JP3653178B2 - 塗装マスク装置 - Google Patents
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- B05—SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
- B05B—SPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
- B05B12/00—Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area
- B05B12/16—Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area for controlling the spray area
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両用灯具構成部品であるレンズやランプボディといった成形品の所望部分にのみ塗装処理を施すために用いる塗装マスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の塗装マスク装置としては、図12に示されるように、被塗装品7載置用の受け治具3が、基台1に設けられた治具台2で支持されるとともに、被塗装品7に対応する形状のマスク本体6を一体化したマスク支持枠5が基台1に対し上下方向揺動可能に設けられて、マスク本体6が受け治具3(被塗装品7)を覆う形態(図12仮想線参照)と受け治具3(被塗装品7)の上方を開放する形態(図12実線参照)とをとることのできる構造となっている。
【0003】
符号4は、治具台2を昇降動作させるリンク機構、符号4aは、リンク機構4を昇降動作させるためのレバーで、受け治具3を上方のマスク本体6に対し上昇させることで、被塗装品7がマスク本体6に対し正確な位置で覆われた形態となる。
【0004】
また、マスク本体6には、被塗装品7の塗装予定領域に対応する開口部(図示せず)が形成されており、マスク本体6が被塗装品7を覆う形態において、マスク本体6の上方からスプレー塗装を施すことで、被塗装品7の塗装予定領域だけを塗装できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記した従来の塗装マスク装置は、被塗装品の種類毎に専用に作られている。即ち、被塗装品が異なると、被塗装品の形状に直接関連するマスク本体6および受け治具3のみならず、基台1や治具台2も含めた塗装マスク装置全体をその被塗装品に合わせて作っていたため、非常にコスト高であった。
【0006】
また、この種の塗装マスク装置は、一般に生産ラインの中に組み込まれており、被塗装品の種類が異なると、ラインから塗装マスク装置を取り外して、別の塗装マスク装置をラインに据えつけるという塗装マスク装置全体の入れ替えが必要で、その作業が非常に面倒であった。
【0007】
また、ラインから取り外した塗装マスク装置を保管するために、大きなスペースをとられていた。
【0008】
本発明は前記した問題点に鑑みなされたもので、その目的は、マスク本体を一体化したマスク支持枠と受け治具とをそれぞれ装着脱可能に構成することで、種類の異なる被塗装品に対して簡単に対応できる塗装マスク装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に係わる塗装マスク装置においては、基台に設けられた治具台に被塗装品載置用の受け治具が支持されるとともに、前記被塗装品に対応する形状のマスク本体を一体化したマスク支持枠が前記基台に対し上下方向揺動可能に設けられて、前記マスク本体が受け治具を覆う形態と受け治具上方を開放する形態とをとることのできる塗装マスク装置において、
前記マスク支持枠を基台に対し、前記受け治具を治具台に対し、それぞれ装着脱可能に構成するとともに、前記治具台の上端部には下取付板を設け、前記受け治具の下端部には、前記下取付板と重合しかつ凹凸係合して位置決め固定される上取付板を設けるように構成した。
