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JP3616887B2 - 基礎杭 - Google Patents
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、構造物の基礎を構成する基礎杭に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、構造物の基礎形式として、地盤中に複数の基礎杭を構築したものがある。
【0003】
ところで、強大な地震等が発生すると過大な曲げモーメントやせん断力が基礎杭に作用し、これによって基礎杭が破損したり、また地盤の液状化により基礎杭が側方に流動してしまう等の被害を受けてしまうことがある。このような被害を受けた基礎杭は、健全性に欠けたものとなり、本来の機能を有しているとは言えない。
【0004】
このため、構造物が被災した場合には、構造物本体はもちろんのこと基礎や杭についても被害の有無、また被害がある場合にはその程度を調査して健全性を確認し、その上で必要に応じてこれらを修復する必要がある。
地上に露出している構造物本体についてはその健全性の確認が比較的容易であるのに対し、地盤中に埋設されている基礎杭については健全性の確認を行うのは困難である。このため、従来は、構造物の沈下量や不等沈下量を計測したり、地盤を掘削して杭頭部を露出させて目視で基礎杭の変状を観察したりしているのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来の技術には以下のような問題が存在する。
すなわち、前記沈下量や不等沈下量の計測による基礎杭の健全性の確認方法では、異常が明らかな場合や、沈下あるいは不等沈下が基準値を明らかに上回る場合を除けば、復旧のための十分な判断資料とはなり得ない。
また、杭頭部のみの観察では、地盤中の杭の変状について十分な情報が得られるわけではない。
このため、例えば杭頭部に変状が見出せず、構造物の全体的な沈下や傾きが僅かである場合には、基礎杭の健全性を的確に判定することは困難である。このような場合に、実際には基礎杭の中間部や下部に損傷があったとしても、これを発見・確認できずに、それを放置したままで復旧を終えてしまう可能性もある。
【0006】
このような問題を回避するため、近年では、基礎杭の健全性を判定するための各種技術が開発されており、例えば、非破壊検査法の一つである杭の打撃判定法がある。この技術は、杭頭部周辺にセンサーを配置しておき、杭頭部を打撃して、このときに杭本体を波動伝播する反射波を前記センサーでとらえ、その性状から杭の健全性を判定しようとするものである。
しかし、このような方法によっても、コストや手間の問題から、基礎の外縁部に位置する基礎杭を除けば、調査を実施することは実質的に困難であり、全ての場合において信頼度の高い判定資料が得られるわけではない。
さらには、被災後の迅速な復旧を図るために、健全性の調査はできるだけ速やかに行われることが望まれているのは言うまでもない。
【0007】
本発明は、以上のような点を考慮してなされたもので、基礎杭の健全性の信頼性の高い調査を、低コストで迅速かつ簡便に行うことのできる基礎杭を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、地盤中に構築された基礎杭の内部に、その上端部から下端部にわたって、光ファイバーが少なくともその一端を前記基礎杭の上端部から外方に延出させて埋設されている基礎杭において、前記基礎杭に、複数本の前記光ファイバーが、それぞれ上下方向に延在するよう、該基礎杭の中心軸に対して周方向に定められた間隔を隔てて配設されていることを特徴としている。
【0011】
請求項に係る発明は、請求項記載の基礎杭において、前記基礎杭の定められた区間に筒状のガイドパイプが配設され、前記光ファイバーが前記区間においては前記ガイドパイプ内に挿通され、地震発生時等においても前記光ファイバーが前記ガイドパイプ内では破損等の被害を受けない構成とされていることを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る基礎杭の第一ないし第四の実施の形態の一例を、図1ないし図9を参照して説明する。
【0013】
