JP3638880B2 - コンクリートブロック - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、護岸用、植生用、魚巣若しくは魚礁用、消波根固め用、覆土用または河川流量調整用等の各種用途に適用することができるコンクリートブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、河川、海又は湖沼などの水域の岸辺(河岸、海岸または湖岸等)の護岸工法、又は、水域の岸辺や陸地に存在する法面の保護工法は、岸辺や法面をコンクリートで埋め固めることにより、河川の流水や雨水等による岸辺や法面の崩壊を防ぐものであった。しかし、コンクリートで岸辺や法面を埋め固める工法は、コンクリートにより岸辺や法面の地表が覆い隠されるため、岸辺や法面の崩壊防止を図ることはできるが、水域や法面周辺の自然環境が破壊される恐れがあった。このため、近年の護岸や法面保護の工法においては、岸辺や法面の崩壊防止を図りつつ、自然環境保護の観点から動植物等が生息しやすい環境を創造することが要求されている。
【0003】
一方、水域の岸辺へ打ち寄せる波を消波する場合、コンクリート製の擁壁等の消波堤防が岸辺の沖合に設けられ、この消波堤防により、水域の岸辺に到達する波が打ち消されたり、波の勢いが減勢される。ところが、かかる消波堤防を設ける工法では、岸辺に打ち寄せる波を消波することはできるが、コンクリート製の擁壁を水域内に設ける必要があるため、その周辺の水底における自然環境が破壊される恐れがある。このため、近年の消波工法においては、消波の効果を維持しつつ、自然環境保護の観点から、水棲動植物が生息し易い環境を創造することが要求されている。
【0004】
そこで、現在では、護岸用、植生用、魚巣若しくは魚礁用、消波根固め用、覆土用または河川流量調整用などの各種の用途に応じたコンクリートブロックを製造し、そのブロックを岸辺や法面に多数積み重ねて護岸や法面保護を施す工法が採用される場合がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したコンクリートブロックは、例えば、護岸用、植生用、魚巣魚礁用、消波根固め用、覆土用または河川流量調整用などの各種の用途に応じて個別に製造されており、所定の用途に用いられるコンクリートブロックを他の用途に転用しづらく、多様性に欠けているという問題点があった。また、既製のコンクリートブロックを積み上げて護岸や法面保護をする場合、各コンクリートブロック間に隙間が生じると、そこから崩落が進行する恐れがあると共に、積み重ね方法も限定されてしまうという問題点があった。
【0006】
一方で、魚巣若しくは魚礁用、消波用のブロックは、多数のコンクリートブロックを積み重ねることで、各コンクリートブロック間に隙間を設け、かかる隙間を魚などの水棲生物の生息場所として利用する場合がある。しかし、これらのコンクリートブロックは、その間に隙間を設けるためにランダムに積み重ねられるので、その周辺の景観が損ねられると共に、積み重ねられたコンクリートブロックが崩れ易くなるという恐れがあった。
【0007】
また、上記のコンクリートブロックの施工に際しては、まず基礎に成る部分が必要であり、基礎工により地盤を安定させる必要がある。このような基礎工にもかなりの時間と労力を必要とするため、コンクリートブロックの施工コストが増大してしまうという問題点があった。
【0008】
そこで、本願出願人は、特開2000−345532公報に掲載されたコンクリートブロックを提案している。しかしながら、このコンクリートブロックは、胴部および凸部(フランジ)がそれぞれ円柱状に形成されているため、単体のコンクリートブロックが転がり易くなっている。このため、コンクリートブロックを傾斜した設置場所に設置する場合、設置場所の傾斜が大きいとコンクリートブロックが転がり動く恐れがあり、施工作業の作業が繁雑になってしまうという問題点があった。
【0009】
また、上記公報に掲載されたコンクリートブロックによれば、下段のブロック(以下、この欄で「下段ブロック」と称す。)に上段のブロック(以下、この欄で「上段ブロック」と称す。)を積み重ねる場合、まず、2つの下段ブロックが隣接して設置された後、その2つの下段ブロックが連結ボルト及び締結ナットにより連結されて、2つの下段ブロックの間に1つの上段ブロックが載せられる。ここで、上段ブロックの凸部は、一方の下段ブロックの胴部と他方の下段ブロックの胴部との間に設けられる凹みに嵌合され、上段のブロックの胴部は、2つの下段ブロックの凸部間に嵌合される。
【0010】
この嵌合によって、上段ブロックは2つの下段ブロックの上に留められているが、上段ブロックと2つの下段ブロックとは互いの円周面同士で接触しており、両者の接触面積は極めて小さい。このため、上段ブロックに外力が加わると、かかる上段ブロックが下段ブロックの上から転落する恐れがあるという問題点があった。また、下段ブロックの設置面が傾斜していると、その分、上段ブロックが下段ブロックの上から転落し易くなってしまうという問題点があった。
