JP3624433B2 - 自動車用シートスライド装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、自動車のシートを車体に対して摺動自在に支持する自動車用シートスライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の従来技術としては、例えば実開平5−9227号公報に開示される技術が知られている。これは、操作レバーの両端部に嵌合孔が形成されていて、この嵌合孔にロックレバーの一端部が嵌合されることにより、操作レバーに及ぼされる操作力がロックレバーに伝達される構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来技術においては、操作レバーをロックレバーから外れないようにするために、ロックレバーの一端部に操作レバーの嵌合孔を圧入したり、嵌め込んだ後に接着又は溶着等の接着処理を施す必要があり、コストアップを招く。
【0004】
本発明は、コストアップを招くことなく操作レバーをロックレバーに固定すること技術的課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するために請求項1の発明において講じた技術的手段は、自動車のフロアに固定されたロアレールに、シートに固定された左右のアッパレールが摺動自在に嵌合して、前記シートを前記車体に対して相対的に移動可能とすると共に、前記アッパレールを前記ロアレールの所望位置で固定可能として前記シートの位置を可変とするロック手段を有し、前記ロック手段が、前記アッパレールに回動自在に取り付けられ前記ロアレールに係合可能なロックレバーと、該ロックレバーと前記ロアレールとが係合する方向に前記ロックレバーを付勢する付勢手段と、操作時に前記付勢手段の付勢力に抗して前記ロックレバーと前記ロアレールとの係合が外れる方向に前記ロックレバーを駆動する操作レバーとを備えた自動車用シートスライド装置において、前記ロックレバーに形成され前記操作レバーの端部が貫通される貫通孔と、前記操作レバーの端部近傍に形成された係合部とを有し、前記操作レバーの端部を前記ロックレバーの前記貫通孔に前記係合部まで挿通されると前記付勢手段の他端が前記係合部に嵌合され、前記付勢手段の一端が前記アッパレールに係合され、前記操作レバーの前記端部を前記ロックレバーの前記貫通孔に貫通させることによって、自動的に前記付勢手段が前記操作レバーの前記係合部に係合可能であることである。
【0006】
操作レバーとロックレバーとの嵌合をワンタッチで簡単に行うべく請求項2の発明において講じた技術的手段は、操作レバーの端部に形成された傾斜部を有し、操作レバーの端部が貫通孔に挿通されるに従って傾斜部が付勢手段の少なくとも一部を押圧することである。
【0009】
【作用】
請求項1の発明においては、ロアレールにアッパレールが摺動自在に嵌合されているために、シートを車体に対して相対的に移動可能とするものであり、又、シートの位置はロック手段によって任意の位置で固定可能である。付勢手段によってロックレバーに固定された操作レバーが操作されると、付勢手段の付勢力に抗してロックレバーが駆動されてアッパレールに取り付けられたロックレバーとロアレールとの係合が外れ、シートが車体に対して相対移動可能となる。そして、操作レバーの操作が解除されると、付勢手段の付勢力によりロックレバーが駆動されて、アッパレールとロアレールとが係合される。
【0010】
更に、操作レバーの端部には係合部が形成されていて、端部がロックレバーに形成された貫通孔に係合部まで挿通されると付勢手段の他端が係合部に嵌合されて操作レバーがロックレバーに固定される。また、付勢手段の一端がアッパレールに係合される。
【0011】
請求項2の発明においては、操作レバーの端部が貫通孔に挿通されるに従って操作レバーの端部に形成された傾斜部が付勢手段の少なくとも一部を押圧することにより、操作レバーがロックレバーの貫通孔に挿通されて切り溝が付勢手段の押圧される一部のところまで挿通されると、付勢手段の押圧される一部が初期位置にまで戻ろうとする力によって自動的に切り溝に嵌合される。
【0013】
【実施例】
本発明に係る一実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】
図1は本実施例の自動車用シートスライド装置の組み立て図であって、同図に示されるようにシートスライド装置は、図示しない車両フロアにブラケット10を介して固定されるロアレール11と、図示しないシートに固定されロアレール11に摺動自在に支持されるアッパレール12と、ロアレール11とアッパレール12との間に配設されアッパレール12のロアレール11に対する摺動を補助すべくボール13とローラ14とを保持するサポート15と、後述するロック手段とから構成されている。
【0015】
ロック手段は、アッパレール12をロアレール11の所望位置で固定可能としてシートの位置を可変とするものであって、アッパレール12に設けられた孔12aに段付リベット16によって回動自在に取り付けられたロックレバー17と、一端がアッパレールに他端がロックレバー17に係合され付勢手段を構成するトーションスプリング18と、ロックレバー17を駆動する操作レバー19とから構成されている。ロックレバー17は、ロアレール11の上面に設けられた係合孔11aに係合可能な爪部17aを有し、段付リベット16を回動中心に図1中上方へ回動すると爪部17aがロアレール11の係合孔11aに係合し、下方へ回動すると爪部17aとロアレール11の係合孔11aとの係合が外れる構成となっている。トーションスプリング18は、一端が図4に示されるようにアッパレール12に設けられた保持部12b、12c、12dに保持されている。一方、他端はコ字形状を呈し、先端部18aがロックレバー17の保持部17bと17cとの間に保持され、嵌合部18bが図2に示されるように操作レバー19の切り溝19aに嵌合されている。操作レバー19は、両先端がテーパ形状を成すと共にロックレバー17に設けられた貫通孔17d、17eに挿通され、その両端部に形成された切り溝19aにトーションスプリング18の嵌合部18bが嵌合される構成となっている。尚、図1にはロアレール11やアッパレール12やロックレバー17等が一組しか示されていないが、これらは左右対称のものであるため、もう一組の説明及び図示は省略する。