[第一の実施の形態]
まず、ここでは、本発明に係る基礎杭の構成を、例えばプレストレストコンクリート造の基礎杭に適用する場合の例を用いて説明する。
【0014】
図1に示すように、基礎杭1は例えば既製の遠心力プレストレストコンクリート造等からなり、その形状は有底円筒状で、その底部すなわち下端部はその径寸法が漸次小となる構成とされている。
【0015】
このような基礎杭1には、4本の光ファイバーケーブル(光ファイバー)2,2,…が、断面周方向において等間隔毎(90゜毎)に、それぞれ基礎杭1の軸線と並行に延在するよう、基礎杭1の杭躯体1aを構成するコンクリート中に図示しない鉄筋等に沿わせて埋設されている。そして、これら光ファイバーケーブル2,2,…はその上端部が、基礎杭1の上端部から外方に引き出された構成となっている。
また、基礎杭1の中心軸線を挟んで対向する光ファイバーケーブル2Aと2B、2Cと2Dとが、基礎杭1の下端部において互いに連結されている。これにより、光ファイバーケーブル2Aおよび2B、2Cおよび2Dは、それぞれ略U字状に配設され、その両端部が基礎杭1の上端部から引き出された形態となっている。
【0016】
ところで、図2に示すように、このような基礎杭1を打ち継ぐ場合には、基礎杭1の上端部と、打ち継ぎ用の杭1’の下端部とのジョイント部Aにおいて、光ファイバーケーブル2の端部を、基礎杭1の上端部と打ち継ぎ用の杭1’の下端部の内側面から内方に引き出し、下方の基礎杭1側の光ファイバーケーブル2の上端部と、上方の打ち継ぎ用の杭1’の光ファイバーケーブル2の下端部とを、融着あるいは専用のコネクター4で接続するようになっている。
【0017】
図3に示すように、このような基礎杭1の外表面には、各光ファイバーケーブル2が埋設されている位置にマーキングMが施されている。このマーキングMは、各光ファイバーケーブル2に沿って引かれたラインLと、各光ファイバーケーブル2を識別するための番号等の記号Sとからなり、例えば光ファイバーケーブル2A,2B,2C,2Dが埋設されている位置には、それぞれ、「赤」,「青],「黄」,「黒」のラインLと、「1」,「2」,「3」,「4」という記号Sが記されている。
【0018】
このような基礎杭1は、小規模の構造物であれば、杭の全数を上記基礎杭1とするのが望ましい。一方、杭数が非常に多くなる大規模な構造物の場合等では、その一部に上記基礎杭1を適宜配置するようにしてもよい。この場合、例えば図4に示すように、上記基礎杭1を、地震力の負担の割合が多い基礎5の外周縁部に重点的に配置する。また、構造物の重心,剛心とが一致しておらず、地震時に構造物のねじれ応答が予想される場合等には、構造物の振動特性を加味して荷重が集中して作用する位置に基礎杭1を重点的に配置するようにする。
【0019】
ここで、上記基礎杭1に埋設されている光ファイバーケーブル2を構成する光ファイバーFの一般的な性状について示すと、図5(a)に示すように、光ファイバーFは、一方の端部F1から光を入射すれば、他方の端部F2において光ファイバーFを透過した透過光を観察することができる。また、図5(b)に示すように、光ファイバーFの一方の端部F1から入射した光は、他方の端部F2においてその一部が反射して戻り、その反射光を前記一方の端部F1で観察することができる。このときに、一方の端部F1において、入射光と反射光とでその特性(速度、振幅・位相等)を計測し、分析することにより、一方の端部F1から他方の端部F2までの距離を算出することができる。
【0020】
このような光ファイバーFの特性により、図5(c)に示すように、例えば光ファイバーFがその途中で切断された場合には、一方の端部F1から光を入射すれば、他方の端部F2では透過光がないため、「光ファイバーFが途中で切断されている」と判断することができる。また、一方の端部F1からの入射光は、切断されている部分Cで反射するため、前記入射光と、反射光とを一方の端部F1で観測すれば、一方の端部F1から切断された部分Cまでの距離を算出することができ、従って、切断された部分Cの位置を知ることができる。
【0021】
次に、上記基礎杭1を用いた健全性の調査方法について説明する。
