供給されるに過ぎず、特に問題はない。
【0051】
これらに対し、旧タイプの例えば2.1KW用の電源側コネクタに、新タイプの例えば3.15KW用のカート側コネクタが接続された場合は、直流制御回路そして交流電源回路が遮断され、もって、ヒーティングカートの例えば3.15KWの電装品に対し、電力は供給されない。
このように、この電源接続構造は安全回路設計よりなり、旧タイプの未対策の電源接続構造のギャレーのコンパートメント側に対し、新タイプの電源接続構造のヒーティングカートが、誤って収納,接続されるようなことがあっても、電源側からその容量を越えた電力供給が行われてしまうことはない。つまり、前述したこの種従来例のように、2.1KW用の容量を越えた3.15KWの電力が、電源そしてその配線にて供給されてしまい、もって、これらが加熱しオーバーヒートしてしまうような事態は、確実に回避される。
もって、この電源接続構造によると、大きな電力を供給可能であると共に、人為的作業ミス等があっても火災発生の危険がなく、例えば航空機の安全性が大きく向上するようになる。
【0052】
第2に、しかもこれは、簡単容易に実現される。すなわち、この新タイプのヒーティングカートの電源接続構造は、直流制御回路を工夫し、カート側コネクタ側に第1導線を追加すると共に、電源側コネクタ側に第2導線を追加しただけの簡単な構成よりなり、関連機材の改造も必要最小限で済み、もって、上述した第1の点が、容易に実現される。
このように、この種従来例に存した課題が解決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヒーティングカートの電源接続構造について、発明の実施の形態の説明に供する回路図であり、所期のとおり接続が行われた場合を示す。
【図2】同発明の実施の形態の説明に供する回路図であり、異なった接続が行われた場合の1例を示す。
【図3】同発明の実施の形態の説明に供する回路図であり、異なった接続が行われた場合の他の例を示す。
【図4】この種従来例の電源接続構造の回路図である。
【図5】ヒーティングカートの斜視図である。
【図6】トレイの平面図である。
【符号の説明】
7 コネクタ端子(両コネクタ端子)
7´ コネクタ端子(両対応コネクタ端子)
8 コネクタ端子(両コネクタ端子)
8´ コネクタ端子
9 コネクタ端子
9´ コネクタ端子
10 コネクタ端子
10´ コネクタ端子(両対応コネクタ端子)
11 第1導線
12 第2導線
13 ヒーティングカート
17 ドア
22 ヒーター(電装品)
25 ギャレー
26 コンパートメント
A 別の電源側コネクタ(旧タイプ,従来例のもの)
C コネクタ端子群(旧タイプ,従来例のもの)
E 電源側コネクタ(新タイプ,本発明のもの)
F カート側コネクタ(新タイプ,本発明のもの)
G コネクタ端子群
H 対応コネクタ端子群
L ドアスイッチ
X 交流電源回路
Y 直流制御回路
Claims (1)
- ギャレーのコンパートメントに収納可能であると共に電装品とドアを備えた、サービス用のヒーティングカートの電源接続構造であって、
該ギャレーのコンパートメント側に付設された電源側コネクタに対し、該ヒーティングカート側に付設され該電装品に至るカート側コネクタが、接続可能となっており、
上記電源側コネクタは、交流電源回路のコネクタ端子群と、該交流電源回路を開閉制御する直流制御回路の両コネクタ端子と、を有してなり、
これに対応して上記カート側コネクタは、該コネクタ端子群に接続可能であると共に該電装品に接続された該交流電源回路の対応コネクタ端子群と、該両コネクタ端子にそれぞれ接続可能であると共に、該ドアの開閉に基づき開閉されるドアスイッチを備えた該直流制御回路の両対応コネクタ端子と、を有してなり、
かつ、該直流制御回路の該両コネクタ端子と該両対応コネクタ端子間は、少なくともその一方相互間が、上記カート側コネクタに設けられた第1導線、上記電源側コネクタに設けられた第2導線、これらのコネクタ端子等を、直列に介して接続可能となっており、
所期のとおり、上記電源側コネクタに対し上記カート側コネクタが接続され、もって、該交流電源回路の該コネクタ端子群と該対応コネクタ端子群とが接続されると共に、該直流制御回路の該両コネクタ端子と該両対応コネクタ端子とが接続された場合は、該ヒーティングカートの電装品に対し電力が供給されるように設定されており、
これに対し、上記電源側コネクタではなく、該交流電源回路の該コネクタ端子群と該直流制御回路の該両コネクタ端子を有するが該第2導線やそのコネクタ端子を有しない別の電源側コネクタに対し、上記カート側コネクタが接続された場合は、該直流制御回路が遮断されており通電されず、もって該交流電源回路も遮断され開のままであり、該ヒーティングカートの電装品に対し電力は供給されないように設定されていること、を特徴とする、ヒーティングカートの電源接続構造。
Priority Applications (1)
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| JP16432298A JP3604562B2 (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | ヒーティングカートの電源接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP16432298A JP3604562B2 (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | ヒーティングカートの電源接続構造 |
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Family
ID=15790966
Family Applications (1)
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| JP16432298A Expired - Fee Related JP3604562B2 (ja) | 1998-05-28 | 1998-05-28 | ヒーティングカートの電源接続構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP3604562B2 (ja) |
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| JP4471512B2 (ja) * | 2001-02-14 | 2010-06-02 | 三洋電機株式会社 | 配膳カートの加熱制御装置 |
-
1998
- 1998-05-28 JP JP16432298A patent/JP3604562B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH11332659A (ja) | 1999-12-07 |
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