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JP3606207B2 - ルーバー装置 - Google Patents
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JP3606207B2 - ルーバー装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入射する太陽光を調光し、遮熱、遮光を図るルーバー装置に関し、詳しくは、組立てが容易であり、動作を安定化させ、機構的にも信頼性を高めようとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図21に示すように、例えば、天井窓のようなブラインド装置においては、上下のフレームa、a間にガイドワイヤーb、bを張り、これらガイドワイヤーb、bにブラインドスラットcの孔dを通して並置し、上下のチルト回転軸e、eにラダーテープfを巻回し、ラダーテープfに各ブラインドスラットcを連結するものである。
【0003】
しかして、チルト回転軸eを駆動回転させることで、ラダーテープfを巻取り及び巻戻してブラインドスラットcの傾きを調整するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の構造のブラインド装置における問題は、組立て工数が多く且つ手作業が多く、非常に手間がかかることである。又、ラダーテープfは軟質で摩耗切断のおそれがあって、長期に使用する場合の信頼性が低いものである。更に、ラダーテープfとブラインドスラットcとは固定構造でないことから、ブラインドスラットcの傾きを同じにし難い等という問題があった。
【0005】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、組立てが容易であり、動作を安定化させ、機構的にも信頼性を高めることができるブラインド装置を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1においては、略平行に配置された複数のルーバー羽根1の長さ方向の両端部に回転軸部材2、2を取付け、ルーバー羽根1の両端部の回転軸部材2をルーバー羽根1の両端部において一連となった回転支持体3に回動自在に支持し、回転軸部材2に回転中心より偏心した位置に連結軸4を延出し、各連結軸4を駆動用の移動体5に連係し、移動体5を移動させてルーバー羽根1…を回動させる駆動手段6を設け、回転軸部材2の外周部の一部に突出させて係合片7を設け、回転支持体3に係入孔8を形成し、係合片7を係入孔8に貫通して係入孔8に対して係合片7の位相をずらせて回転軸部材2を回転支持体3から抜止めして連結し、かつ、係入孔8はルーバー羽根1の通常の係合片7の回動範囲外に設定していることを特徴とするものである。このような構成によれば、駆動手段6によって移動体5を移動させることで、偏心している連結軸4を介して回転支持体3を回転させてルーバー羽根1を回転させることができるのであり、しかして、従来のラダーテープfを省くことができ、組立てが容易になるとともに、動作を安定化させ、かつ機構的にも安定化させることができる。
【0007】
更に、請求項1においては、回転軸部材2の外周部の一部に突出させて係合片7を設け、回転支持体3に係入孔8を形成し、係合片7を係入孔8に貫通して係入孔8に対して係合片7の位相をずらせて回転軸部材2を回転支持体3から抜止めして連結し、かつ、係入孔8はルーバー羽根1の通常の係合片7の回動範囲外に設定していることを特徴とするものである。このような構成によれば、係合片7を係入孔8に貫通して回転軸部材2を回動させて係合片7と係入孔8との位相をずらせることで、回転支持体3から回転軸部材2の抜止めを図ることができ、多数本のルーバー羽根1の組立てを容易・迅速におこなうことができ、かつ、係入孔8はルーバー羽根1の通常の回動範囲外にあることから、ルーバ羽根1の開閉を所定通りにおこなうことができる。
【0008】
請求項2においては、ルーバー羽根1の横断面形状を略S字状にしてあることを特徴とするものである。このような構成によれば、ルーバー羽根1の横断面係数を大きくすることができ、ルーバー羽根1の強度を高めてルーバー羽根1のたわみを防止するガイドワイヤーbを省きながら、ルーバー羽根1を薄くできる。
