JP3613613B2 - 移載介助装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移載介助装置に関し、詳しくは、病院等においてベッドに臥したままの状態の患者を、手術台や他のベッド等へ移載するのに適した移載介助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の移載介助装置としては、例えば、特開2001−37815号公報に記載のものが知られている。図6にこの従来技術の構成を示す。
【0003】
図において、01は下部移載板であり、図示しない駆動機構により回転動作する駆動ベルト02に一端が連結されている。03は下部移載板01を包囲する下部移載ベルトである。04は一端が下部移載板01に連結され、下部移載板01の移動に伴い下部移載板01の一端側から他端側まで連結部分が移動する中部移載板である。05は、中部移載板04に連結された上部移載板である。06は、駆動ベルト02に一端が固定され、下部移載板01と逆方向へ移動する一対の移動ローラである。07は、中部移載板04の下方部分から中部移載板04と上部移載板05との間を経て一対の移動ローラ06に掛け渡される経路に案内され、両端が固定された中部移載ベルトである。08は、上部移載板05と一対の移動ローラ06との間に掛け渡された上部移載ベルトである。
【0004】
すなわち、この従来技術は、駆動機構により駆動ベルト02を回転動作させることにより、下部移載板01を往復移動させる。この下部移載板01の往復移動に伴って下部移載ベルト03を転動させることにより、下部移載ベルト03と中部移載ベルト07との連結部分を下部移載板01の一端側から他端側まで移動させることで中部移載板04を往復移動させる。この中部移載板04の往復移動に伴って上部移載板05を往復移動させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術にあっては、駆動ベルト02をモータ等の駆動装置により回転動作させる構造上、装置が複雑化し、製造コストが高くつくという問題があった。
【0006】
また、長期使用により下部移載ベルト03、中部移載ベルト07または上部移載ベルト08にたわみが生じたとき、駆動機構から各ベルト03,07,08への動力伝達効率が低下するとともに、各ベルト03,07,08が移動ローラ06または他のローラから外れるおそれがある。
【0007】
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、単純な構造で安価に製造でき、しかもベルトがたわんだ場合も確実に移載を行うことができる移載介助装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明請求項1記載の発明では、人を載せたテーブルを水平方向へ押し出して移載作業を介助する移載介助装置において、前記テーブルを支持すると共に押し出し方向へ付勢するテーブル押出用空気圧アクチュエータと、このテーブル押出用空気圧アクチュエータを支持するベースと、前記テーブルに設けたテーブルローラと、前記ベースに設けた固定ローラと、前記ベースに対して相対移動可能な移動ローラと、前記テーブルローラ、固定ローラおよび移動ローラに掛け渡したベルトと、前記移動ローラをベルトのテンションを緩める方向と緊張させる方向とに往復移動させるベルト調整用空気圧アクチュエータと、を備え、前記テーブルローラ、固定ローラおよび移動ローラの配置を、移動ローラによりベルトのテンションを緊張させたとき、テーブルローラにテーブルの押し出し方向と反対方向の力が作用し、テーブルが押し出し方向と反対方向へ移動するように設定したことを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の移載介助装置において、前記テーブルを、テーブルの押し出し方向に対して垂直な回転軸を有し、上下方向に回動する多数の回転体で構成したことを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の移載介助装置において、前記ベルト調整用空気圧アクチュエータを複数設定し、各ベルト調整用空気圧アクチュエータに、テーブルの押し出し量のずれを防止するラックアンドピニオン方式の位置決め手段を設けたことを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載の発明では、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の移載介助装置において、前記ベースからテーブルの押し出し方向へ向かって伸長し、床面に当接してベースを支持する転倒防止手段を備えることを特徴とする。
【0012】
請求項5に記載の発明では、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の移載介助装置において、前記ベルト調整用空気圧アクチュエータは、ロッドレスシリンダであることを特徴とする。
【0013】
【発明の効果】
