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JP3627144B2 - 通信テスト支援装置、プログラムおよびそのプログラムが記録された記録媒体 - Google Patents
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通信テスト支援装置、プログラムおよびそのプログラムが記録された記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メッセージの送受信を行う装置の通信テストの実施を支援するツールに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、多くのシステムは複数の装置とそれらを結ぶネットワークにより構成されている。このようなシステムをテストする場合には、システム全体の動作確認を行う前に、個々の装置の動作確認を行うことが一般的である。しかし、他の装置とのメッセージの送受信に関連する動作は、装置単体では確認することができない。このため、このようなテストを支援するツールとして、テスト対象の装置との間でテストメッセージの送受信を行うパソコン用のプログラムが提供されている。テスト実施者は、このようなプログラムをパソコンにインストールし、パソコンとテスト対象の装置とを接続してテストメッセージの送受信を行わせることによって、その装置のメッセージ送受信に関連する動作を確認することができる。以下、このような通信テスト支援プログラム、あるいはこのようなプログラムが組み込まれた通信テスト支援装置を総称して通信テスタと呼ぶ。
【0003】
図7は、従来の通信テスタの機能概要を表すブロック図である。図に示すように、通信テスタは、キーボードなどの入力機器あるいはディスプレイなどの出力機器との間のデータ入出力を制御する入出力制御部1と、テスト対象との間で送受信するメッセージを定義するメッセージ定義部2と、テスト実施者の指示に基づいてテスト対象との間でメッセージ定義部において定義されたメッセージの送受信を行う通信制御部3と、その送受信の内容を通信ログファイル4に記録する通信ログ作成部5と、通信ログ作成部5に対して日時の情報を提供するクロック生成部6と、テスト実施者の要求に応じて通信ログファイル4から所定の通信ログを検索して表示する通信ログ表示部7とを備えている。
【0004】
メッセージ定義部2は、入出力制御部1を介して、ディスプレイ上に定義編集画面を表示し、テスト実施者が定義されたテストメッセージを編集できるようにする。また、メッセージ定義部2は、定義されたメッセージを一覧表示する。テスト実施者がキーボードなどを用いてメッセージ一覧の中から特定のメッセージを選択し、さらにそのメッセージの送信を指示すると、入出力制御部1から通信制御部3へ、選択されたメッセージの識別コードと送信要求とが伝達される。通信制御部3は、メッセージ定義部2から識別コードに該当するメッセージデータを受け取り、通信プロトコルに合わせて形式を整えた後、テスト対象にメッセージを送信する。
【0005】
この際、通信制御部3は、送信メッセージを通信ログ作成部5に通知する。通信ログ作成部5は、クロック生成部6から取得したそのときの日時と送信メッセージとを記録した通信ログを作成し、通信ログファイル4に保存する。通信ログは、通信ログ表示部7により、入出力制御部1を介してディスプレイに表示される。これにより、テスト実施者は、送信したメッセージの内容を通信ログで確認し、そのメッセージを受信したときのテスト対象の動作を目で確認することができる。なお、反対に、テスト対象を先に動作させてテスト対象から送信されたメッセージを通信テスタにより受信して、その内容を確認するテストもある。この場合も、受信したメッセージの内容は通信ログに記録、表示されるため、テスト実施者は、テスト対象が送信したメッセージの内容を確認することができる。
【0006】
通常、テスト実施者は、テスト項目ごとに1つまたは複数のメッセージの送受信を指示し、前述のような確認を行った結果、そのテスト項目の合否を判定する。合否判定は、チェックシートの所定欄にチェックをつける、あるいは合格の印を押すなどして管理されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、従来の通信テスタは、選択されたメッセージの送受信と、通信ログの作成・表示を行うのみであり、個々の通信ログがどのテスト項目に対応するかまでは記憶していない。このため、あるテスト項目の合否判定について後日疑義が生じた場合などに、判定を裏づける通信ログを探し出すことは、困難であった。