種類の異なる被塗装品に対し塗装を施したい場合には、新たな被塗装品に対応するマスク本体を一体化したマスク支持枠と、新たな被塗装品に対応する受け治具とを作成し、塗装マスク装置に一体化されているマスク支持枠と受け治具とをそれぞれ取外して、新たな被塗装品に対応するマスク本体を一体化したマスク支持枠と、新たな被塗装品に対応する受け治具とを取り付けることで、この種類の異なる被塗装品の塗装に使用できる。
また、塗装マスク装置が生産ラインの中に組み込まれていたとしても、マスク支持枠と受け治具だけを交換すればよく、交換作業も容易で、短時間で交換できる。
また、取り外したマスク支持枠と受け治具は、塗装マスク装置全体に比べて嵩張らないので、塗装マスク装置全体を保管する場合に比べて保管スペースが小さくてすむ。
また、上取付板を下取付板に重ね合わせて両者の凹凸係合部を係合させることで、受け治具を治具台に位置決めできる。
請求項2においては、請求項1に記載の塗装マスク装置において、前記上取付板と下取付板間に、両取付板の凹凸係合部を横切って貫通するピン挿通孔を設け、このピン挿通孔に挿通したスライドピンをスライドさせることで、上取付板と下取付板間の連結固定と分離とを可能に構成した。
上取付板側ピン挿通孔と、下取付板側ピン挿通孔の双方の孔にまたがってスライドピンが存在することで、両取付板が連結状態となり、スライドピンが一方の孔から抜け出た状態となると、両取付板が分離状態となる。
請求項3においては、請求項1または2に記載の塗装マスク装置において、前記治具台を、昇降機構により昇降可能に構成するようにしたので、マスク本体に対し被塗装品を正確に位置決めできる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を、実施例に基づいて説明する。
【0011】
図1〜図11は、本発明に係る塗装マスク装置の一実施例を示すもので、図1は第1の実施例である塗装マスク装置の全体構成を示す縦断面図、図2はマスク支持枠側のフック周辺の斜視図,図3は上下操作レバー周辺の斜視図,図4はマスク本体を閉じた状態の塗装マスク装置の縦断面図、図5は塗装工程に対応する塗装マスク装置の縦断面図、図6は同塗装マスク装置における受治具昇降機構の正面図、図7は受け治具とマスク支持枠を外した状態の塗装マスク装置の縦断面図、図8は上取付板と下取付板の斜視図、図9は裏側から見た上取付板の斜視図、図10は上取付板と下取付板間係合部の縦断面図、図11は同係合部の水平断面図(図10に示す線XI−XIに沿う断面図)である。
【0012】
これらの図において、符号40は、車両用灯具構成部品である合成樹脂製の成形品Wを載置する受け治具で、この受け治具40は、基台10上において、リンク機構33により昇降できる治具台30上に固定一体化されている。基台10には、成形品Wに対応する形状のマスク本体22を一体化したマスク支持枠20が上下方向揺動可能に設けられており、図4,5に示すように、マスク支持枠20(マスク本体22)を閉じてマスク本体22を受け治具40(成形品W)の真上に位置させ、図5に示すように、リンク機構33により治具台30を上昇させて、成形品Wが所定領域だけを残してマスク本体22で覆われた形態に保持し、マスク本体22の上方から成形品Wにスプレー塗装することで、成形品Wの所定領域だけに塗装を施すことができる。
【0013】
基台10は、平面視矩形状の枠体11の前後端の四隅に支柱12a,12bが垂設された構造で、前端側の左右一対の支柱12a,12aの上端部には、マスク本体22を一体化したマスク支持枠20を上下方向揺動可能に支承する軸受け14が設けられている。そして、マスク本体22前端側の水平ロッド22aが軸受け14により支承されており、マスク支持枠20はこの軸受け14周りに上下に揺動でき、マスク支持枠20(マスク本体22)を閉じてマスク本体22を受け治具40(成形品W)の真上に位置させる形態(図4,5参照)と、マスク支持枠20(マスク本体22)をはね上げて受け治具40(成形品W)の上方を開放する形態(図1参照)をとることができる。
【0014】
なお、マスク支持枠20を支承する軸受け14は、軸と直交する方向(図では上下方向)に二分割された構造で、ネジ14aによって一体化されており、ネジ14aを緩め軸受け14を分割することで、マスク本体22を支柱12a(基台10)に対し装着脱できるようになっている。
