JP3623219B2 - データ受信回路 - Google Patents
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Description
本発明は、超高速データ転送速度でシリアル入力データストリームを受信するためのデータ受信回路に関する。
【0002】
DE・689・19・211・T2には、シリアルデータ用の受信器が記載されている。この受信器には、シフトレジスタが含まれており、このシフトレジスタにデータ・ビット・ストリームのサンプルが読込まれる。サンプル点は、わずかにデータビット周期の半分だけで互いに分離されている。デコーダによって、シフトレジスタに含まれるサンプルが評価される。
【0003】
DE・195・29・690・A1には、マイクロコンピュータが記載されている。このマイクロコンピュータには、データ出力用のシリアル入出力回路が含まれており、パラレルデータはシリアルデータに変換され、また、シリアル入力データは、パラレルデータに変換される。このマイクロコンピュータには、転送クロック信号をシリアル入出力回路に印加するためのクロック信号供給装置付き内臓型シリアル入出力回路が含まれている。また、このマイクロコンピュータには、外部回路からの信号に基づきクロック供給装置を初期化するための初期設定装置が含まれている。
【0004】
DE・690・25・510・T2には、非同期式高速データインタフェースが記載されている。非同期式インタフェースは、第1クロックによって同期した状態で転送されるシリアル・データ・フレームを処理するために用いられ、このインタフェースには、第1クロックを用いたデータのシリアル直並列変換用に設けた装置が含まれている。また、このインタフェースには、データバッファと、このデータバッファ及び直並列変換済みデータの埋め込み用に設けた装置とが含まれている。更に、この非同期式インタフェースには、第1クロックに対して非同期である第2クロックに同期して、バッファからのデータを処理するための装置も含まれており、第2装置は、第1装置が埋め込み動作を完了する前に、この処理動作を開始する。
【0005】
転送速度が高速になるにつれて、データすなわち情報は、転送チャネルを介して次第に短い時間で転送される。しかしながら、データ転送速度が高速である程、その高速のデータ転送速度で受信される入力データストリームを受信するためのデータ受信回路に対しては回路の複雑さが増大する。超高速データ転送速度でシリアル入力データストリームを受信し得る従来のデータ受信回路もまた、その回路の複雑さのために消費電力が大きい。
【0006】
従って、本発明の目的は、回路が複雑でなく、高速のデータ転送速度でシリアル入力データストリームを受信するためのデータ受信回路を提供することである。
【0007】
本発明は、この目的を、特許の請求項1に規定する特徴を有するデータ受信回路によって達成する。
本発明によるデータ受信回路における他の有利な改善点は、従属請求項に規定する。
【0008】
本発明は、高速のデータ転送速度でシリアル入力データストリームを受信するためのデータ受信回路を提供する。このデータ受信回路には、以下の要素が含まれる。すなわち、
シリアル入力データストリームを低速のデータ転送速度で複数の個別データストリームに分離するためのデータストリーム分離回路と、
基準クロック信号を生成するための基準クロック信号生成回路であって、基準クロック信号のクロック周波数が個別データストリームのデータ転送速度に対応する前記基準クロック信号生成回路と、
複数の直列接続された遅延要素から構成された遅延素子系列を有する遅延回路であって、遅延素子系列における第1遅延要素は、生成された基準クロック信号を受信し、各遅延要素は、遅延回路における信号出力部を介して、遅延された基準クロック信号を出力する前記遅延回路と、
(d)複数のレジスタバンクを含む非同期的にクロック制御された第1レジスタアレイであって、第1レジスタアレイにおける各レジスタバンクは、対応する個別データストリームによって非同期的にクロック制御され、また、個別データストリームでの信号変化をバッファに記憶するために、遅延された基準クロック信号を遅延素子系列から読み込む前記第1レジスタアレイと、
複数のレジスタバンクを含む同期的にクロック制御された第2レジスタアレイであって、第2レジスタアレイにおける各レジスタバンクは、基準クロック信号によって同期的にクロック制御され、また、第1レジスタアレイの対応するレジスタバンクのレジスタ内容を読み込んでバッファに記憶する前記第2レジスタアレイと、
シリアル入力データストリームを再構成するために、第2レジスタアレイにおいてバッファに記憶されたレジスタ内容を評価する同期的にクロック制御された論理回路と、
が含まれる。
【0009】
本発明によるデータ受信回路における1つの利点は、データストリーム分離回路の入力容量が極めて小さく、従って、本発明によるデータ受信回路は、超高データ周波数の入力信号を受信し得ることである。このことは、一例として、10ギガビット/秒等の超高速データ転送速度でシリアル入力データストリームを受信することが可能なことを意味する。
【0010】
本発明によるデータ受信回路の他の利点は、遅延回路において遅延素子系列を介してルーティングされるのが、従来の受信器構成でのように、受信された高周波入力信号ではなく、むしろ、比較的低周波の基準クロック信号であり、このことによって、データ受信回路において、“パターン雑音”による干渉が大幅に低減されるということである。パターン雑音干渉によって、受信された変則的なデータ信号は、それ自体と干渉する。遅延素子系列に印加される基準クロック信号は、規則的で比較的低周波の信号であるため、パターン雑音は、本発明によるデータ受信回路では起こり得ない。
【0011】
本発明によるデータ受信回路の他の利点は、データ受信回路の回路構成の設計に、類似したモジュールが含まれるモジュラ方式を採用でき、従って、回路配線の観点から、実装及び一体化が容易なことである。
