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JP3608673B2 - 産業用ロボットの動作プログラム作成方法 - Google Patents
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JP3608673B2 - 産業用ロボットの動作プログラム作成方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、産業用ロボットの動作プログラム作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常のティーチングプレイバック方式の産業用ロボットにおける教示作業では、作業対象の特徴点での位置にくるように、かつ、その位置での姿勢を作業上望ましい姿勢になるように、教示ツール(通常は、ティーチングペンダントまたは、ティーチングボックスと呼ばれる)を使って、実際にロボットを動作させ、その位置、姿勢を記憶させる命令を、教示ツールよりコントローラ本体に送る。コントローラ本体は、その記憶部で前記位置及び姿勢を記憶する。これを繰り返すことにより、動作プログラムを作成する。
また、動作方向が急激に変化するような点前後には、ロボットの作業対象に対する適切なツール姿勢区間をできるだけ長くするため、通常、教示点を加えることがなされている。
例えば、アーク溶接において作業対象Wが図2のような場合に、点P0,P1,P2,P3を結ぶ直線上を溶接する場合には、前記特徴点は、点P0,P1,P2,P3となる。従来の教示方方法では、まず、教示ツールを使いP0までロボットを動作させ、材質、溶接条件等で決まる姿勢(ねらい角(溶接トーチ1と垂直作業対象とがなす角度(図3(a)))及び、前進角(溶接トーチ1と進行方向ベクトルがなす角)(図3(b))をとるように、教示ツールを使ってロボットを姿勢変化させる。位置と姿勢が望ましいものになったら、コントローラ内部に記憶させる。
次に、P1を教示するが、P1では、溶接線が急に変化するので、P1の前後では、望ましい姿勢が違う。したがって、通常は、P1点の前後に、適当な距離をおいて、教示点を作成していた。この点を図2ではP1pre 、P1postと表している。このようにすることで、適切なツール姿勢区間をできるだけ長くしていた。
P2に対しても同様な理由で、P2pre 、P2postを作成していた。
P3では、P0の場合と同様にして、位置と姿勢を記憶させる。
このようにして、動作プログラムは、P0、P1pre 、P1、P1post、P2pre 、P2、P2post、P3での位置と姿勢を記憶したものとして作成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のロボット教示方法では、動作位置に加えて動作姿勢も教示しなければならなく、かつ、作業対象の特徴点の前後にも教示点を作成しなければならないことがあり、これらのことが、ロボットの教示を手間のかかるものにしていた。
そこで、本発明は、作業対象の特徴点のみの教示で、動作可能な動作プログラムを作成できる方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、請求項1に記載の発明においては、ティーチングプレイバック方式の産業用ロボットの動作プログラム作成方法において、教示ツールによって作業対象に対する作業の開始点と終了点とこの間の複数の特徴点である教示点のみの動作プログラムを作成し、前記教示点の位置情報のみを前記ロボットの設置環境に基づく絶対座標系で表し、前記教示点の間の複数の前記特徴点の補間経路上に各々の前記特徴点の前点と後点の座標を前記絶対座標系であらかじめ定められた手順に基づく演算で求め、前記前点の姿勢を該前点の基本フレーム座標とあらかじめ定められている前記ロボットが備えるツール姿勢のロール、ピッチ、ヨー角に指定する変換行列より求め、前記後点の姿勢を該前点の基本フレーム座標とあらかじめ定められている前記ロボットが備えるツール姿勢のロール、ピッチ、ヨー角に指定する変換行列より求め、前記特徴点の姿勢は前記前点と後点のそれぞれの基本フレーム座標のY軸方向ベクトルのなす角の1/2だけ前記前点姿勢より基本フレーム座標の外積の回りに回転させて求め、姿勢の求まった前記特徴点と座標と姿勢の求まった前記前点と後点とを前記動作プログラムに挿入するものである。