【0009】
請求項3においては、ルーバー羽根1の両端部に取付孔9を形成し、回転軸部材2側にルーバー羽根1を挟み込む一対の挟み込み支持片10、10を設け、挟み込み支持片10を弾性変位可能に構成するとともに挟み込み支持片10に取付孔9に係入する爪11を形成していることを特徴とするものである。このような構成によれば、一対の挟み込み支持片10、10にルーバー羽根1を差込むことで爪11が取付孔9に係入するのであり、ルーバー羽根1を回転軸部材2に連結する作業が容易・迅速におこなうことができ、組立て性を、一層、高めることができる。
【0010】
請求項4においては、取付孔9をルーバー羽根1の長さ方向に長い長孔にしていることを特徴とするものである。このような構成によれば、長孔においてルーバー羽根1の熱膨張及び熱収縮を吸収することができる。
【0011】
請求項5においては、回転軸部材2と連結軸4との中心を結ぶ軸中心線Cに対してルーバー羽根1の幅方向に沿うルーバー軸線Dを回転方向にずらせていることを特徴とするものである。このような構成によれば、ルーバー羽根1の開閉ストロークを略180°に設定する場合に、回転軸部材2と連結軸4との中心を結ぶ軸中心線Cに対してルーバー羽根1の幅方向に沿うルーバー軸線Dとが一致するいわゆる死点が生じることが、一度しかなく、死点が生じることによる回転駆動力の伝達むらを回避することができ、結果として、ルーバー羽根1…の開き(閉じ)むらを防止することができる。
【0012】
因みに、回転軸部材2と連結軸4との中心を結ぶ軸中心線Cに対してルーバー羽根1の幅方向に沿うルーバー軸線Dが一致している場合には、開閉ストロークの終端部においてそれぞれ死点が生じて開閉むらが生じやすくなるものである。
【0013】
請求項6においては、移動体5に補助移動体21を並置し、移動体5と補助移動体21とを移動位相を異ならせて連動するように連結していることを特徴とするものである。このような構成によれば、ルーバー羽根1の開閉ストロークを略180°に設定する場合に、ストロークの終端において移動体5が反転する際にいわゆる死点が生じて回転駆動力の伝達にむらが生じるのであるが、移動体5と並置して移動体5とは位相を異ならせて連動する補助移動体21を設けることによって移動体5の死点による回転駆動力の伝達むらをなくすことができ、ルーバー羽根1…の開閉むらを防止することができる。
【0014】
請求項7においては、駆動手段6は、回転駆動部16、回転駆動部16にて駆動される駆動回転部材13、駆動回転部材13より偏心した位置に延出した駆動アーム14を備え、駆動回転部材13を回転支持体3の一端部に回転自在に支持するとともに駆動アーム14を移動体5に連係して構成し、回転支持体3の他端部に被動回転体26を回転自在に支持し、被動回転体26より偏心した位置に被動アーム27を延出し、被動アーム27を移動体5に連係し、駆動回転部材13と被動回転体26とをベルトやワイヤーのような連動索22にて連動連結していることを特徴とするものである。このような構成によれば、ルーバー羽根1の開閉ストロークを略180°に設定する場合に、ストロークの終端において移動体5が反転する際にいわゆる死点が生じて回転駆動力の伝達にむらが生じるのであるが、駆動回転部材13と被動回転体26とを連動索22にて連動連結していることから、連動索22によっても回転駆動力を伝達することができ、ルーバー羽根1…の開閉むらを防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基いて詳述する。図1は一部破断した斜視図である。図2は斜視図である。図3は動作を示す側面図である。図4(a)(b)は説明図である。図5は斜視図である。
【0017】
本発明のルーバー装置Aは、例えば、一対のガラスを備えたペアガラス間の密封した空気層部に内装してあり、複数枚のルーバー羽根1を連動させて回転することでルーバーを開閉して遮光や遮熱をするものであり、天窓等に使用するものである。以下、ルーバー装置Aを詳述する。
【0018】
