JP3622912B2 - コネクタ係止装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばDVDなどのディスクプレーヤに配置したプリント基板にソケットを用いることなくコネクタを安価且つ簡単な構造で確実に係止することができるようにしたコネクタ係止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、コネクタ係止装置の技術として実開平6−60081号公報などに記載したものがあり、その一例を図9に基づいて説明すると、これは、DVDなどのディスクプレーヤのプリント基板1に設けたジッタ検査用テストポイント(基板側端子)2を取り囲むようにしてソケット3が設けられ、ジッタ検査機器(図示せず)から延びるコード4の先端に取り付けたコネクタ5にコネクタ側端子6が設けられたものであって、ジッタ検査時には、ソケット3にコネクタ5を嵌合することにより、コネクタ側端子6をテストポイント2に当接させ、ジッタ検査後、コネクタ5をソケット3から引き抜く。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の構成では、ソケット3がジッタ検査のためにだけ用いられ、それ以外では不要な部品であり、また、ソケット3がディスクプレーヤの数だけ必要であって、そのディスクプレーヤの出荷台数が増加すると、それに比例してソケット3も多数必要となるため、コストアップになっている。
【0004】
本発明は、上記従来の欠点に鑑み、ソケットを用いることなくコネクタをプリント基板に係止するようにしたコネクタ係止装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ディスクプレーヤのプリント基板に設けたソケットにコネクタを嵌合することにより、プリント基板上のジッタ検査用テストポイントにコネクタ側端子を当接させるようにしたコネクタ係止装置において、前記コネクタが、コネクタ本体と、該コネクタ本体内に一定範囲内出退可能に挿入されたスライダとを有し、該スライダを突出方向に付勢する押圧ばねが設けられ、前記スライダにコネクタ側端子が設けられ、前記コネクタ本体に左右一対のコネクタピンが設けられ、前記ソケットに代えて一対の係止孔が各コネクタピンに対向してプリント基板に貫設され、前記各コネクタピンの先端部に係止片が出没可能に枢着されると共に、該各係止片を連動部材を介して操作するための操作レバーが各コネクタピンの基端部に一定角度内往復回動可能に枢着され、前記各操作レバーに係合して該各操作レバーをロック位置またはロック解除位置に停止させるための押しつけばねが設けられており、各コネクタピンを各係止孔に挿通した後、各操作レバーをロック解除位置からロック位置に変位させることにより連動部材を介して各係止片をコネクタピンの側方に突出させて係止孔の裏面側周縁部に係合させ、前記押圧ばねによりスライダを介してコネクタ側端子をテストポイントに弾性的に当接させるようにしたことを特徴としている。
【0006】
上記構成によれば、各コネクタピンを各係止孔に挿通した後、各操作レバーをロック解除位置からロック位置に変位させるだけで、各係止片を係止孔の裏面側周縁部に係合させて、コネクタをプリント基板に係止することができると共に、前記操作レバーをロック解除位置に変位させるだけで、コネクタをプリント基板から簡単に離脱させることができ、そのコネクタの係脱操作に従来用いていたソケットが不要であるから、その不要となった分だけ構造が簡単になり製作費が安くつく。
【0007】
ここで、ソケットを省略した分だけコネクタの構造が複雑になるが、ソケットがジッタ検査のためにだけ用いられ、それ以外では不要な部品であり、ディスクプレーヤの数だけ多数必要であるのに対して、コネクタは、ジッタ検査に繰り返し使用され、ジッタ検査機器にから延びるコードの先端に1つ取り付けられているだけであるから、コネクタの構造が複雑になることによるコストアップに比べてソケットを省略することによるコストダウンの効果の方が大きく、経済的である。
【0008】