また、請求項2に記載の発明においては、前記特徴点と前記前点と後点のそれぞれに対して、ツール姿勢の冗長自由度の回りに回転可能な範囲を決定し、前記決定された範囲の中で前記特徴点と前記前点と後点の動作位置変化量を表現するあらかじめ決められた評価関数があらかじめ決められた値にすることにより前記特徴点と前記前点と後点の姿勢を決定することとするものである。
また、請求項3に記載の発明では、前記前点と後点を追加する位置は、補間方法に応じて決められる前記教示点の相互間の動作補間線上に前記教示点からの距離または前記教示点間の前記動作補間線上の距離に対する割合で指定することにより決められることとするものである。
また、請求項4に記載の発明では、前記特徴点と前記前点と後点でツール姿勢の冗長自由度の回りに回転できる範囲の決定において、回転可能かどうかの判定は、前記ロボット自身の機構的な制限によるものと、前記ロボットがもつツールと前記ロボットの干渉の有無で行うこととするものである。
また、請求項5に記載の発明では、上記評価関数は、J=Σi Σj (Wij*△Pij)とすることとするものである。ただし、△Pijは前記教示点と前記前点と後点を動作順に並べたときのi 番目の動作点からi+1 番目の動作点までのj 軸位置変化量、Σj はロボット軸の合計(j=0〜N−1、Nは前記ロボットの軸数)、Σi は前記特徴点と前記前点および前記後点の合計をとることを表し(j =0〜M−1、Mは前記教示点と前記前点および前記後点の合計点数)、前記冗長自由度回りの回転角により、このj 軸位置は決定されるものであり、Wi j は予め決めた重み係数である。
また、請求項6記載の発明では、教示点j の前記前点および前記後点の姿勢を決める評価関数は、
Ji 1=Σj (Wij1 *(Pijpre −Pijpost)2 )、(ここで、i は前記教示点を動作順に並べたときの動作順番号、Pijpre は、教示点i の前点、j 軸位置、Pijpostは、教示点i の後点、j 軸位置、Wij1 は、予め決めた重み係数、Σj はロボット軸の合計を表す)をとり、かつ、教示点i での各軸位置を決定する評価関数は、
Ji 2=Σj (Wij2pre*(Pijtch −Pijpre0)2 +Wij2post *(Pijpost0 −Pijtch )2
(ここで、Pijpre0,Pijpost0 は、前記Ji 1を最低にするような、ロボット各軸の回転位置、Pijtch は教示点i でのj 軸の位置、Wij2pre、Wij2post は予め決めた重み係数)をとることとするものである。
【0005】
【作用】
上記手段により、ロボットの動作位置のみの教示で、実際に動作可能な動作プログラムが作成できる。
【0006】
【実施例】
以下、本発明の実施例を図に基づいて説明する。
図1は、請求項1に記載の発明を実施するための、動作の流れを書いたフローチャートである。以後ベクトル、マトリックス等は明示しない限り、同次変換表現するものとする(「ロボットマニピュレータ」、R.Paul著に詳しい)。
【0007】
まず、ステップS101では、通常の教示ツール(ティーチングペンダント等)を使って、作業対象の特徴点(個数Nとする)のみの動作プログラムを作成する。このとき、ツールの姿勢は、実際の望ましい姿勢にする必要はない。例えば、図2のような作業対象を溶接するときは、特徴点は点P0,P1,P2,P3となり、これら4点の位置は正確にティーチングする。しかし、姿勢は考慮する必要はない。
【0008】
ステップS102では、ステップS101で作成された動作プログラムから、教示点Pi (i =0〜N−1)の位置情報のみを読み込む。これらをロボットが設置されている環境の絶対座標(以下、ワールド座標と呼ぶ)で、Xi= xi,yi,zi,1 T(i =0〜N−1)と表す。上付きTは転値行列を表す。
