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JP3605366B2 - 熱電素子の製造方法及びそれを用いて製造した熱電素子並びに熱電モジュール - Google Patents
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熱電素子の製造方法及びそれを用いて製造した熱電素子並びに熱電モジュール Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱電素子の製造方法および熱電素子およびそれを用いた熱電モジュールに関する。
【0002】
【従来技術】
従来より、ペルチェ効果を利用した熱電素子を用いた熱電モジュールによる冷却がレーザーダイオードの温度制御、恒温槽あるいは冷蔵庫に多用されており、室温付近における冷却用熱電モジュールに用いられる熱電材料としては、冷却特性が優れるという観点からBiTe(テルル化ビスマス)の材料が一般的に用いられている。
【0003】
さらに熱電素子はp型およびn型を対にして用いる必要があり、p型にはBiTeとSbTe(テルル化アンチモン)との固溶体が、n型にはBiTeとBiSe(セレン化ビスマス)との固溶体が特に優れた性能を示すことが知られ、このA型(AはBiまたはSbの1種または2種、BはTeまたはSeの1種または2種)結晶が冷却用熱電モジュール用熱電材料として広く用いられている。
【0004】
このA型結晶は古くよりゾーンメルト法、一方向凝固などによって結晶粒が大きいインゴットあるいは単結晶として作製され、これをスライスしたものを用いてきたが、熱電モジュールに使用される熱電素子は数mm角の大きさに切断する際にへき開面を持つこれら結晶の多くは加工歩留まりが極めて低く、近年では加工に対する強度を保たせるためにホットプレス等により作製された多結晶体が用いられている。
【0005】
しかし、A型単結晶における熱電特性は結晶軸に対して異方性があるため、結晶方向がランダムである多結晶体では性能が低下してしまうという問題があった。そこで、単結晶並みの冷却性能を有する熱電モジュール作製のためには単結晶並に結晶が配向した材料を用いる必要があり、ホットフォージングによる圧延焼結によって高配向材料を作製する方法が特開平10−178219号公報に提案されている。
【0006】
また、インゴットや単結晶を作製し、これを粉砕して焼成する工程は複雑であり、また長時間の処理を必要とし、スライス処理を含むものではスライスロスが生じて、コストが上昇するため、特定の混合原料を希望する形状に成形した後に焼成し、熱電素子を得ることが、特開平2−256283号公報で提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平10−178219号公報の方法では、原料として用いる金属粉末がA型結晶でなくてはならず、この結晶を作製するためには金属粉末をあらかじめ溶融させるなどして合金を形成させた後に冷却後あるいは冷却過程で粉砕しなくてはならず、焼結前の原料コストを大幅に引き上げていたという問題があり、また、インゴット及び単結晶の粉砕後に得られる結晶の大きさ、形状によって焼結体の結晶の大きさ、配向度が大きく変化するために配向度を充分高め安定させることは容易では無く、また原料歩留まりも低いという問題があった。
【0008】
また、特開平2−256283号公報の方法では、工程は減少し、スライスロスが無くなるが、配向性が小さいため、熱電性能が低下してしまうという問題があった。そのため、冷却用途としては充分な性能指数が得られず、この方法により製作された熱電素子を用いた熱電モジュールは実用化されていない。
【0009】
本発明は、低コストで量産性に優れ、かつ結晶配向度の高い熱電素子の製造方法及びその方法を用いて作製した熱電性能に優れた熱電素子および熱電モジュールを実現することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、板状のA型単結晶と、反応してA型結晶を形成する金属粉末とを含む成形体を焼結させることで容易に配向度の高い合金が得られ、得られた熱電素子は熱電性能に優れるという知見に基づくものである。
