JP3645583B2 - 実装品質の分析方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、部品を基板に実装する実装工程の検査において、その不良要因を求める実装品質の分析方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来は、図4に示すように、実装設備群10にネットワーク(通信経路)18を介して計測値データベース1が結ばれている。その計測値データベース1には、印刷設備11、印刷検査機12、実装設備13、実装位置検査機14、半田付け設備15、半田付け検査機16、電気的特性検査機17より取得した検査データが蓄積されている。また、計測値データベース1の具体的なデータ内容は、図5に示すように、プリント基板を識別して管理するために基板1枚毎に付与されている基板番号、属性として不良の内容を示す不良コード、計測データ値、計測対象となった部品実装位置を特定する回路番号、検査日付等が各設備毎に記録されている。
【0003】
そして、品質管理者が、実装設備群10より定期的に収録される計測値データベース1を適宜管理図表に表現し、それに基づいて不良の要因の相関関係を定性的に判断し、プリント基板の品質を管理している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このようにデータを単に管理図表で表現し、品質の分析に用いると、次のような問題がある。
【0005】
第1に、不良の要因を分析するためには各設備間における不良計測値間の相関関係を明確にする必要があるが、管理図表のみでは多くの作業による判断が必要で、実用性に乏しい。
【0006】
第2に、不良の要因を求めるには、計測データを基準となる評価値と比較する必要があるが、不良の要因別に評価基準が各種存在し、また分析したい評価ポイントも変化するために固定的に評価基準を設定するのは不可能である。
【0007】
第3に、不良は時間的変化に対して、設備の消耗部品・工法の変化に伴い徐々に発生する場合が多く、統計的に計測値データを分析しないと要因の絞り込みが困難である。
【0008】
本発明は、上記従来の問題点に鑑み、部品の基板への実装工程における基板の不良分析および不良要因の絞り込みを的確かつ容易に行える実装品質の分析方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の実装品質の分析方法は、部品を基板に実装する実装工程の検査において、基板における部品の実装位置毎にその実装位置における属性データ群を管理するデータベースを用い、任意の属性データにおけるある評価範囲に対応する実装位置の集合を求める第1工程と、評価範囲を変えてその評価範囲に対応する実装位置の集合を求める第2工程と、第1工程で求めた集合と第2工程で求めた集合との間の共通部分を求める第3工程と、両集合の全対象実装位置数に対する共通部分の実装位置数の割合から評価範囲間の相関関係を求める第4工程とを備えたものである。また、第2工程を、相互に評価範囲を異ならせて複数回行っても良い。
【0010】
【作用】
本発明によれば、基板の実装位置毎に設定されている属性データ群に対して複数の評価範囲を設定してそれらの評価範囲に対応する実装位置の集合の共通部分の全対象実装位置に対する割合から評価範囲間の相関関係を定量的に把握することができ、不良分析および不良要因の絞り込み作業を容易に行うことができる。
【0011】
【実施例】
以下、本発明の実装品質の分析方法の一実施例について図1〜図3を参照しながら説明する。なお、図4、図5と同様の作用をなすものには、同一符号を付して説明する。
【0012】
図1に本実施例の実装品質の分析方法のフローチャートを示し、図2に評価表の内容を、図3に評価範囲と座標集合の関係を示す。
【0013】
図2に示すように、計測値データベース1から作成される評価表3は、プリント基板4上の実装位置5を示す座標データ(a1 、a2 、・・・aN )と、各実装位置5毎の属性データ群(b、c、d、e)よりなるものとして表現される。その属性データ群は、計測時間帯T(t1 〜t2 )の統計量データを含んでいる。プリント基板4上の任意の実装位置5は、回路番号と1対1の対応があるため、座標を回路番号と呼称することがある。また、座標を1つ定めると対応する属性データ群は、一意的に求められる。例えば、座標a1 に対応する属性データ群は、(b11〜b1N、c11〜c1N、d11〜d1N、e11〜e1N)の組から構成される。
【0014】
図3は、任意の属性データにおけるある評価範囲Sと、その評価範囲Sを満足する座標集合Eの関係を示したものである。例えば、評価範囲S1 を実装位置検査機14における不良とする。また、評価範囲S2 を実装設備の特定のカセット番号とする。評価範囲S1 とS2 に対応する各々の座標集合は、E1 、E2 で表現できるため、座標集合E1 とE2 の共通集合Eが両者の依存関係の共通部分となる。この共通集合Eにおける実装座標の数をn(E1 ∩ E2 )で表現し、これを対象座標数n(E1 ∪E2 )で割れば、S1 とS2 の依存の度合いを示す指数が求められる。即ち、上記の例では実装位置検査機14における不良が特定のカセットに依存する度合いが定量的に求められる。このように相関度合を求めることで、定量的に不良の因果関係を明らかにすることができる。なお、評価範囲Sの条件は、2つ以上でも可能なことは自明である。
