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JP3636089B2 - インターネットファクシミリ通信方法、及びインターネットファクシミリ装置 - Google Patents
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JP3636089B2 - インターネットファクシミリ通信方法、及びインターネットファクシミリ装置 - Google Patents

インターネットファクシミリ通信方法、及びインターネットファクシミリ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画データを電子メールにて送受信するインターネットファクシミリ通信方法、及びインターネットファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、原稿の画データを電子メールにて送受信するインターネットファクシミリ装置が普及している。このインターネットファクシミリ装置によれば、自装置が備える読取部から読み込んだ原稿の画データを電子メール添付可能なフォーマットの画データに変換して、電子メールの添付ファイルとして電子メール受信可能なインターネットファクシミリ装置等へ送信することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、一般的に、送信側インターネットファクシミリ装置は、受信側インターネットファクシミリ装置が受信可能な画データのフォーマット、印刷可能な記録紙のサイズ(A3、A4サイズ等)など、受信側インターネットファクシミリ装置の能力を確認せずに、一定の形式で画データを送信するため、受信側インターネットファクシミリ装置の能力に最適な画データを送信することが困難である。
【0004】
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、送信側インターネットファクシミリ装置が、受信側インターネットファクシミリ装置の能力に応じた最適な画データをより短時間で送信することを可能とするインターネットファクシミリ通信方法、及び該通信方法を実施するインターネットファクシミリ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載のインターネットファクシミリ通信方法は、送信側インターネットファクシミリ装置が、他のメールサーバを経由することなく受信側インターネットファクシミリ装置と直接接続されたか否かを判断する接続先判断ステップと、送信側インターネットファクシミリ装置が、他のメールサーバを経由することなく受信側インターネットファクシミリ装置と直接接続されたと判断したとき、前記受信側インターネットファクシミリ装置へ特別通信モードへの移行を電子メールにて指定するとともに同装置に電子メールの送信権を交替させるSMTPコマンドを送信するステップと、特別通信モードへの移行の指定を受けた前記受信側インターネットファクシミリ装置が自装置の能力情報を前記送信側インターネットファクシミリ装置に電子メールにて通知するとともに同装置に電子メールの送信権を交替させるSMTPコマンドを送信するステップと、前記送信側インターネットファクシミリ装置が、受信した前記能力情報に基づいて生成した画データを前記受信側インターネットファクシミリ装置に電子メールにて送信するとともに同装置に電子メールの送信権を交替させるSMTPコマンドを送信するステップと、を含むインターネットファクシミリ通信方法であって、前記送信側インターネットファクシミリ装置と前記受信側インターネットファクシミリ装置が相互に送受信する前記電子メール及び前記送信権を交替させるSMTPコマンドが1のSMTPのセッション内で送受信されることを特徴としている。
【0006】
請求項2記載のインターネットファクシミリ通信方法は、請求項1記載のインターネットファクシミリ通信方法において、前記接続先判断ステップにおける判断は、宛先メールアドレスのドメイン名と、DNSサーバへ照会して取得した宛先メールアドレスのメールサーバのドメイン名とが一致するか否かに基づき行われることを特徴としている。
【0007】
請求項3記載のインターネットファクシミリ通信方法は、請求項1記載のインターネットファクシミリ通信方法において、前記接続先判断ステップにおける判断は、前記送信側インターネットファクシミリ装置から前記受信側インターネットファクシミリ装置へ送信される、電子メールの受信者を指定するためのSMTPのコマンドに対する前記受信側インターネットファクシミリ装置のSMTPの応答コマンドに基づき行われることを特徴としている。
【0008】
請求項4記載のインターネットファクシミリ装置は、送信側インターネットファクシミリ装置であって、他のメールサーバを経由することなく受信側インターネットファクシミリ装置と直接接続されたか否かを判断する手段と、他のメールサーバを経由することなく受信側インターネットファクシミリ装置と直接接続されたと判断したとき、前記受信側インターネットファクシミリ装置へ特別通信モードへの移行を電子メールにて指定して、電子メールの送信権を交替させるSMTPコマンドを前記受信側インターネットファクシミリ装置へ送信する手段と、前記特別通信モードへの移行の指定を受けた前記受信側インターネットファクシミリ装置から、該装置の能力情報を電子メールにて通知されて、前記送信権を交替させるSMTPコマンドを受信したとき、前記能力情報に基づいて生成した画データを前記受信側インターネットファクシミリ装置に電子メールにて送信する手段と、を備え、前記送信側インターネットファクシミリ装置と前記受信側インターネットファクシミリ装置が相互に送受信する前記電子メール及び前記送信権を交替させるSMTPコマンドが、1のSMTPのセッション内で送受信されるものであることを特徴としている。