【0009】
ステップS103では、読み込まれた座標Xiより、動作経路上に、前後点を作成する。教示点Piの前点Pipre の位置Xipre は教示点Pi-1とPiの座標値Xi-1と Xi から次式で決める。この実施例では、請求項3に記載の方法のうち直線補間の場合の、教示点間の距離に対する割合で決める場合になっており、前記割合はCpre で指定している。
Xipre = Xi-1 +Cpre *(Xi− Xi-1 )
(Cpre <1)
【0010】
前点の姿勢は、ステップS104で以下のように作成する。図4を参照にして説明する。まず、前点Pipre の位置Xipre に原点を持ち、 Y軸方向単位ベクトルYfが進行方向、つまり、Pi-1からPiに向かう方向であり、ワールド座標の垂直方向(図4では、refpと示す)単位ベクトルと前記Yfの外積ベクトルをX 軸方向単位ベクトルXfととる。このXfとYfと右手系をなすように、Z 軸方向単位ベクトルZfをとるような、座標系を考える。これを、点Pipre での基本フレーム座標Afpre とする。ここで、Xf=(xxf,xyf,xzf,0 )T 、 Yf=(yxf,yyf,yzf,0 )T 、 Zf=(zxf,zyf,zzf,0 )T である。つまり、Afpre=(Xf,Yf,Zf,Xipre)となる。この基本フレーム座標に対して、ロボットが持つツールの姿勢を、あらかじめ決められていたとする。(図5で、(X,Y,Z)で表す。))この決め方を表す形式は、多種あるが、例えば、ロール、ピッチ、ヨー角で指定できる。この変換を表す変換行列をTすると、
Apre= Afpre・T
(ただし、Tの並進成分は0となっている。)
より、教示点Piの前点Pipre のワールド座標での位置と姿勢を表す同次変換マトリックスApreが、教示点Pi-1とPiの座標値Xi-1と Xi から決められたことになる。後点Pipostは、ステップS103で位置を決めるとき、教示点PiとPi+1の座標値Xiと Xi+1 から次式で決められる。
この実施例では、請求項3に記載の方法のうち直線補間の場合の、教示点間の距離に対する割合で決める場合になっており、前記割合はCpostで指定している。
Xipost= Xi +Cpost*( Xi+1 − Xi )
(Cpost<1)
後点の姿勢は、前点のときと同様な方法でステップS104で決まり、教示点Piの後点Pipostの位置と姿勢Apost が、教示点PiとPi+1の座標値Xiと Xi+1 から決められたことになる。
【0011】
ステップS105では、以上述べたような方法で作成した前点姿勢Apreと後点姿勢Apost より、教示点の姿勢を決定する。この決定のしかたは、多種あるが、もっとも簡単には、ベクトルXi−Xi-1とXi+1−Xiの外積方向単位ベクトルをk =(xk,yk,zk,1)とし、また、ベクトルXi−Xi-1とXi+1−Xiのなす角をθとすると、k の回りにPipre での姿勢をθ/2だけ回転したものをとるとよい。つまり、教示点Piでの位置と姿勢Atは、At= Rot(k, θ/2) ・Apre・ TRで決定できる。ここで、 TR は Apre をPiまで並進する行列、Rot(k , θ/2)は、ベクトルkの回りにθ/2だけ回転する行列を意味する。この様子は図6で示す。他の教示点も同様にして、前後点の作成、教示点の姿勢の決定ができる。
【0012】
ステップS106では、S102からS105まででつくられた前後点、教示点の位置、姿勢をロボットの動作プログラムに書き込む。
以上のような手順で、特徴点の位置情報から実際に動作可能な動作プログラムが作成できる。
【0013】
次に、請求項2に記載の実施例について述べる。本発明は、ツールの姿勢が、冗長な自由度を持つ場合に対して利用できる。図7は動作の流れを書いたフローチャートである。S701〜S703までは、請求項1のS101〜S103と同様にして、前後点の位置を決定する。
【0014】
ステップS704では、前後点の姿勢を決定する。請求項1でも使った図4を参考にして説明する。