また、プリント基板にコネクタを係止してコネクタ側端子をテストポイントに押しつけると、スライダがコネクタ本体内に後退されて押圧ばねが圧縮され、その圧縮により生じた押圧力によりコネクタ側端子がテストポイントに弾性的に当接されるので、そのコネクタ側端子とテストポイントとを確実に導通させることができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、プリント基板にコネクタを係止することにより、コネクタ側端子を基板側端子に当接させるようにしたコネクタ係止装置において、先端部に係止片を設けた左右一対のコネクタピンが前記コネクタに突設され、該各コネクタピンに対向してプリント基板に一対の係止孔が貫設され、前記各係止片が各コネクタピンの先端部に出没可能に枢着されると共に、該各係止片を連動部材を介して操作するための操作レバーが各コネクタピンの基端部に一定角度内往復回動可能に枢着され、前記各操作レバーに係合して該各操作レバーをロック位置またはロック解除位置に停止させるための押しつけばねを有しており、前記各コネクタピンを各係止孔に挿通した後、各操作レバーをロック解除位置からロック位置に変位させることにより連動部材を介して各係止片をコネクタピンの側方に突出させて係止孔の裏面側周縁部に係合させ、前記基板側端子をコネクタ側端子に当接させるようにしたことを特徴としている。
【0010】
上記構成によれば、各コネクタピンを各係止孔に挿通した後、各操作レバーをロック解除位置からロック位置に変位させるだけで、各係止片を係止孔の裏面側周縁部に係合させて、コネクタをプリント基板に係止することができると共に、前記操作レバーをロック解除位置に変位させるだけで、コネクタをプリント基板から簡単に離脱させることができ、そのコネクタの係脱操作に従来用いていたソケットが不要であるから、その不要となった分だけ構造が簡単になり製作費が安くつく。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1及び図2は本発明の第1の参考例であるコネクタ係止装置を示すものであって、ジッタ検査機器(図示せず)から延びるコード4の先端に取り付けたコネクタ5の基板対向面に、コネクタ側端子6を間に挟んで左右一対のコネクタピン8が突設され、該各コネクタピン8の先端部外周面に略直角三角形状係止片9が互いに逆向きに設けられ、該各コネクタピン8に対向してプリント基板1に一対の係止孔10が貫設されている。
【0012】
上記構成において、ジッタ検査時には、コネクタ5を把持して各コネクタピン8を各係止孔10に挿通すればよい。これにより、各係止片9が各係止孔10に強制的に押し込まれ、その各係止片9の水平状上面を各係止孔10の裏面側周縁部に係合させることにより、コネクタ側端子6がテストポイント2に当接される(図2実線参照)。ジッタ検査後は、コネクタ5を把持して引っ張ることにより、各コネクタピン8を係止孔10から引き抜けばよい。
【0013】
上記構成によれば、コネクタ5の係脱操作に従来用いていたソケット3(図9参照)が不要であるから、その不要となった分だけ構造が簡単になり製作費が安くつく。
【0014】
ここで、ソケット3を省略した分だけコネクタ5の構造が複雑になるが、ソケット3がジッタ検査のためにだけ用いられ、それ以外では不要な部品であり、ディスクプレーヤの数だけ多数必要であるのに対して、コネクタ5は、ジッタ検査に繰り返し使用され、ジッタ検査機器にから延びるコード4の先端に1つ取り付けられているだけであるから、コネクタ5の構造が複雑になることによるコストアップに比べてソケット3を省略することによるコストダウンの効果の方が大きく、経済的である。
【0015】
図3は本発明の第2の参考例を示すものであって、テストポイント2が略コ字状に形成され、その両端部2aがプリント基板1を貫通してプリント配線に半田付け12され、その中央部2bに凸状弯曲部13を形成することにより、該中央部2bが弾性変形可能に形成されている。上記以外の構成は図1及び図2に示す構成とほぼ同一であるから、同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0016】
上記構成によれば、プリント基板1にコネクタ5を係止してコネクタ側端子6をテストポイント2に押しつけると、そのテストポイント2が弾性変形されてコネクタ側端子6に押しつけられるので、その両端子2,6どうしを確実に導通させることができる。
【0017】
図4は本発明の実施の一形態の要部を示すものであって、コネクタ5が、左右一対のコネクタピン8を突設したコネクタ本体5aと、該コネクタ本体5aの凹部14内に挿入されたスライダ5bとを有し、該スライダ5bの後端部に設けた突起部15を凹部14の内側面に形成したスリット16に嵌入させることにより、スライダ5bが矢印a,b方向に一定範囲内出退可能に形成され、該スライダ5bと凹部14の底面との間にそのスライダ5bを突出方向aに付勢する押圧ばね17が設けられている。上記以外の構成は図1及び図2に示す構成とほぼ同一であるから、同一部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0018】