【0012】
本発明によるデータ受信回路の他の利点は、シリアル入力データストリームを再構成するための同期的にクロック制御された論理回路を、自動合成(VHDL)で実現でき、こうして開発の複雑さをほとんど伴わずに他の技術に容易に確実に移行し得ることである。
【0013】
本発明によるデータ受信回路における1つの好適な実施形態において、非同期的にクロック制御された第1レジスタアレイの各レジスタバンクは、対応する個別データストリームの立ち上がり信号端をバッファに記憶するための第1レジスタと、対応する個別データストリームの立ち下がり信号端をバッファに記憶するための第2レジスタと、を有する。
【0014】
本発明によるデータ受信回路における1つの好適な実施形態において、同期的にクロック制御された第2レジスタアレイの各レジスタバンクは、基準クロック信号の立ち上がり信号端において第1レジスタアレイ内にある対応するレジスタバンクにおける2つのレジスタのレジスタ内容を読み込む2つのレジスタを有する。
【0015】
第1レジスタアレイ及び第2レジスタアレイにおけるレジスタは、複数のエッジトリガD型フリップフロップを含むことが好ましい。
第1レジスタアレイ及び第2レジスタアレイにおけるレジスタのエッジトリガD型フリップフロップの数は、遅延素子系列における直列接続の遅延要素の数に等しいことが好ましい。
【0016】
非同期的にクロック制御された第1レジスタアレイ内にある全てのレジスタバンクにおける第1レジスタのD型フリップフロップのクロック入力部は、データストリーム分離回路によって出力された個別データストリームを受信することが好ましい。
【0017】
非同期的にクロック制御された第1レジスタアレイ内にある全てのレジスタバンクにおける第2レジスタのD型フリップフロップのクロック入力部は、データストリーム分離回路によって出力された個別データストリームを反転した形態で受信することが好ましい。
【0018】
非同期的にクロック制御された第1レジスタアレイにあるレジスタバンクにおける第1レジスタと第2レジスタのD型フリップフロップのデータ入力部は、遅延回路の対応する信号出力部に接続されていることが好ましい。
【0019】
同期的にクロック制御された第2レジスタアレイ内にある全てのレジスタバンクにおけるレジスタのD型フリップフロップのクロック入力部は、生成された基準クロック信号を受信することが好ましい。
【0020】
同期的にクロック制御された第2レジスタアレイにおけるレジスタバンクにある第1レジスタのD型フリップフロップのデータ入力部は、非同期的にクロック制御された第1レジスタアレイにおける対応するレジスタバンクにある第1レジスタのD型フリップフロップのデータ出力部に接続されていることが好ましい。
【0021】
同期的にクロック制御された第2レジスタアレイにおけるレジスタバンクにある第2レジスタのD型フリップフロップのデータ入力部は、非同期的にクロック制御された第1レジスタアレイにおける対応するレジスタバンクにある第2レジスタのD型フリップフロップのデータ出力に接続されていることが好ましい。
【0022】
同期的にクロック制御された第2レジスタアレイにおけるレジスタバンクのD型フリップフロップのデータ出力部は、同期的にクロック制御された論理回路に接続されていることが好ましい。
【0023】
本発明によるデータ受信回路における1つの特に好適な実施形態において、データストリーム分離回路は、複数の分離段においてカスケード状に接続された複数のデータストリーム分離回路要素を含み、シリアル入力データストリームのデータ転送速度は分離段毎に半減される。
【0024】
個別データストリームの数は、分離段の数がkである場合、2kであることが好ましい。
本発明によるデータ受信回路における1つの好適な実施形態において、遅延素子系列は、信号伝播時間が調整可能な複数の直列接続のインバータを含む。
【0025】
この場合、直列接続の遅延要素の数は、基準クロック信号のクロック周期と遅延要素の信号伝播時間との間の比に等しいことが好ましい。
遅延要素の信号伝播時間は、シリアル入力データストリームの受信データビットの期間以下であることが好ましい。
【0026】
遅延要素の信号伝播時間は、シリアル入力データストリームにおける受信データビット期間の4分の1であることが好ましい。
本発明によるデータ受信回路における基準クロック信号生成回路は、個別データストリームのデータ転送速度に対応する低周波数で発振する低周波発振器を有することが好ましい。
【0027】
1つの代替実施形態において、基準クロック信号生成回路は、高周波数で発振する高周波発振器と、個別データストリームのデータ転送速度に対応してこの高周波数を低周波数に分割する周波数分割器とを有する。
【0028】
発振器は、電圧制御式発振器であることが好ましい。
基準クロック生成回路によって生成される基準クロック信号は、シリアル入力データストリームに対して一定の位相差を有することが好ましい。
本発明によるデータ受信回路の1つの好適な実施形態において、基準クロック信号生成回路は、基準クロック信号とシリアル入力データストリームとの間の位相差を計算してデジタル位相差信号を出力する位相差計算ユニットを有している。
【0029】
この場合、デジタル位相差信号は、信号安定化のためにデジタルフィルタによってフィルタ処理されることが好ましい。
フィルタ処理されたデジタル位相差信号は、デジタル/アナログ変換器によって、基準信号生成回路において電圧制御式発振器用のアナログ発振器制御電圧に変換することが好ましく、ここで、電圧制御式発振器は、基準クロック信号とシリアル入力データストリームとの間における位相差を最小限に抑えるために、印加された発振器制御電圧に基づき、変更された周波数で発振する。
【0030】
本発明によるデータ受信回路における1つの特に好適な実施形態において、論理回路は、遅延要素の信号出力部から出力される遅延された基準クロック信号を温度計により符号化するための温度計符号化回路を有する。