例えば、合成樹脂製のルーバー羽根1の両端部に長孔状の取付孔9を形成している。ルーバー羽根1の両端部に取付けられる回転軸部材2側にルーバー羽根1を挟み込む一対の挟み込み支持片10、10を設けている。挟み込み支持片10は弾性変位可能にしている。挟み込み支持片10に取付孔9に係入する爪11を形成している。一対の挟み込み支持片10、10にルーバー羽根1を差込むことで爪11が取付孔9に係入してルーバー羽根1の両端部に取付けている。
【0019】
略平行に配置された複数のルーバー羽根1の両端部の回転軸部材2をルーバー羽根1の両端部において一連となった板状の回転支持体3の孔20に回動自在に支持している。具体的には、回転軸部材2の外周部の一部に突出させてキー状の係合片7を設けている。板状の回転支持体3に係入孔8を形成している。係合片7を係入孔8に貫通して係入孔8に対して係合片7の位相をずらせて回転軸部材2を回転支持体3から抜止めし、かつ、回転自在に連結している。係入孔8はルーバー羽根1の通常の係合片7の回動範囲外に設定している。
【0020】
回転軸部材2に回転中心より偏心した位置に連結軸4を延出している。回転支持体3の外側に板状の移動体5を配設している。各連結軸4を駆動用の移動体5の孔に回動自在に挿通して連結軸4を移動体5に連結している。回動支持体3の一端部に回転軸部材2と同様の駆動回転部材13を回転自在に支持し、駆動回転部材13から連結軸4と同様の駆動アーム14を延出し、駆動アーム14を移動体5に同様に連結する。駆動回転部材13には回転シャフト15を介して駆動ユニットを回転駆動部16として連結している。
【0021】
しかして、回転駆動部16からの往又は復方向の回転駆動力によって、駆動回転部材13及び駆動アーム14を介して移動体5を往又は復方向に移動させ、このような移動体5の往又は復方向の移動によって、連結軸4及び回転軸部材2を介してルーバー羽根1を往又は復方向に回転させるようにしている。回転駆動部16の駆動は室内側に設けたスイッチの投入にておこなわれる。尚、ルーバー羽根1を駆動回転させる構成を駆動手段6と総称する。
【0022】
このように本発明においては、略平行に配置された複数のルーバー羽根1の長さ方向の両端部に回転軸部材2、2を取付け、ルーバー羽根1の両端部の回転軸部材2をルーバー羽根1の両端部において一連となった回転支持体3に回動自在に支持し、回転軸部材2に回転中心より偏心した位置に連結軸4を延出し、各連結軸4を駆動用の移動体5に連係し、移動体5を移動させてルーバー羽根1…を回動させる駆動手段6を設けることによって、駆動手段6によって移動体5を移動させることで、偏心している連結軸4を介して回転支持体3を回転させてルーバー羽根1を回転させることができるのであり、従来のラダーテープfを省くことができ、組立てが容易になるとともに、動作を安定化させ、かつ機構的にも安定化させることができる。
【0023】
この場合、回転軸部材2の外周部の一部に突出させて係合片7を設け、回転支持体3に係入孔8を形成し、係合片7を係入孔8に貫通して係入孔8に対して係合片7の位相をずらせて回転軸部材2を回転支持体3から抜止めして連結し、かつ、係入孔8はルーバー羽根1の通常の係合片7の回動範囲外に設定していて、係合片7を係入孔8に貫通して回転軸部材2を回動させて係合片7と係入孔8との位相をずらせることで、回転支持体3から回転軸部材2の抜止めを図ることができ、多数本のルーバー羽根1の組立てを容易・迅速におこなうことができる。
【0024】
図4に示すように、移動体5の他端部は基台17にリンク18を介して枢支連結されていて、移動体5の往又は復方向のいずれの動きにおいてもリンク18に突出片(図示せず)を設けて基台17側のストッパー19、19に当接して回転軸部材2の移動範囲を確定している。ところで、係入孔8はルーバー羽根1の通常の回動範囲外に設けてあることから、ルーバ羽根1の開閉を所定通りにおこなうことができるものである。
【0025】
ところで、ルーバー羽根1の横断面形状を略S字状にしてあって、ルーバー羽根1の横断面係数を大きくすることができ、ルーバー羽根1の強度を高めてルーバー羽根1のたわみを防止するガイドワイヤーを省きながら、ルーバー羽根1を薄くできるものである。
【0026】