本発明では、ベルトのテンションを緩める方向へ移動ローラを移動させると、テーブル押出用空気圧アクチュエータの押圧力により、テーブルが水平方向に押し出される。一方、テーブル押出用空気圧アクチュエータの押圧力に抗して、ベルトのテンションを緊張させる方向へ移動ローラを移動させると、テーブルがベース側へ引き込まれる。これらの動作を組み合わせることにより、ベッドに臥した人をテーブルに載せる作業、あるいは、テーブルに載せた人を他の場所へ移載する作業を行うことができる。
【0014】
すなわち、本発明の移載介助装置では、テーブル押出用空気圧アクチュエータによりテーブルを押圧しておき、ベルト調整用空気圧アクチュエータにより移動ローラを往復移動させるという簡単な構造で、複雑な制御を行うことなく介助作業を行うことができる。
【0015】
そして、本発明では、動力源として空気圧アクチュエータのみを用いている。一般的に、空気圧アクチュエータは、出力/重量比が高く、システムの小型化や軽量化に有利であり、かつ、安価で系の構築が容易であるため、モータを用いた従来品と比較して、構造を単純化することができ、製造コストを低く抑えて安価に製造することができる。
【0016】
また、空気圧を利用してテーブル押し出す構成としたため、移載介助という柔軟性が必要な場面に適している。例えば、テーブル押出用空気圧アクチュエータの押出力を、テーブルの押し出しが可能な範囲内で可能な限り小さく設定しておくことにより、テーブルを押し出したとき人の体にテーブルが当接した場合でも、人がけがをする心配がない。
【0017】
また、ベルトには常にテーブル押出用空気圧アクチュエータによりテンションが発生しているため、長期使用によりベルトにたわみが生じたときも、ベルトが緩むことがない。よって、ベルトのたわみに起因する作動不良や故障等を防止することができる。
【0018】
請求項2に記載の発明では、テーブルを押し出して人をテーブルに載せるとき、回転体は人との摩擦によりテーブルの押し出し方向とは反対方向に回転するため、人を載せる作業をスムーズに行うことができる。一方、テーブルを引き込んでテーブルに載せた人を降ろすとき、回転体は人との摩擦力によりテーブルの引き込み方向とは反対方向へ回転するため、人を降ろす作業をスムーズに行うことができる。さらに、人とテーブルとの間に大きな摩擦力を発生させないため、人にけがをさせることがない。
【0019】
請求項3に記載の発明では、ラックとピニオンとの噛み合いにより、各ベルト調整用空気圧アクチュエータによる移動ローラの移動量を一定に保つことができ、テーブルを均一に押し出すことができる。
【0020】
請求項4に記載の発明では、テーブルを押し出して人を乗せたとき、または人を降ろすときに、装置が転倒するのを防止することができる。
【0021】
請求項5に記載の発明では、ロッドレスシリンダを用いることにより、通常のエアシリンダに比して1/2程度のスペースで済むため、装置の小型化を図ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の移載介助装置を実現する実施の形態を、図面に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は本実施の形態に係る移載介助装置を示す側面図、図2は本実施の形態に係る移載介助装置を示す平面図である。なお、本実施の形態の移載介助装置は、長さ方向から見て左右対称形状であるため、片側のみを説明する。
【0023】
図において、1はスライドローラテーブル、2はテーブル押出用空気圧アクチュエータ、3はテーブルローラ、4a〜4fは固定ローラ、5a〜5cはベルトロック装置、6は移動ローラ、7はベルト、8はロッドレスシリンダ(ベルト調整用空気圧アクチュエータ)、9は位置調整装置、10は移動用のキャスタ、11は空気補充用のエアリザーブタンク、12はエアコンプレッサ、13は操作ボックス、14は転倒防止装置、15は装置の枠体を構成するベース、16はセンサである。
【0024】
前記スライドテーブル1は、大人が臥した状態で乗ることができる十分な大きさを有している。このスライドテーブル1の押し出し方向の端部には前記テーブルローラ3が回転可能に設けられる。そして、このテーブルローラ3と、前記テーブル押出用空気圧アクチュエータ2のシリンダチューブ後端に設けられた前記固定ローラ4aとに前記ベルト7が掛け渡されている。
【0025】
前記テーブルローラ3と固定ローラ4aとの間には、8本のパイプ1bが等間隔で配置されている。これらパイプ1bは、その両端を前記ベース15に片持ち支持された2段伸長リニアレール1aに回転可能に軸支されている。また、前記テーブルローラ3の両端は、前記テーブル押出用空気圧アクチュエータ2のロッド先端に支持されている。
【0026】
前記テーブル押出用空気圧アクチュエータ2は、ロッドが2段階に伸長する竿型のアクチュエータであり、シリンダチューブを前記ベース15に支持されている。このテーブル押出用空気圧アクチュエータ2は、弱圧のエアによって常にロッドを押し出す方向へ付勢されている。これにより、このスライドテーブル1は、常に押し出し方向(図の矢印方向)へ押圧された状態となっている。