【0031】
論理回路はシリアル入力データストリームを再構成するために、カスケード状に第2レジスタアレイにあるレジスタのレジスタ内容に対して排他的論理和演算を行うことが好ましい。
【0032】
本発明によるデータ受信回路における遅延回路は、遅延素子系列における最終遅延要素からの遅延された基準クロック信号と、遅延素子系列における第1遅延要素への入力信号用基準信号との間で位相結合を行うことが好ましい。
【0033】
この場合、遅延回路は位相検出器を有し、この位相検出器の第1信号入力部は第1遅延要素の信号出力部に接続され、この位相検出器の第2信号入力部は最終遅延要素の信号出力部に接続され、また、この位相検出器において遅延素子系列を制御するための制御信号を出力する出力部にはデジタルフィルタが接続されていることが好ましい。
【0034】
本発明によるデータ受信回路における1つの特に好適な実施形態において、データストリーム分離回路は、4つの分離段においてカスケード状に接続されたデータストリーム分離回路要素を有し、ここで、遅延素子系列には、64個の遅延要素が含まれており、第1レジスタアレイと第2レジスタアレイは各々16個のレジスタバンクを含み、各レジスタバンクは、各々64個のD型フリップフロップを含む2つのレジスタを有している。
【0035】
1つの特に好適な実施形態において、1つの遅延要素の信号伝播時間は、約25ピコ秒である。
本発明によるデータ受信回路は、10ギガビット/秒のデータ転送速度でシリアルデータストリームを受信するために用いることが好ましい。
【0036】
本発明によるデータ受信回路の好適な実施形態は、本発明に対して基本的な特徴を説明するために、添付の図面を参照して以下において記述する。
図1から分かるように、本発明によるデータ受信回路は、一例として、10ギガバイト/秒の超高速データ転送速度でシリアル入力データストリームを受信するための信号入力部1を有する。受信されたシリアル入力データストリームは、回線2を介して、データストリーム分離回路の信号入力部3へ供給される。このデータストリーム分離回路は、低速のデータ転送速度で複数の個別データストリームにシリアル入力データストリームを分離し、個別データストリームは、信号出力部5−1、5−2乃至5−Nと、対応する信号回線6−1、6−2乃至6−Nとを介して、非同期的にクロック制御された下流の第1レジスタアレイ8の信号入力部7−1、7−2、7−Nへ出力される。
【0037】
シリアル入力データストリームを分離するためのデータストリーム分離回路4には、ドイツ特許申請No.100・61.768.9に詳述されているように、カスケード状に複数の分離段に接続されたデータストリーム分離回路構成要素が含まれる。この場合、各データストリーム分離回路要素には、特定のデータ転送速度でシリアル入力データストリームを受信するための信号入力部と、シリアル入力データストリームの立ち上がり信号端でオンし又データストリーム分離回路要素の第1信号出力部を介して、データ転送速度の半分の速度で第1シリアル出力データストリームを出力する第1エッジトリガ型フリップフロップと、シリアル入力データストリームの立ち下がり信号端でオンし又データストリーム分離回路要素の第2信号出力部を介して、データ転送速度の半分の速度で第2シリアル出力データストリームを出力する第2エッジトリガ型フリップフロップと、が含まれる。
【0038】
図1に示すデータストリーム分離回路4には、ツリー構造で接続された複数のデータストリーム分離回路要素が含まれる。この場合、データストリーム分離回路構成要素は、完全に異なる設計品である。データストリーム分離回路4は、データ信号入力部3すなわち1つの好適な実施形態における立ち下がり及び立ち上がり信号端で発生するイベントや信号変化を、受信されたシリアルデータストリームのデータ転送速度より16倍小さい低速データ転送速度で個別データストリームを出力する16個の信号出力部5−1乃至5−16に分散する。シリアル入力データストリームのデータ転送速度が10ギガバイト/秒である場合、例えば、データストリーム分離回路4は、各信号出力部5において、1.25ギガバイト/秒の低速データ転送速度で個別データストリームを出力する。この実施形態において、データストリーム分離回路4は、カスケード状に前後に接続された4つの分離段を有し、データ転送速度は、各分離段で半減される。この場合、信号変化又はイベントの最大標準は、4つの分離段を有するデータストリーム分離回路からデータストリーム分離回路4の各データ出力部5−1、5−Nにおいて、16個のものに低下する。
【0039】
個別データストリームは、非同期的にクロック制御された下流のレジスタアレイ8においてバッファに記憶される。非同期的にクロック制御された第1レジスタアレイは、遅延回路12において信号出力部11−1乃至11−Nから回線1−1乃至10−Nを介して、遅延された基準クロック信号を受信するためのクロック入力部9−1,9−Nを有する。
【0040】
また、図1に示すように、データ受信回路4は、基準クロック信号であって、そのクロック周波数が信号回線6−1乃至6−N上の個別データストリームのデータ転送速度に対応する前記基準クロック信号を生成するための基準クロック信号生成回路13を含む。基準クロック信号生成回路13は、生成された基準クロック信号をクロック信号回線14、15、16を介して遅延回路12と、同期的にクロック制御された第2レジスタアレイ17と、同期的にクロック制御された論理回路18と、に出力する。
【0041】
