JP3634118B2 - 押印用ラベルおよびその連続体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は預貯金通帳などに貼付され、権利者の印影を施すための押印用ラベルに関し、さらに詳しくは、複写機や家庭用印刷機による当該印影の偽造を防止するための押印用ラベルおよびその連続体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
預貯金通帳には必ず権利者の印影が施されるが、最近では、この印影は通帳に貼付されている押印用ラベルに施され、透明フィルムで保護されるのが通常となっている。ところで、最近,複写機や家庭用印刷機の進歩と普及により、このような印影を容易に偽造できるという問題が発生している。例えば、紛失した通帳を用いて悪意の第三者が印影を偽造する場合、印影を複写し、この複写印影を原稿として印鑑を偽造したり、あるいは、複写印影もしくは押印用ラベルそのものを原稿とし、挨拶状や年賀状などを印刷する市販の家庭用印刷機をもって印影の刷版をおこし、朱肉と同色のインキにて、あたかも本物の印鑑を押したように印影を偽造することなどもできる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
かかる問題を解決するため、本発明は、預貯金通帳などに貼付され、権利者の印影を施すための押印用ラベルであって、その押印部に施された印影が良好に視認できると共に、印影の正確な複写を困難とならしめ、もって、印鑑の偽造あるいはその刷版の作成を困難とさせることにより、印影の偽造を防止する押印用ラベルおよびその連続体の提供を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明者はカラーインキに墨インキを所定の割合で混合したインキにて、特定範囲の濃度と線数のスクリーン印刷で構成された押印部が施されてなる押印用ラベルであれば、上記課題を解決できることを見い出し、本発明を想到した。
【0005】
すなわち、本発明の押印用ラベルは、裏面に粘着剤が施されてなるラベル基体の表面に、任意のカラーインキに墨インキを10〜30%混合させてなるインキにて、線数50〜65線、濃度40〜60%のスクリーン印刷で構成された押印部が施されてなる。
【0006】
また、本発明の押印用ラベル連続体は、上記押印用ラベルを剥離台紙上に多数連設させてなる。
【0007】
以下、本発明の押印用ラベルおよびその連続体の構成を詳述する。
押印用ラベルのラベル基体およびその裏面に施される粘着剤は、従来のものと同様のもので、特に限定されるものではない。すなわち、ラベル基体は紙、合成紙、合成フィルム、プラスチックシートなどが好適に利用でき、また、粘着剤も従来のタックラベルなどに使用されているもので、通帳面に貼付された後、容易に剥離しない程度に接着力を有するものが好適である。なお、本発明の押印用ラベルは、通常、印影が施された後、透明フィルムにて保護される。
【0008】
押印部のスクリーンを印刷するためのインキは、施された印影が良好に視認できると共に、印影の正確な複写を困難とならしめる程度にスクリーンが再現され、さらに、美麗なデザインや視覚効果のため、藍色系、紅色系、茶色系、緑色系インキなどから選択されたカラーインキを主体とするのが好適である。
【0009】
本発明におけるインキは、このカラーインキに所定の割合で墨インキを含有させてなる。これは、悪意の第三者が、押印用ラベルそのものを原稿として、家庭用印刷機を用いて印鑑の刷版をおこす場合、カラーインキのみではスクリーン印刷に赤外線を吸収するカーボンが存在しないため、刷版にはスクリーンが再現されず、印影のみが再現されることにより偽造を容易にするからである。
【0010】
カラーインキ中の墨インキの含有量は10〜30%程度であることが必要である。これは、30%以上であると所定のスクリーン印刷の色彩を損ない、反面、10%以下であると印影の正確な複写を困難とさせる程度にスクリーンが再現されないからである。なお、この墨インキ含有量は、選択色によっても多少異なるが、好ましくは15〜25%、さらに好ましくは20%前後である。
【0011】
このカラーインキに墨インキを混合したインキによるスクリーン印刷は、印影が再現される範囲内で、如何なる濃度調整を行っても必ずスクリーンが再現するような特定範囲のスクリーン線数と濃度を採用する。すなわち、スクリーン線数を50線以下とするとスクリーン印刷が粗くなり過ぎて、施された印影が良好に視認できず、反面、65線以上となると、濃度調整によってはスクリーンが再現されない場合がある。したがって、所期の目的を達成するには線数を50〜65線に設定するのが適当である。一方、スクリーン濃度は、上記スクリーン線数の条件下で40〜60%となるように設定する。これは40%以下では濃度調整によってはスクリーンが再現されない場合があり、反面、60%を超えるとスクリーン印刷が濃くなり過ぎ、施された印影が良好に視認できなくなるからである。
【0012】
【発明の実施形態】
以下、本発明の押印用ラベルおよびその連続体をその実施例を挙げ説明する。なお、ここにおいて、図1は押印部に印影が施された状態の本発明の押印用ラベルの平面図、図2は図1のX−X線断面図、図3は本発明の押印用ラベル連続体の一実施例の概略的斜視図、図4は本発明の押印用ラベル連続体の別の実施例の概略的斜視図である。
【0013】
図1および図2は、その押印部4に既に印影Sが施された状態の押印用ラベル1の基本構成を示している。すなわち、押印用ラベル1は、ラベル基体2の裏面に粘着剤5が施され、一方、その表面には所定の印刷と共に本発明のカラーインキに墨インキを混合したインキをもってスクリーン印刷にて押印部4が施されてなる。なお、本実施例ではスクリーン印刷はラベル基体の所定部に施されており、部分的な押印部が形成されているが、本発明はこれに限定されず、ラベル基体表面に施してもよい。また、スクリーン印刷は網点の他、万線、地紋などの印刷でもよい。
【0014】
本発明の押印用ラベルは、通常、長尺の剥離台紙上に多数が連設され、連続体の構成で使用されるので、その使用面において好適である。例えば、図3に示す押印用ラベル連続体11は、個々の押印用ラベル1がその裏面の粘着剤を介し、所定の間隔をもって剥離台紙6上に連設されてなり、使用者は剥離台紙6から個々に押印用ラベル1を剥離し、所望の通帳の押印位置に貼付する。なお、本発明の押印用ラベル連続体は、本実施例に限定されず、例えば、図4に示すように、多数の押印用ラベル1が所定の間隔をもって連設されず、長尺のラベル基体2に切取線Mを介して区画形成され、長尺の剥離台紙6上に連設されたような形態であっても構わない。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の押印用ラベルはカラーインキに墨インキを所定の割合で混合したインキにて、特定範囲の濃度と線数のスクリーン印刷で構成された押印部が施されてなるため、押印部に施された印影が良好に視認できると共に、印影の正確な複写を困難ならしめ、もって、印鑑の偽造あるいはその刷版の作成を困難とさせることにより、印影の偽造を防止するといった効果を奏する。また、本発明の押印用ラベル連続体は剥離台紙上に連設されているため、その使用面において好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】押印部に印影が施された状態の本発明の押印用ラベルの平面図。
【図2】図1のX−X線断面図。
【図3】本発明の押印用ラベル連続体の一実施例の概略的斜視図。
【図4】本発明の押印用ラベル連続体の別の実施例の概略的斜視図。
【符号の説明】
1 押印用ラベル
11 押印用ラベル連続体
2 ラベル基体
3 スクリーン印刷
4 押印部
5 粘着剤
6 剥離台紙
S 印影
Claims (2)
- 裏面に粘着剤が施されてなるラベル基体の表面に、任意のカラーインキに墨インキを10〜30%混合させてなるインキにて、線数50〜65線、濃度40〜60%のスクリーン印刷で構成された押印部が施されてなる押印用ラベル。
- 請求項1記載の押印用ラベルを剥離台紙上に多数連設させてなる押印用ラベル連続体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18917297A JP3634118B2 (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 押印用ラベルおよびその連続体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18917297A JP3634118B2 (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 押印用ラベルおよびその連続体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1124571A JPH1124571A (ja) | 1999-01-29 |
| JP3634118B2 true JP3634118B2 (ja) | 2005-03-30 |
Family
ID=16236694
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18917297A Expired - Fee Related JP3634118B2 (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 押印用ラベルおよびその連続体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3634118B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102017206634A1 (de) * | 2017-04-20 | 2018-10-25 | Tesa Scribos Gmbh | Versiegelungsetikett mit zwei Erstöffnungsnachweisen |
-
1997
- 1997-06-30 JP JP18917297A patent/JP3634118B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1124571A (ja) | 1999-01-29 |
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