【0011】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、積み重ねることにより空隙を設けて、その空隙に動植物等が棲息し易い環境を創造することができると共に、施工作業を簡素化して施工コストを低減することができ、設置時および積み重ね時の安定性を向上することができるコンクリートブロックを提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1記載のコンクリートブロックは、コンクリートで形成されると共に設置場所に多数段状に積み重ね可能であって、八角形状の断面形状を有する八角柱状の胴部と、その胴部より太くて短い八角柱状に形成され、前記胴部の軸方向両端に略同心状にそれぞれ連設され、前記胴部の断面形状と相似で且つ対応する対角線が一致する断面形状を有する一対のフランジと、その各フランジの外周の1面からその裏側の他面へ貫通して形成されるボルト孔とを備えており、設置場所に多数段状に積み重ねられる場合において、前記胴部はその軸方向が他の胴部と互いに平行となるように並列状に設置され、その設置面には前記八角形状のフランジの平面部が当接され、同一段で隣り合う前記フランジ同士は、互いの外周面における前記ボルト孔の形成面同士で相互に当接され、そのボルト孔同士は相互に連通され、その連通する各ボルト孔に通されるボルト及びそのボルトに締結されるナットを介して連結可能であり、同一段で隣り合う前記胴部同士の間には、その胴部同士の外周面によって前記フランジの外形に適合した凹部が形成され且つその凹部には上段にある前記フランジが嵌合され、同一段で隣り合う前記フランジ同士の間に、そのフランジ同士の外周面によって前記胴部の外形に適合した凹部が形成され且つその凹部には上段にある前記胴部が嵌合され、前記各胴部間には相互に連通する空隙が形成されている。
【0013】
この請求項1記載のコンクリートブロックによれば、設置場所に多数段に積み重ねられる場合、まず、2つ以上のコンクリートブロックが、その胴部の軸方向が互いに平行となるように並列状に設置され、隣り合うコンクリートブロック同士のフランジの外周が突き合わせられる。ここで、突き合わせられるフランジの双方は、その外周におけるボルト孔の形成面同士で当接され、この当接により、各コンクリートブロックのボルト孔が相互に連通される。相互に連通されたボルト孔へボルトが通されてナットで締結されると、同一段の複数のコンクリートブロックが連結されるのである。
【0014】
ところで、同一段で隣り合う2つのコンクリートブロック双方の胴部間には、その双方の胴部の外周面によってフランジの外形に適合した凹部が形成されると共に、同一段で隣り合う2つのコンクリートブロック双方のフランジ間には、その双方のフランジの外周面によって胴部の外形に適合した凹部が形成される。
【0015】
そこで、下段のコンクリートブロックに上段のコンクリートブロックを積み上げる場合、下段で隣り合う2つのコンクリートブロックの胴部間における凹部に上段のコンクリートブロックのフランジを嵌合する一方、下段で隣り合う2つのコンクリートブロックのフランジ間における凹部に上段のコンクリートブロックの胴部を嵌合することにより、上段と下段とのコンクリートブロック同士が噛み合うので、積み重ねたコンクリートブロックが一体化して、各コンクリートブロック間での滑りが防止される。
【0016】
請求項2記載のコンクリートブロックは、請求項1記載のコンクリートブロックにおいて、前記フランジは、前記胴部の軸方向両端の他に、その胴部の軸方向中間部にも設けられ、前記フランジの対向面間の距離は、そのフランジの軸方向における厚さより大きくされている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1及び図2は、本発明の一実施例であるコンクリートブロック(以下、単に「ブロック」と称す。)1,11の平面図である。
【0018】
図1に示すように、ブロック1は、胴部2と、一対のフランジ部3,4とを備えている。胴部2は、正八角形状の断面形状(図3(b)参照)を有する正八角柱状に形成されており、その軸方向(長手方向(図1の左右方向))両端には胴部2より太くて短いフランジ部3,4がそれぞれ略同心状(略同軸状)に連設されている。フランジ部3,4は、それぞれ正八角形状の断面形状(図3(c)参照)を有する正八角柱状に形成されており、図1に示すように、ほぼ左右対称に形成されている。
【0019】
また、フランジ部3における胴部2との連設面の反対面(図1左側)には凹凸状の飾り面5が形成されている。更に、フランジ部3,4の外周における8つの面のうち、1つの面M1の中央には、ブロック1を連結するための連結ボルト20(図4参照)が挿通されるボルト挿通孔6,6が穿設され、連結ボルト20(図4参照)に螺合可能な締結ナット21を収容する凹孔7が凹設されている。なお、飾り面5、ボルト挿通孔6及び凹孔7の詳細については後述する。
【0020】
ブロック1は、フランジ部3における飾り面5側の端面から、フランジ部4における胴部2の反連設面までの長さ、即ち、ブロック1の軸方向長さが長さL1とされている。また、胴部2はその軸方向長さが長さL2とされ、各フランジ部3,4はその軸方向長さ(厚さ)が長さL3,L4とされている。ここで、フランジ部3,4の長さL3,L4は、互いに略等しくされており(L3≒L4)、胴部2の長さL2に比べて短くされている(L2>L3,L2>L4)。