(データストリーム分離回路4の下流側で接続される)非同期的にクロック制御された第1レジスタアレイ8には、複数のレジスタバンクが含まれており、第1レジスタアレイ8における各レジスタバンクは、信号入力部7−1乃至7−Nに印加される対応した個別データストリームによってクロック制御され、個別データストリームの信号変化の時間をバッファに記憶するために、遅延回路12から信号回線10−1乃至10−Nを介して、遅延された基準クロック信号を読み込む。遅延回路12によって非同期的にクロック制御された第1レジスタアレイ8におけるレジスタバンクは、データ出力部19−1乃至19−N及びデータ回線20−1乃至20−Nを介して、同期的にクロック制御された第2レジスタアレイ17の信号入力部21−1乃至21−Nであって、同期的にクロック制御された第2レジスタアレイ17内の対応するレジスタバンクに接続された前記信号入力部21−1乃至21−Nに接続される。同期的にクロック制御された第2レジスタアレイ17の各レジスタバンクは、基準クロック信号生成回路13により生成された基準クロック信号によって同期的にクロック制御される。第1レジスタアレイ8においてデータ回線20を介して接続された対応するレジスタバンクのレジスタ内容は、読み込まれて第2レジスタアレイ17におけるレジスタバンクでバッファに記憶される。同期的にクロック制御された第2レジスタアレイ17は、データ回線23−1乃至23−Nを介して、下流の同期的にクロック制御された論理回路18のデータ入力部24−1乃至24−Nに接続されるデータ回線22−1乃至22−Nを有する。同期的にクロック制御された論理回路18は、本発明によるデータ受信回路のデータ入力部1において、シリアル入力データストリームを再構成するために第2レジスタアレイ17においてバッファに記憶されたレジスタ内容を評価し、再構成されたデータストリームを低速データ転送速度でデータ出力部25−1乃至25−Nを介して出力し、更にデータ処理を行う。
【0042】
図2は、本発明によるデータ受信回路の好適な実施形態の回路設計を詳細に示す。図2に示す例において、説明を簡単にするために、データストリーム分離回路4は、2つの分離段と4つの信号出力部5のみを有する。データストリーム分離回路4は、信号入力部1に印加される原シリアル入力データストリームにおけるデータ転送速度の4分の1の速度で4つの個別データストリームを出力する。非同期的にクロック制御された第1レジスタアレイ8は、複数のレジスタバンク26−1乃至26−4を含み、第1レジスタアレイ8の各レジスタバンク26は、回線6−1乃至6−4上の対応する個別データストリームにより非同期的にクロック制御される。個別データストリームにおける信号変化をバッファに記憶するために、第1レジスタアレイ8の各レジスタバンク26は、遅延回路11の信号出力部10−1乃至10−Mから、遅延された基準クロック信号を読み込む。遅延回路12は、複数の直列接続の遅延要素27−1乃至27−Mから構成された遅延素子系列27を含む。基準クロック信号生成回路13によって生成された基準クロック信号は、遅延素子系列27の第1遅延要素27−1に印加される。各遅延要素27−iは、非同期的にクロック制御された第1レジスタアレイ8に回線10−iを介して、遅延された基準クロック信号を出力する。この場合、遅延素子系列27における遅延要素27−iの数は、基準クロック信号のクロック周期Trefと遅延要素27−iの信号伝播時間との間の比に対応する。
【0043】
例えば、シリアル入力データストリームのデータ転送速度rEが10ギガバイト/秒の場合であって、且つ図2に示すように、データストリーム分離回路4が2つの分離段k=2で実現されている場合、データストリーム分離回路4上の2kの個別データストリームすなわち4つの個別データストリームは、非同期的にクロック制御された第1レジスタアレイ8に出力される。データストリーム分離回路4は、2つの分離段において、データ転送速度を4分の1にする。基準クロック信号生成回路13によって生成された基準クロック信号は、個別データストリームのデータ転送速度に対応するクロック周波数Trefを有する。すなわち、図2に示す例において、基準クロック信号生成回路13は、2.5ギガヘルツの基準クロックを生成する。遅延素子系列27の遅延要素27−iは、シリアル入力データストリームにおける受信データビットの期間以下である個々の信号伝播時間を各々有する。遅延要素27−iの信号伝播時間は、シリアル入力データストリームにおける受信データビットの期間の4分の1になるように選択することが好ましい。個別データストリーム用のデータ転送速度が2.5ギガバイト/秒の場合、基準クロック周期の期間は400ピコ秒である。遅延要素は、例えば、信号伝播時間又は遅延要素すなわちバッファの遅延が約25ピコ秒の状態で、CMOS技術を用いて製造されたインバータであることが好ましい。遅延要素の数Mは、図示した例の基準クロック信号Trefのクロック周期すなわち400ピコ秒と、用いた遅延要素の信号伝播時間すなわち25ピコ秒との比から計算される。図2に示す例において、直列接続の遅延要素の数は、M400ピコ秒/25ピコ秒=16である。図2に示す例においては、説明図を簡単にするために、8つの遅延要素のみを示す。
【0044】
遅延回路12は、最終遅延要素27−Mからの遅延された基準クロック信号と、第1遅延要素27−1の入力部に印加される基準クロック信号との間における位相結合を行う。遅延回路12は、DLL(遅延ロックループ)回路の形態であり、また、位相検出器28aを有し、位相検出器28aの第1入力部29は、最終遅延要素27−Mの信号出力部11−M用の回線30を介して接続されており、また、位相検出器28aの第2入力部31は、回線32を介して第1遅延要素27−1の信号入力部11−0に接続されている。位相検出器28は、回線34を介してループフィルタ36用の回線35に接続された出力部33を有する。ループフィルタ36は、遅延素子系列27の期間を制御するために、制御信号出力部37を用いて、回線38を介して、制御信号を遅延素子系列27に出力する。遅延素子系列27の遅延要素27−iは、回線38を介して起動される。遅延素子系列27には、何らかの時間遅延でそれぞれの入力信号をそれぞれの出力部に転送する一連のバッファすなわちインバータ回路が含まれる。この場合、個々のインバータの時間遅延は、前述の製造技術により許される程度に短く配分してある。120nmCMOS技術の場合、インバータ要素の最小遅延時間は、約25ピコ秒である。この場合、遅延要素の時間遅延は、シリアル入力データストリームにおけるビットの期間以下である。遅延要素27−iの時間遅延は、受信されたシリアル入力データストリームにおけるデータビットの期間未満であるため、受信されたシリアルデータストリームは、実効的に過剰サンプリングされ、このことによって、本発明によるデータ受信回路の誤り率は大幅に低減される。