【0008】
この問題は、テスト実施者がテスト項目と通信ログの対応付けを書類に記録しておくことにより解決できる。しかしながら、テスト実施者は、通常、テスト対象の装置の占有時間を短縮するために短時間でテストを行うことを要求されている。このため、テスト項目とログの対応付けの記録を義務づけることは、テスト実施者に過大な負担をかけ、あるいはテスト担当人員の増加につながり、いずれの場合もテスト効率は悪化する。
【0009】
本発明は、このような問題点に鑑みて、テスト項目と通信ログとの対応付けを、テスト実施者の負担を増すことなく、効率よく管理することができる通信テスタを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記問題を解決するために、テスト対象の通信テストの実施を支援する通信テスト支援装置を提供する。この装置は、テスト対象に対して送信するメッセージやテスト対象から受信するメッセージを定義するメッセージ定義手段と、テスト対象との間でメッセージ定義手段により定義されたメッセージの送受信を行う通信制御手段と、通信制御手段により送受信されたメッセージとそのメッセージが送受信された日時とを記録した通信ログの作成、記憶および表示を行う通信ログ管理手段と、通信制御手段とのメッセージ送受信時のテスト対象の動作や、通信ログ管理手段により表示された通信ログの内容に基づいて操作者が判定した所定のテスト項目の合否を合否判定入力として受け付け、テスト項目および合否判定に、合否判定入力を受け付けた日時を判定日時として対応付けて記憶するテスト項目管理手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
また、本発明は、上記問題を解決するために、テスト対象の通信テストの実施を支援するためのテスト支援プログラムを提供する。このプログラムは、コンピュータを、テスト対象に対して送信するメッセージやテスト対象から受信するメッセージを定義するメッセージ定義手段、テスト対象との間でメッセージ定義手段により定義されたメッセージの送受信を行う通信制御手段、通信制御手段により送受信されたメッセージとそのメッセージが送受信された日時とを記録した通信ログの作成、記憶および表示を行う通信ログ管理手段、通信制御手段とのメッセージ送受信時のテスト対象の動作や、通信ログ管理手段により表示された通信ログの内容に基づいて操作者が判定した所定のテスト項目の合否を合否判定入力として受け付け、テスト項目および合否判定に、合否判定入力を受け付けた日時を判定日時として対応付けて記憶するテスト項目管理手段として機能させる。
【0012】
本発明の通信テスト支援装置および通信テスト支援プログラムの両方において、テスト項目管理手段は、判定日時を通信ログ管理手段に通知し、通信ログ管理手段は、その通信ログ管理手段が記憶する通信ログの中から、通信ログに記録された日時がテスト項目管理手段から通知された判定日時と所定の時間差以内にある通信ログを検索して表示するようにすることが好ましい。
【0013】
また、通信ログ管理手段は、通信ログの表示を行う際に表示中の通信ログの選択入力を受け付けるとともに、選択された通信ログに記録された日時をテスト項目管理手段に通知し、テスト項目管理手段は、判定日時を、通信ログ管理手段から通知された日時に置き換えるようにすれば、さらに好ましい。
【0014】
また、テスト項目管理手段は、1つのテスト項目に対し複数の合否判定入力を受け付け、各合否判定にそれぞれ判定日時を対応付けて記憶するようにしてもよい。
【0015】
なお、本発明の記録媒体は、本発明の通信テスト支援プログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体である。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本実施の形態における通信テスタの機能概要を表すブロック図である。この通信テスタは、図7に示した従来の通信テスタと同様に、キーボードなどの入力機器あるいはディスプレイなどの出力機器との間のデータ入出力を制御する入出力制御部8と、テスト対象との間で送受信するメッセージを定義するメッセージ定義部2と、テスト実施者の指示に基づいてテスト対象との間でメッセージ定義部において定義されたメッセージの送受信を行う通信制御部3と、その送受信の内容を通信ログファイル4に記録する通信ログ作成部5と、通信ログ作成部5に対して日時の情報を提供するクロック生成部9と、テスト実施者の要求に応じて通信ログファイル4から所定の通信ログを検索して表示する通信ログ表示部7とを備えている。さらに、この通信テスタは、通信テストにより確認すべきテスト項目と、確認の結果に基づいてテスト項目ごとに判定される合否判定と、合否判定の日時とを対応付けて記憶するテスト項目管理ファイル10と、テスト項目管理ファイルを作成、更新するテスト項目管理部11を備えている。