【0027】
前記固定ローラ4a〜4fは、全てがベース15に固定され、ベルト7が掛け渡されている。固定ローラ4aは、上述したようにテーブル押出用空気圧アクチュエータ2のシリンダチューブ後端に設けられている。固定ローラ4bは、固定ローラ4aの直下に設けられている。また、固定ローラ4cは、固定ローラ4bと同一高さであって、固定ローラ4bよりもスライドテーブル1の押し出し方向側(図1中右側)に設けられている。この固定ローラ4cの上方に、3つの固定ローラ4d,4e,4fが上から順に設けられている。
【0028】
前記ベルトロック装置5a〜5cは、テーブルローラ3下方に位置する3つの固定ローラ4d,4e,4fにそれぞれ近接してベース15に固定されている。これらベルトロック装置5a〜5cは、エアシリンダのロッド先端に略U字形のブロックが取り付けられたものであり、ロッドを伸長させてブロックを固定ローラ4d,4e,4fに圧接することにより、ベルト7の移動を阻止するためのものである。これらベルトロック装置5a〜5cには、前記エアコンプレッサ12から図示しないレギュレータ、エアフィルタを介してエアが供給される。
【0029】
前記移動ローラ6は、前記スライドテーブル1の移動方向と平行に往復移動してベルト7のテンションを調整することにより、スライドテーブル1の押し出し量を調整するためのものであり、後述するロッドレスシリンダ8に上下方向に2つ並んで設けられている。これら移動ローラ6には、前記固定ローラ4fを間に挟んでベルト7が掛け渡されている。
【0030】
前記ロッドレスシリンダ8は、移動ローラ6を平行移動させるためのもので、スライドテーブル1の移動方向と平行にシリンダ8aが配置され、その両端がベース15に固定されている。そして、シリンダ8aを往復移動するスライダ8bに前記移動ローラ6が取り付けられている。このロッドレスシリンダ8にも、前記ベルトロック装置5a〜5cと同様に、前記エアコンプレッサ12からエアが供給される。
【0031】
前記位置調整装置9は、2つのロッドレスシリンダ8の位置調整を行うもので、ラック9aがベース15側、ピニオン9bがロッドレスシリンダ8側に設けられている。
【0032】
前記転倒防止装置14は、装置の転倒を防ぐためのもので、ベース15からスライドテーブル1の押し出し方向へ向かって伸びるエアシリンダ14aのロッド先端に、床面へ向かって伸びるエアシリンダ14bが設けられた構成となっている。これら2つのエアシリンダ14a、14bは、上述したベルトロック装置5a〜5cおよびロッドレスシリンダ8と同様に、エアコンプレッサ12からエアの供給を受けている。
【0033】
前記操作ボックス13は、ロッドレスシリンダ8へのエアの供給、転倒防止装置14のセット/解除をスイッチ操作により行うためのものである。
【0034】
前記センサ16は、患者の位置を検出するためのものであり、テーブル押出用空気圧アクチュエータ2の先端に取り付けられている。
【0035】
次に、作用を説明する。
[患者を載せて原位置復帰]
スライドテーブル1は、図1に示す原位置にあることとする。
まず、本装置を患者が臥しているベッドの横へ移動し、転倒防止装置14をセットする。すなわち、エアシリンダ14aのロッドを伸長させ、続いて、エアシリンダ14bのロッドを伸長させてロッド先端部を床面に当接させる。
【0036】
そして、図3に示すように、ベルトロック装置5aをON、ベルトロック装置5b,5cをoffにした状態で、ロッドレスシリンダ8のスライダ8bをスライドテーブル1の押し出し方向へ移動させる。すると、ベルト7がたわみ、テーブル押出用空気圧アクチュエータ2の押圧力によって、スライドテーブル1がベッド側へ押し出される。
なお、ベルトロック装置5bをON、ベルトロック装置5a,5cをoffにした状態でスライドテーブル1を押し出してもよい。
【0037】
スライドテーブル1の押し出し完了後、ベルトロック装置5aをON、ベルトロック装置5b,5cをoffにし、スライドテーブル1を引き込む。
このとき、固定ローラ4eから移動ローラ6側へのベルト7の移動は、ベルトロック装置5aにより阻止されているので、ベルト7のたわみ分は、固定ローラ4a→固定ローラ4b→固定ローラ4c→移動ローラ6へと移動する。すなわち、ベルト7が患者をスライドテーブル1上へ載せる方向へ移動し、さらに、スライドテーブル1のパイプ1bがベルト7の移動方向に回転するため、患者を楽に載せることができる。
【0038】
次に、図4に示すように、患者の体がセンサ16を横切った状態、すなわち、患者が完全にスライドテーブル1のパイプ1b上に載った状態となったとき、ベルトロック装置5bをONし、ベルトロック装置5a,5cをoffにした状態で、スライドテーブル1を引き込む。
【0039】
このとき、ベルト7のたわみ量は、ベルトロック装置5bによりロックされた固定ローラ4fの上下で同量となるので、スライドテーブル1を押し出したとき、スライドテーブル1上で患者が動くことがない。よって、患者がパイプ1bから脱落するのを防止することができる。
【0040】