【0045】
遅延素子系列27には、基準クロック信号生成回路13によって生成された基準クロック信号が供給され、この基準クロック信号の周波数は、個別データストリームの低速データ転送速度に対応する。
【0046】
遅延素子系列27は、ある程度、本発明によるデータ受信回路のクロックを代表する。基準クロック信号は、遅延素子系列27のM個の信号出力部に影響を与えない。基準クロック信号は、25ピコ秒毎に、遅延回路12の次の信号出力部11−i+1に進んでいる。基準クロック周期内のいずれかの瞬間において、遅延素子系列27の信号出力部11−iが、同期的にクロック制御された第1レジスタアレイ8のレジスタバンク26に全て読み込まれた場合、バッファに記憶されたデータから後で読み込み動作の厳密な時間を再構成することが可能である。
【0047】
図2に示す例において、非同期的にクロック制御されたレジスタアレイ8には、4つのレジスタバンク26−1乃至26−4が含まれており、各レジスタバンク26は、個別データストリームによって回線6−1乃至6−4を介して非同期的にクロック制御され、個別データストリームの信号変化をバッファに記憶するために、信号回線10―1乃至10−M上にある遅延された基準クロック信号を遅延素子系列27から読み込む。
【0048】
非同期的にクロック制御された第1レジスタアレイにおける各レジスタバンク26−1乃至26−4(図2に示す)には、対応する個別データストリームの立ち上がり信号端をバッファに記憶するための第1レジスタと、対応する個別データストリームの立ち下がり信号端をバッファに記憶するための第2レジスタと、が含まれる。この場合、各レジスタは、M個のD型フリップフロップから構成される。レジスタバンク26にある第1レジスタにおけるD型フリップフロップのクロック入力部すなわち左側の欄にあるD型フリップフロップは、反転無しで個別データストリームを受信し、一方、第2レジスタにおけるD型フリップフロップのクロック入力部すなわち右側の欄においては、反転した形態でデータストリームが受信される。従って、第1レジスタのD型フリップフロップは、個別データストリームの立ち上がり信号端でオンし、一方、第2レジスタのD型フリップフロップは、立ち下がり信号端でオンする。第1レジスタは、個別データストリームの立ち上がり信号端に反応し、対応するレジスタバンク26の第2レジスタは、立ち下がり信号端に反応する。データストリーム分離回路4の信号出力部5の1つにおいて信号変化があって、この信号変化がデータ受信回路の信号入力部1におけるシリアル入力データストリームの信号変化によって生じた場合、このイベントすなわち信号変化の時間は、遅延素子系列27の信号出力部11−iを読み込むことによって、明確に求められ又記録される。データストリーム分離回路4は、その信号出力部5の1つが低速データ転送クロック速度で2つ以上の信号変化すなわちイベントを生成し得ないことを保証することから、第1レジスタアレイ8における非同期的にクロック制御されたレジスタバンク26は、容易に同期化し得る。
【0049】
非同期的にクロック制御された第1レジスタアレイ8内にあるレジスタバンク26におけるD型フリップフロップのデータ出力部は、データバス20を介して、D型フリップフロップのデータ入力部と、同期的にクロック制御された第2レジスタアレイ17内にある対応するレジスタバンク28とに転送される。第2レジスタアレイ17内にあるレジスタバンク28の数は、第1レジスタアレイ8内にあるレジスタバンク26の数に対応する。レジスタバンク28内にあるD型フリップフロップの数は、レジスタバンク26内にあるD型フリップフロップの数に対応しており、従って、遅延素子系列27における遅延要素の数Mに対応する。第2レジスタアレイ17内にある各レジスタバンク28は、その一部として、2つのレジスタから構成される。第2レジスタアレイ17内にあるD型フリップフロップ全てのクロック入力部は、基準クロック信号生成回路13から基準クロック回線15を介して基準クロック信号でクロック制御される。基準クロック信号の立ち上がり信号端において、同期的にクロック制御されたレジスタアレイ17のレジスタは、データバス20を介して、第1レジスタアレイ8の対応するレジスタバンク26にあるその2つのレジスタのレジスタ内容を読み込む。同期的にクロック制御された第2レジスタアレイ17におけるレジスタバンク28にある第1レジスタのD型フリップフロップのデータ入力部は、第1レジスタにあるD型フリップフロップのデータ出力部と、非同期的にクロック制御された第1レジスタアレイ8の対応するレジスタバンク26とに接続されている。同期的にクロック制御された第2レジスタアレイ17におけるレジスタバンク28にある第2レジスタのD型フリップフロップのデータ入力部は、非同期的にクロック制御された第1レジスタアレイ8の対応するレジスタバンク26を有する第2レジスタにあるD型フリップフロップのデータ出力部に接続されている。同期的にクロック制御された第2レジスタアレイ17におけるレジスタバンク28にあるD型フリップフロップのデータ出力部は、データバス40を介して、同期的にクロック制御された論理回路18に接続されている。同期的にクロック制御された論理回路18は、信号入力部1に印加されるシリアル入力データストリームを再構成するために、第2レジスタアレイ17にバッファに記憶されたレジスタ内容を評価する。
【0050】