【0011】
即ち、本発明の熱電素子の製造方法は、AをBi及び/又はSb、BをTe及び/又はSeとしたとき、A型単結晶を5〜80容量%と、反応して前記A型結晶となる金属及び/又は合金からなる粉末とを含む成形体を焼成し、前記A型結晶を主体とする合金を得ることを特徴とするものである。
【0012】
これにより、高コストであるA型単結晶の使用を極力抑えることにより素子製造の低コスト化が図れ、かつ焼結時に板状結晶の形状を保ちながら結晶成長が起こるために、得られる素子の配向性を高めることが可能である。そのために本発明品で得られる熱電素子を用いることで冷却用途用高性能な熱電モジュールを低コストで作製できる。
【0013】
また、前記A型単結晶が、最大径d及び厚みtを有する板状結晶であり、比d/tの平均が3.0以上、レーザー回折法による前記A型単結晶の平均粒子径が1.0μm以上であることが好ましい。これにより、焼結体の結晶配向性を高めることが可能となり、素子の性能指数を高めることができる。
【0014】
さらに、前記成形体がI、Cl、Hg、Br、Ag及びCuのうち少なくとも1種を含むことが好ましい。これにより、熱電半導体のキャリア濃度を調整することができ、さらに熱電特性を高めることが可能となる。
【0015】
また、本発明の熱電素子は、作製されたA型単結晶を主体とする合金からなり、特定の方向に対してC面配向度が0.40以上であることを特徴とするものである。これにより、結晶配向による高い性能指数が維持できる。
【0016】
さらに、本発明の熱電モジュールは、 型結晶からなる複数の熱電素子と、該熱電素子を挟持する一対の熱交換基板と、該熱交換基板の一主面に設けられ、前記熱電素子を電気的に接続する配線とを具備する熱電モジュールにおいて、前記熱電素子の電流が流れる方向と平行な面のC面配向度が0.40以上、性能指数が2×10−3/K以上であることを特徴とするものである。これにより、レ―ザーダイオード等の冷却用途として充分な特性を有する。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の熱電素子の製造方法は、A型結晶(AはBi及び/又はSb、BはTe及び/又はSe)からなる半導体結晶であって、組成比B/Aが1.45〜1.55であることが好ましく、特に公知であるBiTe、BiTeとBiSeの固溶体であるBiTe3−xSe(x=0.05〜0.25)、又はBiTeとSbTeの固溶体であるBiSb2−yTe(y=0.1〜0.6)を好適に用いることができる。
【0018】
本発明によれば、原料としてA型結晶の少なくとも2種類の性状を有する粉末を用いることが重要である。まず、第1の粉末は、Bi及び/又はSbと、Te及び/又Seとからなる型単結晶を準備する。即ち、AをBi及び/又はSb、BをTe及び/又Seとしたとき、Aで表される単結晶を、全量中で5容量%以上となるように準備する。
【0019】
型単結晶は、配向性を高める上で、形状に異方性を持つものであればどのようなものでも良いが、特に、最大径d及び厚みtを有する板状結晶であることが好ましい。そして、板状結晶の厚みtに対する最大径dの比d/tで示されるアスペクト比の平均が3.0以上、特は4.0以上、さらには5.0以上が、焼結体の粒子径をそろえ、熱電特性の均一性を高める上でまた、配向度を高める上で好ましい。
【0020】
また、レーザー回折法で求められる平均粒子径d50(累積重量比率50%時の粒子径)が1.0μm以上、特に2.0μm、さらには3.0μm以上が、配向性を高め、かつ配向の方位を成形時、焼結時の圧力の方向に対して異方性を持つ点で好ましい。
【0021】
