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JP3622390B2 - 強誘電体キャパシタを有する半導体記憶装置 - Google Patents
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JP3622390B2 - 強誘電体キャパシタを有する半導体記憶装置 - Google Patents

強誘電体キャパシタを有する半導体記憶装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1つのメモリセル内にそれぞれ異なる記憶データを記憶可能な複数の強誘電体キャパシタを有する半導体記憶装置にかかり、特に複数の強誘電体キャパシタの立体的な配置構造と、そのキャパシタを選択的に切り替える回路構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、強誘電体メモリ素子は、そのセル形式が、2個の選択トランジスタと2個の強誘電体キャパシタとにより1ビットを構成するもの(2Tr−2Cap方式)と、1個の選択トランジスタと1個の強誘電体キャパシタとにより1ビットを構成するもの(1Tr−1Cap方式)との2種類があった。
2Tr−2Cap方式は、データ読出時の基準をセル内部で設定でき、データ読出動作がプロセスや膜特性等のバラツキの影響を受けにくい、また低電圧動作が可能であるといった利点を有する。
これに対し、1Tr−1Cap方式では、高集積化に適したものとするために、データ読出の基準となるセルをビット線対ごとに共有させて、メモリセル自体は簡素化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これら強誘電体メモリ素子も、他のメモリ素子と同様に大容量化の要請がつよく、全体の記憶容量を増やす際、チップ面積の増大を如何に最小限に抑えるかが重要な課題となっている。このため、単位面積当たりの容量値を向上させることを目的として、誘電率の高い強誘電薄膜の開発や、電極表面積の増大といった様々な検討が進められ、ある程度の成果を上げている。
ところが、従来のセル形式のまま、強誘電体メモリ素子の単位面積当たり容量値を上げようとしても、強誘電薄膜の開発自体の困難性や強誘電薄膜の扱いが難しいといったことに起因して、蓄積容量値を大幅に向上させることは容易でない。
【0004】
本発明は、このような実情に鑑みてなされ、セル面積を増大させることなく、単位面積当たりのメモリ容量を大幅に向上させることができる新たなセル構造を提案し、これを用いた大容量で高性能な強誘電体メモリ素子を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した従来技術の問題点を解決し、上記目的を達成するために、本発明の強誘電体記憶装置では、選択トランジスタを共通化した複数の強誘電体キャパシタをメモリセル内に複数設け、その何れにデータを記憶させ、また何れの記憶データを読出すかを制御する回路を具備させる構成にした。
すなわち、本発明の強誘電体記憶装置では、一対のビット線の一方にソースまたはドレインの何れか一方が接続されている選択トランジスタと、当該選択トランジスタのソースまたはドレインの他方側に、記憶ノード電極を並列に接続させ、それぞれが異なる記憶データを蓄積できる複数の強誘電体キャパシタと、によりメモリセルが構成され、当該複数の強誘電体キャパシタのプレート電極に接続され、ワード線が励起されることを条件に、入力されるプレート線選択信号に応じて、複数の強誘電体キャパシタの何れかのプレート電極をプレート電圧供給線に選択的に接続させるプレート線選択回路を有することを特徴とする。
【0006】
複数の強誘電体キャパシタは、選択トランジスタを挟んで半導体基板面に垂直な方向に互いに離間して配置させると、単位面積あたりのメモリ容量値を従来の少なくとも2倍以上にでき好ましい。
【0007】