【0016】
上記構成の本実施例においては、操作レバー19を図1中上方に持ち上げると、ロックレバー17は段付リベット16を中心にして回動し、爪部17aが下動する(図3中一点鎖線)。これによって、爪部17aがロアレール11の係合部11aから外れ、アッパレール12とロアレール11とのが摺動自在となりシートを車体に対して相対移動可能となる。一方、操作レバー19を放すと、トーションスプリング18の付勢力によって爪部17aが上動して、再びアッパレール12がロアレール11に係合される。
【0017】
上記構成の本実施例においては、操作レバー19の端部を貫通孔17d、17eに挿通すると、図5に示されるようにテーパによりトーションスプリング18の嵌合部bを図5中上方へ押し上げる。更に操作レバー19を図5中右方へ押し込むと、操作レバー19に設けられた切り溝19aにトーションスプリング18の嵌合部18bが嵌合して、操作レバー19とロックレバー17とがワンタッチで固定される。このように圧入や接着処理を施す必要がなく、コストアップさせずに操作レバー19をロックレバー17に固定することができる。
【0018】
本実施例においては、操作レバー19の両端部にテーパ形状が形成されているが、テーパ形状の代わりに傾斜させるようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】
請求項1の発明においては、操作レバーが付勢手段によってロックレバーに固定されるため、圧入や接着処理を施す必要がなく、コストアップさせずに操作レバーをロックレバーに固定することができる。
【0020】
つまり、操作レバーの端部には係合部が形成されていて、端部がロックレバーに形成された貫通孔に係合部まで挿通されると付勢手段の一部が係合部に嵌合されて操作レバーがロックレバーに固定されるため、圧入や接着処理を施す必要がなく、固定されるため、圧入や接着処理を施す必要がなく、コストアップさせずに操作レバーをロックレバーに固定することができる。
【0021】
請求項2の発明においては、操作レバーの端部が貫通孔に挿通されると、付勢手段の押圧される一部が初期位置にまで戻ろうとする力によって自動的に切り溝に嵌合されることによって、操作レバーがワンタッチで簡単にロックレバーに固定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシートスライド装置の組み立て図を示す。
【図2】操作レバーとロックレバーとの嵌合部の平面図を示す。
【図3】図2のA−A断面矢示図を示す。
【図4】トーションスプリングのアッパレールへの固定部の斜視図を示す。
【図5】操作レバーのロックレバーへの嵌合時の工程図を示す。
【符号の説明】
11・・・ロアレール
12・・・アッパレール
17・・・ロックレバー
17a・・・爪部
17d・・・貫通孔
17e・・・貫通孔
18・・・トーションスプリング(付勢手段)
18b・・・嵌合部
19・・・操作レバー
19a・・・切り溝
Claims (2)
- 自動車のフロアに固定されたロアレールに、シートに固定された左右のアッパレールが摺動自在に嵌合して、前記シートを前記車体に対して相対的に移動可能とすると共に、前記アッパレールを前記ロアレールの所望位置で固定可能として前記シートの位置を可変とするロック手段を有し、前記ロック手段が、前記アッパレールに回動自在に取り付けられ前記ロアレールに係合可能なロックレバーと、該ロックレバーと前記ロアレールとが係合する方向に前記ロックレバーを付勢する付勢手段と、操作時に前記付勢手段の付勢力に抗して前記ロックレバーと前記ロアレールとの係合が外れる方向に前記ロックレバーを駆動する操作レバーとを備えた自動車用シートスライド装置において、前記ロックレバーに形成され前記操作レバーの端部が貫通される貫通孔と、前記操作レバーの端部近傍に形成された係合部とを有し、前記操作レバーの端部を前記ロックレバーの前記貫通孔に前記係合部まで挿通されると前記付勢手段の他端が前記係合部に嵌合され、前記付勢手段の一端が前記アッパレールに係合され、前記操作レバーの前記端部を前記ロックレバーの前記貫通孔に貫通させることによって、自動的に前記付勢手段が前記操作レバーの前記係合部に係合可能であることを特徴とする自動車用シートスライド装置。
- 前記操作レバーの端部に形成された傾斜部を有し、前記操作レバーの端部が前記貫通孔に挿通されるに従って前記傾斜部が前記付勢手段の少なくとも一部を押圧することを特徴とする請求項1記載の自動車用シートスライド装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP13331094A JP3624433B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 自動車用シートスライド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13331094A JP3624433B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 自動車用シートスライド装置 |
Publications (2)
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP13331094A Expired - Fee Related JP3624433B2 (ja) | 1994-06-15 | 1994-06-15 | 自動車用シートスライド装置 |
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1994
- 1994-06-15 JP JP13331094A patent/JP3624433B2/ja not_active Expired - Fee Related
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