また、スライドテーブル1の押し出し量は2つのロッドレスシリンダ8により行われているが、ロッドレスシリンダ8にはそれぞれラック9aとピニオン9bとからなる位置調整装置9が設けられているので、2つのロッドレスシリンダ8の移動量は同一となり、スライドテーブル1の押し出し量は常に均一に保たれる。
【0041】
[患者を所定位置へ降ろすとき]
まず、本装置をベッドの横に配置し、転倒防止装置14をセットする。
次に、図5に示すように、ベルトロック装置5bをON、ベルトロック装置5a,5cをoffにした状態で、スライドテーブル1をベッド側へ押し出す。
【0042】
このとき、ベルト7のたわみ量は、ベルトロック装置5bによりロックされた固定ローラ4fの上下で同量となるので、スライドテーブル1を押し出したとき、スライドテーブル1上で患者が動くことがない。
【0043】
スライドテーブル1の押し出し完了後、ベルトロック装置5cをON、ベルトロック装置5a,5bをoffにし、スライドテーブル1を引き込む。
【0044】
このとき、固定ローラ4c側から移動ローラ6へのベルト7の移動は、ベルトロック装置5cにより阻止されているので、ベルト7のたわみ分は、テーブルローラ3→固定ローラ4d→固定ローラ4e→移動ローラ6へと移動する。すなわち、ベルト7が患者をスライドテーブル1からベッドへ降ろす方向へ移動し、さらに、スライドテーブル1のパイプ1bがベルト7の移動方向に回転するため、患者を楽に降ろすことができる。
【0045】
次に、効果を説明する。
本実施の形態の移載介助装置にあっては、以下に列記する効果を得ることができる。
【0046】
(1) テーブル押出用空気圧アクチュエータ2により弱圧でスライドテーブル1を押し出し方向へ付勢しておき、ロッドレスシリンダ8により移動ローラ6を往復移動させてベルト7のテンションを調整するという簡単な構造でもって、スライドテーブル1を移動させて介助作業を行うことができる。
【0047】
(2) ベルト7には常にテーブル押出用空気圧アクチュエータ2によりテンションが発生しているため、長期使用によりベルト7にたわみが生じたときも、ベルト7が緩むことがない。よって、ベルト7のたわみに起因する作動不良や故障等を防止することができる。
【0048】
(3) スライドテーブル1を複数のパイプ1bから構成したため、患者とスライドテーブル1bとの間に大きな摩擦力が発生しないので、患者に負担を掛けることなく移載作業を行うことができる。
【0049】
(4) 2つのロッドレスシリンダ8にラック9aとピニオン9bとからなる位置調整装置9を設けたため、スライドテーブル1の押し出し量を左右均一にすることができる。
【0050】
(5) 2つのエアシリンダ14a,14bからなる転倒防止装置14を設けたため、装置の転倒を防ぐことができる。
【0051】
(その他の実施の形態)
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明の具体的な構成は実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る移載介助装置を示す側面図である。
【図2】本実施の形態に係る移載介助装置を示す平面図である。
【図3】患者を載せるときの作用を示す側面図である。
【図4】患者を載せて原位置復帰するときの作用を示す図である。
【図5】患者を降ろすときの作用を示す側面図である。
【図6】従来例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 スライドテーブル
1a 2段伸長リニアレール
1b パイプ
2 テーブル押出用空気圧アクチュエータ
3 テーブルローラ
4a〜4f 固定ローラ
5a〜5c ベルトロック装置
6 移動ローラ
7 ベルト
8 ロッドレスシリンダ
8a シリンダ
8b スライダ
9 位置調整装置
9a ラック
9b ピニオン
10 キャスタ
11 エアリザーブタンク
12 エアコンプレッサ
13 操作ボックス
14 転倒防止装置
14a エアシリンダ
14b エアシリンダ
15 ベース
16 センサ
【発明の属する技術分野】
本発明は、移載介助装置に関し、詳しくは、病院等においてベッドに臥したままの状態の患者を、手術台や他のベッド等へ移載するのに適した移載介助装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の移載介助装置としては、例えば、特開2001−37815号公報に記載のものが知られている。図6にこの従来技術の構成を示す。
【0003】
図において、01は下部移載板であり、図示しない駆動機構により回転動作する駆動ベルト02に一端が連結されている。03は下部移載板01を包囲する下部移載ベルトである。04は一端が下部移載板01に連結され、下部移載板01の移動に伴い下部移載板01の一端側から他端側まで連結部分が移動する中部移載板である。05は、中部移載板04に連結された上部移載板である。06は、駆動ベルト02に一端が固定され、下部移載板01と逆方向へ移動する一対の移動ローラである。07は、中部移載板04の下方部分から中部移載板04と上部移載板05との間を経て一対の移動ローラ06に掛け渡される経路に案内され、両端が固定された中部移載ベルトである。08は、上部移載板05と一対の移動ローラ06との間に掛け渡された上部移載ベルトである。
