JP3609775B2 - 情報読取装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、帳票移動型の光学的文字読取装置、或いは、イメージ読取装置として適用される情報読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の情報読取装置は、結像レンズ、受光素子としてのCCDセンサから構成される縮小光学系を有し、移動される帳票にランプから光りを照射し、この照射により、帳票から反射される光を結像レンズを介してCCDセンサに受光させることにより、帳票に記録された文字を読み取るようになっている。
【0003】
ところで、情報を正確に読み取るためには、CCDセンサの位置を正しく調整する必要がある。即ち、CCDセサンの位置をX,Y,Z軸方向及びその軸回りに調整する必要がある。
【0004】
従来においては、結像レンズを取り付けるレンズ固定板に調整ネジを介して保持板を取り付け、この保持板にCCDセンサの取付基板を保持させている。そして、調整ネジに保持板を挟圧保持する第1及び第2のナットを取り付け、これら第1及び第2のナットを回転させることにより保持板を移動させてCCDセンサの位置を調整している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においては、第1及び第2のナットの一方がレンズ固定板と保持板との間に配置されていたため、CCDセンサの位置を調整するためには、レンズ固定板と保持板との間の狭い空間内に手又は工具を入れてナットを回転させなければならず、作業効率が低下するという問題があった。
【0006】
また、倍率の小さい結像レンズを用いた光学的文字読取装置または光学的イメージ読取装置では、レンズ固定板と保持板との間の距離が短く、この場合にはさらに作業性が低下してしまうという問題があった。
【0007】
本発明は上記事情に着目してなされたもので、受光素子の位置調整作業を結像レンズの固定基板と受光素子の保持体との間の狭い空間部に手等を挿入することなく、簡単に行なうことができるようにした情報読取装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するため、請求項1記載のものは、被読取体に光りを照射する光照射手段と、この光照射手段から照射されて前記被読取体から反射される光を所定方向に導く光学系と、この光学系により導かれる光を結像レンズを介して受光素子に結像させることにより前記被読取体の情報を読み取る読取手段と、前記結像レンズを取り付ける固定基板と、この固定基板に固定的に取り付けられた調整ネジと、前記調整ネジが挿通するための挿通孔を持ち、前記受光素子を保持する保持体と、前記調整ネジに螺着されて前記挿通孔内に挿入され、前記固定基板に対向する側の端部にフランジ部を形成し、反フランジ部側の端部を前記挿通孔から外部に突出させ、回転されることにより前記保持体の位置を調整する第1のナットと、この第1のナットの反フランジ部側に螺着され、前記フランジ部とにより前記保持板を挟圧保持する第2のナットとを具備することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に示す実施の形態を参照して詳細に説明する。
【0010】
図1は情報読取装置全体を概略的に示すもので、図中1は装置本体である。装置本体1の前面下部側には、被読取体としての用紙Pを投入させる投入部2が設けられている。装置本体1内には投入部2に投入された用紙Pを供給する供給ローラ3が設けられている。この供給ローラ3により取出された用紙Pは搬送機構4により搬送される。
【0011】
搬送機構4は、例えば下部側の水平搬送部4aと、垂直搬送部4bと、上部側の水平搬送部4cとにより構成されている。各搬送部4a〜4cには用紙Pを挟持搬送する搬送ローラ対5…が複数配設されている。
【0012】
上部側の水平搬送部4cの搬出側には、切替ゲート7及び上下部の排紙ローラ対8a,8bが配設されている。これら排紙ローラ対8a,8bの排紙側には、上下の排紙トレー9a,9bが配設されている。上下の排紙トレー9a,9bは装置本体1の前面から前方に突出されている。
【0013】
一方、装置本体1内の中央部には、画像情報の読取手段としての読取装置11が設けられている。この読取装置11は光源12と、この光源12から照射されて用紙Pから反射する光を所定の光路に沿って導く反射ミラー13a,13bを備える光学系13と、この光学系13によって導かれる光を結像させる結像レンズ14と、この結像レンズ14によって結像された像を受光する受光素子としてのCCDセンサ15とを備える。