【0015】
また、マスク支持枠20後端側の水平ロッドは、図2に示すように、軸方向の中程が切り欠かれた左右一対の同軸水平ロッド22b,22bによって構成され、それぞれの水平ロッド22b,22bには、ハンドル24が一体化された左右一対のフック26,26が回動可能に設けられている。一方、後端側の左右一対の支柱12b,12bの上端部には、マスク支持枠20側の水平ロッド22bが係合できるU字溝12b1,12b1が設けられるとともに、左右の支柱12b,12b間には、L字形状の上下操作レバー15が回転可能に支承されている。なお、操作レバー15の支承部(ピン支点)15aとU字溝12b1の底部とは同軸上に設けられている。
【0016】
そして、マスク支持枠20(マスク本体22)を閉じると、水平ロッド22b,22bが支柱12b,12b上端のU字溝12b1,12b1に係合するとともに、ハンドル24に設けられている水平ロッド24aが、上下操作レバー15のロッド係合部16に係合する。さらに、ハンドル24を回動すると、図5に示すように、フック26は支柱12bに設けられたフック係止部13に係止されて、マスク支持枠20(マスク本体22)は閉じた状態に保持される。
【0017】
L字形状の上下操作レバー15は、治具台30のリンク機構33を駆動させるためのもので、マスク支持枠20(マスク本体22)を閉じた状態(図4参照)でハンドル24を図5矢印に示すように回すと、水平ロッド24aが操作レバー15のロッド係合部16を下方に突き押しすることで、操作レバー15が図5反時計回りに回動して、リンク機構33を起立させべく動作する。
【0018】
リンク機構33は、受け治具40を支持する治具台30を昇降動作させるためのもので、基台10の枠体11に一端をピン連結した「くの字型」の第1のリンク34と、治具台30に一端をピン連結し他端を第1のリンク34の長手方向略中央部にピン連結した真っ直ぐな第2リンク35とから構成され、第1のリンク34を起倒動作させることで、治具台30が昇降動作する。符号36は、第1のリンク34がピン連結された基台10側のブラケット、符号37は、第2リンク35がピン連結された治具台30側のブラケットである。符号33a,36a,37aはピン連結部を示す。符号35aは、第1のリンク34の内側に設けられたストッパで、リンク機構33が起立したときに、第2のリンク35の下端段差部35bがこのストッパ35aに当接することで、第2のリンク35が必要以上に回動しないようになっている。符号38,39は、基台10の枠体11と治具台30間に設けられたシリンダおよびガイドレールで、治具台30を上下方向真っ直ぐに昇降させるためのガイドである。
【0019】
リンク機構33に支持された治具台30は、図6に示すように、中央部30aと両端部30b,30cに3分割されており、治具台中央部30aはリンク機構33によって直接昇降でき、治具台両端部30b,30cは、内側が治具台中央部30aに係合して治具台中央部30aによって押し上げられるようにして、昇降する。符号30d,30eは、治具台間の係合部を示す。
図6において、符号30a’,30b’,30c’は、治具台30a,30b,30cの最下端位置を示しており、治具台両端部30b,30cは、ガイドレール39に設けられたストッパ手段(図示せず)により、符号30b’,30c’で示す位置より下降できないようになっている。このため、治具台両端部30b,30cは、リンク機構33が起立することで、治具台中央部30aによって押し上げられて図6実線で示す位置まで一体に上昇する。逆に、治具台30が下降するときは、治具台両端部30b,30cは治具台中央部30aに下方から支えられた構造であるため、当初は治具台全体30a,30b,30cが一体に下降するが、治具台両端部30b,30cは、ガイドレール39のストッパ手段によって拘束される符号30b’,30c’位置まで下降して停止し、以後は、治具台中央部30aだけがさらに下降して、符号30a’に示す最下端位置となる。
【0020】
