Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JP3635110B2 - 感熱転写用記録媒体 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JP3635110B2 - 感熱転写用記録媒体 - Google Patents

感熱転写用記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP3635110B2
JP3635110B2 JP25458194A JP25458194A JP3635110B2 JP 3635110 B2 JP3635110 B2 JP 3635110B2 JP 25458194 A JP25458194 A JP 25458194A JP 25458194 A JP25458194 A JP 25458194A JP 3635110 B2 JP3635110 B2 JP 3635110B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid
thermal transfer
component
recording medium
binder composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25458194A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0892516A (ja
Inventor
浩之 後藤
勇三 檜垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshin Oillio Group Ltd
Original Assignee
Nisshin Oillio Group Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Oillio Group Ltd filed Critical Nisshin Oillio Group Ltd
Priority to JP25458194A priority Critical patent/JP3635110B2/ja
Publication of JPH0892516A publication Critical patent/JPH0892516A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3635110B2 publication Critical patent/JP3635110B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、熱転写型プリンター、ファクシミリ等に供する感熱転写用記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ロイコ染料とフェノール化合物を用いた従来の発色型感熱紙にかわり熱転写型プリンターや熱転写型ファクシミリ等の熱転写記録方式が普及しており、メンテナンスが容易であること、小型軽量化、比較的ランニングコストやマシンコストが低い等の特長を生かし著しい発展がみられる。これら熱転写型プリンターや熱転写型ファクシミリにおいては、通常、厚さ数μm〜20μm程度の薄紙やフィルム等の基材上に着色剤(顔料、油溶性染料等)及びバインダー剤(ワックス、熱可塑性樹脂等)を主体とし、オイル等の柔軟剤、その他の添加剤を含有した熱溶融性インク層(以下、単にインク層という)を塗布してなるリボンやシート状の感熱転写用記録媒体が用いられている。かかる感熱転写用記録媒体はインク層を基材の片面に塗布したもので、他面より感熱(サーマル)ヘッドでインク層を加温し、溶融又は昇華させ、それに対面した被転写紙(普通紙)に転写することにより印字等の記録を行うものである。
【0003】
さて、インク層のバインダー剤として従来使用されてきたワックス類として、硬質ワックス(荷重100gを5sec 負荷、25℃における針入度〔JIS K2530による。以下同じ〕が8未満のワックス類)および軟質ワックス(上記針入度が8以上のワックス類)がある。前者の例として、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、サゾール(フィッシャートロプシュ)ワックス、モンタンワックス、ヘキストワックスE、F、KP、U(ヘキスト社商品名)等のエステルワックスあるいは酸化ワックス、低分子量ポリエチレンワックス、ヘキストワックスS、LP、SW等の酸ワックスが知られている。また後者の例としては、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、ライスワックス、木ロウ、蜜ロウ(低酸価、高酸価)、硬質ラノリン、白ロウのほかパルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸等の高級脂肪酸類、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、ラウリン酸アマイド、パルミチン酸アマイド、ステアリン酸アマイド、オレイン酸アマイド、エルカ酸アマイド等の脂肪酸アマイド類等が知られている。
【0004】