【0014】
また、装置本体1内の背面側には制御部16が設けられ、内底部には電源ボックス17が設けられている。
【0015】
次に、帳票文字の読取動作について説明する。
【0016】
投入部2に投入された用紙Pは供給ローラ3によって取出され、下部側の水平搬送部4aによって搬送される。この搬送される用紙Pには、読取部の光源12によって光が照射され、用紙Pからの反射光は反射ミラー13a,13bに反射されて所定方向に導かれ結像レンズ14を介してCCDセンサ15に結像され受光される。このCCDセンサ15の受光により画像イメージが読み取られる。この画像イメージが読み取られたのち文字認識処理が行われ、一方、用紙Pは垂直搬送部4b及び上部側の水平搬送部4cに沿って搬送される。しかるのち、認識結果に応じて切替ゲート7が動作され、用紙Pは排紙トレイ9a、或いは9bに区分して排出される。
【0017】
図2乃至図4は、上記した結像レンズ14及びCCDセンサ15の取付構造を示すものである。
【0018】
結像レンズ14はレンズ枠19を介してレンズ固定板金20に固定されている。レンズ固定板金20には複数本(3箇所)の調整ネジ21a〜21cが固定的に取り付けられている。CCDセンサ15は取付基板23に取り付けられ、この取付基板23は固定ネジ24…により保持体としての保持板25に固定されて保持されている。
【0019】
保持板25は第1及び第2のナット27a〜27c,28a〜28cを介して調整ネジ21a〜21cに取り付けられ、レンズ固定板金20に離間対向されている。
【0020】
図5は保持板25の取付構造(3箇所とも同じ形状)を拡大して示すものである。
【0021】
第1のナット27a〜27cは調整ネジ21a〜21cに螺着され、保持板25に穿設された挿通孔25a〜25cに遊挿状態で挿通され、レンズ固定板金20に対向する側の端部にはフランジ部27a′〜27c′が一体に形成されている。第1のナット27a〜27cの反フランジ部側の端部は挿通孔25a〜25cから外部に突出されている。この第1のナット27a〜27cの反フランジ部側には第2のナット28a〜28cが螺着されている。この第2のナット28a〜28cと第1のナット27a〜27cのフランジ部27a′〜27c′とにより保持板25が挟圧保持されている。
【0022】
また、調整ネジ21a〜21cには第3のナット29a〜29cが螺着され、この第3のナット29a〜29cの螺着により第1のナット27a〜27cが調整ネジ21a〜21cに固定される。
【0023】
次に、CCDセンサ15の位置決め方法(3箇所とも共通)について説明する。
【0024】
まず、レンズ固定板金20に固定された調整ネジ21a〜21cに第1のナット27a〜27cをそのフランジ部27a′〜27c′をレンズ固定板金20に向けて螺着する。ついで、保持板25にCCDセンサの取付基板23を固定ネジ24…で固定したのち、この保持板25の挿通孔25a〜25c内に第1のナット27a〜27cを挿入させて保持板25を調整ネジ21a〜21cに取り付ける。しかるのち、第1のナット27a〜27cにそれぞれ第2のナット28a〜28cを螺着し、この第2のナット28a〜28cと第1のナット27a〜27cのフランジ部27a′〜27c′とにより保持板25を緩く挟圧保持して組み立てを終える。
【0025】
このように組み立てたのち、光源12を点灯させて光りを結像レンズ14を介してCCDセンサ15に受光させたのち、ピントが合うように、第1のナット27a〜27cを回転させて保持板25をZ方向に移動させ、また、このとき、保持板25をX軸及びY軸方向にも移動させ、さらに、軸回り方向にも回動させてCCDセンサ15の位置決めを行なう。この位置決めによりCCDセンサ15が所望する位置に配置されたら、第2のナット28a〜28cを締め込んで、この第2のナット28a〜28cと第1のナット27のフランジ部27a′〜27c′とにより保持板25を強固に挟圧保持する。こののち、調整ネジ21a〜21cに第3のナット29a〜29cを螺着させて第1のナット27a〜27cを調整ネジ24a〜24cに固定しCCDセンサ15の位置決めを終了する。
【0026】
上記したように、第1のナット27a〜27cのレンズ固定板金20に対向する側の端部にフランジ部27a′〜27c′を一体に形成し、反フランジ部側の端部を保持板25の挿通孔25a〜25cから外部側に突出させるため、第1のナット27a〜27cを保持板25の外部側から回転操作してCCDセンサ15の位置決めを行なうことができる。
【0027】
従って、従来のようにレンズ固定板金20と保持板25との間の狭い空間内に手を挿入して第1のナット27a〜27cを回転させるといった作業が不要となり、調整作業性を著しく向上できる。