図6に示すように、このような基礎杭1では、例えば強大な地震が発生した後に、その上端部から引き出されている光ファイバーケーブル2に、検査装置6を接続する。このとき、互いに連結されている光ファイバーケーブル2A,2Bにおいては、例えば一方の光ファイバーケーブル2Aの端部に検査装置6の発光器7を接続し、他方の光ファイバーケーブル2Bの端部に受光器8を接続する。そして、発光器7で光を発光させ、光ファイバーケーブル2Aに入射させる。
【0022】
すると、前述した光ファイバーFの性状により、基礎杭1に破損が生じている場合には、破損個所Hにおいて光ファイバーケーブル2Bも切断されてしまっており、この場合には、受光器8で透過光を観測することができない。このようにして基礎杭1に破損が生じていると判断される場合には、発光器7側において入射光と反射光とを観測することにより、破損個所Hの位置を知ることができる。
一方、この基礎杭1に破損等が生じていなければ、受光器8において、光ファイバーケーブル2Aおよび2Bを透過してきた透過光を観測することができる。
【0023】
同様の調査を、互いに連結されている光ファイバーケーブル2C,2Dにおいても行うことにより、1本の基礎杭1の健全性の調査が完了する。
【0024】
そして、このようにして図4に示した基礎5に配置された全ての基礎杭1の破損の有無を調査したのち、破損が生じている基礎杭1については、破損個所Hの補修を最適な手段で行うようにする。
【0025】
上述した基礎杭1では、その内部に上下方向に延在する光ファイバーケーブル2を埋設し、その上端部を基礎杭1の上端部から外方に引き出した構成とされ、さらに、基礎杭1の中心軸線を挟んで対向する光ファイバーケーブル2Aと2B、2Cと2Dとが連結されて略U字状に配設された構成となっている。このような構成の基礎杭1は、地震等により基礎杭1が破損した場合には光ファイバーケーブル2も破損,破断するので、地震後に検査装置6で光ファイバーケーブル2に光を入射させ、その透過光または反射光を観察,観測することにより、基礎杭1の健全性を客観的かつ定量的に調査することができ、さらには破損の位置についても高精度で検出することができる。しかも、この信頼度の高い調査は基礎杭1の頭部において行うことができるので、基礎杭1の位置に拘わらず、さらには例え破損の発生箇所が基礎杭1の杭頭部以外であっても、容易かつ簡便に行うことができ、その結果復旧の迅速化を図ることが可能となる。
【0026】
また、基礎杭1の中心軸線を挟んで対向し互いに連結されている光ファイバーケーブル2Aと2B、2Cと2Dは、周方向に等間隔毎、すなわち90゜毎に配置されているので、これにより、基礎杭1において互いに直交する水平2方向における健全性の調査を行うことができる。従って、このような基礎杭1の光ファイバーケーブル2Aと2B、2Cと2Dを、構造物の方向性に合わせて設置することにより、例えば長手方向と短手方向における振動特性や地震応答の違いについても考慮することができ、前記調査をより効果的なものとすることができる。
このときに、この基礎杭1の外周面には、光ファイバーケーブル2A、2B、2C、2Dの位置と識別を示すマーキングMが施されているので、基礎杭1の建て込み時に、その方向性を確認して施工を容易かつ確実に行うことができる。
【0027】
なお、上記第一の実施の形態において、基礎杭1を中空の有底円筒状の構成としたが、言うまでもなく、その全断面が中実のプレストレストコンクリート造であってもよい。
【0028】
[第二の実施の形態]
次に、本発明に係る基礎杭の構成を、例えば場所打ちコンクリート造の基礎杭に適用する場合の例を用いて説明する。これらの図において、前記第一の実施の形態と共通する構成については同符号を付し、その説明を省略する。
【0029】
図7に示すように、基礎杭11は場所打ちコンクリート造で、その杭躯体11aは、略円筒状に組まれた鉄筋篭12と、コンクリート13とから構成されている。
このような基礎杭11には、例えば4本の光ファイバーケーブル2,2,…が、鉄筋篭12に沿って上下方向に延在するよう埋設されている。
【0030】
この基礎杭11を構築するに際しては、地盤に孔を削孔した後、この孔内に設置される鉄筋篭12に、これら光ファイバーケーブル2,2,…を設置した後、孔内にコンクリートを打設すればよい。
【0031】
上述した基礎杭11においても、前記第一の実施の形態における基礎杭1と全く同様の効果を奏することができる。
【0032】