基準クロック信号生成回路13は、様々な方法で実現し得る。第1実施形態において、基準クロック信号生成回路13は、個別データストリームのデータ転送速度に対応する低周波数で発振する、つまり、一例として図に示す例では2.5GHzで発振する低周波発振器を有する。
【0051】
他の実施形態において、基準クロック信号生成回路13には、高周波数で発振する高周波発振器と、その高周波数を個別データストリームのデータ転送速度に対応する低周波数に分割する周波数分割器とが含まれる。
【0052】
図2に示す好適な実施形態において、基準クロック信号は、受信されたデータから回復される。このことによって、受信データ用のデータ転送クロックと基準クロック信号用の基準クロックとの間における位相の関係が固定化される。
【0053】
シリアル入力データストリームにおけるM個のビットで起こる信号端すなわちイベントの数は、データレコードに依存して、0からMの間である。論理回路18は、信号端の数を求め、又次の公称位置に対するそこでの相対的な食い違いを判断する。この場合、その公称位置は、受信されたデータ信号の位相と基準クロック信号の位相が一致した場合、データ受信回路の入力部1における信号変化時遅延を伴い基準クロック信号が到着する遅延素子系列27の出力部11−iである。遅延要素27−iの信号伝播時間がデータビット周期の4分の1である場合、データストリームにおいて信号端の時間的位置に対しては4つの可能性がある。これらの可能性の1つは、公称位置に対応する。遅延素子系列におけるM個の利用可能な公称位置は、3つの位置を各々有し、これらの位置において信号端が発生する位置は、本発明によるデータ受信回路の信号入力部へ、信号干渉の結果として、信号端が早く到着し過ぎたり又は遅く到着し過ぎたりした場合のみ、又は、受信クロックと基準信号クロックとの間における位相差が存在する場合である。
【0054】
位相差計算ユニットは、好適には、値+1で公称位置の前にある位置を重み付けし、値−1で公称位置の後にある位置を重み付けする。2つの公称位置のちょうど間にある位置は、それらの位置の前にある公称位置又はそれらの位置の後にある公称位置と均一に関連付けられ、重み+2又は重み−2のいずれかで重み付けされる。このようにして決定された値は、個々の信号端に対して合計されて、2+ldMビット数(暫定解像度2ビットのM個の発生し得る信号端)となり、発生する信号端の数に渡って平均される。このように、位相差計算ユニットは、実際に存在する位相差の推定値を計算する。計算された位相差の値は、回線41を介して論理回路18によってデジタルフィルタ42に出力され、ここで、この値は、それを安定化するために、デジタルフィルタ処理を受ける。フィルタ42からのデジタル出力値は、回線43を介してデジタル/アナログ変換器44に出力され、そこで、この値はアナログ制御電圧に変換される。アナログ制御電圧は、制御回線45を介して電圧制御式発振器46に出力され、電圧制御式発振器46の発信は、この制御電圧の変化に従って、速くなったり又は遅くなったりする。発振器46が出力する発振器信号は、回線47を介して、周波数分割器48に出力され、周波数分割器48は、周波数分割により所望の基準クロック信号を生成する。
【0055】
第2レジスタアレイ17から読み込まれるデータは、シリアル入力データストリームを再構成するために、同期的にクロック制御された論理回路18によって評価される。この場合、データは、複数のステップでデジタル的に再構成される。まず、論理回路18は、データストリーム分離回路4のどの出力部5−iで信号変化が発生したか判断する。一例として、このことは、先行クロック周期におけるレジスタバンクのレジスタ内容の比較によって行なわれる。次に、対象となっているレジスタバンクに記憶された時間が評価される。この時間は、対象となっているレジスタバンクに記憶された信号イメージによって、遅延回路12における全ての信号出力部11に対して逐一特徴付けられる。このレジスタバンクのレジスタは、データ入力部で検出された信号端が立ち上がり信号端か立ち下がり信号端であるか規定する。このようにして、論理回路18は、立ち上がり信号端又は立ち下がり信号端がシリアル入力データストリームにおいて発生した時間を明確にする。この信号端符号化情報は、同期的にクロック制御された論理回路18によって、レベル符号化信号の形態に変換し直すことが好ましい。1つの好適な実施形態において、論理回路18は、回線10を介して遅延素子系列27の信号出力部11から出力される遅延された基準クロック信号の温度計符号化を行うための温度計符号化回路を有する。温度計符号化は、遅延素子系列のM個の出力を圧縮するために行なわれる。このように変換し直すことは、論理回路18により、バッファに記憶された各立ち上がり信号端と次の立ち下がり信号端との間にロジック・ハイのデータビットを挿入することによって、また、立ち下がり信号端と次の立ち上がり信号端との間にロジック・ローのデータビットを挿入することによって行なわれる。
【0056】
1つの他の実施形態において、論理回路18は、シリアル入力データストリームを再構成するために、信号回線40を介して受信された、第2レジスタアレイ17におけるレジスタのレジスタ内容の排他的論理和をとり、また、M個の信号出力部を用いて、再構成されたデータ信号ストリームを低速データ転送速度で出力し、更にデータ処理を行う。
【0057】
図2は、本発明によるデータ受信回路の好適な実施形態を示す。他の実施形態において、DLL回路12の代わりに、多位相発振器、特に、リング発振器が用いられるが、その設計によって、互いに対してシフトされた複数のクロック信号が出力される。時間的にシフトされた基準クロック信号を増やす場合、時間的にシフトされた新たなクロック信号を位相補間回路によって生成することが好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】高速のデータ転送速度でシリアル入力データストリームを受信するための本発明によるデータ受信回路を示すブロック図。
