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JP3630927B2 - 単リール型の磁気テープカートリッジ - Google Patents
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JP3630927B2 - 単リール型の磁気テープカートリッジ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テープを巻き取るリールがケース本体の内部に一個だけ収容してある単リール型の磁気テープカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のテープカートリッジにおいて、テープの繰り出し端に、プラスチック成形品からなるリーダーブロックを連結したものがある(特開昭62−66486号公報)。不使用時のリーダーブロックは、ローディング開口に臨む浅いポケットに圧嵌装填されて待機保持されている。こうしたテープカートリッジでは、リーダーブロックの大半がローディング用のポケットに突出しているので、その待機姿勢に多少のばらつきがあっても、リーダーブロックを確実に捕捉してケース外へ引き出し操作できる。その反面、ローディング開口が常に開放しているので、ローディング開口を介して塵埃等がケース内へ侵入しやすい。
【0003】
そこで、図6に示すようにローディング開口40を狭め、その開口縁にリーダーブロック41を圧嵌装着して、ローディング開口40をリーダーブロック41で閉止できるようした磁気テープカートリッジがある(文献不詳)。図中符号42はリール、43はテープ、44はテープ43をリーダーブロック41に連結するクランプピンである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようにリーダーブロック41でローディング開口40を塞ぐと、ローディング開口40からの塵埃の侵入は防止できるが、リーダーブロック41自体がケース外面に露出するので、この露出面に塵埃が付着しやすい。リーダーブロック41に付着した塵埃は、テープローディング時にテープドライブの内部へ引き込まれて磁気ヘッドに付着し、エラーを増加するおそれがある。また、リーダーブロック41は、ケース本体45の弾性を利用して比較的弱い力で係合保持してあるに過ぎず、そのため、テープカートリッジの取り扱い時等に、誤ってリーダーブロック41をケース内方へ押し込み操作することがある。このように位置ずれした状態のリーダーブロック41では、ローディング機構による捕捉を適正に行えないことがある。
【0005】
テープ端にリーダーブロックを備えた従来のテープカートリッジにおいては、リーダーブロックのローディング操作のしやすさと、防塵性とを同時に満足できない点に改良の余地があった。そこで、本発明の目的は、リーダーブロックのローディング操作のしやすさを維持しながら、同時にリーダーブロックへの塵埃付着を極力避けられる、単リール型の磁気テープカートリッジを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の磁気テープカートリッジは、箱状のケース本体1の内部に、テープ3を巻装した一個のリール2が配置され、テープ3の繰り出し端にリーダーブロック4が連結してある。リーダーブロック4は、テープ端に連結される基部25と、テーブドライブのローディング機構で捕捉される掛止部26とを一体にプラスチック成形してなる。ケース本体1の周側面に面して、ローディング機構の進入を許すローディング開口5が内凹み状に設けられている。ローディング開口5の内部開口縁には、前記基部25を挟み保持して、リーダーブロック4を片持ち状の待機姿勢に固定支持する突片6を設ける。リーダーブロック4よりケース外面側においてローディング開口5を閉止する蓋7を設け、この蓋7をケース本体1に開閉可能に支持してある。
【0007】
具体的には、ケース本体1の前隅において、ケース底壁20とケース前壁21とケース側壁22とを切り欠いてローディング開口5を形成する。ケース底壁20の切欠縁にリーダーブロック4を挟み保持する一対の突片6を突設する。蓋7は、ケース側壁22およびケース前壁21に連続してローディング開口5を覆う、蓋側壁7aと蓋前壁7bとで断面L字状に形成する。蓋側壁7aの後端をピン32で軸支することにより、蓋7をケース本体1に揺動開閉可能に支持する。そして、蓋7とケース本体1との間に、蓋7を閉じ位置に保持する蓋ロック33を設ける。
【0008】