更に、ルーバー羽根1の両端部に取付孔9を形成し、回転軸部材2側にルーバー羽根1を挟み込む一対の挟み込み支持片10、10を設け、挟み込み支持片10を弾性変位可能に構成するとともに挟み込み支持片10に取付孔9に係入する爪11を形成していることから、一対の挟み込み支持片10、10にルーバー羽根1を差込むことで爪11が取付孔9に係入するのであり、ルーバー羽根1を回転軸部材2に連結する作業が容易・迅速におこなうことができ、組立て性を、一層、高めることができるものである。
【0027】
ところで、取付孔9をルーバー羽根1の長さ方向に長い長孔にしているのであり、長孔の取付孔9においてルーバー羽根1の熱膨張及び熱収縮を吸収することができるものである。
【0028】
図8は他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0029】
本実施の形態においては、回転軸部材2と連結軸4との中心を結ぶ軸中心線Cに対してルーバー羽根1の幅方向に沿うルーバー軸線Dを回転方向にずらせている。具体的には、軸中心線Cに対してルーバー軸線Dを回転方向において約45°ずらしている。ずらし角度θは1°〜90°の範囲内の有効な角度を選択することができる。
【0030】
しかして、駆動ユニットを使用する回転駆動部16によって、ルーバー羽根1の開閉ストロークを略180°に設定する場合に、回転軸部材2と連結軸4との中心を結ぶ軸中心線Cに対してルーバー羽根1の幅方向に沿うルーバー軸線Dとが一致するいわゆる死点が生じることが、一度しかなく、死点が生じることによる回転駆動力の伝達むらを回避することができ、結果として、ルーバー羽根1…の開き(閉じ)むらを防止することができるものである。
【0031】
因みに、回転軸部材2と連結軸4との中心を結ぶ軸中心線Cに対してルーバー羽根1の幅方向に沿うルーバー軸線Dが一致している場合には、開閉ストロークの終端部においてそれぞれ死点が生じて開閉むらが生じやすくなるものである。
【0032】
この場合、図9に示すように、ルーバー羽根1、回転軸部材2及び連結軸4とをそれぞれ別部材に構成し、設定したずれ角度θになるように回転軸部材2に連結軸4を圧入して固定するものである。
【0033】
図10は更に他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0034】
本実施の形態においては、移動体5に補助移動体21を並置し、移動体5と補助移動体21とを移動位相を異ならせて連動するように連結しているものである。具体的には、板状の移動体5に同形状の補助移動体21を略平行に並置し、図11に示すように、移動体5の長さ方向に連結軸4…が揃い、各連結軸4が死点の位置に存在する状態で、補助移動体21を略平行に並置し、補助移動体21の長さ方向の両端部に回転自在にのみ設けた連動軸23、23と移動体5の両端部の軸29、29とをクランクアーム24にて連結するのであり、この連結状態において、補助移動体21は移動体5に対して略90°位相を異ならせるようにしたものである。クランクアーム24と移動体5側の軸29とは、軸端面を略D字状に、又は六角にカットする、更に、キー等を使用する等の固定接合をおこなうものである。
【0035】
このような構成によれば、ルーバー羽根1の開閉ストロークを略180°に設定する場合に、ストロークの終端において移動体5が反転する際にいわゆる死点が生じて回転駆動力の伝達にむらが生じるのであるが、移動体5と並置して移動体5とは略90°位相を異ならせて連動する補助移動体21を設けて、補助移動体21によって移動体5の死点による回転駆動力の伝達むらをなくすことができ、ルーバー羽根1…の開閉むらを防止することができるものである。又、補助移動体21が死点位置にある場合には位相を異ならせた移動体5によって補助移動体21の駆動むらを補完するものである(図12(a)〜(c)、図13(a)(b)参照)。
【0036】
図14は更に他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0037】
本実施の形態においては、図1に示すように、駆動手段6は、回転駆動部16、回転駆動部16にて駆動される駆動回転部材13、駆動回転部材13より偏心した位置に延出した駆動アーム14を備えている。駆動回転部材13を回転支持体3の一端部に回転自在に支持するとともに駆動アーム14を移動体5に連係している。