【0021】
例えば、ブロック1の胴部2に別のブロック1のフランジ部3又はフランジ部4を載せて積み上げる場合、長さL3又は長さL4と長さL2との差分だけ、一方のブロック1を他方のブロック1に対して軸方向に差異(ズレ)を設けて積み重ねることができる。
【0022】
図2に示すように、ブロック11は、胴部121,122と、3つのフランジ部13,14,18とを備えており、ブロック1に対して、胴部の軸方向中間部にもう一つフランジ部を追加したものである。なお、フランジ部13,14はフランジ部3,4と、飾り面15は飾り面5と、ボルト挿通孔16はボルト挿通孔6と、凹孔17は凹孔7と略同形状且つ略同寸法で形成されており、更に、長さL13は長さL3と、長さL14は長さL4とそれぞれ略同寸法とされている。
【0023】
胴部121,122は、正八角形状の断面形状(図3(b)参照)を有する略同心状の正八角柱状に形成されている。この胴部121と胴部122との間(胴部の軸方向中間)には、これらと略同心状にフランジ部18が設けられており、このフランジ部18は正八角形状の断面形状(図9(a)参照)を有する正八角柱状に形成されている。フランジ部13,14,18は、胴部121,122より太く且つ短く形成され、胴部121,122と略同心状に設けられている。
【0024】
胴部121におけるフランジ部18側の反対端(図2左側)にはフランジ部13が連設され、胴部122におけるフランジ部18側の反対端(図2右側)にはフランジ部14が連設されている。ブロック11の軸方向長さ(フランジ部13における飾り面15側の端面からフランジ部14における胴部122の反連設面までの長さ)は長さL11とされ、胴部121のフランジ部13側の端部から胴部122のフランジ部14側の端部までの長さは長さL12とされ、胴部121,122の軸方向長さは長さL121及び長さL122とされ、各フランジ部13,14,18の軸方向長さ(厚さ)は長さL13,L14,L18とされている。
【0025】
ブロック11の長さL11,L12は、ブロック1の長さL1より大きくされており(L11>L1,L12>L1)、胴部121,122の長さL121及び長さL122はそれぞれ略等しくされている(L121≒L122)。また、フランジ部13,14,18の長さL13,L14,L18はそれぞれ略等しくされ(L13≒L14≒L18)、更に、これらの長さL13,L14,L18は、胴部121の長さL121及び胴部122の長さL122に比べて短くされている(L121,L122>L13,L14,L18)。
【0026】
なお、胴部2,121,122及びフランジ部3,4,13,14,18についての断面形状とは、そのブロック1,11の軸方向と直交する断面の形状のことであり、また、かかる胴部2,121,122及びフランジ部3,4,13,14,18についての断面形状と外形とは同形状とされている。
【0027】
図3(a)は、図1及び図2の左側面図であり、図3(b)は、図1及び図2のIIIb−IIIb線における断面図であり、図3(c)は、図1及び図2のIIIc−IIIc線における断面図である。以下、図3及びその説明では、ブロック11に関する各部位であって、ブロック1の各部位に対応するものの符号を括弧内に記載する。図3(a)に示すように、飾り面5(15)には、自然石の岩肌を模した凹凸状の模様が形成され、かかる模様によりブロック1(11)に自然石の風合いが付与されている。よって、ブロック1,11が積み重ねられた場合に、自然石が積み重ねられた様な風合いを醸し出すことができる(図6(a)参照)。
【0028】
図3(b)に示すように、
また、ブロック1(11)の軸方向(図3の紙面に対する垂直方向)について胴部2(121,122)をフランジ部3,4(13,14,18)に正射投影(直交投影)した場合、胴部2(121,122)の断面形状は、フランジ部3,4(13,14,18)の外形に対して、相似形で且つ略同心状とされると共に対応する対角線が一致しており、この結果、フランジ部3,4(13,14,18)の外形は、胴部2(121,122)の断面形状に対して相似の位置関係とされている。
【0029】
図3(c)に示すように、ボルト挿通孔6(16)は、フランジ部3,4(13,14)の面M1から、その面M1の裏側に位置する面M2へ貫通して形成されており、このボルト挿通孔6(16)の両端には、ボルト挿通孔6(16)より内径の大きな断面視台形状の凹孔7,7(17,17)がそれぞれ凹設されている。凹孔7,7(17,17)は、連結ボルト20(図4参照)に螺合可能な締結ナット21(図4参照)を収容するための凹部である。
【0030】
凹孔7,7(17,17)は、フランジ部3,4(13,14)の軸中心へ向けて内径が漸減するように形成されており、ボルト挿通孔6(16)の両端と連通されている。なお、ブロック11のフランジ部18は、図9(a)に示すように、他のフランジ部13,14と異なり、ボルト挿通孔16及び凹孔17,17が形成されていない。
【0031】