まず、前点Pipre の位置Xipre に原点を持ち、 Y軸方向単位ベクトルYfが進行方向、つまり、Pi−1からPiに向かう方向であり、ワールド座標の垂直方向(図では、refpと示す)単位ベクトルと前記Yfの外積ベクトルをX 軸方向単位ベクトルXfととる。このXfとYfと右手系をなすように、Z 軸方向単位ベクトルZfをとるような、座標系を考える。これを、点Pipreでの基本フレーム座標Afpre とする。ここで、Xf=(xxf,xyf,xzf,0 )、 Yf=(yxf,yyf,yzf,0 )、 Zf=(zxf,zyf,zzf,0 )である。つまり、Afpre=(Xf,Yf,Zf,Xipre)となる。ここまでは、請求項1と同様である。
ここで、基本ツールフレームAfpre0を以下で決める。
Afpre0=(Tx,Ty,Tz,Xipre)
(ただし、Tx=Yf、Ty=Xf、Tz=−Zf、座標系(Tx,Ty,Tz)はツールTに対して例えば図8のように決められているとする。)
ここで、ロボットが持つツールの姿勢が動作方向に対して、作業に望ましいように、あらかじめ決められていたする。このとき一般に、アーク溶接や塗装などのような場合には、冗長な自由度を持ち、姿勢自由度3つのうち、2つだけが決められる。ここでは、図3で示したねらい角(α)、前進角(β)のみ決められている場合を例示する。このようなときは、以下の式によって点Pipre でのツール先端の基本ツール位置姿勢が決定される。
Afpre1=Afpre0・Rot (Tx,α)・Rot (Ty,β)
後点Pipostの基本ツール位置姿勢Afpre1も前記と同様にして、教示点PiとPi+1の座標値XiとXi+1から決められる。
【0015】
ステップS705では、以上述べたような方法で作成した前点の基本ツール位置姿勢Afpre1とAfpost1 より、教示点の基本姿勢を決定する。この決定のしかたは、請求項1のステップS105で、 Apre をAfpre1に、Apost をAfpost1 に置き換えて同様に実施する。すると、教示点での基本ツール位置姿勢Aft1は、
Aft1= Rot(k、 θ/2) ・Afpre1・ TR
で決定できる。
他の教示点も同様にして、前後点の作成と基本姿勢の作成、教示点の基本姿勢が決定できる。
【0016】
ステップS706では、ステップS704〜S705でつくった基本ツール姿勢Afpre1,Aft1,Afpost1 に対してTz軸回りの回転の冗長自由度を利用して動作可能な姿勢の範囲をつくる。
各点(前後点、教示点)での回転可能範囲をTz回りの回転角の値として△Tzi (i=0 〜M−1、Mは教示点、前後点の合計)として保存する。一般には、△Tziは、いくつかの区間を持った値となるが、ここでは、説明の簡単のために、1つの区間しか持たないとする。つまり、△ Tzi=(Tzi0,Tzi1)とする。ここで、(a,b)は、a〜bの区間を表す。
【0017】
ステップ707では、ステップ706でつくられた各点の区間△Tzi の中から、あらかじめ決まられた評価関数を最低にするものを選び出す。これを、γi (i=0〜M−1)とする。
このようにすると最終的な点の位置、姿勢は、
Afpre2i =Afpre1i ・Rot (Tz,γi ) (i=0〜M−1のうち前点)
Afpost2i=Afpost1i・Rot (Tz,γi ) (i=0〜M−1のうち後点)
Aft2i =Aft1i ・Rot (Tz,γi ) (i=0〜M−1のうち教示点)
となる。
【0018】
ステップS708では、S702〜S707まででつくられた前後点、教示点の位置、姿勢Afpre2i,Afpost2i,Aft2iをロボットの動作プログラムに書き込む。以上のような手順で、望ましいツール姿勢が冗長自由度を持っている場合に特徴点の位置情報から実際に動作可能な動作プログラムが作成できる。
【0019】
請求項4は、前記の請求項2の実施例のうち、ステップS706において、動作可能範囲を決めるときの方法に関する。
前記と同様図8のようなツールTをもつときTzの回りに冗長自由度を持つとする。
このとき、図9ような、動作の流れで動作可能な範囲を決定する。
