JP3653382B2 - 定着装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、1対のローラからなる定着用ローラを有する定着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の定着装置としては、図5に示すようなものが周知となっており、これは転写紙上に形成されたトナー像を転写紙に定着させる定着ローラ1及び加圧ローラ2からなる定着用ローラと、機枠3に板ばね6によって定着用ローラの少なくとも一方のローラ(この例では定着ローラ1)に押圧されて、この定着ローラ1の表面に接触して、回転しながらオフセット防止用のオイルを塗布するオイル塗布ローラ4と、機枠3に板ばね8によってオイル塗布ローラ4に押圧されて、オイル塗布ローラ4の表面を清掃する清掃部材5′と、定着ローラ1の内部に配置された熱源7とを有している。
【0003】
そしてオイル塗布ローラ4は図6に示すように、芯金9の外周に例えば発泡性スポンジや、耐熱紙のような弾性体で構成され、オイルが含浸されたオイル保持層10と、さらにその外周に多数の微細孔が設けられ、オイルの滲みだし量を制御する例えば多孔性フッ素チューブからなる制御層11とが設けられたものからなっている。また清掃部材5′は、図7に示すようであって、例えば耐熱製繊維ブラシやゴムブレード等によって構成され、その高さは均一となっている。
【0004】
このようなものにおいては、通常転写紙上に形成された未定着トナー像を、定着用ローラ1,2によって加熱加圧して転写紙に定着させることとなる。この際通常定着用ローラ1,2の表面には、フッ素樹脂等からなる離型層が設けられていて、トナーや紙粉等の異物が付着するのを防止しているのであるが、定着ローラ1の温度や転写紙の種類等の諸条件によって、完全に転写紙に異物を定着させることが困難で、一部のトナーや紙粉が定着用ローラ1,2の表面に付着することとなる。この場合にオイル塗布ローラ4の離型性能が、定着ローラ1のそれより劣っているような際には、異物が定着用ローラ1,2の表面から除去されて、オイル塗布ローラ4の表面に転移して付着し、この異物が清掃部材5′によって清掃される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで経時使用によって、前記のようにして定着用ローラ1,2の表面から除去されて、オイル塗布ローラ4に転移して付着した異物が清掃部材5′によって清掃し切れずに残留すると、この異物によってオイル塗布ローラ4からのオイルの滲み出しが阻害され、電源投入直後のオイル塗布ローラ4の表面が充分に暖められていない状態では、それらの異物が充分な粘着性をもって付着していないことから、飛散し易い状態となっている。またトナーはその性質上帯電し易いため、オイル塗布ローラ4と清掃部材5′との摺動によって静電気が発生した場合、清掃部材5′とトナーとが電気的に反発して飛散し易い状態となる。さらに清掃部材5′が図7に示すように、均一高さのブラシで構成されていると、清掃に必要な加圧力を確保するために、ブラシの中央部にオイル塗布ローラ4を食い込ませることから、図8に示すように、端部12が一旦巻き込まれたうえ、それ自体の反力によって反跳してブラシ間の異物13を飛散し易い状態となる。このようなことによって飛散した異物は、定着用ローラ1,2の表面に再転移して、転写紙上に転移して黒点汚れとなって表われて、異常画像を発生させるという問題がある。
【0006】
そこでこの発明の目的は、前記のような従来の定着装置のもつ問題を解消し、定着用ローラから転移してオイル塗布ローラに付着した異物が、オイル塗布ローラから飛散することがなくて、定着用ローラの表面に再転移することがなく、転写紙上に転移して黒点汚れとなって表われて、異常画像を発生させることのない定着装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は、前記のような目的を達成するために、転写紙上に形成されたトナー像を転写紙に定着させる定着ローラ及び加圧ローラからなる定着用ローラと、この定着用ローラの少なくとも一方のローラの表面に接触して、回転しながらオフセット防止用のオイルを塗布するオイル塗布ローラと、オイル塗布ローラの表面を清掃する清掃部材とを有する定着装置において、前記清掃部材を導電性ブラシで構成し、この導電性ブラシの毛先形状をオイル塗布ローラの外形と近似させるとともに、前記導電性ブラシのオイル塗布ローラ長手方向と交叉する方向に沿った両端部のうち少なくとも一端部の毛先と、オイル塗布ローラの表面との間に微小間隙を設けて接触させないようにしたことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
図面に示す各実施形態において、前記従来例及び相互において、それぞれ同様な部材については同一の符号を付して説明を省略し、主として異なる部分について説明することとする。
【0011】
図1に示すこの発明の第1実施形態は、清掃部材5を例えばステンレス等の金属繊維又はカーボン繊維等からなる導電性材料で構成し、アース線14で接地させる。このようなものにおいて、従来の定着装置と同様に転写紙上に形成された未定着トナー像を、定着用ローラ1,2によって定着する一方、異物が定着用ローラ1,2の表面から除去されて、オイル塗布ローラ4の表面に転移して付着し、この異物が清掃部材5によって清掃される。
【0012】
この際オイル塗布ローラ4と清掃部材5との摺動によって、静電気が発生してトナーが帯電し、清掃部材5とトナーとが電気的に反発して飛散し易くなるのが、清掃部材5がアース線14で接地していることから、オイル塗布ローラ4に発生した静電気が逃がされて、トナーが帯電することが阻止されて飛散することが防止される。そしてこれによって定着用ローラの表面にトナーが再転移することがなく、転写紙上に転移して黒点汚れとなって表われて、異常画像を発生させることがない。
【0013】
図2に示すこの発明の第2実施形態は、清掃部材5を導電性ブラシで構成し、この導電性ブラシの毛先形状をオイル塗布ローラ4の外形と近似させ、中央部16の毛先が短くて両端部17の毛先にかけて順次長くなっている円弧状としている。
【0014】