図4及び図5を参照して、ブロック1及びブロック11の連結方法について説明する。図4は、ブロック1の連結状態を示す断面図である。図4に示すように、複数のブロック1,1,1を連結する場合、各ブロック1,1,1を各軸方向が平行となるように並列状に設置し、隣り合うブロック1,1同士のフランジ部3,3を面M1,M2で突き合わせ、隣り合うブロック1,1同士のフランジ部4,4を面M1,M2で突き合わせる。この結果、並置された複数のブロック1,1,1のボルト挿通孔6,6,6が相互に連通され、この連通したボルト挿通孔6,6,6に長尺状の連結ボルト20が挿通可能となる。
【0032】
連通されたボルト挿通孔6,6,6には連結ボルト20が挿通され、この連結ボルト20の両端には締結ナット21,21が凹孔7,7内で螺合される。この結果、連結ボルト20及び締結ナット21によりフランジ部3,3,3及びフランジ部4,4,4が締結されて、複数のブロック1,1,1が連結される。ここで、フランジ部3,4は、上記の通り、胴部2より太く形成され、且つ、胴部2と略同心状に連設されるので、隣り合うブロック1,1の胴部2,2間には空隙S1を形成することができる。
【0033】
図5は、ブロック11の連結状態を示す断面図である。図5に示すように、複数のブロック11,11,11を連結する場合には、ブロック1,1,1を連結する場合と同様に、各ブロック11,11,11を各軸方向が平行となるように並列状に設置し、隣り合うブロック11,11同士のフランジ部13,13を面M1,M2で突き合わせ、隣り合うブロック11,11同士のフランジ部14,14を面M1,M2で突き合わせる。これに伴って、隣り合うブロック11,11のフランジ部18,18の対向面同士が突き合わせられる。
【0034】
これによって、並置された複数のブロック11,11,11のボルト挿通孔16,16,16が相互に連通され、この連通したボルト挿通孔6,6,6に長尺状の連結ボルト20が挿通可能となり、連結ボルト20及び締結ナット21によりフランジ部13,13,13及びフランジ部14,14,14が締結されて、複数のブロック11,11,11が連結される。ここで、フランジ部13,14,18は、上記の通り、胴部121,122より太く形成され、且つ胴部121,122と略同心状に連設されるので、隣り合うブロック11,11の胴部121,121間と胴部122,122間には空隙S2,S3を形成することができる。
【0035】
次に、図6から図10を参照して、上記のように構成されたブロック1,11を護岸の用途に適用する場合の設置状態について説明する。図6(a)は、ブロック1,11の積み重ね状態を示す正面図であり、図6(b)は、図6(a)の上面図であり、図7は、図6(a)の側面図である。なお、図6中の矢印Xは水面24を有する河川等の水の流れ方向を示している。
【0036】
図6(a)に示すように、複数のコンクリートブロック1,11は、河川等の岸辺の設置面22上に積み重ねられ、その岸辺の壁23を護岸している。ブロック11は設置面22側から数えて1段目、3段目および5段目に設置されており、各段のブロック11は矢印X方向に複数並置されている。一方、ブロック1は設置面22側から数えて2段目、4段目および6段目に設置されており、各段のブロック1は矢印X方向に複数並置されている。同一段に並置されるブロック1又はブロック11は、上述した連結ボルト20及び締結ナット21により各段毎に連結されている(図4及び図5参照)。
【0037】
河川等の流れのある水域に設置される場合、ブロック1,11は、そのブロック1,11の軸方向(図6(a)の紙面に対する垂直方向、図6(b)の上下方向)が、水域の流れ方向(図6の矢印X方向)に対して直交するように設置されている。1段目で隣り合うブロック11,11のフランジ部13,13と設置面22とによる囲繞部分には正面視略三角形状の空隙S4が設けられており、かかる空隙S4は、ブロック11の軸方向(図6(a)の紙面に対する垂直方向)に連続しており、ブロック11のフランジ部14まで達している(図9(b参照))。
【0038】
また、2段目、4段目および6段目のブロック1におけるフランジ部3は、1段目、3段目および5段目のブロック11におけるフランジ部13より奥側にあり、1段目のフランジ部13と3段目のフランジ部13との間、及び、3段目のフランジ部13と5段目のフランジ部13との間には、空隙S5がそれぞれ設けられている。更に、図6(b)に示すように、同一段で隣り合うブロック1,1間には上記の空隙S1が設けられ、同一段で隣り合うブロック11,11間には上記の空隙S2,S3がそれぞれ設けられている。
【0039】
図7に示すように、1段目のブロック11における胴部121,122と設置面22との間には空隙S6,S7が、ブロック1の胴部2とブロック11の胴部121,122との間には空隙S8,S9が、ブロック1のフランジ部4、ブロック11のフランジ部14及び壁23による囲繞部分には空隙S10が設けられている。
【0040】
ブロック1,11が積み重ねられる場合、フランジ部3が胴部121に、胴部2がフランジ部18に、フランジ部4が胴部122に載せられる一方、胴部121がフランジ部3に、フランジ部18が胴部2に、胴部122がフランジ部4に載せられる。上記の通り、ブロック1の長さL1はブロック11に関する長さL12より小さく(L1<L12)、ブロック1のフランジ部3,4の長さL3,L4はブロック11の胴部121,122の長さL121,L122より小さく(L3,L4<L121,L122)、ブロック1の胴部2の長さL2はブロック11のフランジ部18の長さL18より大きくされている(L2>L18)。