【0017】
本実施の形態においては、メッセージ定義部2、通信ログ作成部5、通信ログ表示部7、テスト項目管理部11、入出力制御部8、通信制御部3は、以下に説明する機能をパソコンによって実現するプログラムである。クロック生成部9は、パソコンにもとから備わっているクロック機能を利用する。入出力制御部8はパソコンの入出力インタフェースを制御し、通信制御部3はパソコンのネットワークインタフェースを制御することによって入出力機器やテスト対象となる装置と情報をやりとりする。通信ログファイル4、テスト項目管理ファイル10、メッセージ定義は、パソコンのハードディスクあるいはメモリにデータファイルとして記憶される。メッセージ定義や、テスト項目管理ファイル10は、必ずしも通信テスタとして機能するパソコン上で作成する必要はなく、他のメディアから取り込んでもよい。また反対に通信ログファイル4を他のメディアにバックアップすることも可能である。
【0018】
図2は本実施の形態におけるテスト項目管理ファイル10を示す図である。図に示すように、テスト項目管理ファイルを構成する各レコードは、テスト項目と、合否判定と、判定日時の3つのフィールドからなる。図2(a)は、テスト実施前のテスト項目のみが設定された状態である。テスト項目として、テスト対象がメッセージAを受信したときの動作確認、テスト対象がメッセージBを受信したときに応答メッセージCを返すことの確認、テスト対象を起動したときにメッセージDを送信することの確認が、設定されている。メッセージA〜Dの具体的な内容は、メッセージ定義部2に定義されている。図2(b)はテスト実施後の状態である。
【0019】
通信テスタを利用して実施するテストは、概ね次の4通りのパターンに分類することができる。第1に、通信テスタからテスト対象の装置にメッセージを送信し、テスト対象の機械的動作などを目で確認するパターンがある。第2に、通信テスタからテスト対象の装置にメッセージを送信し、テスト対象からの応答メッセージを通信テスタにより受信して、応答メッセージの内容を確認するパターンがある。これらのテストを行う場合、テスト実施者は、テスト対象に送信するメッセージの定義を予め通信テスタに入力しておく必要がある。
【0020】
第3のパターンは、先にテスト対象を動作させて、テスト対象が送信したメッセージを通信テスタにより受信して、その内容を確認するテストである。また第4のパターンは、テスト対象からのメッセージを受信してその内容を確認した後、特定のメッセージをテスト対象に対して返信し、テスト対象の動作を目で確認するパターンである。これらのパターンのうち、通信テスタがテスト対象に応答を返す第4のパターンの場合には、テスト実施者は、テスト対象から受信するはずのメッセージと、それに応答して送信する特定のメッセージとの組み合わせを、予め通信テスタに入力しておく必要がある。本実施の形態においては、このメッセージの組み合わせは、メッセージ定義部2においてメッセージの定義とともに管理される。すなわち、メッセージ定義部2は、図1に示すようにメッセージ自体の定義と、受信メッセージと送信メッセージの組み合わせの定義の両方を保持する。
【0021】
はじめに、テスト実施者は、メッセージ定義部2が入出力制御部8を介してディスプレイに表示出力する定義編集画面において、テスト対象に送信するメッセージや、テスト対象が送信するはずのメッセージを編集する。さらに、第4のパターンの場合には、前述の送受信メッセージの組合わせも編集する。編集の結果定義されたメッセージはパソコンのハードディスクあるいはメモリに記憶される。
【0022】
次に、テスト実施者は、図2(a)に示したように、テスト項目管理ファイル10にテスト項目を設定する。テスト項目の設定は、テスト項目管理部11が入出力制御部8を介してディスプレイに表示出力する設定画面において行う。テスト実施者は、この設定画面において、必要に応じてテスト項目管理ファイル10を新規作成し、テスト項目の設定、変更、削除などを行う。但し、テスト項目の設定は、必ずしも通信テスタにおいて行う必要はなく、例えば他のパソコン上でテスト項目が設定された(図2(a)の状態の)テスト項目管理ファイルを作成してから、通信テスタにそのファイルを取り込んで記憶させてもよい。
【0023】