このようなものにおいて、第1実施形態と同様にして転写紙上に形成された未定着トナー像を、定着用ローラ1,2によって定着する一方、定着用ローラ1,2の表面から除去された異物を、オイル塗布ローラ4の表面に転移して付着して、この異物を清掃部材5によって清掃する。この際導電性ブラシの毛先形状がオイル塗布ローラ4の外形と近似していて、両端部の毛が長くなって反力が小さくなり、反跳しにくいことから、図8に示す従来のもののように、両端部17が一旦巻き込まれたうえ反跳してブラシ間の異物を飛散することが防止される。そしてこれによって定着用ローラの表面にトナーが再転移することがなく、転写紙上に転移して黒点汚れとなって表われて、異常画像を発生させることがない。
【0015】
図4に示すこの発明の第3実施形態は、オイル塗布ローラ4の外形と、これと近似している導電性ブラシとを、オイル塗布ローラ4の表面と導電性ブラシの両端部17′の毛先とを、図4に示すように両者間に0.5〜1mm程度の微小間隙を設けて接触させないようにしている。
【0016】
このようなものにおいて、第2実施形態と同様にして転写紙上に形成された未定着トナー像を、定着用ローラ1,2によって定着する一方、定着用ローラ1,2の表面から除去された異物を、オイル塗布ローラ4の表面に転移して付着して、この異物を清掃部材5によって清掃する。この際清掃は導電性ブラシの中央部16によって行われ、両端部17′では導電性ブラシの毛先と、オイル塗布ローラ4との間が接触していないので清掃が行われない。この結果中央部16では導電性ブラシの反力による反跳があって異物の飛散が発生するが、両端部17′の導電性ブラシによってこの異物が外部に飛散することが防止される。この実施形態では両端部17′となっているが、これに限るものではなく、一端部であってもよい。
【0017】
【発明の効果】
この発明は上記のようであって、転写紙上に形成されたトナー像を転写紙に定着させる定着ローラ及び加圧ローラからなる定着用ローラと、この定着用ローラの少なくとも一方のローラの表面に接触して、回転しながらオフセット防止用のオイルを塗布するオイル塗布ローラと、オイル塗布ローラの表面を清掃する清掃部材とを有する定着装置において、前記清掃部材を導電性ブラシで構成し、この導電性ブラシの毛先形状をオイル塗布ローラの外形と近似させるとともに、前記導電性ブラシのオイル塗布ローラ長手方向と交叉する方向に沿った両端部のうち少なくとも一端部の毛先と、オイル塗布ローラの表面との間に微小間隙を設けて接触させないようにしたので、清掃は導電性ブラシの中央部によって行われ、両端部では導電性ブラシの毛先と、オイル塗布ローラとによる清掃が行われず、この結果中央部では導電性ブラシの反力による反跳があって異物の飛散が発生するが、一端部の導電性ブラシによってこの異物が外部に飛散することが防止されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態の要部の正面図である。
【図2】この発明の第2実施形態の清掃部材の正面図である。
【図3】同上の作用説明図である。
【図4】この発明の第3実施形態の清掃部材の作用説明図である。
【図5】この発明と同種の従来の定着装置の図1と同様の正面図である。
【図6】同上のオイル塗布ローラの縦断正面図である。
【図7】同上の清掃部材の正面図である。
【図8】同上の作用説明図である。
【符号の説明】
1 定着ローラ 2 加圧ローラ
3 機枠 4 オイル塗布ローラ
5 清掃部材 6 板ばね
7 熱源 8 板ばね
9 芯金 10 オイル保持層
11 制御層 12 端部
13 異物 14 アース線
16 中央部 17,17′ 両端部
Claims (1)
- 転写紙上に形成されたトナー像を転写紙に定着させる定着ローラ及び加圧ローラからなる定着用ローラと、この定着用ローラの少なくとも一方のローラの表面に接触して、回転しながらオフセット防止用のオイルを塗布するオイル塗布ローラと、オイル塗布ローラの表面を清掃する清掃部材とを有する定着装置において、前記清掃部材を導電性ブラシで構成し、この導電性ブラシの毛先形状をオイル塗布ローラの外形と近似させるとともに、前記導電性ブラシのオイル塗布ローラ長手方向と交叉する方向に沿った両端部のうち少なくとも一端部の毛先と、オイル塗布ローラの表面との間に微小間隙を設けて接触させないようにしたことを特徴とする定着装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32118597A JP3653382B2 (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | 定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32118597A JP3653382B2 (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | 定着装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11161080A JPH11161080A (ja) | 1999-06-18 |
| JP3653382B2 true JP3653382B2 (ja) | 2005-05-25 |
Family
ID=18129743
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32118597A Expired - Fee Related JP3653382B2 (ja) | 1997-11-21 | 1997-11-21 | 定着装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3653382B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6598559B2 (ja) * | 2015-07-31 | 2019-10-30 | キヤノン株式会社 | 加熱装置 |
-
1997
- 1997-11-21 JP JP32118597A patent/JP3653382B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11161080A (ja) | 1999-06-18 |
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