【0041】
よって、ブロック1,11を積み重ねた場合には、ブロック1,11の各長さの差分だけ、ブロック1をブロック11に対して軸方向(図7左右方向)に差異を設けて、即ち、ずらして積み重ねることができる。よって、ブロック1,11を積み重ねる場合には、壁23の壁面に凹凸があっても、その凹凸に邪魔されることなく積み重ねることができる。また、図6(a)に示すように、上下段のブロック1,11を、その軸方向に差異を設けて積み重ねることにより、積み重ねられた多段のブロック1,11全体として陰影のある外観が創造されるので、斬新な景観を創造することができる。
【0042】
図8(a)は、図7のVIIIa−VIIIa線及びVIIIa’−VIIIa’線における断面図であり、図8(b)は、図7のVIIIb−VIIIb線における断面図であり、図9(a)は、図7のIXa−IXa線における断面図であり、図9(b)は、図7のIXb−IXb線における断面図である。なお、図8(a)の括弧内の符号は、図7のVIIIa’−VIIIa’線における断面位置の各部材の符号である。
【0043】
図8(a)に示すように、図7のVIIIa−VIIIa線における断面位置には、同一段で隣り合うブロック11,11の胴部121,121とブロック1のフランジ部3との囲繞部分に断面視三角形状の空隙S11がそれぞれ設けられると共に、上記の空隙S2,S4,S6がそれぞれ設けられている。一方、図8(a)に示すように、図7のVIIIa’−VIIIa’線における断面位置には、同一段で隣り合うブロック11,11の胴部122,122とブロック1のフランジ部4との囲繞部分に空隙S11と同様な空隙S12がそれぞれ設けられると共に、上記の空隙S3,S4,S7がそれぞれ設けられている。
【0044】
図8(b)に示すように、同一段で隣り合うブロック11,11のフランジ部18,18とブロック1の胴部2との囲繞部分には断面視三角形状の空隙S13がそれぞれ設けられている。また、斜め方向に隣り合うブロック1,11の胴部2,121間には上記の空隙S8がそれぞれ設けられており、この空隙S8は、上記の空隙S1,S2,S13と相互に連通されている。
【0045】
図9(a)に示す断面位置では、同一段で隣り合うブロック1,1の胴部2,2の間に設けられる空隙S1は、その上下がブロック11,11のフランジ部18,18により塞がれ、断面視矩形状とされている。また、同一段で隣り合うブロック11,11のフランジ部18,18とブロック1の胴部2との囲繞部分には上記の空隙S13がそれぞれ設けられている。
【0046】
図9(b)に示すように、同一段で隣り合うブロック1,1のフランジ部4,4とブロック11の胴部122との囲繞部分には上記の空隙S12がそれぞれ設けられている。また、斜め方向に隣り合うブロック1,11の胴部2,122間には上記の空隙S9がそれぞれ設けられると共に、この空隙S9は、上記の空隙S1,S3,S12と相互に連通されている。
【0047】
以上説明した空隙S1〜S13は互いに隣接する空隙同士が相互に連通されており、かかる空隙S1〜S13に土砂や石等を投入することによりブロック1,11により護岸された壁23に植生を施すことができ、更には、土砂や石等が投入された空隙S1〜S13を微生物の棲息場所とすることができる。また、空隙S1〜S13に土砂や石等を投入しない場合には、かかる空隙S1〜S13を魚や蛍などの水棲生物の棲息場所とすることができる。
【0048】
また、図7に示すように、ブロック1,11を積み重ねる場合、最下段の複数のブロック11は、フランジ部13,14の外周の面M3およびフランジ部18の外周の面部が設置面22と当接している。即ち、最下段のブロック11は、フランジ部13,14,18の外周面における平面部で設置面22と当接するので、フランジ部が円形状に形成される従来のコンクリートブロックに比べて、設置面22に安定した状態で設置することができる。
【0049】
このため、設置面22がブロック11の並置方向(図6(a)の左右方向)へ傾斜している場合、連結ボルト20及び締結ナット21により連結される以前のブロック11が設置面22の傾斜に沿って転がり動くことを防止することができる。当然のことながら、ブロック1を設置面22に設置する場合にあっても、かかるブロック1は、そのフランジ部3,4の面M3で設置面22に当接することができ、設置面22に安定した状態で設置することができる。
【0050】
ところで、ブロック1,11を積み重ねる場合、上下段のブロック1,11は互いに噛み合って積み重ねられる。以下に、その詳細な説明をする。
【0051】
図8(a)に示すように、同一段で隣り合うブロック11,11の胴部121,121間に設けられる空隙S2の上部は、その隣り合う胴部121,121の外周面によって、ブロック1のフランジ部3の断面形状に適合した形状とされている。また、同一段で隣り合うブロック11,11の胴部122,122間に設けられる空隙S3の上部は、その隣り合う胴部122,122の外周面によって、ブロック1のフランジ部4の断面形状に適合した形状とされている。
【0052】