【0028】
なお、上記した実施の形態では、第1のナット27a〜27cを第3のナット29a〜29cにより固定したが、これに限られることなく、図6に示すように、第1のナット27a〜27cをロー付け、或いは、ハンダ付け30等により固定するようにしても良い。
【0029】
また、図7は保持体の他の実施例を示す断面図である。
【0030】
この実施例における保持体31は、調整ネジ21a〜21cに取り付けられる基板部32と、この基板部32に接合される保持部33とからなり、この保持部33に固定ネジ35によりCCD取付基板23が固定される。
【0031】
基板部32の中央部には球面状の凹部32aが形成され、保持部33の中央部には球面状をなす凸部33aが形成されている。基板部32の凹部32aに保持部33の凸部33aが嵌合され、保持部33は固定ネジ34により基板部32に固定されている。
【0032】
この実施例によれば、CCDセンサ15の取付基板23のZ軸回りの回転が容易になり、CCDセンサ15の位置調整がより一層容易になる。
【0033】
なお、図8に示すように、保持体31の基板部32の中央部に球面状の凸部32bを突設し、保持部33の中央部に球面状をなす凹部33bを形成し、基板部32の凸部32bを保持部33の凹部33bに嵌合させようにしても良い。
【0034】
【発明の効果】
本発明は以上説明したように、調整ネジに螺着される第1のナットのレンズ固定基板に対向する側の端部にフランジ部を一体に形成し、反フランジ部側の端部を保持体の挿通孔から外部に突出させるため、第1のナットを保持板の外部側から回転操作してCCDセンサの位置決めを行なうことができる。
【0035】
従って、従来のようにレンズ固定基板と保持体との間の狭い空間部内に手を挿入するといったことなく調整作業を行なうことができ、作業効率を向上できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である情報読取装置を示す概略的構成図。
【図2】図1の情報読取装置に備えられる結像レンズ及びCCDセンサの取付構造を示す断面図。
【図3】CCDセンサの取付構造を示す断面図。
【図4】図3のCCDセンサの取付構造を矢印Z方向から見た状態を示す図。
【図5】保持体の取付構造を拡大して示す断面図。
【図6】第1のナットの他の固定方法を示す断面図。
【図7】CCDセンサの取付基板を保持する保持体の他の実施例を示す断面図。
【図8】CCDセンサの取付基板を保持する保持体のさらに他の実施例を示す断面図。
【符号の説明】
P…被読取体(用紙)、11…読取装置(読取手段)、12…光源(光照射手段)、13…光学系、14…結像レンズ、15…CCDセンサ(受光素子)、20…レンズ固定板金(固定基板)、21a〜21c…調整ネジ、23…取付基板、25a〜25c…挿通孔、25,31…保持体(保持板)、27a′〜27c′…フランジ部、27a〜27c…第1のナット、28a〜28c…第2のナット。
Claims (4)
- 被読取体に光りを照射する光照射手段と、
この光照射手段から照射されて前記被読取体から反射される光を所定方向に導く光学系と、
この光学系により導かれる光を結像レンズを介して受光素子に結像させることにより前記被読取体の情報を読み取る読取手段と、
前記結像レンズを取り付ける固定基板と、
この固定基板に固定的に取り付けられた調整ネジと、
前記調整ネジが挿通するための挿通孔を持ち、前記受光素子を保持する保持体と、
前記調整ネジに螺着されて前記挿通孔内に挿入され、前記固定基板に対向する側の端部にフランジ部を形成し、反フランジ部側の端部を前記挿通孔から外部に突出させ、回転されることにより前記保持体の位置を調整する第1のナットと、
この第1のナットの反フランジ部側に螺着され、前記フランジ部とにより前記保持板を挟圧保持する第2のナットと、
を具備することを特徴とする情報読取装置。 - 前記調整ネジに螺着され、前記第1のナットを固定する第3のナットを備えたことを特徴とする請求項1記載の情報読取装置。
- 前記保持体は調整ネジに取り付けられる基板部と、この基板部に接合され前記受光素子を保持する保持部とから構成され、前記基板部と保持部の何れか一方には球面状の凹部が形成され、他方には前記凹部に嵌合する球面状の凸部が突設されたことを特徴する請求項1記載の情報読取装置。
- 前記受光素子は取付基板を介して前記保持体に保持されることを特徴とする請求項1記載の情報読取装置。
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