上記ワックスのうち、硬質ワックスを用いたインク層では溶融転写時に地汚れ(被転写紙の印字箇所以外の未加熱部分にもわずかな転写が生じる現象で、印字品位を低下させる。)、こすり汚れが発生しにくいものの、インク層がもろくなり、基材から剥離しやすくなる問題とともに、印字の不鮮明さ、ぼけやにじみ等の転写効率の低下をきたす。一方、軟質ワックスからなるインク層では柔軟性、密着性があるため基材から剥離しがたいものの、溶融転写時に地汚れ、印字のぼけ、にじみが生じる。特にサーマルヘッドが記録媒体を介して被転写紙にあたる時のヘッドマークが発生しやすく、また転写後の印字密着性も不十分であり、印字のこすりによる汚れが発生しやすい。このため、従来のインク層では硬質ワックスと軟質ワックスを混合して使用することにより、双方の原料に由来する欠点を補おうとする試みがなされてきた。しかしながら、前述のような地汚れ、印字のぼけやにじみ等の問題点を根本的に解決するには至っていないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
かかる現状に鑑み、本発明者等は、感熱転写用記録媒体においてインク層の組成物による被転写紙の地汚れ、こすり汚れ、印字のぼけ、にじみ等の欠点を解決し、併せて該インク層の機械的強度を向上させるべく鋭意検討の結果、本発明を完成するに至った。すなわち本発明は、機械的強度が向上され、基材からの剥離が起こり難く、かつ溶融転写にあたり被転写紙に対して前記欠点のないインク層、さらに詳しくはバインダー剤組成物を有する感熱転写用記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明の要旨は、厚さ数μm〜20μm程度の薄紙やフィルム等の基材上に、着色剤とバインダー剤組成物とからなる熱溶融性インク層が塗布された感熱転写用記録媒体において、該バインダー剤組成物が、下記成分(A)を、その総重量に対し、40〜95重量%含有したことを特徴とする感熱転写用記録媒体である。
成分(A):2価以上6価以下のポリオール(但しポリヒドロキシポリオレフィン系オリゴマーを除く)と脂肪族二塩基酸と炭素数12〜30の直鎖状飽和脂肪族一塩基酸又は炭素数12〜70の直鎖状飽和脂肪族モノアルコールとのポリエステル化生成物であって、数平均分子量が1,000〜5,000であり、軟化点範囲が50〜120℃のポリエステル化生成物。
以下、本発明について詳細に説明する。
【0007】
本発明の感熱転写用記録媒体は、基材上に着色剤とバインダー剤組成物とからなる熱溶融性インク層が塗布されてなる。上記バインダー組成物は、2価以上6価以下のポリオール(但しポリヒドロキシポリオレフィン系オリゴマーを除く)と脂肪族二塩基酸と炭素数12〜30の直鎖状飽和脂肪族一塩基酸又は炭素数12〜70の直鎖状飽和脂肪族モノアルコールとのポリエステル化生成物であって、数平均分子量が1,000〜5,000であり、軟化点範囲が50〜120℃のポリエステル化生成物(成分A)を含有する。
本発明に用いる2価以上6価以下のポリオールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリトリット、ソルビトール、ジグリセリン、トリグリセリン、ジペンタエリトリット、1,9−ノナンジオール等が例示できる。なお本発明はこれらの例示により何ら制限されるものではないが、該ポリオールとしてポリヒドロキシポリオレフィン系オリゴマー(例えば三菱化成(株)製、ポリテールH)を除く。
【0008】
脂肪族二塩基酸としては、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバチン酸、デカンジカルボン酸、ドデカンジカルボン酸、テトラデカンジカルボン酸、ヘキサデカンジカルボン酸、オクタデカンジカルボン酸等が使用できる。
【0009】
一方、直鎖状飽和脂肪族一塩基酸としては、例えばラウリン酸、トリデシル酸、ミリスチン酸、ペンタデシル酸、パルミチン酸、ヘプタデシル酸、ステアリン酸、ノナデカン酸、アラキン酸、ベヘニン酸、リグノセリン 酸、セロチン酸、モンタン酸、メリシン酸、やし油脂肪酸、魚硬脂肪酸(水素添加精製魚油脂肪酸)、牛脂脂肪酸等の炭素数12〜30の直鎖状飽和天然及び/又は合成脂肪酸が好ましく使用できる。炭素数12未満の直鎖状飽和脂肪族一塩基酸、側鎖状の飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸を使用すると本発明のポリエステル化生成物(成分(A))の軟化点が低下し、このため溶融転写時に地汚れ、こすり汚れ、印字のぼけ、にじみ等が生じる。また炭素数30を超えるものは工業的に入手しにくい。
【0010】
次に、炭素数12〜70の直鎖状飽和脂肪族モノアルコールとしては、例えば1−ドデカノール、1−トリデカノール、1−テトラデカノール、1−ペンタデカノール、1−ヘキサデカノール、1−ヘプタデカノール、1−オクタデカノール、1−ノナデカノール、1−イコサノール、1−ドコサノール等や、米国PETROLITE 社製 Unilin Alcohol のうち、Unilin425(水酸基価110)、Unilin550(水酸基価85)、Unilin700(水酸基価66)が使用できる(いずれも同社商品名)。Unilin425、550及び700の平均分子量は各々510、660、850であり、それから算出した平均炭素数はそれぞれ35、46および60となる。炭素数12未満の直鎖状飽和脂肪族モノアルコール、側鎖状の飽和脂肪族モノアルコール、不飽和脂肪族モノアルコールを使用すると本発明のポリエステル化生成物(成分(A))の軟化点が低下し、このため溶融転写時に地汚れ、こすり汚れ、印字のぼけ、にじみ等が生じる。また炭素数70を超えるものは工業的に入手しにくい。
【0011】
本発明の感熱転写用記録媒体のバインダー組成物には、成分(B)及び/又は(C)を含有してもよい。
成分(B)は、2価以上6価以下のポリオール(但しポリヒドロキシポリオレフィン系オリゴマーを除く)と脂肪族二塩基酸とのポリエステル化生成物であって、数平均分子量が1,000〜5,000であり、軟化点範囲が50〜120℃のポリエステル化生成物である。