【作用】
ローディング開口5の内部開口縁に設けた突片6でリーダーブロック4を固定支持したうえで、その外面側においてローディング開口5を蓋7で覆うので、不使用時にリーダーブロック4がケース外面に露出するのを防止し、リーダーブロック4に塵埃等が付着するのを阻止できる。誤ってリーダーブロック4に触れることもない。突片6で待機姿勢に固定保持したリーダーブロック4は、片持ち状に支持されていて、その掛止部26がローディング開口5内に突き出ているので、蓋7を開き操作してローディング開口5を開放すると、ローディング機構で掛止部26を確実かつ容易に捕捉できる。
【0009】
【実施例】
図1ないし図5は本発明に係る単リール型の磁気テープカートリッジの実施例を示す。図2において磁気テープカートリッジは、上下ケース1a・1bを接合してなる角箱状のケース本体1を有し、ケース本体1の内部に一個のリール2を収容してあり、このリール2にテープ3が巻装されている。テープ3の繰り出し端には、テープ3を引き出し操作するリーダーブロック4が固定してある。リーダーブロック4はケース本体1の前部左隅に開口したローディング開口5に臨むよう配置されており、ローディング開口5は揺動自在な蓋7で開閉できる。
【0010】
図3に示すように、リール2のボス9は上向きに開口しており、その内部にテープドライブの駆動体の回転力をリール2に伝える駆動リング10と、リール押え11と、リール押え11を押し下げ付勢するばね12とが収容してある。駆動リング10はボス9の内底に設けた座部13で受け止められていて、座部13に対して上下スライドは可能であるが、相対回転は不能に支持されている。座部13の下面には、前記駆動体で磁気吸着される、鉄板製の吸着板14が固定してある。先の駆動体は駆動リング10の底端の接合面に面接合状に圧接されて、駆動リング10を回転駆動する。
【0011】
不使用時のテープ弛みを防ぐために、図2に示すようにケース本体1の前部右隅のスペースを利用してリールロック機構が配置されている。このリールロック機構は、ピン15を中心にして揺動するロック爪16と、ロック爪16をリール2側へ向かって揺動付勢する捻じりコイル形のばね17と、リール2の下フランジの周縁に設けたギヤ歯状のロック歯18とからなる。ロック爪16の中途部下面には解除片19が突設してある。図4に示すように解除片19に設けた溝19aを下ケース1bの下面側から差し込まれる解除ピンPで操作することにより、ロック爪16の全体をばね17の付勢力に抗して反時計回転方向に揺動してロック状態を解除できる。
【0012】
図1においてローディング開口5は、ケース本体1のケース底壁20の前部左隅を斜めに切り欠き、更に切り欠き端間のケース前壁21とケース側壁22とを切り欠いて形成してある。ケース上壁23は切り欠かずに、ローディング開口5の上面側を覆っている。ケース底壁20の中途部上面に、リーダーブロック4を保持する前後一対の突片6・6を設ける。突片6はその大半がケース底壁20から突出していて、互いに接近あるいは離れる向きに弾性変形できる。
【0013】
図5においてリーダーブロック4は、台形状の基部25と、鈎形フック状の掛止部26とを一体に形成した、上下面が平坦なプラスチック成形品からなり、基部25に設けたC字状の溝27にクランプピン28とテープ3とを圧嵌して、テープ3を連結する。溝27側の周面には、前方の突片6の先端と係合する凹部29が設けてある。後方の突片6は基部25の後面側の平坦面を受け止める。つまり、不使用時のリーダーブロック4は前後一対の突片6・6で挟み保持されて、掛止部26がローディング開口5のほぼ中央に突出する、片持ち状の待機姿勢に固定支持されている。
【0014】
ローディング開口5に臨む、リーダーブロック4やテープ3等を保護するために、リーダーブロック4よりケース外面側においてローディング開口5を閉止する蓋7を設ける。図5において、蓋7はL字状に折れ曲がる蓋側壁7aと、蓋前壁7bとを有し、蓋側壁7aの後端に設けた円筒状のボス31をピン32で軸支することにより、ケース本体1に対してローディング開口5を閉止する位置(図2の状態)と、この位置から時計回転方向へ揺動してローディング開口5を開放する位置(図1の状態)との間を往復揺動できる。ピン32は下ケース1bから一体に立設してあって前記ボス31に挿通され、上ケース1aで受け止められている。
【0015】