また、請求項5記載のインターネットファクシミリ装置は、請求項4記載のインターネットファクシミリ装置において、前記直接接続されたか否かを判断する手段は、宛先メールアドレスのドメイン名と、DNSサーバへ照会して取得した宛先メールアドレスのメールサーバのドメイン名とが一致するか否かに基づき行われるものであることを特徴としている。
また、請求項6記載のインターネットファクシミリ装置は、請求項4記載のインターネットファクシミリ装置において、前記直接接続されたか否かを判断する手段は、前記送信側インターネットファクシミリ装置から前記受信側インターネットファクシミリ装置へ送信される、電子メールの受信者を指定するためのSMTPのコマンドに対する前記受信側インターネットファクシミリ装置のSMTPの応答コマンドに基づき行われるものであることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係るインターネットファクシミリ通信方法並びに該通信方法を実施するインターネットファクシミリ装置について、図面に基づき説明する。なお、画データの送信側となるインターネットファクシミリ装置を送信側インターネットファクシミリ装置、受信側となるインターネットファクシミリ装置を受信側インターネットファクシミリ装置という。
【0011】
前記送信側インターネットファクシミリ装置と前記受信側インターネットファクシミリ装置は、同様のハードウエア構成を備えており、その具体的な構成例を図1に示す。すなわち、前記インターネットファクシミリ装置1A、1Bは、CPU(中央処理装置)2、RAM(ランダムアクセスメモリー)3、ROM(リードオンリーメモリー)4、コーデック5、モデム6、NCU(ネットワークコントロールユニット)7、読取部8、記録部9、操作部10及びLANI/F(ローカルエリアネットワーク・インターフェース)11を備えたものであって、各装置2乃至11は、通信可能にバス12によって接続されている。
【0012】
前記CPU2は、所定のプログラムに従って、前記インターネットファクシミリ装置1A、1Bを構成する各装置を制御する。
【0013】
前記RAM3は、画データ、FAX番号、メールアドレス、転送・配信条件を格納したテーブル、後述するデータテーブル等を予め記憶するための記憶部として、或いは一時的に蓄積される諸データ等の記憶部として機能する。
【0014】
前記ROM4は、前記CPU2によりこのインターネットファクシミリ装置1A、1Bの各部の動作が制御されるための各種プログラム、画データのフォーマットを変換するプログラム等を記憶している。
【0015】
前記コーデック5は、複数のプロトコルに対応して符号化(エンコード)・復号(デコード)するものである。すなわち、前記読取部8にて読み取られた画データ等を送信のためにMH、MR、MMR方式等により符号化し、受信した画データを復号する。また、コンピュータで使用される一般的に使われている画像フォーマットであるTIFF(Tagged Image File Format)形式にも対応して符号化、復号することもできる。なお、TIFFの仕様は、米国Adobe System社によって公開されている。
【0016】
前記モデム6は、例えばITU−T(国際電気通信連合)の勧告V.34規格又はこれと同様のものに従った送受信データの変調及び復調を行う。
【0017】
前記NCU7は、電話回線を制御して電話をかけたり、電話を切ったりする回線網制御装置であり、PSTN(公衆交換電話網)13に接続されている。
【0018】
前記読取部8は、原稿の画像データを読み取って、白黒2値に変換した画データを出力する。
【0019】
前記記録部9は、例えば電子写真方式のものからなり、受信した画データを記録紙上に画像形成し、該記録紙を排出(プリントアウト)する。例えば、前記読取部8で読み取られた原稿の画データ、ファクシミリ受信した画データ、インターネットファクシミリ受信した添付ファイルの画データや本文のテキストデータ等を前記CPU2の指示により、プリントアウトする。
【0020】
前記操作部10は、例えば、このインターネットファクシミリ装置1A、1Bの状態に関する情報及び各種操作指示画面を表示するディスプレイ10a、FAX番号等を入力するためのテンキー10b、短縮番号から発信するための短縮キー10c、原稿の読取り動作の開始等を行うためのスタートキー10d、前記ディスプレイ10a内の反転表示を移動させるためのカーソルキー10e等を備えており、各種操作はこの操作部10により行われる。
【0021】
前記LANI/F11は、LAN(ローカルエリアネットワーク)14、14Aとのインターフェイスを備えており、このLAN14、14Aとインターネットファクシミリ装置1A、1Bとを通信可能に接続している。
【0022】
前記インターネットファクシミリ装置1A、1Bは、G3方式等によって原稿等の画データをファクシミリ送受信する機能を備えるほか、インターネット標準プロトコルであるTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)を実装し、原稿等の画データを電子メールの添付ファイルとすることにより、電子メールの本文と共に送受信するインターネットファクシミリ機能を備えている。さらに、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)サーバ(換言すれば、メールサーバ)としての機能をも備え、少なくとも他のSMTPサーバ等とSMTP接続を確立してその接続上で、SMTPコマンドやデータを送受信することができる。なお、SMTPとは、一般的に電子メールの転送に利用されている電子メール転送プロトコルであり、RFC(Request for Comments)821、822に定義されているプロトコルである。
【0023】
また、前記送信側インターネットファクシミリ装置1AのRAM3の所定の記憶領域には、図2に示すデータテーブルTが記憶されている。このデータテーブルTは、各「短縮番号」に「相手先名」、「宛先」及び「属性」についての情報を格納したものである。各「短縮番号」を指定すると、送信側インターネットファクシミリ装置1Aは、前記「短縮番号」に該当する宛先を「宛先」欄から指定し、さらに「属性」欄に格納された属性情報を取得する。例えば、短縮番号「001」を指定すると、前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aは、「YOU@tmB.NET」を宛先として指定すると共に、その宛先の端末が「SMTPサーバ機能付インターネットファクシミリ装置」という属性情報、つまり、SMTPサーバ機能を備えた特定の受信側インターネットファクシミリ装置1Bであるという情報をも同時に取得するようになっている。このデータテーブルTでは、短縮番号「001」と「004」の「属性」欄に属性情報が格納されており、短縮番号「002」、「003」、「005」には属性情報が格納されておらず、前記受信側インターネットファクシミリ装置1B以外の端末が、これら宛先に配置されている。
【0024】
前記送信側インターネットファクシミリ装置1A及び前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bは、例えば、図3に示すネットワーク環境Aに設置されて使用される。すなわち、前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aは、LAN14を通じて、メールサーバ15、クライアントPC16、前記受信側インターネットファクシミリ装置1B、ルータ17、DNS(Domain Name System)サーバ18等と、相互に通信可能に接続されている。また、前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aは、中継メールサーバM、インターネット、中継メールサーバMを通じて他のLAN14Aに接続されたメールサーバ19、該メールサーバ配下のメールクライアントPC20及び前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bと同じ装置である他の受信側インターネットファクシミリ装置1Cと通信可能である。また、PSTN(公衆交換電話網)13を通じて他のG3FAX端末22とG3形式の画データを送受信することも可能である。なお、前記DNSサーバーは、前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aから宛先メールアドレスのメールサーバのドメイン名の照会があったときに、該ドメイン名、IPアドレスを検出して前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aへ返信する。
【0025】
前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aから読取部8により読み取られた画データ、又は外部から受信した画データが送信(転送又は配信)される場合の前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aと前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bの動作について図4乃至図11に示すシーケンス図又はフローチャートに基づき説明する。なお、これらシーケンス図、フローチャートに基づき説明する動作は、前記送信側インターネットファクシミリ装置1A、前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bの各々のROM4に記憶されている制御プログラム等に基づいてCPU2の発行する命令に従って行われる。
【0026】
まず、オペレータの操作部10の操作等により、又は受信した画データの転送・配信装置設定等により、画データの送信開始が指示されると、図4のフローチャートに示すように、送信側インターネットファクシミリ装置1Aは、この指示を受付け(ステップS1)、送信先が特定のインターネットファクシミリ装置、つまり、前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bであるか否かの判断を前記データテーブルTに基づき判断する(ステップS2)。例えば、短縮番号「002」が指定されていた場合などのように、送信先が前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bではないと判断したときは、通常設定で前記画データを電子メールにて、宛先「123@def.co.jp」へ送信する(ステップS3)。
【0027】
一方、例えば短縮番号「001」が指定されていた場合などのように、送信先が前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bであると判断した場合は、図5及び図6のシーケンス図に示すように、電子メールを送信するために、まず、何れかのメールサーバへTCP接続を要求して接続を確立し(ステップS5、T101乃至T102)、接続されたメールサーバに対し、自身をSMTPコマンド「HELO tmA.NET」にて特定する。この場合、パラメータである「tmA.NET」が送信側インターネットファクシミリ装置1Aのドメイン名として特定される。これに対して前記メールサーバは、SMTP応答コード「250」を返すと共に、自身のドメイン名である「tm.B.NET」をパラメータとして特定する(T103、T104)。このSMTP応答コード「250」は、要求されたSMTPコマンドの処理が完了した旨を示す応答でコードである。
【0028】
つぎに、前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aは、SMTPコマンド「MAIL FROM:<ME@tmA.NET>」にて、自身のメールアドレス「ME@tmA.NET」を特定すると共に(T105)、SMTPコマンド「RCPT TO:<YOU@tmB.NET>」、「RCPT TO:<WHO@tmC.NET>」等にて受信者を指定する(ステップS6、T107、T207)。これを受信した前記メールサーバは、自装置のメールアドレスが、指定された「YOU@tmB.NET」であるとき、つまり、自装置がその受信者であるときは、その旨を示すSMTP応答コード(コマンド)「250」を前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aへ返信し(T108)、指定された「WHO@tmC.NET」でないときは、前記メールサーバは、図5に示すように、受信する電子メールを宛先「MMM@tmC.NET」へ転送する旨を示すSMTP応答コード(コマンド)「251」を前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aへ返信する(T208)。
【0029】
前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aは、前記SMTP応答コード「250」を受信すると、前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bと他のメールサーバを経由することなく直接接続されたと判断する一方、前記SMTP応答コード「251」を受信すると、接続された前記メールサーバは、中継メールサーバMであり、前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bとは、直接接続されなかったと判断する(ステップS7;接続先判断ステップ)。
【0030】
前記S7において、前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aが、前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bと他のメールサーバを経由することなく直接接続されなかったと判断したときは、通常設定で前記画データを電子メールにて送信先へ送信する(ステップS8、T209乃至T216)。例えば、前記他の受信側インターネットファクシミリ装置1Cが送信先となっている場合などは、前記中継メールサーバMを経由して通信することとなるので、このケースに該当する。
【0031】
前記S7において、前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aが、前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bと他のメールサーバを経由することなく直接接続されたと判断したときは、つぎに、SMTPコマンド「DATA」にて電子メールの送信を指定し、SMTP応答コード「354 end with <CRLF>.<CRLF>」を受信してから、所定のコマンドを記述した電子メールを前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bへ送信して、特別通信モードへの移行を指定し、ピリオドだけを含む行「<CRLF>.<CRLF>」(「CRLF」は改行を示す。)を送信することで該電子メールの送信の終了を指定する(ステップS9、T109乃至T112)。そして、さらに送信側と受信側を入れ替えるSMTPコマンド「TURN」を送信し、電子メールの送信権(SMTPコマンドの送信権)を受信側インターネットファクシミリ装置1Bへ渡す(ステップS10、T114)。
【0032】
その後、前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aは、前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bとの間で、前記送信権を交替しながら、前記T103乃至T115に示した一連のSMTPの手順を繰り返すことによって、相互に電子メールの送受信を行う(ステップS11)。なお、送信権を交替させるSMTPコマンドは、前記した「TURN」のほか、SMTPコマンド「ETRN」でもよく、また、「TURN」コマンドと同じ役割を果たすSMTPコマンドを定義して使用してもよい。
【0033】
前記した動作をする前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aの通信相手の前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bは、図7のフローチャートに示すように、電子メールを受信すると(ステップS31)、その電子メールに特別通信モードへの移行を指定するコマンドが記述されているか否かにより特別通信モードへの移行を指定されたか否かを判断し(ステップS32)、特別通信モードへの移行を指定されなかったと判断した場合は、受信した画データの印刷等を行い(ステップS33)、特別通信モードへの移行を指定されたと判断した場合は、送信側インターネットファクシミリ装置1AからSMTPコマンド「TURN」が送信されるのを待ち(ステップS34)、SMTPコマンド「TURN」を受信後、前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aとの間で、前記送信権を交替しながら、前記T103乃至T115に示した一連のSMTPの手順を繰り返すことによって、相互に電子メールの送受信を行う(ステップS35)。
【0034】
つぎに、前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aの前記S11における動作と前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bの前記S35における動作について、図8に示すシーケンス図、図9及び図10に示すフローチャートに基づきさらに詳細に説明する。
【0035】
前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aは、前記S9において、所定のコマンドを記述した電子メールを送信して特別通信モードへの移行を前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bへ指定し(ステップS9、T301)、SMTPコマンド「TURN」を送信して(ステップS10)、電子メールの送信権を受信側インターネットファクシミリ装置1Bへ渡す。
【0036】
一方、前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bは、前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aから前記特別通信モードへの移行を電子メールにて指定され、SMTPコマンド「TURN」を受信することで、電子メールの送信権を受け(ステップS34)、自装置1Bの能力情報(受信、印刷等に関する能力についての情報)を記述した電子メールを生成して前記インターネットファクシミリ装置1Aに送信するなど、自装置1Bの能力情報を前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aへ電子メールにて通知し(ステップS71、T302)、SMTPコマンド「TURN」を送信して、電子メールの送信権を前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aへ渡す(ステップS72)。
【0037】
一方、前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aは、前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bから、前記能力情報を電子メールにて通知され(ステップS51)、さらにSMTPコマンド「TURN」を受信して送信権を受けたとき(ステップS52)、前記能力情報に基づいて、送信する画データの解像度、紙サイズ等のフォーマットを決定し、決定フォーマットのデータの情報(以下、「送信画データ情報」という。)を記述した電子メールを生成して前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bに送信するなど、前記送信画データ情報を前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bへ電子メールにて通知し(ステップS53、T303)、SMTPコマンド「TURN」を送信して、電子メールの送信権を前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bへ渡す(ステップS54)。
【0038】
一方、前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bは、前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aから、前記送信画データ情報の通知を電子メールにて受け(ステップS73)、さらにSMTPコマンド「TURN」を受信して送信権を受けたとき(ステップS74)、受信した前記送信画データ情報を確認した旨を示す画データ情報確認信号を送信し(ステップS75、T304)、SMTPコマンド「TURN」を送信して、送信側インターネットファクシミリ装置1Aへ電子メールの送信権を渡す(ステップS76)。
【0039】
一方、前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aは、前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bから、前記画データ情報確認信号を電子メールにて受信し(ステップS55)、SMTPコマンド「TURN」を受信して送信権を受けたとき(ステップS56)、前記能力情報に基づき決定されたフォーマットの画データを生成して(ステップS57)、前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bへ送信し(ステップS58、T305)、さらにSMTPコマンド「TURN」を送信して、受信側インターネットファクシミリ装置1Bへ電子メールの送信権を渡す(ステップS59)。
【0040】
一方、前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bは、前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aから送信された画データを受信し(ステップS77)、SMTPコマンド「TURN」を受信して送信権を受けたとき(ステップS78)、画データ受信に対する応答に関する情報を記述した電子メールを生成して送信することにより、画データ受信に対する応答を前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aに送信し(ステップS79、T306)、SMTPコマンド「TURN」を送信して、送信権を前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aへ渡す(ステップS80)。
【0041】
一方、前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aは、前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bから、前記画データに対する応答を電子メールにて受信し(ステップS60)、SMTPコマンド「TURN」を受信して送信権を受けた後(ステップS61)、SMTPコマンド「QUIT」を送信する(ステップS62、T307(T130))。
【0042】
一方、前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bは、前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aから送信されたSMTPコマンド「QUIT」を受信して(ステップS81)、このSMTPコマンドに対する応答コード「221」を返信して(T131)(図5)、TCP切断が行われる。
【0043】
以上説明した、前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aと前記受信側インターネットファクシミリ装置1B間で行われるインターネットファクシミリ通信方法によれば、前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aと前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bは1のSMTPセッション内で互いに電子メールの送受信をしながら種々のデータを交換するため、前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aは、前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bの能力を把握して最適な画データ送信することができると共に、通信時間の短縮化を図ることも可能である。
【0044】
また、これらインターネットファクシミリ装置1A、1Bが実施するインターネットファクシミリ通信方法によれば、CCITT勧告T.30として標準化されているファクシミリの電送制御手順と似た手順を実現することが可能である。例えば、前記T302における前記能力情報の通知は、勧告T.30の「DIS(デジタル識別信号)」に相当し、前記T303における送信画データ情報の通知は、勧告T.30の「DCS(デジタル命令信号)」に相当し、前記T304における画データ情報確認信号の送信は、勧告T.30の「CFR(受信準備確認信号)」に相当し、前記T305における画データの送信は、勧告T.30の「PIX(画信号)」に相当し、前記T306における画データ受信に対する応答は、勧告T.30の「MCF(メッセージ確認信号)」に相当し、前記T307のSMTPコマンド「QUIT」の送信は、勧告T.30の「DCN(切断命令信号)」に相当する。
【0045】
次に、前記した第1の実施の形態と、前記送信先インターネットファクシミリ装置1Aが他のメールサーバを経由することなく前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bと直接接続されたか否かの判断方法において異なる、第2の実施の形態について図11に示すフローチャートに基づき説明する。なお、このフローチャートに基づき説明する動作は、送信側インターネットファクシミリ装置1AのROM4に記憶されている制御プログラム等に基づいてCPU2の発行する命令に従って行われる。
【0046】
第2の実施の形態に係る送信先インターネットファクシミリ装置1Aは、第1の実施の形態の図4に示したフローチャートにおいて、以下の点が異なる。すなわち、送信先が特定のインターネットファクシミリ装置1Bであるか否かを判断するステップ(ステップS2)の次に、前記DNSサーバ18へ照会して当該宛先メールアドレスのメールサーバのドメイン名を取得し(ステップS91)、取得したメールサーバのドメイン名と当該宛先メールアドレスのドメイン名が一致するか否かを判断し(ステップS92)、一致する場合は、当該宛先メールアドレスのドメイン名は最終送信先のドメイン名であるから、前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aは、前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bと他のメールサーバを経由することなく接続されたと判断し(ステップS93)、前記受信側インターネットファクシミリ装置1BとTCP接続を確立して、特別通信モードへの移行を指定する(ステップS9)。一方、前記S92において、取得したメールサーバのドメイン名と当該宛先メールアドレスのドメイン名が一致しない場合は、当該宛メールアドレスのドメイン名は最終送信先のドメイン名ではないから、前記送信側インターネットファクシミリ装置1Aは、前記受信側インターネットファクシミリ装置1Bと他のメールサーバを経由することなく接続されなかったと判断する(ステップS95)。
【0047】
以上説明した第2の実施の形態に係るインターネットファクシミリ装置が実施するインターネットファクシミリ装置通信方法によれば、送信側インターネットファクシミリ装置1Aは、他のメールサーバを経由することなく受信側インターネットファクシミリ装置1Bと直接接続されたか否かの判断となる情報をSMTPセッション外からも取得することができる。
【0048】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、請求項1記載のインターネットファクシミリ通信方法によれば、送信側インターネットファクシミリ装置と受信側インターネットファクシミリ装置は、1の電子メール転送プロトコルのセッション内で互いに電子メールの送受信を行うことにより、能力情報、画データ等の情報を交換して、送信側インターネットファクシミリ装置が、受信側インターネットファクシミリ装置の能力に応じた最適な画データを短時間で送信することが可能である。
【0049】
請求項2記載のインターネットファクシミリ通信方法は、請求項1記載のインターネットファクシミリ通信方法において、前記接続先判断ステップにおける判断は、宛先メールアドレスのドメイン名と、DNSサーバへ照会して取得した宛先メールアドレスのメールサーバのドメイン名とが一致するか否かに基づき行われるものであるので、送信側インターネットファクシミリ装置は、他のメールサーバを経由することなく受信側インターネットファクシミリ装置と直接接続されるか否かの判断となる情報を電子メール転送プロトコルのセッション外から取得することができる。
【0050】
請求項3記載のインターネットファクシミリ通信方法は、請求項1記載のインターネットファクシミリ通信方法において、前記接続先判断ステップにおける判断は、前記送信側インターネットファクシミリ装置から前記受信側インターネットファクシミリ装置へ送信される、電子メールの受信者を指定するためのSMTPのコマンドに対する前記受信側インターネットファクシミリ装置のSMTPの応答コマンドに基づき行わものであるので、送信側インターネットファクシミリ装置は、受信側インターネットファクシミリ装置と接続された後に、他のメールサーバを経由することなく受信側インターネットファクシミリ装置と直接接続されたか否かを判断することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る(送信側及び受信側)インターネットファクシミリ装置のハードウエア構成の一例を示したブロック図である。
【図2】送信側インターネットファクシミリ装置が有するデータテーブルの一例を示した図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る(送信側及び受信側)インターネットファクシミリ装置が設置されたネットワーク環境の一例を示したブロック図である。
【図4】(送信側)インターネットファクシミリ装置の動作を示したフローチャートである。
【図5】(送信側)インターネットファクシミリ装置と(受信側)インターネットファクシミリ装置との間で行われる1のSMTPセッションを示したシーケンス図である。
【図6】(送信側)インターネットファクシミリ装置と他のメールサーバ(中継メールサーバ)との間で行われるSMTPセッションを示したシーケンス図である。
【図7】(受信側)インターネットファクシミリ装置の動作を示したフローチャートである。
【図8】(送信側)インターネットファクシミリ装置と(受信側)インターネットファクシミリ装置との間で行われる電子メール、SMTPコマンド等の送受信を示したシーケンス図である。
【図9】(送信側)インターネットファクシミリ装置の動作を示したフローチャートである。
【図10】(受信側)インターネットファクシミリ装置の動作を示したフローチャートである。
【図11】第2の実施の形態に係る(送信側)インターネットファクシミリ装置の動作を示したフローチャートである。
【符号の説明】
T データテーブル
M 中継メールサーバ(他のメールサーバ)
1A (送信側)インターネットファクシミリ装置
1B (受信側)インターネットファクシミリ装置
2 CPU
3 RAM
4 ROM
18 DNSサーバ

Claims (6)

  1. 送信側インターネットファクシミリ装置が、他のメールサーバを経由することなく受信側インターネットファクシミリ装置と直接接続されたか否かを判断する接続先判断ステップと、
    送信側インターネットファクシミリ装置が、他のメールサーバを経由することなく受信側インターネットファクシミリ装置と直接接続されたと判断したとき、前記受信側インターネットファクシミリ装置へ特別通信モードへの移行を電子メールにて指定するとともに同装置に電子メールの送信権を交替させるSMTPコマンドを送信するステップと、
    特別通信モードへの移行の指定を受けた前記受信側インターネットファクシミリ装置が自装置の能力情報を前記送信側インターネットファクシミリ装置に電子メールにて通知するとともに同装置に電子メールの送信権を交替させるSMTPコマンドを送信するステップと、
    前記送信側インターネットファクシミリ装置が、受信した前記能力情報に基づいて生成した画データを前記受信側インターネットファクシミリ装置に電子メールにて送信するとともに同装置に電子メールの送信権を交替させるSMTPコマンドを送信するステップと、を含むインターネットファクシミリ通信方法であって、
    前記送信側インターネットファクシミリ装置と前記受信側インターネットファクシミリ装置が相互に送受信する前記電子メール及び前記送信権を交替させるSMTPコマンドが1のSMTPのセッション内で送受信されることを特徴とするインターネットファクシミリ通信方法。
  2. 前記接続先判断ステップにおける判断は、宛先メールアドレスのドメイン名と、DNSサーバへ照会して取得した宛先メールアドレスのメールサーバのドメイン名とが一致するか否かに基づき行われることを特徴とする請求項1記載のインターネットファクシミリ通信方法。
  3. 前記接続先判断ステップにおける判断は、前記送信側インターネットファクシミリ装置から前記受信側インターネットファクシミリ装置へ送信される、電子メールの受信者を指定するためのSMTPのコマンドに対する前記受信側インターネットファクシミリ装置のSMTPの応答コマンドに基づき行われることを特徴とする請求項1記載のインターネットファクシミリ通信方法。
  4. 送信側インターネットファクシミリ装置であって、
    他のメールサーバを経由することなく受信側インターネットファクシミリ装置と直接接続されたか否かを判断する手段と、
    他のメールサーバを経由することなく受信側インターネットファクシミリ装置と直接接続されたと判断したとき、前記受信側インターネットファクシミリ装置へ特別通信モードへの移行を電子メールにて指定して、電子メールの送信権を交替させるSMTPコマンドを前記受信側インターネットファクシミリ装置へ送信する手段と、
    前記特別通信モードへの移行の指定を受けた前記受信側インターネットファクシミリ装置から、該装置の能力情報を電子メールにて通知されて、前記送信権を交替させるSMTPコマンドを受信したとき、前記能力情報に基づいて生成した画データを前記受信側インターネットファクシミリ装置に電子メールにて送信する手段と、を備え、
    前記送信側インターネットファクシミリ装置と前記受信側インターネットファクシミリ装置が相互に送受信する前記電子メール及び前記送信権を交替させるSMTPコマンドが、1のSMTPのセッション内で送受信されるものであることを特徴とするインターネットファクシミリ装置。
  5. 前記直接接続されたか否かを判断する手段は、宛先メールアドレスのドメイン名と、DNSサーバへ照会して取得した宛先メールアドレスのメールサーバのドメイン名とが一致するか否かに基づき行われるものであることを特徴とする請求項4記載のインターネットファクシミリ装置。
  6. 前記直接接続されたか否かを判断する手段は、前記送信側インターネットファクシミリ装置から前記受信側インターネットファクシミリ装置へ送信される、電子メールの受信者を指定するためのSMTPのコマンドに対する前記受信側インターネットファクシミリ装置のSMTPの応答コマンドに基づき行われるものであることを特徴とする請求項4記載のインターネットファクシミリ装置。
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