JP3606942B2 - 磁気シールドシートおよびその貼り込み工法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、作業場の床下階から到来する磁界をレベルダウンさせてOA機器等への障害を緩和する磁気シールドシートおよびその貼り込み工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、オフィス内ではCRT(陰極線管/ブラウン管)を使用する電子機器(パソンコン、ワープロ他)が多用されるが、これら機器に周囲から磁界が印加されると、CRT画面上の揺れ、色むら等が発生し、精密作業を進める上で著しい障害となる。
【0003】
このような磁界のうち、床下階から到来する磁界(単位mG)については、磁気シールドシートを床面に敷込んでレベルダウンさせることが行われている。
【0004】
そして、この磁気シールドシートの敷込みは、従来、ロール状に巻いた、または板状のシートを、床下階からの磁気レベルに対して、要求レベルに合うまで何枚も必要面積に切り取り、床全面に布設する方式が取られていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようなロール状に巻いたシート等から必要に応じて切り取りを行って布設する方式では、CRTの移動、台数の増加、将来の機種変更への対応、不要になった場合等に他に転用することも不可能であり、また、施工についても磁気的専門知識を有する技術者の指導を仰がなければならない。
【0006】
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、専門の業者がいなくとも誰でも簡単に貼り付け施工ができ、しかも、不要になったら剥して保管、他に転用することが可能で、また、シート自体は比較的薄いものとしても、現在存在する要求レベルにほとんど対応できる磁気シールドシートおよびその貼り込み工法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するため、磁気シールドシートとしては、通常の床カーペットタイルサイズに定型化し、かつ、その表面に全体が田の字になるような十文字の線を記載し、また、磁気シールド材の面に厚み調整用のラミネートフィルムを貼り合わせたこと、および、シールド性能グレード分けを表示する文字または図形をシート面に記載したことを要旨とするものである。
【0008】
また、磁気シールドシートの貼り込み工法としては、通常の床カーペットタイルサイズに定型化し、かつ、その表面に全体が田の字になるような十文字の線を記載した磁気シールドシートをこの十文字の線が連続するように並べて貼り込み、さらに上下で一重目と二重目を重ねて貼り込むが、その際、この十文字の線に上の磁気シールドシートの縁が重なるようにずらせて貼り込むことを要旨とするものである。
【0009】
【作用】
請求項1記載の本発明によれば、通常の床カーペットタイルサイズに定型化されているので、不要になった場合にはこれを剥して保管し、他に転用することができる。また、通常の床カーペットタイルサイズに定型化された大きさのものを貼って行けばよいので切り取る手間が省け、さらに、十文字の線をガイドラインとしてこれが連続するように並べて貼り込むようにすれば、専門の業者がいなくてもシールド材床割りに従い誰でも簡単に施工できる。
【0010】
さらに、磁気シールド材の面に厚み調整用のラミネートフィルムを貼り合わせて磁気シールド材の厚みの異なるものでもシート自体はラミネートフィルムなしの製品と統一の厚みとしたので、磁気シールド材の厚みをことならせることで、シールド性能にバリエーションを付けることができ、複数種のレベルのシートを重ね合わせることで、現在存在する要求レベルに対応することができる。また、厚み調整用のラミネートフィルムを貼り合わせて磁気シールド材の厚みの異なるものでも統一の厚みとしたので、シールド性能の異なるものでも段差を生じることがなく貼り込める。
【0011】
請求項2記載の本発明によれば、前記請求項1記載の作用に加えて、文字または図形によりシールド性能の区別は目視で容易に認識できる。
【0012】
請求項3記載の本発明によれば、貼り込んだシート間に隙間があるとしても、その上にこの隙間を塞ぐように重ねてシートを二重に貼り込むもので、このように一重目と二重目を千鳥または市松模様にずらして貼ることでシールド効果の低減を防止することができる。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図面について詳細に説明する。図1〜図3は本発明の磁気シールドシートの1実施例を示すもので、図中1は磁気シールドシートを示す。
【0014】
この磁気シールドシート1は通常の床カーペットタイルサイズである450□に定型化した。また、図3に示すように磁気シールド材2を中にしてその上下面にラミネートフィルム3を貼り合わせてなる。
【0015】
この磁気シールド材2はその厚さにより磁気シールドシート1のシールド性能を決定するものであるが、前記ラミネートフィルム3は厚み調整用のものとしてこの磁気シールド材2の面に貼り合わされ、その結果、磁気シールドシート1は磁気シールド材2の厚さが異なるものであっても全て統一の厚みのものとして製品化される。シールド性能は少なくとも2種以上とする。
【0016】
また、図2に示すように磁気シールドシート1の表面には十文字の線4を記載して全体が田の字になるようにした。この十文字の線4はある程度の幅を有する帯状の線である。
【0017】
さらに、この十文字の線4で区画される一画には前記磁気シールド材2の厚さに応じたシールド性能を表示する文字5または図形、本実施例では「A」等のアルファベットをシート面に記載しておく。
【0018】