更に、同一段で隣り合うブロック1,1のフランジ部3,3の連結部分には、そのフランジ部3,3の外周面によって略V字状の凹部が設けられ、かかる凹部の形状はブロック11の胴部121の断面形状に適合している。また、同一段で隣り合うブロック1,1のフランジ部4,4の連結部分には、そのフランジ部4,4の外周面によって略V字状の凹部が設けられ、かかる凹部の形状はブロック11の胴部122の断面形状に適合している。
【0053】
図9(a)に示すように、同一段で隣り合うブロック1,1の胴部2,2間に設けられる空隙S1の上部は、その隣り合う胴部2,2の外周面によって、ブロック11のフランジ部18の断面形状に適合した形状とされている。また、同一段で隣り合うブロック11,11のフランジ部18,18の連結部分には、そのフランジ部18,18の外周面によって略V字状の凹部が設けられ、かかる凹部の形状はブロック1の胴部2の断面形状に適合している。
【0054】
よって、ブロック1,11を積み重ねる場合には、同一段で隣り合うブロック1,1の胴部2,2間にブロック11のフランジ部18を、同一段で隣り合うブロック1,1のフランジ部3,3間にブロック11の胴部121を、同一段で隣り合うブロック1,1のフランジ部4,4間にブロック11の胴部122を、同一段で隣り合うブロック11,11の胴部121,121間にブロック1のフランジ部3を、同一段で隣り合うブロック11,11の胴部122,122間にブロック1のフランジ部4を、同一段で隣り合うブロック11,11のフランジ部18,18間にブロック1の胴部2を、それぞれ嵌合することにより、上下段のブロック1,11を噛み合わせて設置することができる。
【0055】
上記のようにブロック1,11は互いに噛み合って積み重ねられるので、積み重ねられたブロック1,11が一体化して、各ブロック1,11間で滑りが生じることを防止できる。このため、設置後のブロック1,11自体の安定性が向上されるので、基礎工を別途に施工する必要がなく、最下段のブロック11自体を基礎工として兼用することができる。
【0056】
従来のコンクリートブロック製品を施工する場合、まず基礎に成る部分が必要であり、基礎工が地盤を安定させていた。しかし、本実施例のブロック1,11によれば、基礎栗石又は砕石の上に直に設置することができるので、基礎工が不要となり、その分、作業を簡素化して工期や施工コストを低減できるのである。
【0057】
図10は、ブロック11を法面25の保護するために積み重ねた状態を示す側面図である。図10に示すように、ブロック11の胴部121にはブロック11のフランジ部13が、ブロック11のフランジ部18にはブロック11の胴部121が、ブロック11の胴部122にはブロック11のフランジ部18が、ブロック11のフランジ部14にはブロック11の胴部122が、それぞれ載せられている。
【0058】
図2に示すように、ブロック11のフランジ部13,14,18の長さL13,L14,L18は、胴部121,122の長さL121,L122より短いので、その差分だけ、図10に示すように上段のブロック11を下段のブロック11に対して軸方向に差異を設けて、即ち、ずらして積み重ねることができる。このように、上下段のブロック11,11に軸方向にずらし、そのずれ量を適宜変更して積み重ねることにより、積み重ねられるブロック11のフランジ部14側の端部を法面25の傾斜に沿わすことができる。
【0059】
よって、ブロック11を多数積み重ねて法面保護の用途に適用する場合、ブロック11と法面25との間に大きな隙間が生じることを防止して、法面の崩落を更に抑制できる。また、上下段のブロック11を、その軸方向に差異を設けて積み重ねることにより、積み重ねられた多段のブロック11全体として陰影のある外観が創造されるので、斬新な景観を創造することができる。なお、当然のことながら、ブロック1の場合も、ブロック11の場合と同様に、法面25の傾斜に沿わせて積み重ねることができることは言うまでもない。
【0060】
また、ブロック11を設置する場合、図10に示すように、ブロック11のフランジ部14からフランジ部18までの部分をコンクリート擁壁26内に胴込めすることにより、積み重ねられたブロック11の強度を向上することができる。かかる場合には、ブロック11は、フランジ部13からフランジ部18までの部分がコンクリート擁壁26の外部に露出されるので、かかる部分で形成される空隙に土砂や石等を投入することにより、植生したり、微生物の棲息場所とすることができ、又は、その空隙を水棲生物の棲息場所とすることができる。
【0061】
以上、実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
【0062】
例えば、本実施例では、ブロック1,11を護岸の用途に適用する場合についてのみ説明したが、かかるブロック1,11の適用範囲は必ずしもこれに限られるものではなく、その他に植生用、魚巣若しくは魚礁用、消波根固め用、覆土用または河川流量調整用等の各種用途に適用しても良い。
【0063】
また、本実施例では、ブロック1,11を組み合わせて積み重ねることにより壁23の護岸を行ったり(図6参照)、ブロック11のみを積み重ねることにより法面25の護岸を行ったが(図8参照)、ブロックの積み重ね方法は必ずしもこれに限られるものではなく、当然のことながら、ブロック1のみを複数積み重ねることにより壁23や、法面25を護岸することができるものである。