成分(C)は、軟化点又は融点が70℃以上、好ましくは70〜160℃であって、ガラス転移点が25℃以下であり、かつ破断伸度が50%以上、好ましくは130〜800%である熱可塑性樹脂である。このような熱可塑性樹脂としては例えば、ポリエステル樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、スチレンブタジエンゴム、天然ゴム等であって上記物性を満足するものが挙げられる。なお、上記軟化点はJIS K 2531により、融点およびガラス転移点は DSC法により、破断伸度はASTM D638 により各々測定したものである。
【0012】
本発明におけるエステル化反応は、無触媒または触媒存在下、原料を通常の方法で例えば100〜300℃にて1〜20時間反応せしめればよく、特に限定する条件はない。このようにして得られる成分(A)及び成分(B)の数平均分子量は1,000〜5,000、また軟化点は通常50〜120℃である。
【0013】
本発明の感熱転写記録媒体において、インク層のバインダー組成物には、成分(A)が含有されており、該バインダー組成物中の成分(A)の含有量は、40〜95重量%であり、好ましくは50〜95重量%である。また、成分(B)及び(C)を含有する場合の含有量は、成分(B)が好ましくは3〜35重量%であり、更に好ましくは10〜35重量%であり、成分(C)が好ましくは2〜20重量%であり、更に好ましくは5〜15重量%である。また、上記バインダー組成物中には、その特性を損なわない範囲で従来から使用されてきたワックス類を併用する事もできる。かかるワックス類は、天然系ワックスとしてカルナウバワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス等があげられる。合成ワックスとしてはポリエチレンワックス等がある。
【0014】
なおインク層の着色剤としてはとくに限定されるものではなく、従来から使用されている顔料や油溶性染料等を使用することができる。本発明で用いられる基材としては、従来より公知の薄紙やフィルム等の適当なものを使用することができる。たとえば、コンデンサー紙、グラシン紙等の薄紙、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアミド等の耐熱性の比較的良好な樹脂フィルム等をあげることができる。これら基材の厚さは数μm〜20μmのものが好ましい。前述のバインダー剤組成物と着色剤とからなるインク層は、かかる基材の片方の面上に、ホットメルトコーティング、ソルベントコーティング、水−エマルジョンコーティング等の適当な方法により、通常、3〜15μmの厚さで塗布される。かくして得られる感熱転写用記録媒体を用いることでインク層の機械的強度を向上させることができ、インク層の剥離が極めて起こりにくく、溶融転写にあたり被複写紙に対して地汚れ、こすり汚れ、印字のぼけ、にじみ等もほとんど起こらない。
【0015】
【実施例】
以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。なお実施例及び比較例中、「部」は「重量部」を示す。
実施例1
攪拌機、温度計、窒素ガス吹き込み管、水分離器を備えた4ツ口フラスコに、デカンジカルボン酸1,150g(5モル当量)、1,9−ノナンジオール960g(6モル当量)、ベヘニン酸680g(2モル当量)を仕込み、触媒としてp−トルエンスルホン酸を2.8g、さらに還流溶剤としてキシレンを仕込み量の5重量%添加し、よく攪拌し混合物を160〜230℃にて計算量の水が留出するまで反応をおこなった。その所要時間は、8時間であった。反応終了後、引き続き減圧にてキシレンを留去し活性白土を用いて脱色、濾過して白色ワックス状固体(ポリエステル化生成物、本発明の成分(A))を得た。数平均分子量2,560、収量2,200g、酸価2.3、軟化点70〜72℃であった。
【0016】
上記ポリエステル化生成物(成分(A))及び本発明の成分(C)を用いて、下記成分からなる組成物をボールミルにより十分混合分散させインク液を作った。
インクの組成
上記ポリエステル化生成物(成分(A))・・・・・・・・・70部
カルナウバワックス(針入度1)・・・・・・・・・・・・・15部
ポリエステル樹脂・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5部
(成分(C)、軟化点127℃、ガラス転移点10℃、破断伸度750%)
ニグロシン(ニグロシンベースEX、オリエント化学社製)・10部
トルエン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・500部
このインクを、厚さ4μmのPETフィルムに塗布、乾燥し、インク層厚3μmの熱転写シートを作成した。このインクシートをサーマルプリンター(発熱素子密度:印字品位8ドット/mmの薄膜型ラインサーマルヘッド)に装着して、印加電力0.2w/ドット、印加時間8msecのパルス幅で普通紙へ印字したところ、地汚れ、印字のぼけ、にじみ等のない鮮明な印字像が得られた。さらにこの印字像を指でこすったところ、こすり汚れも発生しなかった。またインクシートを手揉み試験に供したところ十分な耐剥離性が得られた。
【0017】
実施例2
アジピン酸1,168g(8モル当量)、ネオペンチルグリコール728g(7モル当量)、Unilin425(商品名、PETROLITE 社製:炭素数35の飽和アルコール)1,020g(2モル当量)とを実施例1と同様に反応させ微黄色ワックス状固体(ポリエステル化生成物、本発明の成分(A))を得た。数平均分子量2,590、収量2,200g、酸価3.4、軟化点81〜83℃であった。一方、攪拌機、温度計、窒素ガス吹き込み管、水分離器を備えた4ツ口フラスコに、アゼライン酸514g(3モル当量)、1,9−ノナンジオール640g(4モル当量)を仕込み、触媒として塩化第1錫を0.7g、さらに還流溶剤としてキシレンを仕込み量の5重量%添加し、よく攪拌し混合物を160〜230℃にて計算量の水が留出するまで反応をおこなった。その所要時間は、5時間であった。反応終了後、引き続き減圧にてキシレンを留去し活性白土を用いて脱色、濾過して白色ワックス状固体(ポリエステル化生成物、本発明の成分(B))を得た。数平均分子量1,050、収量910g、酸価0.1、軟化点58〜59℃であった。