なお、図示は省略するが、磁気シールドシート1はその片面に接着材もしくは接着テープを予め設け、離型紙でこの部分を覆っておき、これを剥せば磁気シールドシート1をすぐ貼れるようにしておくとよい。
【0019】
次に、この磁気シールドシート1の貼り込み工法について説明すると、図4は布設状態を示すもので、まず、通常の床カーペットタイルのサイズに定型化した磁気シールドシート1の一重目を床面に順次並べて貼り込むが、その際、図1に示すように磁気シールドシート1は縁が連続するように並べるとともに十文字の線4をガイドラインとしてこれが連続するように並べていく。
【0020】
次いで、一重目の磁気シールドシート1の上に二重目の磁気シールドシート1を重ねて貼り込む。その際、一重目の磁気シールドシート1の十文字の線4に上の磁気シールドシート1の縁が重なるようにずらせて貼り込む。なお、この二重目の磁気シールドシート1の相互は前記と同様に縁が連続するように並べるとともに十文字の線4をガイドラインとしてこれが連続するように並べていく。
【0021】
このようにすれば、一重目に貼り込んだ磁気シールドシート1間に隙間があるとしても、その上にこの隙間を塞ぐように重ねて二重目の磁気シールドシート1を貼り込むことができ、しかも、一重目と二重目を千鳥または市松模様にずらして貼ることでシールド効果の低減を防止することができる。
【0022】
また、十文字の線4をガイドラインとすることで、磁気シールドの専門業者でなくとも、割り付け図を見ればカーペットタイル施工時に一般の建築内装業者で施工が可能となる。
【0023】
さらに、一般オフィスで想定されるシールドレベルに従って、文字5等によりシールド性能を選択し、一重目と二重目を組み合わせる。
【0024】
そして図5に示すようにこの磁気シールドシート1の上には床仕上げ材としてのカーペットタイル6を貼り付けるが、磁気シールドシート1の1枚の厚さはこのカーペットタイル6に比べて極めて薄いものとすることができ、2枚重ね合わせても薄いので、シールド材を貼っていない床仕上げ面とほとんど段差が発生せず、歩行上も障害がない。
【0025】
また、必要に応じて剥がして配置・取り替えが可能であり、磁気シールド材2の厚さが厚くシールド性能が高いものに交換した場合でも、磁気シールドシート1自体の厚さは変わらないので、床に段差を生じることもない。
【0026】
【発明の効果】
以上述べたように本発明の磁気シールドシートおよびその貼り込み工法は、専門の業者がいなくとも誰でも簡単に貼り付け施工ができるものである。
【0027】
また、不要になったら剥して保管、他に転用することも可能であり、しかも、シート自体は比較的薄いものとしても、これを簡単にしかも隙間を生じないように貼り並べて現在存在する要求レベルにほとんど対応できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気シールドシートの1実施例を示す敷並べた状態の平面図である。
【図2】本発明の磁気シールドシートの1実施例を示す1枚分の平面図である。
【図3】本発明の磁気シールドシートの1実施例を示す1枚分の縦断側面図である。
【図4】本発明の磁気シールドシートの貼り込み工法の1実施例を示す説明図である。
【図5】本発明の磁気シールドシートの貼り込み工法で施工した床の縦断側面図である。
【符号の説明】
1…磁気シールドシート 2…磁気シールド材
3…ラミネートフィルム 4…十文字の線
5…文字 6…カーペットタイル
Claims (3)
- 通常の床カーペットタイルサイズに定型化し、かつ、その表面に全体が田の字になるような十文字の線を記載し、また、磁気シールド材の面に厚み調整用のラミネートフィルムを貼り合わせたことを特徴とする磁気シールドシート。
- シールド性能グレード分けを表示する文字または図形をシート面に記載した請求項1記載の磁気シールドシート。
- 通常の床カーペットタイルサイズに定型化し、かつ、その表面に全体が田の字になるような十文字の線を記載した磁気シールドシートをこの十文字の線が連続するように並べて貼り込み、さらに上下で一重目と二重目を重ねて貼り込むが、その際、この十文字の線に上の磁気シールドシートの縁が重なるようにずらせて貼り込むことを特徴とする磁気シールドシートの貼り込み工法。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP08249095A JP3606942B2 (ja) | 1995-04-07 | 1995-04-07 | 磁気シールドシートおよびその貼り込み工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08249095A JP3606942B2 (ja) | 1995-04-07 | 1995-04-07 | 磁気シールドシートおよびその貼り込み工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08277624A JPH08277624A (ja) | 1996-10-22 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08249095A Expired - Fee Related JP3606942B2 (ja) | 1995-04-07 | 1995-04-07 | 磁気シールドシートおよびその貼り込み工法 |
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-
1995
- 1995-04-07 JP JP08249095A patent/JP3606942B2/ja not_active Expired - Fee Related
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