ステップS901で、あらかじめ決められた探索の増分値DTz と終了値MaxTz を設定する。次に、ステップS902で冗長自由度の回りの回転量をゼロクリアする。S903では、基準ツール位置姿勢Af1 を△Tzだけ回転させたAf2 を求める。S904では、この位置姿勢に関して、ロボット自身の機構的な制限にかからないか判定し、かからなければ、S905に進み、ロボット先端につけたツールとロボット本体が干渉しないかどうか判定する。ロボット自身の制限にもかからず、ツールTとの干渉もない場合のみ、動作可能範囲△Tzを更新する。ステップS907では、 DTzだけ回転量を増やす。S908では、回転量△Tzが終了値MaxTz を越えるかどうか判定し、越えていれば、動作終了とする。
各軸、各教示点、前後点に対して、以上のような動作をすることにより、冗長自由度回りに回転できる範囲△ Tzi=(Tzi0,Tzi1)(i=0〜M−1)を決定できる。
【0020】
つぎに、請求項5と6の実施例について説明する。請求項4と5は、請求項2の説明でのステップS707での評価関数の作り方に関している。
請求項5の評価関数は、J=Σi Σj (Wij*△Pij)とするものである。ここで、△Pijは教示点、前後点を動作順に並べてたときのi 番目の動作点からi +1番目の動作点までのj軸位置変化量、Σj はロボット軸の合計(j=0〜N−1、Nはロボットの軸数)、Σi は教示点、前後点の合計をとることを表す(i =0〜M−1、Mは教示点、前後点の合計)。前記冗長自由度回りの回転角により、このj 軸位置は決定され、Wi j は、予め決めた重み係数であることを特徴とする。このようにとることにより、全体として、各軸の動作が少なくなり、サーボ遅れ等の影響が少なくなる動作プログラムが作成できる。
また、請求項6の評価関数Jは、教示点j の前後点姿勢を決める評価関数は、Ji 1=Σj (Wij1 *(Pijpre −Pijpost))、
(ここで、i は教示点を動作順に並べたときの動作順番号、
Pijpre は、教示点i の前点、j 軸の位置、
Pijpostは、教示点i の後点、j 軸の位置、
Wij1 は、予め決めた重み係数、
Σj はロボット軸の合計を表す)
をとり、かつ、教示点i での各軸位置を決定する評価関数は、
Ji 2=Σj (Wij2pre*(Pijtch −Pijpre0)+Wij2post *(Pijpost0 −Pijtch )
(ここで、Pijpre0,Pijpost0は、前記Ji 1を最低にするような、ロボット各軸の回転位置、Pijtch は教示点i でのj 軸の位置、Wij2pre、Wij2post は予め決められている重み係数)
をとることとする。
このよにすると、評価関数Jの計算時間が少なくて、かつ、作業対象の特徴点での各軸動作の変化が少なくなり、サーボ遅れ等の影響が少なくなる動作プログラムが作成できる。
【00021】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、姿勢を教示することなく、ロボットの動作位置のみの教示で、実際に動作可能な動作プログラムが作成可能となる。したがって教示作業が簡単化され、作業効率が大幅に向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項1の実施例を示す図
【図2】本発明の実施例を説明する図であって、(a)は作業対象の斜視図、(b)は上から見た図
【図3】ねらい角、前進角を説明するための図
【図4】本発明の実施例で前後点の作成を説明するための図
【図5】本発明の実施例で前後点の姿勢作成を説明するための図
【図6】本発明の実施例で教示点の姿勢作成を説明するための図
【図7】本発明の請求項2の実施例を示す図
【図8】冗長自由度をもつツールの例
【図9】本発明の請求項4の実施例を示す図
【符号の説明】
1…溶接トーチ
W…作業対象
T…ツール

Claims (6)

  1. ティーチングプレイバック方式の産業用ロボットの動作プログラム作成方法において、