また、第1のリンク34の揺動側先端部には、ローラ34aが枢着され、このローラ34aが操作レバー15の二股状のリンク係合部17に係合している。このため、ハンドル24と一体に回動する操作レバー15の回動に連係して、第1のリンク34がピン連結部36a周りに図4矢印Aのように回動し、第2のリンク35が上方に突き押しされることで、治具台30が上昇し、受け治具40上の成形品Wがマスク本体22で覆われた状態となる(図5参照)。
【0021】
この状態で塗装を行い、塗装終了後は、ハンドル24を逆方向に回して、フック26のフック係止部13との係止を外すとともに、リンク機構33を折り畳んだ状態にすることで、治具台30を下降させる。さらに、ハンドル24を上方に展開させて、受け治具40(成形品W)の上方を開放し、成形品Wを取り出し、新たな成形品Wを受け治具40上に載置する。そして、前記したと同様の手順で、マスク支持枠20(マスク本体22)を閉じ、受け治具40を上昇させ、塗装を行なう。
【0022】
また、治具台30の上端部には下取付板50が、受け治具40の下端部には上取付板60がそれぞれねじ固定されて一体化されており、上取付板60を下取付板50に係合固定することで、治具台30上に受け治具40が連結一体化されている。
【0023】
上取付板60と下取付板50の詳細な構造は、図8〜11に示されており、門型断面で矩形枠体構造の上取付板60の下方開口部62内に、矩形プレート状の下取付板50が重合して係合できるように構成されており、上取付板60の下方開口部62の幅dと上取付板60の幅dとは整合している。符号52は、下取付板50側位置決めピンで、上取付板60側の係合孔63に係合することで、両取付板60,50が位置決めされる。
【0024】
下取付板50上には、長手方向所定間隔に矩形ブロック55(55a,55b,55c)が固定され、長手方向端部側の矩形ブロック55b,55cには、後述するスライドピン70挿通用のピン挿通孔56が穿設されている。一方、上取付板60の下方開口部62内にも、下取付板50側の矩形ブロック55と同一の矩形ブロック65(65a,65b)が所定間隔に固定されている。矩形ブロック65は、上取付板60と下取付板50を重ね合わせた時に、ブロック同士が上下に重ならない位置に設けられている。矩形ブロック65にも、下取付板50側のブロック55b,55cに形成したピン挿通孔56に対応するピン挿通孔66,67が設けられている。
【0025】
そして、対向ブロック65b,65b間には、矩形ブロックボディ71から一対のピン72,72を平行に突出させた略H型のスライドピン70が、それぞれのピン72,72をピン挿通孔66,67に挿通させた形態に配設されている。
【0026】
また、上取付板60(本体61)の側面には、長孔68が設けられ、スライドピン70の矩形ブロックボディ71から延出するピン操作部74がこの長孔68を貫通して突出し、このピン操作部74を指で摘んで長孔68に沿ってスライドピン70をスライドさせることができる。
【0027】
そして、スライドピン70を中央側にスライドさせると、図8,9に示すように、下取付板50側のピン挿通孔56にピン72が存在しないこととなって、上取付板60は下取付板50から分離された状態となる。
【0028】
一方、スライドピン70を上取付板60の長手方向端部側(図11矢印方向)にスライドさせると、下取付板50側のピン挿通孔56にピン72が挿通されて、上取付板60は下取付板50にピン72を介して連結された状態となる。即ち、スライドピン70をスライドさせることで、簡単に受け治具40を治具台30に装着脱することができるようになっている。
【0029】
なお、下取付板50が固定される治具台30は、前記した様に3分割されており、受け治具40も治具台30と同様、図6に示すように、受け治具中央部40aと両端部40b,40cに3分割されている。
【0030】
このため、下取付板50は、治具台30(30a,30b,30c)の分割構造に合わせて、同一幅の3枚のプレート50a,50b,50cに分割されており、下取付板50(50a,50b,50c)には、各プレート50a,50b,50cを治具台30(30a,30b,30c)に固定(ねじ固定)するためのねじ54を配設する孔53a,53b,53cが設けられている。中央プレート50aには、上取付板60側に設けた係合孔63,63に係合する位置決め用の係合ピン52,52が突設されている。また、中央プレート50aの長手方向両端寄りには、下取付板50(50a)と上取付板60とを平行に重ね合わせるための矩形ブロック55aが固定されている。