これらのA型結晶がn型半導体の場合、成形体がI、Cl、Hg、Br、Ag及びCuのうち少なくとも1種を、ドーパントとして含むことが、半導体特性を向上し、その結果、熱電特性を改善するために好ましい。例えば、n型であるBiTe2.95Se0.05に対して、HgBr、あるいはSbIを0.06〜0.10重量%添加することにより、電子あるいは空孔のキャリア濃度を高めることができる。なお、p型半導体においては、TeやSeをドーパントとして用いるため、TeやSeを過剰に含有するA型結晶を用いることができる。
【0022】
第2の粉末には、焼成によって上記のA型結晶になるような金属粉末を準備する。例えば、単結晶がBiTeの場合、BiとTeをモル比で2:3になるように、Bi粉末とTe粉末を準備する。また、Bi0.5Sb1.5Teの場合、BiとSbとTeをモル比で0.5:1.5:3となるようにBi粉末とSb粉末とTe粉末を準備しても良いし、また、BiTeとSbTeのモル比が1:3となる合金混合粉末を準備しても良いし、上記の金属粉末と合金粉末とを混合しても良い。
【0023】
上記第2の結晶である金属粉末及び/又は合金粉末は、第1の単結晶である板状結晶とは異なる物質であり、焼成中に反応して板状結晶となるように組成を調製された金属及び/又は合金であることが重要である。これは、反応により種結晶の板状結晶が成長し、配向性の高い焼結体が得られ、逆に、種結晶の板状結晶と同じ結晶であると、単に焼結が進み、板状の種結晶の形状異方性に従う結晶成長による異方性が生じにくくなるためである。
【0024】
次に、上記板状結晶と、金属粉末及び/又は合金粉末とを混合し混合原料を作製するが、本発明によれば、上記混合粉末中に板状結晶が5〜80容量%含まれることが重要であり、特に10〜70容量%、さらには20〜60容量%であることが好ましい。即ち、5容量%より少ないと、焼結体中におけるA型結晶の配向性が小さくなり、また、80容量%を越えると緻密体が得難くなるためである。
【0025】
上記混合原料を作製するための混合方法は、メカニカルアロイングなど板状結晶の破壊を引き起こす粉砕工程は避け、湿式または乾式のボールミル混合等の方法を用いることが好ましい。
【0026】
得られた混合原料を、公知の成形方法であるラバープレス、金型プレス等を用いて成形し、得られた成形体を焼成する。あるいは粉末のままカーボンダイス等の型に入れて焼成する。なお、焼成を行う前に、原料中の板状結晶、金属粉末及び合金粉末の表面の酸化物層や吸着酸素を取り除くため、還元雰囲気で熱処理することが好ましい。例えば、水素やフォーミングガス等のガス雰囲気中、300〜400℃で1〜24時間程度の熱処理を行う。この熱処理によって粒子表面の酸素を取り除くことができ、配向性が高まって、高い性能指数を有する熱電素子が得られる。
【0027】
焼成は、公知の焼成方法である常圧焼成、ホットプレス、雰囲気加圧焼成、プラズマ焼結、マイクロ波焼結、HIP焼結等を用いることができるが、特に配向度を高める上でホットプレス、HIP焼結及びプラズマ焼成が望ましい。
【0028】
ホットプレスの場合、ホットプレス用型の中にそのまま粉末を投入しても良いが、板状結晶の配向度を高めるために一軸の金型プレスを行って成形体を前もって作製し、その成形体をホットプレス用型に装填することが好ましい。
【0029】
焼成温度は、融点よりも100℃程度低い温度で焼結させることが好ましく、例えばBiTeであれば400〜500℃、Bi0.5Sb1.5Teであれば400〜480℃が望ましい。この温度域では種結晶自体は変化しないが、周りに存在する種結晶以外の金属が種結晶と同じ組成へ化学変化を起こす条件であり、この条件下であれば金属から種結晶組成への変化は主として種結晶表面上で生じるため、板状種結晶の形状異方性を保ちながら選択的な結晶成長が起こるため、配向組織を得やすい。
【0030】
このようにして作製された熱電素子は、A型結晶を主体し、高い配向を有する焼結体からなる。そして、その配向は、特定の方向に対してC面配向度が0.40以上であることが重要である。このような配向性を有する熱電素子は、C面方向の抵抗率が低いためにC面方向の熱電特性が高いという特徴を有する。