【図2】高速のデータ転送速度でシリアル入力データストリームを受信するための本発明によるデータ受信回路の好適な実施形態を示す図。
【符号の説明】
1…データ入力部、2…回線、3…信号入力部、4…データストリーム分離回路、5…データ出力部、6…データ回線、7…データ入力部、8…非同期的にクロック制御されたレジスタアレイ、9…入力部、10…回線、11…信号出力部、12…遅延回路、13…基準信号生成回路、14…クロック回線、15…クロック回線、16…クロック回線、17…同期的にクロック制御されたレジスタアレイ、18…論理回路、19…データ出力部、20…データ回線、21…データ入力部、22…データ出力部、23…データ回線、24…信号入力部、25…データ出力部、26…レジスタバンク、27…遅延要素、28…レジスタバンク、28a…位相検出器、29…信号入力部、30…回線、31…信号入力部、32…回線、33…出力部、34…回線、35…入力部、36…デジタルループフィルタ、37…出力部、38…制御回線、39…データ回線、40…回線、41…回線、42…デジタルフィルタ、43…回線、44…デジタル/アナログ変換器、45…回線、46…電圧制御式発振器、47…回線、48…周波数分割器。
Claims (27)
- 高速のデータ転送速度でシリアル入力データストリームを受信するためのデータ受信回路であって、
(a)低速のデータ転送速度で前記シリアル入力データストリームを複数の個別データストリームに分離するためのデータストリーム分離回路(4)と、
(b)基準クロック信号を生成するための基準クロック信号生成回路(13)であって、前記基準クロック信号のクロック周波数が前記個別データストリームのデータ転送速度に対応する前記基準クロック信号生成回路(13)と、
(c)複数の直列接続された遅延要素から構成された遅延素子系列(27)を有する遅延回路(12)であって、前記遅延素子系列(27)における第1遅延要素(27−1)は、前記生成された基準クロック信号を受信し、各遅延要素は、前記遅延回路(12)における信号出力部(11)を介して、遅延された基準クロック信号を出力する前記遅延回路(12)と、
(d)複数のレジスタバンク(26)を含む非同期的にクロック制御された第1レジスタアレイ(8)であって、前記第1レジスタアレイ(8)における各レジスタバンク(26)は、対応する個別データストリームによって非同期的にクロック制御され、また、前記個別データストリームでの信号変化をバッファ記憶するために、前記遅延された基準クロック信号を前記遅延回路(12)から読み込む前記第1レジスタアレイ(8)と、
(e)複数のレジスタバンク(28)を含む同期的にクロック制御された第2レジスタアレイ(17)であって、前記第2レジスタアレイ(17)における各レジスタバンク(28)は、前記基準クロック信号によって同期的にクロック制御され、また、前記第1レジスタアレイ(8)の対応するレジスタバンク(26)のレジスタ内容を読み込んでバッファに記憶する前記第2レジスタアレイ(17)と、
(f)前記シリアル入力データストリームを再構成するために、前記第2レジスタアレイ(17)においてバッファに記憶された前記レジスタ内容を評価する同期的にクロック制御された論理回路(18)と、が含まれることを特徴とするデータ受信回路。 - 請求項1に記載のデータ受信回路であって、
非同期的にクロック制御された第1レジスタアレイ(8)の各レジスタバンク(26)は、前記対応する個別データストリームの立ち上がり信号端をバッファに記憶するための第1レジスタと、前記対応する個別データストリームの立ち下がり信号端をバッファに記憶するための第2レジスタとを有することを特徴とするデータ受信回路。 - 請求項2に記載のデータ受信回路であって、
同期的にクロック制御された第2レジスタアレイ(17)の各レジスタバンク(28)は、前記基準クロック信号の立ち上がり信号端において前記第1レジスタアレイ(8)内にある前記対応するレジスタバンク(26)における2つのレジスタのレジスタ内容を読み込む2つのレジスタを有することを特徴とするデータ受信回路。 - 請求項1乃至3のいずれか1つに記載のデータ受信回路であって、
前記第1レジスタアレイ(8)及び前記第2レジスタアレイ(17)における前記レジスタは、各々がクロック入力部、データ入力部、及びデータ出力部を有する複数のエッジトリガD型フリップフロップを含むことを特徴とするデータ受信回路。 - 請求項4に記載のデータ受信回路であって、
前記第1レジスタアレイ(8)及び前記第2レジスタアレイ(17)における前記レジスタのエッジトリガD型フリップフロップの数は、遅延素子系列(27)における直列接続の遅延要素(27−i)の数(M)に等しいことを特徴とするデータ受信回路。 - 請求項4又は5に記載のデータ受信回路であって、
前記非同期的にクロック制御された第1レジスタアレイ(8)内にある前記全てのレジスタバンク(26)における前記第1レジスタの前記D型フリップフロップの前記クロック入力部は、データストリーム分離回路(4)によって出力された個別データストリームを受信することを特徴とするデータ受信回路。 - 請求項4乃至6のいずれか1つに記載のデータ受信回路であって、
前記非同期的にクロック制御された第1レジスタアレイ(8)内にある前記全てのレジスタバンク(26)における前記第2レジスタの前記D型フリップフロップの前記クロック入力部は、データストリーム分離回路(4)によって出力された個別データストリームを反転した形態で受信することを特徴とするデータ受信回路。 - 請求項4乃至7のいずれか1つに記載のデータ受信回路であって、
前記非同期的にクロック制御された第1レジスタアレイ(8)にあるレジスタバンク(26)における前記第1レジスタと前記第2レジスタの前記D型フリップフロップの前記データ入力部は、前記遅延素子系列(27)の対応する信号出力部(11)に接続されていることを特徴とするデータ受信回路。 - 請求項4乃至8のいずれか1つに記載のデータ受信回路であって、