【0031】
また、下取付板50を構成する前後のプレート50b,50cにも、中央プレート50aに設けたブロック55aと同様の矩形ブロック55b,55cが固定されている。また、前記した様に、このブロック55b,55cには、下取付板50と上取付板60を連結固定するべく作用するスライドピン70(ピン72)を挿通するためのピン挿通孔56が穿設されている。
【0032】
一方、上取付板60も、受け治具40(40a,40b,40c)の分割構造に合わせた構造となっており、天板部の長手方向中央部に下取付板50の中央プレート50aに整合する開口部61aが形成された枠体状の上取付板本体61と、この開口部61aに収容された矩形状の中央プレート60aとから構成され、上取付板本体61の天板部および中央プレート60aには、受け治具40(40a,40b,40c)にねじ固定するためのねじ孔63a,63bが設けられている。上取付板本体61の天板部下面には、下取付板50に設けられたブロック55b,55cと同一のブロック65b,65bがそれぞれ2本固定され、それぞれの対向ブロック65b,65bには、長手方向に延びるピン挿通孔66がそれぞれ2個所平行に穿設されている。また、中央プレート60aの両端部下面にもブロック65aが固定され、対向ブロック65bのピン挿通孔66に整合するピン挿通孔67が穿設されている。そして、それぞれのピン72,72をピン挿通孔66,66に挿通させた略H型のスライドピン70が、対向ブロック65b,65b間に配設されている。
【0033】
そして、スライドピン70を中央開口部61a側にスライドさせると、図8,9,11に示すように、ピン72が中央プレート60aのブロック65aのピン挿通孔67に挿通されて、上取付板本体61と中央プレート60aが上取付板60として一体化されるとともに、下取付板50のブロック65bのピン挿通孔56にピン72が存在しないこととなって、上取付板60を下取付板50から分離できる。即ち、この状態で受け治具40(受け治具40に一体化された上取付板60)を治具台30(治具台30に一体化された下取付板50)から取り外すことができる。
【0034】
一方、スライドピン70を上取付板60の長手方向端部側(図11矢印方向)にスライドさせると、下取付板50(前後のプレート50b,50c)のブロック55b,55cのピン挿通孔56にピン72が挿通されて、上取付板60(上取付板本体61)が、下取付板50(前後のプレート50b,50c)に連結された状態、即ち、受け治具40(受け治具40に一体化された上取付板60)が治具台30(治具台30に一体化された下取付板50)に連結された状態となる。このように、スライドピン70をスライドさせることで、簡単に受け治具40を治具台30に装着脱することができる。
【0035】
また、スライドピン70によって受け治具40(上取付板本体60)を治具台30(下取付板50)に連結した状態では、受け治具中央部40aの固定された上取付板60の中央プレート60aが、受け治具端部40b,40cの固定された上取付板本体61から分離された状態となっている。そして、下取付板50は、もともと中央プレート50aと、前後のプレート50b,50cに分離されているため、上取付板60の中央プレート60aは、単に係合ピン52と係合孔63が係合して下取付板中央プレート50a上に重なった形態となって、治具台中央部30aに担持されている。
【0036】
このため、リンク機構33の作動により、治具台30を下降させると、治具台中央部30aに担持されている治具台端部30b,30cが、30b’,30c’で示す治具台端部30b,30cの下降停止位置まで一体となって下降する。従って、受け治具40a,40b,40cは、符号40a’,40b’,40c’位置まで一体に下降し、成形品WはW’位置となる。そして、治具台端部30b,30cはこれ以上下降できないため、下取付板50の中央プレート50aを一体化した治具台中央部30aだけがさらに下降する。即ち、下取付板50の中央プレート50aに係合一体化されている上取付板60の中央プレート60a(受け治具中央部40a)だけがさらに下降し、受け治具中央部40aは、最下端停止位置である40a”位置となる。そして、成形品Wの長手方向中央部の下方が上下方向にHだけ開口されて、成形品Wの取り出しと、次なる成形品Wの載置が容易となっている。
【0037】
なお、前記実施例では、受け治具40および治具台30が中央部40a(30a)と端部40b,40c(30b,30c)とに分割されており、下取付板50および上取付板60も受け治具40および治具台30の分割構造に対応させて中央部とその他に分割された構造となっていたが、、受け治具40や治具台30がそれぞれ分割されない一体構造で、下取付板50および上取付板60もそれぞれ分割されない一体構造であってもよい。
【0038】
また、前記実施例では、受け治具40がリンク機構によって昇降できる構造であったが、受け治具40が基台10に対し固定された構造であってもよい。
【0039】
【発明の効果】
以上の説明から明かなように、本発明に係わる塗装マスク装置によれば、被塗装品の種類が異なっても、マスク支持枠と受け治具だけをそれぞれ交換することで、簡単に対応することができる。
特に、塗装マスク装置が生産ラインの中に組み込まれている場合での、マスク支持枠と受け治具の交換作業が容易で、短時間で済む。
また、取り外したマスク支持枠や受け治具を保管するにもそれ程スペースをとられなくてすむ。
また、上取付板を下取付板の凹凸係合部を係合させることで、受け治具を治具台に簡単に位置決めできるので、受け治具の取付が容易である。
請求項2によれば、スライドピンのスライドによって受け治具を治具台に連結固定したり分離したりできるので、受け治具の交換作業が非常に簡単になる。
請求項3によれば、マスク本体に対し被塗装品を正確に位置決めできるので、被塗装品に正確な塗装を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である塗装マスク装置の全体構成を示す縦断面図
【図2】 マスク支持枠側のフック周辺の斜視図
【図3】 上下操作レバー周辺の斜視図
【図4】 マスク本体を閉じた状態の塗装マスク装置の縦断面図
【図5】 塗装工程に対応する塗装マスク装置の縦断面図
【図6】 同塗装マスク装置における受け治具昇降機構の正面図
【図7】 受け治具とマスク支持枠を外した状態の塗装マスク装置の縦断面図
【図8】 下取付板と上下取付板の斜視図
【図9】 裏側から見た上取付板の斜視図
【図10】 下取付板と上下取付板間係合部の縦断面図
【図11】 同係合部の水平断面図(図10に示す線XI−XIに沿う断面図)
【図12】 マスク部を開口した従来の塗装マスク装置の縦断面図
【符号の説明】
10 基台
20 マスク支持枠
22 マスク本体
30 治具台
33 治具台の昇降機構であるリンク機構
40 被塗装品載置用の受け治具
50(50a,50b,50c) 下取付板
52 位置決めピン
56 ピン挿通孔
60(61,60a) 上取付板
70 スライドピン
W 被塗装品
Claims (3)
- 基台に設けられた治具台に被塗装品載置用の受け治具が支持されるとともに、前記被塗装品に対応する形状のマスク本体を一体化したマスク支持枠が前記基台に対し上下方向揺動可能に設けられて、前記マスク本体が受け治具を覆う形態と受け治具上方を開放する形態をとることができる塗装マスク装置において、
前記マスク支持枠が基台に対し、前記受け治具が治具台に対し、それぞれ装着脱可能に構成されるとともに、
前記治具台の上端部には下取付板が設けられ、前記受け治具の下端部には、前記下取付板と重合しかつ凹凸係合して位置決め固定される上取付板が設けられたことを特徴とする塗装マスク装置。 - 前記上取付板と下取付板には、両取付板間の凹凸係合部を横切って貫通するピン挿通孔が設けられ、このピン挿通孔に挿通したスライドピンをスライドさせることで、上取付板と下取付板間の連結固定と分離とが可能に構成されたことを特徴とする請求項1に記載の塗装マスク装置。
- 前記治具台は、昇降機構により昇降可能に構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の塗装マスク装置。
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