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JP3609502B2 - ドアのシール装置 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ドアのシール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種、従来のシール装置として、図6に示したものが知られている。このシール装置は、扉枠30の内面にシール枠31を取付け、そのシール枠31のドア32と対向する面で開口する案内溝33内にシール支持体34を組込み、そのシール支持体34の内・外面に側面シール部材35を取付け、各側面シール部材35を案内溝33の内側面に接触させてシール支持体34と案内溝33の内側面間をシールしている。
【0003】
また、シール支持体34のドア32と対向する面にチューブ状のシール部材36を取付け、そのシール部材36をドア32の内面に接触させてシール部材36とドア32間をシールしている。
【0004】
上記シール装置においては、扉枠30の組立て精度や、シール枠31の取付け精度、あるいはドア32の反り等により、チューブ状シール部材36が全長にわたってドア32と均一に接触しない場合が多い。このため、シール支持体34の屋内面に複数の調整ねじ37をねじ込み、その調整ねじ37をシール枠31で回転自在に支持し、上記調整ねじ37の回転により、シール支持体34をドア32に対して移動させ、ドア32に対するシール部材36の接触圧力を調整し得るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来のシール装置においては、扉枠30にシール枠31の屋内面を覆う部分が有ると、調整ねじ37を回動させることができず、無い場合にはドア回りの収まりが悪いため、断面L形の化粧枠38を着脱自在に取付けてシール枠31を覆うようにしている。
【0006】
このため、シール部材36の接触圧力の都度、化粧枠38を取外す必要が生じ、調整に非常に手間がかかるという不都合がある。
【0007】
この発明の課題は、ドアに対する接触によってドア間をシールするシール部材の接触圧力の調整が簡単に行なえるドアのシール装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明においては、扉枠の出入口を開閉するドアのシール装置において、前記扉枠の上枠および一対の竪枠の内面に上記ドアの内面外周部と対向するシール枠を取付け、そのシール枠に形成されてシール枠の長さ方向に延び、ドアと対向する面で開口する案内溝内に、その案内溝の長さ方向に長いシール支持体を組込み、このシール支持体の内面および外面には案内溝の内側面に接触する側面シール部材を取付け、シール支持体のドアと対向する面には、シール支持体の長さ方向に延びる2本のシール部材を取付け、その2本のシール部材のうち、内側シール部材にはドアの内面に先端部が弾性接触する外向き傾斜リップを設け、外側シール部材には上記外向き傾斜リップの屋内面側に先端部が弾性接触する内向き傾斜リップを形成し、前記シール支持体には2本のシール部材間に、シール支持体の屋内・外面に貫通する複数のねじ孔を設け、各ねじ孔にねじ係合され、2本のシール部材間から回動操作される調整ねじの先端部をシール枠内に取付けられた固定座で回転自在に支持した構成を採用している。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図1乃至図5に基づいて説明する。
【0010】
図1に示すように、扉枠1の出入口2を覆うドア3は、一側部に取付けたヒンジ4を中心として開閉自在に支持されている。
【0011】
扉枠1の上枠5および一対の竪枠6には、内方に張り出してドア3の屋内面外周部と対向する膨出部7が設けられている。
【0012】
図2および図3に示すように、上記膨出部7は、ドア3の屋内面に対して距離が異なる第1表面8および第2表面9と、両表面8、9間に設けられた枠取付面10とを有し、上記枠取付面10にシール枠11が取付ねじ12の締付けにより固定されている。
【0013】
シール枠11は対応する枠の長手方向に長く延びている。このシール枠11は、屋外面側で開口する案内溝13を有し、その案内溝13間にシール枠11の長手方向に延びるシール支持体14が組込まれている。
【0014】
シール支持体14の内面および外面には側面シール部材15が取付けられ、そのシール部材15は案内溝13の内側面と接触してその間をシールしている。
【0015】
また、シール支持体14のドア3と対向する屋外面に、そのシール支持体14の長さ方向に延びる2本のシール溝16が形成され、内側のシール溝16に内側シール部材17の基部が挿入されている。また、外側のシール溝16に外側シール部材18の基部が挿入されている。