前記同期的にクロック制御された第2レジスタアレイ(17)内にある全てのレジスタバンク(28)における前記レジスタの前記D型フリップフロップの前記クロック入力部は、前記生成された基準クロック信号を受信することを特徴とするデータ受信回路。 - 請求項4乃至9のいずれか1つに記載のデータ受信回路であって、
前記同期的にクロック制御された第2レジスタアレイ(17)におけるレジスタバンク(28)にある前記第1レジスタの前記D型フリップフロップの前記データ入力部は、前記非同期的にクロック制御された第1レジスタアレイ(8)における対応するレジスタバンク(26)にある前記第1レジスタの前記D型フリップフロップのデータ出力部に接続されていることを特徴とするデータ受信回路。 - 請求項4乃至9のいずれか1つに記載のデータ受信回路であって、
前記同期的にクロック制御された第2レジスタアレイ(17)におけるレジスタバンク(28)にある前記第2レジスタの前記D型フリップフロップの前記データ入力部は、前記非同期的にクロック制御された第1レジスタアレイ(8)における対応するレジスタバンク(26)にある前記第2レジスタの前記D型フリップフロップのデータ出力部に接続されていることを特徴とするデータ受信回路。 - 請求項4乃至11のいずれか1つに記載のデータ受信回路であって、
前記同期的にクロック制御された第2レジスタアレイ(17)における前記レジスタバンク(28)の前記D型フリップフロップの前記データ出力部は、前記論理回路(18)に接続されていることを特徴とするデータ受信回路。 - 請求項1乃至12のいずれか1つに記載のデータ受信回路であって、
前記データストリーム分離回路(4)は、複数の分離段においてカスケード状に接続されたデータストリーム分離回路要素を含み、前記シリアル入力データストリームのデータ転送速度は分離段毎に半減されることを特徴とするデータ受信回路。 - 請求項1乃至13のいずれか1つに記載のデータ受信回路であって、
個別データストリームの数は、分離段の数がkである場合、2kであることを特徴とするデータ受信回路。 - 請求項1乃至14のいずれか1つに記載のデータ受信回路であって、
前記遅延素子系列(27)は、信号伝播時間が調整可能な複数の直列接続のインバータを含むことを特徴とするデータ受信回路。 - 請求項1乃至15のいずれか1つに記載のデータ受信回路であって、
直列接続の遅延要素(27−i)の数は、前記基準クロック信号のクロック周期と遅延要素(27−i)の信号伝播時間との間の比に等しいことを特徴とするデータ受信回路。 - 請求項1乃至16のいずれか1つに記載のデータ受信回路であって、
遅延要素(27−i)の前記信号伝播時間は、前記シリアル入力データストリームの受信データビットの期間以下であることを特徴とするデータ受信回路。 - 請求項1乃至17のいずれか1つに記載のデータ受信回路であって、
遅延要素(27−i)の前記信号伝播時間は、前記シリアル入力データストリームにおける受信データビット期間の4分の1であることを特徴とするデータ受信回路。 - 請求項1乃至18のいずれか1つに記載のデータ受信回路であって、
前記基準クロック信号生成回路(13)は、前記個別データストリームのデータ転送速度に対応する低周波数で発振する低周波発振器を有することを特徴とするデータ受信回路。 - 請求項1乃至17のいずれか1つに記載のデータ受信回路であって、
前記基準クロック信号生成回路(13)は、高周波数で発振する高周波発振器と、前記高周波数を前記個別データストリームのデータ転送速度に対応する低周波数に分割する周波数分割器とを有することを特徴とするデータ受信回路。 - 請求項1乃至20のいずれか1つに記載のデータ受信回路であって、
前記発振器は、電圧制御式発振器であることを特徴とするデータ受信回路。 - 請求項1乃至21のいずれか1つに記載のデータ受信回路であって、
前記基準クロック生成回路(13)によって生成される前記基準クロック信号は、前記受信シリアル入力データストリームに対して一定の位相差を有することを特徴とするデータ受信回路。 - 請求項1乃至22のいずれか1つに記載のデータ受信回路であって、
前記基準クロック信号と前記シリアル入力データストリームとの間の位相差計算を行い、また、デジタル位相差信号を出力する位相差計算ユニットが設けられていることを特徴とするデータ受信回路。 - 請求項23に記載のデータ受信回路であって、
前記デジタル位相差信号は、信号安定化のためにデジタルフィルタ(42)によってフィルタ処理されることを特徴とするデータ受信回路。 - 請求項24に記載のデータ受信回路であって、
前記フィルタ処理されたデジタル位相差信号は、デジタル/アナログ変換器(44)によって、前記基準クロック信号生成回路(13)において電圧制御式発振器(46)用のアナログ発振器制御電圧に変換され、
前記電圧制御式発振器(46)は、前記基準クロック信号と前記シリアル入力データストリームとの間における位相差を最小限に抑えるために、前記印加された発振器制御電圧に基づき、変更された周波数で発振することを特徴とするデータ受信回路。 - 請求項1乃至25のいずれか1つに記載のデータ受信回路であって、
前記データストリーム分離回路(4)は、4つの分離段においてカスケード状に接続されたデータストリーム分離回路要素を有し、
前記遅延回路(12)は、64個の遅延要素(27)を含み、
前記第1レジスタアレイ(8)と前記第2レジスタアレイ(17)は、16個のレジスタバンクを含み、各レジスタバンクは、各々64個のD型フリップフロップから構成される2つのレジスタを含む、ことを特徴とするデータ受信回路。 - 請求項1乃至26のいずれか1つに記載のデータ受信回路であって、
遅延要素(27−i)の信号伝播時間は、約25ピコ秒であることを特徴とするデータ受信回路。
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