蓋7を閉じ位置においてロック保持するために、蓋7とケース本体1との間に蓋ロック33を有する。この蓋ロック33は、蓋前壁7bの先端内面の下端寄りに突設してあり、その突端の爪部34がケース前壁21の内面に設けた浅い係合凹部35と係合して、蓋7を閉止保持できる。蓋ロック33の弾性に抗して蓋7を開き揺動操作すると、爪部34と係合凹部35との係合状態を解除できる。必要があれば、係合凹部35をケース前壁21を貫通する孔に形成して、ケース外面から係合凹部35に進入する解除ピンで、爪部34の係合状態を解除操作することができる。
【0016】
不使用時の磁気テープカートリッジは、リーダーブロック4が一対の突片6に挟み保持されて、図5に示すように待機姿勢を維持している。さらに、ローディング開口5は蓋7で閉止されて、その下面側のみが開口しているに過ぎない。そのため、テープカートリッジの取り扱い時や収納等に、塵埃がリーダーブロック4に付着するのをよく防止できる。さらに、誤ってリーダーブロック4に触れて、突片6による保持姿勢が変わることもない。テープドライブへの装填動作によって蓋7を開放操作すると、リーダーブロック4の掛止部26をローディング開口5のほぼ中央に露出させることができるので、ローディング機構による掛止部26の捕捉を確実にしかも容易に行える。
【0017】
上記の実施例以外に、ローディング開口5はケース本体1のケース前壁21やケース側壁22のいずれかに臨む状態で形成できる。この場合には、蓋7を平板状に形成できる。さらに、平板状に形成した蓋7はケース本体1でスライド開閉自在に支持してもよい。ケース側壁22やケース前壁21を位置決め壁に利用して、リーダーブロック4を待機姿勢に挟み保持することができ、この場合には突片6を一個設けるだけでよい。
【0018】
【発明の効果】
本発明では、ローディング開口5をケース本体1の周側面に面して内凹み状に設け、その内部開口縁に設けた突片6でリーダーブロック4を待機保持した。さらに、リーダーブロック4よりケース外面側に位置する蓋7でローディング開口5を覆って、不使用時にリーダーブロック4がケース表面に露出するのを避けるようにしたので、不使用時のリーダーブロック4に塵埃等が付着するのを解消できる。従って、リーダーブロック4に付着した塵埃が磁気ヘッドに転位することに起因する信号読み書き時のエラー発生度合を低下できる。使用時には、蓋7を開き操作することによりローディング開口5を開放して、リーダーブロック4の掛止部26をケース外面に臨んで十分に露出できるので、ローディング機構による掛止部26の捕捉を支障なく行え、全体として防塵性とリーダーブロック4のローディング操作のしやすさとを同時に満足できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ローディング開口の周辺構造を示す斜視図である。
【図2】全体の内部の平面図である。
【図3】図2におけるA−A線断面図である。
【図4】図2におけるB−B線断面図である。
【図5】ローディング開口の周辺構造を示す内部平面図である。
【図6】従来のリーダーブロックの待機状態を示す内部平面図である。
【符号の説明】
1 ケース本体
2 リール
3 テープ
4 リーダーブロック
5 ローディング開口
6 突片
7 蓋
25 基部
26 掛止部

Claims (1)

  1. 箱状のケース本体1の内部に、テープ3を巻装した一個のリール2が配置され、テープ3の繰り出し端にリーダーブロック4が連結してある磁気テープカートリッジであって、
    リーダーブロック4は、テープ端に連結される基部25と、テーブドライブのローディング機構で捕捉される掛止部26とを一体にプラスチック成形してなり、
    ケース本体1の前隅において、ケース底壁20とケース前壁21とケース側壁22とを切り欠いて、ローディング機構の進入を許すローディング開口5が内凹み状に設けられており、
    ケース底壁20の切欠縁に、前記基部25を挟み保持して、リーダーブロック4を掛止部26がローディング開口5に突出する片持ち状の待機姿勢に固定支持する一対の突片6が突設されており、
    リーダーブロック4よりケース外面側においてローディング開口5を閉止する蓋7を有し、
    蓋7は、ケース側壁22およびケース前壁21に連続してローディング開口5を覆う、蓋側壁7aと蓋前壁7bとで断面L字状に形成されており、
    蓋側壁7aの後端をピン32で軸支することにより、蓋7がケース本体1に揺動開閉可能に支持されており、
    蓋7とケース本体1との間に、蓋7を閉じ位置に保持する蓋ロック33が設けられている単リール型の磁気テープカートリッジ
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