【0004】
すなわち、この従来技術は、駆動機構により駆動ベルト02を回転動作させることにより、下部移載板01を往復移動させる。この下部移載板01の往復移動に伴って下部移載ベルト03を転動させることにより、下部移載ベルト03と中部移載ベルト07との連結部分を下部移載板01の一端側から他端側まで移動させることで中部移載板04を往復移動させる。この中部移載板04の往復移動に伴って上部移載板05を往復移動させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術にあっては、駆動ベルト02をモータ等の駆動装置により回転動作させる構造上、装置が複雑化し、製造コストが高くつくという問題があった。
【0006】
また、長期使用により下部移載ベルト03、中部移載ベルト07または上部移載ベルト08にたわみが生じたとき、駆動機構から各ベルト03,07,08への動力伝達効率が低下するとともに、各ベルト03,07,08が移動ローラ06または他のローラから外れるおそれがある。
【0007】
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、単純な構造で安価に製造でき、しかもベルトがたわんだ場合も確実に移載を行うことができる移載介助装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明請求項1記載の発明では、人を載せたテーブルを水平方向へ押し出して移載作業を介助する移載介助装置において、前記テーブルを支持すると共に押し出し方向へ付勢するテーブル押出用空気圧アクチュエータと、このテーブル押出用空気圧アクチュエータを支持するベースと、前記テーブルに設けたテーブルローラと、前記ベースに設けた固定ローラと、前記ベースに対して相対移動可能な移動ローラと、前記テーブルローラ、固定ローラおよび移動ローラに掛け渡したベルトと、前記移動ローラをベルトのテンションを緩める方向と緊張させる方向とに往復移動させるベルト調整用空気圧アクチュエータと、を備え、前記テーブルローラ、固定ローラおよび移動ローラの配置を、移動ローラによりベルトのテンションを緊張させたとき、テーブルローラにテーブルの押し出し方向と反対方向の力が作用し、テーブルが押し出し方向と反対方向へ移動するように設定したことを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の移載介助装置において、前記テーブルを、テーブルの押し出し方向に対して垂直な回転軸を有し、上下方向に回動する多数の回転体で構成したことを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の移載介助装置において、前記ベルト調整用空気圧アクチュエータを複数設定し、各ベルト調整用空気圧アクチュエータに、テーブルの押し出し量のずれを防止するラックアンドピニオン方式の位置決め手段を設けたことを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載の発明では、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の移載介助装置において、前記ベースからテーブルの押し出し方向へ向かって伸長し、床面に当接してベースを支持する転倒防止手段を備えることを特徴とする。
【0012】
請求項5に記載の発明では、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の移載介助装置において、前記ベルト調整用空気圧アクチュエータは、ロッドレスシリンダであることを特徴とする。
【0013】
【発明の効果】
本発明では、ベルトのテンションを緩める方向へ移動ローラを移動させると、テーブル押出用空気圧アクチュエータの押圧力により、テーブルが水平方向に押し出される。一方、テーブル押出用空気圧アクチュエータの押圧力に抗して、ベルトのテンションを緊張させる方向へ移動ローラを移動させると、テーブルがベース側へ引き込まれる。これらの動作を組み合わせることにより、ベッドに臥した人をテーブルに載せる作業、あるいは、テーブルに載せた人を他の場所へ移載する作業を行うことができる。
【0014】
すなわち、本発明の移載介助装置では、テーブル押出用空気圧アクチュエータによりテーブルを押圧しておき、ベルト調整用空気圧アクチュエータにより移動ローラを往復移動させるという簡単な構造で、複雑な制御を行うことなく介助作業を行うことができる。
【0015】
そして、本発明では、動力源として空気圧アクチュエータのみを用いている。一般的に、空気圧アクチュエータは、出力/重量比が高く、システムの小型化や軽量化に有利であり、かつ、安価で系の構築が容易であるため、モータを用いた従来品と比較して、構造を単純化することができ、製造コストを低く抑えて安価に製造することができる。