また、選択トランジスタおよび複数の強誘電体キャパシタは、半導体基板上の厚い絶縁層内に埋め込まれたかたちで配置させると、選択トランジスタがSOI(Silicon On Insulator)型の素子分離構造となり、選択トランジスタの高速化および低消費電力化を図り、さらにキャパシタのプレート線同士の電気的干渉を小さくでき、好ましい。
【0008】
このような構成の強誘電体記憶装置では、1メモリセルで複数ビットの情報を記憶でき、従来の数倍の記憶容量を達成できる。また、強誘電体キャパシタを立体配置させることによって、占有面積を同等あるいは面積増大を極力抑えることが可能となる。加えて、選択トランジスタの高性能化等を図ることができ、この結果、大容量で高速動作が可能な強誘電体記憶装置を実現させることが容易化される。
【0009】
一方、メモリセル内に2つの強誘電体キャパシタを設けた場合、これを選択的にプレート線に接続させるプレート線選択回路の具体的構成としては、各プレート電極とプレート電圧供給線との接続経路途中それぞれに制御ゲートを設け、その2つの制御ゲートを、プレート線選択信号によって互いに反転動作させるようにすることができる。
すなわち、この場合のプレート線選択回路は、前記ワード線が第1の入力端子に接続され、前記プレート線選択信号が第2の入力端子に接続されるANDゲートと、前記2つの強誘電体キャパシタの一方のプレート電極と前記プレート電圧供給線との間に接続され、ゲートに前記ANDゲートの出力が接続されている第1の制御ゲートと、他方のプレート電極と前記プレート電圧供給線との間に接続され、ゲートに前記ANDゲートの出力がインバータを介して接続され、前記第1の制御ゲートに対し反転動作する第2の制御ゲートと、を有することを特徴とする。
【0010】
また、これらの制御ゲートを、プレート線選択信号とその反転信号によって動作するトランスミッションゲート構成にすると、導通時の低インピーダンス化、及び非導通時の高インピーダンス化を図ることができ、好ましい。
すなわち、この場合のプレート線選択回路において、前記ANDゲートは、それぞれ前記第1の入力端子と前記第2の入力端子とを有する第1のANDゲートと第2のANDゲートから構成され、当該第1のANDゲートは、その第2の入力端子に前記プレート線選択信号が入力され、その出力が前記第1の制御ゲートを構成するトランジスタのゲートに接続され、前記第2のANDゲートは、その第2の入力端子に前記プレート線選択信号の反転信号が入力され、その出力が前記第2の制御ゲートを構成するトランジスタのゲートに前記インバータを介して接続され、前記第1の制御ゲートを構成するトランジスタは、第1のANDゲートの出力がインバータを介してゲートに接続されている逆導電型のトランジスタとともに、第1のトランスミッションゲートを構成し、前記第2の制御ゲートを構成するトランジスタは、第2のANDゲートの出力がゲートに接続されている逆導電型のトランジスタとともに、第2のトランスミッションゲートを構成していることを特徴とする。
【0011】
このようなプレート線選択回路は、回路構成が簡易であり、単位面積あたりのメモリ容量増大を目的として本発明で新たに提案される1Tr−2Cap方式の強誘電体記憶装置について、そのメモリセル内のキャパシタ切換回路として適している。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係わる強誘電体記憶装置(強誘電体メモリ)を、図面を参照しながら詳細に説明する。
本発明の強誘電体メモリの特徴は、上記したように、それぞれ異なるデータが記憶できる強誘電体キャパシタを各メモリセル内に複数有し、また、その選択を制御する回路が設けられていることにある。したがって、メモリセル内の強誘電体キャパシタ数に限定はなく、その配置についても特に制限はない。ただし、セル面積の増大を抑える意味では、キャパシタを基板面と垂直な方向に3次元的に配置させるのが望ましい。
【0013】
ここでは、共通な選択トランジスタを挟んで、2つの強誘電体キャパシタを上下に対称に設け、セル面積を変えずにメモリ容量を2倍にできる場合を例として、本発明を説明する。
図1(a)は、本発明の強誘電体記憶装置のメモリセル構成例を示す等価回路図であり、図1(b)は、プレート線選択回路の構成例を示す回路図である。
図中、符号1は、強誘電体メモリのメモリセル、2は選択トランジスタを示す。CおよびCは2つの強誘電体キャパシタを示し、その記憶ノードとなる電極(本発明では、記憶ノード電極と称する)を符号3で示し、そのプレート電極を符号4で示す。また、BLはビット線、WLはワード線、PL,PLはそれぞれ強誘電体キャパシタC,Cのプレート電極に接続されたプレート線である。
【0014】
本発明では、このように共通な選択トランジスタ2の一方の不純物拡散領域(例えば、ドレイン)に、2つの強誘電体キャパシタC,Cがその記憶ノード電極3側から並列に接続されて、メモリセルが構成されている。そして、同様な構成のメモリセルがビット線BLとワード線の各交点ごとに規則正しく配置され、メモリアレイ全体が構成されている。
【0015】
一方、本発明の強誘電体メモリでは、図1(a)に示すように、例えばメモリアレイ周囲にプレート線選択回路5が設けられている。プレート線選択回路5には、上記したワード線WLと2本のプレート線PL,PL、及びプレート電圧供給線PLが接続されている。この外、図示せぬ選択信号線等も接続されている。このプレート線選択回路5の機能および具体的な構成については、後述する。
【0016】
図2は、図1のメモリセル1およびプレート線選択回路5と、このメモリセル1に隣接し、ビット線BLを共有する他のメモリセルの概略断面図である。なお、この図2では、他のメモリセルのプレート線の取出構造は、簡略化のため省略している。また、図2は、プレート線選択回路5とプレート線の接続は模式的に示したものであり、実際の回路(例えば、図1(b))には対応していない。
【0017】
図2中、符号10b,10cは、図示せぬシリコン基板のエッチバックにより残されたMOSトランジスタの能動領域、11は第1の層間絶縁層、16は第2層間絶縁層、17は接続プラグ、18は第3の層間絶縁層、19は半導体基板、20は接着層を示す。
本実施形態の強誘電体メモリ装置は、選択トランジスタ2を挟んで、半導体基板19の面に垂直な方向に2つの強誘電体キャパシタC,Cが配置されている。このため、メモリセル1の大きさが殆ど選択トランジスタ2の占有面積で決まり、またメモリセル1が2つの強誘電体キャパシタC,Cを有して2ビットのデータを記憶できる。したがって、選択トランジスタ2と強誘電体キャパシタを平面上に並べた場合に比べ、単位面積あたりの容量値をおおよそ4倍に向上させ、極めて大容量の強誘電体メモリに適した構造を有している。
【0018】
つぎに、このように構成された強誘電体メモリの製造方法について、各製造過程の断面を示す図3〜9に沿って説明する。
図3(a)では、まずシリコン基板10を用意し、このシリコン基板10の表面に、通常のフォトリソグラフィ技術とRIE等の異方性エッチングにより、所定深さの溝10aを形成する。次に説明するように、この溝10a同士の間隔内が絶縁膜で埋められることによって、メモリセル1の選択トランジスタ2、或いはプレート線選択回路5を構成するトランジスタについて、素子分離が達成される。この溝間隔部分のうち、図の左端(符号10b)がメモリセル1の選択トランジスタ2の能動領域となり、他の溝間隔部分10cがプレート線選択回路5を構成するトランジスタの能動領域となる。
【0019】
図3(b)では、溝10aが形成されたシリコン基板10上に、図示せぬシリコン酸化膜を薄く成膜した後、第1の層間絶縁層11とエッチングストッパ膜12を、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition) 法により成膜する。また、このエッチングストッパ膜12上に、比較的に厚めの犠牲層13を、例えばCVD法やSOG(Spin on Glass) 法を用いて形成する。
この第1の層間絶縁層11としては、例えば酸化シリコン膜を用いることができ、犠牲層13は、酸化シリコン系の膜で構成される。また、エッチングストッパ膜12は、その上層側の犠牲層13に対しエッチング選択比が高い材料、例えば窒化シリコン膜等から構成される。第1の層間絶縁層11は、その成膜後に、例えば化学的機械研磨(CMP)等により平坦化しておくことが望ましい。
そして、メモリセル側の能動領域となる溝間隔部分10bに達するコンタクト孔14を、例えばRIE等の異方性エッチングにより形成する。
【0020】
図4(c)では、まず、記憶ノード電極材料をコンタクト孔14に埋め込むかたちで成膜し、エッチバックすることによりプラグ状の記憶ノード電極3を形成する。
その後、フッ酸系のエッチング液により犠牲層13を除去し、またリン酸系のエッチング液によりエッチングストッパ膜12を除去する。
【0021】
図4(d)では、まず、強誘電体膜15とプレート電極4となる膜を連続的に、例えばCVD法で成膜する。そして、この積層膜を、通常のフォトリソグラフィ技術とRIE等の異方性エッチングにより所定形状に加工する。これにより、選択トランジスタの能動領域10bから立設したかたちで強誘電体キャパシタCが形成される。
【0022】
図5(e)では、まず、第2の層間絶縁層16を全面に成膜する。第2の層間絶縁層16は、例えば酸化シリコン膜で構成される。
この第2の層間絶縁層16と第1の層間絶縁層11とに、コンタクト孔を形成する。このコンタクト孔は、強誘電体キャパシタCのプレート電極上と、プレート線選択回路5を構成する所定トランジスタの能動領域10c上で開口される。
そして、これらコンタクト孔を埋め込むかたちで、ポリシリコン等からなる膜を成膜し、これをエッチバックすることにより、接続プラグ17を形成する。
また、タングステン(W)、またはWとアルミニウム(Al)の積層膜を成膜し、通常のフォトリソグラフィ技術とRIE等の異方性エッチングによって、プレート線PLを形成する。
【0023】
図6(f)では、まず、全面に酸化シリコン系の第3の層間絶縁層18を、CVD法等で比較的に厚く成膜する。成膜した第3の層間絶縁層18上に、シリコンウェーハ等の半導体基板19との接着材料として、例えばポリシリコンからなる接着層20を成膜後、接着層20上面をCMP等で平坦化する。そして、この接着層20側から半導体基板19を張り合わせ、熱処理により密着させる。
【0024】
図7(g)では、いま張り合わせた半導体基板19を上にして、その上面から機械研磨とCMP等で研磨していき、第1の層間絶縁層11が表面に露出したとことで研磨を終了させる。これにより、第1の層間絶縁層11表面にトランジスタの能動領域10b,10cが埋め込まれたかたちで残される。
【0025】
図8(h)では、まず、能動領域10b,10cに対し、チャネル導電型に応じて不純物を打ち分けた後、メモリセル1側の能動領域10bに選択トランジスタ2のゲート電極となるワード線MLと、プレート線選択回路5側のトランジスタのゲート電極21とを、通常のフォトリソグラフィ技術とRIE等の異方性エッチングで形成する。これらの電極材料は、ポリシリコン膜である。次いで、これらの電極ML,21をマスクとして、全面にイオン注入で不純物をチャネル導電型に応じて打ち分けることによって、各能動領域10b,10cにソース領域22とドレイン領域23を形成する。
また、全面に酸化シリコン等の絶縁膜を成膜した後、同様な加工技術を用いて、ポリシリコンからなるビット線BLを、メモリセル1の選択トランジスタ2のソース領域22に接続させたかたちで形成する。
そして、全面に酸化シリコン等からなる第1の層間絶縁層11再び成膜し、その上面を平坦化する。
【0026】
その後は、先に説明した図4の工程と同様な方法によって、第2の強誘電体キャパシタCを形成し(図9(i))、これとプレート線選択回路5とを接続する第2のプレート線PLを形成する(図2)。
その後は、保護膜の形成およびパッド窓明け等を経て、当該強誘電体メモリを完成させることができる。
【0027】
最後に、図1(b)に例示したプレート線選択回路5の具体的な構成と、動作について説明する。なお、メモリセルへのデータ書込とデータ読出動作は、基本的に通常の場合と変わらないことから、ここでの動作説明は、プレート線の選択的な切換えについて行なう。
【0028】
図中符号TG,TGは、トランスファーゲートを示している。トランスファーゲートTGは、プレート電圧供給線PLとプレート線PLとの間に接続されている。また,トランスファーゲートTGは、プレート電圧供給線PLとプレート線PLとの間に接続されている。各トランスファーゲートTG,TGは、ソース同士およびドレイン同士を相互接続させたPチャネルMOSFET(PMOS30)と、NチャネルMOSFET(NMOS31)とから構成されている。
【0029】
一方、符号AND,ANDは、ANDゲートを示している。AND,ANDの一方の入力には、ワード線WLが接続されている。AND の他方の入力には、プレート線選択信号APO が入力される。これに対し、ANDの他方の入力には、プレート線選択信号APO の反転信号/APOが入力される。
AND の出力は、トランスファゲートTGを構成するNMOS31のゲートに接続されるとともに、インバータINVを介して、トランスファゲートTGを構成するPMOS30のゲートに接続されている。
同様に、ANDの出力は、トランスファゲートTGのNMOS31のゲートと、インバータINVを介してトランスファゲートTGのPMOS30のゲートに接続されている。
【0030】
図1(a)の強誘電体キャパシタCが選択され、ワード線WLが励起されると、このような構成のプレート線選択回路5にプレート線選択信号APO が入力される。
このプレート線選択回路5はハイアクティブとすれば、AND の出力が“high(H)”となり、トランスファゲートTGを構成するNMOS31およびPMOS30がともに導通して、プレート線PLをプレート電圧供給線PLに接続する。
一方、ANDの出力は、“low(L)”のままで、非選択の強誘電体キャパシタCのプレート線PLには、プレート電圧が供給されない。
【0031】
これとは逆に、強誘電体キャパシタCが選択され、ワード線WLが励起されると、プレート線選択信号APO は入力されず、その反転信号/APOが入力される。このため、AND の出力は“L”、ANDの出力が“H”となり、トランスファゲートTGが遮断しトランスファゲートTGが導通する。したがって、プレート電圧供給線PLに接続されるプレート線がPLからPLに切り替えられる。
【0032】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明に係わる強誘電体キャパシタを有する半導体記憶装置によれば、1つの選択トランジスタと複数の強誘電体キャパシタで1メモリセルを構成させ、1メモリセルに複数ビットのデータを記憶させることができる。この際、三次元的に複数の強誘電体キャパシタを配置させることでメモリセルの占有面積の増大を極力抑制することができる。
また、SOI型の素子分離構造を採用することで、選択トランジスタの高速化および低消費電力化が図れるほか、2つの強誘電体キャパシタのプレート電極に接続されている2つのプレート線間で電気的干渉が小さく、当該強誘電体キャパシタの安定動作が確保される。
【0033】
よって、本発明により、セル面積を増大させることなく、単位面積当たりのメモリ容量を大幅に向上させることができる新たなセル構造を提案し、これを用いた大容量で高性能な強誘電体メモリ素子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は、本発明の実施形態にかかる強誘電体記憶装置のメモリセル構成例を示す等価回路図である。図1(b)は、プレート線選択回路の構成例を示す回路図である。
【図2】図2は、図1のメモリセルおよびプレート線選択回路と、このメモリセルに隣接し、ビット線を共有する他のメモリセルの概略断面図である。
【図3】図3は、図1および図2に示す強誘電体メモリの各製造過程を示す概略断面図であり、記憶ノード電極形成用コンタクト孔の開口工程までを示す。
【図4】図4は、図3に続く概略断面図であり、最初の強誘電体キャパシタの形成工程までを示す。
【図5】図5は、図4に続く概略断面図であり、プレート線の形成工程までを示す。
【図6】図6は、図5に続く概略断面図であり、半導体基板の張り合せ工程までを示す。
【図7】図7は、図6に続く概略断面図であり、シリコン基板を研磨することによるトランジスタ能動領域の形成工程までを示す。
【図8】図8は、図7に続く概略断面図であり、トランジスタ、ビット線およびワード線の形成工程までを示す。
【図9】図9は、図8に続く概略断面図であり、2つ目の強誘電体キャパシタの形成工程までを示す。
【符号の説明】
1…メモリセル、2…選択トランジスタ、3…記憶ノード電極、4…プレート電極、5…プレート線選択回路、10…シリコン基板、10a…素子分離用の溝、10b,10c…トランジスタの能動領域、11…第1の層間絶縁層、12…エッチングストッパ膜、13…犠牲層、14…コンタクト孔、15…強誘電体膜、16…第2の層間絶縁層、17…接続プラグ、18…第3の層間絶縁層、19…半導体基板、20…接着層、21…ゲート電極、22…ソース領域、23…ドレイン領域、30…トランスファゲートを構成するPMOS、31…トランスファゲートを構成するNMOS、C,C…2つの強誘電体キャパシタ、BL…ビット線、WL…ワード線、PL…プレート電圧供給線、PL,PL…プレート線、TG,TG…トランスファーゲート、AND,AND…ANDゲート、INV,INV…インバータ、APO …プレート線選択信号、/APO…プレート線選択信号の反転信号。

Claims (5)

  1. 一対のビット線の一方にソースまたはドレインの何れか一方が接続されている選択トランジスタと、
    当該選択トランジスタのソースまたはドレインの他方側に、記憶ノード電極を並列に接続させ、それぞれが異なる記憶データを蓄積できる複数の強誘電体キャパシタと、によりメモリセルが構成され、
    当該複数の強誘電体キャパシタのプレート電極に接続され、ワード線が励起されることを条件に、入力されるプレート線選択信号に応じて、複数の強誘電体キャパシタの何れかのプレート電極をプレート電圧供給線に選択的に接続させるプレート線選択回路を有する
    強誘電体キャパシタを有する半導体記憶装置。
  2. 前記複数の強誘電体キャパシタは、前記選択トランジスタを挟んで半導体基板面に垂直な方向に互いに離間して配置されている
    請求項1に記載の強誘電体キャパシタを有する半導体記憶装置。
  3. 前記選択トランジスタおよび前記複数の強誘電体キャパシタは、半導体基板上の厚い絶縁層内に埋め込まれたかたちで配置されている
    請求項2に記載の強誘電体キャパシタを有する半導体記憶装置。
  4. 前記強誘電体キャパシタは、メモリセル内に一対設けられ、
    前記プレート線選択回路は、
    前記ワード線が第1の入力端子に接続され、前記プレート線選択信号が第2の入力端子に接続されるANDゲートと、
    前記2つの強誘電体キャパシタの一方のプレート電極と前記プレート電圧供給線との間に接続され、ゲートに前記ANDゲートの出力が接続されている第1の制御ゲートと、
    他方のプレート電極と前記プレート電圧供給線との間に接続され、ゲートに前記ANDゲートの出力がインバータを介して接続され、前記第1の制御ゲートに対し反転動作する第2の制御ゲートと、を有する
    請求項1に記載の強誘電体キャパシタを有する半導体記憶装置。
  5. 前記ANDゲートは、それぞれ前記第1の入力端子と前記第2の入力端子とを有する第1のANDゲートと第2のANDゲートから構成され、
    当該第1のANDゲートは、その第2の入力端子に前記プレート線選択信号が入力され、その出力が前記第1の制御ゲートを構成するトランジスタのゲートに接続され、
    前記第2のANDゲートは、その第2の入力端子に前記プレート線選択信号の反転信号が入力され、その出力が前記第2の制御ゲートを構成するトランジスタのゲートに前記インバータを介して接続され、
    前記第1の制御ゲートを構成するトランジスタは、第1のANDゲートの出力がインバータを介してゲートに接続されている逆導電型のトランジスタとともに、第1のトランスミッションゲートを構成し、
    前記第2の制御ゲートを構成するトランジスタは、第2のANDゲートの出力がゲートに接続されている逆導電型のトランジスタとともに、第2のトランスミッションゲートを構成している
    請求項4に記載の強誘電体キャパシタを有する半導体記憶装置。
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