【0064】
本実施例では、ブロック1,11の胴部2,12及びフランジ部3,4,13,14,18の外形や断面形状を正八角形状に形成したが、胴部およびフランジ部の外形や断面形状は必ずしも正八角形状である必要はなく、かかる断面形状の内角が全て等しい八角形であって、各対辺の長さが等しいものであれば良い。
【0065】
また、本実施例では、ブロック11の軸方向中間部にフランジ部18を1つのみ設けたが、かかるフランジ部を複数個設けるようにしても良い。即ち、ブロック11の軸方向両端に設けられる一対のフランジ部13,14の間に2以上のフランジ部を設けても良い。更に、本実施例では、長さL3,L4を長さL121,L122より小さくし、且つ、長さL13,L14,L18を長さL2より小さくしたが、各フランジ部の長さと各胴部の長さとをほぼ等しくしても良い。即ち、上段のブロックのフランジ部が下段のブロックの胴部に、上段のブロックの胴部に下段のブロックのフランジ部が嵌合するように形成されていれば良い。
【0066】
また、本実施例では、複数のブロック1,11を連結する場合、3つのブロック1を並置して、連結ボルト20及び締結ナット21,21で連結したが、かかる連結ボルト及び締結ナットによる連結個数は必ずしも3つに限られるものではなく、コンクリートブロックを2つ毎に連結したり、或いは、コンクリートブロックを4つ以上毎に連結しても良い。
【0067】
【発明の効果】
本発明のコンクリートブロックによれば、そのコンクリートブロックのフランジは、八角柱状の胴部より太くて短い八角柱状に形成され、その胴部に略同心状に連設され、更に、胴部の断面形状と相似で且つ対応する対角線が一致する断面形状を有している。よって、複数のコンクリートブロックを並列状に設置して多数段に積み重ねる場合、同一段で隣り合う2つのコンクリートブロック双方の胴部間には、その双方の胴部の外周面によってフランジの外形に適合した凹部が形成されると共に、同一段で隣り合う2つのコンクリートブロック双方のフランジ間には、その双方のフランジの外周面によって胴部の外形に適合した凹部が形成される。
【0068】
そこで、下段で隣り合う2つのコンクリートブロックの胴部間における凹部に上段のコンクリートブロックのフランジを嵌合する一方、下段で隣り合う2つのコンクリートブロックのフランジ間における凹部に上段のコンクリートブロックの胴部を嵌合することにより、上段と下段とのコンクリートブロック同士が噛み合うので、積み重ねたコンクリートブロックが一体化し、各コンクリートブロック間で滑りが生じることを防止できる。このため、設置後のコンクリートブロック自体の安定性が向上されるので、基礎工を別途に施工する必要がなく、下段のコンクリートブロックに基礎工として兼用することができる。
【0069】
従来のコンクリートブロック製品を施工する場合、まず基礎に成る部分が必要であり、基礎工が地盤を安定させていた。しかし、本発明のコンクリートブロックは基礎栗石又は砕石の上に直に設置することができるので、基礎工が不要となり、その分、作業を簡素化して工期や施工コストを低減することができるという効果がある。しかも、フランジは八角柱状に形成されているので、フランジの外周の角部ではなく、フランジの外周の平面部を設置場所に当接させて設置することができる。よって、例えば、傾斜した設置面にコンクリートブロックを設置する場合に、フランジが設置面を転がり動くことを抑制できるという効果がある。
【0070】
また、上記のように、下段で隣り合う2つのコンクリートブロックの胴部間に上段のコンクリートブロックのフランジを嵌合し、下段で隣り合う2つのコンクリートブロックのフランジ間に上段のコンクリートブロックの胴部を嵌合してコンクリートブロックを積み重ねる場合、フランジは胴部より短く形成されるので、上下段のコンクリートブロックの胴部とフランジの長さの差分だけ、上下段のコンクリートブロックを軸方向にずらして積み重ねることができる。よって、このずれ量を適宜変更して、コンクリートブロックを積み重ねることにより、コンクリートブロックを設置場所の法面の傾斜に沿わせて積み重ねることができる。
【0071】
このため、コンクリートブロックを多数積み重ねて法面保護の用途に適用する場合、コンクリートブロックと法面との間に大きな隙間が生じることを防止して、法面の崩落を更に抑制することができるという効果がある。また、上下段のコンクリートブロックを、その軸方向にずらして積み重ねることにより、積み重ねられた多段のコンクリートブロック全体として陰影のある外観が創造されるので、斬新な景観を創造することができるという効果がある。
【0072】
また、フランジは胴部より太い八角柱状に形成されるので、2つのコンクリートブロックのフランジ同士を突き合わせて並置する場合、両コンクリートブロックの胴部間に空隙が設けられる。しかも、かかるコンクリートブロックの胴部間の空隙は、多数のコンクリートブロックを積み重ねることにより、積み重ねられた上段のコンクリートブロックから下段のコンクリートブロックへと連通したものとすることができる。
【0073】
