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JP3647966B2 - 光強度制御装置 - Google Patents
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JP3647966B2 - 光強度制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、連続あるいはバースト状に入力される、ディジタル電気信号を光信号に変換する際の、光強度を制御する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の装置としては、例えば図13に示した光出力装置があげられる。この装置は、電子通信学会技報OCS−93−53 vo1.11.pp.55−60 1993に記載された装置である。図において、1はバッファ回路、2は電流切替回路、3は発光素子、4は光ファイバ、5は受光回路、6は、第1のピーク検波回路、7は差動増幅回路、8は第2のピーク検波回路、ピーク検波回路、9は制御回路、10は光信号断検出回路である。
【0003】
次に、動作について説明する。
まず、光出力制御動作(以下、APC動作と略す)について説明する。ここで、入力電気信号は、2値化されたディジタル信号であると仮定する。
入力された電気信号は、バッファ回路1によって波形整形された後2分岐され、一方は電流切替回路2へ出力される。電流切替回路2では、入力信号のON/OFFに対応してON/OFFが切り替わる電流信号が発生する。この電流信号により発光素子3が駆動され、光信号として光ファイバ4より出力される。
発光素子3の光出力の一部は受光回路5によって電気信号に変換され、第2のピーク検波回路8へ入力される。第2のピーク検波回路8では、受光回路5出力のピーク値が検出され、差動増幅回路7へ出力される。
【0004】
一方、2分岐された入力電気信号の他方は、第1のピーク検波回路6へ入力されてピーク値が検出され、差動増幅回路7へ出力される。差動増幅回路7では、上記2つのピーク検波回路6、8の差分を検出して増幅し、制御回路9へ入力する。制御回路9では、差動増幅回路7の出力が常に一定となるように電流切替回路2の電流振幅を増減する。
入力信号が2値化されたディジタル信号の場合、第2のピーク検波回路8の出力は第2のピーク検波回路8に信号が入力されている間は常に一定となるため、上記の操作により、発光素子3の光出力は常に一定に制御される。
【0005】
次に、アラーム発生動作について説明する。
上記の説明において、発光素子3の光信号出力のピーク検出を行う、第2のピーク検波回路8の出力は、APC動作のために差動増幅回路7へ入力される以外に、2分岐されて、他方は光信号断検出回路10へ入力される。光出力断検出回路10では、第2のピーク検波回路8の検出レベルをある基準レベルと比較し、規定レベル以下に低下した場合に光信号断アラームを発生する。
上記でデータ入力がない状態でデータ比較がされる不具合を避けるために、特開平2−193426号公報では、データ入力がある場合に、しかもそのデータのマークが全体に占める比率であるマーク率を検出し、このマーク率で警報基準を可変にすることが開示されている。しかし、マーク・レベルはマーク率で変化はしない。
また従来例2として、特開平4−249721号公報では、データ入力と、発光出力のモニタとのそれぞれを別のピーク検出回路で行い、その結果の論理演算で不具合部分を切り分けている例が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の光出力装置は上記のように構成されており、第1、第2のピーク検波回路6、8は、バースト間隔が変動した場合にも安定にピーク値をホールドするため、ピークホールドの時定数が最大バースト間隔以上となるように設計されている。このため、長時間無信号状態が続き、ピーク検波回路が放電し切った後に、次の入力の最初のバースト立ち上がりに対して、第1、第2のピーク検波回路の収束に時間がかかり、光出力の安定に時間を要するという課題があった。
また、従来例によれば、第2のピーク検波回路8の出力レベル変化によってアラームの発生を制御しているため、本来アラームが発生すべきでない、データが入力されていない状態においてもアラームが発生するという課題があった。
また、従来例2の入力と出力の両方の状態を比較して故障部位を特定する場合に、検出用のピーク値検出回路の特性が明確でないが、一般的にはピーク値検出時定数が大きくて追従特性がよくなくて数バースト後に検出されるのが普通で、即応性に欠けるという課題があった。
【0007】
この発明は上記の課題を解決するためになされたもので、入力の立ち上がりに直ちに追従して動作し、しかも入力データのマーク率が大きく変動しても長時間正確に出力レベルを保持する光出力強度制御装置を得ることを目的とする。
また、入力データのスペースのレベルを調整して正確なマークとスペースの両方のレベルを再現する光出力強度制御装置を得ることを目的とする。
また、データのマークの状態で直ちに光装置の不具合を検出する光出力強度制御装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る光強度制御装置は、マークとスペースのレベルがある入力信号に従って発光する発光素子と、発光素子の出力をモニタする受光回路とを備えて、光強度を監視、制御する光制御装置において、入力信号が有意の場合はサンプル・モードになって上記モニタする受光回路の出力に追従し、該入力信号が有意でない場合はホールド・モードになってその値を保持するサンプル・ホールド回路と、このサンプル・ホールド回路の出力を受け、上記発光素子の、入力のマークまたはスペースに対応する発光レベルを制御する増幅器と、入力信号がマークの場合にサンプル・モードになって入力信号のレベルに追従し、スペースの場合にホールド・モードになって直前の入力信号値を所定期間保持するバースト検出回路と、このバースト検出回路の出力と上記制御された発光レベルの発光素子の出力とを比較して、光出力動作の異常を検出する光出力断検出回路と、を備えた。
【0020】
この発明に係る光強度制御装置は、マークとスペースのレベルがある入力信号に従って発光する発光素子と、発光素子の出力をモニタする受光回路とを備えて、光強度を監視、制御する光制御装置において、
入力信号が有意の場合はサンプル・モードになって上記モニタする受光回路の出力に追従し、この入力信号が有意でない場合はホールド・モードになってその値を保持するサンプル・ホールド回路と、上記サンプル・ホールド回路の出力を受け、上記発光素子の、入力のマークまたはスペースに対応する発光レベルを制御する増幅器と、上記モニタする受光回路の出力または入力信号によりサンプル・ホールド回路を制御するサンプル・ホールド制御回路と、を備えて、
このサンプル・ホールド制御回路を電流制御スイッチで構成し、上記制御する入力で駆動される差動回路を設けて、上記電流制御スイッチとして上記差動回路の両出力の中点電位を基準電位として動作する、差動の電流制御スイッチとした。
【0021】
または、マークとスペースのレベルがある入力信号に従って発光する発光素子と、発光素子の出力をモニタする受光回路とを備えて、光強度を監視、制御する光制御装置において、
入力信号が有意の場合はサンプル・モードになって上記モニタする受光回路の出力に追従し、この入力信号が有意でない場合はホールド・モードになってその値を保持するサンプル・ホールド回路と、上記サンプル・ホールド回路の出力を受け、上記発光素子の、入力のマークまたはスペースに対応する発光レベルを制御する増幅器と、サンプル・モードの場合は上記入力信号のレベルに追従し、ホールド・モードの場合は直前の入力信号値を保持し、その時定数が入力の2ビットないし20ビット分である第2のサンプル・ホールド回路と、を備えて、
上記第2のサンプル・ホールド回路の出力を上記増幅器の一方の入力である基準電圧とした
【0022】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
次に、本発明の実施の形態1の光強度制御装置を図を用いて説明する。
実施の形態1の装置の構成を図1に示す。図において、図13と同様の機能を果たす箇所は、同一番号を付し、説明を省略する。図1において、11は電流/電圧変換回路、12は第1のサンプル・ホールド回路、13は基準電圧発生回路、14は第1の誤差増幅回路、15は第1のサンプル・ホールド制御回路である。
【0023】
次に、動作について説明する。
ここでは、サンプル・ホールド制御信号として、発光素子の受光回路出力を2値論理レベルに変換した信号を用いる場合のAPC動作について説明する。
入力されたディジタルの電気信号は電流切替回路2へ入力され、入力信号のON/OFFに対応してON/OFFする電流信号に変換される。電流切替回路2の出力電流は発光素子3を駆動し、発光素子3から光信号のON/OFFとして光ファイバ4へ出力される。
ここで、発光素子3出力の一部はモニタ用の受光回路5によって電流信号に変換され、電流/電圧変換回路11において電圧信号に変換される。電流/電圧変換回路11出力は2分岐され、一方は第1のサンプル・ホールド回路12に入力されてピーク値が検出される。このピーク値と、基準電圧発生回路13からの基準電圧との差分を、第1の誤差増幅回路14において検出し、第1の誤差増幅回路14は、この差分を打ち消すよう電流切替回路2の電流振幅を調整し、光出力を一定値に保つ。
【0024】
一方、上記で2分岐された電流/電圧変換回路11出力の他方は、サンプル・ホールド制御信号として第1のサンプル・ホールド制御回路15へ入力される。第1のサンプル・ホールド制御回路15では、例えば、基準電圧と比較することにより、サンプル・ホールド制御信号が有意の場合、つまり光出力がマークで“1”の場合、第1のサンプル・ホールド回路12から電流を引き込み、第1のサンプル・ホールド回路12をサンプル・モードとする。つまり、第1のサンプル・ホールド回路12は急激に入力に追従する。
また、光出力がスペースで“0”の場合は第1のサンプル・ホールド回路12からの電流引き込みを停止し、第1のサンプル・ホールド回路12をホールド・モードとする。ホールド・モードでの時定数は任意に選定できるが、一般的には大きな時定数とし、従って長期間第1のサンプル・ホールド回路12の出力を一定とする。以上の動作により、入力データの各ビット毎にサンプル・ホールド制御が行われ、第1のサンプル・ホールド回路12が効率良く高速に収束し、APC動作が高速に行われる。
【0025】
実施の形態2.
次に、サンプル・ホールド制御信号として入力電気信号を用いた場合のAPC動作について図2を用いて説明する。図2において、16は分岐回路、17は第1の遅延回路である。
動作について説明する。
サンプル・ホールドの制御信号が入力側から得られること以外は、上記実施の形態と同様である。即ち、入力電気信号は分岐回路16によって2分岐され、一方は電流切替回路2へ入力され、入力信号のON/OFFに対応してON/OFFする電流信号に変換される。電流切替回路2の出力電流は発光素子3を駆動し、発光素子3から光信号のON/OFFとして光ファイバ4へ出力される。
ここで、発光素子3出力の一部はモニタ用の受光回路5によって電流信号に変換され、電流/電圧変換回路11において電圧信号に変換される。電流/電圧変換回路11出力は第1のサンプル・ホールド回路12に入力されてピーク値が検出される。このピーク値と、基準電圧発生回路13からの基準電圧との差分を第1の誤差増幅回路14において検出し、第1の誤差増幅回路14は、この差分を打ち消すよう電流切替回路2の電流振幅を調整し、光出力を一定値に保つ。
【0026】
一方、分岐回路16出力の他方の出力は、サンプル・ホールド制御信号として第1のサンプル・ホールド制御回路15へ入力される。第1のサンプル・ホールド制御回路15では、入力電気信号が有意の場合、つまり光出力が“1”の場合、第1のサンプル・ホールド回路12をサンプル・モードとし、光出力が“0”の場合は第1のサンプル・ホールド回路12をホールド・モードとする。
このとき、第1のサンプル・ホールド回路12入力は発光素子3の発光から、受光回路5の光/電気変換までに遅延を生じるため、サンプル・ホールド制御信号と同位相となるよう、第1の遅延回路17において、サンプル・ホールド制御信号の遅延調整が行われる。以上の動作により、入力データの各ビット毎にサンプル・ホールド制御が行われ、第1のサンプル・ホールド回路12が急速に受光信号に追従する。
【0027】
実施の形態3.
上記実施の形態ではマークのレベルを制御する例を説明した。
本実施の形態ではスペースのレベルを制御して、スペースのレベルを正しく再現する場合を説明する。
本発明の実施の形態3の構成の装置を図3を用いて説明する。図において、18は第2のサンプル・ホールド回路、19は第2の誤差増幅回路、20はバイアス電流発生回路、21は反転回路、22は第2のサンプル・ホールド制御回路である。
【0028】
次に、動作について説明する。サンプル・ホールド制御信号として発光素子の受光回路出力を用いる。
受光信号のサンプル・ホールド動作と帰還動作については実施の形態1と略同様である。但し、サンプル・ホールドの期間が異なる。即ち、入力された電気信号は電流切替回路2へ入力され、入力信号に対応してON/OFFの電流信号に変換される。電流切替回路2の出力電流は発光素子3を駆動し、光信号は光ファイバ4へ出力される。
ここで、発光素子3出力の一部は受光回路5で検出され、更に電流/電圧変換回路11で電圧信号に変換され、第2のサンプル・ホールド回路18に入力されて、後述するようにスペース・レベルのピーク値が検出される。このスペース・レベルのピーク値と、基準電圧発生回路13からの基準電圧とを第2の誤差増幅回路19において比較し、第2の誤差増幅回路19は、この差分を打ち消すようバイアス電流発生回路20のバイアス電流を調整し、非発光時のバイアスレベルを一定値に保つ。
一方、上記で2分岐された電流/電圧変換回路11出力の他方は、反転回路21にて反転された後、サンプル・ホールド制御信号として第2のサンプル・ホールド制御回路22へ入力される。第2のサンプル・ホールド制御回路22では、サンプル・ホールド制御信号が有意の場合、つまり光出力がスペースで“0”の場合、第2のサンプル・ホールド回路18をサンプル・モードとし、光出力がマークで“1”の場合は第2のサンプル・ホールド回路18をホールド・モードとする。
以上の動作により、データが“0”の場合のピーク検出が行われ、非発光時のバイアスレベルが一定に保たれる。このようにスペース対応のレベルを調整することでも後段に対する光出力の信頼性を高めることができる。
【0029】
実施の形態4.
次に、サンプル・ホールド制御信号として入力電気信号を用いた場合のバイアス電流制御動作について図4を用いて説明する。つまりスペース・レベルの制御を、実施の形態2の入力によるサンプル・ホールドで行う。図4において、23は反転出力を備えた分岐回路、24は第2の遅延回路である。
【0030】
動作について説明する。
入力電気信号は反転出力を備えた分岐回路23によって2分岐され、一方は正相のまま電流切替回路2へ入力され、入力信号に対応して電流信号に変換される。電流切替回路2の出力電流は発光素子3を駆動し、発光素子3から光信号のON/OFFとして光ファイバ4へ出力される。
発光素子3出力の一部は受光回路5で検出され、電流/電圧変換回路11において電圧信号に変換され、第2のサンプル・ホールド回路18に入力されて、スペース・レベルのピーク値が検出される。このスペース・レベルのピーク値と、基準電圧発生回路13からの基準電圧とが第2の誤差増幅回路19で比較され、この差分を打ち消すようバイアス電流発生回路20のバイアス電流が調整され、非発光時のバイアスレベルを一定値に保つ。
一方、2分岐された入力信号の他方の反転出力は、その後実施の形態2と同様、第2の遅延回路24において、サンプル・ホールド制御信号の遅延調整が行われ、サンプル・ホールド制御信号として第2のサンプル・ホールド制御回路22へ入力される。第2のサンプル・ホールド制御回路22では、サンプル・ホールド制御信号が有意の場合、つまり光出力が“0”の場合、第2のサンプル・ホールド回路18をサンプル・モードとし、光出力が“1”の場合は第2のサンプル・ホールド回路18をホールド・モードとする。
以上の動作により、データが“0”の場合のピーク検出が行われ、非発光時のバイアスレベルが一定に保たれる。
【0031】
実施の形態5.
実施の形態1と実施の形態3を組み合わせた構成を説明する。こうすることでマークとスペースの両方のレベルが制御され、信頼性の優れた光出力が得られる。
本発明の実施の形態5の構成の装置を図5を用いて説明する。サンプル・ホールド制御信号として発光素子の受光回路出力を用いる。
動作は上記実施の形態と同様である。即ち、入力の電気信号は電流切替回路2へ入力され、電流信号に変換される。その出力電流は発光素子3を駆動し、光信号として光ファイバ4へ出力される。
バイアス電流制御動作について説明する。
発光素子3出力の一部は受光回路5で検出され、電流/電圧変換回路11で電圧信号に変換される。その出力は分岐回路23によって4分岐され、一方は正相のまま第2のサンプル・ホールド回路18に入力されて、後述するようにスペース・レベルのピーク値が検出される。このスペース・レベルのピーク値と、基準電圧発生回路13からの基準電圧とを第2の誤差増幅回路19において比較し、第2の誤差増幅回路19は、この差分を打ち消すようバイアス電流発生回路20のバイアス電流を調整し、これが加算器20aで加算されて、非発光時のバイアスレベルを一定値に保つ。
一方、分岐回路23出力の他の一方の反転出力は、サンプル・ホールド制御信号として第2のサンプル・ホールド制御回路22へ入力される。第2のサンプル・ホールド制御回路22では、サンプル・ホールド制御信号が有意の場合、つまり光出力が“0”の場合、第2のサンプル・ホールド回路18をサンプル・モードとし、光出力が“1”の場合は第2のサンプル・ホールド回路18をホールド・モードとする。以上の動作により、データが“0”の場合のピーク検出が行われ、非発光時のバイアスレベルが一定に保たれる。
【0032】
次に、APC動作について説明する。
上述の分岐回路23の別の1出力は正相で第1のサンプル・ホールド回路12に入力されてピーク値が検出される。このピーク値と、基準電圧発生回路13からの基準電圧との差分を、第1の誤差増幅回路14において検出し、第1の誤差増幅回路14は、この差分を打ち消すよう電流切替回路2の電流振幅を調整し、光出力を一定値に保つ。
一方、分岐回路23出力の最後の1出力はサンプル・ホールド制御信号として第1のサンプル・ホールド制御回路15へ入力される。第1のサンプル・ホールド制御回路15では、サンプル・ホールド制御信号が有意の場合、つまり光出力が“1”の場合、第1のサンプル・ホールド回路12をサンプル・モードとし、光出力が“0”の場合は第1のサンプル・ホールド回路12をホールド・モードとする。
以上の動作により、入力データの各ビット毎にサンプル・ホールド制御が行われ、第1のサンプル・ホールド回路12が急速に受光信号に追従する。また、非発光時にバイアス電流が安定に制御される。
【0033】
実施の形態6.
次に、バイアス電流制御と、APCの複合動作の別の実施の形態について、図6を用いて説明する。ここでは、実施の形態5との相違についてのみ説明する。即ち、サンプル・ホールド制御信号として入力信号を用いる。
図6において、入力信号は分岐回路23にて3分岐され、一方は正相のまま電流切替回路2へ、他の一方は正相で、遅延調整された後に第1のサンプル・ホールド制御回路15へ、最後の1出力は反転して、遅延調整された後に第2のサンプル・ホールド制御回路22へそれぞれ入力される。
また、受光回路5の出力は電流/電圧変換された後に2分岐され、それぞれ第1、第2のサンプル・ホールド回路12、18へ入力される。そして、ピークレベル及びスペース・レベル検出が行われる。その他の動作は実施の形態5と同様で、APC動作及び、バイアス電流制御動作が行われる。
【0034】
実施の形態7.
サンプル・ホールドの制御期間を入力信号が継続するバースト信号期間に限定した場合を説明する。このことによりバイアス電流制御動作の他の実施の形態を、図7を用いて説明する。図において、25はバースト信号検出回路、26は入力信号識別回路である。
バースト信号検出回路25は、第1のサンプル・ホールド回路12、または第2のサンプル・ホールド回路18の回路構成と同様であるが、そのホールド動作時の時定数が少し小さく、従ってある期間以上スペース状態が続くと、”0”レベルとなる。この時定数は任意の数値に設定できるが、例えば15スペース期間が続くと0になるよう設定すると、これ以内の期間にマーク入力がある間は、バースト信号がある、つまり入力信号があると検出してくれる。
動作について説明する。ここでは、第2のサンプル・ホールド回路制御信号として入力信号を用いる場合についてのみ説明し、発光素子の受光回路出力を用いる場合についての説明は他の実施の形態での説明があるので、ここでは説明を省略する。
入力信号は分岐回路23にて3分岐され、1正相出力は電流切替回路2へ、1反転出力は第2のサンプル・ホールド回路18へ入力され、実施の形態4で説明したようにバイアス電流制御が行われる。
一方、入力信号の他の1正相出力は、バースト信号回路25でピーク値が検出された後、基準電圧と比較されて信号入力識別回路26にて信号入力の有無が識別される。上記のように、ある期間以上スペースが続くと、入力信号がないと判断する。信号入力識別回路26出力はバイアス電流発生回路20へ入力され、長時間無信号の場合にLDのバイアス電流をカットする。
【0035】
実施の形態8.
次に、入力信号があるのに光出力がなくなる不具合を検出する回路を説明する。
本発明の光出力断検出動作の一実施の形態について、図8を用いて説明する。図8において、27は光出力監視回路、28は光出力断検出回路である。
第1のサンプル・ホールド回路12出力は2分岐され、誤差増幅回路14へ入力されるとともに、光出力監視回路27へ入力される。光出力監視回路27では第1のサンプル・ホールド回路12出力と基準電圧が比較され、ある基準値を以って光出力の有無を判別する。光出力監視回路27で光出力なしと判別された場合、光出力断検出回路28は、信号入力識別回路26によって光送信装置に信号が入力されていると判別された場合に、光出力断アラーム信号を発生する。
【0036】
以上の動作により、光送信装置の不具合の場合にのみ、光出力断アラームが発生する。逆に言うならば、光送信装置の不具合以外の場合はアラームを発しないため、この発明を用いた光送信装置を搭載したシステムがエラーを検出した場合、従来例2のような、ゲート回路の組み合わせによる複雑なアラーム部位特定を行わずに、不具合箇所を特定することが可能となる。
【0037】
実施の形態9.
サンプル・ホールド回路は、サンプル・ホールドの制御回路も含めて構成がやや複雑であるが、その入力インピーダンスが高くて元の系に影響を与えないこと、及びその出力特性がサンプル時には内部インピーダンスが高くて追従性がよく、ホールド時には接続される負荷インピーダンスにもよるがサンプル時の電圧を保持する特性がある。サンプル・ホールド回路には種々の形式があるが、本実施例では以下の構成を用いて説明する。
次に、サンプル・ホールド制御信号として、発光素子のモニタ出力を2値論理レベルに変換した信号を用いた場合の、第1のサンプル・ホールド回路12及び第1のサンプル・ホールド制御回路15の具体的な回路構成を図9を用いて説明する。図9において、29はスイッチ回路である。また、回路中のTrXX(XXは数字)はトランジスタ、CXXはコンデンサ、RXXは抵抗である。
【0038】
動作について説明する。
本回路の入力となる電流/電圧変換回路11の出力は2分岐され、一方は第1のサンプル・ホールド回路12へ入力される。第1のサンプル・ホールド回路12は、Tr1、R1、C1によって図のように構成される。ここでTr1は第1のエミッタフォロワである。電流/電圧変換回路11の出力の他方は第1のサンプル・ホールド制御回路15へ入力される。第1のサンプル・ホールド制御回路15はスイッチ回路29、基準電圧発生回路13から構成される。電流/電圧変換回路11の出力の他方は、レベル変換された後、スイッチ回路29へ制御入力として入力される。スイッチ回路29では、この制御入力と、基準電圧を比較し、制御入力(Tr3入力)が有意の場合、つまり光出力がマークの場合にTr3をONにしてサンプル・ホールド回路をサンプル状態にし、C1の電荷が少ない場合は、C1をチャージアップする。充電時定数TcはR1とC1で決定される。
Tc=R1・C1
C1の電荷が多く、Tr1のエミッタ電位がベース電位より大きい場合は、Tr1がOFF状態のため、Tr3はC1から電荷を吸い取り、放電させる。放電時定数Td1はC1に溜まった電荷Q1とTr3のコレクタ電流Icollector で決定される。
Td1=Q1/Icollector
【0039】
光出力がスペースの場合、Tr2がONとなるためTr3はOFFとなり、サンプル・ホールド回路はホールド・モードになる。このとき、C1の放電時定数Td2は、C1に蓄積された電荷Q2と第1のサンプル・ホールド回路12の出力側に流れる電流Iout で決定される。
td2=Q2/Iout
ここで、図9のようにTr11、Tr12でダーリントン回路を構成し、またこのTr11、Tr12とR10でエミッタフォロワを構成してC1に接続することによって、Iout を通常のエミッタフォロワを接続する場合と比較して1/100程度に抑えることができる。このとき、Iout は数10nA程度とすることが可能であり、C1=1000 PFで0.5Vの振幅で充電された場合、C1の放電時定数は50msと大きな値を得ることが可能である。
以上のように、サンプル・モードでの充・放電時定数は伝送する信号の速度に応じて変化させることが可能で、APC動作を高速に収束させることが可能である。また、ホールド・モードでの放電時定数はダーリントン回路によって大きな値に設定できるため、短いバーストが長周期で入力された場合に、一度APCが収束すればアイドル時間が長くとも次のバースト先頭での光出力変動を抑圧することが可能である。
【0040】
実施の形態10.
次に、データがスペースの場合の光出力のピーク検出を行うための具体的な回路構成の実施の形態について、図10を用いて説明する。
ここでは、第2のサンプル・ホールド回路18の入力に反転回路を内蔵し、データのスペース・レベルを検出しやすいよう、マーク・レベルとスペース・レベルを入れ替えている。
基準電圧発生回路13は内部に固定電圧源30と、Tr101、Tr102から構成される第2の差動回路を備えている。差動回路によって入力電気信号を反転し、サンプル・ホールド制御信号として第2のサンプル・ホールド制御回路22へ出力する。また、基準電圧発生回路13において、入力電気信号の差動出力の中点を基準電圧として、第2のサンプル・ホールド制御回路へ出力する。基準電圧を差動回路出力の中点から取ることにより、温度変動等によって差動出力レベルが変動した場合、基準電圧も常にデータのHIGHレベルとLOWレベルの中間をとらえ、追従する。
【0041】
上記サンプル・ホールド制御信号と基準電圧は第2のサンプル・ホールド制御回路22へ入力される。第2のサンプル・ホールド制御回路22では、制御信号が反転されているため、データがスペースの場合にトランジスタTr3がONとなるため、第2のサンプル・ホールド回路18がサンプル・モードとなり、コンデンサC1がチャージアップされ、スペース・レベルのピーク検出が行われる。データがマークの場合はTr2がONとなるため、Tr1およびTr3はOFFとなって、ホールド・モードとなり、検出したスペース・レベルのピーク値を保持する。
上記により、発光素子のバイアス電流を、光出力のスペース・レベル(信号が入力されない状態での発光レベル)を検出することによって制御しているため、理想的な送信波形が得られるという効果がある。
以上の動作により、光出力のスペース・レベルのピーク検出が可能となる。
また、マーク・レベルの検出の場合にも、温度変動等による影響を避けるため、Tr101ないしTr104で構成される基準電圧発生回路を用いてもよい。その場合には、制御入力はTr101側のコレクタ側の出力を用いて同相信号出力をマーク検出信号としてTr3の入力とする。
【0042】
実施の形態11.
次に、データがスペースの場合の光出力のピーク検出を行うための具体的な別の回路構成について、図11を用いて説明する。
ここでは、基準電圧発生回路13の入力信号として、光出力のモニタ信号である電流/電圧変換回路11出力を用いる場合について説明する。
基準電圧発生回路13内において、電流/電圧変換回路11出力は第2の差動回路に入力されて信号が反転され、第2のサンプル・ホールド回路18と、また同時にエミッタフォロワを介して第2のサンプル・ホールド制御回路22へ入力される。また、前記差動回路の第1と第2の2つの出力の中点は、基準電圧として、他のエミッタフォロワを介して第2の誤差増幅回路へと、またレベル変換して第2のサンプル・ホールド制御回路22に入力される。
電流電圧変換回路11出力は、基準電圧発生回路13でマークとスペースが反転されるために第2のサンプル・ホールド制御回路22では、データがスペースの場合にトランジスタTr3がONとなるため、第2のサンプル・ホールド回路18がサンプル・モードとなり、コンデンサC1がチャージアップされ、スペース・レベルのピーク検出が行われる。データがマークの場合はTr2がONとなるため、Tr1およびTr3はOFFとなって、ホールド・モードとなり、検出したスペース・レベルのピーク値を保持する。
以上の動作により、光出力のスペース・レベルのピーク検出が可能となる。
【0043】
実施の形態12.
無信号状態が続いた後、最初に入力信号が到達すると、速応性の高い光強度制御装置とすると、かえって過大な利得に設定されて光出力が大きくなり過ぎる。これを改善して新規な入力信号に対してAPC利得を抑えた構成を説明する。
上記構成の装置を図12に示す。図において、32は第3のサンプル・ホールド回路、33は第3のサンプル・ホールド制御回路である。
本実施の形態では、バースト先頭において、光出力の設定値よりも大きく光出力が立ち上がるのを抑制したAPC動作をする。
ここでは、サンプル・ホールド制御信号として、入力電気信号を用いる場合について説明する。第1のサンプル・ホールド回路12と第1のサンプル・ホールド制御回路15の動作については前述しているため、説明を省略する。また、第3のサンプル・ホールド回路32自体の動作についても、第1のサンプル・ホールド回路12と同様のため、説明を略す。
【0044】
APC動作について説明する。
入力電気信号は分岐され、一方は第3のサンプル・ホールド回路32へ入力される。第3のサンプル・ホールド回路32では、第3のサンプル・ホールド制御回路33からの制御信号によって、入力電気信号のピーク検出を行う。第1のサンプル・ホールド回路12では、第1のサンプル・ホールド制御回路15からの制御信号によって、光出力のピーク検出を行う。
信号が入力されない状態では、第3のサンプル・ホールド回路32のピーク検出値は零である。光出力が零であることから第1のサンプル・ホールド回路12のピーク検出値も零であり第1の誤差増幅回路14の検出結果は0である。このとき、電流切替回路2の電流ゲインは0となる。
【0045】
信号が入力されると、分岐されて電流切替回路2、第3のサンプル・ホールド回路32へそれぞれ入力される。ここで、第3のサンプル・ホールド回路32の充電時定数を入力信号の2ないし20ビット程度に設定する。こうすることで、第3のサンプル・ホールド回路32のピーク検出値は徐々に上昇する。このピーク検出値を第1の誤差増幅回路14に参照電圧として入力することで、電流切替回路2のゲインが徐々に増加し、光出力はバースト先頭から、徐々に立ち上がる。参照電圧が一定値の基準電圧の場合、信号が入力されない状態においては、0ではない基準電圧設定値と0の光出力ピーク値が第1の誤差増幅回路14で比較されるため、電流切替回路2のゲインは最大となっており、信号が入力された瞬間のバースト先頭では、発光素子3は最大レベルで発光してしまう。本実施の形態はこのバースト先頭での光出力を効果的に抑制している。
【0046】
【発明の効果】
以上のようにこの発明によれば、入力に対するサンプル・ホールド回路とモニタ受光のバースト信号検出回路と光断検出回路を備えたので、入力に即応してしかも長期間、マーク・レベルまたはスペース・レベルが正しく保たれ、更に、実際に信号入力のあるマーク期間に即応性高く不具合部分の検出ができる効果がある。
【0053】
以上のように、本発明によれば、サンプル・ホールド回路のサンプル時定数とホールド時定数のコントラストが大きくとることが可能で、高速でピーク検出を行うことができ、しかも検出したピーク値を長時間保持するため、周期の大きなバースト信号に対しても安定にAPC回路が動作する効果がある。
【0054】
また、入力信号に対して時定数を大きくして検出し、制御するようにしたので、入力信号の最初の期間での過大な速応制御を抑える効果が付加される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の光強度制御装置の構成を示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態2の光強度制御装置の構成を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態3の光強度制御装置の構成を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態4の光強度制御装置の構成を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態5の光強度制御装置の構成を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態6の光強度制御装置の構成を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態7の光強度制御装置の構成を示す図である。
【図8】 本発明の実施の形態8の光強度制御装置の構成を示す図である。
【図9】 本発明のサンプル・ホールド回路、サンプル・ホールド制御回路の具体的な構成例を示す図である。
【図10】 本発明の第2のサンプル・ホールド回路と第2のサンプル・ホールド制御回路の具体的な構成例を示す図である。
【図11】 本発明の第2のサンプル・ホールド回路と第2のサンプル・ホールド制御回路の具体的な他の構成を示す図である。
【図12】 本発明のAPC動作をする光強度制御回路の構成図である。
【図13】 従来例の光増幅装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 バッファ回路、2 電流切替回路、3 発光素子、4 光ファイバ、5 受光素子、6 ピーク検波回路、7 差動増幅回路、8 ピーク検波回路、9 制御回路、10 光信号断検出回路、11 電流/電圧変換回路、12 第1のサンプル・ホールド回路、13 基準電圧発生回路、14 第1の誤差増幅回路、15 第1のサンプル・ホールド制御回路、16 分岐回路、17 第1の遅延回路、18 第2のサンプル・ホールド回路、19 第2の誤差増幅回路、20 バイアス電流発生回路、20a 加算器、21 反転回路、22 第2のサンプル・ホールド制御回路、23 反転回路を備えた分岐回路、24 第2の遅延回路、25 バースト信号検出回路、26 入力信号識別回路、27 光出力監視回路、28 光出力断検出回路、29 スイッチ回路、31 反転回路、32 第3のサンプル・ホールド回路、33 第3のサンプル・ホールド制御回路、Tr1 エミッタフォロワ、Tr11,Tr12 ダーリントン接続エミッタフォロワ、R1 抵抗、C1 コンデンサ。

Claims (3)

  1. マークとスペースのレベルがある入力信号に従って発光する発光素子と、発光素子の出力をモニタする受光回路とを備えて、光強度を監視、制御する光制御装置において、
    入力信号が有意の場合はサンプル・モードになって上記モニタする受光回路の出力に追従し、該入力信号が有意でない場合はホールド・モードになってその値を保持するサンプル・ホールド回路と、
    上記サンプル・ホールド回路の出力を受け、上記発光素子の、入力のマークまたはスペースに対応する発光レベルを制御する増幅器と、
    入力信号がマークの場合にサンプル・モードになって入力信号のレベルに追従し、スペースの場合にホールド・モードになって直前の入力信号値を所定期間保持するバースト検出回路と、
    上記バースト検出回路の出力と上記制御された発光レベルの発光素子の出力とを比較して、光出力動作の異常を検出する光出力断検出回路と、を備えたことを特徴とする光強度制御装置。
  2. マークとスペースのレベルがある入力信号に従って発光する発光素子と、発光素子の出力をモニタする受光回路とを備えて、光強度を監視、制御する光制御装置において、
    入力信号が有意の場合はサンプル・モードになって上記モニタする受光回路の出力に追従し、該入力信号が有意でない場合はホールド・モードになってその値を保持するサンプル・ホールド回路と、
    上記サンプル・ホールド回路の出力を受け、上記発光素子の、入力のマークまたはスペースに対応する発光レベルを制御する増幅器と、
    上記モニタする受光回路の出力または入力信号によりサンプル・ホールド回路を制御するサンプル・ホールド制御回路と、を備えて、
    該サンプル・ホールド制御回路を電流制御スイッチで構成し、上記制御する入力で駆動される差動回路を設けて、上記電流制御スイッチとして上記差動回路の両出力の中点電位を基準電位として動作する、差動の電流制御スイッチとしたことを特徴とする光強度制御装置。
  3. マークとスペースのレベルがある入力信号に従って発光する発光素子と、発光素子の出力をモニタする受光回路とを備えて、光強度を監視、制御する光制御装置において、
    入力信号が有意の場合はサンプル・モードになって上記モニタする受光回路の出力に追従し、該入力信号が有意でない場合はホールド・モードになってその値を保持するサンプル・ホールド回路と、
    上記サンプル・ホールド回路の出力を受け、上記発光素子の、入力のマークまたはスペースに対応する発光レベルを制御する増幅器と、
    サンプル・モードの場合は上記入力信号のレベルに追従し、ホールド・モードの場合は直前の入力信号値を保持し、その時定数が入力の2ビットないし20ビット分である第2のサンプル・ホールド回路と、を備えて、
    上記第2のサンプル・ホールド回路の出力を上記増幅器の一方の入力である基準電圧としたことを特徴とする光強度制御装置。
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