【0031】
なお、配向度とは、X線回折により得られたA型結晶のI(006)、I(015)、I(0015)のピーク強度をそれぞれ求め、これらのピーク強度の和に対するI(006)とI(0015)との割合を示し、以下の式で与えられるfで表されるものである。f=I(006)+I(0015)/I(006)+I(015)+I(0015)さらに、本発明の熱電モジュールは、 型結晶からなる複数の熱電素子と、該熱電素子を挟持する一対の熱交換基板と、該熱交換基板の一主面に設けられ、前記熱電素子を電気的に接続する配線とを具備する熱電モジュールであり、n型熱電素子とp型熱電素子とが同数かつ複数だけ適当な間隔を置いて並び、それぞれが直列に電気接続され、外部電極に連結しており、熱電素子の両端部が熱交換基板によって挟持されている構造を有している。
【0032】
そして、n型及びp型の熱電素子において、それぞれ電流が流れる方向に対して平行な面のC面配向度fが0.40以上、性能指数が2×10−3/K以上であることが重要であり、これにより、熱電素子として優れた性能を発現できる。
【0033】
ここで、性能指数Zとは、ゼーベック係数をS、抵抗率をρ、熱伝導率をkとしたとき、以下の式
Z=S/ρk
で定義されるもので、熱電素子を冷却素子あるいは発電素子として用いる場合の効率を示すものである。
【0034】
【実施例】
実施例1
n型熱電素子のために、種結晶のA型単結晶として純度99.99%以上のBiTe2.95Se0.05結晶、金属原料として純度99.99%以上、平均粒子径100μmのBi、Te及びSeの各金属粉末、所望により添加するドーパントとして純度99.9%、平均粒子径1.8μmのSbI粉末を準備した。
【0035】
また、p型熱電素子のために、種結晶のA型単結晶として純度99.99%以上のBi0.5Sb1.5Te結晶、金属原料として純度99.99%以上、平均粒子径100μmのBi、Sb及びTeの各金属粉末を準備した。
【0036】
単結晶は、スタンプミルで粉砕し、いくつかのメッシュを用いて分級し、数種類の板状結晶を得た。この板状結晶の平均粒子径をレーザー回折法で求め、結晶の最大径dと厚みtはSEM写真から200個の粒子の平均を求め、アスペクト比d/tを算出した。
【0037】
n型熱電素子用として準備したBi、Te及びSeの各金属粉末は、組成がBiTe2.95Se0.05となるように、また、p型熱電素子用として準備したBi、Sb及びTeの各金属粉末は、Bi0.5Sb1.5Te組成となるように、それぞれ秤量し、イソプロパノール(IPA)を溶媒とし、ウレタン製ボールを用いてそれぞれ混合した。
【0038】
混合したスラリーを真空中、60℃で乾燥し、得られた混合粉末を、200メッシュを通し、金属粉末を得た。
【0039】
このようにして得られた単結晶である板状結晶と金属粉末は、表1に示す組成に各10gずつ秤量し、アルミナ乳鉢で混合しその後、混合粉末を20mmφの金型に入れ、100MPaの圧力で一軸にプレス成形した。
【0040】
成形体を水素気流中、350℃で24時間熱処理を行った後、表1に示す条件にて常圧焼成法(NS)、Ar雰囲気での加圧焼成(GPS)、ホットプレス(HP)、等方加圧焼結(HIP)、放電プラズマ焼結(SPS)により焼成した。
【0041】
焼結体はプレス方向に対して平行な方向に対して熱伝導率、ゼーベック係数及び抵抗率を測定するために、それぞれ測定試料を作製した。熱伝導率測定には、直径10mm、厚み1mmの円板試料を、ゼーベック係数、抵抗率測定には縦4mm、横4mm、長さ15mmの角柱試料を作製した。
【0042】
熱伝導率はレーザーフラッシュ法により、ゼーベック係数は真空理工社製熱電能評価装置により、抵抗率は4端子法により、それぞれ25℃の条件下で測定した。
【0043】
また、熱電性能指数Zは、Z=S/ρk(Sはゼーベック係数、ρは抵抗率、kは熱伝導率である)より算出した。
【0044】