よって、護岸の用途に本発明を適用する場合、コンクリートブロック間に設けられる空隙に土砂や石等を投入することにより、かかる空隙に植物を植生したり、又は微生物を棲息させることができる一方、水辺ではコンクリートブロック間の空隙を魚や蛍およびその他の微生物の棲息場所とすることができ、結果として、護岸周辺の生態系を保全する生態系保全護岸や、人が親しみをもてる水辺である親水性護岸を創造することができるという効果がある。
【0074】
また、法面保護の用途に本発明を適用する場合、コンクリートブロック間に形成される空隙に土砂や石等を投入して覆土することにより、植物を成育して、法面の緑化を図ることができるという効果がある。更に、消波根固めや流量流速調整の用途に本発明を適用する場合、コンクリートブロック間の空隙を魚類等の棲息場所とすることができるので、コンクリートブロック本来の機能である災害防止と共に、自然環境保護を図ることができるという効果がある。
【0075】
請求項2記載のコンクリートブロックによれば、請求項1記載のコンクリートブロックの奏する効果に加え、例えば、コンクリートブロックを設置する場合、胴部の軸方向一端側のフランジから胴部の軸方向中間部に設けられるフランジまでの部分を基礎コンクリート内に胴込めすることにより、積み重ねられたコンクリートブロックの強度を向上することができるという効果がある。
【0076】
しかも、かかる場合には、コンクリートブロックにおける胴部の軸方向中間部に設けられるフランジから胴部の軸方向他端側のフランジまでの部分を基礎コンクリートの外部に露出させることができるので、かかる部分で形成される空隙に土砂や石等を投入することにより植生することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である1のコンクリートブロックの平面図である。
【図2】 本発明の一実施例である他のコンクリートブロックの平面図である。
【図3】 (a)は、図1及び図2の左側面図であり、(b)は、図1及び図2のIIIb−IIIb線における断面図であり、(c)は、図1及び図2のIIIc−IIIc線における断面図である。
【図4】 1のコンクリートブロックの連結状態を示す断面図である。
【図5】 他のコンクリートブロックの連結状態を示す断面図である。
【図6】 (a)は、コンクリートブロックの積み重ね状態を示す正面図であり、(b)は、(a)の上面図である。
【図7】 図6(a)の側面図である。
【図8】 (a)は、図7のVIIIa−VIIIa線及びVIIIa’−VIIIa’線における断面図であり、(b)は、図7のVIIIb−VIIIb線における断面図である。
【図9】 (a)は、図7のIXa−IXa線における断面図であり、(b)は、図7のIXb−IXb線における断面図である。
【図10】 コンクリートブロックを法面の保護するために積み重ねた状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1,11 コンクリートブロック
2,121,122 胴部
3,4,13,14,18 フランジ部(フランジ)
6,16 ボルト挿通孔(ボルト孔の一部)
7,17 凹孔(ボルト孔の一部)
26 コンクリート擁壁(基礎コンクリート)
L13,L14,L18 長さ(フランジの軸方向における厚さ)
L121,L122 長さ(フランジの対向面間の距離)
M1,M2 面(フランジの外周の1面、フランジの外周の他面)
M3,M4 面(フランジの外周の面部)
S1〜S13 空隙
Claims (2)
- コンクリートで形成されると共に設置場所に多数段状に積み重ね可能なコンクリートブロックであって、
八角形状の断面形状を有する八角柱状の胴部と、
その胴部より太くて短い八角柱状に形成され、前記胴部の軸方向両端に略同心状にそれぞれ連設され、前記胴部の断面形状と相似で且つ対応する対角線が一致する断面形状を有する一対のフランジと、
その各フランジの外周の1面からその裏側の他面へ貫通して形成されるボルト孔とを備えており、
設置場所に多数段状に積み重ねられる場合において、
前記胴部はその軸方向が他の胴部と互いに平行となるように並列状に設置され、
その設置面には前記八角形状のフランジの平面部が当接され、
同一段で隣り合う前記フランジ同士は、互いの外周面における前記ボルト孔の形成面同士で相互に当接され、そのボルト孔同士は相互に連通され、その連通する各ボルト孔に通されるボルト及びそのボルトに締結されるナットを介して連結可能であり、
同一段で隣り合う前記胴部同士の間には、その胴部同士の外周面によって前記フランジの外形に適合した凹部が形成され且つその凹部には上段にある前記フランジが嵌合され、
同一段で隣り合う前記フランジ同士の間に、そのフランジ同士の外周面によって前記胴部の外形に適合した凹部が形成され且つその凹部には上段にある前記胴部が嵌合され、
前記各胴部間には相互に連通する空隙が形成されていることを特徴とするコンクリートブロック。 - 前記フランジは、前記胴部の軸方向両端の他に、その胴部の軸方向中間部にも設けられ、
前記フランジの対向面間の距離は、そのフランジの軸方向における厚さより大きくされていることを特徴とする請求項1記載のコンクリートブロック。
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