[第三の実施の形態]
次に、本発明に係る基礎杭の構成を、例えば鋼管からなる基礎杭に適用する場合の例を用いて説明する。これらの図において、前記第一および第二の実施の形態と共通する構成については同符号を付し、その説明を省略する。
【0033】
図8に示すように、基礎杭21は鋼管造で、鋼管からなる杭躯体21aの内周面には、例えば4本の光ファイバーケーブル2,2,…が上下方向に延在するよう配設されている。
各光ファイバーケーブル2は、杭躯体21aの内面に取り付けられた略U字状のケース22内に収められており、このケース22によって各光ファイバーケーブル2を施工時における損傷から防護するようになっている。
【0034】
上述した基礎杭21においても、前記第一の実施の形態における基礎杭1と全く同様の効果を奏することができる。
【0035】
なお、上記第三の実施の形態において、各光ファイバーケーブル2の防護のためにケース22を取り付ける構成としたが、このケース22は必要に応じて取り付ければよいのであって、必ずしも必須の構成ではない。
【0036】
[第四の実施の形態]
次に、本発明に係る基礎杭の第四の実施の形態について説明する。ここでは、基礎杭の所定の区間にガイドパイプを配し、このガイドパイプに光ファイバーケーブルを挿通させる場合の例を用いて説明する。これらの図において、前記第一ないし第三の実施の形態と共通する構成については同符号を付し、その説明を省略する。
【0037】
図9に示すように、基礎杭31は、その杭躯体31a自体の形状は前記第一の実施の形態の基礎杭1の杭躯体1aと同様で、この杭躯体31a内には、例えば四本の光ファイバーケーブル2,2,…が周方向90゜毎に配置されて埋設されている。
【0038】
これら四本の光ファイバーケーブル2のうち、互いに隣接する2本の光ファイバーケーブル2E,2Fは、その先端部が基礎杭31の中間部に位置するよう上半部にのみ配設されている。また、残りの2本の光ファイバーケーブル2G,2Hは、基礎杭31の全長にわたって配設されている。これら光ファイバーケーブル2G,2Hは、基礎杭31の上半部すなわち光ファイバーケーブル2E,2Fに対応した区間において、筒状のガイドパイプ32内に挿通されている。各ガイドパイプ32は、十分な強度と可撓性を有しており、基礎杭31が地震等で破損した場合にも、ガイドパイプ32内の光ファイバーケーブル2G,2Hに被害が及ぶのを防ぐようになっている。
【0039】
上述した基礎杭31では、前記第一の実施の形態における基礎杭1と同様、光ファイバーケーブル2E,2F,2G,2Hによって、基礎杭31の健全性を容易かつ簡便に高い精度で調査することができる。
しかも、光ファイバーケーブル2E,2Fは、基礎杭31の上半部のみに配設され、基礎杭31の全長にわたって配設された光ファイバーケーブル2G,2Hが、基礎杭31の上半部においてガイドパイプ32内に挿通された構成となっている。これにより、光ファイバーケーブル2E,2Fによって上半部の、光ファイバーケーブル2G,2Hの下半部の健全性を調査することができる。そして、地震時に基礎杭31が破損した場合にも、ガイドパイプ32の区間においては光ファイバーケーブル2G,2Hが破損するのを防ぐことができる。
【0040】
なお、上記第四の実施の形態において、ガイドパイプ32を基礎杭31の上半部に配設する構成としたが、これを設置する区間については適宜任意に設定すればよい。
【0041】
なお、上記第一ないし第四の実施の形態において、基礎杭1,11,21,31に配設する光ファイバーケーブル2の本数は四本に限定するものではなく、任意に設定すればよい。また、例えばこれら四本の光ファイバーケーブル2、2、…に代えて、一本の光ファイバーケーブルを連続的に配設するようにしてもよい。
さらに、光ファイバーケーブル2を上下方向に延在させる構成としたが、このような構成は基礎杭1,11,21,31の横割れ(軸線と直交する方向に延びる割れ)に有効なものである。これを縦割れに有効なものとする場合には、光ファイバーケーブル2を、フープ筋の如く、基礎杭1,11,21,31の軸線と直交する面内において周方向に延在させてもよいし、また螺旋状に配設する構成としてもよい。もちろん、これらフープ状、螺旋状の光ファイバーケーブルと、上記上下方向に延在する光ファイバーケーブル2を組み合わせて採用する構成としてもよい。