さらに、C面配向度fの測定には、上記角柱試料を用いた。即ち、縦4mm、横4mmの断面又は端面をX線回折で測定し、得られたピーク強度から以下の式f=I(006)+I(0015)/I(006)+I(015)+I(0015)
を用いて算出した。結果を表1に示す。
【0045】
【表1】
Figure 0003605366
【0046】
本発明の試料No.2〜8、10〜16、18〜23及び25、26は、配向度が0.41以上、性能指数が2.07×10−3/K以上と大きかった。
【0047】
一方、原料中にA型単結晶が2容量%と少なく、本発明の範囲外の試料No.1及び17は、配向度が0.35以下、性能指数が1.93×10−3/K以下といずれも低かった。
【0048】
また、原料中にA型単結晶が95容量%と多く、本発明の範囲外の試料No.9及び24は、配向度が0.38以下、性能指数が1.89×10−3/K以下といずれも低かった。
【0049】
実施例2
実施例1と同様にして作製したC面配向度が高く、性能指数の高い試料No.12及び22を用いてn型、p型それぞれ18対の縦1.2mm、横1.2mm及び高さ2mmの熱電素子を切り出した。なお、このとき長手方向側面にC面配向する方向に切り出した。
【0050】
それぞれの素子にNi電極をメッキしたのち、Sn−Pbはんだを用いて片面にNiメッキされたCu電極が配線された10×12mmのアルミナ基板上にn型、p型が対になるように接合し、電極の端面にリード線をはんだ付けし、熱電モジュールを組み立てた。
【0051】
モジュールの評価は電圧を変化させたときに、放熱面の温度を27℃と一定にしたときの冷却面における温度から放熱面と冷却面の温度差を求めた。結果は70℃であり、レーザーダイオード冷却用ペルチェ素子として充分な性能を有していた。
【0052】
比較例
試料No.1及び17を用いてn型、p型それぞれ18対の1.2×1.2x2mmの熱電素子を同様にして切り出した。なお、このとき長手方向側面にC面配向する方向に切り出した。
【0053】
性能評価は、実施例2と同様にして行った。結果は温度差が61℃と冷却性能が本発明品と比べて劣っており、レーザーダイオード冷却用として使用できないレベルのものであった。
【0054】
【発明の効果】
本発明によれば、型単結晶と、反応して型単結晶を形成する金属粉末とからなる混合原料を型単結晶が配向するように成形し、それを焼成することによって、型単結晶を粒成長させ、特定の方向に配向し、熱電特性に優れた熱電素子を製造できる。

Claims (5)

  1. AをBi及び/又はSb、BをTe及び/又はSeとしたとき、A型単結晶を5〜80容量%と、反応して前記A型結晶となる金属及び/又は合金からなる粉末とを含む成形体を焼成し、前記A型結晶を主体とする合金を得ることを特徴とする熱電素子の製造方法。
  2. 前記A型単結晶が、最大径d及び厚みtを有する板状結晶であり、比d/tの平均が3.0以上、レーザー回折法による前記A型単結晶の平均粒子径が1.0μm以上であることを特徴とする請求項1記載の熱電素子の製造方法。
  3. 前記成形体がI、Cl、Hg、Br、Ag及びCuのうち少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1又は2記載の熱電素子の製造方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の方法で作製されたA型単結晶を主体とする合金からなり、特定の方向に対してC面配向度が0.40以上であることを特徴とする熱電素子。
  5. 型結晶からなる複数の熱電素子と、該熱電素子を挟持する一対の熱交換基板と、該熱交換基板の一主面に設けられ、前記熱電素子を電気的に接続する配線とを具備する熱電モジュールにおいて、前記熱電素子の電流が流れる方向と平行な面のC面配向度が0.40以上、性能指数が2×10−3/K以上であることを特徴とする熱電モジュール。
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