【0015】
以下、図1のフローチャートで説明すると、ステップ#1で計測時間帯Tにおける属性データ群を品質管理データベース1より抽出し、図2に示すように評価表3を作成する。
【0016】
また、評価範囲Sの数をMとすると、ステップ#2、#3にて、評価範囲SN を満足する座標集合EN をN=Mになるまで求める。ステップ#4でE1 〜EM の共通座標を求める。そして、ステップ#5で、ステップ#4で得られた共通座標数を、E1 〜EM の全座標数で割れば、相関度数が求められる。この評価範囲間の相関度数により、不良の因果関係を定量的に判断することができ、不良の分析及び不良要因の絞り込みを容易に行うことができる。
【0017】
【発明の効果】
本発明の実装品質の分析方法によれば、以上の説明から明らかなように、任意の属性データ群におけるある評価範囲に対応する実装位置の集合を求め、その評価範囲を変えて求めた実装位置の集合間の共通部分を求め、その共通部分の割合から評価範囲間の相関関係を求めることにより、簡単に不良の相関関係が定量的に求められるため、不良要因の特定が容易に誰でも行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実装品質分析方法の一実施例のフローチャートである。
【図2】 同実施例の評価表の構成の説明図である。
【図3】 同実施例における評価範囲と座標集合の関係の説明図である。
【図4】 従来例の実装設備における品質管理システムの構成図である。
【図5】 従来例の計測値データの構成図である。
【符号の説明】
1 品質管理データベース
3 評価表
4 プリント基板
5 実装位置
S1 、S2 評価範囲
E1 、E2 座標集合
E 共通集合
Claims (2)
- 部品を基板に実装する実装工程の検査において、基板における部品の実装位置毎にその実装位置における属性データ群を管理するデータベースを用い、任意の属性データにおけるある評価範囲に対応する実装位置の集合を求める第1工程と、評価範囲を変えてその評価範囲に対応する実装位置の集合を求める第2工程と、第1工程で求めた集合と第2工程で求めた集合との間の共通部分を求める第3工程と、両集合の全対象実装位置数に対する共通部分の実装位置数の割合から評価範囲間の相関関係を求める第4工程とを備えたことを特徴とする実装品質の分析方法。
- 第2工程を、相互に評価範囲を異ならせて複数回行うことを特徴とする請求項1記載の実装品質の分析方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00202394A JP3645583B2 (ja) | 1994-01-13 | 1994-01-13 | 実装品質の分析方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP00202394A JP3645583B2 (ja) | 1994-01-13 | 1994-01-13 | 実装品質の分析方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07212098A JPH07212098A (ja) | 1995-08-11 |
| JP3645583B2 true JP3645583B2 (ja) | 2005-05-11 |
Family
ID=11517741
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP00202394A Expired - Fee Related JP3645583B2 (ja) | 1994-01-13 | 1994-01-13 | 実装品質の分析方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3645583B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6233061B2 (ja) * | 2014-01-30 | 2017-11-22 | オムロン株式会社 | 品質管理装置、品質管理方法 |
-
1994
- 1994-01-13 JP JP00202394A patent/JP3645583B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
| JPH07212098A (ja) | 1995-08-11 |
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