    教示ツールによって作業対象に対する作業の開始点と終了点とこの間の複数の特徴点である教示点のみの動作プログラムを作成し、
    前記教示点の位置情報のみを前記ロボットの設置環境に基づく絶対座標系で表し、
    前記教示点の間の複数の前記特徴点の補間経路上に各々の前記特徴点の前点と後点の座標を前記絶対座標系であらかじめ定められた手順に基づく演算で求め、
    前記前点の姿勢を該前点の基本フレーム座標とあらかじめ定められている前記ロボットが備えるツール姿勢のロール、ピッチ、ヨー角に指定する変換行列より求め、
    前記後点の姿勢を該前点の基本フレーム座標とあらかじめ定められている前記ロボットが備えるツール姿勢のロール、ピッチ、ヨー角に指定する変換行列より求め、
    前記特徴点の姿勢は前記前点と後点のそれぞれの基本フレーム座標のY軸方向ベクトルのなす角の1/2だけ前記前点姿勢より基本フレーム座標の外積の回りに回転させて求め、
    姿勢の求まった前記特徴点と座標と姿勢の求まった前記前点と後点とを前記動作プログラムに挿入することを特徴とする産業用ロボットの動作プログラム作成方法。
  2. 前記特徴点と前記前点と後点のそれぞれに対して、ツール姿勢の冗長自由度の回りに回転可能な範囲を決定し、
    前記決定された範囲の中で前記特徴点と前記前点と後点の動作位置変化量を表現するあらかじめ決められた評価関数があらかじめ決められた値にすることにより前記特徴点と前記前点と後点の姿勢を決定することを特徴とする請求項1記載の産業用ロボットの動作プログラム作成方法。
  3. 前記前点と後点を追加する位置は、補間方法に応じて決められる前記教示点の相互間の動作補間線上に前記教示点からの距離または前記教示点間の前記動作補間線上の距離に対する割合で指定することにより決められることを特徴とする請求項1記載の産業用ロボットの動作プログラム作成方法。
  4. 前記特徴点と前記前点と後点でツール姿勢の冗長自由度の回りに回転できる範囲の決定において、回転可能かどうかの判定は、前記ロボット自身の機構的な制限によるものと、前記ロボットがもつツールと前記ロボットの干渉の有無で行うことを特徴とする請求項2記載の産業用ロボットの動作プログラム作成方法。
  5. 前記評価関数は、J=Σi Σj (Wij*△Pij2)とすることを特徴とする請求項2記載の産業用ロボットの動作プログラム作成方法。
    ただし、△Pijは前記教示点と前記前点と後点を動作順に並べたときのi 番目の動作点からi+1 番目の動作点までのj 軸位置変化量、
    Σj はロボット軸の合計(j=0〜N−1、Nは前記ロボットの軸数)、
    Σi は前記特徴点と前記前点および前記後点の合計をとることを表し(j =0〜M−1、Mは前記教示点と前記前点および前記後点の合計点数)、前記冗長自由度回りの回転角により、このj 軸位置は決定されるものであり、
    Wi j は予め決めた重み係数である。
  6. 前記評価関数Jのうち、教示点j の前記前点および前記後点の姿勢を決める評価関数は、
    Ji 1=Σj (Wij1 *(Pijpre −Pijpost)2 )、
    (ここで、i は前記教示点を動作順に並べたときの動作順番号、
    Pijpre は、教示点i の前点、j 軸の位置、
    Pijpostは、教示点i の後点、j 軸の位置、
    Wij1 は、予め決めた重み係数、
    Σj はロボット軸の合計を表す)
    をとり、かつ、教示点i での各軸位置を決定する評価関数は、
    Ji 2=Σj (Wij2pre*(Pijtch −Pijpre0)2 +Wij2post *(Pijpost0 −Pijtch )2
    (ここで、Pijpre0,Pijpost0 は、前記Ji 1を最低にするような、ロボット各軸の回転位置、Pijtch は教示点i でのj 軸の位置、Wij2pre、Wij2post は予め決められた重み係数)をとることを特徴とする請求項2記載の産業用ロボットの動作プログラム作成方法。
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