【0016】
また、空気圧を利用してテーブル押し出す構成としたため、移載介助という柔軟性が必要な場面に適している。例えば、テーブル押出用空気圧アクチュエータの押出力を、テーブルの押し出しが可能な範囲内で可能な限り小さく設定しておくことにより、テーブルを押し出したとき人の体にテーブルが当接した場合でも、人がけがをする心配がない。
【0017】
また、ベルトには常にテーブル押出用空気圧アクチュエータによりテンションが発生しているため、長期使用によりベルトにたわみが生じたときも、ベルトが緩むことがない。よって、ベルトのたわみに起因する作動不良や故障等を防止することができる。
【0018】
請求項2に記載の発明では、テーブルを押し出して人をテーブルに載せるとき、回転体は人との摩擦によりテーブルの押し出し方向とは反対方向に回転するため、人を載せる作業をスムーズに行うことができる。一方、テーブルを引き込んでテーブルに載せた人を降ろすとき、回転体は人との摩擦力によりテーブルの引き込み方向とは反対方向へ回転するため、人を降ろす作業をスムーズに行うことができる。さらに、人とテーブルとの間に大きな摩擦力を発生させないため、人にけがをさせることがない。
【0019】
請求項3に記載の発明では、ラックとピニオンとの噛み合いにより、各ベルト調整用空気圧アクチュエータによる移動ローラの移動量を一定に保つことができ、テーブルを均一に押し出すことができる。
【0020】
請求項4に記載の発明では、テーブルを押し出して人を乗せたとき、または人を降ろすときに、装置が転倒するのを防止することができる。
【0021】
請求項5に記載の発明では、ロッドレスシリンダを用いることにより、通常のエアシリンダに比して1/2程度のスペースで済むため、装置の小型化を図ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の移載介助装置を実現する実施の形態を、図面に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は本実施の形態に係る移載介助装置を示す側面図、図2は本実施の形態に係る移載介助装置を示す平面図である。なお、本実施の形態の移載介助装置は、長さ方向から見て左右対称形状であるため、片側のみを説明する。
【0023】
図において、1はスライドローラテーブル、2はテーブル押出用空気圧アクチュエータ、3はテーブルローラ、4a〜4fは固定ローラ、5a〜5cはベルトロック装置、6は移動ローラ、7はベルト、8はロッドレスシリンダ(ベルト調整用空気圧アクチュエータ)、9は位置調整装置、10は移動用のキャスタ、11は空気補充用のエアリザーブタンク、12はエアコンプレッサ、13は操作ボックス、14は転倒防止装置、15は装置の枠体を構成するベース、16はセンサである。
【0024】
前記スライドテーブル1は、大人が臥した状態で乗ることができる十分な大きさを有している。このスライドテーブル1の押し出し方向の端部には前記テーブルローラ3が回転可能に設けられる。そして、このテーブルローラ3と、前記テーブル押出用空気圧アクチュエータ2のシリンダチューブ後端に設けられた前記固定ローラ4aとに前記ベルト7が掛け渡されている。
【0025】
前記テーブルローラ3と固定ローラ4aとの間には、8本のパイプ1bが等間隔で配置されている。これらパイプ1bは、その両端を前記ベース15に片持ち支持された2段伸長リニアレール1aに回転可能に軸支されている。また、前記テーブルローラ3の両端は、前記テーブル押出用空気圧アクチュエータ2のロッド先端に支持されている。
【0026】
前記テーブル押出用空気圧アクチュエータ2は、ロッドが2段階に伸長する竿型のアクチュエータであり、シリンダチューブを前記ベース15に支持されている。このテーブル押出用空気圧アクチュエータ2は、弱圧のエアによって常にロッドを押し出す方向へ付勢されている。これにより、このスライドテーブル1は、常に押し出し方向(図の矢印方向)へ押圧された状態となっている。
【0027】
前記固定ローラ4a〜4fは、全てがベース15に固定され、ベルト7が掛け渡されている。固定ローラ4aは、上述したようにテーブル押出用空気圧アクチュエータ2のシリンダチューブ後端に設けられている。固定ローラ4bは、固定ローラ4aの直下に設けられている。また、固定ローラ4cは、固定ローラ4bと同一高さであって、固定ローラ4bよりもスライドテーブル1の押し出し方向側(図1中右側)に設けられている。この固定ローラ4cの上方に、3つの固定ローラ4d,4e,4fが上から順に設けられている。
【0028】
前記ベルトロック装置5a〜5cは、テーブルローラ3下方に位置する3つの固定ローラ4d,4e,4fにそれぞれ近接してベース15に固定されている。これらベルトロック装置5a〜5cは、エアシリンダのロッド先端に略U字形のブロックが取り付けられたものであり、ロッドを伸長させてブロックを固定ローラ4d,4e,4fに圧接することにより、ベルト7の移動を阻止するためのものである。これらベルトロック装置5a〜5cには、前記エアコンプレッサ12から図示しないレギュレータ、エアフィルタを介してエアが供給される。
【0029】
前記移動ローラ6は、前記スライドテーブル1の移動方向と平行に往復移動してベルト7のテンションを調整することにより、スライドテーブル1の押し出し量を調整するためのものであり、後述するロッドレスシリンダ8に上下方向に2つ並んで設けられている。これら移動ローラ6には、前記固定ローラ4fを間に挟んでベルト7が掛け渡されている。
【0030】
前記ロッドレスシリンダ8は、移動ローラ6を平行移動させるためのもので、スライドテーブル1の移動方向と平行にシリンダ8aが配置され、その両端がベース15に固定されている。そして、シリンダ8aを往復移動するスライダ8bに前記移動ローラ6が取り付けられている。このロッドレスシリンダ8にも、前記ベルトロック装置5a〜5cと同様に、前記エアコンプレッサ12からエアが供給される。
【0031】
前記位置調整装置9は、2つのロッドレスシリンダ8の位置調整を行うもので、ラック9aがベース15側、ピニオン9bがロッドレスシリンダ8側に設けられている。
【0032】
前記転倒防止装置14は、装置の転倒を防ぐためのもので、ベース15からスライドテーブル1の押し出し方向へ向かって伸びるエアシリンダ14aのロッド先端に、床面へ向かって伸びるエアシリンダ14bが設けられた構成となっている。これら2つのエアシリンダ14a、14bは、上述したベルトロック装置5a〜5cおよびロッドレスシリンダ8と同様に、エアコンプレッサ12からエアの供給を受けている。
【0033】
前記操作ボックス13は、ロッドレスシリンダ8へのエアの供給、転倒防止装置14のセット/解除をスイッチ操作により行うためのものである。
【0034】
前記センサ16は、患者の位置を検出するためのものであり、テーブル押出用空気圧アクチュエータ2の先端に取り付けられている。
【0035】
次に、作用を説明する。
[患者を載せて原位置復帰]
スライドテーブル1は、図1に示す原位置にあることとする。
まず、本装置を患者が臥しているベッドの横へ移動し、転倒防止装置14をセットする。すなわち、エアシリンダ14aのロッドを伸長させ、続いて、エアシリンダ14bのロッドを伸長させてロッド先端部を床面に当接させる。
【0036】
そして、図3に示すように、ベルトロック装置5aをON、ベルトロック装置5b,5cをoffにした状態で、ロッドレスシリンダ8のスライダ8bをスライドテーブル1の押し出し方向へ移動させる。すると、ベルト7がたわみ、テーブル押出用空気圧アクチュエータ2の押圧力によって、スライドテーブル1がベッド側へ押し出される。
なお、ベルトロック装置5bをON、ベルトロック装置5a,5cをoffにした状態でスライドテーブル1を押し出してもよい。
【0037】
スライドテーブル1の押し出し完了後、ベルトロック装置5aをON、ベルトロック装置5b,5cをoffにし、スライドテーブル1を引き込む。
このとき、固定ローラ4eから移動ローラ6側へのベルト7の移動は、ベルトロック装置5aにより阻止されているので、ベルト7のたわみ分は、固定ローラ4a→固定ローラ4b→固定ローラ4c→移動ローラ6へと移動する。すなわち、ベルト7が患者をスライドテーブル1上へ載せる方向へ移動し、さらに、スライドテーブル1のパイプ1bがベルト7の移動方向に回転するため、患者を楽に載せることができる。
【0038】
次に、図4に示すように、患者の体がセンサ16を横切った状態、すなわち、患者が完全にスライドテーブル1のパイプ1b上に載った状態となったとき、ベルトロック装置5bをONし、ベルトロック装置5a,5cをoffにした状態で、スライドテーブル1を引き込む。
【0039】
このとき、ベルト7のたわみ量は、ベルトロック装置5bによりロックされた固定ローラ4fの上下で同量となるので、スライドテーブル1を押し出したとき、スライドテーブル1上で患者が動くことがない。よって、患者がパイプ1bから脱落するのを防止することができる。
【0040】
また、スライドテーブル1の押し出し量は2つのロッドレスシリンダ8により行われているが、ロッドレスシリンダ8にはそれぞれラック9aとピニオン9bとからなる位置調整装置9が設けられているので、2つのロッドレスシリンダ8の移動量は同一となり、スライドテーブル1の押し出し量は常に均一に保たれる。
【0041】
[患者を所定位置へ降ろすとき]
まず、本装置をベッドの横に配置し、転倒防止装置14をセットする。
次に、図5に示すように、ベルトロック装置5bをON、ベルトロック装置5a,5cをoffにした状態で、スライドテーブル1をベッド側へ押し出す。
【0042】
このとき、ベルト7のたわみ量は、ベルトロック装置5bによりロックされた固定ローラ4fの上下で同量となるので、スライドテーブル1を押し出したとき、スライドテーブル1上で患者が動くことがない。
【0043】
スライドテーブル1の押し出し完了後、ベルトロック装置5cをON、ベルトロック装置5a,5bをoffにし、スライドテーブル1を引き込む。
【0044】
