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JP3636752B2 - 床下地構造 - Google Patents
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JP3636752B2 - 床下地構造 - Google Patents

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Description

【0002】
【産業上の利用分野】
【0003】
本願発明は、建築物における床下地構造に関し、さらに詳しくは中高床タイプの床下地構造に関するものである。
【従来の技術】
【0004】
例えば、金属製床下地材を用いた床下地構造としては、日本工業規格JISA6519体育館用鋼製床下地材を用いたものが良く知られている。
【0005】
また、コンピュータルーム等のOAフロア用として開発された特殊構造の床下地材も知られている。
【0006】
さらに、一般住宅用の床下地構造として良く知られているものには、床下スラブ上に木製の大引を配置し、該大引上に交叉して木製の根太を配置し、その上に床材を張設するようにしたものがある。この場合、シロアリ対策を講じる必要があるが、該対策としては大引および根太にシロアリ駆除用の薬品を染み込ませる程度のことしかされていない。
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところが、上記した体育館用鋼製床下地材を用いた床下地構造の場合、体育館用に限定されているため、汎用性に欠けるとともに高コストであるため一般に普及しにくいという問題がある。
【0008】
また、OAフロア用のものは、床下スラブと床材との間に複雑な構造を有する多くの支持部材を介設することとされており、各支持部材と床材との結合部は、床材下面に特殊な加工を施して支持部材の上端を嵌め込む構造とされるところから、構造の複雑化を余儀なくされるとともに、部品点数および加工工数も多くなり、コストアップをまぬがれないという問題がある。また、各支持部材の高さ調整に多くの手間がかかるところから作業性も悪くなる。しかも、OAフロア専用であるため汎用性に欠け、一般に普及しにくいという問題もある。
【0009】
さらに、木製の大引と根太との組み合わせによる床下地構造を構成する場合、構成自体が複雑となり、組立作業も複雑とならざるを得ないという問題がある。しかも、使用木材に薬品を染み込ませるだけでは、シロアリ対策としては完全ではないという不具合も存する。
【0010】
なお、一般住宅において、金属製の床下地材が使用されていなかった大きな理由の一つに、構造および施行方法等が複雑なため大工が使用を好まないことが挙げられる。
【0011】
ところで、床下地の工事中には人の通行が困難になるところから、工事期間が長引くことは他の工事に支障を来す場合が多い。従って、床下地の工事期間は、短ければ短い程よいこととなる。ところが、上記した従来の床下地構造の場合、床下地を構成する各部材を現場で組み立てることしかできないものがほとんどであり、工事期間の短縮が難しいという不具合が存していた。特に、OAフロア等は現場組立しかできなかった。
【0012】
上記のような事情から、極めて軽量且つ構造が簡単で、特別な技術を要することなく低コストで且つ短い工期で工事できる金属製床下地材を用いた床下地構造への期待が高まっている。
【0013】
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、極めて簡単な構造の床下地材を用いた床下地構造であって、特別な技術を有しない者にも容易に実施でき、しかもコストの大幅な引き下げおよび工期の大幅な短縮を図り得るようにすることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0014】
請求項1に係る発明の床下地構造は、床材1と床下スラブ2との間に、所定間隔をおいて横置き平行状態で配設された中空な金属製四角筒からなる複数の床下地材3,3・・と、該各床下地材3を前記床下スラブ2に対して支持する複数の支持具4,4・・とを介設した床下地構造において、前記各床下地材3を、所定幅に切断された金属板Pをその両端がコーナの一点において接するように四角筒状に折曲して構成するとともに、前記金属板Pの一方の端部に、内側に折曲され、さらにその先端部が外側に向かって折曲されてなる逆J字状折曲部6を設ける一方、前記金属板Pの他方の端部に、内側に逆U字状に折曲されてなる逆U字状折曲部7を設け、両者を連続して嵌合圧着せしめて長手方向に連続するコーナ型接続部5として成形するとともに、前記支持具4を、前記床下地材3の下面3bおよび両側面3c,3dを抱持すべく断面上向きコ字状に構成され且つ底部中央にネジ穴11を有する受金具10と、該受金具10と前記床下地材3との間に介設される緩衝材12と、前記ネジ穴11に螺合されるネジ杆13と、該ネジ杆13を回動自在に支持するとともに前記床下スラブ2に固定される金属製基台14とによって構成し、前記ネジ杆13の回動操作により前記床下地材3の高さ調整を行い得るようにし且つ前記ネジ杆13の上下方向中間部に、補強用の金属製中空筒62を固定したことを特徴としている。
【0015】
請求項2に係る発明の床下地構造は、床材1と床下スラブ2との間に、所定間隔をおいて横置き平行状態で配設された中空な金属製四角筒からなる複数の床下地材3,3・・と、該各床下地材3を前記床下スラブ2に対して支持する複数の支持具4,4・・とを介設した床下地構造において、前記各床下地材3を、所定幅に切断された金属板Pをその両端がコーナの一点において接するように四角筒状に折曲して構成するとともに、前記金属板Pの一方の端部に、内側に折曲され、さらにその先端部が外側に向かって折曲されてなる逆J字状折曲部6を設ける一方、前記金属板Pの他方の端部に、内側に逆U字状に折曲さ れてなる逆U字状折曲部7を設け、両者を連続して嵌合圧着せしめて長手方向に連続するコーナ型接続部5として成形し、前記支持具4を、前記床下地材3の下面3bおよび両側面3c,3dを抱持すべく断面上向きコ字状に構成され且つ底部中央にネジ穴11を有する受金具10と、該受金具10と前記床下地材3との間に介設される緩衝材12と、前記ネジ穴11に螺合されるネジ杆13と、該ネジ杆13を回動自在に支持するとともに前記床下スラブ2に固定される金属製基台14とによって構成し、前記ネジ杆13の回動操作により前記床下地材3の高さ調整を行い得るようにするとともに、前記ネジ杆13を、上部ネジ杆66および下部ネジ杆67に分割し且つ該上部ネジ杆66の下端部と前記下部ネジ杆67の上端部とを、両者のネジ部66a,67aに対してそれぞれ螺合する内ネジ68a,68aを上部および下部にそれぞれ有する補強用の金属製ネジ筒68を介して共回り可能に連結したことを特徴としている。
【0016】
請求項1および請求項2に係る発明の床下地構造においては、次のような好ましい実施の態様がある。
【0017】
即ち、前記ネジ杆13上端を前記床下地材3の下面3bを貫通して床下地材3内に臨ましめ且つその上端に回動操作部17を設ける一方、前記床下地材3の上面3aに、前記ネジ杆13上端と対向する位置に作業用穴8を形成するのが床下地材3の高さ調整を容易ならしめる点で好ましく、しかも前記回動操作部17をドライバーDの先端を挿入し得る凹溝とするのがドライバー1本で床下地材3の高さ調整を行える点でさらに好ましい。
【0018】
また、前記床下地材3,3・・相互を、該床下地材3,3・・と直交するフレ止め用のチャンネル32により連結し、あるいは前記床材1と前記床下地材3,3・・との間に、該床下地材3,3・・と直交する中空な金属製四角筒からなる複数の根太26,26・・を介設するのが床下地構造の堅牢性を強化し得る点で好ましく、前記各根太26の上面26aに、長手方向に延び且つ根太26を固定するためのドライウォールスクリュー29の頭部29aを収容し得る深さを有する収容溝30を形成するのが根太26の軽量化および強度増強を図り得るとともに根太26を固定するためのドライウォールスクリュー29の頭部29aを根太上面26a上に露出させない点で好ましい。
【0019】
また、前記根太26を、所定幅に切断された金属板Pをその両端がコーナの一点において接するように四角筒状に折曲して構成するとともに、前記金属板Pの一方の端部に、内側に折曲され、さらにその先端部が外側に向かって折曲されてなる逆J字状折曲部6を設ける一方、前記金属板Pの他方の端部に、内側に逆U字状に折曲されてなる逆U字状折曲部7を設け、両者を連続して嵌合圧着せしめて長手方向に連続するコーナ型接続部5として成形するのが軽量且つ堅牢で低コストな床下地構造が得られる点で好ましい。
【0020】
また、前記各根太26の両側面に、縦方向に延びる複数のビード61,61・・を長手方向に所定間隔で形成するのが根太26の耐荷重性を向上させる点で好ましい。
【0021】
また、前記各床下地材3の両側面3c,3dに、縦方向に延びる複数のビード60,60・・を長手方向に所定間隔で形成するのが床下地材3の耐荷重性を向上させる点で好ましい。
【作用】
【0022】
請求項1に係る発明の床下地構造では、上記手段によって次のような作用が得られる。
【0023】
即ち、床下地材3を、所定幅に切断された金属板Pをその両端がコーナの一点において接するように四角筒状に折曲して構成するとともに、前記金属板Pの一方の端部に、内側に折曲され、さらにその先端部が外側に向かって折曲されてなる逆J字状折曲部6を設け る一方、前記金属板Pの他方の端部に、内側に逆U字状に折曲されてなる逆U字状折曲部7を設け、両者を連続して嵌合圧着せしめて水平方向に連続するコーナ型接続部5として成形するようにしているので、薄肉の金属板Pにより床下地材3が構成できるところから、軽量且つ堅牢で低コストな床下地構造が得られる。
【0024】
また、床下スラブ2上に複数の支持具4,4・・により支持された床下地材3,3・・を横置き平行状態で配置し、ネジ杆13を回動操作するだけで床材1の張設面(換言すれば、床下地材3の上面3a)の水平出しが容易に行えることとなり、極めて簡単な構成および作業により堅牢な床下地構造が容易に得られることとなる。また、前記ネジ杆13の上下方向中間部に、補強用の金属製中空筒62を固定したことにより、金属製中空筒62によりネジ杆13の剛性が強化されることとなり、床下地構造の堅牢性向上に寄与する。
【0025】
請求項2に係る発明の床下地構造では、上記手段によって次のような作用が得られる。
【0026】
即ち、床下地材3を、所定幅に切断された金属板Pをその両端がコーナの一点において接するように四角筒状に折曲して構成するとともに、前記金属板Pの一方の端部に、内側に折曲され、さらにその先端部が外側に向かって折曲されてなる逆J字状折曲部6を設ける一方、前記金属板Pの他方の端部に、内側に逆U字状に折曲されてなる逆U字状折曲部7を設け、両者を連続して嵌合圧着せしめて水平方向に連続するコーナ型接続部5として成形するようにしているので、薄肉の金属板Pにより床下地材3が構成できるところから、軽量且つ堅牢で低コストな床下地構造が得られる。
【0027】
また、床下スラブ2上に複数の支持具4,4・・により支持された床下地材3,3・・を横置き平行状態で配置し、ネジ杆13を回動操作するだけで床材1の張設面(換言すれば、床下地材3の上面3a)の水平出しが容易に行えることとなり、極めて簡単な構成および作業により堅牢な床下地構造が容易に得られることとなる。また、前記ネジ杆13を、上部ネジ杆66および下部ネジ杆67に分割するとともに、該上部ネジ杆66の下端部と前記下部ネジ杆67の上端部とを、両者のネジ部66a,67aに対してそれぞれ螺合する内ネジ68a,68aを上部および下部にそれぞれ有する補強用の金属製ネジ筒67を介して共回り可能に連結したことにより、金属製ネジ筒67によりネジ杆13の剛性が強化されるとともに金属製ネジ筒67の長さを変えることにより床下高さを変化させることも可能となり、床下地構造の堅牢性向上と床下高さの異なるものへの対応性向上とに寄与する。
【0028】
請求項1および請求項2に係る発明の好ましい実施の態様では、次のような作用が得られる。
【0029】
即ち、前記ネジ杆13上端を前記床下地材3の下面3bを貫通して床下地材3内に臨ましめ且つその上端に回動操作部17を設ける一方、前記床下地材3の上面3aに、前記ネジ杆13上端と対向する位置に作業用穴8を形成すれば、作業用穴8からの回動操作部17の操作により床下地材3の高さ調整が容易に行え、しかも前記回動操作部17をドライバーDの先端を挿入し得る凹溝とすれば、ドライバー1本で床下地材3の高さ調整を行える。
【0030】
また、前記床下地材3,3・・相互を、該床下地材3と直交するフレ止め用のチャンネル32により連結し、あるいは前記床材1と前記床下地材3との間に、該床下地材3と直交する中空な金属製四角筒からなる複数の根太26,26・・を介設した場合、床下地材3,3・・相互の連結性が強化されるところから、床下地構造の堅牢性が大幅に向上することとなり、この場合において、前記各根太26の上面26aに、長手方向に延び且つ根太26を固定するためのドライウォールスクリュー29の頭部29aを収容し得る深さを有する収容溝30を形成すると、根太26を固定するためのドライウォールスクリュー29の頭部29aが根太上面26aから露出しないこととなり、床材1の張設の支障にならない。
【0031】
また、前記根26を、所定幅に切断された金属板Pをその両端がコーナの一点において接するように四角筒状に折曲して構成するとともに、前記金属板Pの一方の端部に、内側に折曲され、さらにその先端部が外側に向かって折曲されてなる逆J字状折曲部6を設ける一方、前記金属板Pの他方の端部に、内側に逆U字状に折曲されてなる逆U字状折曲部7を設け、両者を連続して嵌合圧着せしめて水平方向に連続するコーナ型接続部5として成形した場合、薄肉の金属板Pにより根太26が構成できるところから、軽量且つ堅牢で低コストな床下地構造が得られる。
【0032】
また、前記各床下地材3の両側面3c,3dに、縦方向に延びる複数のビード60,60・・を長手方向に所定間隔で形成した場合、床下地材3の耐荷重性が向上することとなり、同一荷重に耐えるものでは薄肉化が図れ、同一肉厚のものでは上下方向荷重に耐える力が増大するためコストの低減が図れる。
【0033】
また、前記各根太26の両側面に、縦方向に延びる複数のビード61,61・・を長手方向に所定間隔で形成した場合、根太26の耐荷重性が大幅に向上することとなり、同一荷重に耐えるものでは薄肉化が図れ、同一肉厚のものでは上下方向荷重に耐える力が増大するためコストの低減につながる。
【発明の効果】
【0034】
請求項1に係る発明の床下地構造によれば、床材1と床下スラブ2との間に、所定間隔をおいて横置き平行状態で配設された中空な金属製四角筒からなる複数の床下地材3,3・・と、該各床下地材3を前記床下スラブ2に対して支持する複数の支持具4,4・・とを介設した床下地構造において、前記床下地材3を、所定幅に切断された金属板Pをその両端がコーナの一点において接するように四角筒状に折曲して構成するとともに、前記金属板Pの一方の端部に、内側に折曲され、さらにその先端部が外側に向かって折曲されてなる逆J字状折曲部6を設ける一方、前記金属板Pの他方の端部に、内側に逆U字状に折曲されてなる逆U字状折曲部7を設け、両者を連続して嵌合圧着せしめて水平方向に連続するコーナ型接続部5として成形するようにしているので、薄肉の金属板Pにより床下地材3が構成できるところから、軽量且つ堅牢で低コストな床下地構造が得られるという効果がある。
【0035】
また、前記支持具4を、前記床下地材3の下面3bおよび両側面3c,3dを抱持すべく断面上向きコ字状に構成し且つ底部中央にネジ穴11を有する受金具10と、該受金具10と前記床下地材3との間に介設される緩衝材12と、前記ネジ穴11に螺合されるネジ杆13と、該ネジ杆13を回動自在に支持するとともに前記床下スラブ2に固定される金属製基台14とによって構成し、前記ネジ杆13の回動操作により前記床下地材3の高さ調整を行い得るようにして、床下スラブ2上に複数の支持具4,4・・により支持された床下地材3,3・・を横置き平行状態で配置し、ネジ杆13を回動操作するだけで床材1の張設面(換言すれば、床下地材3の上面3a)の水平出しが容易に行えるしているので、極めて簡単な構成および作業により堅牢な床下地構造が得られることとなり、特殊な技術を有しない作業者(例えば、大工)でも簡単且つ低コストで工事できるとともに、床材1の張設面(換言すれば、床下地材3の上面3a)の水平出し作業も極めて容易となるという効果がある。しかも、特殊な床構造ものだけでなく、一般住宅用等にも採用可能な汎用性を有しているという効果もある。また、前記ネジ杆13の上下方向中間部に、補強用の金属製中空筒62を固定したことにより、金属製中空筒62によりネジ杆13の剛性が強化されることとなり、床下地構造の堅牢性向上に寄与するという効果もある。
【0036】
また、金属製の床下地材3を用いているので、シロアリ対策としても極めて有用である。
【0037】
しかも、床下において床下地材3,3・・相互間に多くの空間が保持されることとなるため、付随工事(例えば、断熱材の敷設、水道工事の配管、電気工事の配線、床暖房の設置等)も極めて簡単に行えるという利点もある。
【0038】
請求項2に係る発明の床下地構造によれば、床材1と床下スラブ2との間に、所定間隔をおいて横置き平行状態で配設された中空な金属製四角筒からなる複数の床下地材3,3・・と、該各床下地材3を前記床下スラブ2に対して支持する複数の支持具4,4・・とを介設した床下地構造において、前記床下地材3を、所定幅に切断された金属板Pをその両端がコーナの一点において接するように四角筒状に折曲して構成するとともに、前記金属板Pの一方の端部に、内側に折曲され、さらにその先端部が外側に向かって折曲されてなる逆J字状折曲部6を設ける一方、前記金属板Pの他方の端部に、内側に逆U字状に折曲されてなる逆U字状折曲部7を設け、両者を連続して嵌合圧着せしめて水平方向に連続するコーナ型接続部5として成形するようにしているので、薄肉の金属板Pにより床下地材3が構成できるところから、軽量且つ堅牢で低コストな床下地構造が得られるという効果がある。
【0039】
また、前記支持具4を、前記床下地材3の下面3bおよび両側面3c,3dを抱持すべく断面上向きコ字状に構成し且つ底部中央にネジ穴11を有する受金具10と、該受金具10と前記床下地材3との間に介設される緩衝材12と、前記ネジ穴11に螺合されるネジ杆13と、該ネジ杆13を回動自在に支持するとともに前記床下スラブ2に固定される金属製基台14とによって構成し、前記ネジ杆13の回動操作により前記床下地材3の高さ調整を行い得るようにして、床下スラブ2上に複数の支持具4,4・・により支持された床下地材3,3・・を横置き平行状態で配置し、ネジ杆13を回動操作するだけで床材1の張設面(換言すれば、床下地材3の上面3a)の水平出しが容易に行えるしているので、極めて簡単な構成および作業により堅牢な床下地構造が得られることとなり、特殊な技術を有しない作業者(例えば、大工)でも簡単且つ低コストで工事できるとともに、床材1の張設面(換言すれば、床下地材3の上面3a)の水平出し作業も極めて容易となるという効果がある。しかも、特殊な床構造ものだけでなく、一般住宅用等にも採用可能な汎用性を有しているという効果もある。また、前記ネジ杆13を、上部ネジ杆66および下部ネジ杆67に分割するとともに、該上部ネジ杆66の下端部と前記下部ネジ杆67の上端部とを、両者のネジ部66a,67aに対してそれぞれ螺合する内ネジ68a,68aを上部および下部にそれぞれ有する補強用の金属製ネジ筒67を介して共回り可能に連結したことにより、金属製ネジ筒67によりネジ杆13の剛性が強化されるとともに金属製ネジ筒67の長さを変えることにより床下高さを変化させることも可能となり、床下地構造の堅牢性向上と床下高さの異なるものへの対応性向上とに寄与するという効果もある。
【0040】
また、金属製の床下地材3を用いているので、シロアリ対策としても極めて有用である。
【0041】
しかも、床下において床下地材3,3・・相互間に多くの空間が保持されることとなるため、付随工事(例えば、断熱材の敷設、水道工事の配管、電気工事の配線、床暖房の設置等)も極めて簡単に行えるという利点もある。
【実施例】
【0042】
以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾つかの好適な実施例および参考例を説明する。
【0043】
参考例1
図1ないし図6には、本願発明の参考例1にかかる床下地構造が示されている。
【0044】
本参考例の床下地構造は、図1ないし図4に示すように、床材1と床下スラブ(本参考例の場合、コンクリートスラブ)2との間に、所定間隔をおいて横置き平行状態で配設された中空な金属製四角筒からなる複数の床下地材3と、該各床下地材3を前記床下スラブ2に対して支持する複数の支持具4,4・・とを介設することにより構成されている。なお、本参考例の場合、床材1と床下地材3との間には、該床下地材3と直交する根太26が介設されている。
【0045】
前記床下地材3は、所定幅に切断された金属板Pをその両端がコーナの一点において接するように四角筒状に折曲して構成されており、前記金属板Pの一方の端部には、内側に折曲され、さらにその先端部が外側に向かって折曲されてなる逆J字状折曲部6が設けられ、前記金属板Pの他方の端部には、内側に逆U字状に折曲されてなる逆U字状折曲部7が設けられ、両者を連続して嵌合圧着せしめて長手方向に連続するコーナ型接続部5として形成されている。そして、この床下地材3は、コーナ型接続部5が下に位置するように配置され、上面3aが床材1の張設面とされることとなっている。このように構成すると、薄肉の金属板Pにより床下地材3が構成できるところから、軽量且つ堅牢で低コストな床下地構造が得られるとともに、床下地材3の上面3aを有効に使用できるようになる。
【0046】
前記床下地材3の上面3aには、複数の作業用穴8,8・・が長手方向に所定間隔をおいて形成されている。該作業用穴8は、後述するネジ杆13を回動操作するためのドライバーDが挿入できる程度の開口面積があればよく、その形状は、図示の矩形状の他、適宜なものを選択できる。
【0047】
また、前記床下地材3の下面3bには、後に詳述する支持具4における緩衝材12の一部(即ち、円筒状凸部15)を嵌挿するための円形の嵌挿穴9が前記作業用穴8,8・・に対応して形成されている。
【0048】
前記支持具4は、前記床下地材3の下面3bおよび左右両側面3c,3dを抱持すべく断面上向きコ字状に構成され且つ底部中央にネジ穴11を有する受金具10と、該受金具10と前記床下地材3との間に介設される緩衝材12と、前記ネジ穴11に螺合されるネジ杆13と、該ネジ杆13を回動自在に支持するとともに前記床下スラブ2に固定される金属製基台14とによって構成されている。
【0049】
前記ネジ穴11は、前記受金具10の底部中央から下向きに突設された筒部10aの内周面に形成されている。
【0050】
前記緩衝材12は、硬質合成ゴム等により前記受金具10と同形状に構成されており、その底部中央には、前記ネジ穴11に対応しネジ穴11より若干大径の貫通穴16を有する円筒状凸部15が一体に形成されている。この円筒状凸部15は、緩衝材12の取付時に前記床下地材3の下面3bに形成された嵌挿穴9に嵌挿され、緩衝材12の移動を規制するとともに、ネジ杆13と床下地材3(具体的には、ネジ杆貫通部)との摩擦を回避して床キシミを防止する。
【0051】
前記ネジ杆13は前記ネジ穴11に螺合され、その上端は、前記緩衝材12における円筒状凸部15の貫通穴16を介して(換言すれば、床下地材3の下面3bを貫通して)前記床下地材3内に臨ましめられている。そして、このネジ杆13の上端面には凹溝17が形成されている。該凹溝17は、ドライバーDの先端が挿入されるものであり、ネジ杆13を回動させるための回動操作部として作用する。なお、回動操作部としては、本実施例の凹溝の他、回動工具の種類に対応して各種形状のもの(例えば、ネジ杆13の上端に形成された多角形部等)が採用可能である。
【0052】
一方、前記ネジ杆13の下端には、該ネジ杆13を螺合するネジ穴19を有する金属製の円筒体18が螺着されており、該円筒体18はネジ杆13に対して回り止めピン20により共回り可能に結合されている。なお、ネジ杆13と円筒体18とは他の結合手段により共回り可能に結合してもよく、またネジ杆13の下端に円形ボスを一体に形成してもよい。
【0053】
前記金属製基台14は、矩形状を呈しており、その中央には、前記ネジ杆13下端の円筒体18を回動可能に収容し得る円形収容部22を床下スラブ2との間に形成する円形突部21が一体に突設されている。なお、該円形突部21の中央には前記ネジ杆13を嵌挿するための貫通孔23が形成されている。なお、金属製基台14の形状は、矩形に限定されず、丸形等とすることもできる。符号24,25は前記ネジ杆13に螺着されるナットで、ナット24は前記受金具10の筒部10a下端に当接されて受金具10の移動を阻止し、ナット25は前記円形突部21の上面に当接される。
【0054】
図面中、27は受金具10を緩衝材12とともに床下地材3に結合するためのドライウォールスクリュー、28は金属製基台14を床下スラブ2に結合するためのコンクリートピン、59はドライウォールスクリュー27を挿通するための穴である。
【0055】
次に、図2および図3を参照して、本参考例における支持具4の組み立て手順を説明する。
【0056】
まず、図3に示すように、ネジ杆13の下端に円筒体18を螺着後、回り止めピン20により共回り可能に結合し、その状態のネジ杆13を金属製基台14の円形突部21における貫通孔23に下方から挿通して、円筒体18を円形突部21内の円形収容部22内に収容し、その後ナット25をネジ杆13に上方から螺合して金属製基台14とネジ杆13とを結合させる。しかる後、図2に示すように、ネジ杆13の上方からナット24を螺合させた状態で、受金具10のネジ穴11にネジ杆13を螺合させて緩衝材12の貫通穴16を貫通させることにより支持具4の組立が完了する。なお、受金具10および緩衝材12は、床下地材3の所定位置にドライウォールスクリュー27により予め取り付けられる。
【0057】
さらに、前記根太26は、該床下地材3,3・・相互の連結性を強化するためのものであり、前記床下地材3と同様な構成の中空な金属製四角筒により構成されているが、床下地材3と同等もしくはサイズの小さなものとされている。そして、該根太26の上面26aには、根太26を床下地材3に固定するためのドライウォールスクリュー29の頭部29aを収容し得る深さの収容溝30,30が長手方向に連続して形成されている。このようにしたことにより、ドライウォールスクリュー29の頭部29aが、根太上面26aから露出しないこととなり、床材1を根太上面26aに張設する際の支障とならない。なお、前記収容溝は1本だけ形成する場合もある。符号31は根太42と床下地材3との間に介設緩衝板である。
【0058】
次に、本参考例にかかる床下地構造の組立手順を説明する。
【0059】
まず、床下地材3の所定位置(即ち、嵌挿穴9,9・・に対応する位置)に対して緩衝材12とともに受金具10をドライウォールスクリュー27によって予め取り付けておき、次に所定の手続きにより組み立てられた支持具4(即ち、ネジ杆13と金属製基台14)のネジ杆13を受金具10のネジ穴11にねじ込んで準備を完了する(図6参照)。この時、ナット24,25は緩められている。
【0060】
しかる後、床下地材3の両端に位置する支持具4,4を床下スラブ2に対してコンクリートピン28により固定した後、中間部分の支持具4,4・・を調節してコンクリートピン28で順次固定していく。次いで、床下地材3の上面3aに形成された作業用穴8からドライバーDにより床下地材3が水平になるように微調整を行い、ナット24,25を締め付けて固定する。この高さ調整は、図5に示すように、床下地材3の作業用穴8から挿入したドライバーDの先端をネジ杆13上端面の凹溝17に挿入してネジ杆13を回動操作することにより行われる。つまり、ドライバーD1本で高さ調整が行えるのである。
【0061】
上記のような施工を複数の床下地材3,3・・に対して行うことにより複数の床下地材3,3・・が平行に配置されることとなる。しかる後、前記床下地材3,3・・上に、緩衝板31を介して根太26,26・・を直交するようにドライウォールスクリュー29,29・・を用いて固定していけば、床下地構造が完成する。
【0062】
上記のようにして得られた床下地構造は、極めて簡単な構成および作業により完成できるとともに、堅牢且つ低コストなものとなる。特殊な技術を有しない作業者(例えば、大工)でも簡単且つ低コストで工事できるとともに、床材1の張設面(換言すれば、床下地材3の上面3a)の水平出し作業も極めて容易となるしかも特殊な技術を有しない作業者(例えば、大工)でも簡単に工事できる。しかも、特殊な床構造のものだけでなく、一般住宅用等にも採用可能な汎用性を有している。
【0063】
また、金属製の床下地材3を用いているので、シロアリ対策としても極めて有用である。
【0064】
しかも、床下において床下地材3,3・・相互間に多くの空間が保持されることとなるため、付随工事(例えば、断熱材の敷設、水道工事の配管、電気工事の配線、床暖房の設置等)も極めて簡単に行える。
【0065】
参考例2
図7および図8には、本願発明の参考例2にかかる床下地構造が示されている。
【0066】
参考例の場合、床下地材3,3・・相互の連結性を強化するために、実施例1の根太26に代えて、該各床下地材3,3・・相互を、該床下地材,3,3・と・直交するフレ止め用のチャンネル32により連結するようにしている。
【0067】
次に、前記床下地材3とチャンネル32との連結構造について説明する。
【0068】
前記床下地材3の左右側面3c,3dの中央部には、前記チャンネル32を嵌合するためのチャンネル嵌合溝34を一端側に有する切欠開口33および該切欠開口33と対向する切欠開口35がそれぞれ形成されている。
【0069】
前記切欠開口33は、その一端側に形成され且つチャンネル32の縦幅とほぼ同じ幅(即ち、嵌合されたチャンネル32の縦方向移動が許容されない幅)を有するチャンネル嵌合溝34と、該チャンネル嵌合溝34に連続し且つチャンネル嵌合溝34の縦幅より大きくしかもチャンネル32を横向きから縦向きに姿勢変更可能な開口面積を有する矩形開口部36とからなっている。なお、前記チャンネル嵌合溝34の深さはチャンネル32の高さより稍深くするのが、チャンネル32の製作誤差に対応するために望ましい。
【0070】
一方、前記切欠開口35は、前記切欠開口33におけるチャンネル嵌合溝34の底面34aと同一線上に位置する底面35aの上下端から床下地材3の長手方向に延びる係止口縁37,37を有しており、該係止口縁37,37は、前記チャンネル嵌合溝34の縦幅より大きな間隔で対峙し且つ切欠開口底面35aに近づくに従って相対幅が狭くなるテーパ形状とされている。また、この係止口縁37,37の反底面側には、後述する規制金具38における内向き凸片41,41を挿入するための幅広開口部39が形成されている。該幅広開口部39の横幅は前記切欠開口33の矩形開口部36のそれより大きくされている。
【0071】
前記規制金具38は、前記チャンネル嵌合溝34に嵌合位置決めされた状態のチャンネル32の端面に対して押圧力を作用させて該チャンネル32の水平方向移動を規制するものであり、一端側にチャンネル32に当接される当接面40aを有する矩形状の規制金具主体40と、該規制金具主体40の上下の一部を前記当接面40aより反当接面側に寄った位置において内向きに切り起こしてなる内向き凸片41,41と、前記規制金具主体40の反当接面側端部から前記内向き凸片41,41と反対の方向に直角に屈曲された操作部42とを有している。前記内向き凸片41,41は、前記係止口縁37,37内面への係合と規制金具主体40の係止口縁37,37外面への係合との挟着力によって係止口縁37,37への規制金具38の係止が得られることとなっている。
【0072】
また、前記操作部42は、規制金具38を係止口縁37,37に係止させる際に作業者が手指により押圧操作し易くするためのものである。なお、前記内向き凸片41,41の形成位置と係止口縁37,37の長さとは、規制金具38における規制金具主体40の当接面40aがチャンネル32の端面に当接された状態において両者が係合状態を保持し得るように設定されることは勿論である。
【0073】
また、前記切欠開口35の反チャンネル嵌合溝側端部には、前記規制金具38の操作部42に対して押圧力を作用させて該規制金具38の水平方向移動を規制するストッパー43が一体に設けられている。該ストッパー43は、前記切欠開口35の反チャンネル嵌合溝側端部の隅部から中央部に向かって延びる舌状片とされ、前記規制金具38の取付前には床下地材3の外面と面一状態を保持され、前記規制金具38の取付後においては適宜個所から外向き直角方向に屈曲されて規制金具38の操作部42に対して押圧力を作用し得るものとされている。そして、前記ストッパー43の操作部42と対向する面は、その自由端から固定端側に向かって操作部42側に傾斜するテーパ面43aとされている。なお、ストッパー43の固定端側と係止口縁37との間には、規制金具38における内向き凸片41,41が挿入できるだけの間隔が形成されることは勿論である。
【0074】
このようにすると、規制金具38の取付後に屈曲させるだけでストッパー43による規制力付与が得られ、規制金具38の取付時には邪魔にならない。しかも、ストッパー43と規制金具38とが接している位置を屈曲位置とすることができ、チャンネル32および規制金具38に製作誤差があってもそれに対応して屈曲位置が決められることとなり、ストッパー43による規制力付与がより確実に得られる。
【0075】
上記のようにして、床下地材3,3・・相互をチャンネル32で強固に連結すると、床下地材3,3・・相互の連結性が強固に得られることとなり、極めて堅牢な床下地構造が得られることとなる。
【0076】
なお、本参考例の場合、床下地材3,3・・の上に直交する根太26を介することなく直接床材1が張設される。その他の構成および作用効果は参考例1と同様なので重複を避けて説明を省略する。
【0077】
実施例1
には、本願発明の実施例にかかる床下地構造が示されている。
【0078】
本実施例の場合、参考例の床下地構造(図ないし図に示すもの)において、床下地材3の両側面3c,3dおよび根太26の両側面には、縦方向に延びる複数のビード60,60・・および61,61・・が長手方向に所定間隔でそれぞれ形成されている。これらのビード60,60・・および61,61・・は、床下地材3および根太26の全域に亙って長手方向にほぼ等間隔で形成されている。このように構成したことにより、床下地材3および根太26の耐荷重性が大幅に向上することとなり、同一荷重に耐えるものでは薄肉化が図れ、同一肉厚のものでは上下方向荷重に耐える力が増大するため、コスト低減につながる。
【0079】
また、本実施例の場合、参考例1の床下地構造(図1ないし図4に示すもの)において、ネジ杆13の上下方向中間部には、補強用の金属製中空筒62が固定されている。本実施例においては、該金属製中空筒62は、前記ネジ杆13より大径の大径筒部62aと、該大径筒部62aの上下両端に一体形成された前記ネジ杆13とほぼ同径の小径筒部62b,62bとからなっており、該小径筒部62b,62bの上下両端を前記ネジ杆13に螺着されたナット63,64により締め上げて固定されている。なお、金属製中空筒62の固定方法としては、本実施例の方法の他、溶接による固定等の他の方法を採用する場合もある。また、本実施例の場合、根太26と床材1との間には、床材1の張設を容易ならしめるための捨貼材65が介設されているが、該捨貼材65は省略してもよい。
【0080】
上記のように構成したことにより、金属製中空筒62によりネジ杆13の剛性が強化されることとなり、床下地構造の堅牢性向上が向上する。即ち、床下高さを高くしても十分に堅牢性が確保できることとなる。
【0081】
なお、根太26に代えて床下地材3,3・・相互をチャンネル30により連結する場合もあり、その場合には、床下地材3のビード60,60・・は、切欠開口31,33が形成される部位を避けて長手方向に等間隔で形成される。その他の構成および作用効果は参考例と同様なので重複を避けて説明を省略する。
【0082】
実施例
10には、本願発明の実施例にかかる床下地構造が示されている。
【0083】
本実施例の場合、参考例1の床下地構造(図ないし図に示すもの)において、床下地材3の両側面3c,3dおよび根太26の両側面には、縦方向に延びる複数のビード60,60・・および61,61・・が長手方向に所定間隔でそれぞれ形成されている。これらのビード60,60・・および61,61・・は、床下地材3および根太26の全域に亙って長手方向にほぼ等間隔で形成されている。このように構成したことにより、床下地材3および根太26の耐荷重性が大幅に向上することとなり、同一荷重に耐えるものでは薄肉化が図れ、同一肉厚のものでは上下方向荷重に耐える力が増大するため、コスト低減につながる。
【0084】
また、本実施例の場合、参考例1の床下地構造(図1ないし図4に示すもの)において、ネジ杆13は、上部ネジ杆66および下部ネジ杆67に分割されており、該上部ネジ杆66の下端部と前記下部ネジ杆67の上端部とは、両者のネジ部66a,67aに対してそれぞれ螺合する内ネジ68a,68aを上部および下部にそれぞれ有する補強用の金属製ネジ筒68を介して共回り可能に連結されている。該金属製ネジ筒68は、ネジ杆13より大径の大径筒部68bと、該大径筒部68bの上下両端に一体形成され且つ前記内ネジ68a,68aを有する前記ネジ杆13とほぼ同径の小径筒部68c,68cとからなっており、該小径筒部68c,68cの上下両端を前記ネジ杆13に螺着されたナット63,64により締め上げて固定されている。また、本実施例の場合、根太26と床材1との間には、床材1の張設を容易ならしめるための捨貼材65が介設されているが、該捨貼材65は省略してもよい。
【0085】
上記のように構成したことにより、金属製ネジ筒68によりネジ杆13の剛性が強化されることとなり、床下地構造の堅牢性向上が向上する。即ち、床下高さを高くしても十分に堅牢性が確保できることとなる。また、金属製ネジ筒68の長さを変えることにより床下高さを変化させることも可能となり、床下高さの異なるものへの対応性向上に寄与する。
【0086】
なお、根太26に代えて床下地材3,3・・相互をチャンネル30により連結する場合もあり、その場合には、床下地材3のビード60,60・・は、切欠開口31,33が形成される部位を避けて長手方向に等間隔で形成される。その他の構成および作用効果は参考例と同様なので重複を避けて説明を省略する。
【0087】
本願発明は、上記各実施例の構成に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【0088】
【図1】 本願発明の参考例1にかかる床下地構造の要部を示す断面図である。
【図2】 本願発明の参考例1にかかる床下地構造における床下地材と支持具上部との分解斜視図である。
【図3】 本願発明の参考例1にかかる床下地構造における支持具下部の分解斜視図である。
【図4】 本願発明の参考例1にかかる床下地構造の要部を示す側面図である。
【図5】 本願発明の参考例1にかかる床下地構造における床下地材の高さ調整状態を示す断面図である。
【図6】 本願発明の参考例1にかかる床下地構造における床下地材の配設手順を示す側面図である。
【図7】 本願発明の参考例2にかかる床下地構造の要部を示す部分側面図である。
【図8】 本願発明の参考例2にかかる床下地構造における床下地材とチャンネルとの連結状態を示す斜視図である。
【図9】 本願発明の実施例1にかかる床下地構造の要部を示す断面図である。
【図10】 本願発明の実施例2にかかる床下地構造の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
【0089】
1は床材、2は床下スラブ、3は床下地材、3aは上面、3bは下面、3c,3dは側面、4は支持具、5はコーナ型接続部、6は逆J字状折曲部、7は逆U字状折曲部、8は作業用穴、9は嵌挿穴、10は受金具、11はネジ穴、12は緩衝材、13はネジ杆、14は金属製基台、17は回動操作部(凹溝)、26は根太、26aは上面、29はドライウォールスクリュー、29aは頭部、30は収容溝、31は緩衝板、32はチャンネル、60,61はビード、62は金属製中空筒、66は上部ネジ杆、66aはネジ部、67は下部ネジ杆、67aはネジ部、68は金属製ネジ筒、68aは内ネジ、Dはドライバー、Pは金属板。

Claims (10)

  1. 床材(1)と床下スラブ(2)との間には、所定間隔をおいて横置き平行状態で配設された中空な金属製四角筒からなる複数の床下地材(3),(3)・・と、該各床下地材(3)を前記床下スラブ(2)に対して支持する複数の支持具(4),(4)・・とが介設された床下地構造であって、前記床下地材(3)は、所定幅に切断された金属板(P)をその両端がコーナの一点において接するように四角筒状に折曲して構成されており、前記金属板(P)の一方の端部には、内側に折曲され、さらにその先端部が外側に向かって折曲されてなる逆J字状折曲部(6)が設けられ、前記金属板(P)の他方の端部には、内側に逆U字状に折曲されてなる逆U字状折曲部(7)が設けられ、両者を連続して嵌合圧着せしめて長手方向に連続するコーナ型接続部(5)として形成されるとともに、前記支持具(4)は、前記床下地材(3)の下面(3b)および両側面(3c),(3d)を抱持すべく断面上向きコ字状に構成され且つ底部中央にネジ穴(11)を有する受金具(10)と、該受金具(10)と前記床下地材(3)との間に介設される緩衝材(12)と、前記ネジ穴(11)に螺合されるネジ杆(13)と、該ネジ杆(13)を回動自在に支持するとともに前記床下スラブ(2)に固定される金属製基台(14)とによって構成されており、前記ネジ杆(13)の回動操作により前記床下地材(3)の高さ調整を行い得るようにし且つ前記ネジ杆(13)の上下方向中間部には、補強用の金属製中空筒(62)が固定されていることを特徴とする床下地構造。
  2. 床材(1)と床下スラブ(2)との間には、所定間隔をおいて横置き平行状態で配設された中空な金属製四角筒からなる複数の床下地材(3),(3)・・と、該各床下地材(3)を前記床下スラブ(2)に対して支持する複数の支持具(4),(4)・・とが介設された床下地構造であって、前記床下地材(3)は、所定幅に切断された金属板(P)をその両端がコーナの一点において接するように四角筒状に折曲して構成されており、前記金属板(P)の一方の端部には、内側に折曲され、さらにその先端部が外側に向かって折曲されてなる逆J字状折曲部(6)が設けられ、前記金属板(P)の他方の端部には、内側に逆U字状に折曲されてなる逆U字状折曲部(7)が設けられ、両者を連続して嵌合圧着せしめて長手方向に連続するコーナ型接続部(5)として形成されるとともに、前記支持具(4)は、前記床下地材(3)の下面(3b)および両側面(3c),(3d)を抱持すべく断面上向きコ字状に構成され且つ底部中央にネジ穴(11)を有する受金具(10)と、該受金具(10)と前記床下地材(3)との間に介設される緩衝材(12)と、前記ネジ穴(11)に螺合されるネジ杆(13)と、該ネジ杆(13)を回動自在に支持するとともに前記床下スラブ(2)に固定される金属製基台(14)とによって構成されており、前記ネジ杆(13)の回動操作により前記床下地材(3)の高さ調整を行い得るように、前記ネジ杆(13)は、上部ネジ杆(66)および下部ネジ杆(67)に分割されており、該上部ネジ杆(66)の下端部と前記下部ネジ杆(67)の上端部とは、両者のネジ部(66a),(67a)に対してそれぞれ螺合する内ネジ(68a),(68a)を上部および下部にそれぞれ有する補強用の金属製ネジ筒(68)を介して共回り可能に連結されていることを特徴とする床下地構造。
  3. 前記ネジ杆(13)上端は前記床下地材(3)の下面(3b)を貫通して床下地材(3)内に臨ましめられ、その上端には回動操作部(17)が設けられており、前記床下地材(3)の上面(3a)には、前記ネジ杆(13)上端と対向する位置に作業用穴(8)が形成されていることを特徴とする前記請求項1および請求項2のいずれか一項記載の床下地構造。
  4. 前記回動操作部(17)はドライバー(D)の先端を挿入し得る凹溝とされていることを特徴とする前記請求項3記載の床下地構造。
  5. 前記床下地材(3),(3)・・相互は、該床下地材(3),(3)・・と直交するフレ止め用のチャンネル(32)により連結されていることを特徴とする前記請求項1ないし請求項のいずれか一項記載の床下地構造。
  6. 前記床材(1)と前記床下地材(3),(3)・・との間には、該床下地材(3),(3)・・と直交する中空な金属製四角筒からなる複数の根太(26),(26)・・が介設されていることを特徴とする前記請求項1ないし請求項のいずれか一項記載の床下地構造。
  7. 前記各根太(26)の上面(26a)には、長手方向に延び且つ根太(26)を固定するためのドライウォールスクリュー(29)の頭部(29a)を収容し得る深さを有する収容溝(30)が形成されていることを特徴とする前記請求項記載の床下地構造。
  8. 前記各根太(26)は、所定幅に切断された金属板(P)をその両端がコーナの一点において接するように四角筒状に折曲して構成されており、前記金属板(P)の一方の端部には、内側に折曲され、さらにその先端部が外側に向かって折曲されてなる逆J字状折曲部(6)が設けられ、前記金属板(P)の他方の端部には、内側に逆U字状に折曲されてなる逆U字状折曲部(7)が設けられ、両者を連続して嵌合圧着せしめて長手方向に連続するコーナ型接続部(5)として形成されていることを特徴とする前記請求項および請求項のいずれか一項記載の床下地構造。
  9. 前記各根太(26)の両側面には、縦方向に延びる複数のビード(61),(61)・・が長手方向に所定間隔で形成されていることを特徴とする前記請求項ないし請求項のいずれか一項記載の床下地構造。
  10. 前記各床下地材(3)の両側面(3c),(3d)には、縦方向に延びる複数のビード(60),(60)・・が長手方向に所定間隔で形成されていることを特徴とする前記請求項1ないし請求項のいずれか一項記載の床下地構造。
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