上記構成によれば、プリント基板1にコネクタ本体5aを係止してコネクタ側端子6をテストポイント2に押しつけると、スライダ5bがコネクタ本体5a内に後退bされて押圧ばね17を圧縮し、その押圧ばね17の圧縮により生じた押圧力によりコネクタ側端子6がテストポイント2に弾性的に押しつけられるので、その両端子2,6どうしを確実に導通させることができる。
【0019】
図5は本発明の第3の参考例であるコネクタ係止装置を示すものであって、図1及び図2に示すコネクタ5を基本形態とし、そのコネクタ5に設けた各コネクタピン8がその軸心O回りで回転可能に形成され、該各コネクタピン8の基端部を略直角に折曲して操作部19が形成され、各コネクタピン8の先端部に設けた各係止片9に対向して各係止孔10に凹溝20が一体形成されている。
【0020】
上記構成によれば、図5(a)に示す状態から、各コネクタピン8を各係止孔10に挿通すると共に、各係止片9を各凹溝20に挿通した後〔図5(b)(c)参照〕、操作部19を把持して各コネクタピン8を所定角度回転させるだけで、図5(d)に示すように、各係止片9を各係止孔10の裏面側周縁部に係合させて、コネクタ5をプリント基板1に係止することができる。また、その逆の手順でコネクタ5をプリント基板1から簡単に離脱させることができ、そのコネクタ5の係脱操作に従来用いていたソケット3(図9参照)が不要であるから、その不要となった分だけ構造が簡単になり製作費が安くつく。
【0021】
図6から図8は本発明の実施の一形態であるコネクタ係止装置を示すものであって、図1及び図2に示すコネクタ5を基本形態とし、そのコネクタ5に固着した各コネクタピン8が有底円筒状に形成され、該各コネクタピン8内の先端部に係止片9が枢着軸22を介して回動可能に枢着されると共に、該各係止片9に対向して各コネクタピン8の先端部外周面に開口部23が開設され、前記各係止片9の前端部9aを重くすることにより、該各係止片9が通常は起立してコネクタピン8内に没入されている(図7実線参照)。また、前記各コネクタピン8の基端部に一体形成したボックス24内に操作レバー25が枢着軸26を介して一定角度内往復回動可能に形成されると共に、該操作レバー25の先端部がボックス24の開口部24bを通って外方に突出され、操作レバー25の基端部とボックス24のフック24aとの間に張設されてその操作レバー25をロック位置Aまたはロック解除位置Bに停止させるための押しつけばね27が設けられ、前記各コネクタピン8内に移動可能に挿入されて前記各係止片9の後端部9bに対向するプランジャ28aと該プランジャ28aを操作レバー25に連結ピン29を介して連結するロッド28bとからなる連結部材28が設けられている。
【0022】
上記構成によれば、図6及び図7に示す状態から、各コネクタピン8を各係止孔10に挿通した後、各操作レバー25を押し下げてロック解除位置Bからロック位置Aに変位させるだけで、連結部材28のプランジャ28aにより各係止片9の後端部9bが押し下げられることにより、該各係止片9の先端部9aが開口部23を通って各コネクタピン8の側方に突出されて各係止孔10の裏面側周縁部に係合され(図8参照)、コネクタ5をプリント基板1に係止することができる。また、前記操作レバー25をロック解除位置Bに変位させるだけで、コネクタ5をプリント基板1から簡単に離脱させることができ、そのコネクタ5の係脱操作に従来用いていたソケット3が不要であるから、その不要となった分だけ構造が簡単になり製作費が安くつく。
【0023】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、各コネクタピンを各係止孔に挿通した後、各操作レバーをロック解除位置からロック位置に変位させるだけで、各係止片を係止孔の裏面側周縁部に係合させて、コネクタをプリント基板に係止することができると共に、前記操作レバーをロック解除位置に変位させるだけで、コネクタをプリント基板から簡単に離脱させることができ、そのコネクタの係脱操作に従来用いていたソケットが不要であるから、その不要となった分だけ構造が簡単になり製作費が安くつく。
【0024】
ここで、ソケットを省略した分だけコネクタの構造が複雑になるが、ソケットがジッタ検査のためにだけ用いられ、それ以外では不要な部品であり、ディスクプレーヤの数だけ多数必要であるのに対して、コネクタは、ジッタ検査に繰り返し使用され、ジッタ検査機器にから延びるコードの先端に1つ取り付けられているだけであるから、コネクタの構造が複雑になることによるコストアップに比べてソケットを省略することによるコストダウンの効果の方が大きく、経済的である。
【0025】
また、プリント基板にコネクタを係止してコネクタ側端子をテストポイントに押しつけると、スライダがコネクタ本体内に後退されて押圧ばねが圧縮され、その圧縮により生じた押圧力によりコネクタ側端子がテストポイントに弾性的に当接されるので、そのコネクタ側端子とテストポイントとを確実に導通させることができる。
【0026】
請求項2に記載の発明にによれば、各コネクタピンを各係止孔に挿通した後、各操作レバーをロック解除位置からロック位置に変位させるだけで、各係止片を係止孔の裏面側周縁部に係合させて、コネクタをプリント基板に係止することができると共に、前記操作レバーをロック解除位置に変位させるだけで、コネクタをプリント基板から簡単に離脱させることができ、そのコネクタの係脱操作に従来用いていたソケットが不要であるから、その不要となった分だけ構造が簡単になり製作費が安くつく。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の参考例であるコネクタ係止装置を示す斜視図である。
【図2】同一部切欠き正面図である。
【図3】本発明の第2の参考例を示す一部切欠き拡大側面図である。
【図4】本発明の実施の一形態の要部を示す拡大縦断面図である。
【図5】(a)は本発明の第3の参考例であるコネクタ係止装置を示す斜視図、(b)は同一部切欠き拡大正面図、(c)はC−C矢視図、(d)は要部の水平断面図である。
【図6】本発明の実施の一形態であるコネクタ係止装置を示す斜視図である。
【図7】同ロック解除状態の要部の拡大縦断面図である。
【図8】同ロック状態の要部の拡大縦断面図である。
【図9】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 プリント基板
2 テストポイント(基板側端子)
3 ソケット
5 コネクタ
5a コネクタ本体
5b スライダ
6 コネクタ側端子
8 コネクタピン
9 係止片
10 係止孔
17 押圧ばね
20 凹溝
25 操作レバー
27 押しつけばね
28 連結部材
O コネクタピンの軸心
A ロック位置
B ロック解除位置
Claims (2)
- ディスクプレーヤのプリント基板に設けたソケットにコネクタを嵌合することにより、プリント基板上のジッタ検査用テストポイントにコネクタ側端子を当接させるようにしたコネクタ係止装置において、前記コネクタが、コネクタ本体と、該コネクタ本体内に一定範囲内出退可能に挿入されたスライダとを有し、該スライダを突出方向に付勢する押圧ばねが設けられ、前記スライダにコネクタ側端子が設けられ、前記コネクタ本体に左右一対のコネクタピンが設けられ、前記ソケットに代えて一対の係止孔が各コネクタピンに対向してプリント基板に貫設され、前記各コネクタピンの先端部に係止片が出没可能に枢着されると共に、該各係止片を連動部材を介して操作するための操作レバーが各コネクタピンの基端部に一定角度内往復回動可能に枢着され、前記各操作レバーに係合して該各操作レバーをロック位置またはロック解除位置に停止させるための押しつけばねが設けられており、各コネクタピンを各係止孔に挿通した後、各操作レバーをロック解除位置からロック位置に変位させることにより連動部材を介して各係止片をコネクタピンの側方に突出させて係止孔の裏面側周縁部に係合させ、前記押圧ばねによりスライダを介してコネクタ側端子をテストポイントに弾性的に当接させるようにしたことを特徴とするコネクタ係止装置。
- プリント基板にコネクタを係止することにより、コネクタ側端子を基板側端子に当接させるようにしたコネクタ係止装置において、先端部に係止片を設けた左右一対のコネクタピンが前記コネクタに突設され、該各コネクタピンに対向してプリント基板に一対の係止孔が貫設され、前記各係止片が各コネクタピンの先端部に出没可能に枢着されると共に、該各係止片を連動部材を介して操作するための操作レバーが各コネクタピンの基端部に一定角度内往復回動可能に枢着され、前記各操作レバーに係合して該各操作レバーをロック位置またはロック解除位置に停止させるための押しつけばねを有しており、前記各コネクタピンを各係止孔に挿通した後、各操作レバーをロック解除位置からロック位置に変位させることにより連動部材を介して各係止片をコネクタピンの側方に突出させて係止孔の裏面側周縁部に係合させ、前記基板側端子をコネクタ側端子に当接させるようにしたことを特徴とするコネクタ係止装置。
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