【0016】
内側シール部材17は、外側シール部材18より厚肉とされ、その内側シール部材17に外向き傾斜リップ19が設けられている。この外向き傾斜リップ19はドア3を閉じたとき、そのドア3の内面外周部に弾性接触してドア間をシールする。
【0017】
外側シール部材18には、上記外向き傾斜リップ19の屋内面側に先端部が弾性接触する内向き傾斜リップ20が設けられている。
【0018】
前記シール支持体14には、2本のシール溝16間に、シール支持体14の屋内・外面に貫通する複数のねじ孔21がシール支持体14の長さ方向に複数形成され、各ねじ孔21に調整ねじ22がねじ係合されている。
【0019】
調整ねじ22は、図4に示すように、内側シール部材17と外側シール部材18間に位置する一端面に角孔23が設けられ、他端部は固定座24によって回転自在に支持されている。
【0020】
図2および図3に示すように、固定座24は案内溝13の内面に設けた一対のリブ25によって案内溝13の開口側に向けて移動するのが防止されている。また、固定座24はシール枠11の外面側からねじ込んだ取付ねじ26の締付けにより固定されている。
【0021】
いま、ドア3を閉じると、内側シール部材17の外向き傾斜リップ19がドア3で押されて屋内側に変形し、その復元弾性によってドア3の屋内面外周部に強く接触すると共に、内側シール部材17の外向き傾斜リップ19の弾性変形により外側シール部材18の内向き傾斜リップ20の先端部が外向き傾斜リップ19に強く弾性接触する。
【0022】
このため、外向き傾斜リップ19は自己の復元弾力と内向き傾斜リップ20の弾力とによってドア3と接触することになり、ドア3間をきわめて良好にシールする。
【0023】
ここで、ドア3に反りが生じ、あるいは扉枠1に歪みが生じると、内側シール部材17のドア3に対する接触圧力、および内側シール部材17と外側シール部材18の接触圧力が不均一になり、シール性が低下し、接触圧力の調整が必要とされる。
【0024】
上記接触圧力の調整に際しては、図5に示すように、ドア3を開放し、内側シール部材17と外側シール部材18間に角形レンチAを挿入して調整ねじ22の角孔23に係合し、上記調整ねじ22の回動によりシール支持体14を屋外方向に移動させる。
【0025】
【発明の効果】
以上のように、この発明においては、内側シール部材と外側シール部材間より調整ねじを回動操作することができるため、内側シール部材のドアに対する接触圧力をきわめて簡単に調整することができる。
【0026】
また内側シール部材の外向き傾斜リップは自己の弾力と、外側シール部材の内向き傾斜リップの弾力とによってドアに圧接するため、単一のシール部材をドアに圧接させる場合に比較して、きわめて良好なシール性を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るシール装置の実施の形態を示す一部切欠正面図
【図2】図1のII−II線に沿った断面図
【図3】図2のIII −III 線に沿った断面図
【図4】同上のシール枠を示す一部切欠斜視図
【図5】同上シール部材の接触圧力の調整状態を示す断面図
【図6】従来のシール装置を示す断面図
【符号の説明】
1 扉枠
2 出入口
3 ドア
5 上枠
6 竪枠
11 シール枠
13 案内溝
14 シール支持体
17 内側シール部材
18 外側シール部材
19 外向き傾斜リップ
20 内向き傾斜リップ
21 ねじ孔
22 調整ねじ
24 固定座

Claims (1)

  1. 扉枠の出入口を開閉するドアのシール装置において、前記扉枠の上枠および一対の竪枠の内面に上記ドアの内面外周部と対向するシール枠を取付け、そのシール枠に形成されてシール枠の長さ方向に延び、ドアと対向する面で開口する案内溝内に、その案内溝の長さ方向に長いシール支持体を組込み、このシール支持体の内面および外面には案内溝の内側面に接触する側面シール部材を取付け、シール支持体のドアと対向する面には、シール支持体の長さ方向に延びる2本のシール部材を取付け、その2本のシール部材のうち、内側シール部材にはドアの内面に先端部が弾性接触する外向き傾斜リップを設け、外側シール部材には上記外向き傾斜リップの屋内面側に先端部が弾性接触する内向き傾斜リップを形成し、前記シール支持体には2本のシール部材間に、シール支持体の屋内・外面に貫通する複数のねじ孔を設け、各ねじ孔にねじ係合され、2本のシール部材間から回動操作される調整ねじの先端部をシール枠内に取付けられた固定座で回転自在に支持したことを特徴とするドアのシール装置。
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