【0018】
上記の成分(A)及び(B)と本発明の成分(C)とを配合した下記組成物を用い、実施例1と同様にインク液を作った。
インクの組成
上記ポリエステル化生成物(成分(A))・・・・・・・・・50部
上記ポリエステル化生成物(成分(B))・・・・・・・・・35部
エチレン−酢酸ビニル共重合体・・・・・・・・・・・・・・・8部
(三井デュポンポリケミカル(株)製、EV−310、成分(C))
カーボンブラック(三菱化成(株)製、MA−100)・・・・7部
このインクを厚さ7μmのPETフィルムにホットメルトワイヤーバー法で塗布し、インク層厚4μmの熱転写用インクシートを作成した。このインクシートを実施例1と同様に印字テストしたところ、地汚れ、印字のぼけ、にじみ等のない、かつこすり汚れの極めて少ない鮮明な印字像が得られた。また、実施例1と同じ手揉み試験によるインク層の耐剥離性も良好であった。
【0019】
実施例3
セバチン酸404g(2モル当量)、ペンタエリトリット402g(3モル当量)、魚硬脂肪酸(水素添加精製魚油脂肪酸)1,435g(5モル当量)とを実施例1と同様に反応させ淡黄色ワックス状固体(ポリエステル化生成物、本発明の成分(A))を得た。数平均分子量2,079、収量1,760g、酸価1.7、軟化点57〜59℃であった。
一方、マレイン酸1,160g(10モル当量)、1,10−デカンジオール1,914g(11モル当量)を仕込み、触媒として塩化第1錫を1.8gとを実施例2と同様に反応させ微黄色ワックス状固体(ポリエステル化生成物、本発明の成分(B))を得た。数平均分子量2,710、収量2,360g、酸価0.1、軟化点62〜64℃であった。
【0020】
上記の成分(A)および成分(B)と本発明の成分(C)とを配合した下記組成物を用い、実施例1と同様にインクを作った。
インクの組成
上記ポリエステル化生成物(成分(A))・・・・・・・・・60部
上記ポリエステル化生成物(成分(B))・・・・・・・・・20部
エチレン/エチルアクリレート共重合体・・・・・・・・・・・5部(日本ユニカー(株)製、NVC−6070、成分(C))
フタロシアニンブルーB(C.I.ピグメントブルーB)・・・・10部
ニグロシン(オリエント化学社製、ニグロシンベースEX)・・5部
トルエン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・700
【0021】
このインクを、厚さ5μmのPETフィルムに塗布、乾燥し、インク層厚3μmの熱転写シートを作成した。このインクシートを実施例1と同様に印字テストしたところ、地汚れ、印字のぼけ、にじみ等がなく、かつこすり汚れのない鮮明な印字像が得られた。また、実施例1と同じ手揉み試験によるインク層の耐剥離性も良好であった
【0022】
比較例1
下記成分をボールミルにより十分に混合、分散させインク液を作った。
インクの組成
パラフィンワックス(日本精ロウ(株)製、SP−0145)・・60部
カルナウバワックス1号(日興ファインプロダクツ(株)製)・・15部
エチレン/酢酸ビニル共重合体・・・・・・・・・・・・・・・・7部
(三井デュポンポリケミカル(株)製、EV−310)
オイルブラックHBB(オリエント化学社製)・・・・・・・・・・5部
カーボンブラック(三菱化成(株)製、MA−100)・・・・・13部
トルエン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・600
【0023】
のインクを、厚さ5μmのPETフィルムに塗布、乾燥し、インク層厚3μmの熱転写シートを作成した。このインクシートを実施例1と同様に印字テストしたところ、手揉み試験によるインク層の耐剥離性は良好なものの、地汚れ、こすり汚れ、印字のぼけ、にじみが見受けられた。
【0024】
比較例2
下記成分をボールミルで十分に混合してインク液を作った。
インクの組成
カルナウバワックス1号(日興ファインプロダクツ(株)製)・・45部
キャンデリラワックス・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20部
酸化型ポリエチレンワックス・・・・・・・・・・・・・・・・・・5部
(三洋化成工業(株)製、E−300)
エチレン/酢酸ビニル共重合体・・・・・・・・・・・・・・・・・5部
(三井デュポンポリケミカル(株)製、EV−310)
カーボンブラック(三菱化成(株)製、MA−100)・・・・・25部
このインクを厚さ7μmのPETフィルムにホットメルトワイヤーバー法で塗布し、インク層厚4μmの熱転写用インクシートを作成した。このインクシートを実施例1と同様に印字テストしたところ、地汚れ、印字のぼけ、にじみ等のない、かつこすり汚れの少ない鮮明な印字像が得られた。しかし、インク層の耐剥離性が不良であった。
【0025】
【発明の効果】
本発明によれば、感熱転写用記録媒体のバインダー剤組成物として、前記特定成分を含有させることにより、従来の天然又は合成ワックス、熱可塑性樹脂の配合では得られないインク層の機械的強度を向上させることができ、インク層の基材からの剥離が極めて起こり難く、かつインク層の溶融転写にあたり被転写紙に対して地汚れ、こすり汚れ、印字のぼけ、にじみ等が起こらない優れた性能を有する感熱転写用記録媒体が得られる。