【0038】
回転支持体3の他端部に被動回転体26を回転自在に支持している。被動回転体26より偏心した位置に延出した被動アーム27を備えている。被動アーム27を移動体5に連係している。駆動回転部材13と被動回転体26とをベルトやワイヤーのような連動索22にて連動連結している。
【0039】
具体的には、駆動回転部材13に駆動ギア25を形成し、被動回転体26に被動ギア28を形成し、駆動ギア25及び被動ギア28にベルトを連動索22として巻回したものである。
【0040】
このような構成によれば、ルーバー羽根1の開閉ストロークを略180°に設定する場合に、ストロークの終端において移動体5が反転する際に生じるいわゆる死点が生じて回転駆動力の伝達にむらが生じるのであるが、駆動回転部材13と被動回転体26とを連動索22にて連動連結していることから、連動索22によっても回転駆動力を伝達することができ、ルーバー羽根1…の開閉むらを防止することができるものである。
【0041】
ところで、被動ギア28を駆動ギア25とは反対側にばね(図示せず)等にて引張しておくことで、ベルトのような連動索22が経時変化で伸びてもその伸びを吸収することができ、駆動ギア25の伝達力を低減することなく被動ギア28に駆動力を伝達することができ、結果として、移動体5の両端部を同期的に移動させて全てのルーバー羽根1…が同期的に開閉されるものである。又、ベルトのような連動索22に直接ばね力を作用させてテンションを掛けるようにしてもよいものである。
【0042】
図15及び図16は更に他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0043】
本実施の形態においては、駆動手段6にて駆動される側とは反対側の回転軸部材2に適宜間隔を隔てて一対のストッパーフランジ30、30を形成し、回転支持体3に支持用の切欠き31を形成し、回転軸部材2を切欠き31に挿入し、駆動手段6側の回転軸部材2を一定範囲において移動自在になるように支持したものである。
【0044】
しかして、いずれかのストッパーフランジ30が回転支持体3に当接するまで回転軸部材2が回転支持体3に対して移動することができてルーバー羽根1の熱膨張及び熱収縮を吸収することができるのであり、したがって、駆動手段6にて駆動される側の回転軸部材2はルーバー羽根1の長さ方向に移動しないように安定的に支持することができるのであり、駆動手段6と回転軸部材2との連結構成を簡素化するとともに駆動手段6から回転軸部材2への駆動力の伝達を安定化させることができ、結果として、天窓などの温度変化が激しい場所でもルーバー羽根1を安定的に開閉することができるのである。
【0045】
図17及び図18は更に他の実施の形態を示し、但し、本実施の形態の基本構成は上記実施の形態と共通であり、共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。
【0046】
本実施の形態においては、ルーバー羽根1の両端に接続される回転軸部材2にルーバー羽根1の端部を挿入できる挿入溝32を形成し、挿入溝32の内部にフック状で抜止め機能を備え、かつ、若干の弾性変位が可能で、しかも、角型とした爪33を形成し、一方、ルーバー羽根1の端部には角孔34を形成している。
【0047】
しかして、剛性材料にて薄板状で断面が円弧状又は略S型状に形成されたルーバー羽根1の端部を回転軸部材2の挿入溝32に挿入することで、ルーバー羽根1及び爪33の弾性変位によって、爪33を角孔34に挿入して抜止めを図ってルーバー羽根1を回転軸部材2に連結するのである。この場合、爪33の幅aは角孔34の幅bに略等しくなっている。又、ルーバー羽根1の先端部には一対のガイド35、35を形成していて、爪33への係入を容易にしている。
【0048】
【発明の効果】
請求項1においては、略平行に配置された複数のルーバー羽根の長さ方向の両端部に回転軸部材を取付け、ルーバー羽根の両端部の回転軸部材をルーバー羽根の両端部において一連となった回転支持体に回動自在に支持し、回転軸部材に回転中心より偏心した位置に連結軸を延出し、各連結軸を駆動用の移動体に連係し、移動体を移動させてルーバー羽根を回動させる駆動手段を設けているから、駆動手段によって移動体を移動させることで、偏心している連結軸を介して回転支持体を回転させてルーバー羽根を回転させることができるのであり、しかして、従来のラダーテープを省くことができ、組立てが容易になるとともに、動作を安定化させ、かつ機構的にも安定化させることができるという利点がある。
【0049】
更に、請求項1においては、回転軸部材の外周部の一部に突出させて係合片を設け、回転支持体に係入孔を形成し、係合片を係入孔に貫通して係入孔に対して係合片の位相をずらせて回転軸部材を回転支持体から抜止めして連結し、かつ、係入孔はルーバー羽根の通常の係合片の回動範囲外に設定しているから、係合片を係入孔に貫通して回転軸部材を回動させて係合片と係入孔との位相をずらせることで、回転支持体から回転軸部材の抜止めを図ることができ、多数本のルーバー羽根の組立てを容易・迅速におこなうことができ、かつ、係入孔はルーバー羽根の通常の回動範囲外にあることから、ルーバ羽根の開閉を所定通りにおこなうことができるという利点がある。
【0050】
請求項2においては、請求項1の構成に加えて、ルーバー羽根の横断面形状を略S字状にしてあるから、請求項1の効果に加えて、ルーバー羽根の横断面係数を大きくすることができ、ルーバー羽根の強度を高めてルーバー羽根のたわみを防止するガイドワイヤーを省きながら、ルーバー羽根を薄くできるという利点がある。
【0051】
請求項3においては、請求項1又は2の構成に加えて、ルーバー羽根の両端部に取付孔を形成し、回転軸部材側にルーバー羽根を挟み込む一対の挟み込み支持片を設け、挟み込み支持片を弾性変位可能に構成するとともに挟み込み支持片に取付孔に係入する爪を形成しているから、請求項1又は2の効果に加えて、一対の挟み込み支持片にルーバー羽根を差込むことで爪が取付孔に係入するのであり、ルーバー羽根を回転軸部材に連結する作業が容易・迅速におこなうことができ、組立て性を、一層、高めることができるという利点がある。
【0052】
請求項4においては、請求項3の構成に加えて、取付孔をルーバー羽根の長さ方向に長い長孔にしているから、請求項3の効果に加えて、長孔においてルーバー羽根の熱膨張及び熱収縮を吸収することができるという利点がある。
【0053】
請求項5においては、請求項1の構成に加えて、回転軸部材と連結軸との中心を結ぶ軸中心線に対してルーバー羽根の幅方向に沿うルーバー軸線を回転方向にずらせているから、請求項1の効果に加えて、ルーバー羽根の開閉ストロークを略180°に設定する場合に、回転軸部材と連結軸との中心を結ぶ軸中心線に対してルーバー羽根の幅方向に沿うルーバー軸線とが一致するいわゆる死点が生じることが、一度しかなく、死点が生じることによる回転駆動力の伝達むらを回避することができ、結果として、ルーバー羽根の開き(閉じ)むらを防止することができるという利点がある。
【0054】
請求項6においては、請求項1の構成に加えて、移動体に補助移動体を並置し、移動体と補助移動体とを移動位相を異ならせて連動するように連結しているから、請求項1の効果に加えて、ルーバー羽根の開閉ストロークを略180°に設定する場合に、ストロークの終端において移動体が反転する際にいわゆる死点が生じて回転駆動力の伝達にむらが生じるのであるが、移動体と並置して移動体とは位相を異ならせて連動する補助移動体を設けることによって移動体の死点による回転駆動力の伝達むらをなくすことができ、ルーバー羽根の開閉むらを防止することができるという利点がある。
【0055】
請求項7においては、請求項1の構成に加えて、駆動手段は、回転駆動部、回転駆動部にて駆動される駆動回転部材、駆動回転部材より偏心した位置に延出した駆動アームを備え、駆動回転部材を回転支持体の一端部に回転自在に支持するとともに駆動アームを移動体に連係して構成し、回転支持体の他端部に被動回転体を回転自在に支持し、被動回転体より偏心した位置に被動アームを延出し、被動アームを移動体に連係し、駆動回転部材と被動回転体とをベルトやワイヤーのような連動索にて連動連結しているから、請求項1の効果に加えて、ルーバー羽根の開閉ストロークを略180°に設定する場合に、ストロークの終端において移動体が反転する際にいわゆる死点が生じて回転駆動力の伝達にむらが生じるのであるが、駆動回転部材と被動回転体とを連動索にて連動連結していることから、連動索によっても回転駆動力を伝達することができ、ルーバー羽根1…の開閉むらを防止することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す一部破断した斜視図である。
【図2】同上の斜視図である。
【図3】同上の動作を示す側面図である。
【図4】(a)(b)は説明図である。
【図5】同上の斜視図である。
【図6】(a)はルーバー羽根の斜視図、(b)は拡大斜視図、(c)(d)は側面図である。
【図7】(a)は回転軸部材の斜視図、(b)(c)(d)は説明図である。
【図8】同上の他の実施の形態を示し、(a)は説明図、(b)(c)は動作説明図である。
【図9】同上の部分斜視図である。
【図10】同上の更に他の実施の形態の斜視図である。
【図11】(a)は同上の概略側面図、(b)は概略正面図である。
【図12】(a)(b)(c)は同上の動作を示す説明図である。
【図13】(a)(b)は同上の動作を示す説明図である。
【図14】同上の更に他の実施の形態の概略正面図である。
【図15】同上の更に他の実施の形態を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。
【図16】同上の概略側面図である。
【図17】同上の更に他の実施の形態を示す分解側面図である。
【図18】(a)は同上の回転軸部材の斜視図、(b)は概略分解斜視図である。
【図19】同上の回転軸部材の一部破断した正面図である。
【図20】同上の断面図である。
【図21】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 ルーバー羽根
2 回転軸部材
3 回転支持体
4 連結軸
5 移動体
6 駆動手段
7 係合片
8 係入孔
9 取付孔
10 挟み込み支持片
11 爪

Claims (7)

  1. 略平行に配置された複数のルーバー羽根の長さ方向の両端部に回転軸部材を取付け、ルーバー羽根の両端部の回転軸部材をルーバー羽根の両端部において一連となった回転支持体に回動自在に支持し、回転軸部材に回転中心より偏心した位置に連結軸を延出し、各連結軸を駆動用の移動体に連係し、移動体を移動させてルーバー羽根を回動させる駆動手段を設け、回転軸部材の外周部の一部に突出させて係合片を設け、回転支持体に係入孔を形成し、係合片を係入孔に貫通して係入孔に対して係合片の位相をずらせて回転軸部材を回転支持体から抜止めして連結し、かつ、係入孔はルーバー羽根の通常の係合片の回動範囲外に設定して成ることを特徴とするルーバー装置。
  2. ルーバー羽根の横断面形状を略S字状にして成ることを特徴とする請求項1記載のルーバー装置。
  3. ルーバー羽根の両端部に取付孔を形成し、回転軸部材側にルーバー羽根を挟み込む一対の挟み込み支持片を設け、挟み込み支持片を弾性変位可能に構成するとともに挟み込み支持片に取付孔に係入する爪を形成して成ることを特徴とする請求項1又は2記載のルーバー装置。
  4. 取付孔をルーバー羽根の長さ方向に長い長孔にして成ることを特徴とする請求項3記載のルーバー装置。
  5. 回転軸部材と連結軸との中心を結ぶ軸中心線に対してルーバー羽根の幅方向に沿うルーバー軸線を回転方向にずらせて成ることを特徴とする請求項1記載のルーバー装置。
  6. 移動体に補助移動体を並置し、移動体と補助移動体とを移動位相を異ならせて連動するように連結して成ることを特徴とする請求項1記載のルーバー装置。
  7. 駆動手段は、回転駆動部、回転駆動部にて駆動される駆動回転部材、駆動回転部材より偏心した位置に延出した駆動アームを備え、駆動回転部材を回転支持体の一端部に回転自在に支持するとともに駆動アームを移動体に連係して構成し、回転支持体の他端部に被動回転体を回転自在に支持し、被動回転体より偏心した位置に被動アームを延出し、被動アームを移動体に連係し、駆動回転部材と被動回転体とをベルトやワイヤーのような連動索にて連動連結して成ることを特徴とする請求項1記載のルーバー装置。
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