第1または第2のパターンのテストを実施する場合、通信テスタは次のようにそのテストの実施を支援する。メッセージ定義部2は、入出力制御部8を介して、ディスプレイに定義されたメッセージ一覧を表示する。テスト実施者がキーボードなどを用いてメッセージ一覧の中から特定のメッセージを選択し、さらにそのメッセージの送信を指示すると、入出力制御部1から通信制御部3へ、選択されたメッセージの識別コード(例えば、図2の「メッセージA」の“A”)と送信要求とが伝達される。通信制御部3は、メッセージ定義部2から識別コードに該当するメッセージデータを受け取り、通信プロトコルに合わせて形式を整えた後、テスト対象にメッセージを送信する。この際、通信制御部3は、送信メッセージを通信ログ作成部5に通知する。通信ログ作成部5は、クロック生成部9から取得したそのときの日時と送信メッセージとを記録した通信ログを作成し、通信ログファイル4に保存する。通信ログは、通信ログ表示部7により、入出力制御部1を介してディスプレイに表示される。これにより、テスト実施者は、送信したメッセージの内容を通信ログで確認し、そのメッセージを受信したときのテスト対象の動作を目で確認することができる。
【0024】
さらに、第2のパターンのようにテスト対象からの応答メッセージを確認するテストの場合には、通信制御部3は、テスト対象から応答メッセージを受信し、そのメッセージを通信ログ作成部5に通知する。通信ログ作成部5は、その通信メッセージとクロック生成部9から取得したそのときの日時とを記録した通信ログを作成し、通信ログファイル4に保存する。
【0025】
一方、第3または第4のテストパターンの場合には、テスト実施者は、まずテスト対象を動作させて通信テスタに対し通信メッセージを送信させる。通信制御部3はテスト対象からの通信メッセージを受信し、その通信メッセージを通信ログ作成部5に通知する。通信ログ作成部5は、その通信メッセージと、クロック生成部9から取得したそのときの日時とを記録した通信ログを作成し、通信ログファイル4に保存する。
【0026】
さらに、通信テスタからテスト対象に対し応答メッセージを返す第4のパターンの場合には、通信制御部3は受信した通信メッセージのうちヘッダなどを除くメッセージデータ部分をメッセージ定義部2に受け渡すことによって、そのメッセージと組になっている送信メッセージを問い合せる。メッセージ定義部2は、対応する送信メッセージの識別コードを通信制御部3に返す。
【0027】
通信制御部3は、メッセージ定義部2から識別コードに該当するメッセージデータを取得し、それをもとに通信メッセージを作成して、テスト対象に送信する。また、通信制御部3は、通信メッセージを通信ログ作成部5に通知する。通信ログ作成部5はクロック生成部9から取得したそのときの日時と、その通信メッセージとを記録した通信ログを作成し、通信ログファイル4に保存する。
【0028】
次に、テスト実施者によるテスト項目の合否判定について説明する。合否判定は、テスト実施者がテスト対象の動作を直接目で確認することにより、あるいは通信ログ表示部7が入出力制御部8を介してディスプレイに表示した通信ログを確認することにより行う。
【0029】
テスト実施者は、画面上に、図2のテスト項目管理ファイル10と、通信ログファイル4とを呼び出し、通信ログを確認しながら、また必要に応じてテスト対象の動作を目で確認しながら、合否を判定し、判定結果を入力する。テスト項目管理部11は、テスト実施者により合否判定が入力された際に、クロック生成部9からそのときの日時を取得する。テスト項目管理部11は、テスト項目管理ファイル10の該当するテスト項目のレコードの合否判定フィールドに、入力された合否判定を記録し、判定日時フィールドにクロック生成部9から取得した日時を記録して、ファイルを更新する。図2(b)は更新された後の、テスト項目管理ファイル10の一例を示す図である。
【0030】
図3は、以上に説明した通信テスタの処理概要を表すフローチャートである。はじめに、メッセージ定義部2が表示する定義編集画面においてメッセージの定義の編集入力を受け付ける(ステップS101)。次に、テスト項目管理部11が表示するテスト項目設定画面においてテスト項目の設定入力を受け付ける(ステップS102)。テスト実施時には、テスト項目管理部11によりテスト項目が表示される(ステップS103)。また、テスト実施者の指示にしたがい、テスト項目で指定されたメッセージの送受信を行う(ステップS104)。次に、テスト実施者が入力する合否判定入力を受け付け(ステップS105)、合否判定が入力された際にはクロック生成部9からそのときの日時を取得する(ステップS106)。次に、合否判定を該当するレコードの合否判定フィールドに、またそのときの日時を日時フィールドに記録して(ステップS107)、テスト項目管理ファイル10を更新する(ステップS108)。
【0031】
本実施の形態では、テスト項目、その合否判定および判定日時が、通信テスタのテスト項目管理部により互いに対応付けられて記憶されている。このため、テスト実施者は、テスト項目を、通信ログとともに通信テスタ内で管理することができる。また、判定日時はテスト実施者が合否を入力した際にテスト項目管理部により自動的に付与される。このため、合否の判定日時と通信ログの日時との照合により、合否判定の裏づけとなる通信ログを容易にみつけることができるようになる。テスト実施者による日時入力は不要であるため、テスト実施者の負担が増加することもない。よって、テストの結果を効率よく管理でき、テスト工数の削減にもつながる。
【0032】
実施の形態2.
図4は、本発明の他の実施の形態における通信テスタの機能概要を表すブロック図である。通信テスタを構成する要素は実施の形態1と同じであるが、テスト項目管理部12と通信ログ表示部13の機能が実施の形態1と異なる。本実施の形態は、図中の矢印に示したように、テスト項目管理部12と通信ログ表示部13とが相互に連携して処理を行うことを特徴とする。
【0033】
図5は、テスト項目管理部12と通信ログ表示部13の処理を示すフローチャートである。実施の形態1と同様、テスト項目管理部は合否判定入力を受け付け(ステップS201)、合否判定が入力された際にはクロック生成部9からそのときの日時を取得する(ステップS202)。本実施の形態では、ステップS202において取得した日時の情報を通信ログ表示部13に送信する(ステップS203)。これと並行して、実施の形態1と同様、該当レコードの合否判定フィールドと判定日時フィールドに取得した情報を記録する(ステップS204)。
【0034】
通信ログ表示部13は、この日時情報を受信すると(ステップS301)、通信ログファイル4に記憶されている通信ログの中から、日時の近いものを検索する。検索は、図5のステップS302に示すように、例えば「日付が同じで時刻の差が30分以内」というように予め適当な条件を定めておくことにより実行する。この条件は、テストを行う頻度などテスト環境に応じて適宜定めればよい。
【0035】
次に通信ログ表示部13は、検索した通信ログを表示する(ステップS303)。検索の結果表示される通信ログは、複数の場合もある。テスト実施者は、表示された通信ログの中から、ステップS201において入力した合否判定の根拠となる通信ログを選択してカーソルを画面上の該当する通信ログ上にあわせ、Enterキーを押すことにより、特定の通信ログを選択する。1つのテスト項目が1つの通信ログに対応している場合にはその通信ログを選択すればよいし、1つのテスト項目が複数の通信ログに対応している場合には、例えば最後の通信によりそのテストが完了することから、時間が最も遅い通信ログを選択することなどが考えられる。通信ログ表示部13は、ステップS304においてこのログ選択入力を受け付けると、カーソル位置に対応するログ、すなわち選択されたログに含まれる日時情報を、テスト項目管理部12に送信する(ステップS305)。テスト項目管理部12は、この日時情報を受信すると(ステップS205)、該当レコードの判定日時を、通信ログ表示部13から受信した日時と置き換える(ステップS206)。以上のような、テスト項目管理部12と通信ログ表示部13とのやりとりによって、テスト項目管理ファイルにより管理される合否判定日時を、実際にメッセージを送受信した日時と一致させることが可能となる。
【0036】
本実施の形態によれば、テスト項目管理ファイルの判定日時付近に取得された通信ログが自動的に表示されるので、テスト実施者は、日時を照合しながら通信ログを探す必要がなく、合否判定の根拠となる通信ログを確認したい場合に、極めて簡単に確認を行うことができる。
【0037】
さらに、テスト実施者が選択した通信ログの日時を、テスト項目管理ファイルの判定日時と置き換えることにより、判定日時を通信ログの日時と一致させることができる。テスト実施者以外の者が、テスト項目と通信ログとの対応付けを行わなければならない場合、日時が近いというだけでは必ずしも正確な対応付けができるとは限らないが、最初にテスト実施者がこの通信テスタの機能を用いて判定日時と通信ログの日時とを一致させておけば、後日他の者による確認が必要となった場合でも、正確な確認を行うことができる。
【0038】
実施の形態3.
次に示す実施の形態は、通信テスタを構成する要素は実施の形態1と同じであるが、テスト項目管理部により管理されるテスト項目管理ファイルのフォーマットが実施の形態1と異なる。図6は、本実施の形態におけるテスト項目管理ファイルのフォーマットを表す図である。実施の形態1と異なり、1つのテスト項目につき複数の合否判定および判定日時が対応付けられている点が特徴である。
【0039】
実施の形態1のようなテスト項目管理ファイルのフォーマットは、あるテスト項目が不合格であり、再テストで合格した場合、合否判定を上書きすることになるため、最終的なテスト結果は管理できるがテストの履歴まで管理することができない。あるいは、テストの履歴を管理しようとすれば、再テストを別のテスト項目として再設定する必要がある。これに対し、テスト項目管理ファイルを図6に示すフォーマットとした場合には、テストの経過まで詳細に管理することができる。これにより、例えば不合格のときと合格のときの通信メッセージの相違点を通信ログで確認するといったことも可能となり、テストの履歴を効率よく管理することが可能となる。
【0040】
以上、本発明について3つの実施の形態を示したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではない。例えば、上記実施の形態はいずれもパソコンに通信テスト支援プログラムを組み込んだ形態であるが、本発明の装置は、例えば液晶画面と入力キーとCPUやメモリを搭載した制御基板とにより構成される据え置き型あるいは携帯型の通信テスト支援専用装置として実現してもよい。また、テスト項目管理ファイルや通信ログファイルのフォーマットも管理者の都合に応じて変更可能である。
【0041】
【発明の効果】
本発明の通信テスト支援装置、プログラムおよびそのプログラムが記録された記録媒体は、テスト項目ごとの合否判定が入力された際に、そのテスト項目および合否判定に判定日時を対応付けて記憶するため、合否の判定日時と通信ログの送受信日時とに基づいて、合否判定とその根拠となる通信ログとを容易に対応付けることができる。
【0042】
特に、テスト項目管理部と通信ログ管理部との間で日時の情報を交換して、合否判定の日時付近の通信ログファイルのみを表示するようにすれば、操作者が画面上で日時を照合しなくても、簡単にテスト項目と通信ログを対応付けることができる。
【0043】
さらには、合否判定の日時を通信ログに記録された送受信日時と置き換えるようにすれば、より正確な対応付けができ、テスト実施者以外の者でもテストの結果を効率よく管理することが可能となる。
【0044】
また、テスト項目ごとに複数の合否判定および判定日時を対応付けてテスト項目管理ファイルに記録しておけば、通信テストの履歴までも容易に管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における通信テスタの機能概要を表すブロック図。
【図2】実施の形態1におけるテスト項目管理ファイルのフォーマットを示す図。
【図3】実施の形態1の通信テスタの処理概要を表すフローチャート。
【図4】実施の形態2における通信テスタの機能概要を表すブロック図。
【図5】テスト項目管理部と通信ログ表示部の処理を示すフローチャート。
【図6】実施の形態3におけるテスト項目管理ファイルのフォーマットを示す図。
【図7】従来の通信テスタの機能概要を表すブロック図。
【符号の説明】
10 テスト項目管理ファイル、 11 テスト項目管理部

Claims (9)

  1. テスト対象の通信テストの実施を支援する通信テスト支援装置であって、
    テスト対象に対して送信するメッセージおよび/またはテスト対象から受信するメッセージを定義するメッセージ定義手段と、
    前記テスト対象との間で、前記メッセージ定義手段により定義されたメッセージの送受信を行う通信制御手段と、
    前記通信制御手段により送受信されたメッセージと当該メッセージが送受信された日時とを記録した通信ログの作成、記憶および表示を行う通信ログ管理手段と、
    前記通信制御手段とのメッセージ送受信時のテスト対象の動作、および/または前記通信ログ管理手段により表示された通信ログの内容に基づいて操作者が判定した所定のテスト項目の合否を合否判定入力として受け付け、前記テスト項目および合否判定に、前記合否判定入力を受け付けた日時を判定日時として対応付けて記憶するテスト項目管理手段と
    を備えたことを特徴とする通信テスト支援装置。
  2. 前記テスト項目管理手段は、前記判定日時を前記通信ログ管理手段に通知し、
    前記通信ログ管理手段は、当該通信ログ管理手段が記憶する通信ログの中から、通信ログに記録された日時が前記テスト項目管理手段から通知された判定日時と所定の時間差以内にある通信ログを検索して表示することを特徴とする請求項1記載の通信テスト支援装置。
  3. 前記通信ログ管理手段は、通信ログの表示を行う際に表示中の通信ログの選択入力を受け付けるとともに、選択された通信ログに記録された日時を前記テスト項目管理手段に通知し、
    前記テスト項目管理手段は、前記判定日時を、前記通信ログ管理手段から通知された日時に置き換えることを特徴とする請求項1または2記載の通信テスト支援装置。
  4. 前記テスト項目管理手段は、1つのテスト項目に対し複数の合否判定入力を受け付け、各合否判定にそれぞれ判定日時を対応付けて記憶することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の通信テスト支援装置。
  5. テスト対象の通信テストの実施を支援するために、コンピュータを、
    テスト対象に対して送信するメッセージおよび/またはテスト対象から受信するメッセージを定義するメッセージ定義手段、
    前記テスト対象との間で、前記メッセージ定義手段により定義されたメッセージの送受信を行う通信制御手段、
    前記通信制御手段により送受信されたメッセージと当該メッセージが送受信された日時とを記録した通信ログの作成、記憶および表示を行う通信ログ管理手段、
    前記通信制御手段とのメッセージ送受信時のテスト対象の動作、および/または前記通信ログ管理手段により表示された通信ログの内容に基づいて操作者が判定した所定のテスト項目の合否を合否判定入力として受け付け、前記テスト項目および合否判定に、前記合否判定入力を受け付けた日時を判定日時として対応付けて記憶するテスト項目管理手段
    として機能させるための通信テスト支援プログラム。
  6. 前記テスト項目管理手段は、前記判定日時を前記通信ログ管理手段に通知し、
    前記通信ログ管理手段は、当該通信ログ管理手段が記憶する通信ログの中から、通信ログに記録された日時が前記テスト項目管理手段から通知された判定日時と所定の時間差以内にある通信ログを検索して表示することを特徴とする請求項5記載の通信テスト支援プログラム。
  7. 前記通信ログ管理手段は、通信ログの表示を行う際に表示中の通信ログの選択入力を受け付けるとともに、選択された通信ログに記録された日時を前記テスト項目管理手段に通知し、
    前記テスト項目管理手段は、前記判定日時を、前記通信ログ管理手段から通知された日時に置き換えることを特徴とする請求項5または6記載の通信テスト支援プログラム。
  8. 前記テスト項目管理手段は、1つのテスト項目に対し複数の合否判定入力を受け付け、各合否判定にそれぞれ判定日時を対応付けて記憶することを特徴とする請求項5から7のいずれかに記載の通信テスト支援プログラム。
  9. 請求項5から8のいずれかに記載の通信テスト支援プログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体。
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