このとき、固定ローラ4c側から移動ローラ6へのベルト7の移動は、ベルトロック装置5cにより阻止されているので、ベルト7のたわみ分は、テーブルローラ3→固定ローラ4d→固定ローラ4e→移動ローラ6へと移動する。すなわち、ベルト7が患者をスライドテーブル1からベッドへ降ろす方向へ移動し、さらに、スライドテーブル1のパイプ1bがベルト7の移動方向に回転するため、患者を楽に降ろすことができる。
【0045】
次に、効果を説明する。
本実施の形態の移載介助装置にあっては、以下に列記する効果を得ることができる。
【0046】
(1) テーブル押出用空気圧アクチュエータ2により弱圧でスライドテーブル1を押し出し方向へ付勢しておき、ロッドレスシリンダ8により移動ローラ6を往復移動させてベルト7のテンションを調整するという簡単な構造でもって、スライドテーブル1を移動させて介助作業を行うことができる。
【0047】
(2) ベルト7には常にテーブル押出用空気圧アクチュエータ2によりテンションが発生しているため、長期使用によりベルト7にたわみが生じたときも、ベルト7が緩むことがない。よって、ベルト7のたわみに起因する作動不良や故障等を防止することができる。
【0048】
(3) スライドテーブル1を複数のパイプ1bから構成したため、患者とスライドテーブル1bとの間に大きな摩擦力が発生しないので、患者に負担を掛けることなく移載作業を行うことができる。
【0049】
(4) 2つのロッドレスシリンダ8にラック9aとピニオン9bとからなる位置調整装置9を設けたため、スライドテーブル1の押し出し量を左右均一にすることができる。
【0050】
(5) 2つのエアシリンダ14a,14bからなる転倒防止装置14を設けたため、装置の転倒を防ぐことができる。
【0051】
(その他の実施の形態)
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明の具体的な構成は実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る移載介助装置を示す側面図である。
【図2】本実施の形態に係る移載介助装置を示す平面図である。
【図3】患者を載せるときの作用を示す側面図である。
【図4】患者を載せて原位置復帰するときの作用を示す図である。
【図5】患者を降ろすときの作用を示す側面図である。
【図6】従来例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 スライドテーブル
1a 2段伸長リニアレール
1b パイプ
2 テーブル押出用空気圧アクチュエータ
3 テーブルローラ
4a〜4f 固定ローラ
5a〜5c ベルトロック装置
6 移動ローラ
7 ベルト
8 ロッドレスシリンダ
8a シリンダ
8b スライダ
9 位置調整装置
9a ラック
9b ピニオン
10 キャスタ
11 エアリザーブタンク
12 エアコンプレッサ
13 操作ボックス
14 転倒防止装置
14a エアシリンダ
14b エアシリンダ
15 ベース
16 センサ
Claims (5)
- 人を載せたテーブルを水平方向へ押し出して移載作業を介助する移載介助装置において、
前記テーブルを支持すると共に押し出し方向へ付勢するテーブル押出用空気圧アクチュエータと、
このテーブル押出用空気圧アクチュエータを支持するベースと、
前記テーブルに設けたテーブルローラと、
前記ベースに設けた固定ローラと、
前記ベースに対して相対移動可能な移動ローラと、
前記テーブルローラ、固定ローラおよび移動ローラに掛け渡したベルトと、
前記移動ローラをベルトのテンションを緩める方向と緊張させる方向とに往復移動させるベルト調整用空気圧アクチュエータと、を備え、
前記テーブルローラ、固定ローラおよび移動ローラの配置を、移動ローラによりベルトのテンションを緊張させたとき、テーブルローラにテーブルの押し出し方向と反対方向の力が作用し、テーブルが押し出し方向と反対方向へ移動するように設定したことを特徴とする移動介助装置。 - 請求項1に記載の移載介助装置において、
前記テーブルを、テーブルの押し出し方向に対して垂直な回転軸を有し、上下方向に回動する多数の回転体で構成したことを特徴とする移載介助装置。 - 請求項1または請求項2に記載の移載介助装置において、
前記ベルト調整用空気圧アクチュエータを複数設定し、
各ベルト調整用空気圧アクチュエータに、テーブルの押し出し量のずれを防止するラックアンドピニオン方式の位置決め手段を設けたことを特徴とする移載介助装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の移載介助装置において、
前記ベースからテーブルの押し出し方向へ向かって伸長し、床面に当接してベースを支持する転倒防止手段を備えることを特徴とする移載介助装置。 - 請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の移載介助装置において、
前記ベルト調整用空気圧アクチュエータは、ロッドレスシリンダであることを特徴とする移載介助装置。
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