Claims (2)

  1. 厚さ数μm〜20μm程度の薄紙やフィルム等の基材上に、着色剤とバインダー剤組成物とからなる熱溶融性インク層が塗布された感熱転写用記録媒体において、
    バインダー剤組成物が、下記成分(A)を、その総重量に対し、40〜95重量%含有したことを特徴とする感熱転写用記録媒体。
    成分(A):2価以上6価以下のポリオール(但しポリヒドロキシポリオレフィン系オリゴマーを除く)と脂肪族二塩基酸と炭素数12〜30の直鎖状飽和脂肪族一塩基酸又は炭素数12〜70の直鎖状飽和脂肪族モノアルコールとのポリエステル化生成物であって、数平均分子量が1,000〜5,000であり、軟化点範囲が50〜120℃のポリエステル化生成物。
  2. 上記バインダー剤組成物が、その総重量に対し、下記成分(C)を2〜20重量%含有する、請求項1に記載の感熱転写用記録媒体。
    成分(C):軟化点又は融点が70℃以上であり、ガラス転移点が25℃以下であり、かつ破断伸度が50%以上である熱可塑性樹脂。
JP25458194A 1994-09-22 1994-09-22 感熱転写用記録媒体 Expired - Fee Related JP3635110B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25458194A JP3635110B2 (ja) 1994-09-22 1994-09-22 感熱転写用記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25458194A JP3635110B2 (ja) 1994-09-22 1994-09-22 感熱転写用記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0892516A JPH0892516A (ja) 1996-04-09
JP3635110B2 true JP3635110B2 (ja) 2005-04-06