【0042】
また、上記基礎杭1,11,21,31の断面形状は上記のものに限定するものではなく、断面視矩形のものであってもよいし、また中空、中実を問うものではない。
加えて、これら光ファイバーケーブル2を備えた基礎杭1,11,21,31の設置本数およびその配置については何ら限定するものではなく、全体コスト等に応じて適宜設定すればよい。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る基礎杭によれば、基礎杭の内部に、その上端部から下端部にわたって、光ファイバーを少なくともその一端を基礎杭の上端部から外方に延出させて埋設する構成とした。これにより、強大な地震等が生じて基礎杭に外力が作用し、破損などが生じた場合には光ファイバーも破損,破断することになる。従って、地震等の発生した後には、光ファイバーに光を入射させ、その透過光または反射光を観察,観測することにより、基礎杭の健全性を客観的かつ定量的に調査することができ、さらには破損の位置についても高精度で検出することができる。しかも、この信頼度の高い調査は基礎杭の頭部において行うことができるので、基礎杭の位置に拘わらず、さらには例え破損の発生箇所が杭頭部以外であっても容易かつ簡便に行うことができ、その結果復旧の迅速化を図ることが可能となる。また、請求項1に係る基礎杭によれば、複数本の光ファイバーを、基礎杭の中心軸に対して周方向に所定間隔を隔てて配設されている構成とした。これにより、基礎杭の全体にわたって破損の有無、位置を調査することが容易となる。しかも、光ファイバーを90゜毎に配置するようにすれば、互いに直交する水平2方向における基礎杭の健全性の調査を行うことができる。従って、このような基礎杭を構造物の方向性に合わせて設置することにより、例えば長手方向と短手方向における振動特性や地震応答の違いについても考慮することができ、前記調査をより効果的なものとすることができる。
【0046】
請求項に係る基礎杭によれば、基礎杭の定められた区間に筒状のガイドパイプを配設し、該区間において光ファイバーをガイドパイプ内に挿通する構成とした。これにより、地震発生時等においてもガイドパイプ内で光ファイバーが破損等の被害を受けるのを防ぐことができる。このようにしてガイドパイプを設ける区間を適宜に設定することにより、基礎杭の任意の所望の区間のみの健全性を調査することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る基礎杭の第一の実施の形態を示す図であって、(a)平断面図、(b)立断面図である。
【図2】前記基礎杭のジョイント部を示す立断面図である。
【図3】同基礎杭の外観を示す立面図である。
【図4】構造物の基礎への前記基礎杭のレイアウトの一例を示す平面図である。
【図5】前記基礎杭に用いる光ファイバーの性状を示す図である。
【図6】同基礎杭における健全性の調査方法を示す立断面図である。
【図7】本発明に係る基礎杭の第二の実施の形態を示す平断面図である。
【図8】本発明に係る基礎杭の第三の実施の形態を示す図であって、(a)平断面図、(b)立断面図である。
【図9】本発明に係る基礎杭の第四の実施の形態を示す図であって、(a)立断面図、(b)A−A断面図、(c)B−B断面図である。
【符号の説明】
1,11,21,31 基礎杭
2 光ファイバーケーブル(光ファイバー)
32 ガイドパイプ

Claims (2)

  1. 地盤中に構築された基礎杭の内部に、その上端部から下端部にわたって、光ファイバーが少なくともその一端を前記基礎杭の上端部から外方に延出させて埋設されている基礎杭において、前記基礎杭に、複数本の前記光ファイバーが、それぞれ上下方向に延在するよう、該基礎杭の中心軸に対して周方向に定められた間隔を隔てて配設されていることを特徴とする基礎杭。
  2. 請求項記載の基礎杭において、前記基礎杭の定められた区間に筒状のガイドパイプが配設され、前記光ファイバーが前記区間においては前記ガイドパイプ内に挿通され、地震発生時等においても前記光ファイバーが前記ガイドパイプ内では破損等の被害を受けない構成とされていることを特徴とする基礎杭。
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