Family

ID=17267031

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25458194A Expired - Fee Related JP3635110B2 (ja) 1994-09-22 1994-09-22 感熱転写用記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3635110B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6079382B2 (ja) * 2013-03-29 2017-02-15 大日本印刷株式会社 熱転写シート
JP6056662B2 (ja) * 2013-05-31 2017-01-11 コニカミノルタ株式会社 電子写真画像形成方法及び電子写真画像形成装置
JP6107458B2 (ja) * 2013-06-18 2017-04-05 コニカミノルタ株式会社 静電潜像現像用トナー及び電子写真画像形成方法
US9303135B2 (en) * 2013-10-30 2016-04-05 Xerox Corporation Ink jet ink for indirect printing applications

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0892516A (ja) 1996-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS625887A (ja) 感熱転写記録媒体
JP3635110B2 (ja) 感熱転写用記録媒体
US5084330A (en) Thermal transfer recording medium
EP0194860B1 (en) Heat-sensitive transferring recording medium
US6033767A (en) Thermo-transfer strip
JP2538640B2 (ja) 感熱転写用インク及びインクフィルム
JP3255480B2 (ja) 感熱転写用記録媒体
JPH05177954A (ja) 熱転写記録媒体
JP2716907B2 (ja) 熱転写記録媒体
JPS625888A (ja) 感熱転写記録媒体
JPH01118484A (ja) 感熱転写記録媒体
JP4263833B2 (ja) 熱転写媒体
JP3656886B2 (ja) 熱転写記録媒体
US5154980A (en) Heat transfer recording medium
JPH04259595A (ja) 熱転写記録媒体
JPH0516538A (ja) 多数回印字型熱転写記録媒体
JP3105658B2 (ja) 熱転写記録媒体
JPH01291984A (ja) 感熱転写記録媒体
JP3101345B2 (ja) 感熱転写シート
JP2001301337A (ja) 熱転写記録媒体
JP3014954B2 (ja) 感熱転写記録媒体セット
JPH01263080A (ja) 感熱転写記録媒体
JP2733339B2 (ja) 熱転写記録媒体
JPS6184288A (ja) 感熱転写インク用ワツクス
JP4606618B2 (ja) 熱転写記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040608

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040701

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040803

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20